1 00:01:33,069 --> 00:01:39,075 <天保12年 1月 江戸市中では 謎の殺人事件が 立て続けに➡ 2 00:01:39,075 --> 00:01:43,079 起こっていた。 その夜 殺されたのは➡ 3 00:01:43,079 --> 00:01:49,085 蔵前の札差 香屋の伜・清一で 銀の平打ちの釵で 心臓を➡ 4 00:01:49,085 --> 00:01:52,588 一突きにされ 死体の傍らには 椿の花びらが➡ 5 00:01:52,588 --> 00:01:55,591 一ひら 置かれてあった…> 6 00:01:55,591 --> 00:02:01,091 (作馬)青木様… こんなものが 死体の上に 置かれていました。 7 00:02:03,099 --> 00:02:09,105 (おしの)≪先夜 お目にかかった 倫でございます。 その節は➡ 8 00:02:09,105 --> 00:02:15,111 あなたを お騙し申し 今度はまた お手数をかけます。➡ 9 00:02:15,111 --> 00:02:20,116 さぞ 憎い女と おぼしめす事で しょうが これには 深い子細が➡ 10 00:02:20,116 --> 00:02:26,055 ございますし また 私に 運が ございましたら➡ 11 00:02:26,055 --> 00:02:32,061 あと 二度だけ お手数を かける ことになると思います。➡ 12 00:02:32,061 --> 00:02:40,069 私が今 青木様に 申し上げたい のは この世には 御定法では➡ 13 00:02:40,069 --> 00:02:44,073 罰することの出来ない罪と いうものが➡ 14 00:02:44,073 --> 00:02:49,073 あるということでございます。 …倫 ≫ 15 00:03:03,092 --> 00:03:06,095 またまた 「椿の花びら人殺し」… 3人目の 人殺しだよ 16 00:03:06,095 --> 00:03:10,095 若い娘が 3人目の 人殺しだよ 17 00:03:12,101 --> 00:03:16,105 3人目だとよ 何をしてんだ 奉行所は 18 00:03:16,105 --> 00:03:21,605 若い娘だからって 甘く見てて 鼻面 引っ張り回されてんだ 19 00:03:27,049 --> 00:03:29,051 (千之介)どうだった? 20 00:03:29,051 --> 00:03:35,057 取り調べましたが 人違いでした。 若い女と男は 叔父 姪の関係で➡ 21 00:03:35,057 --> 00:03:40,062 後添いの口を嫌がる姪を 叔父が なだめるために 上野の➡ 22 00:03:40,062 --> 00:03:43,065 料理茶屋に上がったと…。 そうか…。 23 00:03:43,065 --> 00:03:47,069 この手紙どおり 4人目 5人目の 殺しを許しちゃ 世間の➡ 24 00:03:47,069 --> 00:03:51,574 奉行所に対する風当たりも 強くなりますな。 25 00:03:51,574 --> 00:03:55,074 こんな落首が 出ておりました。 26 00:03:57,079 --> 00:04:00,579 「華の山 揺れて鳥居の水の辺に」。 27 00:04:02,585 --> 00:04:06,085 (彦四郎) 「今は椿の 花びらばかり…」? 28 00:04:08,090 --> 00:04:11,594 これは うまい落首じゃ ないですか… 兄上 29 00:04:11,594 --> 00:04:15,094 その心は… どうだ 分かるか? 30 00:04:17,099 --> 00:04:23,039 知れた事です。 華の山とは 渡辺崋山の事ですね。 31 00:04:23,039 --> 00:04:27,543 去年 崋山らの蛮学社中の連中が お上に 捕らえられた事を➡ 32 00:04:27,543 --> 00:04:32,048 言っているんですよ。 つまり 華の山が 揺れて➡ 33 00:04:32,048 --> 00:04:37,053 椿の花びらばかりが 散っている って事に 意味づけてね…。 34 00:04:37,053 --> 00:04:42,058 崋山を捕らえたのが 老中・水野忠邦の信望あつい➡ 35 00:04:42,058 --> 00:04:48,064 目付・鳥居耀蔵。 鳥居は 蘭学を 目の敵に していますからね。 36 00:04:48,064 --> 00:04:54,070 その後の事件といえば 椿の花びらの事件➡ 37 00:04:54,070 --> 00:04:57,073 ばかりということです。 38 00:04:57,073 --> 00:05:00,073 (お高)お見事な ご解説ですこと。 39 00:05:02,078 --> 00:05:09,085 全く 去年は 蛮学社中の獄で 大揺れ。 今年は 椿の花びらに➡ 40 00:05:09,085 --> 00:05:12,085 引っ張り回されておる。 41 00:05:15,091 --> 00:05:20,096 ところで 下手人の女から 兄上に 手紙が あったって➡ 42 00:05:20,096 --> 00:05:22,531 言うじゃありませんか? 43 00:05:22,531 --> 00:05:29,038 そうなのだ。 あと 2回の殺しの 先ぶれ そして 「この世には➡ 44 00:05:29,038 --> 00:05:35,044 定法では 罰せられない罪という ものがあります」と書いてあった。 45 00:05:35,044 --> 00:05:40,049 ふ~ん。 「定法では 罰する事が 出来ない罪」か…? 46 00:05:40,049 --> 00:05:46,055 確かに 殺された連中は 皆 あこぎで ロクでもない奴ばかり。 47 00:05:46,055 --> 00:05:52,061 大悪人でも 法の目を うまく 潜れば 罰せられないで済む。 48 00:05:52,061 --> 00:05:56,065 たとえ 直接 手を下して人を 殺していなくても➡ 49 00:05:56,065 --> 00:06:01,070 相手を死に追いやるような あくどい事を している者は➡ 50 00:06:01,070 --> 00:06:06,075 沢山いる。 そういう者に対して 若い娘が 自ら天誅を➡ 51 00:06:06,075 --> 00:06:09,078 下していると 言いたいのでは…? 52 00:06:09,078 --> 00:06:13,078 それでか? あと 2人まで 殺すと言うのは? 53 00:06:15,084 --> 00:06:17,584 しかし 何のためにだ…。 54 00:06:22,024 --> 00:06:29,031 ≪父上… 私は 過ちを犯して しまいました。 あの時 あの娘を➡ 55 00:06:29,031 --> 00:06:35,037 捕らえておけば 次の殺しは なかったはず。 ひと目 見て➡ 56 00:06:35,037 --> 00:06:39,041 とても殺しなど出来る娘では ないと直感したのが➡ 57 00:06:39,041 --> 00:06:43,546 大変な間違いでした。 いや しかし いまだに 私は➡ 58 00:06:43,546 --> 00:06:48,050 信じられないのです。 この世に ご定法で罰せられない罪が➡ 59 00:06:48,050 --> 00:06:52,054 あるとすれば 我々 与力は その罪に対して➡ 60 00:06:52,054 --> 00:06:56,554 どう振る舞えば よいのでしょうか?≫ 61 00:07:29,024 --> 00:07:33,024 (国宣)駄目だ。 まるで 人形みたいだな。 62 00:07:35,030 --> 00:07:37,030 描く気が しねえや 63 00:07:55,050 --> 00:07:59,054 何だい お前の方から 俺の絵に 描いてほしいと➡ 64 00:07:59,054 --> 00:08:04,059 言ってきながら しゃっちょこ ばってるんじゃねえや。 65 00:08:04,059 --> 00:08:07,059 なあ… 柔らかくいこうぜ。 66 00:08:20,075 --> 00:08:27,016 駄目だ… もっと こう… 女としてのよ。 67 00:08:27,016 --> 00:08:31,020 匂うような色香ってのが ねえのかよ 68 00:08:31,020 --> 00:08:35,024 そんなに 色っぽく ないですか? 私って…。 69 00:08:35,024 --> 00:08:41,030 ああ。 会った頃は お前の若さに 目が くらんだけどよ…。 70 00:08:41,030 --> 00:08:47,036 若かったら 若いなりに 色気ってものが あるだろうが。 71 00:08:47,036 --> 00:08:51,540 これまで どんな人を 裸にして描いたんですか? 72 00:08:51,540 --> 00:08:57,540 沢山の女を描いたよ。 女郎もいれば 芸者もいた。 73 00:08:59,548 --> 00:09:03,048 中には 人妻もいたな…。 74 00:09:05,054 --> 00:09:09,054 武蔵屋の御新造さんも 描いたんですって? 75 00:09:13,062 --> 00:09:20,062 武蔵屋の? おお 武蔵屋の 「おその」な…。 76 00:09:26,008 --> 00:09:31,013 あれは いい女だったよ。 いい女? 77 00:09:31,013 --> 00:09:37,013 そうよ。 今 思い出しても 口の中に ツバキが たまる…。 78 00:09:39,021 --> 00:09:44,021 あの頃 おそのは 30歳に なったか ならないくらいだった。 79 00:09:46,028 --> 00:09:52,034 ほっそりした体に ほんの少し 脂が乗ってよ…➡ 80 00:09:52,034 --> 00:10:01,043 ぬめぬめとした 吸い付くような 羽二重のような肌に➡ 81 00:10:01,043 --> 00:10:11,053 ほんのり 赤みが さしてよ…。 細い体に 似合わねえ➡ 82 00:10:11,053 --> 00:10:14,053 重そうな乳房が 2つ…。 83 00:10:21,063 --> 00:10:28,003 それだけじゃないんだよ。 あの頃 俺は 自分の絵に➡ 84 00:10:28,003 --> 00:10:34,009 自信をなくしててよ 暗闇の中を のたうち回ってたんだ。 85 00:10:34,009 --> 00:10:41,009 ところが おそのに会ってからは 描ける 描ける…。 86 00:10:44,019 --> 00:10:50,019 おそのは 神々しいほどだった。 まるで 菩薩のようにな…。 87 00:10:52,027 --> 00:10:54,027 菩薩…? 88 00:10:56,031 --> 00:10:58,031 菩薩よ… 89 00:11:10,045 --> 00:11:12,045 どうした? 90 00:11:19,054 --> 00:11:21,054 どうしたんだい? 91 00:11:24,059 --> 00:11:30,059 お前の体の中に 何かが 入りこんだみたいだ…。 92 00:11:32,067 --> 00:11:34,067 蛇か…? 93 00:11:52,087 --> 00:11:58,093 いいじゃないか…。 描くぞ 94 00:11:58,093 --> 00:12:19,093 ♬~ 95 00:12:23,051 --> 00:12:26,051 (貞之助) ちょっと お待ち下さいませ。 96 00:12:28,056 --> 00:12:33,056 番頭さん。 八丁堀の旦那が 先代の事を…。 (嘉助)へえ。 97 00:12:36,064 --> 00:12:40,068 (嘉助)あの どういう事で ございましょうか? 98 00:12:40,068 --> 00:12:46,074 火事で亡くなった先代と内儀さん それに 娘さんの事を聞きたい。 99 00:12:46,074 --> 00:12:49,574 その事でしたら 私などより。 徳次郎…。 100 00:12:51,580 --> 00:12:53,580 (徳次郎)はい…。 101 00:12:55,584 --> 00:12:59,087 おしのは どんな様子の 娘だったかね? 102 00:12:59,087 --> 00:13:01,089 はあ…。 103 00:13:01,089 --> 00:13:05,093 実は ある殺しの下手人と 思われる女が 伊勢屋の➡ 104 00:13:05,093 --> 00:13:08,597 おせきを騙っている。 おせきと おしのは➡ 105 00:13:08,597 --> 00:13:13,101 仲が よかったという。 それで 参考までに 聞きたいのだ。 106 00:13:13,101 --> 00:13:17,105 (おこよ)おせきちゃんとは よく行き来してたわね。 107 00:13:17,105 --> 00:13:20,108 では 知ってるのか? おしのの事。 108 00:13:20,108 --> 00:13:23,545 だって 私達 従姉妹同士 なんですもの。 109 00:13:23,545 --> 00:13:27,049 おしのの背格好は どんなだったかね? 110 00:13:27,049 --> 00:13:34,056 余り 大きくは ありませんよ。 私と並んだら これくらい。 111 00:13:34,056 --> 00:13:36,058 目は 大きいほうか? 112 00:13:36,058 --> 00:13:42,064 ええ 睫毛が長く 楚々として 匂うような品があって…。 113 00:13:42,064 --> 00:13:44,066 声は どんなだ? 114 00:13:44,066 --> 00:13:49,071 とても澄んだ声。 でも よく響くんです。 115 00:13:49,071 --> 00:13:52,074 肩は ほっそり…? それとも…。 116 00:13:52,074 --> 00:13:56,078 どうして そんな事まで? お嬢さんは 死んでるんです。 117 00:13:56,078 --> 00:14:02,084 実は その事も…。 火事で 焼け 死んだと聞いた時 どう思った? 118 00:14:02,084 --> 00:14:07,084 私は 本当に びっくりして おしのちゃんが 可哀想で…。 119 00:14:10,092 --> 00:14:14,096 叔父さんは 病で弱っていたし 叔母さんは お酒を➡ 120 00:14:14,096 --> 00:14:19,601 飲む人だったから 酔って 寝込んでいたのかもしれない。 121 00:14:19,601 --> 00:14:24,039 でも おしのちゃんが どうして 火事に気づいて➡ 122 00:14:24,039 --> 00:14:29,044 逃げられなかったのかって それだけが 本当に悔しくて…。 123 00:14:29,044 --> 00:14:33,548 では おしのなら 逃げられた はずだと 思ったのか? 124 00:14:33,548 --> 00:14:37,548 ええ 普段は 物音なんかに とても 敏い人なのに…。 125 00:14:41,056 --> 00:14:44,056 ご苦労さまで ございます。 126 00:14:52,067 --> 00:14:54,069 (作馬)蘭医を? そうだ。 127 00:14:54,069 --> 00:14:57,572 腕のいいのを 2人ばかり 見繕ってくれ。 128 00:14:57,572 --> 00:14:59,574 何のためにです? 129 00:14:59,574 --> 00:15:06,081 去年 本所亀戸の 武蔵屋の別宅が 焼けた時 蘭医を使うべきだった。 130 00:15:06,081 --> 00:15:10,085 蘭学を学んだ者でなきゃ あそこまで 焼けこげた➡ 131 00:15:10,085 --> 00:15:13,088 男女の検視は 難しかったろう。 132 00:15:13,088 --> 00:15:18,593 しかし その事と 今回の 椿の花びらとは どういう関連が? 133 00:15:18,593 --> 00:15:22,030 それを知りたいから 墓を掘り起こすのだ。 134 00:15:22,030 --> 00:15:25,030 え!? 墓を掘り起こすって!? 135 00:15:33,041 --> 00:15:37,045 ばあやさんは 今夜は帰ってこないそうです。 136 00:15:37,045 --> 00:15:39,045 そうかい…。 137 00:15:42,050 --> 00:15:45,554 え? 誰が そんな事を 言ったんだい? 138 00:15:45,554 --> 00:15:51,059 私が そう言ったんです。 師匠も きっと その方が➡ 139 00:15:51,059 --> 00:15:53,061 いいだろうと思って。 140 00:15:53,061 --> 00:15:56,061 ふん… 妙な事を しやがるな お前は…。 141 00:15:58,066 --> 00:16:03,071 だって 師匠って いつも そうなんでしょう? 142 00:16:03,071 --> 00:16:09,077 絵に描いた女とは 必ず…。 そうなんでしょう? 143 00:16:09,077 --> 00:16:15,083 それはな 描く前に するんだよ。 描く前に しときゃ➡ 144 00:16:15,083 --> 00:16:21,089 女の方も こう… 気兼ねなく 形をつくってくれるんだよ。 145 00:16:21,089 --> 00:16:27,028 じゃ どうして 私にも…? ねえ 師匠… どうしてなの? 146 00:16:27,028 --> 00:16:31,528 離せ。 お前…。 今夜は 2人きりよ。 147 00:16:33,535 --> 00:16:37,539 安手の女郎みたいな真似を するんじゃねえよ 148 00:16:37,539 --> 00:16:40,041 お前には 似合わねえ。 149 00:16:40,041 --> 00:16:44,045 だって 師匠の事が 好きなんですもの。 150 00:16:44,045 --> 00:16:46,047 嘘をつけ 嘘を…。 151 00:16:46,047 --> 00:16:52,053 嫌だわ。 そうでなきゃ わざわざ 師匠の所に 来やしないわ。 152 00:16:52,053 --> 00:16:57,053 ずっと前から 師匠の描く 浮世絵が 好きだったのよ。 153 00:16:59,060 --> 00:17:04,065 一度でいいから こういう絵に 描かれてみたいって…。 154 00:17:04,065 --> 00:17:08,069 ね… この気持ちは 分かって下さい 155 00:17:08,069 --> 00:17:15,076 お前に いくら 言い寄られてもよ 下手な芝居を見てるようなんだ。 156 00:17:15,076 --> 00:17:21,576 まあ ひどい。 嫌だわ。 余り 恥を かかせないで下さいな。 157 00:17:23,518 --> 00:17:31,026 おい… 何を考えてんだよ。 どこか ちぐはぐなんだ お前は。 158 00:17:31,026 --> 00:17:36,026 いいわ。 決めました…。 今夜は帰らない。 159 00:17:38,033 --> 00:17:41,033 師匠と 一つ布団で寝ます。 160 00:17:45,040 --> 00:17:50,045 お前 何か 勘違いしてるな…。 俺はな お前みたいな➡ 161 00:17:50,045 --> 00:17:55,550 素人を描くのは 初めてなんだ。 それが 初々しくて 新鮮だから➡ 162 00:17:55,550 --> 00:18:00,055 描いてるんだよ。 それだけなんだよ。 163 00:18:00,055 --> 00:18:04,059 私だって 自分で 戸惑ってるんです。 164 00:18:04,059 --> 00:18:14,069 こんな事 初めてなんですもの。 師匠… 分かって下さい。 165 00:18:14,069 --> 00:18:19,069 ね… この気持ちを分かって ね… 師匠… 166 00:18:21,076 --> 00:18:23,011 何だよ… 離れろ 167 00:18:23,011 --> 00:18:29,011 お前みたいな 小便臭い小娘は 抱きたくないんだよ。 帰れ… 168 00:18:31,019 --> 00:18:37,025 俺に抱かれたかったらな もっと 色気を 身につけてこい 169 00:18:37,025 --> 00:18:41,025 そしたら たっぷり 可愛がってやるから。 170 00:18:55,043 --> 00:19:00,048 本当に あの浮世絵師の国宣って あんたが言うような➡ 171 00:19:00,048 --> 00:19:02,050 悪い人なのかしら? 172 00:19:02,050 --> 00:19:07,055 (佐吉)当たり前ですよ。 あんな あくどい男は いやしませんよ。 173 00:19:07,055 --> 00:19:13,061 「絵に描いてやる」と 女を誘い込み 裸にしては 絵に描いて➡ 174 00:19:13,061 --> 00:19:19,061 自分の女にする。 そのあげく 岡場所へ売りとばすんですよ。 175 00:19:21,069 --> 00:19:26,007 御新造さんと係りのあった 男の中じゃ 一番のワルですよ。 176 00:19:26,007 --> 00:19:30,011 でも 何か これまでの人とは 勝手が違う。 177 00:19:30,011 --> 00:19:36,017 そりゃね 浮世絵師って稼業を してると 一筋縄ではね…。 178 00:19:36,017 --> 00:19:42,023 色ごとも 随分 凝った趣向だと 言いますぜ。 御新造さんとは➡ 179 00:19:42,023 --> 00:19:45,523 そこんところで 気が合ってたんです。 180 00:19:49,030 --> 00:19:53,034 それよりも おしのさん 八丁堀の目が 一段と厳しく➡ 181 00:19:53,034 --> 00:19:58,540 なってきやした。 あの 青木って 与力が 嗅ぎ回ってますぜ。 182 00:19:58,540 --> 00:20:04,546 私は あの人に顔を見られてるし いずれ 捕まるかもしれないわ。 183 00:20:04,546 --> 00:20:08,046 とんでもねえ… そんな事 させやしねえ。 184 00:20:10,051 --> 00:20:15,056 でも 逃げ切れるか どうかは 分からないと思ってるの。 185 00:20:15,056 --> 00:20:19,056 おしのさんが捕まれば 俺も ただじゃすまねえ。 186 00:20:21,062 --> 00:20:24,062 金は まだ あるんでしょうな? 187 00:20:26,001 --> 00:20:28,003 あるわよ。 188 00:20:28,003 --> 00:20:32,007 いざとなりゃ その金で 上方へ逃げよう➡ 189 00:20:32,007 --> 00:20:37,012 ここまできたら おしのさん 俺達は 地獄の果てまで一緒だぜ。 190 00:20:37,012 --> 00:20:42,017 やめて… それより 国宣に ひどい目に遭ったという➡ 191 00:20:42,017 --> 00:20:44,017 女と会わせて…。 192 00:20:48,023 --> 00:20:52,023 これで きちんと 段取りを つけてちょうだい 193 00:21:02,037 --> 00:21:06,041 お前も 国貞も 大当たりじゃないかよ…。 194 00:21:06,041 --> 00:21:13,048 『偐紫田舎源氏』は 売れに売れて 2人とも 蔵が建つんじゃないか? 195 00:21:13,048 --> 00:21:19,054 (彦四郎)それほどでもないですよ。 俺は 「国貞よりも国宣さんだ」と➡ 196 00:21:19,054 --> 00:21:23,558 推したんですけどね。 版元が 二の足を踏みやがった。 197 00:21:23,558 --> 00:21:27,062 国宣の絵は 危なすぎるって。 198 00:21:27,062 --> 00:21:29,062 当たり前じゃないかよ 199 00:21:31,066 --> 00:21:37,072 俺はな 「人情本」や「黄表紙」に のるような絵は 描きたくねえな。 200 00:21:37,072 --> 00:21:44,079 それに 何だ… あの国貞の絵は 男も女も 判で押したみたいに➡ 201 00:21:44,079 --> 00:21:47,082 皆同じじゃねえか。 大嫌いなんだよ 202 00:21:47,082 --> 00:21:51,086 近頃 何か 面白い絵が 仕上がってるんですかい? 203 00:21:51,086 --> 00:21:58,093 ああ あれだよ。 この間 「読み売り」に描いた娘 いたろ? 204 00:21:58,093 --> 00:22:02,093 あの小娘をな… まだ描いてるんだ。 205 00:22:05,100 --> 00:22:12,107 あの娘… 小娘のくせしやがって この俺を 誘いやがるんだよ。 206 00:22:12,107 --> 00:22:17,112 ほう… で 抱いたんですか? 207 00:22:17,112 --> 00:22:20,115 いや まだ 抱く気には ならねえな。 208 00:22:20,115 --> 00:22:25,053 手の早い国宣さんにしちゃ 珍しいんじゃないですか? 209 00:22:25,053 --> 00:22:29,053 おい あれはな… まだ 生娘だぞ。 210 00:22:33,061 --> 00:22:37,565 さすがの国宣さんも 手が出ないんですか? 211 00:22:37,565 --> 00:22:47,075 あの娘は 変だ。 穏やかな 上品な 面を しているくせによ➡ 212 00:22:47,075 --> 00:22:54,575 まるで 女郎みたいに この俺に 流し目を使いやがるんだ。 213 00:22:56,584 --> 00:22:58,584 あれは 何か あるな…。 214 00:23:00,588 --> 00:23:06,094 …という事で 一応 申し伝えるが 異存は ないな? 215 00:23:06,094 --> 00:23:11,099 はあ… 御奉行所が そのように おぼし召しでしたら➡ 216 00:23:11,099 --> 00:23:15,099 どうぞ いかようにでも。 では さようにいたす。 217 00:23:17,105 --> 00:23:20,105 ご苦労さまで ございます。 218 00:23:23,044 --> 00:23:27,048 旦那様 何ですか? 八丁堀が また 何か? 219 00:23:27,048 --> 00:23:31,052 墓を掘り返すから 承知せよと言うんだよ。 220 00:23:31,052 --> 00:23:34,055 墓を!? 焼け死んだ 3人の墓だよ。 221 00:23:34,055 --> 00:23:37,058 骨を掘り出して 調べるそうだ。 222 00:23:37,058 --> 00:23:39,058 (嘉助)骨ですか!? 223 00:23:41,062 --> 00:23:45,066 武蔵屋の おしの? なぜ 俺が知ってると思うんだ? 224 00:23:45,066 --> 00:23:47,068 あなた 武蔵屋の内儀さんの 色恋の手引きを していたと…。 225 00:23:47,068 --> 00:23:50,071 だから おしのさんも? 226 00:23:50,071 --> 00:23:55,577 お前 馬鹿か? おしのは 焼け死んだんだぞ。 227 00:23:55,577 --> 00:23:58,079 どうしても 伝えたい事が…。 228 00:23:58,079 --> 00:24:02,079 おしのさんに探索の手が 探索の手…? 229 00:24:04,085 --> 00:24:07,585 よせよ 死んでるんだ 相手は。 ふざけるな 230 00:24:14,596 --> 00:24:16,598 いつから いなくなったの? 231 00:24:16,598 --> 00:24:21,102 昼飯を食べるって 奥へ引っ込んだきり…。 232 00:24:21,102 --> 00:24:25,540 お父っつぁん 店の用事を 言いつけたんじゃないの? 233 00:24:25,540 --> 00:24:30,545 いや そんな事は ないよ。 ま そのうちに戻ってくるよ。 234 00:24:30,545 --> 00:24:32,547 でも…。 235 00:24:32,547 --> 00:24:36,547 あいつらしくもない。 断りもなく 飛び出すなんて…。 236 00:24:57,071 --> 00:25:01,075 ≪その夜 いくら待っても 徳次郎さんは➡ 237 00:25:01,075 --> 00:25:04,075 帰ってきませんでした…≫ 238 00:25:25,533 --> 00:25:29,037 なにも難しい話じゃない。 おつやさんが 苦界に身を➡ 239 00:25:29,037 --> 00:25:32,540 沈めた いきさつを この人に聞かせてやってくれ。 240 00:25:32,540 --> 00:25:35,043 浮世絵師との なれそめから。 241 00:25:35,043 --> 00:25:40,543 (おつや)それなら お安い御用よ。 じゃ あっしは 下で…。 242 00:25:42,550 --> 00:25:48,556 私 こう見えても 以前は袋物を 商う商人の女房だったんです。 243 00:25:48,556 --> 00:25:56,064 それが 通りすがりに 「あなたの 姿を絵に描かせてくれ」って…。 244 00:25:56,064 --> 00:25:59,067 国宣に頼まれたの? 245 00:25:59,067 --> 00:26:04,072 ええ… 最初はね とても 恥ずかしかったけど➡ 246 00:26:04,072 --> 00:26:09,072 だんだん慣れて 言われるままに 脱いでしまったの。 247 00:26:11,079 --> 00:26:17,085 自然の成り行きで 師匠とは 男と女の仲に…。 248 00:26:17,085 --> 00:26:19,087 でも 御亭主は? 249 00:26:19,087 --> 00:26:24,025 もともと亭主とは 相性が悪くて 別れちゃったんです。 250 00:26:24,025 --> 00:26:28,029 そして 師匠の家に入り浸って いたんだけど➡ 251 00:26:28,029 --> 00:26:33,534 金詰まりで どうしようもなく なって 売られちゃって…。 252 00:26:33,534 --> 00:26:38,539 嫌だって言わなかったんですか? こんな所で働くのは。 253 00:26:38,539 --> 00:26:45,046 泣きました。 わんわん泣いて… こっちへ来ても 泣きどおし…。 254 00:26:45,046 --> 00:26:48,049 辛かったでしょうね。 255 00:26:48,049 --> 00:26:54,055 恥ずかしくって 親にも こんな 境涯になっちまったなんて➡ 256 00:26:54,055 --> 00:26:57,055 言えやしませんよ…。 257 00:27:03,064 --> 00:27:07,068 これ わずかだけど 何かの足しにして下さいな。 258 00:27:07,068 --> 00:27:11,072 まあ こんなものを… よろしいんですか? 259 00:27:11,072 --> 00:27:15,076 取っといて下さい。 遠慮しなくていいんです。 260 00:27:15,076 --> 00:27:18,076 申し訳ありません…。 261 00:27:23,017 --> 00:27:30,024 でもね… 私 あの人の事を 恨んだ事は ないんです。 262 00:27:30,024 --> 00:27:34,028 え!? どうして? 263 00:27:34,028 --> 00:27:41,035 だって 憎めないんです。 時々 ここへ上がって➡ 264 00:27:41,035 --> 00:27:48,035 私と会ってくれるし 今は それだけが 楽しみなんです。 265 00:27:50,044 --> 00:27:52,046 そうなの…。 266 00:27:52,046 --> 00:27:58,052 男と女って そういうものじゃ ないんですか? 267 00:27:58,052 --> 00:28:22,052 ♬~ 268 00:28:25,012 --> 00:28:27,012 徳さん…? 269 00:28:32,019 --> 00:28:37,024 骨を調べるって… それで一体 どういう事になるの? 270 00:28:37,024 --> 00:28:40,027 調べるのは 蘭医だそうです。 蘭医が? 271 00:28:40,027 --> 00:28:45,032 蘭医は 人の体については 極めて詳しいという事です。 272 00:28:45,032 --> 00:28:47,535 旦那さんと内儀さんの骨は 問題ないでしょうが➡ 273 00:28:47,535 --> 00:28:50,035 もう1体の骨には 疑いを持つかもしれません。 274 00:28:53,040 --> 00:28:56,544 私じゃなく 別の人間の 骨だって事が…? 275 00:28:56,544 --> 00:28:59,044 それが分かれば 大変な事に…。 276 00:29:01,048 --> 00:29:06,053 (揺庵)この 3体の骨のうち 2体は 成人男女で➡ 277 00:29:06,053 --> 00:29:10,057 これには 何ら不審は ありません。 278 00:29:10,057 --> 00:29:13,060 …で 他の1体は? 279 00:29:13,060 --> 00:29:20,067 こちらの骨は 確かに若い。 しかし 女の骨じゃありませんな。 280 00:29:20,067 --> 00:29:22,503 女の骨じゃない? 281 00:29:22,503 --> 00:29:31,012 この腰骨です。 年頃の娘の骨は 腰骨が こう開いているはずです。 282 00:29:31,012 --> 00:29:36,017 女性の尻や腿が太くなるのは そのせいです。 283 00:29:36,017 --> 00:29:43,024 ところが 男の骨は開かない。 こちらの骨は 間違いなく➡ 284 00:29:43,024 --> 00:29:47,024 16~17歳の男子の骨です。 285 00:29:50,031 --> 00:29:53,034 男か… 別人か… 286 00:29:53,034 --> 00:29:56,037 じゃ 武蔵屋の おしのは? 287 00:29:56,037 --> 00:30:01,037 死んではいない…。 生きて 殺しを続けているんだ 288 00:30:04,045 --> 00:30:15,056 いつか 徳さんは聞いたわね。 「もう一つの焼死体は 誰か」って。 289 00:30:15,056 --> 00:30:17,056 (徳次郎)はい。 290 00:30:26,000 --> 00:30:32,000 おっ母さんの相手 菊太郎って役者よ…。 291 00:30:34,008 --> 00:30:38,012 お父っつぁんが 死んでるというのに➡ 292 00:30:38,012 --> 00:30:42,016 2人は 平気で抱き合ったまま…。 293 00:30:42,016 --> 00:30:47,016 私 こんな人達は 殺してもいいと思った。 294 00:30:55,029 --> 00:31:01,035 死ぬ前に 「どうしても言いたい 事がある」って言いながら➡ 295 00:31:01,035 --> 00:31:06,040 お父っつぁんは おっ母さんへの 恨みつらみを ひと言も➡ 296 00:31:06,040 --> 00:31:08,040 言えずに死んだの…。 297 00:31:11,045 --> 00:31:17,051 お父っつぁんは おっ母さんや 相手の男達に 一生を➡ 298 00:31:17,051 --> 00:31:21,051 ずたずたにされたような もんだわ…。 299 00:31:23,057 --> 00:31:29,057 だから 私は お父っつぁんの 恨みを晴らしているの。 300 00:31:31,065 --> 00:31:36,070 じゃ 椿の花は やっぱり その印で…? 301 00:31:36,070 --> 00:31:43,070 1人殺せば その分だけ お父っつぁんの恨みは軽くなるわ。 302 00:31:50,084 --> 00:31:56,090 徳次郎さん この世には 御定法では罰する事の出来ない➡ 303 00:31:56,090 --> 00:32:01,095 罪が あるのよ。 人間として 許しがたい罪が 304 00:32:01,095 --> 00:32:06,095 いけません。 お嬢さん… そんな事を考えては いけない 305 00:32:09,103 --> 00:32:14,108 でも… 一筋縄じゃ いかない 男も いるわ。 306 00:32:14,108 --> 00:32:20,108 駄目です お嬢さん… 後生だから もう やめて下さい 307 00:32:22,049 --> 00:32:26,049 これ以上は… これ以上は いけない 308 00:32:28,055 --> 00:32:36,063 徳さん… 世の中には 人と人との 約束ごとや 信義を汚して➡ 309 00:32:36,063 --> 00:32:41,063 泥まみれにして あざ笑っている ような人間が いるのよ。 310 00:32:43,070 --> 00:32:49,076 だけど 不思議な事に 会ってみると そういう人でも➡ 311 00:32:49,076 --> 00:32:52,079 悪い人間だって 気が しないの…。 312 00:32:52,079 --> 00:32:57,079 お願いします… もう やめて下さい 313 00:32:59,086 --> 00:33:05,092 引き返せない… 徳さん… もう 引き返せないのよ 314 00:33:05,092 --> 00:33:25,092 ♬~ 315 00:33:35,055 --> 00:33:38,058 (おこよ) ≪徳次郎さんは その夜も➡ 316 00:33:38,058 --> 00:33:43,058 店に姿を見せる事は ありませんでした…≫ 317 00:33:56,076 --> 00:34:02,082 (徳次郎)おしのさん… 前から ずっと こうなる事を➡ 318 00:34:02,082 --> 00:34:09,089 考えていたんだ…。 おしのさんと こうして➡ 319 00:34:09,089 --> 00:34:15,089 本当に深いところで それが 出来たらと…。 320 00:34:18,098 --> 00:34:20,098 徳次郎さん…。 321 00:34:24,038 --> 00:34:27,038 やっと思いが かなった…。 322 00:34:31,045 --> 00:34:39,045 おしのさん…。 私達は こうなる定めだったのだ…。 323 00:34:41,055 --> 00:34:43,055 ええ…。 324 00:35:01,075 --> 00:35:03,077 どうしたんです? 325 00:35:03,077 --> 00:35:06,577 徳さん… 私…。 326 00:35:08,582 --> 00:35:10,582 おしのさん…。 327 00:35:12,586 --> 00:35:18,086 やっぱり… 私には おっ母さんの血が… 328 00:35:29,036 --> 00:35:38,036 お父っつぁん… あと 2人… あと 2人です。 329 00:35:54,061 --> 00:35:58,061 おい… お前 何か あったろう? 330 00:36:00,067 --> 00:36:02,067 何がです? 331 00:36:07,074 --> 00:36:11,078 だから 女ってのは 面白いやな…。 332 00:36:11,078 --> 00:36:17,078 おい お前 ひょっとして 色ごとを覚えただろう? 333 00:36:20,087 --> 00:36:23,023 早く お描きなさいな 師匠。 334 00:36:23,023 --> 00:36:27,023 よし…。 描こう 335 00:37:05,065 --> 00:37:09,069 駄目だ… 我慢できねえ 336 00:37:09,069 --> 00:37:12,069 はずせ。 どうしたんです? 337 00:37:14,074 --> 00:37:17,077 来いよ…。 駄目 338 00:37:17,077 --> 00:37:20,077 その前に 聞きたい事が あるんです。 339 00:37:23,017 --> 00:37:25,019 何だよ? 340 00:37:25,019 --> 00:37:29,519 武蔵屋の おそのさんとは どうして別れたんです? 341 00:37:31,525 --> 00:37:37,031 そりゃ お前… 飽きたからだよ。 342 00:37:37,031 --> 00:37:40,031 菩薩のような女なのに? 343 00:37:43,037 --> 00:37:48,037 色ごとってのはな そういうものなんだよ。 344 00:37:51,045 --> 00:37:56,050 どんなに好き合っていてもな ずっと 一緒に居たら➡ 345 00:37:56,050 --> 00:38:02,056 刺激が なくなるんだよ。 おそのもな 他の男が➡ 346 00:38:02,056 --> 00:38:05,056 欲しかったんだろうよ。 347 00:38:07,061 --> 00:38:12,066 師匠は 女なんて 自分の絵の 肥やしだと思ってるんですね。 348 00:38:12,066 --> 00:38:18,066 はっははは… 何とでも言いやがれ 349 00:38:21,075 --> 00:38:29,016 師匠… 私の中には おっ母さんの血が 流れてるの。 350 00:38:29,016 --> 00:38:33,016 おっ母さん…? 何だい それは? 351 00:38:35,022 --> 00:38:38,025 どうしたら いいんです 私は? 352 00:38:38,025 --> 00:38:44,025 決まってるじゃないか… この俺と寝るのよ。 353 00:38:47,034 --> 00:38:52,534 じゃ 先に寝てて下さい。 私 すぐ行きますから。 354 00:38:54,541 --> 00:38:57,041 布団を敷いておこう。 355 00:39:09,056 --> 00:39:24,004 ♬~ 356 00:39:24,004 --> 00:39:26,004 お父っつぁん…。 357 00:39:29,009 --> 00:39:31,009 何とかして…。 358 00:39:36,016 --> 00:39:38,018 力を貸して… 359 00:39:38,018 --> 00:39:45,018 (おその)((あんただってね… 今に 分かるわよ。 女になれば…)) 360 00:39:57,037 --> 00:40:01,041 ≪(国宣)おい お蘭… 何やってんだ 早く来い 361 00:40:01,041 --> 00:40:39,012 ♬~ 362 00:40:39,012 --> 00:40:48,021 (国宣)たっぷり 可愛がって ♬~ やるぜ…。 363 00:40:48,021 --> 00:40:53,026 ≪(国宣)何だよ ハハハハ くすぐってえじゃねえかよ ハハハ 364 00:40:53,026 --> 00:40:55,026 ≪(悲鳴) 365 00:40:58,031 --> 00:41:01,034 またか? また 椿の花びらが? 366 00:41:01,034 --> 00:41:04,037 これで 4度目の 椿の花びらです。 367 00:41:04,037 --> 00:41:07,040 先ぶれどおりだな…。 場所は? 368 00:41:07,040 --> 00:41:10,544 浮世絵師・菱川国宣の家です。 深川の…。 369 00:41:10,544 --> 00:41:15,048 菱川国宣? 国宣さんが 殺されたんですか!? 370 00:41:15,048 --> 00:41:18,051 ああ 例の釵で ぐさっとね。 371 00:41:18,051 --> 00:41:20,051 出るぞ はい。 372 00:41:25,058 --> 00:41:29,058 (千之介)なんという事だ… よりにもよって 国宣が…。 373 00:41:31,064 --> 00:41:35,068 今度は 椿の花びらが 見えませんね。 374 00:41:35,068 --> 00:41:41,068 いつもは この辺り… 枕許に 置いてあるはずなんですが。 375 00:41:56,089 --> 00:42:04,097 ♬~ 376 00:42:04,097 --> 00:42:06,099 ♬~ おしの… 377 00:42:06,099 --> 00:42:13,106 ♬~ 378 00:42:13,106 --> 00:42:18,111 ≪そうか… 自分の絵姿の上に 椿の花びらか…。➡ 379 00:42:18,111 --> 00:42:24,111 おしの… お前は いつでも 捕まえてくれと言うのか≫ 380 00:42:32,059 --> 00:42:38,065 ≪あと1人 どうしても 父の 恨みを果たさねばなりません≫ 381 00:42:38,065 --> 00:42:41,068 実の 父親と会っていたの。 (源次郎)出しゃばりめが! 382 00:42:41,068 --> 00:42:44,071 こんなに生々しい憎しみは初めて。 383 00:42:44,071 --> 00:42:46,071 やっぱり あなたなんですね。 384 00:42:48,075 --> 00:42:50,077 おしのはどこだ! 385 00:42:50,077 --> 00:42:52,079 一緒に地獄に落ちましょう? 386 00:42:52,079 --> 00:42:56,079 殺せ 殺せるのか 俺が殺せるのか! 387 00:42:59,086 --> 00:44:20,086 ♬~ 388 00:45:47,187 --> 00:45:48,054 389 00:45:48,054 --> 00:45:52,058 「時代劇専門チャンネル」の 全てが分かる番組情報誌 390 00:45:52,058 --> 00:45:54,058 『時代劇専門チャンネルガイド』 391 00:46:00,066 --> 00:46:02,068 番組表・コラム 392 00:46:02,068 --> 00:46:06,072 時代劇クロスワードなど読み応え十分! 393 00:46:06,072 --> 00:46:08,072 更に… 394 00:46:11,077 --> 00:46:13,077 いま お問い合わせ いただくと… 395 00:46:41,107 --> 00:46:43,109 そして もうひとつは ホームページ 396 00:46:43,109 --> 00:46:46,109 お申し込み お待ちしております