1 00:00:03,504 --> 00:00:12,012 ♪~ 2 00:00:13,514 --> 00:00:16,951 {\an8}(渡辺)⟨今世界からも 注目を集めているのが→ 3 00:00:17,017 --> 00:00:19,954 {\an8}日本の…⟩ 4 00:00:20,020 --> 00:00:22,023 {\an8}⟨…の数々⟩ 5 00:00:24,525 --> 00:00:27,461 ⟨日本には 伝統や技術を受け継いで→ 6 00:00:27,528 --> 00:00:30,464 同じ分野の職人たちが集まり→ 7 00:00:30,531 --> 00:00:32,967 {\an8}ものづくりの町として 発展した地が→ 8 00:00:33,033 --> 00:00:35,536 {\an8}数多く存在します⟩ 9 00:00:41,042 --> 00:00:45,980 {\an8}(渡辺)⟨本日はそんな町の1つ…⟩ 10 00:00:46,046 --> 00:00:48,048 {\an8}⟨…に注目⟩ 11 00:00:49,049 --> 00:00:51,485 {\an8}⟨およそ1500年の 歴史を持つ→ 12 00:00:51,552 --> 00:00:55,055 {\an8}日本最古の鍛冶の町⟩ 13 00:00:58,058 --> 00:01:00,060 {\an8}(湯上)このマンホール。 14 00:01:03,497 --> 00:01:07,001 {\an8}(渡辺)⟨鋸や包丁など…⟩ 15 00:01:10,004 --> 00:01:11,939 {\an8}(渡辺)⟨さらに…⟩ 16 00:01:12,006 --> 00:01:15,443 {\an8}(湯上)うわ~! 17 00:01:15,509 --> 00:01:19,947 {\an8}(渡辺)⟨よく見ると翼は鋸!⟩ 18 00:01:20,014 --> 00:01:24,452 {\an8}⟨全て職人が作った本物の金物⟩ 19 00:01:24,518 --> 00:01:28,022 {\an8}⟨およそ3000点でできた 町のシンボル…⟩ 20 00:01:33,527 --> 00:01:35,463 {\an8}(渡辺)⟨そんな三木の町で→ 21 00:01:35,529 --> 00:01:38,532 {\an8}4代にわたる 鍛冶工房が生み出す…⟩ 22 00:01:40,534 --> 00:01:42,536 {\an8}⟨初心者でも…⟩ 23 00:01:49,043 --> 00:01:54,548 (渡辺)⟨そして刃の一本一本にまで 神経を集中させて作る…⟩ 24 00:01:58,552 --> 00:02:03,924 {\an8}(渡辺)⟨手間暇かけて作った鋸は おがくずを見ればわかる!?⟩ 25 00:02:03,991 --> 00:02:05,926 {\an8}⟨本日の「目がテン!」は→ 26 00:02:05,993 --> 00:02:09,497 {\an8}使ってみたくなる 職人の道具が続々!⟩ 27 00:02:15,002 --> 00:02:19,440 {\an8}(所)鍛冶の町しかも鉋と鋸 いい回だね。 28 00:02:19,507 --> 00:02:21,442 {\an8}(渡辺)よかったです。 (所)毎週やりたいね。 29 00:02:21,509 --> 00:02:23,944 {\an8}(湯上)おっ!ありがとうございます。 (渡辺)ありがとうございます。 30 00:02:24,011 --> 00:02:27,948 {\an8}(湯上)そして今回 私が行ってきたのがこちらです。 31 00:02:28,015 --> 00:02:32,453 日本最古の鍛冶の町といわれる 兵庫県三木市です。 32 00:02:32,520 --> 00:02:36,457 {\an8}およそ1500年前 大陸から渡ってきた鍛冶技術が→ 33 00:02:36,524 --> 00:02:39,460 {\an8}元々日本にあった 大和鍛冶の技術に加わり→ 34 00:02:39,527 --> 00:02:41,962 {\an8}基礎ができたといいます。 35 00:02:42,029 --> 00:02:44,465 それ以来この地域で 技術が培われてきたそうなんです。 36 00:02:44,532 --> 00:02:46,467 (所)1500年前からやってんの すごくない? 37 00:02:46,534 --> 00:02:47,968 (渡辺)すごいですね。 38 00:02:48,035 --> 00:02:51,539 伝統的工芸品産業振興協会 によると…。 39 00:02:54,542 --> 00:02:56,977 {\an8}(渡辺)手作りで 道具を製作している人の数も→ 40 00:02:57,044 --> 00:02:59,480 {\an8}少なくなってる ということなんです。 41 00:02:59,547 --> 00:03:03,417 {\an8}ただ日本の職人さんが作る 日用品などの道具は→ 42 00:03:03,484 --> 00:03:05,419 {\an8}今世界中から→ 43 00:03:05,486 --> 00:03:08,422 {\an8}繊細で質が高いと 注目を浴びているそうなんです。 44 00:03:08,489 --> 00:03:11,425 {\an8}(所)若手もやんなきゃダメだよね。 (渡辺)そうですね。 45 00:03:11,492 --> 00:03:13,427 {\an8}受け継いでいきたい。 46 00:03:13,494 --> 00:03:15,930 {\an8}(湯上)そんなプロの大工さんから 海外の人まで魅了している→ 47 00:03:15,996 --> 00:03:17,431 {\an8}三木の金物。 48 00:03:17,498 --> 00:03:19,433 {\an8}そのクオリティーの高さを 生み出すのは→ 49 00:03:19,500 --> 00:03:23,938 {\an8}一体どんな技術なのか 三木市へ行ってきました。 50 00:03:24,004 --> 00:03:27,942 {\an8}⟨およそ1500年前から この地で受け継がれた→ 51 00:03:28,008 --> 00:03:29,944 {\an8}鍛冶の技術⟩ 52 00:03:30,010 --> 00:03:33,948 {\an8}⟨それが鍛冶の町三木として 全国に名が広がった→ 53 00:03:34,014 --> 00:03:36,951 {\an8}大きなきっかけが あったといいます⟩ 54 00:03:37,017 --> 00:03:40,521 {\an8}こんにちは~。 >>こんにちは。 55 00:03:44,024 --> 00:03:48,529 {\an8}(湯上)うわ~何かちょっとすごい 形が面白いのもあります。 56 00:03:50,030 --> 00:03:54,468 ⟨こちらは時代とともに 形を変えてきた鋸⟩ 57 00:03:54,535 --> 00:03:56,470 ⟨江戸時代以降三木で作られた→ 58 00:03:56,537 --> 00:03:59,974 プロの大工さんたちが使う道具が ずらり!⟩ 59 00:04:00,040 --> 00:04:02,910 {\an8}⟨およそ3500点!⟩ 60 00:04:02,977 --> 00:04:07,982 {\an8}⟨三木の金物が知られる きっかけだといわれるのが…⟩ 61 00:04:08,983 --> 00:04:11,485 {\an8}>>…が大きな影響があったと 思います。 62 00:04:17,992 --> 00:04:22,930 {\an8}(湯上)⟨秀吉が三木城を 兵糧攻めで落とした三木合戦⟩ 63 00:04:22,997 --> 00:04:26,934 {\an8}⟨焼けてしまった町を 復興させるため秀吉は→ 64 00:04:27,001 --> 00:04:31,939 {\an8}多くの大工職人や鍛冶職人を 三木に呼び寄せました⟩ 65 00:04:32,006 --> 00:04:34,942 {\an8}⟨さらに復興が終わり 仕事がなくなると→ 66 00:04:35,009 --> 00:04:39,446 {\an8}大工職人たちは 京都や大阪に出稼ぎに⟩ 67 00:04:39,513 --> 00:04:42,516 {\an8}⟨その時持参した道具が…⟩ 68 00:04:49,023 --> 00:04:51,525 {\an8}>>…という話になり。 69 00:04:55,529 --> 00:04:58,966 (湯上)⟨そこからおよそ450年!⟩ 70 00:04:59,033 --> 00:05:00,968 {\an8}⟨技術が継承され→ 71 00:05:01,035 --> 00:05:05,906 {\an8}5品目が 国の伝統的工芸品に認定!⟩ 72 00:05:05,973 --> 00:05:08,909 {\an8}⟨現在は…⟩ 73 00:05:08,976 --> 00:05:12,413 {\an8}⟨…しているものもあるそうで⟩ 74 00:05:12,479 --> 00:05:15,416 {\an8}うわ~お。 75 00:05:15,482 --> 00:05:20,421 {\an8}たっくさんの道具が並んでますね。 76 00:05:20,487 --> 00:05:22,923 ⟨こちらの鋸メーカーでは→ 77 00:05:22,990 --> 00:05:25,926 三木の金物を より広く知ってもらうため→ 78 00:05:25,993 --> 00:05:31,932 さまざまな職人が作る道具を 集めて販売しているんです⟩ 79 00:05:31,999 --> 00:05:35,436 いっぱい…えっかわいい! ちょっと待って! 80 00:05:35,502 --> 00:05:37,438 {\an8}かわいいのある! 81 00:05:37,504 --> 00:05:39,440 {\an8}え~!? 82 00:05:39,506 --> 00:05:43,944 いいですか?欲しい!これ~! 83 00:05:44,011 --> 00:05:47,448 よいこのロリィタほうちょう。 84 00:05:47,514 --> 00:05:49,450 (友定さん) 見た目はそれですけど→ 85 00:05:49,516 --> 00:05:51,518 {\an8}ホントに…。 86 00:05:55,522 --> 00:05:58,959 {\an8}(湯上)⟨包丁職人が 遊び心で作った包丁⟩ 87 00:05:59,026 --> 00:06:02,529 {\an8}⟨お値段4万2900円⟩ 88 00:06:03,464 --> 00:06:06,900 {\an8}⟨他にも20万円近くするものも ありますが→ 89 00:06:06,967 --> 00:06:09,970 {\an8}海外でも人気だそうです⟩ 90 00:06:18,979 --> 00:06:20,981 {\an8}>>…っていうことで。 91 00:06:24,985 --> 00:06:28,489 {\an8}…っていう雰囲気ができたのが それぐらいからですかね。 92 00:06:31,992 --> 00:06:33,994 (湯上)⟨三木の金物⟩ 93 00:06:35,496 --> 00:06:38,999 {\an8}⟨中でも注目されている 鍛冶屋さんが⟩ 94 00:06:42,002 --> 00:06:43,937 (湯上)いってきま~す。 95 00:06:44,004 --> 00:06:46,440 お~! 96 00:06:46,507 --> 00:06:50,010 ⟨一体 何を作っているのかというと…⟩ 97 00:06:54,014 --> 00:06:57,518 (湯上)⟨木を削るための工具…⟩ 98 00:06:59,019 --> 00:07:03,390 {\an8}⟨昭和22年創業 およそ80年続く→ 99 00:07:03,457 --> 00:07:06,460 {\an8}鉋鍛冶屋常三郎⟩ 100 00:07:13,467 --> 00:07:18,906 {\an8}(湯上)⟨木の台に取り付けた刃で 木材を引いて削る道具⟩ 101 00:07:18,972 --> 00:07:24,411 ⟨表面が鏡のように ツルツル滑らかに仕上がります⟩ 102 00:07:24,478 --> 00:07:27,481 ⟨それをなすのは 刃の部分…⟩ 103 00:07:28,982 --> 00:07:30,484 {\an8}⟨この…⟩ 104 00:07:31,985 --> 00:07:34,488 {\an8}⟨…注がれているんです⟩ 105 00:07:35,989 --> 00:07:38,926 {\an8}⟨鉋は世界各国にありますが→ 106 00:07:38,992 --> 00:07:43,931 {\an8}西洋の鉋刃は全体が 鉄に炭素などを加えて作った→ 107 00:07:43,997 --> 00:07:48,435 {\an8}強度がある合金 鋼でできています⟩ 108 00:07:48,502 --> 00:07:51,505 {\an8}⟨一方日本の鉋刃は…⟩ 109 00:07:52,506 --> 00:07:55,442 {\an8}⟨先端の白い部分だけが鋼⟩ 110 00:07:55,509 --> 00:07:57,444 {\an8}⟨それ以外は地金と呼ばれる→ 111 00:07:57,511 --> 00:07:59,947 {\an8}少し軟らかい鉄を合わせて→ 112 00:08:00,013 --> 00:08:02,883 {\an8}厚みを持たせているんです⟩ 113 00:08:02,950 --> 00:08:06,887 {\an8}⟨刃先を研ぐ時に 全体が鋼でできていると→ 114 00:08:06,954 --> 00:08:10,390 {\an8}研ぐのに 強い力が必要になりますが→ 115 00:08:10,457 --> 00:08:13,393 {\an8}刃先以外を 軟らかい鉄にすることで→ 116 00:08:13,460 --> 00:08:16,897 {\an8}効率よく 研ぐことができるんです⟩ 117 00:08:16,964 --> 00:08:21,902 {\an8}⟨2種類の鉄を合わせるため 繊細な日本の鉋刃⟩ 118 00:08:21,969 --> 00:08:24,905 {\an8}⟨その作り方とは?⟩ 119 00:08:24,972 --> 00:08:28,475 {\an8}⟨まずは軟らかい鉄地金⟩ 120 00:08:29,977 --> 00:08:32,980 {\an8}>>これ全部…。 121 00:08:34,481 --> 00:08:37,918 {\an8}これがちょっと 珍しいんですけども。 122 00:08:37,985 --> 00:08:39,987 レールなんですね。 123 00:08:41,989 --> 00:08:45,425 {\an8}…時のレールの残骸なんです。 124 00:08:45,492 --> 00:08:49,930 {\an8}これは何か分かるかな? これは海のイカリを留めてたチェーン。 125 00:08:49,997 --> 00:08:55,002 {\an8}これは鉄橋の廃材ですね リベットの穴が開いてるんですけども。 126 00:08:59,506 --> 00:09:01,441 {\an8}製鉄方法が未熟なもんですから→ 127 00:09:01,508 --> 00:09:05,879 {\an8}このバサバサで軟らかいんですね ホントに不純物が多くて軟らかい。 128 00:09:05,946 --> 00:09:08,882 {\an8}軟らかい鉄と硬い鋼を 引っ付けることによって→ 129 00:09:08,949 --> 00:09:11,451 {\an8}研ぎやすい鉋ができるんで。 130 00:09:18,458 --> 00:09:21,895 {\an8}(湯上)⟨断面を比較すると…⟩ 131 00:09:21,962 --> 00:09:23,897 {\an8}⟨明治時代の鉄は→ 132 00:09:23,964 --> 00:09:27,467 {\an8}空洞や不純物が混じっているのが 分かります⟩ 133 00:09:36,977 --> 00:09:41,415 {\an8}(湯上)⟨数値は103と388⟩ 134 00:09:41,481 --> 00:09:46,920 {\an8}⟨この軟らかさと粗さが 地金に適しているそうです⟩ 135 00:09:46,987 --> 00:09:50,991 {\an8}⟨古い鉄を 細長い板状にのばし…⟩ 136 00:09:53,994 --> 00:09:56,930 {\an8}(湯上)⟨そして たたいて圧力を加えることで→ 137 00:09:56,997 --> 00:10:00,934 {\an8}空洞をつぶし 金属の結晶を整えて→ 138 00:10:01,001 --> 00:10:04,438 {\an8}鉋刃に適した 強度にしていきます⟩ 139 00:10:04,504 --> 00:10:08,942 {\an8}⟨これが鍛造という加工法⟩ 140 00:10:09,009 --> 00:10:11,511 {\an8}⟨こちらは…⟩ 141 00:10:15,015 --> 00:10:20,020 {\an8}(湯上)⟨…をまぶして熱した地金と 貼り合わせていきます⟩ 142 00:10:24,524 --> 00:10:27,961 (湯上)⟨じか火を当てると 鋼の組織が壊れてしまうため→ 143 00:10:28,028 --> 00:10:32,032 鉄をのせて保護しながら加熱⟩ 144 00:10:35,535 --> 00:10:38,972 {\an8}(湯上)⟨地金と鋼がくっついたら 形を整えながら→ 145 00:10:39,039 --> 00:10:41,541 {\an8}さらにたたいていきます⟩ 146 00:10:47,047 --> 00:10:49,049 {\an8}(湯上)⟨…して⟩ 147 00:10:50,050 --> 00:10:53,053 ⟨鉋刃の形になりました⟩ 148 00:10:55,055 --> 00:10:58,492 {\an8}⟨さらにこれを灰の中へ⟩ 149 00:10:58,558 --> 00:11:00,494 {\an8}⟨ゆっくり冷やすことで→ 150 00:11:00,560 --> 00:11:03,430 {\an8}鋼の組織を整えて 切れ味を良くする→ 151 00:11:03,497 --> 00:11:06,933 {\an8}焼鈍という工程です⟩ 152 00:11:07,000 --> 00:11:12,439 {\an8}⟨数工程の熱処理を終えた後 ここから…⟩ 153 00:11:12,506 --> 00:11:14,508 {\an8}⟨それだけで…⟩ 154 00:11:16,510 --> 00:11:18,445 {\an8}⟨空気に触れるとできてしまう→ 155 00:11:18,512 --> 00:11:22,449 {\an8}全体的に黒ずんでいる酸化皮膜⟩ 156 00:11:22,516 --> 00:11:24,951 {\an8}⟨これを削り落とし→ 157 00:11:25,018 --> 00:11:29,022 {\an8}周りの角を整えてピカピカに⟩ 158 00:11:31,525 --> 00:11:34,961 {\an8}⟨鉋刃の形作りで とても重要なのが→ 159 00:11:35,028 --> 00:11:36,463 {\an8}少し…⟩ 160 00:11:36,530 --> 00:11:39,966 {\an8}⟨…の上で行う工程⟩ 161 00:11:40,033 --> 00:11:44,037 ⟨鉋刃を台に置いて 上からたたいていくと…⟩ 162 00:11:47,541 --> 00:11:50,977 (湯上)⟨真っすぐな棒を当てると 隙間が⟩ 163 00:11:51,044 --> 00:11:53,046 ⟨鉋刃が…⟩ 164 00:11:55,048 --> 00:11:57,984 {\an8}⟨これは…⟩ 165 00:11:58,051 --> 00:12:01,555 {\an8}⟨…にして削りやすくするため⟩ 166 00:12:02,556 --> 00:12:05,926 {\an8}⟨形を整え終えたら焼入れ⟩ 167 00:12:05,992 --> 00:12:08,428 {\an8}⟨真っ赤に熱された鉛に入れて→ 168 00:12:08,495 --> 00:12:11,431 {\an8}一定の温度になったところで→ 169 00:12:11,498 --> 00:12:16,002 水につけて 一気に冷やし固めます⟩ 170 00:12:19,005 --> 00:12:24,010 (湯上)⟨これは鉋刃の硬さが決まる 超大事な工程⟩ 171 00:12:26,012 --> 00:12:28,448 ⟨温度やタイミングを 間違えると→ 172 00:12:28,515 --> 00:12:31,451 木材を削るのに 適した硬さにならず→ 173 00:12:31,518 --> 00:12:35,522 全てが 台無しになってしまうんです⟩ 174 00:12:38,525 --> 00:12:41,962 {\an8}(湯上)⟨仕上げは刃先の…⟩ 175 00:12:42,028 --> 00:12:45,031 {\an8}⟨まずは目の粗い砥石…⟩ 176 00:12:48,034 --> 00:12:51,037 {\an8}(湯上)⟨続いて少し目の細かい…⟩ 177 00:12:55,041 --> 00:12:58,478 {\an8}(湯上)⟨そして最も目の細かい…⟩ 178 00:12:58,545 --> 00:13:02,482 ⟨3種類の砥石で 研いでいきます⟩ 179 00:13:02,549 --> 00:13:05,919 ⟨これで鉋刃の完成!⟩ 180 00:13:05,986 --> 00:13:08,922 ⟨刃となる鋼はこの部分だけ⟩ 181 00:13:08,989 --> 00:13:12,425 ⟨必要最小限の幅になりました⟩ 182 00:13:12,492 --> 00:13:14,427 ⟨切れ味は…⟩ 183 00:13:14,494 --> 00:13:18,498 >>こういう新聞もサ~っと。 (湯上)うわ~!切れちゃった。 184 00:13:21,501 --> 00:13:25,005 {\an8}(湯上)そうですよね そりゃ紙も切れるわけですね。 185 00:13:25,505 --> 00:13:29,442 (湯上)⟨この後は別の職人さんに バトンタッチ!⟩ 186 00:13:29,509 --> 00:13:33,413 ⟨超繊細な熟練技とは?⟩ 187 00:13:36,016 --> 00:13:39,452 (湯上)⟨木材をツルツルに仕上げる 鉋作り⟩ 188 00:13:39,519 --> 00:13:41,521 {\an8}⟨最後は…⟩ 189 00:13:43,023 --> 00:13:46,960 {\an8}⟨鉋の台を手掛ける工房です⟩ 190 00:13:47,027 --> 00:13:49,529 {\an8}⟨ゆがみの少ない…⟩ 191 00:13:57,037 --> 00:14:00,040 (湯上)⟨専用の機械で穴を開け⟩ 192 00:14:02,042 --> 00:14:05,478 {\an8}⟨さらに半年乾燥⟩ 193 00:14:13,486 --> 00:14:18,491 (湯上)⟨何種類もの鑿を使い分けての 細かい作業⟩ 194 00:14:22,495 --> 00:14:25,932 (湯上)⟨鉋刃を入れさらに それを押さえるための→ 195 00:14:25,999 --> 00:14:28,501 押さえ金を重ねていきます⟩ 196 00:14:30,503 --> 00:14:34,507 ⟨押さえ金を横から見ると こんな感じ⟩ 197 00:14:35,508 --> 00:14:38,945 {\an8}⟨木目に逆らって削る時 鉋刃だけだと→ 198 00:14:39,012 --> 00:14:43,016 {\an8}飛び出た繊維に引っ掛かり…⟩ 199 00:14:46,519 --> 00:14:49,522 (湯上)⟨押さえ金があると…⟩ 200 00:14:54,027 --> 00:14:56,963 (湯上)⟨亀裂が入りにくくなるんです⟩ 201 00:14:57,030 --> 00:15:01,534 ⟨最後は 鉋で鉋の表面を整えて…⟩ 202 00:15:05,972 --> 00:15:09,409 (湯上)⟨完成までの工程は40以上!⟩ 203 00:15:09,476 --> 00:15:12,412 ⟨気が遠くなるほど 丁寧に作られた鉋は→ 204 00:15:12,479 --> 00:15:17,917 しっかりメンテナンスすれば 一生ものだそうです⟩ 205 00:15:17,984 --> 00:15:22,922 (所)驚いたねもう全工程が丁寧! (渡辺)ホントですね。 206 00:15:22,989 --> 00:15:25,425 (所)昔の鉄と 合わせてっていう。 207 00:15:25,492 --> 00:15:27,927 (渡辺)それ探して使うっていう。 (所)そこが素晴らしいよね。 208 00:15:27,994 --> 00:15:29,929 {\an8}(湯上)ホントにだから 聞きつけて探して→ 209 00:15:29,996 --> 00:15:33,933 {\an8}古い鉄が入ったからっていって もらいに行くそうですよ。 210 00:15:34,000 --> 00:15:35,435 {\an8}研ぎやすさっていうのが→ 211 00:15:35,502 --> 00:15:37,437 {\an8}切れ味の良さと 直結してくるので→ 212 00:15:37,504 --> 00:15:39,439 {\an8}どちらも 両立しないといけないから→ 213 00:15:39,506 --> 00:15:41,441 {\an8}2つ鉄を混ぜているっていう。 214 00:15:41,508 --> 00:15:42,942 {\an8}(所)もう見てて…。 215 00:15:43,009 --> 00:15:44,945 {\an8}(渡辺)ずっと うなってらっしゃいましたもんね。 216 00:15:45,011 --> 00:15:46,946 {\an8}(所)うわ~って思った。 (湯上)そしてですね→ 217 00:15:47,013 --> 00:15:50,450 {\an8}最近DIYでも大人気 職人技が光る→ 218 00:15:50,517 --> 00:15:54,454 {\an8}あの道具を作る現場にも 行ってきました。 219 00:15:54,521 --> 00:15:57,957 ⟨続いて訪ねたのは…⟩ 220 00:15:58,024 --> 00:15:59,960 おはようござま~す。 >>こんにちは。 221 00:16:00,026 --> 00:16:02,529 (湯上)今日はよろしくお願いしま~す。 >>よろしくお願いします。 222 00:16:03,530 --> 00:16:06,900 {\an8}(湯上)⟨およそ100年 鋸を作り続けている→ 223 00:16:06,966 --> 00:16:08,968 {\an8}カネジュン⟩ 224 00:16:25,985 --> 00:16:29,422 {\an8}>>…で作っています。 225 00:16:29,489 --> 00:16:32,492 {\an8}(湯上)⟨鍛造した後…⟩ 226 00:16:38,498 --> 00:16:40,433 (湯上)⟨ここから 刃を入れていくのですが→ 227 00:16:40,500 --> 00:16:43,436 その前に…⟩ 228 00:16:43,503 --> 00:16:46,439 ⟨両側の刃は それぞれ用途が違い→ 229 00:16:46,506 --> 00:16:48,942 形も全然違います⟩ 230 00:16:49,008 --> 00:16:52,946 ⟨細かく刃が並んでいる方は…⟩ 231 00:16:53,013 --> 00:16:58,518 {\an8}⟨木の繊維を横に断ち切るための 横引き用の刃⟩ 232 00:16:59,519 --> 00:17:03,890 ⟨よ~く見ると 表と裏が交互になっています⟩ 233 00:17:03,957 --> 00:17:06,393 {\an8}⟨刃先は鋭くとがっていて→ 234 00:17:06,459 --> 00:17:09,896 {\an8}一本一本がまるでナイフの刃⟩ 235 00:17:09,963 --> 00:17:13,967 {\an8}⟨木の繊維を断ち切る構造です⟩ 236 00:17:15,969 --> 00:17:18,405 ⟨もう片方の粗く見える刃は…⟩ 237 00:17:18,471 --> 00:17:22,976 ⟨木の繊維に沿って縦に切る 縦引き用⟩ 238 00:17:24,978 --> 00:17:28,481 {\an8}⟨横から見ると とがって見えますが…⟩ 239 00:17:31,484 --> 00:17:35,922 (湯上)⟨刃の先は 平べったくなっています⟩ 240 00:17:35,989 --> 00:17:39,426 {\an8}⟨この刃で木目に沿って引くと→ 241 00:17:39,492 --> 00:17:42,495 {\an8}一本一本が小さな…⟩ 242 00:17:45,498 --> 00:17:49,936 (湯上)⟨切るというより 溝を掘るようなイメージです⟩ 243 00:17:50,003 --> 00:17:52,439 {\an8}⟨そして光川さんの鋸には→ 244 00:17:52,505 --> 00:17:57,444 {\an8}鋸身と呼ばれるこの板に ある特徴が⟩ 245 00:17:57,510 --> 00:17:59,946 {\an8}>>この銑っていう道具を使って→ 246 00:18:00,013 --> 00:18:01,948 {\an8}薄く削っていくんですね。 247 00:18:02,015 --> 00:18:03,950 {\an8}やっていきます。 248 00:18:04,017 --> 00:18:06,019 (湯上)お~。 249 00:18:07,520 --> 00:18:12,025 ⟨表面を削り 厚さを調整していきます⟩ 250 00:18:14,527 --> 00:18:16,463 ⟨ちなみに同じ大きさの→ 251 00:18:16,529 --> 00:18:20,533 市販品の鋸の厚さを 計測してみると…⟩ 252 00:18:26,039 --> 00:18:29,976 (湯上)⟨どこを測っても0.48mm⟩ 253 00:18:30,043 --> 00:18:32,045 {\an8}⟨でも…⟩ 254 00:18:49,562 --> 00:18:53,566 (湯上)⟨わずかに 内側が薄くなっています⟩ 255 00:18:55,068 --> 00:18:58,004 {\an8}⟨外側の厚さは どちらも同じですが→ 256 00:18:58,071 --> 00:19:03,076 {\an8}木の切り口を比較すると…⟩ (切る音) 257 00:19:04,010 --> 00:19:08,448 (切る音) (湯上)何か音違う。 258 00:19:08,515 --> 00:19:10,450 ⟨光川さんの鋸の方が→ 259 00:19:10,517 --> 00:19:12,952 切り口の幅が狭くなっています⟩ 260 00:19:13,019 --> 00:19:15,522 ⟨一体なぜ?⟩ 261 00:19:17,023 --> 00:19:20,460 {\an8}⟨一般的に鋸の刃は 縦から見ると→ 262 00:19:20,527 --> 00:19:24,531 {\an8}刃先が左右交互に 広がっています⟩ 263 00:19:26,032 --> 00:19:30,470 {\an8}⟨木材を切る時 鋸身の厚さが全て同じ場合→ 264 00:19:30,537 --> 00:19:34,474 {\an8}木の摩擦で鋸が 動きにくくなってしまうため→ 265 00:19:34,541 --> 00:19:37,477 {\an8}刃を鋸身の厚さより 左右にせり出して→ 266 00:19:37,544 --> 00:19:41,047 {\an8}摩擦が起こらないように しています⟩ 267 00:19:42,549 --> 00:19:44,984 {\an8}⟨一方光川さんの鋸は→ 268 00:19:45,051 --> 00:19:46,986 {\an8}刃先が一番厚く→ 269 00:19:47,053 --> 00:19:48,988 {\an8}内側が 薄くなっているため→ 270 00:19:49,055 --> 00:19:51,491 {\an8}刃を外に 大きく開かなくても→ 271 00:19:51,558 --> 00:19:55,562 {\an8}木の摩擦が 邪魔することなく…⟩ 272 00:19:58,064 --> 00:20:01,000 {\an8}⟨切った時に出る おがくずの量が少ないのが→ 273 00:20:01,067 --> 00:20:03,503 {\an8}その証し⟩ 274 00:20:03,570 --> 00:20:05,438 {\an8}⟨刃の開きが小さいからこそ→ 275 00:20:05,505 --> 00:20:09,008 {\an8}木材を余分に切ることが 少ないんです⟩ 276 00:20:20,520 --> 00:20:25,358 (湯上)⟨鋸の細かい刃は どうやって作るのか⟩ 277 00:20:26,025 --> 00:20:30,029 {\an8}(湯上)⟨使うのは全自動の専用機械⟩ 278 00:20:32,031 --> 00:20:38,538 {\an8}>>…を使って機械で1本ずつ 刃を切っていきます。 279 00:20:39,539 --> 00:20:41,975 {\an8}(湯上)⟨ナイフのような刃が 表裏に並ぶ→ 280 00:20:42,041 --> 00:20:44,477 {\an8}横引きの刃を作るには…⟩ 281 00:20:44,544 --> 00:20:46,479 ⟨斜めにセットした砥石で→ 282 00:20:46,546 --> 00:20:50,049 まずは片側に 刃を刻んでいきます⟩ 283 00:21:01,060 --> 00:21:02,996 {\an8}(湯上)⟨今度は裏返して→ 284 00:21:03,062 --> 00:21:07,000 {\an8}反対の角度にセットした砥石で 刻みます⟩ 285 00:21:11,504 --> 00:21:14,440 {\an8}(湯上)⟨こうして表裏交互に並ぶ→ 286 00:21:14,507 --> 00:21:17,510 {\an8}鋭利な刃が出来上がります⟩ 287 00:21:19,512 --> 00:21:22,015 {\an8}⟨そして今度はその…⟩ 288 00:21:25,518 --> 00:21:30,523 (湯上)⟨片側ずつ1本おきにたたいて 刃を曲げていきます⟩ 289 00:21:36,029 --> 00:21:38,031 {\an8}(湯上)⟨終わったら…⟩ 290 00:21:42,535 --> 00:21:45,038 {\an8}(湯上)⟨間違えて裏から…⟩ 291 00:21:47,540 --> 00:21:51,044 {\an8}⟨絶対にミスが許されません⟩ 292 00:21:53,046 --> 00:21:55,982 {\an8}⟨このような 超繊細な工程を経て→ 293 00:21:56,049 --> 00:21:59,552 {\an8}1本の鋸が完成するのです⟩ 294 00:22:01,054 --> 00:22:03,489 (所)何か人の持ってる性能って すごいね。 295 00:22:03,556 --> 00:22:05,425 (渡辺)すごいですね。 (所)ねっ。 296 00:22:05,491 --> 00:22:07,927 訓練すると あんなになっちゃうんだよ。 297 00:22:07,994 --> 00:22:10,930 (渡辺)先ほど鋸の刃を作る 専用の機械なんですけれども→ 298 00:22:10,997 --> 00:22:15,435 先代のお父様が 開発した機械なんだそうですね。 299 00:22:15,501 --> 00:22:18,438 {\an8}職人さんが手作業でやってきた 他の作業も→ 300 00:22:18,504 --> 00:22:20,440 {\an8}だんだんと機械でできるように→ 301 00:22:20,506 --> 00:22:22,442 {\an8}工夫はされてきてる ということなんですね。 302 00:22:22,508 --> 00:22:27,447 {\an8}(湯上)そんな光川さんが作った実物の鋸 本日ご用意しております。 303 00:22:27,513 --> 00:22:30,950 {\an8}(所)すごいね何かこれ。 (渡辺)細かいですね。 304 00:22:31,017 --> 00:22:32,952 {\an8}(所)いいですか?これ。 (渡辺)ではお願いします。 305 00:22:33,019 --> 00:22:34,954 (所)じゃあ ちょっと切らせてもらいます。 306 00:22:35,021 --> 00:22:36,956 (湯上:渡辺)お~! (所)うわぁ素晴らしい。 307 00:22:37,023 --> 00:22:38,958 (湯上)キレイなおがくず。 (所)何これ!? 308 00:22:39,025 --> 00:22:40,960 (渡辺)見てても滑らか。 309 00:22:41,027 --> 00:22:43,963 (所)嫌な感じが1つもないんだけど 何これ! 310 00:22:44,030 --> 00:22:45,531 (渡辺)やっぱ…。 311 00:22:47,033 --> 00:22:48,968 {\an8}(湯上)とってもキレイなんです。 312 00:22:49,035 --> 00:22:51,971 {\an8}(所)交感神経が整う。 313 00:22:52,038 --> 00:22:53,473 {\an8}(渡辺)神経? 314 00:22:53,539 --> 00:22:55,475 {\an8}(所)大体整うからね。 315 00:22:55,541 --> 00:22:57,477 (湯上)お~! (渡辺)あっという間! 316 00:22:57,543 --> 00:22:59,479 (湯上)切れちゃった。 (所)見てないし→ 317 00:22:59,545 --> 00:23:01,981 俺何にも疲れてないの。 318 00:23:02,048 --> 00:23:03,483 え~!? 319 00:23:03,549 --> 00:23:06,986 (渡辺)やっぱ違いますか? (所)全然違うよ。 320 00:23:07,987 --> 00:23:09,922 {\an8}(湯上)やった~! (所)当たり前だけど。 321 00:23:09,989 --> 00:23:13,426 {\an8}全部素晴らしいね鉋も鋸もさ。 322 00:23:13,493 --> 00:23:15,928 鉋作る時に鑿使うじゃない。 323 00:23:15,995 --> 00:23:18,431 あの鑿も素晴らしいんだろうね きっとね。 324 00:23:18,498 --> 00:23:20,433 (湯上)そう鑿もね。 (渡辺)そこにも注目…。 325 00:23:20,500 --> 00:23:23,936 (所)あそこにあるもの 全部すごいんだろうね。 326 00:23:24,003 --> 00:23:25,938 分かりました さぁ次回は何でしょうか? 327 00:23:26,005 --> 00:23:27,940 (渡辺)次回はかがくの里です。 328 00:23:28,007 --> 00:23:31,944 {\an8}茅葺き母屋に 地元の子どもたちをご案内。 329 00:23:32,011 --> 00:23:34,447 {\an8}昆虫探しなど→ 330 00:23:34,514 --> 00:23:36,449 {\an8}ワクワクすることが 盛りだくさんです。 331 00:23:36,516 --> 00:23:38,951 {\an8}(所)いいね昆虫探し これ参考に山行けば→ 332 00:23:39,018 --> 00:23:42,522 {\an8}何か見つかりそうだもんね お楽しみに。