1 00:01:22,166 --> 00:01:24,166 2 00:01:44,055 --> 00:02:04,075 ♬~ 3 00:02:04,075 --> 00:02:24,028 ♬~ 4 00:02:24,028 --> 00:02:43,047 ♬~ 5 00:02:43,047 --> 00:02:48,047 ♬~ 6 00:02:54,058 --> 00:03:00,064 (ナレーター)<廓幻之介 実は 徳川家康の一子 六男坊である> 7 00:03:00,064 --> 00:03:06,070 <なぜか 権力の座から追放され 生まれながら鬼っ子と呼ばれた> 8 00:03:06,070 --> 00:03:09,073 <その名は 松平忠輝> 9 00:03:09,073 --> 00:03:14,078 ♪(三味線と太鼓) 10 00:03:14,078 --> 00:03:22,019 ♪~ 11 00:03:22,019 --> 00:03:25,022 (男性)いや~ いやいやいや… 12 00:03:25,022 --> 00:03:29,026 千代乃太夫のお流れとは 羨ましいでげすねえ 13 00:03:29,026 --> 00:03:31,028 よっ よっ お大尽! 14 00:03:31,028 --> 00:03:33,030 ハッハッハ… (障子が開く音) 15 00:03:33,030 --> 00:03:37,034 (才次たち)旦那… 旦那… (女性)やめておくれよ! 16 00:03:37,034 --> 00:03:41,038 (安兵衛のうなり声) 17 00:03:41,038 --> 00:03:45,042 (男性)アイタッ アイタ… な な… 18 00:03:45,042 --> 00:03:47,044 (安兵衛)ぬすっと! 19 00:03:47,044 --> 00:03:50,047 千代乃! カネを返せ! 20 00:03:50,047 --> 00:03:52,049 拙者の大金を盗みおって! (玉次郎)旦那! 21 00:03:52,049 --> 00:03:54,051 勝手な思い込みは よしてくださいよ 22 00:03:54,051 --> 00:03:56,053 おい (才次)へい 23 00:03:56,053 --> 00:03:58,055 (喜久造)さあ 旦那 行きましょう 旦那 24 00:03:58,055 --> 00:04:00,057 千代乃ー (女性の悲鳴) 25 00:04:00,057 --> 00:04:03,060 (安兵衛)カネを返せ! (玉次郎)ですから そのお金は➡ 26 00:04:03,060 --> 00:04:05,062 あなた様も ご承知のうえで お使いになったと➡ 27 00:04:05,062 --> 00:04:08,065 申してるじゃありやせんか! (安兵衛のうなり声) 28 00:04:08,065 --> 00:04:10,067 承知などするか! 29 00:04:10,067 --> 00:04:12,069 (うなり声) 30 00:04:12,069 --> 00:04:14,071 (玉次郎)ああっ… 31 00:04:14,071 --> 00:04:19,076 ちらと見ただけだぞ 太夫の顔を! 32 00:04:19,076 --> 00:04:23,014 有り金をはたいたというのによ… 33 00:04:23,014 --> 00:04:28,019 (才次)お初回は顔見せだけ それが決まりなことぐらい… 34 00:04:28,019 --> 00:04:30,021 1発でいいんだ 35 00:04:30,021 --> 00:04:32,023 それが かなえば 武士を捨てても かまわんのだ 36 00:04:32,023 --> 00:04:34,025 (玉次郎)ああっ… ここは武士も町人もねえ➡ 37 00:04:34,025 --> 00:04:36,027 自由の天地なんだ 38 00:04:36,027 --> 00:04:41,032 自由だからこそ 守るべきものは 守っていただかねえと 39 00:04:41,032 --> 00:04:45,036 拙者 どうあっても➡ 40 00:04:45,036 --> 00:04:49,040 日本一の太夫と やらねばならんのだ! 41 00:04:49,040 --> 00:04:51,042 無理を言っちゃいけやせんぜ (安兵衛)あーっ! 42 00:04:51,042 --> 00:04:56,047 あっ… アイタッ (安兵衛の力み声) 43 00:04:56,047 --> 00:04:59,050 千代乃ー! 千代乃は どこだー? 44 00:04:59,050 --> 00:05:01,052 (玉次郎)やめてく… 45 00:05:01,052 --> 00:05:04,055 (安兵衛のうなり声) 46 00:05:04,055 --> 00:05:07,058 うっ… ううっ… 47 00:05:07,058 --> 00:05:10,061 (十兵衛)お前さん 侍だろ 恥ずかしくねえのか? 48 00:05:10,061 --> 00:05:12,063 なんだ? お主は 49 00:05:12,063 --> 00:05:14,065 酔っ払いの なだめ役さ フンッ 50 00:05:14,065 --> 00:05:17,068 <柳生十兵衛三厳> 51 00:05:17,068 --> 00:05:21,072 <将軍家 指南役 柳生の嫡男でいながら➡ 52 00:05:21,072 --> 00:05:26,010 なぜか家光に追放され 吉原で用心棒として生きている> 53 00:05:26,010 --> 00:05:29,013 (力み声) 余計な お世話だ! 54 00:05:29,013 --> 00:05:31,015 (力み声) 分かんねえヤツだ 55 00:05:31,015 --> 00:05:35,015 アイテッ! あっ ああっ… 56 00:05:41,025 --> 00:05:45,029 ハァー みっともねえ侍 57 00:05:45,029 --> 00:05:47,029 ハァ… 58 00:05:52,036 --> 00:05:55,039 (男性)大引けでございー 59 00:05:55,039 --> 00:06:00,044 (錫杖を突く音) 60 00:06:00,044 --> 00:06:03,047 気をつけて送ってくれ (陸尺たち)へい 61 00:06:03,047 --> 00:06:06,050 よっ (陸尺)えっほ えっほ… 62 00:06:06,050 --> 00:06:08,052 何者だ? 63 00:06:08,052 --> 00:06:10,054 「多田安兵衛」とか 名乗ってましたが 64 00:06:10,054 --> 00:06:16,054 なんでも伊勢朝熊藩 江戸詰め勘定方とかどうとか 65 00:06:18,062 --> 00:06:21,062 伊勢朝熊藩? 66 00:06:24,001 --> 00:06:28,001 わあっ! ああっ! (陸尺たちのおびえる声) 67 00:06:30,007 --> 00:06:32,009 待て! 68 00:06:32,009 --> 00:06:35,012 (侍)邪魔立ていたすか 69 00:06:35,012 --> 00:06:37,014 闇討ちとは卑怯だぞ 70 00:06:37,014 --> 00:06:41,018 なんなら この十兵衛が 相手になってやる 71 00:06:41,018 --> 00:06:43,020 (坂西)十兵衛? 斬れ! 72 00:06:43,020 --> 00:06:46,023 (侍の力み声) (うめき声) 73 00:06:46,023 --> 00:06:59,036 ♬~ 74 00:06:59,036 --> 00:07:02,039 なんでえ なんでえ! (坂西)引け! 75 00:07:02,039 --> 00:07:04,041 なんですか? あいつら 76 00:07:04,041 --> 00:07:06,041 分からん 77 00:07:13,050 --> 00:07:15,050 (玉次郎)おい 78 00:07:21,058 --> 00:07:22,993 (伊豆守)伊勢朝熊藩め 79 00:07:22,993 --> 00:07:27,998 生き証人を消そうとしおったか 80 00:07:27,998 --> 00:07:33,003 江戸家老 柴田のやりそうな手じゃ 81 00:07:33,003 --> 00:07:37,007 したが 十兵衛が助けたのは 皮肉なものよ 82 00:07:37,007 --> 00:07:43,013 よいか 朝熊藩お取り潰しのためには➡ 83 00:07:43,013 --> 00:07:47,017 その生き証人を こちらで押さえるのじゃ 84 00:07:47,017 --> 00:07:50,017 それと 例の証拠もな 85 00:07:53,023 --> 00:07:57,023 待て 証人を押さえたら 十兵衛を斬れ 86 00:07:59,029 --> 00:08:06,036 (人々のざわめき) 87 00:08:06,036 --> 00:08:08,038 (安兵衛の声)ゆうべは➡ 88 00:08:08,038 --> 00:08:11,041 とんでもない ご無礼を 働いたそうで… 89 00:08:11,041 --> 00:08:13,043 (喜久造)覚えてないんですかい? あんなに暴れて 90 00:08:13,043 --> 00:08:15,045 (安兵衛)全然 (霞)闇討ちのときに➡ 91 00:08:15,045 --> 00:08:18,048 暴れりゃいいのに (雲)それは無理 92 00:08:18,048 --> 00:08:21,051 気絶してたっていうんだから (安兵衛)さよう 93 00:08:21,051 --> 00:08:24,989 それに剣術のほうは からっきしでござる 94 00:08:24,989 --> 00:08:26,991 それは自慢するようなことじゃ ねえでしょうが 95 00:08:26,991 --> 00:08:30,995 一体 何をしでかしたんです? 命を狙われるようなことを 96 00:08:30,995 --> 00:08:32,997 さあ 97 00:08:32,997 --> 00:08:36,000 まさか 勘定方という お役目のうえで… 98 00:08:36,000 --> 00:08:40,004 ハハハハハ… いやいや 99 00:08:40,004 --> 00:08:42,006 拙者 勘定方と申しても➡ 100 00:08:42,006 --> 00:08:45,009 我が藩の 江戸上屋敷と下屋敷の大小便と➡ 101 00:08:45,009 --> 00:08:49,013 馬のクソの勘定をし それを下肥として➡ 102 00:08:49,013 --> 00:08:53,017 近在の百姓たちに売るだけの お役目でしかないもんで 103 00:08:53,017 --> 00:08:56,020 へえ~ 下肥勘定方ねえ 104 00:08:56,020 --> 00:08:59,023 な~んか臭いそう (霞と雲の笑い声) 105 00:08:59,023 --> 00:09:01,025 命の恩人殿! 106 00:09:01,025 --> 00:09:05,029 この安兵衛 決して ご恩は忘れません 107 00:09:05,029 --> 00:09:09,033 いや… 俺は そんな 大したことはしてねえよ 108 00:09:09,033 --> 00:09:12,036 なんと謙虚だ 109 00:09:12,036 --> 00:09:14,038 酒のうえのこととはいえ➡ 110 00:09:14,038 --> 00:09:17,041 無礼の段 平に このとおりでござる! 111 00:09:17,041 --> 00:09:21,041 いやいやいや… 謝るんだったら こいつらに謝ってくれ うん 112 00:09:22,980 --> 00:09:24,982 (安兵衛)ご無礼つかまつった (玉次郎)アハハ… 113 00:09:24,982 --> 00:09:27,985 分かりやした 分かりやしたよ 114 00:09:27,985 --> 00:09:30,988 水に流しやしょう 115 00:09:30,988 --> 00:09:35,993 さようか 許していただけるか 116 00:09:35,993 --> 00:09:38,996 ハァー 117 00:09:38,996 --> 00:09:41,999 では 許されついでに➡ 118 00:09:41,999 --> 00:09:44,001 そろばんを 貸していただきとうござる 119 00:09:44,001 --> 00:09:47,004 失礼つかまつる (玉次郎)え? 120 00:09:47,004 --> 00:09:51,008 千代乃太夫に ちと お願いの儀が… 121 00:09:51,008 --> 00:09:53,008 ならぬ! ああっ 122 00:10:01,018 --> 00:10:06,023 太夫の揚げ代 1両1分 123 00:10:06,023 --> 00:10:10,027 酒肴代 1分 124 00:10:10,027 --> 00:10:14,031 揚屋への祝儀 2分 125 00:10:14,031 --> 00:10:17,034 あわいの若い衆へ 1分 126 00:10:17,034 --> 00:10:21,038 やり手婆に 1分 127 00:10:21,038 --> 00:10:26,977 この者たち 振り袖新造に 2朱ずつ 128 00:10:26,977 --> 00:10:30,981 同じく禿に 2朱ずつ 129 00:10:30,981 --> 00:10:36,981 その他 皆々への祝儀 合わせて 初回の費用… 130 00:10:38,989 --> 00:10:43,994 はい 締めて 10両ー! 131 00:10:43,994 --> 00:10:52,002 ♬~ 132 00:10:52,002 --> 00:10:57,002 拙者の半年の俸禄でござる 133 00:10:59,009 --> 00:11:02,012 哀れと おぼし召さば 何とぞ… 134 00:11:02,012 --> 00:11:04,012 んっ… あ… 135 00:11:06,016 --> 00:11:10,020 (安兵衛) 1発は諦めたと言うたでしょうが 136 00:11:10,020 --> 00:11:12,022 二言はないのう? 137 00:11:12,022 --> 00:11:14,022 フッ 138 00:11:17,027 --> 00:11:22,032 何とぞ 四十八手の心得なりと! 139 00:11:22,032 --> 00:11:25,035 侍のくせに 他に考えることはないのか? 140 00:11:25,035 --> 00:11:27,037 全然 (忠輝)ハハハハハ… 141 00:11:27,037 --> 00:11:30,040 (千代乃太夫)幻之介様 笑ってる場合ではありません! 142 00:11:30,040 --> 00:11:33,043 そうとも 幻さん 太夫が愚弄されてんだぜ 143 00:11:33,043 --> 00:11:37,047 いやいや わしには 愚弄してるように見えんがのう 144 00:11:37,047 --> 00:11:39,049 真剣ですとも 145 00:11:39,049 --> 00:11:41,051 お前さんには 恥も外聞も遠慮もねえのか 146 00:11:41,051 --> 00:11:44,054 そんなもの 1文の得にもなりませんよ 147 00:11:44,054 --> 00:11:46,056 それでも侍か! 148 00:11:46,056 --> 00:11:48,058 人間ですよ 149 00:11:48,058 --> 00:11:51,061 ハハハハハ… 150 00:11:51,061 --> 00:11:55,061 1本 取られたな ハハハハ… 151 00:11:58,068 --> 00:12:01,071 やっぱり鬼っ子様だ! ん? 152 00:12:01,071 --> 00:12:05,075 安兵衛でございます ほれ 153 00:12:05,075 --> 00:12:09,079 あなた様が 我が伊勢朝熊藩に お預けになられた折に➡ 154 00:12:09,079 --> 00:12:13,083 いつも子供を集めては 水遊びをなさったときの… 155 00:12:13,083 --> 00:12:15,085 ああっ… 156 00:12:15,085 --> 00:12:17,087 思い出したぞ! 157 00:12:17,087 --> 00:12:20,090 わしのことを カッパ カッパだとぬかしおった➡ 158 00:12:20,090 --> 00:12:24,027 あの はなたれ小僧の安兵衛か! はい! 159 00:12:24,027 --> 00:12:28,027 (忠輝と安兵衛の笑い声) 160 00:12:34,004 --> 00:12:36,004 (坂西の力み声) 161 00:12:41,011 --> 00:12:44,014 (左内)さすが剣術指南役 坂西様 162 00:12:44,014 --> 00:12:47,014 相変わらず お見事な腕前で 163 00:12:50,020 --> 00:12:52,022 御家老様 164 00:12:52,022 --> 00:12:55,022 今度こそは 十兵衛もろとも 斬り捨てて ご覧に入れまする 165 00:12:58,028 --> 00:13:02,032 柳生ごときに後れを取る 拙者ではござりません 166 00:13:02,032 --> 00:13:06,036 (柴田)そうなってもらわねば 指南役に推挙した甲斐がない 167 00:13:06,036 --> 00:13:09,039 (左内)それより➡ 168 00:13:09,039 --> 00:13:13,043 例の証拠の品は まだ見つかりませぬか? 169 00:13:13,043 --> 00:13:15,045 生き証人は始末なさっても➡ 170 00:13:15,045 --> 00:13:18,982 裏金を記した 総勘定元帳が現れましたら➡ 171 00:13:18,982 --> 00:13:20,984 元も子もございません 172 00:13:20,984 --> 00:13:25,989 廻船問屋 加賀屋ともあろう者が びくつくでない 173 00:13:25,989 --> 00:13:27,989 必ず わしが手に入れる 174 00:13:29,993 --> 00:13:34,998 思いどおりにならぬことなど 1度もなかったわ 175 00:13:34,998 --> 00:13:38,001 (人々のざわめき) 176 00:13:38,001 --> 00:13:40,003 (安兵衛)よっ! 千代乃太夫! 177 00:13:40,003 --> 00:13:42,005 日本一! 178 00:13:42,005 --> 00:13:44,007 四十八手 179 00:13:44,007 --> 00:13:48,011 ねえねえ 助けついでに 口添えしてくださいよ 180 00:13:48,011 --> 00:13:50,013 こんなヤツ 助けなきゃよかった… (安兵衛)ああ… 181 00:13:50,013 --> 00:13:52,015 ねえねえ お願いしますよ 182 00:13:52,015 --> 00:13:54,017 いくら お前の頼みでもな➡ 183 00:13:54,017 --> 00:13:56,019 太夫がダメだと言うかぎり どうしようもねえんだよ 184 00:13:56,019 --> 00:14:00,023 いや そこを なんとかするのが 幼なじみじゃありませんか 185 00:14:00,023 --> 00:14:04,023 確かに幼なじみだ こればかりは しょうがねえんだ 186 00:14:06,029 --> 00:14:10,033 (おゆき)年が離れてても 幼なじみなんですか? 187 00:14:10,033 --> 00:14:12,035 ん? 年の差 気にして 人となじめるか 188 00:14:12,035 --> 00:14:14,037 (おゆき)フフフ… (安兵衛)ねえ 189 00:14:14,037 --> 00:14:16,039 ハハハハハ… だから 太夫に… 190 00:14:16,039 --> 00:14:21,979 おっ ちょっと待った その話はな 幼なじみより 命の恩人に頼みな 191 00:14:21,979 --> 00:14:25,983 命の洗濯も引き受けてくれるぜ ほっ さようですか へえ 192 00:14:25,983 --> 00:14:28,986 おお… 幻さん かたじけない 193 00:14:28,986 --> 00:14:31,989 何が「かたじけない」だ 俺は口添えなんぞせんぞ 194 00:14:31,989 --> 00:14:33,991 いや そこをなんとか 195 00:14:33,991 --> 00:14:37,995 拙者の命の次に大事な四十八手を 196 00:14:37,995 --> 00:14:41,999 ずうずうしいヤツは嫌いだ 俺には なじむな! 197 00:14:41,999 --> 00:14:46,003 (遁兵衛)太夫の なじみ客には なれそうにもないね 198 00:14:46,003 --> 00:14:51,008 何を言うか 人間は心と心が通い合えば 199 00:14:51,008 --> 00:14:55,012 吉原はね 心だけじゃあ ダメなんですよ 200 00:14:55,012 --> 00:14:58,015 初回が済んだら 裏を介して もう一度 201 00:14:58,015 --> 00:15:01,018 3回 行かなくちゃねえ なじみ客とは呼んでもらえないの 202 00:15:01,018 --> 00:15:03,020 また しきたりか 203 00:15:03,020 --> 00:15:06,023 もっとも なじみ金をポーンと➡ 204 00:15:06,023 --> 00:15:08,025 いっときに払うっていう手も あるらしいけど 205 00:15:08,025 --> 00:15:11,028 へっ? いかほど? 206 00:15:11,028 --> 00:15:14,031 50両 207 00:15:14,031 --> 00:15:16,033 (安兵衛)んー 208 00:15:16,033 --> 00:15:18,969 拙者には大金だのう… 209 00:15:18,969 --> 00:15:21,972 んー… 210 00:15:21,972 --> 00:15:24,975 おっ オヤジ! そろばん あるか? そろばん! 211 00:15:24,975 --> 00:15:27,978 そろばんだ! そろばん (遁兵衛)イテテテ… 212 00:15:27,978 --> 00:15:29,980 また そろばん… 213 00:15:29,980 --> 00:15:31,982 はなったれ小僧のころから➡ 214 00:15:31,982 --> 00:15:34,982 思い込んだら 見境のなくなるヤツでな 215 00:15:37,988 --> 00:15:43,994 当家のために1年間で50両 拙者が ひねり出してみせる故➡ 216 00:15:43,994 --> 00:15:47,998 それを なじみ金として 四十八手の心得の件➡ 217 00:15:47,998 --> 00:15:53,003 何とぞ千代乃太夫より ご教授をー 218 00:15:53,003 --> 00:15:56,006 (玉次郎)あっしらに そんなこと言われても… 219 00:15:56,006 --> 00:15:58,008 第一 太夫といえば➡ 220 00:15:58,008 --> 00:16:01,011 後水尾の帝から許された 由緒ある位ですよ 221 00:16:01,011 --> 00:16:04,014 その遊女最高の位の者が➡ 222 00:16:04,014 --> 00:16:07,017 そんな下世話な申し出に お応えするかどうか 223 00:16:07,017 --> 00:16:10,020 ハッ… なんとかしてくださいよ 224 00:16:10,020 --> 00:16:13,020 5両だって ひねり出せるわけが ねえんですから 225 00:16:18,028 --> 00:16:21,028 (安兵衛)失礼! 失礼! 失礼! 226 00:16:23,967 --> 00:16:28,972 まず 当家の下肥の仲買人に交渉して➡ 227 00:16:28,972 --> 00:16:33,977 1人分につき 1日1文 高く買い取ってもらいます 228 00:16:33,977 --> 00:16:35,979 当家の酒肴は天下一品 229 00:16:35,979 --> 00:16:38,982 ならば下肥は 肥やしとしては極上品! 230 00:16:38,982 --> 00:16:41,985 1文 高く売るだけの値打ちは あります 231 00:16:41,985 --> 00:16:45,989 さすれば お客も含めて 1日40人が厠を使うとして➡ 232 00:16:45,989 --> 00:16:47,991 40文の得 233 00:16:47,991 --> 00:16:51,991 それが365日で… 入ります 234 00:16:53,997 --> 00:16:57,997 (そろばんをはじく音) 235 00:17:01,004 --> 00:17:04,007 上がりました 1万4600文 236 00:17:04,007 --> 00:17:10,013 ということは 14貫600文 つまり3両と2貫600文の儲け 237 00:17:10,013 --> 00:17:13,016 そのうえ 諸藩に渡って倹約に励めば➡ 238 00:17:13,016 --> 00:17:16,019 50両ぐらい 瞬く間 239 00:17:16,019 --> 00:17:18,955 拙者が お手本を示します故➡ 240 00:17:18,955 --> 00:17:24,961 得心いきましたら 四十八手の お口添えをー! 241 00:17:24,961 --> 00:17:26,963 いいかげんに諦めろ! 242 00:17:26,963 --> 00:17:31,963 ≪(男性)あー… あー… 243 00:17:33,970 --> 00:17:36,973 ご多忙中 失礼つかまつる 244 00:17:36,973 --> 00:17:38,973 もったいない もったいない 245 00:17:42,979 --> 00:17:44,981 あ~ もったいない もったいない 246 00:17:44,981 --> 00:17:46,983 ビロード鼻緒の この手のものは➡ 247 00:17:46,983 --> 00:17:49,986 新品を買えば15両 歯を入れ替えるだけなら60文 248 00:17:49,986 --> 00:17:51,988 室町2丁目を左に曲がった➡ 249 00:17:51,988 --> 00:17:54,991 瀬戸物町の焼継屋 ジロセンの所へ 持っていけば➡ 250 00:17:54,991 --> 00:17:56,993 きちんと直してくれる 251 00:17:56,993 --> 00:17:58,995 多田安兵衛の名前を出すと… 252 00:17:58,995 --> 00:18:00,997 10文 まけてくれるね うん 253 00:18:00,997 --> 00:18:04,000 あい あい ごめんなさいよー 254 00:18:04,000 --> 00:18:06,002 もったいない もったいない 255 00:18:06,002 --> 00:18:09,005 書き損じた紙は ふすまの下張りに使うんだ 256 00:18:09,005 --> 00:18:12,008 貸してごらんなさい はなをかんだ紙は まとめて➡ 257 00:18:12,008 --> 00:18:15,011 浅草紙屋に売る いいね? みんな 258 00:18:15,011 --> 00:18:17,013 こうして こうして こう やってみなさい 259 00:18:17,013 --> 00:18:20,951 (十兵衛の声)50両 本当に ひねり出すかもしれねえぜ 260 00:18:20,951 --> 00:18:22,953 わちきは嫌でありんす 261 00:18:22,953 --> 00:18:25,956 お前様たちが 勝手な お約束をなさるから➡ 262 00:18:25,956 --> 00:18:27,958 とんでもないことに… 263 00:18:27,958 --> 00:18:29,960 そんな 約束だなんて… 264 00:18:29,960 --> 00:18:33,964 ずうずうしいにも程がありんす 265 00:18:33,964 --> 00:18:36,967 俺も 気に食わん 266 00:18:36,967 --> 00:18:40,971 と思っていたが まっ… おもしろくなくもない 267 00:18:40,971 --> 00:18:42,973 ええ なんか憎めないんですよね 268 00:18:42,973 --> 00:18:47,978 だが ちと妙だと思わんか? 269 00:18:47,978 --> 00:18:49,980 何がでありんす? 270 00:18:49,980 --> 00:18:51,982 いや 宮仕えの侍が➡ 271 00:18:51,982 --> 00:18:55,982 何日も 屋敷に戻らずに いられることがさ 272 00:19:00,991 --> 00:19:03,994 もったいないよ 273 00:19:03,994 --> 00:19:07,998 恥も外聞も かなぐり捨てた生き方か フフフ 274 00:19:07,998 --> 00:19:10,000 え? あっ いやいや 275 00:19:10,000 --> 00:19:12,002 ああ… ところで➡ 276 00:19:12,002 --> 00:19:14,004 お前さん 屋敷に戻らなくていいのかい? 277 00:19:14,004 --> 00:19:18,008 あっ そのことなら お許しを頂いております 278 00:19:18,008 --> 00:19:21,008 誰に? 御家老の柴田様に 279 00:19:23,947 --> 00:19:25,949 家老が吉原泊まりを? はい 280 00:19:25,949 --> 00:19:27,951 いい方なんです 281 00:19:27,951 --> 00:19:30,954 拙者と女房との仲を ご心痛のあまり➡ 282 00:19:30,954 --> 00:19:32,954 勧めてくださったんです 283 00:19:35,959 --> 00:19:37,961 実は➡ 284 00:19:37,961 --> 00:19:41,965 拙者と 女房 お菊とは 人も羨む似合いの夫婦 285 00:19:41,965 --> 00:19:45,969 いえいえいえ… あいつのほうが 数段 すぐれております 286 00:19:45,969 --> 00:19:47,971 年は 5つも上ですが➡ 287 00:19:47,971 --> 00:19:50,974 気立ては優しく 見目麗しく➡ 288 00:19:50,974 --> 00:19:53,977 千代乃太夫に 決して 引けは取りません 289 00:19:53,977 --> 00:19:55,979 肌は きめ細かく➡ 290 00:19:55,979 --> 00:19:57,981 唇は 食べてしまいたいほど愛らしく 291 00:19:57,981 --> 00:19:59,983 (ウグイスの鳴き声) (安兵衛)声は➡ 292 00:19:59,983 --> 00:20:01,985 まるで ウグイスのさえずりのよう 293 00:20:01,985 --> 00:20:04,988 恥じらう姿は まるで… おいおい 294 00:20:04,988 --> 00:20:08,992 のろけるほどなら 何も 吉原に来ることはないじゃないか 295 00:20:08,992 --> 00:20:10,994 フフフ… いえいえ それが その… 296 00:20:10,994 --> 00:20:14,998 拙者 夜のお勤めのほうが… 297 00:20:14,998 --> 00:20:16,998 ん? 298 00:20:18,935 --> 00:20:24,941 これが… あまりにも お粗末な故➡ 299 00:20:24,941 --> 00:20:30,947 あーっという間に果てる故➡ 300 00:20:30,947 --> 00:20:35,952 お菊が… お菊が➡ 301 00:20:35,952 --> 00:20:39,956 気の毒で… 気の毒で… 302 00:20:39,956 --> 00:20:43,960 ブッ… (笑い声) 303 00:20:43,960 --> 00:20:48,965 真剣な話です! いや すまん すまん フッ… 304 00:20:48,965 --> 00:20:50,967 子が できない分➡ 305 00:20:50,967 --> 00:20:53,970 生きる喜びの全てを 2人で味わおうと決めたのに➡ 306 00:20:53,970 --> 00:20:57,974 焦れば焦るほど縮んでしまい➡ 307 00:20:57,974 --> 00:20:59,976 お菊は 次第 次第に いらだつし➡ 308 00:20:59,976 --> 00:21:02,979 私は仕事が 全く手につかなくなるし➡ 309 00:21:02,979 --> 00:21:05,979 それで思いあまって 御家老様に相談しましたところ… 310 00:21:07,984 --> 00:21:11,988 あっ… なんだ? ああっ… 311 00:21:11,988 --> 00:21:14,991 (忍者の力み声) (うめき声) 312 00:21:14,991 --> 00:21:19,996 (忍者たちの力み声) 313 00:21:19,996 --> 00:21:35,996 ♬~ 314 00:21:42,018 --> 00:21:44,020 安兵衛 315 00:21:44,020 --> 00:21:46,022 しっかりしろ 安兵衛 316 00:21:46,022 --> 00:21:48,024 大丈夫か? 安兵衛! 317 00:21:48,024 --> 00:21:51,027 ヤス… 318 00:21:51,027 --> 00:21:54,027 また気絶か… (舌打ち) 319 00:22:02,038 --> 00:22:06,042 気絶ばかりしてないで 少しは頑張ってくださいよ 320 00:22:06,042 --> 00:22:08,044 狙われてるのは旦那なんですよ 321 00:22:08,044 --> 00:22:10,046 思い当たることは 本当に ねえんですかい? 322 00:22:10,046 --> 00:22:12,048 2度も襲われたんですぜ 323 00:22:12,048 --> 00:22:14,048 さあ… 324 00:22:16,986 --> 00:22:19,989 十兵衛 柳生の門弟に➡ 325 00:22:19,989 --> 00:22:22,992 そいつの遣い手がいるという話を 聞いたことがあるがな 326 00:22:22,992 --> 00:22:25,995 藤枝左内 藤枝左内? 327 00:22:25,995 --> 00:22:27,997 ああ 328 00:22:27,997 --> 00:22:29,999 松平伊豆の手先となり➡ 329 00:22:29,999 --> 00:22:35,004 お取り潰しのある所には いろんな姿に変えて出没する男だ 330 00:22:35,004 --> 00:22:39,004 まっ 俺を狙ってまで 安兵衛を連れ去ろうとした 331 00:22:41,010 --> 00:22:46,015 お前さん 藩の騒動に 巻き込まれちゃいないか? 332 00:22:46,015 --> 00:22:50,019 全然 じゃあ 何か秘密を握ってるとか 333 00:22:50,019 --> 00:22:52,021 全然 334 00:22:52,021 --> 00:22:55,021 だが こいつが現れたとなると… 335 00:22:57,026 --> 00:22:59,028 お前さん 一体 何者なんだ? 336 00:22:59,028 --> 00:23:01,028 下肥勘定方 337 00:23:03,032 --> 00:23:05,032 (才次)こちらでございます 338 00:23:08,037 --> 00:23:11,037 あっ 坂西様 339 00:23:15,044 --> 00:23:17,981 ≪(才次)殿 安兵衛様の所に侍が 340 00:23:17,981 --> 00:23:32,996 ♬~ 341 00:23:32,996 --> 00:23:37,000 例のものを捨てたというのは 間違いないのだな? 342 00:23:37,000 --> 00:23:39,002 はい 343 00:23:39,002 --> 00:23:41,002 何度も申し上げたはずですが 344 00:23:43,006 --> 00:23:47,010 あ… あの… (坂西)なんだ? 345 00:23:47,010 --> 00:23:50,013 冷めると もったいないので… 346 00:23:50,013 --> 00:23:52,015 あっ 347 00:23:52,015 --> 00:23:55,018 ああっ… 348 00:23:55,018 --> 00:24:00,023 ≪(食べる音) 349 00:24:00,023 --> 00:24:09,032 ♬~ 350 00:24:09,032 --> 00:24:12,035 ああ 客人だってな (安兵衛)はっ… 351 00:24:12,035 --> 00:24:15,035 また参る (安兵衛)はあ はあ はあ 352 00:24:17,974 --> 00:24:22,974 (人々のざわめき) 353 00:24:26,983 --> 00:24:28,985 あいつは駕籠を襲ったヤツだ 354 00:24:28,985 --> 00:24:32,989 だが 藤枝左内ではない 355 00:24:32,989 --> 00:24:34,991 坂西仙九郎… 356 00:24:34,991 --> 00:24:36,993 新参者か? (安兵衛)はい 357 00:24:36,993 --> 00:24:40,997 御家老様の ご推挙で 柴田の? 358 00:24:40,997 --> 00:24:44,000 ですから 人格は間違いなし! 359 00:24:44,000 --> 00:24:47,003 ハハッ… お前の思い込みには恐れ入るぜ 360 00:24:47,003 --> 00:24:51,007 ハハ… でも 人を見る目は確かです 361 00:24:51,007 --> 00:24:55,011 己の心を白紙にして接せよ 362 00:24:55,011 --> 00:24:57,013 忠輝様の その教えは➡ 363 00:24:57,013 --> 00:24:59,015 子供のころより 片ときも 忘れたことはございません 364 00:24:59,015 --> 00:25:02,018 ハハハ… ありがとうよ 365 00:25:02,018 --> 00:25:04,020 それで➡ 366 00:25:04,020 --> 00:25:08,020 その指南役の先生は 何しに来たんだい? 367 00:25:15,031 --> 00:25:17,967 《藤枝左内》 368 00:25:17,967 --> 00:25:21,967 《伊勢朝熊藩を どう取り潰そうというんだ?》 369 00:25:23,973 --> 00:25:26,976 《安兵衛が 一体 何を…》 370 00:25:26,976 --> 00:25:29,979 ((左内が 誰に化けてるかを調べるんだ)) 371 00:25:29,979 --> 00:25:33,983 ((だが 決して無理はするなよ)) 372 00:25:33,983 --> 00:25:35,985 (安兵衛)帳簿のことを 聞きに来られたんです 373 00:25:35,985 --> 00:25:38,988 御家老様に頼まれたとかで 374 00:25:38,988 --> 00:25:41,991 帳簿? はい 375 00:25:41,991 --> 00:25:45,995 実は 2年ほど前 勘定を間違えて➡ 376 00:25:45,995 --> 00:25:47,997 帳簿のうえで 藩の財政に➡ 377 00:25:47,997 --> 00:25:52,001 3000両もの 穴を開けてしまったんです 378 00:25:52,001 --> 00:25:54,003 当時 我が藩は 御公儀から➡ 379 00:25:54,003 --> 00:25:57,006 江戸城の石垣の改修を 仰せつかり➡ 380 00:25:57,006 --> 00:25:59,008 私は 勘定方の一人として➡ 381 00:25:59,008 --> 00:26:03,012 寝る間も惜しんで 普請の勘定帳を作っておりました 382 00:26:03,012 --> 00:26:07,012 ところが 3000両 どうしても合わないんです 383 00:26:09,018 --> 00:26:13,022 ((不正が行われているとでも いうのか?)) 384 00:26:13,022 --> 00:26:16,022 ((いえ そういうわけでは ございませんが…)) 385 00:26:17,960 --> 00:26:19,962 ((相分かった)) 386 00:26:19,962 --> 00:26:23,966 ((わしの手の者に 調べさせておく)) 387 00:26:23,966 --> 00:26:25,966 ((これは預かりおくぞ)) (安兵衛)((はっ)) 388 00:26:30,973 --> 00:26:33,976 ((安兵衛)) (安兵衛)((はっ!)) 389 00:26:33,976 --> 00:26:37,980 ((誰しも疲れがたまれば 間違うこともある)) 390 00:26:37,980 --> 00:26:40,980 ((たまには早く帰って ゆるりと休め)) 391 00:26:42,985 --> 00:26:45,988 ((ははあ)) 392 00:26:45,988 --> 00:26:50,993 御家老様の その温かいお言葉に 拙者… 393 00:26:50,993 --> 00:26:52,995 そうかい 394 00:26:52,995 --> 00:26:54,997 で その先は どうなったんだい? 395 00:26:54,997 --> 00:26:56,997 はっ… 396 00:27:00,002 --> 00:27:04,006 (安兵衛の声) 翌朝 出仕しましたところ… (侍たち)((おはようございます)) 397 00:27:04,006 --> 00:27:06,006 (侍)((おはようございます)) (侍)((おはようございます)) 398 00:27:11,013 --> 00:27:13,015 今度は ぴったり 合っちまったっていうんだな? 399 00:27:13,015 --> 00:27:15,952 そうなんです 400 00:27:15,952 --> 00:27:17,954 だったら なんで今頃 その帳簿を… 401 00:27:17,954 --> 00:27:20,957 いえいえ 元帳のほうなんです 402 00:27:20,957 --> 00:27:24,961 元帳? はい 帳簿の元帳 403 00:27:24,961 --> 00:27:28,965 ほう… ええ ところが ハハハハハ… 404 00:27:28,965 --> 00:27:32,969 大掃除のときに 見つけてしまったんですよ ハハ 405 00:27:32,969 --> 00:27:34,971 でも どうせ 拙者が間違えたやつですし 406 00:27:34,971 --> 00:27:36,973 うん もう腹立ち紛れに➡ 407 00:27:36,973 --> 00:27:39,976 持って帰って踏みつけて 捨ててしまったんです 408 00:27:39,976 --> 00:27:42,979 御家老様にも そう申し上げたんです 409 00:27:42,979 --> 00:27:44,979 うん… 410 00:27:49,018 --> 00:27:52,021 《ここには現れなかったか》 411 00:27:52,021 --> 00:27:57,026 やっぱり お前さん 秘密を握っていたのか? ん? 412 00:27:57,026 --> 00:28:01,030 あの元帳が正しかったなんて とても思えません 413 00:28:01,030 --> 00:28:03,032 安兵衛 414 00:28:03,032 --> 00:28:06,035 お前さん 思い込んでるってことはないか? 415 00:28:06,035 --> 00:28:09,038 柴田に言われて 416 00:28:09,038 --> 00:28:12,975 いくら幼なじみでも そりゃ言い過ぎですよ! 417 00:28:12,975 --> 00:28:14,977 3000両ですよ 3000両 418 00:28:14,977 --> 00:28:16,979 それに 御家老様は➡ 419 00:28:16,979 --> 00:28:19,982 そんな不正をされるお方では ございません 420 00:28:19,982 --> 00:28:23,986 拙者を下肥係に回されて 罰を与えられたのだって➡ 421 00:28:23,986 --> 00:28:27,990 その表れです しかも拙者は そのおかげで➡ 422 00:28:27,990 --> 00:28:31,994 お菊という すばらしい女房に 巡り会うことができたんです 423 00:28:31,994 --> 00:28:34,997 うん 424 00:28:34,997 --> 00:28:38,000 白魚のような指 425 00:28:38,000 --> 00:28:40,002 誰をも虜にする笑顔 426 00:28:40,002 --> 00:28:43,005 そんな女房にですよ… (喜久造)安兵衛様! 427 00:28:43,005 --> 00:28:46,008 火急の御用とかで お宅の下女が 428 00:28:46,008 --> 00:28:48,008 うちの下女? 429 00:28:51,013 --> 00:28:53,013 (喜久造)うわっ… 430 00:28:55,017 --> 00:28:57,017 お菊! 431 00:29:00,022 --> 00:29:04,026 (お菊)安兵衛様ー! 432 00:29:04,026 --> 00:29:07,029 (泣き声) 433 00:29:07,029 --> 00:29:10,032 どうしたんだ? どうしたんだ? 434 00:29:10,032 --> 00:29:13,970 え? 訳を話してごらん 435 00:29:13,970 --> 00:29:15,972 あい 436 00:29:15,972 --> 00:29:19,976 いきなり 覆面をした お武家様たちが現れて➡ 437 00:29:19,976 --> 00:29:23,980 うちん中 めちゃくちゃに… 438 00:29:23,980 --> 00:29:25,982 おっ… お… お菊! 439 00:29:25,982 --> 00:29:27,984 喜久造 水 水 持ってきな (安兵衛)お菊! 440 00:29:27,984 --> 00:29:30,987 (喜久造)へい! 玉次郎 才次 ついてきな 441 00:29:30,987 --> 00:29:33,990 (才次・玉次郎)へい 442 00:29:33,990 --> 00:29:36,993 さっ… (才次)さあ 安兵衛様 443 00:29:36,993 --> 00:29:38,995 ご案内を 444 00:29:38,995 --> 00:29:49,005 ♬~ 445 00:29:49,005 --> 00:29:51,005 さあ 446 00:29:53,009 --> 00:29:58,014 (安兵衛)ありゃ~… 447 00:29:58,014 --> 00:30:00,014 こりゃまた… 448 00:30:08,024 --> 00:30:11,027 これじゃあ まるで 嵐のあとみたいですぜ 449 00:30:11,027 --> 00:30:16,966 こうまでして捜すってことは 元帳は本物だったんですね 450 00:30:16,966 --> 00:30:20,970 その元帳ってのは どれぐらいの大きさだ? 451 00:30:20,970 --> 00:30:23,973 (安兵衛)んんっ… 452 00:30:23,973 --> 00:30:26,976 これぐらいの厚さの➡ 453 00:30:26,976 --> 00:30:30,980 これぐらいの大きさですか 454 00:30:30,980 --> 00:30:32,982 もう一度 思い出してくれ 455 00:30:32,982 --> 00:30:36,986 家を荒らした侍の中に 坂西の姿があったんだな? 456 00:30:36,986 --> 00:30:38,988 (お菊)んだ (安兵衛)そんなはずないだろ? 457 00:30:38,988 --> 00:30:41,988 だども 間違えねえ! 458 00:30:49,999 --> 00:30:51,999 ((はっ…)) 459 00:30:56,005 --> 00:31:00,009 (お菊の声)あの刀の下げ緒は 確かに坂西様のものだ 460 00:31:00,009 --> 00:31:03,012 柴田が指図をしたということか… 461 00:31:03,012 --> 00:31:05,014 違います 462 00:31:05,014 --> 00:31:08,017 あの方は そんな ひどいことを する人じゃありません 463 00:31:08,017 --> 00:31:12,021 いつも 拙者たちのことを 思っていてくださるのです 464 00:31:12,021 --> 00:31:15,024 お前ってヤツは どうして そう… 465 00:31:15,024 --> 00:31:19,028 (安兵衛) だって こいつの父親なんです 466 00:31:19,028 --> 00:31:22,031 ん? 467 00:31:22,031 --> 00:31:27,036 といっても 養女にしていただいた だけなんですが 468 00:31:27,036 --> 00:31:29,038 こいつは➡ 469 00:31:29,038 --> 00:31:34,043 下肥の値段を交渉しに来た 百姓の娘なんです 470 00:31:34,043 --> 00:31:39,048 年上のうえに 2度も出戻りしてるんですが➡ 471 00:31:39,048 --> 00:31:43,052 拙者が 一目ぼれして どうしても嫁に欲しくて 472 00:31:43,052 --> 00:31:48,057 でも 父上も母上も猛反対でした 473 00:31:48,057 --> 00:31:51,060 それを御家老様が すぐに養女にして➡ 474 00:31:51,060 --> 00:31:54,063 祝言を挙げさせて くださったからこそ こうして… 475 00:31:54,063 --> 00:31:58,067 なっ お菊 そうだろ? 476 00:31:58,067 --> 00:32:00,069 そうだあ 477 00:32:00,069 --> 00:32:06,075 だったら お前の見間違いに決まってるだろ 478 00:32:06,075 --> 00:32:09,078 おらの言うことが 信じられねえのけ? 479 00:32:09,078 --> 00:32:21,023 ♬~ 480 00:32:21,023 --> 00:32:23,023 んー… 481 00:32:26,028 --> 00:32:29,031 (ニワトリの鳴き声) 482 00:32:29,031 --> 00:32:31,033 安兵衛は 同じ藩の者に 命を狙われ➡ 483 00:32:31,033 --> 00:32:34,036 家まで荒らされた 484 00:32:34,036 --> 00:32:36,038 次には どんな目に遭うやもしれん 485 00:32:36,038 --> 00:32:38,040 あっしらの手で お守りすればよいのですね 486 00:32:38,040 --> 00:32:40,042 安兵衛様のためなら やりやすよ 487 00:32:40,042 --> 00:32:43,045 初めは 嫌なヤツだと 思ってたんですけど➡ 488 00:32:43,045 --> 00:32:45,047 かわいいところもある 御仁ですからね 489 00:32:45,047 --> 00:32:47,049 うん 490 00:32:47,049 --> 00:32:49,051 守るだけじゃ足りん 491 00:32:49,051 --> 00:32:53,055 柴田の不正を暴いて ヤツを 権力の座から引きずり下ろすんだ 492 00:32:53,055 --> 00:32:57,059 左内たちが 藩を取り潰す前にな (玉次郎)でも 証拠がなきゃ… 493 00:32:57,059 --> 00:33:00,062 ≪(ノック) 494 00:33:00,062 --> 00:33:02,064 左内の正体 分かりました 495 00:33:02,064 --> 00:33:04,066 (左内)((遠慮はいらぬ)) 496 00:33:04,066 --> 00:33:06,066 ((出てまいれ)) 497 00:33:09,071 --> 00:33:14,009 ((盗み聞きをした仕置きを せねばならぬのう)) 498 00:33:14,009 --> 00:33:34,029 ♬~ 499 00:33:34,029 --> 00:33:46,041 ♬~ 500 00:33:46,041 --> 00:33:58,053 ♬~ 501 00:33:58,053 --> 00:34:00,055 (十兵衛の声) 藤枝左内が 加賀屋に化けたか 502 00:34:00,055 --> 00:34:02,057 はい 503 00:34:02,057 --> 00:34:06,061 伊勢朝熊藩 江戸家老 柴田へ出入りの商人に 504 00:34:06,061 --> 00:34:10,065 すまないが 安兵衛のため もう一働きしてくれないか? 505 00:34:10,065 --> 00:34:12,065 (玉次郎たち)へい 506 00:34:14,003 --> 00:34:16,005 俺は 左内を斬る 507 00:34:16,005 --> 00:34:34,023 ♬~ 508 00:34:34,023 --> 00:34:52,041 ♬~ 509 00:34:52,041 --> 00:34:56,045 《店じまいということは➡ 510 00:34:56,045 --> 00:34:59,045 一気に決着をつけるつもりだ》 511 00:35:04,019 --> 00:35:09,024 (坂西)「横領金3000両のうちに 相違なきこと明白なり」 512 00:35:09,024 --> 00:35:12,962 「しかるうえは 即刻 この者 固縛のうえ吟味いたすべく➡ 513 00:35:12,962 --> 00:35:15,965 急度 申しつけるべきものなり」 514 00:35:15,965 --> 00:35:17,967 「よって 件の如し」 515 00:35:17,967 --> 00:35:20,967 「伊勢朝熊藩 江戸家老 柴田大膳」 516 00:35:22,972 --> 00:35:26,972 柴田様のご意向は すなわち殿のご意向 517 00:35:28,978 --> 00:35:31,981 多田安兵衛 速やかに縛に就け! 518 00:35:31,981 --> 00:35:35,985 ハハハハハ… 519 00:35:35,985 --> 00:35:38,988 バカも休み休み言え 520 00:35:38,988 --> 00:35:41,991 ぬすっとは てめえんとこの柴田じゃねえかい 521 00:35:41,991 --> 00:35:43,993 証拠もなしに 無礼なことを申すな! 522 00:35:43,993 --> 00:35:46,996 あんたたちこそ 証拠もなしにじゃねえですか! 523 00:35:46,996 --> 00:35:49,999 (坂西)黙れ! 10両とて大金 524 00:35:49,999 --> 00:35:53,002 多田ごときが 右から左にできる金子ではない! 525 00:35:53,002 --> 00:35:56,005 あれは おいらのヘソクリだ! 526 00:35:56,005 --> 00:35:58,007 安兵衛さんが主業してくれれば➡ 527 00:35:58,007 --> 00:36:01,010 そっくり おいらの体に 戻ってくるカネだんべえ 528 00:36:01,010 --> 00:36:03,012 夫婦円満の元手だ 529 00:36:03,012 --> 00:36:08,017 山之内一豊様の女房だけじゃ ねえんだぞ ヘソくってんのは! 530 00:36:08,017 --> 00:36:10,953 アハハハ… そりゃそうだ 531 00:36:10,953 --> 00:36:13,956 安兵衛 いい女房もらったな 532 00:36:13,956 --> 00:36:15,958 というわけだい 533 00:36:15,958 --> 00:36:17,960 ええい 黙れ! 黙れ! 534 00:36:17,960 --> 00:36:19,960 安兵衛を 速やかに渡せ! 535 00:36:23,966 --> 00:36:29,966 自由の天地を乱すヤツは この俺が許さねえ 536 00:36:33,976 --> 00:36:35,976 (侍の力み声) (うめき声) 537 00:36:38,981 --> 00:36:41,981 (侍の力み声) (侍たちのうめき声) 538 00:36:43,986 --> 00:36:45,988 (侍の力み声) 539 00:36:45,988 --> 00:36:47,990 (おびえる声) 540 00:36:47,990 --> 00:36:50,990 どうしても やる気だな? 541 00:36:58,000 --> 00:37:00,000 (侍の力み声) (うめき声) 542 00:37:04,006 --> 00:37:09,006 (侍たちの力み声) (侍たちのうめき声) 543 00:37:10,946 --> 00:37:13,946 (坂西)引け! 引けー! 544 00:37:20,956 --> 00:37:25,961 ざまあみろー! (人々の歓声と拍手) 545 00:37:25,961 --> 00:37:28,964 (男性)さすが 廓様! (女性)すごーい! 546 00:37:28,964 --> 00:37:31,967 (十兵衛の声) だが 何度でも襲ってくるぜ 547 00:37:31,967 --> 00:37:33,969 申し訳ありません 548 00:37:33,969 --> 00:37:37,973 あれは 踏んづけて破って 丸めて捨てたもんで 549 00:37:37,973 --> 00:37:40,976 もったいないことを 550 00:37:40,976 --> 00:37:42,978 今 なんて言った? 「もったいないことを」 551 00:37:42,978 --> 00:37:46,982 いや そうじゃねえんだ 安兵衛 お前だ 552 00:37:46,982 --> 00:37:49,985 元帳をどうしたって? 553 00:37:49,985 --> 00:37:53,989 踏んづけて 破って丸めて捨てた 554 00:37:53,989 --> 00:37:55,991 お前さんが丸めて捨てるかよ 555 00:37:55,991 --> 00:37:57,993 ちょっと待った 556 00:37:57,993 --> 00:38:01,997 その丸めた紙を どこへ捨てた? 557 00:38:01,997 --> 00:38:05,000 丸まった紙は 書き損じたものなら ふすまの… 558 00:38:05,000 --> 00:38:07,002 あっ! 559 00:38:07,002 --> 00:38:11,940 ((書き損じた紙は ふすまの下張りに使うんだ)) 560 00:38:11,940 --> 00:38:25,954 ♬~ 561 00:38:25,954 --> 00:38:27,956 もったいないか… 562 00:38:27,956 --> 00:38:31,960 しかし 物を大事にするってのは いい心がけだなあ 563 00:38:31,960 --> 00:38:34,960 (玉次郎) こうなりゃ殴り込みだい! 564 00:38:39,968 --> 00:38:41,968 (お菊)ああっ… 565 00:38:43,972 --> 00:38:46,975 人間は戦うことも必要だぜ 566 00:38:46,975 --> 00:38:50,979 うちの旦那様が 刀で… 567 00:38:50,979 --> 00:38:52,981 あー… 568 00:38:52,981 --> 00:38:54,983 (雲)お菊さん しっかり! おっと… 569 00:38:54,983 --> 00:38:57,986 よく気絶する連れ合いだ 570 00:38:57,986 --> 00:39:00,986 安兵衛殿 参ろう 571 00:39:05,994 --> 00:39:07,996 (才次)幻さん 572 00:39:07,996 --> 00:39:11,934 あっしら 安兵衛様に 惚れちまったんでさあ 573 00:39:11,934 --> 00:39:13,934 一っ働きさせてください 574 00:39:17,940 --> 00:39:20,943 分かった 575 00:39:20,943 --> 00:39:26,949 今どき珍しく 命の懸け甲斐のある男だ 576 00:39:26,949 --> 00:39:28,951 しかと頼んだぞ 才次 577 00:39:28,951 --> 00:39:43,966 ♬~ 578 00:39:43,966 --> 00:39:45,968 たわけ! 579 00:39:45,968 --> 00:39:48,971 なんたる失態 580 00:39:48,971 --> 00:39:50,973 矢でも鉄砲でもかまわぬ! 581 00:39:50,973 --> 00:39:55,978 吉原じゅうを皆殺しにしようとも 安兵衛の息の根を止めてこぬか 582 00:39:55,978 --> 00:39:57,980 ははっ 583 00:39:57,980 --> 00:39:59,982 ≪ のぼせ上がるのも いいかげんにしねえか 584 00:39:59,982 --> 00:40:01,982 (柴田)何奴!? 585 00:40:04,987 --> 00:40:07,987 柳生十兵衛三厳 586 00:40:12,928 --> 00:40:15,931 てめえの不正を隠すために➡ 587 00:40:15,931 --> 00:40:20,931 罪もねえ人々の命を どうしようってんだ? 588 00:40:22,938 --> 00:40:24,938 安兵衛 589 00:40:29,945 --> 00:40:33,949 柴田を裁くのは お前さんだぜ 590 00:40:33,949 --> 00:40:35,951 はい 591 00:40:35,951 --> 00:40:38,951 ほざくな 出合えー! 出合えー! 592 00:40:41,957 --> 00:40:44,960 てめえら… 593 00:40:44,960 --> 00:40:49,965 雁首そろえて… 地獄へ行け! 594 00:40:49,965 --> 00:40:53,969 (侍たちの力み声) 595 00:40:53,969 --> 00:41:13,989 ♬~ 596 00:41:13,989 --> 00:41:34,009 ♬~ 597 00:41:34,009 --> 00:41:50,025 ♬~ 598 00:41:50,025 --> 00:42:06,041 ♬~ 599 00:42:06,041 --> 00:42:08,043 加賀屋… いや 600 00:42:08,043 --> 00:42:11,980 幕府隠密 藤枝左内 601 00:42:11,980 --> 00:42:15,984 藩を取り潰すのが そんなに うれしいか? 602 00:42:15,984 --> 00:42:17,984 柳生の嫡男が➡ 603 00:42:19,988 --> 00:42:23,992 御公儀に逆らうとは言語道断! 604 00:42:23,992 --> 00:42:26,995 貴様だけは許せねえ 605 00:42:26,995 --> 00:42:30,999 (左内と十兵衛の力み声) 606 00:42:30,999 --> 00:42:32,999 (左内のうめき声) 607 00:42:36,004 --> 00:42:39,004 (才次の力み声) (侍のうめき声) 608 00:42:43,011 --> 00:42:45,013 ハッ… 609 00:42:45,013 --> 00:42:48,016 御家老様! 610 00:42:48,016 --> 00:42:53,021 あなたの不正の証拠は 全部 ここに! 611 00:42:53,021 --> 00:42:57,021 ハァ… ハァ… 612 00:42:59,027 --> 00:43:05,033 観念して お腹をお召しください! 613 00:43:05,033 --> 00:43:09,033 それが 藩を救う唯一の道 614 00:43:14,976 --> 00:43:16,976 (柴田と安兵衛の力み声) 615 00:43:18,980 --> 00:43:21,983 お見事! (才次)そろばん侍! 616 00:43:21,983 --> 00:43:23,983 ハハッ… 617 00:43:30,992 --> 00:43:34,992 今度は これで 不正を暴いてみせますよ 618 00:43:36,998 --> 00:43:41,998 (人々のざわめき) 619 00:43:44,005 --> 00:43:47,008 今頃 どうしてるかな? あの連れ合い 620 00:43:47,008 --> 00:43:49,010 ん? 621 00:43:49,010 --> 00:43:54,015 ああ ハハハハハ… フフフフフ… 622 00:43:54,015 --> 00:43:57,018 あー… あの はなたれ小僧➡ 623 00:43:57,018 --> 00:44:00,021 大変な出世をしたそうだぞ ハハハ へえ~ ハハハ… 624 00:44:00,021 --> 00:44:02,023 ≪(安兵衛)よっ! 千代乃太夫! えっ? 625 00:44:02,023 --> 00:44:05,026 ≪(安兵衛)日本一! 四十八手 626 00:44:05,026 --> 00:44:09,965 (お菊)何 言うだあ 出世したおかげで 夜まで仕事仕事 627 00:44:09,965 --> 00:44:11,967 せっかく すっぽんぽんで寝てても➡ 628 00:44:11,967 --> 00:44:14,970 なーんにも してくんねえだ 629 00:44:14,970 --> 00:44:17,973 フフフ… 人の暮らしじゃねえだ 630 00:44:17,973 --> 00:44:19,975 ん? 631 00:44:19,975 --> 00:44:22,978 下肥係に戻してもらいました 632 00:44:22,978 --> 00:44:25,981 そこで お願えだ 633 00:44:25,981 --> 00:44:29,985 おらにも教えてけれ 四十八手を 634 00:44:29,985 --> 00:44:33,985 なっ 幼なじみに 命の恩人殿! 635 00:44:36,992 --> 00:44:38,994 ハハハハ… 636 00:44:38,994 --> 00:44:43,999 フフ… ハハハ… ヘヘヘ 637 00:44:43,999 --> 00:44:49,004 <人には それぞれの幸せがあり 不幸がある> 638 00:44:49,004 --> 00:44:55,010 <出世よりも 夫婦生活それ自体に 幸せを求める2人を見て➡ 639 00:44:55,010 --> 00:44:59,010 つくづく そう思う 十兵衛と幻之介であった> 640 00:45:03,018 --> 00:45:06,021 ♬『黄昏を見たことがない』 641 00:45:06,021 --> 00:45:09,958 ♬~ 642 00:45:09,958 --> 00:45:15,964 ♬ 黄昏を知らない人に 643 00:45:15,964 --> 00:45:21,970 ♬ いつからかなってしまい 644 00:45:21,970 --> 00:45:28,977 ♬ 心の中の悲しい影を 645 00:45:28,977 --> 00:45:34,983 ♬ みんな気づいていない 646 00:45:34,983 --> 00:45:40,989 ♬ しあわせを待ちきれない 647 00:45:40,989 --> 00:45:50,999 ♬ 昼と夜の真中あたり 648 00:45:50,999 --> 00:45:57,005 ♬ だけど あなた もう泣かないで 649 00:45:57,005 --> 00:46:03,011 ♬ このぼくがそばにいる 650 00:46:03,011 --> 00:46:09,017 ♬ 黄昏が 黄昏が 651 00:46:09,017 --> 00:46:15,957 ♬ あなたの心を透かして見せる 652 00:46:15,957 --> 00:46:17,957 ♬~ 653 00:46:23,031 --> 00:46:28,036 <絢爛豪華な吉原で 次々に起こる 不可解な事件> 654 00:46:28,036 --> 00:46:32,040 <裏で仕組まれた 吉原乗っ取りの陰謀> 655 00:46:32,040 --> 00:46:36,044 <自由吉原を守るべく奮闘する 庄左衛門> 656 00:46:36,044 --> 00:46:41,049 <悪のからくりを暴き 悪を斬る 幻之介 十兵衛> 657 00:46:41,049 --> 00:46:45,053 <次回 『徳川無頼帳』 「花魁総揚・吉原乗っ取り!」> 658 00:46:45,053 --> 00:46:47,053 <ご期待ください> 659 00:57:42,176 --> 00:57:43,044 660 00:57:43,044 --> 00:57:47,048 「時代劇専門チャンネル」の 全てが分かる番組情報誌 661 00:57:47,048 --> 00:57:49,048 『時代劇専門チャンネルガイド』 662 00:57:55,056 --> 00:57:57,058 番組表・コラム 663 00:57:57,058 --> 00:58:01,062 時代劇クロスワードなど読み応え十分! 664 00:58:01,062 --> 00:58:03,062 更に… 665 00:58:06,067 --> 00:58:08,067 いま お問い合わせ いただくと… 666 00:58:36,097 --> 00:58:38,099 そして もうひとつは ホームページ 667 00:58:38,099 --> 00:58:41,099 お申し込み お待ちしております