1 00:01:54,143 --> 00:01:57,679 おりんの方様のお部屋から下がる 越後屋の長持の中に 2 00:01:57,679 --> 00:02:01,679 男の死体が発見され ただ今 春日様がこちらへ 3 00:02:10,793 --> 00:02:14,563 お方様 よい見せ物を お目にかけましょう 4 00:02:14,563 --> 00:02:17,699 以前 お楽の方の部屋で 捕まえた忍びは 5 00:02:17,699 --> 00:02:19,902 すでに もの言わなくなって おりましたが 6 00:02:19,902 --> 00:02:22,971 りんはいまだ もの言える様子 7 00:02:22,971 --> 00:02:25,641 知らぬ わらわは何も知らぬ 8 00:02:25,641 --> 00:02:29,745 知らぬとは言わせませぬ さあ りん 9 00:02:29,745 --> 00:02:32,548 長持の中の男の素性 役目 10 00:02:32,548 --> 00:02:36,218 何かなら何まで正直に言うがよい 11 00:02:36,218 --> 00:02:38,587 言わぬか! 12 00:02:38,587 --> 00:02:42,691 ならば この春日 代わりに言うて取らそう 13 00:02:42,691 --> 00:02:46,995 春日 いい加減な作り話は 14 00:02:46,995 --> 00:02:52,067 お方様 あの者の名前は義十 15 00:02:52,067 --> 00:02:57,673 志摩国の りんと同じ村の 身分卑しき育ちにて 16 00:02:57,673 --> 00:03:00,642 志摩国から わざわざ呼ばれたのは 17 00:03:00,642 --> 00:03:05,180 上様の代わりに りんに子を身ごもらせるため 18 00:03:05,180 --> 00:03:09,051 何! この度のりんの懐妊 19 00:03:09,051 --> 00:03:13,589 その男との間の子にございます 20 00:03:13,589 --> 00:03:16,859 りん まことか それは 21 00:03:16,859 --> 00:03:18,959 まことのことか 22 00:03:21,196 --> 00:03:24,566 まこととしたら そなた わらわを… 23 00:03:24,566 --> 00:03:27,603 わらわをだましていたのじゃな 24 00:03:27,603 --> 00:03:31,740 そなたごとき卑しき者に だまされていたとあっては 25 00:03:31,740 --> 00:03:36,345 なんで わらわ 祖先に言い訳が立とう 26 00:03:36,345 --> 00:03:42,417 天下取るはずであった 信長公の御血を引く者 27 00:03:42,417 --> 00:03:46,017 わらわの誇りは ただそれのみであったのに 28 00:03:48,056 --> 00:03:51,593 そなたのようなおなごに 29 00:03:51,593 --> 00:03:55,393 嫌だ!あーっ あー 30 00:04:06,775 --> 00:04:11,146 さて お方様 このようなはめになって 31 00:04:11,146 --> 00:04:14,683 万一 義十のこと気づかなんだら 32 00:04:14,683 --> 00:04:18,120 徳川の天下 思いもかけない者の手に 33 00:04:18,120 --> 00:04:21,957 渡っていたのですからね 34 00:04:21,957 --> 00:04:25,857 お方様の責任 何となされます 35 00:04:27,829 --> 00:04:32,501 わらわに責任持てと言うのか 春日様! 36 00:04:32,501 --> 00:04:36,371 この度のこと どこからどこまでが りんの仕業 37 00:04:36,371 --> 00:04:38,407 どのあたりまで お方様が 38 00:04:38,407 --> 00:04:42,044 承知しておいであそばしたかは 知りません 39 00:04:42,044 --> 00:04:45,080 ですが忍びの権太 捕まえてみましたら 40 00:04:45,080 --> 00:04:47,983 いずれ明らかになりましょう 41 00:04:47,983 --> 00:04:50,619 御湯殿にて上様を… 言うな! 42 00:04:50,619 --> 00:04:53,288 申し上げずば これから先も 43 00:04:53,288 --> 00:04:56,124 お方様のたくらみ 果てしなく続いて 44 00:04:56,124 --> 00:04:59,624 この大奥に平穏は参りません! 45 00:05:01,663 --> 00:05:03,663 分かった 46 00:05:08,937 --> 00:05:11,873 わらわも武士の娘 47 00:05:11,873 --> 00:05:15,673 伯父上の血を汚さぬ道は 1つしかない 48 00:05:17,746 --> 00:05:22,946 春日 その目で しっかと見届けるがよい 49 00:05:26,221 --> 00:05:30,158 お方様 何とぞ上様に 50 00:05:30,158 --> 00:05:34,329 家光? はい 51 00:05:34,329 --> 00:05:37,132 わらわ 幼い頃から 52 00:05:37,132 --> 00:05:40,832 家光を一度も いとおしんだことがなかった 53 00:05:42,838 --> 00:05:46,908 だが家光は常に変わらず 54 00:05:46,908 --> 00:05:51,246 わらわを… 母を立ててくれた 55 00:05:51,246 --> 00:05:55,283 大切にしてくれた 56 00:05:55,283 --> 00:05:58,420 春日の言うごとく 57 00:05:58,420 --> 00:06:02,224 大奥に平穏をもたらすのが 58 00:06:02,224 --> 00:06:06,424 せめてもの わらわから 家光への贈り物 59 00:06:08,463 --> 00:06:11,800 伝えてたもれ 60 00:06:11,800 --> 00:06:15,400 母はそのために死ぬと 61 00:06:17,739 --> 00:06:19,839 さらばじゃ 62 00:06:24,212 --> 00:06:26,212 お方様 63 00:06:39,594 --> 00:06:45,233 そなた 母上を 自害まいらせたと言うのか 64 00:06:45,233 --> 00:06:49,771 はい この上は いかようなるおとがめ… 65 00:06:49,771 --> 00:06:53,508 言うな!下がれ 下がれ 66 00:06:53,508 --> 00:06:55,608 下がりおれ 67 00:07:00,415 --> 00:07:03,251 父上 68 00:07:03,251 --> 00:07:05,451 大御所様 69 00:07:07,589 --> 00:07:09,589 家光… 70 00:07:15,697 --> 00:07:19,397 どうあそばすおつもりで ございまする 71 00:07:23,739 --> 00:07:27,943 伊豆か そちならどうする 72 00:07:27,943 --> 00:07:32,981 伊豆は上様ではござりません 73 00:07:32,981 --> 00:07:36,351 だから聞いている どうする?そちなら 74 00:07:36,351 --> 00:07:39,187 天下の大事は上御一人たる 75 00:07:39,187 --> 00:07:43,725 上様お一人のご決断に懸かること 76 00:07:43,725 --> 00:07:46,725 助けてくれぬのか 余を 77 00:07:49,030 --> 00:07:51,330 恐れながら 78 00:07:53,735 --> 00:07:56,805 はっ は… 79 00:07:56,805 --> 00:08:00,041 春日は 80 00:08:00,041 --> 00:08:02,844 余にとって母 いや 81 00:08:02,844 --> 00:08:05,844 母以上の存在 82 00:08:08,183 --> 00:08:11,720 幼い余を慈しみ 83 00:08:11,720 --> 00:08:14,420 余を叱り 84 00:08:16,491 --> 00:08:22,831 教え導いてくれた ただ一人の人であった 85 00:08:22,831 --> 00:08:26,931 余が今あるのは春日のおかげだ 86 00:08:29,171 --> 00:08:32,874 上様のお悲しみ 87 00:08:32,874 --> 00:08:35,177 お苦しみ 88 00:08:35,177 --> 00:08:39,677 この伊豆にもよく分かりまする 89 00:08:42,450 --> 00:08:46,650 それが こともあろうに母上を 90 00:08:48,623 --> 00:08:53,328 今までに何度 言うたか知れぬ 91 00:08:53,328 --> 00:08:59,234 母上が たとえどうであろうとも 母上は母上 92 00:08:59,234 --> 00:09:03,134 仲よう大切にと 93 00:09:05,106 --> 00:09:10,712 男の場合も両雄は並び立たず 94 00:09:10,712 --> 00:09:15,512 女性の場合とて 例外ではござりません 95 00:09:17,719 --> 00:09:22,257 伊豆 余は争い事は嫌いじゃ 96 00:09:22,257 --> 00:09:26,695 人の命も奪いとうはない 97 00:09:26,695 --> 00:09:29,764 伊豆 98 00:09:29,764 --> 00:09:32,264 どうしたらよいのだ 99 00:10:01,730 --> 00:10:04,699 りん 100 00:10:04,699 --> 00:10:09,299 お前の亡きがらを この私が迎えることになるとはな 101 00:10:20,415 --> 00:10:24,853 春日殿とも もう長い付き合いでござるな 102 00:10:24,853 --> 00:10:28,857 長い付き合いを させていただきました 103 00:10:28,857 --> 00:10:32,961 陰になり日向になり 事あるごとに 104 00:10:32,961 --> 00:10:36,231 春日を助けてくださったのは 伊豆殿です 105 00:10:36,231 --> 00:10:38,366 いやあ そんなことはありません 106 00:10:38,366 --> 00:10:43,271 いいえ 春日 心より 深く感謝しております 107 00:10:43,271 --> 00:10:46,942 ハハハハハ… 春日殿 108 00:10:46,942 --> 00:10:50,612 何だか おかしゅうござるぞ なぜです? 109 00:10:50,612 --> 00:10:54,149 今の春日殿の言われ方 聞いていると 110 00:10:54,149 --> 00:10:57,986 まるで これきりに なってしまわれる人のような 111 00:10:57,986 --> 00:11:01,990 伊豆殿にもお目にかかるのは これきりと 112 00:11:01,990 --> 00:11:05,290 春日 覚悟を決めているのです 113 00:11:07,362 --> 00:11:10,265 春日殿 114 00:11:10,265 --> 00:11:12,834 伊豆殿 上様は 115 00:11:12,834 --> 00:11:16,972 どうあそばしておいでに なります? 116 00:11:16,972 --> 00:11:21,272 さぞ苦しんでおいでに なるでしょうね 117 00:11:25,714 --> 00:11:28,216 春日 振り返ってみて 118 00:11:28,216 --> 00:11:31,453 いまだ 間違ったことを したという思いは 119 00:11:31,453 --> 00:11:34,322 露ほどもございません 120 00:11:34,322 --> 00:11:38,059 徳川家の歴史を連綿と伝えるため 121 00:11:38,059 --> 00:11:41,329 世継ぎは重要な問題 122 00:11:41,329 --> 00:11:46,034 言い訳ではなく 世継ぎに関わることゆえ 123 00:11:46,034 --> 00:11:48,870 許すことができませなんだ 124 00:11:48,870 --> 00:11:53,608 春日殿 曲げて受け取られては困る 125 00:11:53,608 --> 00:11:55,977 春日殿のこの度のこと 126 00:11:55,977 --> 00:12:00,615 この伊豆 責める気持ちは 毛頭ござらん 127 00:12:00,615 --> 00:12:03,184 本当でございますか? 128 00:12:03,184 --> 00:12:06,654 優れたる武将2人 相争う時 129 00:12:06,654 --> 00:12:10,658 最後は この武将にしてと 思われるような 130 00:12:10,658 --> 00:12:14,696 醜い手を用いたほうが 敗れ去っておる 131 00:12:14,696 --> 00:12:17,832 お方様の場合も そうであった 132 00:12:17,832 --> 00:12:23,304 あの誇り高きお方が りんなどという小娘に乗せられ 133 00:12:23,304 --> 00:12:26,775 上様すら裏切ろうとなさった 134 00:12:26,775 --> 00:12:31,913 あの方は ご自身で そこに気づかれた 135 00:12:31,913 --> 00:12:33,915 誇り高いゆえに 136 00:12:33,915 --> 00:12:38,153 ご自身でご自身の命を 縮められたのです 137 00:12:38,153 --> 00:12:43,391 ですけれど きっかけを作ったは この私 138 00:12:43,391 --> 00:12:45,527 上様は 139 00:12:45,527 --> 00:12:49,230 かつてないほどの苦悩に沈まれ 140 00:12:49,230 --> 00:12:55,370 伊豆ならどうすると ご下問なされました 141 00:12:55,370 --> 00:12:57,839 春日は 142 00:12:57,839 --> 00:13:00,775 母とも頼む いや 143 00:13:00,775 --> 00:13:03,978 それ以上の存在 144 00:13:03,978 --> 00:13:06,347 いとおしみ 叱り 145 00:13:06,347 --> 00:13:10,185 教え 育て導いてくれた 146 00:13:10,185 --> 00:13:15,457 今 余があるのは春日のおかげ 147 00:13:15,457 --> 00:13:18,626 余は争い事は好まぬ 148 00:13:18,626 --> 00:13:22,363 人の命も奪いとうはない 149 00:13:22,363 --> 00:13:25,934 どうしたらよいのだ 伊豆 150 00:13:25,934 --> 00:13:30,034 そう仰せられて泣かれました 151 00:13:32,107 --> 00:13:34,943 上様 152 00:13:34,943 --> 00:13:38,046 涙を 153 00:13:38,046 --> 00:13:40,648 伊豆は 154 00:13:40,648 --> 00:13:44,748 何の意見も申し上げませんでした 155 00:13:47,055 --> 00:13:49,055 なぜです 156 00:13:51,059 --> 00:13:56,464 ご決断あそばすのは 上御一人であられる上様 157 00:13:56,464 --> 00:13:58,766 おお… 158 00:13:58,766 --> 00:14:01,736 伊豆殿の言われるとおり 159 00:14:01,736 --> 00:14:06,875 伊豆殿 ともあれ 今の伊豆殿のお言葉に 160 00:14:06,875 --> 00:14:10,011 お礼申し上げねばなりません 161 00:14:10,011 --> 00:14:15,483 最後の最後まで 春日のためにお心を使いくだされ 162 00:14:15,483 --> 00:14:18,286 ありがとうございます 163 00:14:18,286 --> 00:14:21,489 されど 春日やはり 164 00:14:21,489 --> 00:14:25,927 このまま 上様のお裁きをお待ちします 165 00:14:25,927 --> 00:14:31,232 伊豆殿 上様にお言づてくださいませ 166 00:14:31,232 --> 00:14:36,337 天下の目は 上様に集まっております 167 00:14:36,337 --> 00:14:41,837 お心惑わされることなく ご立派なお裁きを 168 00:15:01,029 --> 00:15:05,800 春日がそのように申したのか 169 00:15:05,800 --> 00:15:07,800 はい 170 00:15:10,805 --> 00:15:14,342 では 171 00:15:14,342 --> 00:15:17,078 伊豆 172 00:15:17,078 --> 00:15:20,415 余は春日が何と言おうと 173 00:15:20,415 --> 00:15:24,615 いまだ どうしてよいのか 決断がつかぬ 174 00:15:26,521 --> 00:15:30,658 いましばらく時間が欲しい 175 00:15:30,658 --> 00:15:32,658 許せ 176 00:15:40,435 --> 00:15:46,241 何とぞ ご寛大なご処置を 177 00:15:46,241 --> 00:15:48,241 上様 178 00:15:52,814 --> 00:15:54,814 伊豆か 179 00:16:00,722 --> 00:16:03,722 時が経ちまする 180 00:16:07,028 --> 00:16:09,628 分かっておる 181 00:16:13,268 --> 00:16:17,205 春日局様 お越しにございます 182 00:16:17,205 --> 00:16:20,505 何?春日 183 00:16:27,015 --> 00:16:29,350 上様 184 00:16:29,350 --> 00:16:34,150 今日は春日 ご意見をしに伺いました 185 00:16:36,858 --> 00:16:38,860 伊豆殿 186 00:16:38,860 --> 00:16:44,299 いや 今日は伊豆 ご遠慮いたしましょう 187 00:16:44,299 --> 00:16:48,970 春日殿は上様まだ幼き頃の乳母殿 188 00:16:48,970 --> 00:16:53,341 上様も竹千代君の昔に戻られて 189 00:16:53,341 --> 00:16:56,944 ご意見など お話など 190 00:16:56,944 --> 00:17:00,144 ゆっくりとなさるがよい 191 00:17:18,666 --> 00:17:21,836 春日 上様 192 00:17:21,836 --> 00:17:25,139 めめしゅうございます 193 00:17:25,139 --> 00:17:30,178 春日が半生懸けて お育てした竹千代君は 194 00:17:30,178 --> 00:17:34,982 お見かけはどうあれ お心は天下人にふさわしい 195 00:17:34,982 --> 00:17:38,686 りりしい若君でした 196 00:17:38,686 --> 00:17:42,056 その竹千代君が 197 00:17:42,056 --> 00:17:45,056 どうあそばされたというのです 198 00:17:47,028 --> 00:17:51,928 この上のご猶予は 何の意味もございません 199 00:17:53,935 --> 00:17:56,070 何とぞ 200 00:17:56,070 --> 00:17:59,970 一刻も早いご決断を 201 00:18:09,617 --> 00:18:12,019 ついに家光様は 202 00:18:12,019 --> 00:18:16,219 春日様へのご処置を 決められました 203 00:18:33,908 --> 00:18:35,908 春日 204 00:18:44,685 --> 00:18:46,954 春日殿 205 00:18:46,954 --> 00:18:49,290 この度のこと 206 00:18:49,290 --> 00:18:53,227 上様のご裁決が下った 207 00:18:53,227 --> 00:18:57,427 心して聞かれるがよい 208 00:19:10,678 --> 00:19:16,050 「大奥総取締 春日局こと ふく」 209 00:19:16,050 --> 00:19:21,322 「上様ご生母 お江の方様 死に至らしめたる段」 210 00:19:21,322 --> 00:19:24,158 「重々不届きなり」 211 00:19:24,158 --> 00:19:27,795 「死一等を減じたきは やまやまなれど」 212 00:19:27,795 --> 00:19:31,165 「後世への見せしめ相立たず」 213 00:19:31,165 --> 00:19:35,765 「よって死を命ずるものなり」 214 00:19:38,139 --> 00:19:40,641 春日… 上様 215 00:19:40,641 --> 00:19:43,541 ありがたき幸せ 216 00:19:45,513 --> 00:19:51,252 春日 今日ほど うれしいことはありません 217 00:19:51,252 --> 00:19:55,523 思うていたとおり あっぱれ名君 218 00:19:55,523 --> 00:19:58,826 名君となられた上様 219 00:19:58,826 --> 00:20:04,126 春日 喜んで死んでいけます 220 00:20:06,133 --> 00:20:09,303 春日 221 00:20:09,303 --> 00:20:11,873 旦那様 222 00:20:11,873 --> 00:20:13,873 楽 223 00:20:15,877 --> 00:20:18,779 泣かずともよい 224 00:20:18,779 --> 00:20:21,816 わらわのために泣くのなら 225 00:20:21,816 --> 00:20:26,554 その涙 上様のために 226 00:20:26,554 --> 00:20:32,226 楽 後を頼みますよ 227 00:20:32,226 --> 00:20:34,962 よい和子を 228 00:20:34,962 --> 00:20:39,262 はい 必ず 229 00:21:11,032 --> 00:21:13,401 上様 230 00:21:13,401 --> 00:21:19,373 徳川の礎は これにて盤石 231 00:21:19,373 --> 00:21:22,209 ますますご立派な 232 00:21:22,209 --> 00:21:26,447 上様となられますよう 233 00:21:26,447 --> 00:21:30,718 春日 草葉の陰から 234 00:21:30,718 --> 00:21:34,218 祈っておりまする 235 00:21:38,859 --> 00:21:41,929 春日 236 00:21:41,929 --> 00:21:44,129 許せ 237 00:22:38,886 --> 00:22:41,186 上様… 238 00:23:18,059 --> 00:23:22,563 春日様の死は 春日様の望まれたごとく 239 00:23:22,563 --> 00:23:25,833 徳川家の礎を築く元となり 240 00:23:25,833 --> 00:23:30,304 お楽の方様は その後 和子様を出生 241 00:23:30,304 --> 00:23:34,308 そして四代将軍 家綱様となられ 242 00:23:34,308 --> 00:23:36,777 徳川家の歴史は揺るぎなく 243 00:23:36,777 --> 00:23:40,777 次の時代へと 移ってゆくのでございます