1 00:00:07,608 --> 00:00:16,617 昭和8年。 寅子が明律大学女子部の 2年生になって 半年がたちました。 2 00:00:16,617 --> 00:00:22,923 なぜ寅子が こんな暗~い顔を しているのかといいますと…。 3 00:00:24,491 --> 00:00:31,164 今年度の入学者は 42名でしたが 先月で 10名退学。 4 00:00:31,164 --> 00:00:34,968 既に 32名となっております。 5 00:00:34,968 --> 00:00:37,304 このままでは まずい。 6 00:00:37,304 --> 00:00:41,174 入学希望者を増やすには 一体 どうすれば…。 7 00:00:41,174 --> 00:00:43,644 退学者 続出。 8 00:00:43,644 --> 00:00:49,516 入学希望者激減で 女子部は存続の危機を迎えているのです。 9 00:00:49,516 --> 00:00:51,985 (寅子)法廷劇ですか? 10 00:00:51,985 --> 00:00:55,656 (久保田)来月行われる明律祭に 我々も参加してほしいって➡ 11 00:00:55,656 --> 00:00:58,325 先生方から頼まれてね。 12 00:00:58,325 --> 00:01:02,195 3年と2年 合同で 行うことになったのだよ。 13 00:01:02,195 --> 00:01:05,933 (中山) 女子部のいい宣伝にもなるでしょう? 14 00:01:05,933 --> 00:01:10,804 (香淑)今年の新入生 もう10人もやめたそうです。 15 00:01:10,804 --> 00:01:15,943 (梅子)あらあら 来年は 何人残っているのやら。 16 00:01:15,943 --> 00:01:22,616 学年が変わり 3年生に進級したのは 久保田と中山だけ。 17 00:01:22,616 --> 00:01:26,486 (先生)対して え~…。 (泣き声) 18 00:01:26,486 --> 00:01:31,625 (講義の声) (泣き声) 19 00:01:31,625 --> 00:01:35,629 (久保田)中山君。 先生がお困りだぞ。 20 00:01:39,499 --> 00:01:46,974 女子部存続のためにも 今 我々が立ち上がらねばならぬのだよ! 21 00:01:46,974 --> 00:01:51,311 喜んで! 将来の後輩のためにも 私たちの仲間を増やすためにも➡ 22 00:01:51,311 --> 00:01:53,313 頑張りましょう! 23 00:01:55,983 --> 00:02:01,588 女子部存続のため 俄然気合いが入る寅子です。 24 00:02:01,588 --> 00:02:05,258 ♬「どこから春が巡り来るのか」 25 00:02:05,258 --> 00:02:09,930 ♬「知らず知らず大人になった」 26 00:02:09,930 --> 00:02:14,267 ♬「見上げた先には燕が飛んでいた」 27 00:02:14,267 --> 00:02:17,170 ♬「気のない顔で」 28 00:02:17,170 --> 00:02:21,141 ♬「もしもわたしに翼があれば」 29 00:02:21,141 --> 00:02:25,612 ♬「願う度に悲しみに暮れた」 30 00:02:25,612 --> 00:02:29,950 ♬「さよなら100年先でまた会いましょう」 31 00:02:29,950 --> 00:02:33,620 ♬「心配しないで」 32 00:02:33,620 --> 00:02:37,491 ♬「いつの間にか 花が落ちた」 33 00:02:37,491 --> 00:02:41,294 ♬「誰かがわたしに嘘をついた」 34 00:02:41,294 --> 00:02:45,165 ♬「土砂降りでも構わず飛んでいく」 35 00:02:45,165 --> 00:02:51,304 ♬「その力が欲しかった」 36 00:02:51,304 --> 00:02:56,643 ♬「誰かと恋に落ちて また砕けて」 37 00:02:56,643 --> 00:02:59,312 ♬「やがて離れ離れ」 38 00:02:59,312 --> 00:03:03,583 ♬「口の中はたと血が滲んで」 39 00:03:03,583 --> 00:03:07,254 ♬「空に唾を吐く」 40 00:03:07,254 --> 00:03:12,125 ♬「瞬け羽を広げ 気儘に飛べ」 41 00:03:12,125 --> 00:03:15,128 ♬「どこまでもゆけ」 42 00:03:15,128 --> 00:03:18,865 ♬「100年先も憶えてるかな」 43 00:03:18,865 --> 00:03:20,801 ♬「知らねえけれど」 44 00:03:20,801 --> 00:03:24,271 ♬「さよーならまたいつか!」 45 00:03:24,271 --> 00:03:30,277 ♬~ 46 00:03:34,614 --> 00:03:37,517 トラちゃん。 あっ 行ってきます!行ってらっしゃい。 47 00:03:37,517 --> 00:03:39,486 ごめんなさい。 48 00:03:39,486 --> 00:03:43,290 (鐘の音) 49 00:03:43,290 --> 00:03:46,960 (荒い息遣い) 50 00:03:46,960 --> 00:03:49,863 (鐘の音) 大丈夫? 51 00:03:49,863 --> 00:03:52,833 大丈夫。 ありがとう! 52 00:03:52,833 --> 00:03:55,635 あ~ よかった。 間に合いました。 53 00:03:55,635 --> 00:03:58,305 (梅子)トラちゃん お帰り。 (涼子)お帰りなさい。ただいま。 54 00:03:58,305 --> 00:04:01,208 (よね)何だ その髪。 水泳をしに行ってたの。 55 00:04:01,208 --> 00:04:04,911 お友達とお話ししてたら 遅くなっちゃって。 56 00:04:04,911 --> 00:04:07,581 (梅子)ちょっと ちゃんと拭いて 風邪ひくから。 57 00:04:07,581 --> 00:04:12,919 寅子たち2年生も 60人いた同級生が 20人までに減り➡ 58 00:04:12,919 --> 00:04:15,822 3つあったクラスが1つに。 59 00:04:15,822 --> 00:04:21,261 それでも なんとか自分たちを鼓舞する 寅子たちなのです。 60 00:04:21,261 --> 00:04:25,932 昨日 面白い判例を見つけてね 美濃川先生の課題の参考になると思って。 61 00:04:25,932 --> 00:04:28,835 このまま女子部がなくなったら困る。 62 00:04:28,835 --> 00:04:31,271 できることは何でもやろう。 63 00:04:31,271 --> 00:04:33,206 では 次のページを開いてください。 64 00:04:33,206 --> 00:04:38,211 というわけで 春から入学した後輩たちのお世話に。 65 00:04:41,281 --> 00:04:44,951 婦人用のご不浄増設は急務です。 そのとおり! 66 00:04:44,951 --> 00:04:49,289 女子部の待遇改善を求めて 大学側との交渉。 67 00:04:49,289 --> 00:04:53,160 求めます! (笹山)今日のやつは 見ものだよ。 68 00:04:53,160 --> 00:04:58,865 有志で行う傍聴会など 暇なく動き回る日々です。 69 00:05:00,901 --> 00:05:03,570 測って。 はい! お願い。 70 00:05:03,570 --> 00:05:08,241 そして 法廷劇本番の日も どんどん近づいてきて…。 71 00:05:08,241 --> 00:05:10,177 22尺です。 (久保田)記録して。 72 00:05:10,177 --> 00:05:13,914 多忙を極める寅子でしたが…。 73 00:05:13,914 --> 00:05:16,616 (ため息) 74 00:05:19,586 --> 00:05:23,456 (優三)トラちゃん お帰りなさい。 あっ 優三さん。 75 00:05:23,456 --> 00:05:26,159 行ってらっしゃい。 行ってきます。 76 00:05:27,928 --> 00:05:31,798 ちなみに優三さんは また試験に落ちました。 77 00:05:31,798 --> 00:05:35,268 ただいま。 (2人)お帰りなさい。 78 00:05:35,268 --> 00:05:37,938 すぐ着替えて手伝います。 79 00:05:37,938 --> 00:05:40,841 (はる) あっ お父さんのお酒 切らしてたわ。 80 00:05:40,841 --> 00:05:43,844 花江さん。 三河屋…。 (花江)三河屋さんに お電話しますね。 81 00:06:03,897 --> 00:06:07,234 (ため息) 82 00:06:07,234 --> 00:06:09,536 はて? 83 00:06:23,783 --> 00:06:26,086 (ため息) 84 00:06:27,921 --> 00:06:30,624 うわあ…。 85 00:06:34,794 --> 00:06:42,502 寅子は お月のもの つまり 月経が少々 人より重めでした。 86 00:06:46,273 --> 00:06:50,577 大学を休んで4日がたっていました。 87 00:06:59,286 --> 00:07:01,888 (はる)まだ寝てた方がいいんじゃない? 88 00:07:01,888 --> 00:07:05,225 4日も休んだもの。 今日こそ行かなきゃ。 89 00:07:05,225 --> 00:07:08,895 (直言)毎日 傍聴だ水泳だって 忙しいから トラは。 90 00:07:08,895 --> 00:07:11,231 (はる)お料理の先生にも通ったら? 91 00:07:11,231 --> 00:07:16,102 ほら 将来のために 万が一に備えることは 悪いことじゃないですよ。 92 00:07:16,102 --> 00:07:20,907 現に お友達も 次々と女子部を中退されてるんでしょう? 93 00:07:20,907 --> 00:07:24,778 それは…。 (はる)女子部の人数も年々減っていって➡ 94 00:07:24,778 --> 00:07:28,581 このままでは存続も危うい。 違いますか? 95 00:07:28,581 --> 00:07:30,517 違いません。 96 00:07:30,517 --> 00:07:32,919 あなたもね いつ心変わりを…。 97 00:07:32,919 --> 00:07:37,257 高等試験を受ける日が来たら 私は必ず一発で合格してみせます! 98 00:07:37,257 --> 00:07:39,926 そうすれば 女子部入学希望者も どんどん増えて。 99 00:07:39,926 --> 00:07:43,596 (はる)ああ 随分と先の長い話だこと。 100 00:07:43,596 --> 00:07:45,932 (直明)優三さん 泣いてるの? 101 00:07:45,932 --> 00:07:49,269 梅干しが酸っぱかったんじゃないかしら。 102 00:07:49,269 --> 00:07:52,605 あっ… 一発かどうかは重要ではないけど。 103 00:07:52,605 --> 00:07:54,541 (直言)そうそう。 別に 受かるまで➡ 104 00:07:54,541 --> 00:07:56,943 何回でも受ければいいんじゃないか? なあ? 105 00:07:56,943 --> 00:07:59,279 そうよ 優三さん。 お代わりは? 106 00:07:59,279 --> 00:08:01,881 あっ お願いします。 (はる)はい。 107 00:08:01,881 --> 00:08:04,784 (直道)分かるよ… どんまい。 108 00:08:04,784 --> 00:08:09,556 ハハハハハハハハ…。 ハハハハハハハハ…。 109 00:08:09,556 --> 00:08:12,258 (直明)次は梅干し なしにする? 110 00:08:13,893 --> 00:08:15,829 あら よねさん。 111 00:08:15,829 --> 00:08:20,767 何か用か 雑用係。 雑用係じゃなくて 演出補佐です。 112 00:08:20,767 --> 00:08:22,902 よねさん 今日 お時間ある? 113 00:08:22,902 --> 00:08:25,805 授業が終わったら 私の家で衣装作りを…。 行くわけないだろ。 114 00:08:25,805 --> 00:08:29,242 あら そう…。 115 00:08:29,242 --> 00:08:31,578 でも うれしい。 はあ? 116 00:08:31,578 --> 00:08:33,513 よねさん 検事役を演じられるんでしょう? 117 00:08:33,513 --> 00:08:36,916 こういう催し物には 参加しないんじゃ ないかと思っていたから…。 118 00:08:36,916 --> 00:08:38,852 ご一緒できて うれしいなって。 119 00:08:38,852 --> 00:08:41,788 この場所がなくなるのは困る。 それだけだ。 120 00:08:41,788 --> 00:08:44,591 そうね! 私たちの居場所を この社会に残さないと! 121 00:08:44,591 --> 00:08:47,927 あっ でも せっかくなら楽しみましょうね! 122 00:08:47,927 --> 00:08:52,599 トラコちゃん。 よかったら 脚本読んでみてくださらない? 123 00:08:52,599 --> 00:08:54,601 もちろん! 124 00:08:57,937 --> 00:09:04,744 法的劇の脚本は 学長が選んできた 判例資料と筋書きをもとに➡ 125 00:09:04,744 --> 00:09:07,447 涼子が したためました。 126 00:09:11,217 --> 00:09:13,153 ただいまより ご覧供しまするは➡ 127 00:09:13,153 --> 00:09:16,556 法廷劇「毒饅頭殺人事件」。 128 00:09:16,556 --> 00:09:21,895 罪を犯したのは 被告人 女給の甲子。 129 00:09:21,895 --> 00:09:25,565 「乙蔵さん お饅頭。 あ~ん」。 130 00:09:25,565 --> 00:09:28,234 「あ~ん。 うんうんうん。➡ 131 00:09:28,234 --> 00:09:32,105 甲子さんのお饅頭は最高だ!」。 132 00:09:32,105 --> 00:09:35,909 「うれしい。 もっと食べて」。 133 00:09:35,909 --> 00:09:42,248 甲子は 自身が勤めるカフェの客だった 7歳年下の医学生 乙蔵と恋に落ち➡ 134 00:09:42,248 --> 00:09:46,119 乙蔵は 甲子の住むアパートに転がり込んだ。 135 00:09:46,119 --> 00:09:50,123 「甲子さん 新しい参考書が必要でね」。 136 00:09:50,123 --> 00:09:52,892 「参考書ね。 はい」。 137 00:09:52,892 --> 00:09:55,595 「研究費も」。 「はい」。 138 00:09:55,595 --> 00:09:58,898 生活費は 全て甲子が負担。 139 00:10:00,467 --> 00:10:02,469 「いつか結婚しよう」。 「はい」。 140 00:10:02,469 --> 00:10:04,938 「お金も必ず返す」。 「はい」。 141 00:10:04,938 --> 00:10:08,274 「辛抱してくれ」。 「はい」。 142 00:10:08,274 --> 00:10:12,612 乙蔵は 博士号獲得のため 親元に戻りましたが➡ 143 00:10:12,612 --> 00:10:15,949 そこから5年以上 甲子は資金援助を続けました。 144 00:10:15,949 --> 00:10:17,951 しかし! 145 00:10:20,286 --> 00:10:24,157 「そんな! 乙蔵さん 待って!」。 146 00:10:24,157 --> 00:10:28,628 医者になった乙蔵は 甲子に 結婚はできないと別れを切り出しました。 147 00:10:28,628 --> 00:10:32,298 更に 彼の親元を訪ねた甲子に 彼の両親は…。 148 00:10:32,298 --> 00:10:34,234 「あなたのような方は 家庭人には向かないわ。➡ 149 00:10:34,234 --> 00:10:36,169 帰ってちょうだい」。 150 00:10:36,169 --> 00:10:38,638 「息子には もう関わらんでくれ!」。 151 00:10:38,638 --> 00:10:43,309 「ああっ! そんな ひどい…。 よよよよよ」。 152 00:10:43,309 --> 00:10:48,181 怒った甲子は 乙蔵一家殺害を決意。 153 00:10:48,181 --> 00:10:56,856 なんと 乙蔵宅に 防虫剤入りの 手作り饅頭を届けるのであります。 154 00:10:56,856 --> 00:10:58,858 「これで よし」。 155 00:11:01,594 --> 00:11:07,300 変装した甲子が そっと玄関に置いた その毒饅頭を…。 156 00:11:10,270 --> 00:11:15,141 「んっ これは もしや甲子さんか?」。 157 00:11:15,141 --> 00:11:19,846 乙蔵一家は疑いもせず 「うまい うまい」と食べました。 158 00:11:23,283 --> 00:11:29,956 「やっぱり 甲子さんの饅頭は… うわあ~! しびれる~!」。 159 00:11:29,956 --> 00:11:32,859 そして 全員 重体に。 160 00:11:32,859 --> 00:11:35,628 そこへ現れた乙蔵の祖父。 161 00:11:35,628 --> 00:11:40,300 「んっ? みんな昼寝か。 おお こりゃ うまそうじゃ」。 162 00:11:40,300 --> 00:11:45,004 不運なことに この祖父が亡くなってしまいます。 163 00:11:48,641 --> 00:11:52,512 この事件を巡って 検事と弁護士が白熱の火花を散らす➡ 164 00:11:52,512 --> 00:11:56,816 法廷劇 「毒饅頭殺人事件」なのでございます。 165 00:11:59,652 --> 00:12:04,257 うん 私の筋書きどおり よ~く書けている。 166 00:12:04,257 --> 00:12:07,594 恐れ入ります。 よかった。 これでお稽古が…。 167 00:12:07,594 --> 00:12:10,496 桜川君も出演するんだよね? 168 00:12:10,496 --> 00:12:13,466 記者をたくさん集めておくからさ。 169 00:12:13,466 --> 00:12:16,936 女子部の宣伝 よろしく頼むよ。 ねっ。 170 00:12:16,936 --> 00:12:18,938 あっ すいません。 171 00:12:20,607 --> 00:12:22,609 (涼子)ありがとう。 172 00:12:24,944 --> 00:12:27,847 いらっしゃい 涼子様。 173 00:12:27,847 --> 00:12:31,150 こちらです。 涼子様。 174 00:12:45,264 --> 00:12:49,636 珍しいですか? 庶民の家は。 175 00:12:49,636 --> 00:12:52,305 やだ 私ったら。 (笑い声) 176 00:12:52,305 --> 00:12:56,175 どうぞ いくらでも見てください。 ごめんなさい。 177 00:12:56,175 --> 00:12:59,178 トラちゃんのおうちは 庶民の家じゃないでしょ。 178 00:12:59,178 --> 00:13:02,482 ⚟(花江)失礼します。 どうぞ。 179 00:13:07,253 --> 00:13:10,156 ほら 女中さんもいらっしゃるし。 180 00:13:10,156 --> 00:13:12,125 えっ。 えっ? 181 00:13:12,125 --> 00:13:14,594 女中さんがいる家なんて普通でしょ。 182 00:13:14,594 --> 00:13:19,899 あっ あっ… 違います。 花江は兄のお嫁さんで 私の義理の姉で。 183 00:13:22,468 --> 00:13:28,141 ごめんなさい。 私 失礼なことを。 184 00:13:28,141 --> 00:13:33,946 いいんです。 私なんて 女中みたいなものですから。 185 00:13:33,946 --> 00:13:36,949 花江 何言ってんの。 186 00:13:39,819 --> 00:13:42,288 はい! 187 00:13:42,288 --> 00:13:44,590 では ごゆっくり。 188 00:13:46,159 --> 00:13:48,861 あっ 花江…。 (戸が閉まる音) 189 00:13:52,632 --> 00:13:54,967 花江。 あの…。 190 00:13:54,967 --> 00:13:57,637 何も気にしてないから。 191 00:13:57,637 --> 00:14:02,475 あっ そう? あっ ねえ よかったら 花江も衣装作り手伝ってくれない? 192 00:14:02,475 --> 00:14:04,444 花江 お裁縫 得意だし。 193 00:14:04,444 --> 00:14:08,247 無理よ。 トラちゃんと違って やることが たくさんあるんだから。 194 00:14:08,247 --> 00:14:14,587 ねえ。 私なんて女中みたいなものだって さっきの あれって どういう意味? 195 00:14:14,587 --> 00:14:19,258 お母さんに そんなに コキ使われてるの? 196 00:14:19,258 --> 00:14:23,930 トラちゃんに お嫁に来た人の 気持ちなんて分からないわよ。 197 00:14:23,930 --> 00:14:26,232 あっ お母さん。 198 00:14:29,268 --> 00:14:31,938 これ 昨日 焼いたクッキー。 199 00:14:31,938 --> 00:14:35,274 お義母様 あの…。 家のことは 私がやっておくから➡ 200 00:14:35,274 --> 00:14:38,277 寅子の手伝いしてあげてちょうだい。 201 00:14:44,283 --> 00:14:55,294 ♬~