1 00:00:04,802 --> 00:00:16,513 ♬~ 2 00:00:16,513 --> 00:00:22,213 <そして その願いは 通じたようです> 3 00:00:33,230 --> 00:00:36,800 (東堂)「元始 女性は実に太陽であった。➡ 4 00:00:36,800 --> 00:00:38,836 真正の人であった」。 5 00:00:38,836 --> 00:00:43,307 <常子は 新しく担任となった 東堂チヨの➡ 6 00:00:43,307 --> 00:00:48,812 力強い言葉と その女性像に 感銘を受けていました> 7 00:00:48,812 --> 00:00:52,612 (東堂)それでは 授業を始めます。 教科書を出して。 8 00:00:59,523 --> 00:01:02,660 <一方 鞠子は➡ 9 00:01:02,660 --> 00:01:06,330 ある悩みを抱えていました> 10 00:01:06,330 --> 00:01:08,999 ♬「普段から」 11 00:01:08,999 --> 00:01:12,036 ♬「メイクしない 君が」 12 00:01:12,036 --> 00:01:17,708 ♬「薄化粧した朝」 13 00:01:17,708 --> 00:01:24,348 ♬「始まりと終わりの狭間で」 14 00:01:24,348 --> 00:01:31,955 ♬「忘れぬ約束した」 15 00:01:31,955 --> 00:01:37,461 ♬「花束を君に贈ろう」 16 00:01:37,461 --> 00:01:44,134 ♬「愛しい人 愛しい人」 17 00:01:44,134 --> 00:01:50,007 ♬「どんな言葉並べても」 18 00:01:50,007 --> 00:01:55,312 ♬「真実には ならないから」 19 00:01:55,312 --> 00:01:58,148 ♬「今日は贈ろう」 20 00:01:58,148 --> 00:02:01,051 ♬「涙色の」 21 00:02:01,051 --> 00:02:06,490 ♬「花束を君に」 22 00:02:06,490 --> 00:02:15,499 ♬「涙色の花束を君に」 23 00:02:15,499 --> 00:02:22,299 ♬~ 24 00:02:27,678 --> 00:02:30,714 (常子)鞠ちゃん。 25 00:02:30,714 --> 00:02:32,649 どうかした? 26 00:02:32,649 --> 00:02:36,286 (鞠子)どうもしないけど。 27 00:02:36,286 --> 00:02:41,086 かかが 最近 元気ないなあって 心配してたわよ。 28 00:02:45,629 --> 00:02:49,133 悩みがあるなら 相談 乗りますよ~。 29 00:02:49,133 --> 00:02:51,969 悩みなんて ないって。 30 00:02:51,969 --> 00:02:57,769 だったら 私が鞠ちゃんを 元気づけて進ぜよう。 31 00:03:00,644 --> 00:03:05,315 新しく来た 担任の東堂先生ってね とっても面白い方なのよ。 32 00:03:05,315 --> 00:03:08,218 ああ あの変な先生? 変って 失礼ね。 33 00:03:08,218 --> 00:03:11,488 だって 授業中に雷が鳴ったら…。 34 00:03:11,488 --> 00:03:13,824 (東堂)北原白秋は この歌の中で➡ 35 00:03:13,824 --> 00:03:16,660 「清く明るい」と 書いて➡ 36 00:03:16,660 --> 00:03:20,531 「さやけし」と読ませています。 (雷鳴) 37 00:03:20,531 --> 00:03:25,002 お静かに。 (雷鳴) 38 00:03:25,002 --> 00:03:29,673 雷に言ったらしいわよ。 39 00:03:29,673 --> 00:03:34,278 あ… 確かに そういう事 言いそうな方ではあるけど➡ 40 00:03:34,278 --> 00:03:36,780 でも とっても すてきな先生なのよ。 41 00:03:36,780 --> 00:03:41,452 女性なのに堂々としてて 自分の意見も はっきり言うの。 42 00:03:41,452 --> 00:03:43,452 ふ~ん。 43 00:03:45,122 --> 00:03:48,025 鞠子さん。 はい。 44 00:03:48,025 --> 00:03:51,795 よろしい。 では 床に座って下さい。 45 00:03:51,795 --> 00:03:55,299 いや もう座ってるよ。 あ そっか。 46 00:03:55,299 --> 00:03:58,802 あ… じゃあ… じゃあ…。 47 00:03:58,802 --> 00:04:02,139 じゃあ 次に あぐらをかいて下さい。 48 00:04:02,139 --> 00:04:06,009 フフフフッ。 どうしました? かけませんか? 49 00:04:06,009 --> 00:04:08,912 いや かいたけど? えっ 何で かいたの? 50 00:04:08,912 --> 00:04:10,848 とと姉が しろって言ったんでしょ? 51 00:04:10,848 --> 00:04:14,318 え~? えっ だって 普通 かく? 人にやらせといて 何? 52 00:04:14,318 --> 00:04:16,353 だってさ 普通 女性はさ お行儀がとか…。 53 00:04:16,353 --> 00:04:18,822 二人っきりなんだから 別に いいじゃない。 54 00:04:18,822 --> 00:04:21,325 そうなんだけど… そうじゃなくて~。 55 00:04:21,325 --> 00:04:25,496 ごめん 全く分かんない。 何がしたいの? 56 00:04:25,496 --> 00:04:29,666 あっ。 だったら 先生に借りた雑誌 読んで! 57 00:04:29,666 --> 00:04:33,537 いい いい。 何で悩んでるか知らないけど➡ 58 00:04:33,537 --> 00:04:36,106 絶対 元気になるから! 59 00:04:36,106 --> 00:04:39,906 ちょっと待って ちょっと待って。 あった あった…。 60 00:04:41,612 --> 00:04:43,947 はい。 61 00:04:43,947 --> 00:04:47,818 絶対 元気になるから。 ねっ 読んで。 お願いします。 62 00:04:47,818 --> 00:04:49,818 はい。 63 00:05:23,620 --> 00:05:25,820 とと姉。 うん? 64 00:05:27,491 --> 00:05:29,426 これ。 65 00:05:29,426 --> 00:05:32,329 だまされたと思って 一回 読んでみてよ。 66 00:05:32,329 --> 00:05:34,298 もう読んだ。 だからさ…。 67 00:05:34,298 --> 00:05:36,767 読んだの? うん。 68 00:05:36,767 --> 00:05:39,269 どうだった? 69 00:05:39,269 --> 00:05:41,939 変わった。 えっ? 70 00:05:41,939 --> 00:05:47,811 読み終わったあと 景色が変わった気がした。 71 00:05:47,811 --> 00:05:51,615 そうでしょ! そうなのよ! うん。 72 00:05:51,615 --> 00:05:55,786 霧が晴れて 目の前が さ~っと開けたわ。 73 00:05:55,786 --> 00:05:59,656 ありがとう とと姉。 うん うん うん うん…。 74 00:05:59,656 --> 00:06:03,293 うれしいな~ そんなに感動してくれるなんて。 75 00:06:03,293 --> 00:06:07,130 とと姉が書いた訳じゃないでしょ。 でも 私が貸さなきゃ➡ 76 00:06:07,130 --> 00:06:09,800 鞠ちゃんは この雑誌に 出会えなかった訳だし。 77 00:06:09,800 --> 00:06:13,303 あ~ 私のおかげで 鞠ちゃんが 元気になって よかった。 78 00:06:13,303 --> 00:06:16,139 押しつけがましい! 79 00:06:16,139 --> 00:06:18,809 ≪ウアア~!➡ 80 00:06:18,809 --> 00:06:25,983 ウアア~! アアアアア~!➡ 81 00:06:25,983 --> 00:06:28,652 アアアアア~! 何してるの? 82 00:06:28,652 --> 00:06:31,154 (東堂)アアアアア~! 83 00:06:31,154 --> 00:06:34,124 アアアア~! 84 00:06:34,124 --> 00:06:38,895 「私は また もとの雲雀や人形に なってしまう。➡ 85 00:06:38,895 --> 00:06:42,265 弱い脆い人形だというので➡ 86 00:06:42,265 --> 00:06:46,937 これからは 前よりも一倍 いたわってやろうと仰る➡ 87 00:06:46,937 --> 00:06:51,441 あなた この時に 私は目が覚めました。➡ 88 00:06:51,441 --> 00:06:53,477 この八年というもの➡ 89 00:06:53,477 --> 00:06:58,215 私は 見ず知らずの他人と こうやって住んでいて➡ 90 00:06:58,215 --> 00:07:04,454 そして その人と 三人の子供まで作った。➡ 91 00:07:04,454 --> 00:07:13,630 ああ その事を考えると 私は… 私…」。 92 00:07:13,630 --> 00:07:18,135 え~っと…。 93 00:07:18,135 --> 00:07:21,638 と… 東堂先生。 94 00:07:21,638 --> 00:07:24,675 小橋常子さん。 何か御用? 95 00:07:24,675 --> 00:07:28,812 あの… これを お返しに参りました。 96 00:07:28,812 --> 00:07:33,583 もう お読みになりましたの? はい! 大変 感動致しました! 97 00:07:33,583 --> 00:07:35,519 そちらは? 98 00:07:35,519 --> 00:07:39,389 妹の鞠子です。 妹も いたく感激して。 99 00:07:39,389 --> 00:07:42,926 今のは イプセンの「人形の家」では ないですか? 100 00:07:42,926 --> 00:07:47,097 い… いぷせん? ノルウェーの劇作家よ。 101 00:07:47,097 --> 00:07:51,601 よく ご存じね。 一度 戯曲を読んだ事があります。 102 00:07:51,601 --> 00:07:54,638 難しくて よく分かりませんでした。 103 00:07:54,638 --> 00:07:59,943 書かれた背景が分からねば 理解は難しいかもしれませんね。 104 00:07:59,943 --> 00:08:04,815 これは 夫から人形のようにしか 扱われない事に 絶望した妻が➡ 105 00:08:04,815 --> 00:08:07,451 夫を捨て 家を出ていく➡ 106 00:08:07,451 --> 00:08:10,120 女性の自立をうたった お芝居です。 107 00:08:10,120 --> 00:08:14,991 妻が 夫を捨てて家を出るって そんな事して平気なんですか? 108 00:08:14,991 --> 00:08:19,129 日本では考えられませんが ヨーロッパでは女性にも参政権があり➡ 109 00:08:19,129 --> 00:08:22,032 男性と同じように働く機会が あるようです。 110 00:08:22,032 --> 00:08:24,468 ええっ? え~。 111 00:08:24,468 --> 00:08:29,973 主人公 ノラに共感し 「人形の家」の舞台に出るため➡ 112 00:08:29,973 --> 00:08:32,576 女優を志した事もありました。 113 00:08:32,576 --> 00:08:35,412 えっ。 先生が? 114 00:08:35,412 --> 00:08:40,083 しかし 劇団には入れませんでした。 115 00:08:40,083 --> 00:08:42,986 「ノラは もっと いたいけな女でなければ駄目だ。➡ 116 00:08:42,986 --> 00:08:47,257 お前は大きすぎる」と言われて。 117 00:08:47,257 --> 00:08:50,594 今でも納得していませんが。 118 00:08:50,594 --> 00:08:52,629 (2人)はぁ…。 119 00:08:52,629 --> 00:08:57,100 私に 「人形の家」を 教えてくれたのは➡ 120 00:08:57,100 --> 00:08:59,136 この雑誌です。 121 00:08:59,136 --> 00:09:01,271 近い将来 日本でも➡ 122 00:09:01,271 --> 00:09:05,142 女が 男と肩を並べられる 世の中になるようにと…。 123 00:09:05,142 --> 00:09:11,281 この「青鞜」は そんな社会を夢みた 女性たちが作った雑誌です。 124 00:09:11,281 --> 00:09:16,153 作品も編集も 全て 女性だけで行っているんですよ。 125 00:09:16,153 --> 00:09:19,456 全て 女性が…。 126 00:09:19,456 --> 00:09:22,125 しかし 雑誌を刊行後 青鞜社は解散し➡ 127 00:09:22,125 --> 00:09:25,028 そういった機運は しぼんでしまいましたが。 128 00:09:25,028 --> 00:09:26,997 あぁ…。 129 00:09:26,997 --> 00:09:31,134 しかし 諦めてはなりません。 これから 社会は➡ 130 00:09:31,134 --> 00:09:34,037 あなたたちのような若い人が 担っていくんです。 131 00:09:34,037 --> 00:09:36,106 この雑誌を作った らいてう先生のように➡ 132 00:09:36,106 --> 00:09:41,578 何事も 女性だからと尻込みせずに 挑戦する事が大切です。 133 00:09:41,578 --> 00:09:46,378 お二人は これから挑戦したい事が ありますか? 134 00:09:48,919 --> 00:09:50,919 どうですか? 135 00:09:52,589 --> 00:09:56,459 挑戦と言えるかは 分かりませんが➡ 136 00:09:56,459 --> 00:10:01,097 私は 父代わりとして 家計を支えるために➡ 137 00:10:01,097 --> 00:10:05,268 男の人のように お給金のいい所に お勤めしたいです。 138 00:10:05,268 --> 00:10:09,940 (東堂) それは すばらしい。 あなたは? 139 00:10:09,940 --> 00:10:12,440 私は…。 140 00:10:16,813 --> 00:10:20,283 今は… ありません。 141 00:10:20,283 --> 00:10:22,953 (東堂)そう。 142 00:10:22,953 --> 00:10:28,758 言葉には 言霊といって 魂が宿るといわれています。 143 00:10:28,758 --> 00:10:32,295 心が決まれば 何事も 口にする事から始まるので➡ 144 00:10:32,295 --> 00:10:34,231 遠慮なく 言ってごらんなさい。 145 00:10:34,231 --> 00:10:36,231 はい。 146 00:10:38,168 --> 00:10:41,638 力強い方ね 東堂先生って。 147 00:10:41,638 --> 00:10:45,141 こっちまで 力が湧いてきちゃう。 148 00:10:45,141 --> 00:10:48,178 ねえ。 うん? 149 00:10:48,178 --> 00:10:52,478 鞠ちゃんの悩みって ひょっとして 将来の事? 150 00:10:56,653 --> 00:11:00,853 挑戦したい事 何かあるんでしょ。 151 00:11:02,459 --> 00:11:08,164 ううん。 私 まだ 四年生よ。 将来なんて まだ。 152 00:11:08,164 --> 00:11:12,335 だったら いいけど 何かあったら 何でも言ってね。 153 00:11:12,335 --> 00:11:16,035 また 押しつけがましい。 そう? フフフ。 154 00:11:17,674 --> 00:11:20,343 (宗吉)夜逃げ? (隈井)ええ。 155 00:11:20,343 --> 00:11:24,681 一夜のうちに…➡ 156 00:11:24,681 --> 00:11:27,017 ドロンですよ。 157 00:11:27,017 --> 00:11:32,289 年末に頂くはずのツケを 踏み倒されちまったって話でね。 158 00:11:32,289 --> 00:11:35,191 (長谷川)安岡商店も災難だなあ。 159 00:11:35,191 --> 00:11:39,963 これから 立ち行かなくなるんじゃ ねえかって 専らの話でね。 160 00:11:39,963 --> 00:11:43,633 同じ木材問屋としちゃあ ひと事じゃありませんよ。 161 00:11:43,633 --> 00:11:46,136 青柳さんは 大丈夫なんかい? 162 00:11:46,136 --> 00:11:49,039 うちは 女将さんがいっから。 163 00:11:49,039 --> 00:11:51,942 (隈井)えっ? 今 何と…? 164 00:11:51,942 --> 00:11:55,478 (滝子)聞こえなかったかい? 165 00:11:55,478 --> 00:11:59,983 安岡商店との取り引きを やめるって言ったんだよ。 166 00:11:59,983 --> 00:12:05,855 (清)しかし… 随分と 古いつきあいじゃありませんか? 167 00:12:05,855 --> 00:12:07,857 (滝子)このご時世➡ 168 00:12:07,857 --> 00:12:13,997 情に流され 商いしてたら 共倒れになっちまう。 169 00:12:13,997 --> 00:12:17,867 200年続く青柳の看板を➡ 170 00:12:17,867 --> 00:12:21,671 潰す訳にはいかないんだよ。 171 00:12:21,671 --> 00:12:23,707 そりゃ てえしたもんだ。 172 00:12:23,707 --> 00:12:26,543 全く 頭 下がりやすよ。 173 00:12:26,543 --> 00:12:30,347 隈じいも そんな女将さんが そばにいりゃあ➡ 174 00:12:30,347 --> 00:12:34,117 さぞかし 心強いさなあ! うん まあ。 175 00:12:34,117 --> 00:12:36,953 しかし まあ このご時世➡ 176 00:12:36,953 --> 00:12:39,622 きな臭くなってきやがったのが どうもねえ。 177 00:12:39,622 --> 00:12:41,958 ほら 戒厳令 敷かれたままだし。 178 00:12:41,958 --> 00:12:43,994 <昭和11年2月➡ 179 00:12:43,994 --> 00:12:46,296 雪の降る帝都 東京で➡ 180 00:12:46,296 --> 00:12:49,132 一部の陸軍青年将校による➡ 181 00:12:49,132 --> 00:12:51,067 クーデター未遂事件➡ 182 00:12:51,067 --> 00:12:54,637 いわゆる二・二六事件が 起こりました> 183 00:12:54,637 --> 00:12:59,476 あ~ 確かに きな臭くはなってきた…。 184 00:12:59,476 --> 00:13:02,476 うん? (においを嗅ぐ音) 185 00:13:04,147 --> 00:13:06,182 何か くせえぞ。 186 00:13:06,182 --> 00:13:08,651 (星野)どうも こんにちは。 187 00:13:08,651 --> 00:13:12,489 お~ 葉っぱのあんちゃんじゃねえか! 188 00:13:12,489 --> 00:13:14,824 どうした? あれ…? 189 00:13:14,824 --> 00:13:18,995 おいおい おいおいおい…。 あっ この におい…。 190 00:13:18,995 --> 00:13:21,898 やはり 分かりますか。 191 00:13:21,898 --> 00:13:24,334 実は これをお持ちして。 192 00:13:24,334 --> 00:13:28,671 (宗吉)お~ 酒盗じゃねえか! 193 00:13:28,671 --> 00:13:32,108 先輩から頂いたんですが お酒が苦手で。 194 00:13:32,108 --> 00:13:34,144 もし よろしければ 日頃のお礼に。 195 00:13:34,144 --> 00:13:37,981 あと このお酒も。 196 00:13:37,981 --> 00:13:42,752 お~ いいねえ! 気が利くねえ。 197 00:13:42,752 --> 00:13:46,956 こいつで 一杯やろうぜ! 一杯やろうか。 ク~ッと。 198 00:13:46,956 --> 00:13:49,459 いやいやいや 悪いけど そうはいかねえんだ。 199 00:13:49,459 --> 00:13:51,494 え? ゆんべな 深酒して➡ 200 00:13:51,494 --> 00:13:54,297 かみさんに しこたま叱られたんだ。 201 00:13:54,297 --> 00:13:57,133 昨日の今日じゃ お前 愛想 尽かされちまうよ。 202 00:13:57,133 --> 00:14:00,804 か~ しみったれた女房だなあ! 203 00:14:00,804 --> 00:14:05,308 そんなもん ほら 気にすんなって ほら 気にすんなって。 204 00:14:05,308 --> 00:14:08,211 そうですよって。 205 00:14:08,211 --> 00:14:12,082 ひと事だと思って いい加減な事 言うなよ バカ野郎 お前! 206 00:14:12,082 --> 00:14:14,882 ≪ごめんくださ~い! 207 00:14:18,021 --> 00:14:20,657 お帰りなさいまし。 ただいま戻りました。 208 00:14:20,657 --> 00:14:23,560 お帰りなさいまし。 ただいま帰りました。 209 00:14:23,560 --> 00:14:27,997 (女中)お待たせ。 はい どうぞ。 (3人)ありがとうございます。➡ 210 00:14:27,997 --> 00:14:29,997 頂きます。 211 00:14:32,435 --> 00:14:35,105 (美子)おいしい。 よっちゃんちの おやつ➡ 212 00:14:35,105 --> 00:14:37,941 いつも おいしいよね。 うん。 そう? 213 00:14:37,941 --> 00:14:39,876 おいしい。 214 00:14:39,876 --> 00:14:43,576 あ~ 常ちゃん お帰り。 ただいま。 215 00:14:47,650 --> 00:14:50,286 ただいま帰りました。 216 00:14:50,286 --> 00:14:55,458 ≪(騒ぐ声) 217 00:14:55,458 --> 00:14:57,961 (笑い声) 218 00:14:57,961 --> 00:15:01,464 でもね でもね 俺は もう阿部定と…。 219 00:15:01,464 --> 00:15:03,967 (根本)言わせねえよ そいつは! 220 00:15:03,967 --> 00:15:06,870 (田畑)じゃあよ じゃあよ 俺が 阿部定の…。 221 00:15:06,870 --> 00:15:10,140 (根本)だから 言わせねえよ! 何言ってんだ お前! 222 00:15:10,140 --> 00:15:13,176 叔父さん! 223 00:15:13,176 --> 00:15:17,313 <鉄郎が現れるところに 災いあり。➡ 224 00:15:17,313 --> 00:15:22,986 常子たちの身に 新たな苦難が訪れそうな➡ 225 00:15:22,986 --> 00:15:26,186 そんな予感です>