1 00:00:00,976 --> 00:00:05,314 降ろされてしもた…。 (辰造 恒夫 喜介)えっ!? 2 00:00:05,314 --> 00:00:09,985 この春から 給食のパン 作られへんね…。 3 00:00:09,985 --> 00:00:11,920 (恒夫)えっ!? 4 00:00:11,920 --> 00:00:17,159 給食の仕事… なくなってしもた…。 5 00:00:17,159 --> 00:00:23,659 <それは この工場にとって 死活問題でした> 6 00:00:33,909 --> 00:00:37,479 (常子)いろいろなものを 奪っていくような戦争をたたえ➡ 7 00:00:37,479 --> 00:00:42,317 国民をあおるような雑誌を 作りたいという気持ちには➡ 8 00:00:42,317 --> 00:00:44,987 どうしても なれないんです。 9 00:00:44,987 --> 00:00:48,023 (五反田)もう 雑誌は 作らなくていいんだ。 10 00:00:48,023 --> 00:00:50,325 どうしてですか? 11 00:00:50,325 --> 00:00:53,996 僕に 赤紙が来た。 12 00:00:53,996 --> 00:00:56,331 そんな…。 13 00:00:56,331 --> 00:00:58,834 ♬「普段から」 14 00:00:58,834 --> 00:01:01,870 ♬「メイクしない 君が」 15 00:01:01,870 --> 00:01:07,542 ♬「薄化粧した朝」 16 00:01:07,542 --> 00:01:14,182 ♬「始まりと終わりの狭間で」 17 00:01:14,182 --> 00:01:21,857 ♬「忘れぬ約束した」 18 00:01:21,857 --> 00:01:27,362 ♬「花束を君に贈ろう」 19 00:01:27,362 --> 00:01:33,969 ♬「愛しい人 愛しい人」 20 00:01:33,969 --> 00:01:39,841 ♬「どんな言葉並べても」 21 00:01:39,841 --> 00:01:45,147 ♬「真実には ならないから」 22 00:01:45,147 --> 00:01:47,816 ♬「今日は贈ろう」 23 00:01:47,816 --> 00:01:56,158 ♬「涙色の花束を君に」 24 00:01:56,158 --> 00:02:05,333 ♬「涙色の花束を君に」 25 00:02:05,333 --> 00:02:11,833 ♬~ 26 00:02:15,844 --> 00:02:17,844 これを君に。 27 00:02:20,348 --> 00:02:22,848 開けてみたまえ。 28 00:02:27,022 --> 00:02:29,691 社判? 29 00:02:29,691 --> 00:02:32,594 社長が出征した時 預かったんだ。 30 00:02:32,594 --> 00:02:34,963 「五反田にも赤紙が来たら➡ 31 00:02:34,963 --> 00:02:38,963 その時は 小橋君に渡せ」と 言われている。 32 00:02:40,635 --> 00:02:43,672 僕らのような年寄りまで 駆り出されるようでは➡ 33 00:02:43,672 --> 00:02:48,143 戦争も長続きすまい。 きっと じきに終わるさ。 34 00:02:48,143 --> 00:02:51,843 それまで 君が持っていてくれないか? 35 00:02:53,482 --> 00:02:55,482 分かりました。 36 00:02:57,152 --> 00:03:00,489 それから 君一人になっても➡ 37 00:03:00,489 --> 00:03:04,359 この甲東出版って会社は 存続できるようにしておいたから。 38 00:03:04,359 --> 00:03:07,662 えっ? うちに たくさんある蔵書を➡ 39 00:03:07,662 --> 00:03:10,332 貸与する場所として ここを使う。 40 00:03:10,332 --> 00:03:14,669 名目としては その管理業務を しているとすれば➡ 41 00:03:14,669 --> 00:03:17,706 経営も なんとか継続できるだろう。 42 00:03:17,706 --> 00:03:23,011 固定給はないが 貸した分だけ 君の取り分になる。 43 00:03:23,011 --> 00:03:28,350 毎日 出勤する必要もないし いい話だろ? 44 00:03:28,350 --> 00:03:31,386 どうして そんな…。 45 00:03:31,386 --> 00:03:35,790 うちの会社が なくなれば 君は無職だ。 46 00:03:35,790 --> 00:03:38,460 そしたら 勤労動員になって➡ 47 00:03:38,460 --> 00:03:40,962 どこか遠くへ 駆り出されるかもしれない。 48 00:03:40,962 --> 00:03:46,134 その時 家族は誰が支えるんだ? 49 00:03:46,134 --> 00:03:49,171 そんな事まで…。 50 00:03:49,171 --> 00:03:51,306 ありがとうございます。 51 00:03:51,306 --> 00:03:53,241 おいおい…。 52 00:03:53,241 --> 00:03:56,978 泣きたいなら 僕の胸を貸そうか? 53 00:03:56,978 --> 00:04:00,678 結構です。 ハハハ…。 フフッ。 54 00:04:02,484 --> 00:04:06,154 君に もう一つ お願いがあるんだ。 55 00:04:06,154 --> 00:04:10,325 戦争が終わったあとは どんな雑誌にするか➡ 56 00:04:10,325 --> 00:04:12,827 考えておいてくれないか。 57 00:04:12,827 --> 00:04:14,827 えっ? 58 00:04:16,665 --> 00:04:20,835 甲東出版は これで終わりじゃない。 59 00:04:20,835 --> 00:04:23,035 休刊だ。 60 00:04:25,340 --> 00:04:30,011 僕も社長も…➡ 61 00:04:30,011 --> 00:04:34,811 必ず 生きて戻ってくる。 62 00:04:37,285 --> 00:04:43,792 その時は 僕たちが 心から作りたい雑誌を➡ 63 00:04:43,792 --> 00:04:46,127 作ろうじゃないか。 64 00:04:46,127 --> 00:04:49,464 はい。 65 00:04:49,464 --> 00:04:54,764 <数日後 五反田は出征していきました> 66 00:04:58,139 --> 00:05:00,639 よし…。 67 00:05:06,648 --> 00:05:11,987 <常子は 甲東出版を貸本屋として 切り盛りしながら➡ 68 00:05:11,987 --> 00:05:15,187 なんとか 生活していました> 69 00:05:19,661 --> 00:05:21,696 あ… いらっしゃいませ。 70 00:05:21,696 --> 00:05:24,332 <しかし 戦争は 確実に➡ 71 00:05:24,332 --> 00:05:29,170 小橋家の暮らしを 侵食し始めていたのです。➡ 72 00:05:29,170 --> 00:05:35,277 僅かに配給される食糧は サツマイモばかり。➡ 73 00:05:35,277 --> 00:05:39,114 燃料も乏しく 冷え込む冬の夜を➡ 74 00:05:39,114 --> 00:05:42,951 4人で寄り添い 寒さをしのぎます。➡ 75 00:05:42,951 --> 00:05:45,987 ようやく 眠りについたかと思えば…> 76 00:05:45,987 --> 00:05:48,123 ≪(警報) 77 00:05:48,123 --> 00:05:51,459 <繰り返し鳴り響く 空襲警報に おびえ➡ 78 00:05:51,459 --> 00:05:55,159 一家の疲弊は 増幅されるのです> 79 00:05:56,798 --> 00:05:59,098 <それでも 常子は…> 80 00:06:00,669 --> 00:06:02,671 (美子)とと姉ちゃん。 うん? 81 00:06:02,671 --> 00:06:04,973 そろそろ 収穫できそう? 82 00:06:04,973 --> 00:06:07,008 まだまだじゃのう。 83 00:06:07,008 --> 00:06:09,477 フフッ! おはじきばばあ! 84 00:06:09,477 --> 00:06:12,977 <笑いを忘れないように 心がけていました> 85 00:06:14,649 --> 00:06:17,986 <君子と鞠子も 日々の暮らしの中で➡ 86 00:06:17,986 --> 00:06:22,657 心を豊かに保つ事を 忘れてはいませんでした。➡ 87 00:06:22,657 --> 00:06:25,160 そして 美子は…> 88 00:06:25,160 --> 00:06:27,829 ねえ 見て。 やっと出来たわ。 89 00:06:27,829 --> 00:06:29,764 (鞠子)どうしたの? これ。 90 00:06:29,764 --> 00:06:33,268 はぎれで作ってみたの。 91 00:06:33,268 --> 00:06:38,440 これを ここにつけたら どうかな。 92 00:06:38,440 --> 00:06:41,476 なかなか いいわね。 (君子)とっても すてき。 93 00:06:41,476 --> 00:06:43,611 ありがとうございます。 94 00:06:43,611 --> 00:06:49,417 「ささやかな心がけが 小さな幸せを生む」。 95 00:06:49,417 --> 00:06:55,223 え? 昔ね 東堂先生が おっしゃってたの。 96 00:06:55,223 --> 00:06:58,126 (東堂)ささやかですが こうした心がけが➡ 97 00:06:58,126 --> 00:07:01,029 小さな幸せを生むと 私は思っています。 98 00:07:01,029 --> 00:07:05,300 そんな瞬間を 大事にしていく人でありたいと。 99 00:07:05,300 --> 00:07:09,170 確かに そのとおりだなあと 思ってね。 100 00:07:09,170 --> 00:07:11,172 (2人)うん。 101 00:07:11,172 --> 00:07:15,310 こんな世の中だけど せめて うちの中だけでも➡ 102 00:07:15,310 --> 00:07:18,646 穏やかな心持ちで暮らせるように 心がけましょう。 103 00:07:18,646 --> 00:07:21,316 はい。 (2人)はい。 104 00:07:21,316 --> 00:07:23,251 (三宅)焼夷弾落下! 105 00:07:23,251 --> 00:07:25,987 (爆竹の音) 106 00:07:25,987 --> 00:07:28,823 消火 始め! 107 00:07:28,823 --> 00:07:32,594 <防空演習は 全員参加を義務づけられており➡ 108 00:07:32,594 --> 00:07:37,465 老若男女を問わず集められ 訓練が行われました> 109 00:07:37,465 --> 00:07:40,268 急げ! 迅速に! 110 00:07:40,268 --> 00:07:42,771 はい。 さすが とと姉。 うまいわね。 111 00:07:42,771 --> 00:07:45,273 一応 経験者ですから。 はい。 112 00:07:45,273 --> 00:07:47,308 もう10年以上も前よね。 113 00:07:47,308 --> 00:07:51,446 うん… はい。 すっかり 立派になっちゃって。 114 00:07:51,446 --> 00:07:53,481 いろいろ ありましたから。 115 00:07:53,481 --> 00:07:56,618 (三宅)何をしておる! すみません。 116 00:07:56,618 --> 00:08:00,789 貴様 何を タラタラと! 早く起き上がれ! 117 00:08:00,789 --> 00:08:03,691 (せつ)すみません。 母は このところ 具合がよくなくて。 118 00:08:03,691 --> 00:08:07,662 だから 何だ! アメリカの攻撃は待ってくれないんだ。 119 00:08:07,662 --> 00:08:11,499 たった一人が 足を引っ張る事で この組全員が➡ 120 00:08:11,499 --> 00:08:14,302 危険にさらされるんだ。 分かってるのか! 121 00:08:14,302 --> 00:08:17,205 すいません! 分かっているのなら➡ 122 00:08:17,205 --> 00:08:22,043 早く立って 演習に参加しろ! はい…。 123 00:08:22,043 --> 00:08:24,646 ちょっと待って下さい。 124 00:08:24,646 --> 00:08:26,646 何だと? 125 00:08:28,316 --> 00:08:31,653 演習が大切なのは よく分かります。 126 00:08:31,653 --> 00:08:36,257 ですが これで具合を悪くして このあと動けなくなって➡ 127 00:08:36,257 --> 00:08:41,129 肝心な時に助からなかったら 元も子もありません。 128 00:08:41,129 --> 00:08:46,601 組長に意見するとは 何事だ! 129 00:08:46,601 --> 00:08:52,474 俺は お国の訓令により 組長を仰せつかったんだぞ。 130 00:08:52,474 --> 00:08:57,612 それに盾つくという事は お国に盾つくという事か! 131 00:08:57,612 --> 00:09:01,115 そうではありません。 でも…。 よ~し 分かった! いいだろう。 132 00:09:01,115 --> 00:09:06,621 ただし 防空演習を休むなら 非国民と見なし➡ 133 00:09:06,621 --> 00:09:09,290 お前らの家の配給を 1人分減らす! 134 00:09:09,290 --> 00:09:12,126 えっ! いくら何でも それは…。 135 00:09:12,126 --> 00:09:14,062 貴様も同罪だ! 136 00:09:14,062 --> 00:09:18,362 唆した者として 配給は なしとする。 137 00:09:21,636 --> 00:09:26,936 国民ではないやつに 食わせるものなど ない! 138 00:09:28,810 --> 00:09:30,745 どうした?➡ 139 00:09:30,745 --> 00:09:36,545 俺の決定に文句があるやつは 言ってくれて いいんだぞ~! 140 00:09:38,319 --> 00:09:43,925 それは… それは 勘弁して下さい。 やらせて下さい。 141 00:09:43,925 --> 00:09:46,828 お願いします。 お母さん。 142 00:09:46,828 --> 00:09:49,264 分かった。 143 00:09:49,264 --> 00:09:52,600 今回だけは 大目に見てやる。 144 00:09:52,600 --> 00:09:55,937 だったら 早く持ち場につけ。 145 00:09:55,937 --> 00:09:58,137 とと姉ちゃん 行こう。 146 00:10:00,775 --> 00:10:03,811 (三宅)おい 待て! 147 00:10:03,811 --> 00:10:07,115 どけ! 148 00:10:07,115 --> 00:10:09,115 何だ これは。 149 00:10:11,452 --> 00:10:15,323 こんなものをつけて 浮かれやがって。 150 00:10:15,323 --> 00:10:19,127 浮かれてなんか…。 口答えをするな! 151 00:10:19,127 --> 00:10:22,997 兵隊さんたちが 命を張って戦っているのに➡ 152 00:10:22,997 --> 00:10:26,868 こんな事をして 不謹慎だと思わんのか! 153 00:10:26,868 --> 00:10:30,738 何を考えているんだ 貴様らは! 154 00:10:30,738 --> 00:10:36,978 家では 花まで飾っているらしいな。 155 00:10:36,978 --> 00:10:42,150 いいか! 母親である お前が➡ 156 00:10:42,150 --> 00:10:45,186 目を光らせていないからだぞ! 157 00:10:45,186 --> 00:10:48,022 「進め一億火の玉だ」! 158 00:10:48,022 --> 00:10:51,826 みんなが戦っている事を 忘れるな! 159 00:10:51,826 --> 00:10:54,162 分かりました。 160 00:10:54,162 --> 00:10:57,665 いいか! 戦況が厳しくなっている中➡ 161 00:10:57,665 --> 00:10:59,601 日本が一丸となるために➡ 162 00:10:59,601 --> 00:11:02,837 一層 協力し合って いかなければならない。 163 00:11:02,837 --> 00:11:04,872 お互いが 声をかけ合い➡ 164 00:11:04,872 --> 00:11:08,009 変化がないか いつも気にするように!➡ 165 00:11:08,009 --> 00:11:10,345 分かったな?➡ 166 00:11:10,345 --> 00:11:12,280 分かったら 返事! 167 00:11:12,280 --> 00:11:14,280 (一同)はい! 168 00:11:20,021 --> 00:11:22,357 かか。 169 00:11:22,357 --> 00:11:25,259 怒られる事して ごめんなさい。 170 00:11:25,259 --> 00:11:28,529 美子は悪くないわ。 171 00:11:28,529 --> 00:11:33,968 ただ… 外でつけるのは控えましょうか。 172 00:11:33,968 --> 00:11:35,968 はい。 173 00:11:38,840 --> 00:11:41,643 やっぱり 私 納得できない。 174 00:11:41,643 --> 00:11:44,312 ひと言 言ってくる。 やめなさいよ。 175 00:11:44,312 --> 00:11:46,814 だって…。 口答えすると 配給を…。 176 00:11:46,814 --> 00:11:49,317 それが おかしいじゃない。 均等に分けるべきよ。 177 00:11:49,317 --> 00:11:51,819 組長は どこも そんなふうらしいわよ。 178 00:11:51,819 --> 00:11:54,856 自分の家だけ多くする人だって いるらしいんだから。 179 00:11:54,856 --> 00:11:58,493 それに比べたら あの人は 愛国心の塊ってだけで…。 180 00:11:58,493 --> 00:12:00,828 だからって あの人の独断で決められるのは…。 181 00:12:00,828 --> 00:12:04,499 とと姉は いつも まっすぐすぎるのよ! 182 00:12:04,499 --> 00:12:07,535 わざわざ もめる事も ないでしょう! 183 00:12:07,535 --> 00:12:11,839 やり過ごす事で 丸く収まるなら その方がいい時だってあるわ。 184 00:12:11,839 --> 00:12:14,342 だったら あのまま見過ごせば よかったっていうの? 185 00:12:14,342 --> 00:12:16,377 もう少し うまいやり方も あったんじゃない? 186 00:12:16,377 --> 00:12:20,148 鞠ちゃんは 気が弱すぎるのよ。 えっ? そんな事ないわよ。 187 00:12:20,148 --> 00:12:22,684 私だって 言う時は言うわ。 どうかしら。 188 00:12:22,684 --> 00:12:26,020 臆病なだけなんじゃない? 何よ その言い方! 189 00:12:26,020 --> 00:12:28,320 やめなさい 2人とも! 190 00:12:29,891 --> 00:12:33,294 私たちが けんかして どうするの。 191 00:12:33,294 --> 00:12:38,994 うちでは 穏やかに。 ねっ? 192 00:12:41,636 --> 00:12:45,936 すみません。 すみません。 193 00:12:47,508 --> 00:12:50,144 ≪ごめんください。 194 00:12:50,144 --> 00:12:52,814 はい。 195 00:12:52,814 --> 00:12:54,814 はい。 196 00:12:56,651 --> 00:13:00,822 (稲子)今日は 大変だったわね。 いえ…。 197 00:13:00,822 --> 00:13:05,493 慰めにもなんないんだけどさ これ。 198 00:13:05,493 --> 00:13:08,396 うちの鶏が産んだの。 199 00:13:08,396 --> 00:13:14,202 一個っきゃ ないんだけど よかったら。 200 00:13:14,202 --> 00:13:16,504 ありがとうございます。 201 00:13:16,504 --> 00:13:22,376 いろいろ大変だと思うけど 恨まないであげてね。 202 00:13:22,376 --> 00:13:25,179 組長さんの事。 203 00:13:25,179 --> 00:13:30,518 出征してる息子さんから ずっと届いてた手紙が➡ 204 00:13:30,518 --> 00:13:33,955 途絶えたらしいの。➡ 205 00:13:33,955 --> 00:13:38,826 心中 察するとねえ…。 (君子)そうだったんですか。 206 00:13:38,826 --> 00:13:43,631 同じ組なんだもの 仲よく やりましょうよ。 ねっ。 207 00:13:43,631 --> 00:13:45,967 はい。 それじゃあ。 208 00:13:45,967 --> 00:13:48,267 ありがとうございました。 209 00:13:56,144 --> 00:14:00,982 真中さんから 卵 頂いたの。 210 00:14:00,982 --> 00:14:04,018 お隣さんが いい人で よかった。 うん。 211 00:14:04,018 --> 00:14:07,655 そうかな。 ん? 212 00:14:07,655 --> 00:14:10,691 監視に来たのかもしれない。 213 00:14:10,691 --> 00:14:12,827 監視? 214 00:14:12,827 --> 00:14:17,665 組長さん 言ってたじゃない? うちの中に 花が生けてあるって。 215 00:14:17,665 --> 00:14:20,365 どうして 知ってたの? 216 00:14:23,838 --> 00:14:28,638 もう 誰を信じていいのか 分からない。 217 00:14:31,512 --> 00:14:38,619 みんな 同じように 感じているのかもしれないわね。 218 00:14:38,619 --> 00:14:43,919 隣同士で 疑い合って…。 219 00:14:46,961 --> 00:14:49,864 そう思うと…➡ 220 00:14:49,864 --> 00:14:52,767 怖いですね。 221 00:14:52,767 --> 00:14:58,973 は~あ… 昔は よかったな。 222 00:14:58,973 --> 00:15:05,146 <常子は 深川での日々に 思いをはせました。➡ 223 00:15:05,146 --> 00:15:08,816 森田屋の皆は どうなったかな。➡ 224 00:15:08,816 --> 00:15:14,322 綾は? 清は? 隈井は?➡ 225 00:15:14,322 --> 00:15:16,824 星野は?➡ 226 00:15:16,824 --> 00:15:21,662 過ぎ去った日々を 懐かしく思い返してしまうほど➡ 227 00:15:21,662 --> 00:15:25,362 常子たちは 追い詰められていました>