1 00:00:04,947 --> 00:00:10,819 <翌日 私たちは 夏子姉ちゃんが 劇場へ行くのを見送ってから➡ 2 00:00:10,819 --> 00:00:13,622 大阪へ帰りました。➡ 3 00:00:13,622 --> 00:00:16,291 別れ際の夏子姉ちゃんは➡ 4 00:00:16,291 --> 00:00:21,291 もう 東京の言葉に 戻っていました> 5 00:00:34,309 --> 00:00:38,947 (鉄郎)頂きます。 (一同)頂きます。 6 00:00:38,947 --> 00:00:42,784 (鉄郎)今日も また すいとんか~。 7 00:00:42,784 --> 00:00:47,456 (君子)すみません。 配給も すぐに売り切れてしまって。 8 00:00:47,456 --> 00:00:52,961 はぁ~。 ビフテキとか 夢のまた夢だなあ。 9 00:00:52,961 --> 00:00:55,797 (鞠子)叔父さん! 男なんだから ゴチャゴチャ言ってないで➡ 10 00:00:55,797 --> 00:00:59,301 早く食べちゃって下さい。 ここで 編集作業するんだから。 11 00:00:59,301 --> 00:01:01,301 はい。 12 00:01:02,971 --> 00:01:05,874 <紙を仕入れた常子たちは➡ 13 00:01:05,874 --> 00:01:11,646 雑誌「スタアの装ひ」の完成に向かって 邁進していました> 14 00:01:11,646 --> 00:01:14,149 (常子)今晩中に 片づけてしまいましょう。 15 00:01:14,149 --> 00:01:16,084 もちろん。 16 00:01:16,084 --> 00:01:18,820 (美子)お~。 17 00:01:18,820 --> 00:01:23,158 だから 冷やかさないでよ。 お~。 18 00:01:23,158 --> 00:01:27,029 ちょっと! (君子)お~。 19 00:01:27,029 --> 00:01:29,831 ♬「普段から」 20 00:01:29,831 --> 00:01:32,801 ♬「メイクしない 君が」 21 00:01:32,801 --> 00:01:38,540 ♬「薄化粧した朝」 22 00:01:38,540 --> 00:01:44,946 ♬「始まりと終わりの狭間で」 23 00:01:44,946 --> 00:01:52,687 ♬「忘れぬ約束した」 24 00:01:52,687 --> 00:01:58,293 ♬「花束を君に贈ろう」 25 00:01:58,293 --> 00:02:04,966 ♬「愛しい人 愛しい人」 26 00:02:04,966 --> 00:02:10,772 ♬「どんな言葉並べても」 27 00:02:10,772 --> 00:02:15,977 ♬「真実には ならないから」 28 00:02:15,977 --> 00:02:18,647 ♬「今日は贈ろう」 29 00:02:18,647 --> 00:02:26,988 ♬「涙色の花束を君に」 30 00:02:26,988 --> 00:02:36,098 ♬「涙色の花束を君に」 31 00:02:36,098 --> 00:02:41,898 ♬~ 32 00:02:43,605 --> 00:03:06,294 ♬~ 33 00:03:06,294 --> 00:03:08,330 (綾)雑誌を? ええ。 34 00:03:08,330 --> 00:03:11,633 出来たら 是非 綾さんにも読んで頂きたいわ。 35 00:03:11,633 --> 00:03:14,302 もちろん。 でも すごいわね。 36 00:03:14,302 --> 00:03:20,976 自分で 出版社を作るって事は 社長であり 編集長って事でしょ? 37 00:03:20,976 --> 00:03:23,645 まあ… そういう事になるわね。 38 00:03:23,645 --> 00:03:27,149 大変ね。 そんなに たくさん 紙まで持って。 39 00:03:27,149 --> 00:03:32,120 あ… いけない。 印刷所に届けるところだったんだ。 40 00:03:32,120 --> 00:03:35,257 ごめんなさい 綾さん。 また ゆっくりね。 41 00:03:35,257 --> 00:03:38,160 頑張ってね 社長さん。 ありがとう。 42 00:03:38,160 --> 00:03:40,360 じゃあね 太一君。 43 00:03:45,267 --> 00:03:48,937 常子さん! これ ありがとう。 44 00:03:48,937 --> 00:03:50,937 うん! 45 00:03:54,442 --> 00:03:56,942 5人です。 え~ 7円50銭。 46 00:04:00,315 --> 00:04:02,317 次の方 どうぞ。 47 00:04:02,317 --> 00:04:05,153 (せつ) 近頃 常子さんたち 忙しそうね。 48 00:04:05,153 --> 00:04:08,290 (君子)ええ。 会社を 一から作り上げるのは➡ 49 00:04:08,290 --> 00:04:10,325 想像以上に 大変みたいで…。 50 00:04:10,325 --> 00:04:13,628 (せつ)大したもんよ。 女だてらに会社作るなんて。 51 00:04:13,628 --> 00:04:15,564 うちの とうちゃんも驚いてたわ。 52 00:04:15,564 --> 00:04:18,800 (稲子)ああ うちのも。 復員してきたら お隣さんが➡ 53 00:04:18,800 --> 00:04:22,304 すっかり変わっちまったって 驚いたって。 54 00:04:22,304 --> 00:04:25,807 これが成功したら 君子さんも 楽させてもらえるんじゃない? 55 00:04:25,807 --> 00:04:28,643 ああ どうですかね。 まあ 私は➡ 56 00:04:28,643 --> 00:04:32,343 娘3人が 協力して やってくれてるってだけで。 57 00:04:35,250 --> 00:04:39,754 (鞠子 美子)お~ いよいよね。 58 00:04:39,754 --> 00:04:41,690 まだまだ。 59 00:04:41,690 --> 00:04:46,928 このゲラ刷りで 誤字脱字がないか 間違いを修正するの。 60 00:04:46,928 --> 00:04:49,831 あっ そっか。 うん。 でね➡ 61 00:04:49,831 --> 00:04:55,604 これを作っておいたから これ見ながら確認してもらえる? 62 00:04:55,604 --> 00:04:59,274 (鞠子 美子)はい。 え~っと…。 63 00:04:59,274 --> 00:05:01,274 ありがとう。 64 00:05:05,614 --> 00:05:09,284 (五反田) ですから 僕の小説の挿絵を➡ 65 00:05:09,284 --> 00:05:12,787 どうしても 描いて頂きたいんです。 66 00:05:12,787 --> 00:05:15,287 お願いします。 67 00:05:23,798 --> 00:05:28,470 分かりました。 諦めます。 68 00:05:28,470 --> 00:05:33,441 一度言ったら 引かない方で 有名ですからね 花山さんは。 69 00:05:33,441 --> 00:05:35,910 (花山)もう決めたんだ。 70 00:05:35,910 --> 00:05:40,081 今後 出版に関わる一切を断ると。 71 00:05:40,081 --> 00:05:43,418 そうですか…。 72 00:05:43,418 --> 00:05:47,289 すみませんでした。 急に お呼び立てして。 73 00:05:47,289 --> 00:05:51,589 いいんだ。 失業中で どうせ暇だからね。 74 00:05:59,768 --> 00:06:05,106 あっ そういえば 小橋常子君って 覚えてますか? 75 00:06:05,106 --> 00:06:09,944 一度 内務省に挿絵を頂きに行った 若い女性です。 76 00:06:09,944 --> 00:06:11,944 大変 失礼しました。 77 00:06:16,284 --> 00:06:19,621 ああ… あの はだしの。 78 00:06:19,621 --> 00:06:23,792 ええ ええ。 あの子 家族を養うためには➡ 79 00:06:23,792 --> 00:06:28,463 甲東の給金じゃ足りんと 自分で出版社を作るそうです。 80 00:06:28,463 --> 00:06:33,735 何でも 女の人の役に立つ雑誌が 作りたいというので➡ 81 00:06:33,735 --> 00:06:37,405 妹さんたちも巻き込んで。 82 00:06:37,405 --> 00:06:39,741 どうして そんな話を私に? 83 00:06:39,741 --> 00:06:43,912 (五反田) いえ… 他意はありません。 84 00:06:43,912 --> 00:06:58,426 ♬~ 85 00:06:58,426 --> 00:07:03,098 <雑誌を作ると決意した日から 数か月がたち➡ 86 00:07:03,098 --> 00:07:06,968 ついに 「スタアの装ひ」は 完成したのです> 87 00:07:06,968 --> 00:07:09,971 これが 私たちの雑誌…。 88 00:07:09,971 --> 00:07:12,774 ついに 出来たのね。 89 00:07:12,774 --> 00:07:15,443 よく 頑張ったわね。 90 00:07:15,443 --> 00:07:17,743 (美子 鞠子)やった~! 91 00:07:19,781 --> 00:07:24,619 喜ぶのは まだ早いわ。 92 00:07:24,619 --> 00:07:29,290 私たちは これを目指してきた 訳じゃないですからね。 93 00:07:29,290 --> 00:07:33,061 ここが 始まりですから。 94 00:07:33,061 --> 00:07:35,964 これを売って 次も作るの。 95 00:07:35,964 --> 00:07:38,733 お金さえあれば もっと 自分たちのやりたい事➡ 96 00:07:38,733 --> 00:07:42,237 できるようになるから… だから➡ 97 00:07:42,237 --> 00:07:44,572 頑張って 売っていきましょう。 98 00:07:44,572 --> 00:07:46,572 (一同)はい。 99 00:07:53,581 --> 00:07:57,085 どうでしょうか? 100 00:07:57,085 --> 00:08:01,923 こちらで培った事を反映して 作ったつもり…。 101 00:08:01,923 --> 00:08:05,427 (谷)気に入らないな。 そんなに駄目でした? 102 00:08:05,427 --> 00:08:10,598 いや… 雑誌の事じゃない。 103 00:08:10,598 --> 00:08:14,269 この服だ。 えっ? 104 00:08:14,269 --> 00:08:18,139 破廉恥すぎるじゃないか。 けしからん。 105 00:08:18,139 --> 00:08:22,610 ああ…。 あ~ 服の事は置いといて➡ 106 00:08:22,610 --> 00:08:25,947 どうですかね? 誌面構成とか。 107 00:08:25,947 --> 00:08:30,819 それは… それはだね 君…。 108 00:08:30,819 --> 00:08:35,056 要するに 僕らは よく分からないんだよ。 109 00:08:35,056 --> 00:08:38,893 えっ? 文芸誌一筋で➡ 110 00:08:38,893 --> 00:08:41,563 こういう雑誌を 作った事がないから。 111 00:08:41,563 --> 00:08:44,399 ああ…。 112 00:08:44,399 --> 00:08:47,902 すまんな。 あっ いえ。 113 00:08:47,902 --> 00:08:54,075 でも 女の人らしい かわいげのある雑誌だと思うよ。 114 00:08:54,075 --> 00:08:56,744 ありがとうございます。 115 00:08:56,744 --> 00:08:59,414 ただいま帰りました。 116 00:08:59,414 --> 00:09:01,349 (一同)お帰りなさい。 117 00:09:01,349 --> 00:09:03,284 どうだった? 118 00:09:03,284 --> 00:09:08,590 一応 褒めて頂いたわよ。 かわいげのある雑誌だって。 119 00:09:08,590 --> 00:09:12,460 あ~ 専門家が言うなら安心ね。 120 00:09:12,460 --> 00:09:15,463 書店の方は? 回っていいって? 121 00:09:15,463 --> 00:09:19,934 あ~ それが 書店に置くのは少し厳しそうなの。 122 00:09:19,934 --> 00:09:22,604 売れる確証がないと 置かないんだって。 123 00:09:22,604 --> 00:09:25,106 実績重視みたい。 124 00:09:25,106 --> 00:09:27,141 じゃあ どこで売るの? 125 00:09:27,141 --> 00:09:30,778 場所代は 高いけど➡ 126 00:09:30,778 --> 00:09:33,681 叔父さんが見つけてくれた所。 127 00:09:33,681 --> 00:09:38,219 さあさあ お立ち会い! 新雑誌「スタアの装ひ」! 128 00:09:38,219 --> 00:09:41,556 「スタアの装ひ」 入荷致しました。 新発売です! 129 00:09:41,556 --> 00:09:43,491 よかったら お手に取ってみて下さい。 130 00:09:43,491 --> 00:09:46,394 ちまたで話題の「スタアの装ひ」 たったの7円です! 131 00:09:46,394 --> 00:09:48,730 いかがですか? 「スタアの装ひ」です。 132 00:09:48,730 --> 00:09:51,232 見て下さい。 よろしくお願いします。 133 00:09:51,232 --> 00:09:54,135 いかがですか? よろしくお願いします。 134 00:09:54,135 --> 00:09:57,038 これ おいくら? 7円です。 135 00:09:57,038 --> 00:10:00,575 7円なら 買ってみましょうか。 1冊 頂戴。 136 00:10:00,575 --> 00:10:03,912 ありがとうございます! (3人)ありがとうございます! 137 00:10:03,912 --> 00:10:06,612 はい。 ありがとうございます! 138 00:10:09,717 --> 00:10:11,653 1冊 売れた…。 139 00:10:11,653 --> 00:10:14,422 私の文章が お金になった…。 140 00:10:14,422 --> 00:10:17,122 よかった! 141 00:10:22,597 --> 00:10:25,500 ほら 喜んでる暇ないわよ。 142 00:10:25,500 --> 00:10:27,936 あっ。 143 00:10:27,936 --> 00:10:30,972 「スタアの装ひ」 いかがですか? 144 00:10:30,972 --> 00:10:33,741 これ 頂戴。 ありがとうございます。 7円です。 145 00:10:33,741 --> 00:10:38,646 ♬~ 146 00:10:38,646 --> 00:10:42,450 <この日 売り出した 「スタアの装ひ」は➡ 147 00:10:42,450 --> 00:10:47,150 日が暮れる頃には 300冊全てが売り切れたのです> 148 00:10:48,790 --> 00:10:51,590 ありがとうございます。 149 00:10:53,294 --> 00:10:56,331 (鉄郎) すげえじゃねえか。 完売したのか。 150 00:10:56,331 --> 00:11:00,635 そうよ。 おお… おぉ~。 151 00:11:00,635 --> 00:11:03,471 痛っ! 何すんだよ! 152 00:11:03,471 --> 00:11:06,507 あっ ごめんなさい。 盗られるかと 思わず。 153 00:11:06,507 --> 00:11:10,345 フフフフ…。 叔父さん 信用ないから。 154 00:11:10,345 --> 00:11:13,481 けっ! そんな はした金 要らねえよ。 155 00:11:13,481 --> 00:11:15,416 (一同)え~! 156 00:11:15,416 --> 00:11:17,986 叔父さんが お金に目もくれないなんて…。 157 00:11:17,986 --> 00:11:21,656 熱でもあるんですか? 俺は俺のビジネスで稼ぐから➡ 158 00:11:21,656 --> 00:11:25,159 要らねえって言ってんだよ。 見てみろよ。 159 00:11:25,159 --> 00:11:30,359 これが 俺のビジネスよ。 160 00:11:32,266 --> 00:11:35,303 (君子)木綿のズボン? 161 00:11:35,303 --> 00:11:37,503 (鉄郎)ほれ。 162 00:11:39,140 --> 00:11:42,910 何だか 変わったズボンですね。 163 00:11:42,910 --> 00:11:45,780 随分と分厚い生地だし。 164 00:11:45,780 --> 00:11:50,284 いいか? これは ジーンズっていうんだよ。 165 00:11:50,284 --> 00:11:52,954 (一同)ジーンズ? うん。 166 00:11:52,954 --> 00:11:57,458 今 進駐軍のPXからの 横流し品として出回ってるんだ。 167 00:11:57,458 --> 00:12:00,962 もともと 作業着として 作られたものらしく➡ 168 00:12:00,962 --> 00:12:04,465 丈夫で 物がいい。 169 00:12:04,465 --> 00:12:08,302 こいつが 必ず 日本で大流行する日が来る。 170 00:12:08,302 --> 00:12:13,002 間違いねえ! これを売りさばいて 大もうけしてやる。 171 00:12:15,977 --> 00:12:18,880 私たちも負けてられないわ。 172 00:12:18,880 --> 00:12:22,150 雑誌を もっと刷って もっと売りましょうよ。 173 00:12:22,150 --> 00:12:26,020 俺も それがいいと思うぞ。 波が来てる時は 攻めの一手だ。 174 00:12:26,020 --> 00:12:30,491 そうね。 あっという間に売り切ったし➡ 175 00:12:30,491 --> 00:12:35,930 今回が 300部だったから 次は 500? 176 00:12:35,930 --> 00:12:40,768 いや。 1,000部でしょ。 177 00:12:40,768 --> 00:12:43,271 1,000部も刷って 売れる? 178 00:12:43,271 --> 00:12:47,942 私には そのくらいの自信がある。 179 00:12:47,942 --> 00:12:50,142 ほう ほう…。 180 00:12:52,613 --> 00:12:54,549 何? その顔。 181 00:12:54,549 --> 00:12:59,954 鞠子って そういう面もあったのね。 182 00:12:59,954 --> 00:13:03,791 意外と大胆なところ。 183 00:13:03,791 --> 00:13:06,694 そう? 184 00:13:06,694 --> 00:13:09,130 この調子なら 次も売れんだろ。 185 00:13:09,130 --> 00:13:13,301 金持ちになんのも 夢じゃねえぞ。 186 00:13:13,301 --> 00:13:16,301 お金持ちか…。 187 00:13:19,107 --> 00:13:26,848 ♬~ 188 00:13:26,848 --> 00:13:29,851 オ~ホッホッホッホッ! 189 00:13:29,851 --> 00:13:32,787 先生 すばらしい。 感動しました。 190 00:13:32,787 --> 00:13:34,922 「直川賞」 決定ですよ。 191 00:13:34,922 --> 00:13:39,427 そうかしら。 オホホホホ…。 192 00:13:39,427 --> 00:13:44,932 オ~ホッホッホッホッ! 193 00:13:44,932 --> 00:13:46,968 いいわねえ…。 194 00:13:46,968 --> 00:13:50,438 昔よりも 想像力が豊かになった気がする。 195 00:13:50,438 --> 00:13:54,275 私 あんまり いいの 浮かばなかった…。 196 00:13:54,275 --> 00:13:57,178 フフフ… ウフフフフ! 197 00:13:57,178 --> 00:13:59,147 ♬~ 198 00:13:59,147 --> 00:14:02,150 アッハハハハ! 199 00:14:02,150 --> 00:14:07,822 アハハハハ! アッハハハハ! 200 00:14:07,822 --> 00:14:10,625 アハハ アハハ… アハハハハ! 201 00:14:10,625 --> 00:14:12,560 かか。 202 00:14:12,560 --> 00:14:15,296 えっ? 203 00:14:15,296 --> 00:14:19,634 あ… 何でもないわ。 204 00:14:19,634 --> 00:14:25,439 さあ 1,000部 頑張って 売り切りましょう! 205 00:14:25,439 --> 00:14:28,643 (一同)はい! 206 00:14:28,643 --> 00:14:31,145 <2週間後 常子たちは➡ 207 00:14:31,145 --> 00:14:36,417 増刷した「スタアの装ひ」1,000部を 担ぎ 闇市に繰り出しました> 208 00:14:36,417 --> 00:14:39,320 こんにちは。 お~ あんたら。 待ってたよ。 209 00:14:39,320 --> 00:14:41,923 (君子)また お世話になります。 あ~ いいから いいから。 210 00:14:41,923 --> 00:14:44,592 あの… 売り場 空けといたから すぐ置いてくれ。 211 00:14:44,592 --> 00:14:47,094 ありがとうございます。 ありがとうございます。 212 00:14:47,094 --> 00:14:51,432 あ~ すみません。 あの… 前回同様 300部 置かせて下さい。 213 00:14:51,432 --> 00:14:53,768 残りは ほかの書店を回ろうと思って。 214 00:14:53,768 --> 00:14:56,604 うちにも もっと置いてくれよ。 すぐ 売れちまうんだから。 215 00:14:56,604 --> 00:15:00,274 (君子)すみません。 新宿や渋谷の 闇市にも 置こうって➡ 216 00:15:00,274 --> 00:15:03,177 話し合ったんです。 そいつは残念だ。 217 00:15:03,177 --> 00:15:06,147 早く 2冊目が作りたいわ。 218 00:15:06,147 --> 00:15:08,950 もう 鞠ちゃん 気が早いんだから。 219 00:15:08,950 --> 00:15:12,787 1冊 作って 創作意欲が更に湧いてきた。 お~。 220 00:15:12,787 --> 00:15:15,122 とと姉ちゃん。 うん? 221 00:15:15,122 --> 00:15:17,322 ちょっと これ見てよ。 222 00:15:20,294 --> 00:15:22,964 <そこで 目にしたのは➡ 223 00:15:22,964 --> 00:15:25,764 驚くべき光景でした>