1 00:00:02,202 --> 00:00:08,141 ♬~(テーマ音楽) 2 00:00:08,141 --> 00:00:10,143 (雙星彦馬)織江。 3 00:00:13,547 --> 00:00:16,450 (織江)お前は 川村様の事で 私を憎んでる。 4 00:00:16,450 --> 00:00:20,420 (お弓)その事を 口にするな! 5 00:00:20,420 --> 00:00:24,191 川村家に仕える者同士の争いは 許されぬ! 6 00:00:24,191 --> 00:00:27,628 <任務を同じくする下人 お弓の➡ 7 00:00:27,628 --> 00:00:30,531 自分に向ける殺意を知った 織江は➡ 8 00:00:30,531 --> 00:00:34,935 松浦家上屋敷に潜入する事を 回避した> 9 00:00:37,204 --> 00:00:40,040 <同じ頃 松浦家下屋敷では➡ 10 00:00:40,040 --> 00:00:44,278 夜な夜な 不思議な出来事が起きていた> 11 00:00:44,278 --> 00:00:47,247 (千右衛門)それにしても これは? 12 00:00:47,247 --> 00:00:50,083 (静山)あやかし。 13 00:00:50,083 --> 00:00:54,388 <好奇心旺盛な雙星彦馬が その不思議に迫ると➡ 14 00:00:54,388 --> 00:00:57,891 その身に危機が迫った。➡ 15 00:00:57,891 --> 00:01:03,063 その危機を救ったのが 捜し求める妻 織江である事を➡ 16 00:01:03,063 --> 00:01:06,600 彦馬は 知る由もなかった> 17 00:01:06,600 --> 00:01:23,016 ♬~ 18 00:01:42,069 --> 00:01:44,972 どうか 会わせてください。 19 00:01:44,972 --> 00:02:15,936 ♬~ 20 00:02:15,936 --> 00:02:19,506 朝げいこか? 21 00:02:19,506 --> 00:02:22,009 相手をしよう。 22 00:02:43,697 --> 00:02:47,100 あっ 小吉だ。 23 00:02:47,100 --> 00:02:51,772 「失せ物 みつからず」か。 24 00:02:51,772 --> 00:02:58,578 うん 「待ち人 すでに 近くに来る」? 25 00:03:05,419 --> 00:03:07,421 あっ。 26 00:03:13,660 --> 00:03:20,367 平戸島のひなびた入り江に 異国の難破船を隠したようだ。 27 00:03:20,367 --> 00:03:22,302 難破船を? 28 00:03:22,302 --> 00:03:24,304 長さ およそ百尺。 29 00:03:24,304 --> 00:03:27,207 大海を乗り越えてきた船ゆえ➡ 30 00:03:27,207 --> 00:03:35,949 修繕をして 細工を加えれば 軍船にもなりそうだ。 31 00:03:35,949 --> 00:03:38,151 御前。 32 00:03:38,151 --> 00:03:40,654 なるかもしれん。 33 00:03:42,856 --> 00:03:45,459 そう思うただけだ。 34 00:03:48,662 --> 00:03:53,266 本所の松浦家下屋敷に入れ。 35 00:03:53,266 --> 00:03:56,169 しかし…。 屋敷には➡ 36 00:03:56,169 --> 00:04:00,373 雙星彦馬が訪れる事もあろうが…。 37 00:04:02,409 --> 00:04:07,214 客が 台所へ 顔を出す事はあるまい。 38 00:04:07,214 --> 00:04:09,716 台所に? 39 00:04:11,751 --> 00:04:18,925 お弓は 上屋敷で 平戸の藩政の動きをにらみ➡ 40 00:04:18,925 --> 00:04:26,299 そなたは 静山を訪ねて 下屋敷へ 出はいりする人物を見よ。➡ 41 00:04:26,299 --> 00:04:29,970 姿形は 変える事だ。 42 00:04:29,970 --> 00:04:34,808 私の代わりに 上屋敷には 誰が? 43 00:04:34,808 --> 00:04:38,345 それは お蝶が手配した。 44 00:04:38,345 --> 00:04:42,048 ♬~ 45 00:04:42,048 --> 00:04:45,452 母御の容体は? 46 00:04:45,452 --> 00:04:49,122 快方に向かっております。 47 00:04:49,122 --> 00:04:53,527 わしが この川村家を継ぐ前の事だが➡ 48 00:04:53,527 --> 00:05:00,133 母御は 昔 平戸の城内に入ったそうだな? 49 00:05:35,702 --> 00:05:41,208 以前 平戸の城に 入ったんだってね? 50 00:05:43,243 --> 00:05:46,146 (雅江)20年以上も前。 51 00:05:49,883 --> 00:05:53,086 松浦静山を知ってるの? 52 00:05:55,689 --> 00:05:58,792 平戸屋敷に入るのか? 53 00:06:00,861 --> 00:06:08,468 なるほど。 そうか。 本所か…。 54 00:06:11,471 --> 00:06:13,773 どんな人なの? 55 00:06:15,809 --> 00:06:18,812 剣の達人だよ。 56 00:06:18,812 --> 00:06:23,550 それと同じくらい 文人でもある。 57 00:06:23,550 --> 00:06:26,086 古今の物事に通じ➡ 58 00:06:26,086 --> 00:06:31,358 大名でありながら 下々の事情にも目を向け➡ 59 00:06:31,358 --> 00:06:34,761 俗な遊びにも お盛んで。 60 00:06:37,030 --> 00:06:40,233 海のような人。 61 00:06:40,233 --> 00:06:42,936 ああ。 62 00:06:42,936 --> 00:06:47,774 人を包み込むような度量もある。 63 00:06:47,774 --> 00:06:52,979 私は 海のように つかみどころのない人と…。 64 00:06:55,181 --> 00:06:57,183 ああ そう? 65 00:07:02,389 --> 00:07:04,891 お気を付け。 66 00:07:04,891 --> 00:07:09,095 松浦静山は 立ち居振る舞い 物言い➡ 67 00:07:09,095 --> 00:07:14,901 目に見えない風の動き一つにでも 勘働きのできる人だ。 68 00:07:14,901 --> 00:07:18,805 気を抜いちゃいけない。 69 00:07:18,805 --> 00:07:21,308 命取りになる。 70 00:07:24,144 --> 00:07:27,881 星の方角は 季節によって 場所が変わるんだ。 71 00:07:27,881 --> 00:07:32,385 こう 目を 南に転ずれば…。 72 00:07:32,385 --> 00:07:36,923 いいか? 春には見えない星々が 見えるんだ。 73 00:07:36,923 --> 00:07:39,826 あそこに 大きな輝きが3つ。 74 00:07:39,826 --> 00:07:44,531 それをたどると 三角の形になるだろう? 75 00:07:46,700 --> 00:07:49,969 うん。 春にも ああいう三角があるが➡ 76 00:07:49,969 --> 00:07:53,840 それとは また 別の星なんだな。 77 00:07:53,840 --> 00:07:59,512 そういう事が なぜ起きるのか。 これが 天文の奥深いところだ。 78 00:07:59,512 --> 00:08:02,415 勉強せねばな。 79 00:08:02,415 --> 00:08:04,718 ハックション! 80 00:08:04,718 --> 00:08:07,620 (番頭)ありがとうございました。 81 00:08:20,667 --> 00:08:24,871 ああ これは いかほどで? 82 00:08:24,871 --> 00:08:26,806 5両というところでしょうか? 83 00:08:26,806 --> 00:08:28,842 5両? 84 00:08:28,842 --> 00:08:32,479 ああ これは これは! 85 00:08:32,479 --> 00:08:36,916 あっ。 おお 奇遇だな。 86 00:08:36,916 --> 00:08:41,755 御前のお知り合いですか? いささか。 87 00:08:41,755 --> 00:08:46,059 よい折だ。 面白いものを見せよう。 (長兵衛)はいはい。 88 00:08:53,366 --> 00:08:57,237 ただの人形ですが。 ただの? 89 00:08:57,237 --> 00:08:59,305 600年前の唐人人形ですぞ。 90 00:08:59,305 --> 00:09:04,110 それも 唐の詩人 李白の立ち姿。 91 00:09:04,110 --> 00:09:08,214 (静山)面白いのは 右手首がない。 92 00:09:08,214 --> 00:09:12,052 クズ物ですか? (長兵衛)クズ!? 93 00:09:12,052 --> 00:09:17,791 骨董が趣味の私が 大金を出して求めたものを クズ!? 94 00:09:17,791 --> 00:09:22,695 それを ただで わしにくれるそうだ。 なっ? 95 00:09:22,695 --> 00:09:25,498 断腸の思いでね。 96 00:09:25,498 --> 00:09:29,002 まあ そういう事だ。 97 00:09:29,002 --> 00:09:32,272 で 何を求めに? 98 00:09:32,272 --> 00:09:35,642 天文の本を。 99 00:09:35,642 --> 00:09:40,480 そんなものより 雙星は 春本を読んだほうがよい。 100 00:09:40,480 --> 00:09:43,817 あっ 何を…? 101 00:09:43,817 --> 00:09:50,590 教訓亭主人や 色山人好成の本など➡ 102 00:09:50,590 --> 00:09:54,461 貸し本屋で借りられるぞ。 からかうのも➡ 103 00:09:54,461 --> 00:09:56,529 いい加減にしてください! 失礼します。 104 00:09:56,529 --> 00:10:00,133 ハハハ…。 105 00:10:02,335 --> 00:10:04,838 ありがとうございました。 106 00:10:09,876 --> 00:10:13,379 ♬~ 107 00:10:13,379 --> 00:10:15,315 あっ いらっしゃいませ。 (大谷)今の者は➡ 108 00:10:15,315 --> 00:10:17,717 何を買っていった? いいえ 今日は 何も。 109 00:10:17,717 --> 00:10:21,521 ふだん 砲術 軍学の書物を買う事は? 110 00:10:21,521 --> 00:10:23,857 あなた様方は? (下田)箱を➡ 111 00:10:23,857 --> 00:10:29,362 大事そうに抱えていたが? いささか 訳ありの品でしてね。 112 00:10:39,639 --> 00:10:43,309 (峰原小太夫)お呼びで? 113 00:10:43,309 --> 00:10:47,313 あっ いや… 何か入っておりましたか!? 114 00:10:47,313 --> 00:10:54,621 違う。 昨日 今日と 格別の 飯のうまさだ。 115 00:10:54,621 --> 00:10:58,191 ああ… それは 祝着。 116 00:10:58,191 --> 00:11:05,465 飯粒だ。 炊いた米の なんともうまい事よ。 117 00:11:05,465 --> 00:11:11,104 そう申せば 辞めた飯炊きの後釜が ようやく見つかりまして。 118 00:11:11,104 --> 00:11:14,440 やっぱり ばあさんか? 若いのですが➡ 119 00:11:14,440 --> 00:11:18,611 それが 江戸に 仕事を探しに 来たという上総の女でして。 120 00:11:18,611 --> 00:11:24,817 亭主に逃げられたと申しましたが 4~5日 様子を見ようかと。 121 00:11:30,957 --> 00:11:35,628 (とよ)あっ はいはい はいはい。 122 00:11:35,628 --> 00:11:41,134 あっ これは! これ これ これ。 123 00:11:41,134 --> 00:11:43,903 今朝 飯を炊いたのは? 124 00:11:43,903 --> 00:11:47,774 あのお里ですが 何か? 125 00:11:47,774 --> 00:11:51,177 お里。 お里! 126 00:11:53,580 --> 00:11:56,082 こちらのお殿様よ。 127 00:11:56,082 --> 00:11:58,718 あっ。 ああ…。 128 00:11:58,718 --> 00:12:03,289 このところの飯の炊き具合が 御前には 殊の外 お気に入りじゃ。 129 00:12:03,289 --> 00:12:05,391 あっ さようで。 130 00:12:11,097 --> 00:12:16,703 炊き方に 何か 秘訣でもあるのか? 131 00:12:16,703 --> 00:12:21,608 さあ? 田舎で 毎日 炊いとりましたけ➡ 132 00:12:21,608 --> 00:12:24,444 そのまんま 炊いただけで…。 133 00:12:24,444 --> 00:12:29,082 また 飯の楽しみができた。 134 00:12:29,082 --> 00:12:32,619 という事は お里は 常雇いに? 135 00:12:32,619 --> 00:12:34,621 そういう事だ。 136 00:12:37,457 --> 00:12:42,862 しかし 逃げた亭主は もったいない事をしたもんだな。 137 00:12:47,100 --> 00:12:50,536 お里ちゃん よかったね。 138 00:12:50,536 --> 00:12:54,407 (きぬ)辰吉さん お里さん 常雇いだって。 139 00:12:54,407 --> 00:12:57,677 (辰吉)よかったな。 へえ。 140 00:12:57,677 --> 00:13:03,850 ♬~ 141 00:13:03,850 --> 00:13:09,589 (男)クズ屋~ クズ屋~。 142 00:13:09,589 --> 00:13:14,727 <徳川幕府の中には 将軍直属のお庭番の他に➡ 143 00:13:14,727 --> 00:13:19,666 老中には老中の 若年寄には 若年寄支配の➡ 144 00:13:19,666 --> 00:13:22,402 隠密組織があった。➡ 145 00:13:22,402 --> 00:13:25,304 だが それらに 横のつながりはなく➡ 146 00:13:25,304 --> 00:13:29,876 それぞれが それぞれの 組織のために動いていたのである> 147 00:13:29,876 --> 00:13:32,879 あっ もし。 148 00:13:59,872 --> 00:14:03,176 お蝶 ありがとう。 149 00:14:05,511 --> 00:14:08,114 うま~い! 150 00:14:13,920 --> 00:14:16,823 織江から 何か? 151 00:14:16,823 --> 00:14:20,493 松浦家下屋敷に 織江以外に➡ 152 00:14:20,493 --> 00:14:23,463 人を入れているのかと 聞いてきた。 153 00:14:23,463 --> 00:14:25,865 で? 154 00:14:25,865 --> 00:14:30,803 「台所の下男が 油断ならん」と。 155 00:14:30,803 --> 00:14:33,039 (安藤)桜田屋敷としては➡ 156 00:14:33,039 --> 00:14:38,177 平戸の事は おぬしに任せておるが。 157 00:14:38,177 --> 00:14:41,414 という事は? 幕府のいずれかが➡ 158 00:14:41,414 --> 00:14:46,619 肥前平戸に 目を光らせているのやもしれぬ。 159 00:14:46,619 --> 00:14:48,621 う~ん…。 160 00:14:51,457 --> 00:14:54,293 <江戸の年末は慌ただしい。➡ 161 00:14:54,293 --> 00:14:57,096 商家は 一年の締めに奔走し➡ 162 00:14:57,096 --> 00:15:01,400 町人は 正月の支度に取りかかるのだ> 163 00:15:04,837 --> 00:15:08,674 (富蔵)家主の 相馬屋の旦那様からだよ。 164 00:15:08,674 --> 00:15:11,878 顔見たら 一つ 礼でも言うんだぜ。 165 00:15:11,878 --> 00:15:13,880 (一同)あいよ! 166 00:15:19,652 --> 00:15:23,489 (しか)あれ? ふたつ残ってる。 167 00:15:23,489 --> 00:15:25,491 ふたぼし? あっ。 168 00:15:31,197 --> 00:15:35,701 さあ 年内は 今日で終わりだが 学ぶ事に 終わりはないぞ。 169 00:15:35,701 --> 00:15:37,637 (子供たち)え~っ!? 170 00:15:37,637 --> 00:15:40,940 寺子屋に行かなくても 学ぶ事は いくらでもあるんだ。 171 00:15:40,940 --> 00:15:43,810 例えば 町なかで見かけた文字。 172 00:15:43,810 --> 00:15:47,747 看板の文字など 声を出して 読むのも これも 学びの一つ。 173 00:15:47,747 --> 00:15:50,516 (弁吉)字ぃ知らなきゃ 声には出せねえ。 174 00:15:50,516 --> 00:15:52,985 (ゆう)誰かに聞けば いいのよ。 そう。 175 00:15:52,985 --> 00:15:55,488 聞いたら 家に帰って 書く事。 176 00:15:55,488 --> 00:15:57,557 (おまき)うちのおとっつぁんも おっかさんも➡ 177 00:15:57,557 --> 00:16:00,460 字は読めないよ 先生。 (忠太)うちもだ。 178 00:16:00,460 --> 00:16:03,996 その時は 私のところに聞きに➡ 179 00:16:03,996 --> 00:16:09,602 おいで。 (子供たちの騒ぐ声) 180 00:16:14,640 --> 00:16:18,744 太郎吉 帰ろうか? 181 00:16:23,449 --> 00:16:29,889 ♬~ 182 00:16:29,889 --> 00:16:32,992 (千右衛門)平戸から届いた カスドースだ。 183 00:16:35,261 --> 00:16:37,196 (千右衛門)懐かしいだろう? 184 00:16:37,196 --> 00:16:42,935 懐かしいどころか 値が張って 食べたのは 一度だけだ。 185 00:16:42,935 --> 00:16:48,274 もらい物のカスドースを 織江と2人で 分け合ってな。 186 00:16:48,274 --> 00:16:54,413 ♬~ 187 00:16:54,413 --> 00:16:57,049 大晦日 正月は どうするつもりだ? 188 00:16:57,049 --> 00:16:59,652 格別 何も。 189 00:16:59,652 --> 00:17:02,922 何なら ここで 年越ししても いいのだぞ。 190 00:17:02,922 --> 00:17:05,691 うん? う~ん…。 191 00:17:05,691 --> 00:17:09,061 ただ 商家の休みは 元旦だけだから せわしいし➡ 192 00:17:09,061 --> 00:17:11,497 ゆっくり 相手をするという訳には いかんが。 193 00:17:11,497 --> 00:17:16,135 まあ 私は 長屋で のんびりするよ。 194 00:17:16,135 --> 00:17:19,038 ただし 元旦は空けておけ。 何だ? 195 00:17:19,038 --> 00:17:21,741 本所の御前に 新年の挨拶だ。 196 00:17:21,741 --> 00:17:28,614 ああ あのお方は 人をからかわれるからな。 ああ…。 197 00:17:28,614 --> 00:17:34,020 (鐘の音) 198 00:17:34,020 --> 00:17:37,924 <文政7年が暮れた> 199 00:17:43,696 --> 00:17:45,998 おめでとうございます。 (女たち)本年も よろしく。 200 00:17:45,998 --> 00:17:48,935 よろしく。 どうも。 (女たち)今年も よろしく…。 201 00:17:48,935 --> 00:17:51,938 ああ てれちゃって。 やだ ハハハ…。 202 00:17:54,674 --> 00:17:56,642 よし! 引け 引け 引け! 203 00:17:56,642 --> 00:17:59,645 流すぞ 流すぞ! 落っこっちゃう。 引け 引け! 204 00:17:59,645 --> 00:18:03,049 よし! よしよし よし! 205 00:18:03,049 --> 00:18:14,060 ♬~(お囃子) 206 00:18:14,060 --> 00:18:16,862 (万歳)おめでとう。 207 00:18:28,574 --> 00:18:33,946 謹んで 新年のお慶びを 申し上げます。 208 00:18:33,946 --> 00:18:37,817 堅苦しい事はいい。 209 00:18:37,817 --> 00:18:39,785 そろそろ 雑煮の用意を。 210 00:18:39,785 --> 00:18:44,090 はい。 元日の年賀のお客は いつもの西海屋さんですよね? 211 00:18:44,090 --> 00:18:46,092 そうじゃ。 でも 3つ? 212 00:18:46,092 --> 00:18:48,260 西海屋に 連れがあってな。 213 00:18:48,260 --> 00:18:52,131 1~2度 見かけた ぼうっとした侍じゃ。 214 00:18:52,131 --> 00:18:56,969 平戸から来て 西海屋に 転がり込んだ友人らしいが➡ 215 00:18:56,969 --> 00:19:00,473 覇気というものがなくてな。 216 00:19:07,480 --> 00:19:11,083 (静山)これが 日本国。 217 00:19:13,085 --> 00:19:18,891 (静山)その隣が 清国。➡ 218 00:19:18,891 --> 00:19:27,333 そして 陸続きに 向こうへ行くと オランダ ポルトガルのあるイヤロップ。 219 00:19:27,333 --> 00:19:33,439 あの大海を 左に行くと アメリカよ。 220 00:19:33,439 --> 00:19:41,881 異国の船は この海原を乗り越えて 我が国にやって来るというのに。 221 00:19:41,881 --> 00:19:49,088 こちらから行く事ができぬのは もったいない。 222 00:19:49,088 --> 00:19:52,058 異国への渡航の禁さえなければ。 223 00:19:52,058 --> 00:19:55,661 大海に乗り出せる。 224 00:19:55,661 --> 00:20:00,232 大海にこぎ出すには 大きな船が要るな。 225 00:20:00,232 --> 00:20:03,135 そういう事だ。 226 00:20:03,135 --> 00:20:23,222 ♬~ 227 00:20:25,324 --> 00:20:27,860 乗りたいな。 228 00:20:27,860 --> 00:20:32,565 うん 乗りたい! 229 00:20:32,565 --> 00:20:36,135 あっ 彦馬によれば 御前は 何か➡ 230 00:20:36,135 --> 00:20:39,638 壊れたクズ人形を お求めになったとか。 231 00:20:46,378 --> 00:20:50,649 右手がないだろう? (千右衛門)ああ これは。 232 00:20:50,649 --> 00:20:53,219 知っているのか? ええ。 233 00:20:53,219 --> 00:20:56,856 交易の品で 一度 見た事がございます。 234 00:20:56,856 --> 00:20:59,692 右手には 翡翠が載っておりました。 235 00:20:59,692 --> 00:21:04,130 値にすれば 千両は下らない代物かと。 236 00:21:04,130 --> 00:21:08,334 これが 夜 歩くらしいのだ。 237 00:21:10,636 --> 00:21:13,639 (静山)長銀堂のオヤジが言うには➡ 238 00:21:13,639 --> 00:21:20,279 手首を折られてから 歩くようになったそうだ。 239 00:21:20,279 --> 00:21:25,951 まるで 手を折られて 人形としての命を失い➡ 240 00:21:25,951 --> 00:21:32,124 幽霊になって さまよい出したようではないか。 241 00:21:32,124 --> 00:21:43,369 ♬~ 242 00:21:43,369 --> 00:21:49,575 それを 気味悪がって 長銀堂が 手放した。 243 00:21:49,575 --> 00:21:53,045 歩くところを 御前は ご覧になったので? 244 00:21:53,045 --> 00:21:56,582 幾晩か眺めたが 歩かなかった。 245 00:21:56,582 --> 00:22:00,486 だが 歩く音を聞いた者がいる。 246 00:22:00,486 --> 00:22:06,392 長銀堂も その前の持ち主も 聞いたそうだ。 247 00:22:06,392 --> 00:22:09,662 コツコツと歩く音を。 248 00:22:09,662 --> 00:22:13,032 この人形は どこに置かれたので? 249 00:22:13,032 --> 00:22:15,334 あの床の間に。 250 00:22:15,334 --> 00:22:18,170 畳が敷いてあります。 うん。 251 00:22:18,170 --> 00:22:22,541 コツコツという音なら 板張りでないと。 252 00:22:22,541 --> 00:22:24,543 なるほど。 253 00:22:29,915 --> 00:22:32,918 そうだ。 雙星。 はっ。 254 00:22:32,918 --> 00:22:38,724 そなた 今宵は ここに泊まって 歩くかどうか 確かめてみんか? 255 00:22:38,724 --> 00:22:41,527 えっ えっ? 256 00:22:41,527 --> 00:22:45,531 わしは 上屋敷に 年賀の挨拶に行って➡ 257 00:22:45,531 --> 00:22:48,033 そのまま 泊まる事になっておる故。 258 00:22:48,033 --> 00:22:52,638 ああ… しかし それより こちらに帰られて 御前が じかに。 259 00:22:52,638 --> 00:22:57,243 気になる事が日延べになると 胸につかえて 落ち着かなくなる。 260 00:22:57,243 --> 00:22:59,678 ああ。 あっ 千右衛門 お前…? 261 00:22:59,678 --> 00:23:03,916 えっ? ああ いや…。 あっ 私は明日は初売りだから➡ 262 00:23:03,916 --> 00:23:07,686 今日のうちに戻る。 えっ…? 263 00:23:07,686 --> 00:23:10,256 何だ? 怖いのか? 264 00:23:10,256 --> 00:23:13,158 いえ ただ…。 265 00:23:13,158 --> 00:23:21,467 部屋の外に 人形を置き 障子を閉め 中で休めばよい。 266 00:23:23,802 --> 00:23:27,239 あっ…。 ああ では 私もこれで。 267 00:23:27,239 --> 00:23:33,946 えっ? おい ちょい ちょっと。 268 00:23:33,946 --> 00:23:44,857 ♬~ 269 00:23:49,094 --> 00:24:09,548 ♬~ 270 00:24:09,548 --> 00:24:13,152 さあさあ さあさあ はい 召し上がれ。 271 00:24:13,152 --> 00:24:16,655 はい! 今夜 殿様は 上屋敷にお泊まりだ。 272 00:24:16,655 --> 00:24:18,590 あっ ほうなんですか? 273 00:24:18,590 --> 00:24:21,327 毎年 決まって 年賀においでなの。 274 00:24:21,327 --> 00:24:23,963 へえ お留守か。 1人➡ 275 00:24:23,963 --> 00:24:25,898 西海屋さんの連れが 泊まるようだから➡ 276 00:24:25,898 --> 00:24:27,900 その人の晩ご飯は 用意しないと。 277 00:24:27,900 --> 00:24:30,436 ああ 例の? うん。 278 00:24:30,436 --> 00:24:34,039 じゃ 晩には おせちなんぞを 用意したほうが…? 279 00:24:34,039 --> 00:24:36,875 な~に。 気にする事はないようだよ。 280 00:24:36,875 --> 00:24:39,778 酒は? 281 00:24:39,778 --> 00:24:43,182 (女たち)要らない 要らない! 282 00:24:58,931 --> 00:25:04,403 うまいな。 懐かしい味がする。 283 00:25:04,403 --> 00:25:14,079 ♬~ 284 00:25:14,079 --> 00:25:17,383 貝は この2枚があって 1対だ。 285 00:25:17,383 --> 00:25:20,786 ほら 夫婦と同じだな。 286 00:25:20,786 --> 00:25:23,689 ええ。 うん。 287 00:25:23,689 --> 00:26:00,993 ♬~ 288 00:26:38,897 --> 00:27:01,153 ♬~ 289 00:27:01,153 --> 00:27:03,989 あっ。 290 00:27:03,989 --> 00:27:06,992 心地よさげでした。 291 00:27:06,992 --> 00:27:13,232 夢を見ていた。 大海原で 2人っきり。 292 00:27:13,232 --> 00:27:17,769 まるで 母親の懐に 抱かれているようだった。 293 00:27:17,769 --> 00:27:29,381 ♬~ 294 00:27:29,381 --> 00:27:33,151 織江は 海は お好きですか? 295 00:27:33,151 --> 00:27:35,554 好きになりました。 296 00:27:35,554 --> 00:27:39,391 それは いい。 あの島の向こうを回れば➡ 297 00:27:39,391 --> 00:27:45,497 船乗りしか見る事のできない 静かな入り江が 無数にある。 298 00:27:45,497 --> 00:27:47,432 静かな? 299 00:27:47,432 --> 00:27:51,336 三方が山で 村の人が近づかない所で➡ 300 00:27:51,336 --> 00:27:56,008 素っ裸で泳いでも 人の目がない。 301 00:27:56,008 --> 00:28:01,780 一度 行って 泳いでみとうございます。 302 00:28:01,780 --> 00:28:03,715 えっ? 303 00:28:03,715 --> 00:28:08,420 ♬~ 304 00:28:08,420 --> 00:28:10,722 (足音) 305 00:28:48,060 --> 00:29:20,659 ♬~ 306 00:29:32,337 --> 00:29:37,676 (風の音) 307 00:29:37,676 --> 00:30:00,565 (足音) 308 00:30:00,565 --> 00:30:11,977 ♬~ 309 00:30:11,977 --> 00:30:15,347 うわっ! 310 00:30:15,347 --> 00:30:17,349 曲者! 311 00:30:20,519 --> 00:30:37,769 ♬~ 312 00:30:37,769 --> 00:30:41,139 (家老)しかし 急なお立ちとは! (小太夫)下屋敷で ちと騒ぎが。 313 00:30:41,139 --> 00:30:43,642 いや…。 伜には 急用とだけ伝えよ。 314 00:30:43,642 --> 00:30:45,577 はあ。 壱岐守様には➡ 315 00:30:45,577 --> 00:30:48,213 私から申し上げます。 はあ…。 316 00:30:48,213 --> 00:30:52,417 裏門から そっと出る。 はあ。 317 00:31:10,902 --> 00:31:14,706 (お弓)私に 何か? 318 00:31:14,706 --> 00:31:17,976 (すみ)これを お弓様にと。 319 00:31:17,976 --> 00:31:22,314 誰が? (すみ)お蝶という人に。 320 00:31:22,314 --> 00:31:25,217 お行き。 321 00:31:25,217 --> 00:31:27,185 お蝶とは 何者か? 322 00:31:27,185 --> 00:31:30,422 いえ あの… 口入れ屋で いい働き口があると➡ 323 00:31:30,422 --> 00:31:33,892 声をかけてくれた人で。 そなたは行ってよい。 324 00:31:33,892 --> 00:31:40,732 ♬~ 325 00:31:40,732 --> 00:31:43,535 その方 密偵か? 326 00:31:43,535 --> 00:32:20,939 ♬~ 327 00:32:20,939 --> 00:32:23,809 道連れじゃ~っ! 328 00:32:23,809 --> 00:32:26,111 ♬~ 329 00:32:37,255 --> 00:32:40,759 (戸をたたく音) 330 00:32:43,161 --> 00:32:46,865 雙星様 こちらじゃ! 早く! 331 00:33:00,312 --> 00:33:02,380 これは? 332 00:33:02,380 --> 00:33:05,383 当家に潜り込んでいた密偵。 333 00:33:08,353 --> 00:33:11,356 顔を。 (家士)はっ。 334 00:33:14,626 --> 00:33:26,671 ♬~ 335 00:33:26,671 --> 00:33:32,377 平戸で その方の妻だった女か? 336 00:33:34,479 --> 00:33:36,982 確かか? 337 00:33:36,982 --> 00:33:51,329 ♬~ 338 00:33:51,329 --> 00:33:56,268 務めとはいえ 哀れな末路だ。 339 00:33:56,268 --> 00:34:04,242 ♬~ 340 00:34:04,242 --> 00:34:07,545 (静山)どうした? 341 00:34:07,545 --> 00:34:12,684 昨夜 人形を投げて そなたの 危機を救った者がいたそうだな? 342 00:34:12,684 --> 00:34:15,587 はい しかとは見えませんでした。 343 00:34:15,587 --> 00:34:19,391 だが 妻ではないかと 思っているんだろう? 344 00:34:19,391 --> 00:34:24,095 いいえ。 ウソだ。 345 00:34:24,095 --> 00:34:30,902 現れてほしいが 現れれば わしに斬られるおそれもある。 346 00:34:30,902 --> 00:34:35,573 その事が悩ましいのであろう? 347 00:34:35,573 --> 00:34:38,510 お斬りになりますか? 348 00:34:38,510 --> 00:34:41,746 現れれば 斬る。 349 00:34:41,746 --> 00:34:44,215 上屋敷で 女を斬ったように? 350 00:34:44,215 --> 00:34:47,752 そうだ。 351 00:34:47,752 --> 00:34:54,059 松浦家の災いとなるものは 断じて許さぬ。 352 00:35:00,899 --> 00:35:04,502 これ お願いね。そっち お願い。 へえ。 353 00:35:09,941 --> 00:35:13,812 ちょっと ちょっと ちょっと! 354 00:35:13,812 --> 00:35:18,516 元日の夜 お客人の泊まっている 所で 何か 騒ぎがあったそうだ。 355 00:35:18,516 --> 00:35:21,052 (女たち)えっ? どんな? 356 00:35:21,052 --> 00:35:23,555 いや… 詳しくは 知らないんだけどさ。 357 00:35:23,555 --> 00:35:26,458 (女)まあ 何だよ!? 358 00:35:26,458 --> 00:35:28,426 ほら 仕事 仕事! 359 00:35:28,426 --> 00:35:48,013 ♬~ 360 00:36:00,659 --> 00:36:04,529 お呼び出しの訳は? 361 00:36:04,529 --> 00:36:07,132 (川村)お弓が死んだ。 362 00:36:11,302 --> 00:36:16,708 上屋敷で 松浦静山に斬られたようだ。 363 00:36:18,977 --> 00:36:23,281 どうも 不手際があった。 364 00:36:23,281 --> 00:36:27,652 お弓の亡骸は どうなります? 365 00:36:27,652 --> 00:36:34,859 親の名前も 住まいも 請け人の名前も 全て偽り故➡ 366 00:36:34,859 --> 00:36:39,030 誰も 引き取りに行けぬ。 367 00:36:39,030 --> 00:36:42,467 無縁仏として葬ってくれれば➡ 368 00:36:42,467 --> 00:36:45,470 よしとせねばな。 369 00:36:49,174 --> 00:36:52,377 「明日は 我が身」ですね。 370 00:37:05,023 --> 00:37:08,026 織江。 371 00:37:08,026 --> 00:37:10,428 わしの嫁になれ。 372 00:37:12,630 --> 00:37:17,435 嫁になって 務めから身を引け。 373 00:37:21,473 --> 00:37:24,476 むごい事を申されます。 374 00:37:27,078 --> 00:37:30,682 むごいか? 375 00:37:30,682 --> 00:37:35,987 お弓が 川村様の後添いにと 望んでいた事は ご存じのはず。 376 00:37:40,358 --> 00:37:44,262 そのお弓が死んだ その日に➡ 377 00:37:44,262 --> 00:37:49,000 そのような事を 口になさいますか? 378 00:37:49,000 --> 00:37:52,904 あえて 口にした。 379 00:37:52,904 --> 00:37:56,708 耳にしたくありませんでした。 380 00:37:56,708 --> 00:38:00,812 だが 考えてくれ。 381 00:38:03,014 --> 00:38:06,017 返事は いつまでも待つ。 382 00:38:16,561 --> 00:38:19,164 (静山)歩いたのか? 383 00:38:19,164 --> 00:38:23,034 いえ。 歩くのを見たのではないのだな? 384 00:38:23,034 --> 00:38:25,036 はい。 385 00:38:25,036 --> 00:38:27,772 あっ 本の長銀堂で➡ 386 00:38:27,772 --> 00:38:30,475 「機功図彙」という からくり人形の 本を見つけまして➡ 387 00:38:30,475 --> 00:38:32,877 写本して参りました。 388 00:38:39,217 --> 00:38:43,888 それで気付きましたが この人形は歩いたのではなく➡ 389 00:38:43,888 --> 00:38:47,091 ただ 揺れていたのではないかと。 390 00:38:47,091 --> 00:38:49,928 ほう。 揺れたのは➡ 391 00:38:49,928 --> 00:38:53,498 一つには 外から流れ込む風のせい。 392 00:38:53,498 --> 00:38:58,836 更にもう一つは 忍び込んだ者が 廊下を踏みしめたせい。 393 00:38:58,836 --> 00:39:01,739 それしきの事で 揺れるのか? 394 00:39:01,739 --> 00:39:06,578 手首を折られて 微妙に平衡を失ったものかと。 395 00:39:06,578 --> 00:39:10,582 あっ その図解をまねして 描いてみました。 396 00:39:10,582 --> 00:39:12,851 揺れ続けたのは➡ 397 00:39:12,851 --> 00:39:20,024 この辺りに 重石をつるした 振り子があったからではないかと。 398 00:39:20,024 --> 00:39:23,528 (重石の音) 399 00:39:23,528 --> 00:39:30,068 この重石 もしかすると 手の上に 載っていた翡翠かもしれん。 400 00:39:30,068 --> 00:39:36,474 翡翠だとして なぜ 中に入れたかの謎が出てきます。 401 00:39:36,474 --> 00:39:41,646 ♬~ 402 00:39:41,646 --> 00:39:44,549 たたき斬って 確かめる。 403 00:39:44,549 --> 00:39:53,958 ♬~ 404 00:39:57,128 --> 00:40:00,031 やめた。 405 00:40:00,031 --> 00:40:06,404 そなたの言うとおり また 謎が謎を呼び➡ 406 00:40:06,404 --> 00:40:12,410 全てが分かっても 案外 つまらんものかもな。 407 00:40:19,017 --> 00:40:21,919 では 私は これで。 408 00:40:33,197 --> 00:41:07,665 ♬~ 409 00:41:07,665 --> 00:41:10,635 そなた…? (雙星雁二郎)ご息災で 何より。 410 00:41:10,635 --> 00:41:13,471 お父上。 異国に渡っていけるような➡ 411 00:41:13,471 --> 00:41:18,843 船が欲しいな。 わしが 大海に 乗り出す船を造ったら 乗るか? 412 00:41:18,843 --> 00:41:21,446 そのご妻女は 忍びだとか。 413 00:41:21,446 --> 00:41:24,115 案外 近くにいるのかもしれない。 414 00:41:24,115 --> 00:41:26,951 (宵闇順平)忍びとしての 織江の目が曇ったか➡ 415 00:41:26,951 --> 00:41:29,821 その男にほれましたかね。 416 00:41:29,821 --> 00:41:31,756 (川村)たとえ 理不尽な事があろうが➡ 417 00:41:31,756 --> 00:41:37,128 「私」を捨てねばならん。 織江ならできる。 418 00:41:37,128 --> 00:41:44,035 ♬~ 419 00:41:44,035 --> 00:41:50,775 ♬「なぜに悲しみは いつか途絶えて」 420 00:41:50,775 --> 00:41:57,448 ♬「なぜに思い出は 美しいままで」 421 00:41:57,448 --> 00:42:04,155 ♬「分かち合った時間が 忘れられずに」 422 00:42:04,155 --> 00:42:14,132 ♬「いつまでも ここを離れられない」 423 00:42:14,132 --> 00:42:20,638 ♬「風吹くたび 花散るたび」 424 00:42:20,638 --> 00:42:27,245 ♬「空を見上げて 何度でも誓うよ」 425 00:42:27,245 --> 00:42:36,687 ♬「幻でも 偽りでも 生まれ変わっても」 426 00:42:36,687 --> 00:42:42,226 ♬「見つめ続けていくから」 427 00:42:42,226 --> 00:42:52,136 ♬~