1 00:00:02,202 --> 00:00:05,005 (雙星彦馬)そ… そなた? 2 00:00:05,005 --> 00:00:08,709 (雁二郎)ご息災で何より。 お父上。 3 00:00:08,709 --> 00:00:13,280 <雙星彦馬は 平戸から来た 年上の養子➡ 4 00:00:13,280 --> 00:00:17,284 雁二郎と再会をした。➡ 5 00:00:17,284 --> 00:00:24,091 一方 織江は くノ一であるが故の 理不尽な出来事に耐えていた> 6 00:00:26,293 --> 00:00:30,864 姿を消した朝 妻が残していた。 7 00:00:30,864 --> 00:00:35,302 <そんな織江に 川村が 不審を 抱いているという知らせが➡ 8 00:00:35,302 --> 00:00:38,205 もたらされたのである> 9 00:00:40,140 --> 00:00:44,711 <そして 川村は ひそかに 彦馬の近くに現れるが➡ 10 00:00:44,711 --> 00:00:51,184 織江は まだ その事を知る由もなかった> 11 00:00:51,184 --> 00:01:01,628 ♬~(テーマ音楽) 12 00:01:01,628 --> 00:01:08,335 (朔之助)♬「カッポレ カッポレ よいとな」 13 00:01:08,335 --> 00:01:10,270 おう 太郎吉 どうした? 14 00:01:10,270 --> 00:01:13,240 こら! けんかのもとは 何だ? 15 00:01:13,240 --> 00:01:16,109 (忠太)だって 弁吉が。 (弁吉)先に手を出したのは➡ 16 00:01:16,109 --> 00:01:18,979 三平だよ! (三平)ハチが バカにするから! 17 00:01:18,979 --> 00:01:21,848 バカにしたのは忠太だよ! (ゆう)いい加減にしなさい! 18 00:01:21,848 --> 00:01:26,119 まあまあ やめろ。 分かった 分かった! やめろ! 19 00:01:26,119 --> 00:01:28,655 けんかか? 20 00:01:28,655 --> 00:01:30,591 ああ 原田さん どうしました? 21 00:01:30,591 --> 00:01:34,294 ああ ただの市中見回りだが➡ 22 00:01:34,294 --> 00:01:39,100 子供のけんかがないか 調べにな。 23 00:01:39,100 --> 00:01:42,936 (子供たち)えっ? けんかの場合➡ 24 00:01:42,936 --> 00:01:48,675 奉行所は どのように? まあ 当人同士はもちろんの事➡ 25 00:01:48,675 --> 00:01:57,384 親も同席の上 お奉行の前で 厳しいお調べがある! 26 00:01:57,384 --> 00:02:00,821 みんな 聞いたか? そんな 怖い目に遭いたくないだろう? 27 00:02:00,821 --> 00:02:03,056 嫌だ! 怖い! 28 00:02:03,056 --> 00:02:07,594 じゃ どうすればよいかな? (ゆう)どうしたらいいの? 29 00:02:07,594 --> 00:02:11,298 けんかなどしなくても 話せば 分かり合える。 30 00:02:11,298 --> 00:02:14,835 (子供たち)ふ~ん。 31 00:02:14,835 --> 00:02:18,438 うん? どういう事かな? みんなで 考えてみようか? 32 00:02:18,438 --> 00:02:22,175 その前に 顔を洗っておいで! そうすれば 気分もすっきりする。 33 00:02:22,175 --> 00:02:24,511 さあ。 (子供たち)は~い! 34 00:02:24,511 --> 00:02:26,446 きれいに洗うんだぞ! 35 00:02:26,446 --> 00:02:29,016 ♬~ 36 00:02:29,016 --> 00:02:31,018 あっ どうも。 37 00:02:34,688 --> 00:02:41,595 ♬「カッポレ カッポレ よいとな」 (供)よい よい。 38 00:02:44,297 --> 00:02:46,933 (きぬ)あっ! 何ですか!? 39 00:02:46,933 --> 00:02:50,404 ああ いやいや 別に怪しい者では ない。 ご飯を…。 40 00:02:50,404 --> 00:02:53,640 (とよ)どうしたんだい? ああっ。 (きぬ)あの人が勝手に。 41 00:02:53,640 --> 00:02:56,243 いや 決して怪しい者ではない。 42 00:02:56,243 --> 00:02:58,211 (小太夫)ここにおられましたか 雙星殿。 43 00:02:58,211 --> 00:03:00,247 (とよ)あっ 雙星様というと? 44 00:03:00,247 --> 00:03:04,751 ほれ。 例の雙星彦馬殿の養子よ。 45 00:03:04,751 --> 00:03:07,554 (とよ)養子? オヤジ様の間違いでは? 46 00:03:07,554 --> 00:03:10,357 これ! 失礼な事を申すな! 御前が お呼びで。 47 00:03:10,357 --> 00:03:12,392 うん 今すぐ。 (小太夫)お急ぎくだされ。➡ 48 00:03:12,392 --> 00:03:14,561 飯は 後ほど。 うん 間もなく 間もなく。 49 00:03:14,561 --> 00:03:19,399 雙星殿! さあ! 返しなさい! 50 00:03:19,399 --> 00:03:24,037 (お蝶)ここにいた例の下男 奉行所の手先だったよ。 51 00:03:24,037 --> 00:03:26,540 (織江)そう。 うまく追い出したと➡ 52 00:03:26,540 --> 00:03:28,508 川村様は褒めておいでだ。 53 00:03:28,508 --> 00:03:32,946 どんな細工をしたのさ? 54 00:03:32,946 --> 00:03:35,449 細工なんかない。 55 00:03:41,354 --> 00:03:44,224 (川村)雙星彦馬の養子? 56 00:03:44,224 --> 00:03:49,830 それも 父親ほど 年の離れた養子のようで。 57 00:03:54,468 --> 00:03:59,306 船の周りに 鉄の板を張ったら どうです? 58 00:03:59,306 --> 00:04:04,211 (静山)それでは まるで 軍船ではないか。 59 00:04:04,211 --> 00:04:08,048 御前は そのおつもりでしょう? 60 00:04:08,048 --> 00:04:15,255 鉄を張ると重くなって 船足が鈍くなる。 61 00:04:15,255 --> 00:04:18,291 やはり 軍船のおつもりだ。 62 00:04:18,291 --> 00:04:22,996 ここに 御前の書き込みが。 63 00:04:22,996 --> 00:04:27,701 「大砲を 城と船に3門。➡ 64 00:04:27,701 --> 00:04:32,305 小銃は 舷側に 5丁」などと。 65 00:04:32,305 --> 00:04:35,142 ただの遊びよ。 66 00:04:35,142 --> 00:04:41,414 遊びならば いっそ 思い切って 堂々と。 67 00:04:41,414 --> 00:04:51,124 大砲は 船の左右に 2門ずつ 4門。 68 00:04:51,124 --> 00:04:56,763 小銃は 思い切って 20丁。 69 00:04:56,763 --> 00:05:00,267 雁二郎。 はっ。 70 00:05:00,267 --> 00:05:06,373 彦馬は そなたの素性を 知っているのか? 71 00:05:08,308 --> 00:05:12,179 全く。 72 00:05:12,179 --> 00:05:18,485 ♬~ 73 00:05:18,485 --> 00:05:24,324 <これは 迷子を尋ねる者 迷子を 知らせる者が貼り紙をする➡ 74 00:05:24,324 --> 00:05:27,427 いわば 迷子石である> 75 00:05:29,696 --> 00:05:31,898 あっ ちょっとすみません。 76 00:05:34,935 --> 00:05:38,238 ⚟(雁二郎)お父上! 77 00:05:38,238 --> 00:05:42,876 ハハハ… いた いた。 78 00:05:42,876 --> 00:05:45,745 どうした? 両国に行きませんか? 79 00:05:45,745 --> 00:05:48,648 うん? 面白い商売をしているのを➡ 80 00:05:48,648 --> 00:05:50,650 見かけましてな。 さすが➡ 81 00:05:50,650 --> 00:05:54,287 「生き馬の目を抜く」といわれた 江戸。 感心ですな。➡ 82 00:05:54,287 --> 00:05:58,625 ハハハ…。 83 00:05:58,625 --> 00:06:06,066 あっ とにかく この子を 長屋に帰してから。うん? 84 00:06:06,066 --> 00:06:08,735 (富蔵)先生 すみませんね。 (しか)どうも。 85 00:06:08,735 --> 00:06:11,504 では お父上 参りますか? ああ。 86 00:06:11,504 --> 00:06:13,974 (しか)ち… 父上? 87 00:06:13,974 --> 00:06:19,779 これから見に行く商売の看板に 「後生小判」と書いてありました。 88 00:06:19,779 --> 00:06:22,048 「後生小判」? 何を売るんだ? 89 00:06:22,048 --> 00:06:25,051 一両小判を 15文。 90 00:06:25,051 --> 00:06:27,554 バカな。 はい。 91 00:06:29,789 --> 00:06:33,193 (竹蔵)この世で 善を施しなさい。 92 00:06:33,193 --> 00:06:38,398 いくら金をもうけても 金への恩義や慈愛が薄ければ➡ 93 00:06:38,398 --> 00:06:42,269 必ずや あの世で 金に困る事になる。 94 00:06:42,269 --> 00:06:46,039 閻魔様には鞭打たれ 焦熱地獄で…。 95 00:06:46,039 --> 00:06:49,943 ああ お父上 あれです あれ。 96 00:06:49,943 --> 00:06:53,780 (竹蔵)15文で 小判を買うて 川に流しておやりなさい。 97 00:06:53,780 --> 00:06:58,652 それで あなたの来世は 金に困る事は 一切ない。 98 00:06:58,652 --> 00:07:00,887 (女)面白そうだよ。 99 00:07:00,887 --> 00:07:02,822 お試しを。 100 00:07:02,822 --> 00:07:05,659 新さん おやんなさいよ。 101 00:07:05,659 --> 00:07:09,162 (若旦那)よ~し! (見物人)やれやれ やれやれ! 102 00:07:09,162 --> 00:07:11,531 ほらよ。 へい 15文。 どうぞ。 103 00:07:11,531 --> 00:07:13,500 ただ投げりゃいいんだな? いやいや いやいや。 104 00:07:13,500 --> 00:07:16,136 投げ方によっちゃ 霊験が逃げます。 105 00:07:16,136 --> 00:07:20,073 あそこに 的がありましょう? あれに当たるようにお投げなさい。 106 00:07:20,073 --> 00:07:22,942 よ~し! ヨイショ! 107 00:07:22,942 --> 00:07:25,312 (歓声) 108 00:07:25,312 --> 00:07:28,949 ああ 惜しい。 109 00:07:28,949 --> 00:07:32,452 お父上 さあさあ さあさあ ちょっと こちらに。 110 00:07:41,528 --> 00:07:46,866 なんと あの子が ちゃんと 小判拾ってるんですよ。 111 00:07:46,866 --> 00:07:50,670 (男)ああ ご苦労さん ご苦労さん。 ほらほら 寒かったろう。 112 00:07:53,640 --> 00:07:55,642 (藤松)ありがとう。 113 00:07:58,311 --> 00:08:01,348 おっ 藤松じゃないか!? あれ? 先生。 114 00:08:01,348 --> 00:08:04,184 なんと! お知り合いだったんですか? 115 00:08:04,184 --> 00:08:06,453 ああ 寺子屋の門弟だ。 116 00:08:06,453 --> 00:08:09,122 栗饅頭。 うん? 117 00:08:09,122 --> 00:08:11,057 (男)何だい? 坊主の先生様かい? 118 00:08:11,057 --> 00:08:13,727 こりゃ どうも。 先生様に お茶だ お茶! 119 00:08:13,727 --> 00:08:17,330 いや もう あの…。 どうぞ どうぞ…。 120 00:08:21,267 --> 00:08:24,871 年明けても なかなか 出て こないから 気にはしてたんだよ。 121 00:08:24,871 --> 00:08:27,140 「貧乏 暇なし」といいますか。 122 00:08:27,140 --> 00:08:29,576 そうか。 で 拾えたのか? 123 00:08:29,576 --> 00:08:31,578 うん。 124 00:08:35,849 --> 00:08:39,119 これを拾えなかったら おとっつぁんと2人➡ 125 00:08:39,119 --> 00:08:41,087 首をくくらなくちゃならないから。 126 00:08:41,087 --> 00:08:44,290 えっ? これは 借り物で。 127 00:08:44,290 --> 00:08:46,626 橋の上にいるのは おとっつぁんか? 128 00:08:46,626 --> 00:08:51,264 うん。 しかし うまく考えついたもんだ。 129 00:08:51,264 --> 00:08:56,102 寒いだろう?な~に。 水の中のほうが暖かい。 130 00:08:56,102 --> 00:08:58,538 しかし いい泳ぎだ。 131 00:08:58,538 --> 00:09:01,541 死んだおっかさんが 安房で 海女をしてたから。 132 00:09:01,541 --> 00:09:05,445 ああ そうか。 大した泳ぎだ。 133 00:09:05,445 --> 00:09:08,081 藤松 拾えたか? 134 00:09:08,081 --> 00:09:12,852 えっ? どなただい? 法深寺の寺子屋の先生だよ。 135 00:09:12,852 --> 00:09:15,388 雙星彦馬です。 こりゃ どうも。 136 00:09:15,388 --> 00:09:18,792 こいつのオヤジです。 137 00:09:18,792 --> 00:09:24,431 あの… おとっつぁん 暮らしが 苦しいのは分かるのですが➡ 138 00:09:24,431 --> 00:09:27,901 藤松の この年頃では 学ぶ事も大事なんですよ。 139 00:09:27,901 --> 00:09:30,236 ええ。 読み書きそろばんができれば➡ 140 00:09:30,236 --> 00:09:34,040 働き口も広がって 先々のため…。 いや そうは思ってるんですが➡ 141 00:09:34,040 --> 00:09:39,846 先々の事より 今は 今日明日の 飯の事で 手いっぱいで。 142 00:09:39,846 --> 00:09:42,749 寺子屋のお金の事は 心配しなくていいから。 143 00:09:42,749 --> 00:09:46,386 ご心配をおかけして ありがとうございます。 144 00:09:46,386 --> 00:09:49,689 足 大丈夫ですか? (竹蔵)そうなんです。➡ 145 00:09:49,689 --> 00:09:53,359 こいつのせいで 頼ってばかりで。 でも 大したもんだ。 146 00:09:53,359 --> 00:09:56,362 (お蝶)あれは どう見ても 重い役目を負ってるふうには➡ 147 00:09:56,362 --> 00:10:01,701 見えません。 おかしな商売に 妙に感心して 面白がったり➡ 148 00:10:01,701 --> 00:10:07,440 寺子屋の ちょっと風変わりな 先生ってだけです。 149 00:10:07,440 --> 00:10:10,243 川村様は あの男を 気にし過ぎでは…。 150 00:10:17,917 --> 00:11:02,428 ♬~ 151 00:11:02,428 --> 00:11:05,231 何か用か? 152 00:11:41,568 --> 00:11:44,537 (千右衛門)昨夜ですか? 153 00:11:44,537 --> 00:11:48,908 先日の 密偵が入り込んだ件と 何か関わりが? 154 00:11:48,908 --> 00:11:51,511 それは分からぬが➡ 155 00:11:51,511 --> 00:11:57,917 わしに 用があるならと あえて 屋敷を出たのだが➡ 156 00:11:57,917 --> 00:12:01,487 ついてくる者はおらん。 157 00:12:01,487 --> 00:12:05,925 まさか 平戸の船の事で ご公儀が? 158 00:12:05,925 --> 00:12:09,162 それなら 平戸を見張るだろう。 159 00:12:09,162 --> 00:12:11,864 それは そうですが…。 160 00:12:21,574 --> 00:12:23,876 おっかさんに。 161 00:12:23,876 --> 00:12:27,780 この前 平戸の亭主を見たよ。 162 00:12:27,780 --> 00:12:30,883 優しそうな男だね。 163 00:12:33,119 --> 00:12:36,956 やっと笑った。 164 00:12:36,956 --> 00:12:38,958 はい。 165 00:12:40,927 --> 00:12:47,533 川村様は 雙星彦馬が 松浦静山の 意を受けているとお思いだよ。 166 00:12:47,533 --> 00:12:49,936 ありがとう存じました。 167 00:12:52,138 --> 00:12:58,544 のり~ ふのり~。 168 00:12:58,544 --> 00:13:03,383 ♬~ 169 00:13:03,383 --> 00:13:06,352 彦馬さんを見張ってるの? 170 00:13:06,352 --> 00:13:24,737 ♬~ 171 00:13:38,651 --> 00:13:41,954 (忠太)おう 来たか。 うん 雨で 仕事にならなくて。 172 00:13:41,954 --> 00:13:44,490 そうか そうか。 相撲やろうか? うん。 173 00:13:44,490 --> 00:13:46,893 (まき)おゆうちゃん 駄目じゃない! 174 00:13:46,893 --> 00:13:48,828 (ゆう)ごめんね。 私が…。 175 00:13:48,828 --> 00:13:50,897 揺らせ 揺らせ! 176 00:13:50,897 --> 00:13:54,167 駄目だよ。 壊れちゃうよ。 先生 呼んでくる。 177 00:13:54,167 --> 00:13:57,870 おいらに任せな。 178 00:13:57,870 --> 00:14:01,474 届かねえよ。 179 00:14:01,474 --> 00:14:05,111 あれ 持ってきて。 おう! 180 00:14:05,111 --> 00:14:09,515 (男の子たち) おう おう おう おう…。 181 00:14:12,518 --> 00:14:16,389 (子供たちの騒ぐ声) 182 00:14:16,389 --> 00:14:21,527 藤松… もういいよ。 183 00:14:21,527 --> 00:14:26,199 危ないよ。 もうちょっと もうちょっと。 184 00:14:26,199 --> 00:14:28,868 (まき)先生来るまで 待とう。 185 00:14:28,868 --> 00:14:30,870 ああっ! 藤松! 186 00:14:30,870 --> 00:14:33,606 藤松! 大丈夫か? 187 00:14:33,606 --> 00:14:36,175 足か? えっ? ここか? 188 00:14:36,175 --> 00:14:41,681 ここか? 痛い? 痛いか? 痛いか? 189 00:14:46,352 --> 00:14:49,956 (ゆう)ごめんね 藤松。 190 00:14:49,956 --> 00:14:51,891 あっ はい。 あっ よし! 191 00:14:51,891 --> 00:14:53,926 藤松 大丈夫か? 192 00:14:53,926 --> 00:14:59,165 足首をひねったようで 治るには 5日や10日 かかるみたいで。 193 00:14:59,165 --> 00:15:02,168 当分 両国にも行けないね。 194 00:15:02,168 --> 00:15:04,404 うん。 195 00:15:04,404 --> 00:15:07,607 すみません。 私が…。 196 00:15:07,607 --> 00:15:10,610 あっ おゆうちゃんのせいじゃないよ。 197 00:15:10,610 --> 00:15:12,779 こちらの暮らしのほうは➡ 198 00:15:12,779 --> 00:15:15,615 うちで 面倒見させてもらうように しますから。 199 00:15:15,615 --> 00:15:17,550 面倒見るって 何だよ? 200 00:15:17,550 --> 00:15:21,020 だって その足 私のせいだから。 201 00:15:21,020 --> 00:15:24,023 施しは要らない。 施しなんかじゃない! 202 00:15:24,023 --> 00:15:26,826 施しだ! おわびよ! 203 00:15:26,826 --> 00:15:31,330 まあ まあ まあ…。 金持ちのおわびは いつも金だ! 204 00:15:31,330 --> 00:15:36,469 ♬~ 205 00:15:36,469 --> 00:15:38,871 ああ ちょっと! おゆうちゃん! 206 00:15:38,871 --> 00:15:43,643 お前 なにも ああまで。 せっかく 来てくれたんじゃないか。 207 00:15:43,643 --> 00:15:58,457 ♬~ 208 00:15:58,457 --> 00:16:00,493 いらっしゃいませ。 (男1)いらっしゃいまし。 209 00:16:00,493 --> 00:16:04,263 (男2)いらっしゃいまし。 210 00:16:04,263 --> 00:16:07,567 (お島)泣いて帰ってきましたから 何かと思いましたが➡ 211 00:16:07,567 --> 00:16:11,037 そうですか。 そんな事がねえ。 212 00:16:11,037 --> 00:16:12,972 頂きます。 どうぞ。 213 00:16:12,972 --> 00:16:15,775 (男たち)ヨイショ! ヨイショ! 214 00:16:15,775 --> 00:16:20,613 あっ あれは… タヌキですか? はい。 215 00:16:20,613 --> 00:16:23,249 ああ。 おいおい。 216 00:16:23,249 --> 00:16:27,420 頼みますよ。 せ~の! よっ! 217 00:16:27,420 --> 00:16:31,657 店先に置いてたんですけどね 頭が もげてしまって。 218 00:16:31,657 --> 00:16:35,061 へえ ハハハ…。 219 00:16:35,061 --> 00:16:40,466 おゆう 先生 心配して 来てくださったんだよ。 220 00:16:40,466 --> 00:16:42,902 先生 ごめんなさい。 221 00:16:42,902 --> 00:16:46,405 おゆうちゃん 藤松は 暮らしの事が気になって➡ 222 00:16:46,405 --> 00:16:49,208 ついつい きつい事を 口にしてしまったんだ。 223 00:16:49,208 --> 00:16:51,744 気に病む事はないよ。 224 00:16:51,744 --> 00:16:54,213 でも 暮らしは どうやって 立てるんでしょうね? 225 00:16:54,213 --> 00:16:59,619 う~ん。 それは 私が考えますから。 226 00:17:09,695 --> 00:17:15,468 ⚟(順平)雅江ねえさん お久しぶりで。 227 00:17:15,468 --> 00:17:18,204 (雅江)宵闇の順平か? 228 00:17:18,204 --> 00:17:21,107 ⚟(順平)天守閣の雅江とまで いわれたお人が➡ 229 00:17:21,107 --> 00:17:24,777 引っ込むには まだ早え。 ふん。 230 00:17:24,777 --> 00:17:28,648 若え時分 尾張名古屋城の天守閣にまで➡ 231 00:17:28,648 --> 00:17:34,921 忍び入った人だと知った時には 神々しくてねぇ。 232 00:17:34,921 --> 00:17:36,989 昔の事さね。 233 00:17:36,989 --> 00:17:39,358 ⚟(順平)今日は どちらへ? 234 00:17:39,358 --> 00:17:44,130 時々 こうやって 外に出て 体慣らしてるんだよ。 235 00:17:44,130 --> 00:17:47,033 ⚟(順平)ああ そのほうが いいね。 236 00:17:47,033 --> 00:17:49,835 あんたに老け込まれちゃ もったいねえ。 237 00:17:49,835 --> 00:17:52,271 ⚟(雅江)ありがとよ! 238 00:17:52,271 --> 00:17:56,776 ♬~ 239 00:18:10,656 --> 00:18:13,759 お茶を。 (女)はい! 240 00:18:15,895 --> 00:18:19,332 呼び出しとは 珍しいね。 241 00:18:19,332 --> 00:18:24,236 夜中 お屋敷の私を のぞきに来た者がいる。 242 00:18:24,236 --> 00:18:27,039 お待ち遠さま。 どうも。 243 00:18:27,039 --> 00:18:30,343 ごゆっくり。 息を消してね。 244 00:18:30,343 --> 00:18:34,613 息をね。 245 00:18:34,613 --> 00:18:38,250 宵闇か…。 246 00:18:38,250 --> 00:18:42,021 宵闇の順平が戻ってきたの? 247 00:18:42,021 --> 00:18:44,924 油断ならないよ。 248 00:18:44,924 --> 00:18:50,396 味方の動きにも ずるく 目を向けるのが 好きなヤツだ。 249 00:18:50,396 --> 00:18:58,304 桜田屋敷に見張られてるんだね? 私も… 川村様が。 250 00:19:00,172 --> 00:19:07,380 お前 迷いがないか? 忍びの務めに。 251 00:19:09,615 --> 00:19:13,052 哀れな末路をたどった お弓のせいか。 252 00:19:13,052 --> 00:19:16,022 それとも 平戸の夫の…。 253 00:19:16,022 --> 00:19:18,524 迷うものか! 254 00:19:18,524 --> 00:19:22,461 どうせ 忍びとして 生きるしかない身だ。 255 00:19:22,461 --> 00:19:25,297 ウソが下手だね。 256 00:19:25,297 --> 00:19:29,235 川村様に 不審を持たれるのも 当たり前だ。 257 00:19:29,235 --> 00:19:33,806 まずは 今の務めを果たす事。 258 00:19:33,806 --> 00:19:40,346 そして 仕上げは 平戸の夫を殺す事だよ。 259 00:19:40,346 --> 00:19:45,651 じゃないと お前が殺される。 260 00:20:14,714 --> 00:20:19,552 (戸をたたく音) 261 00:20:19,552 --> 00:20:22,455 あっ 失礼致します。 御前に お会いしたく。 262 00:20:22,455 --> 00:20:24,457 (男)はっ。 263 00:20:38,037 --> 00:20:40,639 (小太夫)雙星殿が参られました。 264 00:20:40,639 --> 00:20:42,708 おう なんと。 では。 265 00:20:42,708 --> 00:20:46,212 よい よい。 あっ はあ。 266 00:20:52,752 --> 00:20:55,755 御前に ちと ご相談が。 267 00:21:00,292 --> 00:21:04,997  回想 (雅江)まずは 今の務めを果たす事。➡ 268 00:21:04,997 --> 00:21:12,738 そして 仕上げは 平戸の夫を殺す事だよ。 269 00:21:12,738 --> 00:21:16,242 後生小判とは 面白い。 270 00:21:16,242 --> 00:21:20,780 ですが そんな訳で 子供は 小判を拾えなくなりまして➡ 271 00:21:20,780 --> 00:21:23,349 他に もうける手はないものかと。 272 00:21:23,349 --> 00:21:28,020 (雁二郎)要は 15文で売っていた 小判を 何にするかですか? 273 00:21:28,020 --> 00:21:29,955 元手の要らないものがいいんだが。 274 00:21:29,955 --> 00:21:31,957 元手…。 275 00:21:31,957 --> 00:21:36,862 あっ これも 元手がかかってませんな。 276 00:21:36,862 --> 00:21:42,902 これは?平戸に漂着した 異国の船の仕組みよ。 277 00:21:42,902 --> 00:21:48,674 これが…。 どう造り替えるか思案中でな。 278 00:21:48,674 --> 00:21:55,314 これを 大海に押し出して 異国との交易に用いる。 279 00:21:55,314 --> 00:21:58,517 これは? 280 00:21:58,517 --> 00:22:01,320 大砲。 281 00:22:01,320 --> 00:22:03,255 どうして 武器が要るんで? 282 00:22:03,255 --> 00:22:10,396 異国への渡航の禁を破るとなれば 戦覚悟よ。 283 00:22:10,396 --> 00:22:12,331 軍船ですか? 284 00:22:12,331 --> 00:22:15,034 いや 商船だ。 285 00:22:17,136 --> 00:22:20,172 だから いざという時まで➡ 286 00:22:20,172 --> 00:22:26,745 この大砲は 甲板の下に隠しておくのさ。 287 00:22:26,745 --> 00:22:30,616 ♬~ 288 00:22:30,616 --> 00:22:33,519 どうして 御前が あんな内密な事を➡ 289 00:22:33,519 --> 00:22:36,121 お前に ああも おおっぴらに さらされるのか…。 290 00:22:36,121 --> 00:22:39,859 船の事は 御船手方にという事でしょう。 291 00:22:39,859 --> 00:22:42,761 しかし…。 うん まあ…。 292 00:22:42,761 --> 00:22:48,534 (子供たちの遊ぶ声) 293 00:22:48,534 --> 00:22:52,838 ご妻女に似てますか? 294 00:22:52,838 --> 00:22:58,010 しかし 会えますかね? 295 00:22:58,010 --> 00:23:02,581 「もしも この世で会えぬなら➡ 296 00:23:02,581 --> 00:23:11,724 きっと 来世で会おうぞ。 チリチトテン」 297 00:23:11,724 --> 00:23:14,627 私は この世で会う。 298 00:23:14,627 --> 00:23:35,981 ♬~ 299 00:23:35,981 --> 00:23:39,184 あっ 見てごらん。 300 00:23:39,184 --> 00:23:41,120 はい。 301 00:23:41,120 --> 00:23:44,990 ♬~ 302 00:23:44,990 --> 00:23:47,793 あっ! 303 00:23:47,793 --> 00:23:52,498 ハハハ…。 304 00:23:52,498 --> 00:23:55,100 ♬~ 305 00:23:55,100 --> 00:24:00,439 まあ きれい。 306 00:24:00,439 --> 00:24:05,945 ♬~ 307 00:24:05,945 --> 00:24:09,481 しかし 父上の思いが かなわぬというのは➡ 308 00:24:09,481 --> 00:24:12,918 前世で 何か 罪作りな事をされたとか。 309 00:24:12,918 --> 00:24:14,853 前世の事なんか知らん。 310 00:24:14,853 --> 00:24:19,692 そういう事ならば 厄払いの ような事をされたほうが…。 311 00:24:19,692 --> 00:24:22,127 それは どういう? 312 00:24:22,127 --> 00:24:25,030 ああっ ああっ お父上 マリが マリが! 313 00:24:25,030 --> 00:24:27,733 ほら ほら ほら… よいっ! 314 00:24:27,733 --> 00:24:31,303 あっ あっ ああ よかった。 315 00:24:31,303 --> 00:24:34,740 (子供たち)ありがとうございます。 うん。 316 00:24:34,740 --> 00:24:39,345 おお そうだ。 来月早々 ひな祭りともなりますと➡ 317 00:24:39,345 --> 00:24:41,880 諸国で 流しびなをする風習が。 318 00:24:41,880 --> 00:24:45,484 うん。 それが? それにあやかりまして➡ 319 00:24:45,484 --> 00:24:48,053 例えば 紙でこさえた女びなを➡ 320 00:24:48,053 --> 00:24:49,988 川に流すというのは いかがでしょう? 321 00:24:49,988 --> 00:24:52,891 うん? 前世で犯した罪を➡ 322 00:24:52,891 --> 00:24:57,496 女びなに しょわせて 西方浄土に流してやる。 323 00:25:00,132 --> 00:25:06,705 それで めでたく 現世から 来世まで 女と良縁が結ばれると。 324 00:25:06,705 --> 00:25:11,610 ひなを流して 良縁が得られる? 325 00:25:11,610 --> 00:25:16,615 昔から そうやって 人は 何かにすがっておるものですから。 326 00:25:19,017 --> 00:25:22,521 ♬~ 327 00:25:22,521 --> 00:25:25,190 女を 川に? ええ。 328 00:25:25,190 --> 00:25:29,762 とはいえ 実際に 女を投げ込みたくはない。 329 00:25:29,762 --> 00:25:33,032 雁二郎 お前 女になれ。 330 00:25:33,032 --> 00:25:36,902 うん? お父上は 何を? 331 00:25:36,902 --> 00:25:40,472 お前が 女のなりを するしかないのだ。 332 00:25:40,472 --> 00:25:44,209 万が一 川に投げ込まれても お前は 海の男だ。 333 00:25:44,209 --> 00:25:47,880 何を言ってるんですか!? 冷たい川だと分かってて➡ 334 00:25:47,880 --> 00:25:50,549 みすみす放り込まれる バカがいますか!? 335 00:25:50,549 --> 00:25:54,987 私がやる。 女の人が いいんでしょう? 私がやる! 336 00:25:54,987 --> 00:25:57,222 何言ってんだ!? おゆう。 337 00:25:57,222 --> 00:26:00,793 私のせいで こうなったんだから 私がやりたいの! 338 00:26:00,793 --> 00:26:05,464 違う! おゆうのせいじゃないよ。 おいらが 勝手に けがしたんだよ。 339 00:26:05,464 --> 00:26:09,334 藤松。 それに これは おいらの仕事だ。 340 00:26:09,334 --> 00:26:13,772 おとっつぁん 先生 おいら 女になるよ。 341 00:26:13,772 --> 00:26:17,543 この世で 女と 縁の薄かった皆様。 342 00:26:17,543 --> 00:26:21,713 生まれてこの方 ついぞ もてた ためしがなかったという皆様。 343 00:26:21,713 --> 00:26:26,018 それには ちゃんと訳があります。 功徳を積むのを…。 344 00:26:26,018 --> 00:26:27,986 じっとして。 345 00:26:27,986 --> 00:26:30,823 ⚟(竹蔵)この世で かなわなかった女との縁を➡ 346 00:26:30,823 --> 00:26:34,927 「来世こそは」とお思いの方々。 347 00:26:37,296 --> 00:26:41,567 (歓声) 348 00:26:41,567 --> 00:26:44,436 タヌキに捕らわれた哀れな娘を➡ 349 00:26:44,436 --> 00:26:47,072 タヌキごと 川に逃がしておやりなさい。 350 00:26:47,072 --> 00:26:49,975 それが奇縁となって 来世はもちろん➡ 351 00:26:49,975 --> 00:26:54,646 この世に生きてるうちにも 女には もてる! 352 00:26:54,646 --> 00:26:58,183 (男たち)それはいいや! (竹蔵)捜し求める女にも➡ 353 00:26:58,183 --> 00:27:00,552 巡り会える事 請け合いだ! 354 00:27:00,552 --> 00:27:04,456 投げ賃は 1人 たったの15文だよ! 355 00:27:06,391 --> 00:27:08,393 (男1)いいか? 356 00:27:15,901 --> 00:27:18,203 え… へい。 15文で。 357 00:27:18,203 --> 00:27:21,106 おい。 (男2)へい。 358 00:27:21,106 --> 00:27:23,775 落とされた時は いいな? 359 00:27:23,775 --> 00:27:26,411 このようななりになってから 言うのも 何ですが➡ 360 00:27:26,411 --> 00:27:29,815 お父上が行ったほうが。 えっ? 361 00:27:31,783 --> 00:27:34,586 あっ。 362 00:27:37,956 --> 00:27:40,559 うん!➡ 363 00:27:40,559 --> 00:27:43,462 えいっ! 364 00:27:43,462 --> 00:27:45,764 兄貴…。 や~っ! 365 00:27:45,764 --> 00:27:49,234 ああっ! は~っ! 366 00:27:49,234 --> 00:27:52,905 は~っ! や~っ!➡ 367 00:27:52,905 --> 00:27:55,807 は~っ えいっ!➡ 368 00:27:55,807 --> 00:27:58,277 えいっ! おおっ? 369 00:27:58,277 --> 00:28:00,579 は… は… は~っ! 370 00:28:03,849 --> 00:28:08,320 は~っ! どうだ? 371 00:28:08,320 --> 00:28:11,189 (男2)兄貴! しっかりしてくだせえよ! 372 00:28:11,189 --> 00:28:13,125 (男1)痛い…。 373 00:28:13,125 --> 00:28:16,528 ああ…。 374 00:28:20,032 --> 00:28:22,801 (男)俺が 女に もてねえ訳ねえんだ! この…。 375 00:28:22,801 --> 00:28:27,739 (竹蔵)そうですよ。 そうそう 頑張って。 腰入れて! 376 00:28:27,739 --> 00:28:32,010 (男)おみわ! おろく! 377 00:28:32,010 --> 00:28:37,716 後生女にすがりたいのは むしろ 彦馬なのだろうな。 378 00:28:37,716 --> 00:28:39,751 はい 全く。 379 00:28:39,751 --> 00:28:42,154 (男)南無大師遍照…! 380 00:28:44,356 --> 00:28:49,561 (男)え~いっ! カーッ! おみわ~! 381 00:28:51,830 --> 00:30:04,036 ♬~ 382 00:30:10,976 --> 00:30:12,911 先生! はい。 383 00:30:12,911 --> 00:30:17,182 俺も かかあも 用事で出かける けど 太郎吉 頼んでいいかい? 384 00:30:17,182 --> 00:30:20,085 ああ いいよ。 昼過ぎには戻るから。 385 00:30:20,085 --> 00:30:22,988 はい。 太郎吉 いい子にしとけよ。 386 00:30:22,988 --> 00:30:27,893 じゃ 先生。 はい 分かりました。 387 00:30:27,893 --> 00:30:30,729 よし! さあ できた。 388 00:30:30,729 --> 00:30:34,599 さあ どこに貼るかな? 389 00:30:34,599 --> 00:30:39,438 あっ そこね。 よし 分かった。 390 00:30:39,438 --> 00:30:44,209 (とよ)え~と 新川の酒問屋は 但馬屋だろう? 391 00:30:44,209 --> 00:30:48,180 それから 日本橋の豆問屋 福住へ行って➡ 392 00:30:48,180 --> 00:30:51,583 「大豆を いつものとおり」って。 大豆。 393 00:30:51,583 --> 00:30:53,618 大丈夫かい?へえ。 大丈夫かい? 394 00:30:53,618 --> 00:30:55,821 へえ。 頼んだよ! 395 00:30:55,821 --> 00:30:58,724 へえ。 396 00:30:58,724 --> 00:31:00,992 (竹蔵)そんなんじゃ 上がりませんよ!➡ 397 00:31:00,992 --> 00:31:03,829 皆さん お並びください。 こちらでございますよ。➡ 398 00:31:03,829 --> 00:31:06,598 さあさあさあ お並びください。 399 00:31:06,598 --> 00:31:10,602 どうでしょう? もっと もっと もっと ああ…。 400 00:31:16,074 --> 00:31:19,511 藤松 落とされてないかな…。 401 00:31:19,511 --> 00:31:23,215 大丈夫。 大丈夫だよ うん。 心配する事ない。 402 00:31:23,215 --> 00:31:27,018 どうなってるかな? 楽しみだな。 403 00:31:35,594 --> 00:31:37,529 川村様。 404 00:31:37,529 --> 00:31:43,902 ♬~ 405 00:31:43,902 --> 00:31:45,837 どうなってるかな? 406 00:31:45,837 --> 00:31:49,107 (ゆう)大丈夫かな? こっちだ こっち。 407 00:31:49,107 --> 00:31:56,848 ♬~ 408 00:31:56,848 --> 00:32:03,421 平戸の夫の事で 川村様が 不審を抱かれた。 409 00:32:03,421 --> 00:32:08,593 川村様に 不審を持たれるのも 当たり前だ。➡ 410 00:32:08,593 --> 00:32:12,464 まずは 今の務めを果たす事。➡ 411 00:32:12,464 --> 00:32:18,703 そして 仕上げは 平戸の夫を殺す事だよ。 412 00:32:18,703 --> 00:32:32,350 ♬~ 413 00:32:32,350 --> 00:32:34,619 (女の悲鳴) 414 00:32:34,619 --> 00:32:37,389 (浪人1)おい! おい こら! おう! 415 00:32:37,389 --> 00:32:39,357 タヌキを落とせなかったわしは➡ 416 00:32:39,357 --> 00:32:44,062 来世でも この世でも 女に 縁がないという訳か!? こら! 417 00:32:44,062 --> 00:32:47,532 これは あの… 冗談というか しゃれでして…。 418 00:32:47,532 --> 00:32:51,736 (浪人2)お前は 冗談で 15文ふんだくったのか!? 419 00:32:51,736 --> 00:32:53,972 おとっつぁん! 420 00:32:53,972 --> 00:32:55,907 お待ちを! お待ちを! 421 00:32:55,907 --> 00:33:00,145 何だ!? 貴様! この商売を思いついた者ですが➡ 422 00:33:00,145 --> 00:33:03,415 何か 不都合がありましたら お金は返しますから 乱暴は…。 423 00:33:03,415 --> 00:33:06,084 大いに 不都合があった! 424 00:33:06,084 --> 00:33:08,353 (浪人1)商売やるなら 命懸けでやれ! こら! 425 00:33:08,353 --> 00:33:10,722 あの子は 命を懸けてたんです! 426 00:33:10,722 --> 00:33:14,326 この親子は そういう商売をして 暮らしを立ててたんです。 427 00:33:14,326 --> 00:33:18,830 この寒空に 川に飛び込んで 父親を助けたんです。 428 00:33:18,830 --> 00:33:22,067 でも 思わぬケガをして よんどころなく 後生女を。 429 00:33:22,067 --> 00:33:25,003 そんな御託は どうでもいいんだ!➡ 430 00:33:25,003 --> 00:33:28,540 こら! そんな事ぬかしよって! 431 00:33:28,540 --> 00:33:32,410 ほら 立てよ! おい! ほら! えっ? ほら! 432 00:33:32,410 --> 00:33:35,013 うわ~っ! えいっ! 433 00:33:37,182 --> 00:33:40,018 (浪人2)こらっ! 434 00:33:40,018 --> 00:33:42,454 何 寝てんだ!? こら! おい! 435 00:33:42,454 --> 00:33:44,756 や~っ! 436 00:34:12,484 --> 00:34:20,625 ♬~ 437 00:34:20,625 --> 00:34:23,895 貝は この2枚があって 1対だ。 438 00:34:23,895 --> 00:34:27,332 ほら 夫婦と同じだな。 439 00:34:27,332 --> 00:34:44,716 ♬~ 440 00:34:44,716 --> 00:34:49,654 てめえも 武士の端くれなら 刀を取れ! 441 00:34:49,654 --> 00:34:54,092 貴様の寸足らずだろう? 抜け! 442 00:34:54,092 --> 00:34:57,696 武士の風上にも置けぬヤツ! 443 00:34:57,696 --> 00:35:15,513 ♬~ 444 00:35:15,513 --> 00:35:18,483 小童 どけ! 445 00:35:18,483 --> 00:35:24,189 ああ… ああ… ああ…。 446 00:35:30,662 --> 00:35:33,264  心の声  こんなヤツ。 447 00:35:35,400 --> 00:35:37,669 どかねば 斬る! 448 00:35:37,669 --> 00:35:39,671 (女の悲鳴) 449 00:35:58,990 --> 00:36:03,895 あの… お助けいただき ありがとうございます。 450 00:36:03,895 --> 00:36:07,298 先生も ほら。 あっ ああ。 451 00:36:07,298 --> 00:36:09,334 かたじけのうございました! 452 00:36:09,334 --> 00:36:11,836 ありがとうございました! 453 00:36:11,836 --> 00:36:14,606 藤松 大丈夫か? 454 00:36:14,606 --> 00:36:17,108 藤松 大丈夫? うん。 455 00:36:17,108 --> 00:36:20,345 おいらより 心配なのは先生だよ。 456 00:36:20,345 --> 00:36:22,614 先生! すみません。 大丈夫ですか? 457 00:36:22,614 --> 00:36:26,117 ああ…。 先生もですよ。 458 00:36:26,117 --> 00:36:28,620 (ゆう)先生 大丈夫? イテテテッ…。 459 00:36:28,620 --> 00:36:31,256 ひどい目に遭いましたね。 460 00:36:31,256 --> 00:37:13,731 ♬~ 461 00:37:13,731 --> 00:37:17,535 是非とも 剣術を お教え願いとう存じます。 462 00:37:17,535 --> 00:37:21,406 (静山)ほう。 今更 何事だ? 463 00:37:21,406 --> 00:37:27,579 はあ。 寺子屋で教えるだけなら 刀は要るまいと思っていましたが。 464 00:37:27,579 --> 00:37:32,016 しかし いざという時 丸腰では 己はおろか➡ 465 00:37:32,016 --> 00:37:38,022 そばにいる子供たちをも 守れないと 痛感致しまして。 466 00:37:55,807 --> 00:37:59,377 屋敷内の道場に通うがよい。 467 00:37:59,377 --> 00:38:02,080 ははっ! 468 00:38:13,324 --> 00:38:19,430 (川村)織江が 松浦家下屋敷を出る と言うてきた。 469 00:38:19,430 --> 00:38:22,734 何か つかんだようですね。 470 00:38:31,342 --> 00:38:34,546 もう1本! まだまだ。 471 00:38:39,551 --> 00:38:45,156 (家士)そら! ⚟(雁治郎)痛い 痛い 痛い…。 472 00:38:55,466 --> 00:38:57,869 雁二郎。 はい。 473 00:38:57,869 --> 00:39:01,439 もう1本! 474 00:39:01,439 --> 00:39:05,243 例の本が無くなった。 475 00:39:05,243 --> 00:39:08,279 まずいですな。 476 00:39:08,279 --> 00:39:40,945 ♬~ 477 00:39:40,945 --> 00:39:43,581 ああ 味噌屋さんね? うん。 478 00:39:43,581 --> 00:39:45,516 行ってらっしゃい。 479 00:39:45,516 --> 00:39:57,795 ♬~ 480 00:39:57,795 --> 00:40:01,666 (番頭)お探しで? 桜田屋敷の者です。 481 00:40:01,666 --> 00:40:03,668 奥へ。 482 00:40:07,305 --> 00:40:48,513 ♬~ 483 00:40:48,513 --> 00:40:50,448 会えます。 484 00:40:50,448 --> 00:40:59,157 ♬~ 485 00:40:59,157 --> 00:41:01,159 よし。 486 00:41:01,159 --> 00:41:05,263 ♬~ 487 00:41:05,263 --> 00:41:09,133 おっ! わっ! (静山)海の民の知恵を➡ 488 00:41:09,133 --> 00:41:11,402 この船に注ぐのよ。 489 00:41:11,402 --> 00:41:13,338 松浦家下屋敷から持ち出した。 490 00:41:13,338 --> 00:41:16,841 どうして 川村様に渡さない!? 男で迷ってる。 491 00:41:16,841 --> 00:41:19,410 織江の父親って人は 生きてるの? 492 00:41:19,410 --> 00:41:23,881 務めを拒めば ここで お前を殺す。 493 00:41:23,881 --> 00:41:25,817 どうして 私を 忍びにしたの? 494 00:41:25,817 --> 00:41:29,821 (雁二郎)お父上の妻は 我々の敵に回ったという事です。 495 00:41:29,821 --> 00:41:37,061 彦馬さんを失いたくない。 私なりのやり方? 496 00:41:37,061 --> 00:41:44,235 ♬~ 497 00:41:44,235 --> 00:41:50,808 ♬「なぜに悲しみは いつか途絶えて」 498 00:41:50,808 --> 00:41:57,515 ♬「なぜに思い出は 美しいままで」 499 00:41:57,515 --> 00:42:04,255 ♬「分かち合った時間が 忘れられずに」 500 00:42:04,255 --> 00:42:13,931 ♬「いつまでも ここを離れられない」 501 00:42:13,931 --> 00:42:20,605 ♬「風吹くたび 花散るたび」 502 00:42:20,605 --> 00:42:27,311 ♬「空を見上げて 何度でも誓うよ」 503 00:42:27,311 --> 00:42:36,721 ♬「幻でも 偽りでも 生まれ変わっても」 504 00:42:36,721 --> 00:42:42,527 ♬「見つめ続けていくから」 505 00:42:42,527 --> 00:42:53,738 ♬~