1 00:00:33,897 --> 00:00:38,618 (雙星彦馬) 「待ち人 既に近くに来る」? 2 00:00:38,618 --> 00:00:41,204 <川村の指示によって 織江は➡ 3 00:00:41,204 --> 00:00:46,910 静山の住む下屋敷に 台所女中として潜入した。➡ 4 00:00:46,910 --> 00:00:51,348 一方 忍び込んだ男に 刃を向けられた彦馬は➡ 5 00:00:51,348 --> 00:00:56,086 自分を助けたのが 織江ではないかと思い始めた> 6 00:00:56,086 --> 00:00:59,606 お斬りになりますか? (静山)現れれば 斬る。 7 00:00:59,606 --> 00:01:04,377 <そんなやさき 静山に斬られた くノ一を見た彦馬は➡ 8 00:01:04,377 --> 00:01:08,598 織江にも 同じ末路が 待っているのではないかと➡ 9 00:01:08,598 --> 00:01:11,751 不安を感じていた> 10 00:01:11,751 --> 00:01:22,245 ♬~(テーマ音楽) 11 00:01:22,245 --> 00:01:27,317 <カピタンと呼ばれる 長崎出島のオランダ商館長以下➡ 12 00:01:27,317 --> 00:01:33,840 医師 シーボルトら一行は 東海道を 江戸へと進んでいた。➡ 13 00:01:33,840 --> 00:01:40,447 恒例の 将軍との謁見の 江戸参府であった> 14 00:01:40,447 --> 00:01:43,183 (子供1)それ! (子供2)それ! 15 00:01:43,183 --> 00:01:45,852 (ゆう)お静かに! 16 00:01:45,852 --> 00:01:51,074 よし いいか? これは 異国にいる動物で➡ 17 00:01:51,074 --> 00:01:53,910 これは 虎。 18 00:01:53,910 --> 00:01:55,946 これは 象。 19 00:01:55,946 --> 00:01:58,048 そして ラクダ。 20 00:01:58,048 --> 00:02:01,368 (忠太)虎は知ってるぜ。 加藤清正に退治されたヤツだ。 21 00:02:01,368 --> 00:02:03,920 ガーッ! ガーッ! そうだ そうだ。 22 00:02:03,920 --> 00:02:05,972 ガーッ! ガーッ! 23 00:02:05,972 --> 00:02:09,743 (弁吉)けど そのネズミの 化け物みてえなもんは 何だい? 24 00:02:09,743 --> 00:02:13,096 だから 象よ。 えっ? ネズミにしか見えないか? 25 00:02:13,096 --> 00:02:15,448 (まき)先生 描いたの? 26 00:02:15,448 --> 00:02:19,753 えっ? いや… まあ それはいいや。 27 00:02:19,753 --> 00:02:23,773 この象の高さ 7尺から8尺。 28 00:02:23,773 --> 00:02:26,443 この長いのは 鼻だ。 29 00:02:26,443 --> 00:02:28,645 先生 バカ言っちゃいけねえ。 30 00:02:28,645 --> 00:02:31,781 7~8尺だと 長屋の屋根くらいあるぜ。 31 00:02:31,781 --> 00:02:34,651 そう あるんだよ。 へえ。 32 00:02:34,651 --> 00:02:38,238 見た事あるの? 見た事はないが そういう話だ。 33 00:02:38,238 --> 00:02:41,908 信用できねえ。 先生 あんまりホラ吹くと➡ 34 00:02:41,908 --> 00:02:44,844 閻魔様に 舌抜かれるよ。 いや ホラじゃないよ。 35 00:02:44,844 --> 00:02:48,344 (騒ぐ声) 36 00:02:50,350 --> 00:02:56,439 (勘兵衛)一行の宿は 例のごとく 日本橋本石町の長崎屋。 37 00:02:56,439 --> 00:03:01,044 かの者たちには 面会の申し出が 多数あってな。 38 00:03:01,044 --> 00:03:05,282 幕府の御殿医 天文方の高橋景保はじめ➡ 39 00:03:05,282 --> 00:03:12,372 高島秋帆 蘭学者 それに 松浦静山まで願い出ている。 40 00:03:12,372 --> 00:03:15,275 (川村)で ご公儀としては? 41 00:03:15,275 --> 00:03:19,412 松浦静山には 面会の許しが出る。 42 00:03:19,412 --> 00:03:23,516 松浦のご隠居が オランダの者と 何を話すか➡ 43 00:03:23,516 --> 00:03:27,304 うかがい知る よい機会とは 思わぬか? 44 00:03:27,304 --> 00:03:30,740 承知致しました。 45 00:03:30,740 --> 00:03:33,443 (朔之助)おい 太郎吉 元気か? 46 00:03:33,443 --> 00:03:35,445 (子供たちの騒ぐ声) 47 00:03:35,445 --> 00:03:39,616 おう 元気がいいな。 うん。 48 00:03:39,616 --> 00:03:44,037 ああ 気を付けてな。 太郎吉 こっちだ こっち。 49 00:03:44,037 --> 00:03:47,207 平戸の雙星さんなら オランダ人を➡ 50 00:03:47,207 --> 00:03:49,509 見た事があるんじゃないかと 思ってよ。 51 00:03:49,509 --> 00:03:51,845 長崎で 見かけた事はあります。 52 00:03:51,845 --> 00:03:56,816 話しかけられたら どう応対したらいいのかね? 53 00:03:56,816 --> 00:04:01,037 えっ? いや 来月 オランダ商館の一行が➡ 54 00:04:01,037 --> 00:04:04,040 日本橋の長崎屋に泊まるんでな。 55 00:04:04,040 --> 00:04:07,143 近辺の警固を仰せつかった。 56 00:04:07,143 --> 00:04:10,914 江戸に来るんですか? ああ。 でな➡ 57 00:04:10,914 --> 00:04:16,770 挨拶の一つくらいはな オランダ語をな。 58 00:04:16,770 --> 00:04:19,622 我が国の言葉で 堂々と言うんですね。 59 00:04:19,622 --> 00:04:22,142 ふ~ん。 通じるかい? 60 00:04:22,142 --> 00:04:25,945 案外 通じるもんです。 ふ~ん。 61 00:04:25,945 --> 00:04:28,615 ≪(権六)原田の旦那!➡ 62 00:04:28,615 --> 00:04:32,068 盗人は 眼福寺の古井戸に 投げ込んで➡ 63 00:04:32,068 --> 00:04:34,054 そんで 逃げたみたいで。 何!? 64 00:04:34,054 --> 00:04:37,540 捕り物ですか? ああ。 そこの加賀前田様が➡ 65 00:04:37,540 --> 00:04:40,643 はす向かいの骨董屋に 鑑定を頼もうとしたんだが➡ 66 00:04:40,643 --> 00:04:43,246 それを 横取りされちまってよ。 67 00:04:43,246 --> 00:04:45,348 (佐伯)下がれ! (男1)おい どうしたんだい? 68 00:04:45,348 --> 00:04:47,867 (男2)あの井戸の中に 盗品を投げ込んだらしいぜ。 69 00:04:47,867 --> 00:04:51,838 (男1)へん! まぬけな盗人だな。 ≪(家臣たち)おっ おっ おっ! 70 00:04:51,838 --> 00:04:54,407 どうした!? 71 00:04:54,407 --> 00:04:56,407 あっ! 72 00:05:01,014 --> 00:05:03,116 どうした!? 73 00:05:03,116 --> 00:05:08,354 大丈夫か!? 大丈夫か!? はあ… 魔物でもいたのかな? 74 00:05:08,354 --> 00:05:11,441 古い井戸には 落ち葉などがたまりますからね➡ 75 00:05:11,441 --> 00:05:15,211 それらが腐って 毒気を 出してるのかもしれませんよ。 76 00:05:15,211 --> 00:05:18,731 へえ。 77 00:05:18,731 --> 00:05:29,175 ♬~ 78 00:05:29,175 --> 00:05:31,177 (富蔵)何だい? 先生。 身投げか? 79 00:05:31,177 --> 00:05:33,346 いや 井戸に落ちたものを➡ 80 00:05:33,346 --> 00:05:35,832 どうやって 取り上げたらよいのかと…。 81 00:05:35,832 --> 00:05:39,769 (さき)お金でも落としたのかい? 違います。 ただ ちょっと…。 82 00:05:39,769 --> 00:05:42,605 (しか)浮いてるもんなら タモですくえばいいよ。 うん。 83 00:05:42,605 --> 00:05:45,191 沈んでたら? シジミ掻きだな。 84 00:05:45,191 --> 00:05:48,411 柄を長くして 井戸の底さらえば いいのよ。 85 00:05:48,411 --> 00:05:50,513 (一同)ああ。 86 00:05:50,513 --> 00:05:53,600 あっ 先生のお客さんだ。 あっ 西海屋さん。 87 00:05:53,600 --> 00:05:55,668 ああ。 (千右衛門)どうした? 88 00:05:55,668 --> 00:05:59,768 いや 何だ? 千右衛門。 うん。 89 00:06:01,808 --> 00:06:04,811 明日 松浦家下屋敷へ行くぞ。 90 00:06:04,811 --> 00:06:07,113 私は遠慮する。 91 00:06:07,113 --> 00:06:10,013 これは 御前の命令だ。 92 00:06:24,814 --> 00:06:27,714 (辰吉)亭主を捜してるって? 93 00:06:30,653 --> 00:06:34,507 上総のどこから来たんだ? 94 00:06:34,507 --> 00:06:36,543 (織江)大多喜。 95 00:06:36,543 --> 00:06:38,643 ふ~ん。 96 00:06:40,813 --> 00:06:44,117 (とよ)ちょいと ちょいと! 平戸から また 人が来たって。 97 00:06:44,117 --> 00:06:46,085 (きぬ)池のほうに 変な人が。 98 00:06:46,085 --> 00:06:49,105 (雙星雁二郎)おお 重蔵。 99 00:06:49,105 --> 00:06:53,409 大きくなったな。 えっ? 100 00:06:53,409 --> 00:06:58,781 お前は いつ 俺を 竜宮城に 連れてってくれる? ハハハ…。 101 00:06:58,781 --> 00:07:03,086 (とよ)お殿様の大事な亀。 お亀様を ああ…。 102 00:07:03,086 --> 00:07:05,505 (きぬ)やっぱり。 なんと…。 103 00:07:05,505 --> 00:07:08,508 (雁二郎)うん! ハハハ…。 104 00:07:08,508 --> 00:07:14,063 ♬~ 105 00:07:14,063 --> 00:07:17,550 えっ? そなた…? 106 00:07:17,550 --> 00:07:21,487 ご息災で 何より。 お父上。 107 00:07:21,487 --> 00:07:23,573 な… 何!? 108 00:07:23,573 --> 00:07:28,778 あっ 私の つまり 養子で。 何!? 109 00:07:28,778 --> 00:07:32,148 (静山)例の西海屋の千右衛門だ。 110 00:07:32,148 --> 00:07:36,185 はい だと思いました。 111 00:07:36,185 --> 00:07:41,407 雙星雁二郎といいます。 112 00:07:41,407 --> 00:07:44,207 まあ 2人とも上がれ。 113 00:07:51,367 --> 00:07:55,104 しかし 養子とは しかし! 114 00:07:55,104 --> 00:07:59,475 フフフ… 養子のほうが 年上というのも珍しい。 115 00:07:59,475 --> 00:08:01,878 いや 隠居をするにあたり➡ 116 00:08:01,878 --> 00:08:04,914 雙星の家を残すためには 養子を取るしかなく。 117 00:08:04,914 --> 00:08:06,950 しかし それにしても…。 118 00:08:06,950 --> 00:08:09,152 雙星家一族の中を見回しても➡ 119 00:08:09,152 --> 00:08:12,472 養子になれそうなのは この者しかなく。 120 00:08:12,472 --> 00:08:18,344 それで しぶしぶ こういう事に。 ハハハ…。 121 00:08:18,344 --> 00:08:21,214 しかし 雁二郎 何しに 江戸へ? 122 00:08:21,214 --> 00:08:25,918 それは お父上 あまりの申されよう。 123 00:08:25,918 --> 00:08:29,088 お役目のほかに 何がございましょうか? 124 00:08:29,088 --> 00:08:32,241 お役目? 養子となったうえは➡ 125 00:08:32,241 --> 00:08:34,444 お父上のお役目を。 126 00:08:34,444 --> 00:08:39,916 つまり 御船手方書物天文係を 引き継ぎました故➡ 127 00:08:39,916 --> 00:08:44,020 お役目上 ご報告を。 ねえ? 御前。 128 00:08:44,020 --> 00:08:49,976 昨年の暮れ近く 平戸に 異国の難破船が漂着したのだが。 129 00:08:49,976 --> 00:08:54,080 異国の難破船? その処遇を どうしたものかと。 130 00:08:54,080 --> 00:08:57,780 なあ? はい。 131 00:09:04,424 --> 00:09:08,411 水仕事で 手が荒れるだろう? 132 00:09:08,411 --> 00:09:11,180 うん。 いい薬があるぞ。 133 00:09:11,180 --> 00:09:16,169 今夜 俺の長屋に来い。 134 00:09:16,169 --> 00:09:22,769 ♬~ 135 00:09:32,452 --> 00:09:35,238 (静山)長崎屋に逗留する➡ 136 00:09:35,238 --> 00:09:41,744 オランダ商館のカピタンとの面会に 許しが出た。 137 00:09:41,744 --> 00:09:46,349 さようで。 138 00:09:46,349 --> 00:09:50,349 西洋の事情など聞くに よい折じゃ。 139 00:09:55,108 --> 00:09:57,727 何だ? 140 00:09:57,727 --> 00:10:00,079 いえ。 141 00:10:00,079 --> 00:10:03,383 お父上。 何だ? 142 00:10:03,383 --> 00:10:05,752 お茶。 143 00:10:05,752 --> 00:10:11,207 ああ…。 ああ。 せっかくの茶だぞ。 144 00:10:11,207 --> 00:10:15,278 雙星。 (2人)はい。 145 00:10:15,278 --> 00:10:19,982 その方 長崎屋についてくるか? 146 00:10:19,982 --> 00:10:22,068 えっ? よろしいんですか? 147 00:10:22,068 --> 00:10:25,054 オランダの者たちと 話したいんだろう? 148 00:10:25,054 --> 00:10:28,691 はい! 分かった。 149 00:10:28,691 --> 00:10:32,078 同道を許す。 150 00:10:32,078 --> 00:10:34,580 ありがとうございます! 151 00:10:34,580 --> 00:10:37,116 お父上の願いが かなったところで➡ 152 00:10:37,116 --> 00:10:39,635 今宵 歓迎の宴は いかがで? 153 00:10:39,635 --> 00:10:42,472 歓迎とは 誰の? 154 00:10:42,472 --> 00:10:46,476 雁二郎! では 明日。 155 00:10:46,476 --> 00:10:49,512 バカ! 何を言うか!? 156 00:10:49,512 --> 00:10:52,081 いやいや いやいや 今日と明日 2日連続っていうのは…。 157 00:10:52,081 --> 00:10:54,467 私は ちょっと…。 それは 誰も言ってないぞ! 158 00:10:54,467 --> 00:10:56,769 いやいや いやいや…。 そもそも なぜ 雁二郎の…。 159 00:10:56,769 --> 00:10:59,269 父上 大人気ないです。 160 00:11:08,881 --> 00:11:10,917 (お蝶)また お声を。 161 00:11:10,917 --> 00:11:14,320 何を考えてるんだ!? バカ者め! 162 00:11:14,320 --> 00:11:17,723 全く 変わった男だ! 163 00:11:17,723 --> 00:11:25,014 ♬~ 164 00:11:25,014 --> 00:11:30,086 (川村)「2月10日 静山は 屋敷を出る。➡ 165 00:11:30,086 --> 00:11:33,386 怪しき物あれば 持ち出せ」。 166 00:11:45,635 --> 00:11:50,306 お蝶 二度と しくじりは許さぬぞ。 167 00:11:50,306 --> 00:11:52,742 しくじりですか? 168 00:11:52,742 --> 00:11:58,097 松浦家上屋敷の お弓の取り次ぎに 素人を用いた。 169 00:11:58,097 --> 00:12:01,450 (すみ)お蝶という人に。 170 00:12:01,450 --> 00:12:08,650 そのほうが 周りの目を…。 あげくに お弓を死なせた。 171 00:12:10,943 --> 00:12:13,513 しくじりだ。 172 00:12:13,513 --> 00:12:15,613 はい。 173 00:12:27,293 --> 00:12:29,378 ハハハ…。 174 00:12:29,378 --> 00:12:40,323 (騒ぐ声) 175 00:12:40,323 --> 00:12:46,379 ♬~(三味線) 176 00:12:46,379 --> 00:12:50,416 あの難破船の骨組みは 大方 手の内に入りました。 177 00:12:50,416 --> 00:12:52,385 (静山)うん。 178 00:12:52,385 --> 00:12:56,088 あの船を どうなさるおつもりですか? 179 00:12:56,088 --> 00:12:59,208 造り替えて 平戸のものにする。 180 00:12:59,208 --> 00:13:04,146 それは 商いのものとして? 181 00:13:04,146 --> 00:13:12,471 あの船ならば 大筒など据えれば 立派な軍船になりますが。 182 00:13:12,471 --> 00:13:14,540 ほう。 183 00:13:14,540 --> 00:13:19,579 ほう とぼけられますな。 184 00:13:19,579 --> 00:13:22,081 ♬~ 185 00:13:22,081 --> 00:13:24,917 ふん。 186 00:13:24,917 --> 00:13:32,742 (お蝶)おさつの丸揚げ 2つで 4文。➡ 187 00:13:32,742 --> 00:13:35,444 おさつの…。 (辰吉)どこへ行く? 188 00:13:35,444 --> 00:13:39,665 おさつの丸揚げを…。 189 00:13:39,665 --> 00:13:42,785 俺が買うてやろう。 俺が買うてやろう。 190 00:13:42,785 --> 00:13:44,887 ≪(女)お里! お里! 191 00:13:44,887 --> 00:13:46,887 は~い。 192 00:13:49,041 --> 00:13:56,649 おさつの 丸揚げ 2つで 4文。 193 00:13:56,649 --> 00:14:01,637 未の刻にも通りましたが 織江は出てこず。 194 00:14:01,637 --> 00:14:04,473 屋敷の下男が 織江に付きまとって➡ 195 00:14:04,473 --> 00:14:08,544 身動きが取れない事もあるようで。 196 00:14:08,544 --> 00:14:11,714 私なら そんな邪魔者 殺しますがね。 197 00:14:11,714 --> 00:14:15,835 それが お前の浅はかさだ。 198 00:14:15,835 --> 00:14:18,621 身を隠して忍び込む務めは➡ 199 00:14:18,621 --> 00:14:24,543 そこで起こる全ての事に 身を委ねる事だ。 200 00:14:24,543 --> 00:14:29,899 たとえ 理不尽な事があろうが 「私」を捨てねばならん。 201 00:14:29,899 --> 00:14:32,118 そうは思いますが…。 202 00:14:32,118 --> 00:14:34,718 織江なら できる。 203 00:14:46,349 --> 00:14:50,436 ≪(宵闇順平)川村様 お久しぶりで。 204 00:14:50,436 --> 00:14:52,405 順平 来たか? 205 00:14:52,405 --> 00:14:54,807 顔をお出しよ。 206 00:14:54,807 --> 00:14:57,693 (順平)ひなたは苦手でね。 207 00:14:57,693 --> 00:15:01,013 ♬~ 208 00:15:01,013 --> 00:15:05,818 出島のオランダ商館から 盗み取った物で。 209 00:15:05,818 --> 00:15:09,305 長崎は どうだ? 210 00:15:09,305 --> 00:15:12,441 やはり シーボルトってのは いけません。 211 00:15:12,441 --> 00:15:15,644 ただの医者じゃない。 212 00:15:15,644 --> 00:15:21,801 順平 来月 日本橋の長崎屋に潜り込め。 213 00:15:21,801 --> 00:15:27,707 長崎屋? ああ なるほど。 214 00:15:27,707 --> 00:15:31,610 ♬~ 215 00:15:31,610 --> 00:15:35,514 宵闇の順平か…。 216 00:15:35,514 --> 00:15:40,214 薄気味悪いのが 戻ってきたね。 217 00:15:46,726 --> 00:15:49,211 <静山と彦馬は この日➡ 218 00:15:49,211 --> 00:15:55,101 オランダ商館一行の宿となっている 日本橋の長崎屋に訪れた> 219 00:15:55,101 --> 00:15:58,738 これは 御前。 あっ あんたもか? 220 00:15:58,738 --> 00:16:00,873 あっ ああ。 221 00:16:00,873 --> 00:16:04,276 ご苦労だな。 はっ。 222 00:16:04,276 --> 00:16:08,176 松浦様だ。 (役人)あっ ははっ。 223 00:16:10,199 --> 00:16:13,803 (川村)松浦静山だ。 224 00:16:13,803 --> 00:16:15,971 静山の供の者は? 225 00:16:15,971 --> 00:16:20,171 (平沢重兵衛)さあ 存じませんが。 226 00:16:30,202 --> 00:16:32,872 松浦静山と申す。 227 00:16:32,872 --> 00:16:38,144 (オランダ語で話す) 228 00:16:38,144 --> 00:16:42,544 (通訳)平戸の雙星雁二郎殿より お話は伺っているようです。 229 00:16:47,686 --> 00:17:10,509 ♬~ 230 00:17:10,509 --> 00:17:12,978 アルス イック フラアフ マフ…。 231 00:17:12,978 --> 00:17:16,232 (カピタン)ああ 私 日本語できますたい。 232 00:17:16,232 --> 00:17:19,201 ああ! ああ…。 233 00:17:19,201 --> 00:17:21,604 航海にかかった日数は? 234 00:17:21,604 --> 00:17:23,672 (カピタン)おおよそ100日。 235 00:17:23,672 --> 00:17:27,810 ああ その間 時化もあります。 236 00:17:27,810 --> 00:17:32,164 嵐もありますが それに耐える船を お持ちなのですね? 237 00:17:32,164 --> 00:17:34,667 はい。 はあ。 238 00:17:34,667 --> 00:17:39,071 ばってん ヨーロッパやアメリカには➡ 239 00:17:39,071 --> 00:17:42,107 蒸気機関で動く船が 出来ておりますたい。 240 00:17:42,107 --> 00:17:46,579 えっ? 蒸気? それは? 241 00:17:46,579 --> 00:17:53,018 帆に 風受けて動かせるではなく➡ 242 00:17:53,018 --> 00:18:01,610 蒸気で 仕掛けを動かし 外輪で 船を進ませる。 243 00:18:01,610 --> 00:18:05,681 外輪で 船を進ませる。 244 00:18:05,681 --> 00:18:10,019 外輪。 外輪で 外輪で 船を進ませる。 245 00:18:10,019 --> 00:18:19,728 その船… その船あると 国と国は もっと近くなります。 246 00:18:19,728 --> 00:18:23,515 う~ん。 日本には➡ 247 00:18:23,515 --> 00:18:26,969 もっと多くの国から 船が出てくるでしょう? 248 00:18:26,969 --> 00:18:31,507 その時 日本は どうするでしょうか? 249 00:18:31,507 --> 00:18:38,007 うん? うん… うん う~ん。 250 00:19:06,842 --> 00:19:12,197 異国に渡っていけるような船が 欲しいな。 251 00:19:12,197 --> 00:19:16,118 海は 誰のものでもない。 252 00:19:16,118 --> 00:19:20,205 ♬~ 253 00:19:20,205 --> 00:19:23,542 この海は いろいろな異国があるんだ。 254 00:19:23,542 --> 00:19:29,298 清国 インド オランダ ポルトガル。 255 00:19:29,298 --> 00:19:31,850 ポルトガル? うん。 256 00:19:31,850 --> 00:19:34,737 海には 実は 道がある。 257 00:19:34,737 --> 00:19:39,541 道? まさか。 目には見えない海の道があって➡ 258 00:19:39,541 --> 00:19:44,296 それは ありとあらゆる所と つながってるんだ。 259 00:19:44,296 --> 00:19:46,548 行ってみたい。 260 00:19:46,548 --> 00:19:49,051 よし! 連れていく! 261 00:19:49,051 --> 00:19:53,656 私が 海のかなたへ連れていく。 はい! 262 00:19:53,656 --> 00:19:55,841 ♬~ 263 00:19:55,841 --> 00:19:58,177 (静山)彦馬。 264 00:19:58,177 --> 00:20:01,580 彦馬。 265 00:20:01,580 --> 00:20:07,102 わしが 大海に乗り出す船を 造ったら 乗るか? 266 00:20:07,102 --> 00:20:17,046 ♬~ 267 00:20:17,046 --> 00:20:21,984 やはり 同じ海の民という事か? 268 00:20:21,984 --> 00:20:30,976 ♬~ 269 00:20:30,976 --> 00:20:37,766 (順平)松浦静山とオランダの連中の 話は 取るに足らんものでした。 270 00:20:37,766 --> 00:20:44,073 むしろ 熱心だったのは 静山に ついてきた若いヤツのほうで。 271 00:20:44,073 --> 00:20:46,175 あれは 何者だ? 272 00:20:46,175 --> 00:20:50,446 (順平)さあ? 雙星とか呼ばれてましたが。 273 00:20:50,446 --> 00:20:54,283 何!? 274 00:20:54,283 --> 00:20:59,983 雙星彦馬か? 275 00:21:03,042 --> 00:21:08,430 静山が その者を 長崎屋にまで同行したのは…。 276 00:21:08,430 --> 00:21:12,017 ♬~ 277 00:21:12,017 --> 00:21:17,017 雙星彦馬についての織江の 知らせは 大きく違っていた。 278 00:21:19,074 --> 00:21:24,313 同僚にも上司にも顧みられない 取るに足らぬ人物だと。 279 00:21:24,313 --> 00:21:29,313 ふ~ん。 織江がね。 280 00:21:31,303 --> 00:21:35,324 忍びとしての織江の目が曇ったか。 281 00:21:35,324 --> 00:21:38,777 ♬~ 282 00:21:38,777 --> 00:21:42,581 (順平)その男に ほれましたかね。 283 00:21:42,581 --> 00:21:59,881 ♬~ 284 00:22:14,546 --> 00:22:16,846 ≪川村だが。 285 00:22:18,851 --> 00:22:22,151 (雅江)これは 川村様。 286 00:22:25,924 --> 00:22:28,177 よいか? 287 00:22:28,177 --> 00:22:32,377 薬草の匂いが 立ちこめていますが。 288 00:22:48,447 --> 00:22:54,147 この前 織江に 「わしの嫁になれ」と言うた。 289 00:22:56,271 --> 00:22:58,640 それは まあ…。 290 00:22:58,640 --> 00:23:03,378 で 織江は 何と? 291 00:23:03,378 --> 00:23:05,378 「無理だ」と。 292 00:23:08,200 --> 00:23:11,753 分をわきまえているのです。 293 00:23:11,753 --> 00:23:15,841 川村家は お庭番のお家柄。 294 00:23:15,841 --> 00:23:21,196 それに引き換え 我らは 川村家にお仕えする小者。 295 00:23:21,196 --> 00:23:25,467 身分が違います。 296 00:23:25,467 --> 00:23:32,875 まこと それだけかな? 297 00:23:32,875 --> 00:23:35,775 他に 何が? 298 00:24:12,714 --> 00:24:15,517 (子供たち)う~ん? このような井戸の中に➡ 299 00:24:15,517 --> 00:24:18,937 物が落ちたんだ。 (子供たち)ふ~ん。 300 00:24:18,937 --> 00:24:23,375 奉行所の役人には タモやらシジミ掻きを薦めたが➡ 301 00:24:23,375 --> 00:24:26,495 重さに耐えきれず 持ち上げられなかったようだ。 302 00:24:26,495 --> 00:24:30,048 (子供たち)う~ん。 303 00:24:30,048 --> 00:24:33,168 (ゆう) 落ちた物は 何ですか? 304 00:24:33,168 --> 00:24:36,221 ああ その持ち主は 言わんらしい。 305 00:24:36,221 --> 00:24:38,674 それじゃ どうしようもねえよな。 306 00:24:38,674 --> 00:24:41,810 (子供たち)そうだよ。 ≪(雁二郎)お父上! 307 00:24:41,810 --> 00:24:44,179 (子供たち)えっ? お父上。 308 00:24:44,179 --> 00:24:47,299 うるさい 雁二郎。 指南の最中だ。 309 00:24:47,299 --> 00:24:49,484 (子供たち)えっ? お父上。 310 00:24:49,484 --> 00:24:52,904 (子供たち)お父上? 311 00:24:52,904 --> 00:24:59,311 (騒ぐ声) 312 00:24:59,311 --> 00:25:02,180 (雁二郎) お父上のご妻女の行方は? 313 00:25:02,180 --> 00:25:04,182 分からん。 314 00:25:04,182 --> 00:25:07,052 手がかり一つも? 315 00:25:07,052 --> 00:25:09,504 分からん。 ああ。 316 00:25:09,504 --> 00:25:14,076 逃げられたままですか? いや 逃げられたのではない! 317 00:25:14,076 --> 00:25:18,213 違いますので? 違う。 318 00:25:18,213 --> 00:25:25,737 男から追わせるとは よほどいい女だったんですな? 319 00:25:25,737 --> 00:25:29,758 そうだ。 にもかかわらず 逃げられた。 320 00:25:29,758 --> 00:25:31,943 おい! ハハハ…。 321 00:25:31,943 --> 00:25:34,112 さあさあ さあさあ はいはい…。 322 00:25:34,112 --> 00:25:41,637 しかし 聞くところによりますと そのご妻女は 忍びだとか。 323 00:25:41,637 --> 00:25:43,605 う~ん。 324 00:25:43,605 --> 00:25:49,678 そのような者なら 二度と 父上の前には現れますまい。 325 00:25:49,678 --> 00:25:55,717 いや 案外 近くにいるのかもしれない。 326 00:25:55,717 --> 00:25:57,717 うん? 327 00:26:07,963 --> 00:26:18,807 ≪(足音) 328 00:26:18,807 --> 00:27:15,007 ♬~ 329 00:27:17,099 --> 00:27:19,751 うっ! な… 何ですか!? 330 00:27:19,751 --> 00:27:22,437 騒ぐな! わっ… わっ…。 331 00:27:22,437 --> 00:27:24,606 嫌だよ… 嫌だよ…。 332 00:27:24,606 --> 00:27:26,641 わ~っ… あ~ あ~…。 333 00:27:26,641 --> 00:27:28,744 静かにしろ。 334 00:27:28,744 --> 00:27:38,744 (織江の騒ぐ声) 335 00:27:47,629 --> 00:27:52,651 ハハハ… このアマ! 336 00:27:52,651 --> 00:27:57,506 (織江の騒ぐ声) 337 00:27:57,506 --> 00:28:04,406 言う事聞け! 働き口なくしてもいいのか!? 338 00:28:08,416 --> 00:28:14,489 (辰吉)そうそう それでいいんだ。 339 00:28:14,489 --> 00:28:19,861 じっとしてろよ。 340 00:28:19,861 --> 00:28:30,461 ♬~ 341 00:28:34,626 --> 00:28:37,679 お父上! これ! 342 00:28:37,679 --> 00:28:43,118 「このままで」。 勝手に見るなよ! もう! 343 00:28:43,118 --> 00:28:45,620 「このままで」? うん? 344 00:28:45,620 --> 00:28:49,574 姿を消した朝 妻が残していた。 345 00:28:49,574 --> 00:28:54,312 はあ! 「このまま そっとしてくれ」と。 346 00:28:54,312 --> 00:29:00,802 それを破って 妻を捜しに 江戸まで参ったか。 347 00:29:00,802 --> 00:29:04,602 参った! うん。 348 00:29:10,045 --> 00:29:13,899 ああ 父上 妻恋 妻恋。 349 00:29:13,899 --> 00:29:16,735 ああ 分かった。 早く帰れ。 350 00:29:16,735 --> 00:29:18,703 御前の命により もうしばらく 江戸におります。 351 00:29:18,703 --> 00:29:21,003 気を付けてな。 352 00:29:25,810 --> 00:29:49,034 ♬~ 353 00:29:49,034 --> 00:29:51,386 天の川だ。 354 00:29:51,386 --> 00:30:02,714 ♬~ 355 00:30:02,714 --> 00:30:09,487 あの川に 投網を投げ入れて 星を いっぱい捕ってみたい。 356 00:30:09,487 --> 00:30:59,037 ♬~ 357 00:30:59,037 --> 00:31:02,741 (織江の泣き声) 358 00:31:02,741 --> 00:31:07,345 誰にも言わんほうがいい。 359 00:31:07,345 --> 00:31:18,745 (泣き声) 360 00:32:20,418 --> 00:32:25,106 (小太夫)お里を連れて参りました。 361 00:32:25,106 --> 00:32:31,563 そなた 心に 何か 曇りはないか? 362 00:32:31,563 --> 00:32:35,784 米の炊き具合が よろしくない。 363 00:32:35,784 --> 00:32:39,070 ♬~ 364 00:32:39,070 --> 00:32:42,340 へえ へえ…。 365 00:32:42,340 --> 00:32:46,578 (静山) 「心 ここにあらず」というか…。 366 00:32:46,578 --> 00:32:51,416 申し訳ねえす。 367 00:32:51,416 --> 00:33:00,116 もし 口にして 胸のつかえが 晴れるなら 申してみよ。 368 00:33:03,578 --> 00:33:06,514 どうだ? 369 00:33:06,514 --> 00:33:09,914 ああ…。 370 00:33:11,853 --> 00:33:21,079 元日の夜 お屋敷で 騒ぎがあったって聞きました。 371 00:33:21,079 --> 00:33:26,901 ああ 雙星殿が 何者かに殴られた例の。 372 00:33:26,901 --> 00:33:30,238 それが? 373 00:33:30,238 --> 00:33:37,178 その夜 こちらのほうから 走ってくる人影を見て。 374 00:33:37,178 --> 00:33:41,249 何!? 小太夫。 375 00:33:41,249 --> 00:33:47,739 そん時は 顔なんか はっきりと見えんかったけど➡ 376 00:33:47,739 --> 00:33:52,710 え… その… え… あの…。 377 00:33:52,710 --> 00:33:56,865 この屋敷の者か? 378 00:33:56,865 --> 00:33:59,584 申せ。 379 00:33:59,584 --> 00:34:02,437 けんど…。 380 00:34:02,437 --> 00:34:07,809 言いたいが 恐ろしいのか? へえ。 381 00:34:07,809 --> 00:34:12,547 その方の近くにいる者だな? 382 00:34:12,547 --> 00:34:17,347 ひ… ひ… 額に…。 383 00:34:21,706 --> 00:34:28,906 傷があったような…。 へえ…。 384 00:34:30,982 --> 00:34:33,082 御前。 385 00:34:38,339 --> 00:34:44,539 元日の夜 わしの部屋に忍び込んだ 男は こやつか? 386 00:34:48,183 --> 00:34:52,303 あの… 暗がりでしたので…。 387 00:34:52,303 --> 00:34:58,743 分かった。 もろもろ白状する 気になるまで押し込めておけ。 388 00:34:58,743 --> 00:35:00,743 (小太夫)はっ。 389 00:35:08,703 --> 00:35:11,739 御前。 390 00:35:11,739 --> 00:35:16,277 しかし お屋敷に潜り込むなど 盗人ですか? 391 00:35:16,277 --> 00:35:20,277 盗人なら まだ かわいげがあるんだが。 392 00:35:22,817 --> 00:35:27,205 お里 また うまい飯を頼むぞ。 393 00:35:27,205 --> 00:35:29,340 へえ。 394 00:35:29,340 --> 00:35:33,940 とにかく うまいんだ。 ああ はあ。 395 00:35:37,865 --> 00:35:56,467 ♬~ 396 00:35:56,467 --> 00:36:00,672 南町奉行所与力 西原郷右衛門にございます。 397 00:36:00,672 --> 00:36:07,545 松浦様には お目通りくだされ まことに 恐悦至極。 398 00:36:07,545 --> 00:36:11,049 御用の趣は? 399 00:36:11,049 --> 00:36:18,706 はっ 早速ながら ご当家に 捕らわれた辰吉なる者の身柄を➡ 400 00:36:18,706 --> 00:36:20,942 お引き渡し願いたく。 401 00:36:20,942 --> 00:36:26,914 ほう? 辰吉は 奉行所の者であったか。 402 00:36:26,914 --> 00:36:30,952 あっ… ああ…。 403 00:36:30,952 --> 00:36:34,105 拒めば? 404 00:36:34,105 --> 00:36:37,592 松浦様が お困りになる事に。 405 00:36:37,592 --> 00:36:41,012 ほう。 406 00:36:41,012 --> 00:36:47,885 過日 江戸参府のオランダ商館一行を 訪ねられました折➡ 407 00:36:47,885 --> 00:36:53,185 届け出のない者を 同行なされましたな? 408 00:36:55,310 --> 00:37:03,210 ♬~ 409 00:37:08,139 --> 00:37:10,739 なるほど。 410 00:37:19,417 --> 00:37:27,717 (辰吉の口笛) 411 00:37:32,480 --> 00:37:42,040 織江が怪しんでいた下男は 奉行所の手先だと判明した。 412 00:37:42,040 --> 00:37:44,440 これで 奉行所は…。 413 00:37:47,395 --> 00:37:52,350 松浦家から 手を引かざるをえまい。 414 00:37:52,350 --> 00:37:55,850 織江の才覚ですか? 415 00:38:12,804 --> 00:38:17,208 (朔之助)あの者が 助言を。 416 00:38:17,208 --> 00:38:19,877 投網の事を言ったら 受け入れられてな。 417 00:38:19,877 --> 00:38:22,146 ああ。 ≪(男)ああ 何か かかった! 418 00:38:22,146 --> 00:38:24,782 ≪(前田家家臣1)でかした! 上げろ! 419 00:38:24,782 --> 00:38:28,269 おい! 上げろ! 420 00:38:28,269 --> 00:38:33,374 慌てるな。 上げろ! 421 00:38:33,374 --> 00:38:37,178 (一同)おおっ! (家臣)これじゃ! でかした!➡ 422 00:38:37,178 --> 00:38:40,581 やった! ようやった! 423 00:38:40,581 --> 00:38:43,634 (前田家家臣2)その方の 助言のおかげだ。 礼を申す。 424 00:38:43,634 --> 00:38:48,506 ああ。 それで お願いが。 425 00:38:48,506 --> 00:38:52,593 何だ? ええ。 426 00:38:52,593 --> 00:39:00,701 ♬~ 427 00:39:00,701 --> 00:39:03,905 あれは小さいが 本物の象は 馬より大きい。 428 00:39:03,905 --> 00:39:06,340 (ゆう)顔から伸びてた長いのは 鼻? 429 00:39:06,340 --> 00:39:09,327 うん 鼻だ。 あれが鼻なら➡ 430 00:39:09,327 --> 00:39:11,612 飯食う時 邪魔にならねえか? 431 00:39:11,612 --> 00:39:14,849 そこは 象だって うまく考えて やったはずだ。 432 00:39:14,849 --> 00:39:17,935 信じねえ。 ハハハ…。 433 00:39:17,935 --> 00:39:24,442 どうやったんだろうな? あんなに長い鼻だもんな。 434 00:39:24,442 --> 00:39:28,813 (きぬ)ああ お里ちゃんも見たら? 櫛も紅もあるよ。 435 00:39:28,813 --> 00:39:33,213 (とよ)お里も見るかい? まあ いいや。 おいで。 436 00:39:35,219 --> 00:39:37,555 (小間物屋)どうぞ ご覧くださいまし。 437 00:39:37,555 --> 00:39:40,775 取りそろえてございますので。 438 00:39:40,775 --> 00:39:46,664 これでございますか? 白梅紅でございます。 439 00:39:46,664 --> 00:39:51,169 ああ ああ ありがとうございます。 440 00:39:51,169 --> 00:39:54,872 ♬~ 441 00:39:54,872 --> 00:40:00,244 平戸の夫の事で 川村様が 不審を抱かれた。 442 00:40:00,244 --> 00:40:04,115 ♬~ 443 00:40:04,115 --> 00:40:08,152 また ごひいきに~! 444 00:40:08,152 --> 00:40:30,141 ♬~ 445 00:40:30,141 --> 00:40:39,383 (子供たちの騒ぐ声) 446 00:40:39,383 --> 00:40:42,683 お静かに! 447 00:40:53,180 --> 00:40:58,836 先生 あれって 宵の明星って いうんだよね? 448 00:40:58,836 --> 00:41:01,923 ああ。 449 00:41:01,923 --> 00:41:11,315 ♬~ 450 00:41:11,315 --> 00:41:15,386 先生って おかみさんがいるの? 451 00:41:15,386 --> 00:41:32,803 ♬~ 452 00:41:32,803 --> 00:41:34,803 いるよ。 453 00:41:36,841 --> 00:41:39,944 藤松じゃないか? (藤松)あれ? 先生。 454 00:41:39,944 --> 00:41:42,163 年明けても なかなか出てこないから➡ 455 00:41:42,163 --> 00:41:45,499 気にはしてたんだよ。 「貧乏 暇なし」と言いますか。 456 00:41:45,499 --> 00:41:49,220 どうして 武器が要るんで? 異国への渡航の禁を➡ 457 00:41:49,220 --> 00:41:52,273 破るとなれば 戦 覚悟よ。 458 00:41:52,273 --> 00:41:57,311 桜田屋敷に見張られてるんだね 私も。 459 00:41:57,311 --> 00:42:01,749 (雅江)まずは 今の務めを果たす事。➡ 460 00:42:01,749 --> 00:42:08,406 そして 仕上げは 平戸の夫を殺す事だよ。 461 00:42:08,406 --> 00:42:15,713 ♬~ 462 00:42:15,713 --> 00:42:22,336 ♬「なぜに悲しみは いつか途絶えて」 463 00:42:22,336 --> 00:42:29,076 ♬「なぜに思い出は 美しいままで」 464 00:42:29,076 --> 00:42:35,716 ♬「分かち合った時間が 忘れられずに」 465 00:42:35,716 --> 00:42:45,576 ♬「いつまでも ここを離れられない」 466 00:42:45,576 --> 00:42:52,083 ♬「風吹くたび 花散るたび」 467 00:42:52,083 --> 00:42:58,773 ♬「空を見上げて 何度でも誓うよ」 468 00:42:58,773 --> 00:43:08,149 ♬「幻でも 偽りでも 生まれ変わっても」 469 00:43:08,149 --> 00:43:13,804 ♬「見つめ続けていくから」 470 00:43:13,804 --> 00:43:25,404 ♬~