1 00:00:33,390 --> 00:00:35,793 (静山)この天竺丸は…。 2 00:00:35,793 --> 00:00:41,465 <松浦静山が ひそかに改修させた 南蛮船 天竺丸。➡ 3 00:00:41,465 --> 00:00:44,368 その船長を命じられた 彦馬の役目は➡ 4 00:00:44,368 --> 00:00:49,140 国禁を犯し 外国との交易を 進める事にあった> 5 00:00:49,140 --> 00:00:52,042 (雁二郎)シーボルトとは 以前から顔見知りでして。 6 00:00:52,042 --> 00:00:54,478 (彦馬) しかし よくも こんなものを! 7 00:00:54,478 --> 00:00:59,817 <一方 オランダ商館長の紹介状をもらい➡ 8 00:00:59,817 --> 00:01:04,488 江戸に戻った雁二郎は 忍びの急襲に遭った。➡ 9 00:01:04,488 --> 00:01:09,160 その直後 織江もまた 追っ手に深手を負わされ➡ 10 00:01:09,160 --> 00:01:12,860 暗い川の流れに落ちたのである> 11 00:01:16,033 --> 00:01:38,333 ♬~ 12 00:01:44,995 --> 00:01:50,134 これは? (荘助)竈の中に残ってたんだよ。 13 00:01:50,134 --> 00:01:55,005 雁二郎が見せた文書の紙も 確か こんなような…。 14 00:01:55,005 --> 00:01:57,007 (千右衛門)御前。 15 00:01:57,007 --> 00:02:03,147 雁二郎は とっさに 竈に投げ入れたようだ。 16 00:02:03,147 --> 00:02:07,484 長崎のカピタンの紹介状が 焼けてしまったとすれば…。 17 00:02:07,484 --> 00:02:09,820 (荘助)長崎のシーボルトに 事情を説明して➡ 18 00:02:09,820 --> 00:02:13,157 もういっぺん カピタンに 紹介状を書いてもらうしか…。 19 00:02:13,157 --> 00:02:20,030 それを承知してくれたとしても ひとつき。 20 00:02:20,030 --> 00:02:25,502 御前。 それよりも気がかりは 燃え切れずに残った その文書が➡ 21 00:02:25,502 --> 00:02:29,173 襲った者たちに 持ち去られたとしたら。 うむ。 22 00:02:29,173 --> 00:02:34,979 万一 ご公儀の手に渡ったとすれば お家の大事かと。 23 00:02:34,979 --> 00:02:38,449 なれど 紹介状には 松浦家を示すような文言は➡ 24 00:02:38,449 --> 00:02:40,384 ございませんでしたが…。 25 00:02:40,384 --> 00:02:44,321 内容を見たのか? はい…。 26 00:02:44,321 --> 00:02:49,093 その文言を思い出して 早速 書き出してくれ。 27 00:02:49,093 --> 00:02:51,028 は? 28 00:02:51,028 --> 00:02:57,728 カピタンに断られた時のために こちらでも紹介状をこしらえる。 29 00:03:02,673 --> 00:03:08,812 (平沢)異国の文字ですな? (寒三郎)多分 オランダ文字だろう。 30 00:03:08,812 --> 00:03:17,154 (川村)これに 松浦静山を 追い詰める鍵があるやもしれぬ。 31 00:03:17,154 --> 00:03:21,492 静山とは どんな お大名でしょうなあ? 32 00:03:21,492 --> 00:03:26,363 (川村)ただのオランダかぶれだ。 33 00:03:26,363 --> 00:03:33,063 同じ穴のむじなですか 死んだ織江の夫も…。 34 00:03:41,445 --> 00:03:49,787 諸外国… 交易… を望む…➡ 35 00:03:49,787 --> 00:03:57,787 え~ 大名家の… 家臣。 36 00:04:05,803 --> 00:04:08,472 (風の音) 37 00:04:08,472 --> 00:04:18,172 (寝息) 38 00:04:21,485 --> 00:04:41,772 ♬~ 39 00:04:41,772 --> 00:04:52,116 織江… 織江…。 40 00:04:52,116 --> 00:04:55,816 ♬~ 41 00:05:01,125 --> 00:05:06,797 (波の音) 42 00:05:06,797 --> 00:05:10,797 (風の音) 43 00:05:32,956 --> 00:05:37,656 オランダ語の辞書だ。 あ… あ~ 助かります。 44 00:05:42,433 --> 00:05:46,103 いや~ このために わざわざ。 45 00:05:46,103 --> 00:05:50,974 いや 行きつけの うなぎ屋に ちょっとな。 46 00:05:50,974 --> 00:05:55,112 ヘヘヘッ 御相伴にあずかってさ。 え…。 47 00:05:55,112 --> 00:05:59,450 時に 彦馬。 はい… うなぎ。 48 00:05:59,450 --> 00:06:01,450 え? 49 00:06:03,120 --> 00:06:06,420 これを何と見る? 50 00:06:08,792 --> 00:06:17,134 まが玉のようでもあるが それにしては形が違う。 51 00:06:17,134 --> 00:06:21,004 これが 何か? 52 00:06:21,004 --> 00:06:27,144 静湖が持っていた。 静湖? 53 00:06:27,144 --> 00:06:29,813 あ~ あの…。 54 00:06:29,813 --> 00:06:32,082 [ 回想 ] (静湖)ハキハキせぬ男は つまらぬ。 55 00:06:32,082 --> 00:06:36,753 それで? うむ。 用があって 部屋に行ったら➡ 56 00:06:36,753 --> 00:06:44,428 このような石が 十ばかり。 まるで隠すようにしてあった。 57 00:06:44,428 --> 00:06:47,331 めのうのようだな。 58 00:06:47,331 --> 00:06:54,438 それが何なのか 気になって 持ち出した。 59 00:06:54,438 --> 00:07:00,777 (荘助)まあ 女の遊び道具だな。 (静山)静湖が小娘なら分かるが…。 60 00:07:00,777 --> 00:07:09,786 あ~ もはや 三十路でしたか…。 う~ん 傷もありますね。 61 00:07:09,786 --> 00:07:15,659 あ… じかに お聞きになった方が 手っとり早いと思われますが…。 62 00:07:15,659 --> 00:07:20,130 どうも 聞きにくい。 は? 63 00:07:20,130 --> 00:07:25,802 あれが ひそかに 何かに信心しているとか➡ 64 00:07:25,802 --> 00:07:34,077 祈祷に頼っているとすれば ちと 哀れだ。 65 00:07:34,077 --> 00:07:36,747 哀れと申されますと? 66 00:07:36,747 --> 00:07:43,086 あの年で いまだに嫁に行きたいと 望んでいるとすれば…。 67 00:07:43,086 --> 00:07:45,422 父上! (静山)何事か? 68 00:07:45,422 --> 00:07:49,293 屋敷に くせ者が忍び込みました。 何? 69 00:07:49,293 --> 00:07:52,296 (高杉) 姫様が大事にしておられた物が 盗み取られまして。 70 00:07:52,296 --> 00:07:58,001 物とは? 色鮮やかな小石が3つばかり。 71 00:07:58,001 --> 00:08:06,109 で… その小石は 何に使うものかな? 72 00:08:06,109 --> 00:08:09,446 それは… 申したくありません。 73 00:08:09,446 --> 00:08:19,122 しかし 使いみちによっては 捜すめどが立つと思うが…。 74 00:08:19,122 --> 00:08:21,422 結構です。 75 00:08:59,763 --> 00:09:02,463 (刀を振り下ろす音) 76 00:09:32,396 --> 00:09:37,096 松浦… 静山…。 77 00:09:39,269 --> 00:09:42,969 (波の音) 78 00:09:46,743 --> 00:09:56,420 ♬~ 79 00:09:56,420 --> 00:10:00,290 この海は いろいろな異国があるんだ。 80 00:10:00,290 --> 00:10:05,095 清国 インド オランダ ポルトガル。 81 00:10:05,095 --> 00:10:07,764 (織江)行ってみたい…。 82 00:10:07,764 --> 00:10:13,637 よし 連れていく。 私が 海のかなたへ連れていく。 83 00:10:13,637 --> 00:10:18,108 ♬~ 84 00:10:18,108 --> 00:10:25,449 待って~! 連れていってくれると 言ったじゃありませんか! 85 00:10:25,449 --> 00:10:28,785 ♬~ 86 00:10:28,785 --> 00:10:35,459 彦馬さ~ん! 彦馬さ~ん! 87 00:10:35,459 --> 00:10:43,159 (波の音) 88 00:10:47,804 --> 00:10:50,707 う… う…。 89 00:10:50,707 --> 00:10:56,813 (つる)やっと 気が付いたね。 何日も寝てたんだよ。 90 00:10:56,813 --> 00:11:00,150 あ… あ…。 91 00:11:00,150 --> 00:11:04,488 いいよ いいよ。 治るまで ここにいて いいんだからさ。 92 00:11:04,488 --> 00:11:08,788 もう少し寝てなさい。 93 00:11:23,507 --> 00:11:27,377 海のそば? 94 00:11:27,377 --> 00:11:32,115 ああ 芝だよ。 芝湊町。 95 00:11:32,115 --> 00:11:35,018 そこの浜に 打ち上げられてるのを見つけて➡ 96 00:11:35,018 --> 00:11:37,988 引きずってきたんだよ。 97 00:11:37,988 --> 00:11:44,127 この匂い…。 鼻が利くんだねえ。 98 00:11:44,127 --> 00:11:50,467 私 魚を商ってるんだよ。 魚を干してさ。 99 00:11:50,467 --> 00:11:57,767 あ~ 懐かしい匂い。 そうかい? 100 00:11:59,810 --> 00:12:04,510 あんたの着てたのも 傷だらけだったよ。 101 00:12:06,483 --> 00:12:12,355 今 着てるのは 私の。 すみません。 な~に。 102 00:12:12,355 --> 00:12:16,055 あんたの着てたのは あそこに。 103 00:12:19,496 --> 00:12:24,167 あ… あの… お守り袋は? 104 00:12:24,167 --> 00:12:29,167 そんな物は なかったけどね。 ほら もう少し寝てな。 105 00:12:52,128 --> 00:12:54,064 (鈴の音) 106 00:12:54,064 --> 00:12:56,800 (かしわ手) 107 00:12:56,800 --> 00:13:00,470 やっぱり ないな…。 (太郎吉)もういいよ。 108 00:13:00,470 --> 00:13:03,373 いや 諦めちゃ駄目だ。 109 00:13:03,373 --> 00:13:06,343 親は今でも きっと 太郎吉を捜してるんだ。 110 00:13:06,343 --> 00:13:09,643 私だって諦めてないんだぞ。 111 00:13:12,816 --> 00:13:15,485 すいません。 よろしいですか? あ すいません。 112 00:13:15,485 --> 00:13:19,155 すいません。 113 00:13:19,155 --> 00:13:21,825 (ため息) 114 00:13:21,825 --> 00:13:25,161 大人の尋ね人も 紙を貼れればいいんだがな。 115 00:13:25,161 --> 00:13:32,435 先生が捜してるのは女だろ? うん。 116 00:13:32,435 --> 00:13:35,105 (鈴の音) 117 00:13:35,105 --> 00:13:39,405 (にぎわう声) 118 00:13:44,781 --> 00:13:47,117 はい どうも。 119 00:13:47,117 --> 00:13:49,786 うん? どうした? ううん。 120 00:13:49,786 --> 00:13:54,086 はい。 うめえ! 121 00:14:06,336 --> 00:14:09,336 傷…。 122 00:14:11,474 --> 00:14:20,150 (三味線の音) 123 00:14:20,150 --> 00:14:23,450 何か ご用とか? 124 00:14:31,161 --> 00:14:35,432 これが落ちているのを 見つけてな。 125 00:14:35,432 --> 00:14:39,102 捜し物だろ? はい。 126 00:14:39,102 --> 00:14:42,102 それを 何に用いる? 127 00:14:44,774 --> 00:14:48,645 父上には お分かりには なりますまい。 128 00:14:48,645 --> 00:14:54,784 いや… 分かった。 129 00:14:54,784 --> 00:15:00,657 そなた… たばこを 吸っていただろう? 130 00:15:00,657 --> 00:15:06,957 それを 最近になって やめたのではないか? 131 00:15:10,800 --> 00:15:16,139 やめたはいいが 口寂しい。 132 00:15:16,139 --> 00:15:25,815 そんな時 あめ玉でも しゃぶればいいが あれは甘い。 133 00:15:25,815 --> 00:15:30,515 それに太るという説もある。 134 00:15:33,089 --> 00:15:36,760 太るのを嫌う そなたは➡ 135 00:15:36,760 --> 00:15:45,101 あめ玉に似た その小石を 口に含んで 紛らわす。 136 00:15:45,101 --> 00:15:47,037 (ため息) 137 00:15:47,037 --> 00:15:54,778 そなた 何故 たばこをやめた? 138 00:15:54,778 --> 00:16:00,650 みつき前 上屋敷におりました折 兄上の5歳なる娘に➡ 139 00:16:00,650 --> 00:16:06,122 「叔母上のお口は臭い」と 言われまして。 140 00:16:06,122 --> 00:16:09,025 なるほど。 141 00:16:09,025 --> 00:16:17,467 さすがに お父上。 見事なご推察。 推察したのは わしではない。 142 00:16:17,467 --> 00:16:22,138 え? 雙星彦馬だ。 143 00:16:22,138 --> 00:16:26,009 雙星… それは? 144 00:16:26,009 --> 00:16:32,009 今 道場で稽古をしているが…。 145 00:16:37,620 --> 00:16:39,622 痛っ! 146 00:16:39,622 --> 00:16:43,922 (高杉)姫様… 何事ですか? 147 00:16:48,298 --> 00:16:50,767 雙星彦馬か? 148 00:16:50,767 --> 00:16:54,767 いや あの… 彦馬は私です。 アイタタタ…。 149 00:16:58,108 --> 00:17:06,449 その方 私が相手致す。 はい? 私に木刀を。 え? 150 00:17:06,449 --> 00:17:12,122 雙星殿の腕は かなり劣りますが。 よい! 151 00:17:12,122 --> 00:17:16,459 あ… じゃあ 当てても よいので? 152 00:17:16,459 --> 00:17:19,796 私から 一本取るというのか? 153 00:17:19,796 --> 00:17:23,133 いくら私でも おなごに負けるとは…。 154 00:17:23,133 --> 00:17:26,433 ♬~ 155 00:17:28,471 --> 00:17:31,141 (たたく音) それまで! 156 00:17:31,141 --> 00:17:35,141 まだです。 立ちなさい! 157 00:17:40,950 --> 00:17:44,087 え~い! あ…。 158 00:17:44,087 --> 00:17:46,087 え~い! 159 00:17:51,427 --> 00:17:55,098 これで ようも 私の隠し事を暴いたものよ。 160 00:17:55,098 --> 00:17:57,398 はあ? 161 00:17:59,969 --> 00:18:04,669 たばこの事…。 あ~…。 162 00:18:08,444 --> 00:18:13,316 立ちなさい。 もう一手。 いや… いや もうご勘弁を。 163 00:18:13,316 --> 00:18:16,319 あ~ もう 見事でしたね。 164 00:18:16,319 --> 00:18:20,456 負けて悔しくはないのか? いや あまり。 165 00:18:20,456 --> 00:18:25,795 その方 何のために剣術を習う? あ… そこそこ 身を守り➡ 166 00:18:25,795 --> 00:18:28,464 子どもたちの盾になればと。 子がいるのか? 167 00:18:28,464 --> 00:18:32,335 寺子屋で教えている子どもたち。 うん? 寺子屋? 168 00:18:32,335 --> 00:18:35,035 あ… はい。 169 00:18:37,273 --> 00:18:41,411 あの者は 一体 何なのですか? 彦馬の事か? 170 00:18:41,411 --> 00:18:44,747 負けたくせに 勝った私に感心などして。 171 00:18:44,747 --> 00:18:48,084 あのような家臣が 当家にいたとは嘆かわしい! 172 00:18:48,084 --> 00:18:53,756 あやつは 今 隠居の身だ。 隠居? 隠居? 173 00:18:53,756 --> 00:18:57,627 あの若さで隠居など ますますもって情けない。 174 00:18:57,627 --> 00:19:01,097 あれで武士と申せましょうか? 175 00:19:01,097 --> 00:19:04,968 あのような者に 秘め事を見抜かれるとは。 176 00:19:04,968 --> 00:19:11,107 彦馬を武士とは ちと言いかねる。 同感です。 177 00:19:11,107 --> 00:19:22,719 いや~ 何せ あやつの興味は 船と 天文じゃよ。 178 00:19:22,719 --> 00:19:28,458 星々の事 月の事。 179 00:19:28,458 --> 00:19:31,361 ふん! 180 00:19:31,361 --> 00:19:37,734 三味線は ともかく その鯉の絵は お上手です。 181 00:19:37,734 --> 00:19:45,034 ♬~ 182 00:19:47,076 --> 00:19:51,948 うわ! あ 先生 お帰り! どうしたんだい? 先生。 183 00:19:51,948 --> 00:19:54,951 あ~ ちょっと ちょっと。 痛え…。 184 00:19:54,951 --> 00:19:57,720 大丈夫かい? 大丈夫 大丈夫…。 185 00:19:57,720 --> 00:20:00,423 ああ…。 ちょっと… いや➡ 186 00:20:00,423 --> 00:20:03,326 剣術の稽古でね ちょっとね。 先生 相変わらず弱いねえ。 187 00:20:03,326 --> 00:20:06,095 (寒三郎) 私は松浦静山を相手にしたい。➡ 188 00:20:06,095 --> 00:20:08,998 あれは ただ者じゃない。➡ 189 00:20:08,998 --> 00:20:11,768 寝ていても なみなみならん気迫を放ち➡ 190 00:20:11,768 --> 00:20:15,638 手の届く所におるというのに 足をすくませる。 191 00:20:15,638 --> 00:20:18,641 静山に近づいたのか? 192 00:20:18,641 --> 00:20:21,444 これから どんな連中を 相手にするのか➡ 193 00:20:21,444 --> 00:20:24,444 知っておいた方がよいと 思いまして。 194 00:20:30,787 --> 00:20:36,659 ご公儀のねらいは 一人 静山だけではない。 195 00:20:36,659 --> 00:20:44,334 異国に目を向ける 西国大名どもの 動きを けん制する事にある。 196 00:20:44,334 --> 00:20:51,808 雙星彦馬の身辺をうかがえなど 川村様は 私を侮っておられる。 197 00:20:51,808 --> 00:20:59,148 それとも まだ 織江が生きていて 夫のもとに現れるとでも? 198 00:20:59,148 --> 00:21:02,051 死骸が見つかっていない。 199 00:21:02,051 --> 00:21:05,351 私の腕を お疑いで? 200 00:21:11,160 --> 00:21:19,460 くれぐれも言う。 何事も わしの指図に従う事。 201 00:21:24,173 --> 00:21:27,076 ♬~ 202 00:21:27,076 --> 00:21:31,447 <この寺には 織江の母 雅江の墓があった> 203 00:21:31,447 --> 00:21:39,789 (寺男)若いおなご? さあ? 気付きませんが…。 何か? 204 00:21:39,789 --> 00:21:46,662 ♬~ 205 00:21:46,662 --> 00:21:48,798 ご苦労さまです。 どうも。 206 00:21:48,798 --> 00:21:53,469 ♬~ 207 00:21:53,469 --> 00:21:57,340 あの墓に お参りでしたか? いや。 208 00:21:57,340 --> 00:22:00,343 しかし ここには あの墓しか…。 209 00:22:00,343 --> 00:22:03,813 お待ちを。 待て! 210 00:22:03,813 --> 00:22:06,482 もしかして 織江を追っている連中か? 211 00:22:06,482 --> 00:22:11,821 そうなんだろ? 織江は どこだ? どこにいる? 知らん。 212 00:22:11,821 --> 00:22:17,693 もう 織江の事は放っておいて…。 妻を… 私に… 返してくれ。 213 00:22:17,693 --> 00:22:21,831 女一人 見逃しても いいではないか! 214 00:22:21,831 --> 00:22:29,531 その方 女の事しか ないのか? 悪いか? 215 00:22:33,109 --> 00:22:35,778 ああ…。 216 00:22:35,778 --> 00:22:38,114 織江は渡さんぞ! 217 00:22:38,114 --> 00:22:42,814 お前たちより先に見つけ出して 2人して逃げてやる! 218 00:22:45,988 --> 00:22:51,661 (波の音) 219 00:22:51,661 --> 00:22:55,131 ♬~ 220 00:22:55,131 --> 00:23:02,004 あの川のほとり この方向に よく光る星があるでしょう。 221 00:23:02,004 --> 00:23:06,476 あった。 あれが織姫です。 222 00:23:06,476 --> 00:23:09,378 彦星は? 223 00:23:09,378 --> 00:23:17,820 あの川を南東に渡ります。 拳3つ半ほど。 224 00:23:17,820 --> 00:23:24,694 え~と この…。 あっ あれ? 225 00:23:24,694 --> 00:23:27,163 うん! はいはい。 226 00:23:27,163 --> 00:23:39,863 ♬~ 227 00:23:45,448 --> 00:23:48,117 だいぶ いいようだね? 228 00:23:48,117 --> 00:23:54,417 あ… おかげさまで 傷も痛みも薄らぎました。 229 00:24:07,803 --> 00:24:12,475 おつるさん… 私に何があって➡ 230 00:24:12,475 --> 00:24:19,148 どういう訳で あんな傷を負う事に なったか 聞かないんだね? 231 00:24:19,148 --> 00:24:22,448 うん 聞かない。 232 00:24:24,820 --> 00:24:28,691 聞かなきゃいけない事も ある代わりに➡ 233 00:24:28,691 --> 00:24:31,991 聞かなくていい事も あるんだよ。 234 00:24:40,303 --> 00:24:45,775 こんな星空 1年ぶりに見た。 235 00:24:45,775 --> 00:24:50,475 いい人と見たんでしょう? 236 00:24:53,449 --> 00:24:58,788 うなされて寝てた時 名前を口にしてた。 237 00:24:58,788 --> 00:25:03,788 「彦馬さん」って。 誰? 238 00:25:05,661 --> 00:25:09,961 訳があって 離れ離れに。 239 00:25:12,335 --> 00:25:16,806 私と同じだね。 240 00:25:16,806 --> 00:25:21,477 私も1年ばかり捜してるんだよ。 241 00:25:21,477 --> 00:25:24,146 誰? 242 00:25:24,146 --> 00:25:27,146 子ども…。 243 00:25:30,486 --> 00:25:33,486 そう…。 244 00:25:36,092 --> 00:25:39,428 家は あんのかい? 245 00:25:39,428 --> 00:25:44,300 あったけど… でも もう戻れなくて。 246 00:25:44,300 --> 00:25:48,000 何なら うちにいても いいよ。 247 00:25:50,773 --> 00:25:55,773 どうやら 尋ね人を抱えている 身の上同士だしね。 248 00:25:58,447 --> 00:26:03,319 だったら 私 おつるさんの 担ぎ商いを手伝わせて。 249 00:26:03,319 --> 00:26:06,322 ああ いいよ。 250 00:26:06,322 --> 00:26:14,022 (波の音) 251 00:26:15,998 --> 00:26:22,471 干した~ 魚~! 252 00:26:22,471 --> 00:26:26,471 おつるさん。 私にも…。 253 00:26:35,418 --> 00:26:37,418 よ! 254 00:26:39,288 --> 00:26:45,094 魚~ 干した~! 255 00:26:45,094 --> 00:26:48,964 (2人)魚~! 256 00:26:48,964 --> 00:26:53,436 いつも ありがとうございます。 おや 新顔だね。 257 00:26:53,436 --> 00:26:55,371 よろしくお願いします。 258 00:26:55,371 --> 00:26:59,108 今日は 何があるんだい? いろいろ ありますよ。 259 00:26:59,108 --> 00:27:02,778 魚~! 魚~! (赤ん坊の泣き声) 260 00:27:02,778 --> 00:27:06,449 干した~! 干した~! (赤ん坊の泣き声) 261 00:27:06,449 --> 00:27:10,319 またのお越しを。 (客)ありがとよ。 262 00:27:10,319 --> 00:27:16,459 (赤ん坊の泣き声) 263 00:27:16,459 --> 00:27:18,394 おつるさん…。 264 00:27:18,394 --> 00:27:26,094 魚~ 魚~! 265 00:27:29,038 --> 00:27:31,407 (木魚の音) 266 00:27:31,407 --> 00:27:35,077 上手だな! これが寺子屋か? 267 00:27:35,077 --> 00:27:40,750 (高杉)あの~ 姫様 邪魔をされては… あの~。 268 00:27:40,750 --> 00:27:44,750 (子どもたち)先生 さようなら! あ 気を付けてな! 269 00:27:46,622 --> 00:27:51,761 これから 何とする? え? 長屋に帰るだけですが? 270 00:27:51,761 --> 00:27:56,098 そこへ参る。 いや… な… 何故? 271 00:27:56,098 --> 00:27:59,769 何とも情けない武士が どのような暮らしをしているか➡ 272 00:27:59,769 --> 00:28:03,105 つぶさに見てみたい。 273 00:28:03,105 --> 00:28:07,405 な… 何じゃ その顔は? 274 00:28:11,781 --> 00:28:17,653 太郎吉 お帰り。 先生 お帰り。 あ ただいま。 275 00:28:17,653 --> 00:28:22,124 ♬~ 276 00:28:22,124 --> 00:28:25,027 あ~ 先生 お帰りなさい。 ただいま。 277 00:28:25,027 --> 00:28:30,800 ほう なるほど。 表通りの裏にあるゆえ 裏店か。 278 00:28:30,800 --> 00:28:32,800 はあ…。 279 00:28:34,670 --> 00:28:38,370 お上がり下さいと申しても この ありさまで。 ああ…。 280 00:28:40,409 --> 00:28:43,078 ここは何だ? え? ここは 部屋ですよ。 281 00:28:43,078 --> 00:28:45,014 どこに寝る? ここに。 282 00:28:45,014 --> 00:28:47,750 ここ? 283 00:28:47,750 --> 00:28:53,088 ああ… はい はい… はい ここ。 284 00:28:53,088 --> 00:28:55,424 ここ? 285 00:28:55,424 --> 00:28:58,093 こことか… こうも…。 286 00:28:58,093 --> 00:29:00,029 ここ? 287 00:29:00,029 --> 00:29:04,433 まあ あの… ここ。 288 00:29:04,433 --> 00:29:06,769 う~ん…。 289 00:29:06,769 --> 00:29:12,641 (さき)ごめんよ! すいませんね。 はいはい 失礼しますよ はいはい。 290 00:29:12,641 --> 00:29:16,445 これ うちの亭主が お店から 頂いた黒豆 煮しめだから。 291 00:29:16,445 --> 00:29:18,380 うわ~ おいしそうですね。 292 00:29:18,380 --> 00:29:20,316 私が作る物は いつだって うまいよ。 293 00:29:20,316 --> 00:29:24,616 そりゃそうだ。 じゃあ 遠慮なく頂きます。 294 00:29:27,456 --> 00:29:30,793 ≪(さき)ちょっと! 大層な女が来てるよ! 295 00:29:30,793 --> 00:29:34,063 ≪(まつ)誰だい? あれ。 ≪(さき)さあ? 296 00:29:34,063 --> 00:29:36,732 ああ びっくりした。 297 00:29:36,732 --> 00:29:39,068 ちょっと… ちょっと 先生。 はい。 何? 298 00:29:39,068 --> 00:29:43,739 あの… こちらは? え? いや…。 299 00:29:43,739 --> 00:29:50,079 (富蔵)本当だ! あ~ 先生! 嫁さん 見つかったんかい! 300 00:29:50,079 --> 00:29:53,415 (静湖)嫁? 先生 よかったね! いやいや…。 301 00:29:53,415 --> 00:29:57,753 捜してんじゃなかった? 違います! あの こちらは…。 302 00:29:57,753 --> 00:30:02,091 (荘助)あ~ いたいた! 彦馬さん 今夜は つきあってもらうよ。 303 00:30:02,091 --> 00:30:05,427 あ… うん。 あれ? こちらは? 304 00:30:05,427 --> 00:30:09,298 (富蔵)おい! おい! ちゃんと紹介して下さいよ。 305 00:30:09,298 --> 00:30:13,102 (静湖) 私は見せ物ではない! 帰る! 306 00:30:13,102 --> 00:30:15,037 (富蔵)ああ…。 307 00:30:15,037 --> 00:30:19,441 彦馬さん ありゃ駄目だ。 え? 駄目とは? 308 00:30:19,441 --> 00:30:23,779 「私は見せ物ではない! 帰る!」。 気位が高いっていうかさ➡ 309 00:30:23,779 --> 00:30:28,450 親の顔が見てみたいね。 いや 見てる。 310 00:30:28,450 --> 00:30:31,353 (客)ここに置いとくよ。 (浜路)あ~ また どうぞ。 311 00:30:31,353 --> 00:30:34,123 (客)うまかったよ。 (浜路)どうも。 312 00:30:34,123 --> 00:30:37,026 どうぞ。 313 00:30:37,026 --> 00:30:39,795 時々 お見かけしますけど お近くで? 314 00:30:39,795 --> 00:30:44,667 あ この先の佐平店で。 俺ね 神田佐久間町。 315 00:30:44,667 --> 00:30:47,670 この前 お一人でしたね? 覚えてたのか! 316 00:30:47,670 --> 00:30:50,439 ええ そりゃあ。 えっ 来てたのか? 317 00:30:50,439 --> 00:30:54,343 ああ。 酒も料理も うまい上に おかみ この器量だ。 318 00:30:54,343 --> 00:30:58,480 本当は 誰も連れてきたく なかったんだけどよ。 ハハハハッ。 319 00:30:58,480 --> 00:31:00,416 どうか これからも ごひいきに! 320 00:31:00,416 --> 00:31:03,716 ああ どうも。 321 00:31:06,355 --> 00:31:12,355 魚~ 干した~! 322 00:31:15,831 --> 00:31:22,171 この先は 大川ね? 本所に行こうと思って。 何? 323 00:31:22,171 --> 00:31:26,041 本所には 私 ちょっと…。 え? 324 00:31:26,041 --> 00:31:30,341 すいません。 ちょっと 訳があって…。 325 00:31:32,781 --> 00:31:39,455 そう。 分かった。 私一人で行くよ。 326 00:31:39,455 --> 00:31:45,327 ♬~ 327 00:31:45,327 --> 00:31:47,329 織江ちゃんも 慣れてきたから➡ 328 00:31:47,329 --> 00:31:51,467 明日からは 別々の所で 商いしようか? はい。 329 00:31:51,467 --> 00:31:57,339 じゃあ…。 魚~! 330 00:31:57,339 --> 00:32:01,143 <本所には 母の墓があった。➡ 331 00:32:01,143 --> 00:32:07,016 そして 彦馬が出入りしている 松浦家 下屋敷もあった。➡ 332 00:32:07,016 --> 00:32:11,716 それが織江をためらわせた> 333 00:32:17,693 --> 00:32:20,393 ありがとうございました! ありがとうございました! 334 00:32:23,165 --> 00:32:34,443 ♬~ 335 00:32:34,443 --> 00:32:38,781 何か用か? 336 00:32:38,781 --> 00:32:45,481 金を恵んでくれ。 いくら? 5両。 337 00:32:47,456 --> 00:32:49,456 ない。 338 00:33:01,804 --> 00:33:05,504 殺さんのか? 339 00:33:08,677 --> 00:33:11,677 うむ。 340 00:33:37,106 --> 00:33:41,443 たまったもんだね? (富蔵)そうそう そこな。 341 00:33:41,443 --> 00:33:48,317 (高杉)あの~! (富蔵)はあ? 雙星殿は? 342 00:33:48,317 --> 00:33:51,787 (富蔵)いませんよ。 寺子屋にも おらぬが。 343 00:33:51,787 --> 00:33:54,690 (しか)寺子屋は 今日は休みだから。 344 00:33:54,690 --> 00:33:57,459 長屋にもいず 何をしているのか? 345 00:33:57,459 --> 00:34:00,796 (富蔵)さあ? 西海屋さんに行ったり➡ 346 00:34:00,796 --> 00:34:04,496 見せ物小屋 のぞいたりしてんじゃないかね? 347 00:34:12,407 --> 00:34:17,146 ヘットスペイトメ… ヘットスペイトメ…。 348 00:34:17,146 --> 00:34:24,019 ♬~ 349 00:34:24,019 --> 00:34:29,019 トツインス… さよなら。 おっと! さよなら。 350 00:34:31,160 --> 00:34:33,860 は! は! 351 00:34:35,764 --> 00:34:38,100 雙星殿! 352 00:34:38,100 --> 00:34:40,035 あ これは…。 353 00:34:40,035 --> 00:34:43,438 奇遇じゃな。 あ… では! 354 00:34:43,438 --> 00:34:48,777 この近くで 甘い物を 食べさせるところは ないか? 355 00:34:48,777 --> 00:34:52,648 日本橋に用があって参ったが 歩きに歩いて 少々 疲れた。 356 00:34:52,648 --> 00:34:55,651 確か この先の神社の参道に 茶店が…。 357 00:34:55,651 --> 00:34:58,951 案内 頼む。 はい? 358 00:35:01,790 --> 00:35:05,460 早う! はい…。 359 00:35:05,460 --> 00:35:09,760 ♬~ 360 00:35:12,334 --> 00:35:14,634 (鐘の音) 361 00:35:17,806 --> 00:35:20,506 (カラスの鳴き声) 362 00:35:22,477 --> 00:35:24,413 どうされました? 363 00:35:24,413 --> 00:35:28,413 甘い物は太る…。 頂きます! 364 00:35:36,992 --> 00:35:39,292 (鐘の音) 365 00:35:40,963 --> 00:35:48,637 新十郎 もう一つ。 はあ…。 すまぬ! 366 00:35:48,637 --> 00:35:53,337 すまぬが まんじゅうを もう一つ。 367 00:35:55,377 --> 00:35:57,377 あ…。 368 00:36:00,115 --> 00:36:02,050 うん? 何じゃ? 369 00:36:02,050 --> 00:36:05,787 宵の明星。 どこじゃ? 370 00:36:05,787 --> 00:36:10,487 え… いや あそこに。 あ…。 371 00:36:33,949 --> 00:36:39,421 ♬~ 372 00:36:39,421 --> 00:36:43,091 あ… 何か? いや…。 373 00:36:43,091 --> 00:36:48,964 姫様 お待たせ致しました。 お代わりです。 374 00:36:48,964 --> 00:37:17,993 ♬~ 375 00:37:17,993 --> 00:37:22,130 [ 回想 ] (富蔵)嫁さん 見つかったんかい! 嫁? 376 00:37:22,130 --> 00:37:31,406 ♬~ 377 00:37:31,406 --> 00:37:40,749 なぜじゃ? 何故 あの者が 頭に ちらつく? 378 00:37:40,749 --> 00:38:12,447 ♬~ 379 00:38:12,447 --> 00:38:17,319 [ 回想 ] 確か この先の神社の参道に 茶店が…。 案内 頼む。 380 00:38:17,319 --> 00:38:41,410 ♬~ 381 00:38:41,410 --> 00:38:50,110 (波の音) 382 00:38:56,758 --> 00:38:59,458 眠れないのかい? 383 00:39:01,430 --> 00:39:04,766 すみません。 ううん。 384 00:39:04,766 --> 00:39:11,440 だけど 何かあったのかい? 帰ってきてから 少し変だよ。 385 00:39:11,440 --> 00:39:16,140 大丈夫… 何でもないの。 386 00:39:19,314 --> 00:39:22,451 今夜は冷えるよ。 387 00:39:22,451 --> 00:39:29,751 (波の音) 388 00:39:36,965 --> 00:40:36,265 ♬~ 389 00:40:38,460 --> 00:40:41,363 <それから3日後の夜。➡ 390 00:40:41,363 --> 00:40:47,063 えたいのしれない船が 江戸湾の奥深くに流れ着いた> 391 00:40:51,039 --> 00:40:55,039 (平沢)まさに幽霊船です。 392 00:41:00,715 --> 00:41:05,715 川村様。 何か印が。 393 00:41:08,823 --> 00:41:14,523 (平沢)この家紋は? 松浦星… 平戸 松浦家。 394 00:41:16,698 --> 00:41:22,370 これで… 松浦静山を追い込めるやもしれぬ。 395 00:41:22,370 --> 00:41:24,372 ♬~ 396 00:41:24,372 --> 00:41:28,510 <彦馬のもとに 静山から 緊急の呼び出しがあったのは➡ 397 00:41:28,510 --> 00:41:32,113 2日後の朝であった> 398 00:41:32,113 --> 00:41:36,451 ♬~ 399 00:41:36,451 --> 00:41:40,789 船出を早める? (静山)急いで 荘助と平戸に向かってくれ。 400 00:41:40,789 --> 00:41:44,125 ならば 俺は? (つる)私の子ども 生きてたの。 401 00:41:44,125 --> 00:41:46,061 (静湖)その者の手を離しなさい! 会えさえすれば➡ 402 00:41:46,061 --> 00:41:48,797 何か活路が見いだせるという事も あるはずだ! 403 00:41:48,797 --> 00:41:52,667 (静湖)長年 忘れていた女心に 戸惑っているさなかじゃ。 404 00:41:52,667 --> 00:41:55,470 (荘助)雁二郎は死ぬ間際に 「海に乗り出してくれろ」と➡ 405 00:41:55,470 --> 00:41:58,139 言ったんじゃないのか? 「ご妻女と共に」と言ったんだ! 406 00:41:58,139 --> 00:42:01,476 好いた人の事 諦めようと思って。 407 00:42:01,476 --> 00:42:06,348 お前も 織江のそばに 送り届けてやる。 408 00:42:06,348 --> 00:42:15,824 ♬~ 409 00:42:15,824 --> 00:42:22,497 ♬「一途な想いを 繋ぎ止めるように」 410 00:42:22,497 --> 00:42:28,370 ♬「夜を忍んで 綴られるタペストリー」 411 00:42:28,370 --> 00:42:35,443 ♬「置き去りの約束 幻に消えてもなお」 412 00:42:35,443 --> 00:42:38,113 ♬「愛されたいと 願うことは」 413 00:42:38,113 --> 00:42:41,449 ♬「罪深いでしょうか」 414 00:42:41,449 --> 00:42:44,786 ♬「報われるものなら」 415 00:42:44,786 --> 00:42:48,123 ♬「いまこの痛みさえも」 416 00:42:48,123 --> 00:42:53,461 ♬「忘れることができる」 417 00:42:53,461 --> 00:43:00,135 ♬「どんな涙を 流すのでしょうか」 418 00:43:00,135 --> 00:43:06,808 ♬「どんな悲しみが 待っているでしょうか」 419 00:43:06,808 --> 00:43:13,481 ♬「無情にも深く 青い海は」 420 00:43:13,481 --> 00:43:18,153 ♬「美しくも 続いていく」 421 00:43:18,153 --> 00:43:23,024 ♬「どこまでも」 422 00:43:23,024 --> 00:43:26,324 ♬~