1 00:00:06,000 --> 00:00:08,000 ( 鹿乃子 ) [人形を育てる風習のある➡ 2 00:00:08,000 --> 00:00:13,000 人形屋敷で起きた 人形殺人事件] 3 00:00:13,000 --> 00:00:18,000 ( 柴田 ) 死んでいたのは 人形だったんです 。 4 00:00:18,000 --> 00:00:22,000 ( 久保 ) 血を流して倒れてて 高価そうな人形と一緒にいました 。 5 00:00:22,000 --> 00:00:29,000 [人形そのものの姿をした 人形屋敷の主人 品子さん] 6 00:00:29,000 --> 00:00:30,000 うちは 誰も死んでないし イネさんは 自殺だから 。 7 00:00:30,000 --> 00:00:32,000 うちは 誰も死んでないし イネさんは 自殺だから 。 8 00:00:32,000 --> 00:00:36,000 [品子さんの言葉は 嘘だった] 9 00:00:36,000 --> 00:00:38,000 あれは… 血 !? 10 00:00:38,000 --> 00:00:40,000 ( 雅 ) えっ !? 鍵を借りてきます 。 11 00:00:40,000 --> 00:00:42,000 ( 雅 ) 双子は 災いを呼ぶ 不吉だ という迷信を➡ 12 00:00:42,000 --> 00:00:44,000 聞いたことがあるでしょ 。 13 00:00:44,000 --> 00:00:46,000 キャー! ( 左右馬 ) うわあ… 。 14 00:00:47,666 --> 00:00:49,666 品子さん !? 15 00:00:49,666 --> 00:00:53,000 品子さ… 。 これは 人形… 。 16 00:00:53,000 --> 00:00:55,000 ( 雅 ) これ 血だわ 。 17 00:00:57,000 --> 00:01:00,000 こ… ここにあった着物がない! えっ? 18 00:01:00,000 --> 00:01:02,000 品子さん… 。 ( 品子 ) どうして 勝手に➡ 19 00:01:02,000 --> 00:01:04,000 品子の部屋に入っているんだ 。 20 00:01:04,000 --> 00:01:06,000 ご飯のとき以外は駄目だって 言っただろ 。 21 00:01:06,000 --> 00:01:11,000 品子さん? 品子さんなの? 22 00:01:13,000 --> 00:01:15,000 ( 雅 ) 品子さん その血… 。 23 00:01:20,000 --> 00:01:23,000 あれ? 先生… 。 24 00:01:23,000 --> 00:01:27,000 あら 枝折り戸が開いてるわ 。 25 00:01:27,000 --> 00:01:30,000 あっ ちょっと 。 26 00:01:30,000 --> 00:01:32,000 あっ… 。 27 00:01:32,000 --> 00:01:34,000 その傷は? 28 00:01:36,000 --> 00:01:39,000 人形の足袋から糸が出てたんだ 。 ➡ 29 00:01:39,000 --> 00:01:45,000 それを切ってて 人形が倒れて はさみで腕を切っただけ 。 30 00:01:49,000 --> 00:01:52,000 ( 雅 ) その程度の傷で そんなに血が出るはずないわ 。 31 00:01:52,000 --> 00:01:54,000 ( 品子 ) 出たものは出たんだ! 32 00:02:07,000 --> 00:02:11,000 ごめんなさい 品子さん 。 33 00:02:11,000 --> 00:02:13,000 ( 雅 ) 左右馬君…? ほら 雅姉さんも謝って! 34 00:02:13,000 --> 00:02:16,000 取材は朝ご飯のときって 約束でしょう? 35 00:02:16,000 --> 00:02:18,000 母屋へ戻りましょう 。 36 00:02:18,000 --> 00:02:22,000 あーあ こんなにしちゃって 。 37 00:02:22,000 --> 00:02:25,000 炊き込みご飯に きんぴら アサリのお吸い物➡ 38 00:02:25,000 --> 00:02:27,000 どれも おいしかったなあ 。 39 00:02:27,000 --> 00:02:30,000 特に コロッケなんて サクサクで最高だった 。 40 00:02:30,000 --> 00:02:31,000 特に コロッケなんて サクサクで最高だった 。 41 00:02:31,000 --> 00:02:33,000 ねえ 品子さん 。 42 00:02:33,000 --> 00:02:38,000 これと同じお膳を あなたも 僕たちと一緒に食べましたよね 。 43 00:02:38,000 --> 00:02:40,000 食べましたよ 。 44 00:02:53,000 --> 00:02:55,000 品子さん 。 45 00:03:03,000 --> 00:03:07,000 あんなにおいしいご飯を 粗末にしちゃいけません! 46 00:03:07,000 --> 00:03:10,000 それじゃ また 朝食のときに 。 47 00:03:10,000 --> 00:03:12,000 雅姉さん 母屋へ戻りますよ 。 48 00:03:12,000 --> 00:03:14,000 ( 雅 ) えっ? いや ちょっと… 。 ほらほら 早く早く 。 49 00:03:14,000 --> 00:03:16,000 ( 雅 ) あぁ~ はい… 何 !? あっ ガラス 気を付けて 。 50 00:03:16,000 --> 00:03:18,666 あっ! ガラス 弁償しますから 。 51 00:03:18,666 --> 00:03:20,333 この人が 。 はぁ !? 52 00:03:20,333 --> 00:03:22,333 ほらほら 鹿乃子君も 。 行くよ 行くよ 行くよ 。 53 00:03:22,333 --> 00:03:25,000 雅姉さん 早く 。 朝ご飯 始まっちゃうかもしれないから 。 54 00:03:25,000 --> 00:03:27,000 ( 雅 ) でも あの… えっ !? 冷めちゃうよ 。 55 00:03:27,000 --> 00:03:29,000 昨日の夜 おいしかったしね 朝ご飯も おいしいはず! 56 00:03:29,000 --> 00:03:30,000 あっ 女中さん! おなかすいたから! 57 00:03:30,000 --> 00:03:31,000 あっ 女中さん! おなかすいたから! 58 00:03:31,000 --> 00:03:35,000 ねえ 朝ご飯 何だろうね? ( 雅 ) えっ? えっ? ちょっと… 。 59 00:03:39,000 --> 00:03:53,000 ♬~ 60 00:03:55,000 --> 00:03:57,000 この家に 自動車か電話はありますか? 61 00:03:57,000 --> 00:03:59,000 電話が 。 今すぐ警察を呼んでください 。 62 00:03:59,000 --> 00:04:00,000 け… 警察 !? 63 00:04:00,000 --> 00:04:01,000 け… 警察 !? 64 00:04:01,000 --> 00:04:04,000 あと 医者と自動車を 。 品子さんが大ケガをしています 。 65 00:04:04,000 --> 00:04:06,000 大ケガ !? いったい何が? 66 00:04:06,000 --> 00:04:09,000 何でもいいですから 早く警察と医者と車! 67 00:04:09,000 --> 00:04:11,000 急いでください! は… はい 。 今すぐ! 68 00:04:11,000 --> 00:04:15,000 先生 品子さんが大ケガって? 69 00:04:15,000 --> 00:04:18,000 はさみで切った程度で あんなに血が出るはずないわ 。 70 00:04:18,000 --> 00:04:21,000 《確かに あれは嘘だった》 71 00:04:21,000 --> 00:04:24,000 あの血の量じゃ あんなふうに 立って動けないはずだ 。 72 00:04:24,000 --> 00:04:25,666 《そして…》 73 00:04:25,666 --> 00:04:29,666 《食べましたよ》 あの答えも… 嘘 。 74 00:04:29,666 --> 00:04:30,000 嘘? そう 。 食べていないんだよ 。 75 00:04:30,000 --> 00:04:32,000 嘘? そう 。 食べていないんだよ 。 76 00:04:32,000 --> 00:04:35,000 嘘って? ケガをしているのは➡ 77 00:04:35,000 --> 00:04:37,000 昨日の品子さんだ 。 78 00:04:37,000 --> 00:04:39,000 昨日の…? ( 雅 ) 何? 79 00:04:39,000 --> 00:04:43,000 さっき 人形部屋にいたのは 昨日の品子さんじゃない 。 80 00:04:43,000 --> 00:04:46,000 あれは 別人だ 。 81 00:04:46,000 --> 00:05:00,000 ♬~ 82 00:05:00,000 --> 00:05:05,000 ♬~ 83 00:05:05,000 --> 00:05:07,000 ♬~ 84 00:05:07,000 --> 00:05:13,000 ( 風の音 ) 85 00:05:13,000 --> 00:05:23,000 ♬~ 86 00:05:28,000 --> 00:05:30,000 やっぱり 品子さんは 双子ってことよ 。 87 00:05:30,000 --> 00:05:32,000 2人で1人のふりをしてるんだわ 。 88 00:05:32,000 --> 00:05:34,000 ( 品子 ) 《いえ 双子じゃないです》 89 00:05:34,000 --> 00:05:37,000 でも 品子さんは 双子じゃないって 。 90 00:05:37,000 --> 00:05:40,000 だから 嘘ついてるのよ 。 品子さんの言葉は嘘じゃなかった 。 91 00:05:40,000 --> 00:05:42,000 何で 嘘じゃないって 言いきれるわけ? 92 00:05:42,000 --> 00:05:44,000 品子さんが 双子じゃないとすると… 。 93 00:05:44,000 --> 00:05:46,000 えっ? まず 1人目の品子さんは➡ 94 00:05:46,000 --> 00:05:48,000 今朝会った品子さん 。 それから➡ 95 00:05:48,000 --> 00:05:51,000 今 大ケガをしている 昨日会った品子さんが2人目 。 96 00:05:51,000 --> 00:05:53,000 そして もう一人… 。 97 00:05:53,000 --> 00:05:57,000 1カ月前に死んだ 3人目の品子さんがいたはずだ 。 98 00:05:57,000 --> 00:05:59,000 品子さんは 3人いたんだ 。 99 00:05:59,000 --> 00:06:00,000 それ以上いないって 保証もないけど 。 100 00:06:00,000 --> 00:06:01,000 それ以上いないって 保証もないけど 。 101 00:06:01,000 --> 00:06:05,000 「 双子じゃない 」 っていうのは 三つ子だったってこと… 。 102 00:06:05,000 --> 00:06:08,000 ちょっと! じゃあ イネさんが見たのは➡ 103 00:06:08,000 --> 00:06:11,000 倒れた人形じゃなく 本当に 人間だったってことですか? 104 00:06:11,000 --> 00:06:14,000 人形と見間違う風貌の 屋敷の人間と➡ 105 00:06:14,000 --> 00:06:18,000 数の合わない死体 。 3人いた品子の1人が死んで➡ 106 00:06:18,000 --> 00:06:20,000 残りの2人が 人形だということにして➡ 107 00:06:20,000 --> 00:06:22,000 隠したんだよ 。 108 00:06:22,000 --> 00:06:29,000 でも… おかしいです 。 屋敷の中には品子だけだって 。 109 00:06:29,000 --> 00:06:30,000 あっ 1人だったっていうのは 嘘なんでしょ? そうよね? 110 00:06:30,000 --> 00:06:32,666 あっ 1人だったっていうのは 嘘なんでしょ? そうよね? 111 00:06:32,666 --> 00:06:35,666 《このお屋敷にいるのは 品子だけですから》 112 00:06:35,666 --> 00:06:38,333 嘘じゃなかったです 。 えっ どうして? 113 00:06:38,333 --> 00:06:41,000 確かに 嘘じゃない 。 えっ? 114 00:06:41,000 --> 00:06:44,333 「 品子だけ 」 は 「 自分だけ 」 って意味じゃない 。 115 00:06:44,333 --> 00:06:46,000 あっ 。 116 00:06:46,000 --> 00:06:50,666 《鹿乃子君は 自分のこと 「 私 」 って言うねぇ》 117 00:06:50,666 --> 00:06:52,666 自分のことは 「 私 」 118 00:06:52,666 --> 00:06:55,000 そう 。 自分自身のことは 「 私 」 119 00:06:55,000 --> 00:06:59,000 自分を含む品子たちや 自分ではない品子は 「 品子 」 120 00:06:59,000 --> 00:07:00,000 品子さんは ずっと そう話していたよ 。 121 00:07:00,000 --> 00:07:03,000 品子さんは ずっと そう話していたよ 。 122 00:07:03,000 --> 00:07:05,000 そういえば… 。 123 00:07:05,000 --> 00:07:08,000 《私の写真を撮ろうとした 記者がいたんです》 124 00:07:08,000 --> 00:07:10,000 《品子は 駄目だって言ったけど》 125 00:07:10,000 --> 00:07:13,000 《ずっと元気で 品子がいるために》 126 00:07:13,000 --> 00:07:16,000 《品子のために残してくれた 決まりだから》 127 00:07:16,000 --> 00:07:18,000 《私も おなかすきました》 128 00:07:18,000 --> 00:07:22,000 品子さんは 3人で1人のふりをしていたんだ 。 129 00:07:22,000 --> 00:07:25,000 そんなことが できるんですか? 130 00:07:25,000 --> 00:07:27,000 真っすぐに切り揃えた髪に➡ 131 00:07:27,000 --> 00:07:30,000 派手な大振り袖という 人形のようないでたちは➡ 132 00:07:30,000 --> 00:07:33,000 顔立ちの微妙な違いから 目をそらさせる 。 133 00:07:33,000 --> 00:07:36,000 人形を育てる風習そのものが➡ 134 00:07:36,000 --> 00:07:39,000 品子が1人だと 見せかけるための装置なんだよ 。 135 00:07:39,000 --> 00:07:41,666 綾尾夫妻が なぜそうしたのかは➡ 136 00:07:41,666 --> 00:07:44,000 夫妻自身によって 隠されてしまったけれど➡ 137 00:07:44,000 --> 00:07:49,000 夫妻が亡くなった後も 品子たちは それを かたくなに守っている 。 138 00:07:49,000 --> 00:07:51,000 1人が死んでしまった後もなお 。 139 00:07:51,000 --> 00:07:55,000 このままだと 昨日の品子さんも 人形にされてしまう 。 140 00:07:55,000 --> 00:07:57,000 1人目と同じように 。 141 00:07:57,000 --> 00:07:59,000 早く助けないと! 142 00:07:59,000 --> 00:08:00,000 品子が2人いる証拠は まだない 。 143 00:08:00,000 --> 00:08:01,000 品子が2人いる証拠は まだない 。 144 00:08:01,000 --> 00:08:03,000 昨日の品子さんを 見つけ出さないと➡ 145 00:08:03,000 --> 00:08:05,000 1人目と同じ結果になってしまう 。 146 00:08:05,000 --> 00:08:10,000 見つけ出すって… 離れの中に ケガした品子さんを見なかった 。 147 00:08:10,000 --> 00:08:12,000 1カ月前に 1人目が亡くなったときにも➡ 148 00:08:12,000 --> 00:08:14,000 死体が どこかに消えている 。 149 00:08:14,000 --> 00:08:19,000 どこに消えたのか 品子さんから聞き出すのは難しい 。 150 00:08:19,000 --> 00:08:21,000 1つ心当たりがあるので 行ってみます 。 151 00:08:21,000 --> 00:08:24,000 私も行きます 。 その格好じゃ無理だよ 。 152 00:08:24,000 --> 00:08:29,000 雅姉さんは この話を警察に伝えて 辺りの捜索をお願いします 。 153 00:08:29,000 --> 00:08:30,000 鹿乃子君は 品子さんを見張っててくれるかな 。 154 00:08:30,000 --> 00:08:33,000 鹿乃子君は 品子さんを見張っててくれるかな 。 155 00:08:33,000 --> 00:08:35,000 分かりました 。 156 00:08:35,000 --> 00:08:37,000 決して目を離さないように 。 はい 。 157 00:08:37,000 --> 00:08:39,000 僕は 久保君に 一緒に行ってもらいます 。 158 00:09:01,000 --> 00:09:03,000 ここで イネさんを見つけた 。 はい 。 159 00:09:03,000 --> 00:09:06,000 イネさんは あそこで死んでいた 。 160 00:09:06,000 --> 00:09:08,000 はい 。 161 00:09:08,000 --> 00:09:11,000 それで 君が見た人影が あそこ 。 162 00:09:11,000 --> 00:09:13,000 そうです 。 163 00:09:13,000 --> 00:09:15,000 行ってみよう 。 えっ 。 164 00:09:15,000 --> 00:09:17,000 えー… 。 165 00:09:17,000 --> 00:09:19,000 あっ ちょ ちょっ… 。 166 00:09:43,000 --> 00:09:47,000 柴田さん お医者さんだったんですね 。 167 00:09:47,000 --> 00:09:53,000 ( 柴田 ) この村に 医者は 私一人なんですわ 。 168 00:09:53,000 --> 00:09:56,000 ( 寺山 ) そんなことが あるわけねえだろ! 169 00:09:56,000 --> 00:09:58,000 調べもしないで何で分かるのよ! 170 00:09:58,000 --> 00:10:00,000 この綾尾家はな ここら一帯の 土地を持つ資産家だぞ 。 ➡ 171 00:10:00,000 --> 00:10:01,000 この綾尾家はな ここら一帯の 土地を持つ資産家だぞ 。 ➡ 172 00:10:01,000 --> 00:10:03,000 妙な言い掛かりを つけんじゃねえぞ! 173 00:10:03,000 --> 00:10:05,000 ねえ 見たでしょ あの着物の血! 174 00:10:05,000 --> 00:10:08,000 あの程度のケガで あんなに 血が出るはずないんだから! 175 00:10:08,000 --> 00:10:10,666 素人が偉そうに 。 176 00:10:10,666 --> 00:10:12,666 なっ! ( 寺山 ) ハハハ… 。 177 00:10:12,666 --> 00:10:14,666 あっ これはこれは 柴田先生 。 178 00:10:14,666 --> 00:10:16,666 ( 柴田 ) どうも 。 179 00:10:16,666 --> 00:10:19,000 ( 寺山 ) 臆測で 警察を ほいほい呼ぶんじゃない!➡ 180 00:10:19,000 --> 00:10:22,666 おい 。 あっ 何だ このガラス 。 派手に割りやがって 。 181 00:10:22,666 --> 00:10:26,000 ( 雅 ) こっち 怪しいわね 。 ( 寺山 ) 俺たちは 忙しいんだ 。 ➡ 182 00:10:26,000 --> 00:10:28,000 毎日 大変なんだ 。 おい 。 ( 雅 ) うるさいわね! 183 00:10:28,000 --> 00:10:30,000 ( 久保 ) ハァ ハァ… 。 大変だね 。 184 00:10:30,000 --> 00:10:33,000 あんな場所まで 振り袖着て行くのは無理だね 。 185 00:10:33,000 --> 00:10:37,000 ( 久保 ) はい 。 祝さん 革靴で大丈夫ですか? 186 00:10:37,000 --> 00:10:39,000 ちょっとね 大丈夫そうじゃない 。 187 00:10:39,000 --> 00:10:44,000 ( 寺山 ) おい 聞け 。 俺はな 県警察部長賞を➡ 188 00:10:44,000 --> 00:10:46,000 3回も もらってんだぞ 。 189 00:10:46,000 --> 00:10:48,000 ( 雅 ) なら なおさら ちゃんと捜査しなさいよ!➡ 190 00:10:48,000 --> 00:10:52,000 1時間だけ 協力して 。 それで何もなければ撤回するわ 。 191 00:10:52,000 --> 00:10:56,000 おいおい 1時間も捜す気かよ 。 192 00:10:56,000 --> 00:10:58,000 ( 久保 ) 僕の見間違いだったんですかね 。 193 00:10:58,000 --> 00:11:00,000 とにかく行ってみよう 。 194 00:11:08,000 --> 00:11:13,000 ( 寺山 ) はぁ? 品子さんが 2人いるだと? 195 00:11:13,000 --> 00:11:18,000 そんなざれ言 お前の ガセネタ雑誌の中だけにしてろ 。 196 00:11:18,000 --> 00:11:19,666 ざれ言 !? ( 寺山 ) ああ 。 197 00:11:19,666 --> 00:11:21,666 ガセネタ雑誌 !? ( 寺山 ) ああ 。 198 00:11:21,666 --> 00:11:24,666 失礼な! ( 寺山 ) ハハハハ… 。 199 00:11:24,666 --> 00:11:26,333 もう! ( 寺山 ) ハハハハ… 。 200 00:11:26,333 --> 00:11:29,000 《先生の推理を裏付けるのは➡ 201 00:11:29,000 --> 00:11:30,000 私の耳にしか聞こえない 嘘の音だけで…》 202 00:11:30,000 --> 00:11:34,000 私の耳にしか聞こえない 嘘の音だけで…》 203 00:11:34,000 --> 00:11:37,000 ( 柴田 ) あの話は 本当?➡ 204 00:11:37,000 --> 00:11:43,000 確かに この傷の血とは 思えませんなあ 。 205 00:11:43,000 --> 00:11:48,000 誰か他に ケガをしている人が おられるとか? 206 00:11:48,000 --> 00:11:53,000 いないです 。 あんなの でたらめです 。 207 00:11:57,000 --> 00:12:00,000 《先生の言うとおり 証拠はないのです》 208 00:12:00,000 --> 00:12:03,000 《先生の言うとおり 証拠はないのです》 209 00:12:05,000 --> 00:12:07,000 ここに立っていたんだよね 。 210 00:12:07,000 --> 00:12:09,000 そうです 。 211 00:12:13,000 --> 00:12:17,000 やっぱり 僕の見間違いだったんです 。 212 00:12:17,000 --> 00:12:20,000 いや ここにいたんだよ 。 213 00:12:20,000 --> 00:12:22,000 ( 寺山 ) いるわけねえだろ! 214 00:12:22,000 --> 00:12:25,000 まったく 泥だらけだ 。 215 00:12:25,000 --> 00:12:27,000 もう一人の品子さんなんて いない! 216 00:12:27,000 --> 00:12:29,000 捜すだけ時間の無駄! 217 00:12:29,000 --> 00:12:30,000 何を根拠に言ってんのよ? 218 00:12:30,000 --> 00:12:31,000 何を根拠に言ってんのよ? 219 00:12:31,000 --> 00:12:34,000 ( 寺山 ) 勘だ 。 刑事の勘 。 220 00:12:34,000 --> 00:12:38,000 はぁ? そんなの根拠と言えないでしょ! 221 00:12:38,000 --> 00:12:42,000 《じっと 見張っているだけじゃなくて➡ 222 00:12:42,000 --> 00:12:45,000 私も 何かしなきゃ》 223 00:12:47,000 --> 00:12:54,000 《私にできることは 品子さんから…》 224 00:12:54,000 --> 00:12:57,000 《嘘を聞き出すこと》 225 00:12:57,000 --> 00:12:59,000 やってみて 。 ( 久保 ) えっ? 226 00:12:59,000 --> 00:13:00,000 その人影が どんなふうに➡ 227 00:13:00,000 --> 00:13:01,000 その人影が どんなふうに➡ 228 00:13:01,000 --> 00:13:03,000 どっちを向いて立ってたのか やってみて 。 229 00:13:03,000 --> 00:13:06,000 確か こんな感じだったかな 。 230 00:13:06,000 --> 00:13:10,000 この辺りで 振り袖の着物を着た人は… 。 231 00:13:10,000 --> 00:13:12,000 品子さん 。 232 00:13:15,000 --> 00:13:18,000 もう一人の品子さんは➡ 233 00:13:18,000 --> 00:13:21,000 ケガをしていますか? 234 00:13:21,000 --> 00:13:25,000 だから もう一人の品子なんて いません 。 235 00:13:25,000 --> 00:13:30,000 《嘘を聞き出しても そこから先 どうすればいいのか分からない》 236 00:13:30,000 --> 00:13:33,000 《嘘を聞き出しても そこから先 どうすればいいのか分からない》 237 00:13:33,000 --> 00:13:38,000 《やっぱり 先生がいないと》 238 00:13:38,000 --> 00:13:40,000 大丈夫 。 239 00:13:40,000 --> 00:13:43,000 見間違いじゃないとして 考えてみよう 。 240 00:13:43,000 --> 00:13:47,000 振り袖の女性が 今みたいにして ここに来るのは無理だ 。 241 00:13:47,000 --> 00:13:49,000 ということは… 。 242 00:13:49,000 --> 00:13:51,000 こっち? 243 00:13:51,000 --> 00:13:53,000 この先には 誰も住んでいません 。 244 00:13:53,000 --> 00:13:55,000 行きましょう 。 えっ ちょ… 。 245 00:13:55,000 --> 00:13:58,000 もう~ ちょっと… 。 246 00:13:58,000 --> 00:14:00,000 行ってみてえな 東京 。 247 00:14:00,000 --> 00:14:02,000 行ってみてえな 東京 。 248 00:14:02,000 --> 00:14:04,000 ( 雅 ) はい? ( 寺山 ) 最近 エノケンって➡ 249 00:14:04,000 --> 00:14:06,000 面白えやつが 出てきたらしいじゃねえか 。 250 00:14:06,000 --> 00:14:10,000 今は エノケンもロッパも 関係ないでしょ! 251 00:14:10,000 --> 00:14:12,000 ( 寺山 ) プハー 。 252 00:14:12,000 --> 00:14:16,000 ゴホッ… 。 ( 寺山 ) 会いてえなぁ エノケン 。 253 00:14:16,000 --> 00:14:19,000 ハァ… 使えない 。 254 00:14:19,000 --> 00:14:24,000 ( 柴田 ) さて では 私は そろそろ おいとましてもいいですかな? 255 00:14:24,000 --> 00:14:26,000 まだ ケガ人が… 。 256 00:14:26,000 --> 00:14:28,000 ケガをしてるのは 私だけです 。 257 00:14:30,000 --> 00:14:33,000 お帰りください 。 258 00:14:33,000 --> 00:14:35,000 待ってください! 259 00:14:45,000 --> 00:14:48,000 待って 。 えっ? 260 00:14:51,000 --> 00:14:53,000 あれは 何ですかね? 261 00:14:59,000 --> 00:15:00,000 ああ お墓みたいだね 。 262 00:15:00,000 --> 00:15:02,000 ああ お墓みたいだね 。 263 00:15:14,000 --> 00:15:17,000 ( 寺山 ) ああ 先生 帰ります? 264 00:15:17,000 --> 00:15:20,000 じゃあ 私も行こうかな 。 265 00:15:20,000 --> 00:15:23,000 ( 雅 ) えっ ちょっと! もう少し待ってください 。 266 00:15:23,000 --> 00:15:26,000 お願いします! 267 00:15:26,000 --> 00:15:30,000 今度こそ 品子さんを助けないと 。 268 00:15:30,000 --> 00:15:32,000 今度こそ? 269 00:15:34,000 --> 00:15:38,000 品子さんは… 。 270 00:15:38,000 --> 00:15:40,000 3人いたんです 。 271 00:15:48,000 --> 00:15:50,000 見つけましたね… 。 272 00:15:50,000 --> 00:15:52,000 どうやら当たりみたいだね 。 273 00:15:55,000 --> 00:15:57,000 ( 寺山 ) 外れなんだよ 。 ➡ 274 00:15:57,000 --> 00:16:00,000 お前たちの推理は 外れ 。 ➡ 275 00:16:00,000 --> 00:16:05,000 はい 注目! 品子さんは 今も昔も1人だけ 。 276 00:16:05,000 --> 00:16:07,000 以上! 277 00:16:07,000 --> 00:16:10,000 3人いたんです 。 278 00:16:10,000 --> 00:16:12,000 ここにいる品子さんと➡ 279 00:16:12,000 --> 00:16:17,000 今 大ケガをしている品子さん➡ 280 00:16:17,000 --> 00:16:23,000 それから… 1カ月前に亡くなった品子さん 。 281 00:16:26,000 --> 00:16:29,000 ( 久保 ) この先が 人形屋敷に つながってるんですか? 282 00:16:29,000 --> 00:16:30,000 たぶんね 。 1カ月前 柴田さんと刑事さんたちが➡ 283 00:16:30,000 --> 00:16:33,000 たぶんね 。 1カ月前 柴田さんと刑事さんたちが➡ 284 00:16:33,000 --> 00:16:36,000 死体を捜していたとき 死体と もう一人の品子は➡ 285 00:16:36,000 --> 00:16:39,000 ここに隠れていたんだよ 。 286 00:16:43,000 --> 00:16:47,000 うわ 何これ… 。 287 00:16:47,000 --> 00:16:54,000 ( 柴田 ) しかし 品子さんが3人いた その話が本当なら➡ 288 00:16:54,000 --> 00:17:00,000 イネは 人を死なせてしまった ことになりますなぁ… 。 289 00:17:00,000 --> 00:17:02,000 イネは 人を死なせてしまった ことになりますなぁ… 。 290 00:17:02,000 --> 00:17:06,000 ( 寺山 ) ちょちょちょ… 先生まで何を言ってるんですか 。 291 00:17:06,000 --> 00:17:10,000 《品子さんの嘘を暴くことで➡ 292 00:17:10,000 --> 00:17:14,000 つらい思いをする人が いるのかもしれない》 293 00:17:14,000 --> 00:17:20,000 《私は どうすればいいんだろう…》 294 00:17:20,000 --> 00:17:22,000 《でも》 295 00:17:22,000 --> 00:17:26,000 《自分が正しいと思うように 動くしかないんじゃない?》 296 00:17:26,000 --> 00:17:29,000 もういいだろう 。 297 00:17:29,000 --> 00:17:30,000 この屋敷に 隠し部屋でもあるってのか? 298 00:17:30,000 --> 00:17:32,000 この屋敷に 隠し部屋でもあるってのか? 299 00:17:32,000 --> 00:17:34,000 そんなものはない 。 300 00:17:34,000 --> 00:17:38,000 証拠ってのはな 考えた後で 探し回るもんじゃないんだ 。 301 00:17:38,000 --> 00:17:43,000 ちょっと 。 証拠なんかなくても いるんです! 302 00:17:43,000 --> 00:17:47,000 ここにいたんだ 。 303 00:17:47,000 --> 00:17:52,000 品子たちの遊び場と隠れ場所だ 。 304 00:17:52,000 --> 00:17:59,000 ( 久保 ) こんなに狭くて薄暗い所に 20 年近くも 。 305 00:17:59,000 --> 00:18:00,000 品子さんたちは➡ 306 00:18:00,000 --> 00:18:01,000 品子さんたちは➡ 307 00:18:01,000 --> 00:18:05,000 ここで息を潜めて 過ごしてきたんだ 。 308 00:18:07,000 --> 00:18:09,000 いるんです 。 309 00:18:12,000 --> 00:18:17,000 昨日の品子さんは 本当にいたのに➡ 310 00:18:17,000 --> 00:18:21,000 いなかったことにされるなんて 。 311 00:18:21,000 --> 00:18:30,000 ♬~ 312 00:18:30,000 --> 00:18:38,000 ♬~ 313 00:18:38,000 --> 00:18:40,000 いないなんて嘘だ! 314 00:18:40,000 --> 00:18:42,000 お前 何言ってんだ 。 315 00:18:42,000 --> 00:18:43,666 ( 雅 ) 黙ってなさい 。 316 00:18:43,666 --> 00:18:48,000 あなた ずっと嘘しか話してない 。 317 00:18:51,000 --> 00:18:55,000 ずっと 昨日の品子さんのふりして 。 318 00:18:55,000 --> 00:18:59,000 あなたは ちゃんと本当にいるのに 。 319 00:19:03,000 --> 00:19:09,000 昨日の品子さんも ひと月前に亡くなった品子さんも 。 320 00:19:15,000 --> 00:19:18,000 昨日のあなたも 。 321 00:19:24,000 --> 00:19:29,000 いなかったことになんて しないでください 。 322 00:19:38,000 --> 00:19:40,000 教えてください 。 323 00:19:44,000 --> 00:19:48,000 昨日の品子さんは…➡ 324 00:19:48,000 --> 00:19:50,000 どこ? だから➡ 325 00:19:50,000 --> 00:19:52,000 隠し部屋なんて… 。 ( 久保 ) ううっ!➡ 326 00:19:52,000 --> 00:19:54,000 うおぉ おぉっ おっおっ…! 327 00:19:54,000 --> 00:20:00,000 ( 寺山 ) 何だ !? ( 柴田 ) くーぼーくーん !! 328 00:20:00,000 --> 00:20:04,000 ( 寺山 ) あった… 。 ( 久保 ) あれ 先生? 329 00:20:04,000 --> 00:20:07,000 ( 寺山 ) いや 品子さんが 2人いるなんてのはあり得ない 。 ➡ 330 00:20:07,000 --> 00:20:09,000 品子さんは 間違いなく… 。 331 00:20:09,000 --> 00:20:11,000 先生… 。 332 00:20:13,000 --> 00:20:15,000 よいしょ 。 333 00:20:15,000 --> 00:20:17,000 品子さん! 334 00:20:20,000 --> 00:20:23,000 品子さん! 2人 いた 。 335 00:20:23,000 --> 00:20:26,000 品子さん 。 336 00:20:26,000 --> 00:20:30,000 [先生に抱えられていた 品子さんは➡ 337 00:20:30,000 --> 00:20:34,000 血の気がうせて 人形のようでした] 338 00:20:37,000 --> 00:20:39,000 気は失っていますが 息はあります 。 339 00:20:39,000 --> 00:20:41,000 よかった 。 340 00:20:44,000 --> 00:20:50,000 品子を助けて… 。 341 00:20:52,000 --> 00:20:59,000 《ようやく聞いた 。 嘘じゃない気持ち》 342 00:20:59,000 --> 00:21:00,000 ( 柴田 ) 早く車へ 。 ➡ 343 00:21:00,000 --> 00:21:01,000 ( 柴田 ) 早く車へ 。 ➡ 344 00:21:01,000 --> 00:21:04,000 私の診療所じゃ駄目だな 。 丸井町の病院へ 。 345 00:21:04,000 --> 00:21:06,000 ( 久保 ) はい! 346 00:21:08,000 --> 00:21:10,000 ( 寺山 ) おい どういうことか説明しろ! 347 00:21:10,000 --> 00:21:13,000 今は まず この子の方でしょ! 348 00:21:13,000 --> 00:21:15,000 品子さん! 349 00:21:15,000 --> 00:21:17,000 ( 寺山 ) とにもかくにも…➡ 350 00:21:17,000 --> 00:21:19,000 お前がやったんだな! 351 00:21:19,000 --> 00:21:21,000 署で話を聞かせてもら… 。 ( 柴田 ) 刑事さん! 352 00:21:21,000 --> 00:21:24,000 後にしてくれませんかな 。 輸血が必要になるかもしれん 。 353 00:21:24,000 --> 00:21:27,000 その人も一緒に病院へ 。 ( 雅 ) そういうことだから 。 ➡ 354 00:21:27,000 --> 00:21:30,000 行きましょ 。 ( 寺山 ) では 病院で話を聞く 。 355 00:21:30,000 --> 00:21:32,000 ( 雅 ) 私も行くわ 。 ( 寺山 ) 何で お前が 。 356 00:21:32,000 --> 00:21:34,000 ( 雅 ) ハァ… 。 357 00:21:36,000 --> 00:21:40,000 あなた 状況よく分かってないでしょ 。 358 00:21:44,000 --> 00:21:46,000 ( 柴田 ) では お願いします 。 359 00:21:49,000 --> 00:21:51,000 んっ ご苦労 。 ( 久保 ) フハハッ 。 360 00:21:51,000 --> 00:21:53,666 ( 寺山 ) 今 鼻で笑ったな !? 361 00:21:53,666 --> 00:21:56,000 ったく どいつもこいつも! 362 00:22:03,000 --> 00:22:11,000 ( 寺山 ) うーん… うーん… 。 363 00:22:13,000 --> 00:22:16,000 ボタン 外れてるぞ 。 たるんでるぞ お前 。 364 00:22:16,000 --> 00:22:19,000 失礼しました 。 ( 寺山 ) ハァ… 。 365 00:22:39,000 --> 00:22:43,000 ( 寺山 ) えーっと 。 ➡ 366 00:22:43,000 --> 00:22:48,000 おん ああ うん 。 うん… 。 367 00:22:58,000 --> 00:23:00,000 あなたは 三つ子であることを隠していた 。 368 00:23:00,000 --> 00:23:03,000 あなたは 三つ子であることを隠していた 。 369 00:23:03,000 --> 00:23:08,000 そして 1カ月前➡ 370 00:23:08,000 --> 00:23:12,000 3人のうちの1人が 亡くなったのね 。 371 00:23:14,000 --> 00:23:16,000 はい 。 372 00:23:21,000 --> 00:23:28,000 [もう一人の品子さんは 全てを話してくれました] 373 00:23:28,000 --> 00:23:30,000 ( 品子B ) ひと月前 お人形の お膳を食べた品子が死んだ 。 374 00:23:30,000 --> 00:23:33,000 ( 品子B ) ひと月前 お人形の お膳を食べた品子が死んだ 。 375 00:23:37,000 --> 00:23:38,666 ⚟ ( 鍵の開く音 ) 376 00:23:38,666 --> 00:23:43,000 ⚟ ( 玄関の戸の開閉音 ) 377 00:23:45,000 --> 00:23:48,000 ( 隠し戸の開閉音 ) 378 00:23:51,000 --> 00:23:56,000 ( 品子B ) イネさんが 入ってきてしまったんです 。 ➡ 379 00:23:56,000 --> 00:24:00,000 たぶん 人形を盗むために 。 ➡ 380 00:24:00,000 --> 00:24:01,000 たぶん 人形を盗むために 。 ➡ 381 00:24:01,000 --> 00:24:05,000 品子が知らないところで作 っ ていた 合鍵を使って 。 382 00:24:08,000 --> 00:24:11,000 ( 品子B ) そして 見られてしまった 。 383 00:24:11,000 --> 00:24:13,000 《ハッ!》 384 00:24:23,000 --> 00:24:29,000 ( 品子A ) 《イネさんが お食事に毒を…》 385 00:24:29,000 --> 00:24:30,000 ( 品子B ) 《人形だってことにするよ》➡ 386 00:24:30,000 --> 00:24:32,000 ( 品子B ) 《人形だってことにするよ》➡ 387 00:24:32,000 --> 00:24:35,000 《きっと人が来る 。 人形を倒して見せて➡ 388 00:24:35,000 --> 00:24:37,000 イネさんの見間違い ってことにするんだ》 389 00:24:37,000 --> 00:24:40,000 ( 品子A ) 《見せるって… 離れに人を入れるの?》 390 00:24:40,000 --> 00:24:42,000 ( 品子B ) 《警察が 来るかもしれない 。 早く!》 391 00:24:46,000 --> 00:24:49,000 ( 品子B ) お人形を倒して➡ 392 00:24:49,000 --> 00:24:56,000 死んだ品子を 2人で洞窟へ運びました 。 ➡ 393 00:24:56,000 --> 00:25:00,000 私は そのまま洞窟に隠れて➡ 394 00:25:00,000 --> 00:25:01,000 私は そのまま洞窟に隠れて➡ 395 00:25:01,000 --> 00:25:05,000 人形部屋には品子が残って➡ 396 00:25:05,000 --> 00:25:11,000 来た人には お人形が倒れただけ って見せたんです 。 397 00:25:11,000 --> 00:25:16,000 それで… 。 ( 寺山 ) なあ あの壁の穴の奥には➡ 398 00:25:16,000 --> 00:25:19,000 まだ その死体を隠してあるのか? 399 00:25:21,000 --> 00:25:28,000 その日の夜中 2人で山に穴を掘って埋めました 。 400 00:25:28,000 --> 00:25:30,000 分かったぞ! もう一人も殺して➡ 401 00:25:30,000 --> 00:25:31,000 分かったぞ! もう一人も殺して➡ 402 00:25:31,000 --> 00:25:35,000 お前が名実共に 一人娘になろうとした! 403 00:25:35,000 --> 00:25:37,000 違う! ( 寺山 ) 違う! 404 00:25:39,000 --> 00:25:45,000 今朝 品子が ホントのこと話すって言ったんだ 。 405 00:25:48,000 --> 00:25:53,000 ( 品子A ) 《ゆうべから ずっと考えた》➡ 406 00:25:53,000 --> 00:25:55,000 《あの人たちに話そうと思う》 407 00:25:55,000 --> 00:25:59,000 ( 品子B ) 《何 言ってるんだ… 駄目だ》➡ 408 00:25:59,000 --> 00:26:00,000 《探り回られなくするために 取材してもらうだけのはずだ》➡ 409 00:26:00,000 --> 00:26:04,000 《探り回られなくするために 取材してもらうだけのはずだ》➡ 410 00:26:04,000 --> 00:26:06,000 《どうして そんなことを言うんだ》 411 00:26:08,000 --> 00:26:15,000 ( 品子A ) 《昨日の夜 朝ご飯の時間 言い忘れたから 母屋に行ったら》 412 00:26:15,000 --> 00:26:18,000 《嘘をついたってことは➡ 413 00:26:18,000 --> 00:26:25,000 品子さんは 何かを隠しているんですよね》 414 00:26:25,000 --> 00:26:30,000 《私 たった一人で 風評に耐えている➡ 415 00:26:30,000 --> 00:26:31,000 《私 たった一人で 風評に耐えている➡ 416 00:26:31,000 --> 00:26:35,000 品子さんの力になりたいです》 417 00:26:37,000 --> 00:26:39,000 ( 品子A ) 《あの鹿乃子さんって人は➡ 418 00:26:39,000 --> 00:26:46,000 私たちと同じなんだよ 。 何かを抱えて生きてる》➡ 419 00:26:46,000 --> 00:26:50,000 《きっと分かってくれる 。 ちゃんと 話 聞いてくれる》➡ 420 00:26:50,000 --> 00:26:54,000 《品子の力になってくれるよ》 421 00:26:54,000 --> 00:26:56,000 ( 品子B ) 《待て!》 422 00:27:01,000 --> 00:27:04,000 ( 品子A ) 《どうして 1人のふりをするの?》➡ 423 00:27:04,000 --> 00:27:09,000 《どうして 品子は 死ななきゃいけなかったの?》➡ 424 00:27:09,000 --> 00:27:13,000 《どうして 言っちゃいけないの?》➡ 425 00:27:13,000 --> 00:27:16,000 《初めて考えたの》➡ 426 00:27:16,000 --> 00:27:22,000 《でも… 何も分からなかった》 427 00:27:22,000 --> 00:27:27,000 《自分が正しいと思うように 動くしかないんじゃない?》 428 00:27:27,000 --> 00:27:30,000 《自分が正しいと思うように…》 429 00:27:30,000 --> 00:27:32,000 《自分が正しいと思うように…》 430 00:27:38,000 --> 00:27:42,666 ( 品子A ) 《全部話すのが正しいと 私は思った》 431 00:27:42,666 --> 00:27:45,000 ( 品子B ) 《駄目だ》 ( 品子A ) 《どうして駄目なの?》 432 00:27:45,000 --> 00:27:47,000 ( 品子B ) 《駄目なものは駄目なんだ!》 433 00:27:47,000 --> 00:27:49,000 ( 品子A ) 《このままじゃ 何も分からないままだよ》 434 00:27:49,000 --> 00:27:51,000 ( 品子B ) 《やだっ!》 435 00:27:51,000 --> 00:28:00,000 ♬~ 436 00:28:00,000 --> 00:28:07,000 ♬~ 437 00:28:07,000 --> 00:28:09,000 ( ぶつかる音 ) 438 00:28:09,000 --> 00:28:29,000 ♬~ 439 00:28:29,000 --> 00:28:30,000 ( 品子B ) 隠さなきゃと思った 。 440 00:28:30,000 --> 00:28:32,000 ( 品子B ) 隠さなきゃと思った 。 441 00:28:39,000 --> 00:28:45,000 ( 品子B ) 血の痕で 隠し戸の場所が 分からないように➡ 442 00:28:45,000 --> 00:28:50,000 着物に包んで 洞窟に運ぼうとしたけど➡ 443 00:28:50,000 --> 00:28:55,000 一人じゃ重くて 階段を下ろせずにいたら… 。 444 00:28:55,000 --> 00:28:57,000 ⚟ ( 玄関の戸をたたく音 ) ⚟ ( 雅 ) 《品子さん! 品子さん!》 445 00:28:57,000 --> 00:28:59,000 ⚟ ( 雅 ) 《いないの?》 ( 品子B ) 人が来て 。 446 00:28:59,000 --> 00:29:00,000 ⚟ ( 雅 ) 《駄目ね 応答がないわ》 447 00:29:00,000 --> 00:29:01,000 ⚟ ( 雅 ) 《駄目ね 応答がないわ》 448 00:29:01,000 --> 00:29:03,000 ⚟《女中さんから 鍵を借りてきます》 449 00:29:03,000 --> 00:29:05,000 ⚟ ( 雅 ) 《うん》 ⚟《入れる所 探そう》 450 00:29:05,000 --> 00:29:08,000 ( 品子B ) 品子を助けてって言いたかった 。 451 00:29:10,000 --> 00:29:12,333 ⚟《雅姉さんには 別のお願いが》 452 00:29:12,333 --> 00:29:14,000 《キャー!》 《うわあ…》 453 00:29:14,000 --> 00:29:16,000 《ガラス代 払ってくださいね》 454 00:29:16,000 --> 00:29:18,000 ⚟ ( 鍵の開く音 ) ( 品子B ) でも 言えなかった 。 455 00:29:18,000 --> 00:29:20,000 ⚟ ( ガラス戸の開く音 ) ⚟ ( 足音 ) 456 00:29:20,000 --> 00:29:24,000 ⚟ ( 雅 ) 《品子さん? 端崎です! 入りますよ!》 457 00:29:26,000 --> 00:29:28,000 《品子さん !? 》 458 00:29:28,000 --> 00:29:30,000 《品子さ…》 《これは 人形…》 459 00:29:30,000 --> 00:29:33,000 《品子さ…》 《これは 人形…》 460 00:29:33,000 --> 00:29:38,000 ( 寺山 ) つまり いったい何だって 1人のふりをしてるんだ?➡ 461 00:29:38,000 --> 00:29:41,000 どうして 知られちゃまずいんだ? 462 00:29:41,000 --> 00:29:43,000 分からないです 。 463 00:29:43,000 --> 00:29:45,000 ( 寺山 ) はぁ !? ➡ 464 00:29:45,000 --> 00:29:48,000 何のためかも分からない… 。 ( 雅 ) うるさいわね 。 ➡ 465 00:29:48,000 --> 00:29:52,000 さっきから そうって言ってるでしょ! 466 00:29:52,000 --> 00:29:57,000 《品子さんたちが 風習について知らないのは➡ 467 00:29:57,000 --> 00:29:59,000 嘘じゃない》 468 00:30:01,000 --> 00:30:04,000 怖かった 。 469 00:30:04,000 --> 00:30:07,000 ずっと 1人のふりをしてきたんだ 。 470 00:30:07,000 --> 00:30:11,000 そうじゃないときがなかった 。 471 00:30:11,000 --> 00:30:16,000 1人のふりをしなくなったら➡ 472 00:30:16,000 --> 00:30:19,000 自分が消えてしまう気がして 。 473 00:30:19,000 --> 00:30:26,000 《何も知らなかったから ただ 守るしかなかった》 474 00:30:29,000 --> 00:30:30,000 品子さん 。 475 00:30:30,000 --> 00:30:32,000 品子さん 。 476 00:30:32,000 --> 00:30:36,000 ご両親の古里の親戚や 子守をしてた人たちを捜して➡ 477 00:30:36,000 --> 00:30:40,000 話を聞けば 何か分かると思うの 。 478 00:30:40,000 --> 00:30:45,000 調べることを 許してくれるかしら 。 479 00:30:49,000 --> 00:30:52,000 ( 品子 ) 私も知りたいです 。 480 00:30:55,000 --> 00:30:58,000 ( 看護師 ) 失礼します 。 傷の処置が終わりました 。 481 00:31:04,000 --> 00:31:10,000 ( 柴田 ) 大きく切れていましたが 深くはなかった 。 482 00:31:10,000 --> 00:31:13,000 ( 医師 ) 念のため 2~3日 入院してもらいますが➡ 483 00:31:13,000 --> 00:31:15,000 大丈夫でしょう 。 484 00:31:17,000 --> 00:31:20,000 よかったですね 品子さん 。 485 00:31:29,000 --> 00:31:30,000 ありがとうございます… 。 486 00:31:30,000 --> 00:31:32,000 ありがとうございます… 。 487 00:31:45,000 --> 00:31:50,000 ( 寺山 ) 全て分かった! 綾尾 品子 署まで来てもらおう 。 488 00:31:50,000 --> 00:31:52,000 で お前たちは… 。 489 00:31:52,000 --> 00:31:56,000 そうだ 品子さん 。 490 00:31:56,000 --> 00:31:59,000 あなたは イネさんが どうして死んだか➡ 491 00:31:59,000 --> 00:32:00,000 知っていますよね 。 492 00:32:00,000 --> 00:32:01,666 知っていますよね 。 493 00:32:01,666 --> 00:32:03,666 「 どうして 」 ? 494 00:32:03,666 --> 00:32:06,000 《イネさんは 自殺だから》 495 00:32:06,000 --> 00:32:10,000 《そうか 自殺じゃないと分かるのは➡ 496 00:32:10,000 --> 00:32:13,000 死因を知っているから》 497 00:32:13,000 --> 00:32:15,000 イネさんが死んだ日➡ 498 00:32:15,000 --> 00:32:18,000 森の中で 何か見たんじゃないですか? 499 00:32:18,000 --> 00:32:23,000 そのとき 品子は 屋敷にいたことにな っ ていたから➡ 500 00:32:23,000 --> 00:32:25,000 見たことを言えなかった 。 501 00:32:27,000 --> 00:32:30,000 もう 話せますよね 。 502 00:32:30,000 --> 00:32:33,000 えっ 自殺じゃないの? 503 00:32:33,000 --> 00:32:35,000 じゃあ… 。 ( 雅 ) うるさい 。 504 00:32:38,000 --> 00:32:44,000 あの日 洞窟に隠れてたけど➡ 505 00:32:44,000 --> 00:32:50,000 死んだ品子を見てるのがつらくて 森の方に行ったんです 。 506 00:32:52,000 --> 00:32:55,000 そしたら イネさんの声が聞こえて 。 507 00:32:55,000 --> 00:32:57,000 ( 男 ) 《人形をよこせ!》 508 00:32:57,000 --> 00:32:59,000 ( イネ ) 《もう こんなこと させねえでくれ!》➡ 509 00:32:59,000 --> 00:33:00,000 《泥棒なんてしたくねえよ!》 ( 男 ) 《いいから よこせ》 510 00:33:00,000 --> 00:33:02,000 《泥棒なんてしたくねえよ!》 ( 男 ) 《いいから よこせ》 511 00:33:02,000 --> 00:33:04,000 ( イネ ) 《盗んだこれも返さねえと➡ 512 00:33:04,000 --> 00:33:06,000 オレたちにも何があるか…》 513 00:33:08,000 --> 00:33:10,000 ( イネ ) 《キャー!》 514 00:33:10,000 --> 00:33:13,000 ( 男 ) 《離せ!》 ( イネ ) 《キャー!》 515 00:33:13,000 --> 00:33:16,000 《キャー !! 》 516 00:33:24,000 --> 00:33:26,000 それじゃ 殺されたんじゃないか! 517 00:33:26,000 --> 00:33:30,000 男は見たのか !? どんなやつだ? 知ってる人間か? 518 00:33:30,000 --> 00:33:37,333 痩せてて 少し腰が曲がってて ぼさぼさの白髪が伸びてて… 。 519 00:33:39,333 --> 00:33:43,000 犯人は 老人か 。 520 00:33:43,000 --> 00:33:45,000 いいえ 。 521 00:33:45,000 --> 00:33:48,000 そういう風貌の人がいますよ 。 522 00:33:50,000 --> 00:33:52,000 それは… 。 523 00:33:54,000 --> 00:33:58,000 イネの兄ですわ… 。 524 00:34:09,000 --> 00:34:12,000 すぐ 手配しろ! ( 警察官 ) はい! 525 00:34:12,000 --> 00:34:17,000 まったく 自殺だなんて 最初に言ったやつは➡ 526 00:34:17,000 --> 00:34:20,000 どこのどいつだ 。 527 00:34:20,000 --> 00:34:22,000 あなたさぁ… 。 528 00:34:24,000 --> 00:34:30,000 県警察部長賞を3回ももらった 敏腕刑事さんなんでしょ? 529 00:34:30,000 --> 00:34:31,000 県警察部長賞を3回ももらった 敏腕刑事さんなんでしょ? 530 00:34:31,000 --> 00:34:33,000 そうだが 。 531 00:34:33,000 --> 00:34:36,000 ねえ あれ 嘘よね? 532 00:34:36,000 --> 00:34:38,000 えっ? あっ… 。 533 00:34:40,000 --> 00:34:42,000 嘘ですね 。 534 00:34:44,000 --> 00:34:47,000 本当は? 535 00:34:47,000 --> 00:34:49,000 2回です 。 536 00:34:51,666 --> 00:34:54,000 嘘 。 537 00:34:54,000 --> 00:34:58,000 ハァ… もらってないのね? 538 00:35:02,000 --> 00:35:04,000 はい 。 539 00:35:04,000 --> 00:35:10,000 [人が死に 人が殺された] 540 00:35:10,000 --> 00:35:17,000 [これが 人形殺人事件の真相でした] 541 00:35:17,000 --> 00:35:30,000 ♬~ 542 00:35:30,000 --> 00:35:30,666 ♬~ 543 00:35:30,666 --> 00:35:32,333 おお… 。 544 00:35:32,333 --> 00:35:52,000 ♬~ 545 00:35:52,000 --> 00:36:00,000 ♬~ 546 00:36:00,000 --> 00:36:08,000 ♬~ 547 00:36:08,000 --> 00:36:15,000 [私が 品子さんの人形のような その姿を見たのは➡ 548 00:36:15,000 --> 00:36:19,000 このときが最後になりました] 549 00:36:38,000 --> 00:36:42,000 これで よかったんでしょうか 。 550 00:36:42,000 --> 00:36:48,000 品子さんの力になりたかったのに こんな事件になってしまって… 。 551 00:36:48,000 --> 00:36:51,000 鹿乃子君は グルグルが得意だねぇ 。 552 00:36:51,000 --> 00:36:54,000 グルグル? 553 00:36:54,000 --> 00:36:57,000 相手に肩入れし過ぎるあまり➡ 554 00:36:57,000 --> 00:36:59,000 相手にとって都合の悪いことは➡ 555 00:36:59,000 --> 00:37:00,000 全て 自分の責任かのように 嘆きのたうつ 。 556 00:37:00,000 --> 00:37:04,000 全て 自分の責任かのように 嘆きのたうつ 。 557 00:37:04,000 --> 00:37:07,000 自分が正しいと思うことを したんなら➡ 558 00:37:07,000 --> 00:37:10,000 これで よかったんだよ 。 559 00:37:12,000 --> 00:37:15,000 ( 六平の妻 ) ちょっと 何やってんの! 560 00:37:15,000 --> 00:37:16,666 あっ! 561 00:37:16,666 --> 00:37:19,000 よっ 。 ( 2人 ) 雅さん 。 雅姉さん 。 562 00:37:19,000 --> 00:37:22,000 お邪魔しまーす 。 563 00:37:24,000 --> 00:37:26,000 よいしょ 。 564 00:37:26,000 --> 00:37:28,000 はい これ お土産 。 565 00:37:28,000 --> 00:37:29,666 えっ? あっ… 。 566 00:37:29,666 --> 00:37:30,000 わぁ~ 。 柿だ! 567 00:37:30,000 --> 00:37:31,333 わぁ~ 。 柿だ! 568 00:37:31,333 --> 00:37:34,000 うん 。 後で 2人でどうぞ 。 569 00:37:34,000 --> 00:37:36,000 2人で… 。 これ全部 !? 570 00:37:36,000 --> 00:37:38,666 うん 。 もう 雑草食べなくて済みますね➡ 571 00:37:38,666 --> 00:37:40,333 先生 。 うん! 572 00:37:40,333 --> 00:37:43,000 雑草? ( 2人 ) はい 。 573 00:37:43,000 --> 00:37:46,000 相変わらずねぇ 。 574 00:37:46,000 --> 00:37:50,000 あっ 今日は 柿のお裾分けに 来たんじゃないのよ 。 575 00:37:50,000 --> 00:37:55,000 やっと 色々なことが分かったから 報告しに来たの 。 576 00:37:55,000 --> 00:38:00,000 実はね 綾尾夫人 あっ 品子さんのお母さまも➡ 577 00:38:00,000 --> 00:38:03,000 双子の姉妹だったのよ 。 578 00:38:03,000 --> 00:38:07,000 彼女の古里は 白首村 っていうところなんだけれど➡ 579 00:38:07,000 --> 00:38:09,000 かつて あの辺りでは➡ 580 00:38:09,000 --> 00:38:12,000 双子は災いをもたらすと 信じられていてね 。 581 00:38:12,000 --> 00:38:14,666 双子が生まれたら 生まれてすぐに➡ 582 00:38:14,666 --> 00:38:16,666 どちらかを殺さなければならない っていう➡ 583 00:38:16,666 --> 00:38:19,000 恐ろしいことが行われていたの 。 584 00:38:19,000 --> 00:38:23,000 そんなむちゃくちゃなこと… 信じられません 。 585 00:38:23,000 --> 00:38:27,000 今じゃ さすがに 赤ん坊を殺すことはないですよね 。 586 00:38:27,000 --> 00:38:30,000 ええ 。 でも 人の意識というものは➡ 587 00:38:30,000 --> 00:38:32,000 ええ 。 でも 人の意識というものは➡ 588 00:38:32,000 --> 00:38:37,000 時代が変わっても 何ら昔と変わらない 。 589 00:38:41,000 --> 00:38:45,000 ( 品子の祖母 ) 《1人だったら よかったのに…》 590 00:38:47,000 --> 00:38:49,000 ( 雅 ) 品子さんのおばあさんは➡ 591 00:38:49,000 --> 00:38:52,000 双子を産んだことで 周囲から責められた 。 ➡ 592 00:38:52,000 --> 00:38:57,000 そして とうとう 心を壊してしまった 。 593 00:39:01,333 --> 00:39:03,000 ( 落ちる音 ) 594 00:39:06,000 --> 00:39:10,000 ( 雅 ) 幼かった綾尾夫人の目の前で➡ 595 00:39:10,000 --> 00:39:15,000 母が姉と命を絶ったことが 全ての発端だったの 。 596 00:39:18,000 --> 00:39:22,000 そんなことがあったんですか… 。 597 00:39:22,000 --> 00:39:25,000 実はね 品子さんたちにも報告しに➡ 598 00:39:25,000 --> 00:39:27,000 人形屋敷に行ってきたのよ 。 599 00:39:27,000 --> 00:39:30,000 品子さんたち お屋敷に戻れたんですか? 600 00:39:30,000 --> 00:39:34,000 まあ 完全に無罪放免 ってわけにはいかないけど➡ 601 00:39:34,000 --> 00:39:37,000 複雑な事情を酌んでもらえてね 。 602 00:39:45,000 --> 00:39:49,000 ( 雅 ) 綾尾夫人の心に深く刻まれた 恐怖と悲しみの記憶は➡ 603 00:39:49,000 --> 00:39:54,000 彼女自身が結婚し おなかの子が 1人でないと分かったとき➡ 604 00:39:54,000 --> 00:39:58,000 再び 夫人の心を襲った 。 605 00:39:58,000 --> 00:40:00,000 ♬~ 606 00:40:00,000 --> 00:40:10,000 ♬~ 607 00:40:10,000 --> 00:40:14,000 ( 雅 ) 自分も 子供を 殺してしまうのではないかと➡ 608 00:40:14,000 --> 00:40:17,000 取り乱す妻の 心身を心配した綾尾氏は➡ 609 00:40:17,000 --> 00:40:19,000 話のあった相続を受け➡ 610 00:40:19,000 --> 00:40:23,000 まったく縁のなかった あの屋敷へと越した 。 611 00:40:30,000 --> 00:40:35,000 ( 雅 ) 周囲に知られぬよう 遠方から産婆が呼ばれ… 。 612 00:40:38,000 --> 00:40:40,000 ( 雅 ) 三つ子は誕生した 。 613 00:40:47,000 --> 00:40:51,000 ( 雅 ) 綾尾氏は 妻の正気を保つために➡ 614 00:40:51,000 --> 00:40:54,000 人形を育てるという 架空の風習をつくり➡ 615 00:40:54,000 --> 00:40:57,000 品子を一人娘と偽った 。 616 00:40:59,000 --> 00:41:00,000 ( 雅 ) 親族にも 村の人たちにも➡ 617 00:41:00,000 --> 00:41:02,000 ( 雅 ) 親族にも 村の人たちにも➡ 618 00:41:02,000 --> 00:41:08,000 後に 使用人にも 品子が三つ子であることを隠した 。 619 00:41:12,000 --> 00:41:18,000 ( 雅 ) そして 夫妻自身 品子を一人娘として育てた 。 620 00:41:21,000 --> 00:41:23,000 ( シャッター音 ) 621 00:41:23,000 --> 00:41:29,000 ( 雅 ) いつしか 夫人も 本当に 品子を1人だと思い込んでいた 。 ➡ 622 00:41:29,000 --> 00:41:30,000 そうなって ようやく 長い苦しみから逃れられたのよ 。 623 00:41:30,000 --> 00:41:35,000 そうなって ようやく 長い苦しみから逃れられたのよ 。 624 00:41:42,000 --> 00:41:44,000 ( 雅 ) 《あっ その辺で止まって》 625 00:41:46,000 --> 00:41:49,000 ( 雅 ) 《撮るわよ》 626 00:41:49,000 --> 00:41:51,000 ( シャッター音 ) 627 00:41:54,000 --> 00:41:59,000 品子さんたち… 消されてしまっていたんだ 。 628 00:41:59,000 --> 00:42:00,000 死んだ子供の供養みたいだって 雅姉さんの印象も➡ 629 00:42:00,000 --> 00:42:04,000 死んだ子供の供養みたいだって 雅姉さんの印象も➡ 630 00:42:04,000 --> 00:42:08,000 半分は当たってたってことですね 。 631 00:42:08,000 --> 00:42:11,000 人形屋敷の慣習は➡ 632 00:42:11,000 --> 00:42:14,000 再び 同じ悲劇を 繰り返さないため➡ 633 00:42:14,000 --> 00:42:20,000 妻と3人の娘と共に 穏やかに暮らすための➡ 634 00:42:20,000 --> 00:42:22,000 綾尾氏による… 。 635 00:42:26,000 --> 00:42:29,000 嘘だったのよ 。 636 00:42:32,000 --> 00:42:40,000 いい嘘か悪い嘘かなんて 状況や立場によって変わる 。 637 00:42:43,000 --> 00:42:47,000 ( 雅 ) 今回も 左右馬君の推理と洞察力は➡ 638 00:42:47,000 --> 00:42:49,000 お見事だったわね 。 639 00:42:49,000 --> 00:42:51,000 そりゃ どうも 。 640 00:42:51,000 --> 00:42:55,000 ( 雅 ) でも… どうして イネさんの死因が➡ 641 00:42:55,000 --> 00:42:58,000 自殺じゃないと思ったのか 。 ➡ 642 00:42:58,000 --> 00:43:00,000 どうして 人形屋敷で会った品子さんが➡ 643 00:43:00,000 --> 00:43:02,000 どうして 人形屋敷で会った品子さんが➡ 644 00:43:02,000 --> 00:43:07,000 前日の品子さんとは別人だと 判別できたのか 。 645 00:43:07,000 --> 00:43:13,000 《そ… それは 私の力です》 646 00:43:13,000 --> 00:43:15,000 それは… 。 647 00:43:15,000 --> 00:43:18,000 あした あたし 結婚するの! 648 00:43:20,000 --> 00:43:22,000 うっそ~! 649 00:43:22,000 --> 00:43:26,000 フフ 。 まあ どうしてかは 聞かないことにするわ 。 650 00:43:26,000 --> 00:43:30,000 左右馬君 言いたくないことは 絶対に言わないものね 。 651 00:43:30,000 --> 00:43:31,000 左右馬君 言いたくないことは 絶対に言わないものね 。 652 00:43:31,000 --> 00:43:33,000 あっ ねえ 今 何時? 653 00:43:36,000 --> 00:43:38,000 大変 もうこんな時間 。 ➡ 654 00:43:38,000 --> 00:43:42,000 ちょっと あしたまでにね これ 記事 まとめなきゃいけないのよ 。 655 00:43:42,000 --> 00:43:46,000 やっぱり 雑誌に載せるんですか 。 656 00:43:46,000 --> 00:43:50,000 ( 雅 ) 品子さんたちがね 載せてほしいって言ったのよ 。 657 00:43:50,000 --> 00:43:52,000 えっ… 。 658 00:43:52,000 --> 00:43:54,000 ( 雅 ) 今までの自分たちを➡ 659 00:43:54,000 --> 00:43:57,000 いなかったことに したくないんですって 。 ➡ 660 00:43:57,000 --> 00:44:00,000 また 好奇の目にさらされたり➡ 661 00:44:00,000 --> 00:44:04,000 今までとは違った苦労も あるでしょうけど➡ 662 00:44:04,000 --> 00:44:10,000 それでも 自分が自分であって 嘘をつかずにいられるのは➡ 663 00:44:10,000 --> 00:44:13,000 幸せだと私は思うわ 。 664 00:44:13,000 --> 00:44:16,000 [先生といると➡ 665 00:44:16,000 --> 00:44:22,000 私が 自分の力を 隠さずにいられるように…] 666 00:44:22,000 --> 00:44:25,000 ( 雅 ) バタバタして ごめんなさいね 。 667 00:44:25,000 --> 00:44:30,000 あっ 。 あっ これ 渡しておくわね 。 ➡ 668 00:44:30,000 --> 00:44:31,000 あっ 。 あっ これ 渡しておくわね 。 ➡ 669 00:44:31,000 --> 00:44:33,000 はい 。 670 00:44:33,000 --> 00:44:35,000 わぁ 。 へぇ 。 671 00:44:35,000 --> 00:44:37,000 ( 雅 ) またね 。 672 00:44:37,000 --> 00:44:43,000 雅姉さんも 良家の令嬢を演じて 自分を偽っていたくないって➡ 673 00:44:43,000 --> 00:44:47,000 記者の仕事をするのに ずいぶんと家と闘った人だから 。 674 00:44:47,000 --> 00:44:51,000 ( 雅 ) あっ 。 そうそう 前言撤回するわ 。 675 00:44:51,000 --> 00:44:57,000 うだつの上がらない探偵に 助手は必要ないって言ったこと 。 676 00:44:57,000 --> 00:45:00,000 これからも 2人一緒に 探偵業 頑張ってね 。 677 00:45:00,000 --> 00:45:01,000 これからも 2人一緒に 探偵業 頑張ってね 。 678 00:45:01,000 --> 00:45:03,000 じゃあね 。 679 00:45:03,000 --> 00:45:17,000 ♬~ 680 00:45:17,000 --> 00:45:22,000 [雅さんが 再び 人形屋敷を訪れた日に撮った➡ 681 00:45:22,000 --> 00:45:24,000 写真の品子さんは➡ 682 00:45:24,000 --> 00:45:30,000 もう 自分を偽る 人形の姿ではありませんでした] 683 00:45:30,000 --> 00:45:31,000 もう 自分を偽る 人形の姿ではありませんでした] 684 00:46:07,551 --> 00:46:09,551 [ 『 嘘解きレトリック 』 の…] 685 00:46:14,654 --> 00:46:16,654 [そして…]