1 00:00:06,000 --> 00:00:26,000 ♬~ 2 00:00:26,000 --> 00:00:30,000 ♬~ 3 00:00:30,000 --> 00:00:41,000 ♬~ 4 00:00:41,000 --> 00:00:43,000 ( 鹿乃子 ) ハァ… 。 5 00:00:43,000 --> 00:00:46,000 よし 。 6 00:00:46,000 --> 00:00:50,000 [私には 嘘を聞く力があります] 7 00:00:50,000 --> 00:00:54,000 ( イナリ ) ニャー 。 ちょっと ごめんね 。 8 00:00:54,000 --> 00:00:58,000 [先生に 力を受け入れてもらって➡ 9 00:00:58,000 --> 00:01:00,000 この町でなら 力を負い目に思わず 暮らしていけるかもしれない] 10 00:01:00,000 --> 00:01:04,000 この町でなら 力を負い目に思わず 暮らしていけるかもしれない] 11 00:01:04,000 --> 00:01:08,000 [そう思いました] 12 00:01:08,000 --> 00:01:13,000 [だから 早く 先生のお役に立ちたいのです] 13 00:01:21,000 --> 00:01:23,000 おう 鹿乃坊 。 おはようございます 。 14 00:01:23,000 --> 00:01:25,000 はいよ イナリの朝飯 。 15 00:01:25,000 --> 00:01:28,000 あっ! いつも ありがとうございます 。 16 00:01:28,000 --> 00:01:30,000 あと これ 昨日の残り物なんだけどよ➡ 17 00:01:30,000 --> 00:01:32,000 ナスの煮浸し 。 先生のお気に入りだろ? 18 00:01:32,000 --> 00:01:36,000 私も大好きです 。 いいんですか? ( 達造 ) ああ 。 19 00:01:36,000 --> 00:01:40,000 ありがとうございます 。 ( 達造 ) チッ… 。 20 00:01:40,000 --> 00:01:43,000 苦労が絶えねえよなぁ あの先生の助手ってのも 。 21 00:01:43,000 --> 00:01:47,000 それは 私が未熟者なので 。 22 00:01:47,000 --> 00:01:49,000 んなことはねえよ 。 23 00:01:49,000 --> 00:01:53,000 で? その先生は? あっ お仕事中です 。 24 00:01:53,000 --> 00:01:55,000 ( 達造 ) おっ! 何だ 景気いいじゃねえか 。 25 00:01:55,000 --> 00:01:58,000 ( 清水 ) こりゃあ 雨でも降るんじゃねえか? 26 00:01:58,000 --> 00:02:00,000 ( 達造 ・ 清水 ) ハハハ…! 27 00:02:00,000 --> 00:02:01,000 ( 達造 ・ 清水 ) ハハハ…! 28 00:02:01,000 --> 00:02:03,000 余計なこと言ってんじゃねえよ おめえはよ 。 29 00:02:03,000 --> 00:02:05,000 ( 左右馬 ) ハクション! 30 00:02:05,000 --> 00:02:08,000 うぅ… ああ… 。 31 00:02:08,000 --> 00:02:10,333 ( 端崎 ) 何だ 風邪か? 32 00:02:10,333 --> 00:02:13,000 風邪だといいんだけど 。 ( 端崎 ) はぁ? 33 00:02:13,000 --> 00:02:16,000 また 面倒なことに 巻き込まれるような➡ 34 00:02:16,000 --> 00:02:19,000 嫌な予感がするような 。 人をだまして➡ 35 00:02:19,000 --> 00:02:23,000 また お稲荷さんの掃除に 駆り出した罰だな 。 36 00:02:23,000 --> 00:02:25,000 人聞きの悪い 。 37 00:02:25,000 --> 00:02:27,000 稲荷に ごみが散乱しているというのは➡ 38 00:02:27,000 --> 00:02:29,000 嘘ではなかっただろ! 39 00:02:29,000 --> 00:02:30,000 結局は ほとんど 枯れ葉掃除だったじゃないか! 40 00:02:30,000 --> 00:02:32,000 結局は ほとんど 枯れ葉掃除だったじゃないか! 41 00:02:32,000 --> 00:02:35,000 朝から稲荷の掃除なんて 警官の鑑ではないか 。 42 00:02:35,000 --> 00:02:40,000 貴様は 一刻も早く 耳を揃えて 毎月の家賃を払える大人になれ 。 43 00:02:40,000 --> 00:02:42,000 さもなければ 逮捕だ! ハクション! 44 00:02:42,000 --> 00:02:45,000 ハクション! バカ野郎! 45 00:02:47,000 --> 00:02:51,000 けっ! じーさん おはよう 。 46 00:03:00,000 --> 00:03:04,000 ただいま~ 。 あ~ 味噌汁のいい香りだ 。 47 00:03:04,000 --> 00:03:06,000 ただ今 戻りました 。 おかえりなさい 。 48 00:03:06,000 --> 00:03:10,000 お掃除 ご苦労さまでした 。 おぉ! これは ナスの煮浸し! 49 00:03:10,000 --> 00:03:14,000 あっ ちょ… 先生! まだ駄目です 。 50 00:03:14,000 --> 00:03:18,000 あ~ 働いた 働いた 。 嘘を言うな 。 51 00:03:18,000 --> 00:03:23,000 馨 お前は 真面目過ぎ… いや 心に余裕がないんだな 。 52 00:03:23,000 --> 00:03:25,000 鹿乃子君 温かいお茶をち ょ うだい 。 はい 。 53 00:03:25,000 --> 00:03:27,000 それとこれとは関係がないだろう 。 54 00:03:27,000 --> 00:03:30,000 栄養が足りてないんじゃないか? ちゃんと飯を食え 。 55 00:03:30,000 --> 00:03:32,000 雑草食ってる貴様に言われたく… 。 ( いびき ) 56 00:03:32,000 --> 00:03:37,000 起きろ お前は おら 起きろ 。 何して… おら 起きろって 。 57 00:03:37,000 --> 00:03:41,000 あっ 端崎さん よかったら 一緒に朝食を 。 58 00:03:43,000 --> 00:03:46,000 いや 私は結構です 。 署で食べますので 。 59 00:03:46,000 --> 00:03:50,000 そうしてくれ 。 馨の分どころじゃないから 。 60 00:03:50,000 --> 00:03:54,000 すみません 。 浦部君が謝ることではありません 。 61 00:03:54,000 --> 00:03:57,000 全ては 左右馬の ふがいなさと怠惰と… 。 62 00:03:57,000 --> 00:04:00,000 いってらっしゃーい 。 ハァ… 。 63 00:04:00,000 --> 00:04:02,000 では 。 64 00:04:04,000 --> 00:04:07,000 お気を付けて 。 ( 端崎 ) 失礼します 。 65 00:04:09,000 --> 00:04:12,000 鹿乃子君 ご飯にしよう 。 66 00:04:12,000 --> 00:04:17,000 先生 籠くらいは片付けてください 。 67 00:04:17,000 --> 00:04:19,000 んっ? 68 00:04:22,000 --> 00:04:25,000 これは? 拾ってきたんだ 。 69 00:04:25,000 --> 00:04:27,000 古道具屋に持っていこうと 思ってね 。 70 00:04:27,000 --> 00:04:29,000 なるほど 。 71 00:04:40,000 --> 00:04:42,000 うわっ! えっ !? 72 00:04:45,000 --> 00:04:49,000 あ っ そういえば 先生が留守の間に 大家さんから電報が来ました 。 73 00:04:49,000 --> 00:04:51,000 大家さん !? 74 00:04:53,000 --> 00:04:56,000 私に 家に来てほしいそうです 。 75 00:04:56,000 --> 00:05:00,000 朝食の用意 終わったら 行ってきますね 。 76 00:05:00,000 --> 00:05:04,000 家主の僕に 直接 言えないこと? 77 00:05:04,000 --> 00:05:07,000 えっ まさか とうとう追い出される !? 78 00:05:07,000 --> 00:05:13,000 まずいよ まずいよ 。 稲荷 掃除したばっかりなのに 。 79 00:05:13,000 --> 00:05:16,000 やっぱり 嫌な予感が… 。 80 00:05:22,000 --> 00:05:26,000 ( 風の音 ) ハクション! 81 00:05:26,000 --> 00:05:30,000 ♬~ 82 00:05:30,000 --> 00:05:36,000 ♬~ 83 00:06:01,000 --> 00:06:03,000 いた! 84 00:06:03,000 --> 00:06:06,000 お願いだから おとなしく… 。 ( 猫 ) ニャー 。 85 00:06:06,000 --> 00:06:08,000 ああっ! 86 00:06:08,000 --> 00:06:10,000 鹿乃坊? 87 00:06:10,000 --> 00:06:12,000 ( 猫 ) ニャー 。 88 00:06:12,000 --> 00:06:14,000 待って 。 89 00:06:23,000 --> 00:06:27,000 お願いだから 逃げないで 。 90 00:06:27,000 --> 00:06:30,000 ( 子供たち ) 何 何 何 何…? しーっ… 。 91 00:06:30,000 --> 00:06:32,000 ( 子供 )「 しーっ 」 だって 。 しーっ しーっ 。 92 00:06:32,000 --> 00:06:35,000 ( 猫 ) ニャー 。 あっ 待って 。 93 00:06:37,000 --> 00:06:41,000 お願い 待って! 94 00:06:41,000 --> 00:06:44,000 ( 子供たち ) あっちだ~! えっ? あっち? えっ? 95 00:06:44,000 --> 00:06:47,000 ⚟あっち あっち あっち! あっち? 96 00:06:47,000 --> 00:06:50,000 ゆっくり 静かに 。 97 00:06:52,000 --> 00:06:54,000 ハクション…! 98 00:06:54,000 --> 00:07:00,000 ♬~ 99 00:07:00,000 --> 00:07:06,000 ♬~ 100 00:07:06,000 --> 00:07:10,000 猫も釣られる匂いだよねぇ 。 101 00:07:10,000 --> 00:07:13,000 ですよねぇ… 。 102 00:07:13,000 --> 00:07:16,000 先生 !? しーっ! 103 00:07:16,000 --> 00:07:19,000 どこにいたんですか? 手伝ってください 。 104 00:07:19,000 --> 00:07:21,000 鹿乃子君 今だ 行け 。 えっ? 105 00:07:21,000 --> 00:07:24,000 ( じーさん ) 行け! はい! 106 00:07:24,000 --> 00:07:27,000 この猫で間違いないね 。 はい 。 107 00:07:27,000 --> 00:07:28,666 よかった よかった 。 108 00:07:28,666 --> 00:07:30,000 でも 先生も 少しは手伝ってくれても… 。 109 00:07:30,000 --> 00:07:31,000 でも 先生も 少しは手伝ってくれても… 。 110 00:07:31,000 --> 00:07:33,000 だって 鹿乃子君が 大家さんから頼まれたんでしょ? 111 00:07:33,000 --> 00:07:35,000 まあ… 。 112 00:07:35,000 --> 00:07:38,000 そして 一銭のお金にもならない 仕事でしょ? 113 00:07:38,000 --> 00:07:40,000 はい… 。 大家さんのお隣さんが➡ 114 00:07:40,000 --> 00:07:44,000 会社の偉い人から預かっていた 猫を逃がしちゃったって 。 115 00:07:44,000 --> 00:07:46,000 そうですけど 。 116 00:07:46,000 --> 00:07:49,000 僕に 直接 依頼するよう お隣に言ってくれれば➡ 117 00:07:49,000 --> 00:07:51,000 お金になったのに 。 118 00:07:55,000 --> 00:08:00,000 大家さん これで 次の家賃 まけてくれないかな 。 119 00:08:00,000 --> 00:08:03,000 どうでしょうか 。 大家さんの猫ではないですし 。 120 00:08:03,000 --> 00:08:05,000 ねえ 鹿乃子君 。 はい 。 121 00:08:05,000 --> 00:08:08,000 そのお隣さんは お金持ちなの? 122 00:08:08,000 --> 00:08:14,000 お隣さんの会社の偉い人が お金持ちみたいです 。 123 00:08:14,000 --> 00:08:17,000 この猫を人質にしたら➡ 124 00:08:17,000 --> 00:08:20,000 その会社の人から 身代金を取れそうじゃない? 125 00:08:20,000 --> 00:08:23,000 大家さんと端崎さんに言いますよ 。 126 00:08:23,000 --> 00:08:27,000 ( 猫 ) ニャー 。 ねぇ? 怖いねぇ? 127 00:08:30,000 --> 00:08:34,000 やっぱり あの猫 人質にした方が もうかったな 。 128 00:08:34,000 --> 00:08:36,000 まだ言ってる 。 129 00:08:38,000 --> 00:08:41,000 藤島 千代… 。 130 00:08:41,000 --> 00:08:44,000 あっ 千代さん! あっ! 131 00:08:44,000 --> 00:08:46,666 あっ 左右馬さま 鹿乃子さん 。 132 00:08:46,666 --> 00:08:50,000 待って 待って… 無視 無視 無視 。 関わると ろくなことないよ 。 133 00:08:50,000 --> 00:08:53,000 そ… 左右馬さま お逃げにならないで! 134 00:08:53,000 --> 00:08:56,000 左右馬さま! ( 女性 ) このお宅 ご存じ? 135 00:08:56,000 --> 00:08:59,000 ♬ ( 太鼓 ・ かねの音 ) ( 一同 )『 秘密 』 『 秘密 』 『 秘密 』 … 。 ➡ 136 00:08:59,000 --> 00:09:00,000 『 秘密 』 の始まり 若竹座 。 『 秘密 』 の始まり 若竹座 。 137 00:09:00,000 --> 00:09:06,000 『 秘密 』 の始まり 若竹座 。 『 秘密 』 の始まり 若竹座 。 138 00:09:06,000 --> 00:09:10,000 鹿乃子君 気付かれないように 。 はい 。 139 00:09:10,000 --> 00:09:14,000 左右馬さま? 左右馬さま? 140 00:09:14,000 --> 00:09:17,000 ( 小島 ) あれっ? 先生? 何やってんの? 141 00:09:17,000 --> 00:09:21,000 それどころじゃないから ホントに 今 。 ホントに 。 142 00:09:21,000 --> 00:09:24,000 あっ いた! 左右馬さま! 143 00:09:26,000 --> 00:09:29,000 左右馬さま~! ( 利市 ) ありがとよ 。 フフ 。 144 00:09:29,000 --> 00:09:30,000 ( 利市 ) おっ! ( 千代 ) うわっ! 145 00:09:30,000 --> 00:09:32,000 ( 利市 ) おっ! ( 千代 ) うわっ! 146 00:09:32,000 --> 00:09:35,000 痛っ… 。 147 00:09:35,000 --> 00:09:37,000 あっ 千代さん! 148 00:09:39,000 --> 00:09:41,000 先生 。 149 00:09:41,000 --> 00:09:45,000 悪い悪い 。 大丈夫か? あっ? おぉ… 。 150 00:09:45,000 --> 00:09:51,000 ほれ 痛いの痛いの カワイイ鼻から飛んでったーっと 。 151 00:09:51,000 --> 00:09:55,000 フフ… 。 他に痛いとこは? 152 00:09:55,000 --> 00:09:58,000 千代さん 大丈夫ですか? 153 00:09:58,000 --> 00:10:00,000 どれどれ 見せてみ? えっ? あっ ちょっと… 。 154 00:10:00,000 --> 00:10:03,666 はい 右 。 はい 左 。 はい 後ろ 。 はい 前 。 ➡ 155 00:10:03,666 --> 00:10:08,000 うん うん 。 大丈夫みたいだね 。 フフ 。 156 00:10:08,000 --> 00:10:10,000 よっ! 157 00:10:13,000 --> 00:10:16,000 あっ… 。 158 00:10:16,000 --> 00:10:20,000 ( 利市 ) ほんじゃ 俺 急いでるんで さいなら 。 159 00:10:23,000 --> 00:10:26,000 千代さん 立てますか? ( 千代 ) ええ 。 ➡ 160 00:10:26,000 --> 00:10:29,000 それにしても 何ですの? あの男 。 161 00:10:29,000 --> 00:10:30,000 千代は そんなに幼く見えるのかしら 。 162 00:10:30,000 --> 00:10:32,000 千代は そんなに幼く見えるのかしら 。 163 00:10:32,000 --> 00:10:36,000 ハァ… 。 もう嫌ですわ 左右馬さまの前で転ぶなんて 。 164 00:10:36,000 --> 00:10:38,000 あっ かばん 。 165 00:10:41,000 --> 00:10:44,000 千代さん 。 166 00:10:44,000 --> 00:10:48,000 少し 着崩れてしまっているようです 。 167 00:10:48,000 --> 00:10:51,000 ( 千代 ) わっ! どうしましょう 。 168 00:10:51,000 --> 00:10:53,000 先生 。 無理 。 169 00:10:53,000 --> 00:10:56,000 まだ何も 。 絶対 嫌 。 170 00:10:56,000 --> 00:10:58,000 先生 。 171 00:10:58,000 --> 00:11:00,000 ( 千代 ) 鹿乃子さんのおかげで 助かりましたわ 。 172 00:11:00,000 --> 00:11:02,000 いえ 。 173 00:11:02,000 --> 00:11:05,000 終わりました 。 ご苦労さま 。 174 00:11:05,000 --> 00:11:08,000 千代 大感激ですわ 。 175 00:11:08,000 --> 00:11:11,000 左右馬さまの事務所に お招きしていただけるなんて 。 176 00:11:11,000 --> 00:11:14,000 僕は 招いてないけどね 。 177 00:11:14,000 --> 00:11:16,000 お茶入れますね 。 178 00:11:16,000 --> 00:11:19,000 喉渇いてないんじゃないかな 。 いただきますわ 。 179 00:11:19,000 --> 00:11:23,000 千代さんのお口に合うか… ススキのお茶なんですけど 。 180 00:11:23,000 --> 00:11:27,000 ススキ? 今日は 私 初めてづくしですわ 。 181 00:11:27,000 --> 00:11:29,000 フフフ… 。 あっ せっかくなので➡ 182 00:11:29,000 --> 00:11:30,000 事務所の様子を書き記しても よろしいかしら? 183 00:11:30,000 --> 00:11:34,000 事務所の様子を書き記しても よろしいかしら? 184 00:11:34,000 --> 00:11:37,000 あら? 185 00:11:37,000 --> 00:11:42,000 これ 千代のではありませんわ 。 えっ? 186 00:11:42,000 --> 00:11:44,000 奇麗な細工ね 。 187 00:11:44,000 --> 00:11:49,000 それじゃ さっきの人が 落としたんでしょうか? 188 00:11:49,000 --> 00:11:51,000 出会いね 。 189 00:11:51,000 --> 00:11:53,000 はい? 嫌な予感 。 190 00:11:53,000 --> 00:11:56,000 これを届けましょう 。 出た 。 191 00:11:56,000 --> 00:11:59,000 こういうの 前に読んだことがあるわ 。 192 00:11:59,000 --> 00:12:00,000 落とし物のあるじを捜して 手掛かりを追っていく主人公 。 193 00:12:00,000 --> 00:12:04,000 落とし物のあるじを捜して 手掛かりを追っていく主人公 。 194 00:12:04,000 --> 00:12:07,000 相手のことを 一つ一つ 知っていくたびに➡ 195 00:12:07,000 --> 00:12:10,000 恋に落ちるの 。 恋? 196 00:12:10,000 --> 00:12:14,000 相手も 大切な宝物を 届けてくれた主人公に恋をして… 。 197 00:12:14,000 --> 00:12:17,000 あ~ すてき! 198 00:12:17,000 --> 00:12:23,000 手掛かりを集めて それをたどって 隠された真実を解き明かすのよ! 199 00:12:23,000 --> 00:12:25,000 これぞ 探偵のお仕事 。 200 00:12:25,000 --> 00:12:29,000 あっ そっちですか 。 相変わらずの突っ走りっぷりで 。 201 00:12:29,000 --> 00:12:30,000 まずは この手鏡に どんな手掛かりがあるのか 。 202 00:12:30,000 --> 00:12:34,000 まずは この手鏡に どんな手掛かりがあるのか 。 203 00:12:34,000 --> 00:12:37,000 あの人 左官屋さんじゃない? 204 00:12:37,000 --> 00:12:41,000 左右馬さま あの男をご存じで? いや 。 205 00:12:41,000 --> 00:12:44,000 でも 右腕に しっくいが付いてたでしょ 。 206 00:12:44,000 --> 00:12:46,000 あら そんなのあったかしら? 207 00:12:46,000 --> 00:12:52,000 それに手拭い 。 屋号が入ってた 。 あれは 富士光左官店のものだね 。 208 00:12:52,000 --> 00:12:56,000 よくご覧になってるのね 。 さすが左右馬さまですわ 。 209 00:12:56,000 --> 00:12:58,000 では 早速 参りましょう 。 210 00:12:58,000 --> 00:13:00,000 僕は そんな お金にならないことはしないよ 。 211 00:13:00,000 --> 00:13:01,000 僕は そんな お金にならないことはしないよ 。 212 00:13:01,000 --> 00:13:05,000 左右馬さま~ 。 それに➡ 213 00:13:05,000 --> 00:13:09,000 鹿乃子君がいれば 大丈夫でしょ 。 214 00:13:09,000 --> 00:13:14,000 では 少女探偵団 結成ですわね 。 はい 。 215 00:13:14,000 --> 00:13:16,000 そうと決まれば お茶は また今度よ 。 216 00:13:16,000 --> 00:13:19,000 行きましょう 鹿乃子さん 。 あっ はい 。 217 00:13:19,000 --> 00:13:22,000 夕飯までには戻っておいで 。 はい 。 いってきます 。 218 00:13:22,000 --> 00:13:24,000 いってらっしゃい 。 219 00:13:35,000 --> 00:13:38,000 ( 清 ) 若え男? ( 千代 ) ええ 。 220 00:13:38,000 --> 00:13:40,000 ( 清 ) 痛ててて… 。 221 00:13:40,000 --> 00:13:43,000 一番若えのは 留だよな? ( 留 ) ここではね 。 222 00:13:43,000 --> 00:13:45,000 じゃあ うちらじゃねえんじゃねえのか? 223 00:13:45,000 --> 00:13:47,000 おい 留 茶 。 ( 留 ) はい 。 224 00:13:50,000 --> 00:13:53,000 左官屋さんじゃないとすると… 。 225 00:13:53,000 --> 00:13:55,000 手掛かりが なくなってしまいましたわ 。 ➡ 226 00:13:55,000 --> 00:13:57,000 困りましたわね 。 227 00:14:00,000 --> 00:14:03,000 あっ 赤い髪! 228 00:14:03,000 --> 00:14:06,000 赤い髪? ( 留 ) 利市のことか? 229 00:14:06,000 --> 00:14:09,000 あ~ あの~ あれか 。 あの尻尾髪の こういう 。 230 00:14:09,000 --> 00:14:10,666 そ… その人です 。 231 00:14:10,666 --> 00:14:12,666 ( 茂 ) あいつなら職人じゃねえよな 。 ( 清 ) ああ 。 232 00:14:12,666 --> 00:14:15,000 字が読めねえから 簡単な仕事しかできねえって➡ 233 00:14:15,000 --> 00:14:18,000 いろんな仕事を 掛け持ちでやってるよ 。 ➡ 234 00:14:18,000 --> 00:14:20,000 あっ さっき 留と しっくい いじってたろ? 235 00:14:20,000 --> 00:14:24,000 ああ 確か あっちの 丸寺商店っていう荒物屋に➡ 236 00:14:24,000 --> 00:14:27,000 間借りして住んでる って言ってたな 。 237 00:14:27,000 --> 00:14:30,000 利市さんという方ですね 。 ありがとうございます 。 238 00:14:30,000 --> 00:14:32,000 行きましょう 。 はい 。 239 00:14:38,000 --> 00:14:40,000 ( 千代 ) ここかしら?➡ 240 00:14:40,000 --> 00:14:43,000 ごめんくださーい 。 ( 女将 ) はいはい 何でしょう? 241 00:14:43,000 --> 00:14:46,000 こちらに 利市さんという方は いらっしゃるかしら? 242 00:14:46,000 --> 00:14:48,000 ( 女将 ) ええ 。 ちょいとお待ちを 。 243 00:14:48,000 --> 00:14:51,000 りいっちゃーん お客さんだよ 。 ( 利市 ) はいはい 。 244 00:14:51,000 --> 00:14:55,000 ⚟ ( 足音 ) ( 利市 ) はい はいっと 。 245 00:14:55,000 --> 00:14:57,000 あれっ? さっきの 。 246 00:14:57,000 --> 00:15:00,000 急に すみません 。 どうしたの? 247 00:15:00,000 --> 00:15:04,000 私たち 少女探偵団ですの 。 ( 利市 ) んっ? 248 00:15:04,000 --> 00:15:06,000 これに見覚えありまして? 249 00:15:06,000 --> 00:15:10,000 ああっ! それ 捜してたんだ 。 ハハ…! 250 00:15:10,000 --> 00:15:13,000 そのようですね 。 ありがとよ 。 251 00:15:13,000 --> 00:15:16,000 怪しいですわ 。 ( 利市 ) はっ? 252 00:15:16,000 --> 00:15:20,000 怪しいですわ 。 男のあなたが こんなものを持ってるのかしら? 253 00:15:20,000 --> 00:15:23,000 《怪しくない 。 怪しくないですよ 千代さん》 254 00:15:23,000 --> 00:15:25,000 探偵の目は ごまかせなくてよ 。 255 00:15:25,000 --> 00:15:29,000 《捜してたって言ってたの 嘘じゃないから》 256 00:15:29,000 --> 00:15:30,000 千代さん これは この方のものです 。 257 00:15:30,000 --> 00:15:31,666 千代さん これは この方のものです 。 258 00:15:31,666 --> 00:15:35,000 えっ? あっ… 。 ( 利市 ) これは➡ 259 00:15:35,000 --> 00:15:39,000 お母ちゃんの形見なんだ 。 ありがとな 。 260 00:15:39,000 --> 00:15:42,000 《あれっ? 嘘だ》 261 00:15:42,000 --> 00:15:45,000 ( 千代 ) まあ 。 立ち入ったことを 聞いてしまいました 。 262 00:15:45,000 --> 00:15:47,000 ごめんなさい 。 263 00:15:47,000 --> 00:15:52,000 うん 。 素直に ごめんなさいが 言えるのは いい子だ 。 フフフ 。 264 00:15:52,000 --> 00:15:54,000 その子供扱い やめてくださる?➡ 265 00:15:54,000 --> 00:15:57,000 鹿乃子さん 参りましょう 。 あっ はい… 。 266 00:15:57,000 --> 00:16:00,000 お邪魔しました 。 ( 利市 ) おう 。 267 00:16:00,000 --> 00:16:02,000 ( 千代 ) ああ 甘味が食べたいですわ 。 268 00:16:02,000 --> 00:16:05,000 りいっちゃん お客さんがいるのに 食べながら下りてこないの 。 269 00:16:05,000 --> 00:16:07,000 だって 冷えたら まずくなっちまう 。 270 00:16:07,000 --> 00:16:08,666 ( 女将 ) そりゃそうだけど… 。 271 00:16:08,666 --> 00:16:11,000 《形見というのは 嘘だった》 272 00:16:11,000 --> 00:16:17,000 《でも さっきの 「 捜してた 」 っ ていうのは嘘じゃなかったから➡ 273 00:16:17,000 --> 00:16:21,000 あの人のものなんだよね?》 274 00:16:21,000 --> 00:16:25,000 ( 千代 ) 行きましょう 鹿乃子さん 。 あっ はい 。 275 00:16:27,000 --> 00:16:29,000 おなかすいた 。 276 00:16:29,000 --> 00:16:30,000 ( 達造 ) 毎度 。 ( 客 ) 大将 満席かい? 277 00:16:30,000 --> 00:16:32,000 ( 達造 ) 毎度 。 ( 客 ) 大将 満席かい? 278 00:16:32,000 --> 00:16:35,000 ( 達造 ) 悪いね 。 また頼むよ 。 ( 客 ) そうか 。 279 00:16:35,000 --> 00:16:37,000 ( 達造 ) ごめんよ 。 ( ヨシ江 ) すみません 。 280 00:16:37,000 --> 00:16:40,000 ( 達造 ) はい 焼き魚 上がったよ 。 ( ヨシ江 ) はいよ 。 281 00:16:40,000 --> 00:16:42,000 ( 客 ) ご飯 お代わり もらえる? 282 00:16:42,000 --> 00:16:45,000 ( ヨシ江 ) 今 行くんで お待ちくださいね 。 283 00:16:45,000 --> 00:16:47,000 今日も つくも焼きか 。 284 00:16:51,000 --> 00:16:53,000 じーさん タレ2つね 。 285 00:16:56,000 --> 00:17:00,000 ばーちゃん… 。 286 00:17:00,000 --> 00:17:02,000 ( ばーちゃん ) いらっしゃい 。 287 00:17:07,000 --> 00:17:09,000 いらっしゃい 。 288 00:17:11,000 --> 00:17:13,000 じーさんは? 289 00:17:21,000 --> 00:17:24,000 ( 千代 ) いいことしましたわね 。 290 00:17:24,000 --> 00:17:28,000 付き合ってもらったのだから ごちそうくらいいたしますわ 。 291 00:17:28,000 --> 00:17:30,000 《ああっ! それ 捜してたんだ》 292 00:17:30,000 --> 00:17:33,000 《お母ちゃんの形見なんだ》 293 00:17:36,000 --> 00:17:38,000 ( 千代 ) 先ほどから どうなさいましたの?➡ 294 00:17:38,000 --> 00:17:41,000 どこか具合でも? いえ 。 295 00:17:41,000 --> 00:17:45,000 そう 。 きっと 食べたら元気になりますわ 。 ➡ 296 00:17:45,000 --> 00:17:48,000 いただきましょう 。 はい 。 297 00:17:52,000 --> 00:17:54,000 いただきます 。 ( 千代 ) いただきます 。 298 00:17:57,000 --> 00:18:00,000 うーん! 299 00:18:00,000 --> 00:18:03,000 うーん! 300 00:18:03,000 --> 00:18:06,000 ところてんは 酢じ ょ うゆと からしに限りますわ 。 301 00:18:06,000 --> 00:18:10,000 この蜜豆も みかんが入っていて おいしいです 。 302 00:18:12,000 --> 00:18:14,000 ( 女性 ) まあ! ひったくりにバッグを? 303 00:18:14,000 --> 00:18:17,000 (タツエ) お気に入りの小さな手鏡も 入っていたのよ 。 304 00:18:17,000 --> 00:18:20,000 ( 女性 ) あの奇麗な銀細工の? ( タツエ ) 怖かったわ 。 305 00:18:20,000 --> 00:18:22,000 ( 女給 ) いらっしゃいませ 。 どうぞ 。 306 00:18:22,000 --> 00:18:24,000 ( タツエ ) バッグは 近くに捨てられてたんだけどね 。 307 00:18:24,000 --> 00:18:25,666 ( 女性 ) 物騒なお話ですわね 。 308 00:18:25,666 --> 00:18:28,000 それって どのような手鏡ですの? 309 00:18:28,000 --> 00:18:30,000 どなた? ( 千代 ) 少女探偵団よ 。 310 00:18:30,000 --> 00:18:31,000 どなた? ( 千代 ) 少女探偵団よ 。 311 00:18:31,000 --> 00:18:33,000 手鏡の特徴を教えてくださる? 312 00:18:35,000 --> 00:18:38,000 怪しい者ではなくてよ! 313 00:18:38,000 --> 00:18:43,000 私たち その手鏡に 見覚えがあるかもしれないんです 。 314 00:18:43,000 --> 00:18:47,000 これぐらいの小さな手鏡で 植物モチーフのレリーフがあるの 。 315 00:18:47,000 --> 00:18:50,000 さっきの手鏡と同じ 。 316 00:18:50,000 --> 00:18:56,000 あと 持ち手のところに ローマ字でタツエと入ってるの 。 317 00:18:56,000 --> 00:18:59,000 ここに その文字を書いてくださる? 318 00:19:05,000 --> 00:19:10,000 こんな文字 あったかしら? うーん… さあ… 。 319 00:19:10,000 --> 00:19:15,000 《あの嘘の矛盾って もしかして…》 320 00:19:15,000 --> 00:19:19,000 犯人の顔は 覚えてないかしら? ( タツエ ) 突然だったので… 。 321 00:19:19,000 --> 00:19:22,000 《盗んだものってことだ っ たんだ》 322 00:19:22,000 --> 00:19:24,000 あの鏡で間違いないですよ 。 323 00:19:26,000 --> 00:19:30,000 そうね 。 きっと そうよ 。 324 00:19:30,000 --> 00:19:31,000 そうね 。 きっと そうよ 。 325 00:19:31,000 --> 00:19:34,000 あの人が盗んだんだと思います 。 326 00:19:34,000 --> 00:19:37,000 もう一度 あの男のところへ行って 確かめてみましょう 。 327 00:19:37,000 --> 00:19:38,666 はい 。 328 00:19:38,666 --> 00:19:42,000 ひったくりに協力したとあらば 心外ですわ 。 329 00:19:42,000 --> 00:19:44,000 ハァ… 。 330 00:19:44,000 --> 00:19:49,000 ホントに何もないの? ( 達造 ) ああ すまねえな 。 331 00:19:49,000 --> 00:19:52,000 じゃあ もう これを食べるしかないか 。 332 00:19:52,000 --> 00:19:55,000 何だよ 。 ちゃんと食い物あるじゃねえかよ 。 333 00:19:55,000 --> 00:19:58,000 朝 見たときは じーさんが店番してたから➡ 334 00:19:58,000 --> 00:20:00,000 今日は当たりだと 思ったんだけど➡ 335 00:20:00,000 --> 00:20:03,000 さっき行ったら ばーちゃんが立ってて… 。 336 00:20:03,000 --> 00:20:08,000 で ばーちゃんのを買ったのか 。 そう 。 怖くて まだ食べてない 。 337 00:20:08,000 --> 00:20:12,000 こんなに おなかすいてるのに 。 ハハハ…! 338 00:20:12,000 --> 00:20:15,000 で 鹿乃坊は? 人捜しに 。 339 00:20:15,000 --> 00:20:19,000 人捜し? ふーん 。 340 00:20:19,000 --> 00:20:22,000 鹿乃坊の方が よっぽど 探偵らしいことしてるじゃねえか 。 341 00:20:22,000 --> 00:20:26,000 そうですね 。 「 そうですね 」 じゃねえよ 。 342 00:20:28,000 --> 00:20:30,000 はいよ 。 どうも 。 343 00:20:30,000 --> 00:20:32,000 はいよ 。 どうも 。 344 00:20:32,000 --> 00:20:37,000 しかし 先生にゃ も っ たいねえくれえだな 鹿乃坊は 。 345 00:20:37,000 --> 00:20:41,000 ホントに助けられてます 。 フッ… 。 346 00:20:44,000 --> 00:20:48,000 なあ 先生よ 。 んっ? 347 00:20:48,000 --> 00:20:51,000 こんな貧乏暮らしから 早く抜け出さねえと 。 348 00:20:51,000 --> 00:20:55,000 そりゃ 僕だって やりたくて 貧乏やってるわけじゃ… 。 349 00:20:55,000 --> 00:20:59,000 えっ? もしかして もう ツケは効かないとか !? 350 00:20:59,000 --> 00:21:00,000 そうじゃねえ 。 351 00:21:00,000 --> 00:21:01,000 そうじゃねえ 。 352 00:21:08,000 --> 00:21:11,000 鹿乃坊のこと ちゃんと見てねえと➡ 353 00:21:11,000 --> 00:21:14,000 どっかに もっといい仕事 見つけて➡ 354 00:21:14,000 --> 00:21:17,000 そっちに行っちまうぞって話だよ 。 355 00:21:19,000 --> 00:21:23,000 そうなったら 困るなぁ 。 356 00:21:25,000 --> 00:21:28,000 先生にしては 珍しく気に入ってるもんな 。 357 00:21:28,000 --> 00:21:30,000 へっ? 358 00:21:30,000 --> 00:21:34,000 先生が こんな長く 人をそばに置くなんて➡ 359 00:21:34,000 --> 00:21:37,000 ねえことだろ? 360 00:21:37,000 --> 00:21:40,000 もっと大事にしてやんなきゃ 。 361 00:21:50,000 --> 00:21:52,000 もう一度 鏡を見せてもらって お母さまの名を尋ねましょう 。 362 00:21:52,000 --> 00:21:55,000 字が読めないのなら 答えられないんじゃないかしら 。 363 00:21:55,000 --> 00:22:00,000 《そんなことをしなくても 私には分かる》 364 00:22:00,000 --> 00:22:04,000 ( 千代 ) ごめんください 。 ( 女将 ) あら… まだ何か? 365 00:22:04,000 --> 00:22:07,000 利市さんは いらっしゃるかしら? ( 女将 ) りいっちゃんなら➡ 366 00:22:07,000 --> 00:22:10,000 ローズのリリーちゃんのところに お使いをお願いしたところだよ 。 367 00:22:10,000 --> 00:22:13,000 ローズ 。 368 00:22:13,000 --> 00:22:15,000 ( 千代 ) 行きましょう 。 369 00:22:15,000 --> 00:22:17,000 毎度! ( 女給 ) ご苦労さま 。 370 00:22:19,000 --> 00:22:21,000 ( 清水 ) おお 利市 。 ( 利市 ) おお ヒデ 。 371 00:22:21,000 --> 00:22:23,000 ( 清水 ) すまねえ 。 手伝ってくんねえか? 372 00:22:23,000 --> 00:22:25,000 ( 利市 ) おお これか? ( 千代 ) ローズって この先で➡ 373 00:22:25,000 --> 00:22:28,000 合ってるのかしら? はい もうすぐです 。 374 00:22:30,000 --> 00:22:32,000 ( 千代 ) 鹿乃子さん? 375 00:22:32,000 --> 00:22:34,000 行きましょう 。 376 00:22:34,000 --> 00:22:38,000 ( 男性 ) うわっ! 危ねえな! 前見て歩け! 377 00:22:38,000 --> 00:22:40,000 あっ 。 378 00:22:40,000 --> 00:22:43,000 大丈夫ですの? 立てる? 379 00:22:43,000 --> 00:22:46,000 ( ヤイコ ) うん 。 380 00:22:46,000 --> 00:22:49,000 痛いの飛んでったの 。 381 00:22:49,000 --> 00:22:53,000 強い女性ね 。 すてきですわ 。 382 00:22:53,000 --> 00:22:55,000 あっ! 383 00:22:58,000 --> 00:23:00,000 ( 千代 ) その手鏡 どういたしましたの? 384 00:23:00,000 --> 00:23:02,000 ( ヤイコ ) これ? お兄ちゃんがくれたよ 。 385 00:23:02,000 --> 00:23:05,000 ちょっと見せてくださる? ( ヤイコ ) 嫌っ! 386 00:23:05,000 --> 00:23:07,000 見るだけですわ 。 ( ヤイコ ) お母さんの鏡だもん! 387 00:23:07,000 --> 00:23:10,000 大事にしろって お兄ちゃん 言ったもん! 388 00:23:10,000 --> 00:23:13,000 《この子 嘘ついてない》 389 00:23:13,000 --> 00:23:15,000 後で返しますわ 。 ( ヤイコ ) 嫌っ! 390 00:23:15,000 --> 00:23:18,000 ⚟ヤイコ! ( ヤイコ ) あっ お兄ちゃん 。 391 00:23:18,000 --> 00:23:20,000 ( ヤイコ ) あっ! 返して 返して…! 392 00:23:20,000 --> 00:23:24,000 《もしかして 私…》 393 00:23:24,000 --> 00:23:27,000 千代さん それは… 。 394 00:23:27,000 --> 00:23:30,000 ( 千代 ) あれっ? ローマ字がないわ 。 395 00:23:30,000 --> 00:23:31,000 ( 千代 ) あれっ? ローマ字がないわ 。 396 00:23:31,000 --> 00:23:33,000 あっ… 。 ( ヤイコ ) お兄ちゃん 。 397 00:23:33,000 --> 00:23:35,000 ほれ 。 398 00:23:35,000 --> 00:23:39,000 あんたら いったい 何や っ てんの? ( 千代 ) どういうこと? 399 00:23:39,000 --> 00:23:44,666 《私 とんでもない間違いを…》 400 00:23:44,666 --> 00:23:46,333 ハハハ…! 401 00:23:46,333 --> 00:23:49,000 本当に申し訳ありません 。 申し訳ございませんでしたわ 。 402 00:23:49,000 --> 00:23:51,000 ( 利市 ) ひっ ひったくりと間違えたって 。 403 00:23:51,000 --> 00:23:53,000 ( 千代 ) 早とちりでした 。 404 00:23:53,000 --> 00:23:58,000 まあ その状況なら うん 確かに 俺 怪しいわ 。 405 00:23:58,000 --> 00:24:00,000 でも 素直に ごめんなさいは いい子だ いい子 。 406 00:24:00,000 --> 00:24:03,000 でも 素直に ごめんなさいは いい子だ いい子 。 407 00:24:03,000 --> 00:24:05,000 分かりましたわ 。 ( 利市 ) んっ? 408 00:24:05,000 --> 00:24:09,000 あなたの その子供扱いは 幼い妹さんがいるからなのね 。 409 00:24:09,000 --> 00:24:12,000 ( 利市 ) お~ 確かにな 。 410 00:24:12,000 --> 00:24:17,000 この辺とか ヤイコそっくりだし 。 ほれ ほれ 。 411 00:24:17,000 --> 00:24:20,000 ( ヤイコ ) ねえ 来て 。 ( 千代 ) 私? 412 00:24:20,000 --> 00:24:22,000 ( 利市 ) 遊んでやってよ 。 ( 千代 ) いいですわよ 。 413 00:24:22,000 --> 00:24:24,000 こっち こっち 。 414 00:24:30,000 --> 00:24:36,000 ヤイコはさ 妹じゃねえよ 。 415 00:24:36,000 --> 00:24:39,000 荒物屋の2階に 母親と住んでたんだよ 。 416 00:24:39,000 --> 00:24:45,000 でも 2年前 ヤイコだけ残して 母親が消えちまってさ 。 417 00:24:45,000 --> 00:24:50,000 ハハ… まあ 俺も ガキの頃 似たようなもんだったんで➡ 418 00:24:50,000 --> 00:24:54,000 あいつの面倒 見ることにしたんだけど➡ 419 00:24:54,000 --> 00:24:59,000 近頃 「 母ちゃんは? 」 って 聞くようになってさ 。 ➡ 420 00:24:59,000 --> 00:25:00,000 何て答えてやったらいいのか 困っちまって 。 421 00:25:00,000 --> 00:25:04,000 何て答えてやったらいいのか 困っちまって 。 422 00:25:04,000 --> 00:25:10,000 夏によ 水路のドブ掃除してて あの鏡を見つけたからさ➡ 423 00:25:10,000 --> 00:25:13,000 母ちゃんのだぞって言って ヤイコに持たせたんだ 。 424 00:25:13,000 --> 00:25:17,000 それで お母さんのって… 。 425 00:25:17,000 --> 00:25:20,000 それを この間 ヤイコが割っちまってよ➡ 426 00:25:20,000 --> 00:25:24,000 今日 修理から 戻ってきたばかりなんだよ 。 ➡ 427 00:25:24,000 --> 00:25:27,000 フフ… 。 そういうわけだからさ➡ 428 00:25:27,000 --> 00:25:30,000 このこと ヤイコには 秘密にしといてやってね 。 429 00:25:30,000 --> 00:25:32,000 このこと ヤイコには 秘密にしといてやってね 。 430 00:25:32,000 --> 00:25:36,000 本当に ごめんなさい 。 いや 何 。 431 00:25:36,000 --> 00:25:39,000 もとは 人さまのもんってとこは 大差ねえよ 。 432 00:25:39,000 --> 00:25:43,000 フフ… 。 はい 。 そんなに気にすんなって 。 433 00:25:43,000 --> 00:25:45,000 ( 鐘の音 ) 434 00:25:45,000 --> 00:25:48,666 ヤイコ そろそろ帰るぞ 。 ( ヤイコ ) お兄ちゃん これ見て 。 435 00:25:48,666 --> 00:25:52,000 [人は いろんな嘘をつきます] 436 00:25:52,000 --> 00:25:57,000 [悪意 見え 気遣い] 437 00:25:57,000 --> 00:26:00,000 [そして 秘密] 438 00:26:00,000 --> 00:26:01,000 [そして 秘密] 439 00:26:01,000 --> 00:26:04,000 ( 鐘の音 ) 440 00:26:04,000 --> 00:26:18,000 ♬~ 441 00:26:18,000 --> 00:26:20,000 ばーちゃんだ 。 442 00:26:20,000 --> 00:26:30,000 ♬~ 443 00:26:30,000 --> 00:26:32,000 ⚟ ( 鐘の音 ) 444 00:26:32,000 --> 00:26:42,000 ♬~ 445 00:26:42,000 --> 00:26:45,000 ( イナリ ) ニャー 。 446 00:26:49,000 --> 00:26:55,000 遅いね 鹿乃子君 。 ( イナリ ) ニャー 。 447 00:26:55,000 --> 00:26:58,000 ( 千代 ) 今日は 本当に探偵のお仕事をしたのよ 。 ➡ 448 00:26:58,000 --> 00:27:00,000 ねっ 鹿乃子さん 。 ( 耕吉 ) ええ お嬢さま 。 ➡ 449 00:27:00,000 --> 00:27:01,000 ねっ 鹿乃子さん 。 ( 耕吉 ) ええ お嬢さま 。 ➡ 450 00:27:01,000 --> 00:27:04,000 しかし お迎えの時間を 過ぎていましたので 。 451 00:27:04,000 --> 00:27:08,000 ご心配をおかけして すみませんでした 。 452 00:27:08,000 --> 00:27:11,000 元気出して 鹿乃子さん 。 453 00:27:11,000 --> 00:27:17,000 申し訳ないことをしてしま っ たけど 許してもらえてよかったですわ 。 454 00:27:17,000 --> 00:27:19,000 そうですね… 。 455 00:27:19,000 --> 00:27:21,000 ( 耕吉 ) お嬢さま そろそろ 。 456 00:27:21,000 --> 00:27:23,000 まだ 鹿乃子さんと お話ししたいことが➡ 457 00:27:23,000 --> 00:27:26,000 たくさんあるのよ 。 ( 耕吉 ) また今度にいたしましょう 。 458 00:27:26,000 --> 00:27:29,000 浦部さま 失礼いたします 。 459 00:27:29,000 --> 00:27:30,000 お嬢さま 。 460 00:27:30,000 --> 00:27:32,000 お嬢さま 。 461 00:27:32,000 --> 00:27:35,000 左右馬さまに よろしくお伝えくださいませね 。 462 00:27:35,000 --> 00:27:37,000 はい 。 463 00:27:55,000 --> 00:27:59,000 《違う 。 私は 千代さんのように➡ 464 00:27:59,000 --> 00:28:00,000 利市さんが犯人だと 疑っていたわけじゃない》 465 00:28:00,000 --> 00:28:04,000 利市さんが犯人だと 疑っていたわけじゃない》 466 00:28:06,000 --> 00:28:10,000 《利市さんの嘘を 聞いていたことで➡ 467 00:28:10,000 --> 00:28:13,000 決め付けてしまっていた》 468 00:28:18,000 --> 00:28:24,000 《私には 嘘が分かるからこそ➡ 469 00:28:24,000 --> 00:28:27,000 見えなくなっているものが あるんだ》 470 00:28:27,000 --> 00:28:30,000 ♬~ 471 00:28:30,000 --> 00:28:47,000 ♬~ 472 00:28:47,000 --> 00:28:53,000 ♬~ 473 00:28:53,000 --> 00:28:55,000 ⚟先生… 。 474 00:28:55,000 --> 00:29:00,000 ♬~ 475 00:29:00,000 --> 00:29:15,000 ♬~ 476 00:29:15,000 --> 00:29:24,000 ♬~ 477 00:29:24,000 --> 00:29:28,000 《先生 私➡ 478 00:29:28,000 --> 00:29:30,000 本当に 探偵助手の仕事なんて していいのでしょうか》 479 00:29:30,000 --> 00:29:33,000 本当に 探偵助手の仕事なんて していいのでしょうか》 480 00:29:33,000 --> 00:29:39,000 《先生のそばにいていい 人間なのでしょうか》 481 00:30:05,000 --> 00:30:13,000 [嘘が聞こえる この力は 人を傷つけてばかりでした] 482 00:30:13,000 --> 00:30:17,000 ( 君子 ) 《これね お父さまが 買ってくださったのよ》 483 00:30:17,000 --> 00:30:20,000 《嘘だ! 君ちゃん また嘘だ》 484 00:30:20,000 --> 00:30:23,000 ( 君子 ) 《嘘じゃない》 485 00:30:23,000 --> 00:30:27,000 《嘘じゃない! 嘘じゃないもん!》 486 00:30:33,000 --> 00:30:39,000 《君ちゃん! 帽子 忘れてるよ》 487 00:30:39,000 --> 00:30:41,000 ( 君子 ) 《できた》 488 00:30:41,000 --> 00:30:44,000 ( 君子の母 ) 《すごーい 。 上手になったのね》 489 00:30:44,000 --> 00:30:46,000 ( 君子の父 ) 《そろそろ行くよ》 490 00:30:46,000 --> 00:30:49,000 《せっかく 帰っていらしたばかりなのに》 491 00:30:49,000 --> 00:30:52,000 ( 君子の父 ) 《すまないね 。 しばらく帰れそうにない》 492 00:30:52,000 --> 00:30:55,000 《仕事が また忙しくなったんだ》 493 00:30:57,000 --> 00:31:00,000 《おじさん 嘘だ!》 494 00:31:00,000 --> 00:31:06,000 《おじさん お仕事って嘘だから 君ちゃんといられるんだよ》 495 00:31:06,000 --> 00:31:09,000 ( 君子 ) 《そうなの? お父さん お父さん》 496 00:31:09,000 --> 00:31:13,000 《君ちゃん おばあちゃんと 向こうで遊ぼう 。 ねっ》 497 00:31:15,000 --> 00:31:18,000 ( 女性 ) 《鹿乃子が 嘘 暴いちゃったんだよ》 498 00:31:18,000 --> 00:31:21,000 ( 女性 ) 《旦那さん よそに 愛人 囲ってたって》 499 00:31:21,000 --> 00:31:24,000 ( 男性 ) 《あそこは 入り婿だろ? 大ごとになったってさ》 500 00:31:24,000 --> 00:31:27,000 ( フミ ) 《申し訳ありません》 501 00:31:27,000 --> 00:31:30,000 《もう二度と うちにも君子にも 近づかないで!》 502 00:31:30,000 --> 00:31:32,000 《もう二度と うちにも君子にも 近づかないで!》 503 00:31:32,000 --> 00:31:34,000 ( フミ ) 《申し訳ありません》 504 00:31:34,000 --> 00:31:39,000 ( 君子の祖母 ) 《娘は倒れて まだ床にいるのよ!》 505 00:31:39,000 --> 00:31:42,000 《君ちゃんのおばあちゃん ごめんなさい!》 506 00:31:42,000 --> 00:31:46,000 《ごめんなさい ごめんなさい》 《鹿乃子…》 507 00:31:46,000 --> 00:31:50,000 《嘘が分かるなんて いやらしい!》 508 00:31:54,000 --> 00:31:57,000 《申し訳ありません》 509 00:31:57,000 --> 00:32:00,000 《フン!》 510 00:32:00,000 --> 00:32:07,000 [自分の力が どういうものなのか ようやく理解しました] 511 00:32:07,000 --> 00:32:10,000 《お母さん…》 512 00:32:10,000 --> 00:32:14,000 ( 2人のすすり泣く声 ) 513 00:32:14,000 --> 00:32:19,000 [人を傷つけずにいるには 一人でいるしかない] 514 00:32:19,000 --> 00:32:23,000 [なるべく一人で 誰とも話さず➡ 515 00:32:23,000 --> 00:32:26,000 そうすることしか できませんでした] 516 00:32:26,000 --> 00:32:28,000 [それでも…] 517 00:32:28,000 --> 00:32:30,000 ( 松雄 ) 《あいつがやったんだよ 。 俺じゃねえもん》➡ 518 00:32:30,000 --> 00:32:31,000 ( 松雄 ) 《あいつがやったんだよ 。 俺じゃねえもん》➡ 519 00:32:31,000 --> 00:32:33,000 《ホントだって 。 信じてよ 先生》 520 00:32:33,000 --> 00:32:39,000 [嘘で おとしめられる人を 放っておくのも 苦しくて…] 521 00:32:39,000 --> 00:32:41,000 ( 教師 ) 《お前たちも ホントは 知ってるんじゃないか?》 522 00:32:41,000 --> 00:32:43,000 ( 松雄 ) 《だから 違うんだってば》 523 00:32:43,000 --> 00:32:46,000 《信じていいんだな? 本当だな?》 524 00:32:46,000 --> 00:32:48,000 《嘘だよ》 525 00:32:48,000 --> 00:32:52,000 《うわっ こいつ しゃべった》 ( 男子児童 ) 《気持ち悪っ》 526 00:32:52,000 --> 00:32:55,000 《松雄君 嘘ついてるよ》 527 00:32:55,000 --> 00:32:59,000 ( 教師 ) 《あっちで 話 聞くから 来なさい》 528 00:32:59,000 --> 00:33:00,000 ♬~ 529 00:33:00,000 --> 00:33:19,000 ♬~ 530 00:33:19,000 --> 00:33:21,000 《お母さん…》 531 00:33:21,000 --> 00:33:25,000 《おかえり 鹿乃子》 532 00:33:25,000 --> 00:33:28,000 [この力があるかぎり➡ 533 00:33:28,000 --> 00:33:30,000 人から疎まれるのは 当然のことです] 534 00:33:30,000 --> 00:33:32,000 人から疎まれるのは 当然のことです] 535 00:33:32,000 --> 00:33:34,000 ( 君子 ) 《許せない》➡ 536 00:33:34,000 --> 00:33:36,000 《鹿乃子だってね》 537 00:33:36,000 --> 00:33:41,000 《私が学費待ってもらってること みんなに しゃべったの》 538 00:33:41,000 --> 00:33:46,000 《何のこと? 私 知らない 。 何も言ってないよ》 539 00:33:46,000 --> 00:33:50,000 《私は そう聞いたわよ 鹿乃子さんが言ったって》 540 00:33:50,000 --> 00:33:51,666 《嘘!》 541 00:33:51,666 --> 00:33:55,000 《まあ! 私が嘘をついてるんですって》 542 00:33:55,000 --> 00:33:57,000 《怖いわ》 543 00:33:57,000 --> 00:34:00,000 《君ちゃん 私じゃない! 嘘じゃないよ!》 544 00:34:00,000 --> 00:34:01,000 《君ちゃん 私じゃない! 嘘じゃないよ!》 545 00:34:01,000 --> 00:34:04,000 《嘘じゃないって…》 546 00:34:04,000 --> 00:34:09,000 《あんたが嘘ついてないって どうやって証明するのよ!》 547 00:34:09,000 --> 00:34:11,000 《君ちゃん…》 548 00:34:11,000 --> 00:34:13,000 《いいわよねぇ》 549 00:34:13,000 --> 00:34:15,000 《私たちのつく嘘は 全部 分かるのに➡ 550 00:34:15,000 --> 00:34:19,000 鹿乃子さんのつく嘘は 誰にも分からないんですもの》 551 00:34:33,000 --> 00:34:39,000 [そうか 。 嘘をつけばいいんだ] 552 00:34:42,000 --> 00:34:46,000 [嘘をついて 秘密にすればいいんだ] 553 00:34:52,000 --> 00:34:59,000 [村を出て 嘘が聞こえることを 隠して生きていこう] 554 00:34:59,000 --> 00:35:00,000 ( フミ ) 《体に気を付けてね 鹿乃子》 555 00:35:00,000 --> 00:35:03,000 ( フミ ) 《体に気を付けてね 鹿乃子》 556 00:35:03,000 --> 00:35:08,000 《はい 。 落ち着き先が決まったら 手紙を出します》 557 00:35:08,000 --> 00:35:12,000 《そうしてね 。 すぐに手紙を書いて》 558 00:35:12,000 --> 00:35:16,000 《いっぱい 迷惑をかけちゃったけど➡ 559 00:35:16,000 --> 00:35:21,000 この力のこと 自分で ちゃんと分かったから➡ 560 00:35:21,000 --> 00:35:23,000 大丈夫》 561 00:35:23,000 --> 00:35:25,000 ( 赤ん坊のぐずる声 ) 562 00:35:25,000 --> 00:35:29,000 《はいはい 。 よしよし よしよし》 563 00:35:29,000 --> 00:35:30,000 [よかった 。 お母さんに嘘を聞く力がなくて] 564 00:35:30,000 --> 00:35:36,000 [よかった 。 お母さんに嘘を聞く力がなくて] 565 00:35:36,000 --> 00:35:42,000 《だって この力があれば 悪い人にも だまされないし》 566 00:35:42,000 --> 00:35:45,000 《だから…》 567 00:35:45,000 --> 00:35:49,000 《この力も 悪くないんじゃないかな》 568 00:35:54,000 --> 00:35:57,000 《大丈夫です お母さん》 569 00:35:57,000 --> 00:36:00,000 [お母さんが どうして いつも➡ 570 00:36:00,000 --> 00:36:04,000 何も言わないで 抱きしめてくれるのか➡ 571 00:36:04,000 --> 00:36:06,000 知ってる] 572 00:36:06,000 --> 00:36:09,000 [自分の言葉に嘘が交じってて➡ 573 00:36:09,000 --> 00:36:17,000 それを私に聞かれてしまうことが 怖かったんだよね] 574 00:36:17,000 --> 00:36:23,000 [村を出て 力を隠して 嘘をついて➡ 575 00:36:23,000 --> 00:36:30,000 もう誰も傷つけないで 生きていこうと思ってた] 576 00:36:30,000 --> 00:36:33,000 [けど 先生と出会えて➡ 577 00:36:33,000 --> 00:36:41,000 この力で 人の力になれることも あるって知って うれしくて…] 578 00:36:41,000 --> 00:36:46,000 《君の力は 未知のものへの真偽は 問えないわけだ》 579 00:36:46,000 --> 00:36:51,000 《探偵助手として このことは 心に留めておかないとね》 580 00:36:51,000 --> 00:36:55,000 [先生は ちゃんと そう言ってくれていたのに➡ 581 00:36:55,000 --> 00:37:00,000 私 また 人を傷つけるところだった] 582 00:37:00,000 --> 00:37:02,000 私 また 人を傷つけるところだった] 583 00:37:08,000 --> 00:37:10,000 鹿乃子君 。 584 00:37:12,000 --> 00:37:15,000 わっ! えっ !? 僕です 。 585 00:37:15,000 --> 00:37:16,666 先生 。 586 00:37:16,666 --> 00:37:21,000 般若の面は 嫉妬と恨みの表情なのです 。 587 00:37:21,000 --> 00:37:25,000 えっと あの… 。 分かっていないようですね 。 588 00:37:25,000 --> 00:37:28,000 ( おなかの鳴る音 ) 589 00:37:28,000 --> 00:37:30,000 あっ… 。 590 00:37:30,000 --> 00:37:31,000 あっ… 。 591 00:37:31,000 --> 00:37:35,000 まずは これをお食べなさい 。 えっ? 592 00:37:35,000 --> 00:37:37,000 お食べなさい 。 593 00:37:57,000 --> 00:37:58,666 うっ… 。 594 00:37:58,666 --> 00:38:00,000 すごいでしょう? すごく まずいでしょう? 595 00:38:00,000 --> 00:38:03,000 すごいでしょう? すごく まずいでしょう? 596 00:38:03,000 --> 00:38:04,666 はい… 。 597 00:38:04,666 --> 00:38:08,000 今日は ばーちゃんの つくも焼きだったのです 。 598 00:38:08,000 --> 00:38:11,000 あの~… 。 僕はね 鹿乃子君 。 599 00:38:11,000 --> 00:38:14,000 はい 。 600 00:38:14,000 --> 00:38:18,000 帰ってこない君を心配して 藤島家まで行ったんだよ 。 601 00:38:18,000 --> 00:38:20,000 えっ !? 602 00:38:20,000 --> 00:38:24,000 あんな 虫眼鏡だけ置いてあったら そりゃあ 心配するよ 。 603 00:38:24,000 --> 00:38:29,000 だから 昼間 何があったか聞きにね 。 604 00:38:29,000 --> 00:38:30,000 そしたら… 。 605 00:38:30,000 --> 00:38:33,000 そしたら… 。 606 00:38:33,000 --> 00:38:38,000 蜜豆 食べたって 。 はい? 607 00:38:38,000 --> 00:38:41,000 どうしてだよ 。 608 00:38:43,000 --> 00:38:45,000 蜜豆 。 609 00:38:45,000 --> 00:38:47,000 蜜豆って何? 何で 蜜豆 食べてんだよ 。 610 00:38:47,000 --> 00:38:50,000 僕は こんなに まっずい つくも焼き食べて待ってたのに➡ 611 00:38:50,000 --> 00:38:54,000 蜜豆って !! へっ? 612 00:38:54,000 --> 00:38:58,000 それで これ かぶって この辺 捜しに来たの! 613 00:38:58,000 --> 00:39:00,000 それが 嫉妬と恨みの意味… 。 614 00:39:00,000 --> 00:39:04,000 それが 嫉妬と恨みの意味… 。 615 00:39:04,000 --> 00:39:08,000 今日は 朝から 嫌な予感ばっかりしていたのです 。 616 00:39:08,000 --> 00:39:12,000 ブルブル… 。 617 00:39:12,000 --> 00:39:14,000 ハァ… 。 618 00:39:17,000 --> 00:39:21,000 で? どうしたの? 619 00:39:21,000 --> 00:39:24,000 また 何か 一人で グルグルしてるんでしょ? 620 00:39:24,000 --> 00:39:26,000 その様子じゃ 。 621 00:39:31,000 --> 00:39:34,000 前も ここで お月見したね 。 622 00:39:38,000 --> 00:39:40,000 覚えてる? 623 00:39:42,000 --> 00:39:46,000 《忘れるはずない》 624 00:39:46,000 --> 00:39:49,000 《すごく うれしかったから》 625 00:39:54,000 --> 00:39:59,000 私 探偵助手をやめます 。 626 00:40:02,000 --> 00:40:09,000 《先生に 迷惑をかけたくない》 627 00:40:09,000 --> 00:40:14,000 今日 私… 。 628 00:40:14,000 --> 00:40:20,000 真実を見誤って 人を傷つけるところでした 。 629 00:40:24,000 --> 00:40:30,000 嘘が分かるからこそ 見えないものがあるんです 。 630 00:40:30,000 --> 00:40:31,000 嘘が分かるからこそ 見えないものがあるんです 。 631 00:40:34,000 --> 00:40:41,000 いつか 誰かを傷つけます 。 632 00:40:43,000 --> 00:40:48,000 この力を 仕事になんて しちゃいけないんです 。 633 00:40:51,000 --> 00:40:57,000 《ずっと一人が嫌だったけど 一人でいなきゃ駄目だったんだ》 634 00:41:02,000 --> 00:41:08,000 探偵助手をやめても 嘘は聞こえるんでしょ? 635 00:41:08,000 --> 00:41:12,000 嘘を聞いても 知らんぷりして… 。 636 00:41:12,000 --> 00:41:14,000 無理 。 637 00:41:14,000 --> 00:41:17,000 知らんぷりして… 。 無理 。 君には無理 。 638 00:41:17,000 --> 00:41:19,000 何でですか? 639 00:41:19,000 --> 00:41:22,000 タロ坊のときも 馨のときも 品子さんのときも➡ 640 00:41:22,000 --> 00:41:25,000 君は放っておけなかったでしょ 。 君には無理だね 。 641 00:41:25,000 --> 00:41:28,000 無理でも やらなきゃ! 642 00:41:28,000 --> 00:41:30,000 この力で 人を傷つけるのは 嫌なんです! 643 00:41:30,000 --> 00:41:33,000 この力で 人を傷つけるのは 嫌なんです! 644 00:41:35,000 --> 00:41:38,000 嫌なんです 。 645 00:41:49,000 --> 00:41:52,000 分かった 。 646 00:41:52,000 --> 00:41:55,000 えっ… 。 647 00:41:55,000 --> 00:41:59,000 まあ もともと 僕が 強引に助手にしたんだし➡ 648 00:41:59,000 --> 00:42:00,000 ろくに 給金も支払えていなかったしね 。 649 00:42:00,000 --> 00:42:03,000 ろくに 給金も支払えていなかったしね 。 650 00:42:03,000 --> 00:42:06,000 君は 僕んとこ以外で 働いた方がいいのかもね 。 651 00:42:06,000 --> 00:42:08,000 《嘘》 652 00:42:10,000 --> 00:42:12,000 そんじゃ 。 653 00:42:16,000 --> 00:42:20,000 《私が拒絶したんだ》 654 00:42:20,000 --> 00:42:26,000 《先生は 一度も 私の力を否定しなかったのに》 655 00:42:28,000 --> 00:42:30,000 《嘘をつかせた》 656 00:42:30,000 --> 00:42:32,000 《嘘をつかせた》 657 00:42:32,000 --> 00:42:34,000 《私…》 658 00:42:36,000 --> 00:42:39,000 《先生を…》 659 00:42:42,000 --> 00:42:45,000 《傷つけた》 660 00:42:45,000 --> 00:42:48,000 《鹿乃子君がいれば 大丈夫でしょ》 661 00:43:03,000 --> 00:43:05,000 ほらね 。 662 00:43:05,000 --> 00:43:09,000 人を傷つけるのが そんなに つらい人が➡ 663 00:43:09,000 --> 00:43:13,000 傷つく人を 放っておけるはずないよ 。 664 00:43:13,000 --> 00:43:16,000 観念しなさい 。 665 00:43:18,000 --> 00:43:24,000 でも… 。 あのね 鹿乃子君 。 666 00:43:24,000 --> 00:43:29,000 嘘が分かる君に 見えないものがあるんなら➡ 667 00:43:29,000 --> 00:43:30,000 嘘が分からない僕には それが見えるんじゃない? 668 00:43:30,000 --> 00:43:35,000 嘘が分からない僕には それが見えるんじゃない? 669 00:43:35,000 --> 00:43:41,000 だから 一緒にいればいいんだよ 。 670 00:43:41,000 --> 00:43:44,000 先生… 。 671 00:43:44,000 --> 00:43:47,000 ( おなかの鳴る音 ) 672 00:43:47,000 --> 00:43:50,000 あっ… 。 673 00:43:50,000 --> 00:43:53,000 帰ろう 。 674 00:43:53,000 --> 00:43:55,000 はい 。 675 00:43:59,000 --> 00:44:00,000 ハクション…! 676 00:44:00,000 --> 00:44:01,000 ハクション…! 677 00:44:10,000 --> 00:44:12,000 えっ? 678 00:44:17,000 --> 00:44:22,000 あっ 鹿乃子君 おなか鳴ってたけど➡ 679 00:44:22,000 --> 00:44:26,000 僕の方が おなか減ってるんだからね 。 680 00:44:26,000 --> 00:44:29,000 すみません 。 ハハ… 。 681 00:44:29,000 --> 00:44:30,000 [ずっと ずっと 一人でした] 682 00:44:30,000 --> 00:44:34,000 [ずっと ずっと 一人でした] 683 00:44:34,000 --> 00:44:39,000 [そして 誰かのそばにいられることが➡ 684 00:44:39,000 --> 00:44:42,000 一人じゃないってことだと 思ってた] 685 00:44:45,000 --> 00:44:47,000 ハクション! 686 00:44:47,000 --> 00:44:50,000 先生 上着 お返ししましょうか? 大丈夫 。 687 00:44:50,000 --> 00:44:52,333 でも 嫌な予感が… 。 んっ? 688 00:44:52,333 --> 00:44:55,000 ( 客 ) おかえり 鹿乃子ちゃん 。 こんばんは 。 689 00:45:03,000 --> 00:45:06,000 また閉め忘れてますよ 。 690 00:45:11,000 --> 00:45:18,000 [自分のことは信じられなくても 先生のことなら信じられる] 691 00:45:18,000 --> 00:45:20,000 [ようやく 私は➡ 692 00:45:20,000 --> 00:45:24,000 一人じゃないって どういうことなのか➡ 693 00:45:24,000 --> 00:45:26,000 分かった気がしました] 694 00:45:26,000 --> 00:45:30,000 おなかすいたね 鹿乃子君 。 はい 。 695 00:46:09,000 --> 00:46:11,000 [ 『 嘘解きレトリック 』 の…] 696 00:46:14,000 --> 00:46:16,000 [そして…]