1 00:00:06,000 --> 00:00:08,000 ( 警察官 ) 下がれ! 下がりなさい! 近づくな! 2 00:00:08,000 --> 00:00:10,000 ( 端崎 ) すいません 。 ( 警察官 ) 邪魔だ 。 どけ 。 3 00:00:10,000 --> 00:00:13,000 ( 女性 ) 元気だったのに… 。 ( 男性 ) 人殺し 。 4 00:00:16,000 --> 00:00:18,000 ( 警察官 ) ほら 下がって 。 5 00:00:28,000 --> 00:00:30,000 ( 端崎 ) ご苦労さまです 。 6 00:00:30,000 --> 00:00:34,000 殺されたのは この家に住んでいた鶴屋の隠居 。 7 00:00:34,000 --> 00:00:36,000 夕方 通いの女中が帰った後➡ 8 00:00:36,000 --> 00:00:40,000 何者かが侵入し 犯行に及んだようです 。 9 00:00:40,000 --> 00:00:44,000 強盗ですか 卑劣な… 。 10 00:00:44,000 --> 00:00:47,000 ( 女性 ) おじいちゃん? おじいちゃん! 11 00:00:47,000 --> 00:00:49,000 ( 刑事 ) 奥さん 奥さん 。 ( 女性 ) おじいちゃん! 12 00:00:49,000 --> 00:00:51,000 ( 貫二 ) ちょっと ちょっと ちょっと 失礼します 。 13 00:00:51,000 --> 00:00:53,000 今 ここは通れん 。 ( 貫二 ) えっ !? 14 00:00:53,000 --> 00:00:56,000 人殺しだってよ これ 。 ( 女性 ) ご隠居が殺されたのよ 。 15 00:00:56,000 --> 00:00:59,000 ( 貫二 ) はっ… 物騒だな… 。 16 00:00:59,000 --> 00:01:00,000 だから あっちから回って 。 早く 。 みんなも 早く帰れ! 17 00:01:00,000 --> 00:01:02,666 だから あっちから回って 。 早く 。 みんなも 早く帰れ! 18 00:01:02,666 --> 00:01:05,000 ( 警察官 ) 行った 行った! 19 00:01:05,000 --> 00:01:08,000 あの屋敷の前を通るのか… 。 20 00:01:08,000 --> 00:01:10,666 ( 奥田 ) 端崎刑事 。 ( 端崎 ) はい 。 21 00:01:10,666 --> 00:01:13,000 怪しい男を見たという方です 。 ( 端崎 ) ああ 。 22 00:01:13,000 --> 00:01:16,000 ご隠居… 。 ( 奥田 ) 近づかないで 。 23 00:01:16,000 --> 00:01:20,000 裏の家に住む下宿人で 工科大学の学生だそうです 。 24 00:01:20,000 --> 00:01:26,000 俺が… あんとき すぐ見に来てりゃ… 。 25 00:01:26,000 --> 00:01:28,666 すみません 。 怪しい男を見たと? 26 00:01:28,666 --> 00:01:30,000 は… はい 。 ちょうど 俺が帰ってきたとき➡ 27 00:01:30,000 --> 00:01:32,000 は… はい 。 ちょうど 俺が帰ってきたとき➡ 28 00:01:32,000 --> 00:01:35,000 ご隠居の家の前で 擦れ違ったんです 。 29 00:01:35,000 --> 00:01:39,000 きったねえ袋 抱えて きったねえズボン はいて 。 30 00:01:39,000 --> 00:01:41,000 悪い男でした 。 31 00:01:41,000 --> 00:01:43,000 なるほど 。 ( 下宿人 ) ご隠居… 。 32 00:01:43,000 --> 00:01:46,000 落ち着いてください 。 ( 下宿人 ) ご隠居! 33 00:01:50,000 --> 00:01:52,000 ( 風の音 ) 34 00:01:52,000 --> 00:01:54,000 ⚟ ( バケツの転がる音 ) 35 00:01:54,000 --> 00:02:00,000 ( 風の音 ) 36 00:02:00,000 --> 00:02:02,333 ( 風の音 ) 37 00:02:10,000 --> 00:02:12,000 うわああああ !! 38 00:02:12,000 --> 00:02:17,000 ハァ ハァ ハァ ハァ… 。 39 00:02:23,000 --> 00:02:26,000 ただいま~ 。 あっ おかえりなさい 。 40 00:02:26,000 --> 00:02:28,000 おかえりなさい 。 41 00:02:28,000 --> 00:02:30,000 タロ坊 。 どうした? 42 00:02:30,000 --> 00:02:33,000 母ちゃんが 先生のところに行きなさいって 。 43 00:02:33,000 --> 00:02:37,000 お店が混んできたようで 遊び相手に 。 44 00:02:37,000 --> 00:02:42,000 お絵描きしてる 。 いいねぇ 。 45 00:02:42,000 --> 00:02:45,000 あっ それ… 。 46 00:02:45,000 --> 00:02:47,000 湯たんぽ! 47 00:02:47,000 --> 00:02:51,000 大家さんが もう使わないから 祝ちゃんのところで どうぞって 。 48 00:02:51,000 --> 00:02:53,000 え~ 。 フフフ 。 49 00:02:53,000 --> 00:02:56,000 それと… 。 50 00:02:56,000 --> 00:02:59,000 はっ! えっ いいんですか? 51 00:02:59,000 --> 00:03:00,000 うん 。 これで 冬を乗り越えられる 。 52 00:03:00,000 --> 00:03:02,000 うん 。 これで 冬を乗り越えられる 。 53 00:03:02,000 --> 00:03:04,000 ですね 。 54 00:03:04,000 --> 00:03:07,000 僕たちも 凍えずに済む! はい! 55 00:03:07,000 --> 00:03:10,000 ( くしゃみ ) ん? 風邪か? 56 00:03:10,000 --> 00:03:12,000 タロちゃん 大丈夫? 57 00:03:12,000 --> 00:03:15,000 平気 。 平気? 寒いね 。 58 00:03:15,000 --> 00:03:19,000 で タロ坊 何描いてるんだい? 59 00:03:19,000 --> 00:03:21,000 秘密 。 60 00:03:21,000 --> 00:03:23,666 絵を描いて 当てっこするんです 。 61 00:03:23,666 --> 00:03:26,000 ねっ? 62 00:03:26,000 --> 00:03:29,000 ジャーン! だーれだ? 63 00:03:29,000 --> 00:03:30,000 おお 大将と女将だ 。 64 00:03:30,000 --> 00:03:32,000 おお 大将と女将だ 。 65 00:03:32,000 --> 00:03:35,000 正解! うまいな タロ坊 。 66 00:03:35,000 --> 00:03:37,000 見して 見して 。 67 00:03:37,000 --> 00:03:39,000 じゃあ 私も 。 68 00:03:41,000 --> 00:03:45,000 これ 大将 。 これ 女将さんだ 。 うまいな 。 69 00:03:45,000 --> 00:03:47,333 だーれだ? 70 00:03:49,000 --> 00:03:51,000 お化け! 71 00:03:51,000 --> 00:03:54,000 ハズレ! 正解は… 。 72 00:03:54,000 --> 00:03:56,000 祝先生でした 。 73 00:03:56,000 --> 00:03:58,666 これが? はい! 74 00:03:58,666 --> 00:04:00,000 えっ ど… どの辺が? 75 00:04:00,000 --> 00:04:01,000 えっ ど… どの辺が? 76 00:04:01,000 --> 00:04:05,000 えっ? 目元とか 口元ですね 。 77 00:04:05,000 --> 00:04:08,000 あぁ… ああ~ なるほどね! 78 00:04:25,000 --> 00:04:27,000 ( 風の音 ) 79 00:04:27,000 --> 00:04:30,000 ♬~ 80 00:04:30,000 --> 00:04:37,000 ♬~ 81 00:05:01,000 --> 00:05:03,000 ( イナリ ) ニャー 。 82 00:05:07,000 --> 00:05:12,000 ん~ おいしいですね きのこご飯 。 83 00:05:12,000 --> 00:05:15,000 つくね汁も おいしいねぇ 鹿乃子君 。 84 00:05:15,000 --> 00:05:17,000 ( 達造 ) だろ? 85 00:05:17,000 --> 00:05:21,000 毎日 こんなにおいしいものを 食べさせてもらえるなんて➡ 86 00:05:21,000 --> 00:05:25,000 本当に幸せですね 先生 。 87 00:05:25,000 --> 00:05:27,000 ヘヘヘ… いっぱい食いなよ 鹿乃坊 。 88 00:05:27,000 --> 00:05:30,000 ちゃんと 先生に 2人前 付けてあるからな 。 ➡ 89 00:05:30,000 --> 00:05:32,000 ハハッ 。 ( 戸の開く音 ) 90 00:05:32,000 --> 00:05:35,000 ( 達造 ) いらっしゃい 。 毎度 。 ( 端崎 ) こんにちは 。 91 00:05:35,000 --> 00:05:38,000 ( 達造 ) 何にしよう? 92 00:05:38,000 --> 00:05:40,000 私も 同じものを 。 ( 達造 ) あいよ 。 93 00:05:43,000 --> 00:05:45,000 よっ 。 94 00:05:45,000 --> 00:05:49,000 ああ 。 また 疲れた顔してますな 。 95 00:05:49,000 --> 00:05:51,333 貴様は いつもどおり のんきだな 。 96 00:05:51,333 --> 00:05:54,000 捜査が難航してるのか 。 97 00:05:54,000 --> 00:05:58,000 おととい起きた 殺人事件の捜査中だ 。 98 00:05:58,000 --> 00:06:00,000 殺人事件? ええ 。 99 00:06:00,000 --> 00:06:04,000 三十三番街に住む 鶴屋のご隠居が殺されました 。 ➡ 100 00:06:04,000 --> 00:06:07,000 家じゅうの金品が 全て取られていたので➡ 101 00:06:07,000 --> 00:06:10,000 物取りの仕業で 間違いありませんが➡ 102 00:06:10,000 --> 00:06:12,000 犯人は いまだ 見つかっていません 。 103 00:06:12,000 --> 00:06:14,000 物騒ですね 。 104 00:06:14,000 --> 00:06:18,000 ( 達造 ) あいよ 。 ( 端崎 ) ありがとうございます 。 105 00:06:18,000 --> 00:06:21,000 いただきます 。 ( 達造 ) でも あれかい?➡ 106 00:06:21,000 --> 00:06:24,000 三十三番街っつったら あの幽霊屋敷の裏の? 107 00:06:24,000 --> 00:06:26,000 えっ 幽霊屋敷? 108 00:06:26,000 --> 00:06:29,000 大将 お代わり! きのこご飯! あっ あと つくね汁も! 109 00:06:29,000 --> 00:06:30,000 もう ねえよ 。 110 00:06:30,000 --> 00:06:31,000 もう ねえよ 。 111 00:06:31,000 --> 00:06:35,000 あのな 先生 。 これは 今朝方 タロが熱出したから➡ 112 00:06:35,000 --> 00:06:39,000 栄養つけさせるために作ったんだ 。 1人1杯までだ 。 113 00:06:39,000 --> 00:06:41,000 いっぱい食べろって言ったのに 。 114 00:06:41,000 --> 00:06:45,000 それに これには 僕が採ってきた キノコが使われてるでしょう? 115 00:06:45,000 --> 00:06:47,000 ほとんど 鹿乃子ちゃんが 採ったんやろ? 116 00:06:47,000 --> 00:06:49,000 先生は 見てはっただけと違う? 117 00:06:49,000 --> 00:06:52,000 ( 達造 ) そうだ! ( ヨシ江 ) フフフ… 。 118 00:06:52,000 --> 00:06:54,333 タロ どうだ? ( ヨシ江 ) 病院のお薬 飲んで➡ 119 00:06:54,333 --> 00:06:57,000 すぐ眠ったわ 。 ( 達造 ) うん 。 120 00:06:57,000 --> 00:07:00,000 で その幽霊屋敷っていうのは? 121 00:07:00,000 --> 00:07:04,000 ああ 幽霊が出るって噂の 屋敷があるんだよ 。 122 00:07:04,000 --> 00:07:08,000 10 年前に 殺人事件があってな 。 123 00:07:08,000 --> 00:07:13,000 ( 達造 ) いや 待てよ おとといってことは 11 月 18 日か? 124 00:07:13,000 --> 00:07:16,000 あっ… ええ 。 125 00:07:16,000 --> 00:07:18,000 同じ日だ… 。 126 00:07:18,000 --> 00:07:20,000 えっ? ( 達造 )10 年前のあの事件も➡ 127 00:07:20,000 --> 00:07:22,000 11 月の 18 日 。 128 00:07:22,000 --> 00:07:24,000 えぇっ !? 偶然でしょ 。 129 00:07:24,000 --> 00:07:27,000 知ってるか? あの屋敷のこと 。 ( 端崎 ) ええ 話には聞いています 。 130 00:07:27,000 --> 00:07:30,000 何でも 画家の奥さんが 殺されたとか 。 131 00:07:30,000 --> 00:07:35,000 ( 達造 ) ああ… やったのは 夫の足立画伯だっていわれてる 。 132 00:07:35,000 --> 00:07:38,000 奥さんが殺された日から 行方不明だよ 。 133 00:07:38,000 --> 00:07:40,000 行方不明… 。 134 00:07:40,000 --> 00:07:42,000 ( ヨシ江 ) 常連さんで よう食べに来てくれはったよね 。 135 00:07:42,000 --> 00:07:47,000 うまい うまいって食ってくれてさ いい人だったんだよ 。 136 00:07:47,000 --> 00:07:50,000 まさか 奥さん 殺すなんてな 。 ➡ 137 00:07:50,000 --> 00:07:55,000 いや 俺にゃ そんなふうには 見えなかったんだけどなぁ 。 138 00:07:55,000 --> 00:07:59,000 それじゃあ 屋敷に出る幽霊って➡ 139 00:07:59,000 --> 00:08:00,000 その奥さん… 。 140 00:08:00,000 --> 00:08:01,000 その奥さん… 。 141 00:08:01,000 --> 00:08:06,000 ( 端崎 )10 年前の事件と同じ日に また別の殺人事件か 。 142 00:08:06,000 --> 00:08:08,000 ( 客 ) ごちそうさま 。 143 00:08:08,000 --> 00:08:10,000 ( 達造 ) あぁ… どうも ありがとうございます 。 144 00:08:10,000 --> 00:08:14,000 ( ヨシ江 ) ありがとうございます 。 あっ お客さん 。 145 00:08:14,000 --> 00:08:16,000 ショール 忘れてます 。 146 00:08:16,000 --> 00:08:19,000 ありがとうございます 。 ( ヨシ江 ) いいえ 。 はい どうも 。 147 00:08:19,000 --> 00:08:22,000 ありがとうございます 。 ( 客 ) 失礼します 。 148 00:08:25,333 --> 00:08:27,333 あっ! ( 達造 ) 何だよ 。 149 00:08:27,333 --> 00:08:30,000 嫌やわ 。 うちも 病院に ショール 忘れてきてしもうた 。 150 00:08:30,000 --> 00:08:31,000 嫌やわ 。 うちも 病院に ショール 忘れてきてしもうた 。 151 00:08:31,000 --> 00:08:35,000 あしたのお呼ばれに 使お思てたのに 。 アホやねぇ 。 152 00:08:35,000 --> 00:08:37,666 おめえの そそっかしいの 今に始まったこっちゃねえだろ 。 153 00:08:37,666 --> 00:08:41,000 ちゃっちゃと取ってこい 。 ( ヨシ江 ) でも 今からやと… 。 154 00:08:41,000 --> 00:08:45,000 他に もっと 気に入 っ たのがあるから ええんよ 。 155 00:08:45,000 --> 00:08:49,000 私でよければ 取りに行ってきます 。 156 00:08:49,000 --> 00:08:51,666 でも 悪いわぁ 。 いえいえ 。 157 00:08:51,666 --> 00:08:54,000 タダで ご飯を食べさせて いただいてるんですから➡ 158 00:08:54,000 --> 00:08:56,000 そのくらい させてください 。 159 00:08:56,000 --> 00:08:59,000 ええの? ほな お願いしてええ? 160 00:08:59,000 --> 00:09:00,000 はい! 僕は行かないからね 寒いし 。 161 00:09:00,000 --> 00:09:02,000 はい! 僕は行かないからね 寒いし 。 162 00:09:02,000 --> 00:09:03,666 ごちそうさま 。 163 00:09:03,666 --> 00:09:05,666 じゃあ 鹿乃坊には 今夜の味噌汁にも➡ 164 00:09:05,666 --> 00:09:08,000 つくねを入れてやる 。 いいんですか? 165 00:09:08,000 --> 00:09:11,000 ああ 。 うんとでかいのを 入れてやるよ 。 166 00:09:11,000 --> 00:09:14,000 まったく 。 行くよ 鹿乃子君 。 167 00:09:14,000 --> 00:09:17,333 えっ? あっ… 。 病院でしょ? ほら 早く 。 168 00:09:19,000 --> 00:09:21,666 あっ じゃあ 後で食べさせてもらいます 。 169 00:09:21,666 --> 00:09:26,000 ごちそうさまでした 。 ( 達造 ) 何だよ ハハハ 。 170 00:09:31,000 --> 00:09:33,000 すてきなショールですね 。 ♬ 「 つくね つくね 」 171 00:09:33,000 --> 00:09:35,000 ♬ 「 大きいつくね~ 」 172 00:09:35,000 --> 00:09:38,000 ちょっと 先生 病院ですよ 先生 。 173 00:09:38,000 --> 00:09:42,000 ⚟ ( リリー ) この嘘つき! ⚟ ( 貫二 ) だから 嘘じゃないって! 174 00:09:42,000 --> 00:09:44,000 本当のこと 話すつもりもないってことかい? 175 00:09:44,000 --> 00:09:47,000 ( 貫二 ) だって どう説明しろっていうんだよ 。 176 00:09:47,000 --> 00:09:49,000 ( リリー ) 自分で考えな 。 177 00:09:49,000 --> 00:09:51,000 嘘じゃないんだよ! 178 00:09:51,000 --> 00:09:53,000 どうでもいいけど… どうだい? 179 00:09:53,000 --> 00:09:57,000 嘘じゃないですね 。 なるほど 。 180 00:09:57,000 --> 00:10:00,000 ちょっと 見せもんじゃないよ! 181 00:10:00,000 --> 00:10:01,000 ちょっと 見せもんじゃないよ! 182 00:10:01,000 --> 00:10:04,000 ( リリー ) あっ 探偵さん 。 183 00:10:04,000 --> 00:10:08,000 えっ? 探偵 !? 184 00:10:15,000 --> 00:10:17,000 見苦しいもん 見せちまったね 。 185 00:10:17,000 --> 00:10:19,000 俺は 桐野 貫二 。 186 00:10:19,000 --> 00:10:22,000 普段は 雑誌や広告の絵を描いて 生活してます 。 187 00:10:22,000 --> 00:10:23,666 絵描きさんなんですね 。 188 00:10:23,666 --> 00:10:26,000 ( リリー ) まったく 。 探偵さんに聞いてもらうような➡ 189 00:10:26,000 --> 00:10:28,000 話じゃないだろ 。 ( 貫二 ) いや だって… 。 190 00:10:28,000 --> 00:10:30,000 あんたが 本当のこと話せば 済むんだよ 。 191 00:10:30,000 --> 00:10:32,000 嘘じゃないんだよ 。 192 00:10:34,000 --> 00:10:37,000 見たんです… 幽霊を 。 193 00:10:37,000 --> 00:10:39,000 幽霊? はい 。 194 00:10:39,000 --> 00:10:42,000 また 幽霊の話… 。 195 00:10:42,000 --> 00:10:43,666 鹿乃子君 。 196 00:10:43,666 --> 00:10:47,000 あっ ホントです 。 ふうん… 。 197 00:10:47,000 --> 00:10:49,000 あっ そうだ 。 198 00:10:49,000 --> 00:10:52,000 これ もらいもんのどら焼きだけど よかったら どうぞ 。 199 00:10:52,000 --> 00:10:55,000 どら焼き! 僕が お話 伺いましょう 。 200 00:10:55,000 --> 00:10:58,000 当時の状況を 詳しく教えてください 。 201 00:10:58,000 --> 00:11:00,000 おとといの夜 約束の時間に遅れそうになって➡ 202 00:11:00,000 --> 00:11:02,000 おとといの夜 約束の時間に遅れそうになって➡ 203 00:11:02,000 --> 00:11:04,000 急いで映画館に向かってたんだ 。 204 00:11:04,000 --> 00:11:08,000 そのとき たまたま 通りで 殺人事件があったとかで➡ 205 00:11:08,000 --> 00:11:10,000 いつもの道が通れなくて 。 206 00:11:10,000 --> 00:11:14,000 もしかして 鶴屋のご隠居さんっていう方の? 207 00:11:14,000 --> 00:11:17,000 ( 貫二 ) そう! 三十三番街の通りが 通行止めされてたから➡ 208 00:11:17,000 --> 00:11:19,000 裏の三十番街の道を通ったんだ 。 209 00:11:19,000 --> 00:11:21,000 三十番街… 。 210 00:11:21,000 --> 00:11:25,000 どうしても 幽霊屋敷の前を通ることになって 。 211 00:11:25,000 --> 00:11:27,000 やっぱり 。 212 00:11:27,000 --> 00:11:30,000 いつもなら 怖くて絶対に通らないんだけど➡ 213 00:11:30,000 --> 00:11:31,000 いつもなら 怖くて絶対に通らないんだけど➡ 214 00:11:31,000 --> 00:11:33,000 その日は 仕方なく… 。 215 00:11:33,000 --> 00:11:35,000 それで? 216 00:11:35,000 --> 00:11:39,000 屋敷の前を通ったとき 急に強い風が吹いて➡ 217 00:11:39,000 --> 00:11:41,000 バケツが ゴロゴロって 急に転がってきたんだよ 。 218 00:11:41,000 --> 00:11:44,000 で その後 誰かに 見られてるような気がして➡ 219 00:11:44,000 --> 00:11:48,000 2階の窓の方に 視線を上げていったら…➡ 220 00:11:48,000 --> 00:11:50,000 女の顔があったんだよ 。 221 00:11:50,000 --> 00:11:52,000 女の幽霊 !? 222 00:11:52,000 --> 00:11:55,000 ( 貫二 ) あれは 絶対に幽霊だ 女の幽霊 。 間違いないよ 。 223 00:11:55,000 --> 00:11:58,000 首をつったまま はっきりと こっちを見てたんだから 。 224 00:11:58,000 --> 00:12:00,000 絵だって あるよ 。 ほら これ 見て 。 225 00:12:00,000 --> 00:12:01,000 絵だって あるよ 。 ほら これ 見て 。 226 00:12:03,000 --> 00:12:05,000 バカバカしい 。 227 00:12:05,000 --> 00:12:09,000 そんな作り話で 私をごまかそうとして 。 228 00:12:09,000 --> 00:12:11,000 だから 作り話じゃないって 。 もう 助けてよ 探偵さん 。 229 00:12:11,000 --> 00:12:14,000 つまり ホントに幽霊がいるか 僕に調べろと? 230 00:12:14,000 --> 00:12:17,000 いやいや… あの えー 女です 。 女が何者なのか 。 231 00:12:17,000 --> 00:12:19,000 女? 幽霊の? 232 00:12:19,000 --> 00:12:21,000 あっ いや… まったく知らない女でした 。 233 00:12:21,000 --> 00:12:24,000 うーん… でも あっ 俺 俺のこと知ってるって言ってて 。 234 00:12:24,000 --> 00:12:26,000 ん? 235 00:12:26,000 --> 00:12:30,000 ( リリー ) 私が話すよ 。 まったく話にな っ てないじ ゃ ないか 。 236 00:12:32,000 --> 00:12:37,000 おとといの夜 2人で映画を見る約束だ っ たのに➡ 237 00:12:37,000 --> 00:12:41,000 映画の時間が過ぎても 貫二は 待ち合わせ場所に来やしなかった 。 238 00:12:41,000 --> 00:12:45,000 ( リリー ) 代わりに 知らない女が来たのさ 。 239 00:12:45,000 --> 00:12:48,000 女… 。 240 00:12:48,000 --> 00:12:50,000 《ハァ…》 241 00:13:00,000 --> 00:13:02,000 ( 女 ) 《これ あんただよね》 242 00:13:05,000 --> 00:13:11,000 ( 女 ) 《これ描いたお兄さん 捜してんだけど どこにいる?》 243 00:13:13,000 --> 00:13:16,000 ( 女 ) 《昨日 訳ありになっちゃってさ➡ 244 00:13:16,000 --> 00:13:18,000 また 会いたいんだけど》 245 00:13:18,000 --> 00:13:23,000 ( リリー ) 貫二が前の日の夜 女の家に絵を忘れてったんだとさ 。 246 00:13:23,000 --> 00:13:26,000 ご丁寧に 映画の券も2枚 一緒にね 。 247 00:13:26,000 --> 00:13:30,000 絵と映画の券を頼りに 私に声を掛けたんだって 。 248 00:13:30,000 --> 00:13:33,000 一夜限りのことだと 名前も聞かなかったけど➡ 249 00:13:33,000 --> 00:13:38,000 貫二のことが 忘れられなく なっちまったって言ってたよ 。 250 00:13:38,000 --> 00:13:41,000 ( 女 ) 《どこにいる?》 251 00:13:41,000 --> 00:13:44,000 《知らないよ》 252 00:13:44,000 --> 00:13:49,000 《名前も知らない ただのカフェーの客の一人だよ》 253 00:13:53,000 --> 00:13:57,000 約束をすっぽかして その後も一切連絡がない 。 254 00:13:57,000 --> 00:14:00,000 頭にきてたら 骨折して入院したって➡ 255 00:14:00,000 --> 00:14:03,000 さっき店に電報よこしてきてさ 。 256 00:14:03,000 --> 00:14:07,000 幽霊見て 驚いて 慌てて走ったら ドブにはまって転んじゃって 。 257 00:14:07,000 --> 00:14:09,000 そしたら これで… 。 258 00:14:09,000 --> 00:14:11,666 何が幽霊だい! もっと ましな嘘つきな 。 259 00:14:11,666 --> 00:14:14,000 この浮気者! ( 貫二 ) 痛っ… 嘘じゃないんだ っ て 。 260 00:14:14,000 --> 00:14:16,000 女は あんたが描いた絵を 持ってたんだよ 。 261 00:14:16,000 --> 00:14:18,000 いや おととい渡そうと思って 君に描いた絵だよ 。 262 00:14:18,000 --> 00:14:21,000 たぶん 幽霊見たときに 驚いて落として 。 263 00:14:21,000 --> 00:14:23,000 ああ そうかい! 264 00:14:23,000 --> 00:14:26,000 妙な話だねぇ… 。 265 00:14:26,000 --> 00:14:29,000 ( リリー ) 時間取って悪かったね 探偵さん 。 266 00:14:29,000 --> 00:14:30,000 まっ 恋人でもない私が とやかく言う話じゃないね 。 267 00:14:30,000 --> 00:14:34,000 まっ 恋人でもない私が とやかく言う話じゃないね 。 268 00:14:34,000 --> 00:14:36,000 リリー! 269 00:14:36,000 --> 00:14:38,000 恋人ごっこも飽きちまったよ 。 270 00:14:38,000 --> 00:14:42,000 私が あんたなんか 本気にするはずないじゃないか 。 271 00:14:47,000 --> 00:14:49,000 リリーさん! 272 00:14:51,000 --> 00:14:55,000 あの… 貫二さん 嘘ついてないと思います 。 273 00:14:58,000 --> 00:15:00,000 信じてあげてもらえませんか? 274 00:15:00,000 --> 00:15:03,000 信じてあげてもらえませんか? 275 00:15:05,000 --> 00:15:10,000 「 君は特別だ 」 「 僕を信じて 」 276 00:15:10,000 --> 00:15:13,000 客は みんな そう言うんだ 。 277 00:15:13,000 --> 00:15:16,000 店ん中で 恋人のまね事してると➡ 278 00:15:16,000 --> 00:15:20,000 ついつい 本気だと 勘違いしちまうのさ 。 279 00:15:20,000 --> 00:15:23,000 でも 元がまね事だから➡ 280 00:15:23,000 --> 00:15:27,000 本物の世界に出た途端 壊れちまうのも よくあること 。 281 00:15:27,000 --> 00:15:30,000 でも 貫二さんは… 。 282 00:15:32,000 --> 00:15:35,000 あんとき あんたを雇わなくてよかった 。 283 00:15:35,000 --> 00:15:39,000 真っすぐ人に向き合い過ぎて 女給に向いてないよ 。 284 00:15:39,000 --> 00:15:43,000 危なっかしいったらない 。 285 00:15:43,000 --> 00:15:47,000 リリーさん… 。 じゃあね 。 286 00:15:47,000 --> 00:15:50,000 《いくら 嘘じゃないですと言っても➡ 287 00:15:50,000 --> 00:15:53,000 リリーさんが 経験してきたことの前では➡ 288 00:15:53,000 --> 00:15:58,000 私の言葉には 何の力もない》 289 00:15:58,000 --> 00:16:00,000 ♬~ 290 00:16:00,000 --> 00:16:09,000 ♬~ 291 00:16:09,000 --> 00:16:17,000 まあ 本気になるわけないよな 俺なんかに 。 292 00:16:23,000 --> 00:16:25,000 帰ろ 。 293 00:16:25,000 --> 00:16:30,000 ♬~ 294 00:16:30,000 --> 00:16:37,000 ♬~ 295 00:16:37,000 --> 00:16:39,000 戻りました 。 ( 達造 ) おう 。 296 00:16:39,000 --> 00:16:42,000 ( ヨシ江 ) おかえり 。 おおきに 。 ありがとうねぇ 。 297 00:16:42,000 --> 00:16:45,000 いえ 。 ちょうど 今 できたとこだ 。 298 00:16:45,000 --> 00:16:47,000 うめえぞ 。 わぁ~ 。 299 00:16:47,000 --> 00:16:50,000 あれ 先生は? えっ? 300 00:16:50,000 --> 00:16:52,000 あれ? 301 00:16:56,000 --> 00:16:58,000 先生? 302 00:17:02,000 --> 00:17:04,000 先生? 303 00:17:07,000 --> 00:17:09,000 行くよ 鹿乃子君 。 304 00:17:09,000 --> 00:17:12,000 行くって? 幽霊探し 。 305 00:17:12,000 --> 00:17:14,000 ゆうれ… えっ !? 306 00:17:14,000 --> 00:17:18,000 気になってるんでしょ? リリーさんと貫二さんのこと 。 307 00:17:18,000 --> 00:17:21,000 あ… 。 ん 。 308 00:17:21,000 --> 00:17:24,000 いや あの… あっ ちょっ… 先生 。 309 00:17:24,000 --> 00:17:28,000 おっ いいところに 。 310 00:17:28,000 --> 00:17:30,000 ( 端崎 ) ん? ちょっと付き合ってくれ 。 311 00:17:30,000 --> 00:17:34,000 えっ? あっ… 先生 。 312 00:17:34,000 --> 00:17:36,000 あっ… 。 えっ? 313 00:17:36,000 --> 00:17:38,000 うん… 。 うん 。 314 00:17:38,000 --> 00:17:40,000 えっ? 315 00:17:56,000 --> 00:17:58,000 ( 羽ばたく音 ) 316 00:18:04,000 --> 00:18:08,000 貫二さんが幽霊を見たのは➡ 317 00:18:08,000 --> 00:18:10,000 あの窓かな 。 318 00:18:10,000 --> 00:18:14,000 絵がうますぎて 怖い 。 319 00:18:19,000 --> 00:18:22,000 おっ 開いてた… 。 320 00:18:25,000 --> 00:18:27,000 もう 。 行くよ 。 321 00:18:27,000 --> 00:18:30,000 ( 2人 ) えっ… 。 322 00:18:30,000 --> 00:18:32,000 えっ… 。 323 00:18:32,000 --> 00:18:35,000 入り口の門は さび 鍵も開いていた 。 324 00:18:35,000 --> 00:18:39,000 あの 先生 。 中も ひどいんだろうな 。 325 00:18:39,000 --> 00:18:41,000 うう 寒い 。 326 00:18:41,000 --> 00:18:43,000 いったい 何をするつもりだ? 327 00:18:43,000 --> 00:18:45,000 鹿乃子君 。 はい 。 328 00:18:45,000 --> 00:18:49,000 貫二さんが見た幽霊と リリーさんを訪ねた謎の女➡ 329 00:18:49,000 --> 00:18:51,666 何か関係があると思わないかい? 330 00:18:51,666 --> 00:18:55,000 えっ 。 幽霊? 331 00:18:55,000 --> 00:18:59,000 まさか 先生は その女の人が 幽霊だって言いたいんですか? 332 00:18:59,000 --> 00:19:00,000 幽霊… 。 333 00:19:00,000 --> 00:19:01,000 幽霊… 。 334 00:19:01,000 --> 00:19:04,000 私は肝試しなどしている暇はない 。 335 00:19:04,000 --> 00:19:06,000 失礼する 。 336 00:19:06,000 --> 00:19:09,333 ( 端崎 ) あぁっ! 手掛かりが見つかるかもしれない 。 337 00:19:11,000 --> 00:19:14,000 殺人事件の手掛かりだ 。 338 00:19:14,000 --> 00:19:16,000 殺人事件? 339 00:19:16,000 --> 00:19:18,000 私の追っている事件と 何か関係があるのか? 340 00:19:18,000 --> 00:19:20,000 ゴホッ ゴホッ… 。 341 00:19:20,000 --> 00:19:26,000 謎の女の正体は この幽霊屋敷が知っているはずだ 。 342 00:19:26,000 --> 00:19:29,000 幽霊屋敷… 。 343 00:19:53,000 --> 00:19:55,000 ( 金物につまずく音 ) ( 端崎 ・ 鹿乃子の悲鳴 ) 344 00:19:55,000 --> 00:19:57,000 おい 。 先生… 。 345 00:20:05,000 --> 00:20:12,000 ホントに ここって 10 年前に 殺人事件があったんですよね 。 346 00:20:12,000 --> 00:20:18,000 屋敷の中で 足立夫人が 何者かに胸を刺されて死亡 。 347 00:20:18,000 --> 00:20:21,000 死体を発見したのは 通いの女中で➡ 348 00:20:21,000 --> 00:20:26,000 現場には 血まみれの ペインティングナイフ が 残されていました 。 349 00:20:26,000 --> 00:20:28,000 ペイン… ティング? 350 00:20:28,000 --> 00:20:30,000 油絵を描くときに使うんだよ 。 351 00:20:30,000 --> 00:20:31,000 油絵を描くときに使うんだよ 。 352 00:20:31,000 --> 00:20:34,000 絵の具をすくって キャンバスに押し当てたり➡ 353 00:20:34,000 --> 00:20:37,000 絵の具を盛り上げてのせたり 。 354 00:20:37,000 --> 00:20:42,000 容疑は 行方をくらました 足立画伯に掛けられました 。 355 00:20:42,000 --> 00:20:45,000 全国の警察に 手配書が回りましたが➡ 356 00:20:45,000 --> 00:20:48,000 いまだ逮捕されていません 。 357 00:20:48,000 --> 00:20:50,000 貫二さんが見た幽霊は➡ 358 00:20:50,000 --> 00:20:54,000 足立さんの亡くなった奥さん ってことですか? 359 00:20:54,000 --> 00:20:56,000 幽霊? それは 変だよ 。 360 00:20:56,000 --> 00:20:58,000 変? 幽霊は 首をつっていたんでしょ? 361 00:20:58,000 --> 00:21:00,000 奥さんは 刺されて殺されたんだよ 。 362 00:21:00,000 --> 00:21:01,000 奥さんは 刺されて殺されたんだよ 。 363 00:21:01,000 --> 00:21:03,000 幽霊って? 幽霊って そういうところ➡ 364 00:21:03,000 --> 00:21:06,000 ちゃんとしてるものなんですか? 死に方とか 。 365 00:21:06,000 --> 00:21:09,000 分からないけど 刺されたのに わざわざ首つりで出るなんて➡ 366 00:21:09,000 --> 00:21:10,666 変だよ 。 左右馬! 367 00:21:10,666 --> 00:21:13,000 ん? ご… 強盗殺人事件の➡ 368 00:21:13,000 --> 00:21:16,000 手掛かり探しだろう? 先ほどから 幽霊 幽霊と➡ 369 00:21:16,000 --> 00:21:18,000 いったい 何のことだ? 370 00:21:18,000 --> 00:21:21,000 強盗殺人? 371 00:21:21,000 --> 00:21:23,000 へっ? 372 00:21:23,000 --> 00:21:25,000 へっ? 373 00:21:25,000 --> 00:21:28,000 貴様が 殺人事件の手掛かりが 見つかると言ったんだろう 。 374 00:21:28,000 --> 00:21:30,000 10 年前の殺人事件のだよ 。 375 00:21:30,000 --> 00:21:33,000 お前の追ってる 強盗殺人事件のことは知らん 。 376 00:21:33,000 --> 00:21:35,000 じゃあ なぜ 関係のない私を呼んだんだ 。 377 00:21:35,000 --> 00:21:38,000 一般市民だけで 人んちに 勝手に入っちゃ まずいだろ 。 378 00:21:38,000 --> 00:21:41,000 不法侵入に私を巻き込むな! 379 00:21:49,000 --> 00:21:51,000 ハッ! 380 00:21:51,000 --> 00:21:53,000 あの… 。 何ですか 浦部君 。 381 00:21:53,000 --> 00:21:57,000 あ… あ… 。 えっ? えっ? 382 00:21:57,000 --> 00:21:59,000 うわああっ! 馨 よく見ろ! 383 00:21:59,000 --> 00:22:00,000 はっ? えっ? 384 00:22:00,000 --> 00:22:01,000 はっ? えっ? 385 00:22:01,000 --> 00:22:05,000 はっ? あっ これは… 。 386 00:22:05,000 --> 00:22:09,000 あっ ご夫人の肖像画か? 387 00:22:09,000 --> 00:22:12,000 でも 顔が… 。 388 00:22:12,000 --> 00:22:15,000 誰かのイタズラでしょうか? 389 00:22:15,000 --> 00:22:17,000 これは 事件当時からなんじゃない? 390 00:22:17,000 --> 00:22:20,000 当時から? 夫人が殺害されたときには➡ 391 00:22:20,000 --> 00:22:23,000 すでに 顔は切り取られていたんだよ 。 392 00:22:23,000 --> 00:22:27,000 警察が 足立画伯を容疑者とした 理由の一つは これかもね 。 393 00:22:27,000 --> 00:22:29,000 なるほど… 。 394 00:22:29,000 --> 00:22:30,000 行こう 。 首つり幽霊の部屋も調べないと 。 395 00:22:30,000 --> 00:22:32,000 行こう 。 首つり幽霊の部屋も調べないと 。 396 00:22:32,000 --> 00:22:36,000 ちょっ… 。 いやいや 。 わ… 私は帰るぞ おい 。 397 00:22:38,000 --> 00:22:41,000 ( 端崎 ) おい 私は 帰るぞ 。 398 00:22:41,000 --> 00:22:42,666 おい 。 ⚟助けて… 。 399 00:22:42,666 --> 00:22:44,333 ( 端崎 ) まったく… 失礼する 。 待て 。 400 00:22:44,333 --> 00:22:46,000 ( 端崎 ) 何だ? しっ 。 401 00:22:46,000 --> 00:22:48,000 ( 端崎 ) 何だ! しーっ 。 402 00:22:48,000 --> 00:22:51,000 ⚟出してくれ… 。 403 00:22:51,000 --> 00:22:53,000 あっあっあっ… えっえっえっ… 。 おい… おい… 。 404 00:22:53,000 --> 00:22:55,000 変だな 。 あっ ちょっと 先生… 。 405 00:22:55,000 --> 00:22:58,000 幽霊は 女の人だったよね? ⚟うっ… うう… うう… 。 406 00:22:58,000 --> 00:23:00,000 この声 おっさんぽくない? ⚟ああ… 助けて… くれ… 。 407 00:23:00,000 --> 00:23:05,000 この声 おっさんぽくない? ⚟ああ… 助けて… くれ… 。 408 00:23:05,000 --> 00:23:07,000 男の人? 409 00:23:07,000 --> 00:23:10,000 わ… 私は 幽霊なんかに 構ってる暇はない 。 410 00:23:10,000 --> 00:23:12,000 人だったら どうする? 411 00:23:12,000 --> 00:23:15,000 ⚟助けて… くれ… 。 ( 端崎 ) 人? 412 00:23:15,000 --> 00:23:19,000 それに 何か 苦しそうじゃない? 413 00:23:19,000 --> 00:23:25,000 ⚟助けてくれ… 出してくれ… 。 414 00:23:25,000 --> 00:23:30,000 あっ えっ ちょっと… えっ 行くんですか… 。 415 00:23:30,000 --> 00:23:34,000 ⚟ここから… 出し… てくれ… 。 416 00:23:34,000 --> 00:23:36,000 怖くないんですか? 417 00:23:36,000 --> 00:23:39,000 もしも 人だった場合 放っておくわけにはいきません 。 418 00:23:39,000 --> 00:23:45,000 ⚟出してくれ… 。 419 00:23:45,000 --> 00:23:52,000 ⚟助けて… くれ… 。 420 00:23:52,000 --> 00:23:55,000 ここって… 。 ⚟ああ… うう… 。 421 00:24:00,000 --> 00:24:03,000 貫二さんが見た 幽霊のいた部屋だよ 。 422 00:24:10,000 --> 00:24:12,000 ハッ! おおっ… 。 423 00:24:12,000 --> 00:24:15,000 えっ… 。 424 00:24:15,000 --> 00:24:17,000 「 人殺シ 」 425 00:24:17,000 --> 00:24:20,000 これは 誰かのイタズラだろうね 。 426 00:24:20,000 --> 00:24:24,000 ( 端崎 ) そんなことより 声が聞こえなくなったぞ 。 427 00:24:24,000 --> 00:24:27,000 でも さっきまでは 確かに聞こえてました 。 428 00:24:27,000 --> 00:24:29,000 ( 端崎 ) どうなってるんだ 左右馬 。 429 00:24:31,000 --> 00:24:35,000 貫二さんが描いた幽霊の絵 。 430 00:24:35,000 --> 00:24:39,000 どうして 貫二さんには 女が 首をつったように見えたんだろう 。 431 00:24:39,000 --> 00:24:41,000 先生? 432 00:24:43,000 --> 00:24:46,000 馨 持ってて 。 ( 端崎 ) ああ 。 433 00:24:46,000 --> 00:24:49,000 貫二さんは 女が首をつっていた って言ってたけど➡ 434 00:24:49,000 --> 00:24:52,000 この絵は そうは見えないでしょ? 435 00:24:52,000 --> 00:24:54,000 確かに 。 436 00:24:54,000 --> 00:24:59,000 鹿乃子君 明かりを 。 えっ? あっ はい 。 437 00:25:02,000 --> 00:25:04,000 あっ 。 438 00:25:04,000 --> 00:25:07,000 馨 。 ああ 。 439 00:25:11,000 --> 00:25:16,000 幽霊女は こうやって ここから 貫二さんを見ていたんだ 。 440 00:25:16,000 --> 00:25:18,000 貫二さんからすれば➡ 441 00:25:18,000 --> 00:25:21,000 女が首をつっているように 見えるでしょ 。 442 00:25:21,000 --> 00:25:26,000 なるほど 。 でも その幽霊… 女の人は➡ 443 00:25:26,000 --> 00:25:29,000 椅子に上がって いったい 何を… 。 444 00:25:37,000 --> 00:25:39,000 えっ… 。 445 00:25:39,000 --> 00:25:41,000 ( 端崎 ・ 鹿乃子 ) えっ !? 446 00:25:41,000 --> 00:25:43,000 ( 3人 ) うわっ! うおっ! えっ !? 447 00:25:43,000 --> 00:25:48,000 ( 男 ) あっ… ううっ… 助けて… 助けて… 。 448 00:25:48,000 --> 00:25:50,000 えっ !? おい… 。 449 00:25:50,000 --> 00:25:52,000 あっち… あっち… 。 450 00:25:52,000 --> 00:25:54,000 ん? 451 00:25:54,000 --> 00:25:57,000 ( 男 ) あっち… あっち… 。 452 00:25:59,000 --> 00:26:00,000 ( 3人 ) ギャー !! 453 00:26:00,000 --> 00:26:02,000 ( 3人 ) ギャー !! 454 00:26:02,000 --> 00:26:07,000 馨 よく見ろ! 馨! 何 何 !? どれ !? みみ… 見ろ! 455 00:26:07,000 --> 00:26:11,000 ( 男 ) 痛てて… ハァ ハァ ハァ… 。 456 00:26:11,000 --> 00:26:14,000 ( 端崎 ) お前が強盗犯か 。 457 00:26:14,000 --> 00:26:19,000 中にいたのは 足立画伯だ 。 すでにミイラ化していたけど 。 458 00:26:19,000 --> 00:26:21,000 ミイラ… 。 459 00:26:21,000 --> 00:26:25,000 中のご遺体も 調べなくてはいけないが… 。 460 00:26:25,000 --> 00:26:30,000 まだ 2日しかたってねえのか 。 461 00:26:30,000 --> 00:26:33,000 ( 端崎 ) その傷じゃあ もう逃げられない 。 462 00:26:33,000 --> 00:26:36,000 全てを話してもらおうか 。 463 00:26:38,000 --> 00:26:41,000 仕方ねえ 。 464 00:26:41,000 --> 00:26:48,000 どうせ 地獄へ行くんなら➡ 465 00:26:48,000 --> 00:26:54,000 あの女も 道連れにしてやりてえもんだ 。 466 00:26:54,000 --> 00:26:59,000 おとといの夜 じいさんを刺した後➡ 467 00:26:59,000 --> 00:27:00,000 しばらく どっかに隠れようと思ってな 。 ➡ 468 00:27:00,000 --> 00:27:04,000 しばらく どっかに隠れようと思ってな 。 ➡ 469 00:27:04,000 --> 00:27:12,000 逃げてる途中で この屋敷を見つけたんだ 。 ➡ 470 00:27:12,000 --> 00:27:18,000 隠れ場所を探そうとして 中に入ろうとしたら➡ 471 00:27:18,000 --> 00:27:20,000 女が出てきたんだ 。 472 00:27:20,000 --> 00:27:22,000 ( 男 ) 《うわっ!》 473 00:27:22,000 --> 00:27:26,000 《騒ぐな 。 騒いだら ぶっ殺すぞ!》 474 00:27:26,000 --> 00:27:30,000 ( 男 ) 女は いい隠れ場所があると 俺を この部屋に連れてきた 。 475 00:27:30,000 --> 00:27:36,000 ( 男 ) 女は いい隠れ場所があると 俺を この部屋に連れてきた 。 476 00:27:46,000 --> 00:27:48,000 ( 男 ) 《えっ?》 477 00:27:59,000 --> 00:28:00,000 《すげえ…》 478 00:28:00,000 --> 00:28:01,000 《すげえ…》 479 00:28:05,000 --> 00:28:07,666 《ひゃー !! 》 480 00:28:07,666 --> 00:28:09,333 ( 刺す音 ) ( 男 ) 《ああっ!》 481 00:28:09,333 --> 00:28:12,000 《あっ… ああ… がっ…》 482 00:28:12,000 --> 00:28:14,000 《ああっ…》 483 00:28:14,000 --> 00:28:18,000 《先生と仲良くしてね》 484 00:28:18,000 --> 00:28:20,000 《ああ… 痛ぇ…》 485 00:28:20,000 --> 00:28:23,000 《ああ… あああ…!》 486 00:28:23,000 --> 00:28:30,000 ( 男 ) 幸い 急所は外れてたようだが➡ 487 00:28:30,000 --> 00:28:40,000 空腹と寒さで そのまま 気を失ってしまったようだ 。 488 00:28:40,000 --> 00:28:44,000 私たちの声で気が付いたと 。 489 00:28:46,000 --> 00:28:51,000 しかし その女は いったい誰だ? 490 00:28:54,000 --> 00:28:56,000 そいつだ! えっ 。 491 00:28:56,000 --> 00:28:58,000 ん? ん? 492 00:28:58,000 --> 00:29:00,000 どけ! 493 00:29:02,000 --> 00:29:05,000 そいつが俺を刺したんだ! 494 00:29:05,000 --> 00:29:09,000 ( 端崎 ) 女の絵… まさか 足立夫人が? 495 00:29:09,000 --> 00:29:12,000 えっ 足立夫人が刺したんですか !? 496 00:29:12,000 --> 00:29:17,000 あっ いや 浦部君 足立夫人は 10 年前に亡くなっているはずです 。 497 00:29:17,000 --> 00:29:20,000 ということは… 。 498 00:29:20,000 --> 00:29:24,000 この人を 隠し部屋に連れてきたのは➡ 499 00:29:24,000 --> 00:29:27,000 足立夫人の幽霊 !? 500 00:29:27,000 --> 00:29:29,000 幽霊 !? そうじゃないよ 。 501 00:29:29,000 --> 00:29:30,000 えっ? この人は おそらく➡ 502 00:29:30,000 --> 00:29:32,000 えっ? この人は おそらく➡ 503 00:29:32,000 --> 00:29:34,000 足立画伯が雇ったモデルだよ 。 504 00:29:34,000 --> 00:29:38,000 この屋敷は 全てを知っていたんだ 。 505 00:29:38,000 --> 00:29:41,000 全て? ああ 。 506 00:29:41,000 --> 00:29:46,000 この女が 10 年前の事件の犯人 貫二さんが見た幽霊➡ 507 00:29:46,000 --> 00:29:50,000 この男を刺して 隠し部屋に閉じ込めた女➡ 508 00:29:50,000 --> 00:29:54,000 リリーさんのところに現れた 謎の女➡ 509 00:29:54,000 --> 00:29:57,000 全ての正体だよ 。 510 00:29:57,000 --> 00:29:59,000 どこの誰かは分からないけど➡ 511 00:29:59,000 --> 00:30:00,000 この女は 貫二さんのことを 捜している 。 512 00:30:00,000 --> 00:30:02,000 この女は 貫二さんのことを 捜している 。 513 00:30:02,000 --> 00:30:07,000 そして リリーさんが 彼女に与えた情報は… 。 514 00:30:26,000 --> 00:30:29,000 また会ったね 。 ( リリー ) また会ったね 。 515 00:30:29,000 --> 00:30:30,000 端崎さん 。 516 00:30:30,000 --> 00:30:31,000 端崎さん 。 517 00:30:31,000 --> 00:30:35,000 この女が 映画館で会った女だよ 。 518 00:30:35,000 --> 00:30:40,000 警察です 。 お話を伺わせていただきます 。 519 00:30:53,000 --> 00:30:57,000 はい どうぞ 。 ( 端崎 ) ありがとうございます 。 520 00:30:57,000 --> 00:31:00,000 やはり 女は 足立画伯のモデルでした 。 521 00:31:00,000 --> 00:31:01,000 やはり 女は 足立画伯のモデルでした 。 522 00:31:01,000 --> 00:31:04,000 そうか 。 女は 一方的に➡ 523 00:31:04,000 --> 00:31:07,000 足立画伯に 思いを寄せていたようです 。 524 00:31:07,000 --> 00:31:10,000 足立先生に たくさん あたしの絵を描いてほしくて➡ 525 00:31:10,000 --> 00:31:13,000 屋敷に通ったのに➡ 526 00:31:13,000 --> 00:31:18,000 もう君は来なくていいって 言われちゃって… 。 527 00:31:18,000 --> 00:31:21,000 ( 端崎 ) 画伯が 夫人の絵をもっと描きたいと➡ 528 00:31:21,000 --> 00:31:27,000 女を拒絶したことに腹を立て 画伯を殺害 。 529 00:31:27,000 --> 00:31:30,000 屋敷から逃げようとしたところで 夫人に遭遇し➡ 530 00:31:30,000 --> 00:31:31,000 屋敷から逃げようとしたところで 夫人に遭遇し➡ 531 00:31:31,000 --> 00:31:33,000 逆恨みから夫人を殺害 。 532 00:31:33,000 --> 00:31:38,000 夫人殺害を 画伯によるものと 偽装するために➡ 533 00:31:38,000 --> 00:31:42,000 隠し部屋に 画伯の死体を運び込んだ 。 534 00:31:42,000 --> 00:31:47,000 肖像画の顔を切り取ったのも 女の仕業でした 。 535 00:31:47,000 --> 00:31:49,000 そうだったんですね 。 536 00:31:49,000 --> 00:31:51,000 隠し部屋のことは➡ 537 00:31:51,000 --> 00:31:55,000 画伯を盗み見るうちに 知ったそうです 。 538 00:31:55,000 --> 00:31:59,000 それが また どうして 10 年ぶりに九十九夜町に? 539 00:31:59,000 --> 00:32:00,000 これが 奇妙なんだ 。 540 00:32:00,000 --> 00:32:02,000 これが 奇妙なんだ 。 541 00:32:02,000 --> 00:32:06,000 事件から3年後 女は 隠し部屋にあるはずの➡ 542 00:32:06,000 --> 00:32:11,000 画伯の遺体を見たくなり あの屋敷を訪れたそうだ 。 543 00:32:11,000 --> 00:32:14,000 ( 女 ) 先生は 死んでなかった 。 544 00:32:14,000 --> 00:32:17,000 死んでないって…➡ 545 00:32:17,000 --> 00:32:20,000 あなたが 足立画伯を殺したのでは? 546 00:32:20,000 --> 00:32:22,000 先生は 生きてる 。 547 00:32:22,000 --> 00:32:27,000 だって 死んだら骨になるでしょう? 548 00:32:27,000 --> 00:32:30,000 ああ それは… 。 549 00:32:33,000 --> 00:32:38,000 ( 女 ) 《先生 お久しぶりです》 550 00:32:41,000 --> 00:32:46,000 《また 私の絵 描いてくださいよ》 551 00:32:46,000 --> 00:32:52,000 ( 女 ) それからは 先生が よく夢に 出てきてくれるようになって➡ 552 00:32:52,000 --> 00:32:56,000 あたし うれしかった 。 553 00:32:56,000 --> 00:32:59,000 先生が さみしくないように➡ 554 00:32:59,000 --> 00:33:00,000 先生の夢を見るたびに 屋敷に会いに行ったわ 。 555 00:33:00,000 --> 00:33:04,000 先生の夢を見るたびに 屋敷に会いに行ったわ 。 556 00:33:04,000 --> 00:33:07,000 ミイラに 会いに… 。 557 00:33:07,000 --> 00:33:13,000 そして 女は あの日 屋敷で強盗犯に鉢合わせた 。 558 00:33:13,000 --> 00:33:15,000 ( 男 ) 《うわっ!》 559 00:33:15,000 --> 00:33:18,000 《騒ぐな 。 騒いだら ぶっ殺すぞ!》 560 00:33:18,000 --> 00:33:21,000 《血のにおいがする》 561 00:33:21,000 --> 00:33:24,000 《あんた 人を殺したでしょ?》 562 00:33:24,000 --> 00:33:26,000 《はぁ !? 》 563 00:33:26,000 --> 00:33:30,000 ( 女 ) 《安心して 。 いい隠れ場所がある》 564 00:33:38,000 --> 00:33:40,000 《ひゃー !! 》 565 00:33:40,000 --> 00:33:42,000 ( 刺す音 ) ( 男 ) 《ああっ!》 566 00:33:42,000 --> 00:33:47,000 《ああっ…》 《先生と仲良くしてね》 567 00:33:47,000 --> 00:33:51,000 ( 女 ) 男も先生と一緒に 隠し部屋に入れてあげた 。 568 00:33:51,000 --> 00:33:55,000 その方が 先生も さみしくなくていいと思ったから 。 569 00:33:59,000 --> 00:34:00,000 ⚟ ( バケツの転がる音 ) 570 00:34:00,000 --> 00:34:01,000 ⚟ ( バケツの転がる音 ) 571 00:34:04,000 --> 00:34:06,000 《見たな》 572 00:34:06,000 --> 00:34:09,000 《うわああああ !! 》 573 00:34:09,000 --> 00:34:14,000 ( 女 ) 先生の居場所を 男に見られてしまったの 。 574 00:34:14,000 --> 00:34:16,000 だから… 。 575 00:34:16,000 --> 00:34:20,000 口封じのために 貫二さんを捜していた 。 576 00:34:20,000 --> 00:34:23,000 これが 事件の真相です 。 577 00:34:23,000 --> 00:34:29,000 幽霊じゃなくて 全部 その女の人がやったこと… 。 578 00:34:29,000 --> 00:34:30,000 幽霊なんて 初めからいなかった 。 579 00:34:30,000 --> 00:34:32,000 幽霊なんて 初めからいなかった 。 580 00:34:34,000 --> 00:34:38,000 生きている人間の方が よっぽど怖いです 。 581 00:34:38,000 --> 00:34:40,000 そうですね 。 582 00:34:40,000 --> 00:34:45,000 午後には まだ 女の証言を 取らなければいけませんが➡ 583 00:34:45,000 --> 00:34:49,000 まずは 事件が解決して 本当によかった 。 584 00:34:52,000 --> 00:34:54,000 左右馬 。 585 00:34:56,000 --> 00:34:59,000 ありがとう 。 586 00:34:59,000 --> 00:35:00,000 うん 。 587 00:35:00,000 --> 00:35:01,000 うん 。 588 00:35:13,000 --> 00:35:16,000 あっ これ もらいものだけど 。 589 00:35:16,000 --> 00:35:19,000 どうも 。 ありがとうございます 。 590 00:35:19,000 --> 00:35:21,000 いただきます 。 591 00:35:21,000 --> 00:35:23,000 それにしても➡ 592 00:35:23,000 --> 00:35:27,000 まさか 10 年前の事件が 絡んでいたとはなぁ 。 593 00:35:27,000 --> 00:35:30,000 びっくりですよね 。 594 00:35:30,000 --> 00:35:35,000 もう少しで 僕も 危ない目に遭うところだったんだ 。 595 00:35:35,000 --> 00:35:39,000 ホントに ありがとう 。 2人は 命の恩人だよ 。 596 00:35:39,000 --> 00:35:41,000 いえいえ そんな 。 597 00:35:44,000 --> 00:35:47,000 ん~ 似てますね 。 598 00:35:47,000 --> 00:35:51,000 警察が返してくれたんだ 。 599 00:35:51,000 --> 00:35:56,000 本人には もう 渡せないけど 。 600 00:35:58,000 --> 00:36:00,000 振られちゃったもんねぇ 。 601 00:36:00,000 --> 00:36:02,000 振られちゃったもんねぇ 。 602 00:36:02,000 --> 00:36:06,000 でも リリーさんも きっと… 。 603 00:36:11,000 --> 00:36:14,000 鹿乃子君 。 604 00:36:14,000 --> 00:36:16,000 えっ? 605 00:36:18,000 --> 00:36:20,000 えっ! 606 00:36:27,000 --> 00:36:30,000 リリーさん 。 607 00:36:30,000 --> 00:36:36,000 あの… これ リリーさんですよね? 608 00:36:39,000 --> 00:36:42,000 あの… 貫二さんに 直接… 。 609 00:36:42,000 --> 00:36:45,000 会えないよ いまさら 。 610 00:36:45,000 --> 00:36:49,000 えっ? あんなこと言っちまって… 。 611 00:36:49,000 --> 00:36:55,000 《あのときは 何の力もなかった私の言葉》 612 00:36:55,000 --> 00:37:00,000 《今は 先生の明かした真実が 私に力をくれます》 613 00:37:00,000 --> 00:37:04,000 《今は 先生の明かした真実が 私に力をくれます》 614 00:37:04,000 --> 00:37:09,000 貫二さん 嘘ついてなかったんです 。 615 00:37:09,000 --> 00:37:11,000 えっ… 。 616 00:37:11,000 --> 00:37:16,000 リリーさんも 応えてあげてください 。 617 00:37:22,000 --> 00:37:28,000 ⚟ ( 足音 ) 618 00:37:39,000 --> 00:37:41,000 リリー 。 619 00:37:45,000 --> 00:37:48,000 あ痛っ! 620 00:37:48,000 --> 00:37:51,000 バカだよ 私は 。 621 00:37:51,000 --> 00:37:54,000 ごめんよ 貫二 。 622 00:37:54,000 --> 00:37:57,000 ごめんよ 貫二… 。 623 00:37:57,000 --> 00:37:59,000 ごめんよ 。 624 00:37:59,000 --> 00:38:00,000 ( 貫二 ) リリー 。 リリー 。 625 00:38:00,000 --> 00:38:01,000 ( 貫二 ) リリー 。 リリー 。 626 00:38:01,000 --> 00:38:03,000 ごめんよ 。 627 00:38:05,000 --> 00:38:07,000 ( リリー ) ごめんよ 。 お邪魔だし 帰ろっか 。 628 00:38:07,000 --> 00:38:09,000 はい 。 629 00:38:09,000 --> 00:38:12,000 ( リリー ) ごめんよ 。 ( 貫二 ) いいんだよ 。 630 00:38:19,000 --> 00:38:21,000 お花… 。 631 00:38:24,000 --> 00:38:29,000 花なんて なくてもよいのです あの2人には 。 632 00:38:29,000 --> 00:38:30,000 ですね 。 633 00:38:30,000 --> 00:38:31,000 ですね 。 634 00:38:31,000 --> 00:38:44,000 ♬~ 635 00:38:44,000 --> 00:38:47,000 んっ? 行きましょうか 。 636 00:38:47,000 --> 00:38:49,000 えっ? 637 00:38:53,000 --> 00:38:55,000 開けてくれ 。 638 00:39:00,000 --> 00:39:02,000 うっ… 。 639 00:39:33,000 --> 00:39:36,000 昼間は 怖くないですね 。 640 00:39:36,000 --> 00:39:39,000 まあ そうなんだけど… 。 641 00:39:39,000 --> 00:39:41,000 ( くしゃみ ) 642 00:39:41,000 --> 00:39:43,000 もしかして 風邪ですか? 643 00:39:43,000 --> 00:39:45,000 ( くしゃみ ) 644 00:39:45,000 --> 00:39:47,000 鹿乃子君も? 645 00:39:47,000 --> 00:39:50,000 どうやら そうみたいです… 。 646 00:39:50,000 --> 00:39:54,000 ああ 寒い 。 帰ろう 。 はい 。 647 00:39:57,000 --> 00:40:00,000 ( 女 ) これが最後だって言われたの 。 648 00:40:00,000 --> 00:40:01,000 ( 女 ) これが最後だって言われたの 。 649 00:40:01,000 --> 00:40:03,000 ( 端崎 ) えっ? 650 00:40:03,000 --> 00:40:09,000 ( 女 ) 夢でね 。 もう これが最後だって 。 ➡ 651 00:40:09,000 --> 00:40:12,000 だから 先生を問い詰めに来たの 。 652 00:40:12,000 --> 00:40:16,000 ミイラの足立画伯を? 653 00:40:16,000 --> 00:40:18,000 問い詰めるとは? 654 00:40:22,000 --> 00:40:29,000 また私を遠ざけるの? もう奥さまはいないのにって 。 655 00:40:32,000 --> 00:40:34,000 そうですか… 。 656 00:40:36,000 --> 00:40:40,000 でも… 。 657 00:40:40,000 --> 00:40:44,000 あれは 先生の声だったのかな 。 658 00:40:44,000 --> 00:40:46,000 えっ? 659 00:40:48,000 --> 00:40:55,000 だって 最後に会ったとき➡ 660 00:40:55,000 --> 00:41:00,000 先生 うれしそうだったもん 。 661 00:41:00,000 --> 00:41:02,000 先生 うれしそうだったもん 。 662 00:41:02,000 --> 00:41:06,000 フッ… フフッ…➡ 663 00:41:06,000 --> 00:41:10,000 フフッ… ハハ… ハハハ… 。 664 00:41:10,000 --> 00:41:12,000 ( くしゃみ ) ( くしゃみ ) 665 00:41:12,000 --> 00:41:15,000 ( 達造 ) 先生! 鹿乃坊! おい 。 666 00:41:19,000 --> 00:41:22,000 は~い… 。 ( 達造 ) 大丈夫か? 667 00:41:22,000 --> 00:41:25,000 ( ヨシ江 ) 風邪ひいたんやって? まあ 何とか… 。 668 00:41:25,000 --> 00:41:28,000 ( 達造 ) ちょっと ごめん これ あっちいから 。 669 00:41:28,000 --> 00:41:30,000 栄養つけるのに つくねときのこの鍋➡ 670 00:41:30,000 --> 00:41:31,000 栄養つけるのに つくねときのこの鍋➡ 671 00:41:31,000 --> 00:41:34,000 作ってきたからよ 2人で食いな 。 あっ これ 借りるぜ 。 672 00:41:36,000 --> 00:41:41,000 ( 達造 ) はい 。 ネギと 豆腐と しらたきと 。 ➡ 673 00:41:41,000 --> 00:41:43,000 あと つくねも いっぱい入ってるから 。 674 00:41:43,000 --> 00:41:45,000 へぇ~ 。 ( 達造 ) これ 食えば➡ 675 00:41:45,000 --> 00:41:47,000 すぐよくなるよな 。 ( ヨシ江 ) うん 。 676 00:41:47,000 --> 00:41:49,000 ありがとう 大将 。 ありがとうございます 。 677 00:41:49,000 --> 00:41:52,000 まあ これは 俺からの感謝の気持ちだ 。 678 00:41:52,000 --> 00:41:54,000 感謝? 679 00:41:54,000 --> 00:41:58,000 足立さんさ ホントに いい人だったのよ 。 680 00:41:58,000 --> 00:42:00,000 うちの飯 気に入ってくれてな➡ 681 00:42:00,000 --> 00:42:01,000 うちの飯 気に入ってくれてな➡ 682 00:42:01,000 --> 00:42:04,000 奥さん殺すような人じゃ なかったんだ 。 683 00:42:04,000 --> 00:42:07,000 その足立さんの無実を 証明してくれただろ 。 ➡ 684 00:42:07,000 --> 00:42:12,000 だから まあ ありがとな 先生 。 685 00:42:12,000 --> 00:42:14,000 いえいえ 。 686 00:42:14,000 --> 00:42:18,000 ( 達造 ) 亡くなって 10 年➡ 687 00:42:18,000 --> 00:42:22,000 ずーっと あの屋敷で 一人だったってのは➡ 688 00:42:22,000 --> 00:42:25,000 何とも悲しいことだけどよ 。 689 00:42:25,000 --> 00:42:29,000 あっ そのお鍋 足立さんと 奥さんの好物だったんよ 。 690 00:42:29,000 --> 00:42:30,000 おう 。 足立さんが好きだった とろろ汁も持ってきたからよ 。 691 00:42:30,000 --> 00:42:32,000 おう 。 足立さんが好きだった とろろ汁も持ってきたからよ 。 692 00:42:32,000 --> 00:42:35,000 これつけて食って 風邪治して元気になってくれ 。 693 00:42:35,000 --> 00:42:37,000 ありがとう 。 ありがとうございます 。 694 00:42:37,000 --> 00:42:41,000 ( 達造 ) じゃ 。 ( ヨシ江 ) お大事に 。 695 00:42:41,000 --> 00:42:44,000 お鍋 おいしいですね 。 696 00:42:44,000 --> 00:42:50,000 うん 。 鼻が詰まってなければ もっと味が分かるのに 。 697 00:42:50,000 --> 00:42:55,000 それにしても 同時に 事件を2つも解決するなんて 。 698 00:42:55,000 --> 00:42:57,000 さすがです 先生 。 699 00:42:57,000 --> 00:43:00,000 風邪ひいたけどね 。 700 00:43:00,000 --> 00:43:06,000 幽霊じゃなくて 全部 生きてる人のしたことでしたね 。 701 00:43:06,000 --> 00:43:09,000 ホントに そうなのかな 。 702 00:43:09,000 --> 00:43:11,000 えっ? 703 00:43:11,000 --> 00:43:13,000 未解決事件の 10 年後➡ 704 00:43:13,000 --> 00:43:18,000 同じ日 同じ町で 再び殺人事件が起きる 。 705 00:43:18,000 --> 00:43:21,000 すごい偶然ですよね 。 706 00:43:21,000 --> 00:43:25,000 10 年前の犯人の女が 屋敷を訪れると➡ 707 00:43:25,000 --> 00:43:29,000 殺人を犯した強盗犯と 偶然 鉢合わせ 。 708 00:43:31,000 --> 00:43:33,000 偶然… 。 709 00:43:33,000 --> 00:43:38,000 女が強盗犯を隠そうと 屋敷の隠し扉を操作する 。 710 00:43:38,000 --> 00:43:43,000 そこで… 。 偶然 屋敷の前を通り掛かった➡ 711 00:43:43,000 --> 00:43:48,000 貫二さんが 偶然 その様子を見てしまう 。 712 00:43:48,000 --> 00:43:51,000 すごく重なってない? 713 00:43:51,000 --> 00:43:55,000 偶然が 重なってます 。 714 00:43:55,000 --> 00:44:00,000 偶然 病院に行った僕らが 偶然 その女を調べることにな っ て 。 715 00:44:00,000 --> 00:44:03,000 貫二さんの仕事は 絵描きで 。 716 00:44:03,000 --> 00:44:06,000 足立さんは 画家 。 717 00:44:06,000 --> 00:44:10,000 ただ 偶然が 重なっただけなのか… 。 718 00:44:12,000 --> 00:44:16,000 何か すごい寒い 。 寒いです 先生 。 719 00:44:16,000 --> 00:44:21,000 まるで 誰かの意志が 働いたみたいじゃない? 720 00:44:21,000 --> 00:44:24,000 えっ 誰かって 誰ですか? 721 00:44:30,000 --> 00:44:32,000 ( ドアの揺れる音 ) 722 00:44:32,000 --> 00:44:34,000 か… 鹿乃子君 行って! 723 00:44:34,000 --> 00:44:36,000 えっ 先生… 。 行っておいで! 724 00:44:36,000 --> 00:44:39,000 な… 何で えっ… 。 725 00:44:39,000 --> 00:44:42,000 だって えっ 誰も… 。 726 00:44:44,666 --> 00:44:47,000 えっ? えっ? えっ? ううっ! えっ… 。 727 00:44:47,000 --> 00:44:50,000 ( 雷鳴 ) うわっ! ううう~… 。 728 00:44:50,000 --> 00:44:52,000 うっ… うっ… 。 先生… 。 729 00:44:52,000 --> 00:44:55,000 ( 雷鳴 ) ううう…! 730 00:44:55,000 --> 00:45:00,000 ( 雷鳴 ) 731 00:45:06,000 --> 00:45:09,000 寒い 。 さっきより寒くなってきた 。 732 00:45:09,000 --> 00:45:12,000 先生 どうしましょう… 。 733 00:45:12,000 --> 00:45:14,000 食べよう! 鍋を食べよう 鹿乃子君! 734 00:45:14,000 --> 00:45:17,000 大将が せっかく作って 持ってきてくれたんだから 。 735 00:45:17,000 --> 00:45:20,000 ですね! 736 00:45:20,000 --> 00:45:23,000 ああ… 寒い 。 737 00:45:23,000 --> 00:45:30,000 ♬~ 738 00:45:30,000 --> 00:45:33,666 ♬~ 739 00:46:07,256 --> 00:46:09,256 [ 『 嘘解きレトリック 』 の…] 740 00:46:14,779 --> 00:46:16,779 [そして…]