1 00:00:21,000 --> 00:00:25,000 ( 鹿乃子 ) 《嘘が 聞こえない》 2 00:00:31,000 --> 00:00:43,000 ♬~ 3 00:00:43,000 --> 00:00:47,000 ( 夫人 ) こんにちは 。 たくさん お買い物されてるのね 。 4 00:00:47,000 --> 00:00:49,000 ( 夫人 ) 今日は すき焼きにしようと思って 。 5 00:00:49,000 --> 00:00:53,000 ( 夫人 ) あら うちもよ 。 《えっ… 嘘じゃない?》 6 00:00:53,000 --> 00:00:56,000 ( 商人 ) あんた 本当についてるよ 。 7 00:00:56,000 --> 00:01:00,000 これ 他の店だったら 倍の値段 くだらねえんだからな 。 8 00:01:00,000 --> 00:01:02,000 ( 男性 ) 本当かよ 。 ( 商人 ) 嘘じゃねえよ 。 9 00:01:02,000 --> 00:01:04,000 《どうして?》 10 00:01:04,000 --> 00:01:06,000 ( 婦人 ) そこのお嬢ちゃん 。 11 00:01:06,000 --> 00:01:09,000 お尻んとこ ほつれてるよ 。 直してあげるから 。 12 00:01:09,000 --> 00:01:11,000 《怖い》 13 00:01:11,000 --> 00:01:13,000 さあさあ おいで 。 《怖い》 14 00:01:13,000 --> 00:01:15,000 結構です! ( クラクション ) 15 00:01:15,000 --> 00:01:17,000 [ 18 時間前です] 16 00:01:17,000 --> 00:01:21,000 ( 端崎 ) 実は こちらを 町で配っているのですが➡ 17 00:01:21,000 --> 00:01:24,000 浦部君たちにも 手伝っていただけないかと➡ 18 00:01:24,000 --> 00:01:27,000 思いまして 。 あー… 。 19 00:01:27,000 --> 00:01:30,000 先生は 今 雑草を取りに出ているので➡ 20 00:01:30,000 --> 00:01:33,000 少しお待ちいただいても いいですか? 21 00:01:33,000 --> 00:01:38,000 あいつが労働 。 どうせ暇だと思って来たのですが 。 22 00:01:38,000 --> 00:01:40,000 あっ すいません 。 23 00:01:40,000 --> 00:01:42,000 はい 。 どうも 。 24 00:01:42,000 --> 00:01:46,000 これを この辺りの店や住宅に 配っていただきたいのです 。 25 00:01:46,000 --> 00:01:51,000 浦部君も すっかり 顔なじみですから ぜひ 。 26 00:01:51,000 --> 00:01:54,000 急いで作ったので 簡単なものですが 。 27 00:01:54,000 --> 00:01:56,000 あっ どうぞ 。 失礼します 。 28 00:01:56,000 --> 00:01:59,000 端崎さんが お一人で作られたんですか? 29 00:01:59,000 --> 00:02:00,000 ええ 。 先日 九十九夜駅で➡ 30 00:02:00,000 --> 00:02:03,000 ええ 。 先日 九十九夜駅で➡ 31 00:02:03,000 --> 00:02:06,000 歳末にかけて 警戒を強化するということで➡ 32 00:02:06,000 --> 00:02:08,000 呼び掛けを 行っていたのですが➡ 33 00:02:08,000 --> 00:02:11,000 そのとき スリの被害に遭ったという➡ 34 00:02:11,000 --> 00:02:13,000 ご婦人にお会いしました 。 35 00:02:13,000 --> 00:02:15,000 ( 端崎 ) 《今日は もう 上がっていいですよ》 36 00:02:15,000 --> 00:02:18,000 ( 部下 ) 《ありがとうございます》 《あの お急ぎのところ➡ 37 00:02:18,000 --> 00:02:20,000 すいません 。 一つ お願いがあるんですけど》 38 00:02:20,000 --> 00:02:23,000 《あー… すまないね》 39 00:02:25,000 --> 00:02:28,000 《あの どうかされましたか》 40 00:02:28,000 --> 00:02:30,000 《ああ 財布をスリに盗まれて➡ 41 00:02:30,000 --> 00:02:32,000 《ああ 財布をスリに盗まれて➡ 42 00:02:32,000 --> 00:02:35,000 汽車に 乗れなくなってしまったんです》 43 00:02:35,000 --> 00:02:38,000 ( 端崎 ) 遠方に嫁いでいる そのご婦人の娘さんが➡ 44 00:02:38,000 --> 00:02:40,000 お産なのだそうで 。 45 00:02:40,000 --> 00:02:43,000 ( 婦人 ) 《片道分の汽車賃を 貸していただけませんか》 46 00:02:43,000 --> 00:02:46,000 ( 古屋 ) 《白夜行き 最終列車…》 ( 婦人 ) 《お願いします!》 47 00:02:46,000 --> 00:02:50,000 ( 端崎 ) というわけで 片道分の汽車賃を貸したのです 。 48 00:02:50,000 --> 00:02:54,000 端崎さん… 。 ( 端崎 ) はい 。 49 00:02:54,000 --> 00:02:59,000 それって もしかして… 。 50 00:02:59,000 --> 00:03:00,000 ( 左右馬 ) 詐欺だよ 詐欺 。 51 00:03:00,000 --> 00:03:01,000 ( 左右馬 ) 詐欺だよ 詐欺 。 52 00:03:01,000 --> 00:03:04,000 先生 。 いたのか 。 53 00:03:04,000 --> 00:03:07,000 それ 典型的な 寸借詐欺の手口でしょ 。 54 00:03:07,000 --> 00:03:09,000 警官が情けない 。 55 00:03:09,000 --> 00:03:11,000 左右馬 。 56 00:03:11,000 --> 00:03:15,000 決め付けるな 。 勝手にいるな 。 勝手に話に入るな 。 57 00:03:15,000 --> 00:03:18,000 ここ 僕の家 。 鹿乃子君は 僕の助手 。 58 00:03:18,000 --> 00:03:21,000 勝手にいて 勝手にしゃべ っ てるのは お前だろ 。 59 00:03:21,000 --> 00:03:24,000 ああっ 。 チッ 。 ああ… 。 60 00:03:24,000 --> 00:03:26,000 ありがと 。 寒い中… 。 61 00:03:26,000 --> 00:03:28,000 寒い 。 閉めろ 。 62 00:03:28,000 --> 00:03:30,000 寒い中 安産祈願の札を 抱きしめたまま立っていたのだぞ 。 63 00:03:30,000 --> 00:03:33,000 寒い中 安産祈願の札を 抱きしめたまま立っていたのだぞ 。 64 00:03:33,000 --> 00:03:37,000 それに 連絡先も聞かれた 。 相手の連絡先は? 65 00:03:37,000 --> 00:03:39,000 ( 古屋 ) 《間もなく 白夜行き 最終列車が…》 66 00:03:39,000 --> 00:03:42,000 《何とお礼を言ったらいいのか》 《さっ 急いで》 67 00:03:42,000 --> 00:03:45,000 ( 端崎 ) 発車の時間が迫っていて 聞けなかった 。 68 00:03:45,000 --> 00:03:50,000 カッコつけたんだ 。 汽車に乗るのも見ていないのか 。 69 00:03:50,000 --> 00:03:52,000 仕方ないだろう 。 ハァ… 。 70 00:03:52,000 --> 00:03:54,000 そうやって お前がだまされるたびに➡ 71 00:03:54,000 --> 00:03:56,000 この僕が 手を差し伸べて やってきたんだから 。 72 00:03:56,000 --> 00:03:59,000 まだ だまされたと 確定していない 。 73 00:03:59,000 --> 00:04:00,000 貴様の心は 汚れきっている 。 おめでたいやつめ 。 74 00:04:00,000 --> 00:04:03,000 貴様の心は 汚れきっている 。 おめでたいやつめ 。 75 00:04:03,000 --> 00:04:05,000 そういうことがあったので➡ 76 00:04:05,000 --> 00:04:07,666 よりいっそう 注意を 呼び掛けねばと思ったのです 。 77 00:04:07,666 --> 00:04:11,666 勝手に僕の助手を使おうとするな 。 だったら貴様が手伝え 。 78 00:04:11,666 --> 00:04:13,333 タダで? 先生 。 79 00:04:13,333 --> 00:04:15,333 貴様には頼まん 。 私 配ります 。 80 00:04:15,333 --> 00:04:18,000 ああ もう 帰った 帰った 。 僕たちを 馨のおせっかいによる➡ 81 00:04:18,000 --> 00:04:21,000 面倒事に巻き込まないでくれ 。 必ず返すと言っていたんだ 。 82 00:04:21,000 --> 00:04:24,000 私は信じる 。 はいはい さよなら 。 83 00:04:26,000 --> 00:04:30,000 さよなら 。 さよなら… 。 84 00:04:34,000 --> 00:04:39,000 あいつは どうして こうもすぐ信じてしまうのかねぇ 。 85 00:04:39,000 --> 00:04:44,000 [嘘が聞こえる私には 想像することしかできません] 86 00:04:44,000 --> 00:04:46,000 ん? 87 00:04:46,000 --> 00:04:50,000 あっ いえ… 。 88 00:04:50,000 --> 00:05:00,000 [信じた言葉が嘘だったとき どれほど傷つくのか] 89 00:05:00,000 --> 00:05:03,000 ( 女性 ) 何だ 今日 ばーちゃんか 。 90 00:05:09,000 --> 00:05:14,000 タレを1つ 。 ( ばーちゃん ) ありがとねぇ 。 91 00:05:14,000 --> 00:05:20,000 今日は さばの味噌煮とミカンだよ 。 92 00:05:20,000 --> 00:05:25,000 あっ… ありがとうございます 。 93 00:05:30,000 --> 00:05:32,000 ( 端崎 ) ぶっ! おぇっ! 94 00:05:32,000 --> 00:05:37,000 端崎さん 大丈夫でしょうか 。 95 00:05:37,000 --> 00:05:40,000 大丈夫だよ 。 96 00:05:40,000 --> 00:05:47,000 嘘が分からない人間は 君が思っているより強いから 。 97 00:05:47,000 --> 00:05:49,000 強い? 98 00:05:56,000 --> 00:05:59,000 ( 男性 ) おはよう 。 おはようございます 。 99 00:05:59,000 --> 00:06:00,000 ( 男性 ) 寒くなったねぇ 。 冷えますね 。 100 00:06:00,000 --> 00:06:01,000 ( 男性 ) 寒くなったねぇ 。 冷えますね 。 101 00:06:01,000 --> 00:06:05,000 ⚟ ( 達造 ) このカボチャ頭が! ⚟ ( 六平 ) 何だと この チンピラ 鉢巻き! 102 00:06:05,000 --> 00:06:08,000 ⚟ ( 達造 ) 言いやがったな この野郎! 103 00:06:08,000 --> 00:06:10,000 ( 男性 ) おい どうした どうした 。 ( タロ ) 何でもありません 。 104 00:06:10,000 --> 00:06:13,000 何でもありません 。 ( 男性 ) 大丈夫か? 105 00:06:13,000 --> 00:06:16,000 父ちゃんが 八百六さんとケンカしてて➡ 106 00:06:16,000 --> 00:06:18,000 先生 呼んでこいって 。 107 00:06:18,000 --> 00:06:21,000 ちょっと待っててね 。 108 00:06:21,000 --> 00:06:25,000 先生! 起きてください! 109 00:06:25,000 --> 00:06:27,000 先生! 110 00:06:27,000 --> 00:06:29,000 ( ため息 ) 111 00:06:29,000 --> 00:06:30,000 ♬~ 112 00:06:30,000 --> 00:06:39,000 ♬~ 113 00:07:03,000 --> 00:07:05,000 どいてろ お前は! てめえんとこの野菜みてえに➡ 114 00:07:05,000 --> 00:07:07,000 根性まで ねじ曲がってやがんな てめえは! この野郎! 115 00:07:07,000 --> 00:07:11,000 てめえこそ 包丁とドスの区別が ついてねえんじゃねえのか !? 116 00:07:11,000 --> 00:07:14,000 いくら長え付き合いでも 言っていいことと 悪いことが…! 117 00:07:14,000 --> 00:07:16,666 ああっ! 何事ですか !? 118 00:07:16,666 --> 00:07:20,000 ああ… 先生 鹿乃子ちゃん 朝からごめんな 。 119 00:07:20,000 --> 00:07:24,000 あの… これなんやけど 。 120 00:07:24,000 --> 00:07:28,000 この輝ける箱が どうしたと? 121 00:07:28,000 --> 00:07:30,000 ろっぺいさんから注文されて 作ったんやけど➡ 122 00:07:30,000 --> 00:07:31,000 ろっぺいさんから注文されて 作ったんやけど➡ 123 00:07:31,000 --> 00:07:34,000 数が合わんみたいなんよ 。 124 00:07:34,000 --> 00:07:37,000 うちらは 廿三折って 思ってたんやけど➡ 125 00:07:37,000 --> 00:07:42,000 ろっぺいさんは 十三折しか 注文してへん言わはって 。 126 00:07:42,000 --> 00:07:47,000 てめえ こちとら 暗いうちから 作ってんだ この野郎! 127 00:07:47,000 --> 00:07:49,000 ( 六平 ) 勝手に作られたもんに 金 払えっか! 128 00:07:49,000 --> 00:07:52,000 もう! やめよし! 129 00:07:52,000 --> 00:07:56,000 先生 お連れしましたから 。 先生! 130 00:07:56,000 --> 00:07:59,000 おう 先生! ( 六平 ) 来たか 貧乏先生 。 131 00:07:59,000 --> 00:08:00,000 こうなりゃ 祝先生に 白黒つけてもらおうじゃねえか 。 132 00:08:00,000 --> 00:08:02,666 こうなりゃ 祝先生に 白黒つけてもらおうじゃねえか 。 133 00:08:02,666 --> 00:08:06,000 おお 。 ( 達造 ) 俺と こいつと➡ 134 00:08:06,000 --> 00:08:08,666 どっちが嘘ついてんのか ひとつ 見極めてくんねえか 。 135 00:08:08,666 --> 00:08:10,666 めんどくさそう… 。 136 00:08:10,666 --> 00:08:14,000 ( 達造 ) あぁ? ( ヨシ江 ) ツケ ちょっとまけるし 。 137 00:08:14,000 --> 00:08:15,666 ちょっと? ちょっと 。 138 00:08:15,666 --> 00:08:17,333 もっと? ちょっと 。 139 00:08:17,333 --> 00:08:19,000 具体的には? ちょっと 。 140 00:08:27,000 --> 00:08:29,000 お引き受けしましょう 。 141 00:08:29,000 --> 00:08:30,000 じゃあ 一人ずつ 話を聞こうかな 。 142 00:08:30,000 --> 00:08:31,000 じゃあ 一人ずつ 話を聞こうかな 。 143 00:08:31,000 --> 00:08:33,000 おう 。 144 00:08:33,000 --> 00:08:36,000 まずは ろっぺいさんから 。 僕の事務所へ どうぞ 。 145 00:08:36,000 --> 00:08:39,000 鹿乃子君 お連れして 。 あっ はい 。 146 00:08:39,000 --> 00:08:43,000 タロ! ぼさっとしてねえで 早く学校行ってこい 。 147 00:08:43,000 --> 00:08:46,000 今日は 創立記念日だから 休みだよ 。 148 00:08:46,000 --> 00:08:49,000 創… えっ? だったら 外で遊んでこいよ!➡ 149 00:08:49,000 --> 00:08:52,000 てめえも さっさと行け! ( 六平 ) うっせぇ バカ野郎! 150 00:09:01,000 --> 00:09:04,000 お待たせしました 。 151 00:09:04,000 --> 00:09:06,000 よいしょ 。 152 00:09:08,000 --> 00:09:11,000 では ろっぺいさんが 知っていることを話してください 。 153 00:09:13,000 --> 00:09:16,000 3日前の夜 急に決まった寄り合いの➡ 154 00:09:16,000 --> 00:09:19,000 弁当の手配に 駆け回ってたんだ 。 155 00:09:19,000 --> 00:09:21,000 ( ヨシ江 ) 《あ~ もう 気 ぃ 付けて》 ( 男性 ) 《また来る》 156 00:09:21,000 --> 00:09:24,000 《あっ ろっぺいさん》 《すまねえ ちょっといいかい?》 157 00:09:24,000 --> 00:09:27,000 ( ヨシ江 ) 《はいはい》 ( 達造 ) 《何だ こんな時間に》 158 00:09:27,000 --> 00:09:29,000 《水 もらっていいか?》 ( 達造 ) 《何だ?》 159 00:09:29,000 --> 00:09:30,000 《酒 どうぞ 。 酒》 《黙ってろ》 160 00:09:30,000 --> 00:09:31,000 《酒 どうぞ 。 酒》 《黙ってろ》 161 00:09:31,000 --> 00:09:33,000 ( 達造 ) 《ヨシ江 水だとよ》 ( ヨシ江 ) 《はいよ》 162 00:09:33,000 --> 00:09:35,000 俺は そこで事情を説明して➡ 163 00:09:35,000 --> 00:09:38,000 もう他に頼れるところがないって 頼み込んだんだよ 。 164 00:09:38,000 --> 00:09:41,000 ( 六平 ) 《何人前までならいける? 言い値 払うからよ》 165 00:09:41,000 --> 00:09:45,000 《それが人に物頼む言い方かよ ハハハ》 166 00:09:45,000 --> 00:09:47,000 《まあ おめえの頼みだ》 167 00:09:47,000 --> 00:09:50,000 《 20 ~ 30 人前くれえなら 何とかするぜ》 168 00:09:50,000 --> 00:09:52,000 《恩に着るよ》 169 00:09:52,000 --> 00:09:56,000 ( ヨシ江 ) 《万年筆 ハイカラやね》 ( 六平 ) 《そうか?》➡ 170 00:09:56,000 --> 00:10:00,000 《じゃあ 十三折 頼むわ》 ( 達造 ) 《おう》 171 00:10:00,000 --> 00:10:01,000 《じゃあ 十三折 頼むわ》 ( 達造 ) 《おう》 172 00:10:01,000 --> 00:10:03,000 《よろしく頼むよ》 《はいよ》 173 00:10:03,000 --> 00:10:08,000 ( 六平 ) 俺は 確かに あのとき 「 十三 」 って 言ったし 書いたんだ 。 174 00:10:08,000 --> 00:10:10,000 はっきり覚えてる 。 175 00:10:10,000 --> 00:10:14,000 《ろっぺいさんの話に嘘はない》 176 00:10:17,000 --> 00:10:19,000 分かりました 。 177 00:10:23,000 --> 00:10:30,000 ここに 書き付けに書いたのと 同じ内容を書いてもら っ てもいい? 178 00:10:30,000 --> 00:10:32,000 ああ 。 179 00:10:39,000 --> 00:10:42,000 ( 六平 ) 実際は くら田の紙に 俺の万年筆で書いて➡ 180 00:10:42,000 --> 00:10:44,000 おかみさんに渡したんだ 。 181 00:10:44,000 --> 00:10:46,000 万年筆… 。 182 00:10:46,000 --> 00:10:49,000 あー 今日は 店に置いてきちまった 。 183 00:10:49,000 --> 00:10:53,000 書き間違えた なんてことはない? 184 00:10:53,000 --> 00:10:56,000 そりゃ 言いきれねえけどよ 。 185 00:10:56,000 --> 00:10:59,000 おかみさん そんとき 俺の隣に立ってたし➡ 186 00:10:59,000 --> 00:11:00,000 俺が書いてたとこ 見てたんじゃねえかな 。 187 00:11:00,000 --> 00:11:02,000 俺が書いてたとこ 見てたんじゃねえかな 。 188 00:11:07,000 --> 00:11:10,000 ろっぺいさん ありがとうございました 。 189 00:11:10,000 --> 00:11:13,000 終わり !? はい 。 190 00:11:15,000 --> 00:11:20,000 ( ヨシ江 ) あっ ろっぺいさん ご苦労さま 。 お茶 入れますね 。 191 00:11:20,000 --> 00:11:23,000 お待たせしました 。 ( 達造 ) ああ 。 192 00:11:23,000 --> 00:11:26,000 次は おかみさん お願いします 。 193 00:11:26,000 --> 00:11:28,000 はぁ? ( ヨシ江 ) う… うち? 194 00:11:28,000 --> 00:11:30,000 ヨシ江? 先に おかみさんに➡ 195 00:11:30,000 --> 00:11:33,000 お聞きしたいことがあるので 。 ( ヨシ江 ) はい… 。 196 00:11:36,000 --> 00:11:39,000 ( ヨシ江 ) すいません 行ってきます 。 197 00:11:44,000 --> 00:11:46,000 おかみさん 。 198 00:11:46,000 --> 00:11:50,000 おかみさん 。 はい 。 199 00:11:50,000 --> 00:11:52,000 ろっぺいさんが 書き付けを書いてるところを➡ 200 00:11:52,000 --> 00:11:54,000 見てましたか? 201 00:11:54,000 --> 00:11:59,000 ええ 。 あのとき うち ろ っ ぺいさんの隣にいましたから 。 202 00:11:59,000 --> 00:12:00,000 ( 達造 ) 《まあ おめえの頼みだ》➡ 203 00:12:00,000 --> 00:12:01,000 ( 達造 ) 《まあ おめえの頼みだ》➡ 204 00:12:01,000 --> 00:12:03,000 《 20 ~ 30 人前くれえなら 何とかするぜ》 205 00:12:03,000 --> 00:12:05,000 《恩に着るよ》 206 00:12:05,000 --> 00:12:09,000 《万年筆 ハイカラやね》 《そうか?》 207 00:12:09,000 --> 00:12:13,000 ( ヨシ江 ) ろ っ ぺいさんの書き付けを うちが受け取ったんよ 。 208 00:12:13,000 --> 00:12:16,000 書いてるとき 数字は見えた? 209 00:12:16,000 --> 00:12:20,000 ええ 確かに 「 十三折 」 と 。 210 00:12:25,000 --> 00:12:29,000 じゃあ ここに 書き付けに書いてあったのと➡ 211 00:12:29,000 --> 00:12:30,000 同じ内容 書いてもらってもいい? 212 00:12:30,000 --> 00:12:31,000 同じ内容 書いてもらってもいい? 213 00:12:31,000 --> 00:12:33,000 あっ はい… 。 214 00:12:36,666 --> 00:12:40,000 あっ… えっと… 。 215 00:12:51,000 --> 00:12:55,000 でも なぜか 今は➡ 216 00:12:55,000 --> 00:12:59,000 「 廿三折 」 と書いてあると 。 217 00:12:59,000 --> 00:13:00,000 そうなんよ 。 218 00:13:00,000 --> 00:13:02,000 そうなんよ 。 219 00:13:02,000 --> 00:13:04,000 お客さんは いたの? 220 00:13:04,000 --> 00:13:06,000 常連さんが お二人 。 ➡ 221 00:13:06,000 --> 00:13:09,000 あっ でも 2人が触れるような所には➡ 222 00:13:09,000 --> 00:13:11,000 置いてへんかったよ 。 223 00:13:11,000 --> 00:13:15,000 何で こんなことに なってしもたんやろ 。 224 00:13:17,000 --> 00:13:19,000 今 その書き付けは? 225 00:13:19,000 --> 00:13:22,000 うちの人が持ってると思います 。 226 00:13:22,000 --> 00:13:26,000 《おかみさんも 嘘をついてない》 227 00:13:26,000 --> 00:13:28,000 《ということは…》 228 00:13:28,000 --> 00:13:30,000 じゃあ みんなで くら田に戻ろっか 。 229 00:13:30,000 --> 00:13:32,000 じゃあ みんなで くら田に戻ろっか 。 230 00:13:32,000 --> 00:13:35,000 失礼しました 。 231 00:13:37,000 --> 00:13:41,000 次は みんなの反応を見ながら 大将の話を聞いててね 。 232 00:13:41,000 --> 00:13:43,000 はい 。 233 00:13:45,000 --> 00:13:47,000 ( 達造 ) おう 。 ずいぶん待たせんじゃねえか 。 234 00:13:47,000 --> 00:13:49,000 大将の話は ここで聞くから 。 235 00:13:49,000 --> 00:13:52,000 座って 。 あっ? 236 00:13:52,000 --> 00:13:54,000 ハハハ… 。 237 00:13:54,000 --> 00:13:57,000 何 笑ってんだ てめえはよ 。 靴下 脱いでんじゃねえよ 。 238 00:14:03,000 --> 00:14:05,000 では 大将が知っていること… 。 もう 店も閉めようと➡ 239 00:14:05,000 --> 00:14:07,000 思ってたころに あいつが来たんだよ 。 240 00:14:07,000 --> 00:14:09,000 急な弁当の手配で 困ってるとか言っててよ 。 ➡ 241 00:14:09,000 --> 00:14:11,000 言い値で払うから 作ってくれだとか➡ 242 00:14:11,000 --> 00:14:13,000 切羽詰まってる みてえだったからよ➡ 243 00:14:13,000 --> 00:14:17,000 まあ 長え付き合いだから 何とかするって答えたわけよ 。 244 00:14:17,000 --> 00:14:20,666 で あいつが言ったんだ 「 十三折 頼む 」 って 。 245 00:14:20,666 --> 00:14:22,666 ちゃんと覚えてんじゃねえか! 246 00:14:22,666 --> 00:14:24,333 だったら! ( 達造 ) だから! 247 00:14:24,333 --> 00:14:28,000 書き付けには 「 十三 」 じゃなくて 「 廿三 」 って書いてあったから➡ 248 00:14:28,000 --> 00:14:30,000 俺は聞き間違えたと思ったんだ この野郎! 249 00:14:30,000 --> 00:14:33,000 で その書き付けは? 250 00:14:37,000 --> 00:14:40,000 これが動かぬ証拠だ! 251 00:14:42,000 --> 00:14:47,000 これは… 。 「 廿三折 」 としか読めないねぇ 。 252 00:14:47,000 --> 00:14:50,000 てめえが 「 十 」 を 「 廿 」 って 書き足したんだろ 。 253 00:14:50,000 --> 00:14:52,000 ほら ここだけ インクが薄いような… 。 254 00:14:52,000 --> 00:14:54,000 そんなことするか ボケ! てめえが そもそも➡ 255 00:14:54,000 --> 00:14:57,000 「 廿 」 って書いたに決まってらぁ! なあ ヨシ江! 256 00:14:57,000 --> 00:15:00,000 いやぁ ろっぺいさんは 「 十三 」 って書いてはったよ? 257 00:15:00,000 --> 00:15:02,000 いやぁ ろっぺいさんは 「 十三 」 って書いてはったよ? 258 00:15:02,000 --> 00:15:06,000 でも しばらくして あんたと見たときにね… 。 259 00:15:06,000 --> 00:15:10,000 ( 達造 ) 《ん?》 ( ヨシ江 ) 《どうしたん?》 260 00:15:10,000 --> 00:15:14,000 《いや… 「 十三折 」 っつったと思ったけどな》 261 00:15:14,000 --> 00:15:16,000 《いや ホンマやねぇ》 262 00:15:16,000 --> 00:15:19,000 ( ヨシ江 )「 廿三折 」 って 書いてあるのを見たんよ 。 263 00:15:19,000 --> 00:15:23,000 そやから 不思議なことも あるもんやなぁ思て 。 264 00:15:23,000 --> 00:15:25,000 不思議じゃ済まねえから もめてんだ 。 265 00:15:25,000 --> 00:15:28,000 ったく てめえはよ! ( 六平 ) ほら見ろ! 266 00:15:28,000 --> 00:15:30,000 おかみさんが嘘ついたって 何の得にもなんねえだろ! 267 00:15:30,000 --> 00:15:32,000 おかみさんが嘘ついたって 何の得にもなんねえだろ! 268 00:15:32,000 --> 00:15:34,000 困ったもんだよなぁ 。 269 00:15:36,000 --> 00:15:40,000 《じゃあ よろしく頼むよ》 《はいよ》 270 00:15:40,000 --> 00:15:44,000 てめえら まさか… 。 271 00:15:44,000 --> 00:15:46,000 2人して俺を? 272 00:15:46,000 --> 00:15:48,000 はっ? ( 達造 ) だって どう考えたって➡ 273 00:15:48,000 --> 00:15:50,000 おかしいじゃねえか! えぇ? 274 00:15:50,000 --> 00:15:52,000 勝手に文字が 書き換わるなんてこと➡ 275 00:15:52,000 --> 00:15:55,000 あり得ねえんだからよ! てめえら2人で 何かたくらんで➡ 276 00:15:55,000 --> 00:15:57,000 俺をだまそうと してんじゃねえのか! 277 00:15:57,000 --> 00:15:59,000 ( 六平 ) おい! 278 00:15:59,000 --> 00:16:00,000 てめえ 何言ってんのか 分かってんのか !? ➡ 279 00:16:00,000 --> 00:16:01,000 てめえ 何言ってんのか 分かってんのか !? ➡ 280 00:16:01,000 --> 00:16:03,000 ヨシ江ちゃんまで疑うってか !? 281 00:16:03,000 --> 00:16:08,000 ヨシ江ちゃん? 何が ヨシ江ちゃんだ 。 282 00:16:11,000 --> 00:16:17,000 俺も タツ兄も 昔は そうだったろ 。 283 00:16:17,000 --> 00:16:20,000 そうそう みんな 商売 始めるまではね 。 284 00:16:20,000 --> 00:16:25,000 ( 達造 ) あ~ ヘヘヘ… 。 285 00:16:25,000 --> 00:16:30,000 おめえら 昔っから 気が合ったもんなぁ 。 あぁ? 286 00:16:30,000 --> 00:16:33,000 俺のいねえところでよ➡ 287 00:16:33,000 --> 00:16:37,000 てめえら2人で 俺のこと バカにしてんだろ! 288 00:16:37,000 --> 00:16:40,000 あんた… 。 ひとつ! 289 00:16:40,000 --> 00:16:45,000 今までの話で 気になったことがあるんだけど 。 290 00:16:45,000 --> 00:16:48,000 ろっぺいさん 。 291 00:16:48,000 --> 00:16:50,000 何でぇ 。 292 00:16:50,000 --> 00:16:55,000 みんな お弁当 待ってるんじゃない? 293 00:16:55,000 --> 00:16:57,000 そうだった 。 294 00:16:57,000 --> 00:17:00,000 えぇ… 。 ( ヨシ江 ) 急いで包むし➡ 295 00:17:00,000 --> 00:17:03,000 ちょっと待ってね 。 こっち お願いします 。 296 00:17:12,000 --> 00:17:15,000 おうおう… 。 297 00:17:15,000 --> 00:17:19,000 ハハハハ… 。 298 00:17:19,000 --> 00:17:23,000 今日は もう 店休みだ 。 張り紙しとけ 。 299 00:17:23,000 --> 00:17:27,000 ( ヨシ江 ) ちょっと… あんた 。 ( 達造 ) 構うんじゃねえ! 300 00:17:27,000 --> 00:17:30,000 おかみさん… 。 注文どおり 十三折 もらってくぜ 。 301 00:17:30,000 --> 00:17:32,000 おかみさん… 。 注文どおり 十三折 もらってくぜ 。 302 00:17:35,000 --> 00:17:38,000 大将 。 あぁ? 303 00:17:40,000 --> 00:17:43,000 これ お弁当 もらって… 。 何でもありません! 304 00:17:43,000 --> 00:17:47,000 私たちも戻りましょう 先生 。 でも このお弁当ってさ… 。 305 00:17:47,000 --> 00:17:49,000 じゃあ つくも焼きでも 食べましょう! 306 00:17:49,000 --> 00:17:51,000 というか この状況で よくそんなのんきに 。 307 00:17:51,000 --> 00:17:53,000 お弁当… 。 すいません 。 308 00:17:53,000 --> 00:17:57,000 私 買ってきますから 。 先生は事務所に戻っててください 。 309 00:17:57,000 --> 00:18:00,000 ( タロ ) 先生… 誰が悪いの? 310 00:18:00,000 --> 00:18:01,000 ( タロ ) 先生… 誰が悪いの? 311 00:18:01,000 --> 00:18:06,000 父ちゃん 嘘ついてないよね? 312 00:18:09,000 --> 00:18:14,000 うん 。 タロ坊は 信じてあげてて 。 313 00:18:16,000 --> 00:18:19,000 もう うち帰って大丈夫だよ 。 《誰も嘘ついてなかった》 314 00:18:19,000 --> 00:18:23,000 風邪ひかないように うち戻りな 。 315 00:18:23,000 --> 00:18:28,000 本当に嘘ついてない? 《それとも 私…➡ 316 00:18:28,000 --> 00:18:30,000 嘘が分からなかった?》 317 00:18:30,000 --> 00:18:32,000 嘘が分からなかった?》 318 00:18:32,000 --> 00:18:36,000 《嘘が 聞こえない》 319 00:18:36,000 --> 00:18:42,000 《そんなこと 考えたこともなかった》 320 00:18:42,000 --> 00:18:44,000 ⚟ ( 婦人 ) 鹿乃子ちゃん 。 321 00:18:44,000 --> 00:18:47,000 羽織の袖 ほつれてるわよ 。 322 00:18:47,000 --> 00:18:49,000 えっ 。 ほら 。 323 00:18:49,000 --> 00:18:52,000 ホントだ… 。 直してあげましょうか? 324 00:18:52,000 --> 00:18:56,000 お尻の方 大丈夫ですか? 325 00:18:56,000 --> 00:18:58,000 奇麗よ 。 326 00:18:58,000 --> 00:19:00,000 ありがとうございます 。 327 00:19:00,000 --> 00:19:01,000 ありがとうございます 。 328 00:19:04,000 --> 00:19:06,000 おっ 出た タヌキ 。 329 00:19:06,000 --> 00:19:09,000 あの… 。 ( 男性 ) おっ 鹿乃坊 。 330 00:19:09,000 --> 00:19:12,000 これ お幾らですか? 331 00:19:12,000 --> 00:19:15,000 ( 男性 ) えっ 買うの? 332 00:19:15,000 --> 00:19:18,000 ( 商人 )20 銭だけど… 。 333 00:19:18,000 --> 00:19:20,000 そうですか… 。 334 00:19:20,000 --> 00:19:23,000 ( 夫人 ) 今日は うちにあるもので 簡単に済ませるわ 。 335 00:19:23,000 --> 00:19:25,000 ( 夫人 ) うちも一緒 。 336 00:19:25,000 --> 00:19:28,000 《この中のどれかが 嘘だとしたら…》 337 00:19:28,000 --> 00:19:30,000 《怖い》 338 00:19:30,000 --> 00:19:31,000 《怖い》 339 00:19:31,000 --> 00:19:35,000 《みんなは 嘘が分からないのに➡ 340 00:19:35,000 --> 00:19:40,000 何を信じて どうやって判断するの?》 341 00:19:40,000 --> 00:19:45,000 《いつも こんな不安の中で 生きてるの?》 342 00:19:47,000 --> 00:19:50,000 《あっ つくも焼き…》 343 00:20:02,000 --> 00:20:06,000 ( 男の子 ) タロ 。 メンコしようぜ 。 344 00:20:06,000 --> 00:20:08,000 ( タロ ) うーん… 今日は できない 。 345 00:20:08,000 --> 00:20:11,000 えっ どうして? 346 00:20:11,000 --> 00:20:14,000 せっかく 宿題 終わらせてきたのに 。 347 00:20:14,000 --> 00:20:17,000 《嘘! 嘘だ!》 ( 男の子 ) 行こうよ~ 。 ➡ 348 00:20:17,000 --> 00:20:19,000 何て書いてあるの? 349 00:20:19,000 --> 00:20:23,000 父ちゃんと母ちゃん ケンカしてて 店 休みなんだ 。 350 00:20:23,000 --> 00:20:26,000 ねえ もう一回 言ってくれる? 351 00:20:26,000 --> 00:20:29,000 ( 男の子 ) えっ? 今の もう一回 言ってくれる? 352 00:20:29,000 --> 00:20:30,000 あの 宿題… 。 353 00:20:30,000 --> 00:20:31,000 あの 宿題… 。 354 00:20:31,000 --> 00:20:33,000 ごめんなさい 。 まだ 宿題 終わってない 。 355 00:20:33,000 --> 00:20:36,000 ごめんね 怒ってるわけじゃないんだよ? 356 00:20:36,000 --> 00:20:43,000 《ずっと この力があるのが嫌だと あんなに思っていたのに➡ 357 00:20:43,000 --> 00:20:48,000 初めて嘘の音に安心してる》 358 00:20:48,000 --> 00:20:50,000 遅くなりました 。 359 00:20:50,000 --> 00:20:53,000 おかえり 。 360 00:20:53,000 --> 00:20:57,000 3人とも 嘘ついていないし➡ 361 00:20:57,000 --> 00:21:00,000 3人とも 「 十三折 」 って 聞いたり 書いたり 見たりしてるんだから➡ 362 00:21:00,000 --> 00:21:04,000 3人とも 「 十三折 」 って 聞いたり 書いたり 見たりしてるんだから➡ 363 00:21:04,000 --> 00:21:07,000 この書き付けが 「 十三折 」 でさえあれば➡ 364 00:21:07,000 --> 00:21:09,000 問題ないんだけどね 。 365 00:21:09,000 --> 00:21:12,000 せーのっ 。 366 00:21:12,000 --> 00:21:15,000 あとは すり替えられたとか 。 367 00:21:17,000 --> 00:21:21,000 後で 書き付けの束を 借りに行こう 。 368 00:21:21,000 --> 00:21:24,000 どうして 私が 嘘言ってるんじゃないかって➡ 369 00:21:24,000 --> 00:21:26,000 考えないんですか? 370 00:21:26,000 --> 00:21:30,000 先生は 嘘が聞こえないのに… 。 371 00:21:30,000 --> 00:21:33,000 聞こえないからじゃない? 372 00:21:33,000 --> 00:21:36,000 どんなに聞いても 嘘かホントか分からないなら➡ 373 00:21:36,000 --> 00:21:40,000 まず何か信じて 傷つくの覚悟して➡ 374 00:21:40,000 --> 00:21:43,000 飛び込んでみなきゃ 始まらないでしょ 。 375 00:21:46,000 --> 00:21:48,000 先生 。 376 00:21:50,000 --> 00:21:53,000 私も 飛び込んでみたいです 。 377 00:21:57,000 --> 00:22:00,000 端崎さんのことです 。 馨の? 378 00:22:00,000 --> 00:22:02,000 端崎さんが信じたご婦人が➡ 379 00:22:02,000 --> 00:22:09,000 本当に困っていた人なのか 詐欺を働いていた人なのか➡ 380 00:22:09,000 --> 00:22:12,000 調べてみたいです 。 381 00:22:12,000 --> 00:22:15,000 調べるって どうするの? 382 00:22:15,000 --> 00:22:20,000 とにかく 今から 駅で聞き込みを始めてみます 。 383 00:22:31,000 --> 00:22:36,000 やってみなよ 。 くら田の書き付けは 僕に任せて 。 384 00:22:41,000 --> 00:22:46,000 ありがとうございます 。 行ってきます 。 385 00:22:56,000 --> 00:23:00,000 先生は 捜査するとき 何を心掛けてますか? 386 00:23:00,000 --> 00:23:02,000 先生は 捜査するとき 何を心掛けてますか? 387 00:23:05,000 --> 00:23:10,000 ちゃんと その人の目線で考える… かな 。 388 00:23:10,000 --> 00:23:14,000 ちゃんと? 自分の推測に都合よく考えない 。 389 00:23:14,000 --> 00:23:19,000 それと 反対の目線も持ってみる っていうのもあるかな 。 390 00:23:19,000 --> 00:23:22,000 なるほど 。 じゃあ やっぱり➡ 391 00:23:22,000 --> 00:23:26,000 ご婦人が詐欺だっていう 先生の推測も➡ 392 00:23:26,000 --> 00:23:29,000 詐欺じゃないっていう 端崎さんの推測も➡ 393 00:23:29,000 --> 00:23:30,000 両方 検討すべき ってことですよね 。 394 00:23:30,000 --> 00:23:32,333 両方 検討すべき ってことですよね 。 395 00:23:32,333 --> 00:23:35,000 フフ… 。 ( せき ) 396 00:23:35,000 --> 00:23:37,000 あっ… 。 ( せき ) 397 00:23:39,000 --> 00:23:43,000 君も ちゃんと 探偵助手ですね 。 398 00:23:43,000 --> 00:23:45,000 はい 。 399 00:23:45,000 --> 00:23:48,000 いってらっしゃい 。 いってきます 。 400 00:23:48,000 --> 00:24:00,000 ♬~ 401 00:24:00,000 --> 00:24:08,000 ♬~ 402 00:24:08,000 --> 00:24:26,000 ♬~ 403 00:24:26,000 --> 00:24:29,000 あの すみません 。 ( 古屋 ) はいはい 。 404 00:24:29,000 --> 00:24:30,000 3日前の夜 最終列車間際で➡ 405 00:24:30,000 --> 00:24:31,000 3日前の夜 最終列車間際で➡ 406 00:24:31,000 --> 00:24:33,000 切符を購入したご婦人を 覚えていらっしゃ… 。 407 00:24:33,000 --> 00:24:35,000 お嬢ちゃん ごめんね 後ろ つかえてるから 。 408 00:24:35,000 --> 00:24:38,000 誰か覚えてます? ( 駅員 ) 分かんねえな 。 409 00:24:38,000 --> 00:24:40,000 ( 古屋 ) 3日前 。 ( 駅員 ) 分かんないね 。 410 00:24:40,000 --> 00:24:43,000 急いでいて 安産祈願の札を持っていて 。 411 00:24:43,000 --> 00:24:46,000 ( 古屋 ) あ~ もしかして 寸借詐欺かい? 412 00:24:46,000 --> 00:24:49,000 あ… 。 ( 古屋 ) 最近 あるらしいな 。 ➡ 413 00:24:49,000 --> 00:24:52,000 危篤だの出産だの情に訴えてさ 。 ➡ 414 00:24:52,000 --> 00:24:58,000 お嬢ちゃんも 気を付けてね 。 やられたら 金は戻ってこないよ 。 415 00:24:58,000 --> 00:25:00,000 失礼します 。 416 00:25:00,000 --> 00:25:01,000 失礼します 。 417 00:25:01,000 --> 00:25:03,000 ( 駅員 ) 間もなく発車いたします 。 418 00:25:03,000 --> 00:25:08,000 《自分の推測に 都合よく考えない》 419 00:25:08,000 --> 00:25:11,000 ( 駅員 ) お乗り遅れのないよう ご注意ください 。 420 00:25:13,000 --> 00:25:15,000 あの… 。 あの… 。 421 00:25:17,000 --> 00:25:19,000 ちょっと 。 422 00:25:25,000 --> 00:25:28,000 何でしょう? 423 00:25:28,000 --> 00:25:30,000 あの… 一つ お願いがあります 。 424 00:25:30,000 --> 00:25:33,000 あの… 一つ お願いがあります 。 425 00:25:35,000 --> 00:25:38,000 汽車賃を 貸してくださいませんか? 426 00:25:40,000 --> 00:25:43,000 遠くに住む母が危篤なんです 。 427 00:25:43,000 --> 00:25:46,000 《これって 詐欺…》 428 00:25:46,000 --> 00:25:53,000 ずっと顔も見せられずにいて 最期くらいは会いたいんです 。 429 00:25:55,000 --> 00:25:58,000 お金は 必ず お返ししますから 。 430 00:25:58,000 --> 00:26:00,000 ⚟ ( 汽笛 ) 431 00:26:00,000 --> 00:26:02,000 ⚟ ( 汽笛 ) 432 00:26:02,000 --> 00:26:05,000 で… できません 。 433 00:26:05,000 --> 00:26:12,000 母には苦労ばかり掛けてきたから 親孝行がしたいんです 。 ➡ 434 00:26:12,000 --> 00:26:16,000 どうか お願いします 。 435 00:26:16,000 --> 00:26:18,000 できません! 436 00:26:18,000 --> 00:26:22,000 だって あなた… 嘘ついてるから 。 437 00:26:24,000 --> 00:26:26,000 はっ? 438 00:26:26,000 --> 00:26:30,000 お金を渡しても 汽車に乗らない 返す気もない 。 439 00:26:30,000 --> 00:26:35,000 お母さんの危篤も 顔を見せていないのも➡ 440 00:26:35,000 --> 00:26:37,000 嘘ですよね 。 441 00:26:41,000 --> 00:26:47,000 何なの? 気持ち悪い… 。 442 00:26:47,000 --> 00:26:52,000 ( 一同 ) 《気持ち悪い…》 443 00:26:52,000 --> 00:26:56,000 《端崎さんは 嘘が聞こえない》 444 00:26:56,000 --> 00:27:00,000 《それでも 信じたんだ》 445 00:27:00,000 --> 00:27:01,000 《それでも 信じたんだ》 446 00:27:03,000 --> 00:27:07,000 もう こんなこと しないでください! 447 00:27:07,000 --> 00:27:09,000 何 言ってんの… 。 448 00:27:09,000 --> 00:27:12,000 お金が欲しいのは 悪いことじゃありません 。 449 00:27:12,000 --> 00:27:16,000 でも だからって 人をだましちゃ駄目です 。 450 00:27:16,000 --> 00:27:21,000 信じる気持ちを 汚さないでください 。 451 00:27:21,000 --> 00:27:23,000 あなた さっきから 失礼じゃないの? 452 00:27:23,000 --> 00:27:30,000 親孝行したいのは 嘘じゃないんですよね? 453 00:27:30,000 --> 00:27:37,000 人をだまして手に入れたお金で 親孝行するんですか? 454 00:27:41,000 --> 00:27:46,000 お母さんのために 何か他に➡ 455 00:27:46,000 --> 00:27:51,000 私が力になれることは ありませんか? 456 00:27:51,000 --> 00:27:56,000 あなたが 正しいと思っていないなら➡ 457 00:27:56,000 --> 00:27:58,000 もうやめてください 。 458 00:27:58,000 --> 00:28:00,000 お願いします 。 459 00:28:05,000 --> 00:28:07,000 お願いします! 460 00:28:20,000 --> 00:28:22,000 あの すみません 。 461 00:28:22,000 --> 00:28:30,000 ♬~ 462 00:28:30,000 --> 00:28:39,000 ♬~ 463 00:28:39,000 --> 00:28:42,000 ( イナリ ) ニャー 。 あった あった 。 464 00:28:47,000 --> 00:28:51,000 ニャー 。 ん? 465 00:28:57,000 --> 00:28:59,000 ここだにゃ 。 466 00:28:59,000 --> 00:29:00,000 他に破り取られた跡は… 。 467 00:29:00,000 --> 00:29:04,000 他に破り取られた跡は… 。 468 00:29:04,000 --> 00:29:06,000 ない 。 469 00:29:10,000 --> 00:29:13,000 お忙しいところ ありがとうございました 。 470 00:29:13,000 --> 00:29:15,000 ( 駅員 ) 間もなく列車が到着いたします 。 471 00:29:15,000 --> 00:29:17,000 あっ あのう すみません 。 472 00:29:17,000 --> 00:29:19,000 3日前の夜… 。 ( 男性 ) 急いでんだよ 。 473 00:29:19,000 --> 00:29:21,000 すいません 。 474 00:29:21,000 --> 00:29:30,000 ♬~ 475 00:29:30,000 --> 00:29:34,000 ♬~ 476 00:29:34,000 --> 00:29:36,000 「 十 」 ですにゃ… 。 477 00:29:36,000 --> 00:29:39,000 すみません 。 お聞きしたいこと… 。 失礼 。 478 00:29:39,000 --> 00:29:43,000 すみません 。 今 お時間ありますか? 479 00:29:43,000 --> 00:29:47,333 金なら貸さないよ 。 いや そういうわけじゃないです 。 480 00:29:49,000 --> 00:29:52,000 イナリ これは 先生の食べ物だにゃ 。 481 00:29:52,000 --> 00:29:55,000 サトイモ ずっしりしてて おいしそうね 。 482 00:29:55,000 --> 00:29:57,000 そうかい 。 483 00:29:57,000 --> 00:29:59,000 ( 六平の妻 ) いらっしゃい 。 さすが お目が高い 。 484 00:29:59,000 --> 00:30:00,000 今年のサトイモは ホントに出来がいいの 。 485 00:30:00,000 --> 00:30:02,000 今年のサトイモは ホントに出来がいいの 。 486 00:30:02,000 --> 00:30:04,000 ねっ? あんた 。 487 00:30:04,000 --> 00:30:06,000 ああ… 。 488 00:30:06,000 --> 00:30:09,000 ちょっと 。 ごめんなさいね 。 489 00:30:09,000 --> 00:30:12,333 ( 女性 ) じゃ このサトイモと… 。 490 00:30:12,333 --> 00:30:14,333 ( 六平の妻 ) どこ行くの? 491 00:30:22,000 --> 00:30:27,000 あんた ホンマに お店 開けへんつもり? 492 00:30:27,000 --> 00:30:30,000 ( 達造 ) 何遍も同じこと 言わせんじゃねえ! 493 00:30:32,333 --> 00:30:43,000 ( タロの泣き声 ) 494 00:30:53,000 --> 00:30:57,000 人を捜してるんですけど 。 えっ 誰を? 495 00:30:57,000 --> 00:31:00,000 はい あの 3日前の最終列車… 。 496 00:31:00,000 --> 00:31:01,000 はい あの 3日前の最終列車… 。 497 00:31:01,000 --> 00:31:05,000 すいませんな わしら 1年ぶりに ここに来たもんで 。 498 00:31:05,000 --> 00:31:07,000 そうでしたか… 。 499 00:31:07,000 --> 00:31:11,000 寸借詐欺がはやってるから 気を付けなくちゃな 。 500 00:31:11,000 --> 00:31:30,000 ♬~ 501 00:31:30,000 --> 00:31:31,000 ♬~ 502 00:31:31,000 --> 00:31:34,000 ニャー 。 503 00:31:34,000 --> 00:31:36,000 失礼しました 。 ( 男性 ) ごめんね 。 504 00:31:36,000 --> 00:31:39,000 ( 駅員 ) ただ今より 改札いたします 。 505 00:31:41,000 --> 00:31:48,000 《やっぱり ご婦人は 詐欺師だったのでしょうか》 506 00:31:48,000 --> 00:31:50,000 ( 古屋 ) あのさ 。 507 00:31:50,000 --> 00:31:55,000 はい 。 もう 警察に行ったら? 508 00:31:55,000 --> 00:31:58,000 いえ もう少し 捜してみたいんです 。 509 00:31:58,000 --> 00:32:00,000 これ以上 うろつかれるのは 迷惑なんだよね 。 510 00:32:00,000 --> 00:32:01,000 これ以上 うろつかれるのは 迷惑なんだよね 。 511 00:32:07,000 --> 00:32:09,000 すいませんでした… 。 512 00:32:18,000 --> 00:32:22,000 ( 端崎 ) 浦部君 。 端崎さん! 513 00:32:22,000 --> 00:32:24,000 もう 大丈夫ですよ 。 514 00:32:26,000 --> 00:32:28,000 でも… 。 515 00:32:28,000 --> 00:32:30,000 ( 端崎 ) あっ おなかすきませんか? 516 00:32:30,000 --> 00:32:31,000 ( 端崎 ) あっ おなかすきませんか? 517 00:32:38,000 --> 00:32:42,000 ( 端崎 ) 私は 警官に 向いていないのだと思います 。 ➡ 518 00:32:42,000 --> 00:32:44,000 左右馬の言うとおり➡ 519 00:32:44,000 --> 00:32:49,000 私は 寸借詐欺に 遭ったのかもしれません 。 520 00:32:52,000 --> 00:32:57,000 まず何か信じて 傷つくの覚悟して➡ 521 00:32:57,000 --> 00:33:00,000 飛び込んでみなきゃ始まらない 。 522 00:33:02,000 --> 00:33:06,000 先生が言っていました 。 523 00:33:06,000 --> 00:33:10,000 端崎さんも きっと そうなんですね 。 524 00:33:10,000 --> 00:33:16,000 優しくて 強いんです 。 525 00:33:16,000 --> 00:33:20,000 はぁ… どうでしょうか 。 526 00:33:20,000 --> 00:33:25,000 でも 左右馬は 何だかんだ言いながら➡ 527 00:33:25,000 --> 00:33:28,000 いつも私を信じてくれるのです 。 528 00:33:28,000 --> 00:33:30,000 じゃあ お互い 信頼し合っているんですね 。 529 00:33:30,000 --> 00:33:32,000 じゃあ お互い 信頼し合っているんですね 。 530 00:33:32,000 --> 00:33:36,000 まさか 。 左右馬を信頼… 一生 無理だと思います 。 531 00:33:36,000 --> 00:33:38,000 ( じーさん ) ばーさん 余計なことを! 532 00:33:38,000 --> 00:33:40,000 ( 端崎 ) すいません 。 ➡ 533 00:33:40,000 --> 00:33:43,000 すいません 。 タレを2つ お願いします 。 534 00:33:43,000 --> 00:33:45,000 ( じーさん ) はいよ 。 535 00:33:52,000 --> 00:33:56,000 ですが あいつが 信じてくれている以上➡ 536 00:33:56,000 --> 00:34:00,000 あいつに見合う人間であろうと 思うのです 。 537 00:34:00,000 --> 00:34:01,000 あいつに見合う人間であろうと 思うのです 。 538 00:34:01,000 --> 00:34:08,000 これからも 左右馬が 傷つく覚悟などしなくていい➡ 539 00:34:08,000 --> 00:34:12,000 そんな友人でありたいのです 。 540 00:34:12,000 --> 00:34:15,000 うらやましいです 。 541 00:34:15,000 --> 00:34:19,000 そんなふうに 思い合える人がいるって 。 542 00:34:19,000 --> 00:34:22,000 はい お待ち 。 ( 端崎 ) ありがとうございます 。 543 00:34:22,000 --> 00:34:25,000 どうぞ 。 ありがとうございます 。 544 00:34:27,000 --> 00:34:29,000 左右馬にとっては➡ 545 00:34:29,000 --> 00:34:30,000 浦部君も そういう 存在なのではないでしょうか 。 546 00:34:30,000 --> 00:34:33,000 浦部君も そういう 存在なのではないでしょうか 。 547 00:34:35,000 --> 00:34:38,000 あいつが助手を雇うこと➡ 548 00:34:38,000 --> 00:34:41,000 同じ屋根の下で 誰かと暮らすことなど➡ 549 00:34:41,000 --> 00:34:43,000 ないと思っていました 。 ➡ 550 00:34:43,000 --> 00:34:49,000 フフ 浦部君のことを よほど信頼しているのでしょう 。 551 00:34:51,000 --> 00:34:53,000 それは… 。 552 00:34:53,000 --> 00:34:57,000 《嘘を聞く力があるから》 553 00:34:57,000 --> 00:35:00,000 《でも もし その力がなくなったら…》 554 00:35:00,000 --> 00:35:02,000 《でも もし その力がなくなったら…》 555 00:35:02,000 --> 00:35:07,000 ♬ ( ぎこちないバイオリンの演奏 ) 《それでも 一緒にいればいいと➡ 556 00:35:07,000 --> 00:35:12,000 言ってくれるのでしょう… か?》 ♬ ( ぎこちないバイオリンの演奏 ) 557 00:35:12,000 --> 00:35:16,000 先生 !? また 盗み聞きか 。 558 00:35:16,000 --> 00:35:18,000 なぜ 鹿乃子君にだけ つくも焼きを 。 559 00:35:18,000 --> 00:35:21,000 これは お礼だ 。 僕にも お礼してくれ 。 560 00:35:21,000 --> 00:35:24,000 ハッ 貴様が何をしたというのだ 。 また今度 ゆっくり 。 561 00:35:24,000 --> 00:35:30,000 ハァ~ ひどいなぁ 傷つくなぁ 。 562 00:35:30,000 --> 00:35:36,000 傷つく覚悟なんてしなくていい そんな友人でありたいものです 。 563 00:35:36,000 --> 00:35:39,000 …と たった今 言っていたのに 。 564 00:35:39,000 --> 00:35:43,000 確かに そういう意味では… 。 565 00:35:43,000 --> 00:35:48,000 待て 貴様 どこから聞いていた? 先生 。 566 00:35:48,000 --> 00:35:54,000 私… 全然 駄目でした 。 567 00:35:54,000 --> 00:35:57,000 ( 端崎 ) いやいや 駄目なんかじゃありません 。 568 00:35:57,000 --> 00:36:00,000 浦部君は 一生懸命… 。 鹿乃子君 。 569 00:36:00,000 --> 00:36:01,000 浦部君は 一生懸命… 。 鹿乃子君 。 570 00:36:01,000 --> 00:36:03,000 くら田に行こう 。 571 00:36:03,000 --> 00:36:05,000 書き付けの謎が 分かったんですか? 572 00:36:05,000 --> 00:36:08,000 あっ 馨も来る? 豪華な夕食にありつけるかもよ 。 573 00:36:08,000 --> 00:36:11,000 ( 端崎 ) 私は 暇人ではない 。 574 00:36:13,000 --> 00:36:17,000 (ロザンヌ) あら ろっぺいさん 。 寒いねぇ 。 575 00:36:17,000 --> 00:36:19,000 俺のせいじゃねえよ 。 576 00:36:21,000 --> 00:36:24,000 ハァ… チッ 。 577 00:36:26,000 --> 00:36:29,000 (ロザンヌ) ちょっ… 駄目 準備中 。 578 00:36:29,000 --> 00:36:30,000 酒だけ飲ませてくれ お姉さんたち いいから 。 579 00:36:30,000 --> 00:36:31,000 酒だけ飲ませてくれ お姉さんたち いいから 。 580 00:36:31,000 --> 00:36:33,000 そういう問題じゃないの 。 ママに言い付けるよ 。 581 00:36:33,000 --> 00:36:36,000 いいから早く入れてくれ 。 ろっぺいさん 。 582 00:36:36,000 --> 00:36:38,000 ( 六平 ) 先生… 。 583 00:36:38,000 --> 00:36:42,000 飲む前に くら田に来てほしいんだけど 。 584 00:36:42,000 --> 00:36:45,000 ああ… 。 585 00:36:45,000 --> 00:36:49,333 奥さん 心配してるよ 。 分かった 。 586 00:36:49,333 --> 00:36:51,000 駄目だって! 587 00:36:57,000 --> 00:36:59,000 ⚟ ( 達造 ) どういうことでぇ 先生 。 ( 男性 ) うおっ! 588 00:36:59,000 --> 00:37:00,000 ごめんなさい 。 589 00:37:00,000 --> 00:37:01,000 ごめんなさい 。 590 00:37:01,000 --> 00:37:04,000 ( 達造 ) 両方とも嘘ついてねえってよ 。 591 00:37:04,000 --> 00:37:06,000 ( 六平 ) 書き付けが 勝手に変わったっつうのかい? 592 00:37:06,000 --> 00:37:10,000 そう そのとおり 。 使った万年筆 持ってきてくれた? 593 00:37:10,000 --> 00:37:12,000 ああ 。 ありがとう 。 594 00:37:12,000 --> 00:37:14,000 じゃあ 早速やってみようか 。 595 00:37:14,000 --> 00:37:16,000 はい 。 596 00:37:16,000 --> 00:37:20,000 3日前 ろっぺいさんは 万年筆で 「 十三折 」 と書いた 。 597 00:37:20,000 --> 00:37:22,000 同じように 今 書いてみてもらえる? 598 00:37:22,000 --> 00:37:24,000 ( 六平 ) おう 。 599 00:37:26,000 --> 00:37:30,000 そして すぐ破り取り 二つに折 っ て おかみさんに渡した 。 600 00:37:34,000 --> 00:37:36,000 私が受け取ります 。 601 00:37:36,000 --> 00:37:39,000 そのとき ろっぺいさんか おかみさんが➡ 602 00:37:39,000 --> 00:37:42,000 ここを押さえて持つと➡ 603 00:37:42,000 --> 00:37:45,000 書いたばかりの 乾いてないインクがうつって➡ 604 00:37:45,000 --> 00:37:49,000 開くと… はい 。 605 00:37:49,000 --> 00:37:52,000 あっ! ( 六平 ) あっ! 606 00:37:52,000 --> 00:37:54,000 あっ! 607 00:37:54,000 --> 00:37:57,000 ほら 。 608 00:37:57,000 --> 00:38:00,000 ほら タロ坊も 。 609 00:38:00,000 --> 00:38:03,000 おお~ 。 610 00:38:03,000 --> 00:38:05,000 ということで… 。 611 00:38:05,000 --> 00:38:11,000 はい 誰も嘘なんかついてません 。 612 00:38:11,000 --> 00:38:14,000 わあ~ 。 613 00:38:14,000 --> 00:38:17,000 おお 。 614 00:38:17,000 --> 00:38:20,000 おう 。 ( 六平 ) 何でぇ 。 615 00:38:20,000 --> 00:38:22,000 ハイカラぶって 万年筆なんか 使ってんじゃねえよ! 616 00:38:22,000 --> 00:38:24,000 鉛筆 使え! 鉛筆! 617 00:38:24,000 --> 00:38:27,000 鉛筆だと薄いだの消えるだの 前に文句言ったの てめえだろ! 618 00:38:27,000 --> 00:38:30,000 このチンピラ鉢巻き! ( 達造 ) んだと てめえ! 619 00:38:30,000 --> 00:38:34,000 俺は 絶対 謝んねえかんな 。 620 00:38:34,000 --> 00:38:38,000 てめえが謝んなきゃいけねえのは ヨシ江ちゃんだろ !? 621 00:38:38,000 --> 00:38:40,000 おめえ ヨシ江ちゃんを 疑ったんだぞ! 622 00:38:40,000 --> 00:38:42,000 ( ヨシ江 ) うちは… 。 623 00:38:45,000 --> 00:38:50,000 大丈夫や タロちゃん 。 心配かけて堪忍え 。 624 00:38:50,000 --> 00:38:55,000 てめえ その… あれだ 。 625 00:38:55,000 --> 00:38:58,000 そのヨシ江ちゃんっていうの やめろよ 。 626 00:38:58,000 --> 00:39:00,000 ヨシ江ちゃんっていうの やめろよ! 627 00:39:00,000 --> 00:39:03,000 ヨシ江ちゃんっていうの やめろよ! 628 00:39:03,000 --> 00:39:05,000 でっけえずうたいして 器の小せえ男だ 。 629 00:39:05,000 --> 00:39:08,000 んだと てめえ この野郎! 630 00:39:10,000 --> 00:39:13,000 ( タロ ) 仲直りしてくれないと 。 631 00:39:13,000 --> 00:39:16,000 みんな 困ってるよ 。 ねっ? 632 00:39:16,000 --> 00:39:19,000 フフ… そうやね 。 633 00:39:28,000 --> 00:39:30,000 おう 先生にも 世話になったからな 。 634 00:39:30,000 --> 00:39:30,333 おう 先生にも 世話になったからな 。 635 00:39:30,333 --> 00:39:32,000 痛えな 。 お弁当 。 636 00:39:32,000 --> 00:39:34,000 好きなだけ持ってけよ 。 やった! 637 00:39:34,000 --> 00:39:36,000 タロ坊 ほら 。 638 00:39:36,000 --> 00:39:40,000 鹿乃子ちゃんも持っていってね 。 ありがとうございます 。 639 00:39:40,000 --> 00:39:42,000 先生 !? これは 分けて運んだ方がいいね 。 640 00:39:42,000 --> 00:39:44,000 そういう問題ではありません! 641 00:39:44,000 --> 00:39:48,000 先生には つまみ食いしたお弁当 取ったるよ 。 642 00:39:48,000 --> 00:39:52,000 [ひとまず 事件は解決となりました] 643 00:39:52,000 --> 00:39:56,000 おなかすいたよ~ 。 先に召し上がっててください 。 644 00:39:56,000 --> 00:39:59,000 私も イナリのご飯あげたら いただきますから 。 645 00:39:59,000 --> 00:40:00,000 そう? じゃあ お茶でも入れようかな 。 646 00:40:00,000 --> 00:40:02,000 そう? じゃあ お茶でも入れようかな 。 647 00:40:02,000 --> 00:40:04,000 ありがとうございます 。 648 00:40:07,000 --> 00:40:10,000 鹿乃子君 。 はい 。 649 00:40:10,000 --> 00:40:13,000 ありがとね 。 650 00:40:13,000 --> 00:40:15,000 えっ? 651 00:40:15,000 --> 00:40:19,000 馨のために 信じようとしてくれて 。 652 00:40:21,000 --> 00:40:30,000 でも 結局 ご婦人のことは 何も分かりませんでした 。 653 00:40:30,000 --> 00:40:36,000 見つからなかったとしても やっぱり詐欺だったとしても➡ 654 00:40:36,000 --> 00:40:41,000 一緒に信じようとしてくれる人が いたっていうのは➡ 655 00:40:41,000 --> 00:40:44,000 うれしかったはずですよ 。 656 00:40:47,000 --> 00:40:50,000 私も うれしかったです 。 657 00:40:52,000 --> 00:40:58,000 飛び込んでみたいって言った私を 送り出してくれたとき 。 658 00:41:00,000 --> 00:41:04,000 私を信じてくれたんですよね 。 659 00:41:04,000 --> 00:41:13,000 だから 私も 先生の大切な人の 力になりたかったんです 。 660 00:41:18,000 --> 00:41:25,000 君という人がいてくれて 僕は幸せ者ですね 。 661 00:41:35,000 --> 00:41:41,000 《もし 嘘が 聞こえなくなったとしても➡ 662 00:41:41,000 --> 00:41:49,000 私は 助手として 先生に見合う人間でありたい》 663 00:41:49,000 --> 00:41:51,000 ⚟ ( 達造 ) 鹿乃坊 。 664 00:41:51,000 --> 00:41:53,000 大将さん 。 665 00:41:56,000 --> 00:42:00,000 今日は 世話かけちまったな 。 666 00:42:00,000 --> 00:42:05,000 いえ 解決できてよかったです 。 667 00:42:05,000 --> 00:42:09,000 ああ見えて すげえな 祝先生は 。 668 00:42:09,000 --> 00:42:12,000 はい 。 669 00:42:12,000 --> 00:42:16,000 しょうもねえオチで みっともなかった 。 670 00:42:18,000 --> 00:42:21,000 でも それは 先生が➡ 671 00:42:21,000 --> 00:42:26,000 大将さんも ろっぺいさんも おかみさんも➡ 672 00:42:26,000 --> 00:42:30,000 誰も嘘を言ってないって 信じたからの答え➡ 673 00:42:30,000 --> 00:42:32,000 誰も嘘を言ってないって 信じたからの答え➡ 674 00:42:32,000 --> 00:42:35,000 だったんじゃないでしょうか 。 675 00:42:35,000 --> 00:42:38,000 そうだな 。 676 00:42:38,000 --> 00:42:44,000 互いの言うことも 信じられねえとは 情けねえ 。 677 00:42:44,000 --> 00:42:46,000 大将さん… 。 678 00:42:53,000 --> 00:42:56,000 かまへんな? 679 00:42:56,000 --> 00:42:58,000 へい 。 680 00:43:00,000 --> 00:43:02,000 ( 端崎 ) すいません!➡ 681 00:43:02,000 --> 00:43:04,000 あっ すいません!➡ 682 00:43:04,000 --> 00:43:06,000 うわっ! 683 00:43:09,000 --> 00:43:14,000 ( じーさん ) おいおい… 大丈夫か !? 684 00:43:14,000 --> 00:43:16,000 あっ! 685 00:43:22,000 --> 00:43:23,666 では… 。 686 00:43:23,666 --> 00:43:27,000 ( 2人 ) いただきま… 。 ( 端崎 ) 左右馬! 浦部君! 687 00:43:27,000 --> 00:43:29,000 何してたら そうなる? 688 00:43:29,000 --> 00:43:30,000 例のご婦人から 書留が届いたのです 。 689 00:43:30,000 --> 00:43:32,000 例のご婦人から 書留が届いたのです 。 690 00:43:32,000 --> 00:43:35,000 中には 手紙と お金も 。 691 00:43:35,000 --> 00:43:38,000 じゃあ 詐欺じゃなかったんですね 。 692 00:43:38,000 --> 00:43:40,000 はい! 財布を盗まれ… 。 693 00:43:40,000 --> 00:43:43,000 来るな 。 寸借詐欺だと疑われ➡ 694 00:43:43,000 --> 00:43:47,000 私が汽車賃を貸したときには 天の助けだと思ったそうです 。 695 00:43:47,000 --> 00:43:49,000 子供も 無事 生まれたと 。 696 00:43:49,000 --> 00:43:51,000 わざわざ それを 自慢しに来たのか? 697 00:43:51,000 --> 00:43:53,000 うん! 698 00:43:58,000 --> 00:44:00,000 やはり 私は 人を信じたい 。 699 00:44:00,000 --> 00:44:01,000 やはり 私は 人を信じたい 。 700 00:44:01,000 --> 00:44:03,000 さあ 帰った 帰った 。 えっ? 701 00:44:03,000 --> 00:44:05,000 これから うちは 豪華な晩飯なんでね 。 702 00:44:05,000 --> 00:44:08,000 そうだ! 端崎さんも よかったら➡ 703 00:44:08,000 --> 00:44:13,000 私と先生に 付き合ってもらえませんか? 704 00:44:13,000 --> 00:44:16,000 僕の分は駄目だからね !? 705 00:44:16,000 --> 00:44:19,000 ただでさえ 卵焼きだって! 大丈夫ですよ 。 706 00:44:19,000 --> 00:44:23,000 私は つくも焼きを ごちそうになったので 。 707 00:44:23,000 --> 00:44:26,000 ( 山田 ) 食え 食え! 708 00:44:26,000 --> 00:44:29,000 てめえの弁当みたいに 配るんじゃねえよ バカ野郎 。 709 00:44:29,000 --> 00:44:30,000 大将 太っ腹! ( 達造 ) うるせえ 。 バカ野郎 。 710 00:44:30,000 --> 00:44:35,000 大将 太っ腹! ( 達造 ) うるせえ 。 バカ野郎 。 711 00:44:35,000 --> 00:44:39,000 ああ… 何よ 急に 。 ( 六平 ) いいだろ 別に 。 712 00:44:39,000 --> 00:44:41,333 いいな うちも してもらおうかな~ 。 713 00:44:41,333 --> 00:44:43,333 調子に乗んじゃねえ 。 714 00:44:43,333 --> 00:44:45,000 おい 全然 反省してねえじゃねえか! 715 00:44:45,000 --> 00:44:47,000 何だと てめえ この野郎! 716 00:44:47,000 --> 00:44:50,000 おかみさん! 俺に酌をさせてください 。 717 00:44:50,000 --> 00:44:52,000 黙ってろ おめえはよ 。 718 00:44:52,000 --> 00:44:57,000 美味だね 最高だね 至福だね 。 719 00:44:57,000 --> 00:45:00,000 で お前は 何でそこなの? 720 00:45:00,000 --> 00:45:03,000 貴様は いつまで くら田に貸しを作る… 。 721 00:45:03,000 --> 00:45:05,000 ああ おいしいねぇ ん~! 722 00:45:05,000 --> 00:45:07,000 これは 報酬で頂いたものなん… 。 723 00:45:07,000 --> 00:45:11,000 んっ! ん~ 幸せです 。 724 00:45:11,000 --> 00:45:13,000 まっ 浦部君が そう言うなら 。 725 00:45:13,000 --> 00:45:15,000 ん~! おいしい~ 。 726 00:45:15,000 --> 00:45:18,000 [嘘が分からない不安の中で➡ 727 00:45:18,000 --> 00:45:23,000 傷つけ合いながら 疑い合いながら➡ 728 00:45:23,000 --> 00:45:29,000 それでも 信じ合うことができる] 729 00:45:29,000 --> 00:45:30,000 [人の強さを知りました] 730 00:45:30,000 --> 00:45:32,000 [人の強さを知りました] 731 00:46:09,000 --> 00:46:11,000 [ 『 嘘解きレトリック 』 の…] 732 00:46:15,000 --> 00:46:18,000 ( 千代 ) [そして…]