1 00:00:06,000 --> 00:00:11,000 (マイク) ( 男性 ) 次は 九十九夜町 十番街 九十九夜町 十番街 。 2 00:00:11,000 --> 00:00:13,000 《蘭子! 蘭子!》 3 00:00:19,000 --> 00:00:30,000 ♬~ 4 00:00:30,000 --> 00:00:31,000 ♬~ 5 00:00:31,000 --> 00:00:34,000 《おめでとう! おめでとう お嬢さん!》 6 00:00:34,000 --> 00:00:54,000 ♬~ 7 00:00:54,000 --> 00:01:00,000 ♬~ 8 00:01:00,000 --> 00:01:07,333 ♬~ 9 00:01:07,333 --> 00:01:09,333 ( 左右馬 ・ 鹿乃子のかしわ手 ) 10 00:01:11,000 --> 00:01:13,000 よし 帰ろう! 11 00:01:13,000 --> 00:01:17,000 ♬ 「 おでん おでん 今夜は おでん! 」 12 00:01:17,000 --> 00:01:21,000 楽しみですね 。 くら田のおでん 初めてです 。 13 00:01:21,000 --> 00:01:24,000 鹿乃子君 おでんは何が好き? 14 00:01:24,000 --> 00:01:29,000 私は 大根と… あっ 里芋が好きです! 15 00:01:29,000 --> 00:01:30,000 あ~ ほくほくの 里芋 大根 いいねぇ 。 16 00:01:30,000 --> 00:01:33,000 あ~ ほくほくの 里芋 大根 いいねぇ 。 17 00:01:33,000 --> 00:01:36,000 先生は 何が好きなんですか? 18 00:01:36,000 --> 00:01:39,000 僕は はんぺんが大好きだなぁ 。 19 00:01:39,000 --> 00:01:41,000 そうなんですね 。 20 00:01:41,000 --> 00:01:44,000 はんぺん 真っ白な ふわふわな… 。 21 00:01:44,000 --> 00:01:46,000 ( 2人 ) はんぺん 。 22 00:01:46,000 --> 00:01:49,000 《先生の好きなものを知れると➡ 23 00:01:49,000 --> 00:01:53,000 何だか うれしい気持ちになります》 24 00:01:55,000 --> 00:01:57,000 あっ 先生 。 25 00:01:57,000 --> 00:01:59,000 ( 2人 ) はぁ~ 。 26 00:01:59,000 --> 00:02:00,000 おなかすきましたね 。 すいたね~ 。 27 00:02:00,000 --> 00:02:04,000 おなかすきましたね 。 すいたね~ 。 28 00:02:04,000 --> 00:02:06,000 あれ? 29 00:02:06,000 --> 00:02:08,000 あっ… 。 あの… 。 30 00:02:08,000 --> 00:02:10,000 はい 。 31 00:02:12,000 --> 00:02:15,000 祝 左右馬先生? 32 00:02:15,000 --> 00:02:16,666 違います 。 33 00:02:16,666 --> 00:02:19,000 ちょっ… 先生! 34 00:02:19,000 --> 00:02:21,000 何か ご依頼ですか? 35 00:02:21,000 --> 00:02:26,000 私 大家さんのご厚意で 今日から しばらく こちらで➡ 36 00:02:26,000 --> 00:02:29,000 一緒に住まわせていただくことに なりました 。 37 00:02:29,000 --> 00:02:30,000 ( 2人 ) えっ? 38 00:02:30,000 --> 00:02:31,000 ( 2人 ) えっ? 39 00:02:33,000 --> 00:02:38,000 えっと… 嘘じゃないです 。 40 00:02:38,000 --> 00:02:42,000 一緒に… 。 住む? 41 00:02:42,000 --> 00:02:44,000 今日から どうぞ よろしく 。 42 00:02:59,000 --> 00:03:00,000 場所が もう ぜーんぜん 分からなくて道に迷っちゃって➡ 43 00:03:00,000 --> 00:03:04,000 場所が もう ぜーんぜん 分からなくて道に迷っちゃって➡ 44 00:03:04,000 --> 00:03:07,000 寒くて 気 失うかと思った 。 45 00:03:09,000 --> 00:03:12,000 よければ どうぞ 。 46 00:03:15,000 --> 00:03:18,000 どういうことか 説明してくれますか? 47 00:03:23,000 --> 00:03:25,000 何 お湯? 48 00:03:25,000 --> 00:03:27,000 おさゆじゃないときも あります 。 49 00:03:27,000 --> 00:03:30,000 あー ホントに お金ないんだ 。 50 00:03:30,000 --> 00:03:32,000 はぐらかさないで 。 51 00:03:32,000 --> 00:03:35,000 大家さんが しばらく ここにいていいって 。 52 00:03:35,000 --> 00:03:38,000 その理由を聞いてるんですけど 。 53 00:03:43,000 --> 00:03:46,000 目を見て 。 54 00:03:46,000 --> 00:03:50,000 嘘ついてるように見える? 55 00:03:50,000 --> 00:03:54,000 先生… 。 56 00:03:54,000 --> 00:03:57,000 なかなかの美男子ね 。 57 00:03:57,000 --> 00:04:00,000 そりゃ どうも 。 フッ… かわいくなーい 。 58 00:04:00,000 --> 00:04:01,000 そりゃ どうも 。 フッ… かわいくなーい 。 59 00:04:06,000 --> 00:04:09,000 大家さんとは どういう関係で? 60 00:04:09,000 --> 00:04:14,000 行くとこも お金も なくて 困ってたら➡ 61 00:04:14,000 --> 00:04:17,000 九十九夜大橋で声掛けられて 。 62 00:04:17,000 --> 00:04:21,000 行くとこ決まるまでは ここに いていいよって 。 63 00:04:23,000 --> 00:04:25,000 ここ 僕が借りてるんですけどね 。 64 00:04:25,000 --> 00:04:30,000 住んでるのは 断る権利のない人たちだって 。 65 00:04:30,000 --> 00:04:34,000 まあ 住むところが決まったら 出てくから 。 66 00:04:34,000 --> 00:04:36,000 お金も仕事もないんじゃ… 。 67 00:04:36,000 --> 00:04:39,000 それじゃ 家賃 払えないんじゃないですか? 68 00:04:39,000 --> 00:04:41,000 フフフ 。 フフフ 。 69 00:04:41,000 --> 00:04:45,000 あたしだけが払ったら あなたたちが居候になるけど 。 70 00:04:45,000 --> 00:04:50,000 フフフ… 。 探偵事務所 面白そうね 。 71 00:04:50,000 --> 00:04:53,000 空いてる部屋もないですし 。 72 00:04:53,000 --> 00:04:57,000 貧乏な上に ケチなのね 。 73 00:04:57,000 --> 00:04:59,000 こんな寒い日に 野宿しろっていうの? 74 00:04:59,000 --> 00:05:00,000 フフフ… 。 ハァ… 。 75 00:05:00,000 --> 00:05:03,000 フフフ… 。 ハァ… 。 76 00:05:11,000 --> 00:05:13,000 はい 。 77 00:05:13,000 --> 00:05:17,000 左右馬先生が ごねるようなら 渡せって 。 78 00:05:17,000 --> 00:05:22,000 《何だろう 私だって 同じような境遇で➡ 79 00:05:22,000 --> 00:05:25,000 置いてもらったのに 何だか…》 80 00:05:25,000 --> 00:05:29,000 あなた 探偵助手なんでしょ? 81 00:05:29,000 --> 00:05:30,000 はい 。 楽しい? 82 00:05:30,000 --> 00:05:33,000 はい 。 楽しい? 83 00:05:33,000 --> 00:05:36,000 楽しい… 。 84 00:05:36,000 --> 00:05:40,000 まあ どっちにしても もうかってなさそうね 。 85 00:05:42,000 --> 00:05:44,000 えっ 。 鹿乃子君 。 86 00:05:44,000 --> 00:05:45,666 はい 。 87 00:05:45,666 --> 00:05:47,666 いていただきましょう 。 88 00:05:47,666 --> 00:05:49,333 へっ? えっ ちょ… 。 89 00:05:49,333 --> 00:05:53,000 鹿乃子さん 困ったときは お互いさまですよ 。 90 00:05:53,000 --> 00:05:55,000 鹿乃子… さん? 91 00:05:57,000 --> 00:06:00,000 よろしく どうぞ 。 どうしちゃったんですか? 92 00:06:00,000 --> 00:06:01,000 よろしく どうぞ 。 どうしちゃったんですか? 93 00:06:01,000 --> 00:06:05,000 《 「 祝ちゃんへ この手紙を持ってきた娘さん➡ 94 00:06:05,000 --> 00:06:10,000 私が見つけたとき かなり 思いつめた様子だったのです 」 》 95 00:06:10,000 --> 00:06:13,000 《 「 事情は 話してくれなかったけれど➡ 96 00:06:13,000 --> 00:06:18,000 一人にするのが心配なので 置いてあげてください 」 》 97 00:06:18,000 --> 00:06:20,000 《 「 たまってる家賃➡ 98 00:06:20,000 --> 00:06:22,000 なしにしてあげるから 」 》 99 00:06:22,000 --> 00:06:25,000 なし !? いいよね? 鹿乃子君 。 100 00:06:30,000 --> 00:06:33,000 仲良くしましょうね 。 101 00:06:33,000 --> 00:06:37,000 左右馬先生 鹿乃子ちゃん 。 102 00:06:37,000 --> 00:06:39,000 家賃さん よろしく 。 103 00:06:39,000 --> 00:06:42,000 何よ 家賃さんって 。 だって 名前 聞いてないし 。 104 00:06:44,000 --> 00:06:46,000 青木 麗子 。 105 00:06:46,000 --> 00:06:52,000 青い木に 麗しい子で 青木 麗子 。 106 00:06:52,000 --> 00:06:57,000 《嘘… それは 人が嘘をついたときの➡ 107 00:06:57,000 --> 00:07:00,000 かたい こだまが かかる声》 108 00:07:00,000 --> 00:07:03,000 よろしくね 。 109 00:07:03,000 --> 00:07:08,000 《波乱です 。 大波乱です》 110 00:07:08,000 --> 00:07:18,000 ♬~ 111 00:07:44,000 --> 00:07:48,000 ( 男性 ) ん~ 染みてる~ 。 ( ヨシ江 ) よいしょ 。 はい どうぞ 。 112 00:07:48,000 --> 00:07:50,000 こんばんは 。 ( ヨシ江 ) いらっしゃい 。 ➡ 113 00:07:50,000 --> 00:07:53,000 今日 お父ちゃん いいひんから おでんやよ 。 114 00:07:53,000 --> 00:07:55,000 村上伯爵のお屋敷の宴会に 出張だよね? 115 00:07:55,000 --> 00:07:57,000 いや よう知ってはるね 。 116 00:07:57,000 --> 00:07:59,000 馨の一家も そこ行ってるんだって 。 117 00:07:59,000 --> 00:08:00,000 そうなんや 。 いや お連れさん? 118 00:08:00,000 --> 00:08:01,000 そうなんや 。 いや お連れさん? 119 00:08:01,000 --> 00:08:03,000 あ… はい 。 120 00:08:03,000 --> 00:08:05,000 何か お手伝いしましょうか? 121 00:08:05,000 --> 00:08:08,000 大丈夫え おでんしかあらへんから 。 122 00:08:08,000 --> 00:08:11,000 はんぺん 下さい! あぁ… 堪忍え 。 123 00:08:11,000 --> 00:08:13,000 ちょうど なくなったところなんよ 。 124 00:08:13,000 --> 00:08:16,000 ええ~っ !! びっくりした… 。 125 00:08:18,000 --> 00:08:20,000 フフフ… 。 126 00:08:20,000 --> 00:08:23,000 僕の… はんぺん…! 127 00:08:23,000 --> 00:08:25,000 先生 まあまあ 。 ( ヨシ江 ) 先生… 。 128 00:08:25,000 --> 00:08:29,000 ( 六平 ) それにしても あか抜けた べっぴんさんだなぁ 。 129 00:08:29,000 --> 00:08:30,000 しみったれた事務所にも 花が咲いたんじゃないのか? 130 00:08:30,000 --> 00:08:33,000 しみったれた事務所にも 花が咲いたんじゃないのか? 131 00:08:33,000 --> 00:08:35,000 お上手ですね 。 132 00:08:35,000 --> 00:08:38,000 こっちで 一緒に飲まないかい? ( 男性 ) うん うん 。 133 00:08:38,000 --> 00:08:41,000 いいんですか? ( 男性 ) うん 。 ヘヘヘ… 。 134 00:08:41,000 --> 00:08:43,000 はい 。 ( 麗子 ) ありがとうございます 。 135 00:08:43,000 --> 00:08:46,000 では 。 ( 男性 ) あい~ 。 136 00:08:48,000 --> 00:08:50,000 鹿乃子君 。 137 00:08:50,000 --> 00:08:53,000 はい 。 里芋 食べなよ 。 138 00:08:53,000 --> 00:08:57,000 えっ でも これ 先生のじゃないですか 。 139 00:08:57,000 --> 00:08:59,000 好きでしょ 。 140 00:09:01,000 --> 00:09:03,000 ありがとうございます 。 141 00:09:03,000 --> 00:09:05,000 ( 麗子 ) おいしい 。 ( 六平 ) そしたら 何だ➡ 142 00:09:05,000 --> 00:09:07,000 勤めてた会社が つぶれちまったのか? 143 00:09:07,000 --> 00:09:10,000 そうなんですよ 。 それで 寮も すぐに➡ 144 00:09:10,000 --> 00:09:12,000 出ていかないといけなくなって 。 145 00:09:12,000 --> 00:09:15,000 ( 男性たち ) ふーん 。 ( 六平 ) ご家族は? 146 00:09:15,000 --> 00:09:20,000 ( 麗子 ) あぁ… もう うち 貧しくて 帰 っ ても頼れない っ ていう感じで 。 ➡ 147 00:09:20,000 --> 00:09:24,000 弟と妹もいて 2人とも幼いですし➡ 148 00:09:24,000 --> 00:09:27,000 私が稼がないとっていう感じ 。 149 00:09:27,000 --> 00:09:30,000 《麗子さんは 自分のことだけ嘘で話す》 150 00:09:30,000 --> 00:09:33,000 《麗子さんは 自分のことだけ嘘で話す》 151 00:09:33,000 --> 00:09:35,000 《何者なんでしょう?》 152 00:09:35,000 --> 00:09:37,000 ( 六平 ) んじゃ ここで働いたらどうだ? 153 00:09:37,000 --> 00:09:41,000 ( 男性 ) おっ 。 ( 麗子 ) ん! それ すてき! 154 00:09:41,000 --> 00:09:43,000 この店も 人手があった方が いいだろうし➡ 155 00:09:43,000 --> 00:09:45,000 麗子さん いたら 客 もっと増えんじゃねえのか? 156 00:09:45,000 --> 00:09:50,000 ( 男性 ) うん うん うん 。 ( 麗子 ) では 雇 っ ていただけますか 。 157 00:09:50,000 --> 00:09:55,000 堪忍え うちは 間に合うてるえ 。 158 00:09:55,000 --> 00:09:58,000 おお そうか 。 ハハハ… 。 159 00:09:58,000 --> 00:10:00,000 《何だろう…》 160 00:10:00,000 --> 00:10:04,000 《大切なものが 壊されてしまうような➡ 161 00:10:04,000 --> 00:10:07,000 この気持ち》 162 00:10:07,000 --> 00:10:09,000 ねえ 鹿乃子君 。 163 00:10:09,000 --> 00:10:11,000 あっ はい 。 164 00:10:11,000 --> 00:10:15,000 あの人の手袋に スズランの 刺しゅうがしてあったよね 。 165 00:10:15,000 --> 00:10:18,000 ああ… そうでしたね 。 166 00:10:18,000 --> 00:10:22,000 スズランって 夏の花だよね? 167 00:10:22,000 --> 00:10:26,000 はい 梅雨の前に 咲く花だと思いますけど➡ 168 00:10:26,000 --> 00:10:29,333 どうかしました? 169 00:10:29,333 --> 00:10:30,000 ( 湯飲みを置く音 ) あっ! 170 00:10:30,000 --> 00:10:31,333 ( 湯飲みを置く音 ) あっ! 171 00:10:31,333 --> 00:10:34,000 あの人 いつまでいはんの? それは 僕も知りたいです 。 172 00:10:34,000 --> 00:10:40,000 ハァ… 追い出せ言うんとちゃうえ 困ったときは お互いさまやし 。 ➡ 173 00:10:40,000 --> 00:10:42,000 せやけど… 。 174 00:10:42,000 --> 00:10:47,000 ホンマに困ってはるようには 見えへんというか 。 175 00:10:47,000 --> 00:10:50,000 そういうわけやから➡ 176 00:10:50,000 --> 00:10:54,000 あの人のお代は きっちり 先生に 付けさせてもらいます 。 177 00:10:54,000 --> 00:10:56,000 ( 2人 ) えっ !? ( ヨシ江 ) うちも 慈善事業で➡ 178 00:10:56,000 --> 00:10:58,000 やってるわけやおへん 。 ま… 待って おかみさん! 179 00:10:58,000 --> 00:11:00,000 あの… な… 何か お手伝いできることは !? 180 00:11:00,000 --> 00:11:04,000 な… 何でもします! ほな お願いしてもええ? 181 00:11:04,000 --> 00:11:06,000 ( 2人 ) うん 。 フフ… 。 182 00:11:06,000 --> 00:11:09,000 ( 麗子 ) ありがとうございました~ 。 ごちそうさまでした 。 183 00:11:09,000 --> 00:11:12,000 ありがとうございます 。 184 00:11:12,000 --> 00:11:14,000 ねえ 何? それ 。 185 00:11:14,000 --> 00:11:17,000 全部 むくんです 。 へえ 。 186 00:11:17,000 --> 00:11:19,000 「 へえ 」 じゃない 。 あなたも聞いてたでしょ 。 187 00:11:19,000 --> 00:11:22,000 隣がおいしいお店って いいわね 。 188 00:11:22,000 --> 00:11:24,000 ちゃんと 皮むき 手伝ってくださいよ 。 189 00:11:24,000 --> 00:11:26,000 はいはーい 。 190 00:11:28,000 --> 00:11:30,000 麗子さん 。 191 00:11:30,000 --> 00:11:31,000 麗子さん 。 192 00:11:31,000 --> 00:11:37,000 青木 麗子という名前 嘘ですよね? 193 00:11:37,000 --> 00:11:40,000 僕たちに嘘をついてますよね? 194 00:11:43,000 --> 00:11:50,000 そう… 私 嘘つきなの 。 195 00:11:52,000 --> 00:11:57,000 ずっと 嘘をついてる 。 196 00:12:00,000 --> 00:12:05,000 フッ… ホントの私は 誰にも秘密なのよ 。 197 00:12:05,000 --> 00:12:08,000 ああっ ちょっと 大丈夫ですか? 198 00:12:08,000 --> 00:12:12,000 大丈夫 大丈夫 。 フゥ 。 アハッ… 。 199 00:12:16,000 --> 00:12:20,000 私のお部屋は 2階かしら 。 200 00:12:20,000 --> 00:12:24,000 あっ あの… 私と一緒の部屋でもよければ 。 201 00:12:24,000 --> 00:12:27,000 いいの? はい… 。 202 00:12:27,000 --> 00:12:30,000 じゃあ 一緒に寝ましょう 。 ちょっと 鹿乃子君 。 203 00:12:30,000 --> 00:12:34,000 何なら 左右馬先生と 一緒に寝てもいいのよ? 204 00:12:34,000 --> 00:12:38,000 それも 嘘ですね 。 そう 嘘~ 。 205 00:12:38,000 --> 00:12:42,000 いいじゃない 。 鹿乃子ちゃんが いいって言ってるんだから 。 206 00:12:42,000 --> 00:12:45,000 大丈夫よ 何もしやしないから 。 207 00:12:45,000 --> 00:12:48,000 ウフフフ… 。 208 00:12:48,000 --> 00:12:49,666 左右馬! 209 00:12:49,666 --> 00:12:52,000 馨 どうした 。 すまないが 助けてくれ! 210 00:12:52,000 --> 00:12:55,000 ( 2人 ) えっ? ( 端崎 ) 申し訳ない 来客だったか 。 211 00:12:55,000 --> 00:12:57,000 客なんかじゃないよ 。 お構いなく 。 212 00:12:57,000 --> 00:12:59,000 何だよ 。 あっ… 浦部君➡ 213 00:12:59,000 --> 00:13:00,000 申し訳ない 左右馬を借ります 。 214 00:13:00,000 --> 00:13:01,000 申し訳ない 左右馬を借ります 。 215 00:13:01,000 --> 00:13:03,000 左右馬 来てくれ! ええっ ちょっと… 。 216 00:13:03,000 --> 00:13:05,000 大丈夫ですか !? 217 00:13:05,000 --> 00:13:08,000 もう 何なんだ! ( 端崎 ) 左右馬 来てくれ! 218 00:13:13,000 --> 00:13:17,000 左右馬先生のそばにいるのは 大変そうね 。 219 00:13:17,000 --> 00:13:20,000 そんなことないですよ 。 220 00:13:20,000 --> 00:13:25,000 そう? 先生は 優しい人です 。 221 00:13:25,000 --> 00:13:29,000 困っている人を ちゃんと助けてくれますし 。 222 00:13:29,000 --> 00:13:30,000 きっと 麗子さんの 力になってくれます 。 223 00:13:30,000 --> 00:13:34,000 きっと 麗子さんの 力になってくれます 。 224 00:13:39,000 --> 00:13:44,000 鹿乃子ちゃんは 先生のことが好きなのね 。 225 00:13:44,000 --> 00:13:47,000 えっ !? カワイイ 。 226 00:13:47,000 --> 00:13:51,000 じょ… じょ… 助手としてです 。 227 00:13:51,000 --> 00:13:55,000 ふーん 。 じゃあ これからも 助手として➡ 228 00:13:55,000 --> 00:13:58,000 左右馬先生のそばにいるの? 229 00:13:58,000 --> 00:14:00,000 はい 。 先生のお役に立てるなら 。 230 00:14:00,000 --> 00:14:03,000 はい 。 先生のお役に立てるなら 。 231 00:14:03,000 --> 00:14:07,000 《ずっと 先生の助手でいたいです》 232 00:14:07,000 --> 00:14:11,000 じゃあ 先生が結婚したら? 233 00:14:11,000 --> 00:14:16,000 えっ? それでも 助手として➡ 234 00:14:16,000 --> 00:14:19,000 先生のそばにいるの? 235 00:14:19,000 --> 00:14:23,000 はい 。 助手ですから 。 236 00:14:27,000 --> 00:14:30,000 私も そう思ってたんだけどね… 。 237 00:14:30,000 --> 00:14:32,000 私も そう思ってたんだけどね… 。 238 00:14:32,000 --> 00:14:38,000 あの人の心が 私のものじゃなくても➡ 239 00:14:38,000 --> 00:14:42,000 そばにいられるだけでいいって 。 240 00:14:46,000 --> 00:14:48,000 フッ… 寝るわ 。 241 00:14:50,000 --> 00:14:54,000 じゃ お邪魔しますね~ 。 242 00:15:09,000 --> 00:15:13,000 先生 。 ただいま 鹿乃子君 。 243 00:15:13,000 --> 00:15:17,000 あれ 依頼人の方ですか? 244 00:15:17,000 --> 00:15:22,000 何を言ってるの 鹿乃子君 。 僕の奥さんですよ 。 245 00:15:22,000 --> 00:15:29,000 《そうだった 先生 結婚したんだっけ…》 246 00:15:32,000 --> 00:15:34,000 ハッ! あっ… 。 247 00:15:37,000 --> 00:15:39,000 あら まだ起きてたの 。 248 00:15:41,000 --> 00:15:43,000 どうしたの? 249 00:15:43,000 --> 00:15:45,000 ん… 何でもないです 。 250 00:15:45,000 --> 00:15:48,000 寝ててよかったのに 。 251 00:15:50,000 --> 00:15:52,000 ん? 252 00:15:52,000 --> 00:15:57,000 あっ… あっ あの! 先生 これ見てください 。 253 00:15:57,000 --> 00:16:00,000 ほほう 。 254 00:16:02,000 --> 00:16:05,000 千代さんのお父さん 立派ですね 。 255 00:16:05,000 --> 00:16:08,333 うちにも寄付してくれるよう 頼もうか 。 256 00:16:10,666 --> 00:16:14,000 あっ そういえば 端崎さん 大丈夫でした? 257 00:16:14,000 --> 00:16:19,000 雅姉さんを捜し出すために 町じゅう走り回ったよ 。 258 00:16:19,000 --> 00:16:22,000 えっ 雅さん いなくなっちゃったんですか? 259 00:16:22,000 --> 00:16:25,000 雅姉さんが 縁談を 無理やり 押し付けられそうになって➡ 260 00:16:25,000 --> 00:16:27,000 それで 逃げ出して➡ 261 00:16:27,000 --> 00:16:30,000 姿が見えなくなったって 馨が心配して 。 262 00:16:32,000 --> 00:16:35,000 で 見つかったんですか? 263 00:16:39,000 --> 00:16:43,000 見つかるも何も 遊戯室で 元気にマージャンしてた 。 264 00:16:43,000 --> 00:16:46,000 ( 男性 ) 《5円》 ( 雅 ) 《はい》 265 00:16:46,000 --> 00:16:50,000 ( 男性 ) 《運が悪かったね》 《運が悪かったね》 266 00:16:52,000 --> 00:16:54,000 《ロン》 ( 中国語 ) 267 00:16:54,000 --> 00:16:56,000 《早く》 268 00:16:58,000 --> 00:17:00,000 《ロン》 269 00:17:00,000 --> 00:17:02,000 《やるわね》 270 00:17:08,000 --> 00:17:10,000 《ツモ 国士無双》 271 00:17:10,000 --> 00:17:16,000 ( 雅 ) 《えっ !? えっ? 嘘でしょ~》 272 00:17:16,000 --> 00:17:22,000 馨が ただ騒いだだけ 。 揚げ句に僕も巻き込まれた 。 273 00:17:22,000 --> 00:17:26,000 でも 何事もなくて よかったですね 。 274 00:17:28,000 --> 00:17:30,000 ( あくび ) 275 00:17:30,000 --> 00:17:31,000 ( あくび ) 276 00:17:34,000 --> 00:17:38,000 鹿乃子君 。 はい 。 277 00:17:38,000 --> 00:17:42,000 栗は あしたにして 今日は もう寝よう 。 278 00:17:42,000 --> 00:17:47,000 あ… はい 。 279 00:17:53,000 --> 00:17:58,000 では おやすみなさい 。 うん おやすみ 。 280 00:17:58,000 --> 00:18:00,000 ♬~ 281 00:18:00,000 --> 00:18:14,000 ♬~ 282 00:18:14,000 --> 00:18:21,000 《先生が結婚するなんて 考えたこともなかったけど➡ 283 00:18:21,000 --> 00:18:28,000 遠くないうちに そんな日が 来るのかもしれません》 284 00:18:28,000 --> 00:18:30,000 ♬~ 285 00:18:30,000 --> 00:18:41,000 ♬~ 286 00:18:41,000 --> 00:18:45,000 ( イナリ ) ニャー 。 287 00:18:45,000 --> 00:18:49,000 ( 足音 ) 288 00:18:49,000 --> 00:19:00,000 ♬~ 289 00:19:00,000 --> 00:19:09,000 ♬~ 290 00:19:09,000 --> 00:19:16,000 ♬~ 291 00:19:16,000 --> 00:19:19,000 あっ… おはようございます 。 292 00:19:19,000 --> 00:19:22,000 おはよう 鹿乃子君 。 293 00:19:22,000 --> 00:19:25,000 あれ? 294 00:19:25,000 --> 00:19:27,000 先生が やってくれたんですか? 295 00:19:27,000 --> 00:19:29,000 ううん 。 296 00:19:31,000 --> 00:19:36,000 ( 麗子 ) ハハ やっと起きたのね お寝坊さんたち 。 297 00:19:36,000 --> 00:19:41,000 これ 全部 麗子さんが? そうよ 。 手が痛いわ 。 298 00:19:41,000 --> 00:19:44,000 あなたの食費だから当然です 。 はいはい 。 299 00:19:44,000 --> 00:19:46,000 これ 1回 水で洗った方がいいわね 。 300 00:19:46,000 --> 00:19:48,000 あっ はい… 。 301 00:19:53,000 --> 00:19:58,000 《先生が 何かをつかんだ》 302 00:19:58,000 --> 00:20:00,000 藤島 千代の お父さんの記事の頁だけが➡ 303 00:20:00,000 --> 00:20:01,000 藤島 千代の お父さんの記事の頁だけが➡ 304 00:20:01,000 --> 00:20:03,000 なくなっていた 。 305 00:20:03,000 --> 00:20:07,000 新聞を抜き取ったのは 麗子さん? 306 00:20:07,000 --> 00:20:10,000 そこに何か 僕たちに 知られたくないことが➡ 307 00:20:10,000 --> 00:20:12,000 書かれてあったんじゃないかな 。 ⚟ ( 千代 ) 左右馬さま~! 308 00:20:12,000 --> 00:20:14,000 ⚟ ( 女中 ) お嬢さま! ⚟ ( 千代 ) 左右馬さま 鹿乃子さん! 309 00:20:14,000 --> 00:20:18,000 ( 女中 ) 危ないですよ! ( 千代 ) 左右馬さま! 鹿乃子さん! 310 00:20:18,000 --> 00:20:20,000 持ってまいりましたわ! 千代さん 。 311 00:20:20,000 --> 00:20:22,000 ありがとう 。 312 00:20:22,000 --> 00:20:25,000 ( 千代 ) 左右馬さまからの 直々のご依頼とあらば➡ 313 00:20:25,000 --> 00:20:29,000 何をおいても やらさせていただきますわ! 314 00:20:29,000 --> 00:20:30,000 どうして 私のお父さまの記事が 必要ですの?➡ 315 00:20:30,000 --> 00:20:32,000 どうして 私のお父さまの記事が 必要ですの?➡ 316 00:20:32,000 --> 00:20:34,333 記事は こちらですわ 。 分かってますよ 。 317 00:20:34,333 --> 00:20:37,000 ( 千代 ) 小学校に 音楽室を寄付しましたの 。 318 00:20:37,000 --> 00:20:40,000 分かってます 。 ( 2人 ) ピアノを3台 バイオリン を 10 丁 。 319 00:20:40,000 --> 00:20:42,000 今度 私 そこで… 。 これじゃないですか? 320 00:20:42,000 --> 00:20:45,000 ん? 「 若い女性 」 って書いてあります 。 321 00:20:45,000 --> 00:20:50,000 どれどれ? 押し込み強盗? 違うんじゃないかな 。 322 00:20:50,000 --> 00:20:53,000 「 女性は 腕を骨折するなどの 大ケガをしている 」 323 00:20:53,000 --> 00:20:57,000 って書いてあるし 。 ですね 。 324 00:20:57,000 --> 00:20:59,000 何のお話ですの? 325 00:21:02,000 --> 00:21:04,000 ( 鹿乃子 ・ 左右馬 ) あっ! ( 千代 ・ 女中 ) えっ !? 326 00:21:04,000 --> 00:21:07,000 「 蘭子ヘ 心配シテ居ル 連絡乞ウ 鈴乃 」 327 00:21:07,000 --> 00:21:10,000 蘭子… 鈴乃… 。 328 00:21:10,000 --> 00:21:13,000 スズラン! 329 00:21:13,000 --> 00:21:15,000 千代さん ありがとう 。 とても助かりました 。 330 00:21:15,000 --> 00:21:18,000 ありがとうございました 。 お役に立てて何よりですわ 。 331 00:21:18,000 --> 00:21:22,000 では また 。 ごきげんよう 。 332 00:21:22,000 --> 00:21:24,000 スズラン… 。 333 00:21:31,000 --> 00:21:34,000 ( 鈴乃 ) 祝先生でいら っ し ゃ いますか 。 槇原 鈴乃です 。 ➡ 334 00:21:34,000 --> 00:21:36,000 ご足労煩わせて申し訳ありません 。 《鈴乃さん》 335 00:21:36,000 --> 00:21:39,000 ( 柾 ) 鈴乃ちゃん! 蘭子 見つかったって? 336 00:21:39,000 --> 00:21:42,000 ( 鈴乃 ) 柾さん 。 ( 柾 ) あ… 蘭子は? 337 00:21:42,000 --> 00:21:45,000 今から お話を お聞きするところです 。 338 00:21:45,000 --> 00:21:48,000 ああ… 。 僕は 鈴村 柾と申します 。 ➡ 339 00:21:48,000 --> 00:21:50,000 一緒に話を聞かせてください 。 340 00:21:50,000 --> 00:21:55,000 《鈴村さん? ここにも スズラン…》 341 00:21:55,000 --> 00:22:00,000 僕は 探偵をしておりまして ある女性の素性を探っています 。 342 00:22:00,000 --> 00:22:01,000 僕は 探偵をしておりまして ある女性の素性を探っています 。 343 00:22:01,000 --> 00:22:06,000 その女性は 蘭子と名乗っておりまして 。 344 00:22:06,000 --> 00:22:10,000 他人の家に入り込み 金も払わず勝手に飲み食いし➡ 345 00:22:10,000 --> 00:22:14,000 文句ばかり言う厄介者なんです 。 《本心です…》 346 00:22:14,000 --> 00:22:16,000 それが うちの蘭子だと? 347 00:22:16,000 --> 00:22:19,000 素性を明かしませんので 本名かどうかも 。 348 00:22:19,000 --> 00:22:23,000 もしよければ 蘭子さんのお写真を お見せいただけないでしょうか? 349 00:22:23,000 --> 00:22:25,000 はい 。 350 00:22:25,000 --> 00:22:28,000 ( 鈴乃 ) 向かって右が蘭子です 。 351 00:22:28,000 --> 00:22:30,000 先生! 352 00:22:32,000 --> 00:22:37,000 違いますね 。 どうやら 別人のようです 。 353 00:22:37,000 --> 00:22:40,000 ( 柾 ) ああ そうですか… 。 354 00:22:40,000 --> 00:22:44,000 《先生には 何か考えがあるんだ》 355 00:22:44,000 --> 00:22:48,000 ですが 申し上げたとおり 私は探偵です 。 356 00:22:48,000 --> 00:22:52,000 これも何かの縁でしょう 。 もし よろしければ➡ 357 00:22:52,000 --> 00:22:55,000 蘭子さんの行方捜しを 請け負いますよ 。 358 00:22:55,000 --> 00:22:57,000 今なら 格安です 。 359 00:22:57,000 --> 00:23:00,000 先生 。 《居場所を知っていながら➡ 360 00:23:00,000 --> 00:23:05,000 知らないと嘘をついて お仕事をもらおうと…》 361 00:23:05,000 --> 00:23:07,000 お願いしよう 。 ( 鈴乃 ) そうね 。 362 00:23:07,000 --> 00:23:11,000 蘭子を捜し出していただけるなら 。 もちろんです 。 363 00:23:11,000 --> 00:23:14,000 《それは イカサマです》 364 00:23:14,000 --> 00:23:18,000 それでは 蘭子さんのことを 詳しく教えてください 。 365 00:23:18,000 --> 00:23:20,000 おお~ 。 366 00:23:20,000 --> 00:23:25,000 ( 鈴乃 ) 明石 蘭子 。 年は 私と同じ 22 歳 。 ➡ 367 00:23:25,000 --> 00:23:27,000 身寄りがなく 12 のときに➡ 368 00:23:27,000 --> 00:23:30,000 住み込みの女中として うちに来ました 。 369 00:23:30,000 --> 00:23:31,000 住み込みの女中として うちに来ました 。 370 00:23:31,000 --> 00:23:34,000 《明石 蘭子です 。 よろしくお願いします!》 371 00:23:34,000 --> 00:23:37,000 《よろしくお願いします》 372 00:23:37,000 --> 00:23:41,000 《鈴乃です 。 よろしくね》 《よろしくお願いします!》 373 00:23:41,000 --> 00:23:44,000 ( 鈴乃 ) 明るく 物おじしない性格で➡ 374 00:23:44,000 --> 00:23:50,000 私たちは 本当の姉妹のように 楽しく過ごしてきました 。 375 00:23:50,000 --> 00:23:56,000 鈴乃と蘭子 2人でスズランねって 。 376 00:23:58,000 --> 00:24:00,000 この家の中に 問題があったとは 思えないんです 。 377 00:24:00,000 --> 00:24:02,000 この家の中に 問題があったとは 思えないんです 。 378 00:24:02,000 --> 00:24:04,000 なるほど 。 379 00:24:04,000 --> 00:24:06,000 ( 柾 ) 僕の家は隣で➡ 380 00:24:06,000 --> 00:24:10,000 僕は 時々 鈴乃ちゃんに 勉強を教えに来ていたんです 。 ➡ 381 00:24:10,000 --> 00:24:13,000 そのころに 蘭子とも出会いました 。 382 00:24:13,000 --> 00:24:17,000 ( 鈴乃 ) 《鈴村 柾さん 。 私 今 英語を習っているの》 383 00:24:17,000 --> 00:24:19,000 ( 柾 ) 《鈴村 柾といいます》 384 00:24:19,000 --> 00:24:21,000 《よろしくお願いします》 ( 柾 ) 《お願いします》 385 00:24:21,000 --> 00:24:25,000 ( 柾 ) 蘭子は 物覚えのいい子供で➡ 386 00:24:25,000 --> 00:24:28,000 17 歳のときには 僕の家が営むテーラーで➡ 387 00:24:28,000 --> 00:24:30,000 一緒に働いてもらうように なったんです 。 ➡ 388 00:24:30,000 --> 00:24:32,000 仕事もできるし➡ 389 00:24:32,000 --> 00:24:36,000 お客さんや従業員からの 評判もよかった 。 ➡ 390 00:24:36,000 --> 00:24:43,000 それが… 10 日前 突然 姿を消したんです 。 391 00:24:43,000 --> 00:24:47,000 部屋の荷物も 仕事の文書も➡ 392 00:24:47,000 --> 00:24:51,000 必要なものだけを残して 奇麗に整理されていて… 。 ➡ 393 00:24:51,000 --> 00:24:56,000 事件ではなく 覚悟の家出だと分かりました 。 394 00:24:56,000 --> 00:25:00,000 家出をする理由に心当たりは? 395 00:25:00,000 --> 00:25:02,000 一つ… 。 396 00:25:02,000 --> 00:25:06,000 あっ 鈴乃ちゃん 。 いや… 。 ( 鈴乃 ) お話ししないと 。 397 00:25:06,000 --> 00:25:11,000 もう時間がありません! 何ですか? 398 00:25:11,000 --> 00:25:16,000 ひと月前 私と柾さんの 結婚が決まりました 。 399 00:25:16,000 --> 00:25:19,000 あした 結納なんです 。 400 00:25:19,000 --> 00:25:22,000 《あっ そうか》 401 00:25:22,000 --> 00:25:24,000 《おめでとう!》 ( 鈴乃 ) 蘭子は➡ 402 00:25:24,000 --> 00:25:27,000 自分のことのように 喜んでくれていましたが➡ 403 00:25:27,000 --> 00:25:30,000 ホントは 蘭子も… 。 ( 柾 ) だから それは違うって 。 404 00:25:30,000 --> 00:25:33,000 ホントは 蘭子も… 。 ( 柾 ) だから それは違うって 。 405 00:25:33,000 --> 00:25:39,000 柾さんのそばに ずっといたのは 蘭子なんです 。 406 00:25:39,000 --> 00:25:44,000 いや 蘭子は 僕の片腕として 頑張ってくれていて 。 407 00:25:44,000 --> 00:25:47,000 ほら 僕の君への気持ちを 知っていて➡ 408 00:25:47,000 --> 00:25:49,000 応援してくれていたんだ 。 409 00:25:49,000 --> 00:25:55,000 ( 蘭子 ) 《あの人の心が 私のものじゃなくても➡ 410 00:25:55,000 --> 00:25:59,000 そばにいられるだけでいいって》 411 00:25:59,000 --> 00:26:00,000 《あれは 柾さんのことだったんだ》 412 00:26:00,000 --> 00:26:04,000 《あれは 柾さんのことだったんだ》 413 00:26:06,000 --> 00:26:09,000 一つ 疑問なんですが… 。 414 00:26:09,000 --> 00:26:12,000 あなたが 蘭子さんの家出の原因を➡ 415 00:26:12,000 --> 00:26:15,000 お二人の婚約であると お考えであるのなら➡ 416 00:26:15,000 --> 00:26:18,000 蘭子さんを捜し出して どうなさるんです? 417 00:26:18,000 --> 00:26:21,000 もちろん 友人として 心配でしょうし➡ 418 00:26:21,000 --> 00:26:24,000 お店の手伝いの問題も あるでしょうが… 。 419 00:26:26,000 --> 00:26:30,000 蘭子を苦しめるくらいならば➡ 420 00:26:30,000 --> 00:26:34,000 柾さんとの結婚を やめたいと思っています 。 421 00:26:34,000 --> 00:26:36,000 えっ !? 422 00:26:36,000 --> 00:26:42,000 ですから 探偵さん どうか 蘭子を捜してください 。 423 00:26:42,000 --> 00:26:44,000 ( 鈴乃の泣き声 ) 424 00:26:44,000 --> 00:26:46,000 ( 柾 ) お願いします 。 ➡ 425 00:26:46,000 --> 00:26:49,000 この誤解を解くためにも 蘭子を捜し出してください 。 426 00:26:49,000 --> 00:26:52,000 これで結婚できないなんて… 。 427 00:26:57,000 --> 00:27:00,000 思ったよりも 面倒なことになったなぁ 。 428 00:27:00,000 --> 00:27:03,000 思ったよりも 面倒なことになったなぁ 。 429 00:27:03,000 --> 00:27:06,000 どうして 蘭子さんのことを 知らないなんて➡ 430 00:27:06,000 --> 00:27:09,000 嘘をついたんですか? 431 00:27:09,000 --> 00:27:11,000 いくら迷惑で厄介でも➡ 432 00:27:11,000 --> 00:27:15,000 帰りたがっていない人を 事情も知らないまま➡ 433 00:27:15,000 --> 00:27:21,000 捜している人のところに 帰すわけにはいかないでしょ 。 434 00:27:21,000 --> 00:27:27,000 ハァ… どうすればいいんでしょう 。 435 00:27:27,000 --> 00:27:30,000 鈴乃さんも 柾さんも 誰も悪くないですよね 。 436 00:27:30,000 --> 00:27:34,000 鈴乃さんも 柾さんも 誰も悪くないですよね 。 437 00:27:36,000 --> 00:27:39,000 《誰も悪くないのに…》 438 00:27:42,000 --> 00:27:47,000 ♬ 「 シャボンだま とんだ 」 439 00:27:52,000 --> 00:27:58,000 ♬ 「 こわれて きえた 」 440 00:27:58,000 --> 00:28:00,000 麗子さん 。 441 00:28:00,000 --> 00:28:05,000 あっ やっと帰ってきた 。 遅いよ 。 442 00:28:05,000 --> 00:28:07,000 おなかすいた 。 くら田 行くんでしょ? 443 00:28:07,000 --> 00:28:10,000 蘭子さん 。 444 00:28:10,000 --> 00:28:14,000 明石 蘭子さんでしょ? あなた 。 445 00:28:14,000 --> 00:28:16,000 スズランの蘭子さん 。 446 00:28:23,000 --> 00:28:30,000 左右馬先生って ホントに探偵だったのね 。 447 00:28:37,000 --> 00:28:40,000 で どこまで 分かっちゃったの? 448 00:28:40,000 --> 00:28:44,000 鈴乃さんに お聞きしました 。 449 00:28:44,000 --> 00:28:47,000 生い立ちから➡ 450 00:28:47,000 --> 00:28:50,000 姉妹のように 仲が良かったということ➡ 451 00:28:50,000 --> 00:28:54,000 テーラーで働いていたこと 。 452 00:28:56,000 --> 00:28:59,000 それだけ? 453 00:28:59,000 --> 00:29:00,000 鈴村 柾さんが 鈴乃さんと 結婚することになったこと 。 454 00:29:00,000 --> 00:29:04,000 鈴村 柾さんが 鈴乃さんと 結婚することになったこと 。 455 00:29:04,000 --> 00:29:07,000 聞いちゃったんだ 。 456 00:29:07,000 --> 00:29:13,000 ゆうべ 蘭子さんが言ってたことって➡ 457 00:29:13,000 --> 00:29:18,000 鈴村 柾さんのことじゃ ないですか? 458 00:29:18,000 --> 00:29:21,000 あーあ… 。 459 00:29:23,000 --> 00:29:29,000 だって 女中上がりの私と 柾さんとじゃ➡ 460 00:29:29,000 --> 00:29:30,000 釣り合わないでしょ? 461 00:29:30,000 --> 00:29:31,000 釣り合わないでしょ? 462 00:29:31,000 --> 00:29:34,000 《あれ?》 463 00:29:34,000 --> 00:29:39,000 いや~ 探偵って すごいのね 。 全部 バレちゃった 。 464 00:29:39,000 --> 00:29:42,000 鈴乃さん 泣いてましたよ 。 465 00:29:42,000 --> 00:29:46,000 自分の結婚が あなたを 苦しめるんじゃないかって 。 466 00:29:48,000 --> 00:29:53,000 蘭子さんが苦しむなら 柾さんとの結婚をやめるって 。 467 00:29:53,000 --> 00:29:55,000 はっ? 468 00:29:55,000 --> 00:29:58,000 ちゃんと話した方が いいんじゃないですか? 469 00:30:01,000 --> 00:30:03,000 そうね 。 470 00:30:05,000 --> 00:30:07,000 帰るわ 。 471 00:30:10,000 --> 00:30:14,000 一日だけだったけど 楽しかったわ 。 472 00:30:14,000 --> 00:30:16,000 あの… 。 473 00:30:24,000 --> 00:30:29,000 《人は どうして 嘘をつくんだろう》 474 00:30:29,000 --> 00:30:30,000 ♬~ 475 00:30:30,000 --> 00:30:39,000 ♬~ 476 00:30:39,000 --> 00:30:43,000 ( 柾 ) 《鈴乃さんに 結婚を申し込むことにした》 477 00:30:43,000 --> 00:30:46,000 《蘭子も 応援してくれるよね?》 478 00:30:49,000 --> 00:30:53,000 《もちろん! きっと うまくいくわ》 479 00:30:53,000 --> 00:31:00,000 《もしも 誰も嘘がつけなかったら 今より幸せなのか 苦しいのか》 480 00:31:00,000 --> 00:31:02,000 《もしも 誰も嘘がつけなかったら 今より幸せなのか 苦しいのか》 481 00:31:02,000 --> 00:31:05,000 ( 鈴乃 ) 《蘭子! 蘭子!》 482 00:31:05,000 --> 00:31:08,000 《お父さまが 柾さんとのお話 お受けしたって》 483 00:31:08,000 --> 00:31:11,000 ( 蘭子 ) 《おめでとう お嬢さん!》 484 00:31:11,000 --> 00:31:25,000 ♬~ 485 00:31:25,000 --> 00:31:27,000 ( くしゃみ ) 486 00:31:27,000 --> 00:31:29,000 うっ… 。 487 00:31:29,000 --> 00:31:30,000 ハァ… 何やってるのよ 。 488 00:31:30,000 --> 00:31:32,000 ハァ… 何やってるのよ 。 489 00:31:32,000 --> 00:31:35,000 帰るだなんて嘘をついて 。 490 00:31:35,000 --> 00:31:37,000 嘘つき蘭子さん 。 491 00:31:37,000 --> 00:31:44,000 何? 2人の結婚のために 早く帰ってやれって言いたいの? 492 00:31:44,000 --> 00:31:46,000 はーい 。 493 00:31:46,000 --> 00:31:50,000 蘭子さんを捜してほしいと 依頼を受けました 。 494 00:31:50,000 --> 00:31:52,000 じゃあ 私の居場所 教えたらいいじゃない 。 495 00:31:52,000 --> 00:31:54,000 あの家を出た理由によっては➡ 496 00:31:54,000 --> 00:31:58,000 居場所を教えないままでも いいと思いましてね 。 497 00:31:58,000 --> 00:32:00,000 理由によってはですが 。 498 00:32:00,000 --> 00:32:01,000 理由によってはですが 。 499 00:32:01,000 --> 00:32:08,000 蘭子さんが家を出た本当の理由を 話してくれませんか? 500 00:32:08,000 --> 00:32:11,000 ホントの理由? 501 00:32:11,000 --> 00:32:16,000 《先生は 困っている人を ちゃんと助けてくれますし》 502 00:32:16,000 --> 00:32:20,000 《麗子さんの 力になってくれます》 503 00:32:20,000 --> 00:32:26,000 フッ… じゃあ どんな理由にしようかしらね 。 504 00:32:26,000 --> 00:32:30,000 例えば あなたの思い人が➡ 505 00:32:30,000 --> 00:32:34,000 柾さんではなく 槇原 鈴乃さんだってこととか? 506 00:32:37,000 --> 00:32:39,000 その手袋 。 507 00:32:39,000 --> 00:32:43,000 それは 鈴乃さんが蘭子さんに 贈ったものですよね? 508 00:32:43,000 --> 00:32:47,000 鈴乃さんが恋敵なら そんな手袋➡ 509 00:32:47,000 --> 00:32:50,000 後生大事に 持って出てこないでしょ? 510 00:32:52,000 --> 00:32:55,000 《それ 使って》 《スズラン》 511 00:32:55,000 --> 00:32:58,000 《手袋の刺しゅうにしては 季節外れだけど➡ 512 00:32:58,000 --> 00:33:00,000 私から蘭子に贈るなら この花だもの》 513 00:33:00,000 --> 00:33:03,000 私から蘭子に贈るなら この花だもの》 514 00:33:03,000 --> 00:33:07,000 《私たち スズラン姉妹の手袋よ》 515 00:33:07,000 --> 00:33:11,000 《ありがとう 大事にする》 516 00:33:11,000 --> 00:33:13,000 《フフフ》 517 00:33:18,000 --> 00:33:22,000 これは 私だけの秘密 。 518 00:33:27,000 --> 00:33:30,000 性別も 身分も 理由ではあったんだけど➡ 519 00:33:30,000 --> 00:33:35,000 性別も 身分も 理由ではあったんだけど➡ 520 00:33:35,000 --> 00:33:38,000 でも それより何より➡ 521 00:33:38,000 --> 00:33:42,000 お嬢さんの心は ずっと柾さんのものだったから 。 522 00:33:45,000 --> 00:33:51,000 友情でも 親愛でも➡ 523 00:33:51,000 --> 00:33:55,000 私の一番大切な人は お嬢さん 。 524 00:33:59,000 --> 00:34:00,000 それから… 。 525 00:34:00,000 --> 00:34:03,000 それから… 。 526 00:34:03,000 --> 00:34:06,000 恋もね 。 527 00:34:06,000 --> 00:34:12,000 でもね… 気付いたの 。 528 00:34:12,000 --> 00:34:17,000 私が幸せを願ってたのは 嘘だったんだって 。 529 00:34:17,000 --> 00:34:20,000 嘘? 530 00:34:20,000 --> 00:34:24,000 《おめでとう! おめでとう お嬢さん!》 531 00:34:24,000 --> 00:34:27,000 ( 蘭子 ) お嬢さんの幸せを 願えない自分が➡ 532 00:34:27,000 --> 00:34:30,000 もう 心底 嫌になった 。 533 00:34:32,000 --> 00:34:34,000 大切なお嬢さんに➡ 534 00:34:34,000 --> 00:34:39,000 こんな 醜いホントも 見せたくないし➡ 535 00:34:39,000 --> 00:34:42,000 心にもない嘘をつきたくないの 。 536 00:34:44,000 --> 00:34:50,000 《大切な人に 嘘をつきたくない気持ちや➡ 537 00:34:50,000 --> 00:34:55,000 本当のことを言えない気持ち➡ 538 00:34:55,000 --> 00:34:58,000 私も知っています》 539 00:34:58,000 --> 00:35:00,000 だから もう帰れやしないのよ 。 540 00:35:00,000 --> 00:35:03,000 だから もう帰れやしないのよ 。 541 00:35:07,000 --> 00:35:11,000 嘘でしか幸せを願えないなら➡ 542 00:35:11,000 --> 00:35:15,000 ずっと嘘ついてりゃ いいんじゃないですか? 543 00:35:15,000 --> 00:35:18,000 先生? えっ? 544 00:35:18,000 --> 00:35:23,000 何でも そう簡単に 自分の 思いどおりにはなりませんよ 。 545 00:35:23,000 --> 00:35:27,000 たとえ それが あなた自身の心でもね 。 546 00:35:29,000 --> 00:35:30,000 何もかも思いどおりになるなら 誰も嘘なんかつかない 。 547 00:35:30,000 --> 00:35:36,000 何もかも思いどおりになるなら 誰も嘘なんかつかない 。 548 00:35:36,000 --> 00:35:41,000 思いどおりにならないものを 思いどおりにしようとしたとき➡ 549 00:35:41,000 --> 00:35:45,000 嘘をつくんです 。 550 00:35:45,000 --> 00:35:51,000 こうだったらいいとか こう思ってほしいとか➡ 551 00:35:51,000 --> 00:35:55,000 ただ事実ではない というだけではなく➡ 552 00:35:55,000 --> 00:36:00,000 嘘には つく人の願望がある 欲がある 願いがある 。 553 00:36:00,000 --> 00:36:06,000 嘘には つく人の願望がある 欲がある 願いがある 。 554 00:36:06,000 --> 00:36:09,000 あなたが嘘をついたのは➡ 555 00:36:09,000 --> 00:36:15,000 鈴乃さんの幸せを 願えないからだけじゃなくて➡ 556 00:36:15,000 --> 00:36:19,000 それでも願いたいから なんじゃないですか? 557 00:36:19,000 --> 00:36:22,000 鈴乃さんの幸せを 。 558 00:36:27,000 --> 00:36:30,000 ハァー ホントねぇ 。 559 00:36:30,000 --> 00:36:31,000 ハァー ホントねぇ 。 560 00:36:34,000 --> 00:36:40,000 願えないけど 願えたらいいのに 。 561 00:36:43,000 --> 00:36:46,000 あたし めんどくさ 。 562 00:36:46,000 --> 00:36:49,000 こっちのセリフです 。 563 00:36:51,000 --> 00:36:53,000 そうね 。 564 00:36:55,000 --> 00:37:00,000 鈴乃さんのところに帰って 嘘をつき続けるのは嫌ですか? 565 00:37:00,000 --> 00:37:02,000 鈴乃さんのところに帰って 嘘をつき続けるのは嫌ですか? 566 00:37:04,000 --> 00:37:07,000 嫌よ 。 567 00:37:09,000 --> 00:37:11,000 なんてね 。 568 00:37:17,000 --> 00:37:22,000 つくよ 嘘 。 569 00:37:26,000 --> 00:37:28,000 心を込めて 。 570 00:37:36,000 --> 00:37:42,000 帰りますよ! 寒いし おなかすいたし 暗いし 。 571 00:37:42,000 --> 00:37:45,000 電車も もうないですし 。 572 00:37:48,000 --> 00:37:52,000 帰りましょ 蘭子さん 。 573 00:37:56,000 --> 00:38:00,000 《人が嘘をつくとき 私の耳には➡ 574 00:38:00,000 --> 00:38:02,000 《人が嘘をつくとき 私の耳には➡ 575 00:38:02,000 --> 00:38:06,000 声に金属をたたいたような➡ 576 00:38:06,000 --> 00:38:11,000 かたい こだまが かかって聞こえます》 577 00:38:11,000 --> 00:38:15,000 《打算や悪巧み》 578 00:38:15,000 --> 00:38:18,000 《保身や人助け》 579 00:38:18,000 --> 00:38:21,000 《見えや気遣い》 580 00:38:21,000 --> 00:38:24,000 《叱られたくない》 581 00:38:24,000 --> 00:38:28,000 《うらやましく思われたい》 582 00:38:28,000 --> 00:38:30,000 《喜んでほしい》 583 00:38:30,000 --> 00:38:31,000 《喜んでほしい》 584 00:38:31,000 --> 00:38:34,000 《助けたい》 585 00:38:34,000 --> 00:38:37,000 《醜かったり》 586 00:38:37,000 --> 00:38:40,000 《優しかったり》 587 00:38:46,000 --> 00:38:48,000 ( 使用人 ) お嬢さま 蘭子さんが! 588 00:38:52,000 --> 00:38:56,000 ( 鈴乃 ) 蘭子! ( 柾 ) 蘭子! 589 00:38:56,000 --> 00:38:59,000 心配かけて ごめんね 。 590 00:38:59,000 --> 00:39:00,000 私は➡ 591 00:39:00,000 --> 00:39:02,000 私は➡ 592 00:39:02,000 --> 00:39:10,000 お嬢さんと柾さんの幸せを ずっと願ってる 。 593 00:39:13,000 --> 00:39:16,000 《嘘をつくことでしか➡ 594 00:39:16,000 --> 00:39:19,000 見えないものが あるのだとしたら➡ 595 00:39:19,000 --> 00:39:23,000 私の耳に聞こえてくるのは➡ 596 00:39:23,000 --> 00:39:30,000 そんな 人の願い なのかもしれません》 597 00:39:39,000 --> 00:39:41,000 お世話になりました 。 598 00:39:41,000 --> 00:39:44,000 滞在費は 追って支払ってくださいね 。 599 00:39:44,000 --> 00:39:46,000 分かってるわよ 。 600 00:39:46,000 --> 00:39:48,000 また 遊びに来てください 。 601 00:39:48,000 --> 00:39:52,000 もちろん 。 だって 私 左右馬先生となら➡ 602 00:39:52,000 --> 00:39:54,000 一緒にいてもいいかもって 思ったもの 。 603 00:39:54,000 --> 00:39:56,000 嘘ですね 。 604 00:39:56,000 --> 00:39:58,000 そう 嘘 。 605 00:39:58,000 --> 00:40:00,000 私 片思いは間に合ってるのよね 。 606 00:40:00,000 --> 00:40:02,000 私 片思いは間に合ってるのよね 。 607 00:40:02,000 --> 00:40:05,000 それに 先生には 一緒にいる人がいるし 。 608 00:40:08,000 --> 00:40:11,000 頑張ってね 鹿乃子ちゃん 。 609 00:40:11,000 --> 00:40:13,000 わ… 私は 助手として… 。 610 00:40:15,000 --> 00:40:20,000 《そして 私の言葉にも波乱です》 611 00:40:20,000 --> 00:40:22,000 ん? 612 00:40:22,000 --> 00:40:28,000 《大丈夫 先生には 嘘は聞こえない》 613 00:40:28,000 --> 00:40:30,000 それでは また 。 また 。 614 00:40:30,000 --> 00:40:32,000 それでは また 。 また 。 615 00:40:34,000 --> 00:40:36,000 フフッ 。 また 。 616 00:40:40,000 --> 00:40:44,000 ♬ 「 今夜の ご飯は 何だろな! 」 617 00:40:44,000 --> 00:40:49,000 蘭子さんが むいてくれた栗で 栗ご飯ですかね? 618 00:40:49,000 --> 00:40:52,000 鹿乃子君は 栗ご飯が好きなの? 619 00:40:52,000 --> 00:40:56,000 はい 。 あと 栗きんとんも好きです 。 620 00:40:56,000 --> 00:40:59,000 甘くて しっとり 。 いいねぇ 。 621 00:40:59,000 --> 00:41:00,000 先生は 何が好きですか? 622 00:41:00,000 --> 00:41:03,000 先生は 何が好きですか? 623 00:41:05,000 --> 00:41:07,000 栗ようかんだね 。 624 00:41:07,000 --> 00:41:09,000 栗ようかん 。 625 00:41:09,000 --> 00:41:13,000 そして くら田のおかみが作る 栗ようかんは 絶品なんだ 。 626 00:41:13,000 --> 00:41:15,000 え~ 。 627 00:41:21,000 --> 00:41:26,000 おなかすいたねぇ 。 すきましたね 。 628 00:41:36,000 --> 00:41:40,000 ( ノック ) ( 執事 ) ごめんください 。 629 00:41:40,000 --> 00:41:43,000 はーい 。 630 00:41:43,000 --> 00:41:48,000 ( 執事 ) 鈴村 柾さま 鈴乃さまの 使いで参りました 。 631 00:41:48,000 --> 00:41:51,000 どうぞ お納めください 。 632 00:41:51,000 --> 00:41:55,000 ( 使用人 ) はい 。 あっ ありがとうございます 。 633 00:41:55,000 --> 00:41:57,000 はい 。 634 00:42:06,000 --> 00:42:09,000 100 円 !! 100 円 !? 635 00:42:09,000 --> 00:42:11,000 ひゃく… うっ! 636 00:42:11,000 --> 00:42:13,000 あっ 先生… 。 637 00:42:13,000 --> 00:42:17,000 うわああ~ !! 638 00:42:17,000 --> 00:42:20,000 100 円だ~ !! 639 00:42:20,000 --> 00:42:26,000 でも イカサマで頂いた依頼なのに いいんでしょうか… 。 640 00:42:26,000 --> 00:42:28,000 蘭子さんの滞在費も入ってるから いいんだよ 。 641 00:42:28,000 --> 00:42:30,000 それにしても 100 円! 642 00:42:30,000 --> 00:42:33,000 それにしても 100 円! 643 00:42:33,000 --> 00:42:39,000 じゃあ こっちは… 。 644 00:42:39,000 --> 00:42:42,000 あっ マフラー! 645 00:42:42,000 --> 00:42:46,000 わぁ~ すてきですね 先生 。 ホントだ 。 646 00:42:46,000 --> 00:42:49,000 カワイイ~ 。 フフフ 。 647 00:42:49,000 --> 00:42:54,000 鹿乃子君のは 鹿? はい 。 先生のは 馬ですね 。 648 00:42:54,000 --> 00:42:57,000 フフフ… 。 649 00:42:57,000 --> 00:43:00,000 あっ 。 馬と鹿? 650 00:43:00,000 --> 00:43:01,000 あっ 。 馬と鹿? 651 00:43:05,000 --> 00:43:07,000 ( 山田 ) はい 撮ります 。 ( 達造 ) はい 。 652 00:43:07,000 --> 00:43:10,666 大将 顔 怖いよ 。 ( 達造 ) うるせえな 早く撮れよ 。 653 00:43:10,666 --> 00:43:13,000 もっと笑って 。 ( 達造 ) 笑ってんだよ 。 654 00:43:13,000 --> 00:43:15,000 笑ってない 。 ( 達造 ) おう! 先生 鹿乃坊 。 655 00:43:15,000 --> 00:43:18,000 写真ですか? ( ヨシ江 ) 何や 雑誌の取材やて 。 656 00:43:18,000 --> 00:43:22,000 ( 達造 ) うちがよ 九十九夜町で 一番の店だっつうんだよ 。 657 00:43:22,000 --> 00:43:25,000 一番て言うてはれへんやろ 。 評判のお店ってだけで 。 658 00:43:25,000 --> 00:43:28,000 同じだよ 一番も評判も おめえよ 。 659 00:43:28,000 --> 00:43:30,000 すごい? うん すごいね 。 660 00:43:30,000 --> 00:43:31,000 すごい? うん すごいね 。 661 00:43:31,000 --> 00:43:33,000 あっ せっかくだからよ 2人も入っちまえ 。 ➡ 662 00:43:33,000 --> 00:43:35,000 なっ? ( 山田 ) いやいや 家族だけだから 。 663 00:43:35,000 --> 00:43:38,000 いいじゃねえか 。 記念なんだから 。 ➡ 664 00:43:38,000 --> 00:43:40,000 こっちに 。 ( 山田 ) 何で移動しちゃうの 。 665 00:43:40,000 --> 00:43:42,000 ご迷惑ですし 。 666 00:43:42,000 --> 00:43:44,000 よし 鹿乃子君 撮ってもらおう 。 667 00:43:44,000 --> 00:43:47,000 えっ !? あっ… 。 先生 ごめん 手伝って 。 668 00:43:47,000 --> 00:43:49,000 ( 達造 ) こういうのはな 景気よくなきゃいけねえからな 。 669 00:43:49,000 --> 00:43:52,000 はい じゃあ いきましょうか 。 あのね もうちょっと こっち 。 ➡ 670 00:43:52,000 --> 00:43:54,000 そう 。 ( 達造 ) はいはい 。 671 00:43:54,000 --> 00:43:56,000 ( 山田 ) はい 笑って! 672 00:43:56,000 --> 00:44:00,000 ( 六平 ) タツ兄! 新聞に載るんだって? 673 00:44:00,000 --> 00:44:02,000 ( 達造 ) 新聞じゃねえ おめえ 雑誌だ 雑誌 。 674 00:44:02,000 --> 00:44:03,666 ( 六平の妻 ) すごいですね 。 675 00:44:03,666 --> 00:44:08,000 わしも仲間に入れてくれ 。 ( 達造 ) おう じーさん! 676 00:44:08,000 --> 00:44:10,000 ( 山田 ) もう 撮りますよ 。 ( 達造 ) 入れ 入れ 。 677 00:44:10,000 --> 00:44:13,000 ( 端崎 ) あら? あららら? ( ヨシ江 ) いや 端崎さん 。 ➡ 678 00:44:13,000 --> 00:44:16,000 一緒にどうえ? あれ? 品子さん! 679 00:44:16,000 --> 00:44:18,000 お久しぶりです 。 680 00:44:18,000 --> 00:44:21,000 ( 雅 ) あら たまには 撮られる側もいいわね 。 681 00:44:21,000 --> 00:44:23,000 ( 山田 ) はい もう そこまで! 682 00:44:23,000 --> 00:44:25,000 ( 千代 ) お待ちになって! ( 一同 ) えっ? えっ? 683 00:44:25,000 --> 00:44:28,000 仲間外れはなしよ 。 お父さま お母さま 。 684 00:44:28,000 --> 00:44:30,000 藤島と申します 。 お邪魔します 。 ( 雪乃 ) 藤島の家内です 。 685 00:44:30,000 --> 00:44:33,000 藤島と申します 。 お邪魔します 。 ( 雪乃 ) 藤島の家内です 。 686 00:44:33,000 --> 00:44:37,000 ( ヤイコ ) 待って~! ( 利市 ) 貫ちゃん! 687 00:44:37,000 --> 00:44:40,000 ( 達造 ) 入れ 入れ 入れ…! 利市さん! 688 00:44:42,000 --> 00:44:44,000 ( 山田 ) 撮りますよ! 689 00:44:44,000 --> 00:44:48,000 あっ イナリ! イナリがいない! 690 00:44:48,000 --> 00:44:55,000 《蘭子さんが 私の心に巻き起こした 波乱》 691 00:44:55,000 --> 00:44:57,000 《助手として ずっとずっと➡ 692 00:44:57,000 --> 00:45:00,000 先生のそばにいたい➡ 693 00:45:00,000 --> 00:45:02,000 そう思っていたけれど…》 694 00:45:02,000 --> 00:45:06,000 大丈夫? 鹿乃子君 。 はい 。 695 00:45:06,000 --> 00:45:08,000 ( 山田 ) はい 撮ります!➡ 696 00:45:08,000 --> 00:45:13,000 3 2 1… 。 《だけど 今は…》 697 00:45:13,000 --> 00:45:15,000 ( シャッター音 ) 698 00:45:39,000 --> 00:45:41,000 [ 『 嘘解きレトリック 』 の…] 699 00:45:45,000 --> 00:45:47,000 ( 千代 ) [そして…]