1 00:00:01,566 --> 00:00:04,966 (ナレーター)この季節 森の中を歩いていると― 2 00:00:05,066 --> 00:00:08,166 こんな景色に 出くわすことがあります― 3 00:00:08,266 --> 00:00:13,300 古い切り株の根元から育ち始めた 小さな若い芽― 4 00:00:15,033 --> 00:00:17,066 春の木漏れ日を受けて― 5 00:00:17,166 --> 00:00:19,833 一生懸命に 背伸びする その姿から― 6 00:00:19,933 --> 00:00:22,200 こんな名前が付きました― 7 00:00:31,033 --> 00:00:31,766 “孫が生える”と書いて “孫生(ひこばえ)―” 8 00:00:31,766 --> 00:00:33,433 “孫が生える”と書いて “孫生(ひこばえ)―” 9 00:00:31,766 --> 00:00:33,433 (東(あずま))知らない 10 00:00:33,433 --> 00:00:34,100 “孫が生える”と書いて “孫生(ひこばえ)―” 11 00:00:34,500 --> 00:00:36,900 もしよかったら 覚えておいてください― 12 00:00:38,433 --> 00:00:40,333 日本っていいな― 13 00:00:41,133 --> 00:00:43,900 「和風総本家」の お時間です 14 00:00:47,633 --> 00:00:49,533 (増田(ますだ))「和風総本家」の お時間です 15 00:00:49,633 --> 00:00:51,333 こんばんは テレビ東京の 増田和也(かずや)です― 16 00:00:51,433 --> 00:00:52,566 今日は ですね― 17 00:00:52,666 --> 00:00:54,733 テーマ“天ぷら” 18 00:00:55,200 --> 00:00:57,100 (地井(ちい))天ぷらの 問題ですか 今日は 19 00:00:57,200 --> 00:00:59,166 じゃあ何だ 悪いな 満点だね 20 00:00:59,266 --> 00:01:00,633 (スタッフの笑い声) 21 00:01:00,733 --> 00:01:02,400 (増田)萬田(まんだ)さんは いかがでしょう 天ぷら 22 00:01:02,500 --> 00:01:03,333 (萬田) どっちかって言うと 23 00:01:03,433 --> 00:01:05,333 串揚げ屋さんの方に まだ 24 00:01:05,666 --> 00:01:07,633 行きますけどね 25 00:01:07,733 --> 00:01:08,400 (増田)東さん いかがですか? 26 00:01:08,500 --> 00:01:11,066 (東)あのー グルメの レポートなんかしますから 27 00:01:11,166 --> 00:01:12,600 いろんなお店 行ってますから 28 00:01:12,700 --> 00:01:13,900 結構うんちくは ありますよ 29 00:01:14,100 --> 00:01:16,133 いいかげんだからね あの うんちくは 30 00:01:20,300 --> 00:01:22,033 (ナレーター) 1年を通して― 31 00:01:22,300 --> 00:01:26,133 旬な食材をおいしく 頂くことのできる天ぷら― 32 00:01:26,633 --> 00:01:28,433 揚げたてをかみ切ると― 33 00:01:28,533 --> 00:01:30,500 淡い衣の中から― 34 00:01:30,600 --> 00:01:33,833 季節の風味が 口いっぱいに広がります 35 00:01:35,766 --> 00:01:36,633 (萬田)おいしそうだな 36 00:01:37,700 --> 00:01:39,733 (ナレーター) 天ぷらの歴史は 古く― 37 00:01:39,833 --> 00:01:40,633 16世紀― 38 00:01:41,133 --> 00:01:44,966 ポルトガルの宣教師たちが 長崎に伝えています 39 00:01:45,166 --> 00:01:46,500 ポルトガル人が― 40 00:01:46,600 --> 00:01:48,133 〝テンポラ〞という お祭りで― 41 00:01:48,233 --> 00:01:49,166 魚のフライを― 42 00:01:49,266 --> 00:01:51,000 食べるように なったことから― 43 00:01:51,100 --> 00:01:52,266 それが なまって― 44 00:01:52,366 --> 00:01:55,133 〝テンプラ〞になったとも いわれています― 45 00:01:56,466 --> 00:01:59,800 当時の日本では 油は貴重品― 46 00:01:59,900 --> 00:02:03,200 天ぷらは 高級品として 扱われていましたが― 47 00:02:03,666 --> 00:02:05,033 江戸中期になると― 48 00:02:05,533 --> 00:02:09,199 屋台で立ち食いする 大衆料理となりました― 49 00:02:12,366 --> 00:02:15,400 更に時代を重ね 天ぷらは― 50 00:02:15,533 --> 00:02:18,066 衣に包んで食材を蒸すという― 51 00:02:18,400 --> 00:02:20,466 究極の蒸し料理として― 52 00:02:20,566 --> 00:02:22,700 今では私たちの食卓に― 53 00:02:22,800 --> 00:02:25,700 欠かすことのできない ものになりました― 54 00:02:27,300 --> 00:02:30,933 皆さんは 天ぷらのことを どれくらい ご存じでしょうか 55 00:02:30,933 --> 00:02:31,566 皆さんは 天ぷらのことを どれくらい ご存じでしょうか 56 00:02:30,933 --> 00:02:31,566 (萬田)あー おいしそう 57 00:02:31,566 --> 00:02:32,533 (萬田)あー おいしそう 58 00:02:37,966 --> 00:02:39,100 (ナレーター) 天ぷらで― 59 00:02:39,200 --> 00:02:42,100 あなたの 和力(わぢから)を 試してみましょう 60 00:02:42,933 --> 00:02:44,533 (男の子)さてと 61 00:02:44,666 --> 00:02:46,933 今日は銀座で 天ぷらでも食べようか 62 00:02:47,033 --> 00:02:49,533 (女の子)わあ 銀座で天ぷら 63 00:02:49,633 --> 00:02:51,533 ところで… 64 00:02:54,000 --> 00:02:56,200 (女の子) ええ… え… え? 65 00:02:56,300 --> 00:02:57,300 (男の子)うん 66 00:03:03,433 --> 00:03:06,433 (女の子) うーん どういうこと? 67 00:03:06,533 --> 00:03:08,233 (男の子)ど… どういうことって 68 00:03:08,333 --> 00:03:10,233 (女の子)う~ん (男の子)まあ 行こう! 69 00:03:12,800 --> 00:03:14,500 (ナレーター)東京銀座(ぎんざ)― 70 00:03:14,900 --> 00:03:17,666 ミシュランから 星を与えられた名店― 71 00:03:17,766 --> 00:03:19,800 “てんぷら 近藤(こんどう)―” 72 00:03:21,666 --> 00:03:22,400 それでは早速― 73 00:03:22,500 --> 00:03:24,200 のれんを くぐってみましょう 74 00:03:31,300 --> 00:03:32,033 (近藤さん)いらっしゃいませ 75 00:03:32,133 --> 00:03:32,966 (店員たち) いらっしゃいませ 76 00:03:34,466 --> 00:03:38,800 (ナレーター)高級感あふれ 和の雰囲気が漂う店内― 77 00:03:41,566 --> 00:03:44,800 手入れの行き届いた 白木のカウンターの向こうは― 78 00:03:45,100 --> 00:03:48,333 職人が こまやかな手つきで立ち働く― 79 00:03:48,433 --> 00:03:50,200 たくみの世界― 80 00:03:50,566 --> 00:03:53,866 あなたの日々の疲れを 癒やしてくれるはずです― 81 00:03:56,733 --> 00:03:59,066 今回 指南していただくのは― 82 00:03:59,166 --> 00:04:02,333 天ぷら一筋 42年のご主人― 83 00:04:02,433 --> 00:04:04,500 近藤文夫(ふみお)さん 84 00:04:07,566 --> 00:04:10,300 (ナレーター)それでは ここで あなたに質問― 85 00:04:10,400 --> 00:04:13,766 天ぷら料理を より楽しむためには― 86 00:04:13,866 --> 00:04:15,633 カウンター席の どこに座れば― 87 00:04:15,733 --> 00:04:17,466 一番よいのでしょう 88 00:04:18,133 --> 00:04:19,800 (増田)さあ 口頭で お答えいただきます 89 00:04:19,899 --> 00:04:21,833 目の前じゃないの? 90 00:04:22,966 --> 00:04:24,733 (地井)一番いい席… 91 00:04:24,833 --> 00:04:26,466 (ナレーター) ご存じでしょうか― 92 00:04:29,766 --> 00:04:30,466 正解は― 93 00:04:31,100 --> 00:04:33,200 ご主人が 天ぷらを揚げる鍋の― 94 00:04:33,300 --> 00:04:35,100 正面の席― 95 00:04:38,200 --> 00:04:40,900 一流の技を 間近で堪能できる― 96 00:04:41,233 --> 00:04:43,766 天ぷら鍋の 目の前の席を― 97 00:04:43,866 --> 00:04:47,166 通の間では 〝鍋前(なべまえ)〞と呼び― 98 00:04:47,266 --> 00:04:49,600 〝鍋前に 2人お願いします〞と― 99 00:04:49,700 --> 00:04:53,433 わざわざ この席を予約する お客さんもいるほどです― 100 00:04:57,400 --> 00:04:58,300 席に座ると― 101 00:04:58,400 --> 00:05:00,633 最初に 運ばれてくるのが― 102 00:05:00,733 --> 00:05:02,433 箸と天つゆ― 103 00:05:02,533 --> 00:05:04,766 そして 粗塩 104 00:05:05,966 --> 00:05:07,666 (東)しゃれてんなあ 105 00:05:08,133 --> 00:05:10,966 (ナレーター)続いて 出てくるのが大根おろし 106 00:05:16,933 --> 00:05:17,633 (ナレーター)それでは― 107 00:05:18,266 --> 00:05:20,233 天ぷらを載せるための― 108 00:05:20,333 --> 00:05:23,500 この木の皿の名前は なあに? 109 00:05:23,733 --> 00:05:29,733 ♪~ 110 00:05:46,100 --> 00:05:48,500 (ナレーター) 正解は 〝揚げ台―〞 111 00:05:49,400 --> 00:05:51,300 熱々で頂くため― 112 00:05:51,433 --> 00:05:54,500 冷たい陶器ではなく 木製です― 113 00:05:56,500 --> 00:06:00,066 ちなみに 揚げ台の上に 敷かれる紙― 114 00:06:00,166 --> 00:06:03,066 こちらは 〝天紙(てんし)〞と呼びます 115 00:06:04,266 --> 00:06:06,600 (ナレーター)それでは あなたに質問― 116 00:06:08,000 --> 00:06:12,100 実は 天ぷら屋さんの あるものに注目すると― 117 00:06:12,200 --> 00:06:15,533 その店のレベルを 知ることができます― 118 00:06:16,000 --> 00:06:17,300 その あるものは― 119 00:06:17,400 --> 00:06:20,433 普通の天ぷら屋さんには よくありますが― 120 00:06:20,533 --> 00:06:23,300 一流の天ぷら屋さんには ありません― 121 00:06:23,400 --> 00:06:25,233 一体 なあに?― 122 00:06:26,033 --> 00:06:27,866 (増田)普通の 天ぷら屋さんにはあっても…― 123 00:06:27,966 --> 00:06:30,266 一体 何でしょうか お書きいただきます 124 00:06:32,066 --> 00:06:33,566 一番 最初の字だけ 教えてくれます? 125 00:06:33,566 --> 00:06:34,266 一番 最初の字だけ 教えてくれます? 126 00:06:33,566 --> 00:06:34,266 (スタッフの笑い声) 127 00:06:34,266 --> 00:06:35,300 (スタッフの笑い声) 128 00:06:35,300 --> 00:06:35,866 (スタッフの笑い声) 129 00:06:35,300 --> 00:06:35,866 (東)萬田さんが言ってんだから! 130 00:06:35,866 --> 00:06:36,766 (東)萬田さんが言ってんだから! 131 00:06:36,866 --> 00:06:38,966 (増田)萬田さんに 目くばせされると ちょっと― 132 00:06:38,966 --> 00:06:39,233 (増田)萬田さんに 目くばせされると ちょっと― 133 00:06:38,966 --> 00:06:39,233 (地井)そうだろ 134 00:06:39,233 --> 00:06:39,333 (地井)そうだろ 135 00:06:39,333 --> 00:06:39,966 (地井)そうだろ 136 00:06:39,333 --> 00:06:39,966 動揺してしまうんですけど 137 00:06:39,966 --> 00:06:40,333 動揺してしまうんですけど 138 00:06:40,333 --> 00:06:41,233 動揺してしまうんですけど 139 00:06:40,333 --> 00:06:41,233 (東) 恥かかせんじゃないよ 140 00:06:41,233 --> 00:06:42,533 (東) 恥かかせんじゃないよ 141 00:06:43,500 --> 00:06:45,866 (増田) 食べるものではありません 142 00:06:48,833 --> 00:06:50,700 (増田)では答えを お出しいただきます 143 00:06:50,800 --> 00:06:51,600 お願いします 144 00:06:51,700 --> 00:06:53,533 温度やなんかを 大事にしなきゃいけない 145 00:06:53,633 --> 00:06:55,166 食べ物だと思うんで 146 00:06:55,266 --> 00:06:57,800 そういう空調のような… んー 147 00:06:57,900 --> 00:07:00,733 ようなもので びしっと 冷えてしまったりすると 148 00:07:00,833 --> 00:07:02,633 おいしくないとか 熱くしす… んー 149 00:07:03,033 --> 00:07:05,166 じゃないか… 他に ないんだな 150 00:07:05,266 --> 00:07:06,866 萬田さん (萬田)私もそうです 151 00:07:06,966 --> 00:07:09,033 正解は こちらなんです 152 00:07:12,666 --> 00:07:17,400 (牧田(まきた)たち) あー BGMだー 153 00:07:18,666 --> 00:07:21,133 (ナレーター) 正解は 〝BGM―〞 154 00:07:21,233 --> 00:07:23,500 店内の音楽が ありません― 155 00:07:26,533 --> 00:07:29,366 天ぷらは食べて味わう前に― 156 00:07:29,466 --> 00:07:32,266 揚げる音を耳で楽しむもの― 157 00:07:36,800 --> 00:07:40,533 特に れんこんなど 水分が豊富なものは― 158 00:07:40,733 --> 00:07:44,433 食欲を誘う おいしい音を 響かせます― 159 00:07:46,000 --> 00:07:49,200 油の中で水を はじく音がしてきたら― 160 00:07:49,600 --> 00:07:52,200 さあ 食べる準備をしましょう― 161 00:07:55,933 --> 00:07:59,300 鍋に こだまする この静かな音が― 162 00:07:59,400 --> 00:08:01,100 出来上がりの合図― 163 00:08:02,133 --> 00:08:03,433 箸を割って― 164 00:08:03,533 --> 00:08:07,666 揚げたての天ぷらを逃さないように 待ち構えましょう 165 00:08:11,433 --> 00:08:13,766 (増田)〝店内に音楽が 流れていない〞が― 166 00:08:13,866 --> 00:08:14,933 正解でございました 167 00:08:15,966 --> 00:08:18,300 (男の子)さてと 頂こうか 168 00:08:18,466 --> 00:08:19,733 (女の子)ええ 169 00:08:22,666 --> 00:08:26,600 (男の子)うーん そうだな まずは… 170 00:08:27,700 --> 00:08:31,333 赤揚げて 白揚げて 171 00:08:31,533 --> 00:08:33,933 うーん そうだな 172 00:08:34,033 --> 00:08:37,066 赤揚げないで 白揚げない 173 00:08:37,266 --> 00:08:40,266 んも~ ちゃんと考えてくれる? 174 00:08:40,566 --> 00:08:43,066 (男の子)赤… いや白… 赤 175 00:08:43,166 --> 00:08:44,633 (女の子)ふーん 176 00:08:44,733 --> 00:08:45,800 (男の子)うーん… 177 00:08:48,333 --> 00:08:51,466 (ナレーター)さて ここで あなたに質問― 178 00:08:51,766 --> 00:08:53,166 天ぷら屋さんで― 179 00:08:53,266 --> 00:08:57,333 一番最初に注文するとよい タネは なあに? 180 00:09:04,033 --> 00:09:06,066 (ナレーター) 正解は 〝エビ〞です― 181 00:09:07,033 --> 00:09:08,766 新鮮な車エビを― 182 00:09:08,866 --> 00:09:11,233 手際よくさばく ご主人に― 183 00:09:11,366 --> 00:09:14,033 一番最初に エビを頼むと よい理由を― 184 00:09:14,133 --> 00:09:16,133 教えていただきました 185 00:09:18,533 --> 00:09:20,533 (近藤さん) 一番きれいっていうのは… 186 00:09:23,233 --> 00:09:24,566 あの 天ぷらでしては― 187 00:09:24,666 --> 00:09:26,000 最初 食ったものが 肝心でしょ― 188 00:09:26,100 --> 00:09:27,000 おいしいものは― 189 00:09:27,100 --> 00:09:28,166 インパクトがある ものがいい― 190 00:09:28,300 --> 00:09:30,633 だから 最初必ず エビを出すわけです― 191 00:09:30,733 --> 00:09:32,000 昔から 192 00:09:32,866 --> 00:09:34,866 (ナレーター)ご主人が 最初に揚げたのは― 193 00:09:35,100 --> 00:09:37,300 新鮮なエビの脚― 194 00:09:37,600 --> 00:09:39,733 生きのよさの証しとして― 195 00:09:39,833 --> 00:09:41,966 油に入れられたエビの脚は― 196 00:09:42,066 --> 00:09:44,566 美しい紅色に染まり― 197 00:09:44,700 --> 00:09:47,166 堂々と広がったままの姿を 保ちます 198 00:09:47,166 --> 00:09:47,766 堂々と広がったままの姿を 保ちます (東)脚 うまいよね 199 00:09:47,766 --> 00:09:48,966 (東)脚 うまいよね 200 00:09:52,166 --> 00:09:53,166 (ナレーター) それでは― 201 00:09:53,266 --> 00:09:56,033 そのおいしい音を 味わってください 202 00:09:58,400 --> 00:10:01,566 (天ぷらをかむ音) 203 00:10:02,733 --> 00:10:06,433 (ナレーター)この音こそ エビの脚の だいご味― 204 00:10:12,333 --> 00:10:16,866 続いて油の中に くぐらせたのが エビの身― 205 00:10:17,333 --> 00:10:19,600 軽やかな揚げ音ともに― 206 00:10:19,700 --> 00:10:21,733 香ばしい衣に包まれた― 207 00:10:21,833 --> 00:10:24,633 肉厚の見事な車エビが 姿を現しました 208 00:10:24,633 --> 00:10:25,966 肉厚の見事な車エビが 姿を現しました (東)きれいだな~― 209 00:10:26,066 --> 00:10:27,533 同じ形だ (萬田)ほんとですね 210 00:10:29,400 --> 00:10:30,333 (ナレーター)では― 211 00:10:30,433 --> 00:10:32,866 エビ天を おいしく味わうには― 212 00:10:32,966 --> 00:10:35,500 つゆが合うのか 塩が合うのか― 213 00:10:35,600 --> 00:10:36,500 どちらでしょう? 214 00:10:36,500 --> 00:10:37,166 どちらでしょう? (東)塩 (地井)塩だね 215 00:10:37,166 --> 00:10:38,133 (東)塩 (地井)塩だね 216 00:10:39,900 --> 00:10:41,833 (ナレーター) 正解は 〝塩―〞 217 00:10:42,033 --> 00:10:43,100 付け過ぎないよう― 218 00:10:43,200 --> 00:10:45,600 指で つまんで 振りかけましょう― 219 00:10:46,466 --> 00:10:47,766 その理由は― 220 00:10:47,866 --> 00:10:51,166 素材本来の風味を 消さないためです― 221 00:10:51,700 --> 00:10:52,866 エビ天は― 222 00:10:52,966 --> 00:10:55,866 まず胴の部分の甘さを堪能し― 223 00:10:55,966 --> 00:10:59,766 続いて 尻尾の食感を 楽しんでください― 224 00:11:01,633 --> 00:11:03,766 素材だけでなく油にも― 225 00:11:03,866 --> 00:11:06,133 こだわりを持つ“近藤”では― 226 00:11:06,233 --> 00:11:07,933 2種類のゴマ油を― 227 00:11:08,033 --> 00:11:10,566 ブレンドしたものを 使っています 228 00:11:16,166 --> 00:11:18,000 温度が沸点が高いために 229 00:11:18,100 --> 00:11:19,466 あの… 普通のサラダ油だと 230 00:11:19,566 --> 00:11:21,933 沸点が低いから カリッと揚がりにくいんですよ 231 00:11:25,533 --> 00:11:27,500 (ナレーター) 職人は タネによって― 232 00:11:27,600 --> 00:11:30,233 油の温度を上げ下げするなど― 233 00:11:30,333 --> 00:11:33,500 その扱いには 徹底的に こだわります 234 00:11:34,700 --> 00:11:35,766 (ナレーター) それでは ここで― 235 00:11:35,866 --> 00:11:37,500 あなたに質問― 236 00:11:38,533 --> 00:11:39,766 天ぷら屋さんには― 237 00:11:39,866 --> 00:11:41,300 最初に注文されると― 238 00:11:41,400 --> 00:11:43,300 困ってしまう タネがあります― 239 00:11:43,400 --> 00:11:45,766 それは 一体 なあに? 240 00:11:49,100 --> 00:11:50,800 (増田)お書きいただきましょう お願いします 241 00:11:50,900 --> 00:11:52,366 (東)もう 有名なタネってことだよね?― 242 00:11:52,466 --> 00:11:53,233 それはね? 243 00:11:53,333 --> 00:11:54,366 (増田)まあ そうですね 244 00:11:56,900 --> 00:11:58,766 一斉に お出しいただきます お願いします 245 00:11:58,866 --> 00:12:01,033 薩摩(さつま)のマークなんですよね これ 246 00:12:01,133 --> 00:12:02,700 (増田) はいはい はいはい… 247 00:12:02,800 --> 00:12:04,700 さつまいもって 僕 行くところ 248 00:12:04,800 --> 00:12:06,600 最初から 出てきたことないね― 249 00:12:06,700 --> 00:12:08,033 多分 こう… のどごし 250 00:12:08,133 --> 00:12:09,500 あんま よくないんだよね 251 00:12:09,600 --> 00:12:10,633 (増田)続いて萬田さん 252 00:12:10,733 --> 00:12:12,633 理由も含めて お答えいただきたいんですが 253 00:12:12,733 --> 00:12:14,166 本当は ピーマンとかタマネギかなと 254 00:12:14,266 --> 00:12:16,800 思ったんですけどね においのきつい… 255 00:12:17,700 --> 00:12:19,533 東さんは かき揚げ 256 00:12:19,833 --> 00:12:21,266 高さがあるんですよね 257 00:12:21,366 --> 00:12:24,100 んで 油をいっぱい使うから 258 00:12:24,200 --> 00:12:26,000 油が疲れちゃうんじゃ ないかなと 259 00:12:26,100 --> 00:12:27,233 (増田)油が疲れる? 260 00:12:27,333 --> 00:12:28,633 (東)はい 先にやっちゃうとね 261 00:12:28,633 --> 00:12:29,000 (東)はい 先にやっちゃうとね 262 00:12:28,633 --> 00:12:29,000 (地井)うまいこというね 263 00:12:29,000 --> 00:12:30,066 (地井)うまいこというね 264 00:12:33,566 --> 00:12:36,200 (ナレーター) 正解は アナゴです 265 00:12:48,400 --> 00:12:49,566 そうしないと カリッと揚がらない 266 00:12:49,666 --> 00:12:50,866 そのために… 267 00:12:54,666 --> 00:12:56,466 だから… 268 00:13:00,500 --> 00:13:01,600 (ナレーター)天ぷらは― 269 00:13:01,700 --> 00:13:05,333 180度前後で揚げることが ほとんどですが― 270 00:13:05,633 --> 00:13:08,100 アナゴの香ばしさを出すには― 271 00:13:08,200 --> 00:13:12,200 190度以上で長時間 揚げなければなりません― 272 00:13:12,366 --> 00:13:15,633 そのため 最初に アナゴを注文すると― 273 00:13:15,733 --> 00:13:18,866 ゴマ油の香りが 飛んでしまうのです― 274 00:13:23,366 --> 00:13:26,300 ここで ご主人が奥義を披露― 275 00:13:27,866 --> 00:13:30,100 なんと箸で アナゴを…― 276 00:13:32,000 --> 00:13:32,733 これは― 277 00:13:32,833 --> 00:13:36,333 香ばしく揚がっているか どうかを確かめる技― 278 00:13:39,266 --> 00:13:41,800 アナゴ本来の 風味に加え― 279 00:13:42,000 --> 00:13:43,900 高温の油が生み出した― 280 00:13:44,000 --> 00:13:47,466 香ばしい皮の食感は 絶品です― 281 00:13:50,366 --> 00:13:52,900 では アナゴを どうやって食べたら― 282 00:13:53,000 --> 00:13:55,800 更に おいしく 頂けるのでしょう― 283 00:13:56,933 --> 00:13:58,500 アナゴの胴の場合― 284 00:13:58,600 --> 00:14:01,433 大根おろしを 天つゆには溶かず― 285 00:14:01,933 --> 00:14:04,000 たっぷりと載せてから― 286 00:14:04,100 --> 00:14:07,233 天つゆにさっとくぐらせて 頂きます― 287 00:14:08,400 --> 00:14:09,400 こうすれば― 288 00:14:09,500 --> 00:14:11,466 香ばしく 仕上がった アナゴを― 289 00:14:11,566 --> 00:14:15,166 大根おろしの辛みが 引き立たせてくれます― 290 00:14:20,033 --> 00:14:24,166 そして筋肉の発達している 尻尾の部分は― 291 00:14:24,266 --> 00:14:26,433 歯ごたえを 楽しむために― 292 00:14:26,533 --> 00:14:29,733 塩のみで食べることを お勧めします 293 00:14:31,000 --> 00:14:32,200 (増田) 長時間 揚げると― 294 00:14:32,533 --> 00:14:35,566 ゴマ油の風味が ちょっと飛んでしまうと 295 00:14:37,733 --> 00:14:39,266 惜しかったっちゃあ 惜しかったですね 296 00:14:39,366 --> 00:14:40,233 そんなん みんな知ってるよ 297 00:14:40,333 --> 00:14:41,600 〝油が疲れる〞なんて 298 00:14:44,766 --> 00:14:45,566 (女の子)ねえねえ 299 00:14:45,566 --> 00:14:45,833 (女の子)ねえねえ 300 00:14:45,566 --> 00:14:45,833 (男の子)ん? 301 00:14:45,833 --> 00:14:45,933 (男の子)ん? 302 00:14:45,933 --> 00:14:46,300 (男の子)ん? 303 00:14:45,933 --> 00:14:46,300 (女の子) おすし屋さんだと箸休めに 304 00:14:46,300 --> 00:14:48,133 (女の子) おすし屋さんだと箸休めに 305 00:14:48,233 --> 00:14:49,866 しょうがを食べるじゃない? 306 00:14:49,866 --> 00:14:50,100 しょうがを食べるじゃない? 307 00:14:49,866 --> 00:14:50,100 (男の子)うん 308 00:14:50,100 --> 00:14:50,633 (男の子)うん 309 00:14:53,800 --> 00:14:54,566 (男の子)うん 310 00:14:55,233 --> 00:14:57,933 それは もちろん大根おろしだね 311 00:14:57,933 --> 00:14:58,300 それは もちろん大根おろしだね 312 00:14:57,933 --> 00:14:58,300 (女の子)ん? 313 00:14:58,300 --> 00:14:58,866 (女の子)ん? 314 00:14:59,333 --> 00:15:02,066 (男の子)ん ああ… 315 00:15:02,666 --> 00:15:04,833 大将 おかわり 316 00:15:06,100 --> 00:15:08,166 (女の子)本当に? 317 00:15:08,266 --> 00:15:11,300 (男の子)大根おろし 大盛りで 318 00:15:13,133 --> 00:15:14,666 (ナレーター)もちろん 大根おろしを― 319 00:15:14,766 --> 00:15:17,500 箸休めに食べても かまいませんが― 320 00:15:17,600 --> 00:15:19,600 本来は薬味です 321 00:15:22,633 --> 00:15:25,066 (ナレーター) では ここで質問― 322 00:15:25,433 --> 00:15:29,500 天ぷら屋さんの考える 箸休めって なあに? 323 00:15:35,266 --> 00:15:37,866 私たちは 野菜をうまく使って… 324 00:15:40,366 --> 00:15:43,033 (ナレーター)野菜の 天ぷらが箸休め?― 325 00:15:47,766 --> 00:15:51,666 実は 野菜の中に 含まれる甘みが― 326 00:15:51,766 --> 00:15:55,100 箸休めの役割を 果たしているのです― 327 00:15:57,533 --> 00:16:00,300 確かに 〝近藤〞の コース料理では― 328 00:16:00,400 --> 00:16:02,633 食べ応えのある 魚介類と― 329 00:16:02,733 --> 00:16:02,900 さっぱりした野菜類が― 330 00:16:02,900 --> 00:16:04,700 さっぱりした野菜類が― (東)ニンジン! きれい 331 00:16:04,700 --> 00:16:04,800 (東)ニンジン! きれい 332 00:16:04,800 --> 00:16:05,700 (東)ニンジン! きれい 交互に出るように なっています― 333 00:16:05,700 --> 00:16:06,933 交互に出るように なっています― 334 00:16:11,800 --> 00:16:14,200 箸休めにする野菜にも― 335 00:16:14,300 --> 00:16:17,066 ご主人ならではの 一工夫― 336 00:16:17,733 --> 00:16:20,366 天ぷらは あくまでも蒸し料理― 337 00:16:20,466 --> 00:16:23,900 決して揚げ過ぎないように 心を配っています― 338 00:16:26,466 --> 00:16:28,766 衣は あくまでもカラッと― 339 00:16:28,866 --> 00:16:31,900 それでいて 中身は みずみずしく― 340 00:16:32,900 --> 00:16:36,100 野菜本来の香りと 甘みを引き出すため― 341 00:16:36,200 --> 00:16:40,400 芯まで火を通さないのが たくみの真骨頂― 342 00:16:42,400 --> 00:16:43,300 更に― 343 00:16:43,400 --> 00:16:45,966 ふきのとうは 丹念に1枚1枚― 344 00:16:46,066 --> 00:16:48,966 花びらを開かせてから 揚げていきます― 345 00:16:50,133 --> 00:16:53,900 これは 見た目を美しく 見せるだけでなく― 346 00:16:54,000 --> 00:16:56,400 火を通りやすく することにより― 347 00:16:56,500 --> 00:16:58,566 独特の苦みを抑え― 348 00:16:58,833 --> 00:17:00,333 芯の部分の甘みを― 349 00:17:00,433 --> 00:17:02,366 引き立たせるための 工夫です― 350 00:17:08,266 --> 00:17:10,433 黄金(こがね)の衣を身にまとい― 351 00:17:10,533 --> 00:17:12,533 優雅に花開いた ふきのとう― 352 00:17:13,200 --> 00:17:15,099 ひとたび味わえば― 353 00:17:15,200 --> 00:17:19,700 口の中いっぱいに 春の喜びが広がります 354 00:17:21,200 --> 00:17:21,800 (女の子)ねえ この店の ご主人って 355 00:17:21,800 --> 00:17:22,533 (女の子)ねえ この店の ご主人って 356 00:17:21,800 --> 00:17:22,533 (男の子)ん? 357 00:17:22,533 --> 00:17:24,300 (女の子)ねえ この店の ご主人って 358 00:17:24,400 --> 00:17:29,133 油に材料を入れるとき 入れ方が乱暴じゃない? 359 00:17:29,233 --> 00:17:32,433 (男の子)いや あれは勇気を試してるのさ 360 00:17:32,533 --> 00:17:33,966 勇気? 361 00:17:34,133 --> 00:17:38,766 たまには 高温の油が跳ね返ることもある 362 00:17:39,100 --> 00:17:41,633 そりゃもう “あちー!”って 363 00:17:41,833 --> 00:17:44,000 それって勇気なの? 364 00:17:44,100 --> 00:17:47,366 (男の子)男の勇気を 君は よく分かってないよ 365 00:17:49,066 --> 00:17:50,366 (ナレーター) そういえば先ほどから― 366 00:17:50,466 --> 00:17:53,066 ご主人 タネを油の中に― 367 00:17:53,166 --> 00:17:54,866 投げ込むように 入れています― 368 00:17:55,200 --> 00:17:58,033 一見 雑とも思える この揚げ方には― 369 00:17:58,133 --> 00:17:59,866 ある理由があるんです― 370 00:17:59,966 --> 00:18:02,566 それは 一体 なあに? 371 00:18:06,566 --> 00:18:07,766 (ナレーター) 正解は― 372 00:18:07,866 --> 00:18:10,000 タネを 投げ込むことによって― 373 00:18:10,266 --> 00:18:13,300 衣を できるだけ 薄くするためです― 374 00:18:15,833 --> 00:18:16,966 例えば― 375 00:18:17,066 --> 00:18:19,900 キスの天ぷらを見れば よく分かります― 376 00:18:20,466 --> 00:18:21,833 ご覧ください― 377 00:18:21,966 --> 00:18:25,300 衣が針のように 立った 状態で固まります― 378 00:18:25,400 --> 00:18:28,000 これを 〝衣が立つ〞と呼び― 379 00:18:28,100 --> 00:18:30,900 腕のよい職人の 証しなのです― 380 00:18:33,433 --> 00:18:35,700 ただし 同じ天ぷらでも― 381 00:18:35,966 --> 00:18:37,433 食べ方が違えば― 382 00:18:37,533 --> 00:18:40,200 衣の仕上げ方も 違います― 383 00:18:40,733 --> 00:18:44,633 こちらの〝伊勢屋(いせや)〞は 明治22年 創業― 384 00:18:44,733 --> 00:18:46,333 天丼の老舗― 385 00:18:46,866 --> 00:18:49,233 まるで時が 止まったよう― 386 00:18:52,066 --> 00:18:54,766 天丼を売りにする この お店では― 387 00:18:54,900 --> 00:18:56,700 粉を濃いめに溶き― 388 00:18:56,933 --> 00:18:59,133 タネに しっかり衣を付けます― 389 00:18:59,233 --> 00:19:01,066 そして できるだけ― 390 00:19:01,166 --> 00:19:03,466 厚くなるように 揚げていきます 391 00:19:08,000 --> 00:19:08,933 (東)いいな 音が 392 00:19:09,033 --> 00:19:13,000 (ナレーター)タネを 覆い隠すように揚がった厚い衣― 393 00:19:17,933 --> 00:19:18,866 そして― 394 00:19:19,066 --> 00:19:21,366 天丼の命ともいえる つゆを― 395 00:19:21,466 --> 00:19:23,433 揚がったばかりの 巨大な衣に― 396 00:19:23,533 --> 00:19:25,200 惜しげもなくかけ― 397 00:19:25,300 --> 00:19:27,733 味を十分に染み込ませます― 398 00:19:27,833 --> 00:19:29,966 これぞ伊勢屋流 399 00:19:32,433 --> 00:19:34,633 (谷原(たにはら)さん)つゆが あの 衣に染み込んで― 400 00:19:34,733 --> 00:19:37,900 そのまま 御飯と 一緒に頬張ると 401 00:19:41,633 --> 00:19:42,533 (ナレーター) どのタネも― 402 00:19:42,633 --> 00:19:44,600 厚い衣に覆われ― 403 00:19:44,700 --> 00:19:47,300 つゆを たっぷりと吸い込んでいます― 404 00:19:47,566 --> 00:19:51,666 一口 頬張れば 心まで豊かな気持ちに― 405 00:19:54,766 --> 00:19:55,400 一方― 406 00:19:55,400 --> 00:19:55,600 一方― (東)ここ 俺 いっつも 出前 取ってるところ 407 00:19:55,600 --> 00:19:55,700 (東)ここ 俺 いっつも 出前 取ってるところ 408 00:19:55,700 --> 00:19:57,833 (東)ここ 俺 いっつも 出前 取ってるところ おそば屋さんの 天ぷらには― 409 00:19:57,933 --> 00:19:59,733 どんな こだわりが あるのでしょう 410 00:20:00,500 --> 00:20:01,633 ここ うちの近所 411 00:20:01,633 --> 00:20:02,166 ここ うちの近所 412 00:20:01,633 --> 00:20:02,166 (ナレーター) こちらは浅草(あさくさ)に店を構える― 413 00:20:02,166 --> 00:20:04,766 (ナレーター) こちらは浅草(あさくさ)に店を構える― 414 00:20:04,866 --> 00:20:07,500 そばの名店“弁天(べんてん)―” 415 00:20:09,666 --> 00:20:12,733 こちらでは 一度 油に入れた天ぷらに― 416 00:20:13,700 --> 00:20:17,266 上から衣を 更に足していきます 417 00:20:19,700 --> 00:20:20,900 (ナレーター) では この― 418 00:20:21,000 --> 00:20:25,366 衣を大きくしていく 揚げ方の名前は なあに? 419 00:20:31,400 --> 00:20:34,300 (宮嶋さん)エビ自体に 衣を付けますよね 420 00:20:34,400 --> 00:20:36,666 その上に 花をまた咲かすと 421 00:20:37,366 --> 00:20:39,400 (ナレーター) 正解は 〝花揚(はなあ)げ―〞 422 00:20:41,100 --> 00:20:42,466 その名のとおり― 423 00:20:42,566 --> 00:20:44,033 衣をよく見ると― 424 00:20:44,133 --> 00:20:46,700 小さな花が 咲いているようです― 425 00:20:48,866 --> 00:20:50,700 ゆでたての おそばとよく合う― 426 00:20:50,800 --> 00:20:52,666 花揚げの天ぷら― 427 00:20:52,900 --> 00:20:55,800 さっくりと おいしく膨らんだ衣が― 428 00:20:55,900 --> 00:20:58,533 おかずの役割を 果たします― 429 00:21:02,466 --> 00:21:05,566 更に 崩れ落ちた 衣の かけらが― 430 00:21:05,666 --> 00:21:07,933 そばと見事に絡み合い― 431 00:21:08,033 --> 00:21:12,033 実に 奥深い味わいを 生み出すのです 432 00:21:15,900 --> 00:21:18,733 (男の子)ん… ん… ん… ん… 433 00:21:18,833 --> 00:21:20,733 (女の子)あー (男の子)んあー ― 434 00:21:20,866 --> 00:21:23,400 いやあ 食べた食べた― 435 00:21:23,500 --> 00:21:24,800 さてと… 436 00:21:29,333 --> 00:21:31,466 うーん どうする? 437 00:21:32,166 --> 00:21:34,633 食べたいけど どうしよう 438 00:21:34,733 --> 00:21:37,000 もう おなかいっぱいなのよね 439 00:21:37,600 --> 00:21:39,366 じゃあ やめとく? 440 00:21:39,566 --> 00:21:41,533 (女の子)うーん 大丈夫! 441 00:21:41,633 --> 00:21:43,400 やっぱり天丼にする 442 00:21:44,000 --> 00:21:45,566 (男の子)おなか大丈夫なの? 443 00:21:46,100 --> 00:21:47,766 (女の子)大丈夫だって! 444 00:21:47,866 --> 00:21:50,466 天丼は別腹だから 445 00:21:50,566 --> 00:21:51,166 えー! 446 00:21:51,166 --> 00:21:51,966 えー! 447 00:21:51,166 --> 00:21:51,966 (スタジオの笑い声) 448 00:21:51,966 --> 00:21:53,433 (スタジオの笑い声) 449 00:21:55,066 --> 00:21:56,033 (ナレーター)天丼と並ぶ― 450 00:21:56,133 --> 00:21:59,733 天ぷら屋さんの締め 天茶の作り方― 451 00:22:01,033 --> 00:22:03,466 新鮮な小柱と みつばに― 452 00:22:03,600 --> 00:22:05,300 むらなく打ち粉をして― 453 00:22:05,400 --> 00:22:08,233 衣に絡めて よくなじませます― 454 00:22:12,166 --> 00:22:13,100 そして― 455 00:22:13,200 --> 00:22:16,133 油に入れて作るのは かき揚げ― 456 00:22:16,533 --> 00:22:18,600 一度 落としたタネの上に― 457 00:22:18,700 --> 00:22:21,133 更に タネを 加えることによって― 458 00:22:21,233 --> 00:22:23,800 ボリューム満点に仕上げます― 459 00:22:29,066 --> 00:22:32,900 このとき むやみに 形を整えようとすると― 460 00:22:33,000 --> 00:22:33,933 崩れて― 461 00:22:34,033 --> 00:22:37,800 パリッとした衣の食感が なくなってしまうそうです― 462 00:22:45,433 --> 00:22:47,300 御飯に かき揚げを載せ― 463 00:22:47,666 --> 00:22:50,366 お茶をついで 頂く天茶― 464 00:22:50,666 --> 00:22:54,366 “近藤”のご主人が勧める おいしい食べ方とは― 465 00:22:57,133 --> 00:22:59,666 まず かき揚げではなく― 466 00:22:59,766 --> 00:23:02,366 御飯に少しだけ お茶をつぎ― 467 00:23:02,466 --> 00:23:04,366 かき揚げの 香ばしさと一緒に― 468 00:23:04,466 --> 00:23:06,733 その味を楽しみます― 469 00:23:11,566 --> 00:23:14,800 続いて 半分残した かき揚げに― 470 00:23:14,900 --> 00:23:17,333 たっぷりと お茶をつぎます― 471 00:23:17,966 --> 00:23:18,933 そして― 472 00:23:19,100 --> 00:23:22,333 御飯と かき揚げが 混然一体となるまで― 473 00:23:22,433 --> 00:23:25,400 お茶の中で じっくりと なじませてから― 474 00:23:25,500 --> 00:23:28,433 さらさらと流し込むように 頂きます― 475 00:23:29,033 --> 00:23:31,200 お茶のつぎ方を変えるだけで― 476 00:23:31,300 --> 00:23:34,233 2つの味を 楽しむことができます― 477 00:23:34,466 --> 00:23:36,666 一口に天ぷらといっても― 478 00:23:36,766 --> 00:23:39,200 その奥は深いのです 479 00:23:53,200 --> 00:23:55,533 (ナレーター)素材のうまみを 最大限に引き出す― 480 00:23:55,633 --> 00:23:57,766 極上の調理法― 481 00:23:58,533 --> 00:24:00,800 天ぷらっていいな 482 00:24:01,900 --> 00:24:04,266 (増田) なんと全員 不正解― 483 00:24:04,366 --> 00:24:05,533 正解者ゼロ 484 00:24:05,633 --> 00:24:06,766 (地井)今日は 早速 行って― 485 00:24:06,866 --> 00:24:07,833 自慢したいですね 486 00:24:08,033 --> 00:24:10,100 “あー さすが 音が流れてないね”なんてね 487 00:24:10,100 --> 00:24:10,766 “あー さすが 音が流れてないね”なんてね 488 00:24:10,100 --> 00:24:10,766 (スタッフの笑い声) 489 00:24:10,766 --> 00:24:13,600 (スタッフの笑い声) 490 00:24:16,866 --> 00:24:18,333 (男の子)早く早く 491 00:24:18,433 --> 00:24:21,366 (女の子)ちょっと何よ? 一体 492 00:24:21,633 --> 00:24:22,966 (男の子)ここ ここ 493 00:24:23,066 --> 00:24:26,266 (女の子)ちょっと やだ 何のぞいてるの? 494 00:24:26,366 --> 00:24:28,533 (男の子)あー すごいんだよ 495 00:24:28,633 --> 00:24:31,400 (女の子) 何が すごいの? 496 00:24:32,400 --> 00:24:33,266 (男の子)ほら 497 00:24:33,366 --> 00:24:34,333 (女の子)ん? 498 00:24:34,466 --> 00:24:37,266 うわあ ほんとだ すごい! 499 00:24:37,366 --> 00:24:38,800 (男の子)だろ? 500 00:24:39,800 --> 00:24:42,166 (地井)何だ? 何だ? (萬田)何だろ? また 501 00:24:43,833 --> 00:24:45,500 (増田)「和の職人」の コーナーです 502 00:24:46,066 --> 00:24:47,000 (ナレーター)この方― 503 00:24:47,100 --> 00:24:50,433 何を作っている 職人さんなのでしょうか― 504 00:24:55,000 --> 00:24:55,966 これから お見せする― 505 00:24:56,066 --> 00:24:59,066 4つの鍵をヒントに お答えください 506 00:25:18,900 --> 00:25:20,000 (ナレーター) この4つを使って― 507 00:25:20,100 --> 00:25:21,766 職人さんが作るもの― 508 00:25:21,866 --> 00:25:23,766 一体 なあに? 509 00:25:25,800 --> 00:25:28,533 (増田)珍しいものでは 決してありません 510 00:25:28,633 --> 00:25:30,500 (東) 珍しいものではない? 511 00:25:31,366 --> 00:25:32,866 (増田) 道具だけではなくて― 512 00:25:32,966 --> 00:25:35,466 この中に当然 材料も 含まれるわけですから― 513 00:25:35,566 --> 00:25:38,166 全く同じものとは いえませんが― 514 00:25:38,266 --> 00:25:40,066 ちなみに 私の家にもあります― 515 00:25:40,066 --> 00:25:40,333 ちなみに 私の家にもあります― (地井)え? 516 00:25:40,333 --> 00:25:40,666 (地井)え? 517 00:25:40,666 --> 00:25:40,933 (地井)え? (増田)地井さんの ご自宅には― 518 00:25:40,933 --> 00:25:43,100 (増田)地井さんの ご自宅には― 519 00:25:43,200 --> 00:25:45,233 まず あると思うんですが (地井)ある? 520 00:25:46,466 --> 00:25:47,533 (ナレーター) その職人さんが― 521 00:25:47,633 --> 00:25:49,066 使う材料は― 522 00:25:49,166 --> 00:25:52,333 ここ 和歌山県で作られます― 523 00:25:54,466 --> 00:25:57,633 原料はウルシ科の植物― 524 00:25:57,733 --> 00:25:59,866 ハゼの木になる実― 525 00:26:02,700 --> 00:26:05,700 秋の終わりに 収穫されたハゼの実は― 526 00:26:05,800 --> 00:26:07,066 あくを抜くため― 527 00:26:07,166 --> 00:26:09,600 約2年間 倉で寝かされます― 528 00:26:11,033 --> 00:26:12,033 あくが強いと― 529 00:26:12,133 --> 00:26:15,566 出来上がりの色合いが よくならないからです― 530 00:26:19,600 --> 00:26:20,966 2年間 寝かされ― 531 00:26:21,366 --> 00:26:23,700 あく抜きをして熟成した実は― 532 00:26:23,800 --> 00:26:28,233 昔の面影が 今なお残る作業場へ― 533 00:26:32,200 --> 00:26:35,000 まずは 機械式の石臼で― 534 00:26:35,100 --> 00:26:37,233 粗く ひいていきます― 535 00:26:43,700 --> 00:26:44,933 更に蒸気で― 536 00:26:45,033 --> 00:26:47,300 約7~8分 蒸した後― 537 00:26:47,400 --> 00:26:50,866 熱いうちに 次の工程へと移ります― 538 00:26:59,533 --> 00:27:03,000 初代から受け継がれてきた 油圧式の圧搾機― 539 00:27:04,866 --> 00:27:06,633 昔ながらの方法で― 540 00:27:06,733 --> 00:27:08,733 1滴たりとも 残さぬよう― 541 00:27:08,833 --> 00:27:12,100 こうして実を丁寧に 搾っていくのです― 542 00:27:16,700 --> 00:27:19,333 この液体が大切な材料― 543 00:27:19,500 --> 00:27:20,333 果たして― 544 00:27:20,433 --> 00:27:23,166 職人さんが作っているものは なあに? 545 00:27:27,133 --> 00:27:28,333 (ナレーター)この方― 546 00:27:28,433 --> 00:27:31,466 何を作っている職人さん なのでしょうか? 547 00:27:38,233 --> 00:27:40,900 (ナレーター) この4つをヒントに お考えください― 548 00:27:43,733 --> 00:27:46,666 ウルシ科の植物 ハゼの実をひき― 549 00:27:46,766 --> 00:27:47,900 蒸した後― 550 00:27:48,000 --> 00:27:50,466 圧搾機で 搾っていきます― 551 00:27:51,466 --> 00:27:55,066 搾り出された 深い緑色の液の温度は― 552 00:27:55,166 --> 00:27:57,000 およそ60度― 553 00:27:59,733 --> 00:28:02,200 人肌まで自然に冷ましてから― 554 00:28:02,300 --> 00:28:04,900 器に流し込まれます― 555 00:28:05,533 --> 00:28:08,366 これは 熱いまま器に入れて― 556 00:28:08,466 --> 00:28:11,400 ひび割れてしまうのを 防ぐためです 557 00:28:13,000 --> 00:28:14,466 (吉田さん) これ1回分で― 558 00:28:15,366 --> 00:28:17,000 3つ… 3つ4つ分かな 559 00:28:17,100 --> 00:28:17,866 (スタッフ) あれを3つ分しか― 560 00:28:17,966 --> 00:28:18,533 取れないんですか? 561 00:28:18,533 --> 00:28:19,166 取れないんですか? (吉田さん)そうです 562 00:28:19,166 --> 00:28:19,400 (吉田さん)そうです 563 00:28:20,200 --> 00:28:21,600 (スタッフ) そうなんですか― 564 00:28:21,833 --> 00:28:23,366 貴重ですね 565 00:28:23,466 --> 00:28:25,366 貴重です 1滴でも 566 00:28:27,000 --> 00:28:28,700 (ナレーター) 冷えて固まると― 567 00:28:28,966 --> 00:28:32,666 深い緑色は やがて美しい うぐいす色へ― 568 00:28:32,766 --> 00:28:35,900 これが職人さんの使う材料 569 00:28:35,900 --> 00:28:36,066 これが職人さんの使う材料 570 00:28:35,900 --> 00:28:36,066 (牧田)材料なんだ 571 00:28:36,066 --> 00:28:37,166 (牧田)材料なんだ 572 00:28:38,233 --> 00:28:39,566 (萬田)せっけん? 573 00:28:41,033 --> 00:28:42,833 (増田) まだまだ続きますよ 574 00:28:42,933 --> 00:28:45,266 (ナレーター)こうして 出来上がった材料が― 575 00:28:45,400 --> 00:28:47,566 ようやく今回の主人公― 576 00:28:47,666 --> 00:28:51,000 愛知県の職人さんの手に 渡ります― 577 00:28:52,966 --> 00:28:55,466 明治40年 創業以来― 578 00:28:55,566 --> 00:28:56,733 変わらぬ技を― 579 00:28:56,833 --> 00:28:59,366 今に伝える3代目です― 580 00:29:03,666 --> 00:29:04,900 その作業は― 581 00:29:05,000 --> 00:29:07,933 手元に届いた うぐいす色の材料を― 582 00:29:08,033 --> 00:29:11,100 炭火で溶かすことから 始まります― 583 00:29:17,966 --> 00:29:21,066 その間に イグサの皮をむき― 584 00:29:21,266 --> 00:29:22,900 中から 〝髄〞と呼ばれる― 585 00:29:23,000 --> 00:29:25,633 柔らかい芯を 取り出します― 586 00:29:31,366 --> 00:29:32,200 これを― 587 00:29:32,300 --> 00:29:34,433 あらかじめ 和紙を巻いておいた― 588 00:29:34,533 --> 00:29:37,233 木の串に 丁寧に巻きつけます― 589 00:29:37,333 --> 00:29:40,366 これが “巻き”といわれる作業です― 590 00:29:48,800 --> 00:29:51,400 その上に 更に真綿をかけ― 591 00:29:51,500 --> 00:29:53,933 ようやく原型が出来上がります― 592 00:29:54,033 --> 00:29:57,000 ここまではまだ ほんの序の口― 593 00:30:02,366 --> 00:30:03,600 その原型に― 594 00:30:03,900 --> 00:30:06,666 持ち手となる 串を刺してから― 595 00:30:06,766 --> 00:30:08,966 先端に菜種油と― 596 00:30:09,066 --> 00:30:10,366 液体状になった― 597 00:30:10,466 --> 00:30:13,666 先ほどの材料を付けて乾燥― 598 00:30:18,200 --> 00:30:19,766 乾いたところで― 599 00:30:19,866 --> 00:30:23,166 今度は液体状の材料を 全体に付け― 600 00:30:23,266 --> 00:30:25,066 串を もむようにして― 601 00:30:25,166 --> 00:30:29,366 均等に行き渡らせたら 再び乾かします― 602 00:30:29,566 --> 00:30:31,566 温度を 一定に保ちながら― 603 00:30:31,666 --> 00:30:34,100 自然にゆっくりと― 604 00:30:40,700 --> 00:30:43,266 その間も 職人さんの手は― 605 00:30:43,366 --> 00:30:45,266 止まることが ありません― 606 00:30:47,166 --> 00:30:50,666 大きな鉢に入れられた 液体状の材料を― 607 00:30:50,766 --> 00:30:54,800 今度は長い棒を使って 練っていくのです― 608 00:31:01,500 --> 00:31:04,533 これは 材料の密度を濃くし― 609 00:31:04,633 --> 00:31:07,300 滑らかな 仕上がりにするため― 610 00:31:15,866 --> 00:31:18,000 その作業の大変さは― 611 00:31:18,100 --> 00:31:19,466 5年ほどで― 612 00:31:19,566 --> 00:31:22,333 こんなに短くなってしまう 棒を見れば― 613 00:31:22,433 --> 00:31:24,200 一目瞭然― 614 00:31:27,533 --> 00:31:30,166 練り続けること約1時間― 615 00:31:30,466 --> 00:31:33,466 この絶妙な さじ加減を知っているのは― 616 00:31:33,566 --> 00:31:35,766 職人さんの手だけ― 617 00:31:37,166 --> 00:31:38,866 練り上げた材料を― 618 00:31:38,966 --> 00:31:41,633 今度は串に 塗り付けていきます― 619 00:31:42,233 --> 00:31:44,866 材料は とても固まりやすいため― 620 00:31:44,966 --> 00:31:46,900 常に手で こねながらの作業― 621 00:31:51,300 --> 00:31:52,566 鉢から手で すくっては― 622 00:31:52,666 --> 00:31:54,066 塗り付ける― 623 00:31:54,166 --> 00:31:56,100 この作業は 1本につき― 624 00:31:56,200 --> 00:31:59,533 およそ15回から20回 繰り返されます― 625 00:32:02,233 --> 00:32:05,033 ゆっくりと 自然乾燥した後は― 626 00:32:05,200 --> 00:32:08,733 包丁で粗く削り 形を整えます 627 00:32:10,133 --> 00:32:11,933 (松井(まつい)さん) 上から少しずつ… 628 00:32:16,066 --> 00:32:17,133 (スタッフ)この後 かんなを かける? 629 00:32:17,233 --> 00:32:18,433 はい そうです 630 00:32:20,366 --> 00:32:21,666 (ナレーター) 刃先が湾曲した― 631 00:32:21,766 --> 00:32:23,600 この特殊な かんな― 632 00:32:26,066 --> 00:32:28,933 その刃を 炭火で温めながら― 633 00:32:29,066 --> 00:32:31,233 より美しく滑らかに― 634 00:32:31,333 --> 00:32:35,266 思い描く形を 削り出していくのです― 635 00:32:42,266 --> 00:32:45,400 削っては 手で その感触を確かめ― 636 00:32:45,600 --> 00:32:48,066 形を確認しては また削る― 637 00:32:49,000 --> 00:32:52,300 何度となく繰り返される 作業の末に― 638 00:32:52,466 --> 00:32:56,066 ようやく生まれる 美しい曲線です― 639 00:32:59,033 --> 00:33:00,466 更に もう一度― 640 00:33:00,566 --> 00:33:02,133 下掛け塗り― 641 00:33:02,366 --> 00:33:05,233 今度は材料を 縦方向に塗って― 642 00:33:05,333 --> 00:33:07,266 太さを出していきます― 643 00:33:08,800 --> 00:33:10,866 この作業は1本につき― 644 00:33:10,966 --> 00:33:14,866 先ほどより多い 20回から30回― 645 00:33:16,533 --> 00:33:18,666 その 全てが手作業― 646 00:33:18,933 --> 00:33:21,333 たった1人での仕事です― 647 00:33:25,200 --> 00:33:27,633 いよいよ ここからが仕上げ― 648 00:33:27,900 --> 00:33:30,366 下掛け塗りと 同じ材料を― 649 00:33:30,466 --> 00:33:33,700 鉢から ひとすくい分 丁寧に塗り付け― 650 00:33:33,933 --> 00:33:37,366 表面の凸凹を なくすように仕上げていきます― 651 00:33:37,700 --> 00:33:40,766 一番 太いところで 直径5センチ― 652 00:33:41,100 --> 00:33:42,966 この太さになるまでに― 653 00:33:43,066 --> 00:33:46,166 塗り重ねた回数は 実に 50回― 654 00:33:48,800 --> 00:33:52,200 最後に 炭火で温めた 包丁を使い― 655 00:33:52,800 --> 00:33:54,633 ゆっくり溶かしながら― 656 00:33:54,733 --> 00:33:57,933 先端の太い部分を 切り落とします― 657 00:34:05,333 --> 00:34:07,366 中から出てきたのは― 658 00:34:07,600 --> 00:34:10,233 何やら見覚えありませんか? 659 00:34:11,000 --> 00:34:12,300 (地井)ろうそくだ 660 00:34:13,566 --> 00:34:16,100 (ナレーター)更に 下の方を切り落とすと― 661 00:34:16,699 --> 00:34:19,300 もう皆さん お分かりですね 662 00:34:22,699 --> 00:34:24,866 (ナレーター)職人さんが 作っていたのは― 663 00:34:24,966 --> 00:34:25,933 〝和ろうそく〞でした 664 00:34:25,933 --> 00:34:26,833 〝和ろうそく〞でした (牧田) わあ すごいきれい 665 00:34:26,833 --> 00:34:27,533 (牧田) わあ すごいきれい 666 00:34:29,366 --> 00:34:30,766 (ナレーター) 創業以来― 667 00:34:30,866 --> 00:34:32,800 純植物性の 和ろうそくを― 668 00:34:32,900 --> 00:34:35,233 作り続けてきた 職人さん― 669 00:34:36,600 --> 00:34:38,466 その代表的な形― 670 00:34:38,833 --> 00:34:40,966 いかり型の断面は― 671 00:34:41,066 --> 00:34:43,233 年輪模様の数が 多いほど― 672 00:34:43,333 --> 00:34:45,500 上質とされています― 673 00:34:51,100 --> 00:34:54,699 火を ともすと そのよさが分かります― 674 00:34:57,200 --> 00:35:00,666 まずは 芯の周りが すり鉢状のため― 675 00:35:00,766 --> 00:35:02,633 ろうが垂れにくい― 676 00:35:02,900 --> 00:35:06,266 更に 芯に使う イグサが太い上に― 677 00:35:06,366 --> 00:35:08,200 溶けた ろうを吸い上げる力が― 678 00:35:08,300 --> 00:35:10,900 強いため 洋ろうそくに比べ― 679 00:35:11,600 --> 00:35:14,233 火が消えにくいと 言われています 680 00:35:17,433 --> 00:35:19,100 (東たち)すごい 681 00:35:19,633 --> 00:35:22,266 (ナレーター) 純植物性の材料ゆえ― 682 00:35:22,366 --> 00:35:26,833 油煙が少なく 環境にも優しい和ろうそく― 683 00:35:27,766 --> 00:35:31,233 いつまでも消えることのない その炎は― 684 00:35:31,333 --> 00:35:34,933 職人さんの情熱 そのものなのです 685 00:35:36,400 --> 00:35:38,433 すばらしい (萬田)すばらしい 686 00:35:39,233 --> 00:35:40,933 (増田) 答えは〝和ろうそく〞で ございました 687 00:35:40,933 --> 00:35:41,733 (増田) 答えは〝和ろうそく〞で ございました (地井)〝和〞だよね 688 00:35:41,733 --> 00:35:41,833 (地井)〝和〞だよね 689 00:35:41,833 --> 00:35:42,200 (地井)〝和〞だよね (東)正解でしょ これ 690 00:35:42,200 --> 00:35:42,533 (東)正解でしょ これ 691 00:35:42,533 --> 00:35:43,133 (東)正解でしょ これ (地井)いやいや 〝和〞ろうそくだからね 692 00:35:43,133 --> 00:35:44,000 (地井)いやいや 〝和〞ろうそくだからね 693 00:35:44,000 --> 00:35:44,700 (地井)いやいや 〝和〞ろうそくだからね (東)ろうそくだから― 694 00:35:44,800 --> 00:35:45,900 そういうことでしょ だって 695 00:35:46,000 --> 00:35:46,966 「和風総本家」なんだから 696 00:35:46,966 --> 00:35:47,933 「和風総本家」なんだから (スタッフの笑い声) 697 00:35:47,933 --> 00:35:48,033 (スタッフの笑い声) 698 00:35:48,033 --> 00:35:48,766 (スタッフの笑い声) 〝洋ろうそく〞なんて 699 00:35:48,766 --> 00:35:48,866 (スタッフの笑い声) 700 00:35:48,866 --> 00:35:50,366 (スタッフの笑い声) 言うわけないでしょ だって 701 00:35:50,366 --> 00:35:50,466 (スタッフの笑い声) 702 00:35:50,466 --> 00:35:50,766 (スタッフの笑い声) 703 00:35:50,466 --> 00:35:50,766 (増田)正解にしましょうかね 東さん正解です 704 00:35:50,766 --> 00:35:52,700 (増田)正解にしましょうかね 東さん正解です 705 00:35:53,300 --> 00:35:55,600 (東)何か ずっしりと重い感じがしますね 706 00:35:55,700 --> 00:35:57,233 ろうの香りっていうのが― 707 00:35:57,333 --> 00:35:59,166 せっけんにも似たようなというか