1 00:00:35,289 --> 00:00:48,119 (吉田)「死は好むべきにあらず。 また 憎むべきにあらず」。 2 00:00:48,119 --> 00:00:50,588 おい 飯だ! 3 00:00:50,588 --> 00:00:55,109 安政の大獄で捕らえられた 吉田松陰は➡ 4 00:00:55,109 --> 00:00:59,547 江戸に送られ 伝馬町の獄にいた。 5 00:00:59,547 --> 00:01:04,719 しかし 条約調印を巡って 吹き荒れた 攘夷の嵐は➡ 6 00:01:04,719 --> 00:01:07,619 止まらなかった。 7 00:01:09,924 --> 00:01:16,514 (勝)尚さん なにも走らなくても。 (川崎)ここが横浜?➡ 8 00:01:16,514 --> 00:01:21,919 以前 黒船を見に来た時には 何もない ただの漁村でしたが。 9 00:01:21,919 --> 00:01:24,222 (勝)異国人は利に賢い。➡ 10 00:01:24,222 --> 00:01:27,742 開港して1か月やそこらで もう この繁盛ぶりだ。 11 00:01:27,742 --> 00:01:32,142 (にぎわう声) 12 00:01:37,018 --> 00:01:41,818 あれは オロシアだな。 まるで異国のようですね。 13 00:01:43,841 --> 00:01:48,012 あっ 勝先生。 土産を買って 戻ります。 寅次郎さんの消息➡ 14 00:01:48,012 --> 00:01:51,212 早く 覚馬さんに知らせないと。 おう! 15 00:02:00,158 --> 00:02:03,845 How much is this? 16 00:02:03,845 --> 00:02:06,681 (浪士)や~! (悲鳴) 17 00:02:06,681 --> 00:02:08,781 (斬る音) 18 00:02:10,985 --> 00:02:13,721 貴様ら! 待て! 19 00:02:13,721 --> 00:02:20,044 安政6年 夏 大獄の弾圧が続く一方で➡ 20 00:02:20,044 --> 00:02:26,184 攘夷派の浪士が 異国人を襲撃する事件が続発。 21 00:02:26,184 --> 00:02:29,987 いけねえ。 こと切れてる。 22 00:02:29,987 --> 00:02:44,085 ♬~ 23 00:02:44,085 --> 00:02:48,923 松陰は 獄中から 同志たちに向けて➡ 24 00:02:48,923 --> 00:02:55,446 熱く激しい言葉を 書き続けていた。 25 00:02:55,446 --> 00:02:59,446 ♬~ 26 00:03:01,452 --> 00:03:09,627 ♬~(テーマ音楽) 27 00:03:09,627 --> 00:04:44,455 ♬~ 28 00:04:44,455 --> 00:04:55,049 ♬~ 29 00:04:55,049 --> 00:05:35,149 ♬~ 30 00:05:41,345 --> 00:05:49,945 (うら)すくすく伸びて 偉えなあ。 きれいな色の実が なった。 31 00:05:52,573 --> 00:05:55,259 あっ…。 32 00:05:55,259 --> 00:05:59,580 (八重)姉様は 豆や大根と 話 すんだなし。 33 00:05:59,580 --> 00:06:04,552 聞いてたのがし。 暑い中で➡ 34 00:06:04,552 --> 00:06:08,272 一生懸命に 伸びでんのが けなげでなあ➡ 35 00:06:08,272 --> 00:06:13,995 つい 声かけてしまうんだ。 話しても 豆には分がんねえよ。 36 00:06:13,995 --> 00:06:16,647 褒められたら 豆だって うれしいべ。 37 00:06:16,647 --> 00:06:20,951 早ぐ大ぎくなんべと 頑張ってくれる。 38 00:06:20,951 --> 00:06:27,441 ふ~ん… 姉様は 畑仕事が お好きだなし。 39 00:06:27,441 --> 00:06:30,644 土は 温けえからなし。 40 00:06:30,644 --> 00:06:36,484 武家のおなごが いいえ。 おかしいげんじょ。 41 00:06:36,484 --> 00:06:43,257 おいしい物を育ててくれで ありがとなし。 42 00:06:43,257 --> 00:06:46,143 ♬~ 43 00:06:46,143 --> 00:06:50,548 あっ 姉様 茎が ここまで伸びでる。 44 00:06:50,548 --> 00:06:55,052 手竹さ もうちっと 伸ばさねばなあ。 45 00:06:55,052 --> 00:07:09,116 ♬~ 46 00:07:09,116 --> 00:07:12,953 あれ? 小豆? 47 00:07:12,953 --> 00:07:17,792 (佐久)フフフフ… 赤飯さ 炊こうと思って。 48 00:07:17,792 --> 00:07:20,211 何か お祝い事? 49 00:07:20,211 --> 00:07:24,248 (笑い声) 50 00:07:24,248 --> 00:07:29,086 あのなし うらに ややこが できた。 51 00:07:29,086 --> 00:07:31,338 ややこ! (お吉)しっ! 52 00:07:31,338 --> 00:07:34,358 まだ 覚馬には 知らせてねえげんじょ。 53 00:07:34,358 --> 00:07:37,858 私は ばば様になる。 (笑い声) 54 00:07:40,114 --> 00:07:46,387 初めての ややこだから よ~ぐ 気を付けてやんねばな。 55 00:07:46,387 --> 00:07:48,806 はい! 56 00:07:48,806 --> 00:07:54,912 (うら) ♬「からす からすが こさえる」 57 00:07:54,912 --> 00:08:00,451 ♬~ 58 00:08:00,451 --> 00:08:04,789 (せみの声) 59 00:08:04,789 --> 00:08:06,789 (徳造)お帰んなんしょ。 60 00:08:08,843 --> 00:08:12,279 尚之助様 お帰んなんしょ。 (三郎)お帰んなんしょ。 61 00:08:12,279 --> 00:08:15,049 (うら)お帰んなんしょ。 (川崎)今 戻りました。 62 00:08:15,049 --> 00:08:17,985 うわ~! 63 00:08:17,985 --> 00:08:23,585 きれい…。 美しいごと! 64 00:08:26,010 --> 00:08:29,713 (覚馬)おう! こうもり傘というんです。 65 00:08:29,713 --> 00:08:33,113 鉄で出来てる。 贅沢なもんだ。 66 00:08:35,269 --> 00:08:38,939 透き通ってる…。 67 00:08:38,939 --> 00:08:41,325 横浜は メリケン人の店ばかりで➡ 68 00:08:41,325 --> 00:08:43,410 さっぱり 蘭語は 通じませんでした。 69 00:08:43,410 --> 00:08:46,347 それでも 江戸の商人たちは 異国の品の買い付けに➡ 70 00:08:46,347 --> 00:08:50,751 大勢 来ていましたよ。 田舎の村が 大した景気だな。 71 00:08:50,751 --> 00:08:55,022 おい あっち行って やれ。 はい! 72 00:08:55,022 --> 00:08:58,926 尚之助様も 無事お戻りで➡ 73 00:08:58,926 --> 00:09:03,226 姉様 今日は いい事ずくめだなし。 74 00:09:07,768 --> 00:09:12,957 で 寅次郎さんの様子は? 75 00:09:12,957 --> 00:09:16,177 評定所の ご詮議が 始まったところだそうです。 76 00:09:16,177 --> 00:09:19,377 詮議の筋は何だ? それが…。 77 00:09:21,615 --> 00:09:25,886 ご老中 間部詮勝様の襲撃を 企てたというのです。 78 00:09:25,886 --> 00:09:27,955 老中を襲う? 79 00:09:27,955 --> 00:09:33,544 間部様は井伊大老の走狗となって 弾圧に腕を振るっておりますゆえ。 80 00:09:33,544 --> 00:09:38,215 まさか 寅次郎さんに限って… そら 何かの間違いだべ。 81 00:09:38,215 --> 00:09:42,803 妙な話なんですが 自分から 罪を申し述べたというんです。 82 00:09:42,803 --> 00:09:44,855 えっ? 83 00:09:44,855 --> 00:09:50,561 (井戸)その方 攘夷派の首謀者 梅田雲浜と長州で密会し➡ 84 00:09:50,561 --> 00:09:53,347 何を企んだ? 85 00:09:53,347 --> 00:09:58,352 梅田殿とは 学問を談じたのみにございます。 86 00:09:58,352 --> 00:10:01,455 いや 攘夷派一党に与し➡ 87 00:10:01,455 --> 00:10:04,241 幕府を難ずる 落とし文を書いたであろう。 88 00:10:04,241 --> 00:10:08,162 僕は そのご一党とは 関わりございません。 89 00:10:08,162 --> 00:10:12,762 では 身は潔白と申すか? 90 00:10:14,685 --> 00:10:19,785 いいえ。 罪はございます。 91 00:10:22,009 --> 00:10:24,878 別の策を立てておりました。 92 00:10:24,878 --> 00:10:27,878 別の策とは? 93 00:10:29,850 --> 00:10:33,687 ご老中 間部詮勝様を襲い➡ 94 00:10:33,687 --> 00:10:37,007 こたびの弾圧の事 おいさめする策にございます。 95 00:10:37,007 --> 00:10:40,511 ご老中を襲うじゃと? 96 00:10:40,511 --> 00:10:46,750 脅しに屈した開国は 国土を異国に破られたも同然。 97 00:10:46,750 --> 00:10:52,489 こげな折に 国を憂う者を 弾圧しちょっては➡ 98 00:10:52,489 --> 00:10:54,642 人心は 離反するばかりじゃ! 99 00:10:54,642 --> 00:10:58,445 ご老中のお命を狙ったのだな? 繰り返し 諫言致し➡ 100 00:10:58,445 --> 00:11:02,549 それでも お聞き届けなき時は 一死をもって…。 101 00:11:02,549 --> 00:11:06,086 待ってつかぁさい! まだ 話は終わっちょらん! 102 00:11:06,086 --> 00:11:08,555 (覚馬)ご老中と差し違える?➡ 103 00:11:08,555 --> 00:11:11,809 寅次郎さんが そんな真似するはずは ねえ。 104 00:11:11,809 --> 00:11:14,211 あの人には 誰より 世界が見えてる。 105 00:11:14,211 --> 00:11:17,214 それが… 条約調印以来➡ 106 00:11:17,214 --> 00:11:20,150 人が変わったように 激しく攘夷を唱え➡ 107 00:11:20,150 --> 00:11:25,150 塾生たちにも 決起を 促していたそうなんです。 108 00:11:28,425 --> 00:11:30,725 (足音) 109 00:11:34,448 --> 00:11:38,485 (浪人)お頼み申す! お頼み申す! 110 00:11:38,485 --> 00:11:42,256 どなたか お見えになった。 111 00:11:42,256 --> 00:11:46,010 吉田様は どうなるんだべ? 112 00:11:46,010 --> 00:11:51,910 重追放… いや 島送りか。 113 00:11:54,151 --> 00:12:00,190 (浪人)先生は ご在宅でしょうか? 蘭学のご指南を賜りたく存ずる。 114 00:12:00,190 --> 00:12:02,790 俺に客のようだ。 115 00:12:09,083 --> 00:12:12,920 俺に用かね? 山本覚馬殿か? 116 00:12:12,920 --> 00:12:17,925 蘭学の話なら 日新館で承るが…。 117 00:12:17,925 --> 00:12:21,425 攘夷! 覚悟! 118 00:12:24,481 --> 00:12:28,018 (浪人)夷狄に おもねる 奸物め! 覚悟! 119 00:12:28,018 --> 00:12:30,318 (うら)やめてくなんしょ! 120 00:12:32,356 --> 00:12:35,756 やめてくなんしょ! 121 00:12:40,130 --> 00:12:42,116 うら! 122 00:12:42,116 --> 00:12:54,578 ♬~ 123 00:12:54,578 --> 00:12:56,830 出てきちゃなんねえ。 124 00:12:56,830 --> 00:12:58,949 ♬~ 125 00:12:58,949 --> 00:13:00,951 兄様! 126 00:13:00,951 --> 00:13:10,944 ♬~ 127 00:13:10,944 --> 00:13:13,664 (川崎)やめろ! (覚馬)尚之助! 128 00:13:13,664 --> 00:13:17,851 ♬~ 129 00:13:17,851 --> 00:13:19,851 おい! 130 00:13:21,855 --> 00:13:24,291 待て! 131 00:13:24,291 --> 00:13:30,380 うら! うら! うら なじょした? 132 00:13:30,380 --> 00:13:34,680 姉様 姉様! 八重 医者を呼べ! はい! 133 00:13:44,678 --> 00:13:51,278 (泣き声) 134 00:14:03,614 --> 00:14:09,486 諏訪社の方まで見て回りましたが 見つかりませんでした。 135 00:14:09,486 --> 00:14:11,986 そうか…。 136 00:14:14,675 --> 00:14:17,678 俺に隙があった。 137 00:14:17,678 --> 00:14:22,850 んだげんじょ あやつら まるで狂犬だ! 138 00:14:22,850 --> 00:14:25,719 やつらの言う 攘夷とは何だ? 139 00:14:25,719 --> 00:14:30,090 俺を斬って攘夷か? 異国の水夫を斬って攘夷か?➡ 140 00:14:30,090 --> 00:14:37,047 決起をあおり 老中を襲い 人の命さ 奪って それが攘夷か? 141 00:14:37,047 --> 00:14:42,052 見つけ出して ぶった斬る! (川崎)覚馬。 142 00:14:42,052 --> 00:14:44,121 父上。 143 00:14:44,121 --> 00:14:49,521 (権八)もう… 城下には おるまい。 144 00:14:59,720 --> 00:15:05,292 (覚馬)うらが… 不憫だ。 145 00:15:05,292 --> 00:15:07,394 ♬~ 146 00:15:07,394 --> 00:15:10,781 ≪(佐久)入っていいが? 147 00:15:10,781 --> 00:15:20,991 ♬~ 148 00:15:20,991 --> 00:15:25,012 旦那様は? 149 00:15:25,012 --> 00:15:28,048 さすけねえ。 150 00:15:28,048 --> 00:15:32,653 ♬~ 151 00:15:32,653 --> 00:15:42,053 おっ母様… 申し訳ごぜえやせん。 152 00:15:44,848 --> 00:15:48,569 大事な ややこを…。 153 00:15:48,569 --> 00:15:52,723 いいがら… 横になってろ。 154 00:15:52,723 --> 00:15:57,744 ♬~ 155 00:15:57,744 --> 00:16:05,485 旦那様に… おわびを…。 156 00:16:05,485 --> 00:16:10,991 ♬~ 157 00:16:10,991 --> 00:16:14,544 ありがてえなし。 158 00:16:14,544 --> 00:16:24,554 うらのおかげで 覚馬は命拾いした。 159 00:16:24,554 --> 00:16:28,175 ♬~ 160 00:16:28,175 --> 00:16:31,628 ありがてえなし。 161 00:16:31,628 --> 00:16:36,717 ♬~ 162 00:16:36,717 --> 00:16:42,456 申し訳… ごぜえやせん。 163 00:16:42,456 --> 00:17:03,356 ♬~ 164 00:17:05,979 --> 00:17:09,579 (鳥の鳴き声) 165 00:17:17,224 --> 00:17:19,977 あれ? 若奥様。 166 00:17:19,977 --> 00:17:23,847 (うら)おはようごぜえやす。 起きてきて 大丈夫が? 167 00:17:23,847 --> 00:17:30,947 おかげで よくなりやした。 おつけの菜っぱさ とってきやす。 168 00:17:33,890 --> 00:17:37,711 今日も すくすく 育ってくなんしょ。 169 00:17:37,711 --> 00:17:41,911 誰と話してんだ? いいがら。 170 00:17:44,117 --> 00:17:47,521 姉様 あんばいは いいのがし? 171 00:17:47,521 --> 00:17:50,791 ええ。 172 00:17:50,791 --> 00:17:53,577 これは? 173 00:17:53,577 --> 00:17:58,815 茎が伸びてたがら 竹を つないでみだげんじょ。 174 00:17:58,815 --> 00:18:01,101 八重さんが? はい! 175 00:18:01,101 --> 00:18:04,221 俺も手伝いやした。 176 00:18:04,221 --> 00:18:07,121 姉様が気にしてだがら。 177 00:18:09,259 --> 00:18:12,459 余計な事だったべか? 178 00:18:16,216 --> 00:18:23,807 豆が喜んでるみでえだ。 これで 伸び伸びできるって。 179 00:18:23,807 --> 00:18:29,279 ♬~ 180 00:18:29,279 --> 00:18:34,785 姉様 どこか痛むのですか? 181 00:18:34,785 --> 00:18:43,276 ♬~ 182 00:18:43,276 --> 00:18:48,482 (泣き声) 183 00:18:48,482 --> 00:18:56,082 ♬~ 184 00:19:00,877 --> 00:19:10,220 松陰に 裁きが下ったのは 安政6年10月27日。 185 00:19:10,220 --> 00:19:18,779 (井戸)「吉田松陰こと 寅次郎。 公儀をはばからず 不敬千万。➡ 186 00:19:18,779 --> 00:19:25,852 殊に 蟄居中の身で 梅田雲浜と一味致し候段」。 187 00:19:25,852 --> 00:19:30,707 今 何と? 死罪 申しつける! 188 00:19:30,707 --> 00:19:35,328 僕は 梅田雲浜の一党に 与したんじゃない! 189 00:19:35,328 --> 00:19:39,816 その申し渡し書は偽りじゃ! (井戸)神妙に致せ! 190 00:19:39,816 --> 00:19:43,687 ♬~ 191 00:19:43,687 --> 00:19:45,689 お覚悟を! 192 00:19:45,689 --> 00:19:49,759 刑は その日のうちに執行された。 193 00:19:49,759 --> 00:20:03,857 ♬~ 194 00:20:03,857 --> 00:20:06,893 ああ… あ~! 195 00:20:06,893 --> 00:20:11,031 うわ~! 196 00:20:11,031 --> 00:20:14,684 ♬~ 197 00:20:14,684 --> 00:20:20,757 なにも殺す事は ねえ。 殺す事は ねえんだよ! 198 00:20:20,757 --> 00:20:38,859 ♬~ 199 00:20:38,859 --> 00:20:45,382 (佐久間) まだ 死地に赴く時ではない。 200 00:20:45,382 --> 00:20:55,292 なぜ 事を急いだ… 寅次郎。 201 00:20:55,292 --> 00:20:59,446 ♬~ 202 00:20:59,446 --> 00:21:07,954 松陰刑死の知らせは 程なく 会津にも届いた。 203 00:21:07,954 --> 00:21:27,958 ♬~ 204 00:21:27,958 --> 00:21:31,458 折り合いが つかないのでしょう。 205 00:21:33,513 --> 00:21:39,119 寅次郎さんの死を悼む気持ちと 攘夷派への憎しみが➡ 206 00:21:39,119 --> 00:21:42,919 覚馬さんの中で せめぎ合って…。 207 00:21:45,458 --> 00:21:49,246 うらさんの事も ありますから。 208 00:21:49,246 --> 00:21:52,949 ♬~ 209 00:21:52,949 --> 00:22:01,608 吉田様も 兄様にとっては 大切な お人です。 210 00:22:01,608 --> 00:22:12,008 昔 一度 会ったきりだげんじょ 澄んだ 優しい目ぇして…。 211 00:22:14,054 --> 00:22:20,477 あのお方が 兄様を斬りつけた輩と 同じでしょうか? 212 00:22:20,477 --> 00:22:26,750 吉田様は 誰も殺してねえし 誰も傷つけては いねえ。 213 00:22:26,750 --> 00:22:31,588 そんじも 死なねばなんねえのですか? 214 00:22:31,588 --> 00:22:35,088 八重さん…。 215 00:22:37,143 --> 00:22:42,315 兄様が辛えと思うんです。 216 00:22:42,315 --> 00:22:49,572 大事なお人が亡ぐなったのに 悲しむ事が できねえなんて…。 217 00:22:49,572 --> 00:23:06,873 ♬~ 218 00:23:06,873 --> 00:23:09,273 (銃声) 219 00:23:12,762 --> 00:23:16,416 翌年の… 220 00:23:16,416 --> 00:23:22,922 通商条約の批准書を交わす 使節団が ワシントンに向かった。 221 00:23:22,922 --> 00:23:28,845 海舟は 随行する咸臨丸に 乗り込んでいた。 222 00:23:28,845 --> 00:23:31,481 うわっ! 223 00:23:31,481 --> 00:23:34,081 (笑い声) 224 00:23:36,119 --> 00:23:46,219 パシフィック 2,272里の旅だ。 メリケンを見てくるぜ 寅次郎さん。 225 00:23:59,042 --> 00:24:04,442 覚馬さん。 勝先生からです。 226 00:24:19,379 --> 00:24:22,949 (勝)「このたび メリケンへの渡航を仰せつかった。➡ 227 00:24:22,949 --> 00:24:25,251 出立までに時間がないが➡ 228 00:24:25,251 --> 00:24:30,851 松陰の事 急ぎ伝えねばならぬと 思い 筆を執った」。 229 00:24:48,391 --> 00:24:55,748 「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも➡ 230 00:24:55,748 --> 00:25:00,987 留め置かまし 大和魂」。 231 00:25:00,987 --> 00:25:04,887 何の歌でしょう? 232 00:25:13,750 --> 00:25:16,302 寅次郎さんの辞世だ。 233 00:25:16,302 --> 00:25:20,140 ♬~ 234 00:25:20,140 --> 00:25:24,494 (勝)「あの人の最期を伝えておく」。 235 00:25:24,494 --> 00:25:30,283 ♬~ 236 00:25:30,283 --> 00:25:32,952 (勝) 「斬首の申し渡しが下りたのは➡ 237 00:25:32,952 --> 00:25:38,825 『留魂録』と名付けた遺書を 書き終えた翌朝だそうだ」。 238 00:25:38,825 --> 00:25:43,313 ♬~ 239 00:25:43,313 --> 00:25:45,815 (勝)「最後のお白洲で 罪状が➡ 240 00:25:45,815 --> 00:25:50,136 ひどく ちっぽけなものに すり替えられていた。➡ 241 00:25:50,136 --> 00:25:54,574 あの人は 激しく抵抗したそうだ」。 242 00:25:54,574 --> 00:25:57,610 [ 回想 ] その申し渡し書は偽りじゃ! 神妙に致せ! 243 00:25:57,610 --> 00:26:02,482 ♬~ 244 00:26:02,482 --> 00:26:04,551 ご覚悟を! 245 00:26:04,551 --> 00:26:07,253 ♬~ 246 00:26:07,253 --> 00:26:14,043 ハハハハ。 こたびの大事 私一人なりとも死んでみせれば➡ 247 00:26:14,043 --> 00:26:17,547 後に残った者たちが きっと奮い立つ。 248 00:26:17,547 --> 00:26:21,184 この国を守るために! お静まりなされ! これ! 249 00:26:21,184 --> 00:26:24,554 天朝も 幕府も 藩も 要らん! 250 00:26:24,554 --> 00:26:29,192 ただ 身一つで立ち上がればよい! 立ち上がれ! 251 00:26:29,192 --> 00:26:32,111 ♬~ 252 00:26:32,111 --> 00:26:40,320 至誠にして動かざるものは 未だ これ あらざるなり! 253 00:26:40,320 --> 00:26:44,224 ♬~ 254 00:26:44,224 --> 00:26:47,944 (勝)「そして 叫んだ。➡ 255 00:26:47,944 --> 00:26:50,647 『誠を尽くせば➡ 256 00:26:50,647 --> 00:26:54,851 動かせないものなど 何もないのだ』と」。 257 00:26:54,851 --> 00:27:11,484 ♬~ 258 00:27:11,484 --> 00:27:19,058 (勝)「それから あの人は ゆっくりと 頭を下げた」。 259 00:27:19,058 --> 00:27:25,114 ♬~ 260 00:27:25,114 --> 00:27:32,088 (勝)「全てを飲み込んで 死んでいったそうだよ」。 261 00:27:32,088 --> 00:27:59,888 ♬~ 262 00:28:04,387 --> 00:28:07,507 兄様…。 263 00:28:07,507 --> 00:28:13,307 (覚馬)あの人は また ばか正直に…。 264 00:28:15,481 --> 00:28:18,981 お白洲で訴えたんだ。 265 00:28:22,522 --> 00:28:26,722 ご公儀のやり方は間違ってる。 266 00:28:28,695 --> 00:28:32,195 このままじゃ いけねえと。 267 00:28:35,368 --> 00:28:39,572 そのための命懸けだ。 268 00:28:39,572 --> 00:28:43,972 精いっぱいの誠だ。 269 00:28:49,315 --> 00:28:52,815 無謀であろうど…。 270 00:28:57,290 --> 00:29:00,890 愚かであろうど…。 271 00:29:07,316 --> 00:29:10,916 一人の人間に…。 272 00:29:13,790 --> 00:29:16,990 それ以上…。 273 00:29:21,614 --> 00:29:25,068 何が でぎる…。 274 00:29:25,068 --> 00:29:28,321 ♬~ 275 00:29:28,321 --> 00:29:31,290 兄様…。 276 00:29:31,290 --> 00:29:39,916 ♬~ 277 00:29:39,916 --> 00:29:54,347 「至誠にして 動かざるものは 未だ これ あらざるなり」。 278 00:29:54,347 --> 00:29:59,786 [ 回想 ] (吉田)君 会津の! おう おう!➡ 279 00:29:59,786 --> 00:30:05,124 しかし 会津の酒は うまいのう! 280 00:30:05,124 --> 00:30:20,473 ♬~ 281 00:30:20,473 --> 00:30:27,847 その年の重苦しい冬が ようやく明けた。 282 00:30:27,847 --> 00:30:32,034 尚之助様 時尾さん 早ぐ早ぐ! 283 00:30:32,034 --> 00:30:43,880 ♬~ 284 00:30:43,880 --> 00:30:50,119 ♬~(笛と太鼓) 285 00:30:50,119 --> 00:30:54,957 (覚馬)あれは小松村の獅子だな。 (うら)そうだなし。 286 00:30:54,957 --> 00:30:58,761 ♬~(笛と太鼓) 287 00:30:58,761 --> 00:31:02,215 もうちっと見てみっか? はい。 288 00:31:02,215 --> 00:31:23,653 ♬~(笛と太鼓) 289 00:31:23,653 --> 00:31:28,424 (時尾)あっ! あっ 与七郎だ。 290 00:31:28,424 --> 00:31:30,626 ♬~(笛と太鼓) 291 00:31:30,626 --> 00:31:32,912 (大蔵)おう 八重さん。 292 00:31:32,912 --> 00:31:38,150 ♬~(笛と太鼓) 293 00:31:38,150 --> 00:31:40,853 もう 大蔵様だよ。 294 00:31:40,853 --> 00:31:46,225 お父上が亡ぐなられて ご当主に なられたんだ。 295 00:31:46,225 --> 00:31:51,981 大蔵殿は 日新館で指折りの 秀才ですよ。 腕も立つ。➡ 296 00:31:51,981 --> 00:31:56,619 今に 会津を担う人物になると 大層な評判です。 297 00:31:56,619 --> 00:32:02,491 昔は 木登りでも 凧揚げでも 引けは取らなかったのにな。 298 00:32:02,491 --> 00:32:05,645 (笑い声) 299 00:32:05,645 --> 00:32:08,347 おう 来たぞ。 300 00:32:08,347 --> 00:32:10,850 ♬~(笛と太鼓) 301 00:32:10,850 --> 00:32:15,021 あれ? あちらからも来ましたよ。 302 00:32:15,021 --> 00:32:29,921 ♬~(笛と太鼓) 303 00:32:32,188 --> 00:32:35,408 (小松獅子)どけ! ここは おらたちが舞う場所だ! 304 00:32:35,408 --> 00:32:37,510 (天寧獅子)そっちこそ どけ! 305 00:32:37,510 --> 00:32:40,780 ひともんちゃく ありそうだな。 大丈夫ですか? ここで見ていて。 306 00:32:40,780 --> 00:32:45,117 彼岸獅子に喧嘩は付き物です。 なあ? うん。 307 00:32:45,117 --> 00:32:47,920 喧嘩も たまには息抜きだ。 308 00:32:47,920 --> 00:32:51,791 やるか! やるか お前! 309 00:32:51,791 --> 00:33:00,049 (言い争う声) 310 00:33:00,049 --> 00:33:02,885 危ねえ! (時尾)八重さん。 311 00:33:02,885 --> 00:33:05,671 ♬~ 312 00:33:05,671 --> 00:33:12,812 皆! 皆 鎮まれ! 皆 鎮まれ! 313 00:33:12,812 --> 00:33:18,618 子どもが目に入んねえか! 子どもが目に入んねえか! 314 00:33:18,618 --> 00:33:20,703 ♬~ 315 00:33:20,703 --> 00:33:25,825 うちの春坊。 ついてきたのか? 316 00:33:25,825 --> 00:33:28,861 (泣き声) どした? 317 00:33:28,861 --> 00:33:32,865 ♬~ 318 00:33:32,865 --> 00:33:36,002 どした? どっか痛えか? 319 00:33:36,002 --> 00:33:38,487 ♬~ 320 00:33:38,487 --> 00:33:40,756 大丈夫。 けがは ありませんよ。 321 00:33:40,756 --> 00:33:45,127 よがった。 ありがとなし。 ありがとなし。 322 00:33:45,127 --> 00:33:47,346 ♬~ 323 00:33:47,346 --> 00:33:49,815 (覚馬)よ~し! 今から仕切り直しだ。➡ 324 00:33:49,815 --> 00:33:53,653 小松獅子は あっち 天寧獅子は 向こう。➡ 325 00:33:53,653 --> 00:33:56,872 それ 踊れ 踊れ! (一同)オ~! 326 00:33:56,872 --> 00:33:59,592 ♬~ 327 00:33:59,592 --> 00:34:12,421 ♬~(笛と太鼓) 328 00:34:12,421 --> 00:34:14,840 ありがとなし。 いいや。 329 00:34:14,840 --> 00:34:21,640 さすがは八重さんだ。 素早い動き お見事でした。 330 00:34:24,850 --> 00:34:30,289 ♬~(笛と太鼓) 331 00:34:30,289 --> 00:34:37,446 大蔵様か…。 もう 与七郎では ねえな。 332 00:34:37,446 --> 00:34:56,946 ♬~(笛と太鼓) 333 00:35:08,044 --> 00:35:13,844 江戸に 遅い大雪が降った。 334 00:35:26,779 --> 00:35:32,485 (浪士)訴えの者にござる! お願いの者にござる! 335 00:35:32,485 --> 00:35:35,285 (供侍)駕籠訴は許さぬ! 控えよ! 336 00:35:39,775 --> 00:35:42,044 (銃声) 337 00:35:42,044 --> 00:35:44,797 (一同)うわ~! 338 00:35:44,797 --> 00:35:48,067 (井伊)ううっ…。 339 00:35:48,067 --> 00:36:17,630 ♬~ 340 00:36:17,630 --> 00:36:20,883 (刺す音) 341 00:36:20,883 --> 00:36:24,336 中に おるぞ! おい 出せ! 342 00:36:24,336 --> 00:36:31,310 ♬~ 343 00:36:31,310 --> 00:36:35,848 愚か者…。 344 00:36:35,848 --> 00:36:42,154 この日 井伊大老を襲撃し その首を討ったのは➡ 345 00:36:42,154 --> 00:36:46,258 水戸脱藩浪士ら 18名。 346 00:36:46,258 --> 00:36:52,781 ♬~ 347 00:36:52,781 --> 00:36:55,918 井伊掃部守 覚悟! 348 00:36:55,918 --> 00:36:58,020 (斬る音) 349 00:36:58,020 --> 00:37:04,076 ♬~ 350 00:37:04,076 --> 00:37:10,883 大老暗殺の知らせは 会津在国中の 容保のもとにも届いた。 351 00:37:10,883 --> 00:37:14,136 殿! 火急でございます。 352 00:37:14,136 --> 00:37:21,136 ♬~ 353 00:37:28,350 --> 00:37:31,937 (容保)掃部守様が…。 354 00:37:31,937 --> 00:37:34,156 (田中)殿。 355 00:37:34,156 --> 00:37:40,029 公方様より お呼び出しだ。 すぐ 江戸へたつ。 急ぎ 支度を。 356 00:37:40,029 --> 00:37:42,398 (一同)ははっ! 357 00:37:42,398 --> 00:37:47,853 ♬~ 358 00:37:47,853 --> 00:37:54,310 [ 回想 ] (井伊)ハハハハ。 命を捨てる覚悟が なければ 国事には当たれませぬ。 359 00:37:54,310 --> 00:38:08,991 ♬~ 360 00:38:08,991 --> 00:38:16,081 江戸城では 容保ら有力な親藩 譜代大名が集められ➡ 361 00:38:16,081 --> 00:38:20,486 水戸の処分問題が話し合われた。 362 00:38:20,486 --> 00:38:24,707 (安藤) 上様は 尾張 紀伊のご両家に➡ 363 00:38:24,707 --> 00:38:28,360 水戸を討たせよとの 仰せにござる。 364 00:38:28,360 --> 00:38:30,846 ♬~ 365 00:38:30,846 --> 00:38:35,951 (久世)非常の事ゆえ お考えを承りたく存ずる。 366 00:38:35,951 --> 00:38:41,824 (諸侯)ご台慮とあらば 致し方なき事。 367 00:38:41,824 --> 00:38:47,313 ♬~ 368 00:38:47,313 --> 00:38:51,383 (頼母)すまぬが ちと 席を外してくれんか。 369 00:38:51,383 --> 00:38:53,483 (一同)はっ! 370 00:38:58,290 --> 00:39:01,490 覚馬 こっちゃ来い。 はっ! 371 00:39:08,150 --> 00:39:16,342 「会津は 幕府と水戸の間を取り持ち➡ 372 00:39:16,342 --> 00:39:20,342 和平を保つ事に尽力すべし」。 373 00:39:22,364 --> 00:39:29,071 これを評定の場に上げると 申すか? 374 00:39:29,071 --> 00:39:32,091 出過ぎた事とは 存じまするが➡ 375 00:39:32,091 --> 00:39:36,491 こたびの変を知り やむにやまれず。 376 00:39:38,847 --> 00:39:43,218 今は 国を 海外に 開いたばかりに ごぜえやす。 377 00:39:43,218 --> 00:39:47,823 内乱などが起きては 異国に つけいれられまする。 378 00:39:47,823 --> 00:39:51,226 双方が 矛を収められるよう 手を打たねば なりませぬ。 379 00:39:51,226 --> 00:39:56,749 覚馬 分際をわきまえろ。 380 00:39:56,749 --> 00:39:59,084 はっ! 381 00:39:59,084 --> 00:40:05,084 微禄者が… 殿に意見する気か? 382 00:40:07,609 --> 00:40:10,209 申し訳ございませぬ! 383 00:40:12,765 --> 00:40:17,019 これは わしが預かる。 384 00:40:17,019 --> 00:40:19,321 はい…。 385 00:40:19,321 --> 00:40:23,926 山本覚馬の申す事 もっともかと存じまする。 386 00:40:23,926 --> 00:40:34,386 なれど 江戸表がらの知らせでは 水戸様討伐が決まるであろうど。 387 00:40:34,386 --> 00:40:39,486 やはり 戦になりましょうか? 388 00:40:41,593 --> 00:40:47,383 (内蔵助)無用な差し出口は 控えましょうぞ。➡ 389 00:40:47,383 --> 00:40:54,783 一つ間違えば この会津にも 火の粉が降りかかる。 390 00:40:57,793 --> 00:41:00,195 ほれ。 あ…。 391 00:41:00,195 --> 00:41:07,453 ♬~ 392 00:41:07,453 --> 00:41:10,153 兄様…。 393 00:41:13,492 --> 00:41:16,792 何か あったのがし? 394 00:41:20,416 --> 00:41:25,637 これ 吉田様の…。 395 00:41:25,637 --> 00:41:31,693 ♬~ 396 00:41:31,693 --> 00:41:37,065 こんな事では ねえはずだ。 397 00:41:37,065 --> 00:41:39,718 寅次郎さんが やろうとしたのは➡ 398 00:41:39,718 --> 00:41:43,489 こったふうに 国を2つに割る事では ねえ。 399 00:41:43,489 --> 00:41:47,910 ♬~ 400 00:41:47,910 --> 00:41:51,780 (諸侯)尾張 紀伊ご両家の 武力をもってすれば➡ 401 00:41:51,780 --> 00:41:56,018 早々に 事は 収まりましょう。 402 00:41:56,018 --> 00:42:01,557 (安藤)なれば 水戸討伐で よろしゅうござろうか? 403 00:42:01,557 --> 00:42:05,944 (容保)お待ち下され。 何か? 404 00:42:05,944 --> 00:42:11,444 それがしは 水戸様を 討ってはならぬと存じまする。 405 00:42:13,619 --> 00:42:18,907 大老を害したは 脱藩した者ども。 406 00:42:18,907 --> 00:42:27,049 これをもって 水戸藩を罰しては 筋が通りませぬ。 407 00:42:27,049 --> 00:42:36,175 今 国内にて相争うは 慎むべきと存じまする。 408 00:42:36,175 --> 00:42:38,577 容保の発言は➡ 409 00:42:38,577 --> 00:42:45,450 水戸討伐に傾いた評議の流れを 一気に変えた。 410 00:42:45,450 --> 00:42:52,708 だが これは 後に 会津を動乱の渦中に投げ込む➡ 411 00:42:52,708 --> 00:42:57,412 運命のひと言でもあった。 412 00:42:57,412 --> 00:43:00,012 ♬~ 413 00:43:02,251 --> 00:43:06,989 鉄砲を撃つ娘を もらってくれる 家が あんべか? 414 00:43:06,989 --> 00:43:11,727 (澄江)こったら事は 親が決めて 話 進めてやんねば駄目だ。 415 00:43:11,727 --> 00:43:14,079 京都守護職とは 何ですか? 416 00:43:14,079 --> 00:43:18,951 200里も離れた京に出兵しては 肝心の兵制改革が遅れやす。 417 00:43:18,951 --> 00:43:22,120 (春嶽)この役目を果たせる者は ほかにないとの➡ 418 00:43:22,120 --> 00:43:24,223 おぼし召しにござりまするぞ。 419 00:43:24,223 --> 00:43:26,959 (頼母)ご辞退下さりますよう お願い申し上げまする。 420 00:43:26,959 --> 00:43:31,659 (容保)徳川ご宗家と 存亡を共にするのが会津の務め。 421 00:43:37,636 --> 00:43:40,622 <松陰神社の一角に➡ 422 00:43:40,622 --> 00:43:46,222 吉田松陰が 教鞭を執った 松下村塾が残されています> 423 00:43:48,180 --> 00:43:51,183 <伊藤博文や山縣有朋など➡ 424 00:43:51,183 --> 00:43:54,853 維新を担う人材を 数多く輩出した塾ですが➡ 425 00:43:54,853 --> 00:44:01,426 松陰が弟子をとって教えた時期は 僅か2年ほどでした。➡ 426 00:44:01,426 --> 00:44:07,215 海外密航を企てた罪を問われ 謹慎中だった松陰。➡ 427 00:44:07,215 --> 00:44:09,818 その博識が評判となり➡ 428 00:44:09,818 --> 00:44:14,423 近所の若者たちを 教えるようになったのです。➡ 429 00:44:14,423 --> 00:44:20,445 国事を熱く語る松陰。 幕府の方針に業を煮やし➡ 430 00:44:20,445 --> 00:44:24,516 過激な老中暗殺計画まで 練ります。➡ 431 00:44:24,516 --> 00:44:29,104 塾生の高杉晋作らが 血判を押した手紙で➡ 432 00:44:29,104 --> 00:44:31,423 思いとどまるよう 説得しましたが➡ 433 00:44:31,423 --> 00:44:37,079 藩の知るところとなり 塾は閉鎖。 松陰は 捕らわれ➡ 434 00:44:37,079 --> 00:44:42,084 江戸で 29歳の短い生涯を 終えました。➡ 435 00:44:42,084 --> 00:44:45,487 しかし 国を思う その志は➡ 436 00:44:45,487 --> 00:44:50,187 やがて 大きな時代のうねりと なっていくのです> 437 00:45:34,536 --> 00:45:36,638 (タキ)<ヤマト朝廷から➡ 438 00:45:36,638 --> 00:45:41,626 1くくりに「蝦夷」と 呼ばれていた東北の人達が➡ 439 00:45:41,626 --> 00:45:45,697 とうとう 立ち上がりやんした。➡ 440 00:45:45,697 --> 00:45:51,370 延暦8年 阿弖流為 母礼らが 指揮する蝦夷軍が➡ 441 00:45:51,370 --> 00:45:56,658 5万のヤマト軍に 勝ったのす。➡