1 00:00:34,498 --> 00:00:37,567 (権八)ならぬものは ならぬ! 2 00:00:37,567 --> 00:00:39,936 (三郎)なじょして ならぬのですか? 3 00:00:39,936 --> 00:00:43,974 にしは まだ 16だ。 日新館の仲間も志願しておりやす。 4 00:00:43,974 --> 00:00:46,510 人ば 人だ。 それでは 後れを取りやす。 5 00:00:46,510 --> 00:00:49,896 父上は 私が卑怯者と 笑われても いいのですか? 6 00:00:49,896 --> 00:00:53,596 くどい! ならぬと言ったら ならぬ! 7 00:01:04,044 --> 00:01:06,744 (八重)三郎…。 8 00:01:08,799 --> 00:01:10,867 (佐久)なじょしたのです? 9 00:01:10,867 --> 00:01:16,173 三郎が お父様に口答えするなんて 初めてでねえべか? 10 00:01:16,173 --> 00:01:19,509 佐川様の隊に入りてえと 言いだした。 11 00:01:19,509 --> 00:01:22,963 都に上る別部隊の事ですか? 12 00:01:22,963 --> 00:01:26,016 仲間の尻馬に乗って その気になったんだべ。 13 00:01:26,016 --> 00:01:28,068 ばかなやつだ! 14 00:01:28,068 --> 00:01:57,280 ♬~ 15 00:01:57,280 --> 00:02:06,640 なあ なして お父様に あんな事を? 16 00:02:06,640 --> 00:02:11,940 お父様が 三郎を 卑怯者にしてえ訳が ねえべ。 17 00:02:19,236 --> 00:02:23,173 早ぐ手柄を立ててえ気持ちは 分がるげんじょ。 18 00:02:23,173 --> 00:02:29,073 分がる訳ねえ! えっ? 姉上に 何が分がんだ? 19 00:02:34,501 --> 00:02:42,976 ♬~(テーマ音楽) 20 00:02:42,976 --> 00:05:07,776 ♬~ 21 00:05:17,264 --> 00:05:31,361 (ビードロの鳴る音) (物売り)飴 どうどす~? 22 00:05:31,361 --> 00:05:36,766 (佐久間)♬「そしる者は」 23 00:05:36,766 --> 00:05:50,230 ♬「なんじの そしるに任す」 24 00:05:50,230 --> 00:05:53,933 ♬「嗤う者は」 25 00:05:53,933 --> 00:05:56,069 (刺客)来た。 26 00:05:56,069 --> 00:06:07,030 ♬「なんじの嗤うに任せん」 27 00:06:07,030 --> 00:06:10,133 (半平)旦那様 よい御機嫌で。 28 00:06:10,133 --> 00:06:16,089 我が苦心の策が ようよう 実を結ぶかもしれぬのでな。 29 00:06:16,089 --> 00:06:19,676 それは ようござりました。 30 00:06:19,676 --> 00:06:22,912 松代藩士 佐久間象山か? 31 00:06:22,912 --> 00:06:26,012 何やつ? 天誅だ! 32 00:06:30,804 --> 00:06:33,904 (いななき) 33 00:06:37,711 --> 00:06:41,731 邪謀を巡らし 帝を奪い去る国賊め! 34 00:06:41,731 --> 00:06:44,217 覚悟! 35 00:06:44,217 --> 00:06:48,321 ♬~ 36 00:06:48,321 --> 00:06:52,492 あっ… ばか者! 37 00:06:52,492 --> 00:06:56,492 天下のためだというのが 分からぬか? 38 00:06:58,431 --> 00:07:03,920 どけ! 日本の命脈 我が策にあり。 39 00:07:03,920 --> 00:07:21,337 ♬~ 40 00:07:21,337 --> 00:07:24,374 (広沢)覚馬さん! 41 00:07:24,374 --> 00:07:28,061 (覚馬)なじょした? 血相変えて。 (広沢)象山先生が襲われました! 42 00:07:28,061 --> 00:07:30,430 御所から戻る途上。 先生は どこだ? 43 00:07:30,430 --> 00:07:34,401 (泣き声) 44 00:07:34,401 --> 00:07:38,438 ♬~ 45 00:07:38,438 --> 00:07:43,510 先生! なんて事…。 46 00:07:43,510 --> 00:07:51,668 ♬~ 47 00:07:51,668 --> 00:07:57,774 何があった? 誰にやられた!? 後ろから いきなり…。 48 00:07:57,774 --> 00:08:02,962 宮様に お目にかかったあと 帰りがけに 大勢に斬りつけられ。 49 00:08:02,962 --> 00:08:08,151 誰だ? 襲ったのは。 分かりません。 これを。 50 00:08:08,151 --> 00:08:12,939 ♬~ 51 00:08:12,939 --> 00:08:17,627 (覚馬)斬奸状…。 (広沢)朝廷に改革を説いた事➡ 52 00:08:17,627 --> 00:08:22,398 帝の彦根遷座を計った事などが 断罪されております。 53 00:08:22,398 --> 00:08:26,770 会津藩士が 手を貸した事も。 54 00:08:26,770 --> 00:08:30,657 こっちの動きが筒抜けか? 55 00:08:30,657 --> 00:08:33,276 はい…。 56 00:08:33,276 --> 00:08:36,162 ♬~ 57 00:08:36,162 --> 00:08:39,415 何が 忠義の士じゃ! 58 00:08:39,415 --> 00:08:50,577 ♬~ 59 00:08:50,577 --> 00:08:52,877 先生…。 60 00:08:59,702 --> 00:09:04,240 (川崎)佐川様の隊の事は 日新館でも評判ですよ。 61 00:09:04,240 --> 00:09:09,529 (せみの声) 62 00:09:09,529 --> 00:09:15,268 次男三男が世に出る折は めったに ありませんからね。 63 00:09:15,268 --> 00:09:21,107 弟は まだ 16です。 槍も弓も未熟で➡ 64 00:09:21,107 --> 00:09:25,845 佐川様の下で働けるとは 思えねえ。 65 00:09:25,845 --> 00:09:29,845 鉄砲隊というなら また 違いますがね。 66 00:09:32,802 --> 00:09:40,460 私の後ろについて歩いて まねばっかりしてた子が…。 67 00:09:40,460 --> 00:09:47,760 おや? 寂しいのですか? そった事は ねえ。 68 00:09:50,036 --> 00:09:54,541 三郎さん 独り立ちするのは大変そうだな。 69 00:09:54,541 --> 00:10:00,730 何しろ 上のお二人が あまりに お勇ましい。 70 00:10:00,730 --> 00:10:03,030 まあ! 71 00:10:06,002 --> 00:10:12,809 お針に行ってまいりやす。 私も 勇ましいばかりでは ねえのです。 72 00:10:12,809 --> 00:10:22,752 ♬~ 73 00:10:22,752 --> 00:10:25,438 針先にばっかり 気ぃ取られず➡ 74 00:10:25,438 --> 00:10:30,243 大ぎく構えて 手元を広く見なんしょ。 はい。 75 00:10:30,243 --> 00:10:36,900 ♬~ 76 00:10:36,900 --> 00:10:41,004 背中は まっすぐ 布は 体の正面に。 77 00:10:41,004 --> 00:10:43,273 はい。 78 00:10:43,273 --> 00:10:48,127 (ユキ)八重ねえ様 鉄砲 教えてるみてえ。 そうが? 79 00:10:48,127 --> 00:10:51,564 時尾ねえ様は 優しく教えてたげんじょ➡ 80 00:10:51,564 --> 00:10:57,604 八重ねえ様のは まるで調練だ。 (笑い声) 81 00:10:57,604 --> 00:11:01,074 (澄江)ユキさん また おしゃべりか? 82 00:11:01,074 --> 00:11:06,946 稽古中は 静かにしっせい。 はい。 83 00:11:06,946 --> 00:11:13,670 まあ 愛らしいごと! 84 00:11:13,670 --> 00:11:22,495 着物が ちっと 上等に見えるべ。 あっ ほら ここにも。 85 00:11:22,495 --> 00:11:26,132 こんな手のかかる事 よくやるな? 86 00:11:26,132 --> 00:11:31,921 好きな事は なんぼでもできる。 あね様の鉄砲と一緒だなし。 87 00:11:31,921 --> 00:11:35,358 ふ~ん…。 88 00:11:35,358 --> 00:11:38,911 (一同)ありがとうごぜえました。 89 00:11:38,911 --> 00:11:43,111 帰るべ。 90 00:11:45,568 --> 00:11:51,074 時尾から 文が来た。 えっ! 91 00:11:51,074 --> 00:11:56,479 近頃 ますます 目が薄くなってな。 代わりに読んでくなんしょ。 92 00:11:56,479 --> 00:11:58,679 はい。 93 00:12:05,338 --> 00:12:13,663 「暑さの盛りに候えども おばば様には ご息災に候や」。 94 00:12:13,663 --> 00:12:17,066 (盛之輔)お八重様! 95 00:12:17,066 --> 00:12:20,503 三郎さんも 佐川様の隊に入るのですか? 96 00:12:20,503 --> 00:12:22,672 えっ? 97 00:12:22,672 --> 00:12:25,925 腕に覚えのある方は 皆 志願しておいでです。 98 00:12:25,925 --> 00:12:28,861 (伊東)俺も 都に行きてえな。 (盛之輔)俺も! 99 00:12:28,861 --> 00:12:34,534 これ そなたは高木家の総領だべ。 はい…。 100 00:12:34,534 --> 00:12:40,373 お八重様 また 鉄砲の話 聞かせてくなんしょ。 101 00:12:40,373 --> 00:12:42,573 おい 行くべ。 102 00:12:46,779 --> 00:12:50,099 三郎さん 都に行くの? 103 00:12:50,099 --> 00:12:55,972 いや お父様が お許しになんねえ。 そんなら いいげんじょ。 104 00:12:55,972 --> 00:13:00,159 あっ あね様 早く 文の続きを。 はい。 105 00:13:00,159 --> 00:13:05,198 「こなた ご奉公は 方々様のご指南によりて➡ 106 00:13:05,198 --> 00:13:08,301 よろず つつがなく 勤めおり候間➡ 107 00:13:08,301 --> 00:13:11,587 ご安堵下さるべく候」。 108 00:13:11,587 --> 00:13:14,173 ♬~ 109 00:13:14,173 --> 00:13:17,560 ≪(滝瀬)あっ 御前様 お危のうございます。 110 00:13:17,560 --> 00:13:20,696 ≪(照姫)大事ない。 111 00:13:20,696 --> 00:13:26,069 ♬~ 112 00:13:26,069 --> 00:13:32,125 (侍女) 時尾さん 手を貸して下さい。 113 00:13:32,125 --> 00:13:34,177 (時尾)はい。 114 00:13:34,177 --> 00:13:36,496 ♬~ 115 00:13:36,496 --> 00:13:40,416 (照姫)青々した葉がよいぞ。 はい。 116 00:13:40,416 --> 00:13:45,116 ♬~ 117 00:13:47,807 --> 00:13:50,176 (照姫)すまぬな。 118 00:13:50,176 --> 00:13:55,498 松の葉で造った酒が せき止めによいという者がいて。 119 00:13:55,498 --> 00:13:59,102 (滝瀬)都の殿様に お送りするのです。➡ 120 00:13:59,102 --> 00:14:02,105 よく吟味して きれいな葉を摘みなされ。 121 00:14:02,105 --> 00:14:04,107 (時尾)はい。 122 00:14:04,107 --> 00:14:12,532 お城の松というだけでも 殿のお慰めになるかもしれぬ。 123 00:14:12,532 --> 00:14:15,768 (滝瀬)御前様の思いが届いて➡ 124 00:14:15,768 --> 00:14:19,639 お早く ご快癒されると よいのですが。 125 00:14:19,639 --> 00:14:25,094 ♬~ 126 00:14:25,094 --> 00:14:29,298 (せきこみ) (修理)殿…。 127 00:14:29,298 --> 00:14:33,269 (容保)大事ない。 (せきこみ) 128 00:14:33,269 --> 00:14:43,963 横山… 平時であれば もっと早く帰せてやれたが➡ 129 00:14:43,963 --> 00:14:50,319 持病を抱えながらの勤め 大儀であった。 130 00:14:50,319 --> 00:14:53,239 無理をさせたの。 131 00:14:53,239 --> 00:14:58,711 (横山)それがしの事より 病を押して忠勤を尽くされる➡ 132 00:14:58,711 --> 00:15:02,465 殿のお体が 気がかりにござりまする。 133 00:15:02,465 --> 00:15:09,965 案ずるな。 こたび 御所内に 宿舎を賜わる事となった。 134 00:15:12,375 --> 00:15:19,131 御典医の治療を受けよとの 主上のおぼし召しじゃ。 135 00:15:19,131 --> 00:15:28,431 くれぐれも 御身大切に お過ごしなされて下さりませ。 136 00:15:30,493 --> 00:15:36,693 御苦労だが 一つ 託したい事がある。 137 00:15:39,101 --> 00:15:44,701 秋月の事にござりまするか? 138 00:15:46,859 --> 00:15:50,563 委細 承知致しました。 139 00:15:50,563 --> 00:15:54,667 頼み入る。 横山。 140 00:15:54,667 --> 00:15:56,667 はっ! 141 00:15:58,671 --> 00:16:01,571 体をいとえよ。 142 00:16:09,732 --> 00:16:12,432 (長州兵)久坂様! 143 00:16:26,899 --> 00:16:31,270 (久坂) 佐久間象山が襲われましたぞ。 144 00:16:31,270 --> 00:16:33,739 (真木)死んだか? 145 00:16:33,739 --> 00:16:41,739 天誅です。 奸賊会津に与して 彦根遷座などを画策するけえ。 146 00:16:45,268 --> 00:16:48,368 死んだか…。 147 00:16:51,540 --> 00:16:59,440 いい時に死んでくれた。 これで 玉を奪われるおそれは消えた。 148 00:17:01,500 --> 00:17:03,500 (足音) 149 00:17:05,504 --> 00:17:08,491 (長州兵)西国街道に 援軍が進んじょる! 150 00:17:08,491 --> 00:17:12,495 600の大軍じゃ! (歓声) 151 00:17:12,495 --> 00:17:18,100 京に迫る長州兵に対し 朝廷は退去を命じた。 152 00:17:18,100 --> 00:17:25,341 しかし その陣営には 続々と 新たな軍勢が到着していた。 153 00:17:25,341 --> 00:17:32,164 (秋月)長州勢600 新たに 洛外に着いたようだ。 154 00:17:32,164 --> 00:17:35,134 600も。 155 00:17:35,134 --> 00:17:37,636 激徒を鎮撫するためという 触れ込みだが➡ 156 00:17:37,636 --> 00:17:41,741 その実は援軍に違いねえ。 157 00:17:41,741 --> 00:17:47,430 これで 長州勢は 2,000。 会津兵1,600を 既に上回った。 158 00:17:47,430 --> 00:17:51,200 一橋様は いづ 動き出すのでしょう? 159 00:17:51,200 --> 00:17:57,740 あのお方は事を構えたくないのだ。 因州 備前 芸州 筑前➡ 160 00:17:57,740 --> 00:18:03,496 都の中にも 長州に味方する藩は多いゆえの。 161 00:18:03,496 --> 00:18:08,367 う~ん… このままだと 会津が孤立して➡ 162 00:18:08,367 --> 00:18:12,867 長州が また 力を盛り返す。 163 00:18:15,508 --> 00:18:17,893 ≪(広沢)秋月さん! 164 00:18:17,893 --> 00:18:21,197 広沢だ。 おう! 165 00:18:21,197 --> 00:18:23,597 上がります。 166 00:18:39,231 --> 00:18:43,731 なじょした? まあ 入れ。 167 00:18:53,295 --> 00:19:01,971 悪い知らせがあります。 佐久間家が取り潰しになりました。 168 00:19:01,971 --> 00:19:06,876 何だと? 象山先生は 国のために働いていたのだ。 169 00:19:06,876 --> 00:19:11,797 家を潰される落ち度が どこにあっか? 170 00:19:11,797 --> 00:19:20,940 後ろ傷だというのです。 傷は十数か所。 171 00:19:20,940 --> 00:19:31,117 その傷の多くは 背中と腰にあり 敵に背中を見せた証拠だと。 172 00:19:31,117 --> 00:19:33,936 武士として卑怯だと。 173 00:19:33,936 --> 00:19:37,873 [ 回想 ] あっ… ばか者! 174 00:19:37,873 --> 00:19:40,059 ♬~ 175 00:19:40,059 --> 00:19:42,178 松代藩に掛け合ってくる! 無駄だ! 176 00:19:42,178 --> 00:19:45,898 んだげんじょ これじゃ あんまり。 後ろ傷は口実です。 松代藩は➡ 177 00:19:45,898 --> 00:19:49,335 攘夷激派に にらまれるのを 恐れたのでしょう。 178 00:19:49,335 --> 00:19:54,807 もともと 象山先生の働きを 面白く思わぬ人たちが➡ 179 00:19:54,807 --> 00:19:58,127 ご家中に いたのであろう。 180 00:19:58,127 --> 00:20:11,907 ♬~ 181 00:20:11,907 --> 00:20:18,063 先生は 2度 殺された。 182 00:20:18,063 --> 00:20:26,138 1度は 刺客に 2度目は 藩の愚かさに。 183 00:20:26,138 --> 00:20:29,008 ♬~ 184 00:20:29,008 --> 00:20:32,361 松代の事ばっかりは 言えねえ。 185 00:20:32,361 --> 00:20:36,815 会津も 秋月さんを 引きずり下ろした。 186 00:20:36,815 --> 00:20:40,836 ♬~ 187 00:20:40,836 --> 00:20:47,560 分がってて 俺には なじょする事もできねえ。 188 00:20:47,560 --> 00:20:52,460 (秋山) いや やってもらいてえ事がある。 189 00:20:54,884 --> 00:20:58,504 やつらは 必ず 攻めてくる。➡ 190 00:20:58,504 --> 00:21:05,694 今 動かんのは 一戦必勝の時を 待ってるからだろう。 191 00:21:05,694 --> 00:21:12,501 一戦必勝… 毛利公の上洛か? 192 00:21:12,501 --> 00:21:19,375 うむ。 わしは 明日 国へ戻るげんじょ➡ 193 00:21:19,375 --> 00:21:24,363 都を長州に奪われる事だけは 何としても食い止めてえ。 194 00:21:24,363 --> 00:21:30,763 でねえと 去年の8月の苦心が 皆 無駄になんべ。 195 00:21:40,129 --> 00:21:49,388 手をこまねいていては 今度は 会津が都から追われる。 196 00:21:49,388 --> 00:21:51,607 はい…。 197 00:21:51,607 --> 00:21:56,207 うむ うむ。 まあ 飲め。 198 00:22:21,704 --> 00:22:24,840 (孝明天皇)長州は退いたか? 199 00:22:24,840 --> 00:22:27,943 (中川宮)いまだ 動きません。 200 00:22:27,943 --> 00:22:35,267 (近衛)中将は病やし 一橋は ぐずぐずと腰が定まらん。 201 00:22:35,267 --> 00:22:41,707 おかげで 長州派の公家たちが また勢いづいてまいりましたんや。 202 00:22:41,707 --> 00:22:50,107 (中川宮)ここで 都に入られては 一気に形勢が覆るかもしれません。 203 00:22:54,670 --> 00:22:57,470 (佐川)や~! あっ…。 204 00:22:59,441 --> 00:23:02,141 まだまだ! もう一本! 205 00:23:09,001 --> 00:23:13,756 そんな腕では 役に立たぬわ。 206 00:23:13,756 --> 00:23:16,275 まだまだ! 207 00:23:16,275 --> 00:23:19,175 やっ! えい! 208 00:23:21,430 --> 00:23:25,030 (藩士)おい もう やめておけ。 209 00:23:28,170 --> 00:23:31,170 まだまだ! やっ! やっ! 210 00:23:54,263 --> 00:23:56,563 三郎? 211 00:23:59,835 --> 00:24:03,535 あ… なじょした? 212 00:24:07,876 --> 00:24:11,830 槍の稽古です。 213 00:24:11,830 --> 00:24:15,117 これ しっかりしっせい! 214 00:24:15,117 --> 00:24:17,436 (徳造)坊様! (お吉)三郎様! 215 00:24:17,436 --> 00:24:26,562 ♬~ 216 00:24:26,562 --> 00:24:34,703 何があったんだ? 稽古で ここまでは やらねえべ。 217 00:24:34,703 --> 00:24:37,055 喧嘩か? 218 00:24:37,055 --> 00:24:39,775 ♬~ 219 00:24:39,775 --> 00:24:44,296 にし。 佐川様に入隊を願い出たのか? 220 00:24:44,296 --> 00:24:46,465 はい。 221 00:24:46,465 --> 00:24:52,454 親に黙って ばか者が! 222 00:24:52,454 --> 00:24:55,007 お父様! 223 00:24:55,007 --> 00:25:01,107 ♬~ 224 00:25:18,497 --> 00:25:22,597 坊様 お呼びしてくっかなし? 225 00:25:24,703 --> 00:25:27,803 私が…。 (権八)余計な事すんな。 226 00:25:31,343 --> 00:25:33,543 はい…。 227 00:25:38,400 --> 00:26:42,931 ♬~ 228 00:26:42,931 --> 00:26:46,831 それは まだ 作りかけです。 229 00:26:54,393 --> 00:27:02,000 もっと工夫しなければ ご採用にはならない。 230 00:27:02,000 --> 00:27:07,200 どうにかして 射程距離を伸ばせるといいんだが。 231 00:27:10,592 --> 00:27:12,792 すまねえなし。 232 00:27:16,915 --> 00:27:19,801 会津のために 苦心して作られたのに➡ 233 00:27:19,801 --> 00:27:23,805 上の方々は ろくに ご評議もしねえで。➡ 234 00:27:23,805 --> 00:27:27,342 その銃が優れている事は 分がっておりやす。➡ 235 00:27:27,342 --> 00:27:35,601 んだげんじょ 俺では どこにも 誰にも 意見一つ 言わんにぇい。 236 00:27:35,601 --> 00:27:39,301 それで志願したのですか? 237 00:27:41,290 --> 00:27:46,261 隊士になれば 一人前の藩士だ。 238 00:27:46,261 --> 00:27:49,531 新式銃の事を 上に願い出る事ができる。 239 00:27:49,531 --> 00:27:53,335 そう考えて? 240 00:27:53,335 --> 00:27:58,974 今は 俺が 兄様の代わりに なんなきゃなんねえ。 241 00:27:58,974 --> 00:28:02,911 それでも 志願は むちゃですよ。 三郎さんは まだ お若い。 242 00:28:02,911 --> 00:28:07,499 若輩者が 上に物を言うのに ほかに どんな手があんべか? 243 00:28:07,499 --> 00:28:13,805 むちゃでも やんねえと 道は開けねえ。 244 00:28:13,805 --> 00:28:17,259 覚馬さんと同じ事を。 えっ? 245 00:28:17,259 --> 00:28:23,999 その事を話せば お父上も 手は上げなかったでしょうに。 246 00:28:23,999 --> 00:28:32,557 父上には言えねえ。 んだげんじょ 俺は見てきたから。 247 00:28:32,557 --> 00:28:37,162 鉄砲の家は 一段低く見られて➡ 248 00:28:37,162 --> 00:28:42,162 上に物申しても なかなか 取り上げてもらわんにぇい。 249 00:28:45,237 --> 00:28:50,442 父上の御苦労 俺は ずっと見てきたから。 250 00:28:50,442 --> 00:29:17,836 ♬~ 251 00:29:17,836 --> 00:29:21,536 (鶏の鳴き声) 252 00:29:35,504 --> 00:29:37,606 (佐川)あっ! 253 00:29:37,606 --> 00:29:41,706 佐川様。 254 00:29:43,678 --> 00:29:47,566 おはようございやす。 父に御用でやすか? 255 00:29:47,566 --> 00:29:50,466 すぐ呼んでまいりやす。 いや よい。 256 00:29:55,807 --> 00:29:58,807 八重殿だな? はい。 257 00:30:00,779 --> 00:30:05,233 そなたの弟が わしの隊に入れろと言ってきた。 258 00:30:05,233 --> 00:30:12,090 断っても 何度も来る。 槍で負かしても まだ食い下がる。 259 00:30:12,090 --> 00:30:14,092 申し訳ねえなし。 260 00:30:14,092 --> 00:30:17,596 何度 頼まっちも 都には連れていけねえ。 261 00:30:17,596 --> 00:30:19,898 はい。 262 00:30:19,898 --> 00:30:26,271 16の子に 命を捨てろとは 言えぬゆえな。 263 00:30:26,271 --> 00:30:34,179 されど 武士としての覚悟は 年長の者にも勝っていた。 264 00:30:34,179 --> 00:30:37,532 あと いくつか 年かさであれば➡ 265 00:30:37,532 --> 00:30:42,471 わしの方から願ってでも 連れていくところだ。 266 00:30:42,471 --> 00:30:45,371 佐川様…。 267 00:30:48,443 --> 00:30:52,631 お父様。 268 00:30:52,631 --> 00:30:57,431 今し方 佐川様が お見えになりやした。 269 00:30:59,504 --> 00:31:03,204 三郎は強情者です。 270 00:31:05,227 --> 00:31:10,682 やっぱり 私の弟だなし。 271 00:31:10,682 --> 00:31:15,270 ♬~ 272 00:31:15,270 --> 00:31:19,124 熱…。 273 00:31:19,124 --> 00:31:22,811 どいてろ。 274 00:31:22,811 --> 00:31:27,332 わしは にしが生まれる ずっと前から➡ 275 00:31:27,332 --> 00:31:30,635 この かまどに 毎日 火を入れてきた。 276 00:31:30,635 --> 00:31:35,440 何かを変えるのは たやすい事で ねえ。 277 00:31:35,440 --> 00:31:39,661 いっぺんには うまくいかねえ。 278 00:31:39,661 --> 00:31:45,901 そんじも それが正しい事なら 何度でも何度でも願い出て➡ 279 00:31:45,901 --> 00:31:51,873 ちっとずつでも変えていく。 ずっと そうやってきた。➡ 280 00:31:51,873 --> 00:31:54,209 親を見くびんなよ。 281 00:31:54,209 --> 00:31:57,479 はい。 282 00:31:57,479 --> 00:32:05,003 んだげんじょ わしも 我が子を 見くびっていたかもしんねえ。 283 00:32:05,003 --> 00:32:10,108 にしは もう 立派に会津の男だ。 284 00:32:10,108 --> 00:32:13,628 父上…。 285 00:32:13,628 --> 00:32:18,500 ほれ 灰桶さ持ってこい さっさと。 はい! 286 00:32:18,500 --> 00:32:30,612 ♬~ 287 00:32:30,612 --> 00:32:34,599 尚之助様! 忘れ物です。 288 00:32:34,599 --> 00:32:38,603 えっ? うん? 何かあったかな? 289 00:32:38,603 --> 00:32:45,443 忘れ物したのは 私です。 言い忘れた事が。 290 00:32:45,443 --> 00:32:47,445 ♬~ 291 00:32:47,445 --> 00:32:53,034 三郎の事 ありがとなし。 292 00:32:53,034 --> 00:32:57,005 ♬~ 293 00:32:57,005 --> 00:33:00,592 行ってきらんしょう。 294 00:33:00,592 --> 00:33:16,007 ♬~ 295 00:33:16,007 --> 00:33:24,307 そのころ 山崎 天王山に程近い 八幡宮では…。 296 00:33:30,939 --> 00:33:35,039 ああ 物騒なこっちゃ。 怖い。 297 00:33:48,106 --> 00:33:53,428 (梶原)長州兵だらけだ。 会津と気付かれっと命はねえな。 298 00:33:53,428 --> 00:33:57,732 (大蔵)ここまで来っと 様子を探るまでは帰れません。 299 00:33:57,732 --> 00:34:00,902 こそこそすっと かえって怪しまれる。 300 00:34:00,902 --> 00:34:03,438 堂々と参詣すんべ。 301 00:34:03,438 --> 00:34:08,843 んじゃ 口は きかねえように。 しゃべっと 会津だと ばれっから。 302 00:34:08,843 --> 00:34:33,401 ♬~ 303 00:34:33,401 --> 00:35:14,726 (祝詞) 304 00:35:14,726 --> 00:35:31,893 ♬~ 305 00:35:31,893 --> 00:35:35,780 (かしわ手) 306 00:35:35,780 --> 00:35:49,427 ♬~ 307 00:35:49,427 --> 00:35:52,831 朝敵会津を討たせたまえ。 308 00:35:52,831 --> 00:35:57,268 敵は奸賊 松平容保! 309 00:35:57,268 --> 00:35:59,804 (長州兵たち)オ~! 310 00:35:59,804 --> 00:36:03,641 やつら 我が殿のお命を…。 311 00:36:03,641 --> 00:36:07,796 やつら! ここで斬り死にしても 何にもなんねえ。 312 00:36:07,796 --> 00:36:13,835 ♬~ 313 00:36:13,835 --> 00:36:16,504 (来島)会津に負けん兵力は そろっちょる! 314 00:36:16,504 --> 00:36:18,506 すぐにも 攻め入るべし! 315 00:36:18,506 --> 00:36:21,092 (桂)敵は 会津だけじゃ ありやせん。 316 00:36:21,092 --> 00:36:23,394 既に 薩摩も入京しちょります。 317 00:36:23,394 --> 00:36:27,398 ぐずぐずしよるけ 敵も軍勢を 繰り出してきよったんじゃ! 318 00:36:27,398 --> 00:36:29,501 じゃが 因幡や備前と組めば➡ 319 00:36:29,501 --> 00:36:32,187 戦をせずとも 都での復権が叶います。 320 00:36:32,187 --> 00:36:34,422 いや 桂さん➡ 321 00:36:34,422 --> 00:36:37,175 ここは 一戦 交えるべきじゃ。 (来島)そのとおり! 322 00:36:37,175 --> 00:36:41,162 ただし 攻め入るのは 若殿のご到着を待ってからです。 323 00:36:41,162 --> 00:36:46,634 貴公らが動かんなら 我が遊撃隊1隊にても進軍する! 324 00:36:46,634 --> 00:36:51,789 ご到着まで あと10日足らず。 そこが決戦の時です。 325 00:36:51,789 --> 00:36:54,425 ♬~ 326 00:36:54,425 --> 00:36:59,330 (長州兵1)そこで何しよるんか? (長州兵2)おい こっち来い! 327 00:36:59,330 --> 00:37:03,501 早うせい! 怪しいやつらじゃ。 早うせんか! 328 00:37:03,501 --> 00:37:06,304 並べ! 329 00:37:06,304 --> 00:37:09,474 せからしいの~。 330 00:37:09,474 --> 00:37:12,674 怪しい者が うろついちょりました。 331 00:37:15,163 --> 00:37:20,802 切り捨てい。 (梶原)斬るって そんな殺生な。➡ 332 00:37:20,802 --> 00:37:23,371 御朱印もらうんは ここや おへんのか? 333 00:37:23,371 --> 00:37:27,976 こっちゃに回るよう 言われたんやけど。 なあ? 334 00:37:27,976 --> 00:37:32,964 八幡様に詣でて 御朱印 受けな 戻られへんわ。 335 00:37:32,964 --> 00:37:38,636 (桂)来島様 大事の前じゃけえ 騒ぎは いかんです。 336 00:37:38,636 --> 00:37:41,806 おう! 337 00:37:41,806 --> 00:37:44,092 あっちへ回れ! へえ。 338 00:37:44,092 --> 00:37:47,679 いや 恐ろしい目に遭うたわ。 339 00:37:47,679 --> 00:37:57,472 ♬~ 340 00:37:57,472 --> 00:38:00,692 たまげた。 平馬さんは てえした役者だ。 341 00:38:00,692 --> 00:38:03,144 都の言葉 うめえもんだなし。 342 00:38:03,144 --> 00:38:06,231 だてに 祇園辺りを うろついてる訳でねえ。 343 00:38:06,231 --> 00:38:08,731 ともかく 急ぎ知らせねえと。 344 00:38:16,357 --> 00:38:19,477 (田中)長州本隊の到着まで 10日足らずか? 345 00:38:19,477 --> 00:38:21,763 そう 話しておりやした。 346 00:38:21,763 --> 00:38:26,334 (田中)軍議の決着は どうついた? そこまでは聞けず…。 347 00:38:26,334 --> 00:38:30,872 これは一刻を争いまするぞ。 先方に先手を取られては➡ 348 00:38:30,872 --> 00:38:34,759 とても 守りきれませぬ。 (梶原)一旦 動き出せば➡ 349 00:38:34,759 --> 00:38:37,612 一気に 御所に攻め込むものと 思われまする。 350 00:38:37,612 --> 00:38:40,865 御所に? そんな むちゃを。 351 00:38:40,865 --> 00:38:44,769 やつらが狙うのは 御所に宿営されておいでの➡ 352 00:38:44,769 --> 00:38:49,340 我が殿のお命にごぜえまする。 353 00:38:49,340 --> 00:38:52,594 (内蔵助)もう 猶予はならぬ。 354 00:38:52,594 --> 00:38:58,566 尻を蹴り上げてでも 一橋公を動かさねば。 355 00:38:58,566 --> 00:39:07,642 すぐに 殿に知らせを。 我らは 一橋公に ご決断を願う。 356 00:39:07,642 --> 00:39:11,713 いよいよ 戦だ。 357 00:39:11,713 --> 00:39:27,161 ♬~ 358 00:39:27,161 --> 00:39:29,864 (慶喜)相分かった。 359 00:39:29,864 --> 00:39:36,004 では 長州討伐の号令を おかけ下さいますか? 360 00:39:36,004 --> 00:39:39,257 もう一度 揺さぶってみてからじゃ。 361 00:39:39,257 --> 00:39:42,593 (田中)なんと…。 362 00:39:42,593 --> 00:39:47,649 一両日中に兵を引かねば 総攻めをかけると 使者を出す。 363 00:39:47,649 --> 00:39:50,968 事 ここに及んで…。 364 00:39:50,968 --> 00:39:55,773 在京諸侯には 長州に心を寄せる者も多い。 365 00:39:55,773 --> 00:39:59,744 都を二分する戦となっては困る。 なれど…。 366 00:39:59,744 --> 00:40:06,834 昨年8月 会津と薩摩が手を組んで 長州を追い落としたも➡ 367 00:40:06,834 --> 00:40:11,005 果たして ご叡慮に沿う事で あったのか? 368 00:40:11,005 --> 00:40:14,008 何とおっしゃりまする? 369 00:40:14,008 --> 00:40:17,945 そのように噂する者も おるという事じゃ。 370 00:40:17,945 --> 00:40:40,468 ♬~ 371 00:40:40,468 --> 00:40:42,970 長州は 戦支度を 調えたというではないか! 372 00:40:42,970 --> 00:40:47,975 こうなったら そろって二条城に 押しかけ 一橋公に掛け合うべ! 373 00:40:47,975 --> 00:40:51,996 我らだけで 長州を討つ! 待て! 皆 落ち着け! 374 00:40:51,996 --> 00:40:55,199 もはや 猶予は ならぬ! 長州が来るぞ! 375 00:40:55,199 --> 00:40:58,102 静まれ! 勝手に動いては なんねえ! 376 00:40:58,102 --> 00:41:01,973 殿をお守りすんべえ! (一同)オ~! 377 00:41:01,973 --> 00:41:04,225 いかん。 暴動になる。 378 00:41:04,225 --> 00:41:06,577 (広沢)お静まりあれ! 379 00:41:06,577 --> 00:41:12,977 ただいま 一橋様が参内され 朝議が始まる様子にございます! 380 00:41:20,742 --> 00:41:27,632 (中川宮)改めて申し伝える。 昨年8月の騒動以来➡ 381 00:41:27,632 --> 00:41:33,504 主上のご叡慮には 何にも変わるとこはない。➡ 382 00:41:33,504 --> 00:41:39,660 かねてより 長州藩士の入洛を 禁じているにもかかわらず➡ 383 00:41:39,660 --> 00:41:44,982 兵を率いて 都に迫るのは 不届き至極。➡ 384 00:41:44,982 --> 00:41:49,370 また 退去の指示にも従わず➡ 385 00:41:49,370 --> 00:41:55,570 勅命を奉ずる意のなき事は もはや 明らかである。 386 00:41:57,945 --> 00:42:00,298 (扇を打つ音) 387 00:42:00,298 --> 00:42:27,775 ♬~ 388 00:42:27,775 --> 00:42:30,495 (孝明天皇)これを見過ごせば➡ 389 00:42:30,495 --> 00:42:36,595 朝威は地に落ち 都は また 闇となる。 390 00:42:39,437 --> 00:42:44,442 長州の軍勢 速やかに掃討せよ。 391 00:42:44,442 --> 00:42:46,777 はっ! 392 00:42:46,777 --> 00:42:52,867 元治元年7月18日。 393 00:42:52,867 --> 00:42:57,967 ついに 長州討伐の勅が下った。 394 00:43:01,993 --> 00:43:06,564 にし 尚之助殿と夫婦になれ。 お断り致しやす。 395 00:43:06,564 --> 00:43:11,469 尚之助様は ずっと 兄様だと思って暮らしてきた。 396 00:43:11,469 --> 00:43:14,038 旦那様だなんて…。 397 00:43:14,038 --> 00:43:18,125 鉄砲隊 前へ! 撃て! (銃声) 398 00:43:18,125 --> 00:43:21,095 (来島)会津中将の首を取れ! 399 00:43:21,095 --> 00:43:26,434 (権八)鉄砲 大砲を撃ち合っての 戦いだ。 無傷では済まねえ。 400 00:43:26,434 --> 00:43:28,703 (爆発音) ≪覚馬! 401 00:43:28,703 --> 00:43:31,203 兄様 ご無事だべか? 402 00:43:33,107 --> 00:43:37,078 <幕末の開国論者 佐久間象山は➡ 403 00:43:37,078 --> 00:43:39,797 幕府の命により 上洛。➡ 404 00:43:39,797 --> 00:43:44,602 高瀬川沿いの屋敷で 国事に奔走します。➡ 405 00:43:44,602 --> 00:43:49,807 象山は 都を追放されていた 長州藩士らが➡ 406 00:43:49,807 --> 00:43:54,979 えん罪を訴えるため 御所へ進軍する事を危惧し➡ 407 00:43:54,979 --> 00:43:59,483 天皇の彦根城への遷座を 計画します。➡ 408 00:43:59,483 --> 00:44:04,005 しかし 屋敷付近で刺客に襲われ➡ 409 00:44:04,005 --> 00:44:07,742 非業の死を遂げました。➡ 410 00:44:07,742 --> 00:44:15,232 三条大橋に掲げられたという書状。 象山が 日頃から開国を説き➡ 411 00:44:15,232 --> 00:44:18,035 その上 会津藩と共謀して➡ 412 00:44:18,035 --> 00:44:20,137 遷座を企てたため➡ 413 00:44:20,137 --> 00:44:23,507 天誅を加えたと記されています。➡ 414 00:44:23,507 --> 00:44:31,999 象山は 生前 「百年の後 わが心事を知る者あるべし」と➡ 415 00:44:31,999 --> 00:44:35,937 何度も 口にしていたといいます。➡ 416 00:44:35,937 --> 00:44:40,808 時代の先を読み 開国の 重要性を主張した象山。➡ 417 00:44:40,808 --> 00:44:45,997 その思想は 山本覚馬たちに 受け継がれていきます。➡ 418 00:44:45,997 --> 00:44:51,902 象山の死から8日後 長州藩は 御所に向け 発砲。➡ 419 00:44:51,902 --> 00:44:55,402 進軍は 現実となるのです> 420 00:45:37,515 --> 00:45:43,471 <柳生十兵衛。 柳生但馬守宗矩の嫡男にして➡ 421 00:45:43,471 --> 00:45:46,941 その剣 天下に並ぶ者なし。➡ 422 00:45:46,941 --> 00:45:52,446 寛永14年 島原で 一揆が勃発。➡ 423 00:45:52,446 --> 00:45:56,450 旗頭は 天草四郎時貞。➡ 424 00:45:56,450 --> 00:45:59,437 一揆勢は 原城に立て籠もり➡