1 00:00:33,567 --> 00:00:35,953 (勝)おのしの目は 節穴か!➡ 2 00:00:35,953 --> 00:00:38,956 外を見ろ! 世界に 目を向けてみろ!➡ 3 00:00:38,956 --> 00:00:43,293 内乱なんぞしてたら たちまち 西欧列強に食い潰される。 4 00:00:43,293 --> 00:00:46,630 徳川一家の繁栄と 日本国の存亡。 5 00:00:46,630 --> 00:00:49,299 どっちが重いか よく考えてみろ! 6 00:00:49,299 --> 00:00:53,904 (春嶽)何故 薩摩が 長州の赦免に向けて動くのだ。 7 00:00:53,904 --> 00:00:58,892 (西郷)幕府の一人天下の世に 戻さんためにございもす。 8 00:00:58,892 --> 00:01:04,581 政は 公論をばもって 行わねば ないもはん。 9 00:01:04,581 --> 00:01:06,633 共和政治か。 10 00:01:06,633 --> 00:01:11,622 はい。 新しか国の形にございもす。 11 00:01:11,622 --> 00:01:15,642 国の在り方を模索していた時代➡ 12 00:01:15,642 --> 00:01:19,663 西国諸藩が目指す 共和政治と➡ 13 00:01:19,663 --> 00:01:23,300 徳川家を頂点とする 幕府政治とは➡ 14 00:01:23,300 --> 00:01:28,238 慶喜の出現により 対立が鮮明となった。 15 00:01:28,238 --> 00:01:32,559 (慶喜) 武士の棟梁にふさわしい将軍が 強い幕府を率いてこそ➡ 16 00:01:32,559 --> 00:01:36,630 諸藩は服従し 国は 一つに まとまるのだ。 17 00:01:36,630 --> 00:01:41,635 幕府を立て直すまでは 一歩も引かぬ。 18 00:01:41,635 --> 00:01:45,906 あいつに 将軍につかれては 困った事になる。 19 00:01:45,906 --> 00:01:53,297 薩摩は 公家の岩倉具視と組み 朝廷を味方につけていった。 20 00:01:53,297 --> 00:01:57,297 (岩倉)倒すか? 幕府を。 21 00:01:59,236 --> 00:02:01,238 (銃声) 22 00:02:01,238 --> 00:02:03,223 (八重)また命中。 23 00:02:03,223 --> 00:02:08,228 (川崎)こうした銃を 西国諸藩が 大量に買い入れているなら…➡ 24 00:02:08,228 --> 00:02:12,633 戦の火種は もはや 長州だけではない。➡ 25 00:02:12,633 --> 00:02:16,904 会津は 奥州への入り口だ。 守りを固めるに越した事はない。 26 00:02:16,904 --> 00:02:21,625 一番の要所は やはり…。 27 00:02:21,625 --> 00:02:25,245 白河。 28 00:02:25,245 --> 00:02:34,571 ♬~(テーマ音楽) 29 00:02:34,571 --> 00:05:00,271 ♬~ 30 00:05:06,957 --> 00:05:09,226 八重さん。 31 00:05:09,226 --> 00:05:13,980 ちょっと 待って下さいよ。 32 00:05:13,980 --> 00:05:16,566 もう くたびっちゃたのがし? 33 00:05:16,566 --> 00:05:20,237 急がねえと すぐ昼になっから。 34 00:05:20,237 --> 00:05:40,957 ♬~ 35 00:05:40,957 --> 00:05:45,962 ここは 覚馬さんと 約束した場所なんです。 36 00:05:45,962 --> 00:05:48,298 兄様と? 37 00:05:48,298 --> 00:05:54,905 いざという時は 背炙山に 大砲の鋳造所を造ると。 38 00:05:54,905 --> 00:05:56,905 なるほど。 39 00:05:58,625 --> 00:06:00,925 ここなら いい。 40 00:06:02,896 --> 00:06:05,282 よし! 41 00:06:05,282 --> 00:06:10,320 ♬~ 42 00:06:10,320 --> 00:06:15,620 わあ~! ず~っと向ごうまで 湖だ! 43 00:06:20,297 --> 00:06:23,567 磐梯山…。 44 00:06:23,567 --> 00:06:26,867 美しい…。 45 00:06:32,959 --> 00:06:35,259 尚之助様? 46 00:06:47,224 --> 00:06:52,646 明日は 三代を通って 白河だなし。 47 00:06:52,646 --> 00:06:54,946 ええ。 48 00:07:00,904 --> 00:07:04,641 何を考えでいたんですか? 49 00:07:04,641 --> 00:07:09,341 湖を見ながら 難しい顔して。 50 00:07:10,964 --> 00:07:17,264 背炙山で造る大砲を 船で どこまで運べるかと。 51 00:07:21,942 --> 00:07:26,296 日橋川を下れば…➡ 52 00:07:26,296 --> 00:07:30,584 米沢 越後まで行けそうだ。 53 00:07:30,584 --> 00:07:34,004 なして そったとこまで? 54 00:07:34,004 --> 00:07:43,230 長州攻めでは 都から遠く離れた 名もない村が戦場となりました。 55 00:07:43,230 --> 00:07:48,235 もし 次に 戦が起きたら…。 56 00:07:48,235 --> 00:07:53,235 会津で 何かあんだべか? 57 00:07:55,225 --> 00:07:58,228 分かりません。 58 00:07:58,228 --> 00:08:03,928 しかし 会津は 矢面に立ち過ぎた。 59 00:08:08,622 --> 00:08:13,893 (秋月)再び 都に お召し出し頂き ありがとう存じまする! 60 00:08:13,893 --> 00:08:18,965 (田中)都は 昔とは 様変わりしたぞ。➡ 61 00:08:18,965 --> 00:08:21,968 会津の立場は 難しぐなった。 62 00:08:21,968 --> 00:08:27,274 (容保)そなたの力が要る。 よろしく頼む。 63 00:08:27,274 --> 00:08:31,561 はっ! 一心に勤めまする。 64 00:08:31,561 --> 00:08:38,318 (田中)殿! 本日は もう一人 帰ってきた者がおります。➡ 65 00:08:38,318 --> 00:08:40,570 入れ! 66 00:08:40,570 --> 00:08:50,630 ♬~ 67 00:08:50,630 --> 00:08:54,968 (大蔵)山川大蔵 ただいま 戻りましてごぜえます。 68 00:08:54,968 --> 00:08:59,572 大蔵は 勇ましい面つきになって 戻ってきたな。 69 00:08:59,572 --> 00:09:04,911 はっ! この若輩者に 大役を仰せづけ下さり➡ 70 00:09:04,911 --> 00:09:07,230 ありがとうごぜえました! 71 00:09:07,230 --> 00:09:17,557 殿 これで 都の顔ぶれが すっかり そろいました。 72 00:09:17,557 --> 00:09:19,557 (容保)うむ。 73 00:09:22,228 --> 00:09:24,914 のう 秋月。 74 00:09:24,914 --> 00:09:26,966 はっ。 75 00:09:26,966 --> 00:09:29,969 頼母は 息災か? 76 00:09:29,969 --> 00:09:34,290 はい。 お変わりなく。 77 00:09:34,290 --> 00:09:38,290 そうか。 ならば よい。 78 00:09:47,287 --> 00:09:51,624 ツュントナーデルか…。 いい銃だ。 79 00:09:51,624 --> 00:09:53,626 (覚馬)1,000丁 注文しやした。 80 00:09:53,626 --> 00:09:55,895 プロイセンから 届く手はずになっていやす。 81 00:09:55,895 --> 00:10:00,567 いや~ これなら スナイデルにも 引けを取りやせんね。 ああ。 82 00:10:00,567 --> 00:10:04,267 …で 都の様子 なじょなってる。 83 00:10:10,960 --> 00:10:14,631 薩摩が 朝廷に入り込み ご公儀の非を唱え➡ 84 00:10:14,631 --> 00:10:17,300 長州の罪を解こうとしていやす。 85 00:10:17,300 --> 00:10:21,287 やはり 長州攻めの失策が 響いているか。 86 00:10:21,287 --> 00:10:23,623 いつ 何が起きっか 分がんねえ。 87 00:10:23,623 --> 00:10:27,627 会津は いよいよ 都から離れられなくなりやした。 88 00:10:27,627 --> 00:10:32,627 はあ~ 頼母様が 案じられていだとおりか…。 89 00:10:34,968 --> 00:10:39,889 先ほどのお言葉 殿は 頼母様の事➡ 90 00:10:39,889 --> 00:10:42,959 お心にかけておいでだったのだな。 91 00:10:42,959 --> 00:10:45,259 はい。 92 00:10:47,564 --> 00:10:51,301 大蔵殿は オロシアに行ってたそうだな。 93 00:10:51,301 --> 00:10:57,290 はい。 外国奉行の供をして ドイツ フランス オロシアと回りやした。 94 00:10:57,290 --> 00:11:00,960 何を見できた? 軍備 産物 学問…➡ 95 00:11:00,960 --> 00:11:03,563 目覚ましいものが 数々 ありやした。 96 00:11:03,563 --> 00:11:08,318 んだげんじょ 日本が劣ってるとは 到底 思いやせん。 97 00:11:08,318 --> 00:11:12,956 技術を学びさえすりゃ 異国に 負ける事は ねえものと思いやす。 98 00:11:12,956 --> 00:11:16,576 要は 志です。 99 00:11:16,576 --> 00:11:18,895 んだな。 100 00:11:18,895 --> 00:11:24,250 ただ ご公儀の役人は その志を見失ってる。 101 00:11:24,250 --> 00:11:26,252 人材が入り用な時に➡ 102 00:11:26,252 --> 00:11:29,622 肩書にこだわる あの心の狭さでは➡ 103 00:11:29,622 --> 00:11:35,295 この先 この国の舵取りは 難しいものと思われます。 104 00:11:35,295 --> 00:11:37,295 う~ん…。 105 00:11:39,299 --> 00:11:43,636 蝦夷地での暮らしも 無駄ではなかったぞ。 106 00:11:43,636 --> 00:11:47,290 海には ニシンが 山のように押し寄せできて➡ 107 00:11:47,290 --> 00:11:49,626 交易のできる港もある。 108 00:11:49,626 --> 00:11:54,230 長崎でも 交易が 莫大な富を生むのを見やした。 109 00:11:54,230 --> 00:11:57,967 西国諸藩が豊かなのは そのためです。 110 00:11:57,967 --> 00:12:02,639 会津にも 海があれば どんなにいいか…。 111 00:12:02,639 --> 00:12:06,659 あっ そうだ。 112 00:12:06,659 --> 00:12:11,297 美しかったぞ! 八重殿の花嫁姿。 113 00:12:11,297 --> 00:12:15,902 そうがし! 美しかったか あのおてんばが。 114 00:12:15,902 --> 00:12:18,621 (笑い声) 115 00:12:18,621 --> 00:12:23,226 (川崎)昔 この辺りには 関所があったそうです。 116 00:12:23,226 --> 00:12:26,229 歌のとおりだなし。 117 00:12:26,229 --> 00:12:30,900 「秋風ぞ吹く 白河の関」。 118 00:12:30,900 --> 00:12:36,573 白河の関は 奥州の者が 都に攻め込むのを➡ 119 00:12:36,573 --> 00:12:39,225 防ぐために造られたといいます。 120 00:12:39,225 --> 00:12:44,948 皮肉にも この関を越えて 攻め入ってくるのは いつも➡ 121 00:12:44,948 --> 00:12:48,968 南の者たちでした。 122 00:12:48,968 --> 00:12:55,024 もし また そった事が起きたら…。 123 00:12:55,024 --> 00:12:58,324 杞憂であれば よいのですが…。 124 00:13:03,917 --> 00:13:08,288 あっ だるま。 125 00:13:08,288 --> 00:13:13,293 (店主)白河だるまだ。 1つ どうかね?➡ 126 00:13:13,293 --> 00:13:18,565 眉は 鶴。 ひげは 亀。 127 00:13:18,565 --> 00:13:27,557 顎ひげは 松。 鬢は 梅。 顔の下には 竹だ。 128 00:13:27,557 --> 00:13:30,910 松竹梅に 鶴亀か。 129 00:13:30,910 --> 00:13:35,565 1つ 買いましょうか。 はい! 130 00:13:35,565 --> 00:13:37,865 (店主)ありがとなし。 131 00:13:42,956 --> 00:13:49,963 あれが 安達太良山。 川の向こうが 安達ケ原です。 132 00:13:49,963 --> 00:13:51,963 さあ。 133 00:13:57,620 --> 00:14:02,292 安達ケ原には 鬼ばばがいるそうです。 134 00:14:02,292 --> 00:14:06,896 旅の人を 殺しては食い 殺しては食い! 135 00:14:06,896 --> 00:14:08,898 (笑い声) 136 00:14:08,898 --> 00:14:11,198 (銃声) 137 00:14:18,291 --> 00:14:22,291 あれ 子どもたちが…。 138 00:14:26,633 --> 00:14:28,968 (銃声) 139 00:14:28,968 --> 00:14:34,668 なかなか うめえもんですね。 (川崎)ゲベールが重そうだな。 140 00:14:36,225 --> 00:14:38,227 (才次郎)何を のぞいてんだ!➡ 141 00:14:38,227 --> 00:14:41,914 おめえたち どこの者だ! 二本松を探りに来だのか!? 142 00:14:41,914 --> 00:14:45,301 んでねえ。 見てただけだし。 143 00:14:45,301 --> 00:14:48,571 おなごは 鉄砲なんか見ねえぞ。 怪しいな! 144 00:14:48,571 --> 00:14:51,224 (木村)こら 何してる! 145 00:14:51,224 --> 00:14:53,226 あっ 若先生! 146 00:14:53,226 --> 00:14:55,895 人に銃を向げてはならねえ! いつも 言ってっぺ! 147 00:14:55,895 --> 00:14:58,247 だげんじょ 間者だがもしんねえ。 148 00:14:58,247 --> 00:15:00,633 (川崎)ハッハッハ。 149 00:15:00,633 --> 00:15:04,253 旅の者です。 会津から来ました。 150 00:15:04,253 --> 00:15:06,906 ご無礼を致しやした。 151 00:15:06,906 --> 00:15:09,206 いえ。 152 00:15:10,960 --> 00:15:13,296 (銃声) (二階堂)才次郎!➡ 153 00:15:13,296 --> 00:15:16,299 しっかり 目ぇ開けろ。 はい。 154 00:15:16,299 --> 00:15:19,952 (川崎)では 木村殿は 江戸にいらしたのですか。 155 00:15:19,952 --> 00:15:22,622 (木村)江川砲兵塾に 3年。 156 00:15:22,622 --> 00:15:25,391 砲術師範の父だけでは 手が足んにえので➡ 157 00:15:25,391 --> 00:15:27,560 先頃 帰藩しやした。➡ 158 00:15:27,560 --> 00:15:30,980 年若で 砲術道場に通えねえ者たちを➡ 159 00:15:30,980 --> 00:15:32,999 私が教えています。 160 00:15:32,999 --> 00:15:37,637 若先生 そろそろ しまいにすっぺ。 (木村)んだな。➡ 161 00:15:37,637 --> 00:15:40,590 こぢらは 会津の砲術家の方たちだ。 162 00:15:40,590 --> 00:15:42,892 会津から わざわざ。 163 00:15:42,892 --> 00:15:46,629 んだら ひとつ 手本でも見せてもらんにべが。 164 00:15:46,629 --> 00:15:50,633 お手本ならば 妻が お目にかけます。 165 00:15:50,633 --> 00:15:53,333 ご新造さんが? 166 00:15:58,624 --> 00:16:02,895 おなごに 銃が撃てっぺか。 撃ったはずみに ひっくり返っぺ。 167 00:16:02,895 --> 00:16:06,195 (笑い声) (二階堂)こら! 静かにせえ! 168 00:16:15,575 --> 00:16:17,575 (銃声) 169 00:16:20,580 --> 00:16:22,582 命中。 170 00:16:22,582 --> 00:16:24,584 お見事! 171 00:16:24,584 --> 00:16:26,884 すげえな! 172 00:16:28,621 --> 00:16:33,576 (二階堂)おなごが 銃の名手とは… いや さすが 会津だわ。 173 00:16:33,576 --> 00:16:36,579 いや。 妻は 変わり種でして。 174 00:16:36,579 --> 00:16:39,232 会津は 武門の国ですが➡ 175 00:16:39,232 --> 00:16:41,968 銃砲の備えは むしろ後れています。 176 00:16:41,968 --> 00:16:47,473 二本松藩も ご覧のとおり まだ ゲベールや火縄銃です。➡ 177 00:16:47,473 --> 00:16:49,725 いぐら 撃ぢ方の稽古しても➡ 178 00:16:49,725 --> 00:16:52,962 相手の銃が スナイデルのような最新式では➡ 179 00:16:52,962 --> 00:16:55,631 とても 太刀打ちできねえわ。 180 00:16:55,631 --> 00:16:59,952 たまげたなあ! 八重様は 大した腕だ。 181 00:16:59,952 --> 00:17:02,288 (才次郎)まごとに おなごか? んだ。 182 00:17:02,288 --> 00:17:04,957 安達ケ原の鬼ばばではねえよ。 183 00:17:04,957 --> 00:17:09,657 (笑い声) 184 00:17:11,297 --> 00:17:13,966 俺も うまくなっちえなあ。 185 00:17:13,966 --> 00:17:16,636 才次郎は 目ぇ つぶっちまうがあんな。 186 00:17:16,636 --> 00:17:19,288 おめえだけだぞ まだ 目ぇ開けらんにのは。 187 00:17:19,288 --> 00:17:21,290 (笑い声) 188 00:17:21,290 --> 00:17:24,894 私も 昔 よぐ叱られた。 189 00:17:24,894 --> 00:17:29,298 「目ぇ閉じんな。 悪い癖だ」って。 190 00:17:29,298 --> 00:17:32,301 八重さん そろそろ。 191 00:17:32,301 --> 00:17:35,955 はい。 んだら。 192 00:17:35,955 --> 00:17:38,955 (子どもたち) ありがとうごぜえやした! 193 00:17:43,563 --> 00:17:46,566 (才次郎)八重様! 194 00:17:46,566 --> 00:17:48,568 なじょしたんだし? 195 00:17:48,568 --> 00:17:51,954 八重様は 目を閉じる癖 なじょして 直したのですか? 196 00:17:51,954 --> 00:17:53,954 教えてくなんしょ! 197 00:17:55,908 --> 00:17:58,294 秘けつは➡ 198 00:17:58,294 --> 00:18:02,632 目を開けようとしねえ事です。 え? 199 00:18:02,632 --> 00:18:07,970 目の事は忘れて 弾の行方だけ追えばいいんだし。 200 00:18:07,970 --> 00:18:11,970 「目の事は忘れて」か…。 201 00:18:21,968 --> 00:18:27,974 これに 願かけてみらんしょ。 大きな目玉 描いで➡ 202 00:18:27,974 --> 00:18:33,246 だるまさんみたく 目ぇ開けていられるようにって。 203 00:18:33,246 --> 00:18:36,232 だるまの目が…。 204 00:18:36,232 --> 00:18:38,634 頑張んべ! 205 00:18:38,634 --> 00:18:41,287 はい! ありがとない! 206 00:18:41,287 --> 00:18:44,590 んだら 道中 お気を付けて! 207 00:18:44,590 --> 00:18:46,592 はい。 208 00:18:46,592 --> 00:18:56,919 ♬~ 209 00:18:56,919 --> 00:19:00,223 あっ ごめんなんしょ。 210 00:19:00,223 --> 00:19:05,228 買ってもらっただるま あげちまった。 211 00:19:05,228 --> 00:19:08,915 また いつか 買いに行きましょう。 212 00:19:08,915 --> 00:19:11,968 はい。 213 00:19:11,968 --> 00:19:15,955 ≪(才次郎)ほら 見でくれ! 八重様に もらったんだ! 214 00:19:15,955 --> 00:19:23,255 ≪(子どもたちの声) 215 00:19:25,631 --> 00:19:27,900 (広沢)皆様! なじょした? 216 00:19:27,900 --> 00:19:32,288 薩摩兵1,000人 大坂に入ったとの 知らせにごぜえます。 何!? 217 00:19:32,288 --> 00:19:34,957 ♬~ 218 00:19:34,957 --> 00:19:38,628 薩摩め 何をしに来た!?➡ 219 00:19:38,628 --> 00:19:41,964 守護職と所司代に 使いを送れ。➡ 220 00:19:41,964 --> 00:19:46,969 御所の守りと 市中の警固を固めるのだ。 はっ! 221 00:19:46,969 --> 00:19:52,669 薩摩め… 何を企んでおる。 222 00:19:55,911 --> 00:19:58,898 (男)また 来ますき。 223 00:19:58,898 --> 00:20:10,559 ♬~ 224 00:20:10,559 --> 00:20:13,562 (大山)あにさあ。➡ 225 00:20:13,562 --> 00:20:15,965 ただいま 戻りもした。 226 00:20:15,965 --> 00:20:18,265 おお 弥助どん。 227 00:20:20,569 --> 00:20:24,573 今 土佐の者と 擦れ違いもしたが…。 228 00:20:24,573 --> 00:20:28,294 後藤象二郎じゃ。 229 00:20:28,294 --> 00:20:31,230 では 土佐兵を 率いてきたとごわすか? 230 00:20:31,230 --> 00:20:35,918 うんにゃ。 出兵は できんちゅうてきた。 231 00:20:35,918 --> 00:20:38,287 ないごてごわすか! 232 00:20:38,287 --> 00:20:42,892 薩摩兵1,000人は もう 大坂まで来よっちゅうとに。 233 00:20:42,892 --> 00:20:49,192 まず そっちの首尾から聞こかい。 234 00:20:51,300 --> 00:21:00,300 横浜のファーブル・ブラント商会から 銃300丁 買い付けてきもした。 235 00:21:01,894 --> 00:21:05,631 僅かな金で そげん大量に買えたか。 236 00:21:05,631 --> 00:21:10,903 傷物も交ぜっせえ 二束三文に買いたたきもした。 237 00:21:10,903 --> 00:21:14,957 壊れた銃を どげんすっとか? 238 00:21:14,957 --> 00:21:17,626 直して使えば よすごわす。 239 00:21:17,626 --> 00:21:20,963 銃は 数をば そろえっとが 先決ごわんで。 240 00:21:20,963 --> 00:21:24,967 あればあるほど 敵は おじけづきもんそ。 241 00:21:24,967 --> 00:21:27,967 さすがは 弥助どん。 242 00:21:30,573 --> 00:21:35,561 そいより 土佐んこつです。➡ 243 00:21:35,561 --> 00:21:38,297 ないごて 兵を出さんとごわすか? 244 00:21:38,297 --> 00:21:45,905 うむ… 山内容堂公が 「慶喜をば 説得しっせえ➡ 245 00:21:45,905 --> 00:21:51,227 政権をば 返上さす」っち 仰せでな。 246 00:21:51,227 --> 00:21:54,630 慶喜を 将軍の座から 引きずり下ろすために➡ 247 00:21:54,630 --> 00:21:58,234 兵を挙げ 幕府を脅す約束にごわした。 248 00:21:58,234 --> 00:22:02,238 ところが 「挙兵は 断じてならん」。 249 00:22:02,238 --> 00:22:06,575 薩摩にも 「兵をば引け」ちゅうてきた。 250 00:22:06,575 --> 00:22:09,628 ないごてごわすか! 251 00:22:09,628 --> 00:22:13,928 武力を見せんな 慶喜は 政権をば手放しもはん。 252 00:22:16,969 --> 00:22:22,969 ここまで進めっきたもんをば 土佐に邪魔されっとは…。 253 00:22:24,577 --> 00:22:27,963 先手をば打たんなならん。 254 00:22:27,963 --> 00:22:32,968 期限は 神戸が開港する12月7日。➡ 255 00:22:32,968 --> 00:22:35,971 各国公使が 表敬訪問に来る。➡ 256 00:22:35,971 --> 00:22:38,958 慶喜に出られては➡ 257 00:22:38,958 --> 00:22:44,230 世界が 徳川をば 日本の長と 認むっこつになる。 258 00:22:44,230 --> 00:22:46,232 どげんしもんそか? 259 00:22:46,232 --> 00:22:51,532 やはり 朝廷に動いて頂かねば。 260 00:22:53,956 --> 00:22:57,656 おはんも一緒に来え。 ええ。 261 00:22:59,912 --> 00:23:03,966 俺は しくじったんだべか? 262 00:23:03,966 --> 00:23:06,635 銃の買い付けだ。 263 00:23:06,635 --> 00:23:10,289 ツュントナーデルを 1,000丁。 上々ではねえですか。 264 00:23:10,289 --> 00:23:14,627 薩摩の動きが速すぎる。 こった事なら 旧式でも何でも➡ 265 00:23:14,627 --> 00:23:18,247 手当たりしだいに かき集めた方が よかったか。 266 00:23:18,247 --> 00:23:23,302 ♬~ 267 00:23:23,302 --> 00:23:28,290 (広沢)ああ… また いつもの騒ぎだ。 268 00:23:28,290 --> 00:23:31,990 ♬「ええじゃないか ええじゃないか ええじゃないか」 269 00:23:34,964 --> 00:23:38,964 (広沢)末世ですね。 こった事が はやるとは…。 270 00:23:45,891 --> 00:23:48,244 あれは! 271 00:23:48,244 --> 00:23:51,297 ♬~ 272 00:23:51,297 --> 00:23:53,899 これも 薩摩の画策でしょうか? 273 00:23:53,899 --> 00:23:57,903 ねえ 覚馬さ…。 覚馬さん!? 274 00:23:57,903 --> 00:24:00,639 どけ! どいてくれ! (男)何や 邪魔やな!➡ 275 00:24:00,639 --> 00:24:02,892 どかんでも ええじゃないか! ええじゃないか! 276 00:24:02,892 --> 00:24:06,912 西郷! にしゃ 何 企んでる! 277 00:24:06,912 --> 00:24:33,622 ♬~ 278 00:24:33,622 --> 00:24:37,293 (覚馬)待て! 待ってくれ! 279 00:24:37,293 --> 00:24:41,293 (男1)会津の者じゃ。 (男2)やっちゃるか。 280 00:24:46,635 --> 00:24:49,635 危ない! こちらへ! 281 00:24:54,977 --> 00:24:59,565 (大垣屋)いい加減にせえ! やあ! 282 00:24:59,565 --> 00:25:01,967 うわっ! あ~! 283 00:25:01,967 --> 00:25:06,288 (男たち)くそ~! チクショー! 284 00:25:06,288 --> 00:25:10,292 おけがは ありまへんか? どなたですか? 285 00:25:10,292 --> 00:25:12,592 お見忘れどすか? 286 00:25:14,296 --> 00:25:16,565 覚馬さん! 西郷がいた! 287 00:25:16,565 --> 00:25:19,568 後を追ってくれ! はい!➡ 288 00:25:19,568 --> 00:25:21,904 いない! どっちに行った!? 289 00:25:21,904 --> 00:25:25,204 やつら 何か企んでる! 追わねえと! 290 00:25:30,296 --> 00:25:35,301 山本様 お目を どないしはりました? 291 00:25:35,301 --> 00:25:40,301 ♬~ 292 00:25:41,907 --> 00:25:44,607 (野沢)先生! 293 00:25:48,631 --> 00:25:51,900 覚馬先生と知っての 狼藉でしょうか? 294 00:25:51,900 --> 00:25:55,954 いや。 言葉で 会津と気付いたようだ。 295 00:25:55,954 --> 00:25:58,641 (明石)物騒やのう。 踊りに紛れて➡ 296 00:25:58,641 --> 00:26:01,226 長州の者が 入り込んでるのやろか。 297 00:26:01,226 --> 00:26:04,229 天から お札をまいて 騒がせとるのも➡ 298 00:26:04,229 --> 00:26:08,300 長州や薩摩の仕業だろう。 んだな。 299 00:26:08,300 --> 00:26:11,570 そやろか? 300 00:26:11,570 --> 00:26:16,959 あれは 誰が 音頭取りという事もない。 301 00:26:16,959 --> 00:26:22,564 おのずと沸き起こったもんの ように見えます。 302 00:26:22,564 --> 00:26:26,301 長州攻めの折に どこの藩も➡ 303 00:26:26,301 --> 00:26:29,905 米や みそを ぎょうさん買わはった。 304 00:26:29,905 --> 00:26:32,908 おかげで 物の値段は どんどん高うなって➡ 305 00:26:32,908 --> 00:26:36,562 暮らし向きは 悪うなるばっかりや。 306 00:26:36,562 --> 00:26:42,968 その鬱憤 踊りで晴らしてんのと ちゃいますやろか。 307 00:26:42,968 --> 00:26:48,957 (広沢)確かに 一揆や 打ち壊しが あちこちで起きてる。 308 00:26:48,957 --> 00:26:55,297 毎日 苦しゅうて 苦しゅうて 皆 うじうじしとんのどす。 309 00:26:55,297 --> 00:27:00,285 世の中 ガラリと ようならんもんか。➡ 310 00:27:00,285 --> 00:27:05,285 日本の世直し ええじゃないかと。 311 00:27:07,292 --> 00:27:13,292 大垣屋 世直しっつうのは 何だ? 312 00:27:14,967 --> 00:27:17,236 ご公儀も 会津も➡ 313 00:27:17,236 --> 00:27:19,922 今のままの世が よいとは 思っちゃいねえ。 314 00:27:19,922 --> 00:27:24,226 それは 薩摩や長州も同じだ。 315 00:27:24,226 --> 00:27:29,631 だげんじょ 目指す先が違い過ぎる。 316 00:27:29,631 --> 00:27:37,623 ほたら また 戦をして 相手をねじ伏せるのどすか? 317 00:27:37,623 --> 00:27:42,323 いや 戦は なんねえ。 318 00:27:45,314 --> 00:27:51,336 薩摩も 長州も 既に 戦備えが調ってんべ。 319 00:27:51,336 --> 00:27:57,036 今やれば ねじ伏せられるのは こっちだ! 320 00:27:59,578 --> 00:28:02,231 (木戸)土佐と手を組むとは➡ 321 00:28:02,231 --> 00:28:06,531 薩摩には 幕府を倒す気が あるんじゃろうか。 322 00:28:08,570 --> 00:28:10,572 (大久保)木戸先生➡ 323 00:28:10,572 --> 00:28:15,561 我々は 土佐を取り込むのが 得策と踏んだのです。 324 00:28:15,561 --> 00:28:18,230 じゃが 容堂公の説く大政奉還は➡ 325 00:28:18,230 --> 00:28:21,967 徳川の生き残り策に すぎんじゃろ。 326 00:28:21,967 --> 00:28:25,904 それが はっきり分かりました。 327 00:28:25,904 --> 00:28:31,293 そいごわんで 土佐とは もう手を切ります。 328 00:28:31,293 --> 00:28:34,897 幕府を倒す覚悟に 変わりはなかろうな。 329 00:28:34,897 --> 00:28:41,897 無論。 そんために 1,000の兵を 大坂に進めもした。 330 00:28:43,655 --> 00:28:48,894 もし 慶喜が 容堂公の献策を入れて➡ 331 00:28:48,894 --> 00:28:53,248 政権を返上したら どねえします? 332 00:28:53,248 --> 00:28:56,635 挙兵の大義が失われてしまうが。 333 00:28:56,635 --> 00:29:00,622 そいごわんで こっちも 土佐より早く➡ 334 00:29:00,622 --> 00:29:03,625 算段をつけねばなりません。 335 00:29:03,625 --> 00:29:05,627 算段とは? 336 00:29:05,627 --> 00:29:08,927 朝廷のお力を借ります。 337 00:29:12,301 --> 00:29:15,287 密勅か…。 338 00:29:15,287 --> 00:29:22,287 大義のため 邪魔者は除かねばないもはん。 339 00:29:35,557 --> 00:29:38,227 お帰んなんしょ。 340 00:29:38,227 --> 00:29:45,527 旦那様 お城からのお呼び出し なじょな お話でしたか? 341 00:29:47,636 --> 00:29:57,629 日新館砲術師範 13人扶持で お召し抱えと決まりました! 342 00:29:57,629 --> 00:30:01,633 (一同)おめでとうごぜえやす。 343 00:30:01,633 --> 00:30:06,622 (権八)婿殿の腕からすっと 13人扶持は 少ねえげんじょ➡ 344 00:30:06,622 --> 00:30:11,627 お勝手元も苦しい折だ。 まずは よかんべと思わねえとな。 345 00:30:11,627 --> 00:30:15,914 はい。 働き次第では ご加増もあんべ。 346 00:30:15,914 --> 00:30:19,585 忠勤に励むように。 347 00:30:19,585 --> 00:30:21,570 承知しました。 348 00:30:21,570 --> 00:30:23,639 (笑い声) 349 00:30:23,639 --> 00:30:28,293 (佐久)よかったなし。 祝言から2年たっても➡ 350 00:30:28,293 --> 00:30:31,964 お声が かかんなかったから 気がもめた。 351 00:30:31,964 --> 00:30:35,734 おっ母様 お召し抱えになったのは➡ 352 00:30:35,734 --> 00:30:39,304 私と夫婦になったからでは ねえがらし。 353 00:30:39,304 --> 00:30:43,959 尚之助様の腕が認められでの事だ。 354 00:30:43,959 --> 00:30:46,328 んだなし。 355 00:30:46,328 --> 00:30:50,899 いえ 仕官が決まったのは➡ 356 00:30:50,899 --> 00:30:54,953 砲兵の備えが ますます求められているからです。 357 00:30:54,953 --> 00:30:58,290 薩摩が 大坂に兵を進めてきた。 358 00:30:58,290 --> 00:31:01,560 都は ものものしくなるばっかりだ。 359 00:31:01,560 --> 00:31:06,560 (うら)また 戦が始まんのがなし。 360 00:31:08,233 --> 00:31:13,956 (権八)上の方々も 昔とは違い 新しい考えにも 耳を貸すべ。 361 00:31:13,956 --> 00:31:17,909 お家のためになる事は 遠慮せず申し上げろ。 362 00:31:17,909 --> 00:31:19,911 はい。 363 00:31:19,911 --> 00:31:22,297 家は なじょすんだ? 364 00:31:22,297 --> 00:31:26,969 いつまでも 蔵の2階に 住む訳にはいかねえべ? 365 00:31:26,969 --> 00:31:31,890 おお。 拝領屋敷の話は あったか? 366 00:31:31,890 --> 00:31:36,294 できれば このまま 置いて頂きたいのですが。 367 00:31:36,294 --> 00:31:40,565 それは駄目だ。 一人前の藩士が 居候では 外聞が悪い。 368 00:31:40,565 --> 00:31:43,618 ですが 学問をするにも 銃を作るにも➡ 369 00:31:43,618 --> 00:31:46,618 ここが 一番 都合がよいのです。 370 00:31:48,223 --> 00:31:52,223 (権八)八重は なじょな考えだ? 371 00:31:53,895 --> 00:31:58,233 私は 今のままで構わねえ。 372 00:31:58,233 --> 00:32:01,933 是非 お願いします。 373 00:32:04,239 --> 00:32:08,627 んだら しかたねえか。 374 00:32:08,627 --> 00:32:10,962 うん。 だなし。 375 00:32:10,962 --> 00:32:18,570 (笑い声) 376 00:32:18,570 --> 00:32:21,570 ありがとなし。 377 00:32:23,909 --> 00:32:27,963 居候のままでいいと 言ってくれたのは➡ 378 00:32:27,963 --> 00:32:33,963 兄様と三郎のいない家を 守るためだべ? 379 00:32:37,622 --> 00:32:42,622 お父様も ほっとしてた。 380 00:32:47,299 --> 00:32:53,299 会津に来て もう10年です。 381 00:33:04,966 --> 00:33:12,966 ここは 私にとっても 住み慣れた我が家なのですよ。 382 00:33:16,962 --> 00:33:18,962 はい。 383 00:33:23,235 --> 00:33:28,573 (内蔵助) 白河街道 二本松街道の見聞録➡ 384 00:33:28,573 --> 00:33:32,561 子細にわたり よぐ書いてある。 385 00:33:32,561 --> 00:33:34,563 はっ。 386 00:33:34,563 --> 00:33:40,235 (萱野)川崎。 背炙山に反射炉を造る案➡ 387 00:33:40,235 --> 00:33:44,222 よくぞ思いついた。 恐れ入ります。 388 00:33:44,222 --> 00:33:49,961 (内蔵助)御所の戦では 大砲の力を目の当だりにした。 389 00:33:49,961 --> 00:33:58,637 にしゃが申し出でいた 新式銃の件も 吟味すべきと思う。 390 00:33:58,637 --> 00:34:02,624 はい! (内蔵助)だげんじょ➡ 391 00:34:02,624 --> 00:34:05,911 すぐには取りかかれん。 392 00:34:05,911 --> 00:34:10,232 昨年の大火と不作に加え➡ 393 00:34:10,232 --> 00:34:14,236 長崎で買った銃の代金の工面も あってな。➡ 394 00:34:14,236 --> 00:34:18,957 もはや 借りる当てがないと 御借金方が泣きついてまいった。 395 00:34:18,957 --> 00:34:23,962 (内蔵助) 会津は 都で 金を使い過ぎた。 396 00:34:23,962 --> 00:34:26,965 我らも苦しい。➡ 397 00:34:26,965 --> 00:34:29,265 分かんべ。 398 00:34:31,903 --> 00:34:45,233 ♬~ 399 00:34:45,233 --> 00:34:50,288 八重さん。 はい。 400 00:34:50,288 --> 00:34:55,894 次は 日光口と越後口を回りましょう。 401 00:34:55,894 --> 00:34:57,896 え? 402 00:34:57,896 --> 00:35:04,252 1つ駄目なら また 次の手を打つまでです。 403 00:35:04,252 --> 00:35:10,575 金がなくても できる事はあるはずだ。 404 00:35:10,575 --> 00:35:13,245 はい。 405 00:35:13,245 --> 00:35:40,572 ♬~ 406 00:35:40,572 --> 00:35:44,893 峠越えでは 八重さんに置いていかれぬよう➡ 407 00:35:44,893 --> 00:35:48,897 足腰を少し鍛えなければ。 408 00:35:48,897 --> 00:35:55,897 私に追いつくには まだまだ 修業がいっからし。 409 00:35:57,906 --> 00:36:00,206 そうですね。 410 00:36:02,294 --> 00:36:09,294 (岩倉)近いうち 薩摩と長州に この勅が下りる。 411 00:36:11,236 --> 00:36:20,962 (大久保)「賊臣慶喜を殄戮し 速やかに 回天の偉勲を奏し…」。 412 00:36:20,962 --> 00:36:22,964 こいは…。 413 00:36:22,964 --> 00:36:26,968 慶喜を殺せとの詔書や。 414 00:36:26,968 --> 00:36:33,268 これぐらい激しく あおらんと 誰も 本気で やらんやろ。 415 00:36:36,294 --> 00:36:43,301 (岩倉)守護職 松平容保と 所司代を討つ勅旨も➡ 416 00:36:43,301 --> 00:36:46,288 同し時に出る。➡ 417 00:36:46,288 --> 00:36:51,626 勅が下り次第 すぐに動くのやぞ。 418 00:36:51,626 --> 00:36:57,632 慶喜は 知恵者や。 どっちが得か はかりにかけて➡ 419 00:36:57,632 --> 00:37:01,236 さっさと 政権を投げ出すかもしれん。➡ 420 00:37:01,236 --> 00:37:08,936 そうなったら 慶喜を奸賊とした この詔書が うそになる。 421 00:37:12,230 --> 00:37:14,530 それと…。 422 00:37:21,623 --> 00:37:23,623 これを。 423 00:37:25,627 --> 00:37:27,629 (大久保)何でごわんそか? 424 00:37:27,629 --> 00:37:30,632 (岩倉)朝敵を討つ旗印。 425 00:37:30,632 --> 00:37:37,288 帝の兵である官軍は この錦旗を掲げるのや。 426 00:37:37,288 --> 00:37:41,292 錦の御旗か…。➡ 427 00:37:41,292 --> 00:37:43,294 どこにあるのです? 428 00:37:43,294 --> 00:37:47,565 ハッハッハ! あほな事を。 こないなもの ある訳がない。➡ 429 00:37:47,565 --> 00:37:57,565 作るのや。 大和錦と 紅白の緞子で 立派に仕立てるのやで。 430 00:38:00,295 --> 00:38:08,970 大久保。 一歩 間違うたら こっちが逆賊となって➡ 431 00:38:08,970 --> 00:38:12,574 真っ逆さまやぞ。 432 00:38:12,574 --> 00:38:18,296 ♬~ 433 00:38:18,296 --> 00:38:20,796 (銃声) 434 00:38:25,303 --> 00:38:28,303 弾 込め! 435 00:38:30,291 --> 00:38:32,591 狙え! 436 00:38:34,629 --> 00:38:37,582 撃て! (銃声) 437 00:38:37,582 --> 00:38:43,571 ♬~ 438 00:38:43,571 --> 00:38:45,890 (銃声) 439 00:38:45,890 --> 00:38:48,590 こいでよか。 440 00:38:50,295 --> 00:38:53,595 もう いつでも立てる。 441 00:38:56,234 --> 00:39:00,972 昨日 土佐の後藤象二郎なる者が➡ 442 00:39:00,972 --> 00:39:06,672 老中のもとに 容堂の建白書を届けてきた。 443 00:39:09,631 --> 00:39:14,631 容堂様が 何の建議でござりまするか? 444 00:39:16,638 --> 00:39:22,660 政権を返上せよと 進言してまいった。 445 00:39:22,660 --> 00:39:28,633 260年余り 幕府が執り行ってきた政を➡ 446 00:39:28,633 --> 00:39:33,621 朝廷に お返し申し上げよというのじゃ。 447 00:39:33,621 --> 00:39:36,321 それは 一体…。 448 00:39:39,627 --> 00:39:42,130 (定敬)神祖 家康公以降➡ 449 00:39:42,130 --> 00:39:47,569 政は 幕府が行うものと 決まっておりまする。 450 00:39:47,569 --> 00:39:53,558 わしは この策を受けようと思う。 451 00:39:53,558 --> 00:39:55,858 大政を奉還する。 452 00:40:04,002 --> 00:40:08,957 (秋月)政権を返上するだと!? 453 00:40:08,957 --> 00:40:13,228 それは 幕府が無くなるという事か!? 454 00:40:13,228 --> 00:40:17,916 (後藤) 朝廷を中心に 公議公論による➡ 455 00:40:17,916 --> 00:40:21,302 新しい政体を作るゆう事です。 456 00:40:21,302 --> 00:40:24,956 そのような策 聞き入れられるとは思えませぬ。 457 00:40:24,956 --> 00:40:29,961 これは 将軍家の おためにもなる策でございます。 458 00:40:29,961 --> 00:40:35,917 用意が整うまで 邪魔をする者 暴発する者が出んよう➡ 459 00:40:35,917 --> 00:40:39,621 貴藩のご助力を賜りたい! 460 00:40:39,621 --> 00:40:46,961 (慶喜)幕府が強ければ 薩摩や長州など恐れる事はない。➡ 461 00:40:46,961 --> 00:40:50,565 そのはずであった。 462 00:40:50,565 --> 00:40:55,954 政権を握っているゆえ 倒されるのだ。 463 00:40:55,954 --> 00:41:00,954 お返ししてしまえば 討たれるいわれは もうない。 464 00:41:02,560 --> 00:41:04,963 なれど そのために 幕府を失っては➡ 465 00:41:04,963 --> 00:41:09,234 どうにもならぬでは ありませぬか! 466 00:41:09,234 --> 00:41:13,955 いや。 この策を用いてこそ➡ 467 00:41:13,955 --> 00:41:17,255 徳川を守る事ができる。 468 00:41:18,960 --> 00:41:24,566 朝廷には 政を行う人材も 戦をする兵もない。 469 00:41:24,566 --> 00:41:30,238 政権を返されたとて 何もできぬわ。 470 00:41:30,238 --> 00:41:35,538 しばらくは 従来どおり 我らが 国を動かす事となろう。 471 00:41:37,629 --> 00:41:44,629 その間に 徳川の威信を保つための 手を打てばよい。 472 00:41:46,621 --> 00:41:49,891 将軍職は…➡ 473 00:41:49,891 --> 00:41:53,191 将軍職は どうなるのでございます!? 474 00:41:56,297 --> 00:41:59,797 武家の棟梁のお立場は!? 475 00:42:20,288 --> 00:42:22,588 (嘔吐する音) 476 00:42:25,293 --> 00:42:32,834 たとえ 将軍の名を失っても…➡ 477 00:42:32,834 --> 00:42:39,034 徳川家が 天下一の 大大名である事は 変わらぬ! 478 00:42:41,893 --> 00:42:47,231 すぐに やらねばならぬ。 薩摩が動き出す前に。 479 00:42:47,231 --> 00:42:52,236 のるかそるか ここが勝負どころよ。 480 00:42:52,236 --> 00:42:57,236 捨て身でいかねば 道は開けぬ。 481 00:43:01,295 --> 00:43:06,567 将軍様が お辞めになんなら 会津は 誰に お仕えすんのがし? 482 00:43:06,567 --> 00:43:09,237 (時栄)山本様ですか? 小田時栄どす。➡ 483 00:43:09,237 --> 00:43:11,956 大垣屋さんの親方から 申しつかってまいりました。 484 00:43:11,956 --> 00:43:17,578 (岩倉)王政復古や! 日本を 神武創業の始めに戻す。 485 00:43:17,578 --> 00:43:20,581 出陣の手はずをとりもす。 486 00:43:20,581 --> 00:43:23,301 これは…! 487 00:43:23,301 --> 00:43:26,287 (秋月) 門の内外が 入れ代わった。➡ 488 00:43:26,287 --> 00:43:31,287 我らが 長州を追っ払った時と そっくり同じだ。 489 00:43:35,630 --> 00:43:38,900 <古くから 関所が置かれていた この地は➡ 490 00:43:38,900 --> 00:43:42,320 奥羽地方への玄関口として栄え➡ 491 00:43:42,320 --> 00:43:46,557 戊辰戦争でも 激戦地となりました。➡ 492 00:43:46,557 --> 00:43:49,627 城下町を建設したのは➡ 493 00:43:49,627 --> 00:43:55,633 織田信長の重臣 丹羽長秀の長男 長重。➡ 494 00:43:55,633 --> 00:43:59,954 関ヶ原の合戦のあと 丹羽家は取り潰されますが➡ 495 00:43:59,954 --> 00:44:05,560 徳川秀忠のとりなしにより 大名に復帰します。➡ 496 00:44:05,560 --> 00:44:10,565 その後 丹羽家が領主となったのが 二本松です。➡ 497 00:44:10,565 --> 00:44:14,952 この地に移っても 将軍家への恩義を忘れず➡ 498 00:44:14,952 --> 00:44:18,956 愚直に 義を貫く 二本松武士の精神が➡ 499 00:44:18,956 --> 00:44:21,909 受け継がれていきました。➡ 500 00:44:21,909 --> 00:44:25,296 砲術師範 木村銃太郎も➡ 501 00:44:25,296 --> 00:44:29,300 その精神を受け継いだ 武士の一人でした。➡ 502 00:44:29,300 --> 00:44:33,621 小さな体に合った射撃の姿勢を 教えるなど➡ 503 00:44:33,621 --> 00:44:37,625 元服前の少年たちに 丁寧な指導をしていたと➡ 504 00:44:37,625 --> 00:44:40,294 伝わっています。➡ 505 00:44:40,294 --> 00:44:44,632 後に 二本松少年隊と呼ばれる彼らは➡ 506 00:44:44,632 --> 00:44:48,903 主君のため そして 藩を守るため➡ 507 00:44:48,903 --> 00:44:50,905 新政府軍との戦いに➡ 508 00:44:50,905 --> 00:44:53,905 挑む事になるのです> 509 00:45:33,397 --> 00:45:36,033 (雙星彦馬)そ… そなた? 510 00:45:36,033 --> 00:45:39,670 (雁二郎)ご息災で何より。 お父上。 511 00:45:39,670 --> 00:45:44,225 <雙星彦馬は 平戸から来た 年上の養子➡ 512 00:45:44,225 --> 00:45:48,462 雁二郎と再会をした。➡ 513 00:45:48,462 --> 00:45:55,262 一方 織江は くノ一であるが故の 理不尽な出来事に耐えていた>