1 00:00:34,566 --> 00:00:37,569 慶応4年3月➡ 2 00:00:37,569 --> 00:00:42,056 奥羽鎮撫使一行が 東北に入った。 3 00:00:42,056 --> 00:00:45,226 (世良)容保は 天下に入れざる大罪人。 4 00:00:45,226 --> 00:00:48,163 賊徒の首を取ってまいれ! 5 00:00:48,163 --> 00:00:51,232 会津の恭順は認められず➡ 6 00:00:51,232 --> 00:00:57,222 奥羽諸藩は 会津救済を願って 連携を深めるが➡ 7 00:00:57,222 --> 00:01:00,892 世良修蔵の暗殺を契機に➡ 8 00:01:00,892 --> 00:01:03,895 ついに 三十一藩からなる➡ 9 00:01:03,895 --> 00:01:07,499 奥羽越列藩同盟が成立。 10 00:01:07,499 --> 00:01:13,221 だが 白河城が 新政府軍の手に落ちると➡ 11 00:01:13,221 --> 00:01:17,921 戦火は 東北一帯へと広がっていった。 12 00:01:37,262 --> 00:01:41,262 (覚馬)ここまで 読んでみてくれ。 13 00:01:43,218 --> 00:01:46,888 (野沢)「まず 人材を教育すべし。➡ 14 00:01:46,888 --> 00:01:50,492 無用の古書を廃し 国家有用の書を…」。 15 00:01:50,492 --> 00:01:56,164 (囚人1)毎日毎日 うるせえぞ! (囚人2)いい加減にしろ! 16 00:01:56,164 --> 00:01:59,464 「有用の書を用うべし」…。 (牢番)おい! 17 00:02:01,219 --> 00:02:04,219 上野が落ちたど。 18 00:02:05,890 --> 00:02:10,590 あとは 奥羽だけじゃんな。 19 00:02:12,597 --> 00:02:15,884 また 新政府の悪口をば 書いちょっとか! 20 00:02:15,884 --> 00:02:18,884 (野沢)返せ! そったもんではねえ! 21 00:02:21,489 --> 00:02:23,489 (牢番)ふん! 22 00:02:25,493 --> 00:02:30,181 まただ! 書ぐ度に 破られる! 23 00:02:30,181 --> 00:02:32,217 構わねえ。 24 00:02:32,217 --> 00:02:36,487 もう一遍 書き直しすんべ。 だげんじょ! 25 00:02:36,487 --> 00:02:40,825 言葉は みんな ここにある! 26 00:02:40,825 --> 00:02:46,898 ここにあるもんは 誰にも奪えねえ! 27 00:02:46,898 --> 00:02:52,598 先生… 会津は なじょなんだべ。 28 00:02:54,489 --> 00:02:59,489 また 初めからだ。 29 00:03:02,230 --> 00:03:10,221 慶応4年5月 新政府軍の狙いが 会津に絞られる中➡ 30 00:03:10,221 --> 00:03:17,221 獄中の覚馬は 新国家への意見書を 書き始めていた。 31 00:03:18,897 --> 00:03:27,822 ♬~(テーマ音楽) 32 00:03:27,822 --> 00:05:52,822 ♬~ 33 00:06:00,892 --> 00:06:05,229 (八重)この弾なら 丸い弾より ずっと遠くに飛びます。 34 00:06:05,229 --> 00:06:07,229 (盛之輔)はい。 35 00:06:14,489 --> 00:06:18,493 硝石の量が 爆発の威力を決めやす。 36 00:06:18,493 --> 00:06:22,163 慎重に。 (健次郎)はい。 37 00:06:22,163 --> 00:06:24,463 (悌次郎)八重様。 38 00:06:26,167 --> 00:06:29,504 マンテルが よぐ お似合いだごと。 39 00:06:29,504 --> 00:06:31,889 母が 縫ってくれやした。 40 00:06:31,889 --> 00:06:36,561 同じ年なのに 入隊が許されたとは➡ 41 00:06:36,561 --> 00:06:41,833 さては 年をごまかしたな? アハハハ! いや。 42 00:06:41,833 --> 00:06:46,554 八重様のおかげだ。 私の? 43 00:06:46,554 --> 00:06:51,225 鉄砲の腕がいいがらと 父上が 隊長に 掛け合って下さいやした。 44 00:06:51,225 --> 00:06:54,228 八重様に教えて頂いた おかげでやす。 45 00:06:54,228 --> 00:06:57,231 (健次郎)俺も 習えば よがったな。 46 00:06:57,231 --> 00:06:59,834 (盛之輔)健次郎は 学問ばっかり してたから。 47 00:06:59,834 --> 00:07:01,836 うん。 48 00:07:01,836 --> 00:07:04,822 若殿が 湖南の視察に向かわれるので➡ 49 00:07:04,822 --> 00:07:09,827 白虎士中一番隊 二番隊も 福良まで お供致しやす。 50 00:07:09,827 --> 00:07:13,831 しっかり勤めてきなんしょ。 (悌次郎)はい。 51 00:07:13,831 --> 00:07:17,131 んだら 早速 手伝いを。 52 00:07:19,220 --> 00:07:23,891 私も お城にあがりやす。 (健次郎)まことか? 53 00:07:23,891 --> 00:07:27,228 大殿様の護衛兵に 加わる事となった。 54 00:07:27,228 --> 00:07:31,232 (健次郎)はあ~ 2人に 先越されたか…。 55 00:07:31,232 --> 00:07:37,555 にしも 兄上の大蔵様を見習って 武芸の腕を磨け! 56 00:07:37,555 --> 00:07:42,555 いつまでも 青びょうたんだな。 それを言うなっつうの。 57 00:07:47,832 --> 00:07:54,332 んだら 体づくりの秘けつを 授けやしょう。 秘けつ? 58 00:07:57,158 --> 00:07:59,827 頑張れ! 腰を入れて! 59 00:07:59,827 --> 00:08:02,230 ほれ! 早く上げてみっせ! 60 00:08:02,230 --> 00:08:06,834 やあっ! しっかりしっせえ! 61 00:08:06,834 --> 00:08:09,487 健次郎は 駄目だな~。 62 00:08:09,487 --> 00:08:12,506 しっかり! 63 00:08:12,506 --> 00:08:15,826 全然 上がらないな。 うう~! 64 00:08:15,826 --> 00:08:19,897 (笑い声) どれ! 65 00:08:19,897 --> 00:08:21,897 ふん! 66 00:08:26,153 --> 00:08:29,490 (3人)おお~! 67 00:08:29,490 --> 00:08:34,228 これが 足腰の鍛錬になりやす。 68 00:08:34,228 --> 00:08:36,898 (お吉) やっぱし 嬢様 力持ちだなぁ。 69 00:08:36,898 --> 00:08:38,849 (徳造) おらには とてもかなわねえ。 70 00:08:38,849 --> 00:08:41,502 (うら)八重さん たまげた~。 71 00:08:41,502 --> 00:08:46,490 (佐久)子どもの頃から 俵担ぎは 男の子に 引けを取らねえがら。 72 00:08:46,490 --> 00:08:51,178 三郎は 負けてばっかりで…。 73 00:08:51,178 --> 00:08:54,165 おっ母様。 74 00:08:54,165 --> 00:08:58,169 雨に なんねえうち さっさと片づけんべ。 75 00:08:58,169 --> 00:09:01,155 ほれ やってみらんしょ。 76 00:09:01,155 --> 00:09:04,892 よし じゃあ 俺が。 待で! これは 俺の鍛錬だ。 77 00:09:04,892 --> 00:09:08,896 ふん! まず 縦に…。 78 00:09:08,896 --> 00:09:11,896 全然 上がんねえな。 79 00:09:13,501 --> 00:09:16,487 チクショー! ハハハ! 80 00:09:16,487 --> 00:09:21,225 ああしてっと まだまだ 子どもみてえだげんじょ➡ 81 00:09:21,225 --> 00:09:25,925 若殿のお供で 福良に行くそうです。 82 00:09:27,565 --> 00:09:30,568 一緒に回ったべ。 83 00:09:30,568 --> 00:09:38,826 背炙峠を越えで 福良 白河 二本松…。 84 00:09:38,826 --> 00:09:41,829 [ 回想 ] (銃声) 85 00:09:41,829 --> 00:09:43,831 命中。 86 00:09:43,831 --> 00:09:45,833 (篤治郎)八重様は 大した腕だ! 87 00:09:45,833 --> 00:09:49,220 んだ。 安達ケ原の鬼ばばではねえよ。 88 00:09:49,220 --> 00:09:52,520 (笑い声) 89 00:09:56,894 --> 00:10:04,535 白河は やはり 取り返すのは 難しいのでしょうか? 90 00:10:04,535 --> 00:10:06,837 (川崎)難しいようです。 91 00:10:06,837 --> 00:10:12,560 やはり 銃や大砲の力の差が大きい。 92 00:10:12,560 --> 00:10:19,583 福良で話した事 まだ 何もできてない。 93 00:10:19,583 --> 00:10:22,503 反射炉も 銃の刷新も➡ 94 00:10:22,503 --> 00:10:26,223 間に合わないまま 戦が始まってしまいました。 95 00:10:26,223 --> 00:10:29,894 やあ! あっ…。 96 00:10:29,894 --> 00:10:31,896 やってみっせえ! 97 00:10:31,896 --> 00:10:38,886 あの子たちも 戦場に行く事になんだべか…。 98 00:10:38,886 --> 00:10:43,557 いや 白虎隊は あくまで 備えの隊です。 99 00:10:43,557 --> 00:10:48,496 まだ 戦場に出す年ではありません。 100 00:10:48,496 --> 00:10:51,232 よがった。 101 00:10:51,232 --> 00:10:54,885 城下の鍛冶に 鉄砲の修理の しかたを 教えに行きますが。 102 00:10:54,885 --> 00:11:01,225 ご一緒してえげんじょ 日新館に 療治の手伝いに行がねえと。 103 00:11:01,225 --> 00:11:04,912 私に お供させてくなんしょ! 104 00:11:04,912 --> 00:11:09,216 銃の仕組みや 火薬の事 もっと 知りてえのです。 105 00:11:09,216 --> 00:11:12,219 おや 頼もしい助っ人が現れた。 106 00:11:12,219 --> 00:11:17,219 助かります。 では 行きましょう。 はい。 107 00:11:27,218 --> 00:11:30,918 行ってきやす。 行ってきらんしょ。 108 00:11:39,230 --> 00:11:47,930 白河が取り戻せねえなら もう 時は ねえのでは…。 109 00:11:49,490 --> 00:11:53,227 (板垣) 板垣隊 300人を連れてきちゅう。 110 00:11:53,227 --> 00:11:59,227 (伊地知)おお! よう来てくいやった! ハッハッハ! 111 00:12:01,168 --> 00:12:04,155 おんしの大砲隊の活躍の事は 聞いちゅうき。 112 00:12:04,155 --> 00:12:06,157 恐れ入りもす。➡ 113 00:12:06,157 --> 00:12:09,560 奥羽勢は 幾度も 白河を攻めてきもんどん➡ 114 00:12:09,560 --> 00:12:13,230 あげん粗末な 鉄砲や大砲には 決して負けもはん。 115 00:12:13,230 --> 00:12:17,835 (板垣)けんど 伊地知さんと わしが 参謀になったがは➡ 116 00:12:17,835 --> 00:12:21,222 白河を奪うためやないき。➡ 117 00:12:21,222 --> 00:12:24,825 本丸の会津を落とすためじゃき。➡ 118 00:12:24,825 --> 00:12:28,496 どうじゃろう?➡ 119 00:12:28,496 --> 00:12:31,899 先に この辺りを崩す。➡ 120 00:12:31,899 --> 00:12:35,886 奥州街道を断ったら 兵は 城下に戻れんき➡ 121 00:12:35,886 --> 00:12:37,888 補給路も断てる。 122 00:12:37,888 --> 00:12:41,892 越後口も 程なく 政府軍が 手中に収めれば➡ 123 00:12:41,892 --> 00:12:45,162 会津への武器の流れも 断てもす。 124 00:12:45,162 --> 00:12:51,168 棚倉 守山 三春 二本松まで進んだら➡ 125 00:12:51,168 --> 00:12:53,888 会津は 目の前じゃき。 126 00:12:53,888 --> 00:12:56,557 二本松とは➡ 127 00:12:56,557 --> 00:13:01,829 奥州街道から 猪苗代湖を迂回して 会津に入る際に➡ 128 00:13:01,829 --> 00:13:04,548 必ず通る土地である。 129 00:13:04,548 --> 00:13:10,187 板垣さあほどの お方がおって 日光口が破れんかったとは➡ 130 00:13:10,187 --> 00:13:13,224 ないごてごわすか。 131 00:13:13,224 --> 00:13:17,845 会津から 山川大蔵いう者が来ちょった。 132 00:13:17,845 --> 00:13:21,882 これが まっこと 手ごわかったがやき。 133 00:13:21,882 --> 00:13:25,182 会津の山川? 134 00:13:27,838 --> 00:13:30,224 (小出)来たぞ! 135 00:13:30,224 --> 00:13:34,161 (竹村)今日こそ 打ち破っつおう! (大蔵)はやるな! 136 00:13:34,161 --> 00:13:38,165 まず 大砲で打ち崩し 散開して取り囲む。 137 00:13:38,165 --> 00:13:41,218 砲撃 用意! (一同)オ~! 138 00:13:41,218 --> 00:13:47,174 (大蔵)距離2町! 仰角5度! 139 00:13:47,174 --> 00:13:49,226 狙え! 140 00:13:49,226 --> 00:13:55,926 日光口では 大蔵が 敵の進軍を完璧に封じていた。 141 00:13:59,169 --> 00:14:02,823 (土方)捧げ 銃! 142 00:14:02,823 --> 00:14:11,215 白虎隊士中一番隊 二番隊は 藩主 喜徳の警固のため➡ 143 00:14:11,215 --> 00:14:16,220 新選組と共に 猪苗代に出陣していた。 144 00:14:16,220 --> 00:14:19,223 (悌次郎)んだら 御所から 長州を追い出した時も➡ 145 00:14:19,223 --> 00:14:22,226 皆様が 護衛に つかれていたのですね? 146 00:14:22,226 --> 00:14:26,897 その時の働きで 新選組の名を賜った。 147 00:14:26,897 --> 00:14:29,166 (貞吉)新選組というのは➡ 148 00:14:29,166 --> 00:14:33,153 会津に古ぐからある隊名の一つと 聞いておりやす。 149 00:14:33,153 --> 00:14:35,506 そうか。 150 00:14:35,506 --> 00:14:40,227 都の話 いっぱい聞かせてくなんしょ! 151 00:14:40,227 --> 00:14:44,498 今夜は もう遅い。 また 日を改めて。 152 00:14:44,498 --> 00:14:46,550 んだげんじょ…。 (儀三郎)皆さんは➡ 153 00:14:46,550 --> 00:14:51,221 明日 白河に ご出立だ。 お引き止めしては なんねえ。➡ 154 00:14:51,221 --> 00:14:53,891 引き揚げっぞ。 (一同)はい。 155 00:14:53,891 --> 00:14:57,891 ありがとうごぜえやした。 (一同)ありがとうごぜえやした。 156 00:15:11,225 --> 00:15:17,564 フフフ…。 子どもといえど 会津武士は違うもんだな。 157 00:15:17,564 --> 00:15:23,487 俺が あの年の頃は 石投げのけんかばかりしていた。 158 00:15:23,487 --> 00:15:27,891 (斎藤)私も似たようなものです。 159 00:15:27,891 --> 00:15:33,191 会津の古い隊名だったのか 新選組は。 160 00:15:35,182 --> 00:15:38,218 俺はな…➡ 161 00:15:38,218 --> 00:15:42,890 会津の飼い犬になるなんざ 真っ平だと思ってた。 162 00:15:42,890 --> 00:15:45,342 出し抜いてやる気もあった。 163 00:15:45,342 --> 00:15:51,882 だが 会津の殿様は 存外➡ 164 00:15:51,882 --> 00:15:56,887 俺たちを 信用していたのかもしれねえな。 165 00:15:56,887 --> 00:16:02,887 ≪(少年たちの笑い声) 166 00:16:04,511 --> 00:16:09,550 まずは 白河を取り戻す。 167 00:16:09,550 --> 00:16:14,838 しかし 列藩同盟軍が 幾たび 挑んでも➡ 168 00:16:14,838 --> 00:16:19,893 白河城の奪還は 果たせないまま…。 169 00:16:19,893 --> 00:16:23,497 (頼母)敵が 棚倉に入った? 170 00:16:23,497 --> 00:16:29,887 (側近)既に 城を奪われたとの事に ごぜえます。 171 00:16:29,887 --> 00:16:33,490 いや~。➡ 172 00:16:33,490 --> 00:16:41,565 奥州街道を押さえられたら 会津が 日干しになっつまう…。 173 00:16:41,565 --> 00:16:45,169 会津は 日干しになっつまう! 174 00:16:45,169 --> 00:16:52,493 ♬~ 175 00:16:52,493 --> 00:16:54,495 (容保)頼母。 176 00:16:54,495 --> 00:16:59,500 かような姿で 御前を汚し 恐れ入ります。 177 00:16:59,500 --> 00:17:01,502 白河は まだ取り返せぬか!? 178 00:17:01,502 --> 00:17:08,492 申し訳ございませぬ! それがしの失態にございます。 179 00:17:08,492 --> 00:17:13,497 殿 何とぞ➡ 180 00:17:13,497 --> 00:17:17,234 停戦のお申し出 なされて下さりませ。 181 00:17:17,234 --> 00:17:22,506 (田中)何を言う!? 謝罪恭順の道は とうに断たれているではねえか! 182 00:17:22,506 --> 00:17:27,895 そんじも 戦は止めねばなりません! 183 00:17:27,895 --> 00:17:31,565 (梶原)奥羽諸藩のご加勢を得ても 帰順は かなわなかったのです!➡ 184 00:17:31,565 --> 00:17:35,219 何と引き換えに 和睦に持ち込むのですか!? 185 00:17:35,219 --> 00:17:42,826 それがし 西郷頼母は 無論の事 ここにいる家老一同➡ 186 00:17:42,826 --> 00:17:47,826 腹切って 首を差し出す! 187 00:17:50,234 --> 00:17:53,821 棚倉が落ちました。 188 00:17:53,821 --> 00:17:57,224 奥州街道を塞がれては➡ 189 00:17:57,224 --> 00:18:04,231 会津への武器 援軍 糧食の流れが 断たれます。 190 00:18:04,231 --> 00:18:08,836 (内藤)それを防ぐのが 白河軍総督のお役目! 191 00:18:08,836 --> 00:18:12,556 何で のこのこ戻ってきたのです! 192 00:18:12,556 --> 00:18:16,894 (頼母)敗戦の失策は 幾重にも お詫び申し上げる。 193 00:18:16,894 --> 00:18:24,885 んだげんじょ 鉄砲 大砲の力の差は 明らか。 194 00:18:24,885 --> 00:18:29,840 (萱野)奥羽諸藩が 一丸となっているのでござるぞ! 195 00:18:29,840 --> 00:18:32,226 恭順などと言いだすのは➡ 196 00:18:32,226 --> 00:18:34,845 列藩同盟への信義に もとりまする! 197 00:18:34,845 --> 00:18:37,498 いぐら 心を一つにしても➡ 198 00:18:37,498 --> 00:18:45,823 武器 また戦い方も違う諸藩の兵が 戦場にて 一丸となんのは➡ 199 00:18:45,823 --> 00:18:48,892 これは… これは 難しゅうござる! 200 00:18:48,892 --> 00:18:54,898 頼母殿! 泣き言にしか聞こえませぬぞ!➡ 201 00:18:54,898 --> 00:18:59,386 会津の誇りに懸けても 戦うほかに 道はねえ! 202 00:18:59,386 --> 00:19:04,892 なれば! なれば その鉄砲 大砲の補強を➡ 203 00:19:04,892 --> 00:19:08,896 何としても すぐに…! (梶原)銃には 限りがあり➡ 204 00:19:08,896 --> 00:19:11,565 日光や 越後にも 分配せねばならぬのです! 205 00:19:11,565 --> 00:19:15,219 なれば 梶原! 反射炉を! 206 00:19:15,219 --> 00:19:18,222 反射炉 今すぐ 造りに行こう! 207 00:19:18,222 --> 00:19:20,908 寺の鐘 鋳潰して 大砲を造ればいい! 208 00:19:20,908 --> 00:19:23,493 できるなら やってる! 209 00:19:23,493 --> 00:19:26,897 今は その金も 時も ねえ! 210 00:19:26,897 --> 00:19:33,887 土佐! だから あん時 一刻も早く➡ 211 00:19:33,887 --> 00:19:37,187 都を出てれば! 212 00:19:40,894 --> 00:19:44,498 (内蔵助)にしゃに 何が分がる。➡ 213 00:19:44,498 --> 00:19:50,821 我ら 都で 戦った。 血も流した。 214 00:19:50,821 --> 00:19:59,563 筆舌に尽くし難い屈辱も 共に味わった。 215 00:19:59,563 --> 00:20:06,153 何も知らない にしゃが 出過ぎた口をきくな。 216 00:20:06,153 --> 00:20:15,896 ♬~ 217 00:20:15,896 --> 00:20:20,500 (容保)介右衛門。 はっ。 218 00:20:20,500 --> 00:20:23,887 白河総督の任に当たれ。 219 00:20:23,887 --> 00:20:26,587 (内藤)え…。 220 00:20:29,509 --> 00:20:31,495 ははっ! 221 00:20:31,495 --> 00:20:39,169 (容保)頼母 総督の任を解く。 222 00:20:39,169 --> 00:20:59,506 ♬~ 223 00:20:59,506 --> 00:21:01,558 お待たせ致しやした。 224 00:21:01,558 --> 00:21:05,562 あっ 八重さん。 列藩同盟の方々の 銃の修理が追いつかない。 225 00:21:05,562 --> 00:21:07,862 手伝って下さい。 はい。 226 00:21:09,499 --> 00:21:12,169 火縄銃の多いごと。 227 00:21:12,169 --> 00:21:18,158 発火を雷管式に作り替えましょう。 それだけでも 戦力の足しになる。 228 00:21:18,158 --> 00:21:21,561 金をかけずに できる事は どんどん やってくれ。 229 00:21:21,561 --> 00:21:24,898 (権八)はっ 早速に。 230 00:21:24,898 --> 00:21:28,552 これでは あんまり古すぎる。 231 00:21:28,552 --> 00:21:31,505 敵は スナイドルや臼砲を 使っていんのに…。 232 00:21:31,505 --> 00:21:33,924 それを目の当たりにしたから➡ 233 00:21:33,924 --> 00:21:37,924 頼母様も 停戦を言いだされたのでしょう。 234 00:21:40,230 --> 00:21:42,883 川崎先生。 235 00:21:42,883 --> 00:21:47,883 この火薬 木炭が多すぎで 硝石が少ねえのでは…。 236 00:21:50,157 --> 00:21:54,161 今 同じ量の火薬を 水に溶かしやした。 237 00:21:54,161 --> 00:21:56,461 これを こしやす。 238 00:21:58,548 --> 00:22:02,235 (健次郎)硝石は 水に溶けるので➡ 239 00:22:02,235 --> 00:22:05,935 残るのは 硫黄と木炭です。 240 00:22:07,824 --> 00:22:10,560 こっちの方が 随分と多い。 241 00:22:10,560 --> 00:22:13,260 (川崎)棚倉藩のか…。 242 00:22:15,849 --> 00:22:19,269 関ヶ原の頃の調合だ。➡ 243 00:22:19,269 --> 00:22:22,839 これでは 煙ばかり上がって 爆発の威力は弱い。 244 00:22:22,839 --> 00:22:29,229 んだら 火薬を作り直すだけでも 銃や大砲の威力が変わりやす。 245 00:22:29,229 --> 00:22:33,884 まことか。 問題は 硝石にごぜえます。 246 00:22:33,884 --> 00:22:37,487 どこの藩も さほどの蓄えが ごぜえませぬ。 247 00:22:37,487 --> 00:22:40,223 う~ん。 あの…➡ 248 00:22:40,223 --> 00:22:46,830 加賀に 硝石を作る村がありやす。 新潟港から運べねえでしょうか? 249 00:22:46,830 --> 00:22:52,130 よし。 早速 当たってみんべ。 はっ! 250 00:22:53,820 --> 00:22:59,159 健次郎さん いづの間にか 火薬に詳しくなって。 251 00:22:59,159 --> 00:23:02,596 大したもんだ。 はい。 252 00:23:02,596 --> 00:23:04,896 (藩士)ご家老! 253 00:23:06,833 --> 00:23:11,171 急ぎ お城にお戻り下され! 254 00:23:11,171 --> 00:23:13,223 なじょした!? 255 00:23:13,223 --> 00:23:17,523 (藩士)秋田藩が 敵軍に下りやした! 256 00:23:19,830 --> 00:23:22,530 なんと…! 257 00:23:30,223 --> 00:23:36,830 秋田が下っては お味方は 背後にも敵を抱えます。 258 00:23:36,830 --> 00:23:42,169 これで 秋田にも 兵を出さねば なんねえ。 259 00:23:42,169 --> 00:23:48,158 白河も奥州街道も ますます 手薄になります。 260 00:23:48,158 --> 00:23:53,858 二本松まで北上されでは 大ごとになんぞ。 261 00:23:55,549 --> 00:24:00,220 二本松…。 262 00:24:00,220 --> 00:24:03,223 あの子たち…。 263 00:24:03,223 --> 00:24:06,159 (銃声) 264 00:24:06,159 --> 00:24:08,161 (才次郎)命中! 265 00:24:08,161 --> 00:24:10,163 (少年たち)おお~! 266 00:24:10,163 --> 00:24:13,183 (篤治郎)引き付けたら ぶった切っつおう! 267 00:24:13,183 --> 00:24:17,554 あれ? (笑い声) 268 00:24:17,554 --> 00:24:19,923 抜ぐ時は こうすっぺ。 269 00:24:19,923 --> 00:24:25,562 おじぎして ほら…。 …で サッと。 270 00:24:25,562 --> 00:24:30,217 (少年たち)お~! ほれ できっぺ。➡ 271 00:24:30,217 --> 00:24:33,820 入れる時も 2人で こうして…。 272 00:24:33,820 --> 00:24:39,492 (二階堂)まだ 戦場に行かせたくねえな。 273 00:24:39,492 --> 00:24:45,492 (木村)鉄砲を教えた事が あだに なんねば…。 274 00:24:48,168 --> 00:24:52,489 いや… 何でもねえ。 275 00:24:52,489 --> 00:24:55,492 慶応4年7月➡ 276 00:24:55,492 --> 00:25:01,231 秋田藩の離反によって 手薄になった守備の隙をつき…。 277 00:25:01,231 --> 00:25:04,201 一気に 二本松まで 攻め込むぜよ! 278 00:25:04,201 --> 00:25:06,219 (一同)はっ! 279 00:25:06,219 --> 00:25:10,824 板垣は 奥州街道の諸藩を 次々と攻略。 280 00:25:10,824 --> 00:25:15,124 二本松へと 兵を進めていった。 281 00:25:16,897 --> 00:25:19,266 (春嶽)おう。➡ 282 00:25:19,266 --> 00:25:24,221 貴公も ここに おいでか。 なるほどのう。 283 00:25:24,221 --> 00:25:26,823 (木戸)御用じゃったら こちらから お伺い致しますが。 284 00:25:26,823 --> 00:25:31,511 いや 木戸殿は ご政務に お忙しい。 285 00:25:31,511 --> 00:25:35,548 万機公論で決するはずの政策が➡ 286 00:25:35,548 --> 00:25:39,569 ことごとく この辺りで 決められているゆえな。 287 00:25:39,569 --> 00:25:44,841 (岩倉)越前殿には 内国事務総督いう お役目を➡ 288 00:25:44,841 --> 00:25:47,227 お任せしてるやないか。 289 00:25:47,227 --> 00:25:50,563 (春嶽)ところが 国事に関わる ご相談は➡ 290 00:25:50,563 --> 00:25:56,820 一向に 耳に入りませぬ。 そればかりか…➡ 291 00:25:56,820 --> 00:26:00,223 会津討伐 取りやめの建白書を➡ 292 00:26:00,223 --> 00:26:03,893 幾度 願い出ても お取り上げがないのは➡ 293 00:26:03,893 --> 00:26:06,846 何故にござりましょう。 294 00:26:06,846 --> 00:26:10,216 (岩倉)会津は 朝敵や。 295 00:26:10,216 --> 00:26:14,838 討伐は 主上のご意向に あらしゃいます。 296 00:26:14,838 --> 00:26:17,223 会津殿が朝敵とは➡ 297 00:26:17,223 --> 00:26:20,176 誰やらの でっちあげでは ござりませぬか? 298 00:26:20,176 --> 00:26:23,563 錦旗に向こうて 発砲したのやぞ。 299 00:26:23,563 --> 00:26:25,565 太政官の中には➡ 300 00:26:25,565 --> 00:26:29,865 かつて 御所に向かって 発砲したお方も おられる。 301 00:26:34,224 --> 00:26:38,495 会津からは 謝罪恭順の願い書が 幾度も届いたはず。 302 00:26:38,495 --> 00:26:41,231 それを握り潰した結果➡ 303 00:26:41,231 --> 00:26:45,218 奥羽一円は 戦乱の地となっております。 304 00:26:45,218 --> 00:26:52,225 罪なき者を罰し 内乱を起こす事が 王政復古にござりまするか? 305 00:26:52,225 --> 00:26:57,914 大政を一新すべき時に 甘い処断は しちょられん。 306 00:26:57,914 --> 00:27:01,501 会津の帰順を受け入れるなんぞ もっての外。 307 00:27:01,501 --> 00:27:05,822 何を恐れておいでなのか? は? 308 00:27:05,822 --> 00:27:10,894 会津討伐は かつての長州征伐の裏返し。 309 00:27:10,894 --> 00:27:15,832 官軍と賊軍とは いつ入れ代わるか 分からぬと。 310 00:27:15,832 --> 00:27:20,153 じゃから 二度と そげな事が起きんよう➡ 311 00:27:20,153 --> 00:27:23,890 災いの種は 断たんにゃならん! 312 00:27:23,890 --> 00:27:26,559 そのために 僕の仲間たちは 血を流してきたんじゃ! 313 00:27:26,559 --> 00:27:31,865 だからといって 政権を 利してよいという事にはならぬ! 314 00:27:31,865 --> 00:27:34,217 何!? 315 00:27:34,217 --> 00:27:37,220 (岩倉)ハッハッハッハ。 316 00:27:37,220 --> 00:27:43,510 越前殿 全ては ご叡慮や。 317 00:27:43,510 --> 00:27:47,514 ♬~ 318 00:27:47,514 --> 00:27:50,266 ゆがんでおる。 319 00:27:50,266 --> 00:27:53,887 あなた方のつくる新しい国は➡ 320 00:27:53,887 --> 00:27:59,887 踏み出した その一歩から 既に ゆがんでおる。 321 00:28:03,163 --> 00:28:07,863 (春嶽)誰のための国づくりぞ。 322 00:28:10,887 --> 00:28:14,891 とくと お考えあれ。 323 00:28:14,891 --> 00:28:21,231 (野沢)「憂国の思いのあまり かねて 愚考の拙口を述ぶ。➡ 324 00:28:21,231 --> 00:28:25,885 しかるに 目に光なく 執筆あたわざるによって➡ 325 00:28:25,885 --> 00:28:33,885 人に頼み これを したたむ。 ただ 識者の取捨を待つのみ」。 326 00:28:36,563 --> 00:28:43,169 慶応4年 戊辰 山本覚馬。 327 00:28:43,169 --> 00:28:53,179 ♬~ 328 00:28:53,179 --> 00:28:55,231 (覚馬)出来た。 329 00:28:55,231 --> 00:28:58,885 (囚人1)山本様 おめでとうございまする。 330 00:28:58,885 --> 00:29:01,885 (囚人2)感服つかまつった。 331 00:29:07,827 --> 00:29:15,552 何度も書き直して よぐ やってくれた。➡ 332 00:29:15,552 --> 00:29:18,852 ありがとなし。 333 00:29:25,228 --> 00:29:27,528 先生! 334 00:29:29,566 --> 00:29:32,502 (時栄)「管見」…。 335 00:29:32,502 --> 00:29:39,492 ちっぽけな一人の男の 狭い見識だ。 336 00:29:39,492 --> 00:29:46,232 んだげんじょ 10年後 100年後のために➡ 337 00:29:46,232 --> 00:29:52,532 考えに考え抜いた 新しい国の見取り図だ。 338 00:29:59,162 --> 00:30:02,515 時栄。 へえ。 339 00:30:02,515 --> 00:30:07,504 これは にしが預かってくれ。 340 00:30:07,504 --> 00:30:10,507 こないに大事なもんを うちに? 341 00:30:10,507 --> 00:30:12,492 (野沢)あっ!➡ 342 00:30:12,492 --> 00:30:15,792 頼む! もう手ぇ出すな! 343 00:30:19,165 --> 00:30:25,555 女! 交代の者が来る前に➡ 344 00:30:25,555 --> 00:30:28,558 はよ 持って帰れ! 345 00:30:28,558 --> 00:30:30,858 (時栄)へえ! 346 00:30:38,885 --> 00:30:47,560 いつか 時が来たら しかるべき人に渡してくれ! 347 00:30:47,560 --> 00:30:50,830 頼んだぞ! 348 00:30:50,830 --> 00:30:53,499 へえ。 349 00:30:53,499 --> 00:31:11,551 ♬~ 350 00:31:11,551 --> 00:31:19,509 敗れても 滅んでも…。 351 00:31:19,509 --> 00:31:26,566 ♬~ 352 00:31:26,566 --> 00:31:34,891 (覚馬)まだ 残るものはある! 353 00:31:34,891 --> 00:31:39,495 覚馬が 獄中で書き上げた この管見は➡ 354 00:31:39,495 --> 00:31:44,884 傷ついた ふるさと そして この国をも よみがえらせる➡ 355 00:31:44,884 --> 00:31:48,884 気迫に満ちたものであった。 356 00:31:55,828 --> 00:32:00,566 守山 三春を攻略した板垣軍が➡ 357 00:32:00,566 --> 00:32:03,866 二本松に迫っていた。 358 00:32:09,559 --> 00:32:15,882 (木村)みんな よぐ聞げ。➡ 359 00:32:15,882 --> 00:32:21,888 二本松は 敵に寝返って 生き延びるより➡ 360 00:32:21,888 --> 00:32:27,226 死すども 同盟への信義を貫ぐ道を選んだ! 361 00:32:27,226 --> 00:32:30,897 誇りを持って戦え! (少年たち)はい! 362 00:32:30,897 --> 00:32:33,232 (砲撃音) 363 00:32:33,232 --> 00:32:37,170 守備に着け! 敵が来っぞ! 364 00:32:37,170 --> 00:32:39,839 (少年たち)はい! 365 00:32:39,839 --> 00:32:41,841 (才次郎)来た…。 366 00:32:41,841 --> 00:32:49,232 ♬~ 367 00:32:49,232 --> 00:32:52,932 大筒 狙え。 368 00:32:54,821 --> 00:32:57,821 (木村)撃で! (発砲音) 369 00:33:00,493 --> 00:33:02,829 ほれ いくぞ! 370 00:33:02,829 --> 00:33:05,129 (砲撃音) 371 00:33:07,216 --> 00:33:09,916 まだ 引くな! (銃声) 372 00:33:14,891 --> 00:33:16,891 (銃声) 373 00:33:19,562 --> 00:33:21,898 狙え!➡ 374 00:33:21,898 --> 00:33:24,901 撃で! (銃声) 375 00:33:24,901 --> 00:33:26,886 よし! 376 00:33:26,886 --> 00:33:28,905 伏せろ! 377 00:33:28,905 --> 00:33:32,205 (砲撃音) 378 00:33:33,926 --> 00:33:37,897 篤治郎! みんな! 379 00:33:37,897 --> 00:33:41,167 みんな 下がれ! 引け~! 380 00:33:41,167 --> 00:33:43,152 (銃声) 381 00:33:43,152 --> 00:33:46,506 二階堂さん 子どもたちを頼む! 382 00:33:46,506 --> 00:33:48,508 会津まで 逃がしてやってくれ! 383 00:33:48,508 --> 00:33:51,828 若先生! 早ぐ! 384 00:33:51,828 --> 00:33:54,897 引け~! 引け~! 385 00:33:54,897 --> 00:33:56,883 (銃声) 386 00:33:56,883 --> 00:33:58,883 (砲撃音) あっ! 387 00:34:02,505 --> 00:34:04,891 (銃声) 388 00:34:04,891 --> 00:34:06,891 若先生! 389 00:34:09,228 --> 00:34:11,247 行げ! 早ぐ! 390 00:34:11,247 --> 00:34:13,947 (銃声) 391 00:34:16,502 --> 00:34:25,228 ♬~ 392 00:34:25,228 --> 00:34:27,163 (銃声) 393 00:34:27,163 --> 00:34:33,169 ♬~ 394 00:34:33,169 --> 00:34:38,174 もっともっと 遠くまで飛ばさねえと。 395 00:34:38,174 --> 00:34:52,221 ♬~ 396 00:34:52,221 --> 00:34:54,841 なじょしたらいい…。 397 00:34:54,841 --> 00:35:08,888 ♬~ 398 00:35:08,888 --> 00:35:11,891 うわ~っ! 399 00:35:11,891 --> 00:35:14,894 (薩摩兵) 何よ 子どもじゃらいよ!➡ 400 00:35:14,894 --> 00:35:18,848 ないごて 子どもが? ないごて…。 401 00:35:18,848 --> 00:35:25,822 ♬~ 402 00:35:25,822 --> 00:35:28,822 銃を下ろせ! 隊長! 403 00:35:31,561 --> 00:35:34,261 (大山)もう よか。 404 00:35:41,888 --> 00:35:45,224 よう戦うたな。 405 00:35:45,224 --> 00:35:48,224 早う 家せえ帰いやんせ。 406 00:35:51,230 --> 00:35:54,530 行っど! (薩摩兵たち)はっ! 407 00:36:03,492 --> 00:36:05,494 若先生の敵を! 408 00:36:05,494 --> 00:36:09,794 よせ! 敵を! よさんか! 敵を! 409 00:36:11,834 --> 00:36:15,888 (銃声) 410 00:36:15,888 --> 00:36:19,588 (少年たち)うわ~! 二階堂先生! 411 00:36:21,160 --> 00:36:23,860 篤治郎 しっかりしろ! 412 00:36:25,498 --> 00:36:30,798 (長州兵) ありゃ 子どもが交じっちょる。 413 00:36:34,223 --> 00:36:38,523 (白井)ほっちょけ。 行くぞ。 (長州兵たち)はっ! 414 00:36:42,231 --> 00:36:44,233 勇気 出せ! 415 00:36:44,233 --> 00:36:46,233 篤治郎! 416 00:36:52,842 --> 00:37:00,216 ♬~ 417 00:37:00,216 --> 00:37:02,168 (白井)何じゃ!? こいつは。 418 00:37:02,168 --> 00:37:04,887 やあ~! 419 00:37:04,887 --> 00:37:07,887 うっ! うわ~っ! 420 00:37:10,826 --> 00:37:14,163 わしの不覚じゃ。 421 00:37:14,163 --> 00:37:16,863 あ~! (長州兵)隊長! 422 00:37:19,819 --> 00:37:23,889 ああ~っ! 423 00:37:23,889 --> 00:37:29,845 子どもじゃ 殺すな! 殺すな! 殺すな! 子どもじゃ!➡ 424 00:37:29,845 --> 00:37:33,165 よせ! (銃声) 425 00:37:33,165 --> 00:37:40,890 ♬~ 426 00:37:40,890 --> 00:37:45,227 二本松が落城した この日➡ 427 00:37:45,227 --> 00:37:49,527 長岡も ついに陥落。 428 00:37:51,167 --> 00:37:53,819 (頼母)二本松が落ちた。 429 00:37:53,819 --> 00:38:02,895 この上は ご城下が戦場となっ事 覚悟せねばなるまい。 430 00:38:02,895 --> 00:38:09,835 敵が ご城下に迫っ時は 殿を守り➡ 431 00:38:09,835 --> 00:38:15,891 命を捨てる覚悟にござります。➡ 432 00:38:15,891 --> 00:38:24,216 そん時は 母上 千恵➡ 433 00:38:24,216 --> 00:38:28,220 家の事 頼むぞ。 434 00:38:28,220 --> 00:38:38,931 (律)武士が 戦場へ出っ時は 家の事など忘れるもんです。 435 00:38:38,931 --> 00:38:45,631 (千恵)西郷頼母の名に恥じぬ お働ぎを なされて下さいませ。 436 00:38:47,223 --> 00:38:50,826 (子どもたちの笑い声) 437 00:38:50,826 --> 00:38:54,230 (千恵)おなごばっかりでも➡ 438 00:38:54,230 --> 00:38:58,530 旦那様の名を辱めるような事は 致しませぬ。 439 00:39:04,890 --> 00:39:09,190 子どもら 呼べ。 はい。 440 00:39:12,231 --> 00:39:15,231 (千恵)さあ みんな 入っせ。 441 00:39:19,889 --> 00:39:23,893 こっちゃ 来。 こっちゃ 来。 442 00:39:23,893 --> 00:39:30,549 ハハッ 季。 季 ここさ 来。 ハッハッハ。➡ 443 00:39:30,549 --> 00:39:37,556 いや~ そろいもそろって おなごばっかだ。 ハッハッハッハ! 444 00:39:37,556 --> 00:39:40,893 吉十郎。 (吉十郎)はい。 445 00:39:40,893 --> 00:39:47,593 母上の言う事 よぐ聞いてな。 はい。 446 00:39:49,885 --> 00:39:51,887 おめらもな。 447 00:39:51,887 --> 00:39:54,507 (一同)はい。 448 00:39:54,507 --> 00:39:57,893 (頼母)フッフッフッフ。 449 00:39:57,893 --> 00:40:00,162 千恵。 450 00:40:00,162 --> 00:40:03,182 はい。 (頼母)うん。 451 00:40:03,182 --> 00:40:11,157 ♬~ 452 00:40:11,157 --> 00:40:14,160 (少年たち)八重先生! みんな 無事か!? 453 00:40:14,160 --> 00:40:17,830 俺たち 一生懸命 戦ったげんども…。 454 00:40:17,830 --> 00:40:22,218 若先生も 二階堂先生も…。 455 00:40:22,218 --> 00:40:24,518 篤治郎が…。 456 00:40:33,229 --> 00:40:35,929 (古川)まだ 13だ。 457 00:40:42,588 --> 00:40:45,825 えっ? 何? 458 00:40:45,825 --> 00:40:50,125 さ… 才次郎の…。 459 00:40:54,166 --> 00:40:57,887 [ 回想 ] これに 願かけてみらんしょ。 460 00:40:57,887 --> 00:41:01,507 大きな目玉 描いで だるまさんみたく➡ 461 00:41:01,507 --> 00:41:04,894 目ぇ開けていられるようにって。 462 00:41:04,894 --> 00:41:07,830 はい! ありがとない! 463 00:41:07,830 --> 00:41:25,514 ♬~ 464 00:41:25,514 --> 00:41:31,170 目を開げて! しっかりしっせえ! 465 00:41:31,170 --> 00:41:34,557 しっかりしっせえ! 466 00:41:34,557 --> 00:41:38,557 しっかりしっせえ! 八重さん…。 467 00:41:41,163 --> 00:41:45,167 こんな子どもを…。 468 00:41:45,167 --> 00:41:48,821 何で 子どもまで…! 469 00:41:48,821 --> 00:42:08,824 (泣き声) 470 00:42:08,824 --> 00:42:16,232 ♬~ 471 00:42:16,232 --> 00:42:18,232 (銃声) 472 00:42:23,489 --> 00:42:25,489 (銃声) 473 00:42:28,510 --> 00:42:30,512 (銃声) 474 00:42:30,512 --> 00:43:01,827 ♬~ 475 00:43:01,827 --> 00:43:05,497 (こう)おなごたちで 薙刀隊を作る事にしたのですよ。 476 00:43:05,497 --> 00:43:07,883 (中村) 会津は なかなか落ちもはんそ。➡ 477 00:43:07,883 --> 00:43:11,170 最後の一兵まで戦い抜くっとが 士風ごわんで。 478 00:43:11,170 --> 00:43:14,556 (容保)戸ノ口原が破られては 一気に城下に攻め込まれる。 479 00:43:14,556 --> 00:43:18,227 援軍となると 白虎隊も出陣させねばなりませぬ。 480 00:43:18,227 --> 00:43:20,229 (一同)オ~! 481 00:43:20,229 --> 00:43:22,231 (儀三郎)敵だ! みんな 構えろ! 482 00:43:22,231 --> 00:43:25,567 敵が目前に迫っていんのに ただ黙って 見では いらんねえ! 483 00:43:25,567 --> 00:43:28,554 駄目だ! 私は 鉄砲で戦いやす! 484 00:43:28,554 --> 00:43:31,854 (川崎) あなたの腕が求められる時が 来ると思います。 485 00:43:34,827 --> 00:43:38,831 <会津藩と共に戦った二本松藩は➡ 486 00:43:38,831 --> 00:43:45,821 新政府軍から城を守るため 少年たちも動員しました。➡ 487 00:43:45,821 --> 00:43:51,160 12歳から17歳の少年たちが 志願し➡ 488 00:43:51,160 --> 00:43:55,230 その母親たちは 軍服をしつらえ➡ 489 00:43:55,230 --> 00:43:59,930 万感の思いで 見送ったといいます> 490 00:44:01,553 --> 00:44:07,826 <生き残った少年隊士 武谷剛介は 出陣の心境を➡ 491 00:44:07,826 --> 00:44:11,397 「修学旅行 前夜のような はしゃぎようだった」と➡ 492 00:44:11,397 --> 00:44:13,832 語っています。➡ 493 00:44:13,832 --> 00:44:19,888 少年隊士と新政府軍は 大壇口で 激戦となりました。➡ 494 00:44:19,888 --> 00:44:23,158 隊長の木村銃太郎をはじめ➡ 495 00:44:23,158 --> 00:44:27,563 16名が命を落としたのです。➡ 496 00:44:27,563 --> 00:44:34,920 大正6年 語られる事がなかった 少年たちの50回忌の法要が➡ 497 00:44:34,920 --> 00:44:38,220 大隣寺で行われました> 498 00:44:40,225 --> 00:44:46,231 <出陣した7月28日に行われる 顕彰祭。➡ 499 00:44:46,231 --> 00:44:50,819 郷里を守った 少年たちの強い志は➡ 500 00:44:50,819 --> 00:44:54,819 今も受け継がれているのです> 501 00:45:36,899 --> 00:45:41,570 <幕末に欧米を視察した 小栗上野介は➡ 502 00:45:41,570 --> 00:45:45,073 いつか 日本を 列強に並ぶ国にしたいという➡ 503 00:45:45,073 --> 00:45:47,676 熱い志を抱いていた。➡ 504 00:45:47,676 --> 00:45:51,013 国内で軍艦を造るという 途方もない夢は➡ 505 00:45:51,013 --> 00:45:53,065 なかなか 理解されなかったが➡ 506 00:45:53,065 --> 00:45:57,169 妻 道子だけは 静かに見守っていた。➡