1 00:00:34,142 --> 00:00:36,878 慶応4年8月➡ 2 00:00:36,878 --> 00:00:41,149 新政府軍が 会津城下に侵攻。 3 00:00:41,149 --> 00:00:49,141 八重は 鉄砲隊を指揮して戦い 髪を切って 夜襲に加わった。 4 00:00:49,141 --> 00:00:54,212 出陣した竹子は 銃弾に倒れ➡ 5 00:00:54,212 --> 00:00:58,483 捕らわれた雪も 自害する。 6 00:00:58,483 --> 00:01:05,140 苦戦の続く中 山川大蔵が 彼岸獅子に扮して 敵中を突破。 7 00:01:05,140 --> 00:01:10,045 鮮やかな行軍に 城内は 沸き立つが…➡ 8 00:01:10,045 --> 00:01:18,045 会津存続を願う頼母は 再び 容保と対立する事となった。 9 00:01:21,139 --> 00:01:25,811 (梶原)大蔵殿が戻られた事 まことに心強い。➡ 10 00:01:25,811 --> 00:01:31,199 大蔵殿には これより 本丸にて 軍事総督を務めてもらいたい。 11 00:01:31,199 --> 00:01:33,199 (大蔵)はっ! 12 00:01:34,870 --> 00:01:38,206 (大蔵)まずは 敵が 大砲を据えぬうちに➡ 13 00:01:38,206 --> 00:01:40,208 小田山を取り返しやしょう。 14 00:01:40,208 --> 00:01:44,479 あそこを抑えられでは 城が狙い撃ちにされる。 うむ。 15 00:01:44,479 --> 00:01:47,866 (容保)何としても 小田山を奪還せよ! 16 00:01:47,866 --> 00:01:49,866 (一同)はっ! 17 00:01:51,870 --> 00:01:56,208 頼母様は 既に ご出陣ですか? 18 00:01:56,208 --> 00:01:58,827 (梶原)いや あのお方がいては➡ 19 00:01:58,827 --> 00:02:02,481 足並みが そろわぬ。 何か? 20 00:02:02,481 --> 00:02:05,217 (佐川)恭順など ばかばかしい。➡ 21 00:02:05,217 --> 00:02:11,156 弱腰の家老がいて 兵たちが命懸けで戦えるか。 22 00:02:11,156 --> 00:02:40,535 ♬~ 23 00:02:40,535 --> 00:02:44,139 (八重)もう これしかねえ。 24 00:02:44,139 --> 00:02:48,827 弾が切れたら なじょすんべ。 25 00:02:48,827 --> 00:02:51,213 (秋月)八重殿。 26 00:02:51,213 --> 00:02:54,199 あっ 秋月様。 27 00:02:54,199 --> 00:02:58,153 困った事になったぞ。 28 00:02:58,153 --> 00:03:00,539 何が? 29 00:03:00,539 --> 00:03:06,811 頼母様が お城を出られる。 いや…➡ 30 00:03:06,811 --> 00:03:11,533 お城を追われる。 31 00:03:11,533 --> 00:03:14,202 えっ!? 32 00:03:14,202 --> 00:03:23,545 ♬~(テーマ音楽) 33 00:03:23,545 --> 00:05:49,245 ♬~ 34 00:05:53,545 --> 00:05:59,245 (足音) 35 00:06:04,539 --> 00:06:06,539 ご家老様! 36 00:06:08,159 --> 00:06:11,546 (頼母)おお 八重。 37 00:06:11,546 --> 00:06:17,202 お城を出て どこに向がわれんですか? 38 00:06:17,202 --> 00:06:25,143 殿のご下命を 萱野殿に伝えに行ぐ。 39 00:06:25,143 --> 00:06:28,546 ご子息を連れでいかれるのは➡ 40 00:06:28,546 --> 00:06:32,246 お城に 戻らぬおつもりだからですか? 41 00:06:34,836 --> 00:06:37,539 では…。 42 00:06:37,539 --> 00:06:39,874 行くぞ。 (吉十郎)はい。 43 00:06:39,874 --> 00:06:43,545 お逃げになんのがし!? 44 00:06:43,545 --> 00:06:47,866 ご家老様は お城を捨てんのがし!? 八重殿! 45 00:06:47,866 --> 00:06:51,536 なじょして お殿様は 頼母様を追い出すんだし!? 46 00:06:51,536 --> 00:06:54,536 出過ぎた事を申すな! 47 00:06:57,225 --> 00:07:03,148 (頼母)人には それぞれ 道があんだ。 48 00:07:03,148 --> 00:07:09,154 なじょしても譲れぬ道があんだ。➡ 49 00:07:09,154 --> 00:07:15,877 臆病者と そしられようと まっすぐにしか進めぬ➡ 50 00:07:15,877 --> 00:07:20,148 わしの道があんだ。 51 00:07:20,148 --> 00:07:25,136 この西郷頼母にも➡ 52 00:07:25,136 --> 00:07:29,140 たわまぬ節がある。 53 00:07:29,140 --> 00:07:51,145 ♬~ 54 00:07:51,145 --> 00:07:54,148 分がんねえ。 55 00:07:54,148 --> 00:07:56,448 なじょして…!? 56 00:07:58,136 --> 00:08:03,825 頼母様は 恭順を唱えでおいでだった。➡ 57 00:08:03,825 --> 00:08:06,878 一日も早ぐ降伏すべしと。 58 00:08:06,878 --> 00:08:11,482 降伏? この期に及んで!? 59 00:08:11,482 --> 00:08:14,202 賛同する者は 一人もねえ。 60 00:08:14,202 --> 00:08:17,205 当だり前です! そった弱腰な…。 61 00:08:17,205 --> 00:08:24,812 いや! 恭順を唱える事の方が 今は むしろ 勇気が要んだ。 62 00:08:24,812 --> 00:08:28,199 「たわまぬ節」と仰せになった。 63 00:08:28,199 --> 00:08:35,156 あれは 千恵殿の辞世だ。 64 00:08:35,156 --> 00:08:37,208 辞世? 65 00:08:37,208 --> 00:08:42,497 辞世が届げられた場に わしも居合わせてな。➡ 66 00:08:42,497 --> 00:08:47,869 「たわまぬ節は ありとこそきけ」。 67 00:08:47,869 --> 00:08:51,155 千恵殿の歌に そうあった。 68 00:08:51,155 --> 00:09:04,202 ♬~ 69 00:09:04,202 --> 00:09:07,155 頼母様…。 70 00:09:07,155 --> 00:09:13,811 ♬~ 71 00:09:13,811 --> 00:09:21,536 その翌日 越後街道の萱野権兵衛に 容保の伝言を伝えると➡ 72 00:09:21,536 --> 00:09:26,474 頼母は 会津を離れた。 73 00:09:26,474 --> 00:09:34,474 この後 頼母は 箱館戦争へと 身を投じていく事となる。 74 00:09:36,534 --> 00:09:42,834 頼母… 生きよ。 75 00:09:53,534 --> 00:09:57,805 はい。 (佐久)ほ~ら こっちも炊けた!➡ 76 00:09:57,805 --> 00:10:01,242 ほら! 77 00:10:01,242 --> 00:10:04,812 (操)わっ! 熱い! 手の皮が むけそうだ。 78 00:10:04,812 --> 00:10:08,149 (二葉)皆様 おなか すかせてるがら。 はい。 79 00:10:08,149 --> 00:10:12,820 (うら)玄米は ぼろぼろして まとまんねえな。 80 00:10:12,820 --> 00:10:15,540 (みね)んだ。 まとまんねえ。 81 00:10:15,540 --> 00:10:18,876 こぼれる米は 桶で受けでくなんしょ。 82 00:10:18,876 --> 00:10:22,213 後で おかゆにすっから。 (佐久)大切なお米だ。 83 00:10:22,213 --> 00:10:26,484 一粒たりとも 無駄には しねえように。 (一同)はい。 84 00:10:26,484 --> 00:10:29,821 (登勢)皆様! よいお知らせが!➡ 85 00:10:29,821 --> 00:10:32,807 おこう様たちが お戻りになられやした! 86 00:10:32,807 --> 00:10:36,811 (歓声) 八重! 87 00:10:36,811 --> 00:10:41,149 戻ってきた 竹子様が。 88 00:10:41,149 --> 00:10:43,985 おっ母様。 89 00:10:43,985 --> 00:10:48,806 (照姫)そうか 竹子が…。 90 00:10:48,806 --> 00:10:51,209 (こう)我が娘ながら➡ 91 00:10:51,209 --> 00:10:56,209 男にも引けを取らぬ 戦ぶりでございました。 92 00:11:02,870 --> 00:11:11,879 「もののふの猛き心に くらぶれば」…。 93 00:11:11,879 --> 00:11:19,137 あの歌のとおり 雄々しく戦ったのだな。 94 00:11:19,137 --> 00:11:25,137 (こう)娘の歌 覚えていて下さいましたのか…。 95 00:11:28,546 --> 00:11:32,483 竹子様が…➡ 96 00:11:32,483 --> 00:11:35,486 亡ぐなられた。 97 00:11:35,486 --> 00:11:46,497 ♬~ 98 00:11:46,497 --> 00:11:51,152 竹子が お雪様と話していました。 99 00:11:51,152 --> 00:11:57,158 「お城に戻ったら 八重さんから 鉄砲を習おう。➡ 100 00:11:57,158 --> 00:12:03,147 やはり 鉄砲は強い」と。 101 00:12:03,147 --> 00:12:10,471 (佐久)竹子様…。 一緒に生きてた人たちが➡ 102 00:12:10,471 --> 00:12:15,143 一人一人 いなくなんな。 103 00:12:15,143 --> 00:12:23,484 ♬~ 104 00:12:23,484 --> 00:12:26,484 戦だから。 105 00:12:28,873 --> 00:12:32,173 立ち止まっては いらんにえい。 106 00:12:35,480 --> 00:12:39,200 (砲撃音) 107 00:12:39,200 --> 00:12:42,220 (時尾)また撃ちだした。 (滝瀬)姫様 お部屋へ。 108 00:12:42,220 --> 00:12:44,155 あの方角は! 109 00:12:44,155 --> 00:12:48,876 ♬~ 110 00:12:48,876 --> 00:12:50,828 気を付げて! 111 00:12:50,828 --> 00:12:55,216 ♬~ 112 00:12:55,216 --> 00:12:58,486 尚之助様! (川崎)八重さん。 113 00:12:58,486 --> 00:13:01,873 今の砲撃は 小田山からだべか!? 114 00:13:01,873 --> 00:13:05,159 どうやら 桁違いの大砲がある。 115 00:13:05,159 --> 00:13:08,813 弾の音が違いやした。 116 00:13:08,813 --> 00:13:13,167 上野の戦争で使われた アームストロング砲でしょう。 117 00:13:13,167 --> 00:13:16,204 こっちも 撃ち返すべ! 118 00:13:16,204 --> 00:13:21,904 しかし この四斤砲で あそこまで届くかどうか。 119 00:13:23,878 --> 00:13:27,215 火薬の量を ギリギリまで増やしてみんべ。 120 00:13:27,215 --> 00:13:30,535 (砲兵)そんじゃあ 砲身が もたねえぞ。 121 00:13:30,535 --> 00:13:35,206 何にもしねえでいては やられるだけだ! 122 00:13:35,206 --> 00:13:38,826 よし やるか! 123 00:13:38,826 --> 00:13:41,879 (砲兵)かかれ! 124 00:13:41,879 --> 00:13:44,579 装薬 13匁増せ! はい! 125 00:13:46,150 --> 00:13:49,136 距離14町! (砲兵たち)距離14町! 126 00:13:49,136 --> 00:13:54,158 斜角10度4分! (砲兵たち)斜角10度4分! 127 00:13:54,158 --> 00:13:56,158 込め! 128 00:13:59,830 --> 00:14:02,149 狙え! 129 00:14:02,149 --> 00:14:04,485 斜角10度4分 よし! 130 00:14:04,485 --> 00:14:07,138 撃て! 撃て! 131 00:14:07,138 --> 00:14:09,838 (発砲音) 132 00:14:14,145 --> 00:14:16,480 当だったか!? 133 00:14:16,480 --> 00:14:19,150 当たった! 砲を元に戻せ! 134 00:14:19,150 --> 00:14:22,136 破損箇所がないか 調べろ! (砲兵たち)はい! 135 00:14:22,136 --> 00:14:24,138 早ぐ 次の弾を撃たねえと! 136 00:14:24,138 --> 00:14:26,140 (権八)急げ! お父様! 137 00:14:26,140 --> 00:14:29,143 一発 撃ち込んだからには 今度は ここが的にされる。 138 00:14:29,143 --> 00:14:31,545 あどは 我らに任せ 持ち場に戻れ。 139 00:14:31,545 --> 00:14:33,998 私も 大砲のお手伝いを致しやす! 140 00:14:33,998 --> 00:14:36,150 (権八)いや! 八重➡ 141 00:14:36,150 --> 00:14:40,471 北出丸で 鉄砲隊を 指揮したそうだな。 はい。 142 00:14:40,471 --> 00:14:44,208 山本家の名に恥じぬ働きで あったど聞く。 よぐやった。➡ 143 00:14:44,208 --> 00:14:47,478 小田山からの砲撃で 城内は うろだえでいる。 144 00:14:47,478 --> 00:14:49,897 皆が 恐れ おびえる事のねえように➡ 145 00:14:49,897 --> 00:14:51,899 にしが鎮めて回れ。 んだげんじょ…。 146 00:14:51,899 --> 00:14:54,902 それも 砲術の家の者の役目だ。 147 00:14:54,902 --> 00:14:56,871 (砲撃音) 148 00:14:56,871 --> 00:14:59,871 早ぐ行げ! 行って下さい。 149 00:15:01,475 --> 00:15:03,475 はい。 150 00:15:09,483 --> 00:15:13,183 こごは 危なすぎんだ。 151 00:15:15,189 --> 00:15:18,809 皆 心を強く持て。 ひるむな。 152 00:15:18,809 --> 00:15:20,809 (一同)はっ! 153 00:15:22,546 --> 00:15:27,234 登勢 城内の水を絶やすな。 はい! 154 00:15:27,234 --> 00:15:30,237 かかれ! (女たち)はい。 155 00:15:30,237 --> 00:15:33,937 二葉 頼むぞ。 はい。 156 00:15:35,476 --> 00:15:45,820 (砲撃音) 157 00:15:45,820 --> 00:15:49,807 殿 ここは もう…。 158 00:15:49,807 --> 00:15:55,162 ♬~ 159 00:15:55,162 --> 00:15:57,164 はい。 160 00:15:57,164 --> 00:16:03,204 ♬~ 161 00:16:03,204 --> 00:16:05,139 (盛之輔)危ねえ! 162 00:16:05,139 --> 00:16:08,139 (悲鳴) 163 00:16:10,878 --> 00:16:14,548 みね 離れろ! (うら)みね! 164 00:16:14,548 --> 00:16:16,848 八重! おっ母様! 165 00:16:30,831 --> 00:16:32,867 消えだ。 166 00:16:32,867 --> 00:16:36,821 もう大丈夫。 この弾は 爆発しねえから。 167 00:16:36,821 --> 00:16:41,208 よがった。 八重 さすけねえか? 168 00:16:41,208 --> 00:16:43,210 さすけねえ。 169 00:16:43,210 --> 00:16:45,830 今 何をしたんだし? 170 00:16:45,830 --> 00:16:48,149 火消しだ。 171 00:16:48,149 --> 00:16:51,152 あの者は? 172 00:16:51,152 --> 00:16:57,452 川崎殿の妻女 山本覚馬の妹 八重にごぜえます。 173 00:17:00,211 --> 00:17:04,215 上から来る弾は しっかり 目ぇ開けて見っと➡ 174 00:17:04,215 --> 00:17:07,215 落ぢる先の見当がつきやす。 175 00:17:09,203 --> 00:17:13,207 もし 近くに落ぢたら ぬれ布団で➡ 176 00:17:13,207 --> 00:17:17,211 ここを しっかり押さえ込んで 消し止める。 177 00:17:17,211 --> 00:17:22,483 んだげんじょ 弾は いつ爆発すっか分がんねえから➡ 178 00:17:22,483 --> 00:17:26,183 これは 命懸けの仕事です。 179 00:17:29,473 --> 00:17:34,545 やりやす。 お城を守るために 入城したんだし。 180 00:17:34,545 --> 00:17:36,480 私も やりやす! (常磐)私も! 181 00:17:36,480 --> 00:17:38,549 小せえ子には 無理だ。 182 00:17:38,549 --> 00:17:41,869 やりやしょう。 ぬれ布団を かぶせるぐらい➡ 183 00:17:41,869 --> 00:17:44,889 私にも できる! 184 00:17:44,889 --> 00:17:48,492 くれぐれも むちゃしねえでくなんしょ。 185 00:17:48,492 --> 00:17:50,494 (一同)はい。 186 00:17:50,494 --> 00:17:52,496 (盛之輔)八重様! 187 00:17:52,496 --> 00:17:54,532 なじょしたんです? 188 00:17:54,532 --> 00:17:58,536 急ぎ 殿の御座所まで おいでくなんしょ。 え? 189 00:17:58,536 --> 00:18:01,536 大殿様が 八重様を お召しにごぜえやす。 190 00:18:08,879 --> 00:18:13,179 八重様 こちらに。 (梶原)八重 入れ。 191 00:18:19,140 --> 00:18:22,493 川崎尚之助 妻 八重にごぜえまする。 192 00:18:22,493 --> 00:18:24,495 うむ。 193 00:18:24,495 --> 00:18:28,532 先ほどは 見事であった。 194 00:18:28,532 --> 00:18:33,204 (大蔵)砲弾を消し止めるところを ご覧になったんだ。 195 00:18:33,204 --> 00:18:35,873 いい度胸だ。 196 00:18:35,873 --> 00:18:40,227 私は ただ すぐには爆発しねえ事を➡ 197 00:18:40,227 --> 00:18:42,480 存じていただけにごぜえます。 198 00:18:42,480 --> 00:18:45,549 その仕掛け 詳しく聞かせよ。 199 00:18:45,549 --> 00:18:48,849 不発弾を これに。 はっ! 200 00:18:59,480 --> 00:19:03,484 さあ 八重殿。 はい。 201 00:19:03,484 --> 00:19:06,184 お話し申し上げます。 (容保)うむ。 202 00:19:09,206 --> 00:19:15,880 これらの弾は 形は違えど 仕組みは 同じでごぜえます。 203 00:19:15,880 --> 00:19:21,151 弾を爆発させるために 信管を使っているのです。 204 00:19:21,151 --> 00:19:25,139 これが 信管です。 205 00:19:25,139 --> 00:19:29,527 この弾は 信管から 火薬に 火が移った時に➡ 206 00:19:29,527 --> 00:19:32,880 爆発する仕掛けにごぜえます。 207 00:19:32,880 --> 00:19:35,149 こちらの弾であれば➡ 208 00:19:35,149 --> 00:19:38,135 あらわになっている信管を ぬらす事で➡ 209 00:19:38,135 --> 00:19:40,571 火薬が 火が付く前に➡ 210 00:19:40,571 --> 00:19:43,474 消し止める事が できるのでごぜえます。 211 00:19:43,474 --> 00:19:48,474 うむ。 八重様 お見事。 212 00:19:53,150 --> 00:19:58,539 中には このような鉄片が 仕込まれており➡ 213 00:19:58,539 --> 00:20:03,210 これが 四方八方へ飛び散り 損傷を大ぎくすんのでごぜえます。 214 00:20:03,210 --> 00:20:07,147 (佐川)敵が撃っているのは その弾だな。 215 00:20:07,147 --> 00:20:11,447 多ぐは この弾にごぜえます。 216 00:20:21,879 --> 00:20:26,879 覚馬の妹か。 はい。 217 00:20:28,886 --> 00:20:32,186 よく似ている。 218 00:20:36,143 --> 00:20:42,143 お殿様にも一度 お会いした事がごぜえます。 219 00:20:44,485 --> 00:20:49,473 お殿様が お国入りなされた年の➡ 220 00:20:49,473 --> 00:20:52,476 追鳥狩の時にごぜえました。 221 00:20:52,476 --> 00:20:57,815 私は ぶしつけにも 木に登って➡ 222 00:20:57,815 --> 00:20:59,815 落ぢやした。 223 00:21:03,203 --> 00:21:06,473 [ 回想 ] ここは 戦場だぞ! 224 00:21:06,473 --> 00:21:09,710 武士らしく 名乗って出たのだ。➡ 225 00:21:09,710 --> 00:21:12,212 卑怯な振る舞いは してはおらぬぞ。 226 00:21:12,212 --> 00:21:17,484 私の事 武士らしいど…➡ 227 00:21:17,484 --> 00:21:21,872 卑怯やねえど 仰せになった。 228 00:21:21,872 --> 00:21:24,208 「卑怯ではねえ。➡ 229 00:21:24,208 --> 00:21:28,495 武士らしい」と おっしゃって 頂いた時のうれしさは➡ 230 00:21:28,495 --> 00:21:30,648 忘れられません。 231 00:21:30,648 --> 00:21:33,217 いつか 強くなって…。 232 00:21:33,217 --> 00:21:35,219 いつか 強くなって…。 233 00:21:35,219 --> 00:21:40,224 若殿様に ご恩さ 返してえ。 234 00:21:40,224 --> 00:21:44,161 お役に立ちたいと 願っておりやした。 235 00:21:44,161 --> 00:21:47,481 会津のために働きてえと➡ 236 00:21:47,481 --> 00:21:51,702 ご家老様に 申し上げた事もごぜえます。 237 00:21:51,702 --> 00:21:56,223 頼母か。 はい。 238 00:21:56,223 --> 00:21:58,142 今が その時と…。 239 00:21:58,142 --> 00:22:00,878 余計な話は せずともよい。 240 00:22:00,878 --> 00:22:06,150 大殿 そろそろ軍議を。 うむ。 241 00:22:06,150 --> 00:22:09,503 お殿様。 242 00:22:09,503 --> 00:22:15,526 一人 また一人と➡ 243 00:22:15,526 --> 00:22:18,545 友や仲間をなくしますが➡ 244 00:22:18,545 --> 00:22:22,199 残った者たちで 力を合わせ➡ 245 00:22:22,199 --> 00:22:25,899 会津を守る お役に立ちたいと存じます。 246 00:22:28,205 --> 00:22:30,905 下がれ。 八重。 247 00:22:34,161 --> 00:22:39,199 女も子どもも 皆 我が家臣。 248 00:22:39,199 --> 00:22:43,537 共に力を尽くせよ! 249 00:22:43,537 --> 00:22:45,537 はい! 250 00:22:48,542 --> 00:22:51,242 おそれながら 申し上げます! 251 00:22:52,813 --> 00:22:56,150 皆で できる事がごぜえます。 252 00:22:56,150 --> 00:22:59,870 ♬~ 253 00:22:59,870 --> 00:23:02,840 足元 気ぃ付けて。 はい。 254 00:23:02,840 --> 00:23:05,876 みねさん! 255 00:23:05,876 --> 00:23:08,876 みんな ここに入れで。 256 00:23:13,500 --> 00:23:15,886 たくさん集めたなし。 257 00:23:15,886 --> 00:23:19,907 叔母様 拾ってきやした。 ありがとなし。 258 00:23:19,907 --> 00:23:44,548 ♬~ 259 00:23:44,548 --> 00:23:48,869 火薬と鉛玉を合わせで こうして巻いで➡ 260 00:23:48,869 --> 00:23:52,873 端をねじれば ゲベール銃のパトロンの出来上がりです。 261 00:23:52,873 --> 00:23:58,145 (艶)火薬と こうやって…。➡ 262 00:23:58,145 --> 00:24:02,216 こうがし? はい。 お上手だなし。 263 00:24:02,216 --> 00:24:05,202 母上は 器用だから。 たやすいものです。 264 00:24:05,202 --> 00:24:07,371 やってみらんしょ。 (一同)はい。 265 00:24:07,371 --> 00:24:10,207 敵の弾が こっちの武器に 変わっつまうと思うと➡ 266 00:24:10,207 --> 00:24:12,810 胸が すくな。 んだべ。 267 00:24:12,810 --> 00:24:15,879 だげんじょ 怖い怖いと思ってた鉄砲の弾が➡ 268 00:24:15,879 --> 00:24:17,881 こうやって 出来てたとはな。 269 00:24:17,881 --> 00:24:22,236 (美和)ちっとも怖くねえな。 おなごでも 軽々と作れんだから。 270 00:24:22,236 --> 00:24:26,540 八重様。 お殿様の陣所は なじょなご様子でしたか? 271 00:24:26,540 --> 00:24:28,542 聞かせてくなんしょ。 272 00:24:28,542 --> 00:24:33,547 登勢。 まことは 大蔵殿の様子を 聞きてえのでねえのがし? 273 00:24:33,547 --> 00:24:37,534 …母上 やめで下さいまし。 (笑い声) 274 00:24:37,534 --> 00:24:41,534 姉様 真っ赤だ。 あ~ 恥ずかしい。 275 00:24:48,478 --> 00:24:51,178 旦那様。 276 00:24:56,136 --> 00:25:01,136 何してんだ? ああ…。 277 00:25:05,212 --> 00:25:09,816 一度も認めてやんなかった。 278 00:25:09,816 --> 00:25:11,818 熱いがら 気ぃ付げて。 279 00:25:11,818 --> 00:25:15,539 (権八)おなごが 鉄砲の腕など磨いても➡ 280 00:25:15,539 --> 00:25:18,208 何一つ いい事はねえ。➡ 281 00:25:18,208 --> 00:25:22,546 いつか 身を滅ぼすもとになんべ。➡ 282 00:25:22,546 --> 00:25:28,168 そう思ってた。 (佐久)はい。 283 00:25:28,168 --> 00:25:33,140 (権八)んだげんじょ➡ 284 00:25:33,140 --> 00:25:42,140 八重が鉄砲を学んだ事は 間違いではなかったがもしんねえ。 285 00:25:44,201 --> 00:25:51,208 闇の中でも 小さな穴が 一づ開けば➡ 286 00:25:51,208 --> 00:25:56,163 光が一筋 さし込んでくる。 287 00:25:56,163 --> 00:26:01,201 ♬~ 288 00:26:01,201 --> 00:26:04,805 (佐久)その穴を開けんのが➡ 289 00:26:04,805 --> 00:26:10,160 八重の鉄砲かもしんねえな。 290 00:26:10,160 --> 00:26:12,479 うん。 291 00:26:12,479 --> 00:26:32,165 ♬~ 292 00:26:32,165 --> 00:26:34,534 お父様? 293 00:26:34,534 --> 00:26:40,157 (発砲音) 294 00:26:40,157 --> 00:26:45,912 (砲撃音) 295 00:26:45,912 --> 00:26:48,815 さすけねえか!? 296 00:26:48,815 --> 00:26:51,115 (砲撃音) 297 00:26:52,869 --> 00:26:55,472 (大蔵)小田山を抑え 勢いづいた敵軍は➡ 298 00:26:55,472 --> 00:27:00,477 日々 兵力を増しておりやす。 今のうちに出撃し 囲みを破り➡ 299 00:27:00,477 --> 00:27:03,880 兵糧 火薬を運び込む道を 開かねばなりませぬ。 300 00:27:03,880 --> 00:27:07,484 なじょしても 米沢藩と つなぎを取らねば。 301 00:27:07,484 --> 00:27:09,486 出撃隊の人数は? 302 00:27:09,486 --> 00:27:13,874 朱雀二番隊 三番隊 別撰組 砲兵隊ほか 精鋭1,000人。 303 00:27:13,874 --> 00:27:17,878 (佐川)指揮は それがしが。 明日 暁を待たずに打って出て➡ 304 00:27:17,878 --> 00:27:20,230 奇襲 致しまする。 305 00:27:20,230 --> 00:27:23,867 官兵衛 頼むぞ。 306 00:27:23,867 --> 00:27:25,867 はっ! 307 00:27:50,544 --> 00:27:54,881 (兵たち)「我が為に」。 308 00:27:54,881 --> 00:27:59,881 明日は これを差していけ。 309 00:28:01,471 --> 00:28:03,473 はっ! 310 00:28:03,473 --> 00:28:18,173 ♬~ 311 00:28:55,809 --> 00:29:01,498 出陣の祝い 飲むがよい。 312 00:29:01,498 --> 00:29:03,798 ははっ! 313 00:29:10,807 --> 00:29:25,205 (佐川) 勝って まめで 来る身を 待づ。 314 00:29:25,205 --> 00:29:28,708 官兵衛。 315 00:29:28,708 --> 00:29:33,213 必ず 戻るよう。 316 00:29:33,213 --> 00:29:40,913 ありがたく 頂戴つかまつりまする。 317 00:29:44,808 --> 00:29:55,508 もとより 命は 捨てる覚悟で 出陣致しまする。 318 00:29:57,204 --> 00:30:03,504 一度 死んだ命でござりますゆえ。 319 00:30:05,212 --> 00:30:13,820 江戸で 人を斬り殺し➡ 320 00:30:13,820 --> 00:30:17,874 切腹 申しつけられるところを➡ 321 00:30:17,874 --> 00:30:28,874 殿の情けにて 一命を救われました。 322 00:30:34,474 --> 00:30:39,479 それなのに 情げねえ。 323 00:30:39,479 --> 00:30:43,149 力及ばず➡ 324 00:30:43,149 --> 00:30:49,139 殿を 会津を➡ 325 00:30:49,139 --> 00:30:56,479 お守りできませず➡ 326 00:30:56,479 --> 00:31:00,179 申し訳ごぜえません。 327 00:31:03,470 --> 00:31:08,208 (容保)佐川官兵衛! 328 00:31:08,208 --> 00:31:14,208 そなたの力 頼みに思う。 329 00:31:16,149 --> 00:31:29,579 必ず 囲みを破り 米沢への道を開ぎまする。 330 00:31:29,579 --> 00:31:31,481 うむ。 331 00:31:31,481 --> 00:31:38,138 それが できねえ時は…➡ 332 00:31:38,138 --> 00:31:48,148 生ぎでは 城に戻らぬ覚悟。 333 00:31:48,148 --> 00:32:46,806 ♬~ 334 00:32:46,806 --> 00:32:49,809 官兵衛。 335 00:32:49,809 --> 00:33:06,826 ♬~ 336 00:33:06,826 --> 00:33:10,213 ありがてえ。 337 00:33:10,213 --> 00:33:15,485 ありがたき幸せ。 338 00:33:15,485 --> 00:33:17,821 うむ。 339 00:33:17,821 --> 00:33:52,472 ♬~ 340 00:33:52,472 --> 00:33:56,476 (盛之輔) 佐川様 殿の御前にございまする。 341 00:33:56,476 --> 00:33:59,379 (容保)よい。 342 00:33:59,379 --> 00:34:05,485 連戦の疲れが出たのだ。 休ませてやれ。 343 00:34:05,485 --> 00:34:08,138 (盛之輔)はい。 344 00:34:08,138 --> 00:34:18,138 ♬~ 345 00:34:26,639 --> 00:34:29,142 (盛之輔)佐川様! 佐川様! 346 00:34:29,142 --> 00:34:32,879 起ぎてくなんしょ! 佐川様! 347 00:34:32,879 --> 00:34:35,815 何だ。 (盛之輔)皆 支度を済ませ➡ 348 00:34:35,815 --> 00:34:38,201 佐川様のご出馬を 待っておりまする。 349 00:34:38,201 --> 00:34:40,203 今 何時だ。 350 00:34:40,203 --> 00:34:42,555 卯の下刻! もう日が昇りました! 351 00:34:42,555 --> 00:34:45,141 しまった! 寝過ごした! 352 00:34:45,141 --> 00:34:47,841 あ~! 353 00:34:52,215 --> 00:34:58,822 朝駆けの時を逸した会津軍は 苦戦を強いられる事となった。 354 00:34:58,822 --> 00:35:02,208 あ~! 355 00:35:02,208 --> 00:35:06,830 (銃声) (佐川)朱雀二番隊 突っ込め! 356 00:35:06,830 --> 00:35:18,141 ♬~ 357 00:35:18,141 --> 00:35:21,478 外堀の西から 長命寺にかけて➡ 358 00:35:21,478 --> 00:35:25,482 会津軍は 命懸けの猛攻を仕掛けた。 359 00:35:25,482 --> 00:35:29,652 だが 新政府軍の圧倒的な兵力の前に➡ 360 00:35:29,652 --> 00:35:32,872 壊滅的な打撃を被り➡ 361 00:35:32,872 --> 00:35:38,478 長命寺の戦は 幕を閉じた。 362 00:35:38,478 --> 00:35:43,149 そのころ 京都では…。 363 00:35:43,149 --> 00:35:46,870 (大垣屋)どないしても これを! 364 00:35:46,870 --> 00:35:50,170 ご一読を! 岩倉様! 365 00:36:07,190 --> 00:36:10,810 先生の具合 どないや? 366 00:36:10,810 --> 00:36:14,547 (時栄) 峠は越したんどすが まだ…。 367 00:36:14,547 --> 00:36:18,234 (岩倉)話は できんのか? 368 00:36:18,234 --> 00:36:21,234 太政官の岩倉様や。 369 00:36:23,206 --> 00:36:28,545 これ 書いた男に 会うてみとうなって来たんやが。 370 00:36:28,545 --> 00:36:31,545 先生の書きつけを? 371 00:36:33,533 --> 00:36:40,833 この男 ほんまに 会津の一藩士か? へえ。 372 00:36:42,542 --> 00:36:51,818 (岩倉) 三権分立 殖産興業 学校制度…。 373 00:36:51,818 --> 00:36:56,973 新しい国の形が ここに 全部書いてある。 374 00:36:56,973 --> 00:37:05,173 山本様は 洋学所を開いて 西洋の学問を教えておいででした。 375 00:37:08,534 --> 00:37:15,208 会津にも 人物は いてるのやな。 376 00:37:15,208 --> 00:37:18,908 まあ 話ができんなら しかたがない。 377 00:37:20,546 --> 00:37:23,546 (時栄)先生! 先生 あきまへん。 378 00:37:25,151 --> 00:37:30,139 (覚馬) 会津から 兵を引いて下され。 379 00:37:30,139 --> 00:37:33,142 ご無礼したら いかん。 380 00:37:33,142 --> 00:37:35,478 先生! 381 00:37:35,478 --> 00:37:41,484 会津を助けて下され。 382 00:37:41,484 --> 00:37:45,154 仙台も 米沢も 降伏や。 383 00:37:45,154 --> 00:37:49,475 残るのは 会津一藩だけ。 384 00:37:49,475 --> 00:37:59,175 奥羽全土を従えた時に 初めて 堂々たる新国家が生まれるのや。 385 00:38:03,206 --> 00:38:08,161 死んだらいかん。 いずれ また会いまひょ。 386 00:38:08,161 --> 00:38:16,202 ♬~ 387 00:38:16,202 --> 00:38:18,638 先生…。 388 00:38:18,638 --> 00:38:20,640 敵に見せつけてやんべ。 389 00:38:20,640 --> 00:38:24,644 城内は 意気盛ん。 凧揚げする余裕もあんのだと。 390 00:38:24,644 --> 00:38:26,646 (子どもたち)はい。 391 00:38:26,646 --> 00:38:31,551 長命寺の敗北から 20日近くが過ぎ➡ 392 00:38:31,551 --> 00:38:35,872 食料も弾薬も底をついたまま➡ 393 00:38:35,872 --> 00:38:40,476 苦しい籠城の日々が続いていた。 394 00:38:40,476 --> 00:38:43,176 (ユキ)ありがとなし。 395 00:38:57,210 --> 00:39:01,864 おばば様 しっかり。 396 00:39:01,864 --> 00:39:07,164 せめて 一口 食べてくなんしょ。 397 00:39:09,138 --> 00:39:12,838 生きてても しかたねえ。 398 00:39:14,811 --> 00:39:18,197 おばば様…。 399 00:39:18,197 --> 00:39:22,802 ≪(弟)凧だ! ≪(妹)凧が揚がってる! 400 00:39:22,802 --> 00:39:24,802 凧? 401 00:39:28,541 --> 00:39:32,211 (弟)姉様 来なんしょ! お城から 凧が! 402 00:39:32,211 --> 00:39:38,151 (妹)楽しそうだ! 誰が揚げでんだべ? 403 00:39:38,151 --> 00:39:41,154 八重ねえ様だ。 404 00:39:41,154 --> 00:39:51,881 ♬~ 405 00:39:51,881 --> 00:39:58,137 凧を揚げでんのは きっと あね様だ。 406 00:39:58,137 --> 00:40:05,144 お城は まだまだ大丈夫だ。 407 00:40:05,144 --> 00:40:08,147 あね様! 408 00:40:08,147 --> 00:40:16,539 ♬~ 409 00:40:16,539 --> 00:40:21,811 (佐久)子どもより 八重が夢中になってる。 410 00:40:21,811 --> 00:40:24,111 んだなし。 411 00:40:26,883 --> 00:40:30,486 (二葉)うまいもんだなし。 412 00:40:30,486 --> 00:40:35,475 私も揚げてみんべか。 母上が? 413 00:40:35,475 --> 00:40:38,478 大蔵殿に 凧揚げ教えてやったのは 私だ。 414 00:40:38,478 --> 00:40:41,147 初めで聞いだ。 415 00:40:41,147 --> 00:40:46,486 咲 今度は そなたに 凧揚げ教えてやんべか。 416 00:40:46,486 --> 00:40:48,486 (咲)はい! 417 00:40:53,209 --> 00:40:55,909 (砲撃音) 418 00:41:01,150 --> 00:41:03,803 早ぐ 早ぐ! 419 00:41:03,803 --> 00:41:07,540 早ぐ! 急げ! (健次郎)早ぐ! 急げ 急げ!➡ 420 00:41:07,540 --> 00:41:11,544 急げ 急げ! 早ぐ 早ぐ! 421 00:41:11,544 --> 00:41:15,548 明治元年9月14日➡ 422 00:41:15,548 --> 00:41:23,706 この日 ついに 新政府軍による 鶴ヶ城総攻撃が始まった。 423 00:41:23,706 --> 00:41:25,708 ひどく 撃ち込んできた。 424 00:41:25,708 --> 00:41:29,212 おっ母様 中へ! 425 00:41:29,212 --> 00:41:33,883 (艶)皆様! 落ち着きなんしょ。 備えは きちんとしてありやす。 426 00:41:33,883 --> 00:41:36,719 子どもらを集めて 目ぇ離さねえように! 427 00:41:36,719 --> 00:41:38,719 (一同)はい! 428 00:41:41,541 --> 00:41:43,543 (砲弾の飛来音) 429 00:41:43,543 --> 00:41:45,543 近い! 430 00:41:47,213 --> 00:41:49,549 (悲鳴) 431 00:41:49,549 --> 00:41:51,549 登勢! 432 00:41:53,536 --> 00:41:55,805 姉様! 操! 433 00:41:55,805 --> 00:42:02,505 ♬~ 434 00:42:15,808 --> 00:42:17,808 (爆発音) 435 00:42:21,163 --> 00:42:23,532 お登勢様! 436 00:42:23,532 --> 00:42:25,532 お登勢様! 437 00:42:27,153 --> 00:42:29,155 お登勢様! 438 00:42:29,155 --> 00:42:31,207 登勢! 439 00:42:31,207 --> 00:42:34,207 (砲撃音) 440 00:42:44,820 --> 00:43:01,203 ♬~ 441 00:43:01,203 --> 00:43:05,207 今 この時も 死ぬ覚悟で 皆 戦っておるのだ! 442 00:43:05,207 --> 00:43:10,813 これで やっと 殿に 追鳥狩のご恩を お返しできる。 443 00:43:10,813 --> 00:43:13,199 (大蔵)皆 我らの身代わりに なったようなものだ!➡ 444 00:43:13,199 --> 00:43:15,818 命惜しさに 降伏なんど できっか! 445 00:43:15,818 --> 00:43:19,805 (時尾)春の会津を ご覧になって頂きたかった。 446 00:43:19,805 --> 00:43:23,826 (容保)最後の軍命じゃ。 生きよ! 447 00:43:23,826 --> 00:43:26,479 お殿様は 間違っておいでです! 448 00:43:26,479 --> 00:43:30,479 (権八)皆を守れ 八重。 449 00:43:32,868 --> 00:43:37,473 <会津藩が籠城を続けていた 鶴ヶ城。➡ 450 00:43:37,473 --> 00:43:43,546 新政府軍は その南東 およそ1.5kmに位置する小田山に➡ 451 00:43:43,546 --> 00:43:48,200 鶴ヶ城砲撃の拠点を構えました。➡ 452 00:43:48,200 --> 00:43:50,536 砲撃は 多い日で➡ 453 00:43:50,536 --> 00:43:54,836 一日に 2,000発以上にも及んだと いわれています> 454 00:43:56,876 --> 00:44:02,214 <新政府軍が用いた四斤山砲の 威力は すさまじく➡ 455 00:44:02,214 --> 00:44:07,653 鶴ヶ城は 砲撃による死傷者で あふれました。➡ 456 00:44:07,653 --> 00:44:13,542 雨のように降り注ぐ砲弾の中 藩主 松平容保は➡ 457 00:44:13,542 --> 00:44:18,981 天守閣の南側 城内で最も守りの堅い鉄門で➡ 458 00:44:18,981 --> 00:44:22,535 陣頭指揮を執ったといいます。➡ 459 00:44:22,535 --> 00:44:26,872 家老 佐川官兵衛は 戦局を打開し➡ 460 00:44:26,872 --> 00:44:29,875 食料や弾薬の補給路を 確保するため➡ 461 00:44:29,875 --> 00:44:33,879 城外への出撃を 命じられます。➡ 462 00:44:33,879 --> 00:44:36,549 官兵衛率いる決死隊は➡ 463 00:44:36,549 --> 00:44:40,836 長命寺を舞台に 新政府軍と激しく交戦しますが➡ 464 00:44:40,836 --> 00:44:45,207 圧倒的な戦力の差に惨敗。➡ 465 00:44:45,207 --> 00:44:47,543 孤立無援の会津藩は➡ 466 00:44:47,543 --> 00:44:53,243 長く苦しい籠城戦を 続けていく事になるのです> 467 00:45:34,273 --> 00:45:39,662 <須藤平八郎との果たし合いの末 託された赤子 駿太郎を➡ 468 00:45:39,662 --> 00:45:46,435 赤目小籐次は 育てる事となり それから 5年の月日が過ぎた。➡ 469 00:45:46,435 --> 00:45:51,957 今では 小籐次にとって 駿太郎の 成長は 生きがいとなっていた> 470 00:45:51,957 --> 00:45:55,761 大きく振りかぶり 振り下ろす。 471 00:45:55,761 --> 00:45:57,863 えいっ! いいか? ほい。