1 00:00:33,871 --> 00:00:40,144 明治6年は 太陽暦の導入で 幕を開けた。 2 00:00:40,144 --> 00:00:48,202 千年の古都 京都にも 文明開化の波が押し寄せていた。 3 00:00:48,202 --> 00:00:51,539 (ベル) (八重)みんな 朝だよ! 4 00:00:51,539 --> 00:00:53,808 起ぎなさ~い! (ベル) 5 00:00:53,808 --> 00:00:56,544 (生徒)八重先生 おはようございます。 6 00:00:56,544 --> 00:00:58,813 おはようごぜえやす。 7 00:00:58,813 --> 00:01:05,536 八重は 女紅場と呼ばれる 日本で 2番目に出来た官立の女学校で➡ 8 00:01:05,536 --> 00:01:08,205 住み込みの舎監として働き…。 9 00:01:08,205 --> 00:01:12,810 (生徒)今晩 相談があんのやけど。 んだら 部屋で待ってます。 10 00:01:12,810 --> 00:01:17,882 (舎監)八重先生 あとは 私がやりますから 行って下さい。 11 00:01:17,882 --> 00:01:19,882 ありがとうごぜえやす。 12 00:01:21,569 --> 00:01:26,540 また 学生として 英語を学びながら➡ 13 00:01:26,540 --> 00:01:28,809 1年が過ぎていた。 14 00:01:28,809 --> 00:01:43,541 (英語で) 15 00:01:43,541 --> 00:01:45,543 (ウエットン)Thank you, You。 16 00:01:45,543 --> 00:01:54,843 (英語で) 17 00:02:17,541 --> 00:02:19,541 Please. 18 00:02:21,145 --> 00:02:37,144 (英語で) 19 00:02:37,144 --> 00:02:40,147 Thanks. Wonderful Yae. Thank you. 20 00:02:40,147 --> 00:02:44,134 (拍手) 21 00:02:44,134 --> 00:02:53,477 ♬~(テーマ音楽) 22 00:02:53,477 --> 00:05:18,477 ♬~ 23 00:05:21,208 --> 00:05:23,877 (小野)お願いです! わてら 小野組の東京転籍➡ 24 00:05:23,877 --> 00:05:25,879 何とぞ お認め下され! 25 00:05:25,879 --> 00:05:27,898 (槇村) 駄目じゃと言うたら 駄目じゃ! 26 00:05:27,898 --> 00:05:30,150 (小野)帝も 公家も おらんようになった京都では➡ 27 00:05:30,150 --> 00:05:32,536 もう 商売が 立ち行きませんのや! 28 00:05:32,536 --> 00:05:35,155 黙れ!➡ 29 00:05:35,155 --> 00:05:38,308 小野組は まだまだ京都に尽くせ! 30 00:05:38,308 --> 00:05:40,811 ええな!➡ 31 00:05:40,811 --> 00:05:45,549 …ったく 転籍なんぞ 10年早いわ。 32 00:05:45,549 --> 00:05:49,249 長州の田舎者が! 33 00:05:50,804 --> 00:05:53,807 お~ おわ~! おほ~! 34 00:05:53,807 --> 00:05:56,210 これ 売れるぞ! 35 00:05:56,210 --> 00:06:01,498 (明石)レモネードです。 京都舎密局の自信作ですからね。➡ 36 00:06:01,498 --> 00:06:04,201 それと これ。 37 00:06:04,201 --> 00:06:06,203 おわっ おふ~っ! 38 00:06:06,203 --> 00:06:08,472 (明石)シャボンです。 あ? 39 00:06:08,472 --> 00:06:11,809 これで 手を洗うたら 病気の予防になります。 40 00:06:11,809 --> 00:06:17,815 ええのう。 君を 大阪舎密局から 引き抜いたんは 我が慧眼。 41 00:06:17,815 --> 00:06:22,202 いえ。 会津には 縁もゆかりもない私に➡ 42 00:06:22,202 --> 00:06:25,222 分け隔てなく 洋学を教えてくれはった➡ 43 00:06:25,222 --> 00:06:28,475 覚馬先生のために 京都に来ましたよって。 44 00:06:28,475 --> 00:06:33,213 そげな事より 病院建設の件 どうじゃ? 45 00:06:33,213 --> 00:06:36,483 誰でもかかれる 府立病院の設立は 急務です。➡ 46 00:06:36,483 --> 00:06:40,137 建設計画も出来てます。 ほんなら やったれ。➡ 47 00:06:40,137 --> 00:06:45,542 金は 三井でも 小野組にでも 出させりゃいい。 48 00:06:45,542 --> 00:06:50,547 (覚馬)問題は 優秀な医者を育てる仕組みです。 49 00:06:50,547 --> 00:06:53,534 医師免状の試験制度は なじょなった? 50 00:06:53,534 --> 00:06:56,153 覚馬先生の案で進めてます。 51 00:06:56,153 --> 00:07:00,140 そやけど 医学校の資金が…。 52 00:07:00,140 --> 00:07:02,876 辛気くさい顔すんな。 53 00:07:02,876 --> 00:07:05,829 金は わしが 何とでもする。 ワッハッハッハッハ! 54 00:07:05,829 --> 00:07:07,865 分かりました。 55 00:07:07,865 --> 00:07:13,470 覚馬の発案 槇村の決裁 明石が実行。 56 00:07:13,470 --> 00:07:20,477 この3人による 京都の近代化が 軌道に乗りかけた頃…。 57 00:07:20,477 --> 00:07:27,484 東京では 朝鮮政策を巡って 激しい対立が起きていた。 58 00:07:27,484 --> 00:07:30,537 征韓論争である。 59 00:07:30,537 --> 00:07:34,875 日本との国交樹立を拒む 朝鮮に対し➡ 60 00:07:34,875 --> 00:07:37,144 土佐の板垣退助➡ 61 00:07:37,144 --> 00:07:39,479 佐賀の江藤新平らは➡ 62 00:07:39,479 --> 00:07:43,867 出兵覚悟で 圧力をかけるべきと主張。 63 00:07:43,867 --> 00:07:50,474 一方 岩倉使節団から帰国した 岩倉 大久保らは これに反対。 64 00:07:50,474 --> 00:07:57,915 論争は 薩長と 土佐・佐賀との 熾烈な勢力争いを引き起こす。 65 00:07:57,915 --> 00:08:02,803 そのはざまに 西郷がいた。 66 00:08:02,803 --> 00:08:06,807 (大久保)ないごて 佐賀や土佐に 勝手なこつを さすっとごわすか。 67 00:08:06,807 --> 00:08:08,876 我らが おらん間に➡ 68 00:08:08,876 --> 00:08:13,213 西郷さあの朝鮮使節派遣を 閣議決定するなんち…。 69 00:08:13,213 --> 00:08:18,802 戦する金なんど どこにも ありもはんど! 70 00:08:18,802 --> 00:08:23,173 (西郷)おはんの目は 国内に 向いちょるようじゃっどん➡ 71 00:08:23,173 --> 00:08:27,811 そん実は 列強の方しか見ちょらん。 72 00:08:27,811 --> 00:08:30,881 何が!? 73 00:08:30,881 --> 00:08:38,872 おいが朝鮮に行っとは 士族の不平を抑ゆっためじゃ。➡ 74 00:08:38,872 --> 00:08:47,481 維新の大業のため 血を流しながら ないごて報われんとか。➡ 75 00:08:47,481 --> 00:08:54,204 士族の やり場んなか怒りが 朝鮮に向けられちょる。 76 00:08:54,204 --> 00:08:58,875 朝鮮の問題に しっかい 片をつけんな➡ 77 00:08:58,875 --> 00:09:04,575 こん不発弾 いつ破裂すっか 分からん。 78 00:09:10,203 --> 00:09:19,146 こん件 おいが収めてくっで。 79 00:09:19,146 --> 00:09:23,846 決して 戦にゃせんが。 80 00:09:29,539 --> 00:09:31,839 分かいもした。 81 00:09:43,470 --> 00:09:46,473 ≪(生徒1)ドリームて聞かれても 困るわ。➡ 82 00:09:46,473 --> 00:09:49,142 うちは 嫁ぎ先も決まってるし。 83 00:09:49,142 --> 00:09:52,479 (生徒2)英語は おなごには ただの芸事みたいなもんやわ。➡ 84 00:09:52,479 --> 00:09:54,881 役に立たへん。 85 00:09:54,881 --> 00:09:57,150 そうでもねえよ。 86 00:09:57,150 --> 00:09:59,219 八重先生。 87 00:09:59,219 --> 00:10:03,490 英語が分かれば 異人の考えてる事が分かる。 88 00:10:03,490 --> 00:10:09,146 そしたら 新しい考えも生まれる。 89 00:10:09,146 --> 00:10:14,151 鉄砲や蒸気船を発明したのは 異人だげんじょ➡ 90 00:10:14,151 --> 00:10:20,140 次は 日本で 新しい何かが 生まれるかもしんねえよ。 91 00:10:20,140 --> 00:10:24,811 ドリームか…。 考えた事もなかった。 92 00:10:24,811 --> 00:10:29,483 そしたら うちのドリームは 女紅場をやめんで済む事や。 93 00:10:29,483 --> 00:10:32,819 私も。 私も。 うちも。 94 00:10:32,819 --> 00:10:36,807 みんな… なじょした? 95 00:10:36,807 --> 00:10:42,212 近いうち 月謝を 払わなならんようになるって…。 96 00:10:42,212 --> 00:10:46,912 そしたら うちは もう ここには おられへん。 97 00:10:49,870 --> 00:10:53,206 お役所からは まだ 何も言ってこねえがし? 98 00:10:53,206 --> 00:10:55,475 (奥山)ええ。 生徒が増えて➡ 99 00:10:55,475 --> 00:10:59,212 教科書も 教室も 何もかも足らしまへんのに。 100 00:10:59,212 --> 00:11:02,482 (佐々山)入学資格を 平民まで広げたんは ええけど➡ 101 00:11:02,482 --> 00:11:05,218 その分 お金を 増やしてもらえへんのなら➡ 102 00:11:05,218 --> 00:11:09,218 生徒からの月謝で賄うしか あらしまへん。 103 00:11:13,810 --> 00:11:19,149 私が キャッスルに行ってまいりやす。 104 00:11:19,149 --> 00:11:21,535 (ウエットン)Castle? 105 00:11:21,535 --> 00:11:27,235 イエス。 長州が守る城でごぜえやす。 106 00:11:30,143 --> 00:11:32,813 (佐々山) 武士の討ち入りみたいやな。 107 00:11:32,813 --> 00:11:44,541 ♬~ 108 00:11:44,541 --> 00:11:48,211 (官吏)お待ち下さい! お待ち下さい! 槇村大参事は…。 109 00:11:48,211 --> 00:11:51,865 お待ち下さい! ごめんなんしょ。 すぐに終わりやす。 110 00:11:51,865 --> 00:11:58,555 小野組の御用金が無うなったら 京都の復興は どうなる! 111 00:11:58,555 --> 00:12:02,609 失礼致しやす。 無礼者! 突然 何じゃ!? 112 00:12:02,609 --> 00:12:06,546 火急の用事でごぜえやす。 (槇村)火急? 113 00:12:06,546 --> 00:12:10,200 女紅場へ下さるお金を 増やしてくなんしょ。 114 00:12:10,200 --> 00:12:14,137 生徒が増えたのですから お金も増えるのが 道理。 115 00:12:14,137 --> 00:12:16,139 お願い致しやす。 116 00:12:16,139 --> 00:12:19,543 はっ! それが 火急の用事か。 117 00:12:19,543 --> 00:12:22,879 はい。 ハッハッハッハ! 118 00:12:22,879 --> 00:12:27,200 これまで 何度 上申しても お沙汰がごぜえませんでした。 119 00:12:27,200 --> 00:12:31,204 兄 覚馬と 志を共にする槇村様に限って➡ 120 00:12:31,204 --> 00:12:34,474 断じて 教育の問題を 放っておかれるはずはねえ。 121 00:12:34,474 --> 00:12:36,543 当たり前じゃ。 122 00:12:36,543 --> 00:12:42,549 お耳に入れたからには 速やかな ご裁断を承りたいと存じやす。 123 00:12:42,549 --> 00:12:48,488 確かに 即断即決は 我が信条。 124 00:12:48,488 --> 00:12:50,474 では。 125 00:12:50,474 --> 00:12:55,145 実は つい今し方 体の具合が悪うなってな➡ 126 00:12:55,145 --> 00:12:58,482 帰宅する事を即決したところじゃ。 127 00:12:58,482 --> 00:13:00,482 御免。 128 00:13:05,155 --> 00:13:07,207 もう! 129 00:13:07,207 --> 00:13:10,210 (久栄)わあ~! 130 00:13:10,210 --> 00:13:13,480 みね! (みね)叔母様! 131 00:13:13,480 --> 00:13:18,201 久栄。 叔母様ですよ。 132 00:13:18,201 --> 00:13:22,201 お邪魔致しやす。 八重にごぜえやす。 133 00:13:23,807 --> 00:13:26,209 (時栄)八重様! 134 00:13:26,209 --> 00:13:30,509 ちょっと 通らせてくなんしょ。 はっ? 135 00:13:35,202 --> 00:13:40,207 (佐久)八重。 今日は 休みか? 136 00:13:40,207 --> 00:13:43,207 仕事でごぜえやす。 (佐久)えっ 仕事? 137 00:13:44,878 --> 00:13:47,197 お隣からだ。 138 00:13:47,197 --> 00:13:53,470 ♬~ 139 00:13:53,470 --> 00:13:55,470 失礼致しやす。 140 00:13:58,825 --> 00:14:01,828 お加減は いかがでごぜえやしょう? 141 00:14:01,828 --> 00:14:04,814 牛鍋の匂いが致しやすが。 142 00:14:04,814 --> 00:14:06,814 ああ~っ! 143 00:14:09,202 --> 00:14:14,808 昼食を終えだら 女紅場の件 お話の続きを。 144 00:14:14,808 --> 00:14:17,877 先生~! 145 00:14:17,877 --> 00:14:22,482 山本先生! 妹御を なんとかしてくれ~! 146 00:14:22,482 --> 00:14:26,202 先生~! 随分 お元気そうですね。 147 00:14:26,202 --> 00:14:31,875 い いや… 牛鍋を食ったけえ 元気になったんじゃろう! 148 00:14:31,875 --> 00:14:35,545 では 私は ここで 待たせて頂きやす。 149 00:14:35,545 --> 00:14:39,215 はっ!? もう~! 150 00:14:39,215 --> 00:14:42,569 先生! 早う 来てくれ~! 151 00:14:42,569 --> 00:14:46,489 先生… ええんですか? 152 00:14:46,489 --> 00:14:49,209 ありがとう。 153 00:14:49,209 --> 00:14:52,145 お父様。 叔母様が…。 154 00:14:52,145 --> 00:14:56,533 みね お隣さんに 言づけを頼む。 155 00:14:56,533 --> 00:15:00,804 「女子教育については 八重に任せである」。 156 00:15:00,804 --> 00:15:04,104 そう伝えてくれ。 はい。 157 00:15:07,811 --> 00:15:13,199 …で 東京にいるというのは 本当なのか? 158 00:15:13,199 --> 00:15:19,472 ええ。 東京で商いをしてる 元会津藩士が話してくれました。 159 00:15:19,472 --> 00:15:24,172 川崎尚之助様のお姿を見たと。 160 00:15:28,481 --> 00:15:32,181 兄様 お茶です。 161 00:15:34,471 --> 00:15:38,475 (みね)お隣さんは 「開化 開化」と 肉ばっかり食べてっから➡ 162 00:15:38,475 --> 00:15:41,878 顔が赤えと みんな言ってる。 みね。 163 00:15:41,878 --> 00:15:45,215 (覚馬)槇村殿は 文明開化を広めるために➡ 164 00:15:45,215 --> 00:15:47,484 洋食を食べてんだ。 165 00:15:47,484 --> 00:15:52,205 私は こっちの方が好きだなし。 166 00:15:52,205 --> 00:15:56,209 ん~ うめえ! これ 時栄さんが作ったのがし? 167 00:15:56,209 --> 00:15:58,545 お母様に教えてもろて。 168 00:15:58,545 --> 00:16:02,532 私が教えたのを 時栄が 京風に 手ぇ加えて➡ 169 00:16:02,532 --> 00:16:05,869 何でも おいしくしてしまう。 170 00:16:05,869 --> 00:16:09,489 槇村殿と 女紅場の話は ついだのか? 171 00:16:09,489 --> 00:16:13,827 はい。 なんとか 増額を お認め頂きやした。 172 00:16:13,827 --> 00:16:16,830 そうか。 生徒の中には➡ 173 00:16:16,830 --> 00:16:19,866 暮らしの厳しい者もおりやす。 174 00:16:19,866 --> 00:16:24,204 でも みんな 学びてえと 目を輝かせていんだし。 175 00:16:24,204 --> 00:16:27,474 なんとか あの子たちを守れやした。 176 00:16:27,474 --> 00:16:30,877 仕事だってのに 楽しそうだな。 177 00:16:30,877 --> 00:16:33,546 分かるがし? (佐久)うん。 178 00:16:33,546 --> 00:16:37,534 みねも大ぎくなったら 女紅場で いっぱい学んべ。 179 00:16:37,534 --> 00:16:39,803 (みね)はい! 180 00:16:39,803 --> 00:16:44,874 (風鈴の音) 181 00:16:44,874 --> 00:16:49,546 兄様 お呼びかなし? 182 00:16:49,546 --> 00:16:53,199 八重…。 183 00:16:53,199 --> 00:16:57,499 尚さん なじょしてんべな? 184 00:16:59,205 --> 00:17:02,905 (覚馬)暮らしが立ってっと いいんだが。 185 00:17:05,161 --> 00:17:10,483 尚之助様とは 離縁しやした。 186 00:17:10,483 --> 00:17:15,483 私には もう 分がんねえ。 187 00:17:20,543 --> 00:17:24,864 薩長と 佐賀・土佐の権力争いは➡ 188 00:17:24,864 --> 00:17:30,470 朝鮮への政策を巡り いよいよ激しくなっていた。 189 00:17:30,470 --> 00:17:33,206 (江藤)太政大臣。 190 00:17:33,206 --> 00:17:35,475 西郷殿の朝鮮派遣➡ 191 00:17:35,475 --> 00:17:39,479 一向に 陛下に上奏して頂けんのは なぜです? 192 00:17:39,479 --> 00:17:43,867 (三条)その件は 大久保も 木戸も 反対してるしな。 193 00:17:43,867 --> 00:17:46,202 (板垣)けんど それは! 194 00:17:46,202 --> 00:17:50,540 薩長が 権力を抱え込みたいだけやろ! 195 00:17:50,540 --> 00:17:54,144 西郷さんの前やけんど 言わせてもらうぜよ。 196 00:17:54,144 --> 00:17:58,214 薩長の独断専横は もう許せん! 197 00:17:58,214 --> 00:18:02,535 あっ そうや。 ここは 同じ薩摩の西郷殿が➡ 198 00:18:02,535 --> 00:18:04,537 大久保と 一遍 話ししてな…。 199 00:18:04,537 --> 00:18:08,537 (西郷) 大久保は 納得しておいもす。 200 00:18:10,210 --> 00:18:17,200 三条さあは どげん お考えごわすか? 201 00:18:17,200 --> 00:18:20,200 それはやな…。 202 00:18:22,155 --> 00:18:24,541 わしは…➡ 203 00:18:24,541 --> 00:18:30,163 わしは この国を…➡ 204 00:18:30,163 --> 00:18:33,216 この国を…! 205 00:18:33,216 --> 00:18:37,916 うっ! うう~! う~! 206 00:18:39,489 --> 00:18:42,492 三条様! 207 00:18:42,492 --> 00:18:44,878 うう~。 208 00:18:44,878 --> 00:18:47,497 (板垣) 三条様では らちがあかんぜよ。 209 00:18:47,497 --> 00:18:52,202 薩長に 揺さぶりば かけんと。 210 00:18:52,202 --> 00:18:57,473 けんど 策が あるがかえ!? 211 00:18:57,473 --> 00:19:01,811 京都で のさばる槇村いう男は 長州者たい。 212 00:19:01,811 --> 00:19:06,866 その槇村を 小野組が訴えとる。➡ 213 00:19:06,866 --> 00:19:11,538 おいのところに 陳情が来とった。 214 00:19:11,538 --> 00:19:14,538 司法省かえ? 215 00:19:19,145 --> 00:19:26,536 日本は 法治国家に変わったと 教えちゃる。 216 00:19:26,536 --> 00:19:31,836 んだら 今日は ここまで。 (一同)ありがとうございました。 217 00:19:33,476 --> 00:19:36,479 先生 ほんまに おおきに。 218 00:19:36,479 --> 00:19:39,148 おかげさんで 女紅場をやめんで済みます。 219 00:19:39,148 --> 00:19:41,150 私は 何にも…。 220 00:19:41,150 --> 00:19:43,803 先生 うち ここで しっかり勉強して➡ 221 00:19:43,803 --> 00:19:45,805 自分のドリーム 見つけます。 222 00:19:45,805 --> 00:19:49,542 (生徒たち) うちも! 私も! 見つけます! 223 00:19:49,542 --> 00:19:51,544 みんな…。 224 00:19:51,544 --> 00:19:53,544 ≪(奥山)八重先生。 225 00:19:55,148 --> 00:19:57,884 (書生)覚馬先生から 火急の言づてです。 226 00:19:57,884 --> 00:20:00,136 槇村様が 司法省に捕まって➡ 227 00:20:00,136 --> 00:20:02,872 東京に送られやした。 えっ! 228 00:20:02,872 --> 00:20:06,593 覚馬先生は 事態を収めに 東京へ向がわれます。 229 00:20:06,593 --> 00:20:10,496 八重は 覚馬と共に 槇村救出のため➡ 230 00:20:10,496 --> 00:20:14,867 一路 東京へ向かった。 231 00:20:14,867 --> 00:20:17,870 横浜に到着した2人は➡ 232 00:20:17,870 --> 00:20:22,141 前の年に開通したばかりの 汽車に乗り込んだ。 233 00:20:22,141 --> 00:20:26,746 うわ~ すごい! 兄様 海だがら! 234 00:20:26,746 --> 00:20:34,203 ♬~ 235 00:20:34,203 --> 00:20:38,207 あんまり速くて 目が回った。 236 00:20:38,207 --> 00:20:43,546 東京の文明開化は 京都とは 比べ物になんねえ。 237 00:20:43,546 --> 00:20:46,883 東京だけ開化しても 国は変わんねえ。 238 00:20:46,883 --> 00:20:50,536 そのためにも 槇村殿が必要だ。 239 00:20:50,536 --> 00:20:52,488 では 行ぐか。 240 00:20:52,488 --> 00:20:54,874 はい。 241 00:20:54,874 --> 00:21:00,213 槇村殿 なぜ こんな事に。 242 00:21:00,213 --> 00:21:07,537 いや~ 司法卿の江藤が 長州に 嫌がらせしちょるだけの事。 243 00:21:07,537 --> 00:21:09,806 政府の藩閥争いの とばっちりよ。 244 00:21:09,806 --> 00:21:12,106 おい 茶 持ってこい。 245 00:21:13,810 --> 00:21:17,213 んだげんじょ 槇村様に➡ 246 00:21:17,213 --> 00:21:20,817 小野組の転籍を握り潰す権利は ありやせん。 247 00:21:20,817 --> 00:21:24,804 転籍を早ぐ認めて 京都に お戻りくなんしょ。 248 00:21:24,804 --> 00:21:26,873 断じて 認めん。 249 00:21:26,873 --> 00:21:30,043 槇村様は 殿様ではねえのです! 250 00:21:30,043 --> 00:21:34,547 ああ~! 八重殿は 東京にまで わしを説教しに来たんかえ! 251 00:21:34,547 --> 00:21:38,547 違いやす。 女紅場の生徒を守るためだし。 252 00:21:40,203 --> 00:21:45,208 今から 木戸様らに掛け合い 赦免を頼んできやす。➡ 253 00:21:45,208 --> 00:21:50,208 ついでは あなたの存念を伺いたい。 254 00:21:52,215 --> 00:21:54,817 わしは 間違っちょらん。 255 00:21:54,817 --> 00:21:58,204 意地を張ってる場合がし! 256 00:21:58,204 --> 00:22:00,540 (槇村)八重殿。➡ 257 00:22:00,540 --> 00:22:07,563 日本は まだ よちよち歩きの赤子のようなもの。 258 00:22:07,563 --> 00:22:16,539 赤子のうちは 理屈より 親の助けが要ると思わんか? 259 00:22:16,539 --> 00:22:24,881 わしは 命懸けで 幕府っちゅう さび付いた国を壊してくれた➡ 260 00:22:24,881 --> 00:22:28,484 木戸さんらを尊敬しちょる。 261 00:22:28,484 --> 00:22:32,472 じゃが…➡ 262 00:22:32,472 --> 00:22:35,475 壊しただけじゃ。➡ 263 00:22:35,475 --> 00:22:41,214 わしは 壊された荒れ地に 新しい国を つくるつもりじゃ。 264 00:22:41,214 --> 00:22:51,140 そのために 今は まだ 強力な指導者が必要なんじゃ!➡ 265 00:22:51,140 --> 00:22:59,440 法を破り 罪人と言われようと 構わん。 266 00:23:02,151 --> 00:23:04,470 槇村さん。 267 00:23:04,470 --> 00:23:10,170 あんたが 中央の藩閥争いに 巻き込まれんのは もったいねえ。 268 00:23:18,151 --> 00:23:24,140 ウワッハッハッハッハ! ウワッハッハ! 269 00:23:24,140 --> 00:23:27,143 くっそ~! 270 00:23:27,143 --> 00:23:33,149 ♬~ 271 00:23:33,149 --> 00:23:36,149 失礼致しやす。 272 00:23:41,874 --> 00:23:43,874 (木戸)どうぞ。 273 00:23:54,470 --> 00:23:59,475 木戸様には お忙しいところ ありがとうごぜえます。 274 00:23:59,475 --> 00:24:05,148 いや その体で 遠路はるばる 御苦労。 275 00:24:05,148 --> 00:24:08,818 (岩倉)久しぶりやな~ 岩倉や。 276 00:24:08,818 --> 00:24:11,871 岩倉…。 277 00:24:11,871 --> 00:24:17,143 右大臣 岩倉具視様だ。 せや。 278 00:24:17,143 --> 00:24:20,443 覚えてるか? 一遍 病院で会うてる。 279 00:24:22,215 --> 00:24:25,484 忘れる訳がごぜえませぬ。 280 00:24:25,484 --> 00:24:29,822 あの山本が来ると聞いて 待ってたんや。 281 00:24:29,822 --> 00:24:33,209 京で 活躍のようやな。 282 00:24:33,209 --> 00:24:35,909 いえ。 283 00:24:37,547 --> 00:24:43,202 槇村が やっかいな事に なってるみたいやが。 284 00:24:43,202 --> 00:24:49,809 木戸様のお力で 槇村殿を京都に戻して頂きたい。 285 00:24:49,809 --> 00:24:55,109 槇村殿がいなければ 京都の開化は 立ち行かぬ。 286 00:24:57,200 --> 00:24:59,202 それは できん。 287 00:24:59,202 --> 00:25:04,490 司法省に対して 槇村が 引き下がる形で決着をつけては➡ 288 00:25:04,490 --> 00:25:07,210 悪しき前例となる。 289 00:25:07,210 --> 00:25:09,812 司法卿である 佐賀の江藤に➡ 290 00:25:09,812 --> 00:25:13,216 長州が 頭を下げるという事がですか? 291 00:25:13,216 --> 00:25:18,487 江藤のやっとる事は 法にかこつけた 長州の排除じゃ。 292 00:25:18,487 --> 00:25:25,811 しやろな。 長州の面目に関わる。 293 00:25:25,811 --> 00:25:30,199 藩を 自分たちで壊しておきながら➡ 294 00:25:30,199 --> 00:25:35,488 いまだ 長州だ 佐賀だと こだわられるとは いささか滑稽。 295 00:25:35,488 --> 00:25:37,540 何!? 296 00:25:37,540 --> 00:25:41,544 権力は 政治を動かす道具にすぎぬ。 297 00:25:41,544 --> 00:25:49,244 たかが道具に 足を取られて まともな政ができますか。 298 00:25:51,203 --> 00:25:55,541 (机をたたく音) フフフ…。 299 00:25:55,541 --> 00:26:02,241 八重。 岩倉様は 何を見ておられる? 300 00:26:06,152 --> 00:26:09,205 先ほどから➡ 301 00:26:09,205 --> 00:26:14,210 ずっと 笑みを浮かべておいでで ごぜえやすが➡ 302 00:26:14,210 --> 00:26:17,213 その目は➡ 303 00:26:17,213 --> 00:26:20,866 何を見でんのか 私には分がりません。 304 00:26:20,866 --> 00:26:23,566 何や!? お前は。 305 00:26:26,205 --> 00:26:31,205 山本覚馬の妹 八重にごぜえやす。 306 00:26:35,214 --> 00:26:40,536 教えてくなんしょ。 あなた方には 一体➡ 307 00:26:40,536 --> 00:26:45,207 どんな新しい国の姿が 見えているのですか? 308 00:26:45,207 --> 00:26:51,213 誰もが 学校に行げて 病院にかかれて ドリームが語れる➡ 309 00:26:51,213 --> 00:26:58,254 そんな日本が見だくて 槇村様と兄は 働いていんのです。 310 00:26:58,254 --> 00:27:04,493 槇村様の事 どうか ご再考を! 311 00:27:04,493 --> 00:27:15,488 ♬~ 312 00:27:15,488 --> 00:27:18,808 兄様。 私…。 313 00:27:18,808 --> 00:27:24,547 構わねえ。 ちっと止めてくれ。 へい。 314 00:27:24,547 --> 00:27:29,201 子どもの声がすんな。 学校は ねえのか? 315 00:27:29,201 --> 00:27:35,201 昔ながらの長屋だし。 (覚馬)そうか。 316 00:27:37,476 --> 00:27:40,476 行くべえ。 へい。 317 00:27:49,155 --> 00:27:52,155 (せきこみ) 318 00:28:00,566 --> 00:28:03,869 お待たせしましたな。 319 00:28:03,869 --> 00:28:07,540 三条様が 正気づかんゆえ➡ 320 00:28:07,540 --> 00:28:12,240 わしが 太政大臣代理を 務める事となった。 321 00:28:14,213 --> 00:28:18,818 ついては 朝鮮使節派遣を➡ 322 00:28:18,818 --> 00:28:23,205 速やかに 陛下に上奏するつもりや。 323 00:28:23,205 --> 00:28:25,875 ありがとうございます。 324 00:28:25,875 --> 00:28:30,880 同時に 派遣は延期すべきという わしの意見も➡ 325 00:28:30,880 --> 00:28:34,884 併せて 陛下には申し上げる。➡ 326 00:28:34,884 --> 00:28:39,205 公平なご裁可を仰ごうやないか。 327 00:28:39,205 --> 00:28:42,808 何が 公平じゃ! 328 00:28:42,808 --> 00:28:46,545 岩倉様の思惑で どうにでもなるがやないがか! 329 00:28:46,545 --> 00:28:51,200 閣議決定したもんに 私見ば添えるなど 許されん! 330 00:28:51,200 --> 00:29:00,142 こん からくり 絵図を描いたとは 大久保どんや。 331 00:29:00,142 --> 00:29:06,482 やはり 土佐や佐賀に こん国を任せるこつは できん。 332 00:29:06,482 --> 00:29:09,201 何じゃと!? 333 00:29:09,201 --> 00:29:16,901 おいが 命を懸けるち ゆうちょっどが。 334 00:29:24,817 --> 00:29:31,517 ここには もう おいのでくっこつは なか。 335 00:29:33,809 --> 00:29:42,201 破裂じゃ。 もはや止めがならん。 336 00:29:42,201 --> 00:29:44,901 西郷さん! 337 00:29:48,157 --> 00:29:51,877 西郷は 参議を辞職。 338 00:29:51,877 --> 00:30:00,177 板垣 江藤らも これに続き 新政府は ついに 大分裂した。 339 00:30:06,542 --> 00:30:12,565 結局 槇村殿は 江藤の失脚で 釈放が決まりやした。➡ 340 00:30:12,565 --> 00:30:17,486 私も 明日 京都に戻りやす。 341 00:30:17,486 --> 00:30:21,486 (勝)そりゃ 御苦労だったな。 342 00:30:31,817 --> 00:30:36,205 頼まれていた 川崎尚之助の消息だ。 343 00:30:36,205 --> 00:30:39,205 ありがとうございます。 344 00:30:40,876 --> 00:30:42,878 兄様? 345 00:30:42,878 --> 00:30:46,865 (勝) 尚さんは 今 浅草の鳥越にいる。 346 00:30:46,865 --> 00:30:52,137 まだ 裁判が続いているそうだ。 347 00:30:52,137 --> 00:30:55,541 裁判? 348 00:30:55,541 --> 00:31:01,497 斗南藩をかばって 3千両の詐欺事件の被告として➡ 349 00:31:01,497 --> 00:31:03,532 訴えられている。 350 00:31:03,532 --> 00:31:06,151 3千両!? 351 00:31:06,151 --> 00:31:11,206 ♬~ 352 00:31:11,206 --> 00:31:16,206 [ 回想 ] 尚之助様! 尚之助様! 353 00:31:19,214 --> 00:31:23,914 [ 回想 ] 尚之助様は 勝手だ。 354 00:31:27,873 --> 00:31:32,211 (覚馬)なじょして 尚さんが そんな事に? 355 00:31:32,211 --> 00:31:34,546 (勝)全くだ。➡ 356 00:31:34,546 --> 00:31:40,202 今頃 国の真ん中にいても おかしくはねえ人間だ。 357 00:31:40,202 --> 00:31:46,202 道を変えたのは 俺だ。 358 00:31:50,813 --> 00:31:54,199 私に行がせてくなんしょ! 359 00:31:54,199 --> 00:32:03,876 ♬~ 360 00:32:03,876 --> 00:32:06,176 (戸をたたく音) 361 00:32:07,880 --> 00:32:10,880 ごめんくなんしょ。 362 00:32:52,808 --> 00:32:57,808 (川崎)女学校の舎監ですか。 363 00:33:00,816 --> 00:33:04,116 お元気そうで よかった。 364 00:33:16,815 --> 00:33:23,205 今は この長屋で➡ 365 00:33:23,205 --> 00:33:28,210 寺子屋のまね事のような事を しています。 366 00:33:28,210 --> 00:33:32,210 意外と楽しいものです。 367 00:33:34,533 --> 00:33:40,533 結局 私は 何もなせなかった。 368 00:33:42,207 --> 00:33:48,213 これが 私の身の丈に合った暮らしです。 369 00:33:48,213 --> 00:33:57,213 そんな事ねえ。 尚之助様は 藩の皆様の命を守って下さった。 370 00:34:05,898 --> 00:34:10,152 ずっと後悔してた。 371 00:34:10,152 --> 00:34:13,852 斗南に行げば よかったって。 372 00:34:16,492 --> 00:34:20,479 こんな事になっていただなんて…。 373 00:34:20,479 --> 00:34:23,179 許してくなんしょ! 374 00:34:34,543 --> 00:34:38,530 私こそ。 375 00:34:38,530 --> 00:34:43,485 あの時 猪苗代に行こうと➡ 376 00:34:43,485 --> 00:34:49,141 命懸けで 私の隣に立った あなたの誇りを➡ 377 00:34:49,141 --> 00:34:51,841 踏みにじりました。 378 00:34:54,830 --> 00:34:58,484 許して下さい。 379 00:34:58,484 --> 00:35:03,484 謝んねえで。 何も悪ぐねえ。 380 00:35:05,207 --> 00:35:10,829 尚之助様に甘えで➡ 381 00:35:10,829 --> 00:35:13,482 意地 張って➡ 382 00:35:13,482 --> 00:35:16,482 私は ばかだ。 383 00:35:18,203 --> 00:35:21,203 ばかだ! 384 00:35:34,870 --> 00:35:40,158 私を おそばに置いてくなんしょ。 385 00:35:40,158 --> 00:35:43,545 夫婦でなくて 構わねえ。 386 00:35:43,545 --> 00:35:49,885 尚之助様の お役に立たせてくなんしょ。 387 00:35:49,885 --> 00:35:54,206 お願いしやす。 388 00:35:54,206 --> 00:35:56,906 お願いしやす! 389 00:36:13,158 --> 00:36:16,211 八重。 390 00:36:16,211 --> 00:36:19,911 尚之助様。 391 00:36:24,553 --> 00:36:32,253 (泣き声) 392 00:36:45,540 --> 00:36:49,240 がっかりさせないで下さい。 393 00:36:52,547 --> 00:37:00,205 あなたには 京都で 生徒たちを助ける➡ 394 00:37:00,205 --> 00:37:03,558 舎監の仕事があるんでしょう? 395 00:37:03,558 --> 00:37:07,879 だげんじょ 尚之助様を放ってはおげねえ。 396 00:37:07,879 --> 00:37:14,536 私の妻は 鉄砲を撃つおなごです。 397 00:37:14,536 --> 00:37:18,206 私の好きな妻は➡ 398 00:37:18,206 --> 00:37:25,206 夫の前を歩く 凜々しい妻です。 399 00:37:30,869 --> 00:37:36,825 八重さんの夫になれた事が➡ 400 00:37:36,825 --> 00:37:42,214 私の人生の誇りです。 401 00:37:42,214 --> 00:37:47,514 もう二度と ここに来てはいけません。 402 00:37:49,204 --> 00:37:55,193 あなたは 新しい時を生きる人だ。 403 00:37:55,193 --> 00:38:05,487 ♬~ 404 00:38:05,487 --> 00:38:08,140 生きなさい。 405 00:38:08,140 --> 00:38:34,816 ♬~ 406 00:38:34,816 --> 00:38:37,816 待ってっからし。 407 00:38:42,541 --> 00:38:50,541 前を歩いで 京都で ずっと待ってっから。 408 00:38:54,169 --> 00:38:56,805 旦那様。 409 00:38:56,805 --> 00:39:01,810 ♬~ 410 00:39:01,810 --> 00:39:07,165 それでこそ 八重さんだ。 411 00:39:07,165 --> 00:40:05,540 ♬~ 412 00:40:05,540 --> 00:40:08,240 (泣き声) 413 00:40:12,164 --> 00:40:20,155 (泣き声) 414 00:40:20,155 --> 00:40:26,161 ♬~ 415 00:40:26,161 --> 00:40:35,537 (泣き声) 416 00:40:35,537 --> 00:40:40,837 (新島・英語で) 417 00:41:56,151 --> 00:42:00,155 (拍手) 418 00:42:00,155 --> 00:42:08,163 (拍手) 419 00:42:08,163 --> 00:43:01,149 ♬~ 420 00:43:01,149 --> 00:43:04,202 「悲しむ人は 幸いなり」。 421 00:43:04,202 --> 00:43:07,305 悲しい事なんか ない方がいいに決まってる。 422 00:43:07,305 --> 00:43:09,307 傷ついた この国を救うために➡ 423 00:43:09,307 --> 00:43:11,876 キリスト教に根ざした学校を 作りたいんです。 424 00:43:11,876 --> 00:43:16,147 このかび臭い京都に 西洋の風を どんどん吹き込んでくれ! 425 00:43:16,147 --> 00:43:19,150 私は 鉄砲を撃って戦った。 426 00:43:19,150 --> 00:43:22,470 敵のために祈れという 耶蘇の教えは 分がんねえ。 427 00:43:22,470 --> 00:43:26,474 (覚馬)八重が背負った重荷は 誰にも肩代わりできねえ。➡ 428 00:43:26,474 --> 00:43:31,174 乗り越えでいく道は 八重が 自分で探すしかねえ。 429 00:43:34,899 --> 00:43:37,152 <八重が教師を務めた➡ 430 00:43:37,152 --> 00:43:39,537 新英学校及女紅場は➡ 431 00:43:39,537 --> 00:43:43,541 日本最初の公立女学校でした。➡ 432 00:43:43,541 --> 00:43:50,241 女性の教育を説いた 兄 覚馬の理想が実現したのです> 433 00:43:51,816 --> 00:43:55,637 <女紅場を前身とする 鴨沂高校の正門は➡ 434 00:43:55,637 --> 00:43:59,307 当時のものを移築しています。➡ 435 00:43:59,307 --> 00:44:01,643 受け継がれる扁額は➡ 436 00:44:01,643 --> 00:44:04,212 槇村正直によるもので➡ 437 00:44:04,212 --> 00:44:09,534 力強い筆遣いが 熱意を今に伝えています。➡ 438 00:44:09,534 --> 00:44:14,205 礼法や裁縫 茶道を教える女紅場で➡ 439 00:44:14,205 --> 00:44:17,542 八重は 機織りなどの授業を受け持ち➡ 440 00:44:17,542 --> 00:44:21,546 女子寮の監督も務めました。➡ 441 00:44:21,546 --> 00:44:29,204 また 八重自身も 外国人教師から 英語を学んでいたといいます。➡ 442 00:44:29,204 --> 00:44:35,543 京都博覧会で配られた 初の外国人向け京都案内書。➡ 443 00:44:35,543 --> 00:44:38,546 覚馬が考えた内容に即して➡ 444 00:44:38,546 --> 00:44:43,234 八重たちが アルファベットの活字を拾いました。➡ 445 00:44:43,234 --> 00:44:47,205 明治維新という激動の時代を➡ 446 00:44:47,205 --> 00:44:51,209 八重は 新しい文化を 積極的に取り入れて➡ 447 00:44:51,209 --> 00:44:54,509 軽やかに生きていったのです> 448 00:45:33,918 --> 00:45:38,790 (おりょう)なんという美しい行灯。 449 00:45:38,790 --> 00:45:42,811 (小籐次)どんなに小さくても➡ 450 00:45:42,811 --> 00:45:50,001 心の中に たった一つの灯があれば➡ 451 00:45:50,001 --> 00:45:58,226 正しき道を 過たずに歩いていける。