1 00:00:36,414 --> 00:00:40,752 (山県)徴兵令施行以来10年。 2 00:00:40,752 --> 00:00:47,008 兵役を担ったんは 該当者の僅か1割にすぎん。 3 00:00:47,008 --> 00:00:53,031 こねえな事じゃ もはや 国は守れん。 4 00:00:53,031 --> 00:00:57,035 昨年の朝鮮事変では➡ 5 00:00:57,035 --> 00:01:00,088 清国が大軍を率い➡ 6 00:01:00,088 --> 00:01:02,907 我が国を牽制してきもした。 7 00:01:02,907 --> 00:01:08,746 列強から国を守るには 軍備の拡張を急がんなないもはん。 8 00:01:08,746 --> 00:01:13,746 徴兵の徹底は 急務じゃな。 9 00:01:15,420 --> 00:01:19,073 明治16年12月➡ 10 00:01:19,073 --> 00:01:24,412 政府は 山県有朋の主導で 徴兵制度を改革。 11 00:01:24,412 --> 00:01:32,112 私立学校は 徴兵免除の特典から 除外される事となったのである。 12 00:01:33,688 --> 00:01:40,388 その翌年 この事が 思わぬ形で 襄に降りかかる。 13 00:01:42,080 --> 00:01:56,780 (イタリア語で) 14 00:02:02,417 --> 00:02:05,117 (新島)八重さん…。 15 00:02:14,362 --> 00:02:19,083 月の光…➡ 16 00:02:19,083 --> 00:02:21,783 きれいだ。 17 00:02:24,071 --> 00:02:30,771 神が創りたもうた世界は こんなに美しいのか…。 18 00:02:32,363 --> 00:03:06,080 ♬~ 19 00:03:06,080 --> 00:03:23,531 (英語で) 20 00:03:23,531 --> 00:03:40,097 ♬~ 21 00:03:40,097 --> 00:03:49,006 ♬~(テーマ音楽) 22 00:03:49,006 --> 00:06:15,006 ♬~ 23 00:06:17,355 --> 00:06:20,741 襄が倒れる半年前。 24 00:06:20,741 --> 00:06:22,743 (伊藤)3人 顔をそろえるんは➡ 25 00:06:22,743 --> 00:06:26,013 岩倉卿の使節団で 渡米した時以来ですな。 26 00:06:26,013 --> 00:06:30,418 あの時 梅子さんは まだ…。 (津田)6歳でした。 27 00:06:30,418 --> 00:06:34,372 お口添え頂き 早々に 伊藤さんとの面談がかないました。 28 00:06:34,372 --> 00:06:36,424 ありがとう。 29 00:06:36,424 --> 00:06:41,724 梅子さんには 妻と娘の家庭教師を お願いしています。 30 00:06:43,748 --> 00:06:50,448 (英語で) 31 00:07:00,414 --> 00:07:05,086 用件は 徴兵令改正の事ですな。 32 00:07:05,086 --> 00:07:07,354 お願いします。 33 00:07:07,354 --> 00:07:12,410 私学の学生たちから 学問の機会を奪わないで下さい。 34 00:07:12,410 --> 00:07:16,080 私学は 政府の管轄外ですからな。 35 00:07:16,080 --> 00:07:20,034 それに 私学は 設備や学科において➡ 36 00:07:20,034 --> 00:07:22,420 官立に劣っとるところが多い。 37 00:07:22,420 --> 00:07:26,674 ですから 同志社は 大学に作り替えます。 38 00:07:26,674 --> 00:07:31,028 専門学科を置き 優れた教師陣をそろえ➡ 39 00:07:31,028 --> 00:07:33,431 国を担う人物を育てるために。 40 00:07:33,431 --> 00:07:37,017 国を背負う人物は 国が つくります。 41 00:07:37,017 --> 00:07:40,421 そのために 東京大学があるんです。 42 00:07:40,421 --> 00:07:42,673 徴兵ぐらいで 恐慌を来すんは➡ 43 00:07:42,673 --> 00:07:45,342 その学校に 魅力がないっちゅう事でしょう。 44 00:07:45,342 --> 00:07:48,412 現に 早稲田の東京専門学校じゃ➡ 45 00:07:48,412 --> 00:07:50,681 騒ぎは起きておらん。 46 00:07:50,681 --> 00:07:53,367 のう 新島さん。 47 00:07:53,367 --> 00:07:56,737 自主独立を うたい文句にしながら➡ 48 00:07:56,737 --> 00:08:02,710 こねえな時だけ 官学と同列を願うんは ちいと…➡ 49 00:08:02,710 --> 00:08:05,746 虫がええんじゃありゃせんかね。 50 00:08:05,746 --> 00:08:11,418 全ての学校に与えられていた はずの徴兵免除は➡ 51 00:08:11,418 --> 00:08:16,023 官立学校の大きな特典として 残った。 52 00:08:16,023 --> 00:08:26,350 ♬~ 53 00:08:26,350 --> 00:08:31,650 (八重)今日は 天気がいいのに 雷が落ちそうですね。 54 00:08:38,412 --> 00:08:42,712 襄は 「女今川」を読んだ事が ありますか? 55 00:08:45,019 --> 00:08:51,019 「女今川」… そんな ばかな本は読みません。 56 00:08:53,410 --> 00:08:56,580 子どもの頃に 手習いで教わったけんじょ➡ 57 00:08:56,580 --> 00:08:59,380 少しは いい事も書いてありますよ。 58 00:09:01,085 --> 00:09:07,085 「己の不機嫌に任せて 怒りをうつすは 無礼の事なり」。 59 00:09:13,747 --> 00:09:17,084 すいません。 60 00:09:17,084 --> 00:09:21,739 (ため息) いらいらしていて…。 61 00:09:21,739 --> 00:09:25,743 うちの中に 雷が落ちんのは 構わねえ。 62 00:09:25,743 --> 00:09:31,743 んだけんじょ 怒りながら食べたら 体に毒だ。 63 00:09:45,012 --> 00:09:49,012 嫌な事があったなら 話してくなんしょ。 64 00:09:51,018 --> 00:09:56,073 学生が 退学届を持ってきました。 65 00:09:56,073 --> 00:10:01,078 官立学校に転校したいと。 66 00:10:01,078 --> 00:10:07,078 私立だけが 徴兵猶予の特典を 失ったからですか? 67 00:10:11,739 --> 00:10:15,739 政府のやる事は 勝手すぎる。 68 00:10:20,080 --> 00:10:23,083 (容保)お加減は いかがなのだ? 69 00:10:23,083 --> 00:10:27,421 (浩)床につかれて 3か月になります。 70 00:10:27,421 --> 00:10:30,074 (容保)医師は なんと? 71 00:10:30,074 --> 00:10:35,074 (健次郎)治療は もういらぬと お断りになられて…。 72 00:10:38,415 --> 00:10:42,415 (浩)大殿のお越しにございます。 73 00:10:56,083 --> 00:11:01,071 (照姫) ようこそ お越し下さいました。 74 00:11:01,071 --> 00:11:03,371 (容保)姉上。 75 00:11:20,357 --> 00:11:24,078 これは? 76 00:11:24,078 --> 00:11:27,414 守護職を勤めた折に➡ 77 00:11:27,414 --> 00:11:31,714 帝より賜りました。 78 00:11:33,737 --> 00:11:42,346 [ 回想 ] (孝明天皇)「和らくも たけき心も相生の➡ 79 00:11:42,346 --> 00:11:50,688 まつの落葉の あらず栄えん」。 80 00:11:50,688 --> 00:11:53,741 (容保)これらは➡ 81 00:11:53,741 --> 00:11:58,041 会津が逆賊でない事の証し。 82 00:12:00,748 --> 00:12:07,021 なれど 今 これを 世に出せぬ。 83 00:12:07,021 --> 00:12:13,321 いずれ ふさわしき時が来るまで…。 84 00:12:15,679 --> 00:12:24,688 殿は 今でも 重い荷を背負われたまま…。 85 00:12:24,688 --> 00:12:32,696 ♬~ 86 00:12:32,696 --> 00:12:34,696 姉上! 87 00:12:40,738 --> 00:12:46,026 我が邸に おいで下さい。 88 00:12:46,026 --> 00:12:53,367 残された時を 共に過ごしたい。 89 00:12:53,367 --> 00:13:00,407 ♬~ 90 00:13:00,407 --> 00:13:02,409 [ 回想 ] (照姫)照にございます。 91 00:13:02,409 --> 00:13:07,014 私も 4年前 保科家より こちらに参ったのです。 92 00:13:07,014 --> 00:13:11,752 (容保)姉上の育った屋敷です。 93 00:13:11,752 --> 00:13:15,739 ゆるりと過ごされ お疲れを お取り下さい。➡ 94 00:13:15,739 --> 00:13:21,712 また 歌会を開きましょう。 父上がいらした 昔のように。➡ 95 00:13:21,712 --> 00:13:31,071 いつの日も 私を支えて下さったのは➡ 96 00:13:31,071 --> 00:13:36,760 姉上の真心でした。 97 00:13:36,760 --> 00:13:47,354 ♬~ 98 00:13:47,354 --> 00:13:52,054 そのお言葉だけで…。 99 00:13:57,698 --> 00:14:00,701 十分にございます。 100 00:14:00,701 --> 00:14:13,347 ♬~ 101 00:14:13,347 --> 00:14:21,688 これまで ありがとうございました。 102 00:14:21,688 --> 00:14:32,082 ♬~ 103 00:14:32,082 --> 00:14:37,688 それから程ない 明治17年2月28日➡ 104 00:14:37,688 --> 00:14:42,688 照は 静かに息を引き取った。 105 00:14:44,411 --> 00:14:50,411 会津の人々を深い悲しみが包んだ。 106 00:14:56,673 --> 00:15:01,411 お帰んなんしょ。 あ… ただいま。 107 00:15:01,411 --> 00:15:03,413 顔色が悪い。 108 00:15:03,413 --> 00:15:07,713 ああ… 少し疲れました。 109 00:15:13,740 --> 00:15:23,440 急がなくては 私たちの同志社が 潰れてしまう。 110 00:15:25,352 --> 00:15:30,691 そして 同志社のため奔走していた襄も➡ 111 00:15:30,691 --> 00:15:34,691 徐々に 体調を崩していた。 112 00:15:37,080 --> 00:15:41,380 (覚馬) また 退学する者が出たのか。 113 00:15:43,020 --> 00:15:46,456 去年の暮れから もう10人です。 114 00:15:46,456 --> 00:15:52,456 大学設立に向けて 学生を集めたい時なのに。 115 00:16:06,743 --> 00:16:11,743 襄が書いた 大学の意義を訴えた原稿です。 116 00:16:18,021 --> 00:16:21,358 兄様に 手を加えてもらいてえと。 117 00:16:21,358 --> 00:16:26,013 (覚馬) 大学を作るには まず 金が要る。 118 00:16:26,013 --> 00:16:30,751 賛同者を 大勢 集めねえとな。 119 00:16:30,751 --> 00:16:36,023 資金を集めるために アメリカに行くと言ってるけんじょ➡ 120 00:16:36,023 --> 00:16:39,323 私は 襄の体が心配で…。 121 00:16:43,413 --> 00:16:47,751 (時栄) 旦那様 お約束のお客様どす。 122 00:16:47,751 --> 00:16:50,354 覚馬さん! 123 00:16:50,354 --> 00:16:52,773 広沢さんか! 124 00:16:52,773 --> 00:16:54,773 はい! 125 00:16:58,345 --> 00:17:00,645 お久しゅうございます! 126 00:17:05,035 --> 00:17:09,072 これは…。 あなたは? 127 00:17:09,072 --> 00:17:13,072 妹の八重にございます。 128 00:17:14,678 --> 00:17:18,978 公用方の頃から 話は聞いております。 129 00:17:21,418 --> 00:17:25,072 どうぞ こちらに。 130 00:17:25,072 --> 00:17:29,009 今日は 会津から 若いのを連れてまいりやした。 131 00:17:29,009 --> 00:17:32,679 おい 覚馬先生だ。 挨拶しなさい。 132 00:17:32,679 --> 00:17:37,679 青木栄二郎です。 お目にかがれて光栄です。 133 00:17:40,420 --> 00:17:44,358 (広沢) 私の遠縁で よくできる男です。➡ 134 00:17:44,358 --> 00:17:48,345 今は 牧場で 手伝いをしております。 135 00:17:48,345 --> 00:17:54,067 青森で 大きな牧場を作ったそうだな。 136 00:17:54,067 --> 00:17:57,104 今年で 12年。 137 00:17:57,104 --> 00:18:00,107 ようやく 形になってまいりやした。 138 00:18:00,107 --> 00:18:02,743 広沢さんの牧場で➡ 139 00:18:02,743 --> 00:18:08,031 暮らしが立った会津人が 大勢いると聞いてる。 140 00:18:08,031 --> 00:18:10,684 大したもんだ。 141 00:18:10,684 --> 00:18:12,686 (広沢)いいえ。 142 00:18:12,686 --> 00:18:16,690 世の中のために 何かしたい。 そうしなければ➡ 143 00:18:16,690 --> 00:18:20,990 死んでいった者たちに 叱られてしまいます。 144 00:18:24,748 --> 00:18:28,018 これ 食べてくなんしょ。➡ 145 00:18:28,018 --> 00:18:31,318 広沢牧場の自慢の品です。 146 00:18:33,423 --> 00:18:39,123 おい 土産を頂いたぞ。 (時栄)へえ。 147 00:18:41,014 --> 00:18:43,683 まあ おおきに。 148 00:18:43,683 --> 00:18:46,686 台所まで運びます。 お客さんに そないな事…。 149 00:18:46,686 --> 00:18:48,986 いいんです。 使って下さい。 150 00:18:51,675 --> 00:18:57,697 覚馬さん。 青木の事で 相談があります。➡ 151 00:18:57,697 --> 00:19:02,352 いずれは 牧場の運営を任せます。 152 00:19:02,352 --> 00:19:05,355 そのために 新しい学問を学ばせたい。 153 00:19:05,355 --> 00:19:09,009 しかし 青森では ながなが…。 154 00:19:09,009 --> 00:19:13,013 書生として こちらに 置いで頂けねえでしょうか? 155 00:19:13,013 --> 00:19:16,349 下働きでも 何でも致します。 156 00:19:16,349 --> 00:19:19,753 先生 お願いします! 157 00:19:19,753 --> 00:19:26,743 いや… こんなうちだ。 満足な世話は できねえ。 158 00:19:26,743 --> 00:19:32,415 それに 俺の学問も だいぶ 古びてきた。 159 00:19:32,415 --> 00:19:35,715 (青木)…駄目ですか? 160 00:19:38,355 --> 00:19:43,760 んだら 同志社に入るのは どうです? 161 00:19:43,760 --> 00:19:47,347 同志社。 それは いい話だが…。 162 00:19:47,347 --> 00:19:50,350 今から入って ついていけっかなし? 163 00:19:50,350 --> 00:19:54,020 さすけねえ。 兄様の手ほどきを受ければ➡ 164 00:19:54,020 --> 00:19:56,356 すぐに追いつけます。 165 00:19:56,356 --> 00:19:59,356 襄には 私から頼んでみっから。 166 00:20:01,344 --> 00:20:06,700 分がった。 うちで 引き受けよう。 167 00:20:06,700 --> 00:20:10,403 よろしくお願いします! よがったな! 168 00:20:10,403 --> 00:20:14,357 (覚馬)時栄 世話を頼む。 169 00:20:14,357 --> 00:20:16,357 へえ。 170 00:20:18,345 --> 00:20:22,349 心臓の薬 のみ忘れないように してくなんしょ。 171 00:20:22,349 --> 00:20:24,351 はい 気を付けます。 172 00:20:24,351 --> 00:20:26,353 塗り薬は 持ちましたか? 173 00:20:26,353 --> 00:20:29,356 今! 今 入れました。 はい。 174 00:20:29,356 --> 00:20:34,411 旅先から 手紙送って下さいね。 行くさきざきから送ります。 175 00:20:34,411 --> 00:20:36,346 長い手紙は要りません。 176 00:20:36,346 --> 00:20:39,349 手紙を書ぐのに 徹夜なんかしたら よぐねえがら。 177 00:20:39,349 --> 00:20:43,086 葉書に 「当方無事」と 一言 書いてくれれば。 178 00:20:43,086 --> 00:20:46,740 では 一言だけにしましょう。 179 00:20:46,740 --> 00:20:51,040 もう 二言 三言 書いてくれてもいいげんじょ。 180 00:20:55,015 --> 00:20:57,017 はい。 181 00:20:57,017 --> 00:21:00,353 あっ それがら…。 182 00:21:00,353 --> 00:21:02,353 あ~! 183 00:21:11,364 --> 00:21:14,417 やっぱり 私も行きます。 184 00:21:14,417 --> 00:21:17,070 渡航手続きは どうするんですか。 185 00:21:17,070 --> 00:21:20,423 なんとか手配して 後から追っていきます。 186 00:21:20,423 --> 00:21:24,678 私が見張ってないと 襄は 無理ばっかりすっから。 187 00:21:24,678 --> 00:21:27,414 それは困る。 188 00:21:27,414 --> 00:21:33,420 せっかく 厳しい番人の目を逃れ 羽を伸ばすつもりが…。 189 00:21:33,420 --> 00:21:35,420 襄! 190 00:21:37,424 --> 00:21:39,676 心配いりませんよ。 191 00:21:39,676 --> 00:21:42,412 イタリア スイスと回って➡ 192 00:21:42,412 --> 00:21:45,682 もう一つのふるさと アメリカに行くんです。 193 00:21:45,682 --> 00:21:50,382 日本で くよくよしているより よほど健康にもいい。 194 00:21:53,073 --> 00:21:58,411 八重さん 留守を預けられるのは あなたしかいません。 195 00:21:58,411 --> 00:22:02,582 英学校の方は 覚馬さんと 市原さんに お願いしましたが➡ 196 00:22:02,582 --> 00:22:06,782 女学校は あなたに 目を配ってもらわないと。 197 00:22:08,738 --> 00:22:10,738 はい。 198 00:22:12,342 --> 00:22:15,345 父と母を頼みます。 199 00:22:15,345 --> 00:22:18,014 はい。 200 00:22:18,014 --> 00:22:22,314 毎日 あなたの幸せを祈ります。 201 00:22:26,740 --> 00:22:29,743 (民治のせきばらい) 202 00:22:29,743 --> 00:22:34,347 あ…。 (登美) 梅干しとお茶 持っておいき。 203 00:22:34,347 --> 00:22:36,416 はい。 204 00:22:36,416 --> 00:22:38,685 (民治)わしらも その 何だ…➡ 205 00:22:38,685 --> 00:22:45,075 異人のように ノックをする癖を つけなければいかんな。 ハッハッハ。 206 00:22:45,075 --> 00:22:50,375 それじゃあ 達者でな。 はい。 207 00:22:53,416 --> 00:22:59,689 明治17年4月 大学設立の資金集めのために➡ 208 00:22:59,689 --> 00:23:06,989 襄は 神戸から船に乗り 欧州を回る旅へと向かっていった。 209 00:23:12,085 --> 00:23:16,423 (青木)うわ~ 異国のようだ。 210 00:23:16,423 --> 00:23:21,444 彰栄館。 もうじき 出来上がります。 211 00:23:21,444 --> 00:23:25,365 (学生たちの英語の会話) 212 00:23:25,365 --> 00:23:28,752 (安藤)覚馬先生!➡ 213 00:23:28,752 --> 00:23:31,755 5年生の安藤です。 214 00:23:31,755 --> 00:23:35,341 ラーネッド先生の経済学に てこずっているのですが➡ 215 00:23:35,341 --> 00:23:37,677 よい教本は ありませんか? 216 00:23:37,677 --> 00:23:42,699 ミルの経済学原理の配分は 読んだか? 217 00:23:42,699 --> 00:23:44,684 いいえ。 それは まだ。 218 00:23:44,684 --> 00:23:48,021 (覚馬)うちに あっから 取りに来っといい。 219 00:23:48,021 --> 00:23:50,721 (2人)ありがとうございます。 220 00:23:52,409 --> 00:23:55,078 (学生たちの英語の会話) 221 00:23:55,078 --> 00:23:58,415 まだ 普通科と神学科しか ねえけんじょ➡ 222 00:23:58,415 --> 00:24:00,750 同志社の学生は 優秀ですよ。 223 00:24:00,750 --> 00:24:03,403 東京大学にだって引けは取らねえ。 224 00:24:03,403 --> 00:24:07,407 おい。 まだ そこまでは いってねえ。 225 00:24:07,407 --> 00:24:09,743 襄が目指していんのは➡ 226 00:24:09,743 --> 00:24:15,081 東の東大 西の同志社と 言われるぐらいの大学ですから。 227 00:24:15,081 --> 00:24:19,035 会津の名に恥じないように しっかり やってくなんしょ。 228 00:24:19,035 --> 00:24:21,788 はい。 229 00:24:21,788 --> 00:24:23,740 (市原)覚馬先生。 230 00:24:23,740 --> 00:24:27,093 (覚馬)おお 市原君か。➡ 231 00:24:27,093 --> 00:24:30,363 転入生を連れてきた。 232 00:24:30,363 --> 00:24:33,416 よろしくお願いします。 233 00:24:33,416 --> 00:24:37,737 しっかり学んで 同志社精神ば 身につけて下さい。 234 00:24:37,737 --> 00:24:40,740 期待しております。 (青木)はい。 235 00:24:40,740 --> 00:24:45,078 転校騒ぎは あれから どうなった? 236 00:24:45,078 --> 00:24:48,364 ようやっと 落ち着きば取り戻したとですが➡ 237 00:24:48,364 --> 00:24:51,684 16人が 学校ば去りました。 238 00:24:51,684 --> 00:24:56,984 襄の留守中に もう 学生を減らしたくない。 239 00:24:58,675 --> 00:25:01,675 なんとか 食い止めましょう。 240 00:25:10,420 --> 00:25:12,405 (一同)八重先生! 241 00:25:12,405 --> 00:25:14,407 こごで 何をしていんですか? 242 00:25:14,407 --> 00:25:17,677 宣教師の先生方は 横暴で もう 我慢できんとです! 243 00:25:17,677 --> 00:25:21,080 うちらは 学問ばしに来とっと! 尼寺に入ったとじゃなか! 244 00:25:21,080 --> 00:25:24,083 あれも あかん これも あかん。 まるで 籠の鳥や! 245 00:25:24,083 --> 00:25:26,085 (一同)そや! 246 00:25:26,085 --> 00:25:32,025 (佐久)先生方が 口やかましいのは 今に始まった事でねえべ。 247 00:25:32,025 --> 00:25:34,410 何か あったのですか? 248 00:25:34,410 --> 00:25:36,679 私ら 理学の実験ば したかとです。 249 00:25:36,679 --> 00:25:39,682 ばってん 女学校には 道具がなかけん。 250 00:25:39,682 --> 00:25:42,018 だったら 男子学校で習えばいい。 251 00:25:42,018 --> 00:25:44,387 それば お願いしても 許してくれんとです! 252 00:25:44,387 --> 00:25:47,006 何べんも 許可願をば書いたとですが➡ 253 00:25:47,006 --> 00:25:49,742 スペルが 1つ間違うとっても 書き直しで➡ 254 00:25:49,742 --> 00:25:52,745 受け取ってもらえんとです! あれは 嫌がらせたい!➡ 255 00:25:52,745 --> 00:25:57,750 こうなったら 授業放棄たい! (一同)そや そや! 256 00:25:57,750 --> 00:26:02,739 言い分は 分がった。 私が 先生たちに話すから➡ 257 00:26:02,739 --> 00:26:05,039 騒ぐのは 待ってくなんしょ。 258 00:26:07,360 --> 00:26:10,747 生徒たちが言うのも もっともです。 259 00:26:10,747 --> 00:26:15,685 何でも 頭ごなしに禁じていては 不満ばっかりが募ります。 260 00:26:15,685 --> 00:26:20,406 その話を どこで聞きましたか? 261 00:26:20,406 --> 00:26:22,406 え? 262 00:26:24,077 --> 00:26:27,413 舎監室でしょう。 263 00:26:27,413 --> 00:26:32,085 舎監室は 密告の場所で➡ 264 00:26:32,085 --> 00:26:35,738 あの中では 本校の規則が守られていません。 265 00:26:35,738 --> 00:26:37,738 密告だなんて…。 266 00:26:39,342 --> 00:26:42,345 舎監は 生徒たちに甘すぎます。 267 00:26:42,345 --> 00:26:47,417 でも 生徒たちにも 息抜きの場所は必要です。 268 00:26:47,417 --> 00:26:54,073 あなたや 同志社の 日本人教師たちが 口を出すから➡ 269 00:26:54,073 --> 00:26:58,344 生徒たちが 私たちのやり方に 不満を持つのです。 270 00:26:58,344 --> 00:27:01,014 口を出すのは 当たり前です。 271 00:27:01,014 --> 00:27:04,714 皆 学校を よくしたいのですから。 272 00:27:08,021 --> 00:27:16,346 (せみの声) 273 00:27:16,346 --> 00:27:22,046 (風鈴の音) 274 00:27:27,023 --> 00:27:29,075 手伝います。 275 00:27:29,075 --> 00:27:32,075 あ… おおきに。 276 00:27:33,680 --> 00:27:38,418 大変ですね。 奥さん一人で 何もかも。 277 00:27:38,418 --> 00:27:43,406 男手がいる時は 言ってくなんしょ。 278 00:27:43,406 --> 00:27:49,078 家の事は 気にせんと 学問に 精 出しておくれやす。➡ 279 00:27:49,078 --> 00:27:54,078 旦那様も 青木さんには 期待をかけてはりますし。 280 00:27:57,687 --> 00:27:59,687 どうぞ。 281 00:28:01,674 --> 00:28:03,674 どないしはったん? 282 00:28:05,411 --> 00:28:10,033 田舎で ちっと 成績が よかったぐれえでは➡ 283 00:28:10,033 --> 00:28:12,068 通用しません。 284 00:28:12,068 --> 00:28:19,025 同志社は 秀才ばっかりだ。 とても追いつけねえ。 285 00:28:19,025 --> 00:28:23,413 期待していると言われんのも➡ 286 00:28:23,413 --> 00:28:26,683 気が重ぐなってきました。 287 00:28:26,683 --> 00:28:31,688 そんな もったいない事 言うたら あかんえ。 288 00:28:31,688 --> 00:28:37,677 期待されるやなんて ありがたい事や。 289 00:28:37,677 --> 00:28:40,430 時栄さん…。 290 00:28:40,430 --> 00:28:44,450 諦めるのは 男のする事やない。 291 00:28:44,450 --> 00:28:47,403 しっかりしなはい。 292 00:28:47,403 --> 00:28:52,408 愚痴や泣き言は うちが なんぼでも聞いてあげますさかい。 293 00:28:52,408 --> 00:28:57,408 話して 気ぃが済んだら 学業に励んでおくれやす。 294 00:28:59,032 --> 00:29:01,034 はい。 295 00:29:01,034 --> 00:29:07,740 ♬~ 296 00:29:07,740 --> 00:29:10,040 あっ やります! 297 00:29:12,078 --> 00:29:15,014 あ… すいません。 298 00:29:15,014 --> 00:29:18,768 ♬~ 299 00:29:18,768 --> 00:29:22,068 冷とうて 気持ちよさそうやな。 300 00:29:35,351 --> 00:29:39,088 失礼します。 301 00:29:39,088 --> 00:29:42,341 時栄さん。 兄様は? 書斎どす。 302 00:29:42,341 --> 00:29:44,641 失礼しやす。 303 00:29:48,748 --> 00:29:53,352 叔母様 ちょっとも 手伝うてくれへんな。 何を? 304 00:29:53,352 --> 00:29:56,756 青木さんのお世話。➡ 305 00:29:56,756 --> 00:30:00,409 これ 青木さんのやろ? 306 00:30:00,409 --> 00:30:04,013 八重さんは する事が たくさんあるねや。 307 00:30:04,013 --> 00:30:06,313 母様かて。 308 00:30:13,072 --> 00:30:15,772 襄から 妙な葉書が。 309 00:30:17,410 --> 00:30:22,415 「先に届いた手紙は 早合点した者が 誤って送った。➡ 310 00:30:22,415 --> 00:30:28,020 さぞ驚いたろうが 心配はいらない。 当方無事」。 311 00:30:28,020 --> 00:30:32,008 これ 何の事だべ? 312 00:30:32,008 --> 00:30:38,414 先の手紙…。 悪い知らせでも届いてたのか? 313 00:30:38,414 --> 00:30:46,072 いいえ。 でも 襄に 何かあったんだ…。 314 00:30:46,072 --> 00:30:49,025 外務省に 問い合わせてみっか。 315 00:30:49,025 --> 00:30:51,077 はい。 316 00:30:51,077 --> 00:30:54,680 (民治)八重! また 文が届いたぞ。➡ 317 00:30:54,680 --> 00:30:59,418 異人からだ。 七五三太の事が 書いてあるのではないか? 318 00:30:59,418 --> 00:31:01,418 お父様。 319 00:31:14,433 --> 00:31:23,733 (英語で) 320 00:31:31,751 --> 00:31:37,051 息が… できない。 321 00:31:38,674 --> 00:31:43,346 (荒い息遣い) 322 00:31:43,346 --> 00:31:49,418 こんなところで 死ぬのか…。 323 00:31:49,418 --> 00:32:19,418 ♬~ 324 00:32:35,348 --> 00:32:39,352 八重さん…。 325 00:32:39,352 --> 00:32:42,352 もう会えないのか…。 326 00:32:49,695 --> 00:33:24,413 ♬~ 327 00:33:24,413 --> 00:33:28,713 これ… 遺書だ。 328 00:33:31,103 --> 00:33:37,343 確かに 新島さんの字か? 329 00:33:37,343 --> 00:33:40,043 襄の字です。 330 00:33:45,017 --> 00:33:50,022 あ この日付…➡ 331 00:33:50,022 --> 00:33:52,742 8月6日だ。 332 00:33:52,742 --> 00:33:55,742 さっきの葉書は? 333 00:34:01,367 --> 00:34:04,687 8月9日です。 334 00:34:04,687 --> 00:34:11,077 よし。 新島さんは 無事だ。➡ 335 00:34:11,077 --> 00:34:13,746 事情は分かんねえが➡ 336 00:34:13,746 --> 00:34:16,749 送るはずのねえ遺書が 手違いで送られ➡ 337 00:34:16,749 --> 00:34:19,752 慌てて書いた 無事を知らせる葉書が➡ 338 00:34:19,752 --> 00:34:22,755 先に着いちまったんだろう。 339 00:34:22,755 --> 00:34:27,455 そうか よかった。 340 00:34:34,016 --> 00:34:40,016 でも なじょして 遺書なんか…。 341 00:34:43,743 --> 00:34:51,350 「これを読む人は 我が愛する祖国のために➡ 342 00:34:51,350 --> 00:34:55,354 どうか 祈って下さい。➡ 343 00:34:55,354 --> 00:35:01,343 主の大いなる愛が 日本を包み➡ 344 00:35:01,343 --> 00:35:10,703 我が同志社にも 救いの手を 差し伸べて下さるように。➡ 345 00:35:10,703 --> 00:35:17,009 私の髪を 一房 切り取り➡ 346 00:35:17,009 --> 00:35:23,009 日本で待つ妻に 届けてほしい」。 347 00:35:25,084 --> 00:35:31,757 「神の名の下に結ばれた➡ 348 00:35:31,757 --> 00:35:36,011 私の愛する妻に。➡ 349 00:35:36,011 --> 00:35:39,865 2人の絆の証しとして」。 350 00:35:39,865 --> 00:35:50,693 ♬~ 351 00:35:50,693 --> 00:35:54,029 この遺書は 本物だ。 352 00:35:54,029 --> 00:35:58,417 ♬~ 353 00:35:58,417 --> 00:36:06,375 命を削って 襄は戦ってる。 354 00:36:06,375 --> 00:36:09,361 ♬~ 355 00:36:09,361 --> 00:36:13,365 難しい戦いだ。➡ 356 00:36:13,365 --> 00:36:18,404 政府も 世間も➡ 357 00:36:18,404 --> 00:36:24,104 時には 身内の宣教師も 敵に回る。 358 00:36:27,746 --> 00:36:32,351 世界中が敵でも構わねえ。 359 00:36:32,351 --> 00:36:38,691 私は 一緒に戦う。 360 00:36:38,691 --> 00:36:43,012 ♬~ 361 00:36:43,012 --> 00:36:51,036 襄のライフは 私のライフだ。 362 00:36:51,036 --> 00:37:05,417 ♬~ 363 00:37:05,417 --> 00:37:12,417 私は まだ 生かされている。 364 00:37:21,033 --> 00:37:23,733 やらねば。 365 00:37:28,073 --> 00:37:30,075 (泣き声) 366 00:37:30,075 --> 00:37:33,445 その後 女学校では…。 367 00:37:33,445 --> 00:37:35,414 (泣き声) 368 00:37:35,414 --> 00:37:37,683 勉強したかだけたい。 369 00:37:37,683 --> 00:37:42,071 なぜ あの生徒たちを 謹慎処分にすんのですか? 370 00:37:42,071 --> 00:37:48,410 言いつけに背き 勝手に 男子校に行ったからです。 371 00:37:48,410 --> 00:37:51,747 物理の実験を見学するためです。 372 00:37:51,747 --> 00:37:53,749 許可していません。 373 00:37:53,749 --> 00:37:56,049 私が許可しました。 374 00:37:58,420 --> 00:38:00,356 何ですって? 375 00:38:00,356 --> 00:38:05,077 男子学校の市原先生にも お許しを得ています。 376 00:38:05,077 --> 00:38:10,082 なぜ そんな勝手な事を!? 377 00:38:10,082 --> 00:38:16,021 女学校と同志社は ペアなのです。 協力して進むのが 当たり前です。 378 00:38:16,021 --> 00:38:20,075 あなたは 何の権利があって➡ 379 00:38:20,075 --> 00:38:24,079 私たちの学校の運営に 口を出すのですか!? 380 00:38:24,079 --> 00:38:27,349 私たちの学校? 381 00:38:27,349 --> 00:38:32,021 同志社女学校の校長は 新島 襄ですよ! 382 00:38:32,021 --> 00:38:39,411 いいえ。 あなたたちは ずっと 思い違いをしています。 383 00:38:39,411 --> 00:38:44,249 私たちは ミス スタークウェザーこそ 本当の校長だと考えています。 384 00:38:44,249 --> 00:38:49,705 学校を作り 運営資金を出しているのは➡ 385 00:38:49,705 --> 00:38:52,007 伝道団体です。 386 00:38:52,007 --> 00:38:57,012 ミスター新島は 校長として 雇われているにすぎません。 387 00:38:57,012 --> 00:39:02,084 違う! 女学校は 襄が作ったのです! 388 00:39:02,084 --> 00:39:07,384 学校も 生徒たちも あなたたちのものではない! 389 00:39:10,075 --> 00:39:13,746 そういう事なら アメリカンボードは➡ 390 00:39:13,746 --> 00:39:17,746 女学校から 手を引く事になりますよ。 391 00:39:19,418 --> 00:39:22,118 脅すのですか? 392 00:39:24,123 --> 00:39:29,411 襄の留守に 勝手な事はさせねえ。 393 00:39:29,411 --> 00:39:35,111 この学校は これまでのようですね。 394 00:39:37,019 --> 00:39:40,022 待ってくなんしょ。 395 00:39:40,022 --> 00:39:43,008 すまねえなし。 396 00:39:43,008 --> 00:39:51,083 生徒に間違いがあったなら それは 舎監の私の落ち度だ。➡ 397 00:39:51,083 --> 00:39:54,703 娘たちから 学問の場を 奪わねえでくなんしょ。 398 00:39:54,703 --> 00:39:58,340 私が 舎監を辞めっから。 399 00:39:58,340 --> 00:40:02,361 どうか それで 収めてくなんしょ。 400 00:40:02,361 --> 00:40:04,361 おっ母様。 401 00:40:07,750 --> 00:40:13,450 長え事 お世話になりました。 402 00:40:17,409 --> 00:40:21,413 なにも おっ母様が辞める事はねえのに。 403 00:40:21,413 --> 00:40:29,455 私も年だ。 そろそろ お役御免にしてもらわねえと。 404 00:40:29,455 --> 00:40:34,743 んだけんじょ 襄の留守に…。 405 00:40:34,743 --> 00:40:40,443 留守だからこそ もめ事を起こしてはなんねえ。 406 00:40:44,686 --> 00:40:49,408 八重は 強く言い過ぎる。 407 00:40:49,408 --> 00:40:55,681 今 宣教師たちが引き揚げたら 困んのは こっちだべ。 408 00:40:55,681 --> 00:40:58,751 はい。 409 00:40:58,751 --> 00:41:08,751 一歩引いても 学校守んのが 八重の務めだ。 410 00:41:12,414 --> 00:41:16,752 (青木)「教育は よく国力を張るの力あり。➡ 411 00:41:16,752 --> 00:41:21,757 かかる全美なる目的をもって 設立せしところの大学校なれば➡ 412 00:41:21,757 --> 00:41:24,810 その正鵠を誤らずして➡ 413 00:41:24,810 --> 00:41:28,347 早晩 開明の中天に [外:4A0DF6B985CE506EF66F17C27EC34522]翔するの期あるや➡ 414 00:41:28,347 --> 00:41:32,084 疑いを入れざるところなり」。 415 00:41:32,084 --> 00:41:34,353 これじゃあ いかん。 416 00:41:34,353 --> 00:41:40,653 もっと強い調子で あおらねえと 人心は動かねえ。 はい。 417 00:41:50,752 --> 00:41:57,693 女学校の事 兄様にも 相談してみんべ。 んだなし。 418 00:41:57,693 --> 00:42:04,683 ♬~ 419 00:42:04,683 --> 00:42:08,687 (覚馬)徳富君に 添削を頼むか。 420 00:42:08,687 --> 00:42:12,074 (せきこみ) 421 00:42:12,074 --> 00:42:14,409 水 くんできましょうか? 422 00:42:14,409 --> 00:42:18,347 ああ 頼む。 はい。 423 00:42:18,347 --> 00:42:41,737 ♬~ 424 00:42:41,737 --> 00:42:45,674 ただいま戻りやした。 お帰りやす。 425 00:42:45,674 --> 00:42:52,681 ♬~ 426 00:42:52,681 --> 00:42:58,381 山本家に 嵐が吹き始めていた。 427 00:43:02,074 --> 00:43:05,410 私が 一番ゆっくりと 息がつける場所は➡ 428 00:43:05,410 --> 00:43:08,413 あなたの隣です。 あの人 嫌いや。➡ 429 00:43:08,413 --> 00:43:11,416 あの人が いはったら 母様は変わってしまう。 430 00:43:11,416 --> 00:43:14,686 時栄さんは 先生の手足ではねえ! 一人の女だ! 431 00:43:14,686 --> 00:43:18,073 (覚馬)何もない。 何もなかった。 432 00:43:18,073 --> 00:43:21,410 (大垣屋)どないな事があっても 時栄は おそばを離れんかった。➡ 433 00:43:21,410 --> 00:43:23,428 「先生に お仕えしたい」 言いよって。 434 00:43:23,428 --> 00:43:28,016 (時栄)神様に見抜かれたんや ないやろか。 隠してある事を。 435 00:43:28,016 --> 00:43:32,016 出てってくなんしょ。 このうちから 出てって下さい。 436 00:43:33,739 --> 00:43:37,359 <古くから 外国との交易地として栄えた➡ 437 00:43:37,359 --> 00:43:39,745 港町 神戸。➡ 438 00:43:39,745 --> 00:43:43,365 新島 襄もまた 欧米へと旅立つため➡ 439 00:43:43,365 --> 00:43:46,752 この地を訪れました。➡ 440 00:43:46,752 --> 00:43:49,021 出発の直前まで➡ 441 00:43:49,021 --> 00:43:53,742 襄が キリスト教の教えを説いていた 神戸教会。➡ 442 00:43:53,742 --> 00:43:56,011 教会堂が完成した時には➡ 443 00:43:56,011 --> 00:44:00,311 八重と訪れた事のある ゆかりの深い教会でした> 444 00:44:02,017 --> 00:44:07,089 <神戸の港から船に乗り込んだ襄は 白いハンカチを振って➡ 445 00:44:07,089 --> 00:44:12,744 見送りの人たちとの別れを 惜しんだといいます。➡ 446 00:44:12,744 --> 00:44:17,082 その後 旅先のスイスで 容体が急変した襄は➡ 447 00:44:17,082 --> 00:44:20,085 遺言をしたためています。➡ 448 00:44:20,085 --> 00:44:25,674 「私の髪を 一房 切り取り 妻に届けてほしい」。➡ 449 00:44:25,674 --> 00:44:30,674 死を覚悟した襄の切なる思いが うかがえます> 450 00:44:32,748 --> 00:44:36,084 <幸い 一命を取り留めた襄のもとに➡ 451 00:44:36,084 --> 00:44:38,353 うれしい知らせが届きます。➡ 452 00:44:38,353 --> 00:44:42,741 それは 同志社英学校 最初のレンガ建て校舎➡ 453 00:44:42,741 --> 00:44:46,745 彰栄館の完成でした。➡ 454 00:44:46,745 --> 00:44:51,750 神の栄光を彰す その名に ふさわしい学園にしたい。➡ 455 00:44:51,750 --> 00:44:57,050 襄は 大学設立のため 更に邁進します> 456 00:45:33,892 --> 00:45:36,361 (仁左衛門)使い鳩は 飼い主のところに戻るという。 457 00:45:36,361 --> 00:45:39,264 安部式部が 気付くやもしれぬな。 458 00:45:39,264 --> 00:45:44,603 <盗賊 雲霧一党を追う 火付盗賊改方は➡ 459 00:45:44,603 --> 00:45:47,906 名古屋に その足跡を認めたものの➡ 460 00:45:47,906 --> 00:45:53,211 なかなか 手がかりを つかめずにいた> 461 00:45:53,211 --> 00:45:57,215 あとは 盗賊改が どんな手を打ってくるかだ。 462 00:45:57,215 --> 00:46:10,415 ♬~