1 00:00:01,030 --> 00:00:04,330 一段 昇格という感じだな。 2 00:00:07,169 --> 00:00:11,507 お父さん よろしくお願いいたします。 3 00:00:11,507 --> 00:00:15,011 お母さんも。 4 00:00:15,011 --> 00:00:24,511 ♬~ 5 00:00:33,596 --> 00:00:35,796 (五郎)梅さん…。 6 00:00:51,680 --> 00:00:55,684 (梅)あっ… どうぞ。 7 00:00:55,684 --> 00:00:57,984 ありがとうございます。 8 00:01:04,193 --> 00:01:06,193 あ~。 9 00:01:09,832 --> 00:01:16,605 僕… 梅さんが書いた小説 好きです。 10 00:01:16,605 --> 00:01:23,212 特に お父さんが娘の葛藤を知って 気落ちするところ➡ 11 00:01:23,212 --> 00:01:26,412 すごく共感できて。 12 00:01:29,085 --> 00:01:35,658 どうして梅さんは こんなにも 人の気持ちが分かるんだろうって➡ 13 00:01:35,658 --> 00:01:37,958 感動しました。 14 00:01:42,164 --> 00:01:46,164 僕は 駄目な人間です。 15 00:01:48,938 --> 00:01:53,138 居場所なんて どこにもない。 16 00:01:58,180 --> 00:02:02,051 でも 梅さんは違う。 17 00:02:02,051 --> 00:02:10,759 すばらしい小説を書く才能と 人を慈しむ心がある! 18 00:02:10,759 --> 00:02:16,759 もっと… 自分を好きになって下さい。 19 00:02:23,205 --> 00:02:25,541 五郎さん? 20 00:02:25,541 --> 00:02:34,650 (いびき) 21 00:02:34,650 --> 00:02:40,990 ♬~ 22 00:02:40,990 --> 00:02:46,495 ♬「泣いて 生まれて 響く命」 23 00:02:46,495 --> 00:02:51,800 ♬「きっと嬉しくて 笑っているんだ」 24 00:02:51,800 --> 00:02:57,506 ♬「僕らはきっと 出逢うでしょう」 25 00:02:57,506 --> 00:03:03,379 ♬「手を引き 背を押し 出逢うでしょう」 26 00:03:03,379 --> 00:03:11,520 ♬「きっといつか今日の日も 意味を持って ほら」 27 00:03:11,520 --> 00:03:15,191 ♬「耳をすませば」 28 00:03:15,191 --> 00:03:20,829 ♬「星の見えない日々を 超えるたびに」 29 00:03:20,829 --> 00:03:26,535 ♬「互い照らすその意味を 知るのでしょう」 30 00:03:26,535 --> 00:03:29,572 ♬「愛する人よ」 31 00:03:29,572 --> 00:03:32,641 ♬「親愛なる友よ」 32 00:03:32,641 --> 00:03:40,341 ♬「遠くまで 響くはエール」 33 00:03:42,785 --> 00:03:47,623 (華 五郎)笑ったら駄目よ あっぷっぷ! 34 00:03:47,623 --> 00:03:50,159 ヒヒ~ン! ブルルル…。 35 00:03:50,159 --> 00:03:52,094 (華)フフフ…。 36 00:03:52,094 --> 00:03:55,331 はい 華ちゃんの負け。 お母さんも やって。 37 00:03:55,331 --> 00:03:58,000 (音)え~? 38 00:03:58,000 --> 00:04:01,670 やだよ~。 (笑い声) 39 00:04:01,670 --> 00:04:04,173 昨日は かなり飲んでたね。 40 00:04:04,173 --> 00:04:07,810 すいません。 もう あんな醜態は今回限りにします。 41 00:04:07,810 --> 00:04:13,616 飲みたい時もあるよ。 そういう時は飲んだらいい。 42 00:04:13,616 --> 00:04:18,116 先生には音さんがいるから強いんですね。 43 00:04:20,189 --> 00:04:25,027 お母さんの方が怖いからね~。 44 00:04:25,027 --> 00:04:27,062 な~に~!? 45 00:04:27,062 --> 00:04:29,698 キャ~! フフッ。 46 00:04:29,698 --> 00:04:32,968 ペンペン ペンペン…。 キャ~! 47 00:04:32,968 --> 00:04:35,004 ペンペン ペンペン…。 (笑い声) 48 00:04:35,004 --> 00:04:39,308 どうだ! どうだ! ペンペン ペンペン…。 (華)アハハ 駄目…。 49 00:04:39,308 --> 00:04:41,777 うん? もう一回。 ペンペン ペンペン…。 (華)アハハハ! 50 00:04:41,777 --> 00:04:43,712 効かないな~ これは。 51 00:04:43,712 --> 00:04:46,712 背中 グリグリ グリグリ…。 (華)アハハハハハ! 52 00:04:48,484 --> 00:04:52,655 (久志)いや うれしいな。 梅ちゃんの方から会いたいなんて。 53 00:04:52,655 --> 00:04:55,991 あの 鉄男さんは? 仕入れに行った。 54 00:04:55,991 --> 00:04:58,894 その間 番しててくれってさ。 もう冗談じゃないよ! 55 00:04:58,894 --> 00:05:01,497 見てよ これ。 僕 おでん屋に見える? 56 00:05:01,497 --> 00:05:04,800 結構 似合ってます。 フッ もう勘弁してよ。 57 00:05:04,800 --> 00:05:08,671 はい 梅ちゃんの大好きなちくわ! 58 00:05:08,671 --> 00:05:12,174 頂きます。 59 00:05:12,174 --> 00:05:15,210 …で 相談って何? 60 00:05:15,210 --> 00:05:17,513 え~…。 はい 分かった! 61 00:05:17,513 --> 00:05:20,816 音さんに僕たちのことを反対された。 へっ? 62 00:05:20,816 --> 00:05:24,520 もう全然関係ない! 周りは全く関係ない! 63 00:05:24,520 --> 00:05:29,692 新しい物語を これから2人で作っていこう。 64 00:05:29,692 --> 00:05:33,892 そういうことじゃなくって。 うん? 65 00:05:35,964 --> 00:05:39,001 これ お返しします。 66 00:05:39,001 --> 00:05:41,136 いやいや いやいや…。 67 00:05:41,136 --> 00:05:44,173 頂く理由がありませんから! これは これは ささやかなお祝いなの。 68 00:05:44,173 --> 00:05:46,942 とにかく お返しします。 分かった! じゃあ➡ 69 00:05:46,942 --> 00:05:49,478 銀座で 梅ちゃんの好きなものを買う。 70 00:05:49,478 --> 00:05:54,350 私 2人で会うのは金輪際ちょっと…。 71 00:05:54,350 --> 00:05:56,352 どうして? 72 00:05:56,352 --> 00:06:00,189 私 変なんです。 変? 73 00:06:00,189 --> 00:06:05,494 もう… 小説さえ書ければ 一生独りでいいって思っとったのに➡ 74 00:06:05,494 --> 00:06:09,798 あの人のことを思うと 胸が こう キュッとなって➡ 75 00:06:09,798 --> 00:06:13,669 気になるっていうか ほっとけんっていうか…。 76 00:06:13,669 --> 00:06:19,541 梅ちゃん… それは恋だよ。 77 00:06:19,541 --> 00:06:24,380 恋? そっか… 恋か…。 78 00:06:24,380 --> 00:06:27,015 一体 どこのどいつ? 実は…。 79 00:06:27,015 --> 00:06:30,819 はい 聞きたくない 聞きたくない。 いい。 やっぱり いい。 80 00:06:30,819 --> 00:06:33,822 私 どうしたらいいですか? いや それを僕に聞く? いいから。 81 00:06:33,822 --> 00:06:37,459 だって… 久志さん 詳しいんでしょう? 経験豊富なんでしょう? 82 00:06:37,459 --> 00:06:40,763 いやいや まあまあ… そう。 そう 豊富… なんだけれども。 83 00:06:40,763 --> 00:06:46,635 ほかに頼れる人がおらん。 ねえ 私 どうすればいいですか? 84 00:06:46,635 --> 00:06:48,971 (五郎)古山先生のお使いで伺いました! 85 00:06:48,971 --> 00:06:51,774 (廿日市) だから 声がでかいっつってんだよ 君は。 86 00:06:51,774 --> 00:06:56,311 これ 新しい歌詞。 届けて。 はい。 87 00:06:56,311 --> 00:06:59,214 絶対 落とすなよ。 確かに。 88 00:06:59,214 --> 00:07:04,186 …で どうなの? 君。 「どう」っていうのは? 89 00:07:04,186 --> 00:07:07,923 大先生の下で何か学んだのかって 聞いてんだよ。 90 00:07:07,923 --> 00:07:11,493 それは…。 この世界 才能だからな。 91 00:07:11,493 --> 00:07:15,664 一に才能 二に才能 三に才能! 92 00:07:15,664 --> 00:07:19,001 技術は学べても 才能は そうはいかないから。 93 00:07:19,001 --> 00:07:22,037 言ってる意味分かるな? 94 00:07:22,037 --> 00:07:25,174 はい…。 95 00:07:25,174 --> 00:07:29,011 才能なかったら 飯なんか食っていけねえぞ。 96 00:07:29,011 --> 00:07:40,622 ♬~ 97 00:07:40,622 --> 00:07:44,126 僕って 才能ないんですかね? 98 00:07:44,126 --> 00:07:51,633 (裕一)えっ!? いや… そんな… そんなことないよ… ないよ うん。 99 00:07:51,633 --> 00:08:03,779 ♬~ 100 00:08:03,779 --> 00:08:07,649 五郎さん。 101 00:08:07,649 --> 00:08:09,649 (五郎)梅さん…。 102 00:08:13,155 --> 00:08:17,659 才能か…。 103 00:08:17,659 --> 00:08:25,000 言われた瞬間 目の前が真っ暗になって。 104 00:08:25,000 --> 00:08:30,700 努力しても… しょせん 自分は駄目なんだって。 105 00:08:35,110 --> 00:08:41,750 ねえ 五郎さんは 本気で 音楽で 身 立てたいの? 106 00:08:41,750 --> 00:08:43,750 えっ? 107 00:08:45,954 --> 00:08:52,828 「私たちの急務は ただただ 眼前の太陽を追いかけることではなく➡ 108 00:08:52,828 --> 00:08:58,634 自分らの内に高く太陽を掲げることだ」。 109 00:08:58,634 --> 00:09:02,504 島崎藤村先生の言葉。 110 00:09:02,504 --> 00:09:08,204 大事なのは 五郎さんが どう生きたいかってことだと思う。 111 00:09:10,145 --> 00:09:14,016 どう生きたいか…。 112 00:09:14,016 --> 00:09:19,488 私だって 自分に才能あるかなんか分からんよ。 113 00:09:19,488 --> 00:09:24,359 でも… 文学は私の太陽なの。 114 00:09:24,359 --> 00:09:27,559 人から才能ないって言われたっていい。 115 00:09:34,603 --> 00:09:38,440 五郎さんの太陽って何? 116 00:09:38,440 --> 00:09:40,640 それは…。 117 00:09:49,084 --> 00:09:55,290 大丈夫。 五郎さん 駄目な人なんかじゃない。 118 00:09:55,290 --> 00:09:57,990 駄目なだけの人 好きにならんもん。 119 00:09:59,628 --> 00:10:01,628 えっ? 120 00:10:08,971 --> 00:10:16,645 私… 五郎さんのことが…➡ 121 00:10:16,645 --> 00:10:18,580 好き。 122 00:10:18,580 --> 00:10:20,580 先 帰る。 123 00:10:24,786 --> 00:10:28,323 何で僕が振られるの? あげくに相談まで乗ってさ。 124 00:10:28,323 --> 00:10:30,993 (鉄男)梅ちゃんのお目当てって誰なんだ? 125 00:10:30,993 --> 00:10:32,928 予想が外れることを祈る。 126 00:10:32,928 --> 00:10:35,864 知ってんの? 知ってんの? 誰? ごちそうさん。 127 00:10:35,864 --> 00:10:38,333 お前 気付いてないのか? 全く。 誰 誰 誰 誰? 128 00:10:38,333 --> 00:10:42,004 恐るべき鈍感さ! 本当 変わんないな そういうところ。 129 00:10:42,004 --> 00:10:44,806 だ… 誰? (藤丸)こんばんは~。 こ… こんばんは。 130 00:10:44,806 --> 00:10:47,175 あっ。 えっ? おっ! フフッ。 131 00:10:47,175 --> 00:10:50,212 いつものでいい? あっ 今日はいいの。 132 00:10:50,212 --> 00:10:52,347 うん? 133 00:10:52,347 --> 00:10:57,019 やっと気付いたんだ… 何が一番大事かってことを。 134 00:10:57,019 --> 00:10:58,954 フフッ うれしい。 135 00:10:58,954 --> 00:11:01,823 じゃあな! えっ? さあさあ。 136 00:11:01,823 --> 00:11:06,361 あっ ちょっと ねえ… 誰 誰 誰 誰? ちょっ 久志! ねえ…。 久志? 137 00:11:06,361 --> 00:11:10,699 …ってか 立ち直り 早いよね。 ハハッ 本当だな。 138 00:11:10,699 --> 00:11:12,699 はあ…。 139 00:11:18,440 --> 00:11:20,842 裕一。 うん? 140 00:11:20,842 --> 00:11:23,745 おめえもよ いつまでも ウジウジしてねえで➡ 141 00:11:23,745 --> 00:11:27,049 はっきり言ってやったらどうだ。 うん? 何を? 142 00:11:27,049 --> 00:11:31,887 はあ… ごまかすな。 このづぐだれが。 143 00:11:31,887 --> 00:11:34,587 あっ… 懐かしいね。 144 00:11:42,664 --> 00:11:50,964 (秒針の音) 145 00:12:05,187 --> 00:12:07,187 今日は もう。 146 00:12:16,531 --> 00:12:22,331 先生 食べ終わったら お話があります。 147 00:12:30,545 --> 00:12:36,545 先生… 僕には才能がないんでしょう? 148 00:12:47,329 --> 00:12:50,029 も… 申し訳ない。 149 00:12:57,005 --> 00:13:00,509 先生が謝ることじゃありません。 150 00:13:00,509 --> 00:13:05,509 先生のそばにいて 骨身にしみました。 151 00:13:08,250 --> 00:13:14,356 突然押しかけてきた僕を 受け入れてくれて…➡ 152 00:13:14,356 --> 00:13:16,656 ありがとうございました。 153 00:13:25,066 --> 00:13:32,140 子どもの頃に売られて 居場所のない僕にとって ここは➡ 154 00:13:32,140 --> 00:13:38,840 初めて… 心から安らげる場所でした。 155 00:13:43,151 --> 00:13:49,658 音さんにも 華ちゃんにも➡ 156 00:13:49,658 --> 00:13:51,593 優しくして頂いて…。 157 00:13:51,593 --> 00:13:55,530 五郎君…。 158 00:13:55,530 --> 00:13:58,667 次の道 見つかるまで ここ いていいんだよ。 159 00:13:58,667 --> 00:14:04,367 駄目です! これ以上 皆さんに ご迷惑はおかけできません。 160 00:14:12,681 --> 00:14:17,185 五郎君…。 161 00:14:17,185 --> 00:14:22,991 困ったら いつでも来てね! ねっ? 162 00:14:22,991 --> 00:14:24,991 先生! 163 00:14:26,828 --> 00:14:28,828 よしよし…。 164 00:14:30,699 --> 00:14:32,634 (華の泣き声) 五郎ちゃん 元気でね。 165 00:14:32,634 --> 00:14:40,976 はい! ありがとうございました。 (泣き声) 166 00:14:40,976 --> 00:14:47,849 華ちゃん… 泣かないで。 167 00:14:47,849 --> 00:14:50,652 華ちゃん泣くと 僕も泣いちゃうから。 168 00:14:50,652 --> 00:15:01,663 (華の泣き声) 169 00:15:01,663 --> 00:15:06,534 お世話になりました! 170 00:15:06,534 --> 00:15:11,673 五郎ちゃ~ん…。➡ 171 00:15:11,673 --> 00:15:14,175 五郎ちゃん…。 172 00:15:14,175 --> 00:15:16,678 もう泣かない。 もう泣かない。 173 00:15:16,678 --> 00:15:19,678 五郎ちゃん…。 174 00:15:33,595 --> 00:15:36,395 「グレートトラバース3」! 175 00:15:39,801 --> 00:15:43,004 日本を代表する三百の頂。 176 00:15:43,004 --> 00:15:49,704 その全てを自らの足だけで踏破する 前代未聞の挑戦だ! 177 00:15:51,346 --> 00:15:54,046 挑むのは… 178 00:15:55,684 --> 00:16:00,021 (ほら貝の音)