1 00:00:02,180 --> 00:00:05,580 (光子)どこ行っとったん? 心配した。 2 00:00:05,580 --> 00:00:09,880 (音)うち… 大丈夫? 3 00:00:11,760 --> 00:00:14,390 う~ん…。 4 00:00:14,390 --> 00:00:18,760 かなり… まず… い? 5 00:00:18,760 --> 00:00:24,640 ♬~ 6 00:00:24,640 --> 00:00:30,380 ♬「泣いて 生まれて 響く命」 7 00:00:30,380 --> 00:00:35,950 ♬「きっと嬉しくて 笑っているんだ」 8 00:00:35,950 --> 00:00:41,620 ♬「僕らはきっと 出逢うでしょう」 9 00:00:41,620 --> 00:00:47,490 ♬「手を引き 背を押し 出逢うでしょう」 10 00:00:47,490 --> 00:00:55,630 ♬「きっといつか今日の日も 意味を持って ほら」 11 00:00:55,630 --> 00:00:59,310 ♬「耳をすませば」 12 00:00:59,310 --> 00:01:04,910 ♬「星の見えない日々を 超えるたびに」 13 00:01:04,910 --> 00:01:10,580 ♬「互い照らすその意味を 知るのでしょう」 14 00:01:10,580 --> 00:01:13,620 ♬「愛する人よ」 15 00:01:13,620 --> 00:01:16,460 ♬「親愛なる友よ」 16 00:01:16,460 --> 00:01:24,260 ♬「遠くまで 響くはエール」 17 00:01:27,030 --> 00:01:32,970 絶対 逃げた職人たち 見返してやる。 18 00:01:32,970 --> 00:01:37,410 (梅)何か 元気出てきたね。 19 00:01:37,410 --> 00:01:42,110 怒りって必要よ。 絶対 この危機 乗り越える。 20 00:01:42,110 --> 00:01:45,420 (吟)職人さん いなかったら 何もできないじゃん。 21 00:01:45,420 --> 00:01:49,120 誰か 男だったら よかったのに。 22 00:01:51,290 --> 00:01:55,430 お姉ちゃん お願い。 お願い! 23 00:01:55,430 --> 00:02:00,130 はあ!? 何それ。 あたし 女だし。 かわいいお嫁さんになるんだし。 24 00:02:00,130 --> 00:02:04,370 諦めて。 いや 音の方が向いとるって 気が強いし。 25 00:02:04,370 --> 00:02:08,240 あたしは歌手になるから無理。 26 00:02:08,240 --> 00:02:10,180 あたしは作家。 27 00:02:10,180 --> 00:02:14,110 やっぱり お姉ちゃんしかいないじゃん。 長女だし。 何で そうなるのよ。 28 00:02:14,110 --> 00:02:16,120 なるよ~。 何でよ!? 29 00:02:16,120 --> 00:02:20,390 明確な将来像を描けとらんから。 へっ? 30 00:02:20,390 --> 00:02:22,320 いやいやいや… 考えて? 31 00:02:22,320 --> 00:02:26,760 歌手や作家になるよりお嫁さんになる方が よっぽど確率高いから。 32 00:02:26,760 --> 00:02:30,630 あたしの方が明確じゃない? 33 00:02:30,630 --> 00:02:37,770 お姉ちゃんって 時々鋭いよね。 時々ね。 34 00:02:37,770 --> 00:02:40,270 鋭いついでに 提案なんだけど。 35 00:02:40,270 --> 00:02:43,770 ここは梅の出番よ。 えっ? 36 00:02:48,150 --> 00:02:51,280 はい これ。 はい。 37 00:02:51,280 --> 00:02:53,790 どう? ありそう? 38 00:02:53,790 --> 00:02:57,960 うん… 今んところ めぼしいのはない。 39 00:02:57,960 --> 00:03:00,360 …ちゅうか お姉ちゃんたちも読んでよ! 40 00:03:00,360 --> 00:03:03,060 あんた 文章読むの得意なんだから 適役でしょ? 41 00:03:03,060 --> 00:03:07,230 音に契約書の文書なんて読めると思う? 思わん。 42 00:03:07,230 --> 00:03:09,900 失礼な! 43 00:03:09,900 --> 00:03:13,770 あっ… これ 見て! 44 00:03:13,770 --> 00:03:16,580 うん? 45 00:03:16,580 --> 00:03:18,610 これ…。 46 00:03:18,610 --> 00:03:22,080 やだ ラブレターだ! お母さんへの! 47 00:03:22,080 --> 00:03:25,950 ちょっと! 真面目に! 48 00:03:25,950 --> 00:03:29,650 あんたたち 何しとんの。 49 00:03:33,390 --> 00:03:36,100 契約書 捜してるの。 50 00:03:36,100 --> 00:03:38,300 契約書? 51 00:03:40,770 --> 00:03:43,570 違うわ… はあ…。 52 00:03:45,600 --> 00:03:49,780 注文書… これも違う。 53 00:03:49,780 --> 00:03:53,280 馬具取引…。 54 00:03:53,280 --> 00:03:57,280 「馬具取引に関する契約書」。 55 00:04:02,550 --> 00:04:07,050 あっ… これだ! 56 00:04:09,230 --> 00:04:13,070 (光子) 請求すれば 陸軍は かなりの違約金を➡ 57 00:04:13,070 --> 00:04:15,900 私に払わなければなりません。 58 00:04:15,900 --> 00:04:21,370 そうなっては 仲介している打越さんと 陸軍との関係も➡ 59 00:04:21,370 --> 00:04:24,080 悪くなるのではないですか? 60 00:04:24,080 --> 00:04:28,750 このまま 契約を続けた方が お互い よろしいかと。 61 00:04:28,750 --> 00:04:33,390 (打越)ほ… ほいだけど あんたんとこは職人がおらんだら。 62 00:04:33,390 --> 00:04:35,920 どうするだ? 納期は守れるだか? 63 00:04:35,920 --> 00:04:38,220 守れます! 64 00:04:39,790 --> 00:04:43,790 どうぞ 今後とも ごひいきに。 65 00:04:46,570 --> 00:04:53,570 女 子ども… ですけど。 フフッ。 66 00:04:58,940 --> 00:05:02,810 お父さんも喜んでくれてるよね? 67 00:05:02,810 --> 00:05:06,690 うん… そうね。 68 00:05:06,690 --> 00:05:13,890 お父さん よく「やらずに後悔するより やって後悔した方がいい」って➡ 69 00:05:13,890 --> 00:05:17,590 言っとったでしょ? (光子)うん。 70 00:05:19,770 --> 00:05:28,440 あたしたちと会えんくなったこと 後悔してないのかな? 71 00:05:28,440 --> 00:05:36,150 あたしたちを残したことは 悔いてると思う。 72 00:05:36,150 --> 00:05:42,390 でも お父さん ロシアとの戦争 行ったでしょう? 73 00:05:42,390 --> 00:05:45,760 聞いたことある。 74 00:05:45,760 --> 00:05:55,470 あん時ね 目の前で 人がいっぱい死ぬのを見たんだって。 75 00:05:55,470 --> 00:06:02,770 目の前で たくさんの人が死んでいくのに 何もできなかったって。 76 00:06:07,710 --> 00:06:15,590 そのことは あまり話さんかったけど…➡ 77 00:06:15,590 --> 00:06:21,090 その時の後悔が ずっと あったんじゃないかな~? 78 00:06:24,730 --> 00:06:33,910 だから… 体が 先に 動いちゃったんじゃないかな? 79 00:06:33,910 --> 00:06:39,710 (安隆)やらずに後悔するより やって後悔した方がいいってな。 80 00:06:45,250 --> 00:06:48,590 お父さんらしいよね。 81 00:06:48,590 --> 00:07:14,590 ♬~ 82 00:07:21,220 --> 00:07:23,720 (小岩井)こちらでございます。 83 00:07:23,720 --> 00:07:26,220 どうしたの? 84 00:07:29,060 --> 00:07:34,370 (良子)どうして あんたは そんなに平気なの? 85 00:07:34,370 --> 00:07:41,170 お父さん… その… 亡くなったのに。 86 00:07:42,910 --> 00:07:49,210 平気じゃないよ。 でも 泣いてばっかりいられないから。 87 00:07:50,780 --> 00:07:53,390 (ため息) 88 00:07:53,390 --> 00:07:56,690 強いね あんたは。 89 00:07:58,590 --> 00:08:05,700 本当は羨ましかった。 そんなに はっきり ものが言えて。 90 00:08:05,700 --> 00:08:11,200 やりたくないの? かぐや姫。 91 00:08:15,410 --> 00:08:19,880 ねえ 音ちゃん かぐや姫 やってくれん? 92 00:08:19,880 --> 00:08:21,810 えっ? 93 00:08:21,810 --> 00:08:24,110 (ベル) ここ 座り。 94 00:08:32,360 --> 00:08:35,160 (ます)今日は ありがとうございます。 95 00:08:46,240 --> 00:08:50,740 大丈夫。 舞台 楽しもう。 96 00:08:55,250 --> 00:09:00,690 (熊谷)それでは 6年3組による 「竹取物語」を上演いたします。 97 00:09:00,690 --> 00:09:03,190 お楽しみ下さいませ。 98 00:09:03,190 --> 00:09:10,490 (拍手) 99 00:09:14,330 --> 00:09:23,710 (たえ)何だ? この光る竹は。 ちょっと切ってみるかのう。 えい! 100 00:09:23,710 --> 00:09:29,510 (拍手) 101 00:09:29,510 --> 00:09:32,420 これは なんと かわいい子じゃ! 102 00:09:32,420 --> 00:09:36,620 私が毎日見ている竹の中にいたのだ。 103 00:09:41,060 --> 00:09:45,730 おお… なんと美しい。 104 00:09:45,730 --> 00:09:49,370 私は この国の者ではありません。 105 00:09:49,370 --> 00:09:54,910 あなた様は 私を連れていくことはできません。 106 00:09:54,910 --> 00:09:57,910 (良子)この国の者ではない? 107 00:10:07,490 --> 00:10:16,760 できれば おじいさんと おばあさんと 一緒に 年を重ねていきたかった。 108 00:10:16,760 --> 00:10:25,460 でも… これで お別れです。 さようなら。 109 00:10:30,780 --> 00:10:35,110 そして 最後の場面。 110 00:10:35,110 --> 00:10:40,790 せめて もう一度… もう一度 歌声を聴かせてはもらえませんか? 111 00:10:40,790 --> 00:10:46,290 かぐや姫は 帝のために 別れの歌をささげます。 112 00:10:47,960 --> 00:10:59,970 ♬「菜の花畠に 入日薄れ」 113 00:10:59,970 --> 00:11:12,080 ♬「見わたす山の端 霞ふかし」 114 00:11:12,080 --> 00:11:24,280 ♬「春風そよふく 空…」 115 00:11:29,500 --> 00:11:44,980 ♬「夕月かかりて におい淡し」 116 00:11:44,980 --> 00:11:56,430 ♬「蛙のなくねも かねの音も」 117 00:11:56,430 --> 00:12:09,910 ♬「さながら霞める 朧月夜」 118 00:12:09,910 --> 00:12:22,490 (拍手) 119 00:12:22,490 --> 00:12:27,930 ありがとうございました! (児童たち)ありがとうございました! 120 00:12:27,930 --> 00:12:32,600 (拍手) 121 00:12:32,600 --> 00:12:54,290 ♬~ 122 00:12:54,290 --> 00:13:00,890 お父さん 見に来てくれたかな? 123 00:13:00,890 --> 00:13:05,060 決まってるじゃない。 124 00:13:05,060 --> 00:13:11,060 いつでも どこでも見てるわ お父さんは。 125 00:13:14,240 --> 00:13:18,080 (光子)あなた~!➡ 126 00:13:18,080 --> 00:13:26,280 これから 4人で 力を合わせて生きていきます。 127 00:13:28,720 --> 00:13:31,620 お父さ~ん! 128 00:13:31,620 --> 00:13:37,260 (3人)お父さ~ん! 129 00:13:37,260 --> 00:13:44,960 (光子)お父さ~ん! (吟 音 梅)お父さ~ん! 130 00:13:50,280 --> 00:13:52,210 行ってきま~す! 131 00:13:52,210 --> 00:13:54,710 (物音) 132 00:13:56,610 --> 00:14:00,490 あ~! 何やっとるの!? 133 00:14:00,490 --> 00:14:03,420 (岩城)仕事があるって聞いたもんで 戻ってきた。 それだけだ。 134 00:14:03,420 --> 00:14:06,060 「それだけだ」って あなたね…! 135 00:14:06,060 --> 00:14:08,890 音 早く学校行きなさい。 だって…。 136 00:14:08,890 --> 00:14:10,930 いいから! 137 00:14:10,930 --> 00:14:13,130 最低! (光子)あっ…。 138 00:14:20,510 --> 00:14:26,810 岩城のやつ 「仕事があるって 聞いたもんで」って何なの? 139 00:14:30,180 --> 00:14:35,680 でも… まあ いっか。 140 00:14:39,590 --> 00:14:43,090 それから3年 裕一はというと…。 141 00:14:43,090 --> 00:14:46,970 次にある…。 142 00:14:46,970 --> 00:14:49,400 それは そろばんの玉がね? 143 00:14:49,400 --> 00:14:55,200 音楽に夢中で 商業学校4年生を留年してしまいました。