1 00:02:03,057 --> 00:02:17,071 ・~ 2 00:02:17,071 --> 00:02:37,091 ・~ 3 00:02:37,091 --> 00:02:57,091 ・~ 4 00:02:59,047 --> 00:03:03,051 <大坂を後にした 雪姫と 源八郎は・ 5 00:03:03,051 --> 00:03:06,054 生駒山を越えて 古都 奈良を過ぎ・ 6 00:03:06,054 --> 00:03:10,058 伊賀上野への街道を たどっていた> 7 00:03:10,058 --> 00:03:12,060 (雪姫)源八郎 この道は? 8 00:03:12,060 --> 00:03:14,062 (源八郎)はい 伊賀へ通じる道でございます 9 00:03:14,062 --> 00:03:16,064 伊賀へ参るのですか 10 00:03:16,064 --> 00:03:21,069 (源八郎)はい 伊賀は忍びの里ゆえ 少々 気がかりでございまするが・ 11 00:03:21,069 --> 00:03:26,069 大坂から 江戸に参るには 伊賀越えが 最も近うございます 12 00:03:29,077 --> 00:03:33,077 (鉄心)そうか やつらも伊賀へ 13 00:03:43,091 --> 00:03:46,094 <伊賀は 人も知る 忍びの国である> 14 00:03:46,094 --> 00:03:51,099 <徳川幕府の草創期 この地 出身の 上忍 服部半蔵は・ 15 00:03:51,099 --> 00:03:55,103 伊賀忍者集団を率いて 徳川家康に仕え・ 16 00:03:55,103 --> 00:03:58,039 大きな功績を挙げたが・ 17 00:03:58,039 --> 00:04:02,043 天下が平定すると 幕府は 伊賀者の団結を恐れ・ 18 00:04:02,043 --> 00:04:06,047 二代目 半蔵を ささいな罪で 切腹させてしまった> 19 00:04:06,047 --> 00:04:10,051 <指導者を失い 郷士として 貧しい生活を・ 20 00:04:10,051 --> 00:04:13,054 送らねばならなくなった 伊賀の忍びたちは・ 21 00:04:13,054 --> 00:04:18,054 幕府に対して ひそかに反感を 抱いていたのである> 22 00:04:21,062 --> 00:04:24,062 (手裏剣の飛ぶ音) 23 00:04:32,073 --> 00:04:35,073 (手裏剣の飛ぶ音) 24 00:04:49,090 --> 00:04:53,094 (忍び)貴様 何者だ 公儀の者か 25 00:04:53,094 --> 00:04:55,096 待たれい! 早まるな 26 00:04:55,096 --> 00:05:00,034 俺は 島ヶ原の甚太夫殿に 所用があって 参った者だ 27 00:05:00,034 --> 00:05:02,036 (忍び)お頭に? (鉄心)そうだ 28 00:05:02,036 --> 00:05:08,042 甚内殿の知る辺の者と 甚太夫殿に お取り次ぎ願いたい 29 00:05:08,042 --> 00:05:13,042 なに お頭の おい子の お知り合いか 参られい 30 00:05:18,052 --> 00:05:35,069 ・~ 31 00:05:35,069 --> 00:05:37,071 (忍び)どうぞ 32 00:05:37,071 --> 00:05:52,086 ・~ 33 00:05:52,086 --> 00:05:54,086 甚太夫殿か 34 00:06:00,028 --> 00:06:04,032 人形か 子供だましな 35 00:06:04,032 --> 00:06:06,034 ・(甚太夫)客人 36 00:06:06,034 --> 00:06:11,039 (甚太夫)ようみえられた 楽になされい 37 00:06:11,039 --> 00:06:14,042 (鉄心)さすが 伊賀に・ 38 00:06:14,042 --> 00:06:19,047 その人ありと 聞こえた 甚太夫殿 恐れ入った 39 00:06:19,047 --> 00:06:22,050 甚内の知り合いと 言われたそうだが・ 40 00:06:22,050 --> 00:06:27,055 何か 甚内の消息を お持ちかな 41 00:06:27,055 --> 00:06:34,062 甚内殿には 討たれ申した (甚太夫)何 甚内が… 42 00:06:34,062 --> 00:06:36,064 して 討ったのは 43 00:06:36,064 --> 00:06:42,070 葵新之介と名乗る 浪人者と 佐平次と申す男 44 00:06:42,070 --> 00:06:45,073 佐平次… (鉄心)さよう・ 45 00:06:45,073 --> 00:06:48,076 かつて 名張の右平次と並んで・ 46 00:06:48,076 --> 00:06:52,080 伊賀の二平次と 呼ばれた 男でござる 47 00:06:52,080 --> 00:06:59,020 では 神戸の佐平次が… やつめが 甚内を 48 00:06:59,020 --> 00:07:02,023 (忍び)お頭 佐平次め 許せません 49 00:07:02,023 --> 00:07:04,025 (忍び)甚内殿の敵を 討ちましょう 50 00:07:04,025 --> 00:07:07,028 (忍び)お頭 我らにお命じください (忍びたち)お頭! 51 00:07:07,028 --> 00:07:09,030 うろたえるな! 52 00:07:09,030 --> 00:07:14,035 相手は 甚内を討ったほどの 手だれぞ 53 00:07:14,035 --> 00:07:19,035 討つためには 十分の策を 練らねばならん 54 00:07:22,043 --> 00:07:25,046 くそ! 佐平次 55 00:07:25,046 --> 00:07:30,046 (鈴の音) 56 00:07:33,054 --> 00:07:38,059 (新之介)薬屋 (佐平次)旦那 57 00:07:38,059 --> 00:07:42,063 (新之介)ハハ ばかに急いでるな (佐平次)へい 58 00:07:42,063 --> 00:07:45,066 (佐平次)あの お姫様たちが 伊賀越えをなさるとなると・ 59 00:07:45,066 --> 00:07:47,068 少々 用心しなきゃならんと 思いやしてね 60 00:07:47,068 --> 00:07:49,070 それで 一足先に 物見をしようってわけか 61 00:07:49,070 --> 00:07:53,074 だが 大丈夫か お前 一人で (佐平次)御心配には及びやせん 62 00:07:53,074 --> 00:07:55,076 向こうには 知る辺もありやすし 63 00:07:55,076 --> 00:07:58,012 旦那 後に残って あの人たち よろしく お願いしやすよ 64 00:07:58,012 --> 00:08:02,016 心得た では 気を付けて行けよ (佐平次)へい 65 00:08:02,016 --> 00:08:09,016 (鈴の音) 66 00:08:29,043 --> 00:08:31,045 (由美)おとう げんのしょうこ 採ってきたよ 67 00:08:31,045 --> 00:08:34,048 (弥惣次)おうおう 御苦労だったな 68 00:08:34,048 --> 00:08:37,051 おとう それ 佐平次さんに渡す薬か? 69 00:08:37,051 --> 00:08:39,053 (弥惣次)おう この前 来てから 半年・ 70 00:08:39,053 --> 00:08:43,057 そろそろ 薬を仕入れに 来るころだからな 71 00:08:43,057 --> 00:08:46,060 そうだね いつも 判で押したように・ 72 00:08:46,060 --> 00:08:49,063 半年ごとに きっと 来るんだから 73 00:08:49,063 --> 00:08:53,067 もしかすると 今日あたり 来るかもしれないね 74 00:08:53,067 --> 00:08:56,070 (弥惣次)うれしいか (由美)えっ… 75 00:08:56,070 --> 00:08:59,006 由美 お前 佐平次が 好きなんだろう 76 00:08:59,006 --> 00:09:03,010 あ… そりゃあ あたいの お師匠さんだもん 77 00:09:03,010 --> 00:09:06,013 厳しかったなあ あの人の稽古 78 00:09:06,013 --> 00:09:10,017 でも おかげで 今は おとうと 技比べしても 負けないよ 79 00:09:10,017 --> 00:09:14,021 こいつが (由美)アハハ 80 00:09:14,021 --> 00:09:19,026 だが 服部のお頭が ああなりなさった 今では・ 81 00:09:19,026 --> 00:09:23,030 その技も 役に立たなくなってしもうたわ 82 00:09:23,030 --> 00:09:25,030 そんなことないよ 83 00:09:29,036 --> 00:09:31,038 あたい 今に この技を使って・ 84 00:09:31,038 --> 00:09:33,040 服部のお頭を殺した 公儀のやつらに・ 85 00:09:33,040 --> 00:09:36,043 一泡 吹かしてやるんだ (弥惣次)由美 何を言うんだ 86 00:09:36,043 --> 00:09:41,048 だって そうだろう 服部のお頭に 何の罪があったっていうんだい 87 00:09:41,048 --> 00:09:45,052 命懸けで 公儀のために働いたのに 用が済んだら 何のかんのと・ 88 00:09:45,052 --> 00:09:49,056 難癖をつけて 詰め腹を切らせて 汚いよ 89 00:09:49,056 --> 00:09:54,061 公儀の連中なんて 大っ嫌いだ (弥惣次)だがな・ 90 00:09:54,061 --> 00:09:57,999 それで よかったかもしれんな (由美)えっ 91 00:09:57,999 --> 00:10:03,004 おかげで わしら 忍びと 縁を切って・ 92 00:10:03,004 --> 00:10:07,008 こうして安穏に 暮らしてゆけるようになったんだ 93 00:10:07,008 --> 00:10:10,011 わしは こうして 薬草を採り 薬を作る 94 00:10:10,011 --> 00:10:14,015 佐平次は それを 仕入れて売る 95 00:10:14,015 --> 00:10:20,021 闇の中で 命懸けで殺し合ってきた 忍びの暮らしより・ 96 00:10:20,021 --> 00:10:24,025 どれほど よいか 分からんからなあ 97 00:10:24,025 --> 00:10:26,027 (由美)じゃあ おとうは もう・ 98 00:10:26,027 --> 00:10:30,031 忍びの技は 使わないつもりかい (弥惣次)ああ 99 00:10:30,031 --> 00:10:35,036 由美 お前も 忍びの技なんぞは 忘れて・ 100 00:10:35,036 --> 00:10:39,040 並の男のところへ 嫁にゆくことだ 101 00:10:39,040 --> 00:10:43,044 それが 女の幸せというもんだぞ うん? 102 00:10:43,044 --> 00:10:47,048 おあいにくさま あたいは まだ 嫁にはいかないよ 103 00:10:47,048 --> 00:10:51,052 由美 (由美)谷で 魚 突いてくるよ 104 00:10:51,052 --> 00:10:56,057 おとう 待ってな 晩には 白焼きで 一本付けるから 105 00:10:56,057 --> 00:10:58,993 このっ フフフ… 106 00:10:58,993 --> 00:11:17,011 ・~ 107 00:11:17,011 --> 00:11:23,011 ・~ 108 00:11:26,020 --> 00:11:29,023 (弥惣次)甚太夫 109 00:11:29,023 --> 00:11:34,028 弥惣次 佐平次が来てるだろう 出してもらおうか 110 00:11:34,028 --> 00:11:39,033 (弥惣次)佐平次が? 何のことだ 111 00:11:39,033 --> 00:11:42,036 やつは 姫路で 俺のおい 甚内を討った 112 00:11:42,036 --> 00:11:44,038 佐平次が (甚太夫)そうだ 113 00:11:44,038 --> 00:11:48,042 しかも やつは 公儀の隠密と 手を結んでおる 114 00:11:48,042 --> 00:11:51,045 服部のお頭を 殺し・ 115 00:11:51,045 --> 00:11:55,049 伊賀の者たちを 今日の苦境に陥れた・ 116 00:11:55,049 --> 00:11:58,052 公儀のやつらと 手を組んでおるんだぞ 117 00:11:58,052 --> 00:12:02,056 うそだ! 佐平次が そのようなことを するはずはない 118 00:12:02,056 --> 00:12:06,060 (甚太夫)俺も 島ヶ原の甚太夫だ うそは つかん・ 119 00:12:06,060 --> 00:12:11,065 弥惣次 佐平次は 公儀の一行と 伊賀へ向かったという 120 00:12:11,065 --> 00:12:17,071 必ず ここへ 来てるはず 出せ 隠すと ためにならんぞ 121 00:12:17,071 --> 00:12:22,076 佐平次は 来てはおらん (甚太夫)まだ 隠すか 122 00:12:22,076 --> 00:12:25,079 かまわん! 家捜しせい! (忍びたち)はっ 123 00:12:25,079 --> 00:12:32,086 (弥惣次)待て ここは わしの家だ 理不尽なまねは 許さん! 124 00:12:32,086 --> 00:12:34,086 (忍び)くっ (甚太夫)やれい! 125 00:12:36,090 --> 00:12:52,106 ・~ 126 00:12:52,106 --> 00:13:11,058 ・~ 127 00:13:11,058 --> 00:13:13,058 (弥太)お頭 おりません 128 00:13:16,063 --> 00:13:23,070 (鈴の音) 129 00:13:23,070 --> 00:13:35,082 ・~ 130 00:13:35,082 --> 00:13:37,082 おとう! 131 00:13:39,086 --> 00:13:43,090 おとう! 132 00:13:43,090 --> 00:13:47,094 おとう! おとう! おとう! 133 00:13:47,094 --> 00:13:56,103 誰が こんな… おとう! おとう! うう… 134 00:13:56,103 --> 00:13:59,103 弥太! お前が おとうを 135 00:14:02,042 --> 00:14:04,044 (弥太)早まるな! 136 00:14:04,044 --> 00:14:08,048 俺が 下手人なら わざわざ 顔 出すものか 137 00:14:08,048 --> 00:14:11,051 じゃあ 誰が おとうを 138 00:14:11,051 --> 00:14:13,051 見ろ 139 00:14:15,055 --> 00:14:17,057 (鈴の音) 140 00:14:17,057 --> 00:14:23,063 これは… (弥太)そうだ 下手人は 佐平次だ 141 00:14:23,063 --> 00:14:30,070 そんな うそだ… うそだ! (弥太)うそではない! 142 00:14:30,070 --> 00:14:34,070 訳を知りたければ 俺と 一緒に来い 143 00:14:38,078 --> 00:14:40,080 佐平次が 盗みばたらきを? 144 00:14:40,080 --> 00:14:43,083 (甚太夫)やつは 忍びの技を 悪事のために使った 145 00:14:43,083 --> 00:14:49,089 それを とがめられ 抜け人として 成敗されるのを恐れ・ 146 00:14:49,089 --> 00:14:52,092 公儀の隠密と 手を組んだのだ 147 00:14:52,092 --> 00:14:58,032 やつが お前の父親を殺したのも それを とがめられたためだ 148 00:14:58,032 --> 00:15:01,035 どうだ まだ 納得がゆかぬか 149 00:15:01,035 --> 00:15:08,042 その証拠に 佐平次は 今 公儀の隠密 葵新之介と・ 150 00:15:08,042 --> 00:15:13,047 その一味の者たち… 伊賀に潜入した 151 00:15:13,047 --> 00:15:20,054 その目的は 言うまでもない 我ら 伊賀者を滅ぼすためだ 152 00:15:20,054 --> 00:15:25,059 公儀は 半蔵のお頭に 詰め腹を 切らせただけでは 飽き足らず・ 153 00:15:25,059 --> 00:15:28,062 我らを 残らず滅ぼすつもりなのだ 154 00:15:28,062 --> 00:15:33,067 それが… それが 公儀の やり口よ! 155 00:15:33,067 --> 00:15:41,075 (甚太夫)今や 伊賀者は団結して 公儀の陰謀と 戦わねばならぬ 156 00:15:41,075 --> 00:15:48,082 お前たち 神戸の者も 我ら 島ヶ原の者も 一つとなり・ 157 00:15:48,082 --> 00:15:54,088 公儀の隠密たちと それを味方して 我らを裏切った 佐平次を・ 158 00:15:54,088 --> 00:16:01,028 皆殺しにせねばならぬときぞ (弥太)由美 お前は どちらに付く 159 00:16:01,028 --> 00:16:08,028 裏切り者の 佐平次に付くか それとも 我らと共に戦うか 160 00:16:10,037 --> 00:16:15,042 分かった 佐平次は あたいがやる (弥太)やるか 161 00:16:15,042 --> 00:16:21,048 やる 必ず この手で おとうの敵を 取ってみせる 162 00:16:21,048 --> 00:16:28,055 (甚太夫)よし それでこそ 伊賀のくノ一だ 163 00:16:28,055 --> 00:16:32,055 見事 弥惣次の敵を討ってみろ 164 00:16:42,069 --> 00:16:44,071 源八郎 はい 165 00:16:44,071 --> 00:16:47,074 伊賀越えは 用心せねばならぬと 言いましたが・ 166 00:16:47,074 --> 00:16:50,077 何事も なさそうではありませんか いや 油断はなりませぬ 167 00:16:50,077 --> 00:16:53,080 何せ 伊賀は忍びの里 何が起こるかも 分かりませぬ 168 00:16:53,080 --> 00:16:55,082 大丈夫ですよ 169 00:16:55,082 --> 00:17:00,082 この姿なら いざというとき 存分な働きができますからね 170 00:17:02,022 --> 00:17:06,026 (六助)あら あのお嬢さん あんな格好しちゃって 171 00:17:06,026 --> 00:17:09,029 だけど 似合うねえ ええ? 172 00:17:09,029 --> 00:17:14,034 一味違った 色気があって いい女ってのは 得だなあ 173 00:17:14,034 --> 00:17:16,036 (お千)ちょいと それじゃ 何かい? 174 00:17:16,036 --> 00:17:19,039 あたしゃ いい女じゃないってのかよ! 175 00:17:19,039 --> 00:17:22,042 あややや… いやいや いや… いや 違いますよ 176 00:17:22,042 --> 00:17:24,044 そりゃ 姉さんは べっぴんですよ 177 00:17:24,044 --> 00:17:27,047 べっぴんですがね その 刀を差したところ 考えるとね・ 178 00:17:27,047 --> 00:17:31,051 何か この 爪ようじ差された かまきりって感じで・ 179 00:17:31,051 --> 00:17:34,054 どうにも 様になりやせんやねえ (お千)何だよ かまきりとは! 180 00:17:34,054 --> 00:17:38,058 いやいや… いや 違う! そういう言い方 やだなあ 181 00:17:38,058 --> 00:17:44,064 ですから あっ いいな いいな! 何だか この 腰の線なんか・ 182 00:17:44,064 --> 00:17:47,067 ぞくーっと きやすねえ いい感じ… 183 00:17:47,067 --> 00:17:50,070 遅いんだよ 今更! (六助)ああー! 184 00:17:50,070 --> 00:17:52,072 ヘヘッ (六助)あっ 旦那! 185 00:17:52,072 --> 00:17:55,075 相変わらず やってるなあ (六助)な… 何ですよ 不意に 186 00:17:55,075 --> 00:17:57,010 びっくりするじゃありやせんか 本当に 187 00:17:57,010 --> 00:17:59,012 これぐらいで びっくりしてるようじゃ・ 188 00:17:59,012 --> 00:18:01,014 これから先は 行けんぞ (六助)じゃあ 何ですか 189 00:18:01,014 --> 00:18:04,017 お化けでも 出るってんですか (新之介)ああ 190 00:18:04,017 --> 00:18:07,017 伊賀の忍びという 化け物がな (六助)えっ? 191 00:18:09,022 --> 00:18:24,022 (鈴の音) 192 00:18:26,039 --> 00:18:28,041 ・(鈴の音) 193 00:18:28,041 --> 00:18:32,045 (由美)あっ 佐平次さん (佐平次)やあ 由美さん 194 00:18:32,045 --> 00:18:34,047 おとっつぁんは? 195 00:18:34,047 --> 00:18:36,049 (由美)今 山に 薬草採りに行ってるの 196 00:18:36,049 --> 00:18:40,053 そうですかい じゃあ ちょっと 待たしてもらいますよ 197 00:18:40,053 --> 00:18:42,055 (由美)ちょっと待ってね・ 198 00:18:42,055 --> 00:18:44,057 これ 済ましてから お茶 入れますから 199 00:18:44,057 --> 00:18:46,057 ああ かまわないでくださいよ 200 00:18:51,064 --> 00:18:54,064 何をする (由美)おとうの敵 死ね! 201 00:18:59,006 --> 00:19:02,009 (佐平次)待て! 俺が おとうの敵だって? 202 00:19:02,009 --> 00:19:05,012 (由美)そうだ 公儀の隠密と組んで 伊賀を売った 裏切り者! 203 00:19:05,012 --> 00:19:08,015 (佐平次)違う それは 違う! (由美)言うな! 204 00:19:08,015 --> 00:19:11,018 落ち着くんだ! 205 00:19:11,018 --> 00:19:14,021 由美 義によって助太刀するぞ 206 00:19:14,021 --> 00:19:24,031 ・~ 207 00:19:24,031 --> 00:19:26,033 (弥太)逃がすな! (由美)はい 208 00:19:26,033 --> 00:19:42,049 ・~ 209 00:19:42,049 --> 00:19:52,059 ・~ 210 00:19:52,059 --> 00:19:56,997 (手裏剣の飛ぶ音) 211 00:19:56,997 --> 00:20:07,007 ・~ 212 00:20:07,007 --> 00:20:09,007 よし 213 00:20:15,015 --> 00:20:18,018 (由美)はっ 214 00:20:18,018 --> 00:20:20,018 (弥太)くそっ 215 00:20:23,023 --> 00:20:27,027 ・(鳥のさえずりのまね) (弥太)うん? 合図だ 216 00:20:27,027 --> 00:20:32,027 ・(鳥のさえずりのまね) (弥太)隠密め 来おったな 217 00:20:36,036 --> 00:20:44,036 (鳥のさえずりのまね) 218 00:20:47,047 --> 00:20:56,056 (鳥のさえずりの口笛) 219 00:20:56,056 --> 00:21:08,056 (鳥のさえずりのまね) 220 00:21:11,004 --> 00:21:14,007 ・(雷鳴) 221 00:21:14,007 --> 00:21:18,007 (弥太)雨になるな よーし 222 00:21:23,016 --> 00:21:25,018 (由美)あっ お武家様 (新之介)ああ 223 00:21:25,018 --> 00:21:28,021 雨宿りなすっていらっしゃいまし (新之介)ああ 224 00:21:28,021 --> 00:21:30,023 (由美)さあ どうぞ (新之介)ああ 225 00:21:30,023 --> 00:21:32,025 さあ (弥太)あっ いらっしゃいまし・ 226 00:21:32,025 --> 00:21:35,025 おお お由美 (由美)はい 227 00:21:40,033 --> 00:21:44,037 まあ すっかり おぬれになって 山の雨は 冷えますでしょう 228 00:21:44,037 --> 00:21:47,037 さあ 熱いお茶を どうぞ (新之介)ああ ありがとう 229 00:21:50,043 --> 00:21:57,043 ハハッ 良い香りの茶だなあ おい ちょっと飲んでみぬか 230 00:22:00,053 --> 00:22:02,055 うわっ 231 00:22:02,055 --> 00:22:18,071 ・~ 232 00:22:18,071 --> 00:22:21,074 お前たち なぜ 俺を狙う 233 00:22:21,074 --> 00:22:24,077 俺は お前たちに狙われる いわれはないぞ 234 00:22:24,077 --> 00:22:28,077 (弥太)フハハハ 言うな 公儀の隠密 死ね! 235 00:22:30,083 --> 00:22:33,086 やめんか! 無駄に 命を捨てるものではない 236 00:22:33,086 --> 00:22:37,086 (弥太)命を捨てるのは どちらかな 見ろ! 237 00:22:44,097 --> 00:22:47,100 (弥太)隠密 伊賀者を なめるではない・ 238 00:22:47,100 --> 00:22:51,100 貴様の命 我らがもろた 239 00:22:56,109 --> 00:23:02,049 (手裏剣の飛ぶ音) 240 00:23:02,049 --> 00:23:22,069 ・~ 241 00:23:22,069 --> 00:23:27,074 ・~ 242 00:23:27,074 --> 00:23:29,074 (新之介)おう 243 00:23:39,086 --> 00:23:42,086 未熟者めが 244 00:23:44,091 --> 00:23:48,095 (弥太)申し訳ござりませぬ いかようにも御成敗を 245 00:23:48,095 --> 00:23:51,098 本来ならば 一命をもって その失態を・ 246 00:23:51,098 --> 00:23:56,103 償わねばならんところだが しばらく その命 預けよう 247 00:23:56,103 --> 00:24:00,040 必ず 隠密たちを 討ち果たせ (弥太)はっ・ 248 00:24:00,040 --> 00:24:03,043 しかしながら 佐平次は 地の利を 心得ておりまする・ 249 00:24:03,043 --> 00:24:06,046 それを 狩り出すとなれば 容易のことでは… 250 00:24:06,046 --> 00:24:09,049 何も 狩り出す必要はない 251 00:24:09,049 --> 00:24:12,052 向こうから ここに来るように しむけるのだ 252 00:24:12,052 --> 00:24:16,052 (弥太)と おっしゃいますと (甚太夫)それよ 253 00:24:35,075 --> 00:24:38,078 (佐平次)今のところは 大丈夫でござんすよ 254 00:24:38,078 --> 00:24:42,082 しかし いい度胸だなあ ここへ 戻ってくるとは 255 00:24:42,082 --> 00:24:45,085 なに 先方だって ここへ 舞い戻ってくるとは・ 256 00:24:45,085 --> 00:24:47,087 思わないでしょうから 外を ふらついてるよりは・ 257 00:24:47,087 --> 00:24:49,089 安全ですよ (新之介)なるほど 258 00:24:49,089 --> 00:24:53,093 しかし あの娘が 戻ってきたら どうする 259 00:24:53,093 --> 00:24:57,030 そのときは とっくりと話し合って あっしが 弥惣次を・ 260 00:24:57,030 --> 00:25:00,033 やったんじゃねえってことを 納得してもらうつもりです 261 00:25:00,033 --> 00:25:03,036 なるほどな 262 00:25:03,036 --> 00:25:08,036 しかし 我々が うかつに 動けんとなると… 263 00:25:14,047 --> 00:25:18,051 降りまするなあ これでは 動きが取れませぬ 264 00:25:18,051 --> 00:25:22,055 しかたがありません しばらく ここで雨宿りしましょう 265 00:25:22,055 --> 00:25:24,057 はっ ・(雷鳴) 266 00:25:24,057 --> 00:25:26,059 (雷鳴) 267 00:25:26,059 --> 00:25:29,062 (六助)いやっ はぁー いやや こりゃ すげえや・ 268 00:25:29,062 --> 00:25:33,066 はぁー ハハッ はぁ ひー (お千)きゃー 269 00:25:33,066 --> 00:25:35,068 (六助)あっ あ… 姉さん! あそこ あそこ!・ 270 00:25:35,068 --> 00:25:37,068 あっち 行きやしょう (お千)ああ そうしよう 271 00:25:40,073 --> 00:25:42,075 (六助)いやあ あー (お千)きゃー 272 00:25:42,075 --> 00:25:44,077 ああ ひでえ目 遭った 273 00:25:44,077 --> 00:25:46,079 姉さん だけど いいあんばいに 小屋あって・ 274 00:25:46,079 --> 00:25:48,081 よござんしたねえ (お千)本当だねえ 275 00:25:48,081 --> 00:25:51,084 ・(雷鳴) (お千)きゃー! 嫌ーっ! 276 00:25:51,084 --> 00:25:55,088 ああ ひでえ雷だ 姉さん 大丈夫でございますか 277 00:25:55,088 --> 00:26:00,088 あたしゃねえ 雷と化け物は 虫が好かないんだよ 278 00:26:02,028 --> 00:26:04,030 誰でい お前は 279 00:26:04,030 --> 00:26:08,034 お前たち 佐平次の一味だろう 待ってたぜ 280 00:26:08,034 --> 00:26:11,037 何だって! お前 佐平次 知ってんのかい 281 00:26:11,037 --> 00:26:15,037 ああ 知ってるとも ハハハ 282 00:26:17,043 --> 00:26:19,043 (お千)うわっ! (六助)うわっ! 283 00:26:28,054 --> 00:26:31,054 よーし 由美! 284 00:26:52,078 --> 00:26:57,017 姫 雨が上がりましたな ああ そうですね 285 00:26:57,017 --> 00:27:00,020 さあ 出かけましょうか はい 286 00:27:00,020 --> 00:27:03,023 ・きゃー! 助けてー! 287 00:27:03,023 --> 00:27:09,029 きゃー! わっ! わっ! 何すんだよ! 誰か! 288 00:27:09,029 --> 00:27:12,032 お千さんだわ! 姫! なりませぬ! 289 00:27:12,032 --> 00:27:14,034 お千さんを 見殺しには できませんよ! 290 00:27:14,034 --> 00:27:16,036 (源八郎)姫! 291 00:27:16,036 --> 00:27:19,036 ・ちょっと! やめておくれよ! 292 00:27:27,047 --> 00:27:29,049 若! 293 00:27:29,049 --> 00:27:34,054 きゃー! 何だっていうんだよ! すけべえ! 294 00:27:34,054 --> 00:27:52,072 ・~ 295 00:27:52,072 --> 00:27:56,072 お千さん! お千さん! しっかり! 296 00:27:59,012 --> 00:28:02,015 お千さん もう 大丈夫よ 安心して 297 00:28:02,015 --> 00:28:07,015 うっ… あっ お千さん どうしたの 298 00:28:09,022 --> 00:28:15,022 あなたは… うっ 何をする 放しなさい 299 00:28:22,035 --> 00:28:29,042 源八! 助けて! 源八! こっちよ!・ 300 00:28:29,042 --> 00:28:34,047 源八 早く! 源八!・ 301 00:28:34,047 --> 00:28:37,050 源八 こっちよ! (源八郎)若! 302 00:28:37,050 --> 00:28:40,053 ・(由美)源八!・ 303 00:28:40,053 --> 00:28:46,059 源八! 源八!・ 304 00:28:46,059 --> 00:28:55,059 源八! 助けて! (源八郎)若! 若! 305 00:28:57,003 --> 00:29:01,007 (源八郎)若! ・(由美)源八! 306 00:29:01,007 --> 00:29:05,011 若! ・(由美)源八! 307 00:29:05,011 --> 00:29:07,011 (源八郎)若! 308 00:29:10,016 --> 00:29:17,023 (由美)源八! 源八! 早く! こっちよ! 309 00:29:17,023 --> 00:29:21,023 若! 若! 310 00:29:29,035 --> 00:29:33,039 よういたした 下がってよい 311 00:29:33,039 --> 00:29:37,043 お頭 おとうの敵は (甚太夫)案ずるな 312 00:29:37,043 --> 00:29:42,048 必ず 討たせてやる この娘を 取り戻すために・ 313 00:29:42,048 --> 00:29:46,052 隠密と 佐平次は 必ず この屋敷を 襲うであろう 314 00:29:46,052 --> 00:29:49,055 その折 佐平次は 討たせてやろう 315 00:29:49,055 --> 00:29:53,059 それまでは ゆるりと 体を休めておけ 316 00:29:53,059 --> 00:29:55,059 (由美)はい 317 00:29:59,999 --> 00:30:03,999 鉄心殿 この娘に 相違ないか 318 00:30:07,006 --> 00:30:15,014 ふむ 確かに 雪姫 とうとう 俺の手に落ちたな 319 00:30:15,014 --> 00:30:20,019 フッフフフ… 悔しいか 320 00:30:20,019 --> 00:30:25,024 もはや これまでだ 観念するがよい 321 00:30:25,024 --> 00:30:30,029 では この姫は 俺が 322 00:30:30,029 --> 00:30:33,032 (甚太夫)そうはいかん (鉄心)何 323 00:30:33,032 --> 00:30:37,036 我ら 忍びは ただでは 技は売らん 324 00:30:37,036 --> 00:30:40,039 この姫が欲しくば 代価を 払うてもらおうか 325 00:30:40,039 --> 00:30:42,041 それならば 既に 申し上げたとおり・ 326 00:30:42,041 --> 00:30:45,044 事が 首尾よく 片づいた暁には・ 327 00:30:45,044 --> 00:30:49,048 貴殿を 服部半蔵に代わり 伊賀忍者の頭領に・ 328 00:30:49,048 --> 00:30:52,051 お取り次ぎいただくよう 土井大炊頭様に 329 00:30:52,051 --> 00:30:56,055 だが それは まだ 口約束にすぎぬ 330 00:30:56,055 --> 00:30:59,993 甚太夫殿! 貴殿・ 331 00:30:59,993 --> 00:31:02,996 この書状が 信用できぬと 申されるのか! 332 00:31:02,996 --> 00:31:09,002 我ら忍びは 己より他は 何物も信ぜぬ習わしでな 333 00:31:09,002 --> 00:31:13,006 (鉄心)ならば どうすればよいのだ 334 00:31:13,006 --> 00:31:19,012 この姫は 甚太夫自ら 江戸へ 送り届け・ 335 00:31:19,012 --> 00:31:23,016 土井様の口から 直接 お言葉を頂くつもりだ 336 00:31:23,016 --> 00:31:27,020 それまでは この姫を お主に渡すわけにはまいらぬ 337 00:31:27,020 --> 00:31:30,020 甚太夫殿 (甚太夫)やるかな? 338 00:31:56,049 --> 00:31:58,049 おとう… 339 00:32:04,057 --> 00:32:06,059 (由美)うっ 340 00:32:06,059 --> 00:32:09,059 旦那 手を貸しておくんなさい 341 00:32:12,065 --> 00:32:17,070 はっ おのれ 佐平次! 放せ! おとうの敵! 342 00:32:17,070 --> 00:32:20,073 (佐平次)落ち着け! 気を静めて 俺の言うことを聞くんだ 343 00:32:20,073 --> 00:32:23,076 何を 今更! おとうを 殺したくせに! 344 00:32:23,076 --> 00:32:25,078 違う! 俺は 殺しちゃいねえ 345 00:32:25,078 --> 00:32:27,080 うそだ! (新之介)うそではない! 346 00:32:27,080 --> 00:32:31,084 佐平次は あんたの父親を 殺してはいない 信じるんだ! 347 00:32:31,084 --> 00:32:35,088 誰が 公儀の隠密の言うことなんか 信じるもんか! 348 00:32:35,088 --> 00:32:40,093 それも 違うな 俺は 公儀の隠密などではない 349 00:32:40,093 --> 00:32:42,095 一体 誰に そんなこと言われたんだ 350 00:32:42,095 --> 00:32:47,100 さっき お前に 手を貸したのは 島ヶ原の者たちだったな 351 00:32:47,100 --> 00:32:52,105 島ヶ原の甚太夫に そう 吹き込まれたのか 352 00:32:52,105 --> 00:32:55,108 やっぱり そうか… (新之介)由美さん・ 353 00:32:55,108 --> 00:33:00,046 あんた その甚太夫とかいう男に 操られているんではないのか 354 00:33:00,046 --> 00:33:03,049 (佐平次)由美 これだけは 信じてくれ 355 00:33:03,049 --> 00:33:07,053 長年 親戚以上の つきあいを してきた とっつぁんを 何で俺が 356 00:33:07,053 --> 00:33:09,055 でも お前は 忍びの技を・ 357 00:33:09,055 --> 00:33:12,058 盗みのために 使ったっていうじゃないか 358 00:33:12,058 --> 00:33:16,062 やっぱり… やっぱり 本当だったんだね 359 00:33:16,062 --> 00:33:19,065 それを おとうに とがめられて おとうを 360 00:33:19,065 --> 00:33:22,068 違う! 違うんだ! (新之介)由美さん 361 00:33:22,068 --> 00:33:25,071 この男の 盗みというのはなあ… 362 00:33:25,071 --> 00:33:28,074 (佐平次)旦那 これ以上 言い訳しても 始まらねえ 363 00:33:28,074 --> 00:33:35,081 由美 どうしても お前が 俺を 敵だと思うんなら しかたがねえ 364 00:33:35,081 --> 00:33:41,081 これは お前の忍びの道具だ これで 俺を どうにでもしろ 365 00:33:47,093 --> 00:33:50,096 どうした やらねえのかい 366 00:33:50,096 --> 00:33:52,098 あたいは 人の情けは 受けたくないんだ 367 00:33:52,098 --> 00:33:57,036 やるなら 忍びらしく 尋常の勝負をするよ 368 00:33:57,036 --> 00:34:00,039 そうか 369 00:34:00,039 --> 00:34:03,042 これを 返してくれた お礼に 教えてやろう 370 00:34:03,042 --> 00:34:08,042 あんたたちの一味の お姫様は 今 甚太夫の所にいるよ 371 00:34:10,049 --> 00:34:12,051 何? 372 00:34:12,051 --> 00:34:17,056 あんたたちは あの人を助けに 甚太夫の屋敷を 攻めるだろ 373 00:34:17,056 --> 00:34:21,056 佐平次との勝負は そのときまで 預けておくよ 374 00:34:26,065 --> 00:34:30,069 あのお姫様が 甚太夫の手に 旦那 まずいことになりましたね 375 00:34:30,069 --> 00:34:34,073 ああ 源八が付いていながら ちっ 376 00:34:34,073 --> 00:34:36,073 あいつ 一体 どうしたってんだ 377 00:34:54,093 --> 00:35:01,033 ああ… あっ… 378 00:35:01,033 --> 00:35:05,037 姫 ああ… 姫! 379 00:35:05,037 --> 00:35:08,037 うっ ああっ 380 00:35:13,045 --> 00:35:22,045 ああ… うっ ハァ… 381 00:35:30,062 --> 00:35:33,062 ・(足音) 382 00:35:47,079 --> 00:35:50,082 (忍び)お頭の お指図だ そやつらを始末して・ 383 00:35:50,082 --> 00:35:52,084 島ヶ原の お頭の屋敷に 戻れとのことだ 384 00:35:52,084 --> 00:35:54,086 (忍び)では 首尾よく あの娘を 受け取ったのか 385 00:35:54,086 --> 00:35:58,024 ああ (忍び)では 引導を渡してやるか 386 00:35:58,024 --> 00:36:02,028 (お千)ああ… (六助)うっ… あっ… 387 00:36:02,028 --> 00:36:04,028 ああっ! 388 00:36:09,035 --> 00:36:11,035 (忍び)うわっ (忍び)うっ 389 00:36:14,040 --> 00:36:18,044 間もなく 佐平次と 葵新之介とかいう隠密が・ 390 00:36:18,044 --> 00:36:25,051 お前を助けに来るはずだ よいか よく見ておくがよい 391 00:36:25,051 --> 00:36:27,051 はっ 392 00:36:30,056 --> 00:36:33,059 (甚太夫)あの糸に触れれば 地雷管が爆発して・ 393 00:36:33,059 --> 00:36:36,062 2人は 木っ端みじんとなる 394 00:36:36,062 --> 00:36:40,062 そこで やつらの最期を とくと 見ておくがよい 395 00:36:49,075 --> 00:36:51,077 (新之介)見たところ 何の備えもないようだが 396 00:36:51,077 --> 00:36:55,081 それが やつらの手でござんすよ 下手に近づいたら・ 397 00:36:55,081 --> 00:36:57,016 どんな わなが仕掛けてあるか 分かりやせん 398 00:36:57,016 --> 00:37:00,019 もう少し 様子を見なくっちゃ (新之介)いや しかし・ 399 00:37:00,019 --> 00:37:05,024 こうしている間にも 雪姫の身に 万一のことがあっては 400 00:37:05,024 --> 00:37:09,028 旦那 焦っちゃいけませんよ 忍びとは 耐え忍ぶこと 401 00:37:09,028 --> 00:37:13,032 根比べに負けたら 命がなくなりやすよ 402 00:37:13,032 --> 00:37:20,032 うん 餅は餅屋というわけか (佐平次)そういうわけです 403 00:37:24,043 --> 00:37:27,046 あの連中 素人のくせに危ねえなあ 404 00:37:27,046 --> 00:37:31,050 やつら 生きておったのか 405 00:37:31,050 --> 00:37:36,055 まあ よい 間もなく この世の最後だ 406 00:37:36,055 --> 00:37:48,067 ・~ 407 00:37:48,067 --> 00:37:51,067 しょうがねえなあ 408 00:37:55,074 --> 00:37:59,011 (源八郎)はっ (六助)何だ うさぎか 409 00:37:59,011 --> 00:38:01,011 よしよし うさ公 こっち来い 410 00:38:06,018 --> 00:38:12,024 (六助)ひゃー! ハァ ハァ (源八郎)よし 今だ 行くぞ! 411 00:38:12,024 --> 00:38:32,044 ・~ 412 00:38:32,044 --> 00:38:35,047 ・~ 413 00:38:35,047 --> 00:38:37,049 危ない! 414 00:38:37,049 --> 00:38:39,051 さあ 早く (六助)はい 415 00:38:39,051 --> 00:38:57,003 ・~ 416 00:38:57,003 --> 00:39:17,023 ・~ 417 00:39:17,023 --> 00:39:37,043 ・~ 418 00:39:37,043 --> 00:39:46,052 ・~ 419 00:39:46,052 --> 00:39:49,052 (六助)うわっ うわっ うわーっ! やーっ! 420 00:39:52,058 --> 00:39:56,062 ああ 姉さん こりゃ 化け物屋敷ですぜ 421 00:39:56,062 --> 00:40:13,012 ・~ 422 00:40:13,012 --> 00:40:18,017 おのれ 貴様が首魁か! 423 00:40:18,017 --> 00:40:20,019 はっ! おっ 424 00:40:20,019 --> 00:40:24,023 (忍び)貴様!・ 425 00:40:24,023 --> 00:40:26,025 うう… 426 00:40:26,025 --> 00:40:29,028 どこへ行く (鉄心)どけ 427 00:40:29,028 --> 00:40:34,033 この騒ぎを 幸いに その姫を さらって逃げる気か 428 00:40:34,033 --> 00:40:37,036 この姫さえ 手に入れば 後は 知ったことではないわ 429 00:40:37,036 --> 00:40:41,040 お互いに 殺し合って 死に絶えるがよいわ 430 00:40:41,040 --> 00:40:43,042 では 初めから 我らを謀る気で 431 00:40:43,042 --> 00:40:47,046 謀り 謀られるは 乱波 忍びの者の習い 432 00:40:47,046 --> 00:40:50,049 伊賀忍者の 頭領の座に 目が くらんだ・ 433 00:40:50,049 --> 00:40:53,052 甚太夫が 愚かだっただけよ 434 00:40:53,052 --> 00:40:56,989 どけ! さもなくば おやじ同様 地獄に送ってやるぞ 435 00:40:56,989 --> 00:41:00,993 では おとうを殺したのは (鉄心)甚太夫と 弥太よ 436 00:41:00,993 --> 00:41:03,996 お前を使って 佐平次を 殺させるためにな 437 00:41:03,996 --> 00:41:05,998 おのれ! 438 00:41:05,998 --> 00:41:20,012 ・~ 439 00:41:20,012 --> 00:41:22,012 あっ… (鉄心)死ね! 440 00:41:29,021 --> 00:41:32,024 腹黒え てめえのことだ 折を見て・ 441 00:41:32,024 --> 00:41:35,024 こんなことを するんじゃねえかと 思ってたが 案の定だったな 442 00:41:37,029 --> 00:41:42,034 化け物め 今度は逃がさんぞ 443 00:41:42,034 --> 00:41:57,049 ・~ 444 00:41:57,049 --> 00:42:00,052 葵様 (新之介)お雪さん 大丈夫か 445 00:42:00,052 --> 00:42:02,054 ああ… 446 00:42:02,054 --> 00:42:05,057 佐平次さん (佐平次)泣くんじゃねえよ 447 00:42:05,057 --> 00:42:07,059 それより 甚太夫 どこだ 448 00:42:07,059 --> 00:42:17,069 ・~ 449 00:42:17,069 --> 00:42:21,073 甚太夫! よくも だましたね おとうの敵! 450 00:42:21,073 --> 00:42:37,089 ・~ 451 00:42:37,089 --> 00:42:55,089 ・~ 452 00:42:57,042 --> 00:43:01,042 ・(鈴の音) 453 00:43:04,049 --> 00:43:09,049 甚太夫 逃げられやしねえよ (甚太夫)くそ 454 00:43:11,056 --> 00:43:27,072 ・~ 455 00:43:27,072 --> 00:43:43,088 ・~ 456 00:43:43,088 --> 00:43:50,095 甚太夫 もはや これまでだ 潔く 由美さんに討たれてやれ! 457 00:43:50,095 --> 00:43:53,098 (甚太夫)俺も 島ヶ原の甚太夫だ・ 458 00:43:53,098 --> 00:43:56,101 このまま 貴様らに 討たれてたまるか 459 00:43:56,101 --> 00:44:00,039 この上は 一人残らず 道連れにしてくれる! 460 00:44:00,039 --> 00:44:02,039 危ねえ! 461 00:44:09,048 --> 00:44:14,053 おっ! おお… おっ はあ… はっ… いややや… 462 00:44:14,053 --> 00:44:17,056 (新之介)何だ そのざまは (六助)そ… それが・ 463 00:44:17,056 --> 00:44:20,059 腰の野郎が 言うことを 聞かねえんで ヒヒヒ… 464 00:44:20,059 --> 00:44:23,059 おい そこに まむしがいるぞ (六助)ひっ! 465 00:44:25,064 --> 00:44:29,068 ひでえや みんなで 俺たちを笑い者にして 466 00:44:29,068 --> 00:44:31,070 ごめんなさい 467 00:44:31,070 --> 00:44:33,072 ありがとうございました 私のために 468 00:44:33,072 --> 00:44:36,075 (お千)いいえ 私たちの方だってね・ 469 00:44:36,075 --> 00:44:38,077 お雪さんを 危ない目に 遭わしちまってさ 470 00:44:38,077 --> 00:44:43,077 本当 申し訳ありませんでした そんな 471 00:44:53,092 --> 00:44:55,094 源八郎 はっ 472 00:44:55,094 --> 00:44:59,031 伊賀の里の感想は? 感想? ハハ… 473 00:44:59,031 --> 00:45:04,036 もう こりごりでございます 源八郎でも 懲りることがあるの? 474 00:45:04,036 --> 00:45:06,036 ひでえ 475 00:45:08,040 --> 00:45:10,042 (六助)忍びってのは すげえもんでござんすねえ 476 00:45:10,042 --> 00:45:12,044 あれじゃ 俺たちが いくら頑張ったって・ 477 00:45:12,044 --> 00:45:14,046 佐平次親分の 足元にも 及びやせんやねえ・ 478 00:45:14,046 --> 00:45:18,050 あれっ あれー? あれ 姉さん・ 479 00:45:18,050 --> 00:45:20,052 急に むっつりしちゃって どうしちゃったんです? 480 00:45:20,052 --> 00:45:22,054 ああ そうか そうか そうか 481 00:45:22,054 --> 00:45:24,056 佐平次親分と あの忍びの娘のことが・ 482 00:45:24,056 --> 00:45:27,059 気になってんでござんしょ そうでしょ そうでしょ… 483 00:45:27,059 --> 00:45:29,061 うるさいね! べらべら べらべら・ 484 00:45:29,061 --> 00:45:32,064 くだらないこと しゃべってんじゃないよ! ああ! 485 00:45:32,064 --> 00:45:45,077 ・~ 486 00:45:45,077 --> 00:45:49,081 佐平次さん きっと また 来てね 487 00:45:49,081 --> 00:45:52,084 あたい それまでに おとうの 代わりに 薬草 採っとくから 488 00:45:52,084 --> 00:45:54,086 ああ 来るとも 489 00:45:54,086 --> 00:45:57,022 あんたも 悲しいことは忘れて 元気でな 490 00:45:57,022 --> 00:46:00,025 (由美)うん 大丈夫だよ あたいは 忍びの娘だもん 491 00:46:00,025 --> 00:46:03,028 いっけね 忍びの技は もう 忘れるって・ 492 00:46:03,028 --> 00:46:07,032 約束したんだっけ (佐平次)うん じゃあな 493 00:46:07,032 --> 00:46:11,032 (鈴の音) 494 00:46:13,038 --> 00:46:15,038 佐平次さん ありがとう 495 00:46:17,042 --> 00:46:22,047 (由美)佐平次さん きっと来てよ ねっ・ 496 00:46:22,047 --> 00:46:29,054 佐平次さん きっと来てよ 待ってるから 佐平次さん!・ 497 00:46:29,054 --> 00:46:37,062 さよなら 佐平次さん! きっと来てね! 498 00:46:37,062 --> 00:46:43,068 <忍びの娘が 名残を惜しむ 涙の叫びを 背に受けて・ 499 00:46:43,068 --> 00:46:46,071 いつ また 訪ねる 伊賀の里> 500 00:46:46,071 --> 00:46:50,075 <厳しい前途を思いつつ 雲の流れに 身を任す> 501 00:46:50,075 --> 00:46:54,079 <「雪姫隠密道中記」> 502 00:46:54,079 --> 00:47:12,030 ・~ 503 00:47:12,030 --> 00:47:32,050 ・~ 504 00:47:32,050 --> 00:47:52,070 ・~ 505 00:47:52,070 --> 00:48:12,024 ・~ 506 00:48:12,024 --> 00:48:25,024 ・~