1 00:00:33,858 --> 00:00:35,843 ざんねんないきものとは 一生懸命なのに➡ 2 00:00:35,843 --> 00:00:39,497 どこか ざんねんな いきものたちのことである。 3 00:00:39,497 --> 00:00:42,500 実は 我々人間のなかにも➡ 4 00:00:42,500 --> 00:00:45,900 ざんねんないきものが いるんだよ。 5 00:00:47,822 --> 00:00:52,993 う~ん ですよね。 まあでも わざわざ言わなくても…。 6 00:00:52,993 --> 00:00:59,150 《私は今 母に捕まらずに 部屋に戻らねばならない》 7 00:00:59,150 --> 00:01:01,819 はい では ごめんください。 8 00:01:01,819 --> 00:01:04,419 りく~。 《捕まった》 9 00:01:06,490 --> 00:01:09,643 あのね 玲奈ちゃんママの お菓子作り教室➡ 10 00:01:09,643 --> 00:01:12,997 もう行くのきついよねって 話になって。 うん。 11 00:01:12,997 --> 00:01:15,816 最初は 1回だけみたいな 感じだったんだけどね➡ 12 00:01:15,816 --> 00:01:19,153 もう定例会みたいになっちゃうと みんな きついじゃん。 13 00:01:19,153 --> 00:01:24,241 私だって働いてるし。 それで ママから言ってくれって? 14 00:01:24,241 --> 00:01:27,828 なんでだろう 私 なんか こういう役回りが➡ 15 00:01:27,828 --> 00:01:30,331 多い気がする。 やんなきゃいけないなら➡ 16 00:01:30,331 --> 00:01:33,167 ちゃっちゃと電話しちゃえば? 17 00:01:33,167 --> 00:01:35,836 やっぱ無理。 明日にしようかな。 18 00:01:35,836 --> 00:01:38,823 《母は お人よしだ。 町内会だの➡ 19 00:01:38,823 --> 00:01:42,843 PTAだの 会社の仕事だって 何かと頼まれては➡ 20 00:01:42,843 --> 00:01:44,845 こうやって愚痴を言う。 21 00:01:44,845 --> 00:01:47,848 スケープゴートにされやすい性質の 人間なのだ》 22 00:01:47,848 --> 00:01:49,884 もうちょっと後がいいかな… いや でも➡ 23 00:01:49,884 --> 00:01:53,454 後だと寝てるかもしれないし…。 それってさ。 24 00:01:53,454 --> 00:01:56,754 アデリーペンギンみたいなもんだよ。 えっ。 25 00:01:58,659 --> 00:02:02,830 アデリーペンギンは コロニーという 大集団を作って➡ 26 00:02:02,830 --> 00:02:08,352 子育てをして 卵を最初に 温めるのは父親の役目。 27 00:02:08,352 --> 00:02:14,024 その間 母親たちは 食べ物を探しに海へ出かけます。 28 00:02:14,024 --> 00:02:16,694 海には 恐ろしいヒョウアザラシがいて➡ 29 00:02:16,694 --> 00:02:21,394 襲われるかもしれないので 飛び込もうと誰もしない。 30 00:02:28,322 --> 00:02:31,725 いやぁ せちがらい世界だよね。 31 00:02:31,725 --> 00:02:35,846 《そこで私は 玲奈ちゃんに 探りを入れた》 32 00:02:35,846 --> 00:02:38,349 ん? 33 00:02:38,349 --> 00:02:41,886 電話してみたら? 34 00:02:41,886 --> 00:02:46,190 仲間とは 協力して 安全確認したほうが➡ 35 00:02:46,190 --> 00:02:50,561 いいと思うよ。 ママは ペンギンじゃないんだから。 36 00:02:50,561 --> 00:02:52,961 あ… うん。 37 00:02:55,165 --> 00:02:57,165 ペンギン? 38 00:06:34,852 --> 00:06:37,838 < これは 誰かに愛されたかった➡ 39 00:06:37,838 --> 00:06:43,838 猫とおじさまの 心温まる日々を紡いだ物語>