1 00:01:22,198 --> 00:01:25,067 2 00:01:25,067 --> 00:01:30,067 ♬~ 3 00:01:32,074 --> 00:01:37,079 ♬『一輪の花』 4 00:01:37,079 --> 00:01:44,086 ♬~ 5 00:01:44,086 --> 00:02:04,106 ♬~ 6 00:02:04,106 --> 00:02:24,060 ♬~ 7 00:02:24,060 --> 00:02:44,080 ♬~ 8 00:02:44,080 --> 00:02:57,093 ♬~ 9 00:02:57,093 --> 00:03:00,096 (大倉屋)さあさあ 遠慮なさらずに お召し上がりください 10 00:03:00,096 --> 00:03:03,099 (万七)うん いや やっぱり ふぐが いちばん 11 00:03:03,099 --> 00:03:06,102 酒も進むわなぁ ハハハハッ… 12 00:03:06,102 --> 00:03:09,105 (大倉屋)さあさあ 棟梁 ぐいっと やってください 13 00:03:09,105 --> 00:03:12,108 おかげさまで 無事 蔵が建て直せました 14 00:03:12,108 --> 00:03:16,112 これで店が繁盛すれば 御の字なんですがね さあさあ 15 00:03:16,112 --> 00:03:21,117 (卯太郎)こりゃどうも お役に立てて何よりですよ 16 00:03:21,117 --> 00:03:24,053 (大倉屋)三輪の親分さんも 17 00:03:24,053 --> 00:03:27,056 あっ… これは失礼しました 18 00:03:27,056 --> 00:03:31,060 普請の折には いろいろと お世話になりまして 19 00:03:31,060 --> 00:03:34,063 (万七)いいってことよ (大倉屋)さあさあ さあさあ 20 00:03:34,063 --> 00:03:36,063 (笑い声) 21 00:03:38,067 --> 00:03:40,067 ウッ… 22 00:03:42,071 --> 00:03:44,073 棟梁? 23 00:03:44,073 --> 00:03:46,075 ウッ… 24 00:03:46,075 --> 00:03:49,078 (うめき声) (大倉屋)棟梁… 親… 25 00:03:49,078 --> 00:03:52,081 ウウッ… 26 00:03:52,081 --> 00:03:55,084 ウッ… だ… 誰か! 27 00:03:55,084 --> 00:03:57,086 (鍋の倒れる音) 28 00:03:57,086 --> 00:03:59,088 (忠助)あっ 旦那さま! 29 00:03:59,088 --> 00:04:03,092 いかがなさいました? 旦那さま 30 00:04:03,092 --> 00:04:06,095 (平次)お静 ちょいと手ぇ貸してくれ 31 00:04:06,095 --> 00:04:08,095 (お静)はいよ 32 00:04:10,099 --> 00:04:14,103 (お静)はい あのな この棚 持っててくれ 33 00:04:14,103 --> 00:04:16,105 はい 違うよ こっちだよ 34 00:04:16,105 --> 00:04:18,107 ああ こう? 35 00:04:18,107 --> 00:04:21,110 ああ しっかりな ≪(八五郎)大変だ 大変だ! 36 00:04:21,110 --> 00:04:24,046 うん? 財布でも落としやがったかな 37 00:04:24,046 --> 00:04:27,049 (八五郎) 大変だ 大変だ! ハァハァ… 38 00:04:27,049 --> 00:04:29,051 (笑い声) 39 00:04:29,051 --> 00:04:31,053 (お静)拾ったかも 40 00:04:31,053 --> 00:04:34,056 (平次)どうした? 小判でも落ちてたかい? 41 00:04:34,056 --> 00:04:37,059 (八五郎)いや それがね フフッ… 42 00:04:37,059 --> 00:04:41,063 三輪の親分が ふぐに あたったんですよ (お静)えっ!? 43 00:04:41,063 --> 00:04:44,066 そりゃもう 大騒ぎだったらしいですぜ 44 00:04:44,066 --> 00:04:46,068 見たかったな まぬけな面を 45 00:04:46,068 --> 00:04:49,071 八っつぁん 人さまの不幸を 笑うもんじゃないわよ 46 00:04:49,071 --> 00:04:53,075 …で 三輪の具合は? それがね 47 00:04:53,075 --> 00:04:55,077 土ん中に ひと晩中 埋まっても➡ 48 00:04:55,077 --> 00:04:57,079 まだ しびれが残って 動けねえらしいんです 49 00:04:57,079 --> 00:05:00,082 てめえの腹ん中の毒気のほうが よっぽど強いはずなんだがな 50 00:05:00,082 --> 00:05:02,084 また そんなことを 51 00:05:02,084 --> 00:05:04,086 でも 生きてただけ まだ ましでさぁ 52 00:05:04,086 --> 00:05:08,090 そのとき 一緒に食べた大工の棟梁は… 53 00:05:08,090 --> 00:05:10,092 まあ… 54 00:05:10,092 --> 00:05:15,097 (八五郎)鍋を振る舞った大倉屋の 旦那も まだ寝たきりだとか 55 00:05:15,097 --> 00:05:17,099 そいつは えれえことだったな 56 00:05:17,099 --> 00:05:19,101 (政吉)肝は きちんと取り除いて➡ 57 00:05:19,101 --> 00:05:23,038 しっかりと油紙に包んで 土深く埋める決まりになってんだ 58 00:05:23,038 --> 00:05:25,040 下ごしらえだって 店でしたんだ 59 00:05:25,040 --> 00:05:28,043 毒が入るなんてことは みじんたりとも… 60 00:05:28,043 --> 00:05:32,047 (吉岡) 間違って ふぐで死なせても死罪だ 61 00:05:32,047 --> 00:05:35,050 覚悟しとけよ 62 00:05:35,050 --> 00:05:37,052 へい… 63 00:05:37,052 --> 00:05:40,055 旦那 64 00:05:40,055 --> 00:05:44,059 その鍋の残りは? なに? 65 00:05:44,059 --> 00:05:46,061 いや 死ぬほどの毒が入ってたんなら➡ 66 00:05:46,061 --> 00:05:49,064 てっきり 証しの品として 取り置いたのかと… 67 00:05:49,064 --> 00:05:53,068 それは 騒ぎの中で 誰かが ひっくり返したそうだ 68 00:05:53,068 --> 00:05:55,070 しかし 検視した医者は➡ 69 00:05:55,070 --> 00:05:58,070 ふぐの毒に間違いないと 断言してるんだ 70 00:06:02,077 --> 00:06:05,077 ≪(鐘の音) 71 00:06:07,082 --> 00:06:13,088 (お静)お春ちゃん 驚いたわね 気をしっかり持ってね 72 00:06:13,088 --> 00:06:15,090 (お春)お静さん… 73 00:06:15,090 --> 00:06:19,094 行く末を 誓い合ってるらしいじゃねえか 74 00:06:19,094 --> 00:06:23,032 つれえだろうが 2人で しっかりとな 75 00:06:23,032 --> 00:06:25,034 (お春)ええ 76 00:06:25,034 --> 00:06:30,039 でも お父っつぁん ちゃんと許してくれないまま… 77 00:06:30,039 --> 00:06:34,043 (卯太郎) ((お春を嫁に もらいてえだと?)) 78 00:06:34,043 --> 00:06:38,047 (泰造)((はい 必ず幸せにします ですから…)) 79 00:06:38,047 --> 00:06:45,054 ((泰造 半人前のくせしやがって 色気づくんじゃねえ)) 80 00:06:45,054 --> 00:06:48,057 ((かかあを もらえる腕かってんだ)) 81 00:06:48,057 --> 00:06:51,060 ((四の五の言ってねえで 腕磨け 腕を)) 82 00:06:51,060 --> 00:06:54,063 (泰造)((俺の腕の どこが駄目なんですか?)) 83 00:06:54,063 --> 00:06:58,063 ((それが分からねえようじゃ 話になんねえな)) 84 00:07:01,070 --> 00:07:04,073 ((何でえ? その目は)) 85 00:07:04,073 --> 00:07:10,079 ((辛抱が足らねえんだ お前は! なおさら 嫁には やれねえ!)) 86 00:07:10,079 --> 00:07:13,082 (泰造)((棟梁 お願いです)) (卯太郎)((くどい!)) 87 00:07:13,082 --> 00:07:15,084 ((悔しかったら 腕を磨くこったな!)) 88 00:07:15,084 --> 00:07:17,086 ((あんまりよ お父っつぁん! 私たち…)) 89 00:07:17,086 --> 00:07:20,089 (卯太郎)((話は しめえだ とっとと帰んな)) 90 00:07:20,089 --> 00:07:25,027 (お春)それから ろくに口も利いてもらえず… 91 00:07:25,027 --> 00:07:30,032 (泣き声) その3日後のことでした 92 00:07:30,032 --> 00:07:36,038 大倉屋さんに呼ばれて… ハァ… そうだったのかい 93 00:07:36,038 --> 00:07:42,044 そりゃ 棟梁も心残りだな ハァ… 94 00:07:42,044 --> 00:07:46,048 何かあったら いつでも相談に来るのよ 95 00:07:46,048 --> 00:07:48,050 ありがとうございます 96 00:07:48,050 --> 00:07:50,052 (泣き声) 97 00:07:50,052 --> 00:07:52,054 お春ちゃん… 98 00:07:52,054 --> 00:07:57,059 (泣き声) 99 00:07:57,059 --> 00:07:59,061 (清吉)さあさあ よいしょと 100 00:07:59,061 --> 00:08:02,064 はい はい はい 邪魔するぜ 101 00:08:02,064 --> 00:08:04,066 あっ 平次親分 おう 102 00:08:04,066 --> 00:08:08,070 三輪の えれえ目に遭ったな 103 00:08:08,070 --> 00:08:12,074 ウウッ… な… 何でえ うん? 104 00:08:12,074 --> 00:08:15,077 人の情けねえ姿… 105 00:08:15,077 --> 00:08:18,080 いや それだけしゃべれりゃ もう大丈夫だ 106 00:08:18,080 --> 00:08:22,017 で 万七親分は どうして大倉屋で ごちそうになってたんだい? 107 00:08:22,017 --> 00:08:26,021 そりゃ… 日ごろの… えっ? 108 00:08:26,021 --> 00:08:30,025 あっ 平次親分 通事をしやす 「ふぐには目がねえもんで」 109 00:08:30,025 --> 00:08:32,027 (清吉)ウワッ… はいはい 110 00:08:32,027 --> 00:08:36,031 蔵の建て直しの祝いと聞いたが… 111 00:08:36,031 --> 00:08:41,036 座敷に 怪しい奴は 出はいりしなかったかい? 112 00:08:41,036 --> 00:08:45,040 と… 特に… うん 113 00:08:45,040 --> 00:08:49,044 あっ… 「どうせなら ふぐ雑炊まで食いたかった」 114 00:08:49,044 --> 00:08:52,044 馬鹿野郎 馬鹿野郎! 分かった分かった ほれほれ 115 00:08:55,050 --> 00:08:59,054 (忠助)申し訳ございません 旦那さまは 先日のふぐのせいで➡ 116 00:08:59,054 --> 00:09:02,057 まだ床から 起き上がれないのでございます 117 00:09:02,057 --> 00:09:04,059 そんなに ひでえのかい? はい 118 00:09:04,059 --> 00:09:08,063 あっ でも 旦那さまは 「鍋に招いた自分のせいだ」 119 00:09:08,063 --> 00:09:11,066 「棟梁には申し訳ないことを した」と悔やんでおります 120 00:09:11,066 --> 00:09:13,068 もちろん 万七親分にも 121 00:09:13,068 --> 00:09:16,071 (手代)若旦那 困ります (幸吉)うるせえんだよ! 122 00:09:16,071 --> 00:09:18,073 (手代) 困ります 若旦那 やめてください 123 00:09:18,073 --> 00:09:21,076 もう やめてください 若旦那 やめてください! 124 00:09:21,076 --> 00:09:27,016 ♪(お囃子) 125 00:09:27,016 --> 00:09:31,020 (幸吉)おお ハハハッ… (拍手) 126 00:09:31,020 --> 00:09:35,024 ハァ~ッ… ハハハッ… 127 00:09:35,024 --> 00:09:39,028 (幸吉) いいね いいね おうおう おうおう 128 00:09:39,028 --> 00:09:43,032 桃路… 桃路 桃路… アッ… 129 00:09:43,032 --> 00:09:48,037 よ~し よしよし 褒美じゃ はいはい はいはい 130 00:09:48,037 --> 00:09:50,039 取れ取れ! (歓声) 131 00:09:50,039 --> 00:09:54,043 ほれほれ! ハハッ… (歓声) 132 00:09:54,043 --> 00:09:56,045 褒美じゃ 取れ! 133 00:09:56,045 --> 00:09:58,047 (小判の音) (歓声) 134 00:09:58,047 --> 00:10:01,050 ハハッ… ハァ… 135 00:10:01,050 --> 00:10:05,054 (桃路)いつも すいませんね 若旦那 (幸吉)ああ ハハッ… 136 00:10:05,054 --> 00:10:07,056 親父さまの具合 どうなんだい? 137 00:10:07,056 --> 00:10:09,058 それが すっかり元気になっちまって 138 00:10:09,058 --> 00:10:13,062 …というか はなから 大したことなかったみたいでな 139 00:10:13,062 --> 00:10:15,064 なんだ つまんない 140 00:10:15,064 --> 00:10:21,070 ころっと逝ってくれたら お店は 幸吉さんの思うがままなのにね 141 00:10:21,070 --> 00:10:25,007 そうもいかねえよ しぶとい番頭がいるから 142 00:10:25,007 --> 00:10:28,010 何言ってんのさ 身代は あんたの物じゃないか 143 00:10:28,010 --> 00:10:33,015 誰に遠慮が要るもんかね 144 00:10:33,015 --> 00:10:38,020 そうだな 親父が死んだら 番頭も追い出すか ハハッ… 145 00:10:38,020 --> 00:10:43,025 まさか あんたが わざと鍋に? 146 00:10:43,025 --> 00:10:46,028 冗談よせよ いくら何でも… (桃路)フフフッ… 147 00:10:46,028 --> 00:10:50,032 私 悪い男は嫌いじゃないよ 148 00:10:50,032 --> 00:10:57,039 いっそのこと 極楽へ送ってやればいいのに 149 00:10:57,039 --> 00:11:00,042 ハッ… いや 馬鹿なこと言うんじゃない 150 00:11:00,042 --> 00:11:03,045 俺は商いのほうは からっきし駄目だし… 151 00:11:03,045 --> 00:11:07,049 ≪(幸吉) こうして遊んでられるのは 親父さまさまが いるからだ 152 00:11:07,049 --> 00:11:10,052 ≪(桃路)フフッ… 随分 殊勝だね 153 00:11:10,052 --> 00:11:13,052 ≪(芸者)お待たせしました 154 00:11:17,059 --> 00:11:21,063 ちょいと野暮用を思い出した えっ? あの… 155 00:11:21,063 --> 00:11:24,066 すまねえな お前のせいじゃねえからよ 156 00:11:24,066 --> 00:11:26,068 また ご贔屓に… 157 00:11:26,068 --> 00:11:29,071 (役人)よし 通れ (船頭)へい 158 00:11:29,071 --> 00:11:31,071 (役人)次! (船頭)へい 159 00:11:33,075 --> 00:11:37,079 (船頭) 廻船問屋 大倉屋の荷でございます 160 00:11:37,079 --> 00:11:40,082 (役人)よし 通れ (船頭)へい 161 00:11:40,082 --> 00:11:43,085 (飯塚)待て! 162 00:11:43,085 --> 00:11:46,088 大倉屋だと? (船頭)へい 163 00:11:46,088 --> 00:11:51,093 (飯塚)「大奥直送の物」とあるが 証しを見せい 164 00:11:51,093 --> 00:11:56,098 (船頭)それは あっしには 分からねえことでごぜえますが 165 00:11:56,098 --> 00:12:04,106 (飯塚)ならば この飯塚要之助が 川船奉行の権限で あらためる 166 00:12:04,106 --> 00:12:07,109 (船頭)お奉行さま じきじきの お出ましだぜ 167 00:12:07,109 --> 00:12:11,113 (船頭)それにしても 大倉屋だけには やけに厳しいな 168 00:12:11,113 --> 00:12:14,113 (忠助)じゃ あと頼みましたよ (手代)はい いってらっしゃいまし 169 00:12:17,119 --> 00:12:19,121 旦那の具合 どうでえ? 170 00:12:19,121 --> 00:12:24,059 あんまり代わり映えはしませんが そうかい 171 00:12:24,059 --> 00:12:28,063 忙しいところ すまねえが ちょいと いいかな? 172 00:12:28,063 --> 00:12:32,067 せがれは幸吉1人なのかい? (忠助)はい 173 00:12:32,067 --> 00:12:36,071 あっ でも おかみさんの連れ子なんです 174 00:12:36,071 --> 00:12:40,075 3年前に おかみさんは はやり病で亡くなりましたが 175 00:12:40,075 --> 00:12:45,080 血のつながりがなくても 正真正銘の跡取りかい 176 00:12:45,080 --> 00:12:49,084 それが何か? いや… 177 00:12:49,084 --> 00:12:53,088 最近 旦那に 変わった様子はなかったかい? 178 00:12:53,088 --> 00:12:56,091 …と申しますと? 179 00:12:56,091 --> 00:13:01,096 誰かに付け狙われてたとか いや まさか そんな… 180 00:13:01,096 --> 00:13:03,098 あっ でも どうして? 181 00:13:03,098 --> 00:13:09,104 旦那に もしものことがありゃ 誰が得するのか …とな 182 00:13:09,104 --> 00:13:11,106 失礼な 183 00:13:11,106 --> 00:13:14,109 言っていいことと 悪いことがございます 184 00:13:14,109 --> 00:13:17,112 すまねえ こんな稼業してると つい口も悪くなる 185 00:13:17,112 --> 00:13:19,114 いや とんでもございません 186 00:13:19,114 --> 00:13:23,114 何か思い出したら話してくれ はい 187 00:13:30,058 --> 00:13:33,061 (笹野)かねてより 探索中であった抜け荷の一件 188 00:13:33,061 --> 00:13:37,065 飯塚さまのお働きにより ようやく目星がついてきた 189 00:13:37,065 --> 00:13:41,069 (ざわめき) 抜け荷は天下のご法度 190 00:13:41,069 --> 00:13:44,072 中には 人々の心を地獄に突き落とす➡ 191 00:13:44,072 --> 00:13:47,075 阿片などを 裏でさばく悪辣な者もいる 192 00:13:47,075 --> 00:13:50,078 (笹野)今日は 抜け荷探索の陣頭指揮を執り➡ 193 00:13:50,078 --> 00:13:53,081 水際では 自らお出向きになって 調べておられる➡ 194 00:13:53,081 --> 00:13:59,087 川船奉行 飯塚要之助さまの ご臨席も賜った 195 00:13:59,087 --> 00:14:03,091 (飯塚) 知ってのとおり 江戸は掘割の町 196 00:14:03,091 --> 00:14:06,094 くもの巣のように 市中を張り巡らしておる 197 00:14:06,094 --> 00:14:12,100 いくら船番所で せき止めようと 網の目をくぐる奴らがいる 198 00:14:12,100 --> 00:14:15,103 町方の力で 是が非でも➡ 199 00:14:15,103 --> 00:14:18,106 抜け荷一味の暗躍を 阻止してもらいたい 200 00:14:18,106 --> 00:14:21,109 期待しておるぞ (同心たち)はっ! 201 00:14:21,109 --> 00:14:23,045 (金づちの音) アッ… 202 00:14:23,045 --> 00:14:26,048 (お静)大丈夫ですか? アア… どうも うまくいかねえな 203 00:14:26,048 --> 00:14:29,051 案外 ぶきっちょですね 貸してくださいな 204 00:14:29,051 --> 00:14:31,053 そうはいかねえよ いいから 205 00:14:31,053 --> 00:14:33,053 やりますから よしな… 206 00:14:35,057 --> 00:14:37,059 あら やだわ こんな所に 何だ? こりゃ 207 00:14:37,059 --> 00:14:40,062 おいおいおい ちょっと見せてみな 何でもないですよ 208 00:14:40,062 --> 00:14:42,064 何だよ? 俺に見られちゃ まずいことがあんのかい? 209 00:14:42,064 --> 00:14:44,066 ありませんよ ないわよ (お春)ごめんください 210 00:14:44,066 --> 00:14:46,068 おい ちょっと見せてみなっつってんだ 211 00:14:46,068 --> 00:14:49,071 (お春)ごめんください! (お静)ほらほら… は~い! 212 00:14:49,071 --> 00:14:52,071 ああ お春ちゃん 213 00:15:12,094 --> 00:15:14,096 (泰造)お春が そんなことを? 214 00:15:14,096 --> 00:15:17,099 どうなんだい? いや どうって… 215 00:15:17,099 --> 00:15:19,101 一緒になる気が なくなったんじゃねえかと➡ 216 00:15:19,101 --> 00:15:21,103 お春ちゃん 胸を痛めてるんだよ 217 00:15:21,103 --> 00:15:24,039 俺だって 今すぐにでも嫁にもらいてえ 218 00:15:24,039 --> 00:15:26,041 だったら… いえ 219 00:15:26,041 --> 00:15:30,045 棟梁が許してくれてねえのに それは できやせん 220 00:15:30,045 --> 00:15:35,050 「喪が明けたら」 お春ちゃん そう言ってるが 221 00:15:35,050 --> 00:15:42,057 平次親分 俺は棟梁が言うとおり まだまだ半人前なんです 222 00:15:42,057 --> 00:15:47,062 未熟な所が いっぺえあるんです お春を養うどころじゃねえ 223 00:15:47,062 --> 00:15:51,066 だからって 避けることはねえじゃねえか 224 00:15:51,066 --> 00:15:54,069 会えば 必ず祝言の話になりやす 225 00:15:54,069 --> 00:15:59,074 今の俺には それに 応えることはできねえ だから… 226 00:15:59,074 --> 00:16:04,079 棟梁という1本の明かりを なくした気持ち よ~く分かる 227 00:16:04,079 --> 00:16:09,079 だがな お春ちゃんの娘心も考えてやれ 228 00:16:11,086 --> 00:16:14,089 ところで 棟梁のことだが 229 00:16:14,089 --> 00:16:17,092 亡くなる前 何か 変わった様子はなかったかい? 230 00:16:17,092 --> 00:16:20,095 えっ? どういうことです? 231 00:16:20,095 --> 00:16:22,030 ≪(職人)泰造さん 232 00:16:22,030 --> 00:16:26,034 (職人)これ 見てくれねえか? (泰造)はいよ! 233 00:16:26,034 --> 00:16:28,036 すみませんが これで… 234 00:16:28,036 --> 00:16:31,039 おう 何でもいい 思い出したら聞かせてくれ 235 00:16:31,039 --> 00:16:33,039 へい 236 00:16:39,047 --> 00:16:42,047 ありがとうよ 邪魔したな (手代)ご苦労さまです 237 00:16:46,054 --> 00:16:48,056 (笹野)どうだった? (同心)皆目つかめません 238 00:16:48,056 --> 00:16:50,058 笹野さま 239 00:16:50,058 --> 00:16:53,058 じゃ 続きを頼むぞ (同心たち)はっ! 240 00:16:55,063 --> 00:17:00,068 (笹野)おう 平次 今日は冷えるな へい 241 00:17:00,068 --> 00:17:02,070 どうだ? その辺りで1杯 242 00:17:02,070 --> 00:17:05,073 あっ いいですね あっしも ご相伴に これ… 243 00:17:05,073 --> 00:17:08,076 番茶だよ (たたく音) 244 00:17:08,076 --> 00:17:10,078 あいて… 245 00:17:10,078 --> 00:17:15,083 抜け荷? うむ… 極秘に探索しておる 246 00:17:15,083 --> 00:17:20,088 どうりで八丁堀の旦那方が いつもより出張ってると… 247 00:17:20,088 --> 00:17:22,023 いずれは捕り物になるだろうが 248 00:17:22,023 --> 00:17:26,027 そのときは 平次 お前の腕も借りなければなるまい 249 00:17:26,027 --> 00:17:28,029 へい 承知いたしやした 250 00:17:28,029 --> 00:17:32,033 …で 目星は? まあ 一応は ついておるが 251 00:17:32,033 --> 00:17:36,037 ある廻船問屋だけは 見落としている 252 00:17:36,037 --> 00:17:38,039 廻船問屋? うむ… 253 00:17:38,039 --> 00:17:41,042 そこは 僅か この2~3年で➡ 254 00:17:41,042 --> 00:17:44,045 江戸でも屈指の 廻船問屋に成り上がった 255 00:17:44,045 --> 00:17:49,050 …が 取り引きのわりに 身代が大きすぎる 256 00:17:49,050 --> 00:17:52,053 前々から うさんくさいと にらんでいたが 257 00:17:52,053 --> 00:17:56,057 吉岡に ふぐの一件を聞いてから ますます気になってな 258 00:17:56,057 --> 00:18:00,061 笹野さま まさか そりゃ… 259 00:18:00,061 --> 00:18:04,065 お前が にらんでいる大倉屋だよ 260 00:18:04,065 --> 00:18:18,079 ♬~ 261 00:18:18,079 --> 00:18:31,026 ♬~ 262 00:18:31,026 --> 00:18:33,026 何か思い出したのかい? 263 00:18:35,030 --> 00:18:37,032 親分 264 00:18:37,032 --> 00:18:41,036 棟梁の様子が変だった? 大倉屋の蔵の建て直しについちゃ 265 00:18:41,036 --> 00:18:44,039 随分 1人で悩んでいたようなんです 266 00:18:44,039 --> 00:18:46,041 (金づちの音) 267 00:18:46,041 --> 00:18:50,045 ≪(卯太郎)((駄目だ これじゃ どうにもなんねえ)) 268 00:18:50,045 --> 00:18:53,045 ≪((くそ… ハァ…)) 269 00:18:58,053 --> 00:19:01,056 (泰造)大工ってえのはね 親分 270 00:19:01,056 --> 00:19:04,059 大概のことなら 絵図面なんて要らねえんだ 271 00:19:04,059 --> 00:19:08,063 あんなに苦しむ棟梁 見たことねえ 272 00:19:08,063 --> 00:19:11,066 それだけ 難しい仕事だったのかい? 273 00:19:11,066 --> 00:19:14,069 そこんとこが妙なんです 274 00:19:14,069 --> 00:19:19,069 蔵の建て直しぐれえで なんで あんなに悩んでいたのかって 275 00:19:22,010 --> 00:19:27,015 ♬~ 276 00:19:27,015 --> 00:19:30,018 隠し蔵… 277 00:19:30,018 --> 00:19:34,022 えっ? 武家屋敷や大店の蔵には➡ 278 00:19:34,022 --> 00:19:37,025 盗っ人よけのために 作ることもあるとか 279 00:19:37,025 --> 00:19:42,030 からくり仕掛け… そうかもしれねえ 280 00:19:42,030 --> 00:19:45,033 そんなに難しい物を 1人でやるのかい? 281 00:19:45,033 --> 00:19:48,036 へい どうして また? 282 00:19:48,036 --> 00:19:51,039 大切な仕掛けが どっかから漏れちゃ困る 283 00:19:51,039 --> 00:19:53,041 職人ってのは どんなことがあっても➡ 284 00:19:53,041 --> 00:19:57,041 秘密は守らなきゃならねえんです なるほど 285 00:19:59,047 --> 00:20:01,049 (はさみの音) 286 00:20:01,049 --> 00:20:06,054 (忠助)旦那さま そろそろ 店にも顔を出してくださいまし 287 00:20:06,054 --> 00:20:10,058 手代たちの手前もあります 288 00:20:10,058 --> 00:20:17,058 私に意見とは お前も偉くなったもんだね 289 00:20:22,003 --> 00:20:26,007 ああ これは これは 銭形の親分さん 290 00:20:26,007 --> 00:20:29,010 いや 声をかけたんだがね 勝手に申し訳ない 291 00:20:29,010 --> 00:20:33,014 ご苦労さまです …で 何のご用でしょう? 292 00:20:33,014 --> 00:20:37,018 前にも訪ねて来たんだが まだ床に伏せってると… 293 00:20:37,018 --> 00:20:41,022 でも それぐらい元気なら お話を伺えるでやしょう? 294 00:20:41,022 --> 00:20:43,024 何の話ですかな? 295 00:20:43,024 --> 00:20:47,028 あっ あの… ふぐのことなら… いや ふぐじゃねえんで 296 00:20:47,028 --> 00:20:51,032 今日は 蔵ん中を見せてもらいたくてね 297 00:20:51,032 --> 00:20:56,037 ああ 蔵の中… どうして また? 298 00:20:56,037 --> 00:20:58,039 かわいそうに 299 00:20:58,039 --> 00:21:01,042 どういうことだい? 銭形の ハハッ… 300 00:21:01,042 --> 00:21:04,045 ああ これは三輪の お前さんも もういいのかい? 301 00:21:04,045 --> 00:21:07,048 おう 見りゃ分かるだろう ハハハハッ… 302 00:21:07,048 --> 00:21:10,051 何の疑いか知らねえが 放っちゃおけねえや 303 00:21:10,051 --> 00:21:12,053 まあまあ 三輪の親分さん 304 00:21:12,053 --> 00:21:16,057 どうぞ ご随意に見ていただいて結構です 305 00:21:16,057 --> 00:21:18,057 さあ こちらへ 306 00:21:20,061 --> 00:21:24,065 (大倉屋)さあ どうぞ (万七)ああ 307 00:21:24,065 --> 00:21:28,069 (大倉屋) 一番蔵には 漆器や細工物など➡ 308 00:21:28,069 --> 00:21:33,074 主に伝統工芸の品々を 保管しております 309 00:21:33,074 --> 00:21:37,074 隣が二番蔵でございます 310 00:21:44,085 --> 00:21:50,091 この二番蔵には 松前など 諸国からの乾物や海産物など➡ 311 00:21:50,091 --> 00:21:53,091 俵物を置いております 312 00:21:56,097 --> 00:21:59,100 …で どこを直したんだい? 313 00:21:59,100 --> 00:22:05,106 ええ そこかしこを… いろいろと傷んでおりましてね 314 00:22:05,106 --> 00:22:08,109 直したとこってのは 素人には分からねえのかい? 315 00:22:08,109 --> 00:22:14,115 さあ 全て棟梁に任せておりましたので 316 00:22:14,115 --> 00:22:20,121 そんなことより 親分さん 何か 気になる物でもありましたか? 317 00:22:20,121 --> 00:22:23,057 どうなんでえ? 銭形の 318 00:22:23,057 --> 00:22:29,063 ほかに隠し蔵はねえのかい? 隠し蔵など ございません 319 00:22:29,063 --> 00:22:33,067 いいかげんにしねえか! 一体 何なんだ? 320 00:22:33,067 --> 00:22:37,071 蔵は これだけな… 321 00:22:37,071 --> 00:22:39,073 邪魔したな (大倉屋)いいえ 322 00:22:39,073 --> 00:22:43,073 おい ちょ… 待てよ おい (大倉屋)ご苦労さまです 323 00:22:45,079 --> 00:22:48,082 (笹野)隠し蔵? へい 324 00:22:48,082 --> 00:22:55,089 棟梁は抜け荷を隠すためとは 知らずに 隠し蔵を作らされた 325 00:22:55,089 --> 00:23:02,096 それでも大倉屋は 万が一 漏れることを恐れて 口封じに? 326 00:23:02,096 --> 00:23:05,099 そんなことのために 棟梁が殺されたとしたら… 327 00:23:05,099 --> 00:23:08,102 あっしは絶対に許せやせん 328 00:23:08,102 --> 00:23:13,107 ま… 待ってくだせえ あっしには何の話か さっぱり… 329 00:23:13,107 --> 00:23:19,113 万七 どうやら お前は 利用されたようだな (万七)えっ? 330 00:23:19,113 --> 00:23:23,051 棟梁が ふぐの毒で死んだのは 間違えねえようだが 331 00:23:23,051 --> 00:23:26,054 わざと毒を盛られたんなら 話は別だ 332 00:23:26,054 --> 00:23:28,056 まさか… 333 00:23:28,056 --> 00:23:32,060 鍋を食べたときの様子 よ~く思い出してみろ 334 00:23:32,060 --> 00:23:39,060 え~… あんときは え~… 調子よく酒を飲んでて… 335 00:23:41,069 --> 00:23:47,069 (万七) 棟梁が まず倒れて 俺 そして… 336 00:23:49,077 --> 00:23:52,080 でも ほとんど一緒だがな 待てよ 337 00:23:52,080 --> 00:23:58,086 鍋を倒したのは大倉屋なんだな? ああ 確か そうだ 338 00:23:58,086 --> 00:24:01,089 鍋には ふぐの毒が入ってなかった 339 00:24:01,089 --> 00:24:03,091 だから わざと ひっくり返したんじゃねえかな 340 00:24:03,091 --> 00:24:05,093 えっ? 341 00:24:05,093 --> 00:24:09,097 ころ合いを見計らって ふぐの毒の入った酒を飲ませた 342 00:24:09,097 --> 00:24:13,101 まるで鍋を食って 倒れたように見せかけるために 343 00:24:13,101 --> 00:24:16,104 俺だって飲んでるぜ 344 00:24:16,104 --> 00:24:21,109 同じちょうしの酒を飲んだかい? そんなこと いちいち覚えちゃ… 345 00:24:21,109 --> 00:24:24,045 え~… 346 00:24:24,045 --> 00:24:27,048 待てよ 347 00:24:27,048 --> 00:24:32,053 ((あっ… これは これは 失礼しました)) 348 00:24:32,053 --> 00:24:34,055 違うのを飲んだ 349 00:24:34,055 --> 00:24:38,059 恐らく 効き目の違う酒を 用意して飲ませた 350 00:24:38,059 --> 00:24:43,064 三輪の兄貴には ほんの僅か そして 棟梁には死ぬほどの量を 351 00:24:43,064 --> 00:24:46,067 何のために? (笹野)万七 352 00:24:46,067 --> 00:24:52,073 お前を証人に仕立てるためだよ ふぐ鍋を一緒に食べてたというな 353 00:24:52,073 --> 00:24:54,075 棟梁と2人きりなら➡ 354 00:24:54,075 --> 00:24:58,079 もし大倉屋に 疑いが かかったときに ぼろが出やすい 355 00:24:58,079 --> 00:25:01,082 だが 十手持ちのお前と一緒なら… 356 00:25:01,082 --> 00:25:05,086 や… 野郎! 大倉屋め 357 00:25:05,086 --> 00:25:10,091 (万七)どけ! 大倉屋は どこだ!? ええ? どけ! 358 00:25:10,091 --> 00:25:12,093 お… 親分さん ちょ… ちょっとお待ちを… 359 00:25:12,093 --> 00:25:15,096 (忠助)お… 親分さん (万七)大倉屋! どこだ!? 360 00:25:15,096 --> 00:25:18,099 話がある! ウワッ… 痛え (忠助)ちょっとお待ちください 361 00:25:18,099 --> 00:25:22,036 この野郎! (忠助)お… 親分… 362 00:25:22,036 --> 00:25:24,036 ハァハァハァ… 363 00:25:28,042 --> 00:25:30,044 (悲鳴) 364 00:25:30,044 --> 00:25:32,044 あっ… 365 00:25:35,049 --> 00:25:38,052 (清吉)お… 親分! 366 00:25:38,052 --> 00:25:40,054 早まった真似を… 367 00:25:40,054 --> 00:25:43,057 なんまいだぶ なんまいだぶ なんまいだぶ なんまいだぶ 368 00:25:43,057 --> 00:25:45,057 馬鹿野郎! 369 00:25:49,063 --> 00:25:53,063 俺が行ったときには もう… 370 00:25:55,069 --> 00:25:58,072 幸吉は? 371 00:25:58,072 --> 00:26:04,078 親父が こんな目に遭ってるのに また芸者遊びでもあるめえ 372 00:26:04,078 --> 00:26:07,081 あの… それが… 373 00:26:07,081 --> 00:26:10,084 何でえ何でえ 言えねえことでもあんのか? 374 00:26:10,084 --> 00:26:14,084 万七親分が来る少し前に… 375 00:26:16,090 --> 00:26:18,090 (忠助)見たんです 376 00:26:20,094 --> 00:26:24,032 裏から逃げるように… 377 00:26:24,032 --> 00:26:27,035 (万七)なんだと? なんで先に言わねえんだ 378 00:26:27,035 --> 00:26:31,039 う~ん… やはり ふぐの毒で親父を狙ったのは幸吉 379 00:26:31,039 --> 00:26:34,042 だが それは失敗したので 今度は刃物で… 380 00:26:34,042 --> 00:26:40,048 銭形の 大倉屋が怪しいという お前の考えは大外れだったな 381 00:26:40,048 --> 00:26:44,052 ハハハハッ… 清吉 行くぜ! (清吉)へ… へい! 382 00:26:44,052 --> 00:26:58,066 ♬~ 383 00:26:58,066 --> 00:27:02,070 (八五郎)おう どけどけどけ! 大変だ大変だ 大変だ! 384 00:27:02,070 --> 00:27:07,075 邪魔になった大倉屋を殺し それを幸吉のせいに見せかけた 385 00:27:07,075 --> 00:27:11,079 そうに違いありやせん (笹野)なるほど 386 00:27:11,079 --> 00:27:17,085 早手回しに やりやがったか へい 下手人の目星も ついてやす 387 00:27:17,085 --> 00:27:20,088 なに? 388 00:27:20,088 --> 00:27:25,088 川船奉行の飯塚要之助さま 389 00:27:28,029 --> 00:27:32,033 あっしは そうにらんでおりやす 390 00:27:32,033 --> 00:27:37,038 確かに 俺の調べでも いくつか不審なことがある 391 00:27:37,038 --> 00:27:41,042 でしたら すぐにでも 大倉屋の蔵を調べてください 392 00:27:41,042 --> 00:27:45,046 荷物をさらって くまなく全て 確信は あるんだな? 393 00:27:45,046 --> 00:27:48,049 隠し蔵は必ずあります 394 00:27:48,049 --> 00:27:52,053 大倉屋の蔵を暴かぬかぎり 抜け荷は続けられやす 395 00:27:52,053 --> 00:27:56,057 知らずに作った棟梁も 浮かばれやせん まあ 待て 平次 396 00:27:56,057 --> 00:27:59,060 物事には順序がある 397 00:27:59,060 --> 00:28:04,065 何かお考えが? 俺が揺さぶりをかける 398 00:28:04,065 --> 00:28:08,065 飯塚の顔 とくと見ておけ 399 00:28:15,076 --> 00:28:19,080 (飯塚)岡っ引き風情を 屋敷まで連れてくるとは➡ 400 00:28:19,080 --> 00:28:22,016 どういう了見だ? 笹野 401 00:28:22,016 --> 00:28:27,021 (笹野)あ~… この者は 抜け荷の探索に使っている男 402 00:28:27,021 --> 00:28:29,023 平にご容赦を 403 00:28:29,023 --> 00:28:33,027 (飯塚) …で わしに聞きたいこととは? 404 00:28:33,027 --> 00:28:36,030 (笹野)飯塚さまは 大倉屋の荷を➡ 405 00:28:36,030 --> 00:28:41,030 ほかの荷船よりも 厳しく検分しておられましたな? 406 00:28:45,039 --> 00:28:48,042 (笹野)さすが 目の付けどころが違いまするな 407 00:28:48,042 --> 00:28:52,046 ご自身の手で 調べ上げられたのですから➡ 408 00:28:52,046 --> 00:28:55,046 抜かりはございますまい (飯塚)さよう 409 00:28:57,051 --> 00:29:00,054 (笹野) そして 大倉屋の蔵を直すためにも 410 00:29:00,054 --> 00:29:02,056 いろいろと 骨を折っていらっしゃる 411 00:29:02,056 --> 00:29:07,056 ♬~ 412 00:29:11,065 --> 00:29:15,069 (笹野)蔵の普請については 御公儀の許しが要ります 413 00:29:15,069 --> 00:29:20,074 なかなか下りない許可を あなたが 懸命に申し立てておりまするな 414 00:29:20,074 --> 00:29:24,011 私が普請方に出向いて 確かめました 415 00:29:24,011 --> 00:29:28,015 それも 大倉屋を 探索する手だてだったのだ 416 00:29:28,015 --> 00:29:35,022 (笹野)そこまでして もし大倉屋の 抜け荷を見落としていたとしたら 417 00:29:35,022 --> 00:29:39,022 あなたの 川船奉行としての責任は重大 418 00:29:45,032 --> 00:29:48,035 御役御免ということも… 419 00:29:48,035 --> 00:29:51,038 無論だ 420 00:29:51,038 --> 00:29:55,038 (笹野)では 蔵を洗いざらい 調べていただけますか? 421 00:30:00,047 --> 00:30:04,051 (笹野)さすれば 全て明らかになると思うのですが 422 00:30:04,051 --> 00:30:10,057 誰が裏で 大倉屋を 操っていたかという証しも 423 00:30:10,057 --> 00:30:13,060 (笑い声) 424 00:30:13,060 --> 00:30:19,066 そこまで言うなら 思う存分 蔵を調べてみるがよい 425 00:30:19,066 --> 00:30:22,003 だがな 笹野 426 00:30:22,003 --> 00:30:27,008 町方与力のぶんざいで このわしに 御役御免とまで言うたのだ 427 00:30:27,008 --> 00:30:31,012 何も出なければ… 428 00:30:31,012 --> 00:30:37,018 切腹では済まさんぞ (笹野)もとより承知のうえ 429 00:30:37,018 --> 00:30:48,018 ♬~ 430 00:30:50,031 --> 00:30:53,034 (吉岡)よし かかれ! (役人たち)はっ! 431 00:30:53,034 --> 00:30:59,040 ♬~ 432 00:30:59,040 --> 00:31:02,043 (万七)運び出せ! (清吉)へい! 433 00:31:02,043 --> 00:31:06,047 (万七)ほら 力出せ! ほら (清吉)よし… 434 00:31:06,047 --> 00:31:08,049 (八五郎)よし… 435 00:31:08,049 --> 00:31:22,063 ♬~ 436 00:31:22,063 --> 00:31:26,067 えっ? 俺に からくりを? 437 00:31:26,067 --> 00:31:28,069 棟梁が作った隠し蔵… 438 00:31:28,069 --> 00:31:32,073 それを見つけだすのは お前にしか できねえんだ 439 00:31:32,073 --> 00:31:35,076 とんでもねえ 親分 そんなの とても無理だ 440 00:31:35,076 --> 00:31:38,079 難しいのは分かる だがな… 441 00:31:38,079 --> 00:31:41,082 棟梁が あんなに 苦しんで作ったんだ ハァ… 442 00:31:41,082 --> 00:31:45,086 俺なんかが見破れるわけがねえ 443 00:31:45,086 --> 00:31:50,091 棟梁は そのからくりのために 殺されたのかもしれねえんだ 444 00:31:50,091 --> 00:31:52,093 えっ? 445 00:31:52,093 --> 00:31:56,097 隠し蔵にはな 抜け荷の品があるに違えねえ 446 00:31:56,097 --> 00:31:58,099 棟梁が作った からくりが➡ 447 00:31:58,099 --> 00:32:01,099 そんなことに 使われていいはずがねえ 448 00:32:03,104 --> 00:32:07,108 今 町方が 一斉に手入れをしてるんだ 449 00:32:07,108 --> 00:32:12,113 それを見つけてあげることが 棟梁への仇討ちになるはずだ 450 00:32:12,113 --> 00:32:17,118 泰造 お前の力を借りてえ 無理だ そんなのは… 451 00:32:17,118 --> 00:32:21,122 お前にしか できねえんだ このとおりだ 452 00:32:21,122 --> 00:32:26,060 親分 困ります 頭を上げてください 453 00:32:26,060 --> 00:32:29,063 どうしても駄目かい? 454 00:32:29,063 --> 00:32:33,063 ですから 俺には到底… 455 00:32:37,071 --> 00:32:43,071 そうかい 「お前なら」 そう思ったが… 456 00:32:45,079 --> 00:32:50,079 そこまで腕に自信がねえとは 思ってもみなかったよ 457 00:32:52,086 --> 00:32:56,090 無理言って すまなかったな 458 00:32:56,090 --> 00:33:04,098 ♬~ 459 00:33:04,098 --> 00:33:08,098 (万七)二番蔵 終わりました (吉岡)よし 460 00:33:13,107 --> 00:33:15,109 (八五郎)一番蔵 終わりました (吉岡)分かった 461 00:33:15,109 --> 00:33:19,113 (吉岡)一番蔵 かかれ! (八五郎)はっ! 462 00:33:19,113 --> 00:33:22,049 (万七)ほら どかせ (手代たち)へい 463 00:33:22,049 --> 00:33:36,063 ♬~ 464 00:33:36,063 --> 00:33:50,077 ♬~ 465 00:33:50,077 --> 00:33:53,080 (吉岡)二番蔵 かかれ! (役人たち)はっ! 466 00:33:53,080 --> 00:33:59,086 ♬~ 467 00:33:59,086 --> 00:34:04,091 (万七)銭形の 隠し蔵なんて お前の思い過ごしだ 468 00:34:04,091 --> 00:34:08,095 全て あのどら息子が ばらまいた災いよ 469 00:34:08,095 --> 00:34:12,099 今のうちに 飯塚さまに わび入れといたほうがいいよ 470 00:34:12,099 --> 00:34:16,103 いいや 必ずある 471 00:34:16,103 --> 00:34:27,047 ♬~ 472 00:34:27,047 --> 00:34:29,049 (吉岡)笹野さま 473 00:34:29,049 --> 00:34:34,054 どこにも隠し蔵など ありませぬ 抜け荷も 474 00:34:34,054 --> 00:34:37,057 いくら探しても ない物はない 475 00:34:37,057 --> 00:34:42,062 そろそろ打ち切りだな 476 00:34:42,062 --> 00:34:46,066 (飯塚)どうする? 笹野 477 00:34:46,066 --> 00:34:50,070 今ここで腹を切るか? 478 00:34:50,070 --> 00:34:53,073 何もなかったでは済まぬ 479 00:34:53,073 --> 00:34:58,078 ご老中に報告のうえ しかるべき処分を申しつけるゆえ 480 00:34:58,078 --> 00:35:01,081 覚悟しておれ 481 00:35:01,081 --> 00:35:04,084 (飯塚) 探索は これまで! 引き揚げるぞ 482 00:35:04,084 --> 00:35:06,086 (役人たち)はっ! 483 00:35:06,086 --> 00:35:22,036 ♬~ 484 00:35:22,036 --> 00:35:24,038 (忠助) 昨日 あれだけなさいましたのに➡ 485 00:35:24,038 --> 00:35:27,041 親分さんも 随分 ご熱心でございますね 486 00:35:27,041 --> 00:35:33,041 さあさあ どうぞ こちらも お気の済むまで ご覧くださいまし 487 00:35:35,049 --> 00:35:39,053 何度ご覧になっても同じかと… 488 00:35:39,053 --> 00:35:50,064 ♬~ 489 00:35:50,064 --> 00:35:52,064 ≪(泰造)平次親分 490 00:35:57,071 --> 00:35:59,071 泰造… 491 00:36:01,075 --> 00:36:05,079 泰造… 492 00:36:05,079 --> 00:36:08,082 棟梁が作った からくり… 493 00:36:08,082 --> 00:36:12,086 見抜けるかどうか やれるだけのことは やってみます 494 00:36:12,086 --> 00:36:14,086 ハァ… 495 00:36:42,049 --> 00:36:49,056 (柱をたたく音) 496 00:36:49,056 --> 00:36:55,062 ≪(たたく音) 497 00:36:55,062 --> 00:36:57,062 (床をたたく音) 498 00:37:01,068 --> 00:37:19,086 ♬~ 499 00:37:19,086 --> 00:37:21,086 (戸をたたく音) 500 00:37:26,026 --> 00:37:30,030 ハァ… 駄目だ 501 00:37:30,030 --> 00:37:33,030 やっぱり俺には… しっかりしろ 泰造 502 00:37:36,036 --> 00:37:39,039 一人前の大工として 認めてもらうには➡ 503 00:37:39,039 --> 00:37:42,042 棟梁の細工を見破るしかねえんだ ハァ… 504 00:37:42,042 --> 00:37:46,042 それが棟梁への恩返しじゃねえか 505 00:37:48,048 --> 00:37:53,053 お春ちゃんのためにも 頑張るんでえ なっ? 506 00:37:53,053 --> 00:37:55,053 へい 507 00:38:02,062 --> 00:38:06,066 (忠助)泰造は一番弟子です 508 00:38:06,066 --> 00:38:09,066 万が一ということも… 509 00:38:12,072 --> 00:38:19,079 とにかく 平次は すっぽんみたいな野郎で… 510 00:38:19,079 --> 00:38:26,019 もはや 全てを闇に葬るしかあるまい 511 00:38:26,019 --> 00:38:28,021 はい 512 00:38:28,021 --> 00:38:31,024 (刺す音) 513 00:38:31,024 --> 00:38:33,024 アッ… 514 00:38:36,029 --> 00:38:38,031 ハァ… 515 00:38:38,031 --> 00:38:43,036 《棟梁 一体 どうなってんだ?》 516 00:38:43,036 --> 00:38:45,036 《棟梁…》 517 00:38:47,040 --> 00:39:01,054 ♬~ 518 00:39:01,054 --> 00:39:04,057 何か分かったかい? 519 00:39:04,057 --> 00:39:11,064 この柱 蔵 組み立てるのに 何の支えにもなっていやせん 520 00:39:11,064 --> 00:39:15,068 恐らく これに… 521 00:39:15,068 --> 00:39:25,012 ♬~ 522 00:39:25,012 --> 00:39:28,015 《どうして こんな所に隙間があるんだ?》 523 00:39:28,015 --> 00:39:47,034 ♬~ 524 00:39:47,034 --> 00:39:49,034 (板の抜ける音) 525 00:40:01,048 --> 00:40:03,048 ンッ… 526 00:40:09,056 --> 00:40:15,062 ♬~ 527 00:40:15,062 --> 00:40:17,062 親分… 528 00:40:19,066 --> 00:40:23,003 よくやった 泰造 さすが一番弟子だ 529 00:40:23,003 --> 00:40:26,006 ハハハハッ… おい 530 00:40:26,006 --> 00:40:28,008 へい 531 00:40:28,008 --> 00:40:31,011 (力み声) 532 00:40:31,011 --> 00:40:40,011 ♬~ 533 00:40:51,031 --> 00:40:59,039 ♬~ 534 00:40:59,039 --> 00:41:03,039 間違えなく抜け荷の品だ 535 00:41:05,045 --> 00:41:08,045 これで ぎゅうの音も言わせねえぜ 536 00:41:10,050 --> 00:41:12,052 ≪(足音) 537 00:41:12,052 --> 00:41:16,056 (飯塚)座興が過ぎたようだな 平次 538 00:41:16,056 --> 00:41:20,060 お前たちには ここで骨になってもらう 539 00:41:20,060 --> 00:41:24,064 冥土の土産に褒めてやるよ 540 00:41:24,064 --> 00:41:26,066 よう調べた 541 00:41:26,066 --> 00:41:28,066 死ね! 542 00:41:35,075 --> 00:41:38,078 (当たる音) ウッ… 543 00:41:38,078 --> 00:41:42,082 往生際が悪いぜ クッ… おのれ! 544 00:41:42,082 --> 00:41:44,084 エイッ! 545 00:41:44,084 --> 00:41:58,098 ♬~ 546 00:41:58,098 --> 00:42:01,101 大倉屋と せがれの幸吉を殺したのも… 547 00:42:01,101 --> 00:42:05,105 ああ 俺と番頭だ 548 00:42:05,105 --> 00:42:09,109 「盗っ人にも三分の理」ってえが… 549 00:42:09,109 --> 00:42:13,113 てめえにかける情けなんざ つゆほどもねえや 550 00:42:13,113 --> 00:42:15,115 ほざけ! 551 00:42:15,115 --> 00:42:31,064 ♬~ 552 00:42:31,064 --> 00:42:34,067 (殴る音) ウッ! 553 00:42:34,067 --> 00:42:37,067 神妙にしろい 554 00:42:40,073 --> 00:42:45,078 そうか 平次が さようなことをのぅ 555 00:42:45,078 --> 00:42:48,081 はい (笹野)相分かった 556 00:42:48,081 --> 00:42:53,086 早速 お奉行にお知らせし 事後 執り行うゆえ 伝令を頼む 557 00:42:53,086 --> 00:42:55,086 承知いたしました 558 00:42:57,090 --> 00:43:02,090 フフフッ… 平次の奴… 559 00:43:06,099 --> 00:43:13,106 泰造 お前のおかげで一件落着だよ 礼を言うぜ 560 00:43:13,106 --> 00:43:16,109 礼を言いてえのは俺のほうです 561 00:43:16,109 --> 00:43:21,114 親分は俺に 大工としての自信を 持たせてくれた 562 00:43:21,114 --> 00:43:26,053 (お静)フフッ… これで 晴れて お春ちゃんと一緒になれるわね 563 00:43:26,053 --> 00:43:30,057 いえ そいつは違えやす 564 00:43:30,057 --> 00:43:32,059 (泰造) てめえの器量が分かった分➡ 565 00:43:32,059 --> 00:43:37,064 棟梁のすごさが 改めて分かりやした 566 00:43:37,064 --> 00:43:40,067 とてもじゃねえが かなわねえ 567 00:43:40,067 --> 00:43:44,071 だから まだまだ 許してくれるとは思いやせん 568 00:43:44,071 --> 00:43:46,071 そんな… 569 00:43:48,075 --> 00:43:51,078 ≪(戸の開く音) (八五郎)大変だ 大変だ 大変だ! 570 00:43:51,078 --> 00:43:53,080 どうした? 八五郎 (八五郎)ハハッ… 571 00:43:53,080 --> 00:43:55,082 泰造 早く早く (お静)えっ? 572 00:43:55,082 --> 00:43:57,084 ちょっと 何やってんすか いいから早く 姐さんも行きますよ 573 00:43:57,084 --> 00:43:59,086 親分も ほら ぼ~っとしてないで 行きますよ ほら 574 00:43:59,086 --> 00:44:01,088 急いで急いで みんな ハハッ… 575 00:44:01,088 --> 00:44:03,090 どうしたんだ? (八五郎)まあまあ まあまあ 576 00:44:03,090 --> 00:44:05,092 (お春)泰造さん! (泰造)お春 577 00:44:05,092 --> 00:44:09,096 (八五郎)さあさあ とにかく とにかく こっちですぜ おいおい 578 00:44:09,096 --> 00:44:13,096 (八五郎)まあまあ とにかく 来てください ほら ハハッ… 579 00:44:15,102 --> 00:44:18,105 まあ どうしたの? これ 580 00:44:18,105 --> 00:44:26,046 ♬~ 581 00:44:26,046 --> 00:44:31,051 これをお父っつぁんが… (泰造)えっ? 582 00:44:31,051 --> 00:44:37,057 (お春)大家さんの話では 私たちに内緒でね 583 00:44:37,057 --> 00:44:40,060 あとで びっくりさせてやるって 584 00:44:40,060 --> 00:44:44,064 (卯太郎) ((泰造に つらく当たったのは あいつのためだ)) 585 00:44:44,064 --> 00:44:48,068 ((泰造は若えから 辛抱が足らねえが➡ 586 00:44:48,068 --> 00:44:51,068 いつかは俺を超える)) 587 00:44:53,073 --> 00:44:55,075 ((俺が言ってるんだから 間違いねえやい)) 588 00:44:55,075 --> 00:45:01,075 ((そんときは ここを門出にしてやるんだ)) 589 00:45:05,085 --> 00:45:12,085 お春ちゃんの花嫁姿… 見たかったろうにね 590 00:45:16,096 --> 00:45:18,096 棟梁… 591 00:45:21,101 --> 00:45:24,037 俺… 592 00:45:24,037 --> 00:45:30,037 そんなこと… ちっとも… 593 00:45:32,045 --> 00:45:36,045 (泣き声) 594 00:45:39,052 --> 00:45:41,052 棟梁… 595 00:45:44,057 --> 00:45:46,059 (泣き声) 596 00:45:46,059 --> 00:45:49,062 棟梁… (泣き声) 597 00:45:49,062 --> 00:45:53,066 (泣き声) 598 00:45:53,066 --> 00:46:04,077 ♬~ 599 00:46:04,077 --> 00:46:07,077 ハハハッ… いたっ… 600 00:46:09,082 --> 00:46:13,086 ところで お静 家の隠し棚には 何が入ってるんだい? 601 00:46:13,086 --> 00:46:19,092 フフフッ… お前さんが私にくれた熱い恋文 602 00:46:19,092 --> 00:46:23,029 えっ? そんなくだらない物 まだ持ってたのか 603 00:46:23,029 --> 00:46:25,031 くだらない物? 604 00:46:25,031 --> 00:46:30,036 無駄ですよ 移しましたから ほかに 605 00:46:30,036 --> 00:46:33,039 私の一生の宝ですからね おい お静 606 00:46:33,039 --> 00:46:36,039 頼む 勘弁してくれ なっ? このとおりだ 駄目