1 00:00:05,200 --> 00:00:07,190 (臣下)王弟陛下➡ 2 00:00:07,190 --> 00:00:09,770 聖職者どもによる 勝手な異教徒狩りが➡ 3 00:00:09,770 --> 00:00:12,420 後を絶ちません。 (ギスカール)またか。 4 00:00:12,420 --> 00:00:15,890 いざとなったら 武力を使ってでも やめさせろ。 5 00:00:15,890 --> 00:00:17,930 (臣下)しかし ボダン様が…。 6 00:00:17,930 --> 00:00:20,300 小国にすぎなかった我が国が➡ 7 00:00:20,300 --> 00:00:23,720 マルヤムとパルスを落としたのは 神の力か? 8 00:00:23,720 --> 00:00:27,120 いえ。 ひとえに ギスカール様のお力です。 9 00:00:27,120 --> 00:00:29,320 ならば 私を信じろ。 10 00:00:32,280 --> 00:00:35,010 (ボダン)今 この場で お決めいただきたい。➡ 11 00:00:35,010 --> 00:00:38,520 この度は 異教徒1万の命を神にささげ…。 12 00:00:38,520 --> 00:00:41,150 (イノケンティス) う~ん しかし…。 (ボダン)しかしではない! 13 00:00:41,150 --> 00:00:44,920 うぅ…。 (ボダン)何を ためらっておるのです。 14 00:00:44,920 --> 00:00:48,630 いいですか…。 (ギスカール)いたずらに 民の反感を買うまねは➡ 15 00:00:48,630 --> 00:00:51,710 やめていただきたい。 (ボダン)ん? 16 00:00:51,710 --> 00:00:55,350 パルスと隣国の民が 一斉に反旗を翻せば➡ 17 00:00:55,350 --> 00:00:58,170 我らの立場とて 危うくなるのです。 18 00:00:58,170 --> 00:01:00,340 ふぅ~。 んん…。➡ 19 00:01:00,340 --> 00:01:04,280 異教徒が反旗を翻す? よいではないか。➡ 20 00:01:04,280 --> 00:01:09,330 そのときは 我が軍30万が 異教徒どもを殺し尽くそう。 21 00:01:09,330 --> 00:01:15,450 この戦は 地上の問題であって 天上の栄光とは関わりないこと。➡ 22 00:01:15,450 --> 00:01:18,570 大司祭殿が かかずらうことではありませぬ。 23 00:01:18,570 --> 00:01:20,530 何? あまり➡ 24 00:01:20,530 --> 00:01:23,340 職分を超えたことをなさると➡ 25 00:01:23,340 --> 00:01:27,120 天上の栄光をも 失うことになりますぞ。 26 00:01:27,120 --> 00:01:29,150 (ボダン)否! ん? 27 00:01:29,150 --> 00:01:34,140 (ボダン)今や この聖戦は 天上の栄光にも関わることじゃ! 28 00:01:34,140 --> 00:01:39,460 故に 我が忠実な 神の下僕たちも呼び寄せて➡ 29 00:01:39,460 --> 00:01:42,000 兵力に加えることにした。 30 00:01:42,000 --> 00:01:55,310 ♬~ 31 00:01:55,310 --> 00:01:57,930 な… なんだ あれ? 32 00:01:57,930 --> 00:01:59,850 ヤツらの神に仕える➡ 33 00:01:59,850 --> 00:02:02,450 聖なる戦士様だとよ。 34 00:02:04,700 --> 00:02:08,570 (ナレーション) <パルス暦320年12月> 35 00:02:08,570 --> 00:02:13,530 <大司祭直属聖騎士団 エクバターナへ入城> 36 00:02:13,530 --> 00:02:16,930 <王都を覆う闇は 一層深まっていく> 37 00:02:18,230 --> 00:02:33,830 ♬~ 38 00:02:38,420 --> 00:02:43,420 ♬~ 39 00:02:48,350 --> 00:03:47,330 ♬~ 40 00:03:48,790 --> 00:04:07,880 ♬~ 41 00:04:07,880 --> 00:04:10,680 (サーム・回想)((な… 何者…)) 42 00:04:12,250 --> 00:04:15,250 (サーム・心の声) ≪なぜ 俺は生かされたのだ≫ 43 00:04:15,250 --> 00:04:17,250 ≪コツコツ(足音) はっ…。 44 00:04:20,490 --> 00:04:22,490 (サーム)貴様は…。 45 00:04:23,840 --> 00:04:26,630 (ヒルメス) ひざまずいて 挨拶をせぬか。 46 00:04:26,630 --> 00:04:28,830 俺は パルスの騎士だ。 47 00:04:28,830 --> 00:04:32,650 ひざまずく相手は ただ一人 国王あるのみ! 48 00:04:32,650 --> 00:04:38,220 (ヒルメス)ふっ…。 ならば 俺には お前を従わせる資格がある。 49 00:04:38,220 --> 00:04:45,380 ♬~ 50 00:04:45,380 --> 00:04:47,380 あなたは…。 51 00:04:49,180 --> 00:04:52,970 (ヒルメス) 俺は 先代パルス国王の嫡子。➡ 52 00:04:52,970 --> 00:04:57,340 俺こそが パルスの正統の王だ。 53 00:04:57,340 --> 00:05:00,710 16年前 火事で亡くなったはずでは…。 54 00:05:00,710 --> 00:05:03,360 うっ…。 はぁ はぁ…。 55 00:05:03,360 --> 00:05:05,820 (ヒルメス)よく考えることだ。 56 00:05:05,820 --> 00:05:09,370 お前の真の主は 誰なのか。 (サーム)あっ…。 57 00:05:09,370 --> 00:05:14,310 ♬~ 58 00:05:14,310 --> 00:05:17,680 <王都が あまたの思惑で揺れている頃➡ 59 00:05:17,680 --> 00:05:21,630 アルスラーン一行は 敵の伏兵を避けつつ➡ 60 00:05:21,630 --> 00:05:25,930 パルス最大兵力を残す ペシャワールを目指していた> 61 00:05:36,610 --> 00:05:41,750 (ナルサス)((正義とは 太陽ではなく 星のようなものかもしれません。➡ 62 00:05:41,750 --> 00:05:44,570 星は 天空に限りなくありますし➡ 63 00:05:44,570 --> 00:05:47,780 互いに 光を打ち消し合います。➡ 64 00:05:47,780 --> 00:05:53,280 殿下… 殿下は 大道を歩もうとしておられる。➡ 65 00:05:53,280 --> 00:05:56,950 ぜひ その道をお進みください)) 66 00:05:56,950 --> 00:06:00,590 (アルスラーン)≪考えなしの革命では 意味がない≫ 67 00:06:00,590 --> 00:06:04,040 ≪誠によき君主とは? 大道とは?≫ 68 00:06:04,040 --> 00:06:08,750 (エラム)殿下 あまり急ぎ過ぎると 馬が疲れてしまいます。 69 00:06:08,750 --> 00:06:12,570 まだ 先は長うございます。 うん。 70 00:06:12,570 --> 00:06:14,740 なあ。 ん? 71 00:06:14,740 --> 00:06:17,000 エラムは 将来 どのような道を➡ 72 00:06:17,000 --> 00:06:19,590 歩みたいと思っている? えっ? 73 00:06:19,590 --> 00:06:22,890 宰相になって 国をよくしたいとか➡ 74 00:06:22,890 --> 00:06:26,400 軍の指揮者や 立派な戦士になりたいとか。 75 00:06:26,400 --> 00:06:28,380 (エラム)私の将来は➡ 76 00:06:28,380 --> 00:06:31,240 ナルサス様が決めてくださいます。 77 00:06:31,240 --> 00:06:33,370 それまでは ナルサス様のもとで➡ 78 00:06:33,370 --> 00:06:38,130 勉学に励むのみです。 そうか。 79 00:06:38,130 --> 00:06:41,750 私も もっと勉強しなくてはな。 いい王になど…。 80 00:06:41,750 --> 00:06:45,180 殿下は よき王になられます。 えっ? 81 00:06:45,180 --> 00:06:48,680 ナルサス様やダリューン様が ついておられるのですから。 82 00:06:50,270 --> 00:06:53,860 そうだな。 私には 皆がついている。 83 00:06:53,860 --> 00:06:55,990 エラムにも 随分 助けてもらっている。 84 00:06:55,990 --> 00:06:58,510 ありがとう。 あっ…。 私は➡ 85 00:06:58,510 --> 00:07:01,580 従者として 当然のことをしているだけです。 86 00:07:01,580 --> 00:07:03,970 殿下が お気になさることではありません。 87 00:07:03,970 --> 00:07:06,170 あっ しかし…。 あっ。 88 00:07:09,470 --> 00:07:13,110 (ギーヴ)妙な王子様だな。 ほう。 89 00:07:13,110 --> 00:07:17,980 エラムは 殿下にとっては 臣下である あんたの更に従者だ。 90 00:07:17,980 --> 00:07:20,350 なんで 気にかけるんだか。 91 00:07:20,350 --> 00:07:24,920 ふっ。 確かに 王族らしくないな 殿下は。 92 00:07:24,920 --> 00:07:27,120 ふん…。 93 00:07:27,120 --> 00:07:29,630 俺が知ってる王族ってのは➡ 94 00:07:29,630 --> 00:07:35,230 臣下や民が どうなろうと関係ない ってヤツらばかりだったけどな。 95 00:07:38,350 --> 00:07:52,670 ♬~ 96 00:07:52,670 --> 00:07:54,640 (ヒルメス)くっ…。 97 00:07:54,640 --> 00:08:00,790 ♬~ 98 00:08:00,790 --> 00:08:04,160 (ヒルメス)((はぁはぁ はぁはぁ…)) 99 00:08:04,160 --> 00:08:07,850 ♬~ 100 00:08:07,850 --> 00:08:12,300 (ヒルメス)((お父様! 今日の狩りで ついに獅子を倒してやりました!)) 101 00:08:12,300 --> 00:08:14,840 ((これで 私も獅子狩人です!)) 102 00:08:14,840 --> 00:08:18,590 (オスロエス) ((おお… さすがだな ヒルメス。➡ 103 00:08:18,590 --> 00:08:21,510 予は よい後継者を持った)) 104 00:08:21,510 --> 00:08:25,830 ♬~ 105 00:08:25,830 --> 00:08:29,690 (オスロエス)((いずれ お前は パルス随一の勇者となろう)) 106 00:08:29,690 --> 00:08:33,510 ((お父様)) (オスロエス)((はははっ)) 107 00:08:33,510 --> 00:08:37,830 (ヒルメス)その夜 父は アンドラゴラスに殺され➡ 108 00:08:37,830 --> 00:08:39,830 俺もまた…。 109 00:08:41,150 --> 00:08:43,350 ((はっ!)) ((ヒルメス様のお部屋から 火が!)) 110 00:08:43,350 --> 00:08:46,100 ((ヒルメス様! ヒルメス様!)) ((うわぁ~!)) 111 00:08:46,100 --> 00:08:48,120 ((早く!)) ((ヒルメス様は どこ!?)) 112 00:08:48,120 --> 00:08:52,120 ((お助けしろ!)) ((あっ あぁ…)) 113 00:08:54,710 --> 00:08:56,900 ((うわぁ~!)) 114 00:08:56,900 --> 00:08:58,900 パリン! 115 00:09:00,300 --> 00:09:03,140 (ヒルメス) アンドラゴラスは捕らえた。➡ 116 00:09:03,140 --> 00:09:07,790 あとは アルスラーンのみ。 ヤツを殺せば➡ 117 00:09:07,790 --> 00:09:10,680 王位は あるべき者へと還る。 118 00:09:10,680 --> 00:09:13,100 (侍女)失礼いたします。 あの…➡ 119 00:09:13,100 --> 00:09:15,130 はっ! 120 00:09:15,130 --> 00:09:18,330 (ヒルメス)恐ろしいか? い… いえ。 121 00:09:20,740 --> 00:09:23,670 はっ…。 (ヒルメス)どうした?➡ 122 00:09:23,670 --> 00:09:26,230 それほど恐ろしいか? 123 00:09:26,230 --> 00:09:28,700 そ… そのようなことは…。 124 00:09:28,700 --> 00:09:32,280 も… 申し訳ございません 旦那様。 125 00:09:32,280 --> 00:09:34,280 お許しを…。 126 00:09:36,750 --> 00:09:39,770 (ヒルメス)ふっ。 用件を言え。 127 00:09:39,770 --> 00:09:43,960 お… お客様が いらっしゃっています。 128 00:09:43,960 --> 00:09:46,900 客? 129 00:09:46,900 --> 00:09:49,520 (ザンデ)ザンデと申します。 130 00:09:49,520 --> 00:09:53,940 初めて御意を得ます。 亡き父カーラーンに代わり➡ 131 00:09:53,940 --> 00:09:57,220 殿下に お仕えするため 参上いたしました。 132 00:09:57,220 --> 00:09:59,230 カーラーンの子か。 133 00:09:59,230 --> 00:10:03,300 お前の父は よく尽くしてくれた。 礼を言う。 134 00:10:03,300 --> 00:10:06,380 もったいないお言葉 痛み入ります。 135 00:10:06,380 --> 00:10:08,380 (ヒルメス)顔を上げよ。 はっ。 136 00:10:09,700 --> 00:10:12,740 このザンデ 必ずや 逆賊アルスラーンと➡ 137 00:10:12,740 --> 00:10:14,810 父の敵ダリューンの首を➡ 138 00:10:14,810 --> 00:10:18,310 殿下の 御前に並べてご覧に入れます。 139 00:10:18,310 --> 00:10:20,660 お前が ダリューンに勝つと? 140 00:10:20,660 --> 00:10:24,140 はい。 (ヒルメス)ふっ…。 141 00:10:24,140 --> 00:10:29,020 では ザンデよ お前に復讐と手柄の機会をやろう。 142 00:10:29,020 --> 00:10:33,040 (ザンデ)ははっ。 アンドラゴラスの小せがれの動きは➡ 143 00:10:33,040 --> 00:10:35,540 俺の手の内にある。 144 00:10:41,270 --> 00:10:45,370 (ファランギース)精霊どもよ 鎮まれ。 ハディード ハディード。 145 00:10:53,930 --> 00:10:56,780 ≪ガサガサ… あっ。 どうしたのだ? 146 00:10:56,780 --> 00:11:00,000 (ファランギース)どうも 精霊どもの 機嫌が悪うございます。➡ 147 00:11:00,000 --> 00:11:02,900 血を欲する者どもが 近くにいるようです。 148 00:11:04,240 --> 00:11:06,910 (ダリューン)追っ手か? 追いつかれたか。 149 00:11:06,910 --> 00:11:10,610 伏兵のせいで 何度も迂回を強いられたからな。 150 00:11:11,880 --> 00:11:15,380 (ギーヴ)まったく… 落ち着かん旅だ。 あっ。 151 00:11:19,790 --> 00:11:24,360 ファランギース殿と一緒であることが 唯一の救いだな。 152 00:11:24,360 --> 00:11:28,470 わしは お主と一緒であることが 唯一の不幸じゃがな。 153 00:11:28,470 --> 00:11:33,070 ファランギース殿! 神に仕える神官ともあろう者が➡ 154 00:11:33,070 --> 00:11:36,410 本心を偽ってはなりませぬぞ? 155 00:11:36,410 --> 00:11:39,680 たわ言を 言うておるときではないようじゃ。 156 00:11:39,680 --> 00:11:44,300 ♬~ 157 00:11:44,300 --> 00:11:46,800 (兵)捜せ! 近くにいるはずだ! 158 00:11:49,090 --> 00:11:51,690 はぁ はぁ…。 159 00:11:54,380 --> 00:11:57,860 殿下 先にお行きください。 えっ? 160 00:11:57,860 --> 00:11:59,960 ここは引き受けます。 でも…。 161 00:12:01,350 --> 00:12:04,420 ダリューン! (ナルサス)殿下! 162 00:12:04,420 --> 00:12:08,540 ダリューンならば 大丈夫です。 我々は先に。 163 00:12:08,540 --> 00:12:11,160 あっ…。 164 00:12:11,160 --> 00:12:13,440 分かった。 165 00:12:13,440 --> 00:12:15,440 (ナルサス)ふっ! カキン! 166 00:12:17,110 --> 00:12:21,570 殿下の護衛を最優先にし 森を一気に突っ切れ! 167 00:12:21,570 --> 00:12:23,550 はい! はいよ。 168 00:12:23,550 --> 00:12:30,150 ♬~ 169 00:14:34,900 --> 00:14:42,810 ♬~ 170 00:14:42,810 --> 00:14:44,980 はぁ はぁ。 171 00:14:44,980 --> 00:14:54,470 ♬~ 172 00:14:54,470 --> 00:14:56,940 あぁ…。 173 00:14:56,940 --> 00:14:59,740 あっ! ナルサスとファランギースは? 174 00:15:01,680 --> 00:15:03,830 (ギーヴ) はぐれてしまったようですね。 175 00:15:03,830 --> 00:15:05,700 あぁ…。 んん…。 176 00:15:05,700 --> 00:15:08,670 ♬~ 177 00:15:08,670 --> 00:15:13,860 進みましょう 殿下。 必ず ペシャワールで合流できます。 178 00:15:13,860 --> 00:15:16,660 そうだな。 (エラム)行きましょう。 179 00:15:19,000 --> 00:15:21,900 ≪無事でいてくれ みんな≫ 180 00:15:23,470 --> 00:15:25,450 ドン!(槍が刺さる音) ぐおっ! 181 00:15:25,450 --> 00:15:31,390 ♬~ 182 00:15:31,390 --> 00:15:35,290 ≪殿下 すぐに 合流いたしますゆえ ご無事で≫ 183 00:15:38,450 --> 00:15:40,380 カキン! はあっ! 184 00:15:40,380 --> 00:15:43,020 (兵)うおっ! (兵)ぐおっ! 185 00:15:43,020 --> 00:15:45,310 もらった~! 186 00:15:45,310 --> 00:15:47,170 ドスッ ぐわっ…。 187 00:15:47,170 --> 00:15:50,990 ♬~ 188 00:15:50,990 --> 00:15:53,060 ファランギース殿! 一人で➡ 189 00:15:53,060 --> 00:15:57,000 多勢を相手にするのは苦しかろう。 助太刀いたす。 190 00:15:57,000 --> 00:15:59,200 (兵たち)うお~~! 191 00:15:59,200 --> 00:16:01,820 ヒヒーン! はっ! 192 00:16:01,820 --> 00:16:03,820 (2人)うお~~! 193 00:16:03,820 --> 00:16:05,890 ガキン! ぐわっ…。 194 00:16:05,890 --> 00:16:07,910 はあっ! うわ~! 195 00:16:07,910 --> 00:16:09,960 ぐわ~! がっ…。 196 00:16:09,960 --> 00:16:15,900 ♬~ 197 00:16:15,900 --> 00:16:18,290 お… 女だ! 女を狙…。 198 00:16:18,290 --> 00:16:20,290 (兵たち)あぁ…。 199 00:16:21,790 --> 00:16:23,740 あさましい。 200 00:16:23,740 --> 00:16:26,410 つ… 強すぎる。 ひ… ひぃ~! 201 00:16:26,410 --> 00:16:29,430 ♬~ 202 00:16:29,430 --> 00:16:32,030 うわっ! ぐわっ! 203 00:16:34,470 --> 00:16:37,170 はっ…。 (ザンデ)なんたるざまか! 204 00:16:39,090 --> 00:16:41,760 (ザンデ)この ふぬけどもが!➡ 205 00:16:41,760 --> 00:16:44,560 どけ! (兵たち)うわぁ~! 206 00:16:46,830 --> 00:16:48,820 (ザンデ)ダリューン! 207 00:16:48,820 --> 00:16:51,890 貴様に殺された 父カーラーンの無念➡ 208 00:16:51,890 --> 00:16:53,890 このザンデが晴らす! 209 00:16:55,210 --> 00:16:57,260 カーラーンの? 210 00:16:57,260 --> 00:16:59,280 (ザンデ)はあっ! ヒヒーン! 211 00:16:59,280 --> 00:17:02,350 ♬~ 212 00:17:02,350 --> 00:17:05,450 邪魔をするな 女‼➡ 213 00:17:05,450 --> 00:17:08,840 でやっ! (ファランギース)はっ…。 うっ! 214 00:17:08,840 --> 00:17:11,190 (ザンデ)おら~! ガキン! 215 00:17:11,190 --> 00:17:14,510 (ザンデ)はあっ! うお~! ガキン! 216 00:17:14,510 --> 00:17:17,460 (ザンデ)うお~! ガン! 217 00:17:17,460 --> 00:17:20,130 (ザンデ)ぐっ… ぬ… ぬぅ…。 218 00:17:20,130 --> 00:17:22,170 ぬっ!➡ 219 00:17:22,170 --> 00:17:26,240 ぐおぉ~~‼ 220 00:17:26,240 --> 00:17:29,540 なっ! (ザンデ)ぐおぉ~~‼ 221 00:17:32,010 --> 00:17:34,030 ≪なんという力だ≫ 222 00:17:34,030 --> 00:17:36,350 はっ! でやっ! 223 00:17:36,350 --> 00:17:39,490 ♬~ 224 00:17:39,490 --> 00:17:41,470 死ね! 225 00:17:41,470 --> 00:17:43,690 ヒヒーン… (ザンデ)うおっ! 226 00:17:43,690 --> 00:17:47,080 ♬~ 227 00:17:47,080 --> 00:17:49,130 先ほどの礼じゃ。 228 00:17:49,130 --> 00:17:51,650 うお~~‼ 229 00:17:51,650 --> 00:17:55,340 ♬~ 230 00:17:55,340 --> 00:17:57,470 でや~! ガキン! 231 00:17:57,470 --> 00:17:59,520 (ザンデ)くっ… ぐわっ! 232 00:17:59,520 --> 00:18:02,930 ♬~ 233 00:18:02,930 --> 00:18:05,050 (ザンデ)くっ…。 234 00:18:05,050 --> 00:18:07,210 (兵たち)うお~~! 235 00:18:07,210 --> 00:18:10,500 ♬~ 236 00:18:10,500 --> 00:18:13,020 (ファランギース)ダリューン卿! おう! 237 00:18:13,020 --> 00:18:15,990 待て~! (ザンデ)くっ…。➡ 238 00:18:15,990 --> 00:18:17,990 くそっ! 239 00:18:24,630 --> 00:18:28,670 ダリューン卿 お主 あの大男を殺すこと➡ 240 00:18:28,670 --> 00:18:31,540 躊躇したな。 うむ…。 241 00:18:31,540 --> 00:18:35,490 落馬した者を 追い打ちで殺したことはなくてな。 242 00:18:35,490 --> 00:18:37,580 甘いのう お主。 243 00:18:37,580 --> 00:18:39,580 俺も そう思う。 244 00:18:41,080 --> 00:18:44,800 キン キン キン…(剣を交える音) 245 00:18:44,800 --> 00:18:48,770 ♬~ 246 00:18:48,770 --> 00:18:51,110 うお~! まったく…➡ 247 00:18:51,110 --> 00:18:54,090 ファランギース殿と離れ 王太子なんぞのために➡ 248 00:18:54,090 --> 00:18:56,200 戦わねばならんとは…➡ 249 00:18:56,200 --> 00:18:58,900 な! うおっ。 250 00:18:58,900 --> 00:19:01,000 がはっ! 251 00:19:03,570 --> 00:19:06,570 今の言葉 不敬ですよ ギーヴ様。 252 00:19:06,570 --> 00:19:11,360 ふっ…。 俺は どうにも うそがつけないたちでね。 253 00:19:11,360 --> 00:19:13,410 くっ! うっ! 254 00:19:13,410 --> 00:19:15,410 やあ~! ぐおっ…。 255 00:19:17,550 --> 00:19:20,140 はぁ はぁ はぁ…。 256 00:19:20,140 --> 00:19:23,870 (エラム)殿下 敵は歩兵が多い。 振り切りましょう! 257 00:19:23,870 --> 00:19:25,870 分かった! 258 00:19:27,240 --> 00:19:30,100 (エラム)しんがりは 私が! 259 00:19:30,100 --> 00:19:33,120 (隊長)矢を放て~! 260 00:19:33,120 --> 00:19:35,150 カキン カキン 261 00:19:35,150 --> 00:19:37,850 ヒヒーン! (エラム)うっ… うわっ! ああっ! 262 00:19:39,290 --> 00:19:41,290 あっ… エラム! 263 00:19:42,690 --> 00:19:44,790 お行きください 殿下! 264 00:19:46,580 --> 00:19:49,180 殿下‼ はっ…。 265 00:19:49,180 --> 00:19:53,100 くっ! ああっ…。 なっ! 266 00:19:53,100 --> 00:19:57,120 なんで助けに行く? あんた 王族だろう? 267 00:19:57,120 --> 00:19:59,230 キン! 268 00:19:59,230 --> 00:20:01,730 (エラム)うっ…。 死ね~! 269 00:20:05,370 --> 00:20:08,070 あっ…。 ん? 270 00:20:10,370 --> 00:20:12,370 やあ~! ぐわぁ~! 271 00:20:15,940 --> 00:20:18,040 殿下 なぜ戻って…。 272 00:20:18,040 --> 00:20:20,040 当然ではないか! 273 00:20:21,650 --> 00:20:24,550 当然? (2人)はっ! 274 00:20:29,690 --> 00:20:31,690 なるほどね。 275 00:20:35,010 --> 00:20:37,010 (ギーヴ)よっ! 276 00:20:38,670 --> 00:20:40,830 き… 金貨だ! 277 00:20:40,830 --> 00:20:42,830 もう一丁! 278 00:20:44,290 --> 00:20:47,210 (兵たち)わあ~! 俺のだ! 279 00:20:47,210 --> 00:20:50,110 (ギーヴ)今のうちに! どけどけどけ! 280 00:20:52,400 --> 00:20:56,550 ♬~ 281 00:20:56,550 --> 00:21:00,750 (隊長)こら 何しておる! 追え! (兵たち)はっ! 282 00:21:00,750 --> 00:21:11,180 ♬~ 283 00:21:11,180 --> 00:21:14,750 ヒヒーン! はっ! これは…。 284 00:21:14,750 --> 00:21:18,190 ♬~ 285 00:21:18,190 --> 00:21:20,240 行き止まり。 えっ…。 286 00:21:20,240 --> 00:21:24,010 ♬~ 287 00:21:24,010 --> 00:21:27,380 ここでやるしかないか。 (エラム)殿下…。 288 00:21:27,380 --> 00:21:35,370 ♬~ 289 00:21:35,370 --> 00:21:38,780 (隊長) ヤツら どこへ行った? 捜せ! 290 00:21:38,780 --> 00:21:41,880 ≪バシャン バシャン バシャン(水の音) 291 00:21:44,130 --> 00:21:46,730 (隊長)川を下るつもりか!?➡ 292 00:21:46,730 --> 00:21:49,830 下流へ行って ヤツらを捜せ! (兵たち)はっ! 293 00:21:51,300 --> 00:21:53,900 しかし この高さを? 294 00:21:55,710 --> 00:21:57,880 ぐおっ…。 295 00:21:57,880 --> 00:22:04,050 ♬~ 296 00:22:04,050 --> 00:22:06,290 飛び降りるわけないだろ。 297 00:22:06,290 --> 00:22:08,290 (2人)ふぅ…。 298 00:22:13,140 --> 00:22:16,680 先ほどの戦いでは 申し訳ありませんでした。➡ 299 00:22:16,680 --> 00:22:19,330 殿下を お守りせねばならない 立場なのに➡ 300 00:22:19,330 --> 00:22:22,550 殿下に助けられ… これでは逆です。 301 00:22:22,550 --> 00:22:26,620 エラム 友達を助けるのに 逆も何もない。 302 00:22:26,620 --> 00:22:29,360 あっ… 友達? 303 00:22:29,360 --> 00:22:31,710 私は 解放奴隷の子です。 304 00:22:31,710 --> 00:22:34,510 殿下と私では 身分が違いすぎます。 305 00:22:36,080 --> 00:22:41,050 身分などと言うなら 私は 誰一人 友達ができなくなる。 306 00:22:41,050 --> 00:22:43,170 エラムは 私のことが嫌いか? 307 00:22:43,170 --> 00:22:46,160 あっ いえ そのようなことは…。 308 00:22:46,160 --> 00:22:49,260 それなら 私と➡ 309 00:22:49,260 --> 00:22:51,310 友達になってはくれまいか? 310 00:22:51,310 --> 00:22:53,350 あっ…。 311 00:22:53,350 --> 00:22:57,770 ♬~ 312 00:22:57,770 --> 00:22:59,770 ヒヒーン! 313 00:23:01,140 --> 00:23:05,210 い… いずれにしても 殿下に助けていただいたご恩は➡ 314 00:23:05,210 --> 00:23:07,230 きっと お返ししますから。 315 00:23:07,230 --> 00:23:16,320 ♬~ 316 00:23:16,320 --> 00:23:18,960 ≫ギーヴ。 ん? はい。 317 00:23:18,960 --> 00:23:21,560 先ほどは すまなかった。 えっ? 318 00:23:21,560 --> 00:23:26,700 ギーヴは お金が大好きなのに 私のために捨てさせてしまった。 319 00:23:26,700 --> 00:23:29,340 あっ…。 この見返りは 必ず。 320 00:23:29,340 --> 00:23:32,570 い… いやいや 大真面目に謝られても。 321 00:23:32,570 --> 00:23:34,710 あ… ああ~➡ 322 00:23:34,710 --> 00:23:37,690 ところで 殿下は幼い頃➡ 323 00:23:37,690 --> 00:23:40,080 王宮の外に いたのではありませんか? 324 00:23:40,080 --> 00:23:44,180 あっ なぜ 分かった? なんとなく… です。 325 00:23:45,400 --> 00:23:49,220 うむ。 私は 乳母夫婦が事故で亡くなるまで➡ 326 00:23:49,220 --> 00:23:52,060 王宮の外で暮らしていたのだ。 327 00:23:52,060 --> 00:23:57,230 そのときは 自由民の子たちと 何も変わらない生活をしていてな。 328 00:23:57,230 --> 00:24:02,450 街の家塾に通い 他の子供たちと 遊んだりもしたんだ。 329 00:24:02,450 --> 00:24:05,740 ふっ… なるほど。 だから 殿下は➡ 330 00:24:05,740 --> 00:24:09,040 普通の王族と 違うのかもしれませんね。 331 00:24:09,040 --> 00:24:11,650 「違う」? ええ。 332 00:24:11,650 --> 00:24:13,780 そうだろうか? 333 00:24:13,780 --> 00:24:17,230 ナルサスが 殿下に入れ込む理由が 分かりますよ。 334 00:24:17,230 --> 00:24:19,370 あなたが 王になったとき➡ 335 00:24:19,370 --> 00:24:22,210 どのような国が出来るのか 楽しみです。 336 00:24:22,210 --> 00:24:24,210 なっ? あっ…。 337 00:24:25,610 --> 00:24:27,610 ありがとう。 338 00:24:30,210 --> 00:24:32,920 進もう ペシャワールへ。 339 00:24:32,920 --> 00:24:40,220 ♬~ 340 00:24:42,330 --> 00:26:08,660 ♬~ 341 00:27:43,260 --> 00:27:45,430 <ダリューンとファランギースは 結果として➡ 342 00:27:45,430 --> 00:27:48,650 最も厚い包囲網を 突破することになった> 343 00:27:48,650 --> 00:27:51,350 < それは大いなる災厄であった> 344 00:27:54,280 --> 00:27:56,380 <少年は そして王となる>