1 00:00:00,880 --> 00:00:03,700 ♬~ 2 00:00:03,700 --> 00:00:07,770 (ナレーション)<パルス暦320年 冬> 3 00:00:07,770 --> 00:00:11,710 <ナルサス率いるパルス軍は 国境に侵入した➡ 4 00:00:11,710 --> 00:00:16,610 シンドゥラ国 第二王子 ラジェンドラの軍を打ち破った> 5 00:00:16,610 --> 00:00:20,480 <アルスラーンは 捕虜となって ペシャワールに引っ立てられた➡ 6 00:00:20,480 --> 00:00:25,220 ラジェンドラを客として迎え入れ 同盟を結んだ> 7 00:00:25,220 --> 00:00:27,350 < ここに 両軍は➡ 8 00:00:27,350 --> 00:00:31,260 シンドゥラ国 第一王子 ガーデーヴィ打倒のため➡ 9 00:00:31,260 --> 00:00:33,860 国境を越えた遠征へと旅立った> 10 00:00:35,400 --> 00:00:40,930 (パルス兵たち)うお~~! 11 00:00:40,930 --> 00:00:45,940 (シンドゥラ兵たち)うお~~! (パルス兵たち)うお~~! 12 00:00:45,940 --> 00:00:51,110 ♬~ 13 00:00:51,110 --> 00:00:54,610 (アルフリード)この~! この~! 14 00:00:54,610 --> 00:00:56,610 ぐおっ! ぐわっ! 15 00:00:57,880 --> 00:01:01,420 (パルス兵たち)うお~~! 16 00:01:01,420 --> 00:01:03,490 ザシュ! (ギーヴ)ふん…。 17 00:01:03,490 --> 00:01:07,430 ♬~ 18 00:01:07,430 --> 00:01:09,460 ザシュ! 19 00:01:09,460 --> 00:01:15,400 ♬~ 20 00:01:15,400 --> 00:01:19,040 (プラダーラタ)おらぁ~! うお~! 21 00:01:19,040 --> 00:01:21,740 (ダリューン)ふん! (プラダーラタ)ぐおっ! ううっ…。 22 00:01:23,980 --> 00:01:25,980 ふぅ…。 23 00:01:28,210 --> 00:01:30,250 (ラジェンドラ)ほう~。 24 00:01:30,250 --> 00:01:36,060 ♬~ 25 00:01:36,060 --> 00:01:39,990 (パルス兵たち)うお~~! 26 00:01:39,990 --> 00:01:42,060 ≫(ラジェンドラ)アルスラーン殿。 (アルスラーン)あっ。 27 00:01:42,060 --> 00:01:46,200 (ラジェンドラ)いや~ パルス兵の強さ 実に見事だ。 28 00:01:46,200 --> 00:01:48,230 ラジェンドラ殿。 (ラジェンドラ)特に➡ 29 00:01:48,230 --> 00:01:51,340 ダリューン卿の武勇には 目をみはったぞ。 30 00:01:51,340 --> 00:01:53,540 私には 過ぎた仲間たちです。 31 00:01:53,540 --> 00:01:56,910 (ラジェンドラ)いやいや 彼らほどの者を従えられるのは➡ 32 00:01:56,910 --> 00:01:59,550 アルスラーン殿の器ゆえよ。➡ 33 00:01:59,550 --> 00:02:04,680 ペシャワールの守りに残っている キシュワード卿の技も見てみたかった。➡ 34 00:02:04,680 --> 00:02:07,690 知っておるぞ 双刀将軍の名は。 35 00:02:07,690 --> 00:02:11,590 ナルサス どうも 俺は あの男を信用できん。 36 00:02:11,590 --> 00:02:15,530 (ナルサス)むしろ 俺は ヤツが どういう策を巡らせてくるか➡ 37 00:02:15,530 --> 00:02:19,700 待ちかねているよ。 (ラジェンドラ)ははははっ! 38 00:02:19,700 --> 00:02:27,640 ♬~ 39 00:02:27,640 --> 00:02:29,910 (マヘーンドラ・回想) ((ジャスワントよ➡ 40 00:02:29,910 --> 00:02:33,480 お前は ラジェンドラの軍に潜伏せよ)) (ジャスワント)((ははっ)) 41 00:02:33,480 --> 00:02:37,620 (マヘーンドラ)((危険な役割だが なんとしても➡ 42 00:02:37,620 --> 00:02:40,690 ヤツらの進軍を阻止するのだ)) 43 00:02:40,690 --> 00:02:45,290 (ジャスワント)((宰相閣下は 私にとって 父も同然でございます)) 44 00:02:45,290 --> 00:02:47,290 ((この命に代えても)) 45 00:02:49,030 --> 00:04:17,880 ♬~ 46 00:04:19,520 --> 00:04:24,820 ♬~ 47 00:04:24,820 --> 00:04:27,890 <パルス暦321年> 48 00:04:27,890 --> 00:04:30,630 < その年明けをアルスラーンは➡ 49 00:04:30,630 --> 00:04:34,300 シンドゥラ国西方の広野で迎えた> 50 00:04:34,300 --> 00:04:37,200 <パルス式に 新年の儀式が行われ➡ 51 00:04:37,200 --> 00:04:41,040 彼は 国王の代理としての 役割を果たした> 52 00:04:41,040 --> 00:05:03,160 ♬~ 53 00:05:03,160 --> 00:05:06,670 (パルス兵たち) アルスラーン! アルスラーン!➡ 54 00:05:06,670 --> 00:05:11,640 天上に輝く星 神々の寵児よ➡ 55 00:05:11,640 --> 00:05:14,670 御身の智と力によりて➡ 56 00:05:14,670 --> 00:05:19,570 国と民とに 平安を もたらされんことを! 57 00:05:23,850 --> 00:05:28,620 (ギーヴ)ああ~ 俺には 宴の酒も まったく意味がない。 58 00:05:28,620 --> 00:05:33,460 ファランギース殿の美貌のみが 俺を酔わせることができる。 59 00:05:33,460 --> 00:05:38,230 (ファランギース)わしは悪酔いしそうじゃ お主と話してるとな。 60 00:05:38,230 --> 00:05:41,270 (エラム)あっ。 (アルフリード)はい ナルサス。 61 00:05:41,270 --> 00:05:44,440 (エラム)くっ! いや 俺に構うことはない。 62 00:05:44,440 --> 00:05:48,610 (アルフリード)いいから。 あ~ん。 (エラム)ナルサス様が困っているだろう! 63 00:05:48,610 --> 00:05:51,580 (アルフリード) ふふ~ん エラムには関係ないでしょ。 64 00:05:51,580 --> 00:05:53,680 (ナルサス)二人とも…。 ふっ。 65 00:05:53,680 --> 00:05:57,780 天下随一の策士が 子供相手に形なしだな。 66 00:06:02,960 --> 00:06:05,160 ≪バサバサ… あっ。 67 00:06:07,790 --> 00:06:09,830 おかえり アズライール。 68 00:06:09,830 --> 00:06:11,830 ≪ドドドド…(馬の足音) 69 00:06:13,970 --> 00:06:17,000 ラジェンドラ殿。 70 00:06:17,000 --> 00:06:19,570 (ラジェンドラ)どう。➡ 71 00:06:19,570 --> 00:06:23,710 アルスラーン殿 新年の挨拶に来た。 72 00:06:23,710 --> 00:06:25,780 わざわざ ありがとうございます。 73 00:06:25,780 --> 00:06:27,850 (ラジェンドラ) うむ。 パルスの兵士たちも➡ 74 00:06:27,850 --> 00:06:31,880 大いに 英気を養っているようで何より。➡ 75 00:06:31,880 --> 00:06:37,720 ところで 我が友にして 心の兄弟たるアルスラーン殿。 76 00:06:37,720 --> 00:06:40,960 えっ? あっ…。 相談があるのだが。 77 00:06:40,960 --> 00:06:42,960 なんでしょうか? 78 00:06:45,630 --> 00:06:49,200 ラジェンドラの兵と我々が 別の道筋を行き➡ 79 00:06:49,200 --> 00:06:52,410 二方向から ガーデーヴィを 挟み撃ちにすると。 80 00:06:52,410 --> 00:06:56,440 うむ。 ラジェンドラ殿が 提案してきた作戦だが…➡ 81 00:06:56,440 --> 00:06:59,580 どう思う? お断りなさるべきです。 82 00:06:59,580 --> 00:07:02,580 あの男 信用すべきではありません。 83 00:07:02,580 --> 00:07:05,420 俺も そう思いますね。 84 00:07:05,420 --> 00:07:10,560 あの王子様 きっと 俺たちを囮に使うつもりですよ。 85 00:07:10,560 --> 00:07:13,790 ファランギース殿も 同じお考えでは? 86 00:07:13,790 --> 00:07:16,360 不愉快なことじゃがな。 87 00:07:16,360 --> 00:07:19,430 我らが ガーデーヴィの主力とぶつかれば➡ 88 00:07:19,430 --> 00:07:23,700 ラジェンドラは 何をするにも 都合がよいじゃろうな。 89 00:07:23,700 --> 00:07:25,800 やはり そう思うか。 90 00:07:27,410 --> 00:07:30,280 ナルサスの考えを聞きたい。 91 00:07:30,280 --> 00:07:33,110 まず 殿下に お祝い申し上げます。 92 00:07:33,110 --> 00:07:35,950 えっ? (ナルサス)殿下の部下に➡ 93 00:07:35,950 --> 00:07:40,020 どうやら 阿呆は 一人もおりませぬようですので。➡ 94 00:07:40,020 --> 00:07:43,790 皆の考えるとおり ラジェンドラ王子の真意は➡ 95 00:07:43,790 --> 00:07:47,090 我々を囮として 利用することにあります。➡ 96 00:07:47,090 --> 00:07:50,660 ですが その提案 ご承諾なさいませ。 97 00:07:50,660 --> 00:07:53,730 それは なぜだ? 確かに ラジェンドラ王子は➡ 98 00:07:53,730 --> 00:07:57,700 信用できません。 しかし ならば むしろ➡ 99 00:07:57,700 --> 00:08:00,810 距離を置いて 行動した方がよろしい。 100 00:08:00,810 --> 00:08:02,880 なるほど。 (ナルサス)ただし➡ 101 00:08:02,880 --> 00:08:04,940 条件を お付けください。➡ 102 00:08:04,940 --> 00:08:08,180 糧食 それを運搬する牛馬➡ 103 00:08:08,180 --> 00:08:11,520 地図 信用のおける案内人➡ 104 00:08:11,520 --> 00:08:14,290 それらを要求なさいませ。 105 00:08:14,290 --> 00:08:17,990 ♬~ 106 00:08:24,630 --> 00:08:26,630 ん? 107 00:08:29,400 --> 00:08:32,510 (ジャスワント)ラジェンドラ王子より 遣わされました➡ 108 00:08:32,510 --> 00:08:34,570 ジャスワントと申します。 109 00:08:34,570 --> 00:08:38,080 ウライユールへの案内を 務めさせていただきます。 110 00:08:38,080 --> 00:08:40,710 ジャスワントか。 よろしく頼む。 111 00:08:40,710 --> 00:08:42,980 (ジャスワント)はい。 それでは これより 私が➡ 112 00:08:42,980 --> 00:08:45,790 隊の先頭を 務めさせていただきます。 113 00:08:45,790 --> 00:08:47,790 はっ! うわっ! 114 00:08:51,390 --> 00:08:55,130 (ジャスワント)毒蛇でございます。 お気をつけください。➡ 115 00:08:55,130 --> 00:08:57,600 この辺りは 冬でも こういった生き物が➡ 116 00:08:57,600 --> 00:09:01,730 一部 活動しております。 あっ… うむ ありがとう。 117 00:09:01,730 --> 00:09:05,030 (ジャスワント)失礼いたしました。 それでは後ほど。 118 00:09:09,440 --> 00:09:12,040 糧食運搬隊 集まれ! 119 00:09:16,750 --> 00:09:18,750 はっ! 120 00:09:22,390 --> 00:09:25,530 随分な挨拶ですね。 どなたですか。 121 00:09:25,530 --> 00:09:28,690 (ギーヴ) 悪いな! 手が滑っちまった。 122 00:09:28,690 --> 00:09:32,170 俺はギーヴ。 あんた 何者だ? 123 00:09:32,170 --> 00:09:34,370 (ジャスワント)私は 使いの案内人です。 124 00:09:34,370 --> 00:09:37,270 (ギーヴ) んん~ どうだろうな。 くっ! 125 00:09:38,840 --> 00:09:42,110 やっぱり ただ者じゃないだろ。 126 00:09:42,110 --> 00:09:44,510 ガキン ガキン ガキン! 127 00:09:48,150 --> 00:09:50,720 ふ~ん。 128 00:09:50,720 --> 00:09:52,720 失礼します。 129 00:09:54,190 --> 00:09:57,890 ♬~ 130 00:09:57,890 --> 00:10:00,430 かなりの腕だぞ あの男。 131 00:10:00,430 --> 00:10:04,160 ラジェンドラめ まさか 殿下に危害を…。 132 00:10:04,160 --> 00:10:06,200 ありうるかもな。 133 00:10:06,200 --> 00:10:16,610 ♬~ 134 00:10:16,610 --> 00:10:20,450 (ナルサス)殿下 あれが グジャラート城塞です。➡ 135 00:10:20,450 --> 00:10:23,580 これを落とす方法は いくらでもございますが➡ 136 00:10:23,580 --> 00:10:26,050 あまり 時間をかけてはいられません。 137 00:10:26,050 --> 00:10:28,090 では どうするのだ? 138 00:10:28,090 --> 00:10:30,790 (ナルサス)ひとまず 使者を送ろうと思います。➡ 139 00:10:30,790 --> 00:10:34,630 戦わずに通過できる可能性を 探りましょう。 140 00:10:34,630 --> 00:10:39,730 ♬~ 141 00:10:39,730 --> 00:10:42,840 見て~。 すてき。 142 00:10:42,840 --> 00:10:45,070 ふっ。 (2人)ああっ! 143 00:10:45,070 --> 00:10:47,110 はははっ。 144 00:10:47,110 --> 00:10:51,080 (ターラ)城司ゴーヴィン様 ご入場! 145 00:10:51,080 --> 00:10:55,080 ♬~ 146 00:10:56,320 --> 00:10:58,420 (ゴーヴィン) パルス軍の使者か。 147 00:10:59,920 --> 00:11:04,160 はい 私はギーヴ。 ジャスワントと申します。 148 00:11:04,160 --> 00:11:07,690 (ゴーヴィン)用件は? (ギーヴ)我々との休戦に応じ➡ 149 00:11:07,690 --> 00:11:10,900 パルス軍の通過を 許可していただきたい。 150 00:11:10,900 --> 00:11:13,900 (ゴーヴィン)正気か? そのようなことをしては➡ 151 00:11:13,900 --> 00:11:16,640 ガーデーヴィ様に 申し開きできん。 152 00:11:16,640 --> 00:11:19,740 もちろん タダとは言わぬ。 ラジェンドラ王子が➡ 153 00:11:19,740 --> 00:11:21,810 国王になった暁には➡ 154 00:11:21,810 --> 00:11:25,380 あなた方を 厚く遇すると仰せになっている。➡ 155 00:11:25,380 --> 00:11:29,880 地位にせよ 領地にせよ 望む全てを与えようと。 156 00:11:31,320 --> 00:11:34,390 (ギーヴ)いかがかな? 157 00:11:34,390 --> 00:11:36,460 即答はできん。 158 00:11:36,460 --> 00:11:39,960 結構。 明日まで お待ちいたしましょう。 159 00:11:39,960 --> 00:11:42,630 よい返事を期待しております。 160 00:11:42,630 --> 00:11:45,730 宴席を用意いたしました。 パンパン 161 00:11:45,730 --> 00:11:48,530 これ 使者殿らのおもてなしを。 162 00:11:49,870 --> 00:11:52,070 パルスの使者様 こちらへ。 163 00:11:52,070 --> 00:11:54,840 最上のぶどう酒を 用意しております。 164 00:11:54,840 --> 00:11:56,880 (ギーヴ)無論 あなた方が傍らで➡ 165 00:11:56,880 --> 00:11:59,880 ついでくれるのであろう? もちろんでございます。 166 00:11:59,880 --> 00:12:02,980 (侍女)さあ どうぞ。 (ジャスワント)いや 私は…。 167 00:12:02,980 --> 00:12:06,150 (ギーヴ)夜は長い。 ゆっくり楽しもう。 (ジャスワント)やめろ。 168 00:12:06,150 --> 00:12:09,150 ≪ははははっ。 ≫あはははっ。 169 00:12:10,720 --> 00:12:12,760 (ゴーヴィン)さて どうする。 170 00:12:12,760 --> 00:12:15,760 (ターラ)パルスが ラジェンドラに 肩入れするとなれば➡ 171 00:12:15,760 --> 00:12:19,770 王位争いは ヤツが有利。 ならば…。 172 00:12:19,770 --> 00:12:24,040 じゃが もし そうならなかったら 我らは反逆者だ。 173 00:12:24,040 --> 00:12:26,870 しかし パルス軍と 今 やり合うのは…。 174 00:12:26,870 --> 00:12:29,540 ≫コン…(ノック) ん? 175 00:12:29,540 --> 00:12:32,650 失礼します。 これはこれは 使者殿➡ 176 00:12:32,650 --> 00:12:34,710 いかがなされた。 177 00:12:34,710 --> 00:12:39,850 (ジャスワント)両将軍にお話があります。 その前に まず これを。 178 00:12:39,850 --> 00:12:44,720 (ターラ)これは ガーデーヴィ様の参謀 マヘーンドラ様の署名! 179 00:12:44,720 --> 00:12:46,930 (ゴーヴィン)お主 何者だ!? 180 00:12:46,930 --> 00:12:49,900 私は マヘーンドラ様の部下。 181 00:12:49,900 --> 00:12:52,800 ラジェンドラと パルスの進軍を阻止するよう➡ 182 00:12:52,800 --> 00:12:55,600 仰せつかっている者です。 (ターラ)あぁ…。 183 00:12:55,600 --> 00:12:59,070 (ジャスワント)両将軍 あのギーヴなる者が 言っていることは➡ 184 00:12:59,070 --> 00:13:02,880 全くのデタラメです。 何!? 185 00:13:02,880 --> 00:13:05,280 私に考えがあります。 186 00:15:10,800 --> 00:15:21,310 ♬~ 187 00:15:21,310 --> 00:15:24,350 (ジャスワント) ((開城を求める使者は 囮。➡ 188 00:15:24,350 --> 00:15:28,120 パルス軍の作戦は あなた方が 休戦の申し入れに➡ 189 00:15:28,120 --> 00:15:30,160 気を取られている隙に➡ 190 00:15:30,160 --> 00:15:33,030 グジャラート城を 通過してしまうことです)) 191 00:15:33,030 --> 00:15:36,100 ((なんじゃと!?)) ((そのような謀り事を!➡ 192 00:15:36,100 --> 00:15:40,830 そうと分かれば ギーヴとかいう 食わせ者を血祭りに挙げ➡ 193 00:15:40,830 --> 00:15:43,000 城門に さらしてくれよう!)) 194 00:15:43,000 --> 00:15:46,110 (ジャスワント)((お待ちください。 パルス軍は精強です。➡ 195 00:15:46,110 --> 00:15:48,910 まともに やり合うのは 避けた方がいい)) 196 00:15:48,910 --> 00:15:50,980 (ゴーヴィン) ((では どうしたら…)) 197 00:15:50,980 --> 00:15:54,080 ((パルスの 裏をかくのです。➡ 198 00:15:54,080 --> 00:15:58,080 パルス軍の隊列は 主力の騎兵が先に立ち➡ 199 00:15:58,080 --> 00:16:02,820 糧食隊は いちばん後ろです。 これを狙うべきです。➡ 200 00:16:02,820 --> 00:16:07,760 食料がなければ それ以上 進軍することはできない。➡ 201 00:16:07,760 --> 00:16:11,960 私の合図で パルス軍を 後方から襲撃してください)) 202 00:16:11,960 --> 00:16:19,670 ♬~ 203 00:16:19,670 --> 00:16:24,240 (ギーヴ)こんなときでも単独行動とは 寂しい人生だな。 204 00:16:24,240 --> 00:16:26,950 (ジャスワント)ギーヴ殿。 油断も隙もない。 205 00:16:26,950 --> 00:16:29,780 黒猫さんよ 発火筒より先に➡ 206 00:16:29,780 --> 00:16:32,650 あんたの尻尾に 火がついてるみたいだぜ。 207 00:16:32,650 --> 00:16:35,220 (ジャスワント) 俺の素性を見抜いていたのか。 208 00:16:35,220 --> 00:16:39,120 (ギーヴ)我らが軍師殿は 物が見え過ぎる御仁でな。 209 00:16:41,590 --> 00:16:44,530 ふん。 210 00:16:44,530 --> 00:16:47,170 (ゴーヴィン) ジャスワントの合図は まだか。 211 00:16:47,170 --> 00:16:50,700 このままでは パルス軍が 城を通過してしまう。 212 00:16:50,700 --> 00:16:53,710 これ以上は待てん。 襲撃だ! 213 00:16:53,710 --> 00:16:57,680 (シンドゥラ兵たち)うお~~! (ゴーヴィン)食料を奪い尽くせ! 214 00:16:57,680 --> 00:16:59,710 敵襲! 215 00:16:59,710 --> 00:17:03,650 ♬~ 216 00:17:03,650 --> 00:17:05,680 ぐおっ! うおっ! 217 00:17:05,680 --> 00:17:07,720 ヒヒーン! 218 00:17:07,720 --> 00:17:12,830 ♬~ 219 00:17:12,830 --> 00:17:16,400 (2人)ぐわっ! りょ… 糧食隊ではない! 220 00:17:16,400 --> 00:17:19,030 はめられ… ぐわっ! ターラ! 221 00:17:19,030 --> 00:17:22,670 ♬~ 222 00:17:22,670 --> 00:17:24,670 くっ…。 223 00:17:26,810 --> 00:17:29,020 うらぁ~! (一同)うわぁ~! 224 00:17:29,020 --> 00:17:35,250 ♬~ 225 00:17:35,250 --> 00:17:39,180 ゴーヴィン様! ぐわっ! ぎゃあ~! 226 00:17:39,180 --> 00:17:42,080 こんなはずでは…。 くっ! 227 00:17:43,520 --> 00:17:47,620 回り込め! パルスの小僧! くっ! 228 00:17:49,160 --> 00:17:52,160 そこを動くな~‼ 229 00:17:52,160 --> 00:17:54,700 殿下! 230 00:17:54,700 --> 00:17:58,540 (ゴーヴィン)ぐわっ! がはっ…。 231 00:17:58,540 --> 00:18:04,440 ♬~ 232 00:18:04,440 --> 00:18:07,050 う う… うわぁ~! 233 00:18:07,050 --> 00:18:10,580 ゴーヴィン様が死んだ! た… 退却だ! 234 00:18:10,580 --> 00:18:15,450 ♬~ 235 00:18:15,450 --> 00:18:17,450 終わりましたな。 236 00:18:19,020 --> 00:18:23,200 (ギーヴ)城司は死んだようだ。 勝敗はついた。 237 00:18:23,200 --> 00:18:26,170 (ジャスワント)くっ! ガキン! 238 00:18:26,170 --> 00:18:28,170 はっ! ふっ。 239 00:18:30,100 --> 00:18:33,570 諦めろ。 前は 手を抜いていたのか。 240 00:18:33,570 --> 00:18:36,680 あんなところで 本気出すわけないだろ。 241 00:18:36,680 --> 00:18:38,710 ギーヴ! 242 00:18:38,710 --> 00:18:43,610 ♬~ 243 00:18:45,520 --> 00:18:47,550 ジャスワント➡ 244 00:18:47,550 --> 00:18:50,620 初めから 裏切るつもりだったのか? 245 00:18:50,620 --> 00:18:53,790 裏切る? それは違うな。 246 00:18:53,790 --> 00:18:55,890 俺は シンドゥラ人だ。 247 00:18:55,890 --> 00:18:58,900 初めから シンドゥラの宰相閣下の 命に従い➡ 248 00:18:58,900 --> 00:19:01,900 ただ忠誠を尽くしただけだ! 249 00:19:01,900 --> 00:19:04,000 ガーデーヴィ殿下のためか。 250 00:19:04,000 --> 00:19:07,010 (ジャスワント) 違う。 俺が忠誠を尽くすのは➡ 251 00:19:07,010 --> 00:19:10,980 我が父に等しい 宰相マヘーンドラ様のみ。 252 00:19:10,980 --> 00:19:13,610 (ギーヴ)殿下 いつまでも 裏切り者の舌を➡ 253 00:19:13,610 --> 00:19:17,320 回らせておく必要はありません。 待ってくれ ギーヴ。 254 00:19:17,320 --> 00:19:19,320 もう少し話をさせてくれ。 255 00:19:20,590 --> 00:19:24,160 その 父に等しいとは どういうことだ? 256 00:19:24,160 --> 00:19:28,330 俺は 自分の父親が 誰であるのか知らぬ。 257 00:19:28,330 --> 00:19:33,430 孤児であった俺を育ててくれたのが マヘーンドラ様だった。 258 00:19:33,430 --> 00:19:36,000 それだけのことだ。 259 00:19:36,000 --> 00:19:39,510 自分の親を知らないのか。 260 00:19:39,510 --> 00:19:43,540 さあ このうえは 速やかに 俺の命を絶て! 261 00:19:43,540 --> 00:19:45,680 では 望みどおり。 262 00:19:45,680 --> 00:19:50,820 ♬~ 263 00:19:50,820 --> 00:19:52,820 待ってくれ。 264 00:19:55,120 --> 00:19:57,720 この者を解放してやってくれ。 265 00:19:59,160 --> 00:20:02,030 (ギーヴ) そうおっしゃると思いました。 266 00:20:02,030 --> 00:20:05,130 殿下の仰せとあらば 剣を引きますが➡ 267 00:20:05,130 --> 00:20:09,230 ですが どうか後日 後悔なさらぬよう。 268 00:20:09,230 --> 00:20:14,040 ♬~ 269 00:20:14,040 --> 00:20:16,070 あっ…。 270 00:20:16,070 --> 00:20:25,380 ♬~ 271 00:20:25,380 --> 00:20:28,320 正直 お甘いと思いますが…➡ 272 00:20:28,320 --> 00:20:32,560 よろしいでしょう。 私どもの力が 及ばぬほどの害には➡ 273 00:20:32,560 --> 00:20:37,060 ならないと存じます。 ありがとう ナルサス。 274 00:20:37,060 --> 00:20:41,060 ♬~ 275 00:20:43,440 --> 00:20:46,140 (アルフリード) ナルサスの料理は 私が作る! 276 00:20:46,140 --> 00:20:49,340 いいえ 私が! 私は ナルサス様の好みを➡ 277 00:20:49,340 --> 00:20:52,740 知り尽くしているし 栄養の管理も完璧だ。 278 00:20:52,740 --> 00:20:55,910 ふふ~ん ナルサスだって 女の子から作ってもらった方が➡ 279 00:20:55,910 --> 00:20:58,950 うれしいでしょう? ねえ ナルサス? 280 00:20:58,950 --> 00:21:02,050 (エラム)ナルサス様! (ナルサス)あ… ああ…➡ 281 00:21:02,050 --> 00:21:05,220 では 二人が作った料理 両方 食べよう。➡ 282 00:21:05,220 --> 00:21:07,260 それでいいだろう? 283 00:21:07,260 --> 00:21:10,430 はい では すぐに夕食の支度を…。 してくるから! 284 00:21:10,430 --> 00:21:14,130 ふん! すぐに ナルサス様は 私の料理だけでいいと➡ 285 00:21:14,130 --> 00:21:17,070 おっしゃるはずだ。 それは 私のセリフ! 286 00:21:17,070 --> 00:21:20,110 はぁ~。 ≪ふふふふっ。 287 00:21:20,110 --> 00:21:23,780 見ていたのか。 ああ。 なかなか面白かったぞ。 288 00:21:23,780 --> 00:21:26,750 くっ…。 まあ そう にらむな。 289 00:21:26,750 --> 00:21:31,250 はぁ~。 まったく… エラムも まだまだ子供なところがある。 290 00:21:32,680 --> 00:21:37,360 なあ ナルサス 将来 アルスラーン殿下が国王となり➡ 291 00:21:37,360 --> 00:21:39,560 エラムが それを補佐する。 292 00:21:39,560 --> 00:21:43,760 そうすれば よい政事が行えるのではないか? 293 00:21:43,760 --> 00:21:48,560 そうだな。 遅くても10年先には そうなってほしいものだ。 294 00:21:51,840 --> 00:21:55,670 殿下は おそらく アンドラゴラス王の子ではなく➡ 295 00:21:55,670 --> 00:21:59,170 パルス王家の血を引いていない。 ああ。 296 00:22:00,550 --> 00:22:03,580 殿下も そのことに お気付きだろう。 297 00:22:03,580 --> 00:22:06,250 (ナルサス) だが俺は パルス国のためには➡ 298 00:22:06,250 --> 00:22:10,460 やはり あの方こそが 王となるべきだと思う。 299 00:22:10,460 --> 00:22:12,460 俺も同じだ。 300 00:22:16,600 --> 00:22:18,830 ガン(杯を落とす音) (ガーデーヴィ)たった3日で➡ 301 00:22:18,830 --> 00:22:21,770 グジャラートが 落ちただと?➡ 302 00:22:21,770 --> 00:22:24,570 これが パルス軍の力か。 303 00:22:24,570 --> 00:22:27,340 ガーデーヴィ様 もはや 我らから➡ 304 00:22:27,340 --> 00:22:30,380 打って出るべきでしょう。 むっ…。 305 00:22:30,380 --> 00:22:33,050 パルスと ラジェンドラの兵を合わせても➡ 306 00:22:33,050 --> 00:22:36,180 まだ 我々の兵力が 勝っております。➡ 307 00:22:36,180 --> 00:22:39,450 加えて 我らには 戦象部隊があります。 308 00:22:39,450 --> 00:22:42,960 (ガーデーヴィ) ああ… そうか。 そうだな。➡ 309 00:22:42,960 --> 00:22:46,060 戦象部隊には あのアンドラゴラスでさえ➡ 310 00:22:46,060 --> 00:22:48,130 勝てなかったのだ。➡ 311 00:22:48,130 --> 00:22:51,160 アルスラーンとかいう 小僧ごとき…。 312 00:22:51,160 --> 00:22:54,360 ふふふふっ。 313 00:22:56,340 --> 00:22:59,640 グオォーーー! 314 00:23:01,110 --> 00:24:04,130 ♬~ 315 00:24:08,270 --> 00:24:29,560 ♬~ 316 00:24:31,360 --> 00:24:42,410 ♬~ 317 00:24:42,410 --> 00:24:44,880 キィー 318 00:24:44,880 --> 00:24:48,980 ジャスワントは 自分の親を知らぬと言った。 319 00:24:50,450 --> 00:24:54,250 私も 自分が 誰の子なのか分からぬ。 320 00:24:54,250 --> 00:24:59,420 ♬~ 321 00:24:59,420 --> 00:25:03,560 殿下 冬の夜風は お体に障ります。 322 00:25:03,560 --> 00:25:05,960 そろそろ お休みになられては。 323 00:25:07,670 --> 00:25:11,970 ダリューン 私は 一体 何者なんだろう? 324 00:25:13,510 --> 00:25:16,710 私は 王家の子ではな…。 325 00:25:16,710 --> 00:25:21,610 殿下のご正体は このダリューンが存じております。 326 00:25:21,610 --> 00:25:23,610 ダリューン…。 327 00:25:25,480 --> 00:25:27,620 殿下は このダリューンにとって➡ 328 00:25:27,620 --> 00:25:31,120 何よりも大事な 主君でいらっしゃいます。 329 00:25:31,120 --> 00:25:33,960 それではいけませんか 殿下。 330 00:25:33,960 --> 00:25:47,870 ♬~ 331 00:25:47,870 --> 00:25:50,810 ありがとう ダリューン。 332 00:25:50,810 --> 00:25:54,410 ♬~ 333 00:27:27,910 --> 00:27:31,840 <無傷無敵の戦象部隊は 大地を鳴動させながら➡ 334 00:27:31,840 --> 00:27:35,240 ついに パルス軍に襲いかかっていった> 335 00:27:38,080 --> 00:27:40,880 <少年は そして王となる>