1 00:00:32,882 --> 00:00:35,702 ♬~ 2 00:00:35,702 --> 00:00:39,772 (ナレーション)<パルス暦320年 冬> 3 00:00:39,772 --> 00:00:43,710 <ナルサス率いるパルス軍は 国境に侵入した➡ 4 00:00:43,710 --> 00:00:48,615 シンドゥラ国 第二王子 ラジェンドラの軍を打ち破った> 5 00:00:48,615 --> 00:00:52,485 <アルスラーンは 捕虜となって ペシャワールに引っ立てられた➡ 6 00:00:52,485 --> 00:00:57,223 ラジェンドラを客として迎え入れ 同盟を結んだ> 7 00:00:57,223 --> 00:00:59,359 < ここに 両軍は➡ 8 00:00:59,359 --> 00:01:03,262 シンドゥラ国 第一王子 ガーデーヴィ打倒のため➡ 9 00:01:03,262 --> 00:01:05,862 国境を越えた遠征へと旅立った> 10 00:01:07,400 --> 00:01:12,939 (パルス兵たち)うお~~! 11 00:01:12,939 --> 00:01:17,944 (シンドゥラ兵たち)うお~~! (パルス兵たち)うお~~! 12 00:01:17,944 --> 00:01:23,116 ♬~ 13 00:01:23,116 --> 00:01:26,619 (アルフリード)この~! この~! 14 00:01:26,619 --> 00:01:28,619 ぐおっ! ぐわっ! 15 00:01:29,889 --> 00:01:33,426 (パルス兵たち)うお~~! 16 00:01:33,426 --> 00:01:35,495 ザシュ! (ギーヴ)ふん…。 17 00:01:35,495 --> 00:01:39,432 ♬~ 18 00:01:39,432 --> 00:01:41,467 ザシュ! 19 00:01:41,467 --> 00:01:47,407 ♬~ 20 00:01:47,407 --> 00:01:51,044 (プラダーラタ)おらぁ~! うお~! 21 00:01:51,044 --> 00:01:53,744 (ダリューン)ふん! (プラダーラタ)ぐおっ! ううっ…。 22 00:01:55,982 --> 00:01:57,982 ふぅ…。 23 00:02:00,219 --> 00:02:02,255 (ラジェンドラ)ほう~。 24 00:02:02,255 --> 00:02:08,061 ♬~ 25 00:02:08,061 --> 00:02:11,998 (パルス兵たち)うお~~! 26 00:02:11,998 --> 00:02:14,067 ≫(ラジェンドラ)アルスラーン殿。 (アルスラーン)あっ。 27 00:02:14,067 --> 00:02:18,204 (ラジェンドラ)いや~ パルス兵の強さ 実に見事だ。 28 00:02:18,204 --> 00:02:20,239 ラジェンドラ殿。 (ラジェンドラ)特に➡ 29 00:02:20,239 --> 00:02:23,342 ダリューン卿の武勇には 目をみはったぞ。 30 00:02:23,342 --> 00:02:25,545 私には 過ぎた仲間たちです。 31 00:02:25,545 --> 00:02:28,915 (ラジェンドラ)いやいや 彼らほどの者を従えられるのは➡ 32 00:02:28,915 --> 00:02:31,551 アルスラーン殿の器ゆえよ。➡ 33 00:02:31,551 --> 00:02:36,689 ペシャワールの守りに残っている キシュワード卿の技も見てみたかった。➡ 34 00:02:36,689 --> 00:02:39,692 知っておるぞ 双刀将軍の名は。 35 00:02:39,692 --> 00:02:43,596 ナルサス どうも 俺は あの男を信用できん。 36 00:02:43,596 --> 00:02:47,533 (ナルサス)むしろ 俺は ヤツが どういう策を巡らせてくるか➡ 37 00:02:47,533 --> 00:02:51,704 待ちかねているよ。 (ラジェンドラ)ははははっ! 38 00:02:51,704 --> 00:02:59,645 ♬~ 39 00:02:59,645 --> 00:03:01,914 (マヘーンドラ・回想) ((ジャスワントよ➡ 40 00:03:01,914 --> 00:03:05,485 お前は ラジェンドラの軍に潜伏せよ)) (ジャスワント)((ははっ)) 41 00:03:05,485 --> 00:03:09,622 (マヘーンドラ)((危険な役割だが なんとしても➡ 42 00:03:09,622 --> 00:03:12,692 ヤツらの進軍を阻止するのだ)) 43 00:03:12,692 --> 00:03:17,296 (ジャスワント)((宰相閣下は 私にとって 父も同然でございます)) 44 00:03:17,296 --> 00:03:19,296 ((この命に代えても)) 45 00:03:21,033 --> 00:03:40,753 ♬~ 46 00:03:40,753 --> 00:03:50,897 ♬~ 47 00:03:50,897 --> 00:04:02,275 ♬~ 48 00:04:02,275 --> 00:04:12,251 ♬~ 49 00:04:12,251 --> 00:04:29,969 ♬~ 50 00:04:29,969 --> 00:04:45,785 ♬~ 51 00:04:45,785 --> 00:04:49,885 ♬~ 52 00:04:51,524 --> 00:04:56,829 ♬~ 53 00:04:56,829 --> 00:04:59,899 <パルス暦321年> 54 00:04:59,899 --> 00:05:02,635 < その年明けをアルスラーンは➡ 55 00:05:02,635 --> 00:05:06,305 シンドゥラ国西方の広野で迎えた> 56 00:05:06,305 --> 00:05:09,208 <パルス式に 新年の儀式が行われ➡ 57 00:05:09,208 --> 00:05:13,045 彼は 国王の代理としての 役割を果たした> 58 00:05:13,045 --> 00:05:32,865 ♬~ 59 00:05:32,865 --> 00:05:35,167 ♬~ 60 00:05:35,167 --> 00:05:38,671 (パルス兵たち) アルスラーン! アルスラーン!➡ 61 00:05:38,671 --> 00:05:43,643 天上に輝く星 神々の寵児よ➡ 62 00:05:43,643 --> 00:05:46,679 御身の智と力によりて➡ 63 00:05:46,679 --> 00:05:51,579 国と民とに 平安を もたらされんことを! 64 00:05:55,855 --> 00:06:00,626 (ギーヴ)ああ~ 俺には 宴の酒も まったく意味がない。 65 00:06:00,626 --> 00:06:05,464 ファランギース殿の美貌のみが 俺を酔わせることができる。 66 00:06:05,464 --> 00:06:10,236 (ファランギース)わしは悪酔いしそうじゃ お主と話してるとな。 67 00:06:10,236 --> 00:06:13,272 (エラム)あっ。 (アルフリード)はい ナルサス。 68 00:06:13,272 --> 00:06:16,442 (エラム)くっ! いや 俺に構うことはない。 69 00:06:16,442 --> 00:06:20,613 (アルフリード)いいから。 あ~ん。 (エラム)ナルサス様が困っているだろう! 70 00:06:20,613 --> 00:06:23,582 (アルフリード) ふふ~ん エラムには関係ないでしょ。 71 00:06:23,582 --> 00:06:25,685 (ナルサス)二人とも…。 ふっ。 72 00:06:25,685 --> 00:06:29,785 天下随一の策士が 子供相手に形なしだな。 73 00:06:34,961 --> 00:06:37,161 ≪バサバサ… あっ。 74 00:06:39,799 --> 00:06:41,834 おかえり アズライール。 75 00:06:41,834 --> 00:06:43,834 ≪ドドドド…(馬の足音) 76 00:06:45,972 --> 00:06:49,008 ラジェンドラ殿。 77 00:06:49,008 --> 00:06:51,577 (ラジェンドラ)どう。➡ 78 00:06:51,577 --> 00:06:55,715 アルスラーン殿 新年の挨拶に来た。 79 00:06:55,715 --> 00:06:57,783 わざわざ ありがとうございます。 80 00:06:57,783 --> 00:06:59,852 (ラジェンドラ) うむ。 パルスの兵士たちも➡ 81 00:06:59,852 --> 00:07:03,889 大いに 英気を養っているようで何より。➡ 82 00:07:03,889 --> 00:07:09,729 ところで 我が友にして 心の兄弟たるアルスラーン殿。 83 00:07:09,729 --> 00:07:12,965 えっ? あっ…。 相談があるのだが。 84 00:07:12,965 --> 00:07:14,965 なんでしょうか? 85 00:07:17,636 --> 00:07:21,207 ラジェンドラの兵と我々が 別の道筋を行き➡ 86 00:07:21,207 --> 00:07:24,410 二方向から ガーデーヴィを 挟み撃ちにすると。 87 00:07:24,410 --> 00:07:28,447 うむ。 ラジェンドラ殿が 提案してきた作戦だが…➡ 88 00:07:28,447 --> 00:07:31,584 どう思う? お断りなさるべきです。 89 00:07:31,584 --> 00:07:34,587 あの男 信用すべきではありません。 90 00:07:34,587 --> 00:07:37,423 俺も そう思いますね。 91 00:07:37,423 --> 00:07:42,561 あの王子様 きっと 俺たちを囮に使うつもりですよ。 92 00:07:42,561 --> 00:07:45,798 ファランギース殿も 同じお考えでは? 93 00:07:45,798 --> 00:07:48,367 不愉快なことじゃがな。 94 00:07:48,367 --> 00:07:51,437 我らが ガーデーヴィの主力とぶつかれば➡ 95 00:07:51,437 --> 00:07:55,708 ラジェンドラは 何をするにも 都合がよいじゃろうな。 96 00:07:55,708 --> 00:07:57,808 やはり そう思うか。 97 00:07:59,412 --> 00:08:02,281 ナルサスの考えを聞きたい。 98 00:08:02,281 --> 00:08:05,117 まず 殿下に お祝い申し上げます。 99 00:08:05,117 --> 00:08:07,953 えっ? (ナルサス)殿下の部下に➡ 100 00:08:07,953 --> 00:08:12,024 どうやら 阿呆は 一人もおりませぬようですので。➡ 101 00:08:12,024 --> 00:08:15,795 皆の考えるとおり ラジェンドラ王子の真意は➡ 102 00:08:15,795 --> 00:08:19,098 我々を囮として 利用することにあります。➡ 103 00:08:19,098 --> 00:08:22,668 ですが その提案 ご承諾なさいませ。 104 00:08:22,668 --> 00:08:25,738 それは なぜだ? 確かに ラジェンドラ王子は➡ 105 00:08:25,738 --> 00:08:29,708 信用できません。 しかし ならば むしろ➡ 106 00:08:29,708 --> 00:08:32,812 距離を置いて 行動した方がよろしい。 107 00:08:32,812 --> 00:08:34,880 なるほど。 (ナルサス)ただし➡ 108 00:08:34,880 --> 00:08:36,949 条件を お付けください。➡ 109 00:08:36,949 --> 00:08:40,186 糧食 それを運搬する牛馬➡ 110 00:08:40,186 --> 00:08:43,522 地図 信用のおける案内人➡ 111 00:08:43,522 --> 00:08:46,292 それらを要求なさいませ。 112 00:08:46,292 --> 00:08:49,992 ♬~ 113 00:08:56,635 --> 00:08:58,635 ん? 114 00:09:01,407 --> 00:09:04,510 (ジャスワント)ラジェンドラ王子より 遣わされました➡ 115 00:09:04,510 --> 00:09:06,579 ジャスワントと申します。 116 00:09:06,579 --> 00:09:10,082 ウライユールへの案内を 務めさせていただきます。 117 00:09:10,082 --> 00:09:12,718 ジャスワントか。 よろしく頼む。 118 00:09:12,718 --> 00:09:14,987 (ジャスワント)はい。 それでは これより 私が➡ 119 00:09:14,987 --> 00:09:17,790 隊の先頭を 務めさせていただきます。 120 00:09:17,790 --> 00:09:19,790 はっ! うわっ! 121 00:09:23,395 --> 00:09:27,133 (ジャスワント)毒蛇でございます。 お気をつけください。➡ 122 00:09:27,133 --> 00:09:29,602 この辺りは 冬でも こういった生き物が➡ 123 00:09:29,602 --> 00:09:33,739 一部 活動しております。 あっ… うむ ありがとう。 124 00:09:33,739 --> 00:09:37,039 (ジャスワント)失礼いたしました。 それでは後ほど。 125 00:09:41,447 --> 00:09:44,047 糧食運搬隊 集まれ! 126 00:09:48,754 --> 00:09:50,754 はっ! 127 00:09:54,393 --> 00:09:57,530 随分な挨拶ですね。 どなたですか。 128 00:09:57,530 --> 00:10:00,699 (ギーヴ) 悪いな! 手が滑っちまった。 129 00:10:00,699 --> 00:10:04,170 俺はギーヴ。 あんた 何者だ? 130 00:10:04,170 --> 00:10:06,372 (ジャスワント)私は 使いの案内人です。 131 00:10:06,372 --> 00:10:09,272 (ギーヴ) んん~ どうだろうな。 くっ! 132 00:10:10,843 --> 00:10:14,113 やっぱり ただ者じゃないだろ。 133 00:10:14,113 --> 00:10:16,513 ガキン ガキン ガキン! 134 00:10:20,152 --> 00:10:22,721 ふ~ん。 135 00:10:22,721 --> 00:10:24,721 失礼します。 136 00:10:26,192 --> 00:10:29,895 ♬~ 137 00:10:29,895 --> 00:10:32,431 かなりの腕だぞ あの男。 138 00:10:32,431 --> 00:10:36,168 ラジェンドラめ まさか 殿下に危害を…。 139 00:10:36,168 --> 00:10:38,204 ありうるかもな。 140 00:10:38,204 --> 00:10:48,614 ♬~ 141 00:10:48,614 --> 00:10:52,451 (ナルサス)殿下 あれが グジャラート城塞です。➡ 142 00:10:52,451 --> 00:10:55,588 これを落とす方法は いくらでもございますが➡ 143 00:10:55,588 --> 00:10:58,057 あまり 時間をかけてはいられません。 144 00:10:58,057 --> 00:11:00,092 では どうするのだ? 145 00:11:00,092 --> 00:11:02,795 (ナルサス)ひとまず 使者を送ろうと思います。➡ 146 00:11:02,795 --> 00:11:06,632 戦わずに通過できる可能性を 探りましょう。 147 00:11:06,632 --> 00:11:11,737 ♬~ 148 00:11:11,737 --> 00:11:14,840 見て~。 すてき。 149 00:11:14,840 --> 00:11:17,076 ふっ。 (2人)ああっ! 150 00:11:17,076 --> 00:11:19,111 はははっ。 151 00:11:19,111 --> 00:11:23,082 (ターラ)城司ゴーヴィン様 ご入場! 152 00:11:23,082 --> 00:11:27,082 ♬~ 153 00:11:28,320 --> 00:11:30,420 (ゴーヴィン) パルス軍の使者か。 154 00:11:31,924 --> 00:11:36,161 はい 私はギーヴ。 ジャスワントと申します。 155 00:11:36,161 --> 00:11:39,698 (ゴーヴィン)用件は? (ギーヴ)我々との休戦に応じ➡ 156 00:11:39,698 --> 00:11:42,901 パルス軍の通過を 許可していただきたい。 157 00:11:42,901 --> 00:11:45,904 (ゴーヴィン)正気か? そのようなことをしては➡ 158 00:11:45,904 --> 00:11:48,641 ガーデーヴィ様に 申し開きできん。 159 00:11:48,641 --> 00:11:51,744 もちろん タダとは言わぬ。 ラジェンドラ王子が➡ 160 00:11:51,744 --> 00:11:53,812 国王になった暁には➡ 161 00:11:53,812 --> 00:11:57,383 あなた方を 厚く遇すると仰せになっている。➡ 162 00:11:57,383 --> 00:12:01,883 地位にせよ 領地にせよ 望む全てを与えようと。 163 00:12:03,322 --> 00:12:06,392 (ギーヴ)いかがかな? 164 00:12:06,392 --> 00:12:08,460 即答はできん。 165 00:12:08,460 --> 00:12:11,964 結構。 明日まで お待ちいたしましょう。 166 00:12:11,964 --> 00:12:14,633 よい返事を期待しております。 167 00:12:14,633 --> 00:12:17,736 宴席を用意いたしました。 パンパン 168 00:12:17,736 --> 00:12:20,536 これ 使者殿らのおもてなしを。 169 00:12:21,874 --> 00:12:24,076 パルスの使者様 こちらへ。 170 00:12:24,076 --> 00:12:26,845 最上のぶどう酒を 用意しております。 171 00:12:26,845 --> 00:12:28,881 (ギーヴ)無論 あなた方が傍らで➡ 172 00:12:28,881 --> 00:12:31,884 ついでくれるのであろう? もちろんでございます。 173 00:12:31,884 --> 00:12:34,987 (侍女)さあ どうぞ。 (ジャスワント)いや 私は…。 174 00:12:34,987 --> 00:12:38,157 (ギーヴ)夜は長い。 ゆっくり楽しもう。 (ジャスワント)やめろ。 175 00:12:38,157 --> 00:12:41,157 ≪ははははっ。 ≫あはははっ。 176 00:12:42,728 --> 00:12:44,763 (ゴーヴィン)さて どうする。 177 00:12:44,763 --> 00:12:47,766 (ターラ)パルスが ラジェンドラに 肩入れするとなれば➡ 178 00:12:47,766 --> 00:12:51,770 王位争いは ヤツが有利。 ならば…。 179 00:12:51,770 --> 00:12:56,041 じゃが もし そうならなかったら 我らは反逆者だ。 180 00:12:56,041 --> 00:12:58,877 しかし パルス軍と 今 やり合うのは…。 181 00:12:58,877 --> 00:13:01,547 ≫コン…(ノック) ん? 182 00:13:01,547 --> 00:13:04,650 失礼します。 これはこれは 使者殿➡ 183 00:13:04,650 --> 00:13:06,719 いかがなされた。 184 00:13:06,719 --> 00:13:11,857 (ジャスワント)両将軍にお話があります。 その前に まず これを。 185 00:13:11,857 --> 00:13:16,729 (ターラ)これは ガーデーヴィ様の参謀 マヘーンドラ様の署名! 186 00:13:16,729 --> 00:13:18,931 (ゴーヴィン)お主 何者だ!? 187 00:13:18,931 --> 00:13:21,900 私は マヘーンドラ様の部下。 188 00:13:21,900 --> 00:13:24,803 ラジェンドラと パルスの進軍を阻止するよう➡ 189 00:13:24,803 --> 00:13:27,606 仰せつかっている者です。 (ターラ)あぁ…。 190 00:13:27,606 --> 00:13:31,076 (ジャスワント)両将軍 あのギーヴなる者が 言っていることは➡ 191 00:13:31,076 --> 00:13:34,880 全くのデタラメです。 何!? 192 00:13:34,880 --> 00:13:37,280 私に考えがあります。 193 00:15:42,808 --> 00:15:53,318 ♬~ 194 00:15:53,318 --> 00:15:56,355 (ジャスワント) ((開城を求める使者は 囮。➡ 195 00:15:56,355 --> 00:16:00,125 パルス軍の作戦は あなた方が 休戦の申し入れに➡ 196 00:16:00,125 --> 00:16:02,160 気を取られている隙に➡ 197 00:16:02,160 --> 00:16:05,030 グジャラート城を 通過してしまうことです)) 198 00:16:05,030 --> 00:16:08,100 ((なんじゃと!?)) ((そのような謀り事を!➡ 199 00:16:08,100 --> 00:16:12,838 そうと分かれば ギーヴとかいう 食わせ者を血祭りに挙げ➡ 200 00:16:12,838 --> 00:16:15,007 城門に さらしてくれよう!)) 201 00:16:15,007 --> 00:16:18,110 (ジャスワント)((お待ちください。 パルス軍は精強です。➡ 202 00:16:18,110 --> 00:16:20,913 まともに やり合うのは 避けた方がいい)) 203 00:16:20,913 --> 00:16:22,981 (ゴーヴィン) ((では どうしたら…)) 204 00:16:22,981 --> 00:16:26,084 ((パルスの 裏をかくのです。➡ 205 00:16:26,084 --> 00:16:30,088 パルス軍の隊列は 主力の騎兵が先に立ち➡ 206 00:16:30,088 --> 00:16:34,826 糧食隊は いちばん後ろです。 これを狙うべきです。➡ 207 00:16:34,826 --> 00:16:39,765 食料がなければ それ以上 進軍することはできない。➡ 208 00:16:39,765 --> 00:16:43,969 私の合図で パルス軍を 後方から襲撃してください)) 209 00:16:43,969 --> 00:16:51,677 ♬~ 210 00:16:51,677 --> 00:16:56,248 (ギーヴ)こんなときでも単独行動とは 寂しい人生だな。 211 00:16:56,248 --> 00:16:58,951 (ジャスワント)ギーヴ殿。 油断も隙もない。 212 00:16:58,951 --> 00:17:01,787 黒猫さんよ 発火筒より先に➡ 213 00:17:01,787 --> 00:17:04,656 あんたの尻尾に 火がついてるみたいだぜ。 214 00:17:04,656 --> 00:17:07,225 (ジャスワント) 俺の素性を見抜いていたのか。 215 00:17:07,225 --> 00:17:11,125 (ギーヴ)我らが軍師殿は 物が見え過ぎる御仁でな。 216 00:17:13,599 --> 00:17:16,535 ふん。 217 00:17:16,535 --> 00:17:19,171 (ゴーヴィン) ジャスワントの合図は まだか。 218 00:17:19,171 --> 00:17:22,708 このままでは パルス軍が 城を通過してしまう。 219 00:17:22,708 --> 00:17:25,711 これ以上は待てん。 襲撃だ! 220 00:17:25,711 --> 00:17:29,681 (シンドゥラ兵たち)うお~~! (ゴーヴィン)食料を奪い尽くせ! 221 00:17:29,681 --> 00:17:31,717 敵襲! 222 00:17:31,717 --> 00:17:35,654 ♬~ 223 00:17:35,654 --> 00:17:37,689 ぐおっ! うおっ! 224 00:17:37,689 --> 00:17:39,725 ヒヒーン! 225 00:17:39,725 --> 00:17:44,830 ♬~ 226 00:17:44,830 --> 00:17:48,400 (2人)ぐわっ! りょ… 糧食隊ではない! 227 00:17:48,400 --> 00:17:51,036 はめられ… ぐわっ! ターラ! 228 00:17:51,036 --> 00:17:54,673 ♬~ 229 00:17:54,673 --> 00:17:56,673 くっ…。 230 00:17:58,810 --> 00:18:01,029 うらぁ~! (一同)うわぁ~! 231 00:18:01,029 --> 00:18:07,252 ♬~ 232 00:18:07,252 --> 00:18:11,189 ゴーヴィン様! ぐわっ! ぎゃあ~! 233 00:18:11,189 --> 00:18:14,089 こんなはずでは…。 くっ! 234 00:18:15,527 --> 00:18:19,627 回り込め! パルスの小僧! くっ! 235 00:18:21,166 --> 00:18:24,169 そこを動くな~‼ 236 00:18:24,169 --> 00:18:26,705 殿下! 237 00:18:26,705 --> 00:18:30,542 (ゴーヴィン)ぐわっ! がはっ…。 238 00:18:30,542 --> 00:18:36,448 ♬~ 239 00:18:36,448 --> 00:18:39,051 う う… うわぁ~! 240 00:18:39,051 --> 00:18:42,587 ゴーヴィン様が死んだ! た… 退却だ! 241 00:18:42,587 --> 00:18:47,459 ♬~ 242 00:18:47,459 --> 00:18:49,459 終わりましたな。 243 00:18:51,029 --> 00:18:55,200 (ギーヴ)城司は死んだようだ。 勝敗はついた。 244 00:18:55,200 --> 00:18:58,170 (ジャスワント)くっ! ガキン! 245 00:18:58,170 --> 00:19:00,170 はっ! ふっ。 246 00:19:02,107 --> 00:19:05,577 諦めろ。 前は 手を抜いていたのか。 247 00:19:05,577 --> 00:19:08,680 あんなところで 本気出すわけないだろ。 248 00:19:08,680 --> 00:19:10,716 ギーヴ! 249 00:19:10,716 --> 00:19:15,616 ♬~ 250 00:19:17,522 --> 00:19:19,558 ジャスワント➡ 251 00:19:19,558 --> 00:19:22,627 初めから 裏切るつもりだったのか? 252 00:19:22,627 --> 00:19:25,797 裏切る? それは違うな。 253 00:19:25,797 --> 00:19:27,899 俺は シンドゥラ人だ。 254 00:19:27,899 --> 00:19:30,902 初めから シンドゥラの宰相閣下の 命に従い➡ 255 00:19:30,902 --> 00:19:33,905 ただ忠誠を尽くしただけだ! 256 00:19:33,905 --> 00:19:36,007 ガーデーヴィ殿下のためか。 257 00:19:36,007 --> 00:19:39,010 (ジャスワント) 違う。 俺が忠誠を尽くすのは➡ 258 00:19:39,010 --> 00:19:42,981 我が父に等しい 宰相マヘーンドラ様のみ。 259 00:19:42,981 --> 00:19:45,617 (ギーヴ)殿下 いつまでも 裏切り者の舌を➡ 260 00:19:45,617 --> 00:19:49,321 回らせておく必要はありません。 待ってくれ ギーヴ。 261 00:19:49,321 --> 00:19:51,321 もう少し話をさせてくれ。 262 00:19:52,591 --> 00:19:56,161 その 父に等しいとは どういうことだ? 263 00:19:56,161 --> 00:20:00,332 俺は 自分の父親が 誰であるのか知らぬ。 264 00:20:00,332 --> 00:20:05,437 孤児であった俺を育ててくれたのが マヘーンドラ様だった。 265 00:20:05,437 --> 00:20:08,006 それだけのことだ。 266 00:20:08,006 --> 00:20:11,510 自分の親を知らないのか。 267 00:20:11,510 --> 00:20:15,547 さあ このうえは 速やかに 俺の命を絶て! 268 00:20:15,547 --> 00:20:17,682 では 望みどおり。 269 00:20:17,682 --> 00:20:22,821 ♬~ 270 00:20:22,821 --> 00:20:24,821 待ってくれ。 271 00:20:27,125 --> 00:20:29,725 この者を解放してやってくれ。 272 00:20:31,163 --> 00:20:34,032 (ギーヴ) そうおっしゃると思いました。 273 00:20:34,032 --> 00:20:37,135 殿下の仰せとあらば 剣を引きますが➡ 274 00:20:37,135 --> 00:20:41,239 ですが どうか後日 後悔なさらぬよう。 275 00:20:41,239 --> 00:20:46,044 ♬~ 276 00:20:46,044 --> 00:20:48,079 あっ…。 277 00:20:48,079 --> 00:20:57,389 ♬~ 278 00:20:57,389 --> 00:21:00,325 正直 お甘いと思いますが…➡ 279 00:21:00,325 --> 00:21:04,563 よろしいでしょう。 私どもの力が 及ばぬほどの害には➡ 280 00:21:04,563 --> 00:21:09,067 ならないと存じます。 ありがとう ナルサス。 281 00:21:09,067 --> 00:21:13,067 ♬~ 282 00:21:15,440 --> 00:21:18,143 (アルフリード) ナルサスの料理は 私が作る! 283 00:21:18,143 --> 00:21:21,346 いいえ 私が! 私は ナルサス様の好みを➡ 284 00:21:21,346 --> 00:21:24,749 知り尽くしているし 栄養の管理も完璧だ。 285 00:21:24,749 --> 00:21:27,919 ふふ~ん ナルサスだって 女の子から作ってもらった方が➡ 286 00:21:27,919 --> 00:21:30,956 うれしいでしょう? ねえ ナルサス? 287 00:21:30,956 --> 00:21:34,059 (エラム)ナルサス様! (ナルサス)あ… ああ…➡ 288 00:21:34,059 --> 00:21:37,229 では 二人が作った料理 両方 食べよう。➡ 289 00:21:37,229 --> 00:21:39,264 それでいいだろう? 290 00:21:39,264 --> 00:21:42,434 はい では すぐに夕食の支度を…。 してくるから! 291 00:21:42,434 --> 00:21:46,137 ふん! すぐに ナルサス様は 私の料理だけでいいと➡ 292 00:21:46,137 --> 00:21:49,074 おっしゃるはずだ。 それは 私のセリフ! 293 00:21:49,074 --> 00:21:52,110 はぁ~。 ≪ふふふふっ。 294 00:21:52,110 --> 00:21:55,780 見ていたのか。 ああ。 なかなか面白かったぞ。 295 00:21:55,780 --> 00:21:58,750 くっ…。 まあ そう にらむな。 296 00:21:58,750 --> 00:22:03,250 はぁ~。 まったく… エラムも まだまだ子供なところがある。 297 00:22:04,689 --> 00:22:09,361 なあ ナルサス 将来 アルスラーン殿下が国王となり➡ 298 00:22:09,361 --> 00:22:11,563 エラムが それを補佐する。 299 00:22:11,563 --> 00:22:15,767 そうすれば よい政事が行えるのではないか? 300 00:22:15,767 --> 00:22:20,567 そうだな。 遅くても10年先には そうなってほしいものだ。 301 00:22:23,842 --> 00:22:27,679 殿下は おそらく アンドラゴラス王の子ではなく➡ 302 00:22:27,679 --> 00:22:31,179 パルス王家の血を引いていない。 ああ。 303 00:22:32,550 --> 00:22:35,587 殿下も そのことに お気付きだろう。 304 00:22:35,587 --> 00:22:38,256 (ナルサス) だが俺は パルス国のためには➡ 305 00:22:38,256 --> 00:22:42,460 やはり あの方こそが 王となるべきだと思う。 306 00:22:42,460 --> 00:22:44,460 俺も同じだ。 307 00:22:48,600 --> 00:22:50,835 ガン(杯を落とす音) (ガーデーヴィ)たった3日で➡ 308 00:22:50,835 --> 00:22:53,772 グジャラートが 落ちただと?➡ 309 00:22:53,772 --> 00:22:56,574 これが パルス軍の力か。 310 00:22:56,574 --> 00:22:59,344 ガーデーヴィ様 もはや 我らから➡ 311 00:22:59,344 --> 00:23:02,380 打って出るべきでしょう。 むっ…。 312 00:23:02,380 --> 00:23:05,050 パルスと ラジェンドラの兵を合わせても➡ 313 00:23:05,050 --> 00:23:08,186 まだ 我々の兵力が 勝っております。➡ 314 00:23:08,186 --> 00:23:11,456 加えて 我らには 戦象部隊があります。 315 00:23:11,456 --> 00:23:14,960 (ガーデーヴィ) ああ… そうか。 そうだな。➡ 316 00:23:14,960 --> 00:23:18,063 戦象部隊には あのアンドラゴラスでさえ➡ 317 00:23:18,063 --> 00:23:20,131 勝てなかったのだ。➡ 318 00:23:20,131 --> 00:23:23,168 アルスラーンとかいう 小僧ごとき…。 319 00:23:23,168 --> 00:23:26,368 ふふふふっ。 320 00:23:28,340 --> 00:23:31,640 グオォーーー! 321 00:23:33,111 --> 00:23:52,764 ♬~ 322 00:23:52,764 --> 00:24:06,845 ♬~ 323 00:24:06,845 --> 00:24:14,019 ♬~ 324 00:24:14,019 --> 00:24:32,637 ♬~ 325 00:24:32,637 --> 00:24:36,137 ♬~ 326 00:24:40,278 --> 00:24:43,448 ♬~ 327 00:24:43,448 --> 00:24:56,561 ♬~ 328 00:24:56,561 --> 00:25:01,561 ♬~ 329 00:25:03,368 --> 00:25:14,412 ♬~ 330 00:25:14,412 --> 00:25:16,881 キィー 331 00:25:16,881 --> 00:25:20,981 ジャスワントは 自分の親を知らぬと言った。 332 00:25:22,454 --> 00:25:26,257 私も 自分が 誰の子なのか分からぬ。 333 00:25:26,257 --> 00:25:31,429 ♬~ 334 00:25:31,429 --> 00:25:35,567 殿下 冬の夜風は お体に障ります。 335 00:25:35,567 --> 00:25:37,967 そろそろ お休みになられては。 336 00:25:39,671 --> 00:25:43,971 ダリューン 私は 一体 何者なんだろう? 337 00:25:45,510 --> 00:25:48,713 私は 王家の子ではな…。 338 00:25:48,713 --> 00:25:53,618 殿下のご正体は このダリューンが存じております。 339 00:25:53,618 --> 00:25:55,618 ダリューン…。 340 00:25:57,489 --> 00:25:59,624 殿下は このダリューンにとって➡ 341 00:25:59,624 --> 00:26:03,128 何よりも大事な 主君でいらっしゃいます。 342 00:26:03,128 --> 00:26:05,964 それではいけませんか 殿下。 343 00:26:05,964 --> 00:26:19,878 ♬~ 344 00:26:19,878 --> 00:26:22,814 ありがとう ダリューン。 345 00:26:22,814 --> 00:26:26,414 ♬~ 346 00:27:59,911 --> 00:28:03,848 <無傷無敵の戦象部隊は 大地を鳴動させながら➡ 347 00:28:03,848 --> 00:28:07,248 ついに パルス軍に襲いかかっていった> 348 00:28:10,088 --> 00:28:12,888 <少年は そして王となる> 349 00:28:21,933 --> 00:28:30,933