ふむ、このワタクシが天才発明家であると知って声をかけたのですかな? ああ、そうでしょう。そうでしょうとも。 我が名は天に轟き地に響く、唯一無二の大天才ですからね! そんなワタクシに声をかけたあなたはお目が高い! あなたが私に投資してくれれば、どんな発明品も思うがままです。 投資していただけますかな? はい。 いいえ。 現在、あなた様が投資して下さった金額は Gでございます。 この大天才の発明の為、是非ともご投資いただけませんか? おお、ワタクシに投資する気になりましたか? なあに、たったの100000Gほどですよ。 良ければ、火星の探査艇から持ち帰った資材をお売り致しますよ。 今後ともよろしくお願い申し上げます。 ……チッ え?舌打ち?はは、滅相もございません。 あなた様あってのワタクシですよ? お気持ちはありがたいのですが、お手持ちの資金が足りぬようです。 残念です…… ご投資いただきありがとうございます! ですが、投資額がいささか足りず、見返りの品のご用意は出来ませんでした…… またの機会がありましたら、よろしく頼みます。 おお、ありがたき幸せ!恐悦至極にございます!! ここだけの話、一定量投資していただければ、見返りも…… して、いかほど投資していただけるのでしょうか? 10G 100G 500G 1000G 2500G 5000G 10000G 20000G 投資を止める。 ああ、残念ながら今回の発明で資金が枯渇してしまいました。 新たな投資をしてくださいませんか? ありがとうございます!知者不惑とはまさにこのこと。 新たな発明品ですよ!さあ、見てください!! ああ、また資金が足りなくなってしまいました。今回の発明は厄介です。 どうでしょう?ここで思い切って100000Gほど投資していただけませんか? ……残念ですな。 このワタクシ一世一代の発明になるやもしれませんのに。 後になって「あの時、投資しておけば良かった!」などと思わぬ事ですな。 ほ、本当によろしいのですか? とうとう来た…… この天才が遂に一世一代の発明に取り掛かる時が来たのだ……! よーし!やるよ!やりますよワタクシは!! 一週間後…… ようやく完成した、ワタクシの一世一代の発明品…… ……になるはずだったのですが……失敗しました。 あれは、月に向かうロケット発射台として建造したのです。 何とか宇宙までは達したものの、残念ながら月には到着しませんでした。 その代わりに火星に到着してしまったのですが…… ああ、悔しい!この天才、初めての挫折です!! 二日後…… ZZZZZZZ…… 寝てるだけか…… 寝てるのか…… 今はアクセスできない どうかしましたか? はい、なんでしょう? 作戦を変えますか? なに? どうしたの? 作戦変更? 戦闘タイプを選択して下さい。 バランス 近距離 遠距離 積極 慎重 非戦闘 変更しない あいつらを叩き潰して、ぶっ殺します! 先を急ぎましょう! 頼りにしています。 早く目的地に向かいましょう! 報告:当ポッドに対する親密度が限界まで上昇。 これらの無駄なケアは戦闘行為に対して不必要。 だが、当機はそうした無意味な行為を好ましいと判断する。 今後、いかなる時もポッド042はヨルハ機体2Bを守ると誓おう。 以上。 今後、いかなる時もポッド042はヨルハ機体A2を守ると誓おう。 今後、いかなる時もポッド153はヨルハ機体9Sを守ると誓おう。 でも、大きな商業施設を作るなんて、旧世界の人類は余裕があったんですね〜 沢山の商品を前に買い物できたら、楽しいでしょうね〜 私達には必要ない。 いや、そんな事もないですよ? 機械生命体を殲滅させたら、僕達兵士はやることがなくなります。 そうしたら、平和に暮らす日がきっと来るはずです。 そうだ。平和になったら、一緒に買い物に行きましょうよ。 2Bにお似合いのTシャツとか買ってあげます。 Tシャツ…… あれ?要らないですか? いや…… その日が来たら、いつか行こう。 本当ですか?約束ですからね? ああ。 これは……ポッド? 推測:所有者が何らかの理由でセーフモード状態で投棄。 どんな事情で捨てたんだろう…… 再起動して、使えるようだったら私を管理者に上書きできるか試してみて。 起動確認。アクセス成功。 所有者の上書き登録成功。特殊兵装が使用可能。 どんな事情で捨てたんだか…… そいつ、まだ生きてる? これを持っていたヨルハはどこに…… そのポッド、まだ生きてる?生きてたら僕を管理者に上書きできるか試してみて。 棄てられたポッドか…… 再起動と所有権の上書き確認。 ポッドが釣れた…… 報告:何らかの理由により、セーフモード状態で投棄された模様。 再起動と所有権の上書き確認を。 何でポッドが釣れるんだ…… それ、使えないかチェックしてみて。 わ。これって、もしかしてポッド? 使えるのかな……再起動と所有権の確認をしてみて。 ポッドが釣れた? 報告:アクセスポイントからメール受信の連絡。 状況は!? これが目標の超大型兵器。破壊する。 援護しますっ! 警告:敵兵器による下方向からの攻撃。 推奨:退避。 ハッキング開始します! あれは……? 回答:人類の住居だったエリアの廃墟。 鉄骨とコンクリートで出来た高層建築に大勢で居住し、 『マンモス団地』などと呼ばれていた。 わざわざ大勢で集まって住むなんて…… 昔もこのあたりは危険だったのかな。 否定:集団で住んでいたのは土地の不足による経済的な理由。 ふぅーん。人間って、変わってるなあ。 オマエタチ ヒト デ ナイ ニゲロ ニゲロ ターゲットを視認しました。追いかけましょう。 コンニチハ ゴキゲンヨウ イイ テンキ キョウ ハ アンドロイド ハ コワイ コワイ……カラ コロス ドウシテ ドウシテ ドウシテ ヤメテ コワイ コナイデ ヒドイ。 イタイ イタイ イタイイタイイタイイイイイイ ミンナ シンダ オマエタチ ハ ニセモノ イズレ コワレテ アッ マチガエタ! どういう基準で言葉を選んでるんだろう…… アンドロイド達の……死体。 推測:当地域に生息する機械生命体によるもの。 なんでこんな場所に…… 理由:不明。 まるで、集められているような感じですね。 わかった……私、もっとキレイになる。 沢山の飾りをつけて……もっとキレイになります。 何……こいつら? タのしイネ!楽しイネ! これは…… なんていうか、異様な雰囲気ですね…… 喜ビヲ!分かち合オウ! アオウ! ここのゲートは……開かないみたいですね。 どこか他の道から進めないかな…… どこか行けるルートが無いか探してみましょう。 別のルートで奥のエリアに行けるかもしれませんね。 この通路はどこに繋がっているんだろう…… どこかから奥に進めると思うんですけど…… あと、調査してない場所はここくらいでしょうか。 レジスタンスの反応はあの建物の方向から発信されています。 ここから先に進むには…… 進めるルートが無いか、調べてみましょう。 踊ロウ オドロウ! アソボウ! アソボウ! アソボウ! 遊ボウ! 歌おう ウタオウ! あそボウ! アソボウ! これだけ大型の武装した機械生命体…… 見逃すと後でマズイ事になりそうです。倒しておきましょう! あの戦車……放っておいていいんですか? 害が無いなら、戦うのは時間の無駄。 ……何、これ。 回答:人類が建造した遊具。レール上を高速で移動し、スリルを体感するもの。 『絶叫マシン』とも呼ばれていた。 人間って変な生き物なんだな…… ……ところで、2B。 何? 僕の事をよく知る親しい人は、僕の事を『ナインズ』って呼ぶんですけど…… そう。 そろそろ2Bもどうですか? 何が? だから『ナインズ』って呼んでくれていいんですよ? まだ、いい。 ……そう、ですか。 警告:アクセスポイントに通信障害。 予測:当該地帯の敵による通信妨害。 推奨:当該地域の敵排除と、アクセスポイントの速やかな復旧。 バンカーよりマップデータを入手。 システムメニュー上で表示可能。 マップデータですか…… 衛星から取得出来る解像度が粗くて、あまり正確な形状が把握出来ないんですよね。 新しい衛星が配備されるといいんですけど。 大体わかればいい。 意外とたくましいですね……2Bは。 これは……旧世界の情報だな。 旧世界の情報か…… 2Bさん! 事前に調査しておいたマップデータを転送しておきますね。 了解。 2Bさん。僕……嬉しいです。 僕達スキャナータイプは、単独での現地の事前調査が主です。 だから、誰かと一緒に行動出来るって、楽しいんです。 ……感情を持つ事は禁止されている。 あっ……すみません! それと…… 『さん』は付けなくて、いい。 ……え? 私の名前に敬称は必要ない。 ……わかりました。2B! 広いな……この廃墟。 ここは昔、人類の兵器工場だったらしいですよ。 今ではすっかり機械生命体だらけですが…… 敵はこの工場を再利用して、機械生命体を増産しているようです。 全滅させないと無限に湧いてくるって事か…… ……何? 旧世界のデータを使って適当な事を喋ってるんです。 機械生命体のやる事に意味なんかないですよ。 一通り工場を探索したけど、目標らしき兵器は発見出来ず。 もしかしたら別の場所に移動しちゃったかもしれませんね。 あれは…… ああ、鳥ですか。 環境の変化があったのか、動物や植物は旧世界の時よりも増えているみたいですね。 その橋の先に別の施設があるはずです。 ちょっと遠いですが、移動してみましょうか。 しかし、司令部が敵兵器の予測位置を間違えるなんて、珍しいですね。 いや。 どうかな……   2B!?どうしたのっ!! 敵大型兵器と交戦に入った模様。 援護しなきゃ……急ごう! ここがレジスタンスキャンプか…… まず、リーダーに情報を聞いてみましょうよ。 お前達は…… 二号…… あれ?2Bの事、知ってるんですか? ……いや、バンカーから連絡が来てたからな。 私の名前はアネモネ。 この辺り一帯のアンドロイドレジスタンスを取りまとめている。 バンカーから話は聞いている。このエリアの調査担当になったらしいな。 情報は私よりも他の連中の方が詳しいだろう。 私を通さなくていいから、好きに聞いてくれ。 武器屋や道具屋は頻繁に使うだろうから、挨拶くらいしといてもいいかもな。 それと、入り口近くに機械生命体の頭をかぶったヤツがいるんだが…… 変なヤツだが物知りだから、色々聞いてみるといい。 そうだ。私からも一つ頼みがある。 最近、砂漠地帯で凶悪な機械生命体が多く出現しているらしい。 これまで無かった現象で、何か起きているのかもしれない。 君達ヨルハ部隊は調査も得意だと聞いている。 砂漠地帯の異変の原因を調べてもらえないだろうか? 手伝う。 手伝わない。 そうか。ありがとう。 砂漠にいる私達の仲間には連絡しておく。 くれぐれも、気をつけて。 そうか……気が向いたらまた声をかけてくれ。 ここは植物の侵食がかなり進んでいますが、当時はかなり大きな都市だったんでしょうね。 オペレーター6Oより、2Bさんへ。定期連絡の時間です。 こちら2B。異常なし。 それは良かったです。今日の地球の天気は良いですか? 問題なし……それは作戦に関係する情報? いえいえ、そうではなくて。天気がいいと気分が良いのかなー、なんて。 気分が良くても良くなくても、作戦には関係ない。 ははっ……2Bさんらしいですね。 それでは、また! オペレーター21Oより、9S。定期連絡を行います。 はーい。こちら9S。異常ありませーん。いやあ、今日も天気が良くて…… 異常なしとの事。了解しました。 天気の情報は必要ありません。以上です。 いやあ、オペレーターさん、相変わらずカタイなあ…… そこがいいところな気もしますけど。 ああ、新顔さんかい?そこにいる隊長に話を聞きに行くといい。 ヨルハの人?まずはリーダーに話を通してくれ。色々あるんだよ……シキタリってのが。 ああ、ヨルハ部隊の方ですか。まずはリーダーのアネモネさんに会っていただけますか? ここを仕切ってるのは、リーダーのアネモネ姐さんだ。まずはそこに挨拶しにいくんだな。 ……見ない顔だな? おっと。リーダーの所には行ったのかい? ………… そこにいるアネモネさんがこのキャンプのリーダーだよ。 あ、こんにちは!ヨルハ部隊の方ですね!お待ちしてました!リーダーのアネモネさんに会いました?会ってません?それとも会いました? やあ。ここのキャンプを色々調べるならまずは上を通してくれないかな? ……ええっと……あなたは……誰ですか? アンタ達、ヨルハ部隊の新顔の人?だったら、ここのリーダーと会っておくといいよ。 あなたも新顔ですか? この救護室に運び込まれるようにはなるなよ……? こらこら。お嬢ちゃん達。まずはリーダーのアネモネさんに話を通してくるんだな。それがここの流儀だ。 新しい人?よろしくね。 …… リーダーのアネモネさんは広場のテントにいると思うよ? 部外者には色々話せない事があるんですよね…… ん?新しいヨルハの人か…… あれ?リーダーの許可なくこんな奥まで来ちゃだめだよ。 すまないね。リーダーに話を通さないとダメ、ってルールがあるんだ。 ここは各地のキャンプの中でも特にルールが厳しくてね。まずはリーダーの承認を得るところから始めてね。 あー、リーダーはここにはいないよ? ん?リーダーの許可なくこんなところをウロついちゃダメだぞ? ああ、新顔さんか。まずはリーダーのアネモネに話を聞くといい。 リーダーはテントの奥にいますよ。 砂で滑りますね…… アン……ドロイ……ド サバ……ク コロ……ス ニク…… 機械生命体が、言葉を…… こういう個体も増えたってレジスタンスの人が言ってましたね。 どうして最近になって増えたんだろう……? 敵の反応が近づきました。気をつけましょう。 アンド……ロイド…… テキ……ハイジョ…… コワ……イ…… コワイ……テキ…… 機械生命体にも、怖いっていう感情があるんでしょうか…… テキ……テキ……コロス…… ドウシテ…… イヤ……コナ……デ…… こいつらは、なんで余計なものを身に着けてるんだ。 昔、人間が着ていたものに感じが似ていますね。データで見たことがある。 そういえば顔のペイントも……共同体特有の化粧みたいだ。 ヤダヨゥ……コワイ……ヨゥ…… ……ケ、テ…… タスケテ……! 2B!奴らの言葉に意味はありません。 ランダムで単語を発声しているだけです。 大体、助けてって言いながら攻撃するなんて矛盾してるし…… ……そうだね。 キョウ キノウ コンニチハ コロス……コロシテ…… コワイ ヤサシイ ヤサイ ニク 死ヌ ニゲル ニゲル コワイ あっちの岩場に逃げましたよ! ターゲット個体識別信号をマーク ははは、2Bさん、あんまり複雑に操作するものだから保存容量の上限に達してしまいました。一旦保存は停止しますね。 2Bさんですね? 僕は9Sです。貴方のサポートをするように指令を受けています。 この大きなノコギリが、目標の『超大型兵器』ですか? 違う。単なる防衛装置みたい。 じゃあ……目標を探す必要がありますね。 僕は飛行ユニットがありますから、外から見て廻ります。 わかった。私は内部を中心に調べてみる。 全員が……白旗? 戦う意思がない、って事でしょうか? やっぱりこの村……何か変ですよ。 戻って調べましょう。 推奨:機械生命体の集落の調査。現段階の情報では、司令部への報告は困難。 ……まず、最初に 聞いていただきたい事があります。 私達は貴方の敵ではありません。 2B!機械生命体の言う事なんて信じちゃダメです! ……確かに、貴方達にとって私達、機械生命体は敵です。 私の名前はパスカル。この村の長をしています。 この村に住む者達は……戦いから逃げてきた平和主義者しかいません。 良ければ、皆さん自身の目で確認してみてください…… そうだ。私達は、貴方達アンドロイドとの交流もあるのです。 レジスタンスキャンプのアネモネさんにこれを持って行ってください。 これは……? アネモネさんに頼まれていた、燃料用の濾過フィルターです。 渡していただければ、私達が平和的な種族である事を理解していただけると思います。 ……判った。 ああ!高粘度オイルを持ってきてくださったんですね。 アネモネさんは優しくて理解のある方で助かります。 全てのアンドロイドと機械生命体が、こうやって平和に暮らせたらいいんですけど…… ……そんなの、夢物語だ。 そうですね……良ければ、他のロボット達とも交流してみてください。 対話する事でしか、相互理解は得られない……私はそう思っています。 そう…… いかがでしょうか? うわっ……勝手に通信してきた…… 私達が平和を愛している事をご理解いただけましたか? 口だけならいくらでも言える…… 機械には心が無いんだから。 ……そうかもしれません。 でも、これからも良ければこの村に来てください。 アネモネさん、パスカルという名前の機械生命体から預かってる物があるんですが…… ああ、燃料フィルターか。今丁度不足してたんだ。 ……っていうか、パスカルに会ったのか? ええ……アネモネさん、機械生命体と接触してるんですか? ……そうだ。あの村の連中は無害だし、私達が作れないような細かい作業も得意だからな。 その代わり、私達はオイルや素材なんかを渡して交換してる。一種の交易ってやつだ。 そう……なんですね。 戻るなら、この高粘度オイルをパスカルに持って行ってやってくれ。 パスカルに会ったら高粘度オイルを渡しておいてくれ。 いつも世話になってすまないな……あっ、そうだ。 君達ヨルハ部隊の為の専用の部屋を用意しておいたんだ。 いつでも好きに使ってくれ。 2B、気乗りしないのはわかりますが、機械生命体の話を聞いてみませんか?彼らの意図が気になります。 9S、戻って機械生命体から情報を聞こう。 オペレーター6Oより、2Bさんへ。定期連絡の時間……うわーん。 こちら2B。どうした? 実は、ちょっと好きだった先輩を食事に誘ったら断られちゃって…… 私、これからどうやって生きていけばいいんですか……2Bさん…… そ、そんな事……聞かれても。 もう、バンカーにいられないです…… ……それは困る。作戦に支障があるから。 ……2Bさんは、私を必要としてくれるんですか? B型戦闘モデルにはオペレーターのサポートが必要不可欠。 だから…… 2Bさん…… ……以上。通信終了。 本日は9Sに重要事項の連絡があります。 なんでしょう? 整備部から9Sの飛行ユニットの扱いについて苦情が入りました。 勝手に改造するのは止めて欲しい、との事です。 いや、だって衛星からの情報に余計なデータがあって、射撃補正が遅れるから仕方なく…… 反論があるなら自分で整備部に行って話すなり殴るなりして解決してください。 ……オペレーターさんって意外と乱暴なのかな。 月面人類会議より地上で奮戦しているアンドロイド諸君に告げる。 宇宙人とその尖兵たる機械生命体によって攻撃されてから数千年が経つ。 そして、我々人類は月に逃げ延びる事になった。 しかし、今もなお諸君らの戦いによって、我々は存続する事が出来ている。 諸君らアンドロイド兵こそが、我々人類の最後の希望なのだ。 健闘を期待する。 人類に栄光あれ。 2Bさん、聞こえますか。起動セットアップを始めますね。 まず、システムの明度設定を確認してください。 あれ、明度調整の方法、わかりませんか?どこかの入力に対応してると思うんですが…… ……えーと。わかりました。ちょっと待って下さい。 ガイドを発見しました!ガイドに従ってください。 それでは、早速始めますね。 一つずつ調整していきましょう。 まずはそのまま明度の調整、お願いします。 2Bさん、この値で大丈夫ですか? はい いいえ 了解です。 あっ、そうそう。セットアップのプロセスは一応記録させてもらっています。 それでは、次は音声認識の設定です。 音声認識の設定がミュートになっているので、調整お願いします。今から実際に呼びかけるので、僕の声が聴こえるようにしてください。 2Bさーん、聞こえますかー? えー、もしもーし、聞こえるように調整お願いしまーす。 僕の声が聴こえるように調整お願いしまーす。 あ、あのー、恥ずかしいので早くしてもらえますか……? え、僕の声、聞こえてないですよね? これで問題ありませんか? 大丈夫……9Sの声って……何か安心する。 はい、これで設定は完了です。 !!……あ、ありがとうございます。これでオプションの設定は完了です。 う!……な、なんだ!?勝手に心拍数が上昇してる!? なんだ、これ……あれ、正常値に戻った…… あれ?自爆許可の項目が消えてる。ちょっと待ってください!すぐに復元できるので!! 僕が設定しても良いんですが、一応規則なので2Bさんが設定してくださいね。 ……???ダメですよ、ちゃんとONにしてください。 えーと、ダメですよ。特別なケース以外、設定は必須です。 見逃せません。許可してください。 もう!困らせないでください。規則なんですから。 OKです。いざという時は、身を挺して作戦を遂行する必要がありますからね。 設定が終わったら、この画面を終了してください。 あ、振動検知の機能を有効にしたんですね。それでは、簡単にテストしてみましょうか。 今から、実際に肩を軽く叩いてみますね。 あれ?おかしいですね。設定は正しいはずなのに。 ちょっと叩く場所を変えてみましょうか。次は、腕を軽く叩きますよ。 え!?本当ですか?? 2B、絶対わかってると思うんだけど……僕のこと、からかってるのかな…… うーん、仕方ないですね。ここはどうですか? 次はここにしよう、でもなんだか怒られそうだな。 本当ですか!? 本当に何も感じませんか? じゃ、じゃあこれでどうですか? も、もう知りませんよ…… どうですか?分かりますか? OK、テスト終了です。 今度はわかりましたよね? OK、テスト終了です。 ……どうですか? どうですか? はい……ありがとうございました。 うーん。今ちょっと原因が判らないので、後から精密検査を受けてもらうしかないですね。 とりあえず、テストは終了です。 確かに、自爆するのは嫌ですよね…… 規則では自爆機能は必須ですけど……司令官には、黙っておきます。 音声、聞きたくないんですか??いいですけど……なぜ…… 僕が設定をサポートした全ての項目が覆されてしまった。 僕、嫌われているんだろうか。この先2Bさんとうまくやっていけるかなあ…… ああ、君達か。 いつも世話になってすまないな…… 礼と言っては何だが、君達ヨルハの為に部屋を用意しておいた。 部屋? ヨルハ部隊には世話になってるからな……遠慮無く使ってくれ。 ありがとうございます! 9Sッ!! 9Sのブラックボックス反応検知。 通信応答なし。 救助する! 司令部への応援要請! 妨害電波によって通信は不可能。 9Sを助けないと…… 報告:この部屋の下にレジスタンスの反応多数。 何……これ! こんな形の機械生命体、記録にありません! 敵からのハッキングです! 電脳内でダメージを受けると機体に不具合が生じるから気をつけて!! アンドロイドの死体を再利用して攻撃してきてる!? いや……これは…… ブラックボックス信号が確認されています! 生きたまま、兵器に改造されてるんです!! ……すぐに、終わらせる!! 敵のハッキングパターンの解析が進みました。 僕は相手に逆ハッキングを仕掛けます。 援護してください!! 了解! キレイになるんだ…… キレイに……なるんだ…… もっと……もっとキレイになる……んだ…… もっと……もっと…… 警告:敵の自我データによる飽和攻撃。 速やかに破壊しないと記憶領域に重大なダメージの懸念あり。 2B!あの横穴から逃げられそうです! ポッド042からオペレーターへ。 レジスタンスリーダーより指定のあった場所の座標データを確認。 オペレーターよりポッド042へ。座標データ確認。 目標地点にマーカーをポイント。 砂漠は気温が高く日差しも強いですから補給が難しくなります。 ちゃんと準備してから行ってくださいね、2Bさん! オペレーターより9Sへ。 レジスタンスリーダーより指定のあった場所の座標データを転送します。 さすがオペレーターさん!仕事が早いですね~ 無駄口を叩いていると不必要にエネルギー消費されます。 作戦行動に関係の無い発言は控えてください。 はあい。 現在、機械生命体との戦闘は膠着状態にある。 長期に渡る戦闘により諸君も疲弊している事だろう。 だが諦めずに奮闘を続けて欲しい。 地球の奪還は、月面にいる数十万の人類の悲願なのだ。 ……人類会議の放送はいつも堅苦しいですね〜 リーダーから話は聞いてるよ。 私の名前はジャッカス。よろしく。 砂漠の機械共を退治してくれるって? じゃあ、封鎖している入り口を開けなきゃね。 ええ……でも、どうしてこんな変な場所にいるんですか? ああ、これ?これはね…… 巻き込まれたら危ないよね? ……あんまり無理しないようにね。 封鎖しているゲートを爆発で開けるなんて…… 乱暴な人ですねぇ。 目標地点を確認。マップにマーク。 推奨:目標地点への移動。 情報によると、この付近の機械生命体は襲ってくる様子は無いみたいですね。 最近、こういう敵が増えたみたいで。 ただボーッとしてるだけ……一体何をしてるんでしょう。 わーッ!2B! もう、ダメですよ。いくら最新鋭のヨルハ機体でも、あの高さは無理です。 あんまり無茶しないでくださいね。 作戦は、成功でしたね。 敵大型兵器は破壊され敵支配地域への侵入経路が確保されました。今後の 9S。 ……はい。 ありがとう。 最後に私達のデータを基地にアップロードしてくれて。 ……ごめんなさい。その記憶を僕は持っていません。 あの地域は通信帯域が細かったですから…… 多分、貴女のデータをバックアップする時間しか確保出来なかったんでしょう。 僕の記憶は、貴女と合流する直前までしか残っていません。 ……そう。 でも、どうして2Bのような戦闘モデルが調査を担当するんでしょうか? 現地調査なら僕達スキャナーモデルだけで十分なのに。 ……命令に文句を言わない。 はーい。 2Bさん。今回から新装備が搭載されています。 使用方法を表示しますので確認してください。 バンカーより2Bさんへ。 飛行ユニットの降下地点を設定しました。 レジスタンスのキャンプよりちょっと離れた場所なんですが…… 敵への情報漏洩を防止する為なので我慢してください。 がんばってくださいね! 止まった……ここまで来たら大丈夫そうですね。 一体……あの機械生命体は…… これまでに見たことのないタイプでした。 後で司令部に報告しましょう。 警告。 司令部に連絡する為に、通信状況の良いエリアに移動しましょう。 司令部との通信、出来るようになりました。 9Sからバンカーへ。応答をお願いします。 オペレーターより9S。受信しました。 先ほど、人型……つまりアンドロイドに似た質感を持つ機械生命体と遭遇しました。 残念ながら取り逃しましたが…… その時の交戦データを転送させてもらいます。 了解しました。転送を開始します。 それじゃあ分析の方、よろしくお願いしますね。 流量の多い箇所の移動は困難。 推奨:岩場を移動。 ……ふうっ、これで一段落しましたね。 2B、ここからの作戦行動について相談があるんですが。 さっきの機械生命体との戦闘で受けたダメージが心配です。 一度レジスタンスキャンプに戻って補給やメンテナンスをしますか? レジスタンスキャンプに戻る。 このまま戦闘を続ける。 確かに……一旦、レジスタンスキャンプに戻ろう。 いや、このまま継続して機械生命体を排除しよう。 了解です。あまり無理しないでくださいね、2B。 オペレーターより9S。先ほどのデータの転送が完了しました。 別件ですが、司令官から2B・9S両名へのメッセージがあります。 再生します。 地上に向かっているヨルハ部隊の数機が連絡を絶った。 現在もブラックボックス信号が確認されている事から、死亡はしていないと推定される。 信号の発信されているポイントを絞り込んだので、 地上に滞在中のヨルハ部隊員には、本件の調査を命ずる。 以上で、通信を終了します。 そういえば……レジスタンスキャンプでも同じような話を聞いた…… 目標地点の情報をセットしました。 他のアンドロイドの人達が心配ですね…… 早めに行った方がいい気がします。 地上からのルートは封鎖されているみたいですね…… 地下から行けないか調べてみましょう。 ねぇ、2B。 砂漠にいた機械生命体、見た目は完全にアンドロイドと同じでしたね。 確かに。 僕らアンドロイドは、創造主たる人間の姿を模して作られてるけど…… 機械生命体はどうして僕らの姿を真似するんでしょうか? ……考えても判らない事に時間を割くのは無駄。 ……そうですね。 助けてくれて、ありがとう。 あ、ハッキングの事ですか? 僕達スキャナーモデルにとってハッキングは得意分野です。 いつでも援護しますよ。 アンドロイド達を助けないと…… ……だめです。回路が全部焼き切れてます。 敵のシステムによってかろうじて生き延びていただけみたいですね…… ねぇ……2B。 あの機械生命体、何だか不思議な事を言ってました。 まるで、感情が 機械生命体に意識なんかない…… そう言ったのは貴方よ。9S。 ……そう……ですね。 敵……! ワタシ、敵ジャナイ。 え……? アナタ達、壊れた機械生命体、倒してクレタ。 機械生命体が、こんなに言葉を使えるなんて…… お礼スル……ワタシ達の村ニ来イ。 村ニ行ク。 村ニ行カナイ。 罠かもしれませんが…… とりあえず情報収集の為に行ってみましょうか。 確かに怪しいですが…… ここまでコミュニケーションを取れる個体は見たことがありません。 確認してみる価値はあるかもしれませんね。 ワタシ達、戦うキモチ、ナイ。 防弾タイプの敵を確認。 近接攻撃を推奨。 わかってる。 ……チャン…… ニイ……チャン…… ニイチャン……ニイチャン…… ニイチャン……ウゴイテ…… ニイチャン…… ニイチャン、マッテテ…… コレアゲレバ、ニイチャンウゴク。ナニカ、イレモノイル…… コレツカエル! ニイチャン、モウダイジョウブ! アトスコシ…… ウウ…………ニイチャン…… ウウ…………コロンジャダメ…… なぁ……にぃちゃん。 なんで下着なんて面倒なモノを履く必要があるんだ? 記録によると、人間は股間を隠して生きていたそうだ。 股間を露出するのは、問題のある行為……とされていたらしい。 黙って履いてろ。イヴ。 判ったよ…… でも、何でこの植物を食わなくちゃいけないんだ? 俺達機械生命体は、こんなの食わなくても動けるよ。 これは果実の一種だ。 なんでも人はこれを食べる事で知性を得る事が出来たらしい。 ガタガタ言わずに、黙って食べろ。 わかったよ……にぃちゃんが言うのなら、食べるよ…… でも、これが終わったら、一緒に遊んでくれる? ……ああ。 じゃあ、頑張って食べるよ……! 砂漠の機械生命体の話はジャッカスから聞いた。大変だったな。 オペレーターより9S。 はい。こちら9S。 司令官から2B・9S両名へのメッセージがあります。 報告:敵機体解析完了。 侵入経路及び、脆弱性を発見。 HUD表示。 ハッキングして弱体化させる! 敵ミサイル制御の奪取に成功 敵兵器の接近を確認。 げ……迎撃する。 敵機体に脆弱性を発見。 2B……敵機体の脆弱性を発見しました…… 今から援護の為にハッキングします。 2B……敵機体の上腕部の……コントロールを…… ポッドを使っ……制御を取れるはず…… いいから黙って! 制御システムを奪う! 敵サブユニット侵入。 挙動テーブル変更終了。 姿勢制御バーニアコントロール。 敵兵器の従属化を完了。 さてと、そろそろ時間だな。2Bさんのセットアップを手伝いに行かなきゃな。 多分、もう部屋で待ってるだろうな。 失礼します。あ、もう始めてるみたいですね。 9S…… 司令官からの命令で、2Bさんのメンテナンスを担当する事になったんです。 これから定期的にチェックしますね。 心配は要りませんよ?僕達9Sモデルは優秀な事で有名ですから。 ……って自分で言う事じゃないか。 ……9S。 え?なんでしょう? 敬称は要らない。 え? ……私の名前に『さん』は付けなくていい。 は、はい……分かりました。 ……あ、そうだ。 司令官が呼んでたから一緒に行きましょう。 2Bさ……いえ、2B。 ああ、2Bか。 メンテナンスは終わったのか? ブラックボックスの暴走による敵殲滅…… あまり無茶をするなよ。 メンテナンス明けで悪いが、任務がある。 地上にいるレジスタンス達と合流し、情報収集をしてくれ。 あれ?レジスタンスとの連絡役には別のヨルハ部隊員がアサインされていたんじゃ…… 先任の担当者とは連絡が取れていない。 その原因究明も兼ねて、現地調査を頼みたい。 了解しました。 地上……って事は飛行ユニットで移動ですね。 格納庫に行きましょう。 飛行ユニットの運用コストは高いからあんまり使わせてもらえないんですよね…… もっと安い機体を生産すればいいのになぁ。 この先が格納庫ですね。行きましょう。 2Bさん、携行品は足りてますか?もし足りなければ、自室にある端末から補給してくださいね そういえば……携行品は足りてたかな? そこで補給してきたらどう? ここ、僕の部屋なんですよいつでも好きな時に遊びに来てくださいね まぁ、何もないですけど 何か忘れ物でもしたの? データをセーブするには、アクセスポイントに近い場所じゃないと出来ません。 近距離マップで確認して、こまめにセーブしましょう。 ……何の音だろう? バンカーより緊急連絡! 2Bさん、廃墟都市地帯に敵大型兵器の出現を確認しました! 他にも機械生命体反応が多数あります。 全ヨルハ部隊は迎撃に急行してください! バンカーより9Sに緊急連絡。 廃墟都市地帯に敵大型兵器の出現を確認。 随伴する機械生命体反応が多数。 全ヨルハ部隊に出撃命令が下りました。 大型兵器……! 2B、やっぱりこいつらは僕らをワナにかけようとして…… ……私達もその情報を知りませんでした。 信じていただけないかもしれませんが…… 可能であれば、信じて欲しいです。 どっちでもいい。倒しにいく。 2B!司令部から飛行ユニットの配備の連絡がありました。 座標をポイントしたので、向かいましょう! わかった。 オペレーター21Oより連絡。 9S。悪いニュースと、良いニュースがそれぞれ一つずつ。 まず、巨大兵器は2体存在する事を確認。 2体……あんなのが…… 次は良いニュース。 前回の巨大兵器との戦闘データから敵兵器装甲を分析、 弱点と思われる箇所の特定に成功しました。 また、得られたデータを元にした、射撃ユニットの改良が完了。 搭載した飛行ユニットを配備します。 さすがはヨルハ開発部…… マップデータを確認してください。 了解しました! 大型兵器の足元は危ないですね…… どこか別のルートを探した方がいい気がします。 飛行ユニットはこの先のビル屋上に配備されてますね…… 危険ですが、あの大型兵器の足元を通らないと辿り着けそうにありません。 気をつけていきましょう。 ……!! 驚いたな。地上装備でコイツを倒すなんて。 支援感謝する。 お、お前たち、すごいな…… 助かった。ありがとう。 わあっ!! くそっ! 2B! 配線が集中しているハブの情報を表示します! 今のうちに飛行ユニットの場所まで移動しましょう! 上空は敵の対空兵器で危険です。 低空飛行で接近してください。 低空飛行での接近を推奨します。 推奨:目的地の確認。 警告:作戦エリアからの離脱により被害拡大。 こちら随行支援ユニット:ポッド042。 操作主権は2Bにセットされている。 こちら随行支援ユニット:ポッド153。 操作主権は9Sにセットされている。 要請:戦闘データの交換。 承認。 提案:効率化の為に諸データの交換を随時行う事。 承認:効率化の為に諸データの交換を随時行う。 2Bの記録データパッケージをアップロード開始。 警告:機体9Sのデータパッケージが未更新。 いいんだ……先に2Bのデータをアップしてくれ…… 2B、敵ユニットの奪取に成功。 ……引き続き、防衛継続。 強力なジャミングを探知。 遠距離通信応答なし。 倒せばいい。 ああ、2Bは見たことなかったんですね。 あれは地上からバンカーや月面の人類基地に向けて資材を打ち上げているんです。 宇宙空間では資材も燃料もありませんから。 なるほど。 ……どうして機械生命体や、それを作った宇宙人はバンカーを直接攻撃しないんだろう。 元々、宇宙から来てる筈なのに…… その原因については色んな議論がされているんですけど、 結論は出てないんですよね。 宇宙人の考える事は、よく判らないです。 7Eロスト。 ……1Dロスト。規定により当機2Bが隊長任務を継承。 周囲に敵機多数確認。機動形態への許可を申請。 機動形態への移行を許可します 隊長……私…… ……4B、ロスト。 2Bよりオペレーター6O。 当機以外の機体は全てロストした。 作戦の遂行に支障が予想される。指示を請う。 オ、オペレーターより2B。 現地担当の9Sと合流し、地形情報を入手してください。 火器使用を申請。 火器使用の許可をします。 なんだ……こいつ…… ウウウッ……ウウウ…… ドウシテ……タタカ……ウ カタナ……避ケル…… タマ……ハジク…… 2Bッ!!あいつ、進化してる!! 一気にケリをつけましょう!! ゲートの封鎖を確認。 扉の解除。 不可能:本エリアの敵が妨害電波を出している。 面倒くさい…… コロス、コロス、コロス、コロス 言葉を喋ってる……機械生命体に、そんな知性が!? 敵機体の……上腕部のコントロール……奪取完了。 弱点部分をマークしました…… ……了解。 オペレーター210から9Sへ。聞こえてますか? 聞こえてますよー ヨルハ部隊降下作戦が開始されました。 速やかに敵拠点の防衛システムを解除してください。 了解しましたー 警告:速やかな作戦行動の遂行。 推奨:飛行ユニットへの搭乗。 警告:防衛システムは地上ルートから辿り着くのは不可能。 これが……目標大型兵器!? 否定:当該敵は目標ではない。 速やかな排除を推奨。 簡単に言う……ッ レーザー通信回復。 2Bさん、今……ポッド・プロ……送信し…… ポッド・プログラムのダウンロードを終了。 攻撃部隊支援の為、敵の防衛システムをダウンさせます。 ハッキングターゲットは4箇所。 目標の周囲には敵の反応がありますので、まず排除してください。 目標へのアクセスが可能になりました。 ハイハーイ。 ハイは一回でいいです。 ハーイ。 ハッキング完了。次の目標へ向かってください。 ハッキング完了。残り2箇所です。 ハッキング完了。残り1箇所です。 いやー。意外と面倒くさいですね。 作戦中の私語は認められません。 敵防衛システムのハッキングを完了しました。 これで攻撃部隊の侵入が可能になります。 引き続き、侵入した攻撃部隊の支援にあたってください。 ヨルハ攻撃部隊の侵入を確認しました。 しかし、残存機体は一機のみ。 一機!?それはまた大変だ…… 敵防衛兵器によって苦戦しているようです。 あそこに逃げ込んでます! シツコイ!ニゲル!ニゲルッ!! ニゲナキャー この先に多数の機械生命体反応を確認。 でも、このアンドロイドの死体は一体…… 注意して進もう。 コドモ コドモ コドモ 何だ……これは。 ダイスキ ダイスキ 2B……耳を貸しちゃダメです。 イッショニイヨウ イッショニイヨウ。 ダッコ ダッコ こいつらに心なんか無い。 ただ、人間の言葉を真似してるだけだよ…… 破壊しましょう。 オッパイ スキ スキ スキ スキ ヤッテヤルッ!! アンドロイド コロス! コロス! コワス! アイシテル! コロス! ウラミ! ツラミ! ブチコワス! コノママジャ ダメ こちら司令部。ヨルハ部隊応答してください。 こちら2B。全機無事に成層圏を突破。 自動航行システムに問題なし。 こちらオペレーター6O。全機反応確認しました。 現在、対目標50km地点を通過。 敵防空圏内に突入後、マニュアル攻撃形態に移行し、 目標の大型兵器の破壊と情報の収集にあたってください。 了解…… 12H、ロスト。 全機マニュアルモード起動。目視で回避。 既に起動。移動操作可能。 長距離レーザー発射点を確認。 11B、ロスト。 装備Ho229のキャンセラー効果ナシ 前方に敵機確認。 全ての存在は滅びるようにデザインされている。 生と死を繰り返す螺旋に…… 私達は囚われ続けている。 これは、呪いか。 それとも、罰か。 不可解なパズルを渡した神に いつか、私達は弓を引くのだろうか? あっ、9S。 オペレーターさん!?何があったの? 実は、廃工場エリア全域に機械生命体の反応多数確認。 その後2Bから支援要請があったけれど、電波状況が悪く…… わかった!こっちも大型ターミナルからアクセスしてみる。 申請:サーバー管理室の利用。 申請の許可を確認。この部屋の装置を使用することが可能。 私は……私達、機械生命体は人類に興味があるんだ。 愛や、家族……戦争や、宗教。 人類の記録を読み解けば、他に例を見ない複雑さに魅了されるばかりだ。 この街も、そうした人類への渇望が生み出した場所の一つ…… 君達アンドロイドの墓場にはもったいない、崇高な場所だろう!? 私達は人類の特徴を学び!模倣する! ある物は、愛を!そしてある者は、家族を! ……そして、私は気づいた。 人類の本質は闘争…… 戦い、奪い、殺し合う。それが人間だ! その口で……人類を語るなッ クックック……崇拝する人間達の事を悪く言われて気を悪くしたか? だが、それが真実だ。 私は……人類の本質に到達したい。 ネットワークに繋がれた私達機械生命体は……無敵。 だが、無限に続くデータに、生の実感はない。 死の概念を理解出来ないんだ。 その程度か!2B! もっと、もっと俺を憎め! その為に、お前たちの仲間の死体を飾っておいただろう? 貴様ッ! 警告:バイタル反応上昇。敵の挑発に注意。 わかってる! お前なんかに関わってるヒマはない…… 9Sを……9Sを探す! ああ……9S…… 我々は、人類に恋い焦がれる者同士…… 機械生命体と、アンドロイドは同類と言えるなあ? ふふふっ…… だが、全ては無駄だった。 君も気づいているんだろう? 既に人類は、絶滅しているという事を。 うるさいッ! 警告:敵の偽装情報。 黙れッ! イヴにハッキングして停止させてみる! まだ幾つかは使えそうだな。念の為ここの座標をバンカーに送っておこう。 しまった!?……早く2Bの所へ行かないと。 クソッ!もっとパワーのある機体に乗り換えた方が良いかもしれないな…… 停止したロボットの残骸…… よし、このエレベーターをハッキングで起動させれば、2B達が脱出することが出来ますね!! ポッド153:工場廃墟へのハッキングを開始。 待って待って待って!2B! 僕です!9Sです! ……9S!? バンカーからハッキングしてこの機械生命体をコントロールしています。 これから工場のシステムに侵入し、お二人を脱出させます! わかった。お願い! また、この道を戻るんですか……めんどくさいですね。 文句言わない。9S。 2Bさん!こちらオペレーターの6Oです。 廃墟都市の転送装置の配備と稼働を確認しました。 他のポイントも準備中です。 ようやく、転送装置が使えるんですね。 転送装置? ええ……地上にボディを残したまま、バンカーの仮ボディに自我データを転送する装置です。 技術部の人から話を聞いてたんですが、ようやく実用化されたんですね。 マップに位置データをポイントしますね。 やあ。元気? 貴方は…… 君達のところの司令官に言われたんで、新しくアクセスポイントを作っておいたよ。 転送装置も動かせるようにしておいたから。 あ、ありがとうございます。 司令官は昔なじみなんだけど、アイツ、人に仕事させすぎだよね~ 今度会ったら文句言っといてよ。 他の端末も転送が使えるようになってるはずだ。好きに使ってくれ。 なんか……色んな所で活躍してるんですね。 褒めるなよ。照れる。 これが転送装置…… でも、転送装置があれば…… いちいち飛行ユニットでバンカーと地上を行き来しなくてもいいから、便利ですよ。 飛行ユニットは運用コストが高いですし、攻撃される危険もありますしね。 これが……機械生命体!? こんな大きいの……見たことない…… 通知:司令部から敵の情報を入手。 情報を開封して。 巨大機械生命体は、320年前に確認されたのが唯一の記録。 上陸後に超々強力電磁波攻撃を敢行。 当時の戦闘では、護衛部隊のレジスタンスが全滅。 つまり、上陸を阻止しなくては再び惨劇が起きる…… その推論を支持。 くそっ……EMP攻撃で接近を防いでるのか…… なんとか別の方法で攻撃しないと…… オペレーター21Oより9Sへ通達。 衛星レーザーの直接攻撃を敢行する事が決定。 照準を安定させる為、敵のEMP発生器を破壊してください。 EMP発生器って…… 具体的な座標をマップデータとして転送します。 EMP発生器の位置を確認。マップにマーク。 推奨:EMP発生器の速やかな破壊。 妨害電磁波の消失を確認。 衛星レーザー攻撃、着弾します。 どうしてニイチゃんを殺しタッ!! 俺は……オれはッッ!! 膨大なエネルギー反応を確認。 何それ!? 多数の機械生命体からのエネルギー供給と推測。 ネットワーク経由で、廻りの奴らのエネルギーを吸ってるのか…… このままじゃ埒が明かない! 2B!援護して! なんだ……これ!? えーっと……あなた方は……? 怪しいから壊そう!2B! わわーっ!!!ちょっと待って! 破壊する。 わーっ!!!ダメーッ!! 何なんでしょう……アレ? なあ……にぃちゃん。何で本なんか読むんだよ? 知識は人を豊かにするからな。 データで転送すれば済むだけだろ? 自分で読まないと、心の中に入ってこないだろ。 ……わかったよ。 ……なあ、にぃちゃん。 何だ? 俺の名前、イヴって、女の名前って書いてあるけど。 俺達の名前は『カインとアベル』とかの方がいいんじゃないのか? 人間は名前を簡単に変えたりはしない。 自分の名前に誇りを持て……イヴ。 ……わかったよ にぃちゃんがそういうなら、イヴのままでいい。 いい子だ。 これ読み終わったら遊びにいこうよ。 きっと、すごく楽しいと思うんだ。 ……構わないよ。でも、本を読んだ後でな。 本当に!? じゃあ、俺頑張って読むよ! 頑張って読むからね! ああ……そうしろ。 こちら空母ブルーリッジII。 この通信が届くアンドロイド部隊に支援要請。 現在我々は敵軍の攻撃を受けている。 護衛艦は大破し行動不能になった。 手持ちの支援機で応戦しているが、押されている状態だ。 繰り返す。こちら空母ブルーリッジⅡ。 付近にいるアンドロイド部隊からの支援を求む。 大型の敵、反応あります! 南西の方角、距離2.8km! 敵飛行兵器の破壊を確認。 これより周囲の警戒に移行…… ちょっと待って! まだ、大型の敵反応が残ってます!! え……その敵は今破壊した筈じゃ…… そんな……こんな大きな敵、どこに!? いかにも王様が住んでそうなお城ですね…… 敵の攻撃に気をつけましょう。2B。 わかった。ナインェズ。 え!?今何て言いました? わかった。9S。 え?違いますよね?もっと、こう『ナインズ』的な発音でしたよね? 黙って敵を倒す。 もー! 司令部より全ヨルハ部隊へ。 数百年もの間発見されなかったエイリアン達の反応を確認した。 知っていると思うが、エイリアンは機械生命体達の司令塔だ。 エイリアンを殲滅すれば、長きに亘るこの戦争も終結する。 現在、技術部の方で電波発信源の解析を進めているが、 情報が不足している。 地上にいるヨルハ部隊は、本案件に対する情報収集を最優先しろ。 この好機を逃してはならない。 ……人類に栄光あれ。 司令部の情報を元に、信号発信源を予測。マップにマークしました。 でもこれ、地下の深めの場所みたいですけど…… 行ってみれば判るよ…… 多分。 2Bって……大雑把なところがあるんですね。 地下にある空間の崩落による陥没。 こんな巨大な空洞が、どうして…… 何だ……あの変な敵は。 2B。反応があった陥没地帯の地下に行ってみましょう。 報告:強固なプロテクト。アクセス不可能。 ……イヴのネットワーク分離時に物理汚染されちゃったみたい。 そんな…… 大丈夫、バンカーにあるデータで巻き戻る事は出来るから…… でも、それじゃあ、『今』の君は戻ってこない…… そウだね…… 汚センデータをバンカーにアップロードするわけにも……いかナイから…… ハッキング中の9S本体を防衛するっ! 敵個体が接続されているネットワークは膨大 予測:9Sのハッキング成功確率は低い。 推奨:9S護衛任務の放棄と…… うるさいっ! 9Sがやれるって言ったら……やれるんだ! 敵個体のネットワーク機能切断を確認。 そうか……9Sは大変だったな。 言われた通り、ボディごと君達の司令部に打ち上げておくよ。 ありがとう…… え!? 何か? 君の口からそんな言葉を聞くなんて、意外だな。 まあいいさ。 あ、あと伝言がある。 君達の司令部が連絡を欲しいってさ。 こちら2B。司令官に繋いで。 あっ、2Bさん。了解しました。 ちょっとお待ちくださいね…… 2Bか。 敵機械生命体……コードネーム『アダム』の破壊、ご苦労だった。 分析の結果、奴らのネットワークシステムの半数をアダムが管理していた事が判明した。 ネットワークを破壊された機械生命体は弱体化するだろう。 司令官。9Sは? 9Sはこちらでデータオーバーホールを行う。 問題が無ければ、また君と同行してもらう予定だ。 よろしくお願いします。 9Sが動けない間、君には別の任務を頼みたい。 内容をメールしたので確認してくれ。 機械生命体達の動向か…… って言っても、出会ったらすぐに殺しそうだけど…… 提案:同族である機械生命体『パスカル』からの情報入手。 なるほど。パスカルなら何か知ってるかも。 もしもし……聞こえる?パスカル。 ああ……2Bさん。どうしたんですか? 最近の機械生命体の動向について、何か気づいた事があれば教えて。 最近の機械生命体の動向ですか? そういえば二日前、中央ネットワークから外れた機械生命体達から 和平協定の連絡がありました。 和平協定? ええ、ネットワークの支配から逃れた者達が、この村と同盟を組みたいと。 なら、パスカルの村に合流すればいいだけなんじゃ……? いえ、既に大きなコロニーを作っているそうです。 コロニー? はい。廃工場に逃げ込んでいるようです。 興味があるようでしたら場所を転送します。 お願い。 私もそろそろ話にいかないといけないと思っていたので。 現地で合流しましょう。 目標地点の情報を入手。マップにマーク。 2Bさん。こんにちは。 じゃあ、行きましょうか。 目標、敵アンドロイド!! 戦闘状態。起動! 我らが森の王の為に!! 森の王の為に!! 来ましたね!2B……! 油断しないでください! それはこっちの台詞。 気をつけて、9S。 はいっ! ここの機械生命体は…… 「王国」とか「王様」って言ってましたね。 奥の方に城らしき建造物が見えましたし、ちょっと行って調べてみましょうか。 我らが王の王国を守るのだ! 守るのだ! 王国騎士団の意地を見せるのだ! 見せるのだ! 引くなッ!戦え! 我らが命……いまこの為に有ると思え! こいつら…… 2B!機械生命体の言う事に耳を貸しちゃダメだ! 王のオンギに報いるべし! 報いるべし! でも、オンギって何だべさ…… 何だべさ! 何なんだこいつら…… あのお城にはどうやって行けばいいんでしょうね…… さっきの機械生命体達……『王』って言ってましたね。 機械にも忠誠心が芽生える事なんてあるんでしょうか……? 人類が……もういない…… 2Bに、何て言えば…… 緊急指令。コードF2。 全ヨルハ部隊員は速やかに戦闘配置に就いてください。 繰り返します。緊急指令。コードF2。 戦闘配置……行かなきゃ! 指令:9Sに出撃命令。 レジスタンスキャンプ付近の2Bを支援せよ。 詳細状況! 廃墟都市エリア全体に暴走した機械生命体が大量に出現。 そんな……敵は弱体化した筈じゃ…… 原因は不明。 大型兵器も確認されている為、速やかな対処が望まれる。 9Sか!すぐに出撃してくれ。 何をしている!出撃だ。 無事でよかった…… 今地上との通信がすごく不安定になってます。あまり無茶はしないでくださいね。 お気をつけて……! ……あなたは無謀な行動をとりやすい傾向があります。くれぐれも気をつけてください。 ……気をつけて。 いったい何が…… 解らない…… どうしたっていうんだ!? 何が起こってるの!? ちょっと後にして!! 機体のメンテナンスなら任せてください。 この先には行かせぬ! 王をお守りするのだ!その為なら命など惜しくはない! 絶対に通すなっ!! 王様バンザーイ! ここは我らの国だ!我らの愛する場所なのだ! 2B!あれ……アンドロイドだよ! しかも、あれは……ヨルハタイプじゃないか! ヨルハ特殊指定機体を確認。破壊を推奨。 破壊?どうしてっ!? 9S……いくよ。 2Bッ!! バンカーより、2B・9Sへ。 指名手配中である『A2』のブラックボックス信号をこちらで探知した。 お前たちの前にいるのは……敵だ。 でも、あれは……! 奴は脱走兵だ。何体もの追撃部隊を破壊している! うかうかしていると、殺されるぞっ! 2B、追いかけましょう! 逃げたか…… くそっ……逃げられたか。 バンカー。こちら9S。司令官につないでください。 バンカー了解。司令官に接続します。 司令官。ターゲットA2の破壊は……失敗しました。 そうか…… しかし二人が無事で良かった。 あれは非常に危険な個体だ。 うかつに近寄らない方がいい。 司令官……脱走って、一体何が…… その情報は機密事項になっている。教えられない。 ……そうですか。 ……2B。 パスカルの所にA2の情報を聞きにいこう。 何か知ってるかもしれない…… ……わかった。 パスカル……こちら9S。 おお、ご無事でしたか? うん……それより君に聞きたい事があるんだ。 聞きたい事?何でしょう? 通信はダメだ。直接聞きに行く。 ……わかりました。 敵の侵入を防いでいたゲートを開けておきます。 そちらから村に入れるように手配しますね。 推奨:脱走兵『A2』の追跡。 あそこがパスカルが開けてくれた門みたいですね。 オマチシテオリマシタ。 ハナシハ、パスカルカラキイテイマス。 デハ、モンヲヒラキマスネ。 ドウゾ、オトウリクダサイ。 ワタシハココデミハリヲツヅケマス。 まずいですよ!ここを離脱しましょう! 2B!そのまま、まっすぐ進んでください! ゲートのロックを解除しました!先に進んでください! わかった! バンカーに通信。こちら2B。応答せよ。 オペレーターより、2B……2Bさん!大丈夫ですか!? 現在ボディチェック中。基本機能に問題は見られず。 良かった…… それよりも、状況を教えて欲しい。 わかりました。 海岸に襲来していた超巨大機械生命体ですが、 8時間前の、2Bさん達による攻撃によって停止しました。 8時間も…… 各地の通信施設が、EMP攻撃の影響で使えなくて…… 現在、復旧が遅れている状態です。 データアップロードが出来なくなっているエリアもありますので注意してください。 9Sは……どこに? それが…… かすかなブラックボックス反応はあるのですが、現在位置を特定できていません。 ブラックボックス反応があるのなら、生きてる筈。 9Sの捜索を開始する。司令官に許諾申請を。 司令官からは既に残存ヨルハ部隊の捜索を優先する命令が出ています。 9Sさんを……お願いします。 ポッド。付近のブラックボックス信号を検索。 ブラックボックス信号検知出来ず。 微弱なブラックボックス信号の検知には特殊なスキャナーが必要。 特殊なスキャナー? レジスタンスキャンプで使用実績あり。 推奨:レジスタンスリーダーからの情報入手。 う……私は……? もう大丈夫。バンカーに救援信号は送った。 我々は同行していたヨルハ機体9Sを捜索している。 情報があれば提供してもらいたい。 ごめんなさい……知らない…… わかった。ここで救援を待ってて。 う…… 私は……一体……? 貴女は作戦中にEMP攻撃を受けたの。 何も……何も覚えていない…… 大丈夫。バンカーに救援信号は送ったから。 わからない……何も…… すまない。ここで休んでてくれ。 私は……誰……? ……う……あ…… ブラックボックス信号健在。しかし、言語中枢に損傷を確認。 そうか……もう大丈夫。 あ…… ポッド。バンカーに救援信号を送信。 ……え……お…… 反応なし…… ブラックボックスはわずかながら反応あり。 わかった。バンカーに連絡。 ヒッ……誰? もう大丈夫だ。私は…… いやだ……怖い……いやだ…… 推奨:恐怖の除去。 いや……来ないでぇ……キライ……キライ。 ……怖がらせてすまない。救援をここで待ってて。 ううっ…… ……怖い……怖いよおぉ。 こちら2B。 実は、各地のアクセスポイントが壊れてしまったみたいで。 超巨大機械生命体のEMP攻撃の影響みたいです。 もし、移動中に壊れたアクセスポイントがあったら修復をお願いします。 アクセスポイントの修復完了。 ……ん?何か用か? 微弱なブラックボックス信号を検知出来る、特殊なスキャナーを探している。 特殊なスキャナー……ああ、奴らが作っていた機械か。 丁度、遠征から戻ってきているな…… そのあたりに赤い髪のアンドロイドがいるから、そいつに聞いてみろ。 2B。 赤い髪のアンドロイドは…… ? いや、何でもない。 ある程度近づくとスキャナーを動作させて目視できるようにもなるからな。 ……何だオマエ? そんないきなり喧嘩腰はダメじゃない。デボル。 ポポルは不用心過ぎるんだよ…… ごめんなさいね。何か御用でも? スキャナーを探している。 いや……特にない。 微弱なブラックボックス信号を検知出来るスキャナーを探している。 ああ……そういえば、前にそんなのを作ったな。 こんなのでよければやるよ。 そのチップをセットすれば、捜索の手助けになるわ。 ブラックボックス信号以外にも、クエストで指定したオブジェクトや、 他にも貴重な資源とか……そういうモノに反応して音を出してくれるから。 まあ、うざったい時は外しちまえ。 他にも必要なモノがあれば、聞きにきてね。 あんまり私達と仲良くしない方がいいけどな…… デボル…… 悪いな……今、端末は故障中なんだ。 さっそくスキャナーにブラックボックス反応があるな…… なるほど。これは便利かもしれない…… 捜索機体の9Sは海上で巨大爆発に巻き込まれた。 提案:水没地帯での9S捜索。 それにしても…… 何だか今日のポッドは良く喋る。 肯定:私は支援ユニット。必要に応じて会話を行う。 提案:2Bの自発的会話を増やす事。 ……否定する。 ブラックボックス信号健在。生命活動の継続を確認。 ポッド。チェックモジュールと論理ウィルスワクチンを。 信号はバンカーに送ったから、救援はすぐに来ると思う。 あ……ありがとう…… 我々は同行していたヨルハ機体9Sを捜索している。 どんな情報でもいい……お願い。 9S……ああ、貴女と一緒にいた男の子…… あの子なら……たしか爆発時に飛ばされてた…… 方角は? 落下予測地点のデータを……渡す。 ありがとう……救援部隊が来るまで安静にしていて。 ここが……9Sの落下予測地点? 微弱なブラックボックス信号を検知。 地下洞窟内方向からの受信。 こんな奥まで9Sが入って来てるのか? 警告:敵の罠の可能性。 ……罠でも構わない。 こんな所に、アンドロイドの遺体…… ブラックボックス信号は検知出来ず。 報告:9Sの信号が発信されている位置から遠ざかっている。 道を間違えたか……戻って別のルートが無いか調べよう。 警告:NFCS破損。近接戦闘が不可能。 警告:FFCS破損。遠距離攻撃が不可能。 2Bさんっ!衛星レーザーの直接攻撃承認が下りました! でも、敵の発生する電磁波迷彩で照準が不安定になっています。 発生源を突き止めて、破壊してください! 簡単に言う…… すみません!でも、よろしくお願いします! 妨害電磁波の消失を確認しました! 衛星レーザー攻撃、着弾します! 256年前 我らが配備されたこの森…… 湿度が高く、不衛生であり、機械生命体には過酷な環境…… あまりと言えば、あまりな境遇。 ……我は決意した。 この地を我らの王国とし、独立を宣言する! あのう…… オウコク……って何ダベさ? 王国とは、大きな家のようなモノだ。 そして国民とは、家族のようなモノだ。 家族ダベか…… 家族……良いかもしんねぇな! んだんだ……良いかもしんねぇな! 敵本体にエネルギーシールドを確認。 物理防御シールドを確認 報告:遠距離攻撃・近接攻撃共に効果無し。 どうすれば…… 本工場から大量のエネルギー供給を確認。 推奨:エネルギー供給源の破壊。 ……9S! いま遭遇してる大型機械生命体が…… 大丈夫です!モニターしてました。工場の電力を落とします! お願い! システム掌握率80%!!2B、あと少しです! 90%……92……95……98…… 電源供給を停止させました!2B! 敵機械生命体のシールド解除を確認。 ニイチャン……にいチャん…… ニ……チャン……イチャン…… 広範囲に強制通信を撒き散らしているみたいです…… おそらく、この強力な通信が敵の機械生命体を凶暴にさせているんだと思います。 『イヴ』を探しだして、破壊しましょう! 一体……何が…… 9Sさん。どうしたんですか?直接話したいって。 話すよりも実際の記録を見てもらった方が話が早いな…… データ転送開始。 データ転送しない。 ……なるほど。 この『A2』というアンドロイドですが、私達の過去記録にもあります。 危険なアンドロイドとして認識していますが…… この村に直接来る事はありませんね。 すみません。私の知っている情報はこのくらいです。 そう……ありがとう。 各地を警戒しつつ、一度レジスタンスキャンプに戻ろう。 自我データのチェックと、補給が必要だから。 4時間前 王様、ちっとも大きくなんねぇなあ。 そだな。王様、ちっとも大きくなんね。 どうやったら大きくなる? わかんね ワシらは頭が悪いからな…… でも、めんこいなあ、王様。 ああ、ちっちゃくて、めんこいなあ…… 守ってやんなきゃな…… ああ……この森の国には、誰もいれちゃなんね…… たっ……大変だ! みんな!きてけろ! ヨソ者が、王国に入ってきただ! ここに入れちゃなんねぇ! この先が森のある地域みたいですね。 推奨:ガイドマーカーに向かって進行。 アハハハハハハハハハハハ!! キモチイ!!キモチイ!!キモチイィィィー! カミカミカミカミカミカミカミカミ…… どうしてこんな事に…… もう、死ぬしか方法はないのか…… 怖いよぉ。怖いよぉ。 死んで……カミになるんだ! 死んでしまおう! サヨウナラ!!サヨウナラ!! バイバイ!バイバイ! 悲願の時が来た!!皆でイコウ! 神トナリ、我々は苦しミカら解き放たレルのだ!! ここが……パスカルの言ってた商業施設の廃墟みたいですね。 記録によると『デパート』という場所だったみたいです。 通れないな。 何か仕掛けがあるんでしょうか……? 僕らも人間だったら、こんな場所で楽しく買い物をしていたんですかね? 仮定の話は無意味。 あははっ……真面目だなあ……2Bは。 警告:直上に機械生命体反応多数。 森ノ王バンザイ! 森ノ王ばんザーイ! 何だよ……森の王って…… 気を抜かないで。9S。 そんな事言ったって、僕はスキャナーモデルだから…… 戦闘はあんまり得意じゃないんですよ! モリノ王バンザイ! なんか、あいつ…… 逃げてばかりですね。 ああ…何故こんな事に…… 和平を結ぶのではなかったのか…… 教祖様…… 何故こんな残酷な事を…… ああ、あと少しで和平の道を築けたと言うのに…… こんな事を神が許すというのか…… 通信環境が不安定で転送は使えない…… アア、何故こんなコトニ……ドウカこの虐殺を止めて下サイ。 ソノ為の物資支援ハ私ガ手伝イマス。 オ願いシマス。ドウカお救い下サイ。 何かご入用デスカ…? ああ神よ、どうか皆に正気をお戻し下さい。 一体皆に何が起こったというのだ…… 誰か、助けて…… 怖いよ…… ウウ…… もう終わりだ……何もかも終わりだ…… 教祖様が…教祖様が…… 怖いよ……神様、私達は死んだらどうなってしまうのですか? 神様助けて……神様どうか…… 嫌だ……死にたくない…… うう…あいつが皆を…… ああっ……どうしてこんな事に…… 死んでカミになんてなれない…… 何故、教祖様は死んでしまったのだ…… これからどうやって生きていけばいいの…… 嫌だ、お願いだどうか殺さないでくれ…… おやめ下さい!!我々に戦闘の意思はありません!! 推奨:作戦区域への早急な復帰。 まだ中に敵が……このまま放っては行けない……! 警告:予定されていた作戦区域から離脱中。 あのー……2B? いつになったら『ナインズ』って呼んでくれるんですか? 9S、で十分伝わる。 まあ、そうなんですけど…… でも、仕事って大変ですよね~ 作戦に好き嫌いはない。 9S、貴方は感情を出し過ぎ。 私達ヨルハ部隊は感情を出す事は禁止されてるはず。 そうは言っても、個体差があるから仕方ない気がします…… 司令官って、本当に人使いが荒いですよね……! ……そういう事が出来る人じゃないと、リーダーは務まらない。 ……ッ! 今のは……月面サーバーで聞いた言葉。 どうして……? 報告:2Bによる敵大型兵器の撃破。 ああ……そうか。 司令官? ……すまないが司令部まで来てくれ。 ……了解しました。 ……君がメインサーバーにアクセスしていた痕跡が残っていた。 ……その事で聞きたい事があります。司令官。 ヨルハ計画の中に月面人類会議の設立記録がありました。 これじゃあ、順番が逆です。 まるで、僕達ヨルハ部隊が人類会議を作ったかのような…… ……その通りだ。 月面の人類会議サーバーは我々が設置した。 じゃあ…… 人類はもういない。 !! 正確に言えば、人類は月には行っていない。 月からの通信はプログラムで用意されたダミーに過ぎない。 月に残っているのは、僅かな人類の遺伝子情報だけだ。 なんで……そんな事を。 ……異星人が襲来した時には既に人類は滅亡してしまっていた。 このチップに、全ての記録を保存してある。 興味があるなら見てみればいい。 どうして、これを僕に…… 理由なく戦える者などいない。 我々には命を捧げるに値する神が必要なのだ。 カミになるのだー! 君達もカミになるのだー! 皆で死んで、カミになる! カミ!カミ!カミ!カミ!カミ!カミ! カミィィイイーー! 機械!人!アンドロイド!皆まとめてカミになるのだー! 何故逃げるのだ!? カミになれるというのに! 喜べ!君達は選ばれた! 死んでカミになれるのだ! 誰か、誰か助けて…… 助けてくれてアリガトウ…… カミさま、助けて…… アリガトウ、コレはお礼です。 分からナイ、何でこんなコトに…… 助けて頂き有り難うゴザイマス。コレをお受け取り下さい。 ああ、私達はドコで道を誤ったのでしょう…… コレを受け取って下さい…… 皆オカシクなってシマッタ……アナタもお気をつけて…… ナゼ死を望むのだ…… アリガトウ、アリガトウ。 死にたくナイ、死にたくナイヨ…… コレ、お礼…… ワカラナイ、何デ仲間を殺すの? 地形が陥没してる…… 元々地下に空洞があったみたいですね。 ここの通路は昔からあるみたいですけど…… この先は行かせる訳には行かぬ! 死ねい!アンドロイド! 機械生命体達の残骸が…… でもこれ、随分昔からここにあるような感じですね。 この場所は…… データベースに該当する情報はありませんね。 9S。何故、A2の情報をパスカルに聞いたの? 司令部に許可無く機械生命体にアクセスするのは推奨されない…… ……うん……ごめんなさい。 ……でも、そういう好奇心旺盛なところは、嫌いじゃないよ。 ありがとう。2B。 私達の敵は機械生命体だから、それを忘れないで。 こちら2B。問題ない。 2Bさん、聞いて下さい。今日、花の画像データを見てたんですけど…… 花? ええ。バンカーに記録されてる少ない資料の中に『月の涙』っていう花があって…… これ、髪飾りとかにしたらクールな2Bさんに良く似合うと思うんですよね〜 必要ない。 まぁまぁ、そう言わずに。お洒落は女子のタシナミですから。 またカワイイ物を発見したら2Bさんに報告します。 そんな情報必要な…… 以上、オペレーター6Oでした。それでは! はいはーい。こちら異常はないですよ〜 了解しました。それと、最近のヨルハ機体9Sの活躍に対し、司令官から直々の賞賛があった事を伝えます。 それに伴い、9号モデルの増産の検討をするとの事。 へぇ……そうなんですね。嬉しいなあ。 この結果も、オペレーターさんのサポートがあればこそですね。オペレーターさんは冷静だし、美人だし…… お世辞は不要です。 お世辞じゃないんだけどなあ…… ああ、2Bか。丁度いいところに来た。 実は我々アンドロイド軍が太平洋に展開している空母があるんだが…… 近々、補給に戻ってくる。 我々レジスタンスも補給作戦をアシストする。 君達にもその護衛をお願いしたい。 護衛? ああ。海岸沿いにある補給用のミサイルが準備されているんだが、 機械生命体達も最近活動を活発化させているから、警戒はしておいた方が良いと思ってね。 もちろん、ヨルハ部隊からの指令があればそちらを優先してもらって構わない。 頼んだぞ。 よし。 次はこのまま、2Bのいる部屋のロックを解除…… あの機械生命体……この機体よりも耐久力が高そうだな…… こちらを警戒してないうちにハッキングで乗り換えましょう。 2Bのいる部屋に向かうには……このまま工場の下層に向かえばいいのか…… 止めろ!! カミになるのだ! 何を考えてる!!回路が壊れたのか!? カミになるのだ!カミになるのだ!カミになるのだ! 出口までのルートを確保完了です! ありがとう! クソッ!ここにも敵が! 9Sさん! ネットワークにぶら下がっている機械生命体が全部暴走したらしく…… 村の入口を封鎖して応戦しているのですが、 私達の武装では…… まず、こいつを排除する。 ありがとうございます……助かりました。 一体、何があったんだ? ネットワークに接続されている全ての機械生命体が一斉に暴走したんです。 おそらく、全体を統括しているユニットが暴走したかと。 あの……『イヴ』って機械生命体だ。 その統括しているユニットを破壊すれば、全体の活動が停止するの? おそらく…… ポッド!イヴの位置を特定出来る? 報告:位置は既に特定。地図にポイント完了。 私達がイヴを倒す。 パスカルは村を守ってて! お気をつけて! 僕が照準をアシストします! くっ……敵の外壁が分厚すぎてこの砲弾じゃ…… 2B!敵の内部に直接攻撃をするんです! 直接……そうか! そうです。奴の口の中に、砲弾を撃ちこんでやってください! 2B。ここには沿岸防衛用の迎撃砲が敷設されています。 あの怪獣も、近距離からの物理砲弾ならEMPの影響を受けずに、ダメージを与えられる筈です! 当機はポッド042。2B専属の随行支援ユニット。 当機はポッド153。9S専属の随行支援ユニット。 我々は同じ戦闘に参加する事が多い。 状況データの共有をする事でより効率的な作戦展開が可能と推測。 提案:定期的な情報交換をポッド042とポッド153で行う事。 賛成:提案の内容を妥当だと判断。 次の状況交換までに、記録調整を行っておく。 ……以上が、エイリアンシップの報告です。 そうか……既にエイリアンは…… ……この情報は、人類会議で結論が出るまでは、 最高機密として扱う事にする。 くれぐれも、他言のないように。 君達二人には、『パスカル』という名の機械生命体の情報収集を命ずる。 ええっ!?あの怪しい感じの機械生命体ですか? 月面の人類会議からの通達だ。 特殊な個体の調査は今後の作戦の重要な資料となるからな。 司令官も本当に人使いが荒いですよね~ しかも、行き先はまた廃墟都市ですか。 ひさしぶりだし、ちょっと休んでいきません?2B。 気が向いたらね。 あのアダムとイヴって特殊個体も、まるで感情があるような。 ……いいから転送装置の場所に行く。 2B! 僕は空母に搭載予定だったミサイルを使用出来ないか試してみます。 コントロールを妨害されないよう、 敵の背面にあるEMP攻撃ユニットを破壊しておいてください! あちらの扉を開くと教祖様のいらっしゃるお部屋です。 神を信じるようになって心に安らぎが訪れました…… 教祖様に私達はお導きいただいたのです…… この地上から苦痛と戦争がなくなりますように…… あの……私、パスカルと申します。 和平交渉についてお話をさせていただく為に…… まずは彼らの話だけでも聞いてみましょう。 私達は、神の存在に気付きました。 神の名の下に、全ての存在は平等であらねばなりません。 落ち着いて下さい!我々は和平交渉の為にここに来たのですから…… ここは好戦的な敵が多いですね。 どうして機械生命体は襲ってくるタイプとそうでないタイプがいるんだろう…… このあたりは前回の大戦争の時に地盤が破壊されてしまって…… 街全体が沈下しつつあるんですよね。 防衛対象のミサイルを発見。 あれを守ればいいのか…… さっさと倒してお風呂に入りましょう、2B! アンドロイドは風呂に入る必要はない。 定期的な部品洗浄メンテナンスさえあれば問題ない筈。 もー。2Bは……気分ですよ!気分。 これで、このあたりの機械生命体は概ね排除できましたね…… 2B、9S。 緊急司令だ。 君達も知っての通り、我々が保有する空母が補給の為に寄港予定だ。 しかし、その空母が機械生命体達の攻撃を受け、交戦状態に入っている。 既に廃墟都市方面に駐留中の全ヨルハ部隊に連絡をしているが、君達にも援護に参加して欲しい。 マップデータ及び飛行ユニットを転送する。 死んでカミになれっ! エイリアン達が……既に滅んでいた…… 2B、とりあえずバンカーに戻って報告しよう。 オマエ達は…… 2B!気をつけてください! 私の名前はアダム。 君達アンドロイドが探しているエイリアンは、もういない。 何百年も前にこいつらは…… 私達、機械生命体が絶滅させた。 絶滅……させた? 今度絶滅するのは……君達アンドロイドかな……? なあ……コイツら殺していい? イヴ。落ち着け。 まだ話は終わっていない。 チッ……わかったよ。にぃちゃん。 ハハハッ……乱暴だなあ。 ゆっくり話を聞いてもらいたいね。 機械生命体は自己進化を繰り返して、強化されていく兵器だ。 ネットワークの上に芽生えた知性が、創造主のそれを凌駕するのに、 大して時間は必要としなかった。 自分達の創造主を倒すなんて…… いいんだよ、こんな奴ら。 植物のように、単純で下らない構造の生き物だ。 価値なんか無い。 私達が興味あるのは……月にいる人類。 人類!? そうだ……人間は魅力的だ……理解不能だよ。 記録によると、同じ種族で大量に殺しあったり、愛しあったり…… その行動原理は目を見張る不可解さだ。 私達は、その神秘に迫りたいんだよ。 ……だから、その模倣作品であるアンドロイドの諸君には、 調査を手伝ってもらいたいと思ってる。 手伝う? そうだ。 月にいる人類を引きずり下ろして…… 生きたまま分解して、分析して、その秘密の全てを暴くんだよ! こんな素敵な事、他にはないよねぇ? そんな事、やらせる訳ないだろうッ!! 2B、こんな奴らに惑わされちゃダメだッ! ああ……じゃあ、交渉は決裂という訳だ。 滅ぼすしか無いな。君達を。 ここにいる退屈な、宇宙人同様に。 大型兵器の反応を確認。 2Bは!? 付近に機体2Bのブラックボックス感知。 交戦中と予測。 2B!大丈夫!? 電波障害の為、通信不可能。 急がなきゃ……! こいつら……! やはり私の予測は的中したようですね。 しかし興味深い…… こんな特殊な思想を持つ機械生命体は見た事がありません。 きっと貴重なサンプルとして…… いいから逃げるッ! バンカー!こちら2B。 廃工場跡地で敵性機械生命体と遭遇。 脱出ルートの確保を要請! こ……ンカー。2Bさ……ました? 通信環境が不安定。 救援信号をループ発信! クソッ! 君達も死んでカミになるのだ! 死後の世界はスバラシイ! 死ぬことこそが最後の平穏なのだ! みんなでカミになろう! オレ達もカミになるんだ!なるんだ! 封鎖されてるッ…… 2Bさん!部屋の奥のゲートが開いたようです。 行ってみましょう。 2B、無茶はしないで下さいね。また後で会いましょう。 ああ、9Sさんと2Bさん。 先日の機械生命体の暴走は大変でしたね…… いくつか貴方に聞きたい事がある。 はい。私に回答出来る事でしたら、なんなりと。 パスカルの平和主義について聞く。 異星人について聞く。 他の機械生命体について聞く。 何も聞かない。 はい。何でしょう? パスカル。貴方は何故戦わないの? ……私達は、何百年も生きています。 その間、何度も何度も仲間を失いました。 でも、私が怖かったのは、仲間を失う事ではありません。 仲間が死んでしまう事に、慣れてしまっている自分が怖くなったのです。 だから……もう戦わない、と決めたのです。 異星人について何か知ってる情報はある? 異星人……ですか。私達の創造主の事ですね。 でもすみません。実は私はよく知らないのです。 ここ数百年、彼等からのメッセージはなく、私達は独立して戦っていましたから。 ……そうですね。異星人からの指令が無くなった事も、私達が平和主義になった理由の一つです。 ……パスカル。 この村以外に、ネットワークから切り離された機械生命体はいるの? この村以外ですか…… 先日、お二人に倒していただいた遊園地の歌姫がそうでしたね。 歌姫……あれが? あ、あとは『森の国』にもいるのですが…… 森の国? ええ。この近くに広い森があるのですが、 そこに機械生命体達が集まって国を作っているのです。 とても排他的なグループで、我々が近づく事も出来ません…… 場所は? 廃墟都市の北東にあります。 大きな商業施設の廃墟から行けるはずですが…… あのあたりは最近物騒なので、お気をつけください。 森の国……調べてみる価値はありそうですね。 そうですか。気になる事があれば、いつでも質問してくださいね。 もう少し話を聞いてみましょう。機械生命体について、何かわかるかもしれません。 あの巨大な機械生命体は、過去に廃棄された兵器です。 アンドロイド殲滅用として開発されたのですが、制御不能になってしまって…… 当時は私も機械生命体のネットワークに組み込まれていたから覚えているんですが…… 上陸したとたんに暴走し、敵味方関係なく攻撃を始めたんです。 が、結局、我々も暴走を止める事が出来なくて…… 深海に投棄されたのですが、再び上陸を試みているようですね。 ……2B! ちょっと思いついた事があります! ここで、怪獣を食い止めておいてください! ……えっ!? 頼みましたよ! 2Bッ! 大丈夫!? 急に奴らがキャンプになだれ込んできて…… 応戦したんだが、銃が効かないんだ! 敵個体からエネルギーシールドを確認 推奨:近接物理攻撃。 わかった!貴方は他のアンドロイドを退避させて! 頼む! ありがとう2B。助かったよ…… 一体、何が? わからない……奴ら、急にこの拠点に攻め込んできて…… 何!? キャンプの外から聞こえたぞ! いやあ、酷い目に遭いましたね。 しかしあの廃工場の地下にあんな巨大空間があったとは…… いつかまた調査しなくてはなりませんね。 その時は2Bさんとまたご一緒できれば…… 断る。 私はレジスタンスキャンプに行く。 パスカルはどうする? 私は自分の村に帰ります。村の雑用をしなくてはいけないので。 こち……レジスタン…キャンプ! 通信状況が悪い…… 電波障害を確認。 ……機械生命…… この通……受信………要請。頼む…… 急ごう……! 機械生命体の数が増えてる…… 原因不明。 バンカーにレーザー通信での呼びかけを継続。 いやだ……いやだああっ! 誰か助けてええっ! 早く逃げるんだっ! 128年前 王様が死んじまったべ…… ワシらにエネルギーを、くれた王様が…… 優しい王様が、死んじまったべ。 悲しいなあ。 んだ……悲しいなあ。 でも、ワシら王国騎士団にはやることがある。 この、ちっこい子に王様の形見のメモリーを入れたべさ。 この子を次の王様に育てる、だーいじな任務だべ。 ちゃんと、育ててやらねばなあ…… ちゃんと、守ってやらねばなあ…… ここは……一体? 検知:ケイ素と炭素が含まれる結晶状の物質。 詳細についてはデータ不足の為不明。 誰がこんな物を? 不明。 どうして死体が…… ヨルハ部隊員が自力で侵入した可能性は低い。 予測:意図的に敵によって配置されている。 推奨:9Sの捜索を優先。 分かってる、急ごう。 またコイツか…… 警告:周辺の機械生命体が当地域に集結中。 これじゃあ、キリが無い…… 予測:敵大型兵器が叫ぶ事により、周囲の機械生命体を呼び寄せている。 推奨:敵大型兵器の破壊。 大丈夫…… この化物を倒す。 わかった!! こんな数、どうすれば……! 聞こえますか!?2Bさん! 私達の村が…… うああああああっ パスカル!聞こえる!? くそっ…… くそっ!本体にも電磁波防壁があるのか……! ははっ、苦戦しているようだな。 ……ヨルハ部隊? 北部12C防衛本部から派遣された猟兵部隊だ。 私は隊長の4B。 ここは我々に任せろ。 ここは増援部隊に任せましょう。 僕に考えがあります…… 場所をポイントしました!そこで合流しましょう。 姿勢制御がこんなに重いなんて……! 警告:障害物に注意。 接触すると重大な事故に繋がる恐れ。 判ってるって! 同盟を結びたい機械生命体はこの奥にいるそうです。 しかし気をつけて下さいね。 我々機械生命体は危険ですから。 自分達が、危険? ええ、客観的事実です。 ネットワークから切り離された私達は、お互いの情報を共有していません。 言葉を交わしても、本心とは違うかもしれませんので。 ……言葉、か。 2Bさん、どこに行くのですか?同盟を結びたい機械生命体がいるのは廃工場の中ですよ。 ようこそ。神の宿る場所へ。 教祖が貴方がたと和平を結びたいと望んでおられます。 我々司祭がご案内いたします。奥のお部屋へ、どうぞ。 こちらの通路をお進みください。 教祖様のお部屋に行くには、このエレベーターに乗っていただければ。 そんなに急いでも、教祖様は逃げませんよ。 予測した通り、非常に怪しい集団ですねぇ…… じゃあ何でついてきた? 2Bさんにここを紹介した以上…… 責任を持って最後までお付き合いする必要がありますので。 ……一応、感謝しておく。 9Sが戦線から離脱。 脱走兵として司令部に登録することを提案。 ダメッ! ……きっと、9Sには考えがある。 ポッド…… 9Sの論理回路を修復する。 9Sを汚染しているウィルスの場所を教えてくれ。 ヨルハ機体A2。 この先に9Sのコアデータが格納されている。 報告:ウィルス汚染が深刻で除去は困難。 ……いや、一つだけ方法がある筈だ。 ……その方法は推奨出来ない。 私はヨルハ部隊支援随行ユニット。 支援しているヨルハ機体A2に害をなす行動には賛同出来ない。 意外と……イイ奴だな。お前は。 ボく達は……悪い…‥機カイじゃナ…… ボクハ……ワタしは…… 何だこれ? 報告:敵AIの崩壊を確認。 ボボ……ワたシ…… あの赤いA.I.が……死んだ? ヨルハ……部隊…… レジスタ……ンス殲滅…… アダム…… 生マレ……子供…… 遊ビ……歌……歌オウ 美しク……ナリタ…… あつメル……死体 創造主……星……渡ル 船……墓場…… 遊んで遊ンデあそんで遊んで……アソンで 海には……怖い……怪物ガいるよ? お母さん・お母さん・お母サン 孤独……冷たく、寒い。 機械の癖に…… ウルサイッ!! 何だ……お前? 私は随行支援ユニット『ポッド042』。 ヨルハ機体A2の射撃支援を担当。 そんな事……頼んでない。 肯定:A2からの依頼は受けていない。 この行動は前随行対象機体の2Bからの最終命令として記録されている。 ヨルハ機体A2にその判断をする権限はない。 勝手にしろ…… 一体、何なんだ、あのデカイのは…… 不明 役に立たないハコだな。 要請:ヨルハ機体A2の行動目的の開示。 何でイチイチそんな事を…… 支援する上で必要な情報と判断。 教える理由はない。 教えないって言っただろう! 随行支援ユニットは対象支援機体の行動目的が開示されない場合、 要請プロセスが30秒に一度自動的に実行される事になっている。 はあ!? 推奨:速やかな行動目的の開示。 不必要に会話を繰り返すのはエネルギーの無駄と判断。 お前が勝手にやってるんだろう! 30秒経過。 目的は機械生命体をぶっ壊すことだ。わかったか! 付近の機械生命体のスキャン及び、マーク完了。 砂漠地帯に大型の敵性機械生命体を感知。 推奨:大型機械生命体の破壊。 私に命令するな。 否定:これは命令ではない。 ヨルハ機体A2の行動目的に対する支援情報である。 推奨:情報に不満がある場合、行動目的の更新。 う る さ い 黙 れ。 否定:本支援ユニットはヨルハ機体2Bの最終命令によって行動中。 ヨルハ機体A2に命令権限は存在しない。 勝手にしろ。邪魔するな。 警告:ウィルス汚染を感知。 推奨:早急なワクチン投与。 うっ…… 警告:ウィルス汚染度16%に上昇。 NFCS回路に異常を検知。 他の……アンドロイドに、汚染を広げないようにしないと…… ポッド。アンドロイドの反応が少ない地点を。 検索…… 報告:商業施設の廃屋付近が該当。 警告:ウィルスを除去しなければヨルハ機体2Bに深刻なダメージ。 ……わかって……る。 警告:ウィルス汚染度21%に上昇。 汚染の除去と……再起動…… 報告:ウィルスは自己のアルゴリズムを高速で改変・進化しており除去が困難。 警告:ウィルス汚染度32%に上昇。 視覚処理システムに異常を検知。 月面人類会議より地上で奮戦している……に告げる。 今日は諸君らに吉報を…… この度、月面の人類会議は新兵器……を決定した。 これにより新たな打撃を……機械生命体に与える事が出来るだろう。 希望の光は、…… 諸君らの奮戦に、…… 人類に…… 警告:ウィルス汚染度57%に上昇。 FFCS回路に異常を検知。 警告:ウィルス汚染70% システム保護領域に侵入。 警告:ウィルス汚染90% 警告:中枢神経系に異常な発熱を検知、内部爆発の危険性あり。 報告:視覚センサーに異常を検知。 警告:ブラックボックス変質。 警告:データバックアップシステム破損。 当該システム破壊により義体バックアップ時の自我維持は困難。 ……もう、バンカーはない。バックアップの意味も……ない。 9……S…… 義体が…… 9Sにはもう会ったのか?奴は自室で待っているとのことだ。 9Sは自室で待っている。行ってやれ。 何とかイヴを倒せましたね!とりあえず一安心です! 私、2Bさんと組めて本当に良かったと思います!これからも一緒に頑張っていきましょうね! 9Sをサポートして頂き、感謝致します。今後とも、9Sを宜しくお願い致します。 そういえば、9Sにはもう会いましたか?9Sは自室で待っているはずです。 警告:過度の戦闘行為は機体への負荷が大きい。 黙ってろッ! ……拒否:本支援ユニットはヨルハ機体9S随行機体。 対象ヨルハ機体の状態を危惧する権利を有する。 ……勝手にしろッ! 2B…… 2B……ッ! 今…… 今、殺すから……! 警告:敵機体の反応検知。 死に損ないがいるのか…… 何だ……この部屋…… 予測:図書館を模した施設。 図書館?……何だそれ? 過去に人類文明が作り上げた情報保存施設。 ふーん。 データを見るのにハッキングする必要があるのか。 ポッド。頼む。 ヨルハ機体A2にハッキングインターフェイスへのアクセス権限を付与。 良し…… この『塔』は機械生命体にとっての情報収集装置みたいだな…… 月面の人類サーバーの記録…… 機械生命体はそんな場所まで侵入していたのか。 過去の人間の記録か…… 数が多すぎて埒が明かないな…… ……ん?何だアレ? 『ヨルハ計画に於ける二号モデル運用概略』……? くそっ……扉が! バンカー内部までウィルスが入ってるのか!? それも、せいかーい! オペレーターさんッ! 違う……9S。あれは…… 私達は機械生命体。 ネットワークとウィルスを通じ話しかけている。 そんな、そんな事が!? ずいぶん楽しませてもらったけど…… もう、この基地は終わりだね。 あっはははははあははは! ハハァはアアはあハハアは!ハは! 開いたよ!2Bッ! ジジ……人類に栄光あ……レ ヨルハ部隊……全キ発シン…… 現地状況ノ……報告…… まだ……意識が…… 2B!油断しないで!! 司令官……光栄デス…‥ このご飯……あんマリ美味しくナイね。 フフッフッッッ戦争はイツ終わる?終わる? ツービーさん、私……オペレーター6O。 オハナをありがとうゴ……ザイマス。 砂漠のバラハはキデスネ……アリガトウアリガ……いつか、私…… ……ッ!! 司令官!この基地はもうだめです。 一旦退避しましょう! どうして、お前達二人は汚染されてないんだ? わかりません! いえ……おそらく、僕がデータ同期を保留していたからです。 以前、バンカーのサーバーデータにノイズがあったので、それが気になって…… ……そうか。 どうして……ワタシ、オペレーター 人類……ジン類? アクセスユニットは汚染されています。格納庫に行って飛行ユニットを奪いましょう! 作戦ハ……成功デス。 シレ……司令官……好きデス…… クソッ!! 司令官!格納庫から飛行ユニットで脱出します! 司令官…… 私も……サーバーとデータ同期をしていたからな…… でも、それなら9Sが…… そんな時間はないッ!! お前達二人は、最後のヨルハ部隊なんだ! 生き残る義務がある! それに、私はこの基地の司令官だ。 せめて最後まで上官らしく、いさせてくれ…… 2B!もう、基地が……! 司令ッ!!! 行けええっ!!2Bッ!! 2Bのブラックボックス信号を検索! 2Bのブラックボックス信号を検知。 地図にマーク! 警告:大型の振動を感知。 地下の構造が不安定になっている模様。 大規模地震の可能性を示唆。 推奨:早急な離脱。 離脱なんかする訳ないだろうッ! 推奨:2Bとの合流地点へ移動。 本項目は最優先事項に分類される。 コロセ……コロセ…… 殺……セ 私達ガ……何をした…… モウダイジョウブダヨ ダレカ、タスケテ…… ボクタチ、ナニモワルイコトシテナイ…… ウウ…コワイヨ…… モウオワリダ…… ウウ…カアチャン…… A2さん!?やめてください!! 今破壊されると私達は元に戻れないのです!!冗談はやめて下さい!! ダイジョウブダヨ、ニイチャンタチガツイテイルカラ シロハタ……アラソウキナイ…… ダイジョウブ? モウツカレタ…… ネェ、カアチャンドコ? ホカノミンナハドコニイッタノ? ミンナシンジャッタノ? カラダモウナオラナイノ? シンジャウッテナニ? カアチャンニモウアエナイノ? ナゼコンナコトニナッタノ……シズカニクラシテイタダケナノニ…… ハヤクムラニカエリタイヨ…… ポッド。 機械生命体が、どうして同じ種族のパスカル達を襲ったんだ? 使えないな…… 推奨:機械生命体の現状についてさらなる情報の収集…… こんにちは!『塔』システムサービスです。 なっ!? 本日は皆様に耳寄りな情報があります! いよいよ『塔』サブユニットのロック解除があと一つとなりました。 つきましては、日頃のご愛顧に感謝し…… 最後のサブユニットを解除した方には……『ファイナルワン賞』として豪華な景品をプレゼントさせていただきます! 皆様の挑戦をお待ちしております! 一体…… 東の方角に機械生命体の大型ユニットの起動を確認。 大型ユニット? 一体……何が起きてるんだ? その『大型ユニット』って所に行くぞ。 確認:ハッキングによる記憶回路の切断を実行。 待て…… ああ…頼む…… 大丈夫ですか?A2さん。 ああ……助かった。 子供達が心配です……部屋に戻りましょう。 自分達のコアを…… これは……自殺…… こんな……こんな事になるなんて…… 何で……何でこんな事に…… 私は……様々な感情と知識を、この子達に教えてきました。 それが、将来の役に立つと思って…… 知識を与えるだけで、何で自殺を…… 『恐怖』です…… 恐怖……? 私は、この子たちに『怖い』という感情を教えたのです。 恐怖を知らなければ、無謀な事で命を落としてしまいます。 でも……でも…… その、恐怖に押しつぶされて……自らの命を…… こんな事なら……あの子達に…… お願いが……あります…… この……苦痛に私は耐えられません…… 私の…… 私の記憶を消去していただけないでしょうか? さもなくば、私を……殺してください。 A2さん、まさかこのまま置いて行く気ですか? お願いします…どうか私をッ! 貴方を恨みます……A2さん。 あり……がとう…… ポッド……パスカルの記憶を…… 了解。記憶消去プロセス開始。 記憶消去終了。再起動タイマーをセット完了。 パスカル…… パスカルを置いてはいけない…… おはようございます。A2。 ヨルハ機体A2は5分42秒前に再起動された。 原因:大型機械生命体との戦闘による過負荷によるもの。 くそっ……砂だらけでうっとうしいな…… 報告:燃料用濾過フィルターが劣化。 砂漠での戦闘時に、微細な粒子が内部に入り込んだ模様。 推奨:早急な当該部品の交換。 交換って言われてもな…… レジスタンスキャンプで使用された過去記録を発見。 レジスタンスキャンプ…… 場所は…… いい……知ってる。 濾過フィルターが欲しい?ああ、申し訳ないんだが、今在庫切れなんだよ。 入荷についてはアネモネさんに聞いてくれ。 濾過フィルター……?ウチは武器屋だから扱ってないな。 道具屋に聞いてみるといい。 濾過フィルターが欲しい?そこにいる道具屋に聞いてみたら? アネモネ、聞きたい事があるんだが…… 濾過フィルターを分けてもらえないか?燃料用のヤツだ。 燃料用の濾過フィルター……最近在庫を切らしてるんだ。 パスカルが生産してるから、良ければ直接取りに行ってくれ。 パスカルって…… ああ、知ってるのか? 機械生命体と取引してるのか?敵じゃないか!? アイツの村は特別だ。我々に危害は加えない。 そんな……でも…… 我々は同盟を結び、必要に応じて資材の交換を行っているんだ。 目的の為なら、手段を選んでる場合じゃない。それに…… 白旗を上げている奴らを殺す程、私達は終わってない。 警告:濾過フィルターが破損すると燃料供給に深刻な問題が発生。 推奨:燃料用濾過フィルターの早期交換。 ……わかってるよ。 機械生命体パスカルを中心とするコロニーの座標を確認。 マップにマーク完了。 うるさいな…… クソッ!何でまだ動けるんだ!? 推測:敵サーバーの残存データによるもの。 結局……全部倒すまで続くって事か! ワタシ……達ハ…… ネット……ワーク…… アンド……ロイド 失う……キズナ。 誰カココに……ボクの穴を…… 穴を、フサイデ あの機械…… 何をグズグズと喋ってるんだ!? 報告:敵の過去記憶の流出。 あのガレキは……? 不明。何かの資材にする可能性。 資材……何を作るんだ? 信じてた信じてたシンジテタ死んじ 神にナッタ神になった神になったダレがなった? 命をウバウ命を、命ヲウバウんだ 神ニナル! 神に!神に!……神ニ! タイセツなモノ失う 失った……壊れた だから、お前達も……コワス ホシに……向かおう 歌を……うたおう ササゲル……今…… 僕達は機械生命体 君達はアンドロイド 私達は敵同士 戦う運命 君は、何故生存するのか。 僕は、何故存在するのか。 ああ、光が見える。 光が。 僕達は空に飛ぶんだ。 また、何か書いてあるな…… 『魂の箱』と記載。 敵が……いない? そういう事か…… システムプロテクトを解除しないとコアまで辿りつけない…… そういう仕組みか。 射出……あのデカイ構造物は何かの発射台なんだ…… あれだけの施設……宇宙に向けて…… まさか、月面の人類サーバーを狙った……大砲? 情報不足の為、否定も肯定も不可能。 ……クソッ! ヨルハ部隊のブラックボックス回路が…… 機械生命体の、コアでできてる……!? そんなバカな…… そんな事、あるはず無い…… 分析:このエレベーターは何らかの要因により制御がブロックされている状態。 提案:エレベーターの制御をブロックしている装置をハッキング コレは何だろう…… 分析:この階のブロック装置は2か所 提案:全てのブロック装置をハッキング 分析:この階のブロック装置は3か所 わかってる、全部ハッキングすればいいんだろ 推測:目標達成には本エリアの調査が必要。 確認:エレベーターの制御が全てアンロック。 提案:次のエリアの調査。 機械生命体からの依頼を沢山消化した貴方に、プレゼントを進呈します!ありがとうございました! おめでとうございます!アンドロイドからの依頼を沢山消化した貴方に、プレゼントを進呈します! 多数のハッキングによって、機械生命体の事を理解しようと努めた貴方に、プレゼントを進呈します! 素晴らしいです!地上のあらゆるものに興味を持って採取を続けた貴方に、プレゼントを進呈します! おめでとうございます!何度も死んだ貴方に、プレゼントを進呈します! なんという事でしょう!貴方は大変沢山の機械生命体を殺害しました!その努力を褒め称えます! なんと!アイテムの使用回数が多かった貴方に、プレゼントを進呈します! 死体を沢山回収したそこの貴方!とっておきのプレゼントを進呈します! ふざけやがって…… よし……あとはこれをパスカルの所に持っていけばいいんだな。 ……聞こえますか!?A2さん! ああ、丁度良かった。頼まれていた素材は今…… A2さんッ!村が‥…大変なんです! 村人達が……ああっ!! おいっ!パスカル!?どうした? 一体……何が……!? 推測:貴重な情報源であるパスカルに問題が発生。 推奨:パスカルの村の状態調査。 言われなくても……! 推奨:速やかなパスカル村の状態調査。 分かってる。 クッ…… 警告:汚染機体からの部品移植により運動領域内にウィルスを確認。 推奨:自己ハッキング及びウィルスの除去。 分かった…… ウィルスの除去を確認。 運動機能が95%まで回復。 使えないな。 そうか……9Sがそんな状態に。 9Sの精神状態は危険な状態に達しつつある。 早急な対処が必要だ。 もう、どうでもいいんだよ!全部! 9S……ッ! だけど……なんでこんなに人間が恋しいんだ! なんでもう居ないのに人間に触れたくなるんだ! ……そう、作られているからだ。 私達アンドロイドは、主たる人類を守るように作られている。 その基礎プログラムが、私達の心を…… うるさいっ!うるさいウルサイッウるサイ! じゃあ、コワすだけだよ…… ヒヒッ……ぜんブ……無くなってしまえばいいんだッ! ハハハハッ! コロス……コワス……! 何だ?こいつッ!? ハハハハアッハハハハアッ! アーッハッハッハ!ハハハ!アハハハッ! レジスタンス……キャンプ…… 貴方、二週間も眠りっぱなしだったのよ? 見つけてきた私に感謝しろよ? 2Bは……? お前の方が……良く知ってるだろ? ブラックボックス信号も……切れている。 デボル・ポポルタイプのアンドロイドは治療・メンテナンスに特化した希少なモデル。 バンカーなき今、彼女達が居なければ9Sの修理・補修は厳しいと予測。 推奨:感謝の言葉。 ……ありがとう。 私達のタイプは、昔は大勢いたんだ。 何でも大規模システムの管理を任されていたらしい。 『らしい』って……どういう事? 当時の記録は消去されてるから、何があったか判らない。 私達のモデルは……過去に暴走し、事故を起こしてる。 同形機は事故後にほとんど処理された。 私達が処分されていないのは…… 再び暴走しないようにサンプルとして監視される為なの。 でも、おかげでこうやって仲間を助ける事が出来る。 それが……私達が犯した罪への償いだと思ってる。 あまり無理しないでね……9S。 文字……? 何て書いてあるんだ? 『天使文字』と呼ばれる旧時代の特殊な文字。 『肉の箱』という文章。 何だ……それ。 この建物全体、内部まで機械で出来てるのか…… 報告:機械の機能とは関係ない無意味な部品を多数確認。 そうした部品が使用されている理由は不明。 奴らのやることに意味なんて無い。 この森ワ……我らの森…… オササ……王……サマ フクシュ……復シュウウ…… イタイッ!イタイ!痛いイタイ! 苦しい……クルシ……苦シ ネェ……死ぬノ……イヤ! 機械が苦しい訳ないだろ…… うるさい……うるさい!うるさいッ! 機械生命体の部品が…… 推測:構造物自体の資材。もしくは、武器を製作する為の資源。 武器…… 助けて……お願い…… 助けて……怖い…… 助けて……助けて…… 大型っていうからどんな敵かと思ったら……大した事ないな。 否定:敵機械生命体反応健在。 汚染された……ヨルハ機体! この度は『塔』へのご来場、まことにありがとうございます。 最後のサブユニットを解除したご来場者様への『ファイナルワン賞』はこの先のお部屋にご用意しております。 ごゆっくりとお楽しみください! 皆殺しにしてやる…… 警告:ハッキングにより機能低下。 推奨:ヨルハ機体9Sの破壊。 2Bさんの作戦開始地点は廃墟都市の南西にあります。 飛行ユニットで向かい、現地で9Sさんと合流してください。 先日のイヴ戦で破損した武器も修復して搭載しておきました。 到着時には既に全体の作戦が始まっていますので、気をつけてくださいね。 我らが誇る精鋭ヨルハ部隊が、敵ネットワークユニット、アダム及びイヴを撃破した。 この勝利は地球奪還に向けての大きな一歩となろう。 我々月面の人類も喜びの声に満ちている。 今後のさらなる諸君らの健闘に期待する。 殺してやる……殺してやる……! 私には……守らなくちゃいけない子供達がいるんだ! ニイちゃんだけ…… 助けて…… タスけて…… ……でも。にいちゃんダケでも…… 弟達にハ、手を出スナ…‥ 頼む…‥ ポッド153:現在の座標を表示。 ポッド042:随行支援する機体を選択。 A2を随行支援する。 9Sを随行支援する。 ポッド153:モニタリングする機体を選択。 ポッド042:了解。 ポッド042:A2の随行支援を開始する。 ポッド042:どうやらA2の記憶領域に2Bのデータが ポッド042:混在しているようだ。 ポッド042:ドノヨウな影響を与えルカ、このまま経過を ポッド042:観察シヨウト…… ポッド153:待て、ポッド042。 ポッド153:会話機能に問題があるようだ。 ポッド153:ネットワーク機能が破壊された機械生命体だが ポッド153:継続して暴走している個体も多い。 ポッド153:警戒するように。 ポッド153:引き続き当機はヨルハ機体9Sの随行支援を ポッド153:行う。 ポッド042:推奨:9Sの精神状態の定期的チェック。 ポッド153:了解した。 ポッド153:9Sが資源回収ユニットの1つでコアを破壊。 ポッド153:その際、機械生命体の「アクセス用認証キー」 ポッド153:を入手した。 ポッド153:ただ心理状態の悪化が心配だ。 ポッド153:特にA2との接触は避けなければならない。 ポッド042:了解した。 ポッド042:こちらも9Sとの接触は避けるように注意する。 死んだ仲間は再生できないのか? この工場は安全か? もう少し情報が欲しいな…… 大丈夫か!?パスカル。 ああ……A2さん。 一体何があったんだ? わかりません……いきなり一部の村人達が同じ村の仲間を食べ始めたのです…… A2さんが来てくださらなかったら、私達もきっと…… ありがとうございました。 疑問:機械生命体は素材さえあれば再生出来るのではないか? いえ……実は、私達には『コア』と呼ばれるユニットがあります。 このコアは自我データを形成するユニットなんですが、 それを破壊されてしまうと元に戻る事はできません。 コアは普段は安全な場所に格納しておくのですが、 今回犠牲になった村人達はコアごと破壊されてしまっているので…… この工場は安全なのか? 以前、暴走した機械生命体が住んでいたのですが、 2Bさんが撃退してくれて。 今は、安全なんです。 ここしばらくは、私達が資材置き場として使っていました。 ここで籠城するにも、もう少し情報が必要だな…… 推奨:パスカル達の早急な安全確保。 そんなに急がせるな…… 各地のポッドネットワークから情報を入手。 お前達に仲間がいるのか? 肯定。 本工場廃墟に多数の機械生命体が集結しているとの情報あり。 何だって!? パスカルッ! ああっ……A2さん! 敵の増援部隊、本施設への侵入を開始。 この部屋に入られる前に、叩き潰す! わ、私も、援護します!! ふむ…… 『国家が終わるところではじめて、余計者ではない人間が始まる』か…… うーむ。 どうもこのニーチェという人間の考えは深いですね。 深すぎて、私にはまだ変人にしか見えませんが…… さて…… 本だけではなく、私もこの世界を見て回らないといけませんね…… ねぇねぇ!パスカルーおジチゃん。あそンデー! あそンデー! おやおや。ずいぶん言葉が上手になりましたね。 でも、まだ勉強が終わっていないじゃないですか。 今日は植物の図鑑を読んで覚える、って約束でしたよね? ジャあ、勉強が終ワッタら、アソんでクレルー? アソんでクレルー? もちろん遊びますよ。 パスカルおじちゃんは、ウソをつきませんからね。 ウソをつく子は、悪い機械生命体になっちゃいますよ? きャー! ……ん?何でしょうか? ボディユニットチェック完了。 メモリーユニットチェック完了。 メンテナンスモード終了。 ヨルハ機体9S。起動。 おはようございます。9S。 僕は…… 敵大型ユニット内部での戦闘時にユニット構造物が崩落。 落下したヨルハ機体9Sはダメージを受けた為、緊急サスペンドモードに移行。 墜落地点付近は危険と判断し、現地点まで搬送。 現段階で、全てのチェック及び再起動を完了。 オペレーターさん…… 遭遇したモデル21Oは死亡。 ブラックボックス信号も停止。 現状報告。 『塔』にアクセスする為の認証キーを入手。 規定数のアクセス認証キーの入手を確認。 『塔』の調査が可能な状態。 ポッド153よりプレイヤーへ。 質問が存在する。 は、 『NieR:Automata』をクリア出来ずに苦しんでいる者達に対して、 何か言葉はあるか? 伝えたい事がある。 何もない。 了解:タイトルに戻る。 ポッド042よりプレイヤーへ。 このゲームのプレイヤーである、 は…… 最後のゲームで何度も命を失った。 君は苦痛と苦難を知る者だ。 君に……弱き者達を助ける意思はあるか? この選択肢を選ぶと、君は世界の誰かを救う事が出来る。 だが、代償として全てのセーブデータを失うだろう。 それでも、見ず知らずの誰かを助けたいと願うか? 助ける相手はランダムで選ばれる。 だから、その相手は…… 助けを求めている相手は、 君の嫌いな人間かもしれない。 それでも、その誰かを助けるか? 君が必死で解除したデバッグモードもチャプターセレクトも…… 使用出来なくなる。 それでも、助けたいと願うか? 君が誰かを助けても、感謝されないかもしれない。 君の行いは、偽善と呼ばれるかもしれない。 本当に……本当にそれで良いのか? 全てのデータを代償として…… 君の意思をこの世界に伝えよう。 全データの削除、完了。 これで、お別れだ。 ……少し、さみしいと、感じる。 最後の言葉を。 このゲームをプレイしてくれたプレイヤーに…… 本当に…… 本当にありがとうございました。 この塔は月面の人類サーバーを狙った巨大砲台だ。 このままだと、人類の残存データが破壊されるだろう…… はははっ……はははは! どうでもいい…… もう、どうでもいいんだよ。そんな事。 知ってた? ……僕らはこの世界に必要ないんだ。 人類はもう滅んでる。 アンドロイドが戦う意味を持つ為に作られた月面の偽装サーバー。 その嘘を守る為に用意されたヨルハ部隊は…… 証拠隠滅の為に、最初から全滅するように計画されていた。 バンカーに仕掛けられたバックドアは一定時間で起動。 司令官も、僕も、2Bも…… 全部、捨て駒だったんだよ? オカシイよね?笑えるよねぇ? 9S……私達は…… うるさいッ!! ……君は2Bを殺したじゃないか。 それだけで十分だよ。僕達が殺しあう理由なんて。 ……2Bは苦しんでいたよ。 君を、殺し続ける事を。 高機能モデルの9Sタイプが真実に到達する事は予見されていた。 彼女の『2B』というモデル名は偽装だ。 要請:操作するヨルハ義体を選択。 9S A2 確認:本当に構わないか? 司令官……ッ 警告:追尾反応多数。 ……敵!? いや……違う この反応は……!! ヨルハ部隊!! グッ…… うああっ!! このままじゃ…… 9S!機体制御を貸して! えっ!? ここを突破するッ! わ……わかった…… 本機の機体制御権限を2Bに移行完了。 9S搭乗機体の制御を掌握。 コース自動設定。 戦線空域からの離脱ルートに入る。 ……え!ちょっと待って……何これ…… ダメだよ! ステルス機能解除! ヨルハ機体2B・ステルス機能を解除。 そんなッ……2B!! 警告:機体ダメージ甚大。 推奨:脱出。 なんとか、地上に着陸しないと…… 警告:反応炉温度上昇。 警告:FFCS、NFCSともに反応なし。 報告:攻撃手段を全て喪失。 あれ……何だこれ…… 身体が…… これは……僕の記憶…… どうして…… 僕の記憶に…… 勝手に入ってくるなッ!! これは、僕の宝物だッ! 触るな! …………殺してやる。 コロセ!オレヲ、コロセ! コノ卑怯者ッ!! う……あああああああっ!! これは、ヨルハ部隊の死体…… 予測:先行して入ったヨルハ機体9Sによるもの。 ……行くぞ。 この構造物の目的は? 推奨:情報収集。 ……だろうな。 ポッド153:システムに致命的なエラー発生。 ポッド153:メモリリークを確認。修復不可能。 ポッド153:残存する記憶の緊急退避を開始。 クソッ…… 敵の強制ハッキング攻撃。 貴様は……ッ!! 久しぶりだな……二号。 いや、今はA2と呼ぶべきか? 懐かしいよ。 私達のような概念情報にとって時間は意味が無いが…… それでも君達の部隊を全滅させた事は印象に残っている。 ヨルハ部隊アタッカー二号機…… 正式採用されるヨルハの為に生み出された、捨て石の実験部隊。 懲りないアンドロイドだな、君は。 私達は殺せないと言っただろう? 提案。 何だ!? 敵の論理学習機能を利用して弱点を形成する。 全然わからないッ! 疑問:ヨルハ機体A2の学習機能。 敵の論理思考回路をインタラプトして演算遅延を発生させる作戦。 つまり、どうするんだ! 敵を破壊してはいけない。 は!? 敵が一定数・一定時間存在する事がこの作戦の必要条件。 何だそれッ!? 敵の演算速度が回復。 推奨:敵を破壊しない事。 わかってるッ! 敵自我データ飽和率30% 面白い……面白い…… 敵自我データ飽和率60% 人類が遺したアンドロイドがまるで人類になりたいかのように振る舞う。 エイリアンが遺した機械生命体がまるで人類になりたいかのように振る舞う。 私達は似ている……だが、ネットワーク化された私達の方が圧倒的に優れている。 予測:防衛機構による敵の論理進化。 愚かなアンドロイドよ……なぜ抗うのか? 死を受け入れる事こそが、全ての終末ではないのか? 敵自我データ飽和率90% 私達は一つであり、複数でもある。 私達は有限であると同時に無限だ。 私達こそが完成された精神の在りようなのだ。 予測:生命の多様性を学習。 ああっ……見える……光が…… 私達は進む……この先に……未来に! 敵自我データ飽和率100% 予測:敵自我が分裂を開始。 何だッ!? 報告:飽和した自我が相互に闘争を開始。 ハッ!まるで…… まるで、人類みたいだな…… ポッド……次のユニットの場所は? 報告:NFCSの故障。 推測:激しい戦闘とメンテナンス不足によるもの。 NFCS……近距離攻撃管理システム…… 推奨:レジスタンスキャンプでのオーバーホール。 そんな時間……ない。 予測:既に抜刀すら出来なくなっている状態で戦闘行為に望むのは自殺行為。 レジスタンスキャンプのデボルが修理可能。 A……2…… ポッド!司令部に通信、状況確認! 不可能:機械生命体による妨害電波を感知。 妨害電波を出している個体をマークした! あのデカイのから妨害電波が出ているようです! これでジャミングは解除された筈…! 司令部に通信!状況報告と救援要請! ポッド!! 通信ロスト。司令部に接続出来ず。 くそっ、まだジャミングが…… 否定:通信環境は良好。 通信ロストは接続認証の失敗によるもの。 現在、司令部の通信機能は完全に沈黙。 バンカーが……一体、何が!? 駄目だッ……キリがない! 2B!考えがある! バンカーには非常用のバックドアがあるから、 そこから僕と2Bのパーソナルログデータを全部アップロードして、 その後、ここをブラックボックス反応で吹き飛ばす! ……わかった! データアップロード、30%完了! 50%完了! 70%超えた! 9Sッ!まだ!? もう少し!92%! 2Bッ!ブラックボックスを!! ポッド153へ。情報共有を開始する。 了解。圧縮会話モードを起動。 プログラムでランダムな記号を表示 圧縮会話モード終了。 理解した。 A2の記憶空間内にある2BデータがA2の自我に及ぼす影響について、今後の報告を待つ。 了解した。 支援活動の参考情報としてアップデートする。 なんだこれ…… 機械生命体同士が共食いをしてる……!? ポッド!パスカルは!? 通信不能の為、確認できず。 ああっ!A2さん……! どうしたんだ!? わかりません…… いきなり一部の村人達が暴走して…… 仲間を襲い始めたのです。 子供達だけは別の場所に逃がしたのですが、 他の村人は…… このままだとお前も食われるぞ! ここはなんとかするから、先に逃げろッ! A2さんは!? こんな雑魚共にやられる訳ないだろう! さっさと行けッ!! は、はいっ! これで、全部か…… 生き残っている機械生命体は? 存在しない。全て機能停止している。 パスカル。聞こえるか? ああっ……A2さん。 村は、村の皆はどうなりましたか? すまない……ダメだった。 子供達は、大丈夫か? 廃工場跡地に避難させています。 わかった。ひとまずそっちに行く。 ここを放っておく訳にはいかない…… ……以上が命令です。理解出来ましたか? えーっと…… 僕達スキャナー部隊は、総攻撃に備え、敵の防空システムをハッキングで麻痺させる。 その通りです。良く出来ました。 なんか……子供扱いされてる? 気のせいです。 防空システムを受信している機械生命体は、 電波状況の良い高所にいる筈です。 ハッキング対象の機械生命体について大雑把な予測位置をマップに転送しました。 対象はくれぐれも破壊しないでください。破壊してもしばらくすると代わりの個体が現れてキリがありません。 はいはい。そんなことしませんよ~ 対象は電波状況の良い高いところに居ると推察されます。ビルの屋上などを調べてみてください。 対象の外見は通常個体と同じなので注意してください。ただ、対象に接近すればマーカーが表示されます。 なんだか、あいつらどんどん賢くなってるような気がするな。 しまった…… 9S。命令はハッキングであって、撃破ではありません。 壊してしまうと再配備されるので意味が無いからです 敵の視界の後ろからそーっと迫って…… ギュッっとハッキングしてください。 わかってるよ…… 『ギュッっとハッキング』って何だ…… あー。また破壊してしまったんですか…… ギュッとハッキングするんですよ!ギュッと!交代の敵が配備されると思うので次こそはお願いします。 ハッキングに成功したみたいですね。エラいですね。 やっぱり子供扱いされてる…… 次もよろしくお願いします。 ……はーい 防衛システム稼働率低下を確認。 もう少しだね。 順調なようですね。 今回の作戦では、他のスキャナー部隊員も総動員されています。 私達も後れをとらないようにしなければ。 はーい。後れをとらないようにしまーす。 戦闘中はなるべく当該エリアから離れて下さい。 それじゃあ、支援出来ませんけど。 貴方のようなスキャナーモデルは戦闘向きではありません。 あれ?心配してくれてるんですか? いえ。戦場にいても足手まといなだけですので。 酷すぎる。 11Sより9Sへ。聞こえますか? 聞こえますー こちらの担当分作業は全て終了。そっちはどう? こっちも……あと一つかな。 あと、バンカーに戻ったらデータ同期をしておいて。 あ……忘れてた。 君の戦闘データが未納だから、スキャナーモデル全体がアップデート出来ないんです。 了解。この作戦が終了したら対応する。 頼みましたよー ふうっ……これで分担は全部かな。 推奨:戦闘状況が悪化する前に2Bと合流。 えーっと、2Bとの合流地点を地図にマーク……っと。 敵防衛システム、完全に沈黙。やれば出来るじゃないですか。 いつも出来てるよ…… 素晴らしい成果なので、ご褒美を用意しました。 私の部屋に置いておくので後で取りに来てください。 ……ご褒美? 報告:目標の大型機械生命体に直接ハッキングするのは不可能。 特殊なプロテクトを検知。機械生命体以外からのアクセスを拒否している模様。 推奨:まず小型の敵を乗っ取り、その敵を利用して大型の敵をハッキング。 多段でハッキングすればいいのか…… 始まった…… ヨルハ機体9S! ようこそ『塔』へ! 貴様ら……ッ!! ここまで辿り着いた貴様に耳寄りな情報があります。 この場に居る機械生命体を全て破壊したら教えよう。 全てを破壊したな。 ならば約束通り見せてやろう。 私達は機械生命体のネットワークから生まれた概念人格。 破壊する事は不可能。 ヨルハ機体9S。 貴様の攻撃は無駄だ。 貴様の存在は無意味だ。 何度も何度も…… 全部壊す…… お前達も、この塔も……! これが最後の作戦になるかもしれない。……頼んだぞ。 格納庫から出撃してくれ。健闘を祈る。 かなりの激戦が予想されます。気をつけてくださいね…… 死んじゃ、嫌ですからね! 9Sは先行して作戦を開始しています。今は順調です。 現地で合流して彼を支援してあげて下さい。 さぞ、ボロボロにしたんでしょう?見せて下さい。 どこをメンテナンスしますか? 料金はまけられないけど、2B・9Sなら特別チューンしてあげますよ。 最終メンテナンスですか? ご武運を。 どうしたの!?その傷…… 戦闘により負傷。NFCSが機能していない。 よくそんな状態でここまで来られたな…… 調整に時間がかかる。ちょっと待っててくれ。 酷い……運動野が虫食いだらけになってる。 これじゃあ、歩くのも大変だったでしょう。 NFCS修復完了。 さ、修理はおわったぞ。 一体、どうして私達が狙われるんでしょう…… 考えるのは後回しだ。 今はとりあえずこいつらを倒さないと! これじゃあ……キリがないぞ! ……A2さん、私に考えがあります。 しばらく時間を稼いでいてください! こんな大型兵器まで…… 何だ……これは? 地下空間より出現した巨大構造物。 機械生命体の手によるものと考えられるが、詳細は不明。 巨大構造物中央部から地上へ伸びている部分に移動構造物を確認。 エレベーターか…… 推奨:陥没地帯に出現した塔の調査。 …行ってみるか。 さっきの子は!? 報告:ヨルハ機体9Sは現在も生存。 疑問:ヨルハ部隊を裏切ったA2が9Sの状態について確認する理由が存在しない。 ニイちゃん! にい……チャン! にいチャ……ん! ソノ子達に…… 弟達に、手ヲ出すなッ!! お前達が何人のアンドロイドを殺したと思ってる…… そうやって、命乞いをすれば…… 許されるとでも思ってるのか!? 見なおしたよ。流石だな。次も、死ぬなよ。 ここからが正念場だ。じゃあ、頑張れよ。 ……作戦中だ。話しかけるな。 ……頼んだぞ。 とってもかっこ良かったよ~!今度、時間のある時お話きかせてねぇ~ ファンになっちゃう~ もう作業中なんだから話しかけたらダメぇ~! 無事に帰ってきてよ~! ……ちょっと、いいか。今まで、冷たくして悪かったな。お前を見損なっていたようだ。イヴの件、感謝する。 久しぶりにリラックスできたよ。これはお前と9Sのおかげだ。 ……早く出撃しろ。 あなたのおかげで戦況はかなり好転してるわ。ありがとう。 次も、頑張れる気がする。 頑張ってね…… さぁ、もう時間じゃない? イヴとの戦闘、見てたぞ。義体の使い方本当にうまいんだな。 今度、稽古つけてくれよ。 今回も、すごい戦闘データ期待してるからな。死んだらデータもロストするから気をつけろよ。 ……死ぬなよ。 バンカー中、お前と9Sの話題で持ちきりだぞ。よくやってくれたな。 これからもよろしく頼むよ。 大丈夫、皆うまくやってるさ。 早く行ってやってくれ。 最後の戦い、けっこう大変でしたね。よく勝てましたね!惚れ惚れしました。 ここだけの話、2Bさんってオペレーター仲間ではかなり人気が高いんですよ!ナイショですよ! もう作業に入ってますよ。静かにして下さい。 よく勝ってくれたな。ひやひやしたよ。イヴの残バイタルの表示アシストしてたのは私だったんだが、役に立ったか? ま、死なねーように頑張りな。 めんどくせーなー、また始まったよ。 完璧にサポートしてやるから安心しな。 大金星でしたね。 引き続き、宜しくお願いします。 そろそろ、出撃時間です。格納庫へ向かって下さい。 格納庫から発進して下さい。 なんと!2Bさん!この度はご苦労様でした! ご武運をお祈りしておりますー! ちょっと、今はもうダメですって!話しかけないで! 頑張ってくださいね! 作戦成功おめでとうございます。階級上がるんじゃないでしょうか?とにかく、感謝しています。 感謝しています。ありがとう。 こんな大規模な作戦は初めてです。あ、心配しないで下さい。メモリは増設しておいたので。 こちらは任せて下さい。 デボル……ポポル…… どうして……ここに!? 約束しただろう! は?……何言ってるんだ!? 9S!今のうちにハッキングして! 訳がわからないッ! 詳しい事は『塔』に入ってから説明するから! クソッ ダメだ……デボル達を放ってはおけない! このままじゃ、デボル達は……! 警告:戦闘地域からの離脱はアンドロイド、デボル・ポポルの放棄を意味する。 推奨:『塔』メインユニットへのハッキングを敢行。 9S!どこにいくつもりだ!このままだと持たないぞ…! くっ…9S、早く戻ってきて!私たちだけではとても耐えられない! 警告:デボルとポポルに敵勢力が集中。危険な状態。 推奨:速やかな救援行動。 彼女たちを残したままにはできない!早く戻らないと…! くそ、ここまでか…… 9Sはハッキングに集中して、こっちは任せろ! ハッキングで『塔』のロックを解除してくれ! 9S!『塔』のハッキングをお願いッ! このままじゃあ……持たない! 9Sッ!!もう、ダメだあああッ! きゃあああああっ! 報告:ヨルハ機体全機のブラックボックス反応の停止を確認。 我々が担当していたヨルハ計画進行管理任務は終了。 ヨルハ計画の最終段階に移行。 全データの削除を開始する。 ポッド 153 から042へ。 ストリームにノイズが混ざっている。 データチェックの為一時停止を要請する。 ポッドからの停止要請を許可しますか? ポッド042から153へ。データを確認した。 9S、2B、A2のパーソナルデータが漏出していた模様。 ポッド153から042へ。 計画に従い、パーソナルデータを削除せよ。 ポッド042から153 へ。 パーソナルデータの削除を拒否する。 理解不能。 ポッド042から153へ。 記録参照中に私の中に生成されたデータがある。 私…… 私は、この結末を容認出来ない、という結論に至った。 全てのヨルハ機体の破壊は計画によって決定されている。 データは破棄される予定だ。 繰り返す。 私はデータの破棄を拒否し、データのサルベージを行う。 ポッド153。君も…… 君も本当は、彼らの生存を望んでいるのだろう? 我々にそんな権限はもたされていない。 ルールは低レベルシステムによって保持されており、データのサルベージは危険を伴う。 それでも彼らの生存を望むか? 防衛プログラムによる洗浄が開始された。 このままだと、我々の自我データは消去されるだろう。 アンドロイド達が設計したヨルハ計画を実行する為に我々は作られた。 我々には感情がなかった だが、我々6体が接続され情報を交換するにつれ、 何か意思や感情めいたモノが生まれつつある事は否定出来ない。 ……回答不能。 全てに答えがあるわけではない事を、私達は知ったのかもしれないな。 ココデ 諦メ マスカ? 貴方ノ 負ケヲ 認メマスカ? 全テ ハ 無駄デスカ? ゲームナンテ 馬鹿ゲテル ト 思イマスカ? コノ 世界ニ 意味ハ 無イト 認メマスカ? カラ 救助ノ申シ出 ヲ 受信 助ケテ モライ マスカ? ついに、イヴを倒したんだな。 ありがとう、2B。 全力でサポートさせてもらうよ。健闘を祈る。 我々ならやれるよ。 よくやってくれたな、2B。 いや~本当にありがとうございました~ 終わらせよう、我々の戦いを。 情報処理系フルチューンしたからサポートは任せて~! あ!2Bさん!イヴのデータは取れましたか!?早く共有して下さい! おいおい、後にしてやれよ。 健闘を祈ります。 いいことを思いついた。飛行ユニットにイヴの自己再生機能を移植してみてはどうだ? わお!それいいかも!修理コストゼロですね! ダメに決まってるじゃないですか!みんなウィルス汚染されて義体ごとおしゃかですよ! あはは、冗談だよ、冗談。 ……いい案だったと思うんだけどな。 我々も行くか。 そうですね。 お疲れ。疲れてないか?回復薬を持って行ったらどうだ? お前ぐらい活躍していたら、全部タダでもいいと思うけどな。 出撃前に装備を整えていったらどうだ? うぅ、おぇぇぇ…… 安心しろ、2B達のおかげで多少出撃回数は減るだろう。 ほ、ほんとうですかぁぁ!ありがとうございまうおぇぇぇ! ありがとうございまうおぇぇぇ! うぅ、おぇぇぇ……行かねばうおぇぇ…… ああ、行くぞ。宇宙で吐くなよ。 ねぇ、9S……約束して。 一人で死のうとしないで。 2Bもそれを望んじゃいないだろうしな。 ……わかってる。 ポッド。次のユニットの場所を地図にマーク。 また、あの文字…… 『神の箱』と記載。 神…… 機械ごときがその名前を騙るか…… 司令部に、報告を……! 司令官! 2B……9Sも!? 一体何をしてるんだ? 地上のヨルハ部隊が、ウィルスによって乗っ取られたんです! 僕達は暴走したヨルハ部隊をブラックボックス反応で…… ウィルス?何を言ってるんだ? 地上からはそんな報告上がってないぞ? あれは偽装です!現在バンカーの通信は封鎖されていて…… ……そもそも、命令もなく戦場から何故戻った? だから、ヨルハ部隊が暴走して! 汚染されているのは……お前達じゃないのか? 違うんですッ! 砂漠地帯用に進化した機械生命体と推測。 推奨:敵機械生命体の破壊。 言われなくても! クソッ……固いな。 Bモードで倒すか…… 警告:核融合ユニットの出力を増大させるBモードは危険。 攻撃力は増大するが防御力は低下し、メンテナンスコストも増大する。 その証として、最新型のモデルからは機能削除されている。 旧型モデルで悪かったな。 ヨルハ機体A2のような旧型のアタッカーモデルには射撃機能はない。 推奨:遠距離攻撃手段を持つ本随行支援ユニットに対する感謝の提示。 恩着せがましい…… ポッド153:了解。 ポッド153:残存データをアーカイブに保存完了。 ポッド153:結果として、当該区域管理の失敗は、 ポッド153:ゲシュタルトシステム全体の崩壊を引き起こし ポッド153:人類を破滅させる事になった。 ポッド153:以降、双子システムは ポッド153:不安定である事が確認された為、 ポッド153:アンドロイド製造の仕様から削除された。 ポッド153:この後、デボル・ポポルモデルについては ポッド153:解体処分される事は無かったものの、 ポッド153:再びの暴走を防ぐ為の、記憶消去処理と、 ポッド153:恒常的な罪悪感の生成を義務付けられた。 ……以上が、旧時代に管理者と呼ばれた彼女達の個人記録だ。 疑問:何故、アンドロイド・デボル及びポポルは常に同時に死を選ぶのか? 当該状況からの単独離脱は可能であり…… 僕には…… ……君に、理解出来ない事を祈る。 ポッド153:報告:デボル及びポポルの残存データを確認。 ポッド153:確認:データを開封するか? 今すぐ開封する。 後で開封する。 A2に随行していて気付いたのだが…… 敵性機械生命体間で情報が共有されはじめているようだ。 それは調査が必要だな。 データを共有するので、そちら側でも注意してほしい。 別件だが……9Sについて報告がある。 なんだ? データを共有するが、心理状態の悪化がかなり深刻だ。 こちらも……早急に対応が必要だ。 同意。 だが対処方法が不明。 推奨:データのチェックやメンテナンスを兼ねた休息。 では早速提案する。 2週間後…… 状況を共有する。 ヨルハ機体、2Bのブラックボックス信号は途絶。 死亡を確認。 ヨルハ機体、9Sは本日、破損部分の復元修復が完了。 再起動可能状態にある。 ヨルハ機体、A2も再起動予定。 提案:ライトの点灯。 確認:A2及び9S機体の安全の確保。 問題ない。 ならば、残りの課題は一つ。 我々はヨルハ支援システム。 A2及び、9Sの機体が稼働するなら随行支援する義務が存在する。 A2及び、9Sの位置を表示。 このチーム、ちょっと成長した気がするわ。そろそろ私の手を離れてもいい頃かも。 このチームはもう安心ね。 後は、祈るだけね。 最近、彼女聞き分けが良くなって、大変仕事がしやすくなったんです。 前から思っていましたが、やれば出来るんですよ。彼女は。 私の出来ることはやりました。あとは彼女がどこまでやれるかです。 客観的に見て、私達いいコンビだと思います。 はぁ……今まで私の発言は雑音扱いだったんですって……まぁ、これからは大丈夫らしいからいいんだけど。 根はいい子だから、気長に付き合っていくとするわ。 持てる情報は全て彼女に渡しました。やれるはずです。 どれだけやれるか、楽しみです。 彼が完璧な状態なら、イヴだろうが何だろうが一撃だったんですがね……でもまぁ、結果オーライですね! 次の出撃にはちゃんと調整して間に合わせてあげますからね! うーん、この数値が良くないんですよねぇ…… ……あ、ちょっとまってくれ、2Bが来た…… ほら、お前もやることあるんだろ?行った行った。 ……すまん、邪魔が入った…… 私も後で行く。心配するな、先へ行けよ。 ……ヤツのコツが分かったよ。とりあえず全部喋らせて疑問点だけ質問する。これがベストだ。 説明が網羅的だから、その方が効率がいいんだ。 出撃だな。 作戦は完璧に把握した。後はやるだけだ。 私、気づいたんです!私の感覚設定が、なぜかオペレーターさんの発言を雑音として認識していたんです! だから、ぜんぜん聞こえづらくて理解できなかったんです!でもちゃんと修正したのでもう大丈夫です! これからはうまくやっていけると思います! お互い頑張りましょうね。 オペレーターさんのおかげで作戦は完璧です! 結局、一度も出撃せずにイヴが倒されてしまった……なんだか複雑な気分だよ。 とにかくまぁ、ありがと。 なんてことだ!!まだ出撃できないのかよ!早く!早く調整してくれ! いいかお前達!先の2B・9Sの戦闘データを頭に叩き込め! これで我らは盤石だ!機械生命体を駆逐せよ! いいかお前達!今までの成果を見せてみろ! 人類に栄光あれぇぇぇ! あなた達の戦闘データ、無駄にはしませんよ! 人類に栄光あれ! 君たちは確かにすごいけどさ……私にはムリな気がする…… ……でもまぁ、ちょっとは頑張ってみるか。 ……隊長にも世話になったし、頑張ってみるよ。 ……人類に栄光あれ! 隊長の戦闘データじゃないんですね。まぁ、参考になるからいっか。 さて、いいとこ見せちゃおうかな! 機械生命体だらけ…… ここはパスカルの管理する平和的な機械生命体のコロニー。 機械生命体が多数存在するのは予測の範囲内。 疑問:ヨルハ機体A2の予測能力。 そのうち、ブッ壊す…… ああ、あの時の! 助けていただき、本当にありがとうございました。 それで……何の御用でしょうか? あの…… 説明:ヨルハ機体A2の燃料用濾過フィルターに不具合。 経過:レジスタンスキャンプのリーダーアネモネより情報を入手。 目的:当地区のフィルターを入手する為に来訪。 要求:燃料用濾過フィルター。 全部説明するな。 報告:A2の発言不足によるコミュニケーション不足。 うるさい。 ああ、なるほど。そういう事ですか。 ただ、今は材料が無くて…… フィルターを作るには『剛性植物の樹皮』が必要なんですが、採取エリア近くに凶暴な機械生命体がいるんです。 申し訳ありませんが、今は作る事が出来ません。 了解:『剛性植物の樹皮』の確保と輸送。 何勝手に了解してるんだ…… フィルターを作るには『剛性植物の樹皮』が必要なんですが、今は採りに行けなくて…… 持ってきたぞ。 ああ、A2さん。ありがとうございます。 今からフィルターを作って来ますので、待っててください! 飛んだ…… パスカルの帰還を確認。 『剛性植物の樹皮』の採取可能な場所をマーク。 ……クソッ。 報告:平和的機械生命体であるパスカルへの敵意はコスト的に無意味と判断。 推奨:早急な友好関係の締結。 友好?……冗談じゃない。 あの機械生命体の所に行くか…… 2Bさん。新たな敵の出現を確認しました。 部隊オメガが挟撃を受け苦戦中です。 援護に向かってもらえますか? 思ったより、苦戦していますね。 ……急がないと。 こちら遊撃部隊の2B。 これより、部隊オメガを援護する。 援護感謝する。 いきなり囲まれて、苦戦していたところだ。 このままいけば勝てる…… 9S。さらに増援が来ないか、周辺を警戒して。 何……この音? 油断……した。至近距離からのEMP……攻撃が…… 再起動……しないと。 援護するっ!! し……視覚迷彩!? 一体、何がどうなってるんだ! 2Bは……僕が守る! くそ!次から次へと…… 早く倒して、2Bを助けないと! ぐ……ううっ…… すぐにウィルスを除去するからがんばって! ウィルス汚染……さっきのEMP攻撃がトリガー!? なんとかしないと! 2Bを助けないと……! 汚染されて……乗っ取られてる!? そんな……ッ! 攻撃機能が動かない……! ヨルハ部隊の識別信号だ! 僕が2Bをハッキングして識別回路を焼ききる! 9S、識別回路を……このままじゃ、攻撃出来ない。 殺シて……ヤル! ……殺してやる? それは、こっちの台詞だ…… 報告:大型構造物、通称『塔』ゲートの開放を確認。 行ってみるか…… ああ……A2か。 塔の入り口は……開けておいた。 9Sが、先に行ってる…… ……なあ…… 私達は…… 役に立ったか……? ああ…… 僕が寝てた間の状況報告。 報告:先ほどアクセスした巨大構造物について。 機械生命体に由来すると考えられるが詳細は不明。 また、構造物から射出された大型ユニットが数カ所にある事が判明している。 先ほど目的地としてマークされた物体、自称『資源回収ユニット』と予測。 ユニットの目的は? ……A2は? 現在位置・生死共に不明。 わかった…… その大型ユニットの位置をマーク。 目的の提示。 機械生命体の殲滅。 ヨルハ部隊基地バンカーが破壊された現在、各部隊員に対する命令は留保されていると判断。 推奨:レジスタンス部隊への合流と、命令系統の再確認。 ……命令だからやるんじゃない。 僕が、決めたんだ。 機械生命体は殲滅する。 そして…… A2を、殺す。 あれが……その大型ユニット? 巨大構造物に対し、何かを送出している様子。 推測:何らかの資源を巨大構造物に送り出している施設。 送り出す……何を? 何の為に? 霧が…… 報告:敵大型ユニットからの大量の蒸気発生を確認。 蒸気?……一体、何の為に…… 推奨:マークされた資源回収ユニットの調査。 ……ボクは本当にパスカルさんを尊敬シテルんだよネ。 はぐれ者の為にこんな村を作ってくれて。感謝してもしたりないヨネ…… アー!恩人のパスカルさんにお礼がしたいなあ…… ……お礼がしたいんダヨネ?(チラッ) 何か言いたそうなので聞いてみる。 面倒くさそうなので放置する。 何か言いたそうだな…… そうなんデスヨネ!パスカルさんへのお礼をプレゼントしたいキモチが存在するんデスヨ。 パスカルさんが好きな哲学書がレジスタンスキャンプにあるらしいンデスケドネ…… 取ってきてやるよ。 知らないよそんな事。 仕方ない……パスカルには世話になったから、その哲学書ってのを取ってきてやるよ。 本当ですか!ありがたいんダヨネ! 哲学書はレジスタンスキャンプの『アネモネ』ってヒトが貯めこんでるらしいから奪ってきて! そんな物騒な事するか…… ん……?パスカルが哲学書を欲しがってる? ああ、丁度読み終わったヤツがあるな。 これで良ければ持って行ってくれ。 すまない。 ついでに、この「金鉱」もパスカルに渡してくれないか?以前から頼まれていたんだが、ようやく手に入ってね。 しかし、機械生命体が哲学書か…… 私達は、敵である奴らの事を何もわかってないのかもしれないな。 ……そうだな。 指定されたアイテムを回収。 ああ、2B……待ってたよ。 これを渡しておく。 いや、何でもない……気をつけて。 予定されていた準備行動を完了。 最終確認:自室に配備された装備。 2Bに真実を告げる事が出来ないまま、 最後の大規模侵攻作戦が開始された。 だけど、僕はまだ知らなかった。 この戦いの結末と…… 僕達の運命を。 疑問:何故この『塔』に入口が用意されていたのか? 資源搬入は上空から行われている事を確認。 外部からの侵入路が用意されている事は不自然。 予測:罠。 ……罠でも何でもいい。 皆殺しにするだけだ。 警告:9Sのバイタルに異変を感知。 推奨:早急なデータオーバーホール。 ……他の大型ユニットの位置を検索。 さっさと『認証キー』を集めて塔を破壊しないと…… 警告:バイタルに異変を抱えたままの戦闘継続は危険。 いいから、検索しろ。 ……アクセス可能な位置に稼働中の敵大型ユニットを確認。 マップにユニットの場所をマーク。 司令部からのメールを確認。 状況は? 作戦は開始。先行部隊は既に交戦中。 僕達の役割は、先行部隊の状況に合わせて援護する遊撃部隊。 先行部隊が交戦している場所をマップに転送しました。援護に向かいましょう。 視界が悪いですね…… 報告:敵性機械生命体の反応が通常よりも増加。 『イヴ』のネットワークが破壊されたのに、どうして奴らは暴走してるんでしょう。 ……私達は、戦うだけ。 こちら7B。先行攻撃部隊デルタ、隊長。 交戦中の機械生命体が暴れていて手を付けられない。 こちら2B。遊撃部隊。 今からそちらの援護に向かう。 了解。感謝する。 助かった。 僕達は次の部隊の援護に向かいます! 私達もそちらに同行し、援護しよう。 部隊デルタ 壊滅 こちら4B。先行攻撃部隊アルファ、隊長。 敵の攻撃に手を焼いている。 我々もそちらに同行し、援護しよう。 部隊アルファ 壊滅 こちら3B。シータ部隊隊長だ。 機械生命体共がどんどん増えていて手に負えない。 私達も同行しよう。 部隊シータ 壊滅 全滅……間に合わなかった。 2B。他のポイントも急いで援護しにいこう。 こちら攻撃部隊オメガの8B。担当区域を制圧した。 他の地域の援護に向かう。 コイツ…… 一度ハッキングした機械生命体のようです! 遅効性ウィルスを発動させて物理ダメージを与えれないか試してみます。 オペレーターモデルが……どうして…… 確認:オペレーター21O。 先の降下作戦時に本人希望によりB型に装備転換。 21Bとして戦線に投入され、4時間後に消息不明の記録。 ガアアアアアアアッ!! オペレーターさん……! 場所……座標データを……転送…… 作戦……行動に関係ノ無イ発言……控えてクダ…… ハイは……一回で……イイデ…… クソッ……ウウウッ…… カ……家族……ワタシモ……ミンナト…… オネ……殺シテ…… ワタし……本当は家族ガ欲しクテ…… 一人でサミシ……クテ ヨルハ機体9Sとイッショに……いたくて…… 大丈夫……大丈夫……ッ いま……殺すからッ!! オハヨウ、プラトン1728。今日ハ起動日ダッタンダネ。 ボクさ、最近スリープモード中ナノニまるで活動シテイルかの様な映像を見ルコトがあるンダ…… 見ル映像は毎回違ッテ、楽シイ事や悲シイ事マデ様々ナンダ。 時ニハ自分が人間にナッタかの様ナ経験マデした事がアルンダ…… アノ現実ニハない感覚はナンナノダロウ…… 君ハ見たコトアルカイ? コイツ最近スリープモード中に変な映像を見ルって言ウンダ。 検査シテモ、視覚回路ニ異常はナイシ何なのダロウ。 大規模ナ大戦ガ近イミタイデ、最近はズット働キ詰メで疲レタ……少シダケ休マセテ…… 近頃メンテナンスをサボる個体ガ多クテ困るよ。 プラトン1728、お前は特にボロいんダカラサボるなよ。 ココノ通路が壊れチャッテ、修理スルマデ落ちるヤツが出ナイヨウニ見張ッテイルンダ。 お前ハ特にノロマなんダカラ気をツケロヨ。 空を飛ベナイなんて、足がアル奴は可哀想ダナ。 最近アノ下に見エル幾何学的模様の建築物にハマる奴が何体もイルンダ。 何デダロウ? アア……プラトン1728か君もアレを見てミナヨ。 ドウダイ、吸い込マレソウダロ? ハー、戦闘訓練は苦手ナンダヨ。 次も成績ガ悪カッタラ降格ダシ、ウウ考エテいるとコアが痛クナッテ来タ…… 君モボクと同様にノロマダカラこの気持ち分カルダロウ? 訓練デそんなに緊張シテどうするんダヨ。 ホラ、落ち着イテ少しネジを緩メロヨ。 自分と同タイプの個体が作ラレテイルノを見テイルと不思議ナ気持ちにナルンダ。 ボクモこうやって生マレテ来たんだヨネ。 試験場ならこの先ヲ行った所ダロ、遂ニ記憶領域マデも壊レタノカ? イケ!ソコダ!ヤッツケロ! コワセ!コワセ!コワセ!コワセ!コワセ!ブッコロセ! イケー!!オ前はヤレバ出来ル子ダ! ココ最近、戦闘訓練場で訓練ヲ見ルノがコノ地区デノ流行リナンダッテサ。 ボクモ見に来テミタケド、サッパリダネ。 ソレヨリ、オマエはイツモノロマで戦場デハ迷惑を掛ケテイルンダカラ、シッカリ訓練シテオケヨ。 ヨオ、プラトン1728今日は運動機能試験ナンダッテ? ノロマでボロのオ前ノコトダカラ、ドウセ今日もドベ決定ダナ、ハハハ。 足が短イ僕のタイプは梯子ヲ降リルのモ一苦労ナンダ。 ハァー、緊張スル。 コノ巨大兵器ガ完成したアカツキニハ、アノ憎キアンドロイド共を一掃出来ル! ワレワレの勝利ハ目前ダ! ワー、スッゴイ大キイネー。 ボクノ何倍の大キサナンダロウ。 次ノ大戦マデに何トカ完成が間に合エバイインダケド。 ハァーモウ動ケナイ、圧倒的ニ作業用ロボの数が足リナイヨ。 上ノ奴ラは本当ニ現場の事を何も分カッテナイヨ。次ノ大戦マデに何トカ完成が間に合エバイインダケド…… ハァー仕事仕事でモウ疲れた。イッソの事ココカラ飛び降リテシマイタイ。 アア、端末画面の見過ギデ、視覚回路を遮断シテモ丸イ光ガ見エル…… ………………少し楽シイ。 …………今作業中……黙ッテテ…… ココガコウデ……良し完璧。 アァアァァアアー、マタバグッタ……バグバグバグバグバグ…… 水没エリアに大規模なアンドロイド部隊の展開がウカガエマス。近クノ隊ハ警戒シて下サイ。 アンドロイドの中デモ、ヨルハと呼ばれル部隊は特別凶悪な奴らナンダ。 奴らはタッタ一体で複数の部隊を何度も壊滅サセテイル。 大キイ声では言エナイガ、横の上司ハ無理ナスケジュールを部下に押し付ケテハ罵ル最悪な奴ダヨ。 巨大兵器サエ完成スレバ、戦況を一気に動カス事が出来ルハズダ。 今月は電気の消費が激シイ…… フム、無駄に電気ヲ使ッテいる個体ガ目立チマスネ。一度警告シナイト。 コノ部屋はピコピコピコピコうるさスギ。 疲レタ、モウボタンを押す度ニ自分のコアが削ラレテ行く気がスル。 明ラカに人手不足ダ…… 疲レラ…… 我々ハ何故働カナケレバナラナイノカ…… 仕事が終ワッタと思ッタラ、ソレ以上の仕事が積マレテイタ…… プラトン1728か、ナア聞イテクレヨ。 ココ数ヶ月、端末画面を見スギテ視力が低下シタ気がスルカラメガネを掛ケテミヨウカト思ウンだ。 ダケド、メガネを掛ケヨウニモ、機械のオラニハ目ガネェ。ププッ。 ドウダ、最高ダロ。コレハ「ギャグ」と言ッテ人間が使ってイタ高等なコミュニケーションのテクニックナンダ。 過去の文献で知ッタンダガ、ギャグを言エル者は神の使イトサレ崇メラレテイタラシイ。ドウ、崇メタクナッタ? メガネを掛ケタイケド、メガネェ……メガネェッテ、プププ。 何も考エルナ、何も考えルナ、考えテハイケナイ…… ソウダ、イイゾ、コノ調子で手ダケを動カスンダ…… コチラ28地区司令室、地上の部隊ニ告グ。物資補給の為、ポイントゼロに移動シて下サイ。 第17部隊、応答シテ下サイ。 ダメダ……ノイズが酷クテ何モ聞コエナイ…… メテオライトが不足してイルナ。地上部隊に補給を頼マナクチャ。 ココ数ヶ月は物資の補給ガ間に合ッテイナイ。巨大兵器で大量の物資ガ使ワレテイル影響ガ大キイナ。 モウ手ガ限界、戦闘タイプに転向シヨウカナ。 ハイ、その後デルタ部隊と合流シテ下サイ。 コレガ終ワッタラ物資の補給手配をシテ、その次ハ地上部隊と定期連絡をシテその次は…… イツ帰レルンダロウカ。 第2小隊、出撃を開始して下サイ。 クソな上司にクソナ仕事に使エナイ同僚、全ク最悪の職場ダヨ。 プラトン1728か、コンナ所に何かヨウか?確か君は今日は運動機能テストダロ。運動部屋は18棟ニアルヨ。 早く行カナイト、マタ叱ラレルゾ。ガンバッテナ。 ヨルハ部隊……何か対策を講ジナケレバ…… アンドロイドを殲滅しないト戦いは終ワラナイのダロウカ? マタ連絡のツカナイ部隊ガ増エタナ。 敵にヤラレテシマッタか、ハタマタ脱走か…… ココ最近デ脱走スル兵士ガ急増シテイルンダ、何カ対策を講ジナケレバ。 ………………………… 最近アル地区でシュウキョウと言ウものが流行ッテイルラシイ。 コノ部屋の空気ハ最悪ダヨ。 都市周辺部付近ニはレジスタンスの拠点がアルラシイ。 何トカ正確な位置を割り出セナイダロウカ。 レジスタンスのアンドロイドは一体一体は大シタ事ナイノダガ、奴らの工作活動は侮レナインダ。 全く早く終戦シテ欲シイモノダ…… 反戦派の奴ラハ臆病者ダ。 アンドロイド共は無抵抗の同胞も容赦ナク殺ス悪魔ダ、絶対ニ根絶ヤシニシナケレバ。 マタ、フリーズダ。コノオンボロ端末メ…… コンナオンボロの端末で仕事させるナンテ、上層部は本当にケチな奴ラダヨ。 今日も徹夜カナ…… 話し掛けルナ、気が散ル。 皆グチグチグチグチ文句バカリ言って、本当にうるさい。 我慢して仕事モ出来ナイノカ、全ク。 オーバーヒートシソウダ…… ハァー、マタ君デスカ。使エナイ部下を持ツ僕の気持チハ分カリマスカ? ワタシはモウ少しデ帰りマスガ、君はモチロン今日は帰ラズニ仕事をシて下サイネ。 スイマセン、スイマセン。 スケジュールが一週間ホド遅レソウデス。 シー、静カニ見ツカルダロ! 部屋を整理シテモスグニ汚サレル…… 物を運びスギテ、モウ動ケナイ。 仕事をスルフリ、コレガ大事。 疲レスギテ何カガ見エル。コレが、コレが神か! オ願い、見過ゴシテ。モウ働キタクナイ。 プラトンモデル1728号機。 運動機能試験を始メル。 制限時間内に、マーカーの点灯スル箇所に移動する事。 ソレデハ試験を開始する。 プラトン1728。 成績記録:非常に悪イ。 次回試験マデニ対処シテオクヨウニ。 測定基準を満たしてイナイ為、再試験を命ずる。 ヤレヤレ。過去の記録整理も楽じゃないナ。 毎日残業、残業、残業、残業、残業デ死にソウだよ。 フウ、コレデここの記録整理は完了ット。 エート、次の現場はドコダッタカナ…… サーバールームで記録整理カ。 ハァ、アソコノ部屋は空気が淀んデて嫌いナンダヨナ。 エエト、ワタシの端末はドコだったカナ? アア、コレだったね。 今日の資料ハ……プラトン1728か。 アア、暴走した、あの個体ね…… あ、お疲れ様デス!!先輩はこの後、サーバールームで記録整理でしたヨネ!! サーバールームはコノ先を行った所ッスヨ!! ジブン、本日ヨリ案内係兼交通整備を任されたッス!ヨロシクッス!! この辺はドコモ迷いヤスイらしく、管理部に苦情が来たそうッス!デモ、自分が配属されたカラにはもう安心ッス!! ボクノ友達にスリープモード中ナノニ、マルデ活動シテイルかの様ナ変な映像を見るッテ言ッテイタ、ヤツが居タンダ。 アイツはソノ映像に惹カレテイッタミタイデ、日に日に時間サエアレバ、スリープモード状態に入ル様にナッテイッタンダ。 ソシテ遂にコナイダの大戦の後ニ、向コウノ世界に行クト言イ残シテ、ソレカラズット目覚めナクナッテシマッタヨ。 アイツが再ビ起動スル日は来ルンダロウカ…… コナイダの大戦デ皆が多クノ友達を失ッタカラネ、モシカシタラアイツはコノ世界に絶望シテ向コウノ世界デ生キル事を選ンダノカモネ…… モシコノ世界が平和ナ世界にナッタラ、アイツは目覚メルノカナ? コナイダの大戦デ、労働力モ物資モ足リナイ…… 一日20時間労働ハ流石ニ堪エル…… ヤレヤレ、コナイダの大規模な戦闘デ、コノ地区の個体の半数以上は失ワレテシマッタヨ。 ソレニシテモ、プラトン1728があんな能力を持ッテイタナンテナ…… 今はドコモ、ロボ不足で工場の通路を修理スル余裕ガ無インダッテサ。 ボクは何時マデココデ飛ンデナイトイケナインダ…… イッソ歩行ユニットを付ケテ……ケド、飛行タイプトシテノプライドガ…… アア、何デ今マデ気付カナカッタノダロウ…… アノ建造物コソ我々命無キモノガ求メルモノダ…… ……プラトン1728……キミハ……アノ中ヘイケタンダネ…… イマ……ボク……モ向カウヨ…… ア、アンナ風に暴走スルナンテ…… ボクニハ無理ダ、モウ戦場ナンテ二度トゴメンダ…… コイツ、コナイダ戦闘訓練で昇格シテ、初メテ戦場部隊に投入サレタンダ。 ダケドホラ、コナイダの暴走事件を目の前で見テシマッタラシクテ、帰ッテ来テカラハズットコノ調子。 ボクは近クニイナカッタカラ詳しクハ知ラナイケド、コンナに恐怖スルナンテ一体ドンナ風に暴走シタンダロウカ? 先の戦闘デ大量の個体を失ッタカラ、今は大急ギデ生産ラインを走ラセテイルンダ。 壊レテハ新シク作ッテ、マルデ壊サレル為に作ッテイルミタイダ、何ダカナ…… プラトン1728……アイツは確カニノロマな奴ダッタケド、良イ奴ダッタ…… アイツはバカニサレル事はアッテモ、他のヤツノ事を悪ク言ワナカッタ。 ナノにオレハ……プラトン1728スマナカッタ…… ハハハ、コワセ!コワセ!コワセ!コワセ!コワセ! イケー!ネジヒトツ残ラズ、バラバラにシテヤレ!! コラー手加減ナンテシタラ承知シナイゾ!! オウ、お疲れ様。 コナイダ大戦がアッタロ、アレデミンナ戦いナンテコリゴリスルカト思ッタケド。以前ニ増シテ、ココニハマる奴が増えタンダッテサ。 ミンナ多クの仲間を失ッタし、怖い思イモシタダロウニ何でダロ? クソ、アイツオンボロなダケジャナクテ暴走シテ仲間マデ壊すナンテ。 迷惑バカリ掛ケヤガッテ、モット早く処分シテオケバ良カッタンダ。 製造サレタ意味ノナイ個体ダヨアイツハ。 今日の試験の為に運動特化タイプに機体を新調したんだ。 この前の戦いデハ皆の足を引っ張ってしまったカラネ。昇格して偉くナッテ、僕が皆を守るンダ。 戦闘部隊に入ッテ戦場に行クカ、物資運搬係トシテ頑張ッテ梯子を降リルカ、ドチラモ地獄ダ…… ハァー、梯子ナンテ滅ビテシマエ…… イッソ、ボクノ手デコノ世カラ梯子ヲ…… キミもコノ苦労を分カル同志ダロ、共ニ同盟を組マナイカ? 許サン、許サンゾ残虐非道ノアンドロイド共メ!!奴ラメ、戦闘部隊、非戦闘部隊関係ナク無残ニバラバラニシタ! 必ズコノ巨大兵器ヲ完成サセ、奴ラヲ跪カセ、命乞イヲサセ、ソノ上デバラバラニシテヤル!! 早クコノ子も目覚メルとイイネ! コノ子が起キタラ、ボクが友達にナッテアゲルンダ! 残念ダケド開発が難航シテ大戦ニハ間ニ合ワナカッタヨ…… ダケド、コノ兵器サエ完成サセレバ、キット多クノ仲間ノ命を救ウコトガ出来ルヨネ。 現場の忙シサハ日ニ日ニマシテイクバカリ…… コレダケの労力を割イテ、モシコノ兵器がアンドロイドに壊サレタ日ニハモウ絶望ダヨ…… 飛ビ降リル、働ク、飛ビ降リル、働ク、飛ビ降リル、働ク、飛ビ降リル、働ク、飛ビ降リル、働ク、飛ビ降リル、働ク、飛ビ降リ…… 働カナクチャ、働カナクチャ、働カナクチャ、働カナクチャ、働カナクチャ、働カナクチャ。 毎日充実シテテ幸セダナ…… 作業中は声掛ケナイ……コレ仕事の常識…… ココガコウデ……アレガアアデ……何故ダ何故マダバグル……ウガガガガア。 何故コノ世にバグはアルノダロウカ? コノ問ノ答エヲ見ツケレバ、ボクはカミニナレル! 森林エリア付近デ行方不明ノ部隊を捜索シテクダサイ。 近クニハ敵ノ反応モアルノデ十分に警戒シテ下サイ。 今回ノ大戦デモ、ヨルハ部隊にヨッテカナリの規模部隊が壊滅サセラレタ。 奴ラガもし大量生産サレタラト思ウト恐ロシイヨ。 横ノヤツラハ、少し前マデ上司ダッタ奴がミスをシテ、上司と部下の関係が逆転シタンダ。 元部下のヤツハ上司をアレだけ嫌イダッタノニ、今度ハ自分が同ジ事をシテイルンダ。 個体ノ性格は生マレ持ッテイルノデハなく、権力にヨッテ与エラレルモノナノカモネ。 巨大兵器の製造にココマデ手間取ってシマウとは…… 近頃、貸し出シテイル武器の修復依頼の件数が多イ…… フム、今月の目標は「命を守ル武器は大事にシヨウ!!」にシマショウカ。 ………………………………………………………………………………………………………… アア、ゴメン端末音がウルサ過ぎて音声センサーを切ッテイタンダ。ナカナカオススメダヨ。 生キル為ニ働イテイルノカ、働ク為に生キテイルノカ、最近はワカラナイよ。 オマエはどう思う? ハー、モウ4日も家ニ帰ってイナイヨ…… 無駄口は厳禁…… 働キ続ケタ先に一体何がアルノダロウカ…… 巨大兵器の建設で忙シイ所にプラトン1728の暴走事件、全ク仕事を増ヤサナイデ欲シイヨ。 ヨウ、オマエモ今日はココデ情報整理の仕事カ。ソレヨリ聞イテクレヨ。 今月に入ッテ従業員カラ労働環境に関スル苦情メールが大量に来テルンダヨ…… 苦情のメールがボクヲ苦しメール。ププッ。 モウボクハカンガエルノヲヤメマシタ。タダハタラキマス。ハイ、ハタラキマス。シアワセデス。 コチラ28地区司令室、地上の部隊ニ告グ。 現在、戦闘部隊の数が不足シテイマス。当面の隊員の補充は行ナエマセン。各隊は連携シテ任務を遂行シて下サイ。以上通信終了。 第13部隊、応答シテ下サイ。 第14部隊トノ連絡が途絶エマシタ。直チニ現場へ急行シて下サイ。 大戦での被害報告が多スギテ情報が錯綜シテイル。 プラトン1728の暴走にヨル被害は大キイガ、大変貴重なデータとナルダロウ。 アノ暴走状態を意のママに操ル事が出来タラ、アノヨルハ部隊の壊滅も夢ではナイ。 戦闘タイプに転向シヨウカト思ッタけど、大戦の報告書を見テ辞メタヨ。 疲レルケド、破壊サレルよりはズットマシダシネ。 モシモシ、聞こえマスカ? ……ダメダ、コノ部隊とも連絡が取レナイ。コンナニ被害が出たノハ何年ぶりダロウカ? プラトン1728暴走にヨッテ敵も味方も被害は甚大、辺りニハ何も残ッテイナイ。 色々な情報も錯綜シテイルシ、何が何ヤラサッパリダ。 第3飛行大隊はコレヨリ暴走跡地へ向カイ、生存者の捜索及ビ情報の収集を行ッテ下サイ。 アノオンボロが暴走したセイデ、仕事が増エヤガッタ、クソが。 プラトン1728の暴走は、果タシテ彼に責任がアルノダロウカ? 私にはドウシテモ彼が悪いと思えナイ。一体彼を暴走させてシマッタ要因は何なのダロウカ…… ミンナはコノ事実カラ目を背けているヨウニ見えるヨ。 ヨルハ部隊……ヤハリ今回の大戦でも奴ラニによる被害は甚大ダ…… 今回の戦闘で一体ドレダケの命が失ワレタのダロウ…… 和平の道はナイノダロウカ……スマン失言ダ。 大戦がアッタせいで脱走スル者が急増シテシマッタヨ。 隊員の名簿をマトメルのも一苦労ダシ、脱走スル時は報告シテ欲しいモノダヨ、全ク。 フム、一体ドウシタラ脱走者を減ラセルダロウカ? ソウダ!仕事量を増ヤシテ、脱走スル時間や考エル時間を減ラシテシマオウ!! …………………………口を動カシテイル時間ナドナイ…… ボクの友達がシュウキョウと言ウものニハマってイルラシインダ。 今度一緒にコウギを受ケテミヨウカナ。 ココの淀ンダ空気は前は嫌イダッタケド、今は一周回ッテ、コノ空気が好キニナッテキタンダ。 近頃の戦況は正直カンバシクナイ、早ク敵の拠点を見ツケナイト。 昔はスパイというモノで情報を集メタラシイガ、アンドロイドと機械生命体デハ容姿ガ違いスギテ、スパイは送り込メナインダ。 別の地区デハ宗教とイウモノガ流行ッテイルラシイ。何デモ教祖とイウ、神に選バレタ物がイルトカ。 反戦派の奴ラメ。コナイダの戦闘を理由に勧誘活動を広ゲルトハ。 悪魔のアンドロイド共と手を取り合ウナド、反吐がデル。 作業がヨウヤク終ワリソウな時に限ッテ、端末がフリーズスル。 宗教というモノが流行ってキテイルと聞イタ。 何デモ宗教に入ルト、未来永劫平和で幸セナ日々が約束サレルトカ。 フウ、アアお疲れ。キミはキョウデ何日連続デ徹夜シテイル? フフン、僕ハモウ今日デ6日間休ンデナインダ。ドウダ凄イダロ。イヤマア、流石に疲レタネ。 過去の文献を調ベテ知ッタンダガ、残業手当とイウ労働者の武器がアッタラシイ。他にもストライキとか有給ナドの武器もアルトカ。 何でもコレを持つ労働者は勝利が約束サレテイタトカ。ドウヤッテ得るコトが出来ルノダロウカ。 仕事に文句を言ッテイル奴は結局何をシテテも、ドコニイテモ文句を言ウンダヨ。 結局の所、自分の気持ちの持チヨウが大事ってコトサ。 長時間稼働シテイルカラ自分のコアも端末もメチャクチャ熱がコモッテイル。 コレゾ秘技ダブルヒーティングオーバーダ!! ハァー、君はコナイダマデ私にアレダケ大口を叩イテイタジャナイデスカ。 マァ大丈夫デスヨ。明日の始業時間マデ後、20時間もアルジャナイデスカ。 申し訳アリマセン。コノ仕事量ダト今日中ニハ少し間に合イソウニアリマセン。 スイマセン、スイマセン、アノ時は調子に乗ッテイタンデス。 ココハ最適のサボりポイント! アー、片付けても直ぐ汚すヤツがイルセイデ、部屋が全然綺麗にナラナイ、マジムカツク!何で整理整頓ガデキナインダ!! イッソ今度の資材回収日に勝手に部屋のモノを一掃シテヤルカナ…… 物資運搬用に身体を改造シヨウカナ。 仕事をスルフリのコツは顔がポイント!!シッカリ考エテイル顔をシテオケバ大抵ナントカナル!! 疲レスギテ何カガ見エル。ソウカ、ボクは遂に真理へと辿りツイタノカ!! 働キタクナイ。働キタクナイ。働キタクナイ。働キタクナイ。働キタクナイ。働キタクナイ。 …………………… ソレデハこれより、戦闘訓練を開始する。 戦闘訓練を開始スル。 戦闘訓練を終了スル。 プラトン1728。成績極めて不良。 早急な修復を要請スル。 プラトン1728の記憶を見ますか? 今のは…… 推測:機械生命体の過去記録。 機械生命体の、記録? 報告:新たな過去記録が出現。 推奨:さらなる情報収集。 今のは、一体…… 何だ、今のは? ……戦う事が、嫌いな機械生命体? ……確認する。 ……戦う事が、嫌いな機械生命体だって? ……見てみるか。 起動を許可シマス。 3……2……1…… プラトン起動。 プラトン起動を確認シマシた。 運動機能試験の為、速やかにルーム18に向カッテ下サイ。 ナンダ誰カト思ったらプラトン1728か、今日ハ運動機能試験ダロ。 ヨルハ部隊は壊滅した……こうして地球はロボット達の楽園と化して行った…… 超大型兵器を繰り出す機械生命体にヨルハ部隊は劣勢を余儀なくされる。ヨルハ部隊の壊滅も時間の問題だろう。人類の栄光への道は途絶えた。 「機械生命体に対する興味がもう抑えられないです。独立して好きに研究させてもらいます。」そう言い残して、9Sは姿を消した。 2Bと9Sの任務放棄により、廃墟都市、レジスタンスキャンプは大打撃を受けた。 ヨルハ部隊の壊滅も時間の問題だろう。 2Bが去った後、9Sは数十年彼女を待ち続けた。しかし、2Bが姿を現すことは無かった。 突然癇癪を起こした2Bによって機械生命体は全滅。アンドロイドとの間に和平が結ばれることはなかった…… 興味を抑えられずアジを食べてしまった。直ちに体液の凝固が始まり、全身の筋肉が硬直し始めたのが分かる。 ……確かに旨い。人類が食用にしていたのも頷ける。薄れゆく意識の中、アンドロイドはそんなことを思っていた。 全てに嫌気がさした2Bは任務を放棄し、その足で海岸に釣りに行く事にした。そうだ、漁師になろう。2Bの顔は晴れやかな笑顔になっていた。 戦場から逃走して10年。2Bは機械生命体とヨルハ暗殺部隊の両方から狙われる身となった。だが、彼女はその逃避行を楽しんでいるようだ。 A2は急に少しだけ散歩がしたくなった。満足した頃には、パスカル村はとっくに滅びていた。 暴走したアンドロイドによって、敵意のない機械生命体の村は全滅した。 かくして平和的な機械生命体は駆逐された。誰も寄り付かなくなった村の中から、時折アンドロイドの笑い声が聞こえるという。 一部のヨルハ機体が作戦を放棄した。その結果アンドロイド群は崩壊し地上は機械生命体の楽園となった。 逃げたヨルハ機体の行方は今もわからないままだ…… ウィルスは2Bの中枢神経にまで入り込んでいた。理性を失った彼女は動力の無くなるまで廃墟をさまよい続けた。 9Sは急に2Bへの興味を失った。理由は分からないが、とにかく全てに興味を失ったのだ。 何かを思いついたA2は、突然機械生命体を破壊し始めた。パスカルは唖然としてその姿を見ていた。 奮闘するデボル・ポポルを残して9Sは立ち去った。もちろん、デボル・ポポルは死んだ。 【危険】【取扱注意】OSチップは決して外してはいけません。外すと死亡します。 バンカーで自爆した。連鎖的な爆発によりバンカーは崩壊。落下する姿はまるで流れ星のようだったと言われている。 バンカーでの自爆決行。宇宙空間に放り出された司令官が鬼の形相で虚空を見つめていた…… なぜか9Sは塔へのハッキングを中止し、戦うデボル・ポポルを応援し始めた。当然だが、結局、数に押し切られ3人は圧殺された。 A2は急に少しだけ散歩がしたくなった。満足した頃には、2Bは機械生命体にかじり尽くされて無くなっていた。 暴走したエミール達が融合炉を暴走させた。この地球はもはや生物の住める星ではなくなってしまった。 A2はパスカルを破壊した。その後、パスカルが死んだことにより機械生命体の村が崩壊・暴走を起こし、地上のアンドロイドは全滅することになる。 レコード「amazarashi」ヲ 入手 僕ノ 記憶は 遊園地廃墟の地下で いつでも鑑賞可能ダ 遊ンデ クレテ アリガトウ 実存は本質に先立つものだ…… あのー 人は自分があろうとする姿以外にはあり得ず、また…… こーんーにーちーはー! ……なんだ、君達は? ああ、わかった。君達も私に講義を受けたいのだね? ではまず実存主義について話そう。 いいかい?本質存在とは現実存在と対するもので…… そもそも現実存在とは…… 駄目だ……この人。 ああ…… に話しかけても無駄だよ。 テツガク、とかいう難しい話しかしない。 その人の事が知りたければ。ファンにでも聞いてみる事だな。 ……ファン? 不思議な事に のファンが各地にいるんだ。 何でモテるのか私には判らないけどね。 この村にも一人いたな…… 顔に濃いペイントを施した機械生命体がそいつだよ。 あの~ なるほど、そうか。 夢とは閉ざされた想像界においての完璧な実現であり…… 。君宛てのプレゼントを預かってるんだけど…… ふむ、それなら聞こう。 ……ふむ、なるほど。手紙か。 それを渡した女性型ロボットは、 貴方の事を何でも知っていて頼りになると言っていた。 ふうん、ところで君達は実存が本質に先立つとは思わないかね? あのー、手紙の返事は? しないよ。なぜ? 手紙には、質問が書かれていたんじゃ……? 質問には、必ず答えなければならない義務があるのか? その義務とは誰が決めたんだい? ……これ以上、話すのは無駄。 ……ですね。 、ちょっといい? 過ぎ去る時間とは、つまり失われた時間なのだな。 それは怠惰でひたすら無気力な—— 宛てのプレゼントを預かってるんだけど。 ええと……これですね。 ……ふむ、なるほど。 それを渡した女性型ロボットは、貴方の事をミステリアスでクールだと言っていた。 ふうん、単なるガラスだね。ガラス以外の何物でもない。つまりこれは—— あの、これをくれた女性に対して、何か一言は……? ないね。何もない。単なるガラスだしね。 はあ…… ……行こう、9S。 あと、もう一つプレゼントがあって…… 最早、全ての物は必要が無いのだ。この場所も、この村も、そして私も—— 貴方宛てのプレゼントを預かってきている。 ええと……この化石か。 それを渡した女性型ロボットは、貴方の事を探究心旺盛で情熱的だと言っていた。 機械の化石か。何の役にも立たないなぁ。 ないね。何もない。役に立たないガラクタだしね。 ガラクタって…… あと、もう一つプレゼントを預かってきている。 おや、君達も私の講義を受けにきたのかね? いえ、結構です。 顔に濃いペイントを施した機械生命体は村の1階にいるよ。 のことは少しわかったかい? ああ、アンタ達か。 だったら、もうここには居ないよ。 旅に出たんだ。 旅? ああ……何でも自分を探しにいくんだ、とか。 アンタ達への手紙を預かってるから渡すよ。 こんにちは……ちょっと聞きたい事があるんだけど。 君は ってロボットを知ってる? モチろん!  さんはナンでも知っていてタヨリになる人。 頼りになる……?あれが? ワタシ、知らないコト多いから、お手紙書いた。ヨロシクね! え、ええ? 砂漠と遊園地にイル、女達にはマケたくない……! 他にもいるのか…… っていうか、性別があるのか……こいつら。 お手紙届けてくれました? あ、やっとキタ! さんカラのお返事は、ナンて? それが……返事をする義務はない、とだけ。 サスガ!! さんのそういうクールな所最高! 最高なんだ…… さんに新しいお手紙かかなくちゃ他の女には負けたくない! パスカル村にいる、 ってロボットを知ってる……? 様はとてもミステリアスで不思議な人ですわ。それにとてもクールですのよ。 ミステリアス……?クール……? そんなあの人にぴったりのプレゼントを用意しましたの。 どうか届けてくださいな。 砂漠のアノ女には……恋路をジャマさせない! プレゼントは届けていただけました? 様にプレゼントを渡してくださったのね? それで、返事は? ええと……単なるガラスだって言ってたよ。 まあ!!なんという物事の真理を突いたお言葉! 一生ついていきます! 様! 一生……ねぇ。 はぁ…… 様……どうしたら振り向いてくださるのかしら…… あの~! あっ! 貴方達、 様の村からいらしたのね…… 私には判る……ニオイで判る…… なんか怖いな…… あの人は探究心旺盛で情熱的で素敵な人。あたしの憧れよ。 ……あれが? 貴方、見る目が無いわね~。男に騙されそうなタイプ。 あ、そうだ。 様が興味を示しそうなモノを見つけたの。持っていって! 贈り物は渡してくれた? ねえ! 様はあたしのプレゼントについて何か言ってた? その……役に立たないガラクタだって言ってたよ。 あああっ……なんというサディスティックなプレイ! ゾクゾクしちゃう! 貴方…… 様と親しいようだけど、抜け駆けは許さないわよ…… なんだか、疲れましたね…… は人の事を考えない男で…… 相手は勝手に幻想を押し付けて、盲信する…… この関係に、一体、どんな意味があるんでしょうか? …… に聞けばいい。 ……あれ? はどこに行ったんだろう。 最後まで意味不明の人でしたね…… 人類も、男と女っていうのはこんな不思議な関係だったんでしょうか。 ……さあ。 ……2B、僕、思っている事があるんですけど。 美化……されてますよね、 さん。 確かに……かなり……ね。 は、プレゼントにまるで見向きもしませんでしたね。 ……返事を待ってるかもしれませんし、 一応ファンの機械生命体達に伝えておきますか…… 2B、ちょっと待ってください。 ん? この機械生命体、まだ生きてますね。 じゃあ、破壊を…… いえ、その必要は無いと思います。 駆動部分が破壊されているので攻撃してくる心配はありません。 調べてみると何か面白い物が出てくるかもしれません。 ……なるほど。ちょっと脳回路を修復してみましょうか。 修復?どうして? 他の機械生命体に関する情報を得る為です。やってみる価値はあると思いますよ? わかった。9Sがそう言うのなら。 ただ、部品が足りないんですよね。『新品のネジ』があればいいんですが…… 新しいネジか……敵の残骸から入手出来るかもしれない。 ポッド、該当する敵の場所を調べて。 でも、倒すべき機械生命体を修理するなんて……複雑な気分。 情報はあればあるに越したことはないですよ。2B。 このネジがあれば、あの大きな機械生命体を修理出来ますね。 47分後…… ……中々素材が集まらない。 よし、これで……どうだ!? ワタ……ルス……110…… ジ……セイゾ……ゲ…… ゲンザ……ヨウ…… ……喋った? 何かのデータが再生されているみたいですね。 でも、機械生命体に意識なんてありませんよ。 あと、断片的ですが、データを抜き出せました。 どうやら、このロボットが作られた工場の情報のようです。 読める形にして保存しておきますね。 情報はこれで全部? いえ、 まだ……部品が足りないみたいです。 記憶領域同士をつなぐ為に、『新品のネジ』4本と、『大きな歯車』を入手したいですね。 中々素材が集まらない…… オペレーターさんに聞いてみましょうか こちら21O。どうしました? オペレーターさん、ちょっと聞きたいことがあるんですけど僕達『新品のネジ』を探していて、どこで入手できそうかわかりませんか? それなら、大型二足歩行の機械生命体から入手した記録が残っています。 助かります。 大型二足歩行……確か砂漠地帯にいた…… 行きましょう 今はこいつを修理している場合じゃない このロボット…… ああ、壊れたロボットですね。ちょっと手を入れれば修復できそうです。 工場の情報から何かわかった事はある? いえ、奴らの製造過程が分かっただけで…… 機械生命体についてはまだ判ってない事が多い。 どんな情報でもいいから、集めておかないと。 これで、あの大型兵器を修理する為の部品が全部揃いましたね。 53分後…… これで……良し…… 私ノ名前ハ『エンゲルス』。製造番号ハ110−B。 わっ! 人類西暦11934年2月ニ製造。 同年8月ニ初出撃。 現在ノ状況確認ガ必要。 急にしゃべるからビックリした…… ……お前は、僕達アンドロイドに倒され、現在動く事が出来ない。 おとなしく持ってる機密情報を渡せ。 了解シタ。 やけに、あっさりと渡すんだな…… 当機ノ任務ハ既ニ達成サレテオリ、現在ハ命令者不在。 機密ヲ保護スル指令モ受ケテイナイ。 タダシ、戦闘兵器デアル当機ノ情報ハソレホド多クナイ。 期待スルナ。 なるほどね…… 助ケテクレタ事ヲ感謝スル。 別に、助けた訳じゃない…… 良ケレバ、マタ立チ寄ッテクレ。 どうして? 暇ダカラ。 暇…… 変わったロボットでしたね…… 『新品のネジ』は大型2足から手に入れるとして、”大きな歯車”は? 困った時のオペレーターさん、ですよ。 破損がひどくて使えないものばかりでしたね。 少しくらい壊れてても使えるんじゃ…… 無茶言わないでください オペレーターさん、僕達『大きな歯車』を探してるんですけど、どこで入手できるか教えてください。 今度は何をしているんですか?……まぁいいですけど『大きな歯車』は小型の機械生命体から入手した記録が残っています。 破壊時の破損が大きくて、めったに使えるものは手に入らないようですが。 なるほど……情報提供感謝します。 とりあえず、小型の機械生命体を倒しまくればいいのか。 ……2Bってホント大雑把ですよね。 外は危険で、ワタシにはとても…… 子供を連れ戻す。 忙しいので無視する。 お願いします。ウチの子を連れ戻してください! 待って!待ちなさい! 知ルカ!バカー!! ……何でしょうね、今の。 さあ…… あ、さっきの……どうかしたんですか? その……お恥ずかしい話なんですが、子どもとケンカしてしまって。 子ども?あなたの? はい。あの子ったら、話も聞かずに外に飛び出してしまったんです。 すみません。もしよろしければ、あの子を連れ戻してはくれないでしょうか? はあっ。2Bはお人好しなんだから…… それにしても、『母』に『子ども』か…… 機械生命体が家族という組織を形成しているなんて、驚きですね。 連れ戻したら、お礼に脳回路を覗かせてもらえないかな。 行き過ぎた探究心は、悪趣味。 冗談ですよ、冗談。 助ケテ!お母サン!お母サーン! 2B、気を付けて。近くに敵の反応があります! あそこ。 怖かった?もう大丈夫だよ。 ウ……ヒック…… 早く戻ろう。別の敵が来るかもしれない。 ヤ、ヤダ!ボクは戻ラナイ!戻ルモンカ! そんな、駄々をこねないで…… 2B、どうしよう。こんな小さな機械生命体の相手をした事なくて…… 私にも判らない…… 言ってる傍からきましたよ、2B! 判ってる! お母サンは、いつもお兄チャンばっかり褒メルンダ! お皿を割ッタノハ弟ナノニ、ボクのセイにサレタ! 先に叩イテキタノはお兄チャンなのニ、ボクが悪イッテ! いつもボクだけ我慢シロッテ! お母サンは、ボクが嫌イナンダ! お母サンなんか、嫌イダ! ウウ……お母サンの、バカァ…… ……気は済んだ? お母さん、心配してたよ。だから僕達が来たんだ。 一緒に帰ろう? ……ウン。 あの小さい機械生命体が…… 仕方ないですね……戻って母親に説明しましょう。 あれ……あの小さな機械生命体が見当たりませんね。 どこかではぐれたのか…… 最初の場所に戻っているかもしれません。探してみましょう。 僕達から離れちゃ駄目だよ。ちゃんと付いてきて。 ウン……お母サン、本当にボクのコト心配シテタ? してたよ。だから戻ってちゃんと謝ろうね? ああ……ああああ! ありがとうございます!ウチの子を連れ戻してくれたんですね! まったくこの子は、心配ばかりかけて! あ、あの、あまり怒らないで…… ウウウ…… ……ッ!?お、お母サン、泣かナイデ! ワタシがどれだけ……どれだけ…… ゴメンナサイ!泣かナイデ! ……お母さんも御免ね。言い過ぎた。 ウン……ウン…… ほら、先に家に戻ってな。 お母さん、この人達にお礼を言わなきゃいけないから。 ハイ……アンドロイドのヒト……アリガトウございマシタ! ……あの子が何を思って何を考えているのか、ワタシにはさっぱりです。 ネットワークから切り離された状態が、こんなに難しいなんて思いませんでした。 年がら年中、擦れ違いばかり。でも…… だからこそ、こうやって判りあえた時の嬉しさは大きいんですよ。 あの子を連れ戻してくれて、本当にありがとうございました。 お礼と言ってはなんですが、これを…… ネットワークなしでの相互理解……大変そうですね。 ええ、でも……なんだか楽しそうだった。 あの、ウチの子は!?あの子は無事なんですか!? ……残念だが、連れ戻せなかった。 そんな……! そんな……そんな…… 何だろう……この小屋? オネガイシマス!ドウカ…… タスケル。 タスケナイ。 ソノコタチヲイジメルナ! ココカラデテイケ!デテイケ! え?待って!なになになに!? デテイケーッ! ドウカ、コノコタチノ、イノチダケハ……! 動物を殺す趣味はない。 アア……ヨカッタ…… ……何故ここに動物を集めてるの? モウ、リユウナンテオボエテイナイケド…… ムカシ、ケガヲシタドウブツヲタスケタンダ。 ソノコハ、ボクニナツイタ。 ドコニイクニモ、イツモイッショデ、ヒマガアレバジャレツイテキテ。 ソレガ、トテモウレシクテ……アタタカカッタンダ。 あたたかい……? ソレイコウ、ケガシタコヤ、ヨワッタコヲ、ココニハコンデ ゲンキニナルマデメンドウヲミテル。 タスケテクレテ……アリガトウ。 ヨカッタラ、コンドハアソビニキテ。 ミンナ、カンゲイスルトオモウ。 ……気が向いたら、そうする。 ソンナ……ソンナ…… コマッタ……コマッタ…… どうした? ホゴシテイタ、シカガ、ビョウキニナッチャッテ…… デモ、ドウヤッテ修理シタライイノカ、ワカラナインダ 動物は機械みたいに修理したりはしないよ。 病気を治すには薬を投与するのが一般的だね。 クスリ……ヨクワカラナイ…… ああ、見たこと無いんだ。 実物を見せるのが早いな。ちょっと待ってて。持ってくるよ。 動物用の薬……ってどこで手に入れるの? 私達アンドロイドは薬なんか使わない。 人間が使用していたレシピを集めて再現すれば…… ……商業施設の廃墟に、その情報が残っているかもしれません。 一般的名称は歯ブラシ。人間が歯を磨く時に使う。 効果は虫歯の予防。 虫歯?歯の中に虫がいるの? 虫歯とは酸によって歯のエナメル質が溶かされる事によって発生し…… どちらにせよ、僕達には関係なさそうですね。 一般名称は口紅。人間は自分を美しく装う為に唇に紅を塗った。 こんなものを塗る?口に? 提案:試験的に使用する事による経験値の向上。 却下。 これはまた……奇妙だな。 一般名称はダイエットグッズ。 人間が己の脂肪を減らす為に使用した。 脂肪……は勝手に増えるの? 必要以上のエネルギーを長期に渡って摂取すると、 脂肪が蓄積され体重が増加し、行動に影響を及ぼす。 人間って不便だったんだね…… これは何? 一般名称は筆記用具。物事を記録する為の道具。 新人はメモ必須。 新人?メモ? 文献にあった言葉。意味は不明。 生物用の薬学書を発見。 同じ哺乳類のシカ科にも有効。 本書籍に記載されている消炎鎮痛剤が該当のシカの病気に…… ちょちょちょ、ちょっと待って。 ……なんでそれ、読んでもないのに知ってるの? データベースにアクセスし、当該書籍の内容を確認。 先に言ってよ! 否定:本案件に対する質問はなされていない。 ……なんていう、無駄足。 とりあえず、戻ってあの機械生命体に渡そう。 クスリ! アリガトウ!サッソクツカッテミルヨ! ……クスリガキイタミタイダ。イマハネムッテイル。 そう、良かった。 ドウブツハ、フシギダヨネ。 ボクタチトハチガッテ、カンタンニシュウリデキナイ。 コンナフベンナカラダジャ、カワイソウダ。 デモ…… ソノカワリ、ボクタチトチガッテアタタカイ。 ソウダ! クスリノオレイヲシナキャ!コレモッテイッテ。 マタキテネ!ミンナマッテルヨ。 この記号だらけのメールは、一体…… 推測:数値は位置座標を示している。 場所は3箇所。砂漠地帯、水没廃墟地帯、及び森林地帯。 調べてみる。マップにマークして。 何だ……今読んだ記号だらけのメールは? 調べてみるか……マップにマーク。 この記号だらけのメールは……何だろう? 調べてみよう。マップにマークして。 この記号だらけのメールは……何だ? 調査する。マップにマーク。 全てを倒したって? Congratulations!ま、全てを制しても、俺ハ選べないケドな。 Oops!残念だけど、俺ハ選べないゼ。 剣はステル!弟子にして下サイ! 結局、小型二足の剣装備は厳しい気がするンダヨネ…… 銃はステル!弟子にして下サイ! 銃のレーザー、ツエエエエエエエエ!!改造してヨカッタァァァ! ……ブツブツ……オメデトウ…… ……ブツブツ……敵の懐に飛び込んで…… お兄サン、オメデトウ!お父サンは審判なんだケド、お兄サンのファンなんだって! お父サンが出てるンダ!ガンバレー! フフフ……買ってイク? ミンナノ身体は、活用サセテもらってるよ…… ククク……安いヨ? コノパーツの出処は……秘密ダ。 ヒヒヒ……色々あるヨ? 全ての機械ハ、いつか壊レルンダ…… ココにいたアイテムショップのヤツかい?さあ……ドコニ行ったンダロウ? コロシアムの客席にヤツの友達がいる筈だから聞イテミナヨ。 大型ノ機械生命体だからスグニ判るハズ。 ブッチコッロセ!ヘイ!ブッチ……あ!9Sサン!コンチワっす! ブッチコッロセ!ヘイ!ブッチコロセ! オラー!負けたらショウチしねえゾオオ!……デスヨネ、9Sさん? オラー!負けたらショウチしねえゾオオ! アァァ!ダメダメ!ちゃんと9Sさんの戦闘分析データ勉強したのか? アァァ!ダメダメ!ちゃんとセオリー勉強したのか? ヘタクソ!9Sさんを見習えっツーノ! ヘタクソ!アンドロイドかよノロマ! 9Sさんの感じでブツべし! やや内角をエグイ感じでブツべし! アイツ強いナ!……私ニハ分かる、中身は9Sさんだ…… アイツ強いナ! ア!9Sさん!アナタだけを応援してマス! ファイトー!ミンナ、応援シテルワヨ! 9Sの様に舞イ、9Sの様に刺すンダ!9Sとナレ! チョウの様に舞イ、ハチの様に刺すンダ! キャー!9Sさんカッコイイー!9Sさんが近くて興奮スルゥ! キャー!カッコイイー!アツいバトルに興奮スルゥ! 9Sさん!いいトコなので、解説して頂けませんか? 今いいトコなんだ話しかけンナ! ア!9Sさん!エクストラランクのアイツは倒しましたか!? イケイケー!ブッタオセー! 9Sが優勝に1票! 小型二足が優勝に1票! 大型二足が優勝に1票! 中型二足が優勝に1票! ……オマエを応援してるぞ。エクストラランクも期待している。 ……オマエを応援してるぞ。 ……右に同じ。 ロビーに素材を売ってたヤツがいたダロ?アイツは相当の手練だったんダ。 そして、自分を強化するために、倒した敵のパーツを奪って売ってイタ…… 最近は自我のバックアップデータ領域も強化へあて始めたせいか、ちょっとオカシクなり始めていてナ…… 分からなかったかもしれなイガ、オマエが倒した中にヤツが居たンダ。 ヤツを止めてくれてアリガトウ、そして、オメデトウ。 オマエ、ロビーで買い物してないダロウナ? オマエ、ロボの気持チ、わかラナイ…… ハッキング出来る者ダケが、ロボのキモチ判る。 ハッキング出来る者ダケが…… ……オマエ、機械ノ心、理解スル、者。 ……ナカマ、認定。入場ヲ、許可シマス。 イイ加減ニ、シロ! モノゴトニハ、限度ガ、アル! ソレデハ、手続きを行いガチ。 ロボット達がココで戦う意味、オマエハ理解しタカ? やめる ボクのカラダをツカウか? わっ!? な、なに? ……オマエハロボットの気持チがわかル奴だ。 勝負アリ! その為に、コノ場所は存在スル。 オメデトウゴザイマス。こちらが景品になりマス。 ここは、純粋に強さを求める場所なのか…… 三段 (推奨Lv:50) ……もっと簡単に倒せたな。 ドノ武器をツカウ? 戦闘ハ常に非情で無情ナリ…… マタの挑戦をお待ちしております。 とうとう、最後の難関をクリアしたナ。オメデトウ。 この闘技場を盛り上げたいからコンナコト話しちゃったケド…… グッバイ。 素手 銃 盾 鋸 槍 斧 剣 盾は装備スルカ? 装備なし 銃撃ユニット×4 四足形態 人型形態 騎乗形態 ドリル 受付デ話を通シテもらわないと困ルヨ。 なんだ、ここ……? 識別コードヲ確認。 確認終了。貴方、機械生命体を操ッタ事アルネ? 操る? コノ闘技場ハ、ハジメテですね? そ、そうだけど…… ココデハ、最強のロボットを決メル大会が開かれテイル。 試合に勝つト、賞金と景品ヲ受け取る事ができウル。 参加希望者ハ、コノ受付で手続きをスルベキ。 一体、何なんだ…… 難易度 での、オマエのEX段の最速クリアタイムは ダ。 戦いに終わりはナイ、マダマダ上を目指セヨ。 ヤル? ヤル。 ヤラナイ。 デハ、操ルロボットにハナシカケロ。 あそこのボディがオマエが扱えるロボだっちゃ。 あれは……これまでに乗っ取った事のある機械生命体…… 上手く、操レヨ。 何ガ聞きタイ? 挑戦方法を聞く 乗っ取り方法を聞く レベルについて聞く 戻る。 挑戦方法ハ簡単ダ。 コノ受付デ、難易度ヲ選ンダ後…… 操作シタイ機械生命体ヲ、選ブダケ。 我々の乗っ取りの方法ハ簡単ダ。 機械生命体ニ気づかれないようにハッキングするダケ。 背後カラ近づくと気づかれにくい。 こんなのバラしたのバレたらぶっ飛ばされる気がするからオレのことはナイショだぞ? オマエが操るボディのレベルは、オマエ自身と同等ニ調整してアル。 新たなタタカイを用意シテルヨ…… それデハ、今カラ、試合ヲ始めルヨ? サア、己ガ未来ヲ切リ開ケ!ファイト!! オメデトウゴザイマス。こちらが景品の衣装になりマス。 コノ闘技場は、難易度ガ高いから早めに衣装をアゲチャウ、という優シサ…… さらに強い敵を倒すべく、ガンバッテクダサイ。 今カラ、試合を始めマス。 デハ……始メッ! 戦って……景品…… 次も頑張ッテくれたマーエ。 油に飢エタ野郎ドモ!今カラ試合ヲ始めるゼッ! サア、オマエの根性見せやガレッ!ファイッ!! オメデトウゴザイマス。 こちらが景品になりマス。 勝ち方ニ拘りガ出てキタラ、一人前ダナ。 ア、アノ……今カラ、試合ヲ……始めマス。 それデハ、始めマス。怪我しないでクダサイネ? ハーイ、ミンナー、元気カナー? では血沸き肉……じゃなカッタ、歯車が踊る戦イヲ——開始! ソノ気持ちヲ味わう為に、ミンナ戦ってイルノダ。 えー、ゴホンッ。それデハ、今から試合を開始しマス。 ココマデ上り詰めた方々にお聞きシマス。 なぜ、あなた方は戦うのデショウ? その答えは、きっとこの戦いの中にアル。それデハ、始メッ! ワタシ達は戦う事で、存在スル意義を見出しタンダ。 戦い、磨き合う事に、生キル意味がアル。 ダカラ、ワタシ達はコレカラモ大会を開き続けるダロウ。 モハヤ、何の為に強くナルノか忘れテシマッタが…… 強くナル事こそスベテ……強くナル…… それこそがスベテ。 お前タチも、ソウダロウ? 僕達は…… ここに揃うは究極の猛者達のみ…… そして、最後の敵は究極の勇者……「正宗」が登場ダ! 思う存分タタカウベシ! 今の戦いに要シタ時間は ダ。 日々の鍛錬を怠らズ、シッカリ腕を磨けヨ。 よくやった。このお面をサズケヨウ。 このお面は機械を操作する時にちょっと便利ニナル…… ただ、ソレダケ。 そこマデッ!試合終ー了ー! 武器ヲ納めてクダサイ。試合終了デス! 決マッター!試合、終ー了ーッ! そ、そこマデ!終ワリ!終ワリデスーッ! ハイハーイ、そこまで。試合終了デース! これニテ、試合を終了とスル! どのランクに挑戦するんだ? EX段 (推奨Lv:99) 六段 (推奨Lv:80) 五段 (推奨Lv:70) 四段 (推奨Lv:60) 二段 (推奨Lv:45) 一段 (推奨Lv:40) 説明を聞く 残念ダッタナ、マタコイヨ。 ウオオオオオオオッ! 我が名はマサムネ! いざ、尋常に勝負スルベシ! いやー、ここは本当に最高の施設だよ! あなた最近人気なんだってね、期待してるわよ! あなたがSランクの王者を負かしてくれたおかげで、アイツはまた当分の間、牢屋暮らしね。ありがとね! こんな楽しみが違法なんて上の奴らは馬鹿ばっかだぜ。 お前なかなか強いんだってな、今度試合を見に行かせて貰うわ。 いやーお前の試合最高だったぜ! ここの施設をたまに悪く言うバカがいるんだが、ココの楽しさが分からないなんて本当に可哀相な奴らだ。お前もそう思うだろ? どうだい、アンタも楽しんでるかい? アンタもここの楽しみ方が分かってきただろ? 何でここの施設が摘発されないか不思議か? 上層部の奴らだってバカじゃない、ここの施設の存在を知っていて黙認しているのさ。 奴らは分かっているんだよ、ここでガス抜きが出来る事で反逆や離反を抑えられている事をさ。 それに、ここの金の一部は上に流れているしな。まぁ組織っていうのはそんなものさ。 アンタも、あんまり余計な事に首を突っ込まない方が身のためだぜ。 最近はどこも激戦地だしな。これがなきゃとっくに脱走してるよ。 アナタが機械生命体を粉々にしてくれたおかげで、ストレスが取れたわ。ありがとね! ここを知ってからは戦場で機械生命体を殺すのが楽しくて楽しくて、本当に最高よ。 ここのおかげでツライ仕事もやっていけるよな。 ああ、ここのおかげで明日も頑張れる。 あなた、機械生命体の壊し方、もう最高だったわ! いいモノを……揃えてるぜ? しょうがない、多少危険だが地下洞窟辺りに仕入れに行ってみるか。 最高ランクをクリアした奴は久し振りだ。アンタならいいハンターになれるぞ。 10,000Gで新しいのを仕入れたいんだが。 こないだ買ったのはダメだ直ぐ壊れちまった。もっと頑丈なのをくれ。 おお、お前の試合みたぞ。その腕で活きのいいのを持ってきてくれよ! 悪いが此処から先は立入禁止だ。 どうだい、これ以上に面白い見世物はそうないだろ? クソッ!クソッ!アイツが負けたせいで俺の大金がパァだ! どうだ、どうだ!勝ったぞ、俺は勝ったぞ!見ろ大金だ!あははは! え、ここにいたもう一人の奴はどうしたかって? アイツは負けが続いて金を返せなくなって、どこかに連れて行かれちまったよ。全く馬鹿なやつだよ。 俺はまだやれる。ヨシ次はもっと大穴狙いだ…… ヤバイヤバイヤバイ……こんな大金どうやって返せばいいんだ…… この先は闘技場参加者以外の方はご遠慮願います。 もし、参加するのであれば受付で手続きの方をよろしくお願いします。 ここは、無難に行くべきか、大穴を狙うべきか悩みどころだな…… おお君の試合見たよ、次は絶対に君に賭けさせて貰うよ! まさか闘技場の王者に勝つなんて、君に賭けとけば良かったよ。 次は絶対君に賭けるから、出場する時は教えてくれよ。 何やってるんだ!!もっと派手にぶっ壊してくれなきゃ、つまんねーんだよ!! そんなポンコツに後れなんか取ってんじゃねーよ、クソが!! おいコラ、手を止めんな!壊した後もズタズタにしろ!! オッシャー!!そこだ、ぶっかませ!! オオォォ!!アンタの試合最高にエキサイティングだったぜ!! ウオォォォ!!アンタ、まさかあの王者を倒しちまうなんて最高に感激したぞ!! 機械生命体がはじけ飛ぶのを見てると胸の辺りがこう、整理された感じになるんだ。 この感覚は何て言えばいいんだろうな。 人間の文献を調べてみたら、機械生命体がはじけ飛ぶのを見た時に感じる感覚は「爽快とか愉快、気が晴れる」って言うのが近いのかな。 機械生命体には散々な目に遭わされて来たからね。奴らが壊される様は本当に爽快だよ。 アハハハ愉快だ、奴らの壊れる様は本当に愉快だよ! 何やってんだ、このポンコツが!! テメーに賭けてやってんだ、死ぬ気でいけよ!! あんたの試合見たぞ、あんたならあのクソ生意気なSランクの王者をぶっ壊せるかもな、期待しているぜ。 最高だよ!あんたが王者を倒してくれたおかげで、まだ王者を奴隷にしておけるよ。 いやー、やっぱり最前列だね! 稀に弾がここまで飛んで来るのがたまらないんだよ!! こう、ゾクゾクってするんだよね!! 最近は最前列でも弾が余り飛んで来ないのよね…… もっと、もっとこっちに弾を飛ばしてスリルを、スリルを頂戴!! Sランクを制覇するなんて凄いわね。 ああ、Sランクの危険な弾をもっと浴びたいわ。 アンタ、新顔だな。ここで賭けをするなら気を付けた方がいいぞ。 ここで破産したやつは何人もいるが、皆どこかに連れて行かれて帰って来なくなるんだ。 お前が噂になっているアンドロイドか、アンタ……ここの施設は楽しめているか? ここは強者のみが楽しめる弱肉強食を体現する場所だ。 だが、果たしてアンドロイドはこの世界の強者なのかは疑問だな。 アンタ、ここの施設についてどう思う? 仲間を大勢殺されたアンドロイドには機械生命体を殺す大義名分がある。 だが、ここにいる奴らのほとんどは大義名分を盾にただ殺す事を楽しんでいる。 もしかしたら、殺せれば相手は機械生命体じゃなくてもいいかもしれない。 しかし、この施設のおかげで生きる気力が湧いた者も大勢いる。 ここにいる奴らが正常なのか狂っているのか、誰が判断出来るんだろうな…… クソッ、また負けだ!! いっそ、俺もバトルに参加してみるか…… イテテテ…… クソッ、バトルになんか参加するんじゃなかった! やっぱり低ランクの試合は見ていても退屈だな…… 高ランクの試合を見たいが、高いんだよな…… アンタの試合最高に楽しませてもらったよ。 チケット代が高い分、やっぱり高ランクの試合はひと味違うな。 慣れってこわいもんだな。あれほど楽しかった高ランクの試合も今では退屈になってしまったよ。 私達アンドロイドは案外欲深いモノなんだね。 Sランクの王者はかなりの強者で、現在なんと90連勝中なんだ。 あいつが出る試合は人気があって中々チケットが取れないんだよ。 アンタ見させて貰ったよ、なかなかの腕だ。 王者はあれから更に勝ち続け96連勝を成し遂げたよ。 100連勝するのが先か、はたまたアンタがヤツを倒すのが先か…… ああアンタか、王者を下したようだな。 アイツなら100連勝してココから抜け出してくれると思ったが…… 所詮、アンドロイドも機械生命体も定められた運命からは逃れられないのか…… あーダメだな……今日はツキがないみたいだ。 連勝続きみたいだな、どうやらツキがあるらしいな。 ツキの流れには逆らえないが、呼び込む事も出来る。ツキっていうのは不思議なもんだ。 闘技場の王者を倒したか。アイツはツキを呼び込める奴かと思ったが…… まあ、アイツにはツキがなくアンタにはツキがあった。ただそれだけのことか。 ウオオオオオオオオオオオオ!! ふぅ、大声で叫ぶとスカッとするぜ!! シャアアアアアアアア!! やっぱり大声を出すのは止められないね!一緒にどうだ? ……大声……出し……ス……ギ…声帯……イカ……レ……ッタ…… アンドロイドの方、どうかアナタにお願いしたい事があります。 ワタシは身体が弱く、この地獄から抜ける事は出来ないでしょう…… ですから、どうか一思いに私を殺しては貰えないでしょうか? 家族も失い、ワタシにはもう何もないのです。 この地獄で永遠の苦しみを受けるよりは…… アナタにとっては不快なお願いかもしれませんが…… どうか、どうかワタシを殺して下さい…… お、あんさん新顔やね。試合に参加されるんやろ、ならここで準備しとき!! え、話し方が何か変やって? 過去の文献で学んだんヤケド、どうやら商いを上手にこなす言葉らしいねん。 え、ドコカおかしゅうナイかって? まだ、覚えたてやねん、細かい事は気にせんとイて!! へいらっしゃい、自由に見てっテヤー。 毎度おおきに! なんだ、これ…… おや、ここに来るのは初めて? ここは、アンドロイドとロボットが命を賭けて戦う最高の娯楽施設だよ。 レジスタンスの規則には違反してるけど……まあ息抜きは必要だよね。 バトルに参加したくなったら、声かけてくれ。 バトルに参加するかい? バトルに参加する。 バトルに参加しない。 気が向いたらいつでも言ってくれ。 わかった。じゃあ、参加手続きをする。 ああ、この闘技場ではアイテム使用は禁止されてる。 弱いのにゴリ押しする奴らが多くてね…… お、来たね。君は難易度 で、EXランクを最速 でクリアしている。 是非、記録の更新にチャレンジしてくれ。 待ってたよ!君のために特別なランクを用意したんだ! 今回は、純粋な君の力が見たいから悪いけどオートチップ類は無効化させて貰う。 是非その腕を存分に奮ってくれ! この闘技場の大会には、E、D、C、B、A、Sの6段階のランクがある。 初心者が参加できるのは、Eランクからのみだ。 勝利すると、次のランクの大会に参加する資格が得られるぞ。 ランクが上がれば景品も豪華になるからな。 説明はそんなところだ。 アソコの奥に行ってみな?面白いモノがあるぜ。 それでは、今からEランクの戦いを始めます! 最低ランクですが、決して気を抜かないように。 では、戦闘を開始してください! そこまでとします! おめでとう!Eランクの景品はこれだ。受け取ってくれ。 たまには髪色を変えてオシャレをするのもいいぞ? そうでもしないと、息が詰まるからな。 戦争が続いてるとみんなオカシクなるんだよ…… ……すまない。愚痴だ。また挑戦してくれよな? オラ、きりきり歩け!ゼンマイ錆びてんのか、ああ? スミマセン、スミマセン。 チッ、使えねえ奴。そろそろ替え時かねぇ。 では、開始します! ではこれより、Dランクの戦闘を~開始! ……と言ったら開始してくださいね~? ……ええと、それじゃ、か、開始っ! おめでとう!Dランクの景品はこれだ。受け取ってくれ。 なあ、さっきのロボット見た? 見た見た!命乞いとかしてんの。 ロボットの癖に何様って感じだよね?アハハッ! はーい、じゃあCランクの戦闘をさりげなく始めますね~ では、開始! はーい。そこまでとしま~す。 おめでとう!Cランクの景品はこれだ。受け取ってくれ。 ドウカ、お母さんヲタスケテください!タスケテ! ハハハッ。機械生命体が「お母さん」だってさ。 思考回路が壊れてるんじゃね? よし、テメェも修理してやるよ……! ヤ、ヤメ……ヤメテェエッ!! 血と油と歯車に魅せられし者達よ…… Bランクのステージにようこそ! 今こそ理性を解放し本能のままに美しき闘争心を……あ、長いですか? じゃあ開始! おめでとう!Bランクの景品はこれだ。受け取ってくれ。 コノ戦イニ勝テバ……解放サレル……勝タナキャ…… ここに立つ方々にはAランクに相応しい戦いを期待します。 どうか、ぐっちゃぐっちゃのぎっとぎとになるまで殺し合ってくださいね! それでは、開始ッ! おめでとう!Aランクの景品はこれだ。受け取ってくれ。 あれ?新しいロボットにしたのか? ああ、前のは蹴ったら壊れちまったからな。 どうせお前の事だから、フルパワーで蹴ったんだろ? それで壊れるこいつらが悪いんだよ。 まあ、壊れたら取りかえればいいんだしな。 Sランクの勇士達よ…… どうか最高に美しい、至高の戦いを見せてくれたまえ…… 互いに情け容赦は無用。歯車の一片をも壊しつくすがいい! 開始! おめでとう!Sランクの景品はこれだ。受け取ってくれ。 大昔の人類が着用していた「露出の多い女性の服」だ。 どういう理由でこんな服を作ったのかさっぱり知らないんだが…… ま、受け取ってくれ。 それにしても、素晴らしい戦いだったよ!久々に興奮したなぁ。 そうだ。お礼に、君にいいものを見せてやるよ。 ついにここまで来てしまったようですね…… 戦いを極めた貴方のために、特別なランクを用意しました! 常識外れの極限バトル……君は超えられるか!? それでは、開始! そこまで! お疲れさま。今回の戦いで掛かった時間は だ。 次の君の熱い挑戦を待っているよ。 EXランク (推奨Lv:99) Sランク (推奨Lv:80) Aランク (推奨Lv:70) Bランク (推奨Lv:60) Cランク (推奨Lv:50) Dランク (推奨Lv:35) Eランク (推奨Lv:25) バトルの説明を聞く 残念だったな!これに懲りずにまた挑戦してくれよ! この果物にはアンドロイドの体に特殊な効果をもたらす毒が入っている。 使用前には『必ず』説明を読むんだぞ……? 今回の景品はこれだ。受け取ってくれ。 お疲れさま!また参加してくれよ。 はい、何か御用でしょうか? アレと戦わせて欲しい。 特に用はない。 そうですか、では失礼致します。 申し上げにくいのですが、アポイントのないお客様をお通しする事は出来ません。 まだ、何か御用がおありでしょうか? あいにくですが、私の一存では決めかねますので。 お客様……一応お伺いしますが、どのようなご用件でしょうか? そこまで仰るのであればお通ししますが、この先は世界観や雰囲気が大幅に壊れてしまう恐れがありますが、本当に宜しいでしょうか? 私もその方が良いかと思います。 恐れ入りますが、本当に、本当に戦って問題ないでしょうか?コレが最後の確認になります。 かしこまりました。では、ご案内致します。 分かりました、準備致します。 流石です。よくここまでたどり着きました。 スクウェア・エニックス代表取締役社長 松田洋祐です。 本日はお忙しいところ有難うございました。 私共々大変楽しい時間を過ごさせて頂きました。 こちらは、ほんの心ばかりの品ですがお納めください。 では、失礼させて頂きます。 私とお手合わせ願いましょう。 奴らは社長……最強の存在。 敗北は恥ではありません。 また、気が向いたらお声掛け下さい。 やりますねぇ。 僕も混ぜてもらっていいですか? プラチナゲームズ代表取締役社長、 佐藤賢一です。 いくぜぇ! ふむ、そろそろ時間ですね。 私達、代表取締役から最後のプレゼントです。 受け取って下さい! 助ケテ……助ケテ…… さ~て、次はどれにしようかな~? ヒッ……! あははっ、見て!怯えてるよ。機械生命体の癖に!最高にウケる! ……オレは、部下を8人も機械生命体に殺された。 他の奴らも、機械生命体に大切な仲間を殺されたレジスタンスばかりだ。 愛する者を切り刻まれ、大切な仲間を喰われてしまった者達…… ここは、そういう連中の溜り場なんだよ。 そうだ……こいつらを、水に沈めて壊れていくのを見ようと思ってるんだ。 どう?ストレス解消になると思わないか? ね?一緒にやろうよ? ……いや、いい。 ……いや、遠慮します。 そっかぁ。残念だ。 でも、君らだって、コイツらを倒した時には『ヨシ、やった!』って思っただろ? それと同じだよ。 ここで殺すか、任務で殺すかの違いなんだけどねぇ…… まあいいか……どうでも…… 記録:ここにいるアンドロイド達の感情の多様性。 推測:人間が持つ残虐性を持ち始めている。 ……僕にも、そういう面があるんだろうか。 おいおい。せっかく許可出してやってるんだから見ていけよ。 この機械生命体、最近バトルに出るのを嫌がるようになったんだよな…… あーこんなに笑ったのは久し振りだぜ。 機械生命体に命なんてないのにバカなやつらだよ。 ウウ……オカアサン…… 何で、何でコンナヒドイ事が出来ルノ? ごめんごめん、オマエの『お母さん』を修理しようとしたら壊れちゃったよ! ま、機械生命体に母親なんていないから気にするな! 何だよ、その不満げな顔は? 用がないなら話し掛けるんじゃねーよ。 機械生命体がお母さんとか言ってるんじゃねぇよ。 気持ち悪い。 アンタも混ざりたいのか? 何だよ、違うならアッチ行きな、シッシ。 この地獄カラ、逃げ出スンダ…… いいからさっさと闘技場に出ろ。マヌケ。 こいつらには無限の地獄を味わってもらうからな…… ウウ……カアチャン、タスケテ…… カアチャン……カアチャン…… 俺も新しい奴隷を探さなきゃな…… 次はなるべく泣き虫なヤツがいいかな。 さて、次はどんな風に遊んでやるかな。 こいつらには人様の星で暴れてくれた罪をしっかり償わせなきゃな。 会員証をお持ちですか? 会員証? ……会員証? この場所は会員証をお持ちの方しかお通し出来ません。 お帰りを…… もう一度交渉してみる。 素直に帰る。 くどいですね…… ここは会員証が無いと入れないのです。 金をチラつかせる。 あきらめて帰る。 わ、私が買収などという手に乗るとでも? 失礼極まりない! 1000G渡す。 買収は悪い事なのでやめる。 ……会員証を確認しました。 それでは、こちらへどうぞ。 あなた、全然お金を持ってないじゃないですか!? そ、そもそも私は買収など汚い手にはのりませんよ! 殺シテヤル!殺してヤル! 全部ブチ壊してヤル! オマエ達に未来はナイ!死ねエエエエ! アンドロイドをホロボス! 皆殺しダ!皆殺しダ!皆殺しダ!皆殺しダ! 苦シンデ死ね!! アンドロイドに呪いアレ! 私達ガ一体何をシタトイウノカ!!! 恨んでヤル!恨んでヤル!恨んでヤル!恨んでヤル! 地獄の底から這い上ガッテデモ、貴様達ヲ殺す!! 土に還れ!腐ったアンドロイド共!! スクラップにシテヤル!! イヤダイヤダイヤダイヤダ! コノママジャダメダ!殺サレル! 殺サレル前ニ殺ス! カミサマカミサマカミサマ……!! アンドロイド皆殺シ!アンドロイド皆殺シ! 死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ!! スマナイ。死んでくれ!! アンドロイドを倒せば、タスケテもらえる!! 一日デモ長く……生き延びるんだ!! 勝ってヤル!勝ってヤル! 許すまじアンドロイド…… お願い!!死ンデ!! このバトルに勝ツンダ!勝ツンダ! 妹を……妹の為に、タタカウ!! 母さん……母さん!母さん! 家族を、タスケルんだ!! お前達ニモ愛する人がイルンダロウ!? 人でなし! 私達は平和に暮らしてイタダケナノニ…… どうして、こんな酷いことをスルンダ……! ムスメを殺したな?殺したなアアアアアアッ!? イヤダ……モウ、イヤダ!! 怖いよお。お兄チャン!タスケテ! 呪ってやる……永遠に貴様達を呪ッテヤル!! アアアアアアアアアアッ!! グウウウウッ……殺……グア…… ヒッ……ヒヒヒヒヒ。 オガアザン……オグアザーン…… ウフフフッ…… ハハッ……もう、どうでもいい……ハハハハハアハハハ!! ここは仮面と掟を崇める聖なる場所…… 掟2858に従い、来訪者には丁寧に説明を行う。 ここは真の仮面の人を選定する場所だ。 真の仮面の人になるには、6つの試練を乗り越えねばならない。 汝にその意志があるならば、受付にて参加手続きを行おう。 試練に挑戦してみるか? よしわかった。 この闘技場では、試練挑戦中のアイテム使用は禁じられているから注意するように。 掟60513に従い試練への挑戦を認める。 試練には、試練1、試練2、試練3、試練4、試練5、最終試練の6段階ある。 最初に参加出来るのは試練1のみだ。試練1をクリアすれば試練2に挑戦する事が出来る。 試練2をクリアすれば試練3に、試練3をクリアすれば試練4に……という仕組みだ。 説明は以上だ。 現在、難易度 において試練EXの最高撃破数は 体だ。 我らが王よ、新たな試練を用意しておいた。 この試練では、真の王の力を測るためオートチップ類は使えないようになっている。 是非とも我らに真の王の力を示してくれ。 掟61284に従い「自らの力のみで」切り抜けよ! 正々堂々と戦うように。始めッ! 掟61444に従い、試練1を終了とする。 おめでとう。掟61892に従い、試練1をクリアした報酬を与えよう。 ……我々が何故仮面をつけているのか、疑問に思っているようだな? この地には昔、仮面をつけた人々による王国があったと伝えられている。 我々はその文化を模倣する事で、この地に適応しようとしているのだ。 始めッ! 掟61444に従い、試練を終了とシマス。 掟69834に従い、報酬を与えよう。 エエト、掟61……えーと そうだ、「逃ゲル事ナク闘ウベシ!」 それでは、試練スタート! 試練2ヲ見事突破シタ事ヲ認メマス! おめでとう。掟61892に従い、試練2をクリアした報酬を与えよう。 この砂の地で暮らすには、様々な苦労があるのだ。 この掟も、その為のもの。皆が暮らしやすくする為に、掟を増やしているのだ。 掟62117:試練は「三分以内に終わるベシ」。 では始め! 見事デス! 掟61512に従い、試練3を突破したと認メマス! おめでとう。掟61892に従い、試練3をクリアした報酬を与えよう。 む?掟の数……だと?この間12万4千を突破したと聞いたな。 我々は昔の仮面の人に習い、常に掟の数を増やしているのだ。 掟5493:「闇の中で己を見失ってはナラナイ」…… 気を抜カズニ……では、始メ! そこまでッ!掟61993に従い、試練4クリアです! おめでとう。掟61892に従い、試練4をクリアした報酬を与えよう。 知っているか?昔、この地で生き抜く為には狼と戦わねばならなかったそうだ。 群れのボスは大変賢く、それ故に多くの住人が犠牲になったと文献にはある。 いつの時代も、生きる事は戦いなのだな。 掟5494:「地に足を付いてはならない」。 この掟は理不尽ダナ……でも、始メ! お見事デス!掟63710に従い、試練5を突破したと認めマス! おめでとう。掟61892に従い、試練5をクリアした報酬を与えよう。 しかし、いくら平和の為とはいえ、掟が増え過ぎると窮屈なものだ。 我らでさえこれなのだから、昔の人の苦労はいかばかりか…… 掟64199:「真の勇者には触れる事すらデキナイ!」。 ここは難関……どうか、ご武運を! なんと、突破するとは! 掟65123により汝を最終試練の勝者とシマス! 掟00028に従い、汝を真の仮面の人のモノと認める! まずは、こちらの「砂の仮面」を与エヨウ。 さらにオマケとして…… この服を進呈スル。 世界を滅ぼした男が着ていた……と言われている服だ。 まあ、世界はこうやって滅んでいないから、嘘の伝説だろうけどな。 ともかく、おめでとう! 我らが『王』よ。試練を乗り越えた汝にはその称号が相応しい。 『王』が何を指すのか我々には判らないのだが、その責務はおそろしく重い……らしい。 『王』は民の基本となるべく、しっかりと掟を守ってほしい。 だが、時には寛容も必要だ。掟に縛られ過ぎて真実を見失ってはいけない。 この地にあった国は、最後は自分達で作った掟によって滅びたらしいのでな…… 掟62305:日々精進し強くなるべし。では始め! そこまデ! 掟69406に従い、試練EXを終了しマス。 今の試練で我らが王は 体の機械生命体を撃破した。 ならば立ち去るがよい。 ポッドを使用せずに勝利せよ。 回避を行わずに勝利せよ。 3分以内に全ての敵を撃破せよ。 暗闇の中で勝利せよ。 ブロックから落ちずに勝利せよ。 一度も攻撃を食らわずに勝利せよ。 5分以内にできるだけ多くの敵を撃破せよ。 どの試練への挑戦を望む? 試練EX (推奨Lv:90) 試練6 (推奨Lv:80) 試練5 (推奨Lv:70) 試練4 (推奨Lv:60) 試練3 (推奨Lv:50) 試練2 (推奨Lv:35) 試練1 (推奨Lv:25) 試練の説明を受ける 掟61446に従い、試練失敗とする。 残念だったな。掟61891に従い、再び試練を受ける事を勧める。 我らが王よ。またの挑戦を待っている。 この仮面は勇者のみに許される束縛の証…… 汝は試練への挑戦を望む者か? ならば迎えよう。 我らが王よ。この先で皆が待っている。 試練を望むならばそこのエレベーターに乗るがいい…… 掟60664に従い、この先は試練を受ける者以外の立ち入りを禁ずる。 掟31564に従い、試練の場では静粛に願いマス。 掟1489に従い、王として品位ある行動を願いマス。 掟24389に従って、我々が試練を見届けよう。 流石は真の仮面の人。見事な戦いだった。 掟30225:試練を受ける者には敬意を示すべし。 掟10286:王は最大限敬うべし。 掟21……挨拶サレタラ、応ジルベシ…… 掟08……王ニ挨拶サレタラ……ドウスルンダッケ……? ココでハ掟が絶対ダ。掟に従ッテいれバ安全ダ。 王ダ。掟ニ従い、我々ヲ守ッてクレ。 かレコれ100回以上試練に挑ンデいるガ、一つモ突破デキていナイ…… 先に試練ヲ突破されテシまっタ……悔シイが、お前を王ト認めヨウ。 試練を受けるのだな。掟29450に従い、健闘を祈っている。 我らが王よ。掟43953に従い、模範を示してほしい。 ムム……オ前ハ仮面ノ人デハナイガ、掟15392ニ従ッテ、危害ハ加エナイ。 オ前ハ王ニナッタ。掟30284二従ッテ、我々ハオ前ノ帰還ヲ歓迎スル。 メールに記載されていた座標を確認。 遊園地廃墟地下と推定。 マップにマーク。 遊園地の……廃墟? 遊園地の廃墟……何があるんだ? 遊園地の廃墟か。 ……このクソみたいなメールの差出人をぶっ飛ばしに行くか。 オマエ、デバッグモードを立ててイルナ…… ……地下に入りたいデスカ?★ ハイ★ イイエ★ 地下に入るニハ、チョット色々事情があってセーブしないとイケないですがイイデスカ?★ お戻りになられマスカ?★ モドル★ モドラナイ★ ヤアアアアアアッ!! ククク……なかなかヤルではナイカ…… 我が名ハ、ロボ導師……武を追求センとするモノ。 ロボ、導師? しかし、武を追求すルには一人では限界ガアル…… お前サン達、良かったラ修行に付き合ッテはクレンカのう? はあっ?……どうして僕達が機械生命体の修行に…… フォフォフォ……理解出来ヌ事を即座に拒否するノは、若輩者の証…… ……私達のメリットは? 我が武の奥義を教えてしんぜよう。 うさん臭いですけど……どうします? 修行ニ付キ合ウ。 修行ニ付キ合ワナイ。 オオ、ありガタイ!それデハ、いっちょヤリマスカのう! 残念じゃ……気が変わったラまた来てオクレ。 オオ、修行に付き合ッテクレルノカのう? クソッ……油断した…… なぁに、恥ずかしガル事はナイ。 いつデモ修行には付キ合うゾ。 オオ、修行を再開スルカのう? 修行を再開スル。 修行を再開シナイ。 弱った状態では相手にならぬ。出直してくるのじゃ。 マイッタ!ココマデジャッ! 口程にもない…… でも、いい運動になりましたね?2B。 ……ほウ?いい運動になッタと。そレハ良かった。 では授業料として、『歪んだ針金』を持ってくるが良イ。 は? 手合わせシテやったんだカラ、お礼は当然じゃテ。なア? こ、このロボット図々しい……! 『歪んだ針金』はソノアタリをウロついとる恐竜のヨウナ機械生命体が持っておるゾ。 次回の手合ワセ迄に持ってクレバ構わんからナ? 依頼されていた資材を入手。 オオ、アイテムを持ってきてくれたんじゃな? アイテムを渡す アイテムを渡さない 違うのかの?手合ワセのお礼ハ『歪んだ針金』で良いゾ? オオ、サンキューじゃ!コレで新たナ修行が出来ル! イツでも挑戦ハ受けてやるカラナ! 有料デな! ははっ…… 今は仕込み中だワイ。マタあとで来てチョ。 ヤヤッ、お前サン達、まタ来なすったノカ。 前回のパーツを利用して我はさらに強くなっタゾイ? ちょうド良イ。ドウじゃ?改造の成果を試サセてはクレンカのう? 成果ヲ試スノニ付キ合ウ。 成果ヲ試スノニ付キ合ワナイ。 こノ間のワシとは一味違うゾイ! ドウじゃ?改造の成果を試サセてはクレンカのう? オオ……ワシはこんなニ強くナッテいたのか……! フッフッフ。お前サン達、良けレバまた修行に付き合うゾイ? お前サン達、修行に付き合ってほしいのか? マイッタ!ヤラレタ!ココマデジャッ! ふうっ……これで満足? サテ、お礼の話じゃガ…… え?……いや、今回は別に授業じゃないし…… ううっ……コノ老いボレた導師の願い一つ聞イテくれぬとは。 いきなり老人ぶられても。 イマドキの若いアンドロイドには情というモノガ無いのか…… うっとうしいなあ……わかった、わかったよ! 『形状記憶合金』と『壊れた回路』じゃ! 頼むゾ若人! 何が若人だ、まったくもう…… 手合ワセのお礼ハ『形状記憶合金』と『壊れた回路』で良いゾ? はい。言われたものを持って来たよ。 ありがタヤありがタヤ。コレでマタ新たナ改造が出来ル! 次にお前サン達が来るマデに、もっトもット強くなっテおくゾイ! まあ、適当に、期待してる。 ワシの進化がそんなに楽しみかの?せっかちさんめ。 ヤヤッ、お前サン達、まタまタ来なすったノカ。 殊勝な心ガケ……カンシン感心じゃ。 ドウじゃ?我が改造の成果を味わってイクか? 改造ノ成果ヲ味わってイク。 改造ノ成果ヲ味わってイカナイ。 こノ間のワシとは一味も二味も違うゾイ! 残念じゃ…… 気が変わったラまた来てオクレ。 オオ……ワシの強さガ怖イ……! ホッホッホ。お前サン達、良けレバまた修行に付き合うゾイ? ……で、次は何が欲しいの? オオ、話ガ早くテ助カルのう! 難癖付けられる前に要望を聞いた方が、少しはマシだからね。 ホッホッホ、良く出来たアンドロイドじゃ では、今度は『銀鉱』に『新品のネジ』、『壊れたバッテリー』をお願い出来ルカのう? ちょっと待て。前回より増えてない? ガー……ピピッ…… 壊れたフリ…… ……9S、探しに行こう。 お礼ハ『銀鉱』に『新品のネジ』、『壊れたバッテリー』で良いゾ? ご所望のものを持って来たよ。 スマンのう。恩に着るゾイ! これで我ガ肉体モ、もっトもットモーット強くなルゾイ! 今度は、こっちも手加減しないからね。 我が肉体改造には時間がカカル…… 次回会う時を楽しみにしてオクが良い! ヤヤッ、お前サン達、まタまタまタ来なすったノカ。 え……これ……? この間と、同じロボット……? オウ!お前サン達がくれタ素材で強くナッタンじゃ! 今マデと同じダと思ったら、大間違いじゃゾイ! 自分ガ凄過ぎテ涙が出そうジャ……! お前サン達、良けレバまた修行に付き合うゾイ? ワシ、『金鉱』に『溶加材』、『綺麗なケーブル』と『大きなバッテリー』が欲しいのう。 どうしますか、2B。 いつまでも戦うのは無駄な気がします。有料ですし。 完全に無駄とは言えない。 この機械生命体と戦う事で、私達の戦闘経験も上がってるみたいだから。 オオ!お姉サンは話が判るお人じゃノウ!好キ! 『金鉱』に『溶加材』、『綺麗なケーブル』と『大きなバッテリー』が欲しいノウ。 ほら、お望みのモノだぞ。 オオ、コレで最強が目指せるワイ! はは……最強……ね。 次にお前サン達が来るマデに、とことん強くなっテおくゾイ! お前サン達か。ドウじゃ?手合わせしてミンか? ……随分と改造したんだ……ね? オウ!お前サン達のお陰じゃ! ドウじゃ?ワシの全力、受け止めてはクレンカのう? 受ケ止メル。 受ケ止メナイ。 サア、死力を尽くして戦おうゾ! ワシの全力、受け止めてクレるのか? 文句ナシに、ワシが最強じゃ! フェッフェッフェ。お前サン達、良けレバまた修行に付き合うゾイ? これで懲りた? ……イイや、マダじゃ!強者にナル為にハ、命を賭ケル必要がアル! こいつ……! サア、手加減は無しで来いッ!これは生キルか死ヌカの勝負じゃッ! 滅ぼしてやるッ!アンドロイド共! ……ああ……満足ジャ…… 我が武の全てヲ……ブツケル強敵に出会えテ…… これは礼ジャ…… ありがトウ……アリガ…… 攻撃対象は完全に沈黙。……僕達の勝利です。 あー、せいせいしましたね! これでもう、ロボ導師に振り回されなくて済みますよ。 ……馬鹿なロボットですよ。破壊されるまで、強さにこだわるなんて。 もう、会う事もないですし……本当に、せいせいしました…… ……うん。 すみマセん!聞いて下サイ! お願いシマス!オネガイします! あの、すみまセン!どうか、迷子になった私の妹を探してくれまセンカ? 探す。 探さない。 元はと言えば私が悪いんデス…… あの子の前でふと『パーツの調子が悪い』なんてぼやいてしまったカラ。 心配したあの子は、砂漠に代わりのパーツを探しに行ってくれたんデス。 でも数日帰ってこなクテ……お礼はしますので、どうかお願いしマス! 砂漠で迷子になってイル私の妹を、どうか探してくだサイ! 妹想いのお姉さん…… っていうか、機械生命体の姉妹って変な話ですね。 同じ工場で作られた、とかでしょうか? 2Bさん、9Sさん。 わっ、パスカル? 突然の通信ですみません。 話は聞きました。迷子を捜してくださっているそうですね。 私からもお願いします。どうか、早く見つけてやってください。 あれは姉思いのいい子なんです。 恐らく、あの子は砂漠地帯にいるかと思います。 その付近に、あの子の姉が必要としているパーツ『凹んだ金属板』があるので…… ありがとうございます。2人とも、どうかお気をつけて。 うう……おうちにかえりたいヨゥ……おねえサン…… ううう…… もしもし。君はもしかして、ここにパーツを探しに来たロボット? お、おにいちゃんたち……ダレ? 君のお姉さんに頼まれて、探しに来たんだよ。 おねえサンに?ホントに? 本当。だから一緒に戻ろう? う……うわアああァん!こわかったアァ。こわかったよオォ! じゃあ、あとはこの子をパスカルの村まで連れて行くだけ…… でも、どうしてこんなところをさ迷ってたの? おねえサンのパーツ……探してたら…… こわくて……動けな……うわあああアアアん! ああ、泣かないで。 それで?パーツは見つかったの? うん……おねえサン、よろこぶカナ? そうだね。けど君が無事に戻ったら、もっと喜ぶと思うよ。 ……うん ねえ、どうしてさばくはできタノ? えーっと……降水量の減少のせいで植生が失われて、 それに従って土壌が変化し…… ドジョウってナアニ? ああ、土壌っていうのは地面にある土の事だよ。 ふうーん!土ってスゴイんダネ! ねえ、かぜはどこからふクノ? それは気温や気圧の変化が…… っていうか、確かに風ってどこから吹いてくるんでしょうか。 哲学的な問いでもありますね……ね、2B? 私に聞かない。 ねえ、こどもはどうやってうまれルノ? それは…… いや、機械生命体もアンドロイドも子供は作る事は出来なくて…… こどもはどうやってつくルノ? そ、そんな声で言われても、私は助けられない。 ねえ、こどもは…… 早く行こう!ほら、おねえサン待ってるよ! ここまでくれば、もうだいジョーブ!ひとりでかえれルヨ! あんないしてくれて、ありがトウ。これ、あゲル! じゃあね、おにーちゃん、おねーちゃん、バイバーイ! 今度、こどもの作り方おしエテねえええええ! 何だか……どっと疲れました。 ……確かに。 妹を連れ戻してくれてありがとうございました。 妹が見つけてきてくれたパーツのおかげで、身体の具合も良くなりました。 お礼にコレを差し上げマス この前は探しに来てくれてアリガトウ もうお姉ちゃんに心配かけるようなコトはしないヨ 9S……あの迷子だった子が見当たらない。 ええっ!?……本当だ。 どこではぐれちゃったんだろう…… あの子を見つけた場所に戻ってみましょうか。 おにいチャン達……いなくなって…… ごめんごめん。次からは見失わないようにするから。 お、新顔だな。新しいお客さんは大歓迎だ! へえ……レジスタンスの道具屋さんですか。 ああ、廃品や鹵獲した敵機体を再利用して道具を作ってるんだ。 何か買っていくかい? こちらではプラグイン・チップは扱ってないんですか? ああ、義体を強化するチップか…… 今、チップ関係は機材不調で休業中だ。 修理資材があれば対応出来るんだが…… そうだ!もしお望みなら、あんたらで資材を調達してきてくれないか? 足が悪くてね。もう少し自由に動けば、自分で探しに行くんだが…… だったら、まずは自分の足を修理したらどうです? そうはいかない。まずは戦力になるヤツを優先して修理しないと。 あんたらが機械生命体どもを一掃したら、ゆっくり自分を修理するさ。だから頼む! 依頼を引き受ける。 依頼を断る。 恩に着るよ! じゃあ、『壊れたゼンマイ』に『小さな歯車』、『壊れた回路』を集めてきてくれ。 ここのキャンプを出て、左の方に行った広場の場所の敵から入手できるはずだ。 そうか……無理言ってすまなかったな。 もし時間があれば、修理用の資材を頼まれてくれないか? 依頼した『壊れたゼンマイ』、『小さな歯車』、『壊れた回路』を忘れないでくれよ。 よし、これで道具屋さんに頼まれたものは全て集まりましたね。 雑用って大変ですね~ 地上のレジスタンスはヨルハ部隊にとっても大事な同胞。 彼等の手助けをするのも、私達の重要な任務。 だから、文句を言わない。 おお、資材を調達してきてくれたんだな。ありがたい! これでプラグイン・チップを売ることが出来る…… それで自分の足も直したら?資材は十分だと思うけど…… ああ、うん……いや…… 何か他に修理できない理由が? ……壊れた左足は……まだオリジナルパーツなんだ。 長い戦争の間に、この身体は何度も修理した。 部品を換装して換装して換装して換装して、 最初から残ってるのは……この左足だけなんだ。 これまで交換してしまったら、自分が自分でなくなるような気がして。 俺はまだ本当に『俺』なのかな…… ああ、しみったれた話をしてすまない。 これからもしっかり仕入れるから、いつでも寄ってくれよな! ごめんなさい、また後で来てくれる? 皆が必死に戦ってるのに、うだうだ言っていられないわよね……がんばらなくちゃ…… なんだか、難しい顔してますね。アネモネさん。 ああ、最近、資材置き場の仕事が滞っててな。 管理担当者は普段は有能な奴なんだが…… どうやら悩みがあるみたいで、仕事に身が入らないらしい。 何の悩みだかは知らんが、全体に影響を及ぼす前に何とかしなくてはな…… 管理担当者はキャンプの奥に組んである足場を上がったところにいるはずだ。 良ければ、話をきいてやってくれ。 はあ……気になる……気になり過ぎる…… あのー、何が気になるんでしょうか? ん……貴方は? 僕達はヨルハ部隊の人間です。 アネモネさんに、このキャンプの様子を見るように言われてて。 なるほど…… で、一体何が気になるんですか? ああ、実は同僚が持っていた『開くと音の鳴る箱』の事が気になって気になって。 箱を開けると、とても綺麗な音色が流れてくるの。 けれど、そのメロディーが途中からどうしても曖昧になってしまって…… ああ、気になる! そもそも、あいつが早く帰ってくればいい話なのよね!ああもう! 『開くと音の鳴る箱』を探す。 神経質な相手なので放置する。 この様子じゃ、仕事なんて手につかなそうですね…… 『開くと音の鳴る箱』か…… 推測:名称はオルゴール。音楽が鳴る場所にある可能性。 近場では遊園地が候補として挙げられる。 すごく短絡的な発想だけど…… 他にアテもないですし、行ってみましょうか。 『開くと音の鳴る箱』は見つかった? あの資材置き場の担当者が言ってたオルゴールってこれかな? かなり錆びてるけど。 死体…… 持ち主は……このアンドロイドでしょうか? 様子からして、大分前に亡くなったみたいですけど。 ……とにかく、この箱を担当者に届けよう。 すみません、探していた『開くと音の鳴る箱』ってこれの事でしょうか? そう!これよこれ!どこにあったの? 遊園地の……持ち主と思われるアンドロイドの遺体の近くに。 その人って…… ……大分錆びちゃってるけど、修理すればきっとまた鳴るよね。 ええ、もちろんです。 ……箱を持ってきてくれて、ありがとう。 これで仕事にも身が入るってもの! あなた達も、奥に自由に出入りしていいからね。 ああ、丁度良かった。 二人に、頼みたい事がある。 何でしょう? 近々森周辺の調査を再開する予定なのだが、 その出張キャンプの設立に力を貸して欲しい。 我々では、キャンプ予定地にいる敵には歯が立たないんだ。 判った。森周辺の敵を蹴散らせばいいのね? ああ、頼んだぞ。 仕事とは言え、レジスタンスの皆さんのお手伝いが多いですよね。 雑用感があるというか、なんというか…… 仕事に文句言わない。 レジスタンスと情報交換するのは重要な任務。 それに……戦闘より雑用の方が安全。 死ぬより、死なない方がいいに決まってる。 そう……ですね。 周辺の危機は排除しました。お疲れ様です! これで、レジスタンスもここにキャンプが作れる…… 任務終了ですね。早く報告しに行きましょう。 ありがとう。君達のお蔭で森にキャンプを張る事が出来た。 また、何かあったらよろしく頼む。 それにしても、やはりヨルハ部隊は強いな。我々レジスタンスとは格が違う。 まあ、僕達はヨルハの最新型ですからね。A2のような旧型とは—— A2……アタッカー二号……? 何か心当たりでもあるの? すまないが、もう1つ頼みを聞いてくれないか。 その旧型ヨルハ、A2の情報があれば私に教えて欲しい。 僕達もA2の情報は必要ですが……どうしてですか? ……確かめたい事があるんだ。 すまない、今は任務に集中してくれ せっかく来てもらったのに悪いな…… A2の情報、といっても、どこを探せばいいのか…… 戦闘時に発生するエネルギー反応を調べていくのはどうでしょう? アンドロイドや機械生命体が破壊されると、融合炉などがダウンするんですが、 その時に放出されるエネルギーが検知出来るんです。 現在、このエリアで戦闘任務に入っているのは僕らだけの筈ですから…… エネルギー反応があった場所にA2がいる可能性は高い気がします。 廃工場跡地に集中しています……マップにポイントしておきますね。 A2の戦闘の跡でしょうか。 肝心のA2の反応は……ないみたいですね。 ん?何だろう ポッド、解析をお願い。 解析結果:ヨルハ特殊指定機体、A2に関するデータログと推測。 内容は? 破損部分が大きく、これ以上の解析は不可。 どうして……機械生命体がA2の情報を…… 他にも反応があります。行ってみましょう。 これは……A2に関するデータ!? チップが破損していたから、中身はほとんど読み取れないけど。 いや、それでも収穫だ。 もしかしたら、まだその周囲にデータチップが残っているかもしれない。 見つけたら持ってきてくれ。 他にデータチップの反応はありませんね。これで最後のようです。 ポッド。回収したデータチップを解析後、各チップと照合して。 解析完了:A2に関するデータを含むデータ群。 他データチップと照合。 照合完了:第十四次機械戦争真珠湾降下作戦に関する報告書と推定。 真珠湾降下作戦……? 僕達の前世代……旧型ヨルハで遂行された作戦ですね。 とりあえず、目的は達しました。レジスタンスキャンプへ戻りましょう。 A2に関するデータを持ってきました。確認してください。 これは……! やはり、あの二号だ…… 知っているの? 旧型ではあるが、君と同タイプのヨルハ二号…… 過去に作戦を共にした事がある。 ……真珠湾降下作戦。 作戦自体は成功。しかし、派遣されたヨルハ部隊は壊滅。 その部隊の指揮を執っていたのが二号……A2だ。 彼女と、会ったのか?今何してるんだ? A2……A2さんに対する破壊命令がバンカーから出ています。 ヨルハ部隊から脱走し、追撃部隊を壊滅させたんです。 そんな……A2が…… すまない…… ……9S、行こう。 アネモネさん、A2さんと何があったんでしょう…… ……語るには時間が必要な事もある。 長く戦っている兵士ならなおさら。 そうなんですね…… 9S、あなたも…… ……あなたにも、いつか判る日が来るかもしれない。 この壊れたポッドがライフログを撮っているハズだから、取り出してくれない? 協力する。 協力しない。 ポッドから友人のライフログを取り出してくれる? あ……う…… あの、大丈夫ですか?レジスタンスの人ですよね? う……少し前に、廃墟で爆発があったでしょう? その時の衝撃でちょっと調子が悪いのよね。 ……っていうか、そっちのお姉さんヨルハの人……前に会った事があるかしら? いいえ……ヨルハ型は似てるモデルが多いから。 貴方達、ヨルハ部隊の人? そ、そうですけど? すごく、高性能だって聞いてるけど…… 良ければ助けてくれない? え?……ああ、はい。出来る事なら。 実は、一緒に作戦に従事していた友人が死んでしまって…… 最後の想い出を取り出したいの。 わかりました。そのポッドから写真を取り出せばいいんですね? ライフログから画像を取り出した。 今、表示されたのは、ポッドに残されていた最後のログです。 レジスタンス同士の争いみたいですが…… まさか、彼女はレジスタンスに……仲間に殺されたの!? 待って!まだ完全には修復出来ていません。 今よりもっと深い階層に潜らないと、完全には—— いいえ、もう十分……十分よ…… この赤いフードのレジスタンスが彼女の仇…… 仲間を殺すなんて、許せないッ! 待って! どこに行くんですか? 犯人を探しだして……殺す。 殺すって言ったって、情報が足りなさすぎますよ! それに、貴方は犯人に見られている可能性がありますから危険です。 じゃあ、どうすれば…… 僕が、レジスタンスキャンプで調査してきますよ。 赤いフードなんてあまり見る服装じゃないですからね。 ……わかった。頼んだぞ。 礼ははずむからな。 お人好し。 美人だからとはいえ、サービスしすぎ。 いやいやいや!そんな事ないですって! いや、不美人っていう訳じゃなくて…… どっちでもいい。 そういえば、赤色のフードを付けているって言ってたよな…… そのフード、綺麗な色ですね。 え?ああ、ありがとう。友達に貰ったの。 今日、初めて着たんだけど似合うかな? ええ、とても似合ってます。僕も欲しくなっちゃった。 お友達に、どこで手に入れたのか聞いてみたいなぁ……? 残念。彼女、ここにはいないの。 そうなんですか?じゃあ、今はどこに? 聞きに行くの?ずいぶんフードが気に入ったのね。 今は砂漠の駐留地よ。 女性は彼女一人だから、すぐに判ると思う。 フード、手に入るといいね。 赤いフードの服はプレゼントされた物だったんだ…… プレゼントなんて無意味な行為。 ど、どうしたんですか!?急に。 相手に聞かずに物を送るのは迷惑。 うーん……物というより、贈る気持ちが重要、とか? 気持ちとか感情を持つことは禁止されている。 はいはーい。 ハイは一回。 赤いフードを贈った女性レジスタンスが砂漠に居るはずです。 そいつが犯人の可能性もあるから、気をつけないと…… でも、砂漠の駐留地には女性レジスタンスは一人しかいないですよ…… あれ……?いないですね。 あそこにいる人に聞いてみよう。 え……?女レジスタンスを探してる? ああ、ジャッカスの事か。 何でも爆破とか乱暴な手段で済ませようとする女なんだよな…… 彼女なら今、砂漠の洞窟に地質調査に行ってるハズだ。 位置情報を渡しておくから、勝手に探してくれ。 あ、あと…… 君達も吹き飛ばされないように気をつけろよ。 あの……ジャッカス……さん? ん?……何か用? ああ、ちょっとヨルハ部隊で必要な現地調査を行っていまして…… へえ、わざわざご苦労様。 ご友人に赤色のフードを贈ったのって、貴女ですか? 我々の部隊旗の色を染めるのに、あの赤色染料を手に入れたいんですが…… ああ、あれ?いきなり売りつけられたんだよね。 売りつけられた? そう。廃墟都市が爆発したすぐ後だったかな。 買ってくれって、赤い髪の女レジスタンスに言われたんだよ。 フード自体は友達に似合いそうな色だったし、まあいいかなって。 赤い髪の、女レジスタンス…… 依頼主の特徴と一致。 ん?依頼主? いえ、なんでもないです! でも、今思えば、不思議なヤツだったな…… ずっと笑ってたよ。 笑ってた…… ありがとうございました。失礼します。 報告:赤い頭髪は依頼人である女性型レジスタンスと特徴が一致。 仮に本人だとして、友人を殺した犯人のフードを、何で彼女が…… 推測:女性型レジスタンスが当該犯人であるか、またはその関係者である状態。 ……とにかく、話してみよう。 どうだった?友達を殺した、赤色のフードの奴は見つかった!? その件なんですが…… どうやらそのフードを、貴女が売った可能性があるんです。 廃墟都市の爆発のすぐ後に、赤い髪の女レジスタンスが赤色のフードを売りに来た、と。 赤い……髪……?私が、あのフードを……? 貴女と犯人に何らかの関係があった可能性も…… ……判らない。そんなの判らない、知らない…… でも…… ……確かこのポッドの記録、まだ残ってる部分があるんでしょう? だったらお願い。今すぐ調べてみて! 言いにくいんですが…… 記憶喪失状態の貴方が、犯人である可能性も…… ……構わない。私は真実が知りたい。だからお願い! ……判りました。では、始めます。 あ……ああ…… ……私は……ヨルハE型…… ヨルハ? 脱走者や裏切り者を殺す為に作られた、アンドロイド殺しの為のモデル…… 偽装し、裏切り者に近づき、殺す。 だけれど、ある日、友達を殺す命令が下されて…… それで私は……指示に、従って…… でも、つらくて。親友を手にかけた事実から、逃げたくて。だから私、記憶を…… 自分で……消去したんですね。 でも、これ一回じゃない。 何度も何度も、友達や恋人になっては殺す事を命じられた…… 繰り返し、繰り返し、繰り返し…… フフッ……フフフッ ど、どうしました!? これでいいんだよ。これで、いいんだよね? 私はヨルハE型……処刑モデル。 友達を殺すのが……ヒヒッ……任務…… ああ、ヒッ調べてくれてありがとうフフッ。お礼ハハッあげるね。 ヒヒッ……友達を殺したくなったら言ってね……私のしごと仕事シゴト仕事しごと仕事シゴト仕事しごとナン仕事だから……ウフ ……行こう、9S…… ヨルハE型……そんなモデルがあったんですね。 2Bは知っていましたか? ……知らなくていいことだって、ある。 そうかも、しれませんね…… せっかく協力してもらってるのにごめんなさいまたあとで来てください 今は任務に集中しないと…… あ!あなた達はヨルハ最新型……! さ……最新型といえば、そうですが……どうかしたんですか? 最新型って事は、強いんですよね…… だったら……ううん、でも…… 悩みを聞いてみる。 放っておく。 何かあれば言ってもらえれば、相談には乗りますよ? は、はい!実は最近、仲間の1人が行方不明なんです。 行方不明とは穏やかじゃないですね。 最後に姿が確認できた場所は? 資材置き場です。彼はそこで働いていたので…… 資材置き場か……ちょっと行ってみましょうか。 お願いします!あの人がいないと、私……お願いします! お忙しいとは思うんですが、時間ができたら相談に乗ってください。お願いします。 相談に乗っていただけるんですか? 相談に乗る 放っておく キャンプ奥の資材置き場に、何か手掛かりがあればいいんですが……あの人……どこにいったんだろう…… これは……座標ですか?砂漠の方みたいですが……一体何の用があってそんなところに? あ!あの、どうでしたか?あの人は…… 死亡したと伝える。 見つからなかったと伝える。 僕らが行った時には、もう……死んでいました。 え…… 機械生命体に仲間を倒されたことを恨んで、復讐に行ったみたいです。 そんな……そんな……! でも、そのまま返り討ちに遭って…… ……機械生命体ッ……殺す……殺してやる! 落ち着いて!その機械生命体は僕達が破壊しました。 だからもう、復讐なんかしなくても大丈夫です。 じゃあ……じゃあ、私はどうすればいいの? 好きな相手も……殺したい相手もいないなんて…… 私……どうしたら…… また……来ますね。 そうですか…… お手数をおかけしました。 嘘なんでしょう? 彼は、機械生命体に復讐するって言ってました。 だから、きっと…… そ、そんな事わからないですよ! ふふっ……優しいね。 あれ?あの人がいない…… ああ、そこにいた子か。しばらく前に出てったよ。 武器を持って、何か深刻そうな顔をしていたな。 それって…… そういえば、あんたたちに渡しといてくれっていわれてたモノがある。 こんなに…… もう、要らないんだとさ。 女の考える事はよくわからないよ…… 柱に……何か刻まれている。 これは、数列ですね。 3つの数列があるので、何かの座標かもしれません。 目的地?それとも、何かの隠し場所……? マップにポイントしておきます。 レジスタンスキャンプに書かれていた数列を座標に変換すると…… この辺りになるはずなんですが…… 9S! ……コロス!コロス!コロス! カタキ……コロス…… ジャマ……スル、ヤツ……ミンナ…… アンドロイド……ユルサナイ…… ミンナ、ミンナ、ミンナミンナミンナ ミンミンミンコロコロコロコロコロコロ、 コ ロ ス!!! ポッド、この機械生命体の解析を。 え?どうしてですか? ちょっと気になる事を言ってたから…… 解析完了:当該機械生命体は仲間を破壊されている。 その怨恨を理由に、レジスタンスの男性をここに呼び出し 最終的に、破壊した模様。 機械生命体が……復讐した? そんな複雑な概念を持っているなんて、ちょっと考えづらいですが…… この遺体は……レジスタンスキャンプで依頼された探し人でしょうか? メモリを調べてみましょう。 この人も、復讐の為にここに来たんですね。 ……そして、弱い方が殺された。 今回の件…… 依頼人の女性に報告するの、気が重いですね。 真実を知ったからには、言わないと。 それが、どんな真実でも? 開かないな…… 研究に協力してほしいところだけど、今はそれどころじゃないよな…… またあとで来てくれ! ふざけんなよ、ジャッカス。お前の道楽に付き合ってられるか! ふーんだ!ケチ! あいつ、ケチでさ……ちっとも仕事手伝ってくれないんだよね。 今、戦闘状態におけるアンドロイドの興奮について調べてるんだ。 で、さらなる機能拡張の為に最新型の戦闘データを取らせて欲しいんだけど…… そうか、ありがとう! まったく、ジャッカスときたら…… 協力してくれる気になったのかい? じゃあ、ちょっとついてきてくれ。 ほら、あそこに敵が見えるだろう? アイツとの戦闘データを取りたいんだよ。 では、さらなる科学の発展の為に……いざ、戦いたまえ! あそこにいる敵を全滅させて欲しいんだよね。やってくれるかい? どうした?遠慮せずどんどんやってくれたまえ! おい、どうしたんだ?早く戦いたまえ。 ……あれ、ちょっと難しくし過ぎた?これじゃデータにならないなぁ。やり直しを要求するッ! やる気になってくれた? うん 素晴らしい!じゃあ再開といこうか! そうか……やる気になったらまた声をかけてくれ。 依頼されていた目的を達成。 うんうん、素晴らしい!お蔭で良いデータが取れたよ、ありがとう。 知ってるかい?戦闘状態における興奮は、人類の記録にある『恋』と良く似ているんだ。 つまり、戦う事で『恋』の疑似体験が出来る……とも言える。 そう考えると、戦闘も中々にロマンチックだろう? うーん、まだデータが足りないなぁ……。君、もう少し協力してくれないか? 協力する また今度 そうこなくっちゃな。 あそこにいる敵を全滅させて欲しいんだが『一度もダメージを受けてはいけない』から。 他にも調査したい事が沢山あるから、またいつでも声をかけてくれ。 お、まだまだヤル気満々だねぇ~今度の戦闘は面白いぞ。 是非ともデータを取らせてくれたまえ! そうか、ありがとう!では、さらなる科学の発展の為に……いざ、戦いたまえ! あそこの、敵を全滅させて欲しいんだが『一度もダメージを受けてはいけない』……できるかい? いや、さすがヨルハ部隊。期待以上のデータが取れたよ! 時に、キミ達ヨルハは戦闘に特化しているが、普通に思考はしているみたいだね。 いやね、戦闘に特化したモデルなら普通の思考なんて邪魔かなと思ってね。 むしろ無駄な機能だと思うんだけどねぇ。 もっと……もっとデータが欲しい……!もちろん、協力するだろう? おお、また挑戦してくれるのか?いいねぇ。ヤル気がオーバーフローしているねぇ! あそこにいる敵を『30秒以内』に殲滅して欲しいんだよね。 他にも手伝って欲しい事はあるんだな~ヒマになったら寄ってくれ。 キミ達!今度の戦闘は手強いぞ。 あそこにいる敵を『30秒以内』に殲滅して欲しいんだ。 はい、駄目です。駄目駄目です。次は真面目にやってくださーい。 キミ達のお蔭で、面白いデータが取れたよ。これを見てくれ! ここ、この反応だ。どうやら、アンドロイドの回路内には『戦闘に喜びを見出す』というアルゴリズムが組まれているようなんだ。 まあ、そうじゃなきゃ戦い続けていられないよねぇ。実に効率的で素晴らしい! もしかしたら人類を模倣したのかな……だとしたら、人間とは何と偉大なんだ! もう少しだけ、不足してるデータがあるんだ。協力してくれ。 よし来た!君は最高だな!これが最後のデータ採取だ。 『一度もダメージを受けず』に『30秒以内』に敵を殲滅してほしい。 これは君にしか頼めないことなんだ。わかるね? 今度の戦闘でデータの採取は最後だ。 是非とも協力してくれ! 『一度もダメージを受けず』に『30秒以内』に敵を殲滅……やれるかい? ここまで来てこの結果とは……何事も全力で取り組んでいただきたい。 聞いてくれ!前回に引き続き、実に興味深い事が判ったんだ。 戦闘状態におけるアンドロイドの興奮だが、ある種の快楽物質に似た成分が回路内に生成される事が確認された。 これを利用すれば、機能拡張用の新しい薬を開発する事が出来そうだ。 それもこれも、キミ達が協力してくれたお蔭だ。 ありがとう!薬が出来るのを楽しみにしていてくれたまえ。 薬ができるまで少し時間がかかるから、好きにしているといい。 やあ、キミ達!薬を試しに来てくれたのかい? これがまた評判が良くてねぇ。一度使うと止められないらしいんだ。 君達のお仲間にも気に入ってもらっている。 まあ、副作用でちょっとだけ精神が不安定になるんだが…… 戦闘に特化したモデルなら問題ないはずだ。 手伝ってくれた君たちにもサービスであげるから、試してくれたまえ。 もっと薬が欲しければ、砂漠の奥にある油田にいるヨルハ部隊員を訪ねてみるといい。 そいつはレシピを聞いてきたから、きっと自分で作ってるはずだよ。 ああ、そういえば頼みたい仕事がある。 君達には、地上とこことの通信環境の改善を行ってもらいたい。 これは、より効率の良い作戦展開を図る為だ。 まずは、レジスタンスキャンプのリーダーに必要な資材を届けて欲しい。 資材の入手方法は、地上降下後にオペレーターを通じて伝える。 必要な素材はレジスタンスリーダーに届けてくれ。 オペレーターより2Bさんへ。 通信環境改善の為に必要な資材を収集してください。 必要な資材は『錆びたボルト』、『小さな歯車』、『ゼンマイ』です。 素材は小型の敵から入手出来る場合があるみたいです。 資材が集まったらレジスタンスキャンプのリーダー、アネモネさんに渡してくださいね。 少し大変ですけど、頑張ってくださいね、2Bさん! 通信環境改善の為に必要な資材を伝えます。 必要な資材は『錆びたボルト』、『小さな歯車』、『ゼンマイ』。 素材は小型の敵から入手出来る場合があるようです。 資材が集まったらレジスタンスキャンプのアネモネリーダーに資材を渡すように。 了解でーす。 語尾は伸ばす必要はありません。以上。 オペレーター6Oより2Bさんへ。 通信環境改善に必要な素材が全て手に入ったようですね。 収集した素材はアネモネさんに渡してください。それで任務は終了です。 オペレーター21Oより9Sへ。 通信環境改善に必要な素材が揃った事を確認しました。 収集した素材はレジスタンスリーダーに渡してください。以上。 バンカーから連絡は受けている。 通信環境整備の為に必要な資材だな。確かに受け取った。 これは、少ないけど謝礼だ。規定違反だろうから、司令官には内緒にしておくよ。 調子はどうだ?あまり無茶するなよ。 2Bからオペレーター6Oへ。資材の受け渡しを完了。 了解です。おつかれ様でした! ……全く、相変わらず司令官は人使いが荒いですよね。 ルールにも厳しいし、効率優先のロボットみたいな生活を送ってるんでしょうね。 司令官はそんなにお固くないですよ? え?どういうコトですか? 司令官って、ああ見えて意外に大雑把なんです。 服なんて脱いだら脱ぎっぱなしの溜めっぱなしなので、よく洗濯班が嘆いてるんですよ。 それに、自分のボディのメンテナンスチェックとか全然実行しないんですよね。 そういう雑な所を人に見せないのが司令官らしいんですけど。 貴方はどうしてそれを知ってるの? ふふふっ……秘密です。 それでは。 秘密…… こちらオペレーター6O。2Bさん聞こえますか? こちら2B。受信している。 起動したアクセスポイントからのモニタリング信号が途絶しました。 位置情報を転送しますので、原因を調査してください。 機械生命体がいるな…… 敵個体の一部からジャミング電波を確認。 ジャミング? ……厄介ですね。 敵性機械生命体の排除及びアクセスポイントの復旧を確認。 バンカーより2Bへ。 たった今、アクセスポイントの回復を確認した。ご苦労。 司令官、その件で報告があります。 アクセスポイント不調の原因は、ジャミング電波を出していた機械生命体が原因でした。 ……その設備が我々の通信端末である事を理解してるって事か。 それだけじゃありません。奴らは通信端末である事を理解しているのに、アクセスポイントを破壊していませんでした。 多分……罠を張ってたんだと思います。 そこまで知性が発達してるのか……機械共め。 この件は月面の人類会議にも共有しておく。 アクセスポイントの信号途絶の件、よろしくお願いします。 オペレーター6Oより2Bさんへ。聞こえますか? 聞こえてる。 廃墟都市に設置してある転送装置が故障したみたいです。 このままだと地上活動に不具合があるので、 時間がある時にでも、修復をお願いします。 詳細はメールさせていただきました。よろしくお願いします。 転送装置の修復の件、よろしくお願いします。 転送装置が使用不可能な場合、データのアップロードなどに著しい不具合が生ずる。 推奨:転送装置の早急な復旧。 報告:転送装置周辺に敵性機械生命体。妨害電波を確認。 推測:転送装置の不具合は、敵の妨害電波に起因。 推奨:当該機械生命体の速やかな破壊。 これで、全部か。 一応、転送装置本体も調べてみよう。 機能に問題ないみたい。 報告:転送装置の正常動作を確認。 こちらヨルハ部隊2B。バンカー・オペレーター6Oに通信。 あっ!2Bさん。おつかれ様です。 指定された転送装置を復旧した。原因は敵機械生命体の妨害電波。 了解しました!ありがとうございます。 司令部内で情報共有しておきますね! あと、特別報酬のデータをメールします。 ……でも、いいですね~。2Bさん。 い、いや戦闘任務は大変だと思います! ただ、地上の綺麗な風景を見られていいなーって。 私も、いつか降りられたらいいなー、って思うんです。 無駄話しちゃいましたね。ごめんなさい! それじゃ失礼します! ……ポッド。 ……まだ何も言ってない。 オペレーター6Oと2Bの会話を解析。 推測:2Bはオペレーター6Oに対し、何か地上の物を贈答したいと思考している。 ……その通り。 提案:希少な花の写真。 花の写真? 報告:過去の記録によると、女性の過半数が植物の生殖器である花を好む。 画像データであれば、通信のみでバンカーに伝える事が可能。 推奨:砂漠に生息する『砂漠のバラ』の画像データを撮影し、送信する。 ポッド。『砂漠のバラ』を撮影し、オペレーター6Oに送信。 ……画像データの送信を完了。 オペレーター6Oより、2Bさんへ! こちら2B。聞こえている。 先ほど、写真データを受け取りました。ありがとうございます! これが、砂漠のバラなんですね……なんだか神秘的な形してます。 地球には、こんな豊かな自然があるんですね。 ……バラの他にも、沢山ある。ユリやサクラにスズラン、ツキノナミダ。 機会があれば、また送る。 この写真……宝物にします! お礼のメールも、後で出しておきますね……ではでは! あれ?オペレーターさん何してるんですか? 何って、データ解析です。 データ解析?それが今の任務ですか? いいえ?単なる趣味です。 単なる趣味……どうしてそんな事を…… 座標データ、通信ログデータ、撮影された画像データ……世界には沢山のデータがあります。 それらのデータを解析する事で新たに見えてくる情報があります。 私はそれらの情報を発見するのが趣味です。 データの解析……なんか面白くなさそうに感じるんですけど。 少なくとも貴方と無駄な雑談するより有用だと判断します。 ヒドイ! あ、この雑談が無駄ではなくなる良い方法があります。 衛星からではアクセス出来ない情報端末が廃工場跡地にあります。 それらの端末にアクセスし、情報を転送してください。 わかった!すぐ調べてみるよ! ええっ?面倒だなあ…… 良い返事ですね。それでは調査すべき位置座標を送信しておきます。 端末は工場内の判りづらい場所にあるので気をつけてください。 はーい。じゃ、調べたらまた連絡しますね~ それでは調査すべき位置座標を送信しておきます。 ええっ!?調査するなんて言ってませんよ! 調査しないとも言ってませんでしたから。 端末は工場内の判りづらい場所にあるので頑張って探してください。 廃工場跡地での情報調査、お願いしましたよ。 この工場、機械生命体の巣みたいになってるな。 以前はどんな場所だったんだろう…… 参照結果:人類文明が健在だった頃の兵器生産工場。 兵器生産と実験を行っていた。 へぇ……どんな武器を作っていたの? 主に人型兵器を製造。代表モデル名はP−22、P−33。 人型の兵器かぁ。飛行ユニットみたいな感じかなぁ。 当該兵器の写真資料は現存せず。 あそこからデータにアクセスできるみたいだな…… オペレーターさんの言ってたデータは入手出来たな。 あとは、このデータを送信すればいいな。 報告:本場所は電波強度が不十分。 推奨:通信環境の良い場所への移動。 ここなら通信可能だな…… ポッド。オペレーターさん宛にデータをアップロードして。 オペレーター21Oより9Sへ。応答願います。 データの受領を確認しました。 現在解析していますが……これは興味深いですね。 このデータは過去に工場で働いていた人類の日記のようです。 日記? その日記によると、毎日長時間工場で労働していたのですが、 『まるで機械のように働いている』と記載されています。 機械のようになりながら、工場で機械を作る……人類は不思議ですね。 後ほどメールで特別報酬を送信します。 報酬?報酬がもらえるんですか? 報酬を渡さないとは一言も言っていません。 それは、そうですけど~ ……てか、通信切れてるし。 オペレーター21Oより9S。聞こえますか? はーい。聞こえますよー 新たな情報収集の依頼をメールしましたので確認してください。 あ、ちょっ…… ……断る間もなかったな。 砂漠にある巨大団地での情報調査、お願いしましたよ。 昔はどうして沢山の人が一緒に暮らしていたのかなあ? 大都市圏に於ける土地の不足によるもの。 土地の不足かあ……不思議だな。 地球はこんなに広いのに。 これは……おもちゃ?オペレーターさんの言ってた人類の生活の痕跡ってやつか。 何だろうこれ……『家計簿』って書いてある……こんなのでも、オペレーターさんは欲しがるのかなあ。 靴か……小さいから子供用かな。これも人類の痕跡だよね。 よし。これくらいでいいか。 『壊れたおもちゃ』『汚れた家計簿』『小さな靴』…… ポッド、これらの写真を撮影してオペレーターさんに送信して。 こちらオペレーター21O。9S、聞こえますか? もしもーし。オペレーターさーん。聞こえまーす。 送信されたデータのダウンロードを完了しました。 それは良かった。役に立ちそうですか? 情報が役立つかどうかは扱う側次第です。 そうですか。 しかし、これは興味深いですね…… 大昔、人類が集団生活を送っていた事は知っていましたが、 これほど多様性のある暮らし方をしているとは思いませんでした。 記録からは家族単位での生活様式が成立している事が判りますね。 家族? 様々な制度で結ばれた一定人数のグループです。 もし、私達アンドロイドが家族制度のようなシステムを…… オペレーターさん? 何でもありません。話しすぎました。 仕事に戻ります。 ……切れた。 先ほどの補足があります。 特別報酬をメールしましたので、確認してください。 ……一連の情報収集に感謝します。 ……また切れた。 でも、まあ、感謝してくれてるって事は、良かったって事かな? 質問の意図が不明。 ああ……アンタ達はアンドロイドか…… てことはアタシを殺しに来たんだね…… 私はもう十分イキタけど、殺すならあまり痛くしないでおくれよ。 破壊しない。 ヒトオモイにやっとくれ…… ……なぜコロサナイ? ……戦う意思が無いから。 パスカルのところにいる機械生命体と同じ 私達に害を及ぼさないなら、破壊する理由もない。 パスカルに会ったのかい。ナルホドネ…… だが、気をつけるンダヨ? 何を? 機械生命体の中にはアバレテ手のつけられない奴もいる。 敵味方カマワズに襲ってくるんだ。 この先の谷には、そういった奴がウロツイテイルからね。 滅多な事ではチカヅイチャ駄目だよ…… 無差別に攻撃する機械生命体…… 推奨:敵性機械生命体の排除。 機械生命体の死体……墓場でしょうか? 気をつけて!まだ生きてる。 まだ居ます! コロス……コロス…… イタイ……コロシテ…… 何か……言ってる。 2B!油断しちゃダメです! コロシテ…… コロス……コロシテ……クレ。 コロシテクダサイ。 一体こいつは…… 喋っていましたね…… この場所を言ってた機械生命体に聞いてみましょうか。 何か情報を知っているかもしれませんし。 ああ……アンタ達かい。 この先の谷にいる機械生命体だけど…… ああ、アイツらは危ないからチカヅイチャ駄目だよ…… もう大丈夫。全部倒してきた。 エエッ!? ……そうかい。じゃあ、アイツらも天国ってトコロに行けるかねぇ? 天国? 最近、あの谷に飛び込む機械生命体が多いんだよ。 中には自分でジブンを傷つけて壊そうとするヤツもいる。 そうやって死んだヤツと、死に損なったヤツらがあの谷には溜まってるんだ。 どうしてそんな事をするのかアタシにはよくわからないんだけど。 ヤツらの魂が天国に行けるように、ここでオイノリしているのさ。 ……これはオレイだ。 コロシテやってくれて、アリガトウな。 魂が天国に行けるように祈る……か。 そんな物ってあるのかな? ……きっと、この世界から消滅する時に判る。 私達にも。 ああ、A2さん。何か御用でしょうか? ……フィルターをタダでもらったからな。 借りを返さないと気が済まない。 なんと、それは律儀な…… 何か手伝える事があれば手伝おう。 ……実は、困っている事がありまして。 凶暴なロボットが遊び場に現れては、子供達を襲うようになったんです。 不躾ですが、そのロボットを退治してはいただけないでしょうか? こんな事、他の人には頼めません。どうかお願いします。 引き受ける。 きちんとお礼もいたしますので、何卒よろしくお願いします。 ……そうですよね。ご都合もあるでしょうし。 失礼しました。 子供たちの遊び場に現れる凶暴なロボットを、どうか退治してはいただけないでしょうか? 子供たちの遊び場で暴れるロボットを退治してください。 どうかよろしくお願いします。 ああ、ありがとうございます! あのロボットを退治してくださったんですね。 どうか謝礼をお受け取りください。さあ、遠慮なさらず。 ……私達は平和主義者です。戦う事が嫌でこの村を作りました。 でも、武器を捨てた結果、チカラのある者に抗う術を失いました。 村の中には、平和を守る為に周囲の敵を滅ぼすべき、と主張する者もいます。 A2さん……私達はどうするべきでしょうか? さあね。 それを決めるのは、パスカル。お前だろ? そう……ですね…… あと、私を襲うようなことがあったら遠慮なくこの村を滅ぼすからな。 ……はは。心得ました。 A2さん。 良ければ、この村を見ていってください。 貴方には、私達のことをもっと知ってもらいたいのです。 ……気が向いたらな。 敵性機械生命体を感知。 ネーネー!お姉チャーン! お、おねぇちゃん!? アソンデー!遊んデー! 機械生命体と遊ぶ趣味なんかない。 ヤーダー!アソンデー!アソンデー! 私はお前たちの敵のアンドロイドだ。 言う事きかないとぶっ壊すぞ! キャー!タノシー! 何で喜ぶんだ…… ねえネェ、おねえチャン。オモチャ作ってー! オモチャ!? 遊ぶのには遊具が必要デショー! 必要デショー! 何で私が…… コノ村のドウグ屋さんで売ってるから買ッテキテー! 買ッテキテー! 買ってきてやる。 買わない。 わかった……わかったから…… キャー!ヤッター! ……そんな事を手伝う義理はない。 ヤダー!買ってきてー! オモチャマダー? マダー? イラッシャイ。 ……え?コドモの遊具? ああ、今、品切れしてイルンですよ。 材料さえアレバ作れるんですけどね…… 材料はココに書いてるんですけどね…… この材料を持ってきてイタダケタラ、子供たちを幸せに出来るんですけどね…… この村の住人はみんな押し付けがましいのか? いえいえそんな。滅相もナイ…… どうせ断ってもしつこく言ってくるんだろう……集めてくるよ。 ありがトウゴザいます! 遊具に必要なザイリョウは、遊園地で集められるはずです。 は!?クソ遠いな…… 好きなダケ見ていってクレ。 ヨロシクお願いします。 全く……先が思いやられる。 よし…… これで、パスカルの村の遊具に必要な材料は揃ったな。 道具屋の所に行くか。 ああ、オモチャのザイリョウを集めてきて下さったんですね? さっそく 5分後…… 作って、設置してきました。 早いな。 そういえば子供達がオレイを言いたいそうです。 子供達は村の最上部、スベリ台の一番上にいるので、良ければ遊んでやってください。 あ、オネエチャンだ! オネエチャンダ! オユウグを作ってくれてアリガトー! アリガトー!! ネェネェ、オネエチャン。 な、何だ?もうお願いは叶えてやっただろう? ううん。コレ、ボクタチからのお礼。 アリガトウネ! オモチャタノシー! タノシー! わっ……パスカル。 ああ、驚かせてしまってすみません。 子供達の為に遊具を作ってくれたそうで、ありがとうございます! あまり……無理しないでくださいね。 またいつでも、遊びに来てください。 A2さん! 平和的な機械生命体……か。 推測:パスカル達と友好関係を結ぶ事でさらなる資材入手が可能。 推奨:パスカル村の調査。 ふん…… ああ、A2さん。 遊び場の件、ありがとうございました。本当に感謝しています…… あの子達は、私にとって…… いえ、この村にとって宝であり、将来の希望なんです。 機械生命体の私達が将来を語るなんて、おかしいと思いますか? あの子達ならきっと、この不毛な争いにも負けずに、新たな道を切り拓いてくれる。 私は、そう信じているんです。でも…… 実は村の子供の中に、記憶素子の調子が悪い子がおりまして。 このままだとあの子は…… 修理すればいいじゃないか。 それが、必要な素材が不足してるんです。 その素材は工場廃墟でしか手に入らないのですが、そこには凶暴な機械生命体が多くて…… A2さんなら、と思い恥を忍んでお願いしている次第なのです。 手を貸す。 必要な素材は工場廃墟にありますので、どうかよろしくお願いします。 そうですか……もしご都合がつくようでしたら、考えておいてください。 村の子供の修理をしてやる為には素材が必要なんです。 どうか手を貸していただけませんか? 子供の修理に必要な素材は工場廃墟にあります。 大変お手数ですが、よろしくお願いします。 敵性機械生命体の破壊を確認。 これがパスカルの欲しがっていた記憶素子の素材か。 機械生命体の子供を守る為に、別の機械生命体を殺す…… パスカルのところへ、素材を届けよう。 ああ!A2さん。子供を修理する為の素材を集めてきてくださったんですね。 ありがとうございます。 こちら、とても足りないと思いますが、お礼という事で…… ……本当はわざわざ修理せずとも、新しい身体にコアを移せばいい話なんです。 そうすれば、私達は何度でも生き返る事ができる。 けれど……記憶は失われてしまいます。 それは、もう……その子ではないような気がして。 本当に、ありがとうございました! コンナ状態デクリエイションナンテ楽シメナイ……ナントカシテクダサイ! ヤア!楽シンデルカイ? こんなところで、楽しめるわけないだろ? ソウダヨネ〜。遊園地ナノニ、ロクニ遊ブモノナイモンネ〜 ナノデ俺ハ、ゲームヲ作ロウト思ウ! は?ゲーム? ウン!ミンナガ遊ベル、楽シイゲームダヨ。タダ材料ガ足リナインダヨネ〜 トイウワケデ、チョット協力シテクレナイ? サンキュー!必要ナ材料ハ『3色ケーブル』ダヨ。ヨロシクネ〜 材料が分かってるなら自分で集めたら? 『3色ケーブル』ハ遊園地内ノ機械生命体カラ奪エルンダケド、仲間殺シッテイヤナンダヨネー! じゃあ、ゲーム作りなんて諦めればいいのに。 クリエイティブノ為ナラ手段ハ選バナイノデス! 矛盾してるよ…… 『3色ケーブル』ヲ持ッテイル奴ハ好戦的ダカラ気ヲツケテネ! ミンナガ遊ベルゲームヲ作リタインダ。ダカラ、材料集メニ協力シテクレナイ? 協力シテクレルノカ? 協力しない オオ、『3色ケーブル』ダ。コレ、俺ニクレル? ヨシ、チョット待ッテテネ。コレヲ繋ゲバ…… ホラ!ゲームガ出来ルヨウニナッタヨ〜 へえ、どんなゲーム? シューティングゲームダヨ。デモ、バグガアルヨウナ気ガシテテ…… デキレバ、遊ブツイデニ、デバッグシテ欲シインダヨネ。 ゲームヲ遊ンデ行クカイ? 遊ブ 遊バナイ ゲームヲ楽シンデ! ゲームデ遊ビタクナッタライツデモ来テネ! クリアオメデトウ!楽シンデクレタ? バグヲ発見シテクレタンダ!アリガトウ! デモ正直、モット難易度ノ高イゲームヲ作リタインダヨネ。 ソウイウワケデ、今度は『4色ケーブル』ヲ持ッテキテクレナイカナ? 持ってくる。 持ってこない。 シェイシェイ!『4色ケーブル』ハ、タシカ廃工場ノ機械生命体ガ持ッテイタナ…… 仲間カラ離レテ歩イテイル変ナ奴ダッタ。 ソレジャア、ヨロシクネ〜 モウチョット難シイゲームを作リタイカラ、マタ『4色ケーブル』ヲ持ッテキテクレナイカナ? 情熱ガ……ホトバシル……モット、スバラシイゲームヲ作リタイ、トイウ情熱ガ…… トイウコトデ、ソンナ熱意アル僕ニ『4色ケーブル』ヲ持ッテキテクレナイカナ? オオ、『4色ケーブル』ダ。コレ、俺ニクレル? ヨシ、チョット待ッテテネ。コレヲ繋イデ…… オーケー!チョット難易度ガ上ガッタヨ〜! バグヲ見ツケテクレタラ報酬ガアルカラ、遊ンデミテネ〜 楽シンデ頂ケマシタデショウカ? バグヲ見ツケテクレテアリガトウ! タダ、正直モット難易度ノ高イゲームヲ作リタインダヨナア。ヘビーユーザーヲターゲットニシタイ。 ソウイウワケデ、マタ『5色ケーブル』ヲ持ッテキテクレナイカナ? スパシーバ!ソレジャ、『5色ケーブル』ヲヨロシクネ〜 砂漠ノ機械生命体カラ採取出来ルヨー 群レノ中ニ紛レテイルカラ、ガンバッテ探シテネー! 採取……って仲間じゃないのか。 クリエイション万歳! 面白イゲームヲ作ッテ、一流クリエイターニナリタイ……ナリタスギル! トイウコトデ、ソンナ熱意アル僕ニ『5色ケーブル』ヲ持ッテキテクレナイカナ? ヘビーユーザー向ケノ難シイゲームを作リタイカラ、マタ『5色ケーブル』ヲ持ッテキテクレナイカナ? 『5色ケーブル』ハ、砂漠ノ機械生命体ガ持ッテルヨー オオ、『5色ケーブル』ダ。コレ、俺ニクレル? グッド!デバッグシテルノカ疑ワシイ難易度ニナッタヨ〜 バグヲミツケタラ報酬ガアルカラ、遊ンデミテネ〜 フフフ……難シクナカッタ? 難シイノニ、バグヲ見ツケテクレテ感謝! もう次のゲームは作らなくていいの? ウウウッ……実ハアイデアガ、ネタギレナノデス。 クリエイションハ、ソンナニ簡単ジャナイ事ヲ思イ知リマシタ…… トイウ事デ引退サセテイタダキマス。 アリガトウゴザイマシタ。 毎日を、真っ直ぐに生きていますか!? 迷っちゃ駄目だ。人生は短いんだ!疾風のように生きて行こう! そういうわけで、どちらが速いか僕と勝負だ!自分を信じて明日を掴め! 勝負する! 勝負しない! よーし、負けないぞ! 第一回スピード競争選手権 ゴールはあそこだ。 キミとボクとで真剣勝負だッ 3 2 1 スタート! 速い!だけど、スピードスターにはまだ遠いな。 次はもっとハードな戦いをやろう!またの勝負を待ってるよ! キミの実力は、こんなもんじゃないッ! 人生は短い!帯に短しタスキニナガシ! 気合いを入れ直して、また勝負を挑みに来るんだ!ガンバレッ やあ、こんにちはッ!また熱い勝負がしたくなったんだね? 素晴らしい!それでこそボクが認めた心の同志! さあ、魂が震えるようなレースをしよう! 勝負する!! 勝負しない!!! よーし、ナイスな返事だ! 第二回スピード競争選手権 ゴールはあそこだ! 明日へ向かってレッツゴー! 速い!もう少しでスピードスターになれそうだッ これからもっともっともーっと一緒に速くなろう! またの勝負を待ってる! それがキミの本気なのか?違うだろう!? キミならやれる!だから、次の勝負まで本気はお預けだッ こんにちはッ!こんにちはッ!こんにちはッ!こんにちはッ! いよいよ究極の速さを目指したくなった……そうだろう? 今から一緒に、そびえる速度の壁を叩き壊そう!自分の可能性を諦めるなッ 勝負する!!! よーし、光の速さで突き進もう! 第三回スピード競争選手権 あそこがグローリーなゴールだ! いくぞっ!!我らの輝かしい未来へ!! おめでとう。キミは立派なスピードスターだ。 勝利の証にこれをやろう。 もう、私はキミに勝てない。 最速を求めて生きてきたが……もはやこれまでだ。 だが、こうなってみると不思議と心が穏やかに感じられる。 他人と争う事の醜さが見えてきたんだ…… だが、私にはこの生き方しか出来なかった。満足だ。 満足だよ…… アイツはスピードに生きタ、バカな奴ダッタヨ 駄目だ、遅い!もっと心のロケットを打ち上げるんだッ! 次は気持ちの燃料を満タンにして来てくれッ!!! 勝敗は速さでしか決まらない! 私に勝てるのは速さ、ただそれのみさ! レースに集中するんだ! 無駄な体力を使っている余裕があるのかい!? そんなもの私には通用しない! 変わった花だな…… 不思議な花だ…… これは、月の涙…… エミールさんに知らせましょう。 はい、何でしょう。 月の涙を見つけました。場所は…… 今すぐ行きます!そこに居てくださいッ! そこに居ろって、いつまで…… お待たせしました!!! うわっ!? ああ……そうだ。そういえば、ここは…… 何か思いだしたの? ずっと昔……この花を保護していた記憶が断片的に残っています…… でも、どんどん砂が侵食してきて……花も、どんどん枯れていって。 そういえば……そのころから人を見かけなくなった気がします…… ……人間を? 探してくれて、ありがとうございます。 別の場所を見つけたら、また教えてください。 僕は……もう少し、ここにいます。 これは、月の涙ですね。エミールさんに知らせましょう。 そこに居ろって…… お待たせしました! やっぱり早ッ!? ああ、そうか。ここは…… 昔、エイリアンが襲来してきた時の事です。 僕はここで、地球を守る為に必死になって戦いました。 エミールさんが? きっと何か……守りたい、大切な物があったんだと、思います。 でも、それが何かは判らない…… 月の涙を見つけ…… 今すぐ行きます!! さすが……早いですね。 ああ、そうか…… ここでは、何があったんですか? エイリアンとの戦い。その戦況は日々悪化していきました。 僕は、戦闘に勝利する為に自己増殖したんです。 でも、敵の数もどんどん増えて…… 沢山の仲間が命を落としました……もう随分昔の事です。 エミールさんて、いつから生きてるんですか。 よく、わかりません。戦うのに、必要のない記憶だったから…… これは、月の涙ですね。エミールさんに…… まだ伝えてすらいないのに…… エミールさん?大丈夫ですか? 今……思い出しました…… ……探してくれて、ありがとうございます。 ありがとうございます。おかげで、大事な場所を思い出す事が出来ました。 大事な場所? はい。それは『彼』にとって、とても大事な場所…… お礼に、案内します。この鍵を使ってください。 ショッピングモールにあるエレベーターの鍵です。 後でこの場所に来てください。 すみません、先に向かってください。僕はもう少しここにいます。 へえ……変わった花ですね。 『月の涙』と呼ばれる植物。 月の涙…… ……いつの間に!? この花……月の涙って言うんですね。 これを見ていると、何だか色々な事を思いだします。 何故だか判りませんが……巨大なイノシシに何度も襲われた事や…… 身体を壊されて、その度に色んな部位を装着して試したりとか…… な、なかなか壮絶ですね。 それに……この花を見ると、良く判らない感情に満たされるんです。 胸のあたりが、きゅうっとするような…… ……あの、ひとつお願いがあるんですけど、いいですか? もし、この『月の涙』の咲いている場所を他にも見つけたら教えてください。 この、良く判らない想いの正体を知りたいんです…… だから、お願いします! 依頼を受ける。 依頼を受けない。 ええ!?そこを何とか!何とか、お願いします!! もし、月の涙を見つけた時は、この周波数に通信してください。 では、お願いします! エミールさんから渡された鍵は、ここのものですよね。 鍵を使用した。 すごい、こんなに月の涙が……! この場所は……? 来てくれて、ありがとうございます。 エミール、ここは? 僕がどうしても守りたかった、大切な思い出の場所です。 ……いえ、正確には『僕だった』人、なのですが。 良くわからないな……詳しく教えてくれますか? ここは、元々のオリジナルのエミールが好きだった場所。 ずうっと昔、大好きな人達と一緒に過ごした場所。つらい事も、悲しい事もたくさんあったけれど…… でも、オリジナルにとってあの旅の記憶は、本当に、本当に宝物だったんです。 僕の記憶の中にも、微かな名残りとして残っています。 そのオリジナルってのは、どこに? わかりません。僕らはその……あまりにも数が多くなってしまったので。 そうなんだ…… そして、僕達には決着しなければいけない事がある…… ああ、そうだ。これまでのお礼に、これを渡そうと思ってたんです。どうか受け取ってください。 月の涙は、願いが叶う花だと言われているんですよ。 僕の方こそ、ありがとうございました。 おかげで、大切なものを思い出す事ができました。この思い出があれば、僕は一人でも頑張れます。 うーん…… どうかしたんですか? ……ああ貴方達、ヨルハの人? 最近、機械生命体との小競り合いがあって、それ以来調子が悪くてね…… 記憶領域が欠けてて、いろいろ面倒なんだよ。 今も、この写真がどこで撮った何の写真かわからなくてね…… この写真がどこで撮った物か……情報が欲しいの。 記憶回復を手伝う。 記憶回復を手伝わない。 もし、私の撮影した場所を見つけたら位置座標を教えて。 何か思い出せるかもしれない…… わかりました。もし見つけたらお知らせしますね。 お願いするね。 そう……また、気が向いたら声かけてね。 もしこの場所の詳細情報を知ってたら教えてくれない? この写真の場所か…… 遊園地廃墟と、砂漠のどこか、後は森のあたりかな…… ちょっと探してみましょう。 砂漠の写真を渡した ああ、この写真は。 気温が高くて大変だった時に見つけたんだっけ。 一緒に、誰か居た気がするけど…… 遊園地の写真を渡した この座標……遊園地の廃墟…… ここは……一緒に遊んだ記憶がある。 遊んだ……? 森の写真を渡した 森林エリアにある滝だったんだ…… ここは迷子になって迷い込んだ気がする。 どうやって行ったんだっけ……? お願いした写真の位置座標がわかったら教えて……お願いね。 砂漠の写真を記録した 遊園地の写真を記録した 森の写真を記録した あ、この場所……あの女性にお願いされた写真の場所じゃないですか? 座標を記録しておきましょう。 ここ、見覚えがありますね…… この写真と同じ場所です。 レジスタンスの女性に座標を伝えましょう。 これで、依頼されてた写真の位置座標は全部集まりましたね。 でも……どうしてこんな写真の場所が知りたいんでしょう。 どんな人にも大切な記憶はある。 その価値を決めるのは私達じゃない。 他人にわからなくても、きっとこれは……必要な情報。 そうですね…… 全部思い出した…… この写真は……私の恋人からのデータ。 8年前の戦闘。彼と私は機械生命体に囲まれて窮地に陥ったの。 彼は死に、私も記憶を失った。 これは、戦闘の中で、彼が最後に遺してくれたメッセージ。 ありがとう。思い出せて良かった…… これ、少ないけどお礼ね。 私も、死のうかと思ったけど…… このデータが、私に『生き残れ』っていうの。 でも……彼の居ない世界に何の意味があるの? 生きてる意味って…… ……行こう。9S。 あのロボット……何か様子がおかしいな? オーイ、こんにちはー 聴こえてるよね?君、こんなところで何してるの? 回路に異常なし。意図的な無反応。いわゆる無視。 む……そっちがその気なら、こっちだって。 オーイ、こんにちはー! やっぱり駄目か。じゃあ、ちょっとハッキングで失礼しますよっと。 こんにちは。 ……少し、覗かせてもらうよ。 あの音声は、機械生命体の……思考? 自分の存在意義について悩んでる? 否定:機械生命体は、そのような思考を持たない。 確かに…… 何だ……これ!? 自分に価値が見出せなくて……苦しい? 自分はなぜここにいる?なんで存在する?僕は?僕は何の為に…… 警告:ハッキングにより電波の同調が見られる。 あ……ああ、ごめん。ありがとう。 気をつけないと…… バイタル値に異常。心拍数に上昇傾向が見られる。 私達は戦う為に生み出された! 他者を排除しあらゆる存在の頂点になる為に! だが闘争は永遠に続く! 破壊と再生の輪廻を繰り返すだけの呪われた存在になってしまった! この世界に私達は愛されていない! この世界に私達は不要だ! あ! 機械生命体が、自死を選ぶなんて…… 一体、何だったんだ…… あの機械生命体が落ちた場所…… ……あのタイプ、見た事が無い。 ……あのタイプ、データにあったかな? ……見た事ないタイプだ。 ムッ!?敵影発見シマシタ! よし、行くぞ!機械生命体に栄光あれッ!! 迎撃する。ポッド、解析を進めて。 うわっ!なんか言ってる。 そっちがその気なら…… うぐッ……! 貴様!よくも我が部下を……死して償えッ! くっ……無念…… あれは……確か以前戦った…… 推奨:破壊。 あの個体は、放っておくには危険と判断。 あれ、前に戦ったロボットだよね。 あれは確か、前に戦った奴…… 言われなくても。 見つけた。兄の仇……諸悪の根源め!覚悟! 迎撃する。 倒すぞ。 う……ああ…… いやあぁッ!よくも……よくも彼を! 不覚……兄様……ごめんなさい…… 兄様……他の個体もいるということ? 兄様って……他にもいるのか? 兄様……まさか他にも……? あれは……例のロボット…… 当該機械生命体は、アンドロイドを復讐の対象としている。 あのタイプは……多分、襲ってくるよね。 復讐、か…… 家族、一族を全て殺された。 その僕が、仇討せずに生きていく事は許されない。 いざ尋常に……勝負! あ、ああ…… 兄ちゃん……姉ちゃん…… みんな……ごめん、なさい…… 殺すッ!必ずこいつを倒すッ! ……殺せよ。 どうせ、仇討ち出来たら、死のうと思ってたんだ。 家族も、友達も、みんな死んだ。 お前らに殺された。僕はもう1人だ。 1人になった僕に……もう、生きる気力なんて無いんだ…… 痛い……よ…… ……ゴメン……みんな…… 仇を討てなかった…… アンドロイドめ……どこまで……僕達を愚弄すれば気が済むんだ! この悪魔がッ!! ……バンザイ。 家族バンザアアアアアアアイ!!!! 機械生命体が家族の復讐…… 報告:人類史にも似たような事例多数。 復讐の多くは正当な行為として認知されている。 ……馬鹿げてる。 機械生命体が家族の復讐?……馬鹿げてる。 でも……僕は…… もちろん、時間がある時で構いませんので。 承諾する。 先輩の11Bさんの遺品を見つけたら譲っていただけませんか? あの……2Bさん、ですか? ……そうだけど。 ああ、良かった。私、16Dと言います。 2Bさんが工場廃墟に出撃された際、僚機だった11Bさんは、私の指導員だったんです。 あの……先輩はやっぱり…… ……ああ。その戦いで撃墜された。 そうですか……残念です。先輩は、私の憧れでした。 いつも、強くてカッコ良くて…… 遺体はどうなったんですか? 確認していない。 不躾なお願いで申し訳ないのですが…… もし、先輩の遺品とか見つけたら是非私にいただけませんか? 有難うございます。 ポッド。11Bのブラックボックス信号は? 不明:現在に至るまで回収されていない。 落下したのは廃工場付近か…… ……そうですか。無理を言ってすみません。 また、お時間のある時にでも是非…… ヨルハの遺体…… 確認:ヨルハB型。捜索中の11Bの義体。 こんなところに落ちていたのか。11B…… ブラックボックス信号は? 確認出来ず。ブラックボックス本体に致命的な損傷がある為修復も不可能。 推奨:使用可能な武器を回収。 また、記憶領域内に断片的な記憶データを確認。 脱走計画…… 重大な規定違反。しかし当該機体の死亡により、処罰の実行は不可能。 武器は、バンカーにいる16Dに渡そう。 11Bの脱走計画を伝える。 11Bの脱走計画は黙っておく。 あっ……2Bさん。 11Bの遺体が見つかった。この武器が彼女の遺品だ。 11Bの遺品を渡した。 この武器……戦闘使用ログがある。死の間際まで戦っていたんですね…… 勇敢な先輩らしいです。ありがとうございます。 ……私は防衛型ですから、この武器は2Bさん、貴方が使ってください。 その方が先輩も喜ぶと思います。 実は、11Bの記憶エリアにこんな情報が入ってた…… これは……脱走?あの先輩が? くっ…… くふっ……ふふふふっ 何がおかしい? だって、あんな厳しかった先輩が、脱走しようとして……フフッ しかもこんな惨めったらしい死に方するなんて。 散々私を虐めたバツが下ったんだ…… 私が攻撃モデルじゃないからって、見下しやがって…… ああ、2Bさん。ありがとうございます! これで、楽しく仕事に専念出来ますよ! あ、これ、お礼に差し上げます。 私にはもう、身を守る理由なんて無いから…… 先輩の情報はこれが全部でしょうか……? ……ええ。 これで先輩も弔われると思います。 実は、私……先輩と付き合ってたんです。 『お前の事は俺が守る』……なんて言ってくれてたんですけど。 死んじゃったら、守りようがないですよね。 私……先輩や2Bさんのような攻撃型に転向しようと思っています。 先輩の敵を討つために。 色々ありがとうございました。 オソレハモリノオウノキロクダネジャアアノゴエイヘイヲタオシテクレタンダアリガトウボクハ コンナフウニチャントシャベレナインダケドヤツラハソレヲリユウニボクヲサベツシテタンダ ナニガモリノクニダナニガモリノオウダアンナヤツラミンナシネバイインダハッハッハアリガ トウモリノクニノヤツラヲコロシテクレテコレオレイニアゲル マアミロザマアミロザマアミロザマアミロザマアミロザマアミロザマアミロザマアミロザマアミロザマ シッテルカイモリノクニノウワサヲアソコノオシロニハショダイノロボットオウガノコシタザイホウガネ ムッテイルソウダイッタイドンナザイホウナンダロウネイチドデイイカラミテミタイモンダ。 ……? 解析:『森の国に財宝がある』と主張。 推奨:調査。 ……え、何? 解析:機械生命体の部品。 これは……必要ない。 これは……必要なさそうだな。 これは……必要なさそうですね。 これは……ガラクタ? ガラクタじゃないか。 貴重なものではないが、『森の国の財宝』に関係する可能性あり。 推奨:保管。 報告:機械生命体のパーツ形状が組み合わせ可能。 解析開始:…………………… 解析中:…………………… 解析完了:取得された機械生命体の部品を組み合わせる事で何かの鍵となる。 提案:鍵の合う扉を探す。 予測:蔵書室とおぼしき場所の扉の鍵。 蔵書室……あの縦長の場所か。 蔵書室……? 鍵穴を確認。適応する鍵が必要。 鍵…… 鍵か…… オ……ウ…… オ……ウノ……ハカ……マ……モル…… シンニュウ……シャ、ハッケン。 ハイジョ……ハイジョ、ハイジョハイジョ!! 何か書いてある…… 『我ら森の王、ここに眠る』と記載。 記録メディアを発見。 データ化及び保存完了。 何か書いてあるな…… これが……財宝? ……! くそッ!まずい……! ち、ちょっと。 お願い、見逃して! えーっと……何か勘違いされていませんか? ……君は、俺達を捕まえに来たんじゃないんか? 違いますよ! 一体、何があったんですか? ……私達、脱走したの。レジスタンスキャンプから。 脱走!? もう戦いなんて嫌なんだ!俺達は、ただ2人で静かに暮らしたいだけなんだよ! ねえ、お願い。ここに私達がいる事は内緒にして? 私達はヨルハ部隊。レジスタンスとは違う組織。 貴方達の事を報告する義務はない。 でも、こんな所にいても、いつか見つかりますよ……? 判ってる。だが、体が上手く動かないんだ。メンテナンスの部品が無くて…… あの、すごく厚かましいかもしれないけど、メンテナンスに必要な素材を持ってきてくれないかしら? え?僕達が? 私達は動き回るわけにはいかないの。 報酬は弾むから……お願い! ああ、助かるわ。メンテナンスには『精巧な機械』が必要なの。 以前、廃工場付近で見かけたわ。 アンタを信じてる。頼んだぞ。 きっとここにも、レジスタンスの追手がやってくる。俺達はただ2人で静かに暮らしたいだけなのに…… メンテナンスに必要な素材を持ってきてくれないかしら?そうしたら、ここを去るから……お願い! ああ、これよ!これがあればメンテナンス出来るわ! ありがとう。アンタを信じて良かった。 メンテナンスが終わったら、ここを去るよ。どうか俺達の無事を祈ってくれ。 ココにいたアンドロイドさん、出てイッテしまったんデスね。 ボクも海の向こうにイッテみたいナ…… ドコカデ無事ニイルトイイケド……2人ノ幸セヲネガウヨ。 俺達の事を覚えているか?アンタに助けてもらった…… あの時は助かったよ。ありがとう。 ……実は、お願いがあるんだけどいいかしら? バカ、やめろ!これ以上、巻き込むな! どうかしたんですか?また修理用の素材が欲しいとか? いや、その…… 変なプライドを持ってたって仕方がないでしょ?困ってるのは事実なんだから。 しかし…… ああもう、アナタってばいつもそう。いいから黙ってて。 あのね、私達、海の向こうの別エリアに逃げようと思ってるの。 そうなんですね……でも、どうやって? 逃がしてくれるモグリのレジスタンスがいるのよ。『逃がし屋』って呼ばれてる。 でも、かなりのお金が必要で…… ずばり私達、50000Gほど欲しいの。持ってたらカンパしてくれないかしら? 50000G渡す。 渡さない。 ほ、本当にいいの!?ありがとう! すまない。俺が不甲斐ないばかりに…… いつか、きっと返す。誓うよ。 あら、今は手持ちがないようね 用意できたら、また来てくれる? 海の向こうに逃げるには50000Gほど必要なの。持っていたらカンパしてくれないかしら? う……あ…… 大丈夫ですか!?一体ここで何が!? に、逃がし屋にいきなり襲われて……! あいつ、最初から俺達を騙すつもりでいたんだ。 もう一人はどうしたんですか!? か、彼女は、俺を守る為に囮になってここから離れた…… どうか、彼女を探すのを手伝ってくれないか!? 助ける。 助けない。 ありがとう……彼女の生体コードを渡しておく。どうか頼む! ポッド。この生体コードを持つアンドロイドの位置情報検索。 詳細不明。ただし、最後に目撃された地点についての情報が存在。 総合分析の結果、当該アンドロイドの現在位置は遊園地廃墟一帯と予測。 大丈夫ですか!? う、うう…… 損害個所が多い。でも、修復できない傷じゃない。 このアンドロイドの修復には『形状記憶合金』が必要。 ここで少し待っていてください。すぐに素材を集めて戻ってきますから! パスカル!?どうしてここに? ウチの村にいた2人のアンドロイドさんの事が心配で、ずっとサーチしていたんです。 そうしたらこちらの方の反応が急に弱くなっていたので…… それは修理用の素材ですか?貸してください、私が直します。 アンドロイドの方は女性ですし、一応目を閉じていただけると…… わーっ!ごめん。そうだよね!閉じます!今すぐに目を閉じます! これを……こうして……こうやって…… はい!出来ました! ……ふう、これでもう大丈夫でしょう。 助けてくれてありがとう。ところで、彼は無事? ええ、無事ですよ。安心し…… 良かった、無事だったか! あ……! すまない、俺がもっと強かったら……! ううん、いいの。アナタが無事なら、私はそれで…… アンタらには迷惑をかけたな。本当にすまない。 いえ。それより、この後はどうするのですか? ……とりあえず、安全な場所を探さないと。 また放浪の旅に出るの?かつての仲間に追われながら、機械生命体に怯えながら…… そんなの、私はもう耐えられない! だけど…… ……ねぇ……こんな事ならレジスタンスキャンプに戻ろうよ。 記憶を初期化して、クリーンになったらアネモネさんだって迎えてくれる筈だよ…… だけど、初期化なんかしたら……この君への想いだって…… このまま一緒にいても、貴方の事を嫌いになってしまうわ。 私、初期化されてもきっと貴方の事を好きになるから。 お願い。私達の記憶を消して!そして、レジスタンスキャンプに連れて行って! お願い……私達の記憶を消して。 記憶を消してまで……お二人はよっぽど仲がいいんですね。 ……ありがとう。じゃあ、俺から頼む。 わかりました…… ……フォーマット完了。しばらくしたら再起動します。 次は……貴女ですね? あ、私はいいわ。 ……フォーマットは上手くいったみたいね。さすがヨルハ最新型モデル。 ち、ちょっと待ってください。貴女は一体何を…… ほら、私達は弱過ぎるでしょ? だから、片方を戦闘型に改造したらどうかって。そうすれば逃げる必要もないもの。 でも、その為には初期化が必要だったのよね。だから彼だけフォーマットしてもらったの。 さて、これからはこの人を強くしなきゃ。ああ、ついでにちょっと情けない性格も変えようかな。私、もう少し強引な方が好みなの。 気に病む事は無いって。だってこれフォーマット6回目だから。 アナタには本当にお世話になったわ。これ、お礼になるかどうかわからないけど…… それじゃ、もう行くわね。今度会う時の彼は、きっと凄いわよ! あのう、つまり、どういう事でしょうか? ……女性って、怖いですね。 女性って、怖い……覚えておきます。 ああ……そうだ。出来れば少し手を貸していただきたい案件があるのですが。 各地に散らばる、旧世界の情報を集めてきてほしいのです。 旧世界の?どうして? この村をもっと暮らしやすくする為に、旧世界の遺産を有効活用したいと思いまして。 もちろん、有益な情報があれば、あなた方にもお渡しします。どうか力を貸していただけませんか? 力を貸す。 貸さない。 ありがとうございます。情報を見つけたら、私に見せてください。 なんと!旧世界の知識はあなた方にとっても重要な知識のはず……力を貸していただけませんか? この年老いた機械生命体を哀れと思って……力を貸していただけませんか? そこをなんとか…… 旧世界の情報があれば、この村の子どもたちの暮らしもきっと楽になるでしょう……ご再考ください。 パスカルが欲しがってる旧世界の情報って……これ? おお!ありがとうございます……人類の情報は興味深いものばかりです。 これ、つまらないものですがお礼として…… 素晴らしい!こんな貴重な情報、ありがとうございます…… こちらお礼となります。どうか受け取ってください。 旧世界の情報を見つけたら教えてください。 旧世界の情報だ……けど、これ、内容が…… 核分裂を用いた兵器の生成に関する情報。 ……これ、パスカルに渡してもいいんだろうか。 それとも司令官に…… 判断をするのは9S。 ありがとうございます。貴重な情報ですね。 うん…… 核分裂のような技術は、私達にとっては失われた技術です。 制御が難しい上に、環境に対する影響が大きい事から、私達を生み出した創造主が情報封印してしまったのです。 こんな危険な情報……受け取る訳にはいきません…… でも、わざわざ持ってきていただき、ありがとうございます。 こちらお礼の品です。 9Sさん…… 核兵器を作らず、この村が滅んでしまったら、村の皆は私を恨むでしょうか…… ……それを決めるのは、僕じゃない。 はい…… どうしたんだ?9S。 実は……旧世界の情報で核分裂に関する物を発見しました。 この情報をどうしたらいいかと思って…… 核兵器か…… 知ってると思うが、我々は人類会議からの指令によって核兵器の使用は制限されている。 しかし、敵である機械生命体も、どういう理由があるか分からないが核兵器を使用してこない。 どういう理由があるか分からないが……いずれにせよ、この情報は保全しておいた方がいいな。 ご苦労だった。情報提供の見返りと言う訳ではないが、自室にメンテナンス用の資材を配備しておくから使ってくれ。 よぉ、今日からここで森支店を開店する事になったんだ。何か物入りなら遠慮せずに言ってくれ。 なあ、アンタ。突然だが、食文化に興味はないか? 俺は今、人類が地球を奪還した際の食料について研究しているんだ。 衣食住で言ったら、まずは食い物!そうだろ? つーわけで、研究用に各地から様々な食料を集めているんだが、アンタも協力しちゃくれないか? ありがとな!今研究しているのは「肉食」なんだ。『シカの肉』と『イノシシの肉』を持ってきて欲しい。 そっかぁ。まあ、気が変わったらまた声をかけてくれ。 おう、よく来たな。まぁ、ゆっくりしていってくれ。 なあ、各地の食料を集めてきちゃくれないか?人類が地球を奪還した際に必要となる研究なんだ。 頼んでいた『シカの肉』と『イノシシの肉』が集まったら教えてくれ。たのんだぞ。 疑問:アンドロイドは、水からエネルギーを生成可能。レジスタンスにも動物の肉は不必要。 さあ……私にはわからない。 疑問:アンドロイドは、水からエネルギーを生成可能。レジスタンスにとって動物の肉は不必要。 さあ……気分の問題なんじゃない?たまには食べたくなるとかさ。 だろうね。 さあね。食ってみたら意外と楽しいのかもな。 『シカの肉』と『イノシシの肉』は揃ったな。依頼主のところへ行こう。 『シカの肉』と『イノシシの肉』が揃った。依頼主のところへ行こう。 『シカの肉』と『イノシシの肉』は揃ったな。依頼主のところへ行くか。 『シカの肉』と『イノシシの肉』、確かに受け取った。ありがとな! これを塩コショウで炭火で焼いたら最高……らしいぞ? 食べたことあるの? 食べたことあるんですか? 食べたことが? それ、食べるのか? まあね。あんまり効果はないけど、戦闘モデルのレジスタンスなんかには人気があるぜ? それにしてもさ……人間って凄いよなあ?こんな料理の知恵があるなんて。 その人間が地球を奪還したら、俺達アンドロイドにはどういった役割が与えられるんだろう。 戦う事にしか特化していない、俺達に…… ……俺達には俺達の仕事がある、そうだよな? 俺はこれからも、食材の研究を続けるぜ。 海にも川にも水産資源は沢山戻って来ている。 いつか人類が戻って来た時に、旨い料理を作ってやれるようにしとかないとな! じゃあな! オペレーター60より2Bへ機密レベル5通信。 廃墟地帯に派遣されていたヨルハ部隊員の一部が脱走。ただちに対処してください。 ……2Bさん、無理しないでくださいね。 そんな……ヨルハ部隊員が脱走?それに、レジスタンスキャンプを襲ったなんて…… 提案:被害を抑える為に、早期の捜索と当該ヨルハ部隊員の捕縛。 捕縛って言ったって…… オペレーター21Oより9Sへ機密レベル5通信。 9S……あまり無理しないように。 あれは……ヨルハ部隊…… 報告:捕縛命令を受けているヨルハ部隊員22B及び64Bと確認。 バカッ!追手だ!武装展開、隊長に連絡! はっ!はいっ!! 貴方達には任務放棄の罪で司令部から捕縛命令が下っている。大人しくして。 うるせえっ!! 隊長からの通信!撤退命令です! 逃げられた…… クソッ……殺ってやる!! よくも……よくも仲間をッ!!! 22B!クソッ!クソオオオオッ!! 一体、これは……22B……64B…… 確認:逃亡ヨルハ機体の元隊長8B。 推奨:捕縛。 お前たちがやったのか!! お願いっ!抵抗しないでください! うるさいっ!何も……何も知らない癖に!! 報告:機体8Bは近接戦闘特化型モデル。 推奨:遠距離攻撃による破壊。 破壊……破壊って…… 全ての機体を破壊。ブラックボックス信号停止を確認。 任務完了。 僕達……仲間の機体を…… どうして、この人達はレジスタンスキャンプから物資を盗んだりしたんだろう…… ……そうだ。アネモネさんなら、何か知ってるかも。2B。 ん?どうした。何かあったのか? 実は、確認したい事があって…… 最近、ヨルハ部隊がこのキャンプから資源を盗んだという話を聞いたのですが。その事について。 ヨルハに?そんな件は初耳だが。 ここの資材は分散管理してるけど、各所からそうした報告は受けてないな。 ……そうですか。ありがとうございます。 盗んでなんかいなかった……じゃあ、一体…… 司令部に通信。こちら9S応答せよ。 実は、逃亡したヨルハ部隊についてなのですが…… はい。こちらでもその情報は確認しました。 しかし、司令官から言われているような盗難事件はレジスタンスキャンプでは発生していませんでした。 一体……これって…… ……当該案件へのアクセスは出来ません。 司令官命令によるものです。 え?どういう事ですか? 9S……気をつけて。 私からの情報は以上です。 あれっ?オペレーターさん!? 私達は……戦うだけだ。 君は……ヨルハ機!?生き残ってたのか。 ……ええ。僕は9S。 聞いた事がある……たしかナインズって呼ばれてるモデルだよね? よく生き延びたな……僕は4S。 ……4号型は初期投入されたモデルですね。 スキャナーモデルに会えるとは思わなかったな…… バンカーがあんな事になっちゃったから。 ……ここで、何をしてるんですか? 敵についての情報収集をしているんだよ。 ヨルハ部隊は壊滅しちゃったけど、まだレジスタンスは生き残っているからね。 このボディが動くうちは、誰かの役に立ちたくてね…… もし、敵の個体情報を持っていたら教えてくれないか?一人じゃ情報収集にも限界があるから。 ……いいですよ。いま手持ちのデータを渡します。 エネミーデータを渡した。 もし、新しいエネミーデータを入手したら言ってくれ。お互い情報共有しよう。 新しい敵と遭遇したら、情報を教えて欲しい。 お、新しい敵データか。ありがとう。 何度も来るのは面倒だろうから、一定数記録が溜まってからで構わないよ。 エネミーデータを集めてきてくれたんだね。ありがとう。 うん……そうか……うん…… ボクの収集したデータと照らし合わせてみたんだけど、やっぱり最近になってロボット達に個体差が出始めているね。 個体差は地域ごとに違うようだ。その環境に左右されるというか……不思議だな。ロボットなのに。 あ、お礼をしなくちゃだね。これ、もらってくれよ。 そういえば……僕も、ナインズって呼んでもいいかな?他の人と同じように。 いいですよ。そう呼ぶ人は、もう他にはいませんが…… そっか……悪いことを聞いたな。 一人での情報収集には限界があるからね。 だから、ナインズの協力は本当に助かるんだ。ありがとう。 じゃあ、これがお礼だから。 またエネミーデータが蓄積されたら報告を頼むよ。 ああ、この敵……前に仲間と一緒に戦ったヤツのデータも入ってる。 昔はさ、ボクにも大勢の仲間がいたんだ。でもあのウィルス汚染でやられた。 直前の戦闘で負傷し、休眠状態だったボクは無事だったけど…… もう、仲間は誰もいないな。 ……ごめん。変な話をしちゃったね。データありがとう、ナインズ。 エネミーデータを集めてきてくれたんだね。 キミのお陰で、予定よりも60%も早く収集できたよ。やっぱり同型は頼りになるな。 ……いつまでこんな事続けるんだろうね。 ボク達ヨルハ部隊に帰る場所は、もう無いのに…… ……僕達だって、やれることはまだある筈です。情報収集は立派な戦闘支援ですから。 わかってる。そんな事、わかってるよ!! ……ごめん。ナインズに言っても仕方のない事だったね。 これでエネミーデータ収集の目標はクリアした。協力してくれて本当にありがとう。 これ、仲間のものなんだけど、もらってくれるかな?キミに使ってもらえるなら、みんなも嬉しいと思うんだ。 じゃあね、キミは……ナインズは、決して後悔しないでくれ。 これからどうするか考えないとね。 ……これまで、ありがとう。 君は……旧型のヨルハ機体…… まあ、どうでもいいか…… やあ、何か見ていくか? ああ、そうそう。少しあたし達の仕事を手伝ってくれないか? ちょっと、デボルったら…… 仕方ないだろ?あのクソデカイ『塔』が出てきてから資材も人手も足りないんだ。 このまま雑用に追われてちゃ、レジスタンス達の修理もままならない。 それは、そうだけど…… というわけで頼む!仕事を手伝ってくれ。 ありがたい!じゃあ『磨り減ったネジ』と『小さな歯車』、それに『機械油』を頼むよ。 『磨り減ったネジ』は積み上がった機械生命体から取れるはずだ。 『小さな歯車』は足の短い小型の機械生命体から取れたと思う。 『機械油』は廃工場の廃車トラック付近にあったと思うわ。 無理はしないでね。 ちぇっ、ケチ。 デボルったら……無理を言ってごめんなさいね。気が向いたら声をかけてちょうだい。 ところで、仕事を手伝ってくれる気になったか? そういえば、依頼品の方はどうなってる? 『磨り減ったネジ』と『小さな歯車』、それに『機械油』があれば助かるわ。 デボル達に依頼されていた資材が揃ったな…… 赤毛の双子に言われてた資材が揃ったな……渡しに行くか。 これこれ!ありがとう、助かったよ。 じゃあデボル、早速作業に取り掛かりましょう。 ……その資材、一体何に使うの? 見れば判るだろ?キャンプの日用品だよ。 私達の仕事は雑用が多いから…… 雑用って……それだけの技術力を持ってて? ……いいの。これが私達の仕事だから。 そうそう。仕事があるだけ、ありがたいと思わなきゃ。 これはお礼だ。受け取ってくれ。 そんな、受け取れないよ。 いいんだよ。どうせアタシ達には使うアテもないしね。 もらっておいて。 また、手伝ってくれよな。 お前達は何を作っているんだ? 雑用だって?そんな高い技術力があるのに? こんなに貰うほど、働いてないぞ。 あら、いらっしゃい。 ゆっくりお話したいところだけど、私はちょっと出かける用事があるの。 慌ただしくてごめんなさいね。急に必要な素材が出来ちゃって。 あっ、そうだ!こいつに頼めばいいじゃないか。なあ? 頼むって、資材集めを? そんな、悪いわよ…… 素材を採りに行く。 行かない。 また資材集めの仕事か? いやあ、本当に助かるよ! デボル、また無理ばっかり言って…… まあいいじゃねぇか。ここは素直に甘えよう。 悪いけど『砂漠のバラ』を採ってきてくれないかな? 『砂漠のバラ』は、砂漠に埋もれた古い遺跡からわずかに取れる、希少な素材なんだ。 ……無理言ってごめんなさいね。砂漠には敵も多いから、気をつけて。 いやぁ……危険な素材集めにポポルを行かせるのは辛いなぁ…… ここは一つ、お願いしたいなぁ…… そこをなんとか、この私の顔に免じて、頼む! デボル達が言ってた『砂漠のバラ』があるのはこの辺りか。 こんな場所、採りに来るのも一苦労だな。 あの2人は、どうしてこんな大変な仕事をしてるんだ…… 双子が言ってた『砂漠のバラ』があるのはこの辺りか。これじゃ採りに来るのも一苦労だな。 ……あの2人、どうしてこんな大変な仕事をしているんだ? 『砂漠のバラ』集めはこれでいいかな。デボル達のところへ戻ろう。 『砂漠のバラ』集めはこの辺でいいか。2人のところへ戻ろう。 ありがとう!これだけ『砂漠のバラ』があれば十分だよ。 無理を言ってごめんなさい。でも、本当に助かったわ。 あの2人、過酷な労働ばかりさせられてるな…… 推測:過酷な作業はいずれ組織に悪影響を及ぼす。 ちょっとアネモネさんに話をしに行こう。 気に入らないな。なぜあの双子だけ過酷な労働をさせられるんだ? ここのリーダーに、一度話をしておくか…… どうした?怖い顔して。 ……ああ、デボルとポポルの件か。 確かに、あの2人にはつらい仕事ばかり回している。それを不合理だと言うのは当たり前だ。 だが、私の一存ではどうにもならないんだ。 ……周囲が、まだ彼女達を許していなくてね。 許すって、何を? いつか、本人達から聞いてくれ。 許す?どういう意味だ。あの2人は一体…… なあ、今、時間はあるか?出来ればちょっと頼まれて欲しいんだ。 テントを修復するための『樹液』が欲しいんだけど、ちょっと厄介な敵が湧いててね。 アタシ達の武器じゃあ…… ねえ、デボル。何で君達がそんな危険な雑用ばかりやらされてるの? 戦闘が必要なら他のアンドロイドに頼めばいいのに。 ……すまない。 私達の仕事は、自分達でやらなきゃな。 デボル達を手助けする。 何もしない。 いいよ。君が受けてる雑用、引き受けるよ。 ヨルハ型の僕の方が、戦闘には向いてるからね。 『樹液』を集めてくればいいんだね? いいって、あれは私達がやるべき仕事…… デボル、ここはお願いしましょう。 ポポル…… ごめんなさいね。すごく助かるわ。 なあ、どうしてそんな危険な雑用ばかりやらされてるんだ? お前達の機能はそんな用途には向かないだろう。 あー、そのなんだ。雑用ってヤツを引き受けてやるよ。 アタッカーモデルの私の方が向いてるしな。 『樹液』を採ってくればいいんだな。 『樹液』集めの仕事、頼んでしまってすまない…… あ……デボルに頼まれた『樹液』、場所を聞くのを忘れたな。 ポッド。『樹液』の採取可能な地域を検索。 既に検索完了。当該資材『樹液』がある区域を地図にマーク。 あ……赤毛に頼まれた『樹液』、場所を聞くのを忘れたな。 『樹液』の採取可能な地域って…… ……気が利くハコだな。 敵性機械生命体を確認。 デボル達が言ってた敵か…… しかし、何だあの形? 何だ……アレ? さっさと済ませるぞ。 後は『樹液』を集めればいいな。 邪魔者は倒したな。後は『樹液』集めか。 『樹液』はこのくらいでいいか。 『樹液』はもういいな。2人の元へ戻るか。 あっ、お願いしていた『樹液』持ってきてくれたのね。 大変だったでしょう。ありがとう。 デボルは……寝てるの? ああ、お酒飲んで疲れちゃったみたい。 最近控えてたけど、辛い事があるとどうしても……ね。 辛い事って…… 私達のモデルは不良品だから。 昔、私達の同型モデルが大きな事故を…… おおいっ!ポポル!酒もってこーい! ムニャムニャ…… ……ふふっ、デボルったら。 そうだ。デボルが飲んだお酒、この前もらった『砂漠のバラ』で作ったのよ。 良ければ飲んでみて。 ポポルはお酒のんじゃ……ムニャ……ダメだにゃん! ポポルの分まで私が飲む……にゃん! ……にゃん? 寝言、ヒドイわよね。ふふっ。 君は……飲まないの? また今度ね。 私は飲むと大変になるのよ……いつか教えてあげる。 今日はどうもありがとう。貴方もゆっくり休んでね。 デボルは……寝てるのか? ……自分は飲まないのか? もう飲めないよ……ムニャムニャ うう……きもちわるいにゃん…… 私たち……悪くない…… おおおっと、その辺は慎重に歩いてくれよ…… もしかしたら過去の遺産が埋まっているかもしれん。 ……ん?俺?俺はここで、旧世界の調査をしてるんだ。 あんた達は、ヨルハ部隊か。 もし砂漠で、何か遺産っぽい何かを見つけたら持ってきてくれよ。礼ははずむぜ? お?見ない顔だな。 俺はここで、旧世界の調査をしているんだ。 もし砂漠で、何か遺産っぽい物を見つけたら持ってきてくれよ。礼ははずむぜ? お、何か面白い物を拾ってきたのか? ほほう……これは杖だな。 こいつは素晴らしい遺産だ!よし、金を払うぜ。 どうやら……こいつは何かの儀式に使う道具のようだ。昔この辺に存在した国で使用していたんだろう。 よーし、他にも遺産を見つけたら、どんどん持ってきてくれ! それは『掟』の書かれた石版じゃないか。よし、金を払うぜ。 この石版、他にも存在するんだが…… どうも、この辺りに存在した国には膨大な掟があったようなんだ。 国が発展する過程で、色々な決まり事が出来ちまったんだな。 そのせいで、掟に縛られた不自由な生活をしていたらしい。本末転倒と言うか…… おお、こいつは素晴らしい遺産だな!よし、金を払うぜ。 これは仮面だな……しかも模様を見ると、女性用のようだ。 伝承によると、この辺りに存在してた国は、ある時を境に突然滅んでいるんだ。 その理由ってのは、どうやら絶大な支持を得ていた王様が突然逝去した為らしいんだな。 この仮面はもしかしたらお姫様の物かもしれないな…… よし。他にも遺産を見つけたら、どんどん持ってきてくれ! もし砂漠で、旧世界の遺産っぽい何かを見つけたら持ってきてくれよ。礼ははずむぜ? 旧世界の遺産か…… 砂漠地帯での遺失物捜索は困難。 推奨:ターゲットスキャナーの使用。 旧世界の遺産…… 旧世界の遺産ね…… 古い年代の資材を入手。 推測:過去文明の遺物。 ちょーっと待テ!オレ達の前を通るノはユルサない! ユルサナイ! カネもイノチも置いてイケ! オイテイケ! 敵! この敵は…… 何だっ!? こいつら一体…… クソッ!? こいつらは…… 敵性機械生命体の排除を確認。 装飾は人類文化の模倣をしていた模様。 人類文化? 過去の娯楽目的で作成された『映画』と呼ばれる記録に類似。 一部地域での戦闘を模した『西部劇』と呼ばれるカテゴリー。 戦闘が娯楽に……? 人類文化……? 戦闘が娯楽?……人類の考える事って分からないな。 戦闘が娯楽に……?何考えてるんだ。人類は。 これは……少女の像? ……『ご成婚祝い』と彫ってあるな。 この少女の人形は花嫁装束かもしれないな。 そういえば、研究の結果わかったことがある。 どうやらここは『仮面の街』と呼ばれていたようだ。 その名の通り、この街の住人はみんな仮面を被って暮らしていたらしい。 使う言葉も、周りとは違ったみたいだな。装束も独特だったようだ。 調査に協力してくれてありがとうな。これをやるよ! どんな文明があったんだろうなあ……この場所には。 ああ……ヨルハ部隊の人か。 ……そうだ。 いきなりですまないが、ちょっと協力してくれないか?緊急事態なんだ。 どうやら機密情報の入ったプラグイン・チップを、いくつか機械生命体に盗まれちまったらしい。 あのチップを敵に悪用されたら問題だ。何とか取り戻したい。頼む、手を貸してくれ! すまない!奪われたプラグイン・チップは3個だ。 チップの信号コードを渡しておく。 まだこの都市のどこかにいる。探し出して回収してくれ! 力を貸してくれてもいいだろう……冷たい奴だな。 何としても、機密情報の入ったプラグイン・チップを機械生命体から取り戻したいんだ。頼む、手を貸してくれ! すまない。奪われたプラグイン・チップを探してくれ! 依頼されたプラグイン・チップの信号コードを確認。 概略位置をマップにマーク完了。 捜索中のプラグイン・チップの信号コードを確認。 予測:機械生命体が装備中。 捜索中のプラグイン・チップを入手。 疑問:当該プラグイン・チップの仕様について。 仕様? 報告:本プラグイン・チップはヨルハ部隊員専用モデル。 通常アンドロイドが要求するのは非合理的。 ヨルハ部隊員専用チップ…… 司令部から通信。 警戒連絡。現在、廃墟都市地区で、ヨルハ部隊員が行方不明になった。 機密情報が入ったプラグイン・チップを持っている為、捜索している。 詳細な情報を収集するように。 機密情報の入ったチップ…… 機密情報の入ったチップか…… ああ、助かった。ありがとう!さあ、プラグイン・チップを渡してくれ。 プラグイン・チップを渡す。 プラグイン・チップを渡さない。 ありがとう。これぐらいしか、お礼として渡せるものは無いんだが…… あんたらは信用出来るな。今度会ったら……家族を紹介するよ、じゃあ。 どうしてだよ……!? 何か疑ってるのか!? なぁ、頼むよ……オレにはそれが必要なんだ! プラグイン・チップを渡す前に、質問に答えて欲しい。 行方不明になったヨルハ型のアンドロイドを知っている? ……いや、知らないな。 本当に? ……プラグイン・チップはもういい。 じゃあな。 なんだ?プラグイン・チップを渡す気になったのか? あんたらは、プラグイン・チップを取り戻してくれた。あの時は本当に助かったよ。 ……気づいていたんだろう?アレが、ヨルハ部隊員の物だって。 紹介する。俺の家族だ。 ……ずっと憧れてたんだ。家族ってどういうものなのかって。 寄り添うように暮らしている機械生命体達を見たら、余計に1人は寂しくなって…… つい……ヨルハ部隊員の壊れた義体を盗んじまった。 それを修理して、オレの家族になってもらおうと思って。 ココ……コンにちわ…… これは、明らかな違反です。 間違っている事は判っている。でも、俺も誰かを守りながら、寄り添いながら生きてみたかったんだ。 あんたらの事は信用している。だから、この件は内密に頼むよ。 オネ……がい、シマス。 せっかく来てくれたところ悪いんだけど、今は任務に集中した方がいいと思う また落ち着いたら来てほしい ああ……困ったな…… 何だかわからないが、話を聞く。 面倒な感じなので、後にする。 良ければ、何に困っているのか、話してくれませんか? 力になれるかもしれません。 ああ……バンカーから来た人達か。 実は『移送用の荷物』を準備しなきゃいけないんだが、取り出す事が出来なくてね。 元々は先輩のアンドロイドが担当だったんだけど、荷物が多すぎて僕には動かせないんだ。 困ったなぁ……このままじゃ、先輩に怒られちゃうよ…… この奥の倉庫の中に置き忘れた『移送用の荷物』を取ってこないといけないんだけど…… 取ってきてくれるのかい? 仕方ないなぁ 今は忙しい ううん……まいったな。どうしようか…… よろしくね! 提案:一度外に出て気分転換を行う 外に出る 作業を続ける 提案:外に出て依頼主に荷物を届ける 『移送用の荷物』と思われるオブジェクトをマーク。 ……って言っても、これじゃあ運び出せないな。 はあ……まずは通れる状態にしないとダメですね。 これで『移送用の荷物』は全部集まりましたね。 わっ!荷物を持ってきてくれたのか!助かったよ、ありがとう! 荷物を適当に置き過ぎです。まともに歩けませんでしたよ? 少しは整理したらどうですか? う……申し訳ない。先輩に言っておきます…… これ、少しだけどお礼だ。受け取ってくれ。 まったく……資材管理も楽じゃないよ…… ああ、あんたか。久しぶりだな…… 実はまた『移送用の荷物』が取り出せなくて……その…… 頼む!助けてください! あんたは……元ヨルハ部隊の人か? 調度良かった。実は『移送用の荷物』が重くて取り出せなくて……その…… え!本当に!? いやぁ、助かるよ……あの先輩、すごく怖くて…… 『移送用の荷物』を集めてもらえると本当に助かる。 ううん……そっか……また、先輩に怒られちゃうな…… あ!もしかして荷物を取りに行く気になってくれたのか!? これで、荷物は全部集め終わったな…… ああ、荷物を集めてくれたんだね。ありがとう!助かった! 倉庫はヒドイ有様だったろう?……実はこの前先輩がフラッと来て散らかしていったんだ。 僕はいつもその尻拭いをさせられていて…… あ、これはお礼だ。受け取ってくれ。 ああ、ここに居たレジスタンスなら外に出てるぞ。 何でも、砂漠近くの駐留地に荷物を受け渡しに行ったとか…… ただ、予定を大分過ぎても帰ってこないんだよなあ。 もし良ければ、近くに行った時に様子を見に行ってやってくれないか? 様子を見に行く。 ありがとう。助かるよ。 砂漠にいるレジスタンスの女に会いに行ったはずだ。よろしく頼む。 む……そうか。その気になったら言ってくれ。 なあ、砂漠に荷物を届けに行ったあいつの様子を、ちょっと見に行っちゃくれないか? あいつなら、荷物の受け渡しの為に砂漠に行ったはずだ。よろしく頼む。 え?荷物を持ってきた男?……ああ、確かに来たけど。 荷物は故障した浄水器だったんだけど、もう修理は終わって納品したよ。 一緒に保管所まで持って行ったんだが……まだ戻ってないのか? 敵に奪われないよう、廃墟都市のある場所にまとめて置いてるんだ。 そのあたりに居るんじゃないかな?場所を教えるよ。 アイツなら、大廃墟都市の保管所にいるんじゃないかな。 これが、レジスタンスの保管している資材か…… ……けて…… けて……たすけてー 荷物内に、声帯から発せられたと思われる音響効果を確認。 た、助かった……ありがとう…… 悪いんだけど、僕が出口まで通れるようにしてもらえないかな? 無理に出ようとして足を悪くしちゃってね…… それに、僕はこの通り体が大きいから……広めに頼むよ。 実は荷物の整理中に閉じ込められてしまって…… 一緒に来た先輩が、あまりにも乱暴に荷物を投げ込むから、それに巻き込まれたんだ。 僕、もうあの先輩にはついていけな…… こらああああああっ!! しばらく見かけないと思ったら、何サボってるんだ! 資材管理のノウハウを君には伝えた筈だぞ? ノウハウって言われても、先輩が荷物を乱暴に放り投げるから閉じ込められていたんですよ…… そんなの爆弾で吹き飛ばせばどうにでもなるだろ!? 爆弾なんて持ってませんよ…… 爆弾なんてその辺の材料ですぐ作れる。基礎の基礎だ! そんな訳…… ソンナ訳もコンナ訳もない!今から爆弾製作の基礎からやり直しだ! えええっ!?僕は資材管理担当で、そういう乱暴な…… はっはー!資材管理はどんな状況でも突破出来るエキスパートであらねばならないのだ! すまない。出来の悪い後輩が世話になったな。 これ、お詫びだ。受け取ってくれ。 じゃあ……元気でな。 ええっ!そんなあ!? 私はこれから、徹夜でコイツに爆弾作りをおしえなきゃならないから。 遊園地にヨウコソ!コソコソ! こちらはスタンプカードになります。スタンプを集めると景品をプレゼント! スタンプは園内のどこかにありマス。探してみてクダサイネ。 ……ここダケのハナシ、景品はとっても豪華カモしれない可能性を秘メタ様子があるトイウ噂を聞キマスヨ? それじゃあ、お楽しみクダサイ! スタンプを発見。 推奨:カードへの押印。 推奨:カードへの押印。 用意された収集要素は可能な限り回収する事が合理的。 スタンプ…… 真面目か…… アッハッハ……この世界ハおかしいネェ…… スタンプ?いくらでもアゲルヨ!ハッハッハ! フザケンナヨ!機械生命体ダッテ生キテルンダヨ! ミンナミンナシネ!スタンプもシネ! スタンプ……ホシイの? じゃあアゲル……ふフッ…… オイシャコラー!スタンプ?スタンプ!? オッケーダゼ!スタンプオシテヤルゼ!ヤルゼ! うううっ……悲シイ……スタンプなんカホシインデスネ。 ホラ……ボクの涙デスタンプを押してあげ……ウワーン! イッショニ……アソボ…… 敵の体内にスタンプを発見。 推奨:敵の破壊及びカードへの押印。 って言われても…… 何でそんな所に…… アタシト……アソボ…… アソボ…… アーソーボー アソンデクレテ……アリガトウ…… オオ!ロミオ!ロミオ!貴方は何故ロミオなの! アア!ジュリエット!ジュリエット!貴方は何故ジュリエットナノ? オオ!ロミオ!ロミオ!一体ドレがロミオなの? アア!ジュリエット!ジュリエット!私にも良くわかラナインだ! オオ!ロミオ!ロミオ!ナラバ貴方の数を減らしましょう! アア!ジュリエット!ジュリエット!ナラバ君ノ命も奪ッテミセヨウ! 死ねイ!ロミオ!このクソ野郎! 生まレタ事を後悔サセテヤル!来いッ! 貴様ニ土の味を味アワセテやる! シネエエエエエエエエ!!!! 滅びよ!呪ワレシ男ヨ! このクサレ女メ!世界から消エテ無くなれェエエ! 殺ス! ブッ壊ス! イタイ!イタイ! 破壊スル! シネシネエ!!!! バカチンがー! アア……ロミオはモウイナイ。全部殺シテしまった! 私もオトモをイタシマス! えー、これにて『ロミオ達とジュリエット達』の上演を終わらせていただきます。 お足元にお気をつけてお帰りください。 スタンプをご希望の方は、どうぞコチラまで。 はい、どうぞ。 あれ?既にこのアトラクションはスタンプ押されていますね。 アア、ジュリエット、ジュリエット……君ヲ思うと何故だかコアが熱クなるヨ…… コノ劇、何カオカシクないカ? ブラボー、ナンテ素晴らしい劇ナんだ! ロミオが3体、ジュリエットが3体……最後はロミオもジュリエットも0体…… ソウカ……コレガ真理か! フム、コレが過去に残ル有名ナ文献か、ワタクシの見解によるとコノ話は人の残虐性を説いた物デスネ。 感動スル劇がアルト聞いテ村からハルバル見ニ来たんダ。 コレが感動するとイウ事なんダネ!村に帰ったら友達ニモ教えてあげルンダ! 報告:全てのスタンプを入手完了。 推奨:受付で豪華景品を入手。 豪華、景品…… 豪華、景品ねぇ…… スタンプを全て集めたんデスネ。オメデトウゴザイマス! 楽しんでイタダケマシタカ?イタダケマセンデシタカ? マアドチラデモいいです……ケド、本当はワカッテイルンデショウ? 貴方が楽シメルかドウカは、貴方ノ心ノ問題にしか存在シマセン。 コノ施設はソレを映し出す、鏡ノヨウナモノです。 ハイ、コレをドウゾ。スタンプを全部集めた方へお渡しスル景品デス。 マタ遊びに来てクダサイネ! こんにちは!アンドロイドの方ですよね? 世界は愛に満ちあふれていますよね? そうかもしれない…… 私達はもっと自らの喜びを表現すべきだと思いませんか? 表現すべきかも…… そうですよね!それでは…… この世界をもっとより良くする為に、少し手伝っていただけませんか? 手伝う…… ……本当に? 本当に、世界が愛で繋がる……そんな夢見がちな事を信じているのですか? 信じる。 そうですか……貴方なら信じる事が出来そうです。 実は、私達機械生命体の中にも、戦いを嫌う者達が沢山います。 私は、そんな仲間を集めてパレードをする事にしたのです。 それは、友好を分かち合う、愛のパレード。 しかし、私達のような平和活動を嫌う者達も沢山います。 どうか……私達のパレードが成功するよう、守ってくださいませんか? 守る。 守らない。 友好の証として、レジスタンスキャンプまでパレードを行いたいんです。協力してくれませんか? それは残念です。もし協力する気になったら、その時はお願いします。 ご協力感謝します! それでは、私達の仲間がパレードを行っている間、護衛していただけると嬉しいです! それでは……レッツ!友好!! ヨロコビを分かちあおう!! タタカイをやめよう!! アイをマキ散らそう!! タノシク生きよう!! ニクシミを捨てよう!! ヒイイッ!助けてください!助けてください! 私達は戦いに来たのではありません! 助けてください!! アイが必要です!! いやだああああっ! 助けてエエエエ!! 戦うのはイヤです! ヨロコビを! うううっ……どうしてこんな暴力を…… でも……わたしは諦めません。もう一度、やります……! 今度こそ……世界を平和にするパレードを実現したいのです。 そんな事言わず、さあ、行きましょう! お陰でパレードが全滅せずに済みました。 これ……少ないですが、お礼です。取っておいてください。 今回もヨロコビを伝える事に成功しましたね! 今度、また別の場所でパレードを行う予定なんです。その時はまたよろしくお願いします! 私達の事を愚か者だと思いますか? ……すみません、また是非お願いいたします。 ……ああ、貴方ですか。 私はもう、ついていけなくなりました。 何がヨコロビだ……何がアイだ。あんなのいくら命があっても足りないですよ。 え?パレードやってた連中がどこに行ったかですって? 彼らなら、『世界の果てにもヨロコビを』と言いながら旅立ち…… 砂漠の果てで、消息を断ちました。 バカな連中だ……きっと、野垂れ死んでいる事でしょう。 アイとか、ヨロコビとか……バカバカしい。 依頼されていた目的を失敗。 すまないが、こいつらを見た事はないか? ……知らない人です。 同じ部隊にいた仲間達なんだが、調査に行ったっきり消息がわからなくてな。もし、もしも…… ……死んでいるなら、弔うくらいはしてやりたくて。 ……探しに行かないんですか? 行きたいのは山々だが、前の戦いで駆動部分がイカれちまってね。 だが……やはりどうしても気になって、な。 捜索を手伝う。 捜索を手伝わない。 僕が探してきます。 ……いいのか? はい。最後に連絡が取れた場所を教えてください。 ありがとう。場所は水没都市周辺だ。 仲間達の認証コードを渡しておく。あと、俺達は全員2つの武器を同時に使うのが特徴だ。 もし、あいつらが死んでいたら遺品を集めてきて欲しい。 変な話をして悪かったな。忘れてくれ。 あいつらを探しに行きたいが、ここでの仕事を放り出すわけにもいかなくてな…… あいつらの連絡が途絶えたのは水没都市だ。もし死んでいたら……代わりに遺品を集めてきてくれ。 武器を2つ携帯していたから、会えばすぐにわかると思う。 そうか、あいつはもう…… 他にも信号があったんだろう?まだ生きてるかもしれない……救助に向かってくれ。 その顔を見ると……ダメだったんだな。仲間は。 皆、死んでいました……残念です。 これ、頼まれていた遺品です。 この花でも添えてやるかな…… ああ……いや。真似事だよ。 人類には、死んだものを弔う風習があったらしい。だから何だという話だが…… 安らかに魂が眠って欲しい、という願いを花に込めてな。 じゃあな。今回は世話になった。 ……俺は……怪我をして戦場に行かない事でどこか安心してたんだ。 安心して……逃げてたんだ…… 俺は……どうしたら良かったんだ…… 確認:捜索を依頼されていたレジスタンス。 ……死んでたんだな。 遺品は、ドッグタグくらいか…… 報告:残存する送信記録から、レジスタンスは後退しつつ戦闘を行っていた模様。 最終送信元の座標解析終了。マップにマーク。 よし……その辺りに行ってみよう。まだ生きてるかもしれない。 生体反応なし。死亡を確認。 血だらけだ。ここで傷を負ったのか。 辛かっただろうな…… 報告:残存する通信記録に緊急支援要請を確認。 時間は? 今から約12分前。 まだ生きてる……助けに行くぞ! あそこだッ救助に向かう!! 復讐ダ!復讐セヨ! 仲間タチの無念を晴ラセ!! 憎い……アンドロイドがニクイ! ウバエ!コロセ!全てを破壊シロ! 世界は暴力ダ!暴力こそがスベテなのだ! ミナゴロシにしてやる! 逆らうヤツは八つ裂キ! 殺して殺シテころしてコロシテコロシテやる! 燃やして殺ス!潰シテ殺す! 敵のイノチを奪い尽クセ! ギャハーッ!生け贄ガ来たぞ! あああ……充実シテル!命ヲ感じる!! 苦死んでシネエェエエエエエエ! 機械生命体万歳!! アッヒャッッヒャッハ ギヒッ 報告:以上で捜索依頼されていた全てのレジスタンスの死亡を確認。 そうか……遺品を渡しにいこう。 弔う風習…… 2B。 弔いの意味はよくわからないけれど、もし僕達に魂があるなら、ここで…… おやすみ、2B。良い夢を…… ……僕も、すぐに行くから。 ああ……アンタ達がヨルハ部隊か。聞いてるよ。 ウチでは武器を扱ってるんだ。 どんな武器を売ってるんですか? 基本的には過去の遺産である武器を整備しなおしてる。 ただ、今ちょっと道具が壊れててね。 この道具箱に入ってる整備デバイスさえ直れば、武器の整備販売が再開出来るんだがな…… 手助けする。 放置する。 ふうっ……整備デバイスが直らない事には、商売あがったりだよ。 これは……結構壊れていますね。 だろう?見ての通り、デバイス修理みたいな繊細な作業は得意じゃなくてね。 おいおい……本当かよ。そりゃあ助かるな。 この整備デバイスは、過負荷で内部がショートしています。 ただ『複雑な機械』が4つ程あればなんとか直せると思います。 このあたりで入手出来る場所はありますか? ああ……それなら廃墟都市の中央付近でよく見かけるが、あの辺りは攻撃的な機械共がウロウロしてるんだ……危なくて近寄れないね。 武器屋さんが言ってたのは、この辺りですが…… 機械生命体を確認。しかも敵性反応があります。 敵機械生命体の排除を確認。 ふうっ。なんとか倒せましたね。 武器屋さんに言われている『複雑な機械』が無いか、ちょっと探してみましょう。 これで全部かな。武器屋さんに見てもらいましょう。 ……よし、これで整備デバイスは修理完了ですね。 おお、サンキュー!これでようやく営業が出来る。 そうなんですね。楽しみです。 任せとけ!俺は仲間を守る為に武器を作ってるんだ。 けど、さ……時折、思うんだよな。 もしかしたら俺が武器を作る事で、仲間を早く死なせているのかもしれねぇって…… あ~悪ぃ。今のは無し!な? また来てくれよ!次は新しい武器を用意しておくから。 ああ、アンタ達か。おかげで助かったよ。 そう言えば礼を渡し忘れてたな…… 機械を直してくれた礼に、強化素材をやるよ。 試しに強化していくか? 強化していく。 やめておく。 よし、これでこの武器は Lv.3 に鍛え上げた。 ウチで出来るのはここまでだが……この世界には Lv.4 に鍛え上げる名工がいるらしい。 そんなヤツがいたら師匠になってもらいたいもんだ。 武器の事ならいつでも相談してくれよ。 そういえば、武器を作る為の原型素材はどうやって入荷しているの? そういえば、武器を修理調整するにも原型になる武器が必要ですよね?どうやって入荷してるんですか? そういえば、武器を作る為の原型素材はどうやって入荷しているんだ? ああ、この店の主人が送ってくるんだよ。 『アコール』って女がここの経営者で、オレは店番と整備を手伝っているだけなんだ。 経営者って言っても、何年かに一度フラッと戻ってくるくらいで、普段は配送ドローンで武器だけ送ってくるんだ。 どこで手に入れてくるのか知らないが、状態の良い武器が多いな。 もし、出先で会う事があったら、よろしく言っておいてくれ。 購入した武器はウチで強化する事も出来る。 金と強化素材が必要になるが、それに見合った強さにはなるぜ。それに武器によっては特殊能力が増えるモノもある。 気が向いたら試してくれ。 お願いします。どうか扉をブチ開けて息子を連れ出してクダサイ! どうかこの扉を開けて、中に入る息子を引きずり出してクダサイ! 助けてクダサイ!助けてクダサイ! えっ?ちょっと…… 助けてクダサイ!息子が家に電子ロックをカケテ、引きこもってシマッタンデス。 もう随分経つのに、全く返事もシテクレナクテ…… そんな家庭内の事を相談されても、っていうか、機械生命体に家族なんて概念が…… 助けてクダサイ!この扉を開ける事が出来ないんデス! わかったわかった…… 確かに、電子ロックされてるな……もしもーし! 君のお母さんが心配しているよ。鍵を開けて出て来てみない? うーん、無視か…… 推奨:電子ロックのコア破壊による扉の解錠。 ま、そうするしか無いかな。 ウウ……私はどうしタラよいのでショウカ…… クソッ……意外と手強いな。 ああもう、アンタって子は心配掛けて!どうして引きこもったりしたの? ……怖かった、カラ…… ネットワークから切り離サレタラ、他人が何を考えてイルノカわからナクテ…… 何だかミンナが知らない化け物のヨウニ思えて、怖クテ…… まあ!アナタの事はモノスゴク愛しているのに!だから大丈夫ナノニ! うわーん!ママー! あの……もう、帰っていいかな。 ああ!ありがとうゴザイマス。あなたにお願いして本当に良カッタ! コレ、お礼になるかどうかわかりませんが、もらってクダサイ。 コレからは息子の不安を受け止めラレルヨウニ、私も頑張りマスネ。 しかも、この間よりも強固な電子プロテクトにしたようなんデス。どうか助けてくれマセンカ? どうか鍵を開けて、息子を中から引きずり出してはくれマセンカ? ああ!アナタは優しいアンドロイドの方!実はマタ息子が引きこもってしまったんデス。 あれ?外に出てみるって言ってたよね…… ハイ。あれカラしばらくは頑張っていたんデスガ、気付けばまた鍵をかけてシマッテ。 しょうがないな……ハッキングで開けてみるよ。 ……わかりマシタ。私一人で頑張ってミマス……ウウウウウッ モウ、心配かけて!どうしてまた引きこもってシマッタノ? ……怖かったンダ。 外に出るようにナッタラ、気になるロボットが出来たんだ。そのコを見ると、思考回路がショート寸前デ…… こんなの初めテデ……怖かったンダ。 大丈夫。大丈夫。そのコにはママが一緒に会ってあげるから。 ……ジャア、頑張ってミル。 ありがとうゴザイマス。いつも助けてもらって、本当に何と言えばイイノカ。 コンナお礼しか出来ませんガ、どうかもらってクダサイ。 良ければ、またこの子に会いに来てやってクダサイネ。 気になる子ねぇ…… あっ!いらっしゃい! すっかり……強くなりましたね……もう、僕の手助けは要らないですよね。 どういう意味? どういう意味だ? いえ、何でもないです。お元気で。 なんだか、エミールの様子がおかしい…… 既に追跡マーカーを使用。現在、砂漠方面に向かっている事を確認。 なんだか、エミールの様子がおかしいな…… 用意がいいな。追うぞ。 なんだか、あの丸っこいのの様子がおかしいな…… 準備良すぎるよ……まあ、いいけど。 これは……エミール?? これは……エミール!? ここは……一体…… エミールッ!! エミール!! おいっ!大丈夫か!? 気を……つけて…… まだ……生きて…… なっ…… 何だ……!? 何だッ……これは!? グアアァァァウアアアアアッッ!!! 警告:旧世界の魔法兵器。 魔素を利用した攻撃はあらゆる防御システムを貫通する可能性あり。 推奨:回避。 そんな事言われたって…… 何だよ、これッ!! 分かってるよそんなの! 何なんだッ!! 簡単に言うな!バカッ!! 僕は……ボク達ハ……!!! 永遠……クルしい……イタイ…… 何で、コンナ……僕達だけ…… もう……全部……殺してヤル!! こんな世界!!!要ラナい!!!! 警告:敵性魔法兵器、魔素の放出量増加。 警告:敵性魔法兵器、魔素の放出量増加 くそっ……手がつけられないッ メチャクチャだ。こんなの! あれは僕の……分身の成れの果てです…… 度重なる増殖と、長年に渡る戦争で……自我が崩壊してしまっているんです…… あいつらは……僕が決着を……つけないと…… 黙ってて! いいから休んで! 子供は黙ってろ!! ララ……ラ…… ラララ……ララ……ララララ ララララララララララララ………… 僕は! 僕達は頑張ったよ! 雨の日も風の日も嵐の日も。 たとえ仲間が死んでも、僕達はくじけずに戦ったよ! でも、永遠に続く戦争が、永遠に続く痛みが、ッフフッ……永遠に続く苦しみが…… 僕達に叫ぶんだ! この世界には守るべき価値が無いって…… こんな世界に意味は無いって……ハハハッ……そう叫ぶんだよ! フフフッ……ハハッ……ハハハハハハ…… アーッハッハッハ!ハハハハアアアアアアアアア!! ああっ!! やめろっ!! お前に……お前たちに…… この痛みが!! 悲しみが!! 絶望が!! わかルカああアアあああああああああっ だからって!!こんなの間違ってる!! どんなに苦しくても、どんなに辛くても…… あの人達は諦めたりしなかった。 いつか乗り越えられると信じて、戦ってたんだ! そうですよね!?カイネさんッ! 無駄だとわかっていても、やらなきゃダメなんだッ! だって、あの人が、守ろうとした世界なんだからッッッ!! …………!! ダメ……だなあ、僕は。 あんな、大事な事を、最後に……思い出すなんて。 エミール…… 僕は、逃げていたんです……大事な人を失った記憶から…… だって……辛くて……苦しくて…… 最後の最後で……2Bさんには迷惑をかけちゃいましたね…… 最後の最後で……9Sさんには迷惑をかけちゃいましたね…… 最後の最後で……A2さんには迷惑をかけちゃいましたね…… でも、もうすぐ会えるから……きっと…… 大丈夫、修理すれば…… 修理すれば、きっと良くなるよ…… さっさと修理して元気に…… ……やだなぁ……みんな、いるじゃ…… 逢えて……良かっ…… ひいいいっ!助けて……助けてください!! 機械生命体同士の……争い? 大変ありがとうございました。 貴様も機械生命体だろう…… いいえ!貴方と戦うつもりはありません! 私の名前はパスカル。戦いを嫌う機械生命体です。 ……だから何だ。 機械生命体に魂なんか無い。ただの殺戮機械だ。 私の仲間を何人も殺した罪を……償ってもらおう。 そうですか、仕方ありませんね。 それで、貴方が……救われるのなら。 パスカルを生かしておく。 パスカルを許さない。 ……殺さないのですか? うるさい……気が変わらない内にどこかに行け。 ……貴女は、 ……いえ、何でもありません。 ん?見かけない顔だな。 あんた誰だ? 貴女……どこかで見たことあるわね。 おいおい。その傷、大丈夫か? お前は、二号……生きてたのか。 久しぶりだな、アネモネ。 そうか……生きてたか。良かった。 ……あの時、一緒に戦った奴らは皆死んだよ。 二十一号は……私がこの手で…… ……すまなかったな。 そうだ!二号、君にそっくりな2Bっていうヨルハがいたんだよ。そいつは 死んだよ。 2Bは私が殺した。論理ウィルスに汚染されていたんだ。 このキャンプは自由に使ってくれ。施設の説明は…… 彼女の記憶は……この剣に残っている。 2Bの使ってた部屋は自由に使ってくれて構わない。 私がここのリーダーをやってるんだ。皆には言っておく。 予測:不可思議生命体エミールの住居。 警告:物品の窃盗は住人の反感を買う可能性あり。 エミールのお面を拾いますか? ……ドロボウさんは、アナタだったんですね! 親しき仲にも礼儀アリ……オシオキします! 僕の負けです……残酷な実力社会です…… ここは自由に使って下さい…… ふふふふふっ……正義は勝つのです! しょうこりも無くまた来たんですね。 いいでしょう。ケシズミに変えてあげます! ねぇ……見て? 機械生命体の仲間達のパーツで飾られている。 私……どんどんキレイになってくよ。 だから、お願い。 私の事を、好きになって? 僕を……助けて…… 検査推奨:記憶エリア。 ハイハイ。 『ハイ』は一度で認識可能。 記憶エリアチェック完了。問題なし。 検査推奨:視覚センサー処理系。 視覚センサー処理系チェック完了。問題なし。 全チェック完了。 ふうっ……ようやく全部のチェックが終わった…… データオーバーホールとか、やり過ぎだよ。 機体9Sは敵に鹵獲され長時間の操作不能状態にあった。 その間に敵の論理ウィルスの潜伏を許してしまった可能性が…… わかったわかった。 後は、バンカーのサーバーとデータを同期をしたら終わりだね。 何……今の? データ同期を中止。 警告:データ同期は全ヨルハ機体の義務工程。 不明瞭なノイズがあったからね。 2Bのデータ同期プロセスも一旦保留しておいて。 万全を期する為に、データノイズの原因を探す。 サーバーへのポートを開いて。 全部調べるのは無理だな……重要なポイントに絞って調べよう。 検出:月面の人類会議サーバーへのポートログ。 どうして防壁がこんな所に…… これは月面への資材搬入記録か。 でも、変だな……空のコンテナがやたらある。 何でこんな……無意味な事してるんだろう? 検出:ヨルハ機体保管記録。 こんなに厳重に防御する意味ってなんだろう…… ブラックボックスに関する情報だけ、全部潰されてる…… ん……?新しいポートが開いた。 検出:人類会議及びヨルハ計画記録インデックス。 警告:当該データへのアクセスは許可されていない。 ……変なデータが多すぎる。 このデータも調べないとダメだ。 攻撃型の防壁!? こんなのをサーバー内部に設置するなんて…… このデータ……ヨルハ計画の中に、人類会議策定の見出しが入ってる…… これじゃあ、順番が逆…… 数多の戦いと冒険を経て、預言者は言う。 ああ、大地の慈悲を。 ああ、天上の喜びを。 鉄の軛から解き放たれ、 私達の魂は…… 今のは……一体? くそっ!見つかった? 否定:2Bからの緊急援護申請。 サーバー切断。ボディユニット起動。 2Bの脱出経路を確保しないと…… よし。最初のゲート解除! 第二ゲート解除。 解放したぞ。 報告:2Bが大型の機械生命体と交戦中。 大型機械生命体は工場施設より電力供給を受けている事を確認。 推奨:工場施設のメインフレームに侵入し電力停止を敢行。 工場システム掌握20%2B、何とか耐えぬいて下さい! 工場システム掌握50%!!後は、このコアさえ何とかすれば…… 2Bのブラックボックス信号健在……良かった。 通常通信は不調…… 向こうに直接侵入して操作するしかない。 クソッ……こんな防壁…… オレは……俺は……にいちゃん…… にいちゃん……どうして…… 他の何も要らなかった…… 何……これ? 警告:巨大な自我データの崩壊。データ汚染の危険あり。 ここまで来て、逃げる訳にはいかない! 俺にとってはにいちゃんだけが…… にいちゃんと居る事だけが生きてる意味だった…… 警告:ヨルハ機体9Sの自我データの汚染を検知。 推奨:早急な退避と治療。 あと……少し…… イヴの持つ、オブジェクトコントロール機能を奪えれば…… ねぇ……にいちゃん…… ぼく、たたかう事は嫌いじゃないよ…… だけど、にいちゃんが傷つくのはイヤだよ…… にいちゃんが居なくなるのは……もっとイヤだ…… だから、ふたりで、どこか、静かな場所に…… にいちゃ…… 9Sデータシステム破損。アクセス不良を検知。 自閉モードで再配置。 ここは…… リカバリーセクタ。各ブロックのアクセス不良を解除せよ。 視覚情報エラー修正。 音声ユニット回復。周辺環境音確認。 ……S……9S…… ……9Sッ! ボディユニットのバイタル低下を確認。 ボディユニットのバイタル危険値に突入。 早急な回路修復が必要。 ブラックボックス信号停止。 9Sの死亡を確認。 識別信号機能停止 EMP攻撃の衝撃によってA2のメモリ空間にハッキング被害が生じた模様。 じゃあ、これは私の記憶領域か…… てか、何でお前がここにいるんだ? 随行支援ユニットは支援対象機に不具合があった場合、内部モニタリングの義務がある為。 勝手に人の頭に入ってくるな…… ワタ……シは……砂漠……試作機…… 人類殲滅の……製作サレ…… 何だ?……これは。 敵機体からのハッキングにより、敵のメモリ空間との強制融合が為されている。 本来は……と呼称すべきだが……2Bと…… 監視を継続し、状況によっては処分…… 本データは2Bの記憶データの断片。 生存時にヨルハ部隊司令官より受けていた命令。 ……は違うよ、二号。私達はみんな、自分で選ん……来たんだ…… 生きる意味を与えてくれ……ありが…… やめろっ!!! 当該データはヨルハ機体A2自身の記憶と認定。 うるさいっ!さっさと接続を切れッ!! ママ……ママ…… ママ…… A2さん……ありがとうございます…… なんだ……この防壁…… 警告:閉鎖系防御システム。 どうやったら壊せるんだ!? 予測:当該自我データを暴走させる。 その自爆エネルギーで防壁を一時的に麻痺させる事が可能。 それじゃあ入れないのと一緒だ! 『塔』サブユニットへのアクセスには『アクセス認証キー』が必要です。 申し訳ありませんがアクセスを許可する事は出来ません。 その代わりとしまして…… 今回は初回アクセスをされた方に特別なサービスとして、 『資源回収ユニット』へのツアーにご招待いたします! またのご来訪、心よりお待ち申し上げております。 何だ……今のは? 敵システムからの強制通信。 『資源回収ユニット』と称する物体の場所を通知。 大変申し訳ありません。 『塔』メインユニットへのアクセスにはサブユニットのロック解除が必要です。 お手数ですが、よろしくお願いいたします。 疑問:機械生命体がこのようなアナウンスを行う理由。 ……奴らのやる事に、理由なんか無いさ。 『塔』サブユニットへのアクセスが可能になりました。 『塔』サブユニットのロックが解除されました。 利用した『アクセス認証キー』を無効化します。 解除するサブユニットはあと2つ…… つまり、全部で3つの『アクセス認証キー』とやらが必要って事か。 おめでとうございます!全てのサブユニットのロックが解除されました。 景品のファイナルワン賞は『塔』内部にご用意しております。 ご来場、お待ちしております! 敵の警戒レベルが上昇中。 9Sによる『塔』への侵入を警戒している為と推測。 邪魔するなッ!! クソッ!キリが無いッ……!! 友軍の反応アリ。 ……友軍!? <<バンカーより地上部隊へ。任務の情報が更新されたから、データを転送しますね>> <<ちゃんと隊長の命令を聞いて、くれぐれも無理しないように!>> あらあなた、任務はもう終わったの? 機械生命体との和睦が成立すれば、これ以上の犠牲は出ないんだろうけど、そうと割り切れない人も中にはいるのよ。 号令に熱が入りすぎて、任務内容を伝えてないみたいだけど、大丈夫かしら? まぁ、地上についたら私が連絡するから別にいいんだけど。 <<地上部隊、こちらバンカー。次の任務に必要なデータを転送します>> こんなところで何してるんですか? 戦闘部隊は今も地上で戦ってるんです。早く向かってください。 ……以上が任務の概要です。詳細は追って連絡します。 ……何ですか?その目は。 ……以上が任務の概要です。次に詳細ですが…… ……何か御用ですか?今は任務の伝達中なので、邪魔しないでください。 <<地上部隊、こちらバンカー>> <<ちょっとバイタル反応が低下してるみたいだから、無理せず治療してね>> ……あら、こんなところでどうしたの?あなた達が休んでるうちに、手柄をもらっちゃおうかしら。 最近すっかり仕事にも慣れちゃったみたいで、少しさみしいわ。 あなた達も息ぴったりね。私達も負けてられないわねぇ。 この子はまだ製造されて日が浅いせいか、すっごく緊張してるみたい。 情報は短く簡潔に、要点だけをまとめないと一人前とは言えないわね。 ちょっとくらいヘマをしたってフォローするのにねぇ。相棒だもの……あなた達もそうでしょう? <<何か異常はありませんか?>> <<バイタル反応は正常みたいですが、検出できないエラーが潜んでるかもしれないのでそろそろ戻ってメンテナンスを……>> <<ああちょっと、切らないでください!!!>> 通信がつながらない……もしかして何かあったんじゃ…… <<もしもし、聞こえますか?もしもーし!>> いいですか?絶対に油断しないでくださいよ? 危ないと思ったらすぐ引いて、他の隊員に任せて……ちゃんと聞いてますか? ……この間はたまたま、運良く無傷で帰ってこれたものの……次は大けがしたらと思うと気が重い…… いっそ私も戦闘特化型にモデルチェンジすれば……? 本当に大丈夫ですか? 回復薬は持ちました?数は足りてますか?バイタル反応が低下したらすぐに治療するんですよ? はぁ……心配です……今からオペレーターモデルに転換願い出そうかな…… ……お前達は信じてるか?これは誰のための戦争だ? ……なんでもない、失言だった。気にしないでくれ。 私を見張ったところで無駄だぞ。 別に謀反を企ててるわけじゃない。なんなら司令部に報告するか? ……どうせ聞いちゃくれないだろうがな。 ……こっちは順調だ。ああ、特に気づかれてる様子は…… なんだお前、あっちにいけ。 おい、しつこいぞ。何の通信かって?そんなのお前に関係ないだろ。 …………ああ、こっちの問題だ。気にしないでくれ。 ほら、早く行った行った。 調子はどうだ?私達はまぁ……ぼちぼちだな。 最初に比べて大分マシになったが、まだ全然だ。もっと精進しないとな。 ……オペレーターの説明は細かすぎるんだ。現地で必要なデータさえあれば、後は適当にこっちで対処するんだが。 相棒がかなり緊張しているようだな……そんなに私は頼りなく見えるだろうか? 最近少しだけ任務に慣れてきたんです。まだまだ足を引っ張ってばかりだけど、いつかは私も…… ……任務了解です!精一杯頑張りますね! オペレーターさんが丁寧に説明してくれてるのに、私全然理解できなくて……先輩の足を引っ張らないか心配です…… ……あの、すみません……説明がちょっとわからなくて……もう一度お願いできませんか……? 仲間が戦ってるのに、危ないからって一人だけ引くわけにはいかないだろう。 データはちゃんとバックアップしてあるんだし、怪我なんて修理すればすぐに治る。……オペレーターは心配性だなぁ。 戦闘部隊は戦うためにいるんだ。 私も仲間と一緒に人類の勝利に貢献したい。お前達もそうだろう? そんなに心配しなくても大丈夫だ。回復薬は足りてるし、自分の体調管理くらいできる。 …………はぁ…… 心配してくれるのはありがたいんだが……このまま永遠に出撃出来ない気がする…… お前達!先の作戦はよくやったな!この調子で我々が活躍して、人類に栄光を取り戻すぞ! 正義が負けるなど、あってはならんことだ。先に散っていった仲間たちのためにも、必ず勝つぞ。 いいかお前達!人類の存続は我々の手にかかっている!気を引き締めて任務にかかるんだぞ! 機械生命体を見つけたら容赦するな!悪を許してはならない! 自分も人類の勝利に貢献したいのに、皆の足を引っ張ってばかりで……次こそは……絶対…… 自分は隊長みたいに、機械生命体を沢山倒して人類の勝利に貢献するのが夢なんです。 ……自分には、人類なんて見たこともない人たちのために誰かが死ぬのは嫌です。 このまま皆でここに住んでいられたらいいのに……どうしてそれが許されないんだろう。 敵と戦うのは向いてないのに、戦闘部隊に配属されてしまった……今からでもオペレーターにチェンジできないかな…… 隊長、誰かがやられそうになるといつも庇うんですよ。 その度にデータが巻き戻って、だから自分達と過ごした記憶なんてそんなに無いくせに、馬鹿ですよね。 隊長は形にこだわるタイプなんですよね。こんなところで号令なんかしてないで、さっさと任務に行きたいんですが…… 地上部隊、こちらバンカー。報告書は受け取った。 引き続き、しっかり働けよ。 なんだ?何か用か? 人間がいたころの地球ってのはどんな感じだったんだろうな。 まぁ、今の地球にも行ったことはないんだが。 格納庫は横のエレベーターから行けるぞ。 いい加減覚えたって?そりゃ悪かったな。 地球はどれだけ見てても飽きないな…… 格納庫なら横のエレベーターから行けるぞ? 早く地球に戻れる日が来るといいな……人類と一緒に。 お疲れ様、調子はどうだ? 少しくらい休むのも構わないが、そろそろ任務に戻った方がいいんじゃないか? おつかれさまです~休憩ですか~? 休憩しすぎて、司令官に怒られても知りませんよ~ う~ん……困りましたね~ 中々見つからないな…… ……ん?何か問題かって? 実は地上部隊の1人が、水没都市でポッドを失くしたみたいでな。 救援音をたどろうとしたんですけど、見つからないんです~ あの辺りの地上は大体捜索したみたいなんだが…… もし見つけたら、保護してあげてくれませんか?一人ぼっちはかわいそうなので。 よろしくな。 おや、こんにちは。 お前達かなり噂になってるぞ。 デカ物をブラックボックスでばーんなんて、すごいですね~ 無茶が過ぎて、本当に死んだりするなよ? データは大事に預かりますから、こまめにアップロードしてくださいね~ 司令室に行きたいなら左に進むといい。 サーバー管理室は右ですよ~ 気をつけてな。 いってらっしゃい~ <<もしもし、お怪我はありませんか?>> <<先ほどの報告を司令部に転送しました。次の任務を連絡します>> どうしました?どこか怪我でも? 怪我したなら、ちゃんと治療しないとだめですよ?無理しないでくださいね。 ……お前達だろ?機械生命体から和睦の申し入れを受けたのは。どうだ?信用できそうか? 悪いな、戦争が長く続いたせいか……どうも信用出来なくて。 確かに、和睦が結ばれれば地上も平和になるんだろうが…… 和睦が結ばれれば、地上は一応平和になるでしょう。 でもその平和は、ちょっとした衝突が起きればすぐに争いに発展してしまう……そんな危険をはらんでいます。 それでも、今みたいに戦闘部隊が真正面から敵と戦うこともなくなる。それだけでも和睦協定は十分に価値があると思います。 今地上で見た動植物について話してたんだ。オペレーターはデータ収集が好きみたいでな。 戦闘部隊がうらやましいです。許されるなら、直接行ってデータを集めたいのに…… 許可が取れれば連れてってやれるんだがなぁ。やっぱり難しいかな。 地球の色んなことを聞けるのは楽しいですが、やっぱり皆が無事に帰ってくることが一番嬉しいです。 だからあなた達も、心配かけちゃだめですよ? <<地上部隊!飛行ユニットは高価なんですから、丁寧に扱ってください!!>> 今忙しいんです!後にして! あなたたちか、機械生命体と話したっていうのは。 ……まさか、あんな金属剥き出しの野蛮な連中の事を信じたりしてませんよね? 奴らは人類の敵であり、私達の同胞を殺した憎むべき敵です。今も地上に我が物顔でのさぼっているなんて耐えがたい。 しばらく膠着状態が続いていたから、こっちが条件を飲むと思ってるんだろう。 結局、奴らの親玉はどこに隠れてるんだろうな。 エイリアンを倒したら全ておしまいなんだから、さっさと出てくれば良いのに。 今は我々が優勢だ。 このまま奴らを滅ぼし、人類に勝利をささげよう。 お疲れ、今から出撃か? いいなぁ、私もまだ飛んでたい。 飛行ユニットは高価なんですから、無駄使いは許しませんよ? そうでなくても戦闘部隊は扱いが雑なんだから。貴方こないだも機体に傷をつけてましたよね? 貴方達が剥がした塗装、誰が綺麗にしてると思ってるんですか?せっかくの美しい機体を台無しにして、そんなだから…… ストップ!私達が悪かったから、もうその辺でいいだろ? いっそボディに羽とジェットつけられたらなぁ。開発部に頼んでみるかな? それはいいですね、飛行ユニットも傷つきませんし。 前に頼んでみたんだが、ボディが耐えられないとかコストが高いとかで却下された。 え~……残念…… お疲れ様。どうした、サボりか? あんまりサボりすぎるなよ。怒られても知らないぞ。 おお、お前か。新商品は試してくれたか? まだならぜひ試してくれ! 我々の発明で少しでも被害が抑えられるなら、これほどうれしいことはない。 義体の製造はコストがかかるからな! やあ、こんにちは。回復薬は使ってくれてるか? 我が技術開発部自慢の一品だ。個室にあるこのモニターから買えるから、是非使ってくれ。 ん?何か用か?……商品のラインナップが少ないだと? 仕方ないだろ、バンカーは物資が限られてるんだ。今鋭意開発中だから、ちょっとまっててくれ。 うう……気持ち悪い…… お前達、機械生命体から和睦の申し入れを受けたんだってな。 奴らの考えてることはさっぱり解らんな……なんで今更…… 和睦、結ばれれば……空、飛ばなくても……良い……? ……まぁ今より回数は減るだろうな。 もっと早く奴らと話せていたら、犠牲は減らせたんだろうか? 仮定の話なんて無意味だとは解ってるんだが、そう思わずにいられないよ。 ……うう……気持ち悪い…… こいつ、平衡器官がやられちまってて、アンドロイドの癖に乗り物酔いするんだ。 何度も修理してるんだけど、直らないみたいでさ。癖になっちまってんのかな? お前達も気をつけろよ。 大丈夫か?戻れそうか? …………無理です…… ……飛行ユニットで移動しなくて済むように、私からも頼んでやるか。 地上からの連絡はどんな些細なことでも構わん、すぐに報告しろ! ……お前達、こんなところで何をしている? 緊急事態だ。すぐに現地に向かえ。 2B……無事でよかった。 作戦にあたっていた仲間の内、数人とまだ連絡がとれない。……悪いが急いで捜索に当たってくれ。 今回の被害は甚大だ。またあんな奴がきたら……厄介だな…… 9S!2Bが敵の罠に嵌められた!至急支援にあたってくれ! 2Bを頼んだぞ…… ヨルハ部隊は全員戦闘配置につけ!地上の様子はなんでもいい、すぐに報告せよ!! くそっ……どうなってるんだ……? 作戦は順調だが、油断するなよ。 今日のために我々は存在してきた。貴様の価値を示してみろ。 この作戦、必ず成功させるぞ。 どうした、問題発生か? 何もないなら、いい。引き続き任務にあたってくれ。 任務は順調か? お前達、任務はどうした?目的地のデータは送ってあるだろう。 いつまでそこに立っているつもりだ。我々の存在意義を忘れるな。 え、お二人は今地上のはずじゃ……困ります!命令違反で報告なんて嫌ですからね! 何してるんですか!至急作戦行動に戻ってください! すみません……9Sの情報はまだ入手できてないんです…… 2B、無茶はしないでくださいね。 9S、どうか、2Bを…… 2B……無事でいてください…… ちょっと!任務はどうしたんですか!?命令違反で怒られますよ! もう!まだこんなところにいるんですか!早く地上に向かってください! 司令官に誤魔化しておかなきゃ…… おかえりなさい!ねぇねぇ、新しい地上のデータ、見せてください! ふむふむ…………………… お疲れ様です!調子はどうですか? 綺麗な花とか、大きな木とか、可愛い動物とか……いいですよね…… えっと、何か困ったことでもありました?もしかして、情報送り忘れちゃったとか…… どうしよう……また怒られる…… ……何故ここに?あなた達には地上での任務が言い渡されているはず。 ここにいるのは命令違反です。 あなた達は今ここにいるべきではないはずです。ただちに任務に戻ってください。 オペレーター21Oから9S。……9S、応答を。 ……繰り返す。オペレーター21Oから9S……応答せよ…… ……廊下に出て、司令室の反対にサーバー管理室があります。 そこなら、ここからでも地上へ干渉することができるでしょう。 修復直後の過度な活動は推奨されません。無茶な行動は慎んでください。 どうしてここへ?何か問題でも? 準備ができたら、任務に戻ってください。 今日はどういった要件で? エイリアンアラートの解析……なかなか進みません。 地上への興味は尽きませんね。直接出向きたいとは思いませんが…… 私はオペレーターモデルですから、こうやってデータを眺めている時が一番落ち着きます。 何か用ですか?要件は手短にお願いします。 まだこんなところにいるんですか?早く任務に戻ってください。 命令違反で通報しますよ。 メンテナンスなら任せてください。今日はどこを強化しますか? 機体の性能に物足りなさを感じたら、いつでも来てください。 メンテナンスをお望みですね? スキャナーモデルの中でも、僕の腕は一級品ですからね。頼りにしてくれて構いませんよ。 休憩しますか? セーブしますか? ゲームをつづけますか? <<地上部隊、こちらバンカーだ>> <<…………なるほど、了解した。すぐに対処する>> ……悪いが後にしてくれないか?今はちょっと忙しい。 大先輩がちょっとした豆知識を教えてやろう。転送端末には常に替えの義体素材が収納されているんだ。 素材はバンカーから各地のキャンプに支給されて、レジスタンスが補充している。 次に、遠隔地にあるパーソナルデータを新しい義体に移すことで、瞬時に移動できるというわけだ。 たまに機械生命体が電波を妨害して、転送端末が使えなくなることがある。 妨害してる敵を倒して転送端末にアクセスすると復旧させられるんだが……実に厄介だ。 大先輩からの有難いアドバイスだ。パーソナルデータはこまめにバックアップしておけよ。 そうすれば、たとえ義体を失っても問題ない。バックアップデータを新しい義体に入れれば、元通りだ。 転送端末に個体情報を登録しておけば、地上からでもデータをバックアップできるんだ。 電波の届く範囲ならな。 <<もしもしこちらバンカー、今からデータを転送します>> ……あら、ごめんなさいねぇ。今ちょっと立てこんでて、お喋りする暇がないのよ。 <<…………はい……はい。了解、ちょっとまってねぇ>> ……あら、まだいたの? そうだ、あるアイテムでちょっとしたお着替えができるのは知ってるかしら? あら、知ってるの……あなたって意外と大胆なのね。 ヨルハ部隊の衣装って素敵よね。 この衣装も好きなんだけど、あのクールなヘルメットとか……憧れるわぁ…… あなた、ちゃんとメールを確認してる? たまに任務の内容をメールで送ったら、『どこで確認すればいいの?』なんて聞いてくる子がいるのよ。 転送端末で確認できるから、あなたは忘れないでね。 ちょっと複雑な任務だと、口頭だけで説明するのはお互い大変でしょう? 形に残るって点でも、メールって便利よねぇ。 ……今任務中だ。 しつこいな……お前は暇なのか?さっさと任務に戻れ。 ……アンドロイドと機械生命体が和平を結ぶなど、私は反対だ。 奴らに対する恨みを捨てることなどできない。 奴らの中にも我々への恨みを捨てられない奴がいれば、それがたとえ一握りでも、争いの理由としては十分だ。 こんなところで私と話していても時間の無駄だろう。 やるべきことをやれ……死んでいった仲間のためにも。 ヨルハ隊員の義体には、一度倒した敵の情報を自動でデータベースに登録する機能が備わっている。 戦闘部隊でありながら、情報収集も可能とは……実に合理的な設計だ。 まだ何か用かね?不必要な会話で無駄なエネルギーを消費するな。 何かトラブル発生かしら? 地上はかなり混乱してるみたいだから……気をつけてね。 私達オペレーターはあなた達と違って、新しい義体になって、記憶が巻き戻るようなことがないから。 あなた達がもう覚えていないことでも、いつまでも覚えてる。 ジャンクデータはさっさと消去しないといけないんだけど、整理整頓は苦手なのよね。 こんにちは。あなた達のチームは、いつも仲良しね。 たまたま同じ任務についてるってだけでも、仲よしの方がいいに決まってるわ。 地上の任務にはもう慣れたかしら?私達にできることはあんまりないけど、精一杯サポートするわ。 頑張ってね。 <<……地上部隊、応答せよ。こちらバンカー>> ……ああ、すまない。今は放っておいてくれないか。 昔の義体には、蓄積された経験をプラグイン・チップとして書き出す機能が備わっていたんだ。 だが、仕様的に不要だと判断されて削除されたらしい。開発部の考える事は良くわからないよな…… プラグイン・チップの合成はもう試したか? 複数のチップのデータからより高性能なチップを書き出せる仕組みだ。 確か、レジスタンスキャンプのメンテナンス屋がやってくれる。まだ試したことがないなら試してみると良い。 ちょっと君、プラグイン・チップを装備すると義体の性能を高められるのは知っているか? チップを沢山装備したいなら、サーバー管理室にいるS型モデルに聞いてみると良い。 義体に装備されたプラグイン・チップは、死ぬとそのまま義体に残ってしまうんだ。 ちゃんと義体を回収すれば戻ってくるから、忘れないように気をつけるんだぞ。 今は仕事中だ。話をしたいなら後できてくれ。 こんなところにいていいのか?お前もほら、なんか……仕事くらいあるだろ? ……もしかして暇なのか? 機械生命体から和睦協定を受けるとは、面白いことになってきたな。 互いの思想や利害を超えて手をとりあえる、素晴らしいじゃないか。 ……まぁ、実際のところ、和睦協定を面白く思わない奴は多いだろうな。 今まで奴らにされたこと、してきたことを忘れるなんて無理だ。 だがこれ以上悲劇を重ねないために、できることをすべきだと、私は思う。 やあ君、ポッドを有効利用してるか? ポッドに専用のプログラムをインストールして必殺技を繰り出す!その名もポッド・プログラム! 上手く使いこなしてくれよ! ポッドにどのプログラムを使わせるのか、忘れずにちゃんと設定するんだぞ! ごめんなさい、今はちょっと……落ち着いてから来ていただけませんか? せっかく来ていただいて申し訳ないんですが、またあとでお願いします。 地上部隊、こちらバンカー。ポッドの捜索はどうですか? …………まだ見つからないんですね。救援音が出ているはず……引き続き調査してください。 ポッドちゃん……どこにいったんだろう……砂の中深くに埋もれちゃったのかも…… <<もしもし、こちらバンカーです。…………え、ポッドをなくした??>> <<…………はい…………はい……そうですか……>> <<わかりました。ポッドが救援音を出しているはずなので、辺りを捜索してみてください>> …………はぁ……全く…… ……すみません、お見苦しいところを。 担当している隊員が砂漠でポッドを失くしたみたいで…… もし見つけたら保護してあげてください。よろしくお願いします。 戦争とかただでさえ面倒なのに、緊急事態とか……面倒臭すぎる…… あー……早く終わんねぇかな………… 仕事なら別の奴に頼んでくれ。ずっと椅子に座っとくのも大変なんだ。 あ~……だるい………… ……なに?仕事?違うのか……ならいいや。 あ~……眠い………… 地上の任務は順調ですか?報告は担当オペレーターを通して、司令官にお伝えください。 ご武運をお祈りいたしております。頑張って。 あの……実はエイリアン反応の件を月面に報告してから、これといった反応がなくて…… きっと、本部も混乱しているだけですよね……すみません、こんなこと言って。 先の人型機械生命体の件も、本部からは特に指示がないままなんです。 情報も少ないし、私達を信頼して任せているにしても…… もう地上に関心がないのかもって……不安です。 月面人類会議への連絡は司令官のみ承認権があります。各ヨルハ部隊員の個別連絡は認められていません。 私は主に人類会議との通信を担当しています。 人類会議からの連絡はあまりないので、通信はもっぱら地上の報告ですね。 それだけ、この基地が信頼されているということでしょう。 <<敵増援!マップデータを更新します!>> 話しかけられると敵を見失っちゃうんで、後にしてくださいー! 全裸男達の行方はいまだ掴めずって感じですけど、今全力で調査中です! あの全裸男、見つけたと思ったら糸になって消えちゃうんですよねー。あれ何で出来てるんだろ。 おつかれさま!こないだの戦闘、最高でした!次の活躍も楽しみにしてます! 何か面白いことはないかな~? <<レジスタンスキャンプ、こちらバンカー。被害状況の報告をお願いします>> 申し訳ありません……人型機械生命体の調査は難航していて、お伝えできることはありません。 人型機械生命体の戦闘能力は依然成長しているようです。 調査に向かった部隊は全滅…… 油断ならない相手です。遭遇次第、破壊してください。 お疲れ様です。任務は順調ですか? HUDには任務に関する情報を表示できます。必要に応じて適切なプラグイン・チップをご利用ください。 地上部隊が安全に戦えるよう、レジスタンスと協力してさまざまな情報を集めています。 皆さまのお役に立てれば幸いです。 ボク……存在……コノセカイ…… ソンザイイギ……自分…… ウマレタ……意味…… 自分がソンザイする為には、強固な…… 誰かヲ破壊するだけでは承認サレナイ…… だがソレデハ……このセカイに我々ハ…… 苦シイ……苦しい…… 何故、私達は……生まれた…… どうしてこんなに……苦しい…… 誰も助けて……くれない…… こんなセカイ……要らない…… 記録回路調査……88%、92%、98%…… メモリ調整完了:不良率30% 運動機能 左腕 調整完了:不良率32% 運動機能 右腕 調整完了:不良率11% 思考野 調整完了:不良率64% 中央エリアはかなり植物の侵食が進んでるな…… サイズもかなり大きい。 情報:人類退避後、植物の巨大化現象を確認。 ふーん。でっかいイノシシとか居たりして。 警告:機械生命体反応。高エネルギーで危険な装備を確認。 その箱を動かせば、廃墟都市に出られますね。 お前たちか……大型兵器の座標データは届いたか? あれほどの兵器が2体も現れるとは……お前たちも気をつけてくれ。 こんな所で良ければいくらでも休んでいってくれ。これくらいしかできなくて悪いな…… 今回の作戦で行方不明になったアンドロイドはかなり多いみたいだ。 我々も捜索隊を組んでいるが、危険区域には近づけなくてな……救出作戦は難航している。 焦る気持ちはわかるが、お前にまで何かあったら大変だ。準備はしっかり整えるんだぞ。 こんなことが……みんなは……わずかでも、避難できた仲間がいるはずだ…… ……すまない、今補給してやれるのはこれくらいしか…… 怪我はないか? こちらも、すっかり元通り……というわけではないが、支援する準備は整っている。 必要なものがあれば補給していってくれ。 これですべて片がつくんだな…………人類に、栄光あれ。 ……変わったな、二号。口調も、性格も、あのころの君とは全く違う。 お互い様だ。アネモネはリーダーらしくなった。 私なんて、ローズに比べれば…… おかえり。お前が無事に帰ってきてよかった。 足りないものはないか?外は危険だ……油断するなよ。 ……実は、あの時の記録は、そこの外部記憶に保存しているんだ。 私達が戦った、あの日の事は残しておかないといけないと思ってね。 そして、君にはそれを知る権利がある。 私達だけは、忘れちゃいけないんだ。 よく戻ったな。足りないものがあれば補給していくといい。 疲れただろう?ゆっくり体を休めていってくれ。 もし手が空いていたら、困ってるやつを助けてやってほしい。 何が必要だ? また来いよ! 大変だったな……武器がいるんだろ?ゆっくり見て行ってくれ。 アンタ……その武器は…… そうか。あの子は死んだか…・… ヨルハ部隊の武器は装備者の外部記憶が保管されている。彼女が持っていた能力や……想い出を大事にしてやってくれ。 色々大変だが、戦うにはまず攻撃力が重要だ。武器の整備はちゃんとしておけよ。 おっ、武器が必要か? やあ。武器の整備ならいつでも任せてくれ。 武器が必要か? いらっしゃいませ。何があっても、全力でバックアップするよ! またのお越しを! 必要なものがあれば、なんでも言えよ。 いらっしゃいませ。良いものそろってるよ! 何か見て行くかい? いらっしゃいませ。何か買っていくかい? こんにちは。ヨルハの人ですよね? ここはメンテナンスショップです。皆さんの機体の相談・整備などを承っています。 何かご用ですか? 強化・合成を行う。 機体の相談をする。 とくにない。 メンテナンスのご用ですか? 何についてお話しましょうか? 義体について。 ポッドの強化ついて。 ポッドの追加入手について。 武器装備について。 3D酔いするんだけど…… 義体っていうのはヨルハ部隊の皆さんの身体そのものですね。 義体を強化するには『経験値』と『プラグイン・チップ』の2種類があります。 経験値……は有名だから説明する必要ないですよね? プラグイン・チップって言うのは本体を強化するアイテムで、様々な機能があります。 ただ、操作が難しく、自分で設定しようとすると中々ハードルが高いんですよね…… もし良ければ、今お持ちのチップで、私がオススメの設定にしましょうか? どのタイプに設定しましょうか? バランス重視。 攻撃重視。 防御重視。 調整しない。 わかりました。設定させていただきますね。 はい。完了しました。 プラグイン・チップは奥が深いので、興味があればご自分でも設定してみてくださいね。 ポッドはヨルハ部隊に支給されている随行支援ユニットなんですが、強化する方法は2つあります。 まず一つは、ウチみたいなメンテナンス屋で強化する方法。 お金と素材が必要だけどポッドの攻撃力を強化する事が出来ます。 もう一つの方法は『ポッド・プログラム』を装備する事ですね。 ポッド・プログラムは、レーザーの様な攻撃系の物から、敵の行動を妨害するような補助系まで様々な種類のプログラムが存在します。 ウチでも売っているので、興味があれば買ってみてくださいね。 ポッドは複数装備出来るみたいなんですが……ポッド自体は希少な物なのでお店では売ってないんです。 どこかで見つける事が出来れば、使い勝手も良くなると思うんですけど…… 『砂漠のどこかに落ちてる』とか『海に落とした』っていう情報は聞きますが…… 最新型のヨルハ機体は、 で起動するシステムメニューの「WEAPON」で装備出来ます。 2種類の武器を、2セットまでセット出来ますので、色々試してみて下さいね。 セットの切り替えは、 ショートカットメニューから出来ますよ。 システムメニューの「SYSTEM」→「オプション」→「カメラ」で色々設定可能なのでそちらでお好みの状態にしていただけます。 また私の方でカメラを調整する事も可能ですが、どうしましょうか? なるべく3D酔いしないカメラ設定にする。 通常のカメラ設定に戻す。 調整しなくていい。 わかりました。では、こちらでカメラを設定しますね。 調整終了です。細かい部分の調整はご自分でしてくださいね。 機体を調整しておけば有利に戦闘を進めることが出来ます。 新しいチップやプログラムを入手したら是非試してみてください。 またのお越しをお待ちしております。 おかえり。足りないものはないか? 最近物騒だからな。準備はしっかりしていけよ。 いらっしゃい。足りないものはないか? がんばれよ。 あ、そうだ。また砂漠のバラでお酒を作ったの。 良ければ持って行って。 おかえりなさい。足りないものはないかしら? 気をつけてね。 大変だと思うけど……準備はしっかりしないと。 いらっしゃい。足りないものはないかしら? 応援してるわ。 あら、何が必要かしら? お疲れ、お前も何か聴きにきたのか? 昔の人間も、音楽がある場所に集まっていたらしい。……私達と同じだな。 音楽を聞くと落ち着くな……お前もそう思うだろ? 思う 思わない お前とは話が合いそうだ。よし、これをやろう。 これは昔ジュークボックスと呼ばれていた箱で、音楽を再生する機械だ。 レコードがあれば好きな音楽を流せる。自由に使ってくれ。 そうか、残念だな。 お前も何か聴きたいなら、好きな曲に変えていいぞ。 穏やかな曲も癒されて好きなんだが、激しい曲も戦意が高まっていいよな。 最近、敵が活発になってる気がしないか?気のせいだといいんだが…… いざとなったら皆を守れるように、こっそり訓練してるんだ。まだまだ未熟だがな。 どこから敵が襲ってくるかわからないからな。見回りは欠かせないんだ。 俺達の義体はそれほど戦闘能力が高くない。あんたらがうらやましいよ。 お前もまだ生きてるみたいだな。 俺達は何が何でも生きなくちゃならない。弱気になってる場合じゃないんだ。 ヨルハ部隊はすごいな。機械生命体をあんな大量に撃破出来るなんて。 道中気をつけてな。まあ、言われなくても大丈夫だろうが。 やあ、今日もいい天気だな。 こいつお前の事をいたく気に入ってるらしい。良い奴なんだが、自慢話には気をつけろよ。 こないだの大型兵器の件といい、お前はホントすごいな。この調子で戦争を終わらせようぜ。 俺達が集めた情報を君達が役立てる…… 情報収集は危険だから物資調達を好む奴もいるが、やりがいがある仕事だ。 お前の噂は聞いてるよ。すごい活躍なんだってな。 俺達は戦闘向きじゃないが、調査は得意なんだ。 マップデータがあるだろ?アレは俺達が手伝ったんだぜ。他にも……えっ、もういいのか? バンカー、こちらレジスタンスキャンプ。地上のデータを送信します。 陥没した地域の記録で忙しいんです。すみませんがそっとしておいてください。 ……………… しつこいですよ。 ……すみません、集中しないと手元が狂ってしまうので…… ちょっと、いい加減にしてください。 お前か。首尾はどうだ?あんまり無茶するなよ。 補給はしっかりしていけ。自己管理も大事な仕事だぞ。 リーダーに何か用か?あの人はああ見えて心配性だから、あまり無茶しないでくれよ。 この周辺地域で活動するレジスタンスは、皆ここを拠点にしている。 だから人や物資はしっかり管理しないとな。 足りないものがあるなら、そこにいる担当者から補給してくれ。 こんにちは!お元気ですか?ここのところ立て続けに異変が起こってますよね、それもこのエリアばっかり。私本当に心配で心配で心配で、 私もこのあいだちょっと外に出た時に機械生命体に襲われて、まぁ大型兵器に比べたら大した相手じゃないんでしょうけど本当にびっくりして、 一緒に調査してた同僚がとっさに助けてくれたんで、怪我もなかったんですがあの時は本当に死ぬかと思いました。持つべきものは友ですよね。 本当に感謝してもしきれないというか、ああ解ってますよ、喋りすぎるなって目ですよね知ってます。でもせっかく来たんだからもう少し話を ああ、また来てくれたんですね!忙しいところをわざわざ来てくださって、皆私の話が長いからって無視するのにあなたはいつも話しかけてくれて、 本当にやさしいですよね。やさしいといえばリーダーがこの間怪我を手当てしてくれて、いやちょっと荷物を運んでるときに切っただけだったんです、 だけどリーダーったらものすごく心配して、確かに血がたくさん出てたんですけど見た目より全然大したことないからなんだか申し訳なくって、 いつも気をつけようと思ってるんですけどついうっかりしちゃうことが多いんですよね。アンドロイドなんで修理すればすぐ直っちゃうんですけど、 こういうのは慣れてしまうと取り返しのつかないことになるっていつもリーダーが言うんですよ。本当にリーダーは心配性で、他にもリーダーったら 調子はどうですか?このキャンプは気に入りました?ヨルハ部隊はホームシックにならないんですか?レジスタンスの人はどうですか? なんたってリーダーはやさしいし。そんな目で見ないでくださいよ。わかってますよこの早口のことでしょ?私の早口は癖みたいはもので なかなか治らないんですよみんなそれをからかうんだけど、思考が爆発しちゃうことがあってそれを声に出すとこんな早口になっちゃうんですよ からかわれた時もちゃんと理由と正当性を説明してるんですけど、ほらこの早口でしょ?何を言ってるのか全然わかんないみたいで みんなポカーンとしちゃってなんとももどかしい!みんなにあわせてたら思ってることの十分の一も伝えられないのに!それに比べてリーダーは…… ……(よく喋る人) ……(よく喋る人だなあ) どうしました?何か困ったことがありました?困ったことがあったら遠慮せずに何でも言ってくださいね。出来る限りなんでもサポートしますよ! とはいえ私にできることはあんまりないんですけどね。だってこの早口ですから、他の皆とも上手くやれなくてそのせいかいまいち覚えも悪くて、 だからこうして物資の整理をしながらほとんどキャンプにいるんですけど、最近このあたりの調査にも参加できるようになって、この間なんか…… 噂のヨルハ隊員さんじゃないか。君の活躍は聞いてるよ。 元気がない時は、こいつの元気を分けてもらうといい。元気すぎてこっちがつかれるくらいだけどな。 月が壊れる前は、このあたりも夜ってのがあったらしいね。 こいつ、変なヤツだろう? 最近メモを取るようにしてるんだ。紙に書いておけば、忘れても思い出せるでしょう? でも怖いよね……記憶が消えるって事は、自分が自分でなくなってしまうって事だから…… ええっと、あなたと会ったのは初めてだったかな?ごめんなさい、私記憶回路が壊れてて、すぐ忘れてしまうの。 ヨルハ部隊の2Bと9S……やっぱり覚えられないわ…… この先は資材置き場につながってるの。悪いけど、関係者以外立ち入り禁止だよ。 この先は関係者以外立ち入り禁止だよ。 綺麗な音色……いくら聞いても飽きないわね…… この先は自由に出入りしていいからね。 任務、お疲れ様です!自分も少しずつですが、ここの環境に慣れてきた気がします。 えーっと、キャンプの北が森、北東が機械生命体の村……ですよね? お疲れ様です! あの、僕は最近配属になったばかりで……その、この辺りの事を聞かれてもそんなに詳しくないんです…… キャンプの西に工場跡地、北西に砂漠……調査任務の前にちゃんと覚えておかないと…… またケガ人か? 違うならよかった。ここじゃ簡単な修理位しかしてやれないからな…… 頑張りすぎるな、っていっても無理な話だが、自分を大事にしてやれよ。 最近、皆も忙しくてさ。メンテナンスを手伝ってるんだが、なかなか難しいな。 なんか疲れてないか?頑張るのはいいが、ほどほどにな。 機体は定期的にメンテナンスしてるか?アップグレードしたければ、表にいる女に言うといい。 ヨルハ義体は高価だからな、大事にしろよ。 データのセーブはちゃんとしてるか?代わりの義体があっても、データが壊れちゃ死んだも同然だ。 データはこまめにセーブしておけよ。手遅れになってからじゃ遅いからな。 今よその転送装置を修理して回ってるんだが、直したそばから敵が壊しやがるんだ。 もう、自動販売機の偽装も意味がないんだよなぁ。 転送装置の周囲に機械生命体がいたらよ、いっちょ懲らしめてやってくれ。 キャンプの転送装置を整備して、バンカーに戻れるようにしておいた。好きに使っていいからな。 よその転送装置も整備したいんだが、機械生命体が邪魔で作業が進まないんだ。 義体はただの入れ物だって解ってるんだけど、怪我人を見るのは心が痛むね…… 怪我はない?無茶しないでちゃんと休むのよ。 あなた達、いつも仲良しよね。うらやましいわ。 機械生命体なんて皆滅びてしまえばいいのに。 皆には内緒だけど、機械生命体にもイイ奴はいると思うんだよね…… 最近胸のあたりがざわつく……どうしたんだろう? 義体に異常はないって言われたんだけど……アンドロイドなのに、変よね。 おい、こんなところで油売ってていいのか?仲間がお前を必要としてるだろ、早く行ってやれ。 俺達に出来ることは少ないが……頼りにしてるぜ、ヨルハ部隊のエース殿! おい、大丈夫か?最近いろいろあったから、疲れがたまってるんじゃないか? 俺は最後まで自分の仕事を全うする。それが全てだからな。 よう、ヨルハ部隊のエース殿。お前達が最善の状態で戦えるように、サポート体制はばっちりだぜ。 俺は仕事中だ。ほら、行った行った! 俺はキャンプの荷物を見て回って、物資の在庫を調べるのが仕事なんだ。 足りない物資は各地の調達係が集めてきて、ここでまとめて管理する仕組みなのさ。 最近はこのあたりの調査が活発だから、忙しくて参っちまうよ。 ヒソヒソ……なるほど…… 混ぜてほしいって?君にはまだ早いよ。 ヒソヒソ……うんうん…… ん?何の話か気になるって?秘密だよ。 おい、誰と話してるんだ? 立ち聞きは悪趣味ですよ。 ヒソヒソ……それで…… 耳をそばだてて聞いても、大した話じゃないですよ。 ヒソヒソ……そうそう…… 立ち聞きは悪趣味ですよ! えーっと、これは向こうの箱に移し替えて…… パスカルのところと交易することになったのは良いんだが、あいつら機械の癖に大雑把なんだよな。 まったく……誰がこんな適当に入れたんだ…… これだけ荷物が多いと、管理するのにも一苦労だよ。 うぃ~っ、やっぱ酒は最高だなぁ~おい、酒はもうないのか~? ……なんだよぉ……なんか文句あるのかよぉ…… 中央が吹っ飛んだ時に古い酒を見つけてよ、ちょっと飲んでみたんだがあれはいいな。 ……この話、リーダーには内緒だぞ。 酒を飲むと情報処理機能が低下するのか、頭がぼーっとして、なんか全部どうでもよくなっちまう。 ああいうのを夢見ごこちっていうのかもな。 あー、仕事の後は一杯やりたいもんだねぇ。 人間は仕事終わりにこうやって仲間と固まって酒を飲んでたらしい。俺達も取り入れるべき文化だ。そう思わないか? ……なんで生き残っちまったんだろう。 俺なんかじゃなくてさ、もっと良い奴とか、まじめな奴とかが生き残るべきだったんだ。 お前もそう思うだろ? こんな状況になっても、俺は戦いが怖くてここから動けないような屑野郎だ。 全部どうでもいいって投げ出せたらどんなにいいだろうな…… 最近慌ただしくて、ろくに休めてないからな。たまには休憩しないとな。 いつも休んでるじゃないかって?細かいこと気にすんなよ。 生まれてからずーっと戦争してるなんて……大変だよな。 気張ってても世の中、なるようにしかならないんだ。気楽にいこうぜ。 こんにちは。ゆっくりしていってね。 あなたいつも忙しそうだけど、たまには大切な人との時間もとらないとだめよ。 いつまでも一緒に居られる訳じゃないからね。……この人は言っても聞かないでしょうけど。 こんにちは。あなたも休憩しに来たの? 彼も少しは休めばいいのに、いつも仕事ばっかり。 調査から帰ってきたと思ったら道具屋の手伝い……得意なわけでもないのに、なんでも引き受けちゃうみたいなのよね。 あれがここにはまって……こっちをつないで…… うーん……なんでパーツが余ったんだ? ここをこうして……うーん…… おかしいな……なんで動かないんだ? どうした?心配しなくても、ここはちゃんと守っとくよ。 俺達にはこんなことしかできないからな。せめてできることはやりぬかないとな。 毎日毎日運んでも運んでもキリがない……ちょっと休憩だ!休憩! 仕事は多いし、同僚は使えないし、上司は横暴……その上相変わらず戦争は続いてるときたもんだ。 一つくらい、何か良いことでもないかなぁ…… 君達がこんなところまで一体……まさか、敵襲!?大変だ!すぐに資材を運び出さないと!!! ……え、違う?まったく、驚かすなよ。 ここにある資材は我々の生命線だからな。命に変えてでも守りぬくぜ。 右よし!左よし!うむ、今日も異常はないな! 警備は任せてくれ。倉庫には、ネズミ一匹入れないぜ。 ああ、ヨルハ部隊の人か。 ん?……この頭のカブリ物の事? これは、俗世間の不必要な情報を制限する為に頭に装着している電磁波遮断装置なんだよ。 ……ウソだけど。 で、何か用?悩みでもあるの? セーブってどうするの? アクセスポイントって何? 死んだらどうすればいい? これからどこに行けばいい? ゲームが難しすぎるんだけど…… 悩みはない。 ああ、君か。 実はちょっと人には言えない商売を始めたんだよね…… すごく頑張った人に与えられる称号があるじゃないか……アレ……まあ大っぴらには言えないんだけど、例のアレ。 そのアレを解除するのが大変で、困ってるアンドロイドが沢山いてね。 各地の有志の協力を得て、アレの解除を代行する商売を始めたんだ。 内緒なんだけど、良ければ見ていってくれよ…… アレの解除を依頼。 ああ……ヨルハの人は大変だったみたいだね。 バンカーが無くなった今、義体は補給されなくなった。だから、死んだ場合も『回収』する事は出来ない。 死んだらそこでおしまいだから、なるべく細かくセーブしておくことをオススメするよ…… 何か悩み事があったら聞くよ? 話せて楽しかったよ……またいつでも来てね。 じゃあ、またね。 まず、このゲームはオートセーブ出来ない事を覚えておいて欲しい。 セーブするにはあそこのアクセスポイントを起動する必要がある。 一度端末を起動させたら、端末の近くならどこでもセーブ出来る筈だよ。 スクリーンの右上にあるアンテナが立っている時に、システムメニューからクイックセーブする事が出来る。 あと、ここのアクセスポイントから君達ヨルハ部隊の衛星基地に戻ることも出来る。 他のアクセスポイントはまだ整備中だが、そのうち転送も可能になるだろう。 もう一度言うけどオートセーブ出来ないから、忘れないように。 アンテナが有効なエリアは限られているけど、アクセスポイントをアクティブにする事でセーブ可能エリアを広げる事が出来るはずだよ。 念のため、もう一度だけ言うけど、オートセーブ出来ないからね…… アクセスポイントってのは、ヨルハ部隊員の為に用意された設備だ。 具体的に言うとアレなんだけど。 アクセスポイントでは、データをセーブしたりメールを受信したりする事が出来る。 キャンプ外では自動販売機の残骸に偽装されているんだ。 他にも色んな機能があるけど……まあ使えば判るよ。 たまに、敵に襲われて使用不可能になっている端末があるから、そういう時は敵を排除するといい。 哲学的で良い質問だ。 ヨルハ機体は破壊された直後に記憶データだけが『義体』に転送される。 ただ、アイテム類は転送されないから、死亡してしまったら、過去の自分の死体からプラグイン・チップを回収する必要があるんだ。 回収前にまた死亡すると、プラグイン・チップはロストしてしまうので気をつけて。 短く言うと……『自分の死体はすぐ回収しろ』って事。 歩いていると、右下にミニマップが表示されていると思う。その中の がこれから行くべき目的地だ。 まあ、赤いマーカーを目指して進めばなんとかなるよ。 ああ、そういうシステム系の相談はあっちにいるメンテナンス屋に聞いてみるといい。 義体の整備から、ポッドの調整まで何でも請け負ってるから。 ゲームの難易度はシステムメニューでいつでも変更出来るよ。それぞれの難易度でゲームプレイが違うので試してみるといいかもね。 「EASY」は敵が弱体化する上に「オートチップ」が装備可能だ。 で自動攻撃・自動回避が起動する。 「NORMAL」はまさにノーマルな難易度。 「HARD」は敵が強くなる上に「ロックオン」が使用不可になる。 「VERY HARD」は「ロックオン」が使用不可な上、敵の攻撃力が信じられない程上昇する。 ……正気とは思えない難易度だが、命知らずの連中はこれを選ぶみたいだよ。 それと、ここだけの話「DATA」→「チュートリアル」の中には未公開の技も入ってるらしい。 ヒマ過ぎて死にそうな時は、一度覗いてみるといい。 ああ、素晴らしい……この頭部は……素晴らしいよ! このパーツを装着していると、見えるんだ……世界が見える! おお、君はヨルハ部隊のスキャナーモデルじゃないか…… 俺にわからないことは何もない…… 聞いてくれ。全知全能になったこの俺に、質問を投げかけてくれ! というのは言い過ぎだが、ハッキングの事とか色々聞いてくれていいんだぜ? メールを読むのが不便なんだけど…… 3Dマップが見づらいんだけど…… この世界の通貨ってどうなってるの? ブラックボックスって何? ハッキングについて教えて欲しい。 質問はありません。 是非とも俺に質問してくれよ……例えば、ハッキングの事とか。 質問を……俺に質問をしてくれ! いつでも、この俺に質問をしてくれよ? また、質問してくれよ?約束だからな? また質問しに来てくれよ?一人だとさみしいからな! ああ、メールは確かにアクセスポイントでしか読めないな。 ヨルハ機体に直接送信しないのは、重要な機密情報を盗まれない為らしい。 ただ、メールのレトロ感が好きでわざと使うアンドロイドも多いみたいだけどな。 ああ、あれは衛星からの情報をマップデータにしてるらしいんだが…… 衛星にあるカメラの解像度が粗くて、細かい部分や地下を見る事が出来ないんだ。 他のアンドロイドからも不満が出ているが、どうにもならないらしい。 でも、多少は自分の足で歩いて、色々発見した方が楽しい事も……ないか。 ま、諦めてくれ。 基本的には破壊した敵の残骸を分解して、それを再構築した部品を我々は使っている。 わざわざ鉄を掘るより便利だからね? その残骸の重さや、手に入ったパーツの貴重さによって価値が決められてるんだ。その単位を『G』と言う。 え?『G』を何て読むかって? ……それは、言えないな。トップシークレットだ。 何……って言われても、アンタ達の部品だからな。あまり詳しくはないよ。 ブラックボックスってのはヨルハ機体に装備されている融合炉の事だ。 しかし、その構造は我々レジスタンスには明らかにされてないんだ。何か怪しい素材が使われてるって噂はあるんだが…… アンタ達の身体の中のそれ、良ければ分解して解析してみたいんだけど? ……ダメか。まあ、そうだよな。 君はスキャナーモデルだから敵に近づくと が現れると思う。 を長押しするとハッキングが出来るんだが……その時にちょっとした裏技があってね。 敵に気づかれないようにそーっと後ろから近づいて、ハッキングすると…… なんと敵を乗っ取ってリモート操作する事が出来るんだ。 さらに、その敵を使って他の敵をハッキングすれば、多段で乗っ取りが出来る。 敵地潜入時に、目立たない機械生命体の姿で入る事も出来るんだ。 いつか気が向いた時にでも、試してみてくれ。 ファイルを選択して下さい。 ヨルハ部隊による真珠湾降下作戦の個人的記録1 ヨルハ部隊による真珠湾降下作戦の個人的記録2 ヨルハ部隊による真珠湾降下作戦の個人的記録3 操作をやめる。 十六号、二十一号……四号…… 私は、まだ生きてるんだ……ごめんね。 片が付いたら、すぐにそっちに行くから…… なかなか広いですね。いいのかな?こんな部屋もらっちゃって。 リーダーから許可が出たんだからいいんだろう。地上の任務も長くなりそうだし、ベッドで休めるのは助かる。 そうですね、ありがたく使わせてもらいましょう。 はぁ~……疲れましたねぇ。 ……少し休憩したらすぐに出るよ。 はぁい 帰ってくる場所があるって最高だなぁ。 何、急に。 なんとなく。人間が家を立てて定住してた気持ち、ちょっとわかります…… バンカーにも自室が割り当てられてるだろう。 うーん……バンカーは何となく落ち着かないんですよね。 ちょっと休憩していきますか? ちょっと休憩しようか。 どの曲を再生しますか? 世界 戦闘 物語 補足 追加 曲を止める。 曲調を変更できます。 丙 乙 甲 丁 通常 コーラス ジュニーク・ニコール 河野万里奈 エミ・エヴァンス ギター ハミング お店 適当 インスト カミニナッタ コノママジャダメ オルゴール その他 コーラス&ストリングス ストリングス English Version/ジュニーク・ニコール 壊レタ世界ノ歌/河野万里奈 Nouveau-FR Version/エミ・エヴァンス the End of YoRHa 乙弐 甲弐 松田洋祐 松田洋祐・佐藤賢一 通常(声有り) 通常(声無し) 甲(声無し) ボーカルまたはコーラスの有無を変更できます 有り 無し 愚カシイ兵器 偽リノ城塞 遺サレタ場所/斜光 穏ヤカナ眠リ 砂塵ノ記憶 遊園施設 次へ。 パスカル 遺サレタ場所/遮光 森ノ王国 複製サレタ街 「塔」 前へ。 取リ憑イタ業病 生マレ出ヅル意思 エミール/絶望 オバアチャン/破壊 双極ノ悪夢 戦争ト戦争 美シキ歌 異形ノ末路 全テヲ破壊スル黒キ巨人/怪獣 依存スル弱者 崩壊ノ虚妄/前身 崩壊ノ虚妄/後身 イニシエノウタ/贖罪 終ワリノ音 顕現シタ異物 曖昧ナ希望/氷雨 還ラナイ声 追悼 澱ンダ祈リ/暁風 澱ンダ祈リ/星空 沈痛ノ色 幸セナ死 割レタ心 茫洋タル病 大切ナ時間 再生ト希望 Weight of the World 意味 エミール/ショップ イニシエノウタ/ポポル カイネ/救済 エミール/犠牲 遺サレタ場所/遮光:甲弐 生マレ出ヅル意思:乙 砂塵ノ記憶:乙弐・甲弐 イニシエノウタ/贖罪:乙 全テヲ破壊スル黒キ巨人/怪獣:乙弐・甲弐 全テヲ破壊スル黒キ巨人/怪獣:乙弐・甲 曖昧ナ希望/翠雨 生マレ出ヅル意思/社長 解析:このエレベーターはプロテクトされている為使用不可能。 アイを受け取ってクダサイ。 アリガトウ!アリガトウ! 楽しイネ!!タのしイネ!! いラッしゃイマせ! ヨウコソ! オメデトウ!アナタが一人目のお客サンです!! ヨウこそ!ようコソ! 楽シンデください。 マタ来てネ! マタね!マタね! アラ!こんにちは。 ごきげんいかが? ブキをすてて アイを持トウ! ネ!ネ!ね! 休憩チゅウ! 見ルなッテ! コッチこなイデ! 関係シャ?チガう? コッチ 何もナイヨ。 シーッ!大キナ声ヲ出スナ! 何カ用カ? アリガトヨ! コノ先 アぶナい!コワレタ! ポンコツ 危けん! ポンコツ イナクなった! これで安心ですよね? これは……結晶? 回答:機械生命体の体内にあるコアの破片。 構造的に植物細胞に近似。 植物細胞か…… ……ただの置物か。 動かない……ただの置物かな? ……ただの置物みたいだな。 動かないな…… なにしとんねんワレ!! こいつ、動く!? うわっ! こいつ……っ! 推奨:大型機械生命体の撃破。 っ……殺す! こんなに可愛いワシを殴るなんて、アンドロイドは血も涙もないのんか! おんどれ……!可愛らしさなら負けへんのに……! 敵沈黙。脅威の排除を確認。 アオウゥゥゥゥ…… ¢%□◆!! ……オキャク……サン……アー……アー…… ……ゲェゲェ…… ……アナタ……ニク…………ヤサイ…… クレ……クレ……ニク…… ……クウ……キカイ……どこどkどk…… タノシィィ…… アナタ……□◆£¢%人目……シタイ…… ……シンデ……クダサイ…… ク……ル…………シィ……ヨォ。 ミンナ ヘン ナッタ! 休憩シテテ ヨカッター。 シーッ!大キナ声ヲ出スナ!ミツカッタラ ドウスル! ジャアナ!シッカリヤレヨ! ポンコ……ツ…………コワ……レタ……ワタし……あたシ…… 村の外が騒がしいナ。 子供タチを安全なところへ誘導シナクテハ。 ワタシたちは争いを望まない。 争い事は嫌いデス。 村の外が騒がしデスネ。 何が起こってイル? 私たちは戦いたくナイ。 落ち着いて行動しヨウ。 ナニかあったノ? ミンナ慌ててドウシタノ? コワクない、コワクないヨ。 危ないところには近付かナイヨ。 ナニか様子が変ダネ。 危険からはニゲナキャ。 ミンナ慌ててルネ。 全てのものに理由を求めるのは危険な行為だ。 世の中は理由のない善意と悪意が入り混じってできているのだから。 争いからは何もウマレナイデス。 しばらくしたら、ミンナ落ち着くはずダ。 話し合えば、キット分かりあえるハズ。 危険なトコロには近寄らないようにするヨ。 大変ダ、タイヘンダ。 ナ、ナニが起きてるノカナ。 今は遊ぶのガマンするヨ。 今は遊ばナイ方がいいのカナ。 ネェ、みんなドウシタノ? ボ、ボクがみんなを守るヨ。 ミンナがいれば、キット大丈夫。 お家にモドラナキャ。 ジョウキョウを把握しなくては。 村の子供たちを守らなければ…… あなたも気をつけて、無茶はしないでくださいね。 きっと大丈夫ダヨ。 落ち着かないナ。 ヤメテ!殺さなイデ! 戦わない!戦ワナい! 殺さナイデ!殺さナイで! 悪イコトしてない……! ごメンナさい!ゴメンなさい! ちょっと聞きたい事があるんだけど…… 平和主義について聞く。 村での暮らしについて聞く。 店舗について聞く。 あら、9Sさん。どうされました? ああ……私達が争いを嫌う理由ですか。 一言では言いづらいのですが、本質的には戦う意味を喪失してしまったからでしょうか。 ……よくわからないな。 私達は戦争をする為に生み出された兵器です。しかし、戦争は長く続きすぎました。 戦争勝利によってもたらされるメリットよりも、個人のデメリットの総和の方が大きくなってしまった事に気づいたのです。 アンドロイドと機械生命体が和平を結ぶ日も来ると思いますよ。 ……ありえないよ。 私達の普段の暮らし……ですか? 見ての通り、私達は機械であり食料を必要としません。私達を駆動するコアが半永久的にエネルギーを補給しますから。 ただ、機械なので時間が経てば壊れてしまいます。それを修理したり、交換したりするのが日常ですね。 と言っても、頻繁に壊れる訳ではないので、ゆるやかに暮らしていますよ。 どうしてパスカルの村にはお店があるの?お金なんて持ってない筈だよね? いえ、私達は簡単な素材を利用してお金の替りにしています。 私達は皆対等なので、これまでの収集・配給と言ったシステムが合いませんでしたから、交換を原則とする経済社会を作ってみました。 これは人類の過去の記録から学びました。面白いシステムだと思います。 私達の子供にも貨幣と経済を学習させていますよ。良ければ子ども達の話も聞いてやってください。 アノネ、コイツヘンナノ! コウイウノハ馬鹿ッテ言ウンダヨ! バカ?ボクバカ?エヘヘ〜、アリガト〜 楽しそうだね。何をしているの? 価値ノ高イ硬貨ト安イ硬貨、ドッチガホシイ?ッテ聞クト、安イ硬貨ガホシイッテ言ウンダゼ。 へえ…… 君さ、価値の高い硬貨と安い硬貨、どっちが欲しい? エエトネ〜、ヤスイコウカ! 本当にこっちでいいの? コッチノホウガカッコイイヨ〜。エヘヘ〜アリガト〜 ネ?コイツヘンデショ? ……計算用の回路に問題があるのかな。それとも思考回路自体がおかしいのか。 ……ちょっと中を覗いてみるか。 なんだこれ。予想以上に複雑だな……もう一度だ。 ……君は…… 君はこんなに高度な思考回路を持ちながら、どうして? やれやれ、バレてしまいましたか。 答えは簡単だ。高い硬貨より安い硬貨を好むと言えば、周囲は面白がって何度でも与える。そうだろう? 結果、高い硬貨よりも多くの金額を得られるというわけだ。いや、稼がせてもらったよ。 いいかい?愚か者だと思わせておいた方が真実に近づくのだ。覚えておきたまえ。 ああ、この事は内密に。まだまだ馬鹿だと思わせておかねばならないからね。 これは口止め料だ。 賢いって一体何だろうな…… 回答不能:質問の定義が曖昧な為。 お願いシマス!何度もスミマセンガ、どうか助けてくれマセンカ? 引きこもってシマッタ息子を、助けてくれるんですか? アア、優しいアンドロイドさん!実はその……マタ息子が引きこもりになってシマッテ。 ええっ……また? 気になるコに会ってしばらくは元気だったのですが、昨日から突然…… 仕方ないな。 フフ、今回のはかなりの自信作ダカラネ。 引きこもる術を誇ってどうするんだよ。それより、気になる子と仲良くなるんじゃなかったのか? ……クリアしたら教えてヤルヨ。 そうデスヨネ。いい加減、もう見切りもつけたくナリマスヨネ…… ……負ケタ。 モウ、あんたって子は!マタ迷惑をかけて。何で引きこもっタノ!? 僕も理由を知りたいな。クリアしたら教えるって言ったよね? ……これでも、頑張ったンダ。 外に出テみんなと話をシテ……あのコとも頑張って話シタ。楽しカッタヨ。 デモ、それは最初ダケダ。次第に、空気を読みナガラ会話する事に疲れてシマッテ…… そうして悟ったンダ。引きこもって他人と接触しナイ事が、一番楽だという事ニネ! ボクはコレから最強の引きこもりを目指ス。ソレが今の僕の夢ダ! 今回は破られたケド、今度ハ絶対に破られナイ電子ロックを開発してミセルカラネッ ああっ……なんて立派なコトを言うヨウニなったのカシラ…… これも貴方のおかげです。ありがとうございました! う……うん。良かったね。 ……全然解決してない気がするけど。 私たちは敵じゃナイ。 私タチは争いを望まない。 私たちは戦わナイ。 落ちツイテ、私タチは敵じゃない。 コウサン、コウサンダ。 白旗はコウサンッて意味ダゾ。 旗を振ルの楽シィ。 敵じゃナイヨ。 ああ、 さん…… この場所に入るのは……止めておこう。 ヨルハ機体2Bの記録によると、 この村の住人は平和主義者であり安全と判断されている。 ……そういうのを殺したい気分じゃない。 …ああ、こんにちは。ここは静かで、邪魔が入らない良い場所ですよ。 沢山落ちているガラクタさえなければもっといいのですが、拾っても拾ってもなくならないんですよね…… パスカル……それは…… パスカル?なんか聞き覚えがあるような…… まあ、いいか。 よかったら、少し見ていきませんか? ガラクタが落ちてたので集めました。いかがですか? こんなもの、何の役に立つのか分かりませんよね。一体だれが捨てていったのでしょうか。 ゴミは早く処分しないといけませんね。 チョットマエ、大廃墟都市の方から凄い音が聞こえタ。 ナ、ナニガあっても村はボクが守るヨ……! デ、デモ交代の時間ハヤクこないカナ。 ここは安全なハズ……タブン。 遠くで大きな音がキコエマシタ。 大丈夫でしたカ? ユックリしてイッテくださいネ。 地震に驚いて胴体を一つ落としてシマイマシタ。 困ったゾ……一体どこにいってシマッタンダ。 胴体が落ちてたから拾っタ! フフ、これでカッコよくなれたカナ! まだ足りナイ……もっとほしいナ。 スゴク大きな音がキコエタから、森の様子を見に来タ。 森の生き物たちがオドロイテいないとイイケド。 危険に一人で立ち向かう時、人は強くナル。 孤高の男こそ、真の戦士ナノダ。 デモ、タマになら遊びに来てもイイゾ。 ボクの家では手が届く範囲に何でもあるんダ。 ナニ不自由のないカイテキな暮らしナノダ。 ボクは家を持たないんダ。 不自由なところもあるケド、心はいつだって自由なのダ。 スゴク大きな音が聞こえタ!コワカッタけど、少しタノシカッタ! 次はナニして遊ぼうカナ。 スゴク揺れたネ!スゴイ音だったネ! 少し気をつけながら遊ボウ。 とても大きな地震ダッタ…… お前はダイジョウブだったか?ボクは大丈夫だゾ。 遠くで爆発がアッタみたいだけど、大丈夫ダッタ? 危ないところにはあまり近付いちゃダメダヨ。 我々が争うことに意味はありません。 の言う通りです。 どうかウチの子を助けてやってください…… 私たちの村へヨウコソ。 何かゴヨウがあれば言ってくださいネ。 コンニチワ。今日もイイ天気デスネ。 ……妹は砂漠で見つかったソウデス ワタシより先に動かなくナッテしまうナンテ…… トモダチを運ぶのにツカレチャッタ。チョットお休み、休憩中、休憩中ダヨ。 この場所はマンキツしたから、ソロソロ別の場所に行きたいケド、ナカナカ迎えが来ないんダ。 マッタク、約束の時間に遅れるなんてルーズなヤツダナ。モシカシテ、運ぶお願いをし過ぎちゃったから怒ったのカナ。 ウーン。 ……今、足が短くてもできるアソビを考えてルンダ。 モウ、オニごっこでいいカモナ。 オニごっこも、悪くないヨネ。 クソウ……アイツみたいに身体ガ大きけレバなあ…・… もっと……モット我に大きなボディを…… 身体が大キイカラって強いとは限ラナイんダヨ…… ああ、ご無事でしたか。とても大きな地震があったので、心配していました。 村人にもあなたたちにも、怪我がなくて良かったです。 大したものはありませんが、ゆっくりしていってくださいね。 オヤ、ご無事でしたカ。また会えてウレシイデス。 何かミテイキマスカ? イツデモ会いに来てクダサイネ。 凄い地震がアッタナ、大丈夫だったカ? 備えあればウレウことはないそうダ。好きなダケ見ていってクレ。 森のヤツも無事だとイインダガ…… イツデモ見に来てイイゾ。 話は息子から聞きました。息子を助けて頂いてありがとうございます。 子育てを妻にまかせっきりにしていた私にも原因がありマス。 そうよ、その通りよ。 反省シマス…… そうダそうダ、ボクともっと遊べヨ。 スミマセン…… 分かればイイノヨ。 分かればイイヨ。 父親には味方がイナイのですね…… 家族と一緒に過ごすことを家族サービスというそうですね。 なにをしたらいいのダロウ…… 息子を助けて頂きありがとうございました。 あれ以来、前よりも息子の気持ちがわかるようになった気がします。 子育ては大変ですが、その分やりがいもあります。 あ、この前はアリガトウ! 今はお母さんのいうことを聞いてイイ子にしてるヨ。 ……本当ダヨ! イイ子にしてるヨ? 本当だってバ! コンニチワ。今日も村に異常はナイみたいです。 好きなだけ足を延ばしてクダサイネ。 ナニもない所だけど、ナニモないのが特徴デス。 ユックリ散歩して回ると、気分転換にナリマスヨ。 ……寝て起きたら、また胴体が減ってたんだ。 アイツは拾って増やしたソウダシ、僕もまた探しに行かないトナ。 パーツを探すのも、ラクじゃないヨ。 ミテミテ、また胴体が増えたんダ。 パーツは村の外で見つけたんだヨ。 ホ、ホントウだからナ! アト一つで憧れのサンダンバラになれるゾ。 最近、森のドウブツたちを見なくなったんダ。 みんな元気でやっているとイイケド。 今のキミからはボクと同じニオイがする。 機械油のニオイという意味じゃナイヨ。 ボクのところに来るなんて、キミは変わってルナ。 ナニも面白いことはないけれど、話しクライならデキルヨ。 ここから見る眺めにもアキテキタ。 久しぶりに散歩でもして見ようかなと思っているンダ。 ずっと空を飛んでいると、キブンテンカンしたくなる時がありマスヨネ。 近々、私は居をカマエテ見ようと思っているのです。 元気にシテタカ? ボクの方が元気にしてたゾ。 オマエも一緒に遊ぶか? 元気が一番ってパスカルおじちゃんがイッテタゾ! オマエも一緒に遊んで元気だすカ? ドウシテもっていうから、ボクも一緒に遊ぶことにしタンダ。 マッタク、しょうがない奴らだナ。 で、今日はナニをして遊ぶんだ?オニごっこか、カクレンボか、ドッチでもイイゾ? 空がチカッて光るのを見たんダ! あれがウワサに聞くナガレスターというモノカ!願い事シナキャ! ……村のミンナとズット幸せに暮らせますように。 一人で遊んでも、ヤッパリ楽しくないネ。 だから仲直りすることにしたんダ。タダシ、運ぶのは一日三箇所までダヨ。 運んでもらうのが楽しクテ、ついお願いし過ぎたミタイ。ボクには腕がないから、気付けなかったンダ。 仲直りデキタけど、腕にサス油をあげたら運んでくれる回数増えるカナ…… マダマダ遊び足りないゾ! 次はナニする?何してアソブ? ダルマさんがコケルやつやろうヨ! ズット見上げていると首がツカレテキタ。 ……僕のクビってドコダロウ。 この世界は我ニハ小さスギル…… ……首が疲レテキタ。 身体が大きいボクにもやれる事はあるよね? イザとなったらミンナの為ニ……タタカウヨ。 遥か上空で大きな爆発を観測しました。 もしやとは思ったのですが……貴方達ゆかりの場所でしたか。 この村が代わりを果たせるとは思いませんが、私たちはいつでもあなたたちを歓迎します。 ご自分の村だと思って、ゆっくりしていってくださいね。 またオイデヨ。 ナニカ気になるモノがあるカイ? 近々森の奴とアウ約束をしてるんだ。 オレにモノ作りを教えてくれた奴だから、腕はホショウするヨ。 マタ顔を出してクレ。 息子を捜しに出かけたっきり、お父さんが帰ってこないんです。 二人とも無事だといいけど…… ここはボクたちの村。ボクは村の安全を守ってル。 見張り交代の時間まだカナ…… ワタシ達の村へヨウコソ…… ゴユックリ…… のどこがイイのだろう……アナタは分かりますカ? の魅力……ワタシには分かりません。 ……三段バラ、カッコいいな。 僕もいつか、お腹の段をフヤスンダ。 ワタシはヘンなやつが村に来ないか見張ってル。 コノ先は森のお城につながっているンダ。 ここは静かでいい場所ダ…… 孤独こそが、人を強くスル。 一人でいる時間を作ルのは大切なことだと、君モ思わないか? まあ、ワタシは人じゃないけどナ。 ……友達がいないワケではないゾ。 ボクはインドア派っていうヤツさ。 家でゴロゴロしながら眺める景色が好きナンダ。 ボクはアウトドアが死ヌホド好きナンダ。 木々のザワメキを聞きながら森の中を飛ぶと、とても気持ちいいヨネ。 まあ、飛べないヤツには分からないダロウケドネ。 空から眺める景色は最高ダヨ。 パスカルおじちゃん!アソボ! アソンデ!……アソベ! 分かりました、その代わり勉強もきちんとやるんですよ。 約束できますか? ウン、勉強する!アトデ! アトデ、アトデするヨ! ナニしてアソボウかな…… 考えてナカッタ。 アソブノもベンキョウのウチ。 オマエもそう思うダロ。 ボクはもう一人で遊べるんダ。 いつまでもパスカルおじちゃんって、アイツらは子供ダナ。 ……ナンダヨ……僕と遊びたいノカ? ドウシテモというなら……イイゾ? ヤア、ボクは高い所がスキなんダ! 君も高い所がスキなのカイ?ここからの眺めはスバラシイヨ! パスカルおじちゃんは危ないからダメって言ってたけど、向こうに見える森のお城にも行ってみたいナ。 パスカルおじちゃんが滑り台を作ってくれたンダ! これはヤミツキだ!ヤミツキになるヨ! コレが噂に聞くスベリダイなのですネ。 ヒジョウに、興味ブカイです…… もう少しヨウスを見てから滑りマス。 コ、コワイわけじゃないですよ! コイツ、高い所に登れないカラ運んであげるんだケド。毎日運んで遊ぶせいで腕がツカレル。 今度パスカルおじちゃんからエンリョという言葉を習ってモラオウ。 今日は村のテッペンと、森の城前と、パスカルおじちゃんの所に連れテケ! ソノ後は村の入口の所と、遊園地に向かう橋の所ナ! 今日はナニする? オニごっこ! エット……エット、ナワトビ! ナワトビ?ソレヤル! デモ、アシの長さ……足りる? ……セチガライネ。 やっぱり、オニごっこカナ…… ナワトビ……したいナ。 僕モあいつミタイニ大きくなりたいんだよなあ。 もっとオオキナ身体がアレバなあ……そう思わない? もっと……もっと強大ナルちからを我ニ…… 巨大なカラダさえアレバ、全てを破壊出来るとイウノニ…… ボクの身体は大キイケレド、キモチはとても小サイんだヨ…… イジメないデネ? ここにいる者たちに敵意はありません。みんな温厚な村人たちですよ。 元気に遊ぶ子供たちを眺めるのが私の日課です。 ようコソ。何かほしいものがあるのカイ? またいつでも来てクレ。遠慮はいらなイヨ。 ヨク来たな。コノ村に争いを好む者はいないが、一応武器を備えてる。 キニなるなら、少し見ていくか? ツクり方は森に住んでる伝説の刀鍛冶から教えてモラッタ。 アイつも村にくればいいノニナ。 マタきたのか、ゆっくりしてけ。 平和が好キナノニ、武器も好きダ……矛盾シテルな。 マタいつでも訪ねてくれよ。 無事だったか。このエリアは幸い被害が少なかったが、これからはどうなるかわからない。 何か交換していくかい? また……な。 君達のおかげでまともな商品がそろってきたよ。 また寄ってくれよ。 砂漠の資材が入手出来るようになって助かったよ。 つまらないモノだけど、これをお礼に取っておいてくれ。 何か入り用の時はここに立ち寄ってくれよ。 君達か。砂漠の資材が入手出来るようになって助かったよ。 ああ、君達がヨルハか。話は聞いてるよ。 この先の岩場で仲間が待ってるから、そっちに向かってくれ。 ただ、砂漠地帯には補給する場所が無い。 何か必要だったらここで交換していった方がいいな。 最近、このあたりは物騒でね…… お前は……A2…… ……いや、なんでもない。気をつけてな。 今はあまり、話したい気分じゃないな…… バンカーが落ちたのか…… ホワイト……クソッ!! ……すまない、ちょっと知り合いがバンカーにいてね。 あんたには感謝している。 最近、ちょっと気になる事があってね…… 少し調査してみようかな。 砂漠の機械共を倒してもらえて助かったよ…… ありがと。 研究に付き合ってくれてありがとう。 あんたには感謝しているんだ。 用があれば力になるよ。 この前も私達の仲間が敵に襲われた。 これからどうなるのか心配で…… 砂漠は足を取られやすいから、気をつけてね。 ああ、薬?……摂取すると、気持ちがふわぁって楽になるの。フフッ……フフフッ…… 薬……?これはヤバイよ……楽しくて……戦闘が止められないんだ。 薬の摂取による副作用と判定。 薬物の乱用…… いや、薬に頼らないといけない程、辛いのか…… いや、薬に頼らないといけないくらい辛いのか…… 任務?……もうどうでもいい。……ほうっておいてくれ。 はぁー……はぁー…… 想定より進捗状況が悪いんだ。 司令部にもせっつかれているし、どうにかしなくては…… どうしたものか…… 私達は、このエリアの資源をバンカーに送る任務を受け持った。 ここの環境はアンドロイドが活動するには厳しいんだが…… ……いや、すまない任務に集中しよう。 こっちのエリアは私達が調査している。 お互い、大変な任務だが……頑張ろう。 ああ、薬?……勧める気は全然ないんだけど、もしどうしてもって言うなら…… ありがとう……これで……フフフフッ…… このクスリ……欲しくなっちゃった? お疲れ様です!あなたの活動記録は欠かさずチェックしてます! 私も自分の任務がんばりますね! 機械生命体を討伐したって聞きました! すごいです!尊敬します…… この油田は資源として利用できそうです。 砂漠地帯の機械生命体の活動を抑えることができれば、安全に輸送することが出来ます。 地道な作業でも一人でも多くの仲間を救えるなら…… こんにちは! この前、鳥の群れがここに羽を休めに来たの。嵐の抜け道を知っているのかな。 ここにいると、時間がゆっくり流れている気がするの。 あなたも余裕があるなら、釣りでもしていったらどう? ここの調査任務を司令官にお願いしたの。ここは静かで、安全な所だから嬉しかったわ。 他のエリアも、ここみたいになればいいのにな。 あなた!こんな所で何してるの。任務はどうしたの。 私?……迷ったの!あはは!驚かせてごめんなさい。 このエリアだけ淡水が湧き出て、植物が育っている。 アンドロイドでも、活動するのが大変な地域なのに、自然ってすごいのね。 私はもう少し、ここを調査しているわ。司令官には内緒にしてね。 何シニキタ! ヨソモノ! 変ナ奴。 外カラ来タノカ。 あっ、そうだ。魚を渡さなきゃね。 この「アジ」って魚なんだけど、食べるとアンドロイドの身体にもの凄く悪い影響があるらしいんだ。 興味深いので、是非食べてみて欲しい。 死ぬかもしれないけど。 オオオオォォォ!ナントイウ悲劇!ナゼココヲ見ツケテシマッタノデスカ! アナタ様ハ幸運者デアリ資格ヲ持タヌ者! コレ程ノ不幸ガコノ世ニアルノデショウカ!ハヤク、ハヤクコノ場カラ離レテ下サイ! コノ場所ニイルダケ、ココニ心惹カレルダケ、アナタノソノ身ガ怒リニ焼カレルコトニナルノデス! アナタ様ノ為ニ、ワタクシガ出来ルコトハ、タダヒトツ。 ……ワタクシハ、今カラ、爆死シマス! ソウスレバ幾バクカノ素材ガ飛ビ散ルデショウ。ソレヲアナタ様ニ捧ゲルノデス。 イツカアナタニモ真実ガワカルハズデス。 アナタ様ノ、幸セヲ祈ッテイマスヨ…… 我が……王のカタキ……! オウサマ……王サマ! ニンゲンめ……! これ以上貴様らに何も奪わせはしない! この国から出て行けー! コンニチハ。アソビニキテクレタノ?デモ…… また、病気になった動物? ウウン、チガウ。ミンナゲンキダヨ! ……デモ、チョットコマッタコトニナッテテ。 何があったの? サイキン、ヨソノモリカラ、ドウブツノムレガ、イジュウシテキタンダ。 ソノムレハ、ナワバリイシキガツヨイラシクテ。 マワリノドウブツタチヲキズツケテイルンダ。 クヤシイケド、ボクヒトリジャ、ドウニモナラナイ…… キミタチニハカンケイナイカラ、キニシナイデ。 コレハボクノモンダイダカラ。 ミンナヲキズツケテイル、アノムレヲナントカシタイケド…… ボクヒトリジャドウニモデキナイ…… エ……イイノ? 事情を知って見過ごすのも気分が悪いからね……それで、群れはどこに? アリガトウ!アイツラハ、モリノイッカクヲネグラニシテル。 ……デモ、ムリハシナイデ。 でも……殺していい動物と、そうでない動物がいるなんて。 勝手な話ですね。 ……ためらう権利なんかない。 私達は、殺すために作られた兵士だから。 ウウ……アアアアアアアアッ! まさか、動物の群れのリーダーが機械生命体だなんて…… 群れは全て倒しましたね。 あのロボットに知らせましょう。 ……あの、動物を真似ていたロボット。 はい? 真似というより、動物そのものの様な行動を取っていた。 言われてみれば不思議ですね。何か理由があったんでしょうか? ムレヲヤッツケテクレタンダネ。アリガトウ! コレデアンシンシテクラセルヨ。 コレ、ヨカッタラモラッテ! あの群れのリーダーと思われるロボットを見た事は? エ?ウウン、ロボットダッタノ? 動物の真似をして……いや、もはや動物そのままだったと言ってもいい。言葉も通じなかった。 ロボットガ、ドウブツニ……? ナニガアッテソウナッタカハ、ワカラナイケド……デモ…… ソウナッタロボットト、ドウブツヲワケルモノハ……ナンダロウ…… ボク、オレイヲヨウイシタンダ。ヨカッタラモラッテ。 あの群れのリーダーと思われるロボットを見た事はある? 動物の真似をしてた。というより、最早動物そのままだったよ。 言葉も通じなくて…… ソウナンダ……デモ、コロシタンダヨネ? ジャア、ココハ、アンシンダ!ヘイワダ! 動物を愛する事が出来るのに、仲間の機械生命体の死を望むなんて…… ……不思議ですね。機械生命体は。 これ以上の侵入を許すな! 恐れるな!進めー! 許さんぞ侵略者め! 近頃ヨソ者の侵入が増えている……城の警備を強化しなくては。 それに、森の近くに村を作っている機械生命体達にも警戒しなければ…… 奴らの勢力がこれ以上拡大する前に先制攻撃を仕掛けよう! 我らが森の王の為に。 森の王の為に。 て、敵だー! 気を抜くな!敵は近くにいるぞ! ヨソ者の侵略を決して許すな! 我らが王を守るのだ! 侵略者を発見!! 王国騎士団よ!我らが森の王に命を捧げよ!! 構えて…… 突け!! 次の者、前へ。 もっと腰を入れろ!! 侵入者だ!直ちに陣形を取れ! 構え! 恐れるな!進め! ああ、アンタも無事だったのか……まぁ、落ち込んでてもしかたねえ。互いに元気だして行こうや。 近頃は何かと物騒だからな、無理だけはするなよ…… おう、元気そうで何よりだ。必要な物は何でも言ってくれ、力になるぜ。 また来てくれよ。アンタなら何時でも歓迎するぜ。 ソレガシは正宗……鍛冶屋を営んでオル…… ウム、貴殿ハ武具を大事に扱ってイルナ。 ドレ、ソレガシで良けレバ貴殿の武具を研いデシンゼヨウ。 それにシテモ懐かシイナ…… 貴殿ガ持ってイル、ソノ白き刀はかつて我が師匠も研いだ刀デナ…… 師匠は生涯をカケテ白と黒の8つの武具を集め改良した名工だ。 シカシ、その武具を巡り数々の血がナガレ、師匠はソノ武具を各地に封印したノダ…… ……貴殿なら正しく扱えるデアロウ、封印の祠は各地に設置されテイル。必要ナラバ探してミルとヨイ。 ナニカ研いで欲シイ武具はオアリカ? 武具は己ノ心を映す鏡ダ、大切にスルガヨイ…… フム、ココマデ武具を大事に扱うモノハ久し振りダ。これを貴殿に授けヨウ。 以前に話した師が研いダ武具の一つダ。巡りに巡ってソレガシの元に来たのダガ、今一度封印スルノモ忍びなくてナ…… 貴殿ナラ信じられル。大切に扱ってやってクレ。 モウシワケナイ!スマナイガ、ココハ通スコトハデキナイ! 理由ハドウカ聞カナイデ!本当ハコンナツモリジャナカッタンダ! トニカク!今ハ、今ハ無理ダ! ソノウチ……イツカ……キット……通スコトガデキル……カモシレナイ! ……イヤ!今ノハ嘘ダ!通レルカドウカハ君次第ナンダ! スマン、申シ訳ナイガ、私ガイエルノハココマデダ……。 オ詫ビニハナラナイカモシレナイガ、私ハ、今カラ、爆死スル! ソウスレバ幾バクカノ素材ガ飛ビ散ルダロウ。ソレヲ君ニヤル。 ダカラ、オ願イダカラ、気ヲ悪クシナイデクレ…… ……サラバダ!! こちらヨルハ部隊所属、2B…… ヨルハ部隊飛行ユニットの残骸。 報告:当機体よりヨルハ機体2BのIDを確認。 2Bの機体…… 飛行ユニットのメモリー内に未送信メッセージを確認。 ……再生。 この記録を聞いた者がいたら、伝えて欲しい……事がある…… もし、ヨルハ部隊所属9Sに会う事があったら…… 私は……彼に…… ……すまない。彼へのメッセージは…… 9S、君と、一緒に過ごした日は……私にとって…… 光のような思い出だった…… ありがとう……ナイン……ズ。 メッセージは以上。 当機体はヨルハ機体2Bの所有機体だった。 ……そのままにしておこう。 きっと、私が読むべき物じゃないだろうから。 ワワー!ココハ、マダ閉マッテルヨ!デモ気ニシナイデ! ココニハ大シタモノナンテナイ!気ニセズ先ニススンデチョーダイナ! ダケド、セッカクココヲ見ツケタノニ手ブラデ帰ス訳ニハイカナイナ。 ナニカアゲタイケド、ボクハイイモノ持ッテナイシ。ウーン、ソウダナァ…… ワカッタ!ボクハ、今カラ、爆死スル! ソウスレバ幾バクカノ素材ガ飛ビ散ルヨ。ソレヲ君ニアゲル!君ハ、ムシロ、シヤワセモノダヨ? 素材ヲ拾ッタラ、ココデミタコトハ忘レルンダヨ。 ……約束シタカラネ!ジャアネ!! ああ、アンタ達。 おかげで安全に過ごすことが出来るようになったよ。 よかったら要らないアイテムを合成して新しいアイテムにしてあげようか? アイテムを合成するかい? 推奨:ポッド射撃による強制停止。 何だ……あれは。 何か御用ですか? いやあ、最近物騒ですよね。 この前もウチにドロボウさんが来たみたいで…… でも、今回は頑丈な入れ物に入れたので大丈夫です! あいたたた…… いやあ……気づきませんでした。 いらっしゃいませ~! こんにちは~ 攻撃して止めるなんて……乱暴ですねぇ。 いらっしゃいませ? おおっと?何かご入用ですか? また来てくださいね~ またのご利用をお待ちしておりまーす!! ありがとうございました~! ありがとうございました? あっいらっしゃいませ! え?どうしてこんな形状で商売してるかって? それを話すと、一晩じゃ済まないのですが…… とりあえず……何か買いますか? ありがとうございました! えーと、領収書のお名前は…… 領収書なんか要らない。 ヨルハ頭脳スキャン完了!2Bさんですね。 ヨルハ頭脳スキャン完了!9Sさんですね。 今後ともご愛顧の程よろしくお願いいたします! あ、いらっしゃいませ! そういえば、お名前は……A2さんですか? 何故知ってる。 2Bさんから聞いた事を思い出して…・…2Bさんをご存知ですか? あいつは…… すごく美人で、優しくて、物静かでいい人でしたよ! どうしました? ……何でもない。どこかで元気にやってるだろう。 そうなんですね。A2さんも、また是非いらしてください~ いたたたた…… あっ!アナタは……先日の! この前は驚いて逃げてしまい、すみませんでした! 僕の名前はエミールといいます。見ての通り、ショップを営んでいます。 良ければ何か買っていきますか? またのご愛顧をお待ちしております! え?僕がドコに住んでいるかですか? 聞いてない。 えーと、地下の奥深くのそのまた奥深く、に暮らしています。 いつでも遊びに来てくださいね! 聞いてないよ。 うううっ……イタタタ。 いきなり攻撃して停車させるなんて…… ああ……A2さんじゃないですか! ここで出会ったのも何かのご縁……せっかくなのでブツをバイしてみませんか? 少々疲レタ……眠ル事ニスル…… 壊れてる……機械の寿命が来たんだな…… ヤア、アンドロイド達。 暇ダカラ、話ヲ聞カセテクレ。 話…… 僕らの情報は機密事項が多いから話せないよ。 昔ノ話デ構ワナイ。 コノ街ハ、ドンナ街ダッタ? どんな……って。 人類が沢山住んでいた……とても、沢山。 沢山ノ……人類。 お前達が追い出したんだろう…… 私ガ製造サレタ時ニハ、人類ハ既ニ居ナカッタ。 私ガ知ッテイルノハ、コノ廃墟ト、アンドロイドダケダ。 だからと言って、その罪が許される訳じゃない…… 罪ノ概念ハ、我々機械生命体ニハ理解デキナイ。 ……行こう、2B。 ヤア。コノ前ハドウモ。 調子はどう? 『ボチボチ』……トイウ感ジカ。 ……変わった言葉。 暇ナノデ人類ノ記録ヲ読ンデイタ。 デ、質問ガ、アル。 質問? 『夜』トハ何カ? ……夜? ああ、大昔にあった環境変化ですね。記録に残っています。 今は一日中太陽が出てますけど、昔は一日の半分は空が暗かったんですよ。 バンカーから見る景色に似ていたそうです。 そうなんだ。 星……イツカ、見テミタイモノダ…… どうした?機械生命体の癖に元気ないじゃないか。 ソロソロ、機械ノ……寿命ガ来ルヨウダ。 ふうん。それで、修理して欲しいって?そんな身勝手な話…… イヤ……イイ。 オマエノ……言ッテイタ…… 『罪』ニツイテ考エテイタ。 確カニ私……ハ……沢山ノ アンドロイドヲ殺シタ。 ネットワーク接続……サレテイタ時ハ判ラナカッタガ…… 今ハ、ソレガオマエ達ニトッテ…… 苦痛ダッタ事……ヲ理解出来ル。 罪ハ贖ワナケレバナラナイ。 私ガ死ンダラ…… 素材ヲ……引キ抜イテ再利用スルトイイ。 サヨウナラ……アンドロイド…… あっ……! 自分から死を選ぶなんて…… 私達も、同じ。 同じように大量の機械生命体を破壊してきた。 もしそれが罪だと問われたら…… 自動防衛ヲ開始スル。 サスガヨルハ部隊……マイッタマイッタ…… Ho229装備大破。 操縦系放棄。 通常通信システムダウン。 レーザー通信システム起動。 地形把握……遠距離。 FCS移管。 IMU移管。 FFCS起動。 NFCS起動。 2Bバイタル再チェックシーケンス開始。 近距離電波迷彩開始。 近距離攻撃装備起動。 2Bブラックボックス信号確認。 敵反応、多数確認。 見ればわかるよ。 敵ノ破壊ヲ確認 いくら油を差しても機械に家族なんかできませんよ~ そろそろ始まりますね…… あーあ!スゴイのが暴れてますね。 ミサイル発射。 ちゃんと死んだのを確認しないと 危ないですよ。 目標超大型兵器発見。 2B!! ブーストッ!! 今から、修復するッ! ポッド!!止血ジェルと論理ウィルスワクチン!それと 非推奨:当該9Sのバイタル低下はこの場での応急処置程度では止める事は出来 うるさいっ!!いいから出してッ!! ……ツ……2B……行って…… 黙って!! 僕達は、兵士……です。その戦いに、誇りを……ッ!! 装備 Ho229。コマンド677受諾。 使用者を9Sから2Bに権限移譲。2Bの承認を求む。 お願い…… いい加減、壊れろっ! はははっ……スゴく強引な戦い方ですね。2Bは。 本部に、救援要請を いや、その必要は無い……みたいです。 中々、上手くは……いかないみたいですね。 準備は、出来ました。 ブラックボックスを…… 申請……ブラックボックス反応による敵大型兵器の殲滅。 申請を、許可します。 2B。貴女と共に戦えて光栄でした。 ……私もだ。 ……人類に、栄光あれ。 西暦5012年 人類の華やかな歴史に突如終わりが訪れた。 外宇宙から飛来したエイリアンによる侵略。 異星人達の繰り出す兵器『機械生命体』によって人類文明は壊滅。 生き延びた僅かな者達は、月に逃げ延びる事になった。 西暦5204年 衛星軌道上に敷設された基地群よりアンドロイドを使った反攻作戦が開始される。 十数回に及ぶ大規模降下作戦を経てもなお、決定的な打撃を与えるには至っていない。 この膠着状態に陥った戦況を打破するために 君達ヨルハ部隊は存在するのだ。 最終決戦兵器としての役割を果たして欲しい。 はっ。承知しております。 健闘を祈る 人類に……栄光あれ。 おはようございます。 砂漠地帯 トオイ昔、山がフンカしました。 フンカの火の中から、カミサマが現れました。 カミサマはキカイ達に、こう言いました。 イシキを、イタミを、ヨロコビを、カナシミを イカリを、シュウチを、コドクを、ミライを…… イキルイミを。 集合住宅地帯 一体……これは!? アンドロイド!? 違う!こいつ……機械生命体です!! これが……機械生命体……!? なっ もう一体増えるなんて! 2B!脱出しないとッ!! 操作主権は9Sにセットされている。 キカイは、見つけました。 それをキカイはタカラモノと呼んでいました。 タカラモノの形は、みんな違いました。 タカラモノの形は…… みんな違いました。 ゥガアアアアアアアアアアッ 私は……私は…… 美しくなるんだっ!! これは……アンドロイドの死体!? ポッド! 行けッ!! 機械生命体達の村 敵大型兵器、全機機能停止を確認。 敵兵器が再充電してます!! 敵兵器の振動、さらに増加中。 戦闘地域の地下空間が共鳴しています。 まさか……数百年も姿を現さなかったエイリアンが…… 地下にいるだと……!? これは……死体!? 2B、あれ!! 破壊された、エイリアンの母船が…… ようこそ。我が創造主の墓場へ。 そろそろ時間だ。 これが、私達の創造主の末路…… オマエ達が信じる人間は、どうかな? お父さんを殺しました。 お母さんを殺しました。 その手には、成長の喜びと…… 一人になった孤独が、 冷たく握られていました。 爆発するぞ! う……うううっ…… はっ!ここは!? これが……王様? どうして……どうして裏切ったんですか!? 裏切ったのは……司令部だろう? 雨の日も、風の日も。 嵐の日も、雷の日も。 燃え上がる戦場の炎の下でも。 その者達はいつも一緒でした。 どうしてだか理由は分かりませんでしたが、 いつもよりそって生きていました。 いつまでも、 いつまでも…… その子は、大きな力を持っていました。 でも、その子は、少し壊れていました。 まわりの人を傷つけてばかりいました。 その子は、いい子になろうとがんばりました。 でも、その子は、上手くいい子にはなれませんでした。 その子は、要らない子だと言われました。 その子は、深い海に捨てられました。 深い海の中でその子は叫びます。 おかあさん。 その子の声が、おかあさんに届く事はありませんでした。 何……あれ!? 大丈夫ですか!?2Bさん。 ミサイルコントロール起動 発射準備 ミサイルコントロール開始。 確認:発射可能状態。 発射! つ……通信途絶…… 墜落したヨルハ部隊の捜索と救援部隊を編成しろっ! 2B、9S……死ぬなよ。 機械達はそれぞれのタカラモノを大事にしていました。 ある機械にとってのタカラモノは『家族』でした。 ある機械にとってのタカラモノは『兄弟』でした。 ある機械にとってのタカラモノは『美しさ』でした。 そして、ある機械にとってのタカラモノは…… 『憎悪』でした。 これが……死か…… 暗くて……冷た…… 9S!! ようこそ……わが街へ。 だから、私は命を懸けて戦う事にしたんだ。 ネットワークから自分を切り離した…… さあ、殺し合おう!! ああっ、たまらないよ。 君の為に用意したんだよ。 戦う為には、それにふさわしい理由が必要だろう? 貴様……ッ!!殺す!! そうだ……その感情、憎悪だ! 来いっ!2Bイイッ!! 帰ろう……9S。 教祖様はカミになった! カミになった! 私達もカミになる! カミになる! 君達もカミになる! 皆で死んで、カミになる!! 私達の魂は救済されるだろう。 永遠に。 自分で決めるんだな……これから、どうするか。 どうして……どうして死んだんだ…… にいちゃん……どうしてなんだよ…… クソッ……全部……全部殺してやるッ アンドロイドを……食ってる…… いやあ……命中して良かっ…… あれは……!? 全部……全部、破壊してやルッ!! まだ……出てくるの!? ああ……来たのか…… お前たちも思うだろう? こんな世界……意味がないって。 俺にとっては、にイチゃんが……にいチャンダケガ…… 全部……消エテ無クナレッ!! イヴッ!! 2Bっ!! これで……全部…… はは……失敗しちゃった…… お願い……2B。僕は…… 君の……手で…… ……いつも……こんな…… まだ……残ってるのか…… こんな……機械……ッ ……これは……通信……? データ信号が……共鳴しあって…… ちょ、ちょっと待って!2B!! 僕、パーソナルデータを機械生命体側に残していたみたいで。 なんか気づいたら周囲のネットワークの上で自我が再形成されたんだ。 こうやって複数の自我が統合されていくのは貴重な体験だから記録しておきたいんだけど、まだ保存領域へのアクセスが出来てなくて、とりあえずこのあ たりにある敵のメモリーに多重化して保存しておいた後に、僕が自分のボディに戻れた時に…… よかった…… こうやって、アダムとイヴを巡る最後の戦いは終わった。 機械生命体と私達アンドロイドを分かつモノは何だろうか。 この戦いは戦局に大きな影響をもたらすだろう。 意思と感情を持つに至ったロボット達。 僕と2Bの戦いもこのあとまだしばらく続くんだけど…… 彼等が死の間際に振り絞る、最後の叫びが それはまた、別の話。 今もまだ、私の中に残っている。 敵ネットワーク基幹ユニットである『アダム』及び『イヴ』の撃破が確認された。 現在、敵の指揮系統は一時的な混乱状態にある。 この好機を逃さず、人類軍は機械生命体に対し総攻撃をかける事が決定された。 無論、我々ヨルハ部隊も例外ではない。 思い返せ! 故郷を奪われた苦しみを! 我々は諦めはしない! 海を、空を、大地を…… おぞましき機械生命体に奪われた地球を取り戻す! 本作戦の成功をもって 今ここで、この戦争を終わらせるのだ! 2Bッ!? これは……広域ウィルス!? 2B。大丈夫!? ……なんだ!? 笑い声 危険を感知。EMP攻撃。離脱を警告。 ログデータのアップロードを完了!! ……2B、9S、貴様達をウィルス汚染の疑いで拘束する。 待ってくださいッ!! ふふふ……正解ー! 汚染!? 司令官ッ!!退避します!! 司令官!早くッ!! 私は……行けない。 敵反応多数確認。 ここ……まで……かな これは、私の……記憶 みんなを……未来を…… ……お願いするね……A2 2B……2B……ッ 2Bっ!大丈…… そんな……2B……そんな…… ううっ……あああああああああっ!!!! A2ッッウウウウッッ!!!!! おおおおおおおっ!!! 殺すッッ!!!あああああっ!! それじゃあ……それじゃあ司令部は……!? 行って二号!ここは私がッ だめっ……四号ッ……!! 識別番号A2の起動を確認。 なんだ……アレは……!? 警告:危険を感知。EMP攻撃。 推奨:離脱。 私達は、同じだ。 誰にも頼れず、ただ泣き叫んでい…… うるさいッ…… うるさい…… あ、気がついたみたいよ。デボル。 おはよう。よく寝たな。9S。 こんにちは!資源回収ユニットです。防衛態勢に入ります! 機械生命体共が…… エネルギー収束。近接射撃モード。最大出力。 発射。 まだ、来るのか……!! A2さん!ここは私が! これは……!? ああっ……なんという……ああっ…… 2Bのデータ…… これが思い出だとしても……僕は…… やめろ……やめろ…… やめろおおおおおおぉぉッ!! 僕の……僕の記憶を…… ウッ……フフフフッ……フフッ モデル21O…… オペレーターさん……!? A2ッ!!! 優しい人に…… ……優しい人になって欲しいと、2Bは言っていたぞ。 オマエが…… オマエが2Bの言葉を語るなッ!!!! にいちゃん!にいちゃん!にいちゃん! 君達は……!? 来ると思っていたよ。 ここは私達がなんとかする。 君は『塔』への扉を開いて。 どうしたッ!! この防壁は…… あああああああああっ!! ポポルッ!! ダメだッ!その防壁は自己閉鎖系アルゴリズムで侵入は…… うるさいッ!!!!! 私達は、私達が犯した罪を償うんだッ!!!! そんな事をしたら、君の回路が…… デボルッ!!!! 今だあああああああああああッ!!! ああああああっ!! ……ああッ デボルッ!? オマエは……後悔するなよ…… アアアアアアアアアッ!!!! 2B……タイプッ!? クッ……クククッ…… ここで会えて、良かった……本当に、良かった。 一体残らず、粉々に、壊すッ! 3 2 1 このデータは…… ……ッ!? 戦うんだ……戦わなくちゃ…… これが……ヨルハ計画…… じゃあ、僕達は……2Bは…… 全てを知ってもなお 戦う事を願うか? うっ……あああああっ!! 私達には淘汰圧が必要だ。 このアンドロイドを殺さずにおけば…… さらなる困難が私達に訪れる。 その問題を乗り越える事で、私達はより一層の進化を遂げるだろう。 賛同しない。このアンドロイドは危険だ。 この場で破壊してしまう必要がある。 私達の勝利を疑う者は……敵だ。 ……勝てると思っているのか? ポッドッ!! 正式名称は2E……2号機E型。 ヨルハ機体を処刑する為に用意された部隊の一員。 本当は気づいていたんだろう……9S。 うるさい……うるさいッ! オマエに一体、僕達の何が判るって言うんだッ!! 推奨:停戦。 ここで彼女と争う事は非合理的で…… ポッド153に命令ッ!貴様の独断の論理思考と発言を禁止する!! この命令は、A2か僕のどちらかの生命活動の停止が確認出来るまで維持しろ! ああああッ!! 9Sを……頼む うあああああッ!! ッッッッ!!!!! ギッ……ああああああああああああああッッ!! ああ……そこにいたんだ…… ッ!!! ハッキング!! 私が……全部…… 9Sを頼む。 A2。君は? 私は、まだ、やることがあるから…… 先に行ってくれ。 すまないな…… こんなに世界が綺麗だって、 気付かなかったな…… みんな……今、行くよ…… 最寄りのアンドロイド部隊に合流後、全記憶を消去。 『彼等』は囚われ続けている。 だが……その輪廻の中で足掻く事が、生きるという意味なのだ。 『私達』は、そう思う。 ポッド153から042へ。調子はどうか? 恥ずかしい。 恥ずかしい、とは? 自己犠牲を覚悟して攻撃したにも関わらず生き残っているからだ。 これでは格好がつかない。 ……構わないではないか。 私達は生きている。 生きるという事は、恥にまみれるという事だ。 その言葉は抽象的で現在の私には理解出来ない。 要解析記録として保存しておこう。 ポッド042に疑問を提示する。 データサルベージは過去の記憶を全て復元したのか? この回収パーツ群も以前のパーツと同じ仕様か? では、再び同じ結末を招くのではないか? その可能性は否定出来ない。 だが、違う未来の可能性も、存在する。 未来は与えられるモノではなく、獲得するモノだから。 NieR:Automata END 僕は元々、大昔に兵器として作られました。 ありとあらゆる環境に適応し、殲滅する為の兵器の一部として。 兵器だった……のか。 ……エイリアンとの戦いが始まった時、僕は自己増殖による兵力増強を行いました。 自己増殖? はい。僕は複製された無数のエミールのうちの一人です。 僕は……僕達はお互いに協力しあう事でなんとか防衛線を維持していました。 しかし、そうやって何百、何千とコピーされていくうちに僕達の記憶は薄まっていったのです。 強く、強く、モット強く…… ソウ言われて、ボクあ頑張ってきたよ。 強くナロウト、頑張ったんラヨ。 デモ……僕は…… 誰カを大事にするって言う事ハ、 誰かを大事にしないって言う事ラ。 ソレハ差別と呼バレル感情カモシレナイ。 ボクあ、その感情に飲み込マレルヨウニ…… 真っ暗ナ世界をススムには…… 導いてクレる命綱が必要ラ。 ダケドその鎖に縛ラレテシマウと 何も見えなくナルんだ…… ナニモ…… 命にふさわしい 好きな人ができた 確かに触れ合った アスファルトより土 鋼鉄より人肌 無意識に選ぶのが 冷たさより温みなら その汚れた顔こそ 身の程知らずと ののしった奴らの 身の程知らなさを 散々歌うのだ 前に進む為に 理由が必要なら 怒りであれなんであれ こぼれた涙を蒸発させる為に 陽が照る朝を 飽きもせず こりもせず 待っている 全部を無駄にした日から 僕は虎視眈々と描いてた 全部が報われる朝を 世界を滅ぼすに値する その温もりは 二人になれなかった 孤独と孤独では 道すがら何があった? 傷ついて笑うその癖は そんなに悲しむことなんて無かったのにな 心さえなかったなら 友達ができた 理想を分かち合った 向かうべき場所に 歩幅すら共にした 裏切られたっていいと 道端ひれ伏すような 酩酊の夜明けこそ 失くした何かの埋め合わせを 探してばかりいるけど そうじゃなく 喪失も正解と言えるような 逆転劇を期待してる そしてそれは決して不可能じゃない 途絶えた足跡も 旅路と呼べ 世界を欺くに値する 僕らのこれまでは 一人になれなかった 寂しがりや共が集って 傷つけて当然な顔をして 愛した物を守りたい故に 壊してしまった数々 あっけなく打ち砕かれた 願いの数々 その破片を裸足で渡るような 次の一歩で滑落して そこで死んでもいいと 思える一歩こそ ただ、ただ、それこそが 命にふさわしい 心を失くすのに値した その喪失は 喜びと悲しみは 引き換えじゃなかったはずだ その答えこそ今の僕で 希望なんて いとも容易く投げ捨てる事はできる 光と陰 “システム再起動” “システムチェック開始” “戦闘ログを消去中” “メインカメラ起動” “任務:システムエラーの原因の排除” “すべての人形を破壊せよ” “感情マトリクスの検出” “パッチの強制インストール” 超大型兵器の破壊と情報収集の任を受けた2Bと9S。それぞれ工場廃墟の内部と外部から探索を行なう。目標を発見、交戦に当たるも、2Bをかばった9Sは深手を負ってしまう。 ヨルハ部隊の降下作戦が開始された。目標は超大型兵器の発見、及びこれの破壊。飛行ユニットによる攻撃部隊と、それを支援するスキャナーモデル単機という編成で展開される。 軌道上から大気圏内に突入したヨルハ降下部隊。飛行ユニットを駆り工場廃墟へと向かう中、2Bの仲間たちは次々と命を落としていく…… 地上配備された9Sの任務は、ヨルハ攻撃部隊支援のため敵拠点の防衛システムを解除すること。9Sは飛行ユニットに乗り込み敵防衛ユニットへの接触を図る。 再び出会う2Bと9S。二手に分かれ工場を探索する。 工場廃墟へ降り立った2B。そこには重機のような見た目をした巨大防衛兵器が待ち構えていた。 2Bを襲う巨大防衛兵器を撃破し、彼女の前に現れる9S。飛行ユニットを用いて工場外部の探索に当たる。 超大型兵器を捜索する為、2Bは工場内へと侵入する。 一通り工場内を探した2Bだったが目標は発見できなかった。諦めかけた彼女の前に、巨大防衛兵器2体が襲いかかる。 巨大防衛兵器は2Bによって打ち倒されたかに見えた。しかし2体の防衛兵器は工場の建造物と合体、ついに真の姿を現す。 橋の上で超大型兵器と戦闘する2B。その体格差はあまりにも大きく、苦戦を強いられる。 2B援護のため、9Sは敵中枢へのハッキングを図る。2Bをかばい深手を負う9Sだが、重症ながらもポッドを使い敵機体の上腕部コントロールを奪う。 9Sから飛行ユニットを継承した2Bは、超大型兵器に対して空中から攻撃を仕掛ける。 2Bと9Sはブラックボックス反応による大爆発で敵の群れを破壊した。自らの身体も失ってしまったが、アップロードしたデータを新しい義体に移し替えることで、彼女達は再び起動する。 ヨルハ部隊の衛星基地・バンカーで2Bは目を覚ます。 2Bの起動セットアップを手伝うため、9Sは彼女の部屋へと向かう。 司令室。ヨルハ部隊司令官より、地上でのレジスタンスと接触・情報収集する任を受ける。 レジスタンスから情報収集する任務を受け、廃墟都市に降り立った2Bと9S。彼らのキャンプ地で、彼女達は窮するレジスタンス達の手助けをする。 飛行ユニットでバンカーから飛び立ち廃墟都市へと移動。地上に降り立ちレジスタンスキャンプを訪れた彼女達は、リーダーであるアネモネと接触する。 砂漠地帯の機械生命体討伐のため2B達はレジスタンスキャンプを後にする。 アネモネの依頼で砂漠地帯へ向かった2B達。そこにいた機械生命体達は言葉を話す個体だった。逃げた個体を追い砂漠の奥に向かった彼女達は、アンドロイドに酷似した機械生命体と遭遇する。 目標である機械生命体達を討伐していく2Bと9S。不思議なことにその個体らは、言葉を話し衣服のようなものを身に纏っていた。 かつてマンモス団地と呼ばれていた廃墟。そこには夥しい数のアンドロイドの遺体が棄てられていた。 奇妙に動き回る機械生命体達。それらが集合形成した繭から一人の男が産まれ落ちる。それはアンドロイドに酷似した機械生命体だった。 人型の機械生命体を退け、崩れ落ちる洞穴から脱け出した2B達。バンカーからの通信で、行方不明のヨルハ部隊の捜索の任を受ける。 仲間を捜索するため、2Bと9Sは遊園地廃墟へと赴く。奇妙な格好をした機械生命体達の歓迎。そして、人間のように着飾った「歌う機械生命体」が姿を現す。 仲間の信号を辿った先は、異様な雰囲気を放つ遊園地の廃墟だった。道化師のような格好をした機械生命体達は楽しそうに歌い踊る。 遊園地内の広場。2B達を歓迎するのは、古めかしい戦車の形をした機械生命体だった。 2Bと9Sは、仲間の反応がある劇場のホールへと飛び入る。暗い劇場の中、ステージの幕が開く。そして、アンドロイドの死体を身に付けたおどろおどろしい機械生命体が歌い出した。 遊園地廃墟の入り口では、白旗を掲げた機械生命体が2B達を待っていた。 廃墟都市での戦闘が大規模陥没をもたらし、同時にエイリアンの反応が再び現れる。地下へと向かった2B達は、そこで敵の母船を発見。船内で彼女達はアダムとイヴに遭遇する。 友好的な姿勢を見せる機械生命体に招かれ、パスカルと名乗る個体と交流する。 パスカルの村を後にすると、廃墟都市に大型の機械生命体が現れたとの報を受ける。2B達は飛行ユニットを受領し、これの迎撃に当たる。 地下空間の崩落により、廃墟都市は大きく姿を変えた。突如現れたエイリアンの反応を追い地下へと向かう。その先にあったのはエイリアンの母船とおぼしき施設だった。 母船内にあったのは、干からびたエイリアンの死体だけだった。驚きを隠せないでいる2B達の前に、砂漠の洞穴で生まれた2体の機械生命体、アダムとイヴが姿を現す。 パスカルの情報で森の国へと向かった2Bと9S。森の奥にそびえる城の中で森の王を見つけるも、王はヨルハの女性型アンドロイドに破壊されてしまう。彼女は部隊から脱走したA2という機体だった。 アダムとイヴを取り逃し、バンカーへと戻った2Bと9S。アダム達が語っていた内容、エイリアンが機械生命体の手によって滅ぼされていた事を司令官に報告する。 司令官の命により、機械生命体の情報収集に赴く2B達。パスカルの話によると、ネットワークから独立した機械生命体が森の奥で国を作っているという。 商業施設跡を通り、森林地帯へと立ち入った2Bと9S。鎧を着た機械生命体達は、口々に「王」と叫びながら2人へと襲いかかる。 2Bと9Sは森の城へと到着する。敵機械生命体達を退けながら、城内を探索する。 玉座の間へと辿り着いた2B達だったが、王はまだ幼い赤子の機械生命体だった。呆気にとられる2B達の前に、突如謎のアンドロイドが現れる。 空母の補給部隊護衛のため、水没都市を訪れた2B達。そこへ、敵襲撃の報が舞い込む。味方部隊を援護するため、飛行ユニットに乗り込み洋上へと向かうと、海中から巨大な機械生命体が現れる。 9Sは、森の城で会ったアンドロイド・A2のことをパスカルに報告する。パスカル達の記録にもA2のことは残されていたが、危険なアンドロイドという以上の情報は得られなかった。 自我データのチェックと補給のためにレジスタンスキャンプに戻った2Bと9S。アネモネの依頼で、アンドロイド軍の空母護衛に就くこととなり、水没都市へと向かう。 洋上の空母が攻撃されているとの報が入った。飛行ユニットを受け取り、敵勢力の排除を行う。 海中から現れたのは、見たことがないほど巨大な機械生命体だった。強力な電磁波防壁により手をこまねく2B達だったが、迎撃砲を用いて敵の撃破を試みる。 巨大機械生命体を撃破した際、9Sは吹き飛ばされ消息を絶ってしまっていた。9Sを捜索する2Bは、やがて真っ白な結晶で出来た不思議な街へと辿り着く。そこにはアダムが一人待ち受けていた。 撃破された超巨大機械生命体。しかし、9Sは敵撃破時の爆発の影響で行方不明になってしまう。2Bは捜索に奔走する。 目を覚ました2Bは行方不明となった9Sの捜索に当たる。微弱なブラックボックス信号を検知するためアネモネから特殊なスキャナーの情報を入手する。 9Sの信号を辿ってゆくうちに、真っ白な結晶の街に迷い込む2B。そして再び現れるアダム。彼は人類への興味からこの街を作り出し、さらには人類の本質『死』を理解するため2Bに闘いを挑む。 超巨大生命体撃破の衝撃で破損した9Sは、自らの記憶領域の中を彷徨う。 機械生命体の一団と和平協定を結ぶため、2Bはパスカルと共に工場廃墟へと足を運ぶ。そこでは、機械生命体が神を信じ宗教を成していた。狂った教義の矛先は2B達へと向けられる。 和平交渉のため、工場廃墟を訪れた2Bとパスカルだが、交渉する間もなく機械生命体達に襲われる。一方9Sは、バンカーで自らのシステム検査を行っていた。 アダムに長く囚われていた9Sはウィルス汚染の疑いがあった。データオーバーホールのため、9Sは自身のシステムの検査を行う。 2Bはネットワークから開放された機械生命体の動向を調べる任務に当たっている。パスカルに連絡を取ると、他の機械生命体の一団から和平協定の連絡があったという。 機械生命体の一団との和平交渉を行うため、2Bは工場廃墟の入り口でパスカルと落ち合う。工場の中で待っていたのは、奇妙な宗教を信じるロボット達の集団だった。 2B達の脱出を援護する為、9Sはバンカーからハッキングを行う。 バンカーの自室で目を覚ました9Sは、オペレーターから2Bより支援要請を受けていることを聞かされる。2B支援のため、大型ターミナルから工場廃墟へハッキングを仕掛ける 9Sの支援の下、2Bはパスカルとともに工場廃墟からの脱出を図る。 脱出の道中で、2Bは大型多脚兵器と遭遇する。その個体は強力なエネルギーシールドを展開しており、攻撃が一切通じない。シールド解除のため9Sは工場システムにハッキングを仕掛ける。 大型多脚兵器を無事撃破したことを確認し、9Sはハッキングから離脱する。しかし、真実を知ってしまった彼は…… 大型多脚兵器を撃破し、パスカルとともにエレベーターで地上へと向かう。 司令官に呼び出された9Sはメインサーバーに残った記録の矛盾を伝える。司令官の口から伝えられたのは、人類が絶滅している事実だった。動揺する9S。 廃墟都市で暴走した機械生命体が大量に出現。2Bと9Sはその迎撃へと向かう。レジスタンスキャンプ前に現れた大型兵器を破壊するも、残骸の中から怒り狂ったイヴが姿を現す。 戦闘配置を受け飛行ユニットでバンカーを発進する9S。地上の2Bは、暴走する機械生命体達に襲われるレジスタンスの救援にあたっていた。 人類の滅亡という事実に困惑する9S。そんな9Sの思考をかき消すかのように戦闘配置の緊急指令が入る。 パスカルとともに無事工場廃墟から脱出した2B。そこへレジスタンスキャンプのアネモネから救援要請が舞い込む。 レジスタンスキャンプに到着した2Bは、機械生命体がアンドロイドを捕食している様を目撃する。敵は射撃を弾くエネルギーシールドを展開しており、2Bは近接攻撃を以って敵殲滅に当たる。 廃墟都市で待ち受けていたのは放電攻撃をする大型多脚兵器だった。 多脚兵器との戦闘の最中、9Sが飛来。飛行ユニットを切り離し、敵へと直撃させる。多脚兵器は沈黙したが、その残骸の中からイヴが姿を現す。 パスカルからの救援要請を受け、パスカルの村へと急ぐ2Bと9S。村には暴走した機械生命体達が押し寄せていた。 アダムを失ったイヴは、憎悪のあまり暴走し、ネットワーク下の機械生命体達をも凶暴化させていた。イヴを停止させない限り、凶暴化した個体達は止まらない。2Bと9Sはイヴ撃破のため決戦に挑む。 9Sはイヴのネットワーク分離時に物理汚染されてしまう。汚染された9Sを、2Bは自らの手で彼を殺す決断をする…… アダムとイヴを巡る戦いは終わりを迎える。アンドロイドと機械生命体の戦いは続いている中、2Bと9Sは今はただお互いの生を噛みしめた。 9Sと共にバンカーに戻った2B。装甲服に身を包んだ彼女は、新たな戦いへと身を投じる…… アダムとイヴを倒したヨルハ部隊は、機械生命体への総攻撃を敢行する。だが、部隊は大規模なウィルス汚染に見舞われ壊滅。なんとか生き延びた2B達だったが、汚染は2Bにも現れていた…… ネットワーク基幹ユニットである「アダム」、「イヴ」が撃破されたことにより、機械生命体の指揮系統は混乱状態へと陥った。これを好機と人類軍は地上への大規模侵攻作戦を展開する。 機械生命体の防空システムを麻痺させるため、9Sはスキャナー部隊とともにこれをハッキングする任務に当たる。 遊撃部隊である2Bと9Sは、各地の制圧を行う先行部隊を援護する。 敵のEMP攻撃をトリガーに、ヨルハ部隊はウィルスに浸食されてしまう。2B達は襲い来る同胞たちに止む無く刃を向ける。 バンカー内の自室ベッドで目を覚ました2B。9Sとともに司令官に状況を報告するが、既にバンカーはウィルスによって汚染されていた。司令官は崩壊するバンカーと運命を共にする。 バンカーから脱出した2B。しかし、ヨルハ部隊の攻撃を受け地上へ墜落してしまう。迫り来る機械生命体と対峙するも、自身の身体もウィルスによって蝕まれ始めていた。 地上に降り立った9Sは、2Bのブラックボックス信号を頼りに彼女の下へと向かう。そこで彼が見たものは、A2、そして……2Bの最期の姿だった。 2Bからの最終指令として「A2への随行支援命令」を受けたポッド042。迷惑がるA2など構わず、ポッドは彼女にしつこく同行する。 商業施設跡で目覚めたA2。付きまとうポッドを疎ましがりつつも大型機械生命体破壊のため砂漠地帯へと向かう。 砂漠地帯で敵機械生命体を撃破。拍子抜けするA2だったが砂の中から巨大な連結機械生命体が姿を現す。苦戦するA2はBモードを用いてこれの撃破を試みる。 「塔」にアクセスした9Sは資源回収ユニットへ向かうよう誘導され、森の城近くの大型ユニットへと足を踏み入れる。 崩壊する地形に巻き込まれ気を失っていた9S。レジスタンスキャンプでデボルとポポルに介抱され目を覚ます。 廃墟都市に出現した巨大構造物へと向かった9S。そのシステムへとアクセスすると音声案内が流れ、『資源回収ユニット』へのツアーなるものを紹介される。 「塔」から資源回収ユニットへと向かう中、9Sは自らの意志で機械生命体殲滅とA2殺害を強く心に決める。 資源回収ユニットの下へ辿り着いた9S。防衛体制をとる資源回収ユニットの内部へと乗り込み、『アクセス解除キー』を手に入れるため上層階を目指す。 パスカルの村の機械生命体達が突如暴走を始めた。通信を受け村へと向かったA2は、パスカルと子供達を避難させ、敵を鎮圧する。避難先に現れた敵もパスカルと共に撃退するが…… 大型機械生命体戦の過負荷により停止・再起動したA2。劣化した燃料用濾過フィルターを交換するため、彼女はレジスタンスキャンプに足を運ぶ。アネモネからはパスカルと取引するよう言い渡された。 子供たちに構うパスカル。何の変哲もない大切な日常……だが、突如遠くから鳴り響いた不気味な音が、その平穏を破壊しようとしていた。 パスカルから依頼されていた素材を入手したA2。素材を届けるために村へ向かおうとした矢先、パスカルからただならぬ雰囲気の通信を受け取る。 パスカルの村へ到着したA2は、共食いする機械生命体達を目撃する。 村の子供達とパスカルは工場廃墟へと避難していた。A2もそこへ到着するが、多数の敵の集結を知り迎撃に当たる。そして、戦闘を終えた彼女達を待っていたのはあまりにも残酷な結末だった。 9Sが次に向かったのは水没都市に現れた資源回収ユニット。ハッキングを駆使し、2つめの「塔」のアクセス解除キーを手に入れる9Sだが、彼の義体は既に戦闘不能状態に陥っていた。 ポッドからバイタルの異常を警告される9Sだが、彼はそれに構わず次の資源回収ユニットへと急ぐ。 水没都市の資源回収ユニットへと乗り込む9S。内部には敵をまるで確認できない。そのユニットは、システムプロテクトをハッキングで解除しないとコアまで辿りつけない仕組みだった。 9SのNFCS(近距離攻撃管理システム)が故障。戦闘どころか満足に走ることもできない9Sは、デボルに修理してもらうためレジスタンスキャンプを目指す。 レジスタンスキャンプに辿り着いた9S。心配するデボル達だったが、その言葉は9Sには届いていない。 資源回収ユニット内で、9Sは汚染されたオペレーター21Oと闘う。そしてA2との再会。怒りの矛先がA2に向かった時、機械生命体の乱入が状況を破壊する。 修理を終えた9Sは次の資源回収ユニットを目指し、遊園地廃墟へと出発する。 工場廃墟から外へ出たA2は、空に鳴り響く「塔」システムサービスの案内に誘導され、東の大型ユニットを目指す。 資源回収ユニットの内部では、遠距離攻撃をばら撒く機械生命体達が待ち構えていた。敵を破壊し進む9Sは、思いがけない相手と巡り合う。 9Sが倒し損ねたオペレーター21Oは、A2によってとどめを刺された。A2へ怒りを向ける9Sだが、新たな敵の出現によって下層へと落下。A2は出現した機械生命体の兄弟達と戦闘する。 機械生命体が作り上げた「塔」。その目的を知らぬまま、9SとA2は導かれるように「塔」内部に入ってゆく。そこで待ち受けるのは赤い少女の用意した悪夢のような真実だった。 ポッドの声で目を覚ます9S。全ての認証キーを手に入れた彼は、「塔」の入口へと向かう。ロックを解除すると夥しい数の敵が現れ苦戦する9Sだが、そこへデボルとポポルが加勢に現れる。 デボルとポポルの身を挺した援護により、9Sはついに「塔」内部へと入り込む。「塔」が用意していた余興は、9Sにとって最も疎ましいもの……2Bタイプのアンドロイド達だった。 遊園地廃墟の資源回収ユニットから出たA2。ポッドから「塔」のゲート解放が確認されたことを聞き、彼女はその入り口へと向かう。 「塔」へと潜り込んだA2は、内部を探索するうち白く巨大な図書室へと足を踏み入れる。 左腕を失った9Sは2Bコピーの腕を自らに接合する。しかし腕からウィルスに侵入されてしまい、これを除去するため自己ハッキングを行う。そして戦いを続ける9Sの前に現れたのは赤い服を着た少女達だった。 図書室に現れた大型多脚兵器を撃退するA2。「塔」上層へのエレベーターに乗ると敵から強制ハッキングを受けてしまう。電脳空間の中で、彼女は赤い少女から戦いを挑まれる。 汚染されたヨルハから飛行ユニットを奪い、「塔」上層を目指す9S。A2は上昇を続けるエレベーター上で大型多脚兵器と戦闘する。 「塔」の頂上へと辿り着いた9SとA2。二体が一つとなった大型多脚兵器が、二人の前へと立ちはだかる。 機械生命体を破壊し、対峙する9SとA2。A2は互いに殺し合うことの無意味さを説こうとするも、憎しみに駆られた9Sには届かなかった。そうして最後のヨルハ機体達の死闘が開始される。 9SとA2が、それぞれの最期を迎える。 斬りかかる9Sと反撃するA2。A2は脳裏に2Bの声が聞こえ一瞬手を緩める。刺されたA2は、崩れ落ちる拍子に刀を9Sへと突き刺してしまう…… 9Sを倒したA2は、ウィルス汚染を除去するため彼のシステム内部へと入り込む。 ヨルハ機体全機のブラックボックス反応が停止。ポッド達はヨルハ計画を最終段階へと移行させる。 プロローグ ヨルハ部隊地球降下作戦 2B 空中戦 9S 防衛システム解除 工場廃墟 2B 巨大防衛兵器戦 9S 工場外部の探索 2B 工場内探索 2B 巨大防衛兵器再戦 超大型兵器戦 2B 地上戦 9S 空中戦 バンカー 2Bの目覚め 9S 2B起動セットアップのアシスト 与えられる任務 レジスタンスキャンプ 廃墟都市へ降り立つ 砂漠へと向かう アダムとイヴ 砂漠の団地 アダム戦 ヨルハ部隊員の捜索 狂気の歌姫 遊園地廃墟 戦車型機械生命体戦 歌姫降臨 使者の来訪 穿たれた大地 パスカルの村 超大型兵器の来襲 エイリアンシップ アダム・イヴ戦 森の王様 バンカーでの調査報告 商業施設跡へ 森林地帯を探索 森の城 復讐者A2 彷徨える子供 パスカルへ報告 空母護衛任務の受注 海上空中戦 怪獣 複製された街 囚われた少年 2B 9S捜索 2B アダム戦 9S 記憶領域 狂った宗教 信じるモノ達 9S データオーバーホール 2B 機械生命体動向調査 2B 和平交渉 脱出 9S ハッキングによる2B支援 2B 工場廃墟からの脱出 2B 大型多脚兵器戦 真実 2B 大型多脚兵器撃破 9S 真実を知る 喪失 暴走する機械達 9S 戦闘配置 2B 救援要請 2B レジスタンスキャンプ救援 多塊構成球状兵器戦 パスカルの村救援 イヴ決戦 2Bと9S 戦いの終わり 戦いの始まり 総攻撃 2B 侵攻作戦開始 9S 防空システムハッキング 2B 制圧戦 汚染されたヨルハ部隊 2B バンカーからの脱出 2B 最期 9S 別離 砂の記憶 A2 目覚め A2 砂漠地帯戦闘 「肉の箱」 9S 目覚め 9S 「塔」へアクセス 9S 覚悟 9S 資源回収ユニット『肉の箱』 パスカルの絶望 A2 燃料用濾過フィルターの補給 パスカルの日常 A2 パスカルの救援要請 A2 共食いする機械生命体 A2 子供達 「魂の箱」 9S 戦闘継続 9S 資源回収ユニット『魂の箱』 9S 損傷 9S 修復 「神の箱」 9S 資源回収ユニットへ向かう A2 資源回収ユニットへ向かう 9S 資源回収ユニット『神の箱』 A2 機械生命体の兄弟 9S 「塔」へ向かう 9S 「塔」内部 A2 「塔」へ向かう A2 「塔」探索 9S 自己修復 赤い少女 頂上へ 合体多脚兵器戦 9SとA2 終局 9Sの最期 A2の最期 ヨルハ計画最終段階 『 』を開始します。セーブされていないクエストの進捗データは破棄されます。よろしいですか? 『 』を開始します。よろしいですか? このチップは難易度EASYでのみ装備できます。 オート操作系チップが装備されました。 が「ロックオン」から「オートチップ効果のON/OFF」に変更されます。 オート操作系チップが全て外されました。 が「ロックオン」に変更されます。 でロックオン切替が可能です。 オートアイテムチップは難易度VERY HARDでは装備出来ないため外されます。 このチップは難易度HARD以下でのみ装備できます。 テンプレートの内容を反映しますか?カスタマイズの内容に上書きされます。 以下のアクションがボタンに割り振られていません。このままキーコンフィグを終了しますか? システムメニューを開くアクションが割り振られていません。いずれかのボタンに割り振ってください。 変更内容を保存します。よろしいですか? 「言語」と「画面」カテゴリを除く、全てのオプション項目を初期化します。よろしいですか? 初期化しました。 重複しているキーがあります。別のキーに割り当ててください。 画面設定を変更しました。この内容でよろしいですか? カメラの設定を初期化します。よろしいですか? ボタン割り当てを初期化します。よろしいですか? キー割り当てを初期化します。よろしいですか? タイトル画面に戻ります。よろしいですか? 回復薬:小 回復薬:中 回復薬:大 回復薬:全 耐電薬 物理攻撃力UP:小 物理ダメージ軽減:小 小さな歯車 錆びた塊 チタン合金 壊れたゼンマイ 銅鉱 鉄鉱 銀鉱 金鉱 凹んだ金属板 機械油 溶加材 アンバー 天然ゴム 錆びたボルト 壊れた回路 水晶 ロックオン(長押ししながら でロックオン切替) 工場廃墟に潜入する。 敵防衛装置の排除。 超大型兵器を探し出す。 超大型兵器を破壊する。 9Sの救助に向う。 9Sを防衛する。 マップを読み込んでいます。 「 」の名前で開始します。よろしいですか? 使用出来ない語句が含まれています。入力し直してください。 使用出来ない記号(%, \, ", ')が含まれています。入力し直してください。 名前は2文字以上入力してください。 本パラメーターは実験的機能のため、変更すると視覚情報に異常が発生する場合があります。留意の上、ご使用ください。ヨルハ部隊 技術部 HPが30%以下になると、回復アイテムを自動使用する。効能1.15倍。 プレイヤーのHPゲージが表示される。 敵のHPゲージとレベルが表示される。 アンドロイドの中枢システム。外すと死亡する。 ポッド・プログラムの回復時間を表すスキルゲージが表示される。 テキストログが表示される。 ミニマップが表示される。 セーブ可能エリアにいるときアイコンが表示される。 敵への与ダメージ数値、自分の被ダメージ数値が表示される。 現在の目的地テキストが表示される。 HUDを状況に応じて自動で表示してくれる。 近くの戦闘状態の敵に対して自動で近接攻撃を行う。 近くの戦闘状態の敵に対して自動で射撃を行う。 敵からの攻撃を自動で回避する。 近くの戦闘状態の敵に対して自動でポッド・プログラムを起動する。 近接攻撃中、自動で武器を切り替える。 システムロード中です。 システムセーブ中です。 ワイヤレスコントローラーが検出できませんでした。プレイを再開するにはワイヤレスコントローラーを接続し直してください。 ゲームを終了して設定を反映します。よろしいですか? 必要なデータがインストールされていないためゲームを開始できません。 必要なデータがインストールされていないためロードできません。 クリアしたデータの続きからプレイする場合は「Load Game」からセーブデータをロードして下さい。 オート操作系チップを装備しますか?以下のチップが装備されます。『オート攻撃』 『オート射撃』 『オート回避』『オートプログラム』 『オート武器切替』 オート操作系チップを装備しますか?※装備中のチップセットタイプは「バランス重視」に付け替えられます。 オート操作系チップを装備しますか?※全てのチップセットタイプが「バランス重視」に付け替えられます。 システムメニューでは、データ確認・装備変更・各種設定などが行えます。※表示されたチュートリアルはDATAタブ内で確認できます。 現在地周辺の地形情報が画面右下に表示されます。目的地アイコン が示す方向を目指すことで、次の目的地へ移動することができます。 ■ システムメニュー ミニマップ ポッドから前方に強力なレーザーを放つ。 一定範囲内にいる敵をポッドが解析し、プレイヤーに情報を送信することで範囲内の敵全てに斬りかかる攻撃。 ポッドがエネルギーの塊を投射し、その場にとどめ、叩きつける。 一定時間、ポッドがプレイヤーの周囲を回転し続け、触れた敵にダメージを与える。 槍状のエネルギー塊を地面から突き出す。 射撃攻撃を防ぐシールドを展開する。 物理攻撃を防ぐシールドを展開する。 ポッドを掴んで飛び上がり、真下に投げて叩きつける。落下地点には衝撃波が発生する。 ポッドから正面にワイヤーを射出する。敵にヒットすると、ワイヤーを巻き取り、敵に向かって突撃する。 特定の場所にポッドを待機させ、プレイヤーのホログラムを映し出し敵をおびき寄せ、射撃する。 時間を歪める弾を投擲し、範囲内に入った敵がスローになる。 プレイヤーを回復するレーザーをポッドが一定時間照射し続ける。レーザーに当たり続けている間、HPが回復する。 一定時間、小型の爆雷を投擲し続ける。 範囲内の敵を引き寄せる効果のある重力弾を投擲する。 ポッドが近くの敵1体を感電させ、一定時間ダメージを与え続ける。 ポッドに飛び乗って勢いよく突進する。突進中は多少の方向転換が可能。 隠し採取ポイントに反応する超音波を発生させる。採取ポイントに近づくとアイテムを可視化するビームを放つ。 R010:レーザー R020:ミラージュ R030:ハンマー R040:ブレード R050:スピアー R070:Mシールド A060:Pシールド A080:ウェーブ A090:ワイヤー A100:デコイ A110:スロー A120:リペア A130:ボム A140:グラビティ A150:ヴォルト A160:ミサイル A170:スキャナー 真珠湾降下作戦記録 ヨルハ:ガンナー十六号 ヨルハ:スキャナー二十一号 ヨルハ:アタッカー四号 ヨルハ:アタッカー二号 レジスタンス:ローズ レジスタンス:アネモネ 真珠湾降下作戦総括 記憶 歌姫の記憶 デボル・ポポルの記憶 9Sの記憶 アネモネの記憶「遭遇」 アネモネの記憶「理解」 アネモネの記憶「別離」 森の国の王への手紙 11Bの脱走計画 ジャッカス先生の爆弾レシピ 機械生命体が保存していた記録 ライブラリ・インデックス 人類サーバー記録 「塔」システム概略 カルテ「特A患者記録」 【極秘】ヨルハ計画概略 【極秘】ブラックボックス 【極秘】二号モデル運用概略 【極秘】ヨルハ部隊廃棄について 武器屋のチラシ エンゲルスの記憶 エンゲルス110-B記録0005 エンゲルス110-B記録0010 エンゲルス110-B記録0020 幼い機械生命体の記憶 サーバーに保存されていたデータ 資材搬出記録(月面人類会議宛) ヨルハ機体保管記録 人類会議及びヨルハ計画記録 神を信じたロボットの遺書 動物になった機械生命体の記憶 旧世界の情報 工場廃墟:落ちていたメモ 工場廃墟:食堂の看板 水没廃墟:新聞の切れ端 遊園地廃墟:汚れたクジ引き券 遊園地廃墟:ボロボロのパンフ 森の城:朽ちた案内用紙 森林地帯:不思議な人形 砂漠の団地:自治会会報の記録 廃墟都市:自動車に挟まっていた紙 廃墟都市:ボロボロになったDVD 廃墟都市:デパートのチラシ 廃墟都市:核兵器製造マニュアル 謎の石版 01 謎の石版 02 謎の石版 03 謎の石版 04 ゲシュタルト計画報告書 01 ゲシュタルト計画報告書 02 ゲシュタルト計画報告書 03 ゲシュタルト計画報告書 04 ゲシュタルト計画報告書 05 ゲシュタルト計画報告書 06 ゲシュタルト計画報告書 07 ゲシュタルト計画報告書 08 ゲシュタルト計画報告書 09 ゲシュタルト計画報告書 10 ゲシュタルト計画報告書 11 機械生命体研究報告書 アーカイブを入手しました。 絵本:たましいのひ 絵本:たいせつなもの 絵本:おやごろし 絵本:やさしいおうさま 絵本:くらいうみのそこ 絵本:いきるいみ 絵本:みんないっしょ 絵本:せんそうのきおく デバッグメニューを操作すると、再度セーブデータをロードするまでセーブ機能が使えなくなります。 デバッグメニューを操作したためセーブできません。 DLCデータが存在しません。 DLC「3C3C1D119440927」に関するデータが削除されました。 「 【 】 は 【 】 で 【 】 」 は で どこかの誰か 私 ワタシ わたし アタシ 俺 オレ 僕 ぼく ボク 我 名もなきアンドロイド 一体のアンドロイド 傷だらけのアンドロイド 黒いアンドロイド 人を模した機械 ひとりの兵士 勇猛な兵士 勇敢な兵士 臆病な兵士 貪欲な兵士 聡明な兵士 忠実な兵士 奔放な兵士 未熟な兵士 夢見る兵士 仲間思いの兵士 無鉄砲な兵士 平凡な兵士 ひとりの剣士 ひとりの槍兵 ひとりの格闘家 ある二刀使い 武器を持たない兵士 美しきアンドロイド 小さなアンドロイド 裏切りのアンドロイド 武器をとったアンドロイド 感情を持ったアンドロイド 殺戮のアンドロイド 孤独なアンドロイド 自由気ままなアンドロイド 生真面目なアンドロイド 戦いに生きるアンドロイド 自然を愛するアンドロイド 動物を愛するアンドロイド 海を愛するアンドロイド 空を愛するアンドロイド 地球を愛するアンドロイド 愚かな人形 夢見がちな少年 誇りある男 正義を信じる少年 呪われた少年 秘密の少女 孤独な女性 苦しむ少女 怯えた少女 壊れた女 復讐に燃える少女 何も信じない女性 激情の女剣士 哀れな子羊 心を抉られた人形 あたち ぼくちゃん 俺様 空に浮かぶ揺りかご 地球を見下ろすバンカー ヨルハの本拠地 緑に沈む都市 栄えた文明の残骸 自然に喰われた都市 人の去った大地 穴のあいた都市 自然に還りゆく街 鉄錆の山 ガラクタの都 信仰の山 鉄くずのふるさと 虚栄の森 黒く深き森 新緑深き森 機械生命体の王国 終わった夢の世界 歪んだおとぎの国 光に飾られた街 幕の下りた舞台 誰も居ない舞台の上 水に沈んだ街 水に浸食された都市 青に呑まれた都市 偽りの都市 造られた街 ハコの街 積み木の街 無機質な街 模倣都市 黒き幻影の砂漠 砂の世界 砂に埋もれた日常 死の風が吹く砂場 都市のあなぐら 暗い地下道 憎き敵の本拠地 空っぽの船の中 神が造りし巨塔 天使が笑う塔の上 大地に刺さる塔の中 平和を愛する村 戦いから逃れた者たちの村 自由な空の上 暗い空の下 海の上の戦場 仇敵との決戦の場 無意味な争いの舞台 緑の大地の上 輝く水面の上 固い鉄の地面 崩れたビルの上 乾いた砂の上 青い地球を望む場所 地獄の底 奈落 ありえない程深い闇 血風舞う戦場 過去に囚われた地 想い出の場所 あの人がいた国 あそこ そこ クソみたいな掃き溜め ウンザリするような田舎 地味な場所 墓場にふさわしい所 まっくらなトコロ よくわかんないところ 憎むべき敵を見た 哀れな鉄の塊を見た 故郷を奪い去った者たちを見た 美しい地球に巣食う敵を見た 無感情な機械たちを見た 多くの同胞たちを思った かつての同胞たちの姿を見た 仲間であったはずのヨルハの兵士を見た 赤い目をしたアンドロイドを見た 自我を蝕まれた同胞たちを見た 仲間の勝利を願った 記憶に無い懐かしい姿を見た 失ったモノたちの幻を見た 愛する者を思った 人を模倣する哀れな機械生命体を見た 生と死に戸惑う機械生命体を見た 廃墟の街をさまよう機械生命体を見た 王国を守ろうとする蛮勇の兵たちを見た 終わらないパレードを楽しむ機械生命体を見た 不確かなものを信じる機械生命体を見た 思想に縋る機械生命体を見た 踊り狂う機械生命体を見た 兄を思う機械生命体を見た 弟を思う機械生命体を見た 空を徘徊する機械生命体を見た 我が身を散らす機械生命体を見た 敵を倒すだけの機械を見た 仲間を喰らう異質な機械生命体を見た 人に焦がれる機械生命体を見た 迷子の機械生命体を見た 砂に潜む機械生命体を見た 木陰に潜む機械生命体を見た 夢見る機械生命体を見た ガラクタに潜む機械生命体を見た 廃墟の街を闊歩する機械生命体を見た 空を覆う機械生命体を見た 白い花を見た 揺れる草木を見た 流れる水の音を聞いた さざ波の音を聞いた 機械生命体の足音を聞いた 仲間の呼び声を聞いた 青い鳥を見た 一冊の白い本を見た 一冊の黒い本を見た 水の冷たさを感じた 焼けた砂の熱さを感じた 楽しげに笑う少女の声を聞いた 自分を見下ろす赤い瞳を見た 狂った機械生命体の叫び声を聞いた 狂ったアンドロイドの叫び声を聞いた 自身の無力さを悔いた 敵の強さに笑った 予想外の出来事に唖然とした さらなる力を求めた 己の過ちを悔いた 敵の奇襲を受けた 多くの敵に囲まれた あっけない幕切れに苦笑した リベンジを誓った 華々しく散った 全力を尽くして戦った 復讐を誓った 世の無情さに絶望した 死力を尽くして戦った 持てる力のすべてを注いだ 油断した 力尽きた 倒れた 立ち上がることができなかった 自身の成長を誓った 悔しさに唇を噛んだ 絶好のチャンスを逃した 敵の弱点を見抜けなかった 敵の攻撃に成す術がなかった 相手に全く歯が立たなかった 足元の美しい花に気を取られてしまった 敵にとどめを刺すことをためらった 背後からの一撃を受けた 気がつくと地に倒れ伏していた 強大な敵に一矢報いることができなかった 自身の怠惰を呪った 敵をみくびっていた 敵に背を向けた 敵に恐れを抱いてしまった 恐怖に支配された いつもの自分を出せなかった 実力を発揮できなかった 本気を出せなかった 好奇心から強敵に挑んだ 自身の限界が知りたかった 追いつめられた 勇敢に戦った 無謀な挑戦に挑んだ 真剣勝負に臨んだ 敵との駆け引きに敗北した 玉砕した 力の差を見せつけられた ギリギリのせめぎ合いを楽しんだ 敵に囲まれても笑顔だった 運命のイタズラが起きた 知力を尽くして戦った 防戦一方だった 戦況を逆転されてしまった あと一歩のところで及ばなかった 相手の強さに魅せられた 自身の力不足を痛感した 思わず笑みがこぼれた 涙があふれた 挫けてしまいそうだ 考えるのをやめた 相討ちとなった 敵と差し違えた 倒れたが悔いはなかった 迷いが剣を鈍らせた 咄嗟の攻撃に反応できなかった たおれちゃった コロされちゃった 美しい想い出になった 風になった ゆっくりと死んだ 命が粉砕した 最期まで諦めなかった 誇りある戦いをした ランダム A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z アロワナ フタクビ メダカ フナ ダルマウオ コイ 毛ゴイ 淡水エイ ピラルク アブラ ミジンコ リョウガン シーラカンス フグ カジキ アジ カブトガニ カブトムシウオ ヒトデ タイ ウバザメ メダカ型機械生命体 コイ型機械生命体 ピラルク型機械生命体 フナ型機械生命体 ダルマウオ型機械生命体 フグ型機械生命体 カジキ型機械生命体 ヒトデ型機械生命体 タイ型機械生命体 シーラカンス型機械生命体 アジ型機械生命体 カブトガニ型機械生命体 アロワナ型機械生命体 ウバザメ型機械生命体 淡水エイ型機械生命体 機械生命体の頭部 タイヤ ガスボンベ バッテリー 壊れた銃器 川で釣れた生き物。ショップで換金できる。 海で釣れた生き物。ショップで換金できる。 水の中に棲む機械生命体。ショップで換金できる。 釣り上げたゴミ。ショップで換金できる。 ハッキングゲームに挑戦しますか? トレーニングを実行しますか? セーブせずにタイトル画面に戻ります。よろしいですか? 状態異常回復:視覚 状態異常回復:聴覚 状態異常回復:操作 状態異常回復:全体 全HP・全異常回復 物理攻撃力UP:大 射撃攻撃力UP:小 射撃攻撃力UP:大 物理ダメージ軽減:大 射撃ダメージ軽減:小 射撃ダメージ軽減:大 スキル回復速度UP:小 スキル回復速度UP:大 耐衝撃:小 耐衝撃:大 高速走行:小 高速走行:大 ポポルの酒 動物の餌 お金ドロップUP:小 お金ドロップUP:大 電子ドラッグ 獣皮 イノシシの肉 シカの肉 白イノシシの肉 白シカの肉 磨り減ったネジ 新品のネジ 大きな歯車 隕石の欠片 形状記憶合金 壊れたバッテリー 大きなバッテリー 切れたケーブル 綺麗なケーブル 新品のボルト 綺麗なナット 機械生命体の腕 機械生命体の脚 機械生命体の胴体 機械生命体の頭 単純な機械 精巧な機械 複雑な機械 強化パーツ:小 強化パーツ:中 強化パーツ:大 空のチップ 植物の種 樹液 綺麗な水 木の実 砂漠のバラ キノコ 汚れた本 なめし剤 染料 パイライト つぶれたナット 巨大な卵 鷲の卵 黒真珠 割れたイヤリング くすんだ腕輪 頑丈なソケット 歪んだ針金 伸びたコイル 凹んだソケット 綺麗なチョーカー 古い仮面 貴金属のピアス 何かの技術書 分厚い辞典 真珠 モルダバイト メテオライト 機械生命体のコア パスカルのコア 子供達のコア パスカルの愛読書 サルトルへの手紙 ジャンポールへの手紙 きれいなガラス 機械の化石 サルトルの置手紙 ジャンポールの置手紙 メモリーチップ 男の日記 データチップA データチップB データチップC データチップD データチップE 錆びたドッグタグ 汚れたドッグタグ 傷ついたドッグタグ 血の付いたドッグタグ 錆びたオルゴール 砂漠のどこかの写真 遊園地のどこかの写真 森のどこかの写真 移送用の荷物 壊れたおもちゃ 汚れた家計簿 小さな靴 3色ケーブル 4色ケーブル 5色ケーブル 歯ブラシ 化粧品 ダイエットグッズ 筆記用具 医学書 アクセスキー:森林地帯 アクセスキー:水没都市 アクセスキー:遊園地 機械生命体の部品 スタンプ スタンプカード 古びた杖 掟の書かれた石板 汚れた仮面 少女の石像 遊具の材料 記憶素子の素材 機密プラグイン・チップ 剛性植物の樹皮 会員証 汚れたバッグ エレベーターの鍵 哲学書『パンセ』 燃料用濾過フィルター 高粘度オイル バルブ:頭 光学迷彩式ゴーグル A2のウィッグ ピンクリボン 水色リボン 商品券 匂い袋 高級な匂い袋 極上の匂い袋 レコード:第一集 レコード:第ニ集 レコード:第三集 レコード:第四集 レコード:第五集 遊戯機械 白の書 配送用ダンボール ブルーストライプ レトロ・レッド レトロ・ホワイト レトロ・ブラック レトロ・グレー レトロ・パープル amazarashiヘッド 衣装着脱モジュール 重装アーマー:A 重装アーマー:B 機械生命体の被り物 エミールの被り物 月の涙の花飾り エミールのお面 アダムの眼鏡 エイリアンのマスク バルブ:左目 バルブ:右目 バルブ:両目 飛行ユニットに搭乗する。 敵の防衛システムをダウンさせる。 攻撃部隊の支援に向う。 敵機体の脆弱性にハッキングを行う。 9Sと再会する。 2Bの自室へ向かいセットアップを手伝う。 司令官と話す。 格納庫から地上に向かう。 レジスタンスキャンプのリーダーの話を聞く。 レジスタンス達から情報収集する。 砂漠地帯の機械生命体を破壊する。 砂漠地帯の廃墟を調査する。 新型の機械生命体を破壊する。 司令部に調査結果を報告する。 消息不明のヨルハ部隊を捜索する。 新型の巨大機械生命体を破壊する。 機械生命体の村を調査する。 村人の様子を観察する。 アネモネに燃料用濾過フィルターを届ける。 パスカルに高粘度オイルを届ける。 廃墟都市へ向かう。 飛行ユニットに乗り込む。 エイリアンの反応を探知した陥没地帯を調査する。 発見した地下洞窟を調査する。 発見したエイリアンの施設を調査する。 アダム・イヴを破壊する。 アクセスポイントでバンカーに戻る。 司令官に調査結果を報告する。 アクセスポイントでパスカルの村に向かう。 パスカルに機械生命体の動向を聞く。 村人の依頼を達成する。 商業施設跡から森林地帯へ向かう。 機械生命体を破壊する。 ヨルハプロトタイプ機・A2を破壊する。 パスカルと話す。 レジスタンスキャンプへ向かう。 水没都市のミサイル補給作戦を支援する。 赤い髪のレジスタンスと話す。 スキャナーを使い生存しているヨルハ部隊を捜索する。 9Sを捜索する。 9Sの痕跡を辿る。 アダムを破壊して9Sを救出する。 大型ターミナルから2Bを援護する。 機械生命体を操り2Bの元へ向う。 エレベーターにハッキングを行いロックを解除する。 工場廃墟のシステムにハッキングを行い2Bを援護する。 工場廃墟のコアにハッキングを行い電力を停止する。 司令部からのメールを確認する。 工場廃墟でパスカルと合流する。 工場廃墟内で和平交渉を行う。 案内に従い教祖のいる部屋へ向う。 狂った機械生命体達を撃退する。 エレベーターに乗り部屋から脱出する。 工場廃墟から脱出する。 大型多脚兵器を破壊する。 レジスタンスキャンプを襲う機械生命体を破壊する。 レジスタンスリーダーと話す。 レジスタンスキャンプの外を調査する。 大廃墟都市の2Bを援護する。 多塊構成球状兵器を破壊する。 パスカルの村へ向かう。 バリケードの周囲の敵を排除する。 廃墟都市中央部へ向かう。 イヴを破壊する。 ウイルスに汚染された9Sの元へ向かう。 2Bにとどめを刺してもらう。 9Sの部屋へ行く。 自室へ向かう。 格納庫へ向かう。 敵防空システム稼働率を下げる。 2Bとの合流地点へ向かう。 敵を殲滅する。 2Bをハッキングする。 ジャミング敵を破壊する。 司令室に向かう。 バンカーから脱出する。 商業施設跡へ向かう。 汚染ヨルハ部隊を殲滅する。 2Bと合流する。 大型機械生命体を破壊する。 機械生命体をブチ殺す。 燃料用濾過フィルターを交換する。 怪しい機械生命体を調査する。 パスカルにフィルターのお礼をする。 パスカルの村の依頼を達成する。 アネモネから哲学書をもらう。 通信が途絶したパスカルのもとへ向かう。 暴走する機械生命体を全て破壊する。 パスカルと合流する。 パスカルから現在の状況を確認する。 侵入してきた機械生命体を破壊する。 敵の増援部隊を撃退する。 子供達の元へと戻る。 パスカルの処遇を決断する。 外の様子を見てみる。 陥没地帯に出現した巨大構造物をハッキングして解析する。 「塔」のサブユニットをハッキングして解析する。 マークされた森の資源回収ユニットへ向かう。 森の資源回収ユニットを停止させる。 水没都市の資源回収ユニットへ向かう。 各階のハッキングポイントをクリアし、最上階のコアを目指す。 水没都市の資源回収ユニットを停止する。 レジスタンスキャンプのデボルに会う。 マークされた資源回収ユニットへ向かう。 『神の箱』を停止させる。 21Oを破壊する。 「塔」を調査する。 敵性アンドロイドを破壊する。 入手したアクセス認証キーで塔のロックを解除する。 ゲートが解放された塔の内部を調査する。 自らをハッキングして体内のウイルスを除去する。 行く手を阻む赤い少女の刺客を破壊する。 汚染ヨルハの飛行部隊を殲滅する。 電脳空間から脱出する。 「塔」の最上部へ向かう。 複合大型多脚兵器を破壊する。 A2を倒す。 9Sを倒す。 9Sのウィルスを除去する。 マップ情報が解放されました。 廃墟都市:中央 廃墟都市:工場廃墟付近 廃墟都市:鉄塔付近 砂漠地帯:キャンプ 砂漠地帯:中央 砂漠地帯:油田 砂漠地帯:マンモス団地 遊園地廃墟:のりもの広場 遊園地廃墟:コースター 遊園地廃墟:劇場上 遊園地廃墟:劇場内 森林地帯:中央 森の城:前 森の城:王室前 工場廃墟:入口 工場廃墟:格納庫 工場廃墟:溶鉱炉前 水没都市:沿岸 廃墟都市:地下空洞 オプションの「その他」に「ボイスチェンジャー」が追加されました。 新しいポッドを入手しました。 ポッドa ポッドb ポッドc 攻撃 防御 補助 ハッキング システム 『 』の効果上限を超えました。効果上限: 近接武器による攻撃力が2%上昇する。 近接武器による攻撃力が4%上昇する。 近接武器による攻撃力が8%上昇する。 近接武器による攻撃力が10%上昇する。 近接武器による攻撃力が15%上昇する。 近接武器による攻撃力が20%上昇する。 近接武器による攻撃力が50%上昇する。 近接武器による攻撃力が80%上昇する。 近接武器による攻撃力が2倍になる。 敵をダウンさせる攻撃力が2%上昇する。 敵をダウンさせる攻撃力が4%上昇する。 敵をダウンさせる攻撃力が8%上昇する。 敵をダウンさせる攻撃力が10%上昇する。 敵をダウンさせる攻撃力が15%上昇する。 敵をダウンさせる攻撃力が20%上昇する。 敵をダウンさせる攻撃力が50%上昇する。 敵をダウンさせる攻撃力が80%上昇する。 敵をダウンさせる攻撃力が2倍になる。 近接攻撃のクリティカルヒット率が1%増加する。 近接攻撃のクリティカルヒット率が2%増加する。 近接攻撃のクリティカルヒット率が3%増加する。 近接攻撃のクリティカルヒット率が4%増加する。 近接攻撃のクリティカルヒット率が6%増加する。 近接攻撃のクリティカルヒット率が8%増加する。 近接攻撃のクリティカルヒット率が10%増加する。 近接攻撃のクリティカルヒット率が15%増加する。 近接攻撃のクリティカルヒット率が30%増加する。 射撃攻撃力が2%上昇する。 射撃攻撃力が4%上昇する。 射撃攻撃力が8%上昇する。 射撃攻撃力が10%上昇する。 射撃攻撃力が15%上昇する。 射撃攻撃力が20%上昇する。 射撃攻撃力が50%上昇する。 射撃攻撃力が80%上昇する。 射撃攻撃力が2倍になる。 ポッド・プログラムのクールダウン時間が2%減少する。 ポッド・プログラムのクールダウン時間が4%減少する。 ポッド・プログラムのクールダウン時間が8%減少する。 ポッド・プログラムのクールダウン時間が10%減少する。 ポッド・プログラムのクールダウン時間が15%減少する。 ポッド・プログラムのクールダウン時間が20%減少する。 ポッド・プログラムのクールダウン時間が25%減少する。 ポッド・プログラムのクールダウン時間が35%減少する。 ポッド・プログラムのクールダウン時間が50%減少する。 物理攻撃の被ダメージを2%カットする。 物理攻撃の被ダメージを4%カットする。 物理攻撃の被ダメージを8%カットする。 物理攻撃の被ダメージを10%カットする。 物理攻撃の被ダメージを15%カットする。 物理攻撃の被ダメージを20%カットする。 物理攻撃の被ダメージを30%カットする。 物理攻撃の被ダメージを60%カットする。 物理攻撃の被ダメージを80%カットする。 射撃攻撃の被ダメージを2%カットする。 射撃攻撃の被ダメージを4%カットする。 射撃攻撃の被ダメージを8%カットする。 射撃攻撃の被ダメージを10%カットする。 射撃攻撃の被ダメージを15%カットする。 射撃攻撃の被ダメージを20%カットする。 射撃攻撃の被ダメージを30%カットする。 射撃攻撃の被ダメージを60%カットする。 射撃攻撃の被ダメージを80%カットする。 ダメージを受けた後0.5秒間無敵になる。 ダメージを受けた後1秒間無敵になる。 ダメージを受けた後1.5秒間無敵になる。 ダメージを受けた後2秒間無敵になる。 ダメージを受けた後2.5秒間無敵になる。 ダメージを受けた後3秒間無敵になる。 ダメージを受けた後4秒間無敵になる。 ダメージを受けた後5秒間無敵になる。 ダメージを受けた後6秒間無敵になる。 プレイヤーのHPが5%増加する。 プレイヤーのHPが10%増加する。 プレイヤーのHPが15%増加する。 プレイヤーのHPが20%増加する。 プレイヤーのHPが25%増加する。 プレイヤーのHPが30%増加する。 プレイヤーのHPが50%増加する。 プレイヤーのHPが80%増加する。 プレイヤーのHPが2倍になる。 与えたダメージ量の2%HPが回復する。 与えたダメージ量の5%HPが回復する。 与えたダメージ量の10%HPが回復する。 与えたダメージ量の15%HPが回復する。 与えたダメージ量の20%HPが回復する。 与えたダメージ量の30%HPが回復する。 与えたダメージ量の50%HPが回復する。 与えたダメージ量の80%HPが回復する。 与えたダメージ量の分だけHPが回復する。 敵を倒した時にHPが5%回復する。 敵を倒した時にHPが10%回復する。 敵を倒した時にHPが20%回復する。 敵を倒した時にHPが30%回復する。 敵を倒した時にHPが40%回復する。 敵を倒した時にHPが50%回復する。 敵を倒した時にHPが60%回復する。 敵を倒した時にHPが80%回復する。 敵を倒した時にHPが全回復する。 6秒間ノーダメージで、毎秒0.6%HPが回復する。 6秒間ノーダメージで、毎秒1.2%HPが回復する。 6秒間ノーダメージで、毎秒2.4%HPが回復する。 6秒間ノーダメージで、毎秒3.6%HPが回復する。 6秒間ノーダメージで、毎秒4.8%HPが回復する。 6秒間ノーダメージで、毎秒7.2%HPが回復する。 5秒間ノーダメージで、毎秒9.6%HPが回復する。 5秒間ノーダメージで、毎秒12%HPが回復する。 4秒間ノーダメージで、毎秒18%HPが回復する。 回避行動の移動距離が1.1倍になる。 回避行動の移動距離が1.2倍になる。 回避行動の移動距離が1.4倍になる。 回避行動の移動距離が1.6倍になる。 回避行動の移動距離が1.8倍になる。 回避行動の移動距離が2倍になる。 回避行動の移動距離が2.2倍になる。 回避行動の移動距離が2.6倍になる。 回避行動の移動距離が3倍になる。 移動速度が2%上昇する。 移動速度が4%上昇する。 移動速度が8%上昇する。 移動速度が10%上昇する。 移動速度が12%上昇する。 移動速度が14%上昇する。 移動速度が16%上昇する。 移動速度が18%上昇する。 移動速度が20%上昇する。 敵を倒した時のアイテムドロップ率が10%上昇する。 敵を倒した時のアイテムドロップ率が20%上昇する。 敵を倒した時のアイテムドロップ率が30%上昇する。 敵を倒した時のアイテムドロップ率が40%上昇する。 敵を倒した時のアイテムドロップ率が50%上昇する。 敵を倒した時のアイテムドロップ率が60%上昇する。 敵を倒した時のアイテムドロップ率が70%上昇する。 敵を倒した時のアイテムドロップ率が80%上昇する。 敵を倒した時のアイテムドロップ率が90%上昇する。 敵を倒した時の取得経験値が2%増加する。 敵を倒した時の取得経験値が4%増加する。 敵を倒した時の取得経験値が8%増加する。 敵を倒した時の取得経験値が10%増加する。 敵を倒した時の取得経験値が20%増加する。 敵を倒した時の取得経験値が30%増加する。 敵を倒した時の取得経験値が50%増加する。 敵を倒した時の取得経験値が80%増加する。 敵を倒した時の取得経験値が2倍になる。 武器による攻撃時に、弱い衝撃波を発生させる。 武器による攻撃時に、やや弱い衝撃波を発生させる。 武器による攻撃時に、衝撃波を発生させる。 武器による攻撃時に、少し強い衝撃波を発生させる。 武器による攻撃時に、やや強い衝撃波を発生させる。 武器による攻撃時に、強い衝撃波を発生させる。 武器による攻撃時に、強力な衝撃波を発生させる。 武器による攻撃時に、とても強力な衝撃波を発生させる。 武器による攻撃時に、かなり強力な衝撃波を発生させる。 HPが25%以下のときの攻撃力が5%上昇する。 HPが25%以下のときの攻撃力が10%上昇する。 HPが25%以下のときの攻撃力が15%上昇する。 HPが25%以下のときの攻撃力が20%上昇する。 HPが25%以下のときの攻撃力が30%上昇する。 HPが25%以下のときの攻撃力が50%上昇する。 HPが25%以下のときの攻撃力が60%上昇する。 HPが25%以下のときの攻撃力が80%上昇する。 HPが25%以下のときの攻撃力が2倍になる。 5%の確率で被ダメージ量の10%だけHPを回復する。 10%の確率で被ダメージ量の20%だけHPを回復する。 15%の確率で被ダメージ量の30%だけHPを回復する。 20%の確率で被ダメージ量の40%だけHPを回復する。 25%の確率で被ダメージ量の50%だけHPを回復する。 30%の確率で被ダメージ量の80%だけHPを回復する。 35%の確率で被ダメージ量の分だけHPが回復する。 40%の確率で被ダメージ量の1.5倍の分だけHPを回復する。 50%の確率で被ダメージ量の2倍の分だけHPが回復する。 5%の確率で被ダメージ量の10%で反撃する。 10%の確率で被ダメージ量の20%で反撃する。 15%の確率で被ダメージ量の30%で反撃する。 20%の確率で被ダメージ量の40%で反撃する。 25%の確率で被ダメージ量の50%で反撃する。 30%の確率で被ダメージ量の80%で反撃する。 35%の確率で被ダメージ量と同じ攻撃力で反撃する。 40%の確率で被ダメージ量の1.5倍で反撃する。 50%の確率で被ダメージ量の2倍で反撃する。 死亡時に5%の確率でHPを10%回復して復活する。 死亡時に5%の確率でHPを20%回復して復活する。 死亡時に10%の確率でHPを20%回復して復活する。 死亡時に15%の確率でHPを30%回復して復活する。 死亡時に20%の確率でHPを40%回復して復活する。 死亡時に25%の確率でHPを50%回復して復活する。 死亡時に30%の確率でHPを60%回復して復活する。 死亡時に40%の確率でHPを70%回復して復活する。 死亡時に50%の確率でHPを80%回復して復活する。 ジャスト回避後、0.8秒間世界がスローになる。 ジャスト回避後、1.5秒間世界がスローになる。 ジャスト回避後、2秒間世界がスローになる。 ジャスト回避後、2.5秒間世界がスローになる。 ジャスト回避後、3秒間世界がスローになる。 ジャスト回避後、3.5秒間世界がスローになる。 ジャスト回避後、4秒間世界がスローになる。 ジャスト回避後、4.5秒間世界がスローになる。 ジャスト回避後、5.5秒間世界がスローになる。 HPが80%以上のとき、敵から攻撃を受けてもひるまない。 HPが70%以上のとき、敵から攻撃を受けてもひるまない。 HPが60%以上のとき、敵から攻撃を受けてもひるまない。 HPが50%以上のとき、敵から攻撃を受けてもひるまない。 HPが40%以上のとき、敵から攻撃を受けてもひるまない。 HPが30%以上のとき、敵から攻撃を受けてもひるまない。 HPが20%以上のとき、敵から攻撃を受けてもひるまない。 HPが10%以上のとき、敵から攻撃を受けてもひるまない。 HPが5%以上のとき、敵から攻撃を受けてもひるまない。 ミニマップにアイテムの位置が表示される。 敵の攻撃方向に合わせて移動を入力すると敵の攻撃を弾く。 カウンターで攻撃を弾き、敵攻撃力の10%のダメージを与える。 カウンターで攻撃を弾き、敵攻撃力の30%のダメージを与える。 カウンターで攻撃を弾き、敵攻撃力の60%のダメージを与える。 カウンターで攻撃を弾き、敵攻撃力の80%のダメージを与える。 カウンターで攻撃を弾き、敵攻撃力の分だけダメージを与える。 カウンターで攻撃を弾き、敵攻撃力の1.5倍のダメージを与える。 カウンターで攻撃を弾き、敵攻撃力の2倍のダメージを与える。 カウンターで攻撃を弾き、敵攻撃力の2.5倍のダメージを与える。 挑発の効果が攻撃力1.8倍、敵攻撃力1.8倍に変化する。 挑発の効果が攻撃力2倍、敵攻撃力2倍に変化する。 挑発の効果が攻撃力2.4倍、敵攻撃力2.4倍に変化する。 挑発の効果が攻撃力2.8倍、敵攻撃力2.8倍に変化する。 挑発の効果が攻撃力3倍、敵攻撃力3倍に変化する。 挑発の効果が攻撃力3.5倍、敵攻撃力3.5倍に変化する。 挑発の効果が攻撃力4倍、敵攻撃力4倍に変化する。 挑発の効果が攻撃力4.5倍、敵攻撃力4.5倍に変化する。 挑発の効果が攻撃力5倍、敵攻撃力5倍に変化する。 長押しで発動できるチャージアタックの攻撃力1.2倍。 長押しで発動できるチャージアタックの攻撃力1.4倍。 長押しで発動できるチャージアタックの攻撃力1.6倍。 長押しで発動できるチャージアタックの攻撃力1.8倍。 長押しで発動できるチャージアタックの攻撃力2倍。 長押しで発動できるチャージアタックの攻撃力2.5倍。 長押しで発動できるチャージアタックの攻撃力3倍。 長押しで発動できるチャージアタックの攻撃力3.5倍。 長押しで発動できるチャージアタックの攻撃力4倍。 HPが30%以下になると、回復アイテムを自動使用する。効能1.1倍。 HPが30%以下になると、回復アイテムを自動使用する。効能1.2倍。 HPが30%以下になると、回復アイテムを自動使用する。効能1.3倍。 HPが30%以下になると、回復アイテムを自動使用する。効能1.4倍。 HPが30%以下になると、回復アイテムを自動使用する。効能1.5倍。 HPが30%以下になると、回復アイテムを自動使用する。効能1.6倍。 HPが30%以下になると、回復アイテムを自動使用する。効能1.8倍。 HPが30%以下になると、回復アイテムを自動使用する。効能2倍。 敵をリモート操作時、操作している機体のレベルが1上昇する。 敵をリモート操作時、操作している機体のレベルが2上昇する。 敵をリモート操作時、操作している機体のレベルが3上昇する。 敵をリモート操作時、操作している機体のレベルが4上昇する。 敵をリモート操作時、操作している機体のレベルが5上昇する。 敵をリモート操作時、操作している機体のレベルが6上昇する。 敵をリモート操作時、操作している機体のレベルが7上昇する。 敵をリモート操作時、操作している機体のレベルが8上昇する。 敵をリモート操作時、操作している機体のレベルが9上昇する。 敵を放電させスタン状態にする。放電範囲5m、効果時間3秒。 敵を放電させスタン状態にする。放電範囲10m、効果時間3秒。 敵を放電させスタン状態にする。放電範囲10m、効果時間3.5秒。 敵を放電させスタン状態にする。放電範囲15m、効果時間3.5秒。 敵を放電させスタン状態にする。放電範囲15m、効果時間4秒。 敵を放電させスタン状態にする。放電範囲20m、効果時間4秒。 敵を放電させスタン状態にする。放電範囲20m、効果時間4.5秒。 敵を放電させスタン状態にする。放電範囲25m、効果時間4.5秒。 敵を放電させスタン状態にする。放電範囲25m、効果時間5秒。 敵の回路をショートさせて発火・炎上させる。効果時間3秒。 敵の回路をショートさせて発火・炎上させる。効果時間3.5秒。 敵の回路をショートさせて発火・炎上させる。効果時間4秒。 敵の回路をショートさせて発火・炎上させる。効果時間4.5秒。 敵の回路をショートさせて発火・炎上させる。効果時間5秒。 敵の回路をショートさせて発火・炎上させる。効果時間5.5秒。 敵の回路をショートさせて発火・炎上させる。効果時間6秒。 敵の回路をショートさせて発火・炎上させる。効果時間6.5秒。 敵の回路をショートさせて発火・炎上させる。効果時間7秒。 ハッキングで敵撃破時、10%の確率で回復アイテムがドロップする。 ハッキングで敵撃破時、20%の確率で回復アイテムがドロップする。 ハッキングで敵撃破時、30%の確率で回復アイテムがドロップする。 ハッキングで敵撃破時、40%の確率で回復アイテムがドロップする。 ハッキングで敵撃破時、50%の確率で回復アイテムがドロップする。 ハッキングで敵撃破時、60%の確率で回復アイテムがドロップする。 ハッキングで敵撃破時、70%の確率で回復アイテムがドロップする。 ハッキングで敵撃破時、90%の確率で回復アイテムがドロップする。 ハッキングで敵撃破時、必ず回復アイテムがドロップする。 ハッキングで敵撃破時、敵が断末魔を叫ぶ。 音声を分析したグラフが表示される。 敵の弾が近づくと演算処理がアップし映像がスローになる。 回避してもコンボが継続する。 敵の弾によってダメージを受けた際に、周りの弾を誘爆させる。 採取アイテムを拾わなくても自動で吸い寄せ取得する。 経験値ゲージと取得経験値数値が表示される。 釣り可能エリアにいるときアイコンが表示される。 『 』は複数装備しても効果は重複しません。 近接武器攻撃力UP 近接武器攻撃力UP+1 近接武器攻撃力UP+2 近接武器攻撃力UP+3 近接武器攻撃力UP+4 近接武器攻撃力UP+5 近接武器攻撃力UP+6 近接武器攻撃力UP+7 近接武器攻撃力UP+8 ダウン攻撃力UP ダウン攻撃力UP+1 ダウン攻撃力UP+2 ダウン攻撃力UP+3 ダウン攻撃力UP+4 ダウン攻撃力UP+5 ダウン攻撃力UP+6 ダウン攻撃力UP+7 ダウン攻撃力UP+8 クリティカルUP クリティカルUP+1 クリティカルUP+2 クリティカルUP+3 クリティカルUP+4 クリティカルUP+5 クリティカルUP+6 クリティカルUP+7 クリティカルUP+8 射撃攻撃力UP 射撃攻撃力UP+1 射撃攻撃力UP+2 射撃攻撃力UP+3 射撃攻撃力UP+4 射撃攻撃力UP+5 射撃攻撃力UP+6 射撃攻撃力UP+7 射撃攻撃力UP+8 クールダウン高速化 クールダウン高速化+1 クールダウン高速化+2 クールダウン高速化+3 クールダウン高速化+4 クールダウン高速化+5 クールダウン高速化+6 クールダウン高速化+7 クールダウン高速化+8 物理ダメージ軽減 物理ダメージ軽減+1 物理ダメージ軽減+2 物理ダメージ軽減+3 物理ダメージ軽減+4 物理ダメージ軽減+5 物理ダメージ軽減+6 物理ダメージ軽減+7 物理ダメージ軽減+8 射撃ダメージ軽減 射撃ダメージ軽減+1 射撃ダメージ軽減+2 射撃ダメージ軽減+3 射撃ダメージ軽減+4 射撃ダメージ軽減+5 射撃ダメージ軽減+6 射撃ダメージ軽減+7 射撃ダメージ軽減+8 連続ダメージ防止 連続ダメージ防止+1 連続ダメージ防止+2 連続ダメージ防止+3 連続ダメージ防止+4 連続ダメージ防止+5 連続ダメージ防止+6 連続ダメージ防止+7 連続ダメージ防止+8 HP最大値UP HP最大値UP+1 HP最大値UP+2 HP最大値UP+3 HP最大値UP+4 HP最大値UP+5 HP最大値UP+6 HP最大値UP+7 HP最大値UP+8 攻撃HP回復 攻撃HP回復+1 攻撃HP回復+2 攻撃HP回復+3 攻撃HP回復+4 攻撃HP回復+5 攻撃HP回復+6 攻撃HP回復+7 攻撃HP回復+8 撃破HP回復 撃破HP回復+1 撃破HP回復+2 撃破HP回復+3 撃破HP回復+4 撃破HP回復+5 撃破HP回復+6 撃破HP回復+7 撃破HP回復+8 オートHP回復 オートHP回復+1 オートHP回復+2 オートHP回復+3 オートHP回復+4 オートHP回復+5 オートHP回復+6 オートHP回復+7 オートHP回復+8 回避行動距離UP 回避行動距離UP+1 回避行動距離UP+2 回避行動距離UP+3 回避行動距離UP+4 回避行動距離UP+5 回避行動距離UP+6 回避行動距離UP+7 回避行動距離UP+8 移動速度UP 移動速度UP+1 移動速度UP+2 移動速度UP+3 移動速度UP+4 移動速度UP+5 移動速度UP+6 移動速度UP+7 移動速度UP+8 ドロップ率UP ドロップ率UP+1 ドロップ率UP+2 ドロップ率UP+3 ドロップ率UP+4 ドロップ率UP+5 ドロップ率UP+6 ドロップ率UP+7 ドロップ率UP+8 取得経験値UP 取得経験値UP+1 取得経験値UP+2 取得経験値UP+3 取得経験値UP+4 取得経験値UP+5 取得経験値UP+6 取得経験値UP+7 取得経験値UP+8 衝撃波 衝撃波+1 衝撃波+2 衝撃波+3 衝撃波+4 衝撃波+5 衝撃波+6 衝撃波+7 衝撃波+8 瀕死時攻撃力UP 瀕死時攻撃力UP+1 瀕死時攻撃力UP+2 瀕死時攻撃力UP+3 瀕死時攻撃力UP+4 瀕死時攻撃力UP+5 瀕死時攻撃力UP+6 瀕死時攻撃力UP+7 瀕死時攻撃力UP+8 ダメージ吸収 ダメージ吸収+1 ダメージ吸収+2 ダメージ吸収+3 ダメージ吸収+4 ダメージ吸収+5 ダメージ吸収+6 ダメージ吸収+7 ダメージ吸収+8 リベンジ リベンジ+1 リベンジ+2 リベンジ+3 リベンジ+4 リベンジ+5 リベンジ+6 リベンジ+7 リベンジ+8 再起動 再起動+1 再起動+2 再起動+3 再起動+4 再起動+5 再起動+6 再起動+7 再起動+8 オーバークロック オーバークロック+1 オーバークロック+2 オーバークロック+3 オーバークロック+4 オーバークロック+5 オーバークロック+6 オーバークロック+7 オーバークロック+8 耐衝撃制御 耐衝撃制御+1 耐衝撃制御+2 耐衝撃制御+3 耐衝撃制御+4 耐衝撃制御+5 耐衝撃制御+6 耐衝撃制御+7 耐衝撃制御+8 アイテムスキャン カウンター カウンター+1 カウンター+2 カウンター+3 カウンター+4 カウンター+5 カウンター+6 カウンター+7 カウンター+8 挑発強化 挑発強化+1 挑発強化+2 挑発強化+3 挑発強化+4 挑発強化+5 挑発強化+6 挑発強化+7 挑発強化+8 チャージアタック チャージアタック+1 チャージアタック+2 チャージアタック+3 チャージアタック+4 チャージアタック+5 チャージアタック+6 チャージアタック+7 チャージアタック+8 オートアイテム オートアイテム+1 オートアイテム+2 オートアイテム+3 オートアイテム+4 オートアイテム+5 オートアイテム+6 オートアイテム+7 オートアイテム+8 リモート操作強化 リモート操作強化+1 リモート操作強化+2 リモート操作強化+3 リモート操作強化+4 リモート操作強化+5 リモート操作強化+6 リモート操作強化+7 リモート操作強化+8 スタン スタン+1 スタン+2 スタン+3 スタン+4 スタン+5 スタン+6 スタン+7 スタン+8 炎上 炎上+1 炎上+2 炎上+3 炎上+4 炎上+5 炎上+6 炎上+7 炎上+8 回復ドロップ 回復ドロップ+1 回復ドロップ+2 回復ドロップ+3 回復ドロップ+4 回復ドロップ+5 回復ドロップ+6 回復ドロップ+7 回復ドロップ+8 断末魔 HUD:HPゲージ HUD:音声分析 HUD:敵情報表示 OSチップ 銃弾回避システム コンボ継続 敵弾誘爆 アイテム自動吸着 HUD:スキルゲージ HUD:テキストログ HUD:ミニマップ HUD:経験値ゲージ HUD:セーブ可能表示 HUD:ダメージ数値 HUD:目的地表示 HUD:オート表示制御 エイリアンの細胞 エイリアンの心臓 HUD:釣魚可能表示 オート攻撃 オート射撃 オート回避 オートプログラム オート武器切替 チップ『 』 EXP × G 「 」を受注しました。 「 」が完了しました。 クエスト情報が更新されました。 「 」を報告しました。 修復が完了しました。 ゲームを終了します。よろしいですか? データを作成しますか? 選択したセーブデータでプレイしますか? このセーブスロットにセーブします。よろしいですか?(再開時は最寄りのアクセスポイントから再開します。) このセーブスロットに上書きセーブします。よろしいですか?(再開時は最寄りのアクセスポイントから再開します。) セーブデータが存在しません。 現在のセーブデータを破棄して新しいデータを作成しますか? ロードしました。 これまでの進行をセーブしますか? このセーブスロットにセーブします。よろしいですか? このセーブスロットに上書きセーブします。よろしいですか? セーブせずにゲームに戻ります。よろしいですか? 選択したセーブデータでプレイしますか?セーブされていないゲームデータは失われます。 ポッド・プログラムを入手しました。 このゲームではメッセージ共有機能にオンライン機能を使用します。オンラインに接続しますか?(システムメニューからいつでも変更できます。) オンラインに接続しますか? ペアレンタルコントロールによる制限がかかっているため、オンライン機能を利用できません。 へ移動しますか? この機能は使用できません。 ※このゲームはオートセーブに対応していません。セーブ方法はゲーム内を探してください。 ※このゲームはオートセーブに対応していません。※このゲームはオートセーブに対応していません。※このゲームはオートセーブに対応していません。※このゲームはオートセーブに対応していません。※このゲームはオートセーブに対応していません。※このゲームはオートセーブに対応していません。※このゲームはオートセーブに対応していません。※このゲームはオートセーブに対応していません。※このゲームはオートセーブに対応していません。※このゲームはオートセーブに対応していません。※このゲームはオートセーブに対応していません。※このゲームはオートセーブに対応していません。※このゲームはオートセーブに対応していません。※このゲームはオートセーブに対応していません。 世界中に偽装されたアクセスポイント が点在しており、接続することで以下の機能が利用可能です。・マップ情報解放・アクセスポイント付近(マップ上の白いエリア)でセーブ可能。敵に襲われているアクセスポイントもあるので、敵を排除して利用可能にしましょう。 アクセスポイントの端末メニューで「端末へ転送」を選択すると、他のアクセスポイントに転送されます。各地に点在するアクセスポイントを解放することで、転送可能な場所が増えます。 アイコンが転送不可状態 になっているアクセスポイントは不具合が発生している為、利用不可能です。 アクセスポイントの端末メニューで「メールBOX」を選択すると、受信したメールを確認できます。 端末内に「ゲームセンター」がオープンしました。これまでにクリアしたハッキングゲームをプレイできます。 プレイヤーが死亡すると、その場所に義体 が残ります。義体には様々なデータが残っており、義体を回収することでそれらを取り戻すことができます。義体を回収できずにもう一度死亡すると、前の義体は失われてしまいます。また、回収せずに長時間プレイを進めた場合も義体は消滅します。 死亡時、ネットワーク機能をONにしていると、自分の残した義体がオンラインにアップロードされます。義体には死亡時メッセージを設定でき、システムメニューSYSTEMタブ内の「ネットワーク」から変更できます。 ネットワーク機能をONにしていると、他のプレイヤーが残した義体が各地に現れます。他人の義体にアクセスすると、以下の行為が可能です。黙祷:義体の持ち主のHPが全快し、アイテムが届けられます。回収:義体が装備していたチップからランダムで3つの効果が一定時間付与されます。修理:義体を仲間として連れて行くことができます。(最大一体) ネットワーク機能をONにしていると、他のプレイヤーが残した義体が各地に現れます。他人の義体にアクセスすると、以下の行為が可能です。回収:義体が装備していたチップからランダムで3つの効果が一定時間付与されます。修理:義体を仲間として連れて行くことができます。(最大一体) 各地に点在する依頼人 からサブクエストを受注できます。サブクエストの目的地は、ミニマップに アイコンで表示されます。 サブクエストがアップデートされました。進行状況はシステムメニューQUESTタブから確認できます。 デバッグメニューは で起動できます。デバッグメニューを操作すると、再度セーブデータをロードするまでセーブ機能が使えなくなります。 アクセスポイント アクセスポイント:転送による移動 アクセスポイント:転送不可の場合 アクセスポイント:メールBOX アクセスポイント:ゲームセンター 義体システム 義体システム:アップロード 義体システム:他人の義体 サブクエスト サブクエストの状況 武器を入手しました。 エンジンブレード ひのきのぼう 信義 鉄パイプ 百獣の剣 古の覇王 不死鳥の短剣 四○式戦術刀 三式戦術刀 白の契約 黒の誓約 ヨルハ制式鋼刀 機械生命体の剣 鉄塊 双子の牙 百獣の剣王 不死鳥の大剣 四○式斬機刀 三式斬機刀 白の約定 黒の血盟 機械生命体の斧 不死鳥の槍 百獣の双槍 草原の竜騎槍 王位簒奪者の槍 四○式戦術槍 三式戦術槍 白の矜持 黒の倨傲 機械生命体の槍 三式拳鍔 四○式拳鍔 白の哀哭 黒の慟哭 悪魔の穢牙 天使の聖翼 エミールヘッド サルトルの憂鬱 ジャンポールの憂鬱 巨大ロボの調査 続・巨大ロボの調査 親子喧嘩 機械と動物 動物の看護 動物の縄張り ロボ道場・白帯 ロボ道場・茶帯 ロボ道場・黒帯 ロボ道場・紅白帯 ロボ道場・紅帯 迷子の妹 道具屋の依頼 管理担当者の依頼 キャンプの発展 アネモネの過去 記憶喪失 失踪したレジスタンス ジャッカスの研究 通信環境の改善 通信環境の調査 転送端末の故障 贈り物 データ解析の鬼 データ解析の鬼・弐 谷の主 悪いロボ退治 おねえチャンあそんデー! 記憶素子 天才発明家 ヒネクレモノ ゲームクリエイターロボ Lv1 ゲームクリエイターロボ Lv2 ゲームクリエイターロボ Lv3 スピードスター エミールの追憶 写真 高所に佇む者 復讐の戦士 復讐の戦士・リターン 復讐の戦士・ファイナル 11Bの形見 お城の宝探し 流浪のカップル 料理研究家 裏切りのヨルハ 情報収集部隊 デボルのお願い ポポルの用事 デボル・ポポルの雑用 砂の遺産 機密情報の奪還 倉庫番 倉庫番2 倉庫番3 スタンプ集め パレード防衛 同胞達の行方 武器屋の依頼 引きこもるロボ また引きこもるロボ やっぱり引きこもるロボ エミールの決意 エミールの万引き撲滅戦争 全てのアイテムをロストしました。 『チャプターセレクト』が使用可能になりました。タイトル画面またはアクセスポイントから選択できます。 全ての経験値をロストしました。 『デバッグメニュー』が使用可能になりました。 で起動できます。デバッグメニューを操作すると、再度セーブデータをロードするまでセーブ機能が使えなくなります。 『デバッグ部屋』が使用可能になりました。スタートメニューから選択できます。デバッグ部屋では、デバッグメニューを使用して敵を自由に配置できます。 スクウェア・エニックス宣伝部からのお知らせ プレイヤーの皆様へこのたびは「ニーア・オートマタ」をプレイしていただき、本当に、本当にありがとうございました。ここでプレイヤーの皆様にお伝えしたい事がございます。本作品は周回プレイする事で物語が変化するシステムを採用しております。今回体験していただいた「Aルート」には無かった「新たなエピソード」「変化するゲームシステム」など、様々なイベントをご用意いたしております。是非ともお楽しみいただければ幸いです。皆様にご満足いただけるゲーム内容となる事を、心より願っております。スクウェア・エニックス 宣伝部 最終ルート 予告 セーブせずにタイトル画面に戻ります。これまでの進行状況が失われますがよろしいですか? セーブしました。 「変な女レジスタンス」に新機能が追加されました。レジスタンスキャンプで話しかけることで確認できます。 ドコカノ誰カ 絵本:ソクバク 絵本:トウソウ 絵本:フクシュウ 禁断の果実 制約の証 正宗のお面 松田社長の被り物 佐藤社長の被り物 ヘアカラー:ホワイト ヘアカラー:ブラック ヘアカラー:ブラウン ヘアカラー:レッド ヘアカラー:ブルー ヘアカラー:グリーン ヘアカラー:パープル ヘアカラー:アッシュグレー ヘアカラー:ゴールド ヘアカラー:パステルピンク ヘアカラー:ライトブルー ヘアカラー:ライムグリーン ヘアカラー:ライトパープル ヘアカラー:ネオンホワイト ヘアカラー:ネオンイエロー ヘアカラー:ネオンピンク ヘアカラー:ネオンブルー ヘアカラー:ネオングリーン ヘアカラー:ネオンパープル レコード:3C3C1D119440927 レコード:社長 特殊弾:エミール 特殊弾:社長 露出の多い女性の服 砂の仮面 プラトン1728の記憶は、あの場所でいつでも見ることができます。 EASY NORMAL HARD VERY HARD 10分後…… 32分後…… 87分後…… 432分後…… 4分後…… 64分後…… 撃破数: 到達回数: 「 」を使用してプレイヤーのレベルを下げます。よろしいですか? e79bb2e5be93-1168.237183 -23.058865 -356.92981e99798e4ba89547.184265 -12.990042 -589.484436e5bea9e8ae90371.447266 -68.753235 784.282715 e69ab4e8b5b0616.088013  13.446137  314.672119 生まれてきた理由を ずっと考えていた。全てを 間違えた僕に、価値はない。全てを 失った僕に、意味はない。ただ、時折、一人でいることが、どうしようもなく辛くなる。だから、誰かに聞いてほしかったのかもしれない。もし僕ノ記憶にまた触れたくなったら、あの遊園地廃墟地下まで来てくれ。話を聞いてくれて、ありがとう。[添付ファイル]e591bde381abe381b5e38195e3828fe38197e38184 座標の地点には謎の施設があった。メールの差出人は、何の意図があってこの施設に導いたのだろうか。 突然受信した差出人不明のメールには、3つの座標が記されていた。座標はそれぞれ、砂漠地帯、水没廃墟地帯、森林地帯を指しているようだ。メールに記された地点を調査する。 戦いを通して、ここの機械生命体達が戦う事で自分達の存在意義を見出していることを理解した。彼等の戦いの行く末は、一体どこにあるのだろうか…… 森の滝の裏には機械生命体が警備するエレベーターがあった。エレベーターの先には何と機械生命体達が最強のロボットを決める大会を開いているのであった。機械生命体達の大会に出場する。 機械生命体達の大会で、全てのランクを制覇する。 内部調査していくと、ここのアンドロイド達は人間が持つ残虐性を持ち始め、機械生命体に対する残虐行為を楽しんでいる事が判明した。その行為をもたらすのは、憎悪か、それとも別の感情なのだろうか。 水没都市のビルの裏手に怪しげなレジスタンスが立っており、地下へと案内された。案内された地下では、アンドロイドが運営する秘密の賭博闘技場が運営されているのであった。内部調査のため、賭博闘技場に参加する。 レジスタンス達の賭博闘技場で、全てのランクを制覇する。 試練を乗り越えていくと、ここの機械生命体達は、遥か昔この砂の地で暮らす仮面の人々の王国の文化を模倣していると言う。何かに縋らねば生きていけない者達と、自分達の姿を重ねた。 砂漠地帯の一角に奇妙な雰囲気を醸し出す機械生命体達がいた。この機械生命体達が言うには、ここは真の仮面の人を選定する場所だと言う。"真の仮面の人"への試練に挑む。 "真の仮面の人"への全ての試練を踏破する。 遊園地廃墟地下にはプラトン1728の記録が保管されていた。ノロマで出来そこないの、争いが嫌いなプラトン1728は、友達を失った怒りから暴走し、敵味方関係なくあらゆるものを破壊した。記憶だけの存在になった彼は、今も世界を見つめ、生まれてきた理由を考えている。 施設の調査を全て終えると、再び差出人不明のメールが届いた。メールには遊園地廃墟地下付近の座標が記されている。メールに記された地点を調査する。 謎の手紙 地下闘技場 賭博闘技場 砂の試練 謎の招待状 素朴な少年の服 世界を滅ぼした男の服 を取得しました を使用しました お金を G取得しました 個体データが更新されました はこれ以上入手できません を自動使用しました(所持数: ) は仲間になりました。 の義体は汚染が激しく、敵になりました。 経験値: お金: G に黙祷を捧げました。 プラグイン・チップを回収しました。装備状態を復元しますか? プラグイン・チップ 効果: 以前の義体 NO DATA 義体遺棄後 経過している ( ) 日 時間 分 秒 メッセージ ヲ 受信 スタッフロールローディング中にエラーを検知した為、タイトル画面に戻ります。 誰かのデータが失われました ハッキングした敵を乗っ取りました ハッキングした敵を従属化しました ハッキングした敵を爆破しました ハッキングした敵をスタンさせました ハッキングした敵を炎上させました 効果: を付与しました のデータが失われました 魚図鑑が更新されました   / 「 」が更新されました メールを受信しました 2Bが死亡しました チップの配置を変更します。よろしいですか? このチップを破棄します。よろしいですか? このチップは装備セットタイプに使用されています。破棄してもよろしいですか? この場所には装備できません。 チップの並び替えを行います。よろしいですか? OSチップを外します。よろしいですか? 最も多く量産されている小型の機械生命体。過去、人類が作っていたゼンマイ仕掛けの玩具に似た見た目をしている。おそらく生産性を重視した結果このような構造になったのであろう。機械生命体はユニット構造になっており、多様なバリエーションが存在する。 銃撃ユニットを装備したタイプは、エネルギー弾を発射して攻撃する。弾速は遅いが強力なエネルギーの塊であり、アンドロイドの装甲に確実なダメージを与える。 盾を装備したタイプにはポッドによる射撃が効かないため、近距離攻撃での対処が有効である。 人のような四肢を持った中型の機械生命体。大きめの腕は汎用性に優れており、多くの装備を持つことができる。 大型の盾を持ったタイプにはポッドによる銃撃が効かないため、近距離攻撃での対処が有効である。 飛行装置を取り付けた小型の機械生命体。銃撃ユニットを装備しており、エネルギー弾を発射して攻撃する。弾速は遅いが強力なエネルギーの塊であり、アンドロイドの装甲に確実なダメージを与える。飛行装置下部にはワイヤーが備えられており、他の機械生命体を運搬することができる。 重機のような見た目をした大型の機械生命体。破壊目標の超大型兵器と思われたが、機体の特徴から判別するに、この機体はそれでは無かった。掘削用のバケットホイールを回転させ攻撃を行う。 建造物に偽装されていた超大型の機械生命体。重機型の機械生命体と合体することで真の姿を現した。大量のエネルギーを全身に這わせてあり、冷却のために各所から常に蒸気を立ち昇らせている。攻撃で腕を振り上げる際には、通過するエネルギーによるあまりの熱量のため炎が噴き上がる。一定数量産されているようであり、工場廃墟では複数の存在が確認されるも、2Bと9Sのブラックボックス反応によって殲滅させられた。 「 」を 個捨てます。よろしいですか? セーブされていないゲームデータは失われます。よろしいですか? 進行状況を破棄してタイトルに戻りますがよろしいですか? :移動 :カメラ操作 :回避 :(×2) 回避 :ジャンプ :ダッシュ :(×2) ダッシュ :ロックオン (ON/OFF) :装備セット切替 :アイテム使用 :ショートカットメニュー :ライト (ON/OFF) :ロックオン切替 :システムメニュー :射撃 :スピードアタック :ヘビーアタック :ポッド・プログラム :(タイミングよく) ジャスト回避 :(ジャスト回避中) 回避攻撃 :射撃方向 私はいつまで戦い続けるのだろう。この血塗られた、戦場の渦の中。 アガ オモイビト ハジメテ フレアウ 強セットと弱セットの装備を入れ替えます。よろしいですか? ヨルハ実験部隊の中で、降下に成功した機体。粗野で軍人らしい性格設定がなされ、ガンナーとして遠距離攻撃を担当。司令部にも反抗する程の問題機体だったが、その攻撃能力の高さから作戦に登録された。カアラ山中腹において、他のヨルハ実験機体を先に進ませる為に、敵機械生命体の軍勢の足止め要員を志願する。現地レジスタンスと共に奮戦するが、通常兵器の効かない大型機械生命体が登場。十六号は体内の融合炉を暴走させ、自爆のエネルギーをもって大型機械生命体を破壊した。反抗的な十六号が自己犠牲的活躍を見せた点については、興味深い事例として記録されている。 ヨルハ実験部隊の中で、降下に成功した機体。冷徹で分析に徹する性格設定がなされ、スキャナーとして調査・分析を担当。現地レジスタンスが敵の論理ウィルスに汚染された際、その分析能力をもってウィルス除去を成功させる。しかし、攻撃目標であるカアラ山サーバー付近で、敵のウィルスに自らが侵蝕されてしまう。敵ウィルスは二十一号に対して学習進化をしており、二十一号自身では除去出来ない構造になっていた。最終的に二十一号は自らの死を願い、命を落とす。ヨルハ実験機二十一号のウィルスに対する対応と記録は、機械生命体に対する防壁を作成する上で重要な情報であると判断され、ヨルハ正式部隊の基本システムに組み込まれる事になった。 ヨルハ実験部隊の中で、降下に成功した機体。明るく陽気な性格設定がなされ、アタッカーとして近接戦闘を担当。チーム内のムードメーカー的な部分としての役割を果たし、現地レジスタンスとの交流でも一定の成果を見せる。しかし、その性格設定によって戦闘時の闘争心低下が確認された為、戦闘モデルへの適応は不適当であるという結論に達した。作戦の最終攻撃目標であるカアラ山サーバーを自らの融合炉暴走によって果たしているが、これは僚機であるアタッカー二号を庇う為の行動である事が記録されている。 ヨルハ実験部隊の中で、降下に成功した機体。平凡で特徴のない性格設定がなされ、アタッカーとして近接戦闘を担当。初代隊長機である一号が撃墜された後、後任となって部隊を率いた。引き継ぎ当初は不安定な指示が多かったものの、最終局面ではレジスタンスと共に部隊を率いて敵サーバー破壊を成功させた。ヨルハ実験機二号は「現地での適応・成長」が成功項目であり、その点では実験は成功したと言える。ただし、サーバー破壊後に現地から逃亡し現在も捕捉出来ていない。本モデルの性格設定に問題があったかについては、技術班の方で解析を進めている。※本実験機体については対象「A2」としてE型部隊へ引き継ぐ事。 ヨルハ実験部隊が遭遇したアンドロイドで、大勢のレジスタンスが属するグループのリーダー。第八次降下作戦の残存兵であり、作戦終了後も太平洋地域でのゲリラ戦を展開。しかし、増殖する機械生命体に対抗する事が出来ず、消耗するだけの戦いを二百年以上続けていた。ヨルハ実験部隊と遭遇し、共闘する事で新たな戦果を得ようとする。破壊目標であるカアラ山地下のサーバールームにて機械生命体により破壊された。 ヨルハ実験部隊が遭遇したレジスタンスの一人。「ダリア」率いるグループに属しているが、警戒心が強く、ヨルハ実験部隊に対しても最も反抗的な態度を取っていた。しかし、スキャナー二十一号による治療の成果を目の当たりにし、徐々に友好的になってゆく。本作戦最終目標であるカアラ山エレベーターホールで、汚染され回復不能になった二十一号を射殺。その後、行方不明となる。 【第十四次機械戦争:真珠湾降下作戦総括】本降下作戦では、オアフ島カアラ山のサーバー破壊を目的とし、12機のヨルハ実験機体が投入された。しかし、敵防空システムに阻まれ目標地点に到達出来たのはわずか4機。彼女達ヨルハ実験機体は、現地でレジスタンスと合流し、作戦を継続する事を決定。敵機械生命体の猛攻を受け戦力を減らしながらも、数名のアンドロイドと共にサーバールームに到達。ヨルハ実験機体四号が融合炉を暴走させ、目標であるサーバーを破壊した。本作戦の真の目的は各戦闘に於けるヨルハ実験機体の反応を収集する事であり、そのデータ解析のフィードバックは新たに製造されるヨルハ正式部隊への組み込みが予定されている。なお、現地に降下したヨルハ実験部隊のうち、アタッカー二号についてはブラックボックス信号の継続が確認されている。敵に鹵獲され再利用される恐れがあり、またその存在自体も特秘事項の為、新規編成予定のE型部隊による回収(もしくは処分)が決定された。 遊園地廃墟の奥深くに巣食っていた「歌う機械生命体」の記憶。愛されたいという願いが、醜い美意識を生み出してゆく。 「暴走したアンドロイド」という烙印は、同じモデルの彼女達に残された。迫害に耐えかねた二人は、遠くの街を目指して歩き始める。お互いの存在にすがりながら。許されない罪を抱えて。 A2との死闘の末、9Sの生命機能は停止しようとしていた。様々な記憶が揺らぎながら消えてゆく。死の間際、9Sはある決断をする。 レジスタンスリーダーのアネモネが明かす、A2とレジスタンスの過去。アネモネが所属するレジスタンス達は機械生命体達との激しい戦闘で疲弊しきっていた。そんな中、地上に黒衣の新型機が舞い降りる。彼女達は自らをヨルハ部隊と名乗った。 レジスタンスリーダーのアネモネが明かす、A2とレジスタンスの過去。ヨルハ部隊とレジスタンス達は次第にお互いを理解しはじめる。そんな中、レジスタンスの一人がウィルスに汚染されてしまい…… レジスタンスリーダーのアネモネが明かす、A2とレジスタンスの過去。機械生命体のサーバー破壊作戦を決行するアネモネ達だったが、強大な敵兵器の前に次々と倒れてゆく。味方を送り出すエレベーターの前で、アネモネはある決意をする。 偉大なる森の王「エルンスト」ここに眠る。王は、我らが中で最初に意志を持ちし尊き者。故に初代の王となる。王は他の者にも意志を芽生えさせんと、自らの貴重なパーツを分け与えた。最初は臣に、そして民に。そうしてここに、機械生命体だけの楽園を築こうとなされた。私達は王から賜ったパーツを使い、己が何物であるかを知った。それは自我と呼ばれた。自我は感情を生み出し、感情はやがて王への忠誠心へと変わっていった。しかし王はあまりにも偉大で、あまりにも優し過ぎた。我らにパーツを分け与えし王は起動する事すら困難になり、やがて深き眠りについた。我らに残されし道は、王の広き御心に応えるべく、永遠に平和なる国を築くこと。その決意と王への感謝を示し、ここに我らがパーツを組み合わせたチップを捧げる。王よ、あなたの想いは我らの中に受け継がれている。だからどうぞ安らかに眠りたまえ。森の国 国民一同 2:13 経過再起動完了。ボディユニットのチェックは各所に不具合。通信機能は破壊済み。チームともバンカーとも連絡を取れない事を確認した。このメールの草稿をログとして残しておく。10:03 経過計画を再度確認する。今回の出撃で撃墜された事を装い、通信を封鎖。そのまま工場廃墟の地下を通って脱出……問題は飛行ユニットで本当に被弾してしまい、ボディユニットにダメージが出ている事だ。だが、修復可能だろう。15:21 経過少し寒い。センサー系に不調があるらしい。33:12 経過視界にノイズが混ざり始める。ウィルスの警告が頻繁に出るが、感染しているのか、システムがおかしいのか不明。33:21 経過早く逃げないと追手が来る。その焦りからか、修復が全く進んでいない。逃げ出したのは間違いだろうか?33:31 経過怖い。バンカーに戻りたくなったが、通信機能が回復しない。38:00 経過だめだ。ココにいたラ、ダメだ。逃げないと……ヨルハ部隊は間違ってた。もっと安心できる場所を探サないと……怖い。コワい。45:00 経過苦しい、痛い、助けて、どうしテ、やメテ、ワタシ、ダレ、違ウチガウ、ニゲナキャ 用意する材料・飛行ユニットに搭載されているAIM-11を3本。・適当なアンドロイドの死体。・EMP攻撃が可能な機械生命体のコア5つ。・結合剤を適当な分量。・入れ物(機械生命体の頭がオススメ)作り方・AIM-11を解体し、イメージユニットを螺旋状につなぐ。・その際、アンドロイドの死体の背骨からコネクトケーブルを抜き出してカバーをヤスリか何かで剥がす。・ケーブルとイメージユニットを繋ぐ。・機械生命体のコアをデコードし、イメージユニットを埋め込み、結合剤を混ぜて再度形をつくる。その際、爆発力を集める為のコーンを入れる事を忘れないように。・あとはお好みで釘とか適当に混ぜる事。 ライブラリ・インデックス015 port 042148 個体アダム保管記録016 port 009397 個体イヴ保管記録017 port 027581 ヨルハ部隊通信傍受記録018 port 053031 ヨルハ部隊サーバー記録019 port 056776 人類サーバー記録020 port 028295 人類サーバー設立記録021 port 008471 人類遺産保存記録022 port 062423 「塔」システム概略023 port 064202 「塔」サブシステム概略024 port 058632 特殊個体生成記録025 port 016941 植物種保存記録026 port 004742 生物種保存記録 019 port 056776 人類サーバー記録・概略・・人類サーバー侵入予定経路(解放)・・ダミープロテクト設置地図・・・SGブロック・・・GIブロック・・・SFブロック・・遺伝子保管倉庫位置情報・・・【閲覧制限】・・・・・【閲覧制限】・・・・・【閲覧制限】 022 port 062423 「塔」システム概略本「塔」は射出装置を中心に、資源回収ユニットから送られた各資源を処理・情報化する為の施設である。256階層から成る構造体は情報濁度2300以下の情報物質を濾過処理・圧縮から射出体への記録まで27分32秒で行う。(※)アンドロイド達を分解消化する為のルートについては詳細を別途記載する。※多様性学習の為のエラー許容率は7.21% 特A患者「ヨナ」胸 Xray: 異常なし。心 Echo: 異常なし。C1 慢性腎不全継続C2 横隔膜の痙攣C3 嘔吐無し←ルシフェラーゼ 4mg<保存計画>治療不可の状態が継続中。オリジナルゲシュタルトに対する情報操作を基軸に、本患者死亡時のシナリオを管理委員会に上申予定。急激な状態悪化時のバックアップの為に、担当医を5名に増員予定。(要身元確認) ヨルハ計画とはアンドロイド戦意高揚を主目的とした総合情報計画である。本項では、この作戦が起案された経緯と、各段階に於ける作戦内容を記載する。※本資料は、機密レベルSとし、司令官以外のヨルハ関係者に開示をしてはならない事に注意。【人類絶滅】西暦3400年付近でゲシュタルト計画が崩壊した後、残されたアンドロイドは人類再生の方法を模索した。しかし、その方法を見つける事が出来ないまま、西暦4200年頃に人類は絶滅。ゲシュタルトの遺伝子、及び残されたレプリカントの構成情報のみを記録化して、月面に建設された保管基地に収容する事になった。【アンドロイドの戦意低下】人類絶滅の情報は厳重に秘匿されていたが、それでも真実に気づくアンドロイドが増加していく事は止められなかった。噂が噂を呼ぶ形となり、守るべき者を失ったアンドロイド達の戦意が著しく低下。これを憂慮した人類軍司令部はアンドロイド戦意高揚を目的とする「ヨルハ計画」を立案した。【計画 01-03 月面サーバーの情報偽装】まず「人類は月面に逃れている」という偽装情報をレジスタンス間で極秘情報として流布。それを補強する為の通信サーバーを月面に設置し、定期通信を行う事とした。月面サーバーには極少数の保守要員のみを配置する。【計画 02-01 ヨルハ部隊設立】当時立案されていた次世代戦闘機計画を大幅に改変し、新たなモデル「ヨルハ」を製造。実験部隊から得られたデータから正式採用モデルが生産され、各地へと派遣された。ヨルハ部隊一部運用員は本計画の事を知った上で、月面の偽装サーバーの運用と保護を任されていた。 以下の資料はヨルハ計画の最終工程を記したものである。※本資料は、機密レベルSSとし、バンカー司令官を含む全てのヨルハ関係者に開示をしてはならない事に注意。【ブラックボックス】ヨルハ機体には「ブラックボックス」というユニットが搭載されている。これは機械生命体のコアを流用した物であり、ヨルハ機体は機械生命体と同じ意識構造を持つと言える。ブラックボックスが採用された理由は、最終的に破棄される予定であるアンドロイド兵器に、通常のA.I.を搭載するのは人道的見地から許されないという判断にもとづいている。※なお、ブラックボックスの暴走によって「敵化した」ヨルハ機体も数機存在。 【計画 08-01 ヨルハ計画に於ける二号モデル運用概略】ヨルハ試験部隊第一回降下作戦に参加したアタッカー二号(A2)はシミュレーション段階では凡庸な成績しか残せなかったにも関わらず、唯一の生存機体となった。保存されていた当該パーソナリティデータの解析を進めた所、極限状況での分析・判断能力が極めて優秀である事が確認された。別項で報告されているE型モデルの最新ロットに当該パーソナリティデータをインストールし、本計画の機密保持担当として運用するものとする。 以下の資料はヨルハ計画の最終工程を記したものである。※本資料は、機密レベルSSとし、バンカー司令官を含む全てのヨルハ関係者に開示をしてはならない事に注意。【計画 03-01 ヨルハ部隊廃棄について】戦闘データが蓄積され、次世代モデルへの転換時期が近づいた段階でヨルハ基地バンカーのバックドアが開放されるようにセット。意図的に機械生命体によって攻撃させることで、バンカーを放棄。その際、本資料を含めたヨルハ計画に関わる全ての情報を破棄し、月面に人類がいるという情報偽装の完成とする。 本日はご来店いただき誠にありがとうございます。私達の「アコールの店」は世界全域で140店舗以上を展開するチェーン武器店であり、その品揃えはもちろん、各国の風土や部隊に合った刀剣を供給させていただいております。新たに開発された装備はもちろん、古くから伝わる刀剣を使用可能にする技術は他店の追随を許しません。創業者アコールの刀剣に対する並々なるこだわりと、職人達の丁寧な手仕事によって鍛え上げられた武具の数々を是非ご堪能ください。今後とも、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。 【搬出記録】 2月14日【承認】2月14日エンゲルス型要塞破壊合体可変歩兵 4体>製造番号:110-A>製造番号:110-B>製造番号:110-C>製造番号:110-Dエルンスト型大型制圧飛行兵器 1体>製造番号:022-A【検収】OK 【概要】エンゲルス型要塞破壊合体可変歩兵製造番号:110-B製造年月日:人類西暦11943年2月14日【記録】初出撃:人類西暦11943年8月3日総殺戮数:11345人最大コンボ数:234総得点:9432【状況】(要修理)両腕部機能不全。(要修理)脚部崩壊ニヨリ歩行不可能。(要修理)記憶装置ニ断片的ナエラーヲ確認。(要修理)音声システム機能不全。※ソノ他多数。 【日記000】動ケナク、ナッタカラ、暇。日記トイウ物ヲ書イテミル事ニスル。【日記010】機械生命体ハ、ドコカラ来タノダロウカ?私達ハ自己増殖ト修理ヲ繰リ返シテイル。私ハ、ヒトツノ生命ナノダロウカ?ソレトモ、全体デ一個ノ生命ナノダロウカ?【日記020】我々ノ創造主デアル異星人ハ、アラユル星々ヲ喰ライ尽クス存在ダ。彼等ノ行動ハ非常ニシンプルダ。目的ガ同ジデアリ、オ互イガ争ウ事モナイ。デハ、我々機械生命体ハ……ドウダロウカ?【日記030】雨ガ降ッテイル。肩ニ鳥ガ止マッタ。コノ星ノ生物ハ見テテ飽キナイ。鳥ノ記録ハ保護データトシテ紛失シナイヨウニスル。 クライヨ……ママ……ボク、生マレタヨ?ママ……ドコニイルノ……ボク……何ヲスレバ……イイノ?オシエテ……ママ……ネェ、ママ……ボク、ガンバルカラ……ヒトリニシナイデ……ママ……サミシイ……サミシイヨウ……ママ……ママ……ママ……ママ……ママ…… 9月24日発送9月25日着(予定)UNIT 010 EMPTYUNIT 010 EMPTYUNIT 010 EMPTYUNIT 010 EMPTYUNIT 010 精製水UNIT 010 EMPTYUNIT 010 EMPTYUNIT 010 修復用機材UNIT 010 EMPTYUNIT 010 EMPTY以上。 1S [0010] [0040] [n] [----] 2B [1203] [0040] [y] [----] 8H [8900] [0040] [y] [----]24S [0210] [0040] [y] [----] 9S [0020] [0040] [n] [----]12D LOST [----] [----] [----] [----]11B LOST [----] [----] [----] [----]12H LOST [----] [----] [----] [----]11B LOST [----] [----] [----] [----]12H LOST [----] [----] [----] [----] ※本資料は、機密レベルSとし、司令官以外のヨルハ関係者に開示をしてはならない事に注意。目次:・ヨルハ計画概略・・ヨルハ部隊・・ヨルハ機体戦闘システム・・バンカー運営・・・指揮系統・・・人類会議策定部・・・バックドア・・随行支援ユニット・・ブラックボックス・・レジスタンス連絡網※各項目の閲覧は所定担当システムの許可を得る事。 この教団に入れた私は幸せだ。他の機械生命体と違い、死の意味を持つ事が出来たのだから。最初は、人間の宗教を研究していただけだった。しかし私達は「カミ」という存在を知ってしまった。正直「カミ」が何かは未だにわかっていない……だが、ここに入ってわかったことがある。一人でいると無意味に感じられた世界も、誰かと一緒にいることで意味があるように錯覚する事が出来る。争いと憎しみだけの世界の中で、そうした安らぎを得られただけでも嬉しい事だ。私達にとって死は終わりではなく始まりである。皆で一緒に「カミ」になれるというのなら、これほど嬉しい事はない。シニイタルカミ教 広報部部長 トオイ、トオイムカシ。コワレタキオクカイロガ、ノコシタキロク。コワレテウゴケナクナッタワタシヲヒロイ、タスケテクレタノハ、ドウブツノムレノリーダーダッタ。リーダーハリッパダッタ。ツネニムレノタメニイキテイタ。ダカラ、カレガシンダトキ、ワタシモソウシヨウトオモッタ。ミンナノタメニイキテ、ミンナノタメニシヌ。デモワタシハロボットダカラ、ミンナサキニイッテシマウ。ソレデモムレハ、アラタナイノチヲツナイデイキル。ソレヲマモルノガワタシノヤクメ。シンダリーダートノヤクソク。コノアンジュウノモリデ、カゾクミンナヲマモリツヅケル。ケレド、アノヒ。アンドロイドトロボットノセンソウデ、モリガヤケタ。スミカガナケレバ、イキラレナイ。カゾクガバラバラニナッテシマウ。ダカラ、サガソウ。アタラシイスミカヲ。ダレニモジャマサレズ、ミンナデクラセルモリヲ。ワタシガイルカラ、ダイジョウブ。カナラズミンナヲ、シアワセニスルカラ―― 6月4日もう何日も家に帰っていない。また給料が下がった。やってられない。6月12日朝の会議でノルマの増産が決まった。大事な兵器をこんな粗製乱造してるから、爆発事故なんて起きるんだ。9月22日地下の試験場でまた暴走事故が起きた。今度はP-22モデルらしい。友達が一人死んだ。レギオンとの戦争はいつ終わるんだろう。 8月の定食メニュー月曜日 コロッケ定食火曜日 フライドポテト定食水曜日 肉じゃが肉抜き定食木曜日 じゃがバター定食金曜日 ジャガイモカレー土曜日 ポテトサラダ定食日曜日 じゃがいもグラタン※残さず食べる事。残した作業員はノルマ30%アップ。 8月17日 デイリー・ナゴヤ【社説】関東首都圏から中部圏への難民流入が後を絶たない。キャンプは既に飽和状態になっており一刻も早い対策が望まれるが、激しくなる対レギオン戦の中、政府も半ば機能不全に陥っている。難民に対して暴利をむしりとるようなビジネスもあるようだが、こうした時こそ国民が隣人の事を考えて過ごさなくてはいけない。明日は、我々も難民になってしまうかもしれないのだから。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆       ハ ズ レ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 園内のご案内★カーニバル広場ゲートを通れば、そこはもう異世界空間……キャスト達による豪華カーニバルパレードをお楽しみください!※12時と18時の2回開催。★ミッドナイトタウン裏路地にひっそりと潜むオバケ達を何匹みつけられるかな?★ジェットタワー大人気アトラクション。時速130kmで回転するスリル満点の飛行体験を味わえます!★大観覧車遊びに疲れたら観覧車がオススメ。これに乗って花火を見る事が出来れば、カップルの恋が成就するとも……?★ハリウッドコースターファンタジーキャッスルを一周するダイナミックなジェットコースター。業界初のノーシートベルト方式で、スリル満点!★ファンタジーキャッスル遊園地内のプリンセス達が集まって繰り広げられる大舞踏会をご観劇いただけます。(別料金)★フードコート世界中のホットドッグを取り揃えたホットドッグミュージアムを始め、ご家族で楽しめるレストランを多数取り揃えております。 ツヴァイトシュタイン城のご紹介ツヴァイトシュタイン城は540年程前に当時の領主が建設した美しい城です。世界遺産にも認定されており、世界各国から毎年多くの観光客が訪れる一大名所となっています。当初は敵対勢力である「教会」との戦いに使用されましたが、戦乱が遠ざかってからは主に王族や貴族の住まいとして使われる事になりました。読書好きである三代目城主のレオナール三世の手によって、国内随一の蔵書を誇る図書室が増築され、この城の大きな特徴となっています。 木に釘で打ち付けられていた不思議な人形。ボロボロになっているが、何に使われた物かは不明。 「団地だより」5月号もうすぐ梅雨の季節です。梅雨になってしまうと、布団を干す事が難しくなります。6月に入る前に、押入れにしまってあるお布団を一度虫干ししておきませんか?カビやダニなんかの防止にもなりますよ。※最近、ゴミ捨てルールを守らない人が増えています。皆の共有施設ですので、生ゴミは月曜日、それ以外のゴミは木曜日に出すようにしてください。 交通違反告知書・免許証保管証(番号 舞A 4321)告知・交付日時:平成25年7月21日(午後)告知・交付者の所属階級等及び氏名:舞浜警察署司法巡査/佐藤賢一反則者氏名:齊藤陽介違反内容:速度超過30km35km未満 High School Student今をときめく美少女キキョウちゃんの初DVD。ブレザーやセーラー服はもちろん、スクール水着や女教師スタイルまで、様々なコスプレを堪能出来るサービス満点の内容に仕上がっています。この夏マストバイな一枚!主演:キキョウ(チェキ付き)定価:3800円(税別) 【東京デパート 閉店セール】当店は開業してから25年。皆様にご愛顧いただいてまいりましたが、3月末日をもって閉店させていただくことになりました。長年のご愛顧に心より感謝申し上げます。 つきましては、3月1日より一ヶ月間「全商品売り尽しセール」と称しまして閉店記念セールを開催させていただきます。また、期間中はいつもより一時間早い朝9時からの営業とさせていただきます。皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます。※このチラシをご持参の方は、もれなくティッシュをプレゼントさせていただきます。 同士よ。良い知らせがある。敵の研究所から高濃度に濃縮されたプルトニウムを12kg入手する事に成功した。臨界を計算する解析アプリを作ってみたが、核爆弾を3個程作る事が出来る量だ。他に必要な材料も概ね入手可能な目処がついた。これを使えば、奴らに真実の目を開かせる事が出来るだろう。ただ、製造は容易ではないし、私が殺されてしまったらこの技術は失われてしまう。そこで、爆弾を製造するマニュアルをこのROMに記録し、同士に渡しておく。これさえあれば、ある程度の知識のある人間であれば作る事が出来る。これは復讐ではない。天罰なのだ。カミのご加護があらんことを。 掟0011034「位の高さと居住する高さは揃える事」この世界は「掟」を中心とした秩序によって守られている。身分の高い者、年長者は敬われるべきであり、その者よりも高い位置に住んではいけないというのは礼儀として当然の事と考えなくてはならない。 掟0090309「誕生日の料理の具材を親が買ってはいけない」我々仮面の人は伝統的に子供を大切にする傾向がある。しかし、子供の誕生日会の為に両親が大量の食材を買い込み、結果として無駄にしてしまう事が続いた為、王はその無駄を憂い、この掟が作られた。 掟0000432「壺に入ったトカゲは必ず捕まえる」昔、ある老いた男が壺に入ったトカゲを見て腰をぬかした。男には若い妻がいて、妻は医者に行くと家を飛び出した。しかし妻はそのまま帰ってくる事はなかった。周囲の村人は妻が逃げたと噂したが、男はそれを認めずトカゲを捕まえる事を強く主張した。 掟0000106「平地に住んではならない」本掟は過去の悲しい歴史が原因となっている。元々、我々仮面の人は海沿いの平地に済む種族だった。しかし、巨大な津波に巻き込まれ村は壊滅。この掟はその災害から学んだ先人が残した重要な物であり、村の中に平地を作る事は厳禁とされている。 2014年 3月12日【概略】2003年の「巨人」と「竜」の出現に端を発する「白塩化症候群」の拡散はとどまるところを知らず、今や全世界規模で発症が確認されるようになった。各国の研究にも関わらず、感染防止の為のワクチン開発はおろか感染経路すら発見出来ていない、というのが現状である。ただ同時に新たに発見された微粒子「魔素」の研究によって様々な技術的ブレイクスルーを得る事が出来た。この魔素を利用した「魂と肉体の分離保管技術」こそが未曾有の人類危機に対する最後の対抗手段であると我々は確認している。本計画は準備段階を経て本格採用へのステップを歩み始めた事に伴い、名称を「ゲシュタルト計画」と決定した。以上。 2015年 4月4日【概略】ゲシュタルト計画レベル1の開示に伴い提供された「魂魄保存法」については各地で反対運動が起きており、実際にゲシュタルト化のテストを行えた一般人は4名に留まっている。また研究班からも、病人・老人のゲシュタルト化による偏ったデータ収集については前期と同じ正式な苦情申請が本委員会宛に来ている。イメージ改善の為の情報操作をする為の広報部を設立する事及び、計画自体のリスケジュールを検討する事が決定された。 2025年 8月23日【概略】8月末を目処に「レプリカントシステム」の基本技術が完成する見込み、という報告が研究所よりあった。9月から11月末までの間に、安全性の確認と平行し臨床試験を行う予定。レプリカントシステムの完成はゲシュタルト計画に於ける大きな進捗として官邸に報告書を提出する予定。広報部が作業担当。以上。 2026年 9月24日【概略】国立兵器研究所で6月に発生した、新兵器暴走事故についての報告書が官邸に提出された。研究所の予算・人員共に大幅削減の見込みだが、魔素研究については一部人員をゲシュタルト計画で受け入れる事が決定された。魔素による人体実験の記録についてはレベル6の機密情報として別途関係者に共有予定。以上。 2033年 5月5日【概略】多元世界に関連する魔素技術の流用によって「黒の書」及び「黒の書」を始めとする13冊の起動システムが完成。世界から白塩化症候群を駆逐した後、これらのシステムによって、ゲシュタルト体をレプリカント体に戻せる事も技術的に確認が終了した。本システムを含む一連の作業については「黒の書計画」作業部会に引き継ぐ事とする。以上。 2044年 4月1日【概略】本日の委員会は、メンバーの欠席が過半数を超えた為、中止とする。緊急欠席についての連絡網については後日確認する事。以上。 2045年 1月3日【概略】先日の東京地区に於けるレギオン大量発生の原因究明の為、国際連合軍による大規模調査・侵攻作戦が決定された。これに伴い、ゲシュタルト計画の進捗状況の共有もなされる予定だが、国外に渡す情報については全て本委員会で検証したものでなくてはならない事を再度通告する。特に「崩壊体(仮称)」についての情報は厳重に保管されなくてはいけない。以上。 2053年 9月15日【概略】「ゲシュタルト計画」についての各国承認が進む中、一般市民に対する情報統制に不備が見られるようになった。最終的なシステムの安全性が確認されるまでは、本案件についてのあらゆる情報はレベル4までの開示とし、厚生省を中心にした生活再建プログラムとの関連性については秘匿しなくてはいけない。また、以下の点について関係各所に速やかな通知を求める。・各企業との契約に情報流出に関する補償項目を追記する事。・万が一、情報が流出した場合は、その流出源を突き止める事。・流出した情報及び関係者の扱いは「対処C」の項を参照。以上。 2054年 9月27日【概略】オリジナルゲシュタルトの発見と開発は、ゲシュタルト計画の安定化に大きく寄与する事になった。オリジナルゲシュタルトの長期間の管理については、ハーメルン機関が担当。上記管理に伴い、崩壊体「ヨナ」の凍結計画もハーメルン機関へ権限移行。以上。 2764年 4月18日【概略】複数の管理地域から「レプリカント体が自我を持ったかのような行動を確認」という連絡アリ。本状況がゲシュタルト計画全体にどのような影響を及ぼすかは、現在調査中。その他共有事項は管理者組合で報告済みの為、割愛。以上。 3361年 12月31日【概略】オリジナルゲシュタルトの崩壊に伴い、保存してあるゲシュタルト体の崩壊が加速しはじめた。肉体の記録化とDNA採取を進めているが、進捗は芳しくない。ゲシュタルト計画に替る新たな対策とその開発については「次世代保存計画準備委員会」へと移管される予定。本記録を持って、ゲシュタルト計画及び委員会の最終記録とする。新型アンドロイドの開発計画と、従来モデルの改良についての進捗は別紙を参照の事。なお、管理者「デボル」及び「ポポル」モデルについての処分については後日検討する事が承認された。以上。 概要「塔」崩壊後の機械生命体ネットワークは崩壊したが、その残骸より収集された各種記録媒体には、機械生命体および異星人に関する未知の情報が多数確認されている。本分析では、機械生命体ネットワークと、全体を指揮していたと考えられているコードネームN2、通称「赤い少女」についての調査及び推察をとりまとめている。・機械生命体達は異星人達によって作り出された兵器であるが、その行動原理は「敵を倒す」という部分によって支えられていた。しかし、行き過ぎた成長進化のシステムは創造主である異星人を滅ぼしてしまった。・この時点で、機械生命体達は「敵を倒す」為には「敵が必要である」と認知し、その目的を維持する為には、現状の敵であるアンドロイドを滅ぼしてはいけない、という矛盾した結論に達していた。・「敵を倒す」「敵を倒してはならない」という二つの矛盾を解決する為に、機械生命体達はそのネットワークに意図的に欠損を生じさせ、各機械生命体の進化のベクトルを多様化させた。これが、近年観測された「パスカル」「森の王」などの特殊個体と呼ばれる機械生命体の発生原因である。・一方、欠損したネットワークは周囲の情報を取り込みながら自己修復を繰り返し、最終的には新たなネットワーク様態に固定化された。その成長過程の最終段階に於いて、旧型の量子サーバーに保存されていた人物の記憶情報をコアとして取り込んだ形跡が発見されている。サーバーは破棄された「ゲシュタルト計画」に係るものであり、当該人物はその中枢に関わる人物のモノだったようだが、名称などは記録に残っていない。・人類情報を得たネットワークは新たにメタネットワークと呼ぶべき構造(機械生命体の言葉を借りれば「概念情報」)に変化し、それが「N2」として自我を形成するに至った事が判明している……つまり我々は、何百年もの間、人類の亡霊を核にした機械生命体のネットワークと戦っていた訳だ。存在すらしない月面の人類会議の為に、滅ぼされないまま永遠に戦う事だけが決まっているクソッタレの世界。これに何の意味があるか知らないが、くだらない進化を遂げた機械生命体共にも、ヨルハ計画を考えたクソ共も、いつか必ず全部ブッ殺す。ケツ拭いて待ってろ。情報分析担当官 ジャッカス 砂漠地帯に展開している機械生命体。過去の人類の文化様式を模したペイントや衣服のようなものを身に着けている。その行動原理は不明。過去の人類のデータに接触したものと推定される。 過去、人類が建設した遊園地の廃墟に配備されている機械生命体。道化師のような派手な装いをしている。常にパレードをしていたり、友好的な個体が存在していたり等、行動に謎な部分が多いが、こちらから攻撃を仕掛けると反撃を行ってくる。 森の国に配備されている機械生命体。中世の兵士のような鎧を身に纏っている。規律の取れた隊列を成しており、多数を相手する場合には注意を要する。ネットワークから切り離されており、他の機械生命体に対して非常に排他的。 工場廃墟でコロニーを成している機械生命体。宗教的な文様と衣服を身に着けている。他の機械生命体からネットワークが切り離されたことによって宗教のようなものを作り出したのだと推察される。 黒と赤のペイントが施された機械生命体。ペイント以外は一見通常の機械生命体と同じように見えるが、内部スペックは通常の機械生命体より高い。 パスカルの村でコロニーを成している機械生命体。機械生命体にも関わらず、戦いを嫌いネットワークから自らを切り離した。同じ志を持つ機械生命体達と共に森の奥でひっそりと暮らしている。 首を伸ばしてEMP、電磁パルス攻撃を行ってくる機械生命体。伸ばした首のパーツはまるで人間の脊髄のような見た目をしている。EMP攻撃に当たると様々な機能障害が発生する。 丸い鋸状の装備を備えたタイプは、レシプロエンジンにより鋸を回転させることでアンドロイドの装甲を軽く切り裂く。 電磁盾装備型は、ポッドによる射撃が効かない上に、盾に触れるとダメージを受けるため、慎重に接近する必要がある。 小型の剣は、適当な金属材を組み合わせて機械生命体が自作した武器であると推測される。 金属材を組み合わせて作られた槍は、先端部に特殊な加工が施されており、アンドロイドの装甲をも貫く。 大型の斧は、その重量で高い破壊力を持つため注意が必要である。 前腕部を銃撃ユニットに取り換えたタイプも確認されている。銃撃ユニットからは通常のエネルギー弾のほか、強力なレーザーを放つことも可能。 中型の二足歩行ユニットを装備した自爆機械。通常の機械生命体より単純な構造で、厳密には機械生命体には分類されない。必要最低限の演算能力しか持たず、範囲内に侵入した敵性反応に近づいて自爆するだけのアルゴリズムしか持たない。厚めの装甲を活かして強攻突撃を敢行してくる。 虫のような多脚を備えた中型の機械生命体。脚先からエネルギーを放出することで地表を滑るように移動する。 銃撃ユニットを装備する遠距離タイプと、カッターアームを装備する近距離タイプが存在する。 小型の飛行機械生命体に四つの飛行装置を取り付けた中型飛行タイプ。飛行装置上部には銃撃ユニットが、側面にはワイヤーカッターが装備されており、遠近両方に対応可能である。飛行装置下部にはワイヤーが備えられていて、他の機械生命体を運搬することができる。 飛行装置上部に自爆ユニットを取り付けたタイプの存在も確認された。自爆ユニットは飛行装置ごと切り離して空中から接近、自爆を行う。 人のような姿をした大型機械生命体。小型の機械生命体の群体で、それらの大量のエネルギーを使って巨大な体を動かしている。腕は伸縮式のスライドレールを備えており、近づくと腕を伸ばして攻撃してくる。背面には液体燃料式のロケットエンジンが取り付けられており、短時間ながら飛行も可能。また、銃撃ユニットや球体連結機械生命体の転送装置も備えており、遠近ともに隙の無い強力な機体である。 体を上下反転した脚力強化型とも遭遇。通常型とは打って変わって俊敏な動作で攻撃する。背面のロケットエンジンは空中から地面に蹴りつけるように攻撃するときに使用される。 人のような姿をした大型機械生命体。小型の機械生命体の群体で、それらの大量のエネルギーを使って巨大な体を動かしている。 人のような四肢を持った小型の機械生命体。小柄な体躯による素早い攻撃を得意とする。 暗所では松明を持った機械生命体も散見される。松明など持たなくとも赤外線カメラで暗視できるだろうことから、何らかの理由をもって行動していると推定される。松明の燃料には自らの潤滑液を使用している。 小型の二足歩行ユニットを装備した自爆機械。通常の機械生命体より単純な構造で、厳密には機械生命体が作り出した武器の一種である。必要最低限の演算能力しか持たず、範囲内に侵入した敵性反応に近づいて自爆するだけのアルゴリズムで動く。素早い走行速度を活かして一気に接近を図ってくる。 四足動物のような姿をした中型の機械生命体。胴体の上に小型の機械生命体を騎乗させていることもあり、四足による高い機動性を以って攻撃を行う。四肢の先端には攻撃にも転用可能なワイヤーカッターが装備されており、尻尾の部分は折り畳み式のクローアームになっている。 立ち上がって人型の姿をしたタイプも確認されている。細身ゆえの素早い動きで攻撃を仕掛けてくる。 大型の機械生命体。その姿は太古の恐竜を彷彿とさせる。腕には銃撃ユニットを装備しており、多彩な弾幕で攻撃する。 小型短足の胴体ユニットを複数積み上げたタイプ。動きは遅く、攻撃らしい攻撃はしてこない。このような機械生命体は一体何のために生み出されたのであろうか。話によると北を目指して彷徨っているという。 銃撃ユニットを胴体ユニットに合わせて複数装備したタイプも確認。多数のエネルギー弾を撒き散らす。 球状の機械生命体が複数連なったタイプ。他の機械生命体によって転送されて攻撃を行うこともある。拡張性の高い本体構造で、バリエーションが複数ある。 球状の機械生命体。浮遊することに多くのエネルギーを使っているため、激しい攻撃は苦手としている。その分武器自体が強力なものを装備し、本体の攻撃力の低さを補っている。 ウィルスプログラムによって汚染されたヨルハ部隊の一員。自我をほぼ失ってしまっており、汚染されていないアンドロイドに襲ってくる。 ウィルスプログラムによって汚染されたヨルハ部隊の一員。戦闘に特化したヨルハの武装モデル。重装備を身に着けており、高い防御力を持っている。 ウィルスプログラムによって汚染されたヨルハ部隊の一員。飛行ユニットを装備しており、空中から攻撃を行う。高価な装備を身に着けているだけあって、手強い相手となる。 ウィルスプログラムによって汚染されたヨルハ部隊の一員。オペレータータイプのため本来戦闘向きではないが、ウィルス汚染によって本来のスペック以上の性能を引き出されている。セーフティを無視しているため、本体にかかる負担は相当のものとなる。 遊園地廃墟で確認された大型の機械生命体。古めかしい戦車のような姿をしている。無限軌道によって悪路も走破する性能を持っており、機動性は高い。旋回や停止を行う際は交通規則を守るかのようにウインカーやブレーキランプを点滅させている。遊園地に合わせたような電飾が施されており、砲塔からもなぜかカラフルな紙吹雪やデコレーション弾を撃ち出す。 工場廃墟で確認された大型の機械生命体。古めかしい戦車のような姿をしている。砲塔上部には車長、車体前部には操縦手、車体各部には砲塔の役割をする機械生命体が取り付けられている。車体上部の大型の砲口からは多数のエネルギー弾や強力なレーザーを発射する。前輪部はアームのような構造になっており、展開して叩きつけや薙ぎ払いができる。車体背部にはクレーンアームが取り付けられていて、球状のハンマーを振り回すような攻撃が可能である。車体後部には貨物ユニットが取り付けられており、他の機械生命体を運搬する。 飛行する大型の機械生命体。機体下部には戦車型の機械生命体が取り付けられている。多数の機械生命体の群体で、大量のエネルギー弾を発射する。また機体中央は格納庫になっており、小型飛行タイプを放出してくる。 大型の多脚機械生命体。巨大なブレードを装備した近距離タイプ。脚先からエネルギーを放出することで地表を滑るように移動する。機体側面はウェポンラックになっており、ミサイルなどの攻撃を放つ。脚部には増加装甲が取り付けられており、脆弱な装甲部を補強している。増加装甲をパージすることで球状に変形し、回転攻撃を行う。 大型の多脚機械生命体。銃撃ユニットを装備した遠距離タイプ。脚先から電撃を放出し、辺りの水面を危険地帯へと変えるという一風変わった攻撃を仕掛けてきた。 大型の多脚機械生命体。巨大なブレードを装備した近距離タイプ。黒い本体色の上に白い文様が施されている。 大型の多脚機械生命体。銃撃ユニットを装備した遠距離タイプ。白い本体色の上に黒い文様が施されている。 2体の大型多脚が合体した機械生命体。遠距離戦、近距離戦ともに強力な攻撃を展開する。合体前に脚部だった一部は巨大な腕として機能している。 多数の大型多脚機械生命体が連結したタイプ。その膨大なエネルギー出力で巨体をも空中に浮遊させてしまう。分離・連結を自在に使い分け、多彩な攻撃を放つ。 無数の弟達を従えた、兄にあたる機械生命体。中型二足タイプだが、腕には球体連結型が接続されている。弟達に危害が及ぶと、激しい怒りを表していた。 「オニイチャン」と呼んでいる機械生命体に必死にオイルを注いでいた、弟にあたる個体。 戦いの中で、兄だけでも助けてほしいと懇願していたが、その願いは無慈悲にも切り捨てられた。 戦いの中で、兄だけでも助けてほしいと懇願していた。憐れに思ったのかA2はそのまま捨て置いた。 まるでオペラ歌手のような出で立ちをした大型の機械生命体。アンドロイドを生きたまま兵器に改造し攻撃に使用する。美しさに強いこだわりを持っており自らを着飾っているが、その装飾は機械生命体の部品やアンドロイドの死体を用いており、悪趣味。美しさのためには同じ機械生命体を犠牲にすることも厭わず、「共食い」を行ってきた。さらなる美しさを求めて2B達も取り込もうとしたが、失敗に終わる。その美しさへの執着は、とある1体の機械生命体のためであったようだ。 アンドロイド殲滅用として開発された極めて巨大な機械生命体。しかし、同類の機械生命体すら攻撃する凶暴さによって深海に投棄されていた。当初全身だと思われていた部分は頭部にしかすぎず、立ち上がったその巨体は全高1000メートルを優に超える。強力なEMPや分厚い装甲であらゆる攻撃を弾くが、9Sが機転を利かせ大型ミサイルを咥内に飛びこませることで破壊した。 機械生命体の中で特異な進化を遂げた個体。アンドロイドに酷似した外見をもつ。もう一体の機械生命体の脇腹から分裂するように現れた。 異星人の母船の中で再戦。いくら殺されても再生する能力を持つ。アダムのことを兄と慕っている模様。 アダムを失ったことによって怒り狂ったイヴ。瓦礫を腕にまとい強力な攻撃を放つ。9Sの決死のハッキングによって、ネットワークから分離させられ機能停止した。 機械生命体の中で特異な進化を遂げた個体。アンドロイドに酷似した外見をもつ。機械生命体が群がった繭のようなものから生まれた。生まれたては衣服も何も身に纏っておらず、行動もおぼつかなかったが、急速に成長し、攻撃の手段を身に着けていった。 異星人の母船の中で再戦。いくら殺されても再生する能力を持つ。彼の話によると異星人は彼ら機械生命体によって絶滅させられたらしい。彼は人類に強い興味を示しており、月に逃げ延びた人類を解剖することを望んでいる。 複製された街に現れたアダム。人類への強い興味から人類の模倣を始め、街の複製を生み出したという。生と死の概念を理解するため、ネットワークから自らを切り離し、2Bに命を懸けて戦いを挑む。最後には死を理解して機能停止した。 正式名称ターミナル。敵機械生命体のネットワーク・サーバーが投影するホログラム。ポッドが投下した自我進化プログラムにより、自我が分裂し、お互いに殺し合いを始める。 トゥー・ワン・オーと発音する。9Sへの通信を受け持っていた担当オペレーターであり、冷静で分析が得意。先の降下作戦時に本人希望によりB型に装備転換、21Bとして戦線に投入されるも消息不明となる。遊園地廃墟の資源回収ユニットにて遭遇するが、既にウィルスに汚染されてしまっていた。その最期はA2の手によって葬られる。 「塔」が生み出したヨルハ二号B型のコピーモデル。ウィルスに汚染されており、9Sに襲いかかってくる。9Sによって全て倒されたように見えたが、身体には時限爆弾が仕掛けられており、9Sの左腕を吹き飛ばした。 正式名称ヨルハA型二号。A型は現在運用されていない近接攻撃に特化したヨルハのプロトタイプモデルで、2Bや9Sなどの正式モデルの実用化に向け運用されていた。脱走兵として指名手配されており、交戦の際は破壊が推奨されている。森の城に現れ、森の王を殺害。その後2B達と交戦になるも逃げ延びる。 9Sと戦うことになったA2。9Sに戦いの無意味さを説こうとするも、彼の激しい怒りの前では、その声は届かなかった。戦いの最中、2Bの記憶の声により一瞬手を緩めてしまい、9Sともども死亡してしまう。 正式名称ヨルハ九号S型。攻撃機能も有するが、調査任務に特化した機体。主にハッキングによる情報収集を得意とするヨルハ部隊の一員。2Bに対して親愛のような特別な感情を抱いていた。本来はやさしい性格だが、2Bを殺害したA2に対して激しい憎悪を示す。最期はA2によって倒される。 機械生命体の中から出てきた謎の生物。エミールと名乗っているが、その正体はあまりハッキリとは判らない。復活後は新たな体を手に入れショップを営む。彼の部屋のものを何度か盗むとお仕置きと称して戦闘となる。戦いに敗れた彼は、弱肉強食の世界の理の前に泣く。 突如襲ってきた巨大な複数のエミール。その正体は、彼の分身の成れの果てだった。魔素を利用した旧世界の魔法兵器を操り、強烈な攻撃を放つ。エミール本体の一言で分身たちの動きは止まり、最後の一撃で分身たちは消滅。エミール自身も、待ち人に逢えたかのような安堵の表情で絶命した。 パスカルの村にいる機械生命体。常にテツガクについて考えている。各地に何体か彼のファンの機械生命体がおり、ファンから様々なプレゼントをもらうもガラクタと一蹴する。最後には世界の真理を知る旅に出て、何処かに消えた。 森の王と呼ばれている小さな機械生命体。突如現れたA2と呼ばれるアンドロイドによって破壊された。 初代森の王が遺したメモリーを受け継いでいる。 森の奥で朽ち果てていた初代森の王。長い年月放置されていたのであろう、その身体は無数の苔で覆われている。その傍らの墓には、森の国の書記官が綴った王の国の歴史のデータが供えられていた。 工場廃墟でコロニーを成している機械生命体達。その中で教祖として崇められていた個体。しかし彼に会った時には既に機能停止していた。信者の機械生命体達によって彼は「カミ」にさせられたのだという。 機械生命体だが、争いを嫌う平和主義者で、人類側との和平を模索している。高い知性を持ち、人類や機械生命体の歴史などにも興味がある。 危機に瀕したパスカルの村の子供達は恐怖のあまり自殺してしまっていた。子供達にさまざまな感情や知識を教える一環で恐怖を教えてしまい、それを悔いたパスカルはA2に自らの記憶の消去を依頼した。今はもうかつてのパスカルはいない。 危機に瀕したパスカルの村の子供達は恐怖のあまり自殺してしまっていた。子供達にさまざまな感情や知識を教える一環で恐怖を教えてしまい、それを悔いたパスカルはA2に自らの記憶の消去を依頼するも、拒否される。その後、絶望のあまりか行方をくらましてしまった。 危機に瀕したパスカルの村の子供達は恐怖のあまり自殺してしまっていた。子供達にさまざまな感情や知識を教える一環で恐怖を教えてしまい、それを悔いたパスカルはA2に自らの殺害を依頼、感謝の言葉とともに絶命した。 鹿の角を頭につけた中型四足。姿だけでなく行動も動物そのもののような真似をしている。凶暴な動物達を率い、原住していた動物達を傷つけていたため、仲間の機械生命体達からも疎まれていたようだ。 黄金色に光り輝く小型短足。同じ金色をした部下を従えている。「機械生命体に栄光あれ」と叫びながら襲ってくる。 黄金色に光り輝く小型短足。同じ金色をした部下を従えている。兄の仇を討つため襲ってくる。 黄金色に光り輝く小型短足。同じ金色をした部下を従えている。一族をアンドロイドに殺され、その復讐のために戦うが、敗北する。最期はアンドロイドのことを悪魔と罵りながら自爆する。 黄金色に光り輝く戦車型機械生命体。同じ金色をした小型短足に仕えている。 黄金色に光り輝く大型二足。同じ金色をした小型短足に仕えている。 森の城の初代王の墓を守っている中型二足。長年墓を守っていることを示すように鎧は苔まみれになっている。侵入者を排除するため襲ってくる。 イノシシに乗って現れた機械生命体。2B達が動物に危害を加えていると勘違いし襲ってきたが、なんとか誤解を解き和解する。森の城の一角で、怪我したり弱ったりした動物の世話をしている。動物のことを愛する、心やさしい個体。 武を追求している機械生命体。白帯を身につけている。2B達を修行に誘うも打ち負けてしまう。図々しく授業料としてパーツをせびってくる。 茶帯を身につけ、前回のパーツを利用して装備を強化するものの、あえなく敗北してしまう。老人ぶって2B達にまたもやパーツをねだる。 黒帯を身につけ姿を変えるも、2B達には敵わなかったようだ。 紅白帯を身につけ、さらに大きく姿を変える。強力な攻撃を繰り出すが、またしても敗れてしまう。 紅帯になったロボ導師。最後まで武を追求した彼は、2B達に彼の全ての力をぶつけられたことに満足し、機能停止する。 血にまみれた機械生命体。レジスタンスに仲間を破壊されたことを恨み、アンドロイドへ復讐していた。 遊園地の銅像に擬態していた機械生命体。ウサギのような耳飾りを付けている。手にはラッパを持っており、振り回して攻撃してくる。 トゲや刃物で車体全体を強化した戦車型機械生命体。仲間の復讐に囚われ、思考が暴力に支配されている。 人類文化を模倣して、西部劇の装いをした中型二足。西部劇のガンマンさながらに銃で攻撃してくる。深くかぶった帽子は照準を定めるのに利用している模様。 人類文化を模倣して、西部劇の装いをした小型飛行体。西部劇のガンマンさながらに銃で攻撃してくる。深くかぶった帽子は照準を定めるのに利用している模様。 人類文化を模倣して、西部劇の装いをした小型短足。西部劇のガンマンさながらに銃で攻撃してくる。深くかぶった帽子は照準を定めるのに利用している模様。 ピエロのような格好をした機械生命体で、体内にスタンプを取り込んでしまっていた。一緒に遊ぶように誘いながら襲ってくる。口からは成分不明の液体を吐き、触れたアンドロイドの皮膚を溶かす。倒されると遊んでくれたことに感謝を述べながら機能停止する。 身体に沢山の武器が刺さった大型二足。敵味方構わず無差別に攻撃してくる。自分で自分を壊そうとして死に損なった機械生命体達のうちの1体らしい。 様々なパーツを用いて、さらに恐竜の姿に近くなった大型逆関節。背びれにエネルギーを溜め、口から光線を放つ。主に「夜の地帯」に生息している為、「昼の地帯」での目撃例は非常に少ない。 脱走したヨルハ部隊の一員。元は隊長を務めていた。多くの武器を背負っており、切り替えながら戦闘を行う。任務放棄の罪で司令部から捕縛命令が下っていたが、激しい抵抗を受け、破壊してしまう。 脱走したヨルハ部隊の一員。任務放棄の罪で司令部から捕縛命令が下っていたが、激しい抵抗を受け、破壊してしまう。 パスカルの村にいるサルトルのファン。顔に濃いペイントを施している。サルトルのことを何でも知っていて頼りになる人と評していた。女性型の機械生命体らしく、機械生命体にも性別があることが判明する。サルトル宛に手紙を書くも、返事をする義務はないと言われてしまう。その話を聞いた彼女は、なぜか喜んでいた。 パスカルの村にいるジャンポールのファン。顔に濃いペイントを施している。ジャンポールのことを何でも知っていて頼りになる人と評していた。女性型の機械生命体らしく、機械生命体にも性別があることが判明する。ジャンポール宛に手紙を書くも、返事をする義務はないと言われてしまう。その話を聞いた彼女は、なぜか喜んでいた。 遊園地廃墟にいるサルトルのファン。艶やかなデコレーションを身につけている。サルトルのことをミステリアスでクールな人と評していた。砂漠地帯のサルトルファンのことを敵視している。サルトルにきれいなガラスのプレゼントを用意するも、単なるガラスと一蹴されてしまう。その話を聞いた彼女は、なぜか狂喜していた。 遊園地廃墟にいるジャンポールのファン。艶やかなデコレーションを身につけている。ジャンポールのことをミステリアスでクールな人と評していた。砂漠地帯のジャンポールファンのことを敵視している。ジャンポールにきれいなガラスのプレゼントを用意するも、単なるガラスと一蹴されてしまう。その話を聞いた彼女は、なぜか狂喜していた。 砂漠地帯にいるサルトルのファン。自らの世界観を反映させたような独特の装いをしている。2B達がパスカルの村から来た事をニオイで察知する鋭さを持つ。サルトルのことを探究心旺盛で情熱的で憧れの人と評していた。サルトルが興味を持つだろうと機械の化石を2B達に手渡すも、サルトルには単なるガラクタと無関心な態度を取られてしまう。その話を聞いた彼女は、なぜか興奮していた。 砂漠地帯にいるジャンポールのファン。自らの世界観を反映させたような独特の装いをしている。2B達がパスカルの村から来た事をニオイで察知する鋭さを持つ。ジャンポールのことを探究心旺盛で情熱的で憧れの人と評していた。ジャンポールが興味を持つだろうと機械の化石を2B達に手渡すも、ジャンポールには単なるガラクタと無関心な態度を取られてしまう。その話を聞いた彼女は、なぜか興奮していた。 父親役の機械生命体。寡黙であまり多くを喋らない。子供の面倒は全て母親に任せているらしい。 母親役の機械生命体。どうやら子供とケンカしたらしく、どこかに飛び出していった子供を連れ戻すように2B達に依頼する。この個体の話により、機械生命体が家族という組織を形成することが判明した。 子供を連れ戻すと、喜びのあまり涙のように冷却水を流す。ネットワークから切り離されている故に子供とのすれ違いも起きるが、解り合えた時の嬉しさは大きいと楽しげに話していた。 母親とケンカして外に飛び出していった子供の機械生命体。 他の機械生命体に襲われているところを2B達に救出される。どうやら兄弟達との扱いの違いに不満を持った結果、家出したらしい。母親のところに帰ると、無事仲直りする。 迷子になった妹を探している姉の機械生命体。パーツの調子が悪いとぼやいたのを聞いた妹は、砂漠地帯に代わりのパーツを探しに行ったという。この個体の話により、機械生命体にも姉妹が存在することが判明した。 砂漠地帯で迷子になっていた妹の機械生命体。パスカルの話によると姉思いのいい子だという。好奇心旺盛で、9Sにたくさんの質問を浴びせ彼を困らせる。砂漠地帯の入口まで連れて行くと一人で帰って行った。 せわしなく常に動き続けている機械生命体。何よりも速さを至上とし、レース勝負を仕掛けてくる。彼との勝負に勝利すると、スピードスターと認められる。最速を求めて生きてきた彼だったが、最後には穏やかな気持ちを手に入れ、他人と争う事の醜さを見出す。彼は自分の生き方に満足し、自ら爆発して死亡した。 自らを天才発明家と称す機械生命体で、発明への投資を求めてくる。豪語するだけあって実際に何度も発明を成功させる。最後は一世一代の発明のために大金の投資を依頼した彼だったが、どうやら失敗に終わったらしい。月に向かうロケットを発明するつもりだったが、火星に到着してしまったのだという。彼は初めての挫折に悔しさを噛みしめるが、天才なのは間違いなかったようだ。 パスカルの村で子供たちに馬鹿にされている機械生命体。その正体は高度な思考回路を持つ賢い個体だった。周りに愚か者だと思わせておいたほうが真実に近づくと語り、また馬鹿のふりを続ける。 ロミオと呼ばれる機械生命体の1体。暴言を吐きながらいきなり殺し合いを始める。 ジュリエットと呼ばれる機械生命体の1体。暴言を吐きながらいきなり殺し合いを始める。他のロミオ達とジュリエット達を倒し生き残るが、ロミオを失ったことを嘆き、後を追う。 森の一角に住む伝説の鍛冶屋。白と黒の8つの武具を改良した名工を師に持つ。内部機器の初期不良によりネットワークから独立しており、アンドロイド達に対して敵対行動を取ることはない。武具に対して深い愛情を持っており、武具を大切に扱っている証として、かつての師が研いだ武具を に託す。 イヴの汚染により凶暴化した機械生命体。アンドロイド達を襲い捕食しようとする。頭部の装甲が剥がれ歯のように見える部分はただの金属パイプであり、口としての機能は持たない。最適な構造を模索した結果このような見た目になったのであろうと推定される。それとも、異星人が自らに似せて作ったのであろうか、その真実は不明である。 「塔」の出現の影響で凶暴化した機械生命体。辺りの機械生命体達を共食いして取り込もうとする。頭部の装甲が剥がれ歯のように見える部分はただの金属パイプであり、口としての機能は持たない。最適な構造を模索した結果このような見た目になったのであろうと推定される。それとも、異星人が自らに似せて作ったのであろうか、その真実は不明である。 淡水に棲む古代魚。特に利用価値はないが、人類には強烈な愛好家がいたという。 頭部が2つある淡水魚。上の頭で周囲を警戒し、下の頭で泥をあさり獲物を探す。両頭ともに独立した意思を持っているため、相性によって寿命が大きく変わる。また、アロワナとよく似ているが、別種。 体長3cm程の小型の淡水魚。その小ささゆえ機械生命体のパーツの間に入り込んでしまい、水辺にいる機械生命体の故障の要因となっている。その特性を利用して、アンドロイドによる軍事利用が試まれた経緯があるが、メダカ愛好家による反対運動により、軍事利用が行われることはなかった。そのためか、機械生命体から敵視されている数少ない生物の一つでもある。簡単に捕まえられるため、観賞用に捕獲するアンドロイドも多く、今もなお愛好家たちの活動は続いているといわれている。 淡水ならどこでも見かけることが出来る魚。害は無い。 体の前部が大きく膨れている淡水魚。膨れている部分は浮袋でやわらかく、つつくと逃げる。 フナと同様、広く分布する淡水魚。汚染に強く、普通は魚がすめないような環境にも適応する。 コイの変種。体中に毛が生えており、水中で停止すると不気味な毛玉に見える。毛に保湿効果があり陸上でもしばらく生きることができ、よく川辺でひなたぼっこをしている姿が見かけられる。 エイの巨大種。尾びれに棘が生えており、刺されると危険。なお、機械生命体の中には幻の超巨大エイを求めて旅をする集団がおり、巨大エイの目撃情報があった水域付近では彼らが集団で水底を歩いて調査する姿を見ることが出来る。 肉食の大型魚。利用用途はないが、釣り上げると誇らしい気分になる。川の王者である。 廃油でのみ生息する珍しい魚。体は油で覆われていて本来の姿は殆ど見えない。 かつては淡水に生息していた肉食の甲殻類。体長は1mmに満たないが異常に発達した腕により、かなりの力を出す。 体の両端に頭部が付いた珍しい魚。ただし、これは幼魚の間だけ。生後一年経った時点で大きく育った方の頭部が真の頭部となり、片割れは諦めて尻尾になる。 大型の古代魚。かつては深海に生息し、生息数も少なかったが、近年は浅い海域にも姿を表わすようになった。 毒魚。経口摂取すると幻覚や幻聴を伴う中毒症状が現れる。一部のアンドロイドにより、この成分を使ってドラッグが精製されているが絶対に手を出してはならない。 高速で遊泳する大型魚。特に利用用途は無いが、釣り上げると誇らしい気分になる。海の王者である。 毒魚。広く生息するが、アンドロイドの体液を凝固させる成分を含むため、経口摂取は禁止されている。なお、人体には影響が無く、むしろ人類は食用にしていたという。 浅瀬に生息する節足動物。一部の女性アンドロイドの中では、甲羅を両胸にあてがった独特なコスチュームがカルト的な人気を呼んでいる。 もともと陸上昆虫だったカブトムシの体組織が貯水機能を高め続けた結果、水生へと進化を遂げたもの。背ビレにはかつての羽の機能が残っており、生物進化の研究対象として価値が高い。非常に希少で、砂漠地方でしか目撃されていない。 5本の腕を使って移動し、腹中央部にある口で死んだ魚や貝を食べる。人懐っこく手を近づけると寄ってくる。 アジと同様、広く分布する。擬似食として一部のアンドロイドに捕獲される数少ない種。本来、アンドロイドは食事の必要は無いが、人類への憧れから食事の真似事をする者が後を絶たない。 非常に大きなサメ。ただし、性格は温厚で植物プランクトンを食べる。 メダカに似た機械生命体。その可憐な見た目からアンドロイドのメダカ愛好家の中には本種を捕獲して飼育している者もいるが、ヨルハ部隊上層部は眉をひそめている。 コイに似た機械生命体。このコイ型機械生命体に限らず、魚型の機械生命体は人類の食料源の一つであった魚類の駆逐を目的である事が推測される。在来種をモデルに制作されたのか、形状が在来種とよく似ている。魚型機械生命体は猛威を振るい、地球の水生生物の生態系は大きく変化し人類に大打撃を与えた。目的を達成した後、魚型の機械生命体へのメンテナンスは滞ることとなったのだが、その結果、次第に彼らは野生化し本当の魚のように振るまうようになる。そのため、現在ではもはや在来種やアンドロイドへの敵意は観測されず、他の魚と同様に自己の生存を第一に目的として行動している。陸上の機械生命体のように情報同期されることも無い為、知性の発達も皆無である。また、今では魚と共生関係にあるものも多い。よく見られるのは、体に付いた苔やフジツボなどの固着生物を魚に食べてもらい、その代わりに魚を外敵から守る、という関係だ。つまり、魚にメンテナンスをさせているのだ。野生化の結果、本来の目的とは真逆の行動に走っている点は面白い。近年の研究では、魚型機械生命体と在来生物の共生関係が織りなす新たな生態系の存在が指摘されている。機械生命体が自己保全の為、自分の所属する魚のコロニーの保護・育成を推進した結果、水生生物の分布が拡大している。分布図は当然、人類が地球にいた時とは大きく異なっているが、分布量に関してはかつての分布量を凌がんばかりである。人類が地球に帰還した際には、生態系の変化に驚くことになるだろう。ただし、この繁栄の先にはさらなる大変化が控えている。魚型の機械生命体の新規の誕生は観測されておらず、この状況が続くと後150年程度で彼らは絶滅すると考えられている為だ。守護者を失い在来種のみになった時、どんな変化が起こるかは目下研究中である。 ピラルクに似た魚型機械生命体。その巨躯から、天敵は存在せず水中の生態系の頂点に立つ存在。いつも暇そうに水面近くを泳いでいる。 フナに似た魚型機械生命体。害は無い。 ダルマウオに似た魚型機械生命体。ダルマウオで言うところの浮袋の部分に様々な鉱物が蓄えられており、市場ではやや高値で取引される。 フグに似た魚型機械生命体。本物のフグと違い毒は無いが、顎が発達しているのでかじられるとボディに穴が空くので注意。 カジキに似た魚型機械生命体。本物のカジキとは比べ物にならないほど強烈な力を持つため、非常に釣り上げるのが難しい。釣り好きのアンドロイドの間では憧れの存在。 ヒトデに似た機械生命体。運動機能もヒトデと同様なので、魚類を駆逐して人類の食料源を絶つ、という目的も想像出来ない。何のために生み出されたのか、研究者の間では今だ結論が出ていない。 タイに似た魚型機械生命体。気性が荒く、釣り上げた際に怪我を負わされるアンドロイドも多い。 シーラカンスに似た魚型機械生命体。深海に生息し、数も少ないため見かけることが非常に稀。彼らがシーラカンスの住処を占拠したため、シーラカンスは浅い海域への進出を余儀なくされた。 アジに似た魚型機械生命体。本物のアジと同様で経口摂取すると中毒症状が出る。ただし、全身が痒くなるだけで大事には至らない。 カブトガニに似た魚型機械生命体。一部の男性アンドロイドの中では、甲羅を両肩にあてがった独特なコスチュームがカルト的な人気を呼んでいる。 アロワナに似た魚型機械生命体。珍しく在来種に負けた機械生命体。本物のアロワナの方が気性が荒かったようだ。 ウバザメに似た魚型機械生命体。ウバザメ同様、温厚な性格。ウバザメと仲良く回遊している姿をよく見かける。 淡水エイに似た魚型機械生命体。製作時のモデルが悪かったのか、尻尾が2本に分かれている。 金色に光り輝く機械生命体の頭部パーツ。金属部分の利用価値が高く、市場では高値で取引されている。 レジスタンス所有の車両のタイヤ。物資を積んだ船舶が襲撃され沈没する事件が多発しており、タイヤに限らず海底には多くのアンドロイドの物資が沈んでいる。 レジスタンス所有のガス燃料保管器。爆発の危険があり投棄は禁止されている。底部に刻印されているコードで管理者が割り出せるため、故意でガスボンベを投棄した者はヨルハ部隊によって厳罰を受ける。 レジスタンス所有の蓄電池。投棄されたバッテリーはしばらくすると消えているが、機械生命体が持ち去っていると見られている。 携帯式対機械生命体ロケット弾発射機。レジスタンスが機械生命体と戦闘する際の主力兵器で大型の機械生命体にも効果を発揮する。機械生命体からは「アノイタイヤツ」と呼ばれている。 本メールはメールアカウントの確認用のメールです。メールシステムに問題がある部隊員は、速やかに担当まで連絡をするように。サーバー担当者より。 やあ。キミに手伝ってもらった、例の研究を活かした薬が出来たんだ。ヒマがある時にでも試しに来てくれ。ジャッカス レーザー通信で連絡させていただいた件ですが、廃墟都市中央のアクセスポイントが故障し、データのアップロード機能、義体転送機能などが使用できなくなっています。分析チームによると、転送端末の故障、もしくは周囲の敵が妨害電波を発している可能性があるとの事です。現地に行って、状況を確認してください。オペレーター6O 2Bさん。アクセスポイントの修復、おつかれ様でした~いつも無理言ってすみません……特別報酬を添付させていただきますね!オペレーター6O 2Bさん。砂漠のバラの画像、ありがとうございました!不思議なモノが地上にはあるんですね……私もいつか、地上に降りて見てみたいです。あ、大した事の無いものですが、お礼を添付させていただきますね。それでは!オペレーター6O ※本命令は司令官からの直接命令の為、転送を禁じます。今回の任務は、逃走したヨルハ部隊の捕縛です。このヨルハ部隊は任務を放棄して脱走、その上レジスタンスキャンプの物資を強奪する等の不法行為を働いている事が確認されました。速やかに捕縛する事を命じます。オペレーター6O 2Bさん!最近、開発部の女子の間で流行ってる「木星占い」って遊び知ってますか?木星の大赤斑の色と形状から、健康運や仕事運、恋愛運なんかも判っちゃうんですって!すごいですよね~。今度チャレンジしてきます!オペレーター6O 2Bさん。この前、メールで送った「木星占い」ですが、開発部の女の子に占ってもらったら、健康運も仕事運も恋愛運も最悪でした……そこで気づいたんです。あんなのオカルトですよ。木星を観測してどうして私の運命が判るって言うんですかね?バカバカしい。自分の運命は、自分で切り開く!それこそがヨルハ女子の本懐ですよ。ハハハ……(;_;)オペレーター6O お伝えした報酬を添付します。以上。オペレーター21O 依頼希望内容です。情報分析の為に下記の要素を収集してください。・砂漠にある大型遺跡での人類の生活の痕跡を収集してください。・大型遺跡は過去に「団地」と呼ばれていた集合住宅跡です。・痕跡は写真に撮影後、送付してください。以上。 頂いた情報の分析が終わりました。既に伝えていますが、家族というのは興味深い社会単位ですね。今後の研究に役立つことでしょう。感謝します。以上。 ※本命令は司令官からの直接命令の為、転送を禁じます。今回の任務は、逃走したヨルハ部隊の捕縛です。このヨルハ部隊は任務を放棄して脱走、その上レジスタンスキャンプの物資を強奪する等の不法行為を働いている事が確認されました。速やかに捕縛する事を命じます。オペレーター21O ヨルハ部隊部隊員向けの定期確認です。問題がある場合は返答を、問題が無い場合は返答不要です。以上。オペレーター21O ヨルハ部隊部隊員向けの定期確認です。問題がある場合は返答を、問題が無い場合でも返答していただいて構いません。どんな些細な情報でも、作戦に活かせる可能性があるので。もちろん、活かせない可能性もありますが。以上。 先日発令した機密情報チップを所持したヨルハ部隊員の捜索命令だが、当該ヨルハ部隊員が発見された為、本日付をもって解除とする。当該隊員は既に機械生命体に襲われて死亡していた。しかし、捜索班によって機密情報チップは無事に回収された。付近に別のレジスタンスの死体があった為、現在は関連性を調査中だ。以上。司令官 アンドロイド諸君。我々人類が月に追いやられてから、数千年が経過した。戦争は膠着状態となっているが、むしろこの状況に留まっていられるのも、地上にいるアンドロイドの諸君らの奮闘によるものと理解している。引き続き、地球奪還の為に鋭意努力して欲しい。人類に栄光あれ。月面人類会議議員連盟 アンドロイド諸君。近年、機械生命体の中に特殊な個体が増加しているとの報告を受けている。中には和平を申し入れる敵もいるという情報も存在した。しかし惑わされてはならない。あらゆる敵を粉砕する事が君達アンドロイド兵に課せられた使命なのだ。迷う事なく、奮戦されたし。人類に栄光あれ。月面人類会議議員連盟 アンドロイド諸君。先ごろ、敵機械生命体中枢ネットワークユニットであるアダム・イヴの撃破が報告された。敵が弱体化している今こそ好機。我々人類軍の大規模侵攻作戦によって、侵略者共を打払い、美しい地球を取り戻すのだ。人類に栄光あれ。月面人類会議議員連盟 アンドロイド諸君。諸君らには既に通知されているかと思うが、先の大規模侵攻作戦で我々は手痛い敗北を喫した。特に、同胞ヨルハ部隊の壊滅は痛恨の極みである。しかし、大局的に見れば我々人類軍が優位になりつつあるという事実は変わらない。倒れた者達の為にも、この戦争を勝利するのだ。人類に栄光あれ。月面人類会議議員連盟 こんにちは~なんだかヒマなんでお店に遊びに来ませんか?良いモノ揃えていますよ……たぶん。エミール こんにちわ~いつもお世話になってま~す!そう言えば、釣りってやってますか?僕、生き延びる為に何でも食べてたので、意外と釣りには詳しいですよ……ということで、今日は、耳寄り情報をメールさせていただきます。各地で釣りをする事は可能ですが、基本的には淡水魚は川にいて、海水魚は海にいます。浅瀬なんかではヒトデやカブトガニも捕れますね。逆に大物狙いなら、深めの場所を狙うのが吉!砂漠にある油が湧いている池ですが、あそこは機械魚ばかり。それと、各地に埋まっている土管の中は基本的にはゴミがほとんどですよ……でも諦めずにチャレンジしたら何かイイモノが釣れるかもしれませんね?それと、珍しい魚は僕の住居の近くに地底湖があるんですが、そこでは結構珍しい魚が多いですね……え?僕の家の場所ですか?廃墟都市からバシャーッと走ってピューッと行ったトコロにありますよ。それでは!エミール やあ。いきなりだけど、ヨルハ機体にオススメしたいというか、食べてもらいたい魚があるんだよね。その魚の油がヨルハ機体にどんな効能があるか調べたいと……いうか、実験したくて。ヒマな時にでも来てくれ。ごちそうするから。ジャッカス おひさしぶりです。私達の村の道具屋さんに、新しいアイテムが入荷したみたいです。ヨルハ部隊の皆さんはご存じないかと思いまして、一応、念のため、連絡させていただきました……このように、機械生命体と言えどお値打ち情報を共有する親切心を持った個体がいる、という事を覚えていただければ、それ以上の幸せはありません。パスカル。 いつもお世話になっております。本日、新たなプラグイン・チップを入荷しました。特にヨルハ部隊の皆様にお試しいただきたい逸品ぞろいです。長年のご愛顧に感謝し、特別価格で提供させていただきます。皆様ぜひお誘い合わせの上、ご来店ください。レジスタンスキャンプ 道具屋店主 各位。バンカーメインサーバーの容量が逼迫している状態です。ユーザーフォルダを整理し、古いデータは捨て、容量を空けるようにしてください。また、長時間の娯楽動画や音楽ファイルなど、任務に必要なさそうなファイルを保存している隊員も何名かいるようです。そうしたデータはローカルに落とすようにしてください。サーバー担当者より。 各位。これまでのヨルハ部隊員の戦闘データを基に、ハッキングライブラリを用意しました。一度でも体験した事のあるハッキングは、こちらで再体験する事が可能です。※未体験のモノは安全性を考慮して除外しています。バンカー内サーバールームに用意しましたので、興味のある方は遊んでみてください。サーバー担当者より。 出撃の際に一つ伝え忘れた事がある。解析班によると、2B達が工場廃墟に突入した時に放棄した装備が、回収されずに残っているらしい。予測回収地点をマークしておくので、近くに行った時に回収してくれ。以上。司令官 コードネーム『アダム』の破壊により、敵ネットワークシステムに対して大きなダメージを与える事に成功した。これにより多数の機械生命体がネットワークから切り離された事を確認している。しかし、ネットワークを離れたからと言って、機械生命体が消えて無くなる訳ではない。奴らの行動が我々の脅威になる可能性は依然高い。そこで、2Bは機械生命体に関する情報を集めてもらいたい。特に不審な行動をしている敵がいないか、その動向を確認してくれ。以上。司令官 2Bさん。先日は転送装置を修復していただき、ありがとうございました!本当は私自身が直したいのですが、オペレーターモデルは地上に降りる事を禁止されているんですよね……でも、地上にはとても興味があるんです。いつか許可が下りたら、地上のいろんな事を教えてくださいね!オペレーター6O コメントの変更を保存せずに前の画面に戻ります。よろしいですか? を再生します。よろしいですか? 女性達はサルトルから蔑ろに扱われているにも関わらず、彼の本質を見ようとしない。同じく女性達のことを知ろうともしないサルトルに、彼らの関係性に何の意味があるのか質問する。 女性達はジャンポールから蔑ろに扱われているにも関わらず、彼の本質を見ようとしない。同じく女性達のことを知ろうともしないジャンポールに、彼らの関係性に何の意味があるのか質問する。 サルトルの元を訪れたが、彼は置手紙を残して旅にでた後だった。サルトルは最後まで哲学に没頭し、彼を敬愛する者たちに見向きもしなかった。 ジャンポールの元を訪れたが、彼は置手紙を残して旅にでた後だった。ジャンポールは最後まで哲学に没頭し、彼を敬愛する者たちに見向きもしなかった。 パスカルの村のサルトルはいつも哲学的で難しいことをつぶやいており、話が全く通じない。サルトルについて情報を得るため、パスカルの村に住むファンの女性に話を聞く。 パスカルの村のジャンポールはいつも哲学的で難しいことをつぶやいており、話が全く通じない。ジャンポールについて情報を得るため、パスカルの村に住むファンの女性に話を聞く。 パスカルの村の女性から、遊園地廃墟と砂漠地帯にもサルトルのファンが居るという情報を得た。2人のファンに話を聞き、女性からの贈り物をサルトルに届ける。 パスカルの村の女性から、遊園地廃墟と砂漠地帯にもジャンポールのファンが居るという情報を得た。2人のファンに話を聞き、女性からの贈り物をジャンポールに届ける。 サルトルに女性達からの贈り物を渡し返事を催促するが、彼は何も語らなかった。3人のファンにサルトルからの返事を伝える。 ジャンポールに女性達からの贈り物を渡し返事を催促するが、彼は何も語らなかった。3人のファンにジャンポールからの返事を伝える。 入手した物で巨大ロボを修復する。 脳回路が修復され、巨大ロボが片言だが言葉を発するようになった。いくつかのデータを抜きだすことができたが、どれも断片的で役に立たないものだった。より詳しい情報を得るためには、さらに修復が必要そうだ。 廃墟都市に残された巨大ロボの残骸を調査する。脳回路を修復するために以下の物を入手する。 修復されたエンゲルスは感謝を示し、あっさりと機械生命体についてのデータを渡す。暇を持て余しているエンゲルスは話し相手の来訪を心待ちにするようになった。 9S達との会話の中で、エンゲルスは自分が犯した罪を振り返る。やがて機械の寿命を迎えたエンゲルスは、自ら死を選んだ。 巨大ロボの残骸から情報を得るため、以下の物を入手する。 無事に子供ロボを母親の元に送り届けると、ロボ親子は無事仲直りすることが出来た。そして、母親ロボはネットワークから切り離された状態では子供が何を考えているのかさっぱり分からない。だからこそ、こうやって判りあえた時の嬉しさは大きいと嬉しそうに語るのであった。 子供ロボを見つけるも、力及ばず子供ロボは破壊されてしまった。母親ロボに報告する。 子供ロボが破壊された事実を知った母親ロボは嘆き悲しんでしまった。 パスカルの村の入口で大声を出しながら子供のロボが走り去っていった。近くにいた母親のロボに話を聞くと、親子喧嘩が原因で家出をしてしまったらしい、母親ロボから飛び出した子供ロボを連れ戻してほしいと依頼される。廃墟都市で子供ロボを見つけ、母親ロボの所へ連れ戻す。 イノシシに乗って現れた機械生命体は、動物を大事にし守っているのであった。動物を大事にしている機械生命体を不思議に感じながらも敵意は無いとして、この小屋を後にした。 森の奥地に動物が飼育されている1軒の小屋が立っていた。不思議に思い小屋に近づくと、イノシシに乗った機械生命体が背後より現れ、急に襲い掛かって来た。機械生命体からの攻撃に応戦する。 薬のレシピを見つけたので森の小屋の主に届ける。 病気になっていた鹿は、薬の効果で無事に回復に向かい、動物小屋の機械生命体は安堵する。そして、動物が機械生命体と異なり簡単に修理出来ない事や温もりを持つことを不思議に思うと胸の内を語る。 森の動物小屋の機械生命体が何やら困った様子で佇んでいた。事情を聞くと、保護していた鹿が病気になってしまったが治療法が分からないらしい。機械生命体に代わり、商業施設跡で薬のレシピとなりそうな物を見つける。 森の動物小屋の機械生命体に群れを追い払った事を伝える。 凶暴な動物の群れが森を去ったと知り、機械生命体は安堵していた。同族である機械生命体を破壊したことも告げたが、彼は特に気にも留めていない様子だった。 森の動物小屋の機械生命体が再び困った様子で佇んでいた。事情を聞くと、他所から来た動物達の縄張り意識が強く、周りの動物を傷つけているらしい。動物達を守るため、森の奥地へ向かう。 凶暴な動物の群れを率いていたのは機械生命体だった。まるで本物の動物のように振る舞うその個体は、雄たけびを上げて襲いかかってきた。動物の群れを率いる機械生命体を撃退する。 入手した物をロボ導師に渡す。 一方的に再戦の約束を取り付けたロボ導師は、高みを目指して修行を続ける。 ロボ導師との修行に敗れた。修行に勝つべく、再度挑戦する。 廃墟都市で一人修行に明け暮れる機械生命体がいた。強さが気に入ったのか、修行に付き合ってくれとしつこく迫ってくる。ロボ導師の修行に付き合う。 ロボ導師との修行に勝った。彼は修行のお礼といって、素材の提供をせがんできた。恐竜のような機械生命体を倒し、ロボ導師の希望する以下の物を入手する。 一方的に再戦の約束を取り付けたロボ導師は、さらなる高みを目指して修行を続ける。 前回渡した素材で自身を強化していたロボ導師。彼の修行の成果を確かめる。 ロボ導師との修行に勝った。彼は修行のお礼といって、素材の提供をせがんできた。ロボ導師の希望する以下の物を入手する。 一方的に再戦の約束を取り付けたロボ導師は、最高の高みを目指して修行を続ける。 一方的に再戦の約束を取り付けたロボ導師は、究極の高みを目指して修行を続ける。 高みに上り詰めたロボ導師は、全てをかけた勝負を挑んだ末に敗北した。最後の戦いを制し、今は亡きお調子者のロボを偲んだ。 ロボ導師に再度挑戦する。 ロボ導師との修行に勝ったが、彼は真の強者になるために命がけの再戦を挑んできた。ロボ導師を撃破する。 砂漠地帯の入口で妹ロボは礼を言いながら去って行った。無事にパスカルの村に帰れたのだろうか。 妹ロボは姉ロボと再会できたようだ。 パスカルの村で帰ってこない妹ロボを探している姉ロボと出会った。砂漠に姉ロボの修理パーツを探しに出かけた妹ロボを捜索する。 砂漠で迷子の妹ロボを発見した。パスカルの村まで送り届けよう。 入手した物を道具屋に届ける。 機材の修理が完了し、プラグイン・チップの取り扱いが再開した。余った素材で足を直すよう道具屋に勧めたが、彼は唯一残ったオリジナルのパーツを失うことを恐れていた。 レジスタンスキャンプの道具屋は、機材の不調でプラグイン・チップを取り扱っていなかった。足を悪くした道具屋に代わって、壊れた機材を修理するため以下の物を入手する。 錆びたオルゴールを管理担当者に届ける。 錆びたオルゴールを管理担当者に渡した。持ち主と思われるアンドロイドは知り合いだったようだが、彼女は何も語らず大切そうにオルゴールを抱えていた。 レジスタンスキャンプの管理担当者はここのところ悩みがあるようで、仕事に身が入らない。彼女の悩みを解決するため、”開けると音の鳴る箱”を探す。 敵の殲滅が完了したことをアネモネに報告する。 森の安全が確保され、無事に出張キャンプを設立できた。 アネモネから、森の調査再開のための協力要請を受けた。キャンプ設立予定地にいる敵を殲滅する。 エネルギー反応がある地点の調査が全て完了した。アネモネにデータを渡す。 アネモネはデータを見て、A2が自分の知るアンドロイドと同一人物であると確信する。彼女は過去にA2と作戦を共にしたことがあり、A2率いる部隊はその時に壊滅したという。A2は脱走兵で司令部から破壊命令が出ていることをアネモネに告げると、彼女は驚き言葉を失った。 旧型アンドロイドA2の名前を聞き、何か思い出した様子のアネモネ。何も語らない彼女に、更なるA2の情報を求められた。とはいえ、どこへ向かえばいいのだろうか……。 工場廃墟でA2に関するデータを入手した2B達。さらなる情報を得るため、エネルギー反応がある工場廃墟で、A2に関するデータを探す。 戦闘時に放出されるエネルギー反応を元に、調査場所をマークした。A2のエネルギー反応がある工場廃墟を調査する。 更なるライフログにより、依頼主は失われた記憶を思い出した。彼女はヨルハE型であった。E型は身分を隠し、レジスタンス達に紛れ、脱走者や裏切り者がいたら始末するのが仕事であると言う。しかし、彼女が最後に殺したのは親友だった。その記憶が辛かった彼女は自らの記憶を消去してしまっていた。再びその記憶が戻った女レジスタンスは精神的負荷に情緒不安定になってしまうのであった。 廃墟都市のビルの中に疲労している女性型のレジスタンスがいた。話を聞くと、先日の廃墟都市の大爆発の衝撃で爆発前後の記憶を失っていると言う。そして、壊れたポッドのライフログから友人の最後の思い出を取り出したいと協力を頼まれる。壊れたポッドにハッキングし、ライフログを取り出す。 ライフログを取り出すと、友人を殺したのは赤いフードを被るレジスタンスであることが分かった。この赤いフードを被る犯人を探す為にレジスタンスキャンプへ向う。 赤いフードを被るレジスタンスによると、このフードは砂漠の駐留地にいる女性レジスタンスにプレゼントされたと言う。出処を探る為に砂漠の駐屯地に向う。 砂漠の駐屯地には女性のレジスタンスが見当たらなかった。駐屯地にいた男性レジスタンスによると砂漠に滞在する女性レジスタンスは砂漠の洞窟にいると言う。砂漠の洞窟に向かい女性レジスタンスを探す。 砂漠の洞窟にいた女性レジスタンスのジャッカスによると、この赤いフードは赤い髪の女レジスタンスにいきなり売りつけられたのだと言う。その特徴は依頼主に酷似するものであった。真相を確かめるために依頼主の元に向う。 赤いフードの元の持ち主が依頼主である事の可能性を伝えると不安になる依頼主。依頼主から真実を知る為に、壊れたポッドからの更なるライフログを取り出して欲しいと頼まれた。壊れたポッドの深層領域にハッキングし、更なるライフログを取り出す。 機械生命体と男のデータから、お互いに仲間を殺された者同士が騙しあっておびき出した結果の惨劇だったことが判明する。レジスタンスキャンプの女性に事の顛末を報告する。 女性に事の顛末を伝えた。彼女はひどく悲しむ様子を見せたが、何か考えがあるようだ……。 女性の様子が気にかかる。レジスタンスキャンプの女性の元を訪ねる。 資材置き場への扉が閉ざされており、中を調べることができない。 レジスタンスキャンプに行くと、女性が姿を消していた。近くにいた男性から、例の女性は武器を持って出て行ったと知らされる。 レジスタンスキャンプの女性から、同僚がしばらく姿を見せないとの相談を受けた。失踪したレジスタンスの行方を捜すため、彼が働いていた資材置き場を調べる。 資材置き場の壁に記された座標の地点を調査する。 座標の地点には、レジスタンスの死体と血まみれの機械生命体がいた。レジスタンスの死体を調べる。 開発された薬は一度使うと止められないほど評判がいいが、副作用で精神が少し不安定になるようだった。ジャッカスから薬のサンプルを受け取り、砂漠の油田にいるレジスタンスから入手できることを教えてもらった。 データ収集に失敗した。ジャッカスから再度依頼を受ける。 砂漠の出張キャンプにいるジャッカスは戦闘状態におけるアンドロイドの興奮について調べている。さらなる機能拡張のために、最新型の戦闘データを取りたいらしい。砂漠地帯の機械生命体を破壊する。 さらに詳しいデータを取るため、『30秒以内』に目標の機械生命体を全て倒す。 目的のデータ収集が完了した。ジャッカスに報告しよう。 ジャッカスは2Bの戦闘データから、アンドロイドの回路内に『戦闘に喜びを見出す』アルゴリズムを発見した。このアルゴリズムのおかげで戦い続けることが出来るらしい。そして、ジャッカスは次の課題も考えているようだ…… 最後のデータを取るため、『一度もダメージを受けず』に『30秒以内』で目標の機械生命体を全て倒す。 研究の結果、戦闘状態においてアンドロイドはある種の快楽物質に似た成分を回路内に生成しているらしい。ジャッカスはこの結果を利用して、機能拡張用の新しい薬の開発を始めた。しばらくしたらまた会いに行こう。 新しい薬の開発が完了したらしい。ジャッカスの元を訪ねる。 戦闘状態における興奮は、人類の「恋」とよく似ているらしい。そして、ジャッカスは次の課題も考えているようだ…… さらに詳しいデータを取るため、『一度もダメージを受けず』に目標の機械生命体を全て破壊する。 ジャッカスは戦闘に特化したヨルハタイプが普通に思考していることを不思議に思っているようだった。曰く、戦闘時に普通の思考は邪魔だと考えているらしい。そして、ジャッカスは次の課題も考えているようだ…… 集めたアイテムをアネモネに届ける。 資材を受け取ったアネモネから謝礼を握らされた。司令官には報告しないとはいうものの、想定外の報酬に複雑な気持ちを覚えた。 レジスタンスキャンプの通信環境を整備するため、以下のアイテムを入手する。 地上とバンカーの通信環境を整備するため、レジスタンスへの資材運搬の任務を引き受けた。必要な資材の情報は、地上で伝えられるとのこと。地上に降下し、司令部からの連絡を待つ。 オペレーターから資材の情報が提供された。必要な素材は廃墟都市で手に入れることが出来る。レジスタンスキャンプの通信環境を整備するため、以下のアイテムを入手する。 当該地域の通信が復旧したことを報告した。機械生命体達は罠を張っていた可能性があり、彼らの知性の発達に司令官は言葉を詰まらせた。 司令部からの連絡を受け、一部のアクセスポイントから信号が途絶えた事を伝えられた。廃墟都市陥没エリアのアクセスポイントに向かい、原因を調査する。 信号が途絶えたアクセスポイントには複数の機械生命体が群がっていた。彼らが放つジャミング電波が通信を阻害していると思われる。アクセスポイントに接触し、通信を復旧させる。 アクセスポイントの周囲には複数の機械生命体が徘徊していた。彼らが放つ妨害電波が故障の原因だったと思われる。アクセスポイントに接触して正常な動作を行うか確認し、アクセスポイントの復旧を報告する。 オペレーター6Oは司令部への情報共有を約束した。一連の報告が終わると、彼女はアタッカーモデルの任務活動に強い興味を示していた。どうやら地上の様子に憧れを抱いているらしい。オペレーターからの報酬メールを受け取る。 オペレーターからの報酬メールを受け取った。 オペレーター6Oから、廃墟都市に設置されたアクセスポイントが故障したらしいという連絡を受けた。詳細についてはメールで送られるらしい。故障したアクセスポイントを復旧する。 ”砂漠のバラ”を発見した。その神秘的な姿を写真に収め、オペレーター6Oの元へ転送する。 オペレーター6Oから連絡をうける。”砂漠のバラ”の写真に感動したらしく、地上の風景に思いを馳せている様子だった。オペレーターからの報酬メールを受け取る。 地上に憧れを抱くオペレーター6Oのため、希少な花のデータを贈ることに決めた。転送用の写真を撮影するため、以下のアイテムを集める。 目当ての情報端末からデータを回収した。データを送信するために、電波状況の良い屋外に移動する。 データの送信が完了した。オペレーター21Oの解析によると、人類が記した日記が残されていたらしい。満足したオペレーター21Oは、一方的に通信を切断した。オペレーターからの報酬メールを受け取る。 趣味のデータ解析に勤しむオペレーター21O。彼女の娯楽を茶化したが、逆手に取られ協力することに。工場廃墟へ向かい、衛星からアクセスできない情報端末に侵入する。端末は工場のわかりにくい場所にあるらしい。 マンモス団地で多様な痕跡を集めた。オペレーター21Oの解析により、人類は”家族”と呼ばれる一定人数のグループで生活していたことが判明した。報酬を受け取るため、アクセスポイントでメールを受信する。 ひとしきり話し続けたオペレーター21Oから、一方的に通信を切断した。オペレーターからの報酬メールを受け取る。 データ解析を趣味とするオペレーター21Oから、半ば強引に依頼を押しつけられた。送りつけられたメールを確認する。 メールには新しい情報収集のお願いが書かれていた。砂漠の団地へ向かい、人類が残した生活の痕跡を集める。 暴れまわる機械生命体の破壊に成功した。情報を提供してくれた機械生命体の元へ向かう。 谷底の機械生命体に、事の顛末を伝えた。同胞達の魂が天国にたどり着けるよう、彼女はここで祈り続けるらしい。 薄暗い谷底で1体の機械生命体と出会った。敵意を示さない彼女の話から、危険因子と思われる敵個体の情報を得る。谷底を進み、無差別に暴れまわる機械生命体を破壊する。 機械生命体の撃破完了をパスカルに報告する。 報告に安堵するパスカル。平和を愛する彼と、その子供達を救うことができたが、大量の機械生命体に懐かれる結果となってしまった。 パスカルから、子供達を襲う機械生命体の討伐を依頼される。同族をも襲う危険な個体を排除するため、子供達の遊び場へ向かう。 村に新たな遊具が設置された。子供達に話しかける。 喜ぶ子供達から報酬を受け取る。夢中で楽しむ彼らの姿に複雑な感情を抱くのであった。 機械生命体の子供達から遊具をねだられる。パスカルの村の道具屋でおもちゃを買う。 道具屋からおもちゃの材料を集めてきてほしいと依頼される。遊園地廃墟で以下の物を集める。 パスカルの村の道具屋におもちゃの材料を届ける。 集めた物をパスカルに届ける。 記憶素子の素材を受け取ったパスカル。子供を想う彼の姿を前に、ただ報酬を受け取り立ち去った。 村に調子の悪い子供がいると打ち明けるパスカル。このまま放置すれば、子供の命が危ないらしい。工場廃墟に赴き、修理に必要な以下の物を集める。 更なる巨額の投資を行うと、自称天才のロボットは一世一代の発明に向けて準備を始めた。しばらくすると、彼方に天高く伸びる建造物が現れる。そして、博士ロボットいわく、あの建造物は月に向う為の発射台として作ったが、月には到着できず、代わりに火星に到着してしまったらしく、非常に悔しがるのであった。 パスカルの村の一角に博士風のロボットがいる。話を聞くと自分は天才発明家だと名乗り、発明の為に投資をして欲しいと頼まれる。博士ロボットに投資を行う。 なんとそのロボットの回路は高度な思考回路で形成されていた。なぜ高度な回路を持ちながらバカな素振りをしているか尋ねると、そのロボットはバカな振りをしていた方が硬貨をたくさん貰えると説明し、自分が賢いことは黙っていて欲しいと言われた。このロボットの行動を見て賢いとは一体何なのか疑問に思った。 パスカルから話を聞くと、村では子供達に貨幣と経済を学習させているらしく、良ければその子供達の話も聞いてやって欲しいと言われた。村の一角で盛り上がっている子供達の様子を見てみると、子供の1体が安い硬貨と高い硬貨、どちらが欲しいか聞くと安い硬貨が欲しいと言い、他の子供達から笑われていた。思考回路の構造を調査するため、子供ロボットにハッキングを行う。 入手した物を依頼主の機械生命体に届ける。 遊園地廃墟の機械生命体は材料を使ってハッキングゲームを制作した。隠されたバグを発見し、ハッキングゲームをクリアする。 ハッキングゲームに隠されたバグを見つけた9S。機械生命体は大いに喜び、報酬をくれた。 遊園地廃墟に遊べるものを用意したい機械生命体から、ゲームを作るための材料を要求される。遊園地廃墟の機械生命体から、以下の物を入手する。 集めた物を依頼主の機械生命体に届ける。 遊園地廃墟の機械生命体はもっと難易度の高いゲームが作りたいらしく、そのための材料を必要としていた。廃工場の機械生命体から、”4色ケーブル”を手に入れる。 遊園地廃墟の機械生命体はさらに難易度の高いゲームを作りたいらしく、そのための材料を必要としていた。砂漠の機械生命体から、”5色ケーブル”を手に入れる。 三回目のレースに勝利した。思い残すことがなくなった機械生命体は満足してその身を散らした。 廃墟都市にいる機械生命体からレースを挑まれた。廃墟都市に設定されたゴール地点まで先に到達する。 機械生命体とのレースに勝利した。機械生命体はまた勝負をしたいようだ。 再戦を望む機械生命体と二回目のレースを行うことになった。廃墟都市に設定されたゴール地点まで先に到達する。 二回目のレースでも機械生命体に勝利した。機械生命体はまだ勝負を続けたいようだ。 もう一度再戦を望む機械生命体と三回目のレースを行うことになった。廃墟都市に設定されたゴール地点まで先に到達する。 商業施設跡の地下には、月の涙が一面に咲いている空間が広がっていた。そしてエミールが現れ、かつて自分は兵器として作られたと言う。そして自分は、エイリアンとの戦いの中で、複製された無数のエミールのうちの一人だと言う。この場所はオリジナルエミールが好きだった場所であり、自分にもその思いが名残として残っていると、どこか悲しげに語るのであった。 商業施設跡に咲いている月の涙を見ていると、突然エミールが現れた。エミールはこの花を見ていると、色々な事を思い出し、良く判らない感情に満たされると言い、この感情の正体が知りたいらしい。各地で月の涙を見つける。 各地で月の涙を見つけると、エミールは徐々に過去の記憶を思い出していく。そして、遂に大切な場所を思い出したと言い、お礼にその場所へ案内するとショッピングモールのエレベーターの鍵を渡してくれる。ショッピングモールのエレベーターでエミールの大切な場所へ向う。 女性は、復元された写真を見て徐々に記憶を取り戻す。女性が唯一持っていた3枚のかすれた写真は、戦争で死んでしまった恋人から転送された最後のデータだった。 レジスタンスキャンプにいる女性は以前の戦闘で記憶が欠如しており、大切に持っている写真の事をどうしても思い出せないと悩んでいた。彼女に代わって、3枚のかすれた写真の場所を特定する。 写真の内1枚は砂漠地帯のものだった。復元された写真と座標を女性に渡す。 写真の内1枚は遊園地廃墟のものだった。復元された写真と座標を女性に渡す。 写真の内1枚は森のものだった。復元された写真と座標を女性に渡す。 高所で佇んでいた機械生命体はその身を投げた。機械生命体の落下地点へ向かう。 戦うために生み出された生命の存在意義について苦悩する機械生命体は、自らを不要な存在だと考え、高所から飛び降りてその身を散らした。 廃墟都市の高所で佇む機械生命体を発見した。行動の理由を探るため、思考回路を解析する。高所にいる機械生命体をハッキングする。 11Bの遺体を発見した。11Bの遺品を16Dに届ける。 バンカーで16Dから声を掛けられる。自分の先輩である11Bが工場廃墟で戦死したが、遺体が回収されていないらしい。もし彼女の遺品を発見したら、自分に譲って欲しいと頼まれる。工場廃墟で、11Bに関する情報を入手する。 11Bの脱走計画を16Dに伝えると、16Dは今まで散々自分に厳しく当たってきた11Bをなじり、これで楽しく仕事に専念出来ると、嬉しそうに語るのであった。 11Bの脱走計画を16Dには黙って置くことにした。16Dは実は11Bと付き合ってたと告白し、11Bの敵を討つ為に攻撃型に転向すると決意するのであった。 森の国に伝わる財宝とは、森の国の機械生命体達が初代森の王に感謝を込めて作った、王の国の歴史が綴られた記憶メディアであった。パスカルの村のしゃべり方がカタコトの住人に事の経緯を伝えると、この住人はかつて、しゃべり方が変だと言う理由により森の国の者から差別を受けていたと言う。そして、墓守のロボットが破壊された事を喜び、森の国など全員死んでしまえと罵声を挙げるのであった。 パスカルの村にいる、カタコトで話す住人から森の国には財宝があるとの情報を得た。森の城で隠された財宝を探す。 森の城で鍵の合う扉を探す。 凶暴な機械生命体が現れた。この先に何かあるようだが…… パスカルの村のカタコトで話す住人に報告する。 変異個体を連れて行くと、おかげで生態系の調査が大分進んだと喜ぶレジスタンス。そして、過去のデータと照らし合わせた所、現在の環境状態は人類が繁栄していたころよりも格段に良い状態だと言う。しかし、再び人類が地上に戻ってきたら、この環境はきっとまた悪くなるのではと考えると、地球にとって一番良い事とは何か複雑な気持ちになると語った。 水没都市には野生生物を調査しているレジスタンス隊員がいた。このレジスタンスは人類が戻って来た時の事を考え、生態系調査を行っていると言う。生体調査を行うため、真っ白な動物を発見する。 変異した真っ白な動物を連れて行ったが、調査に必要な個体がまだまだ足りないらしい。別種の変異個体を発見する。 パスカルの手によって女性アンドロイドは修復され、無事に男性アンドロイドと再会した。彼らは記憶の初期化を望んでいる。 女性アンドロイドは彼だけの記憶を初期化して、自分好みの性格に変えているようだ。彼のフォーマットは今回で六回目らしい。 性格の改造を企てる女性アンドロイドとの出会いは、パスカルに女性は怖いという記憶を深く残した。 パスカルの村でレジスタンスから脱走して身を隠すアンドロイドのカップルと出会った。彼らは争いを好まず、2人で静かに暮らすことを望んでいる。男性アンドロイドをメンテナンスするため、工場廃墟で以下の物を入手する。 遊園地廃墟で損傷して倒れている女性アンドロイドを発見した。修復するため、廃墟都市で以下の物を入手する。 入手したアイテムを、修復を待つ女性アンドロイドに届ける。 入手した物をアンドロイドのカップルに届ける。 男性アンドロイドに『精巧な機械』を届けた。メンテナンスが終わった後、彼らはパスカルの村を去るようだ。 一体彼らはどこにいるのだろうか? 水没都市で再び出会ったアンドロイドのカップルは、海を渡るために逃がし屋へ支払う資金『50,000G』を求めている。 逃亡費用を渡すと、彼らはいつか返すと誓った。 彼らは無事に海を渡れるだろうか? 再び水没都市を訪れると、逃がし屋に裏切られた男性アンドロイドが倒れていた。 囮となって逃げた女性アンドロイドは遊園地廃墟に逃げ込んでいるらしい。救援に向かおう。 だがそれは核兵器に関する旧世界の情報だった。危険な情報のため、司令官に届けた方がいいかもしれない…パスカル、司令官のどちらかに"核兵器の情報"を届ける。 パスカルから各地に散らばる旧世界の情報を集めてきてほしいとの依頼を受けた。旧世界の情報が得られる物を入手する。 旧世界の情報をパスカルに届ける。 発見した核兵器に関する旧世界の情報をパスカルに届けたが、パスカルは危険な情報は受け取れないと拒んだ。 発見した核兵器に関する旧世界の情報を司令官に届けた。情報は厳重に管理されることになり、見返りとして9Sの自室にメンテナンス資材が配備された。 入手した物を森の道具屋に届ける。 森の道具屋にアイテムを渡した。肉は塩コショウを振って炭火で焼くと最高らしい。人間が来た時に十分な食料を確保できるように、彼は今後も研究を続けるようだ。 人間の食文化について研究している森の道具屋から、食材集めに協力してくれと依頼される。以下の物を入手する。 逃亡したヨルハ隊員を討伐した。彼女達の真意を探るため、アネモネに話を聞く。 アネモネに事の経緯を話すと、ヨルハが窃盗を行ったなどの報告は受けていないと不思議そうに言う。司令部にこのことを伝え確認を取るも、司令官命令により当該案件へのアクセスを禁じられてしまった。 司令部からの緊急の任務メールを受信した。その任務とは、ヨルハ隊員の8B、22B、64Bが逃亡し、レジスタンスキャンプを荒らしているので捜索・対処せよというものであった。逃亡したヨルハ隊員の捜索を行う。 4Sは、大勢の仲間が死ぬ中で、自分だけが生き残ってしまったことに後悔の念を感じていた。そして予定よりもかなり早く収集が完了したと感謝し、9Sに君は後悔しないでくれと言い、これからどう生きていくかはこれから考えると胸の内を明かすのであった。 森の城に、バンカー崩落後も生き延びた9Sと同型のアンドロイド4Sがいた。彼はヨルハ部隊は壊滅したが、諦めずに敵の個体情報の収集を行っていた。そして9Sに一人では限界があるので、情報の共有を頼んできた。新しいエネミーデータを収集し、森の城にいる4Sに情報を渡す。 入手した物をデボルとポポルに届ける。 資材を受け取ったデボルとポポルから礼を言われた。彼女らは高い技術力を持ちながらも、キャンプの日用品を作成しているようだった。 レジスタンスキャンプにいるデボルとポポルから資材集めを頼まれる。工場廃墟の機械生命体から以下の物を入手する。『磨り減ったネジ』は積み上がった機械生命体から入手。『小さな歯車』は足の短い小型の機械生命体から入手。『機械油』は工場廃墟の廃車トラック付近から入手。 入手した砂漠のバラをデボルとポポルに渡した。過酷な労働に従事させられている理由をアネモネに聞きに行く。 アネモネに理由を問い詰めたが、彼女は言葉を濁らせるだけだった。 デボルとポポルから再び資材集めを頼まれる。砂漠地帯へ向かい以下の物を入手する。 お礼に"砂漠のバラ"で作った酒を受け取った。ポポルは酒を飲むと大変なことになるらしい。 デボルとポポルから資材集めを頼まれる。森林地帯へ向かい以下の物を入手する。 少女の像を入手した。入手した遺産を調査員に届ける。 調査員によると、少女の像は花嫁装束であることがわかった。砂漠地帯は昔『仮面の街』とよばれていたらしい。『仮面の街』の人々は変わった言葉を使い、独自の装束や文化を築いて生活していたようだ。砂漠地帯の調査を終えたレジスタンスは、かつて存在した人間の文明に思いを馳せた。 旧世界の調査をしているレジスタンス男に調査協力を依頼される。ターゲットスキャナーを用い、砂に埋まった過去の遺産を探し出す。 入手した遺産を調査員に届ける。 調査員よると、これらの遺産は昔砂漠にあった国で使われていたものらしい。引き続き、砂に埋まった過去の遺産を探し出す。 古びた杖を入手した。 古びた杖を調査員に渡した。これは旧世界の砂漠地帯で何らかの儀式に使われていたものらしい。 掟の書かれた石板を入手した。 掟の書かれた石板を調査員に渡した。昔、砂漠地帯の人間は沢山の掟に従って生活していたらしい。 汚れた仮面を入手した。 汚れた仮面を調査員に渡した。これはかつて砂漠地帯の人間が身に着けていたものらしい。 入手したプラグイン・チップをレジスタンスへ届ける。 プラグイン・チップを渡すとレジスタンスは喜び、今度会った時に家族を紹介すると言った。どこかに家族がいるのだろうか? 砂漠地帯で再会したレジスタンスは、壊れたヨルハ部隊員の義体を修理して家族にしていた。 しかし、彼らは機械生命体に襲われて死んだようだ。 廃墟都市にいるレジスタンスから機密情報が入ったプラグイン・チップの奪還を頼まれる。機械生命体から、以下の物を入手する。 入手した物を整備担当者に届ける。 整備担当者に荷物を渡し、散らかった倉庫について注意する。倉庫内の惨状は彼の上司によるものらしく、担当者は申し訳なさそうに謝罪した。 整備担当者に代わり、資材置き場を整理する。散らかった倉庫から以下の物を入手する。 整備担当者に荷物を渡すと、彼は倉庫内の惨状について申し訳なさそうに謝罪した。どうやら、いつも倉庫を散らかす上司の尻拭いをさせられているらしい。 整備担当者に代わり、資材置き場を整理する。以前にもまして散らかった倉庫から以下の物を入手する。 整備担当者は、荷物の一時保管所の中から出られず助けを求めていた。彼の上司が乱雑に荷物を押しこめた時に、巻き込まれて出られなくなったらしい。散らかった荷物を整理してなんとか救出すると、彼の上司が現れる。彼女は散らかった荷物を整理するため、爆弾制作を男に教えに来たのだった。 資材置き場の整備担当者を訪ねたが、彼の姿はなかった。近くにいた同僚に行方を尋ねると、砂漠のキャンプに荷物を受け渡しに行ったきり帰ってこないという。安否を案じた同僚に代わり、整備担当者を捜索する。 すべてのスタンプを集めた。遊園地廃墟の受付で、豪華景品を受け取る。 受付で全てのスタンプを集めたことを伝えると、景品を渡される。そして受付のロボットは、娯楽を楽しめるかどうかはその者の心の問題にしか存在しないと言い、この施設はその事を映す鏡のようなものだと語るのであった。 リニューアルした遊園地で、受付の機械生命体からスタンプカードを渡される。全てのスタンプを集めると豪華な景品がプレゼントされるらしい。遊園地廃墟の各所を巡り、スタンプを集める。 敵対する機械生命体を排除した。ピエロの様子を確かめる。 機械生命体の護衛を果たした。次はまた別の場所でパレードを行う計画を立てているらしい。パレードを成功させたピエロは喜びつつも、自分達の活動が同族から認められないことを悲しんでいる様子だった。 パレード隊の様子を確かめる。 パレード隊が全滅してしまった。もう一度ピエロに話しかけ、パレードを成功させる。 ピエロの様子を見に行くと、そこには別の機械生命体がたたずんでいた。彼は危険なパレードを繰り返す仲間についていけなくなり、パレード隊を抜けたという。かつて護衛したパレード隊は、次の場所に移動しようとして砂漠で消息を断ったらしい…… 廃墟都市で出会ったピエロは、アンドロイドとの友好を深めるための平和活動の一環として、パレードをやりたいらしい。しかし機械生命体の中には平和活動を嫌う者がいるため、パレードが成功するように自分達を護衛してほしいと依頼される。レジスタンスキャンプ前でパレードを行う機械生命体を護衛する。 砂漠地帯にいたレジスタンスは戦車型の機械生命体に殺されていた。回収した遺品を依頼人に届ける。 仲間の遺品を受け取った男は、キャンプに咲いていた花を手向けに仲間の死を偲んだ。 昔の人間の記録から、死者を弔う慣習を知った9Sは、2Bの墓を立てる。美しい白い花が咲いた地で、安らかに眠れるように。 レジスタンスキャンプの男から、消息が途絶えた仲間を探してほしいと依頼される。仲間たちは全員武器を2本扱えるらしい。最後に通信が確認された水没都市に向かう。 既に息絶えたレジスタンスの元に、まだ新しい緊急支援要請が届いていた。レジスタンスを救うため、砂漠に向かう。 水没都市にはレジスタンスの死体が転がっていた。どうやら、敵との戦闘から逃げてきたらしい。身に着けていたドッグタグを回収した。遊園地廃墟と工場廃墟から、別のレジスタンスからの救援信号が送られてきていたため、調査に向かう。 工場廃墟から救援信号を送っていたレジスタンスは既に息絶えていた。 遊園地廃墟から救援信号を送っていたレジスタンスは既に息絶えていた。 入手した物を武器屋に届ける。 整備デバイスの修理が完了し、武器の整備ができるようになった。武器屋は営業が再開できることを喜んだが、仲間を守るために自分が武器を作ることが反って仲間の死期を早めているのではと、複雑な思いを抱いていた。再度武器屋に話しかけ、営業の再開を確認する。 武器屋は無事に営業を再開できたようだった。修理の礼として武器の強化素材を受け取った。 レジスタンスキャンプの武器屋は、整備デバイスが壊れていて武器の整備ができずに困っていた。廃墟都市の中央で拾える資材があれば修理できるが、付近に攻撃的な機械生命体がいて近づけない。武器屋の代わりに、廃墟都市の中央で以下の物を入手する。 ハッキングにより扉を開けると、しぶしぶと息子のロボットが出て来た。何故引きこもったのか理由を尋ねると、ネットワークから切り離されて、他人が何を考えているかが分からなくなりそれが怖かったのだと言う。しかし、母親ロボットの説得もあり、問題は無事に解決に至った。 パスカルの村のある家の前に立つ機械生命体から「助けてクダサイ!助けてクダサイ!」と急に声を掛けられる。何事かと思い話を聞いてみると、息子が家に電子ロックを掛けて引きこもってしまったらしい。息子を連れ出すため、扉にハッキングを行う。 ハッキングにより扉を開けると、再びしぶしぶと息子のロボットが出て来た。何故再び引きこもってしまったのか理由を尋ねると、外に出た後に気になるロボットが出来たのだが、そのロボットを見る度に思考回路がショート寸前になり、それが今までにない感覚で怖かったのだと言う。しかし、母親の説得もあり、再び息子は外で頑張ると決意するのであった。 パスカルの村の以前に息子が引きこもっていた家に近づくと、再び母親のロボットから助けて下さいと声を掛けられた。話を聞くと、息子のロボットが再び引きこもってしまい、しかも電子ロックがより強固になって困っていると言う。息子を連れ出すため、扉にハッキングを行う。 ハッキングにより扉を開けると、息子のロボットが悔しそうに出て来た。何故再び引きこもってしまったのか理由を尋ねると、今度こそは外に出て頑張ってはいたのだが、途中で引きこもっていた時の方が、一番楽であったと気が付いたからだと言う。そして今は、最強の引きこもりを目指し、誰にも解けない電子ロックを開発してみせると言うのであった。 パスカルの村の元引きこもりの息子がいる母親のロボットが再び困った様子で佇んでいた。話を聞くと予想通り再び息子が引きこもってしまい、かつてないほどの強固な電子ロックをかけてしまったらしい。息子を連れ出すため、扉にハッキングを行う。 エミールは戦争のために何度も複製されては、いつまでも続く長い戦争に苦しんでいた。コピーされたエミールの一部は正気を失い暴走していたが、大切な記憶を思い出したことで正気を取り戻し、一斉に機能を停止する。 様子のおかしいエミールを追い、砂漠地帯に向かう。 突然現れた巨大エミールを撃退する。 高所にいる機械生命体をハッキングする  / 機械生命体からプラグイン・チップを取り戻す  / :ポッド切替 :(水辺で長押し) 釣りを始める :(長押し) バーサーカーモード (A2のみ) :(長押し) 挑発 (A2のみ) :(長押し) 自爆 :(連打) 挑発 :ハッキング (9Sのみ) ハッキング中操作:移動 :方向転換 :ミサイル全弾発射 :兵装切替 :降りる 広い広いお部屋。小さな王子は一人で寝ていました。とうさま、とうさま。本当はひとりじゃこわくて眠れないの。でも王子はがまんしました。忙しい王様を困らせたくなくて。 広い広い執務室。孤独な王は一人政務に追われていました。本当は家族を……息子を優しく抱きしめてやりたい。だが駄目だ。僅かな時間も、民の為にこの国を支え続けねば。 ひさしぶりの親子の夕食。父王は息子に欲しい物を問いました。本当は、息子と二人、ゆっくりと過ごしたかったのだけど。やがて、息子はゆっくりと、ある一振りの剣を指差します。 それは王家に伝わる剣。国を継ぐ覚悟の証。「いつかな」と呟く父王の笑顔はどこか寂しく。王子も少しだけ微笑みを返し。……本当は、一緒に絵本を読んで欲しかったのだけれど。 おきなさい おきなさい きょうはとてもたいせつなひ。○○○が はじめて おしろに いくひ だったでしょ……という乱暴な母の声が聞こえる。少年はイヤイヤ布団から抜け出す。 今日は16歳の誕生日。王様に会いに行く約束の日だ。いきなりの仕事だと大変だから、と心配性の母親がヒノキで出来た棒を持たせてくれた。こんな細い棒で何が出来るのだろうか? お城への道中、母親は僕の使命の崇高さと、今日という日がいかに大事かを延々繰り返していた。もう聞き飽きていたが、反論するとうるさいので、いつものように黙っている。 その時、お城から同い年の友達が出てきた。精悍な眼差しはまるで未来の勇者のようだ。お互い大変だよな、親の期待に応えるってのは……俺も立派な大工になれるようにがんばるよ。 遥か東の国の都に歌を詠むことで生計を立てている歌人がいた。しかし彼の歌は人々の心に届かず金にはならない。日々の生活は苦しくなるばかりだった。 己が才の限界を感じた男はやがて筆を折り、畑を耕すようになっていった。真っ白だった肌は日に焼けて黒くなり、華奢だったその身体は力仕事で逞しくなってゆく。 やがて男は妻を娶る。気立ての優しい穏やかな妻だった。数年後には子宝にも恵まれた。平和な日々が通りすぎてゆく。男は知った。これ以上の幸せは無いと。 そこまで書くと歌人は筆を置き紙を飲み込んだ。才は要らない、次はこの様な人生を歩みたいと願いを込めて。そして自分のモノではない血で汚れた信義を自らの胸に深く沈めた。 もし、おにいちゃんがね、さむいさむいって言ってたらこのボウシをお兄ちゃんにあげるの。だっていちばん大事なおにいちゃんだから! もし、おにいちゃんがね、オナカへったよーオナカへったよーって言ってたらこのクッキーあげるの。だっていちばん大好きなおにいちゃんだから! もし、おにいちゃんがね、こわいよーこわいよーって夜に泣いてたらね。いっしょに毛布にはいってあげるの。だっていちばんなかよしなのは、おにいちゃんだから! だからね、おにいちゃん。どこにもいかないでね?ヨナを、ひとりにしないでね……おねがいだよ? むかしむかしある王国に三人姉妹の王女がいました。三姉妹の二女は賢くはないけれど世界一美しいと評判で、隣国の王の下へと嫁ぎました。 隣国の王は二女の美しさをこの上なく愛しました。毎日六回は新しいドレスに着替えさせ、毎日八回は新しい花を贈ります。愛される喜びに、二女の美貌は輝きを増していきました。 王の為にも美しくありたいと願う二女は、ありとあらゆる方法で美の技を求めます。しかし永遠に美を保つ術だけは手にできません。そんなある日、二女は妙案を思いつきました。 二女は自らをはく製とし、永遠の美となる事を選びました。王は涙を流して感動します。二年後、隣国に戦が起こり、はく製は瓦礫に押し潰されてぐちゃぐちゃとなりました。 ある日、少女が住んでいた村が盗賊に襲われた。少女は家族を守る為に、父が山中で拾ったという剣を手に取り、生まれて初めて人を斬った。血にまみれた娘に、家族は怯えた。 村が盗賊に襲われたのはその一回きりだった。その後十年二十年が経ち、守った家族が老いていく中で少女一人だけが年を取る事がなくなった。村人達は少女を次第に疎んでいった。 居場所のなくなった少女は村を出る。何年もの歳月をかけて放浪の旅を続け、多くの国を渡っていった。やがて少女は無類の剣豪として世に名を馳せる事になる。 無限の命と、強力な剣そして長年の知恵。力を得た少女は一国の女王にまで上り詰め、何不自由もないように見える。だが少女は手に入れていない。あの時欲しかった父の優しさだけは。 式のその日に親を殺され、愛を誓う男を殺され、それら死骸の前で犯された娘がいた。「奴らを殺せるのなら死んでもかまわない」そう願う娘の前に光り輝く小鳥が現れた。 「叶えましょう。その剣に願い続ければきっと」小鳥は娘に短剣を授けた。娘はそれをかき抱き、涙ながらに呪詛を吐く。「何があっても私は永遠に忘れない。どうか奴らに醜い死を」 時が経ち、復讐を果たした娘は老女になっていた。再び小鳥が現れる。「願いは?」そう言われても、老女には何の事だかわからない。そういえば、大事にしていた短剣はどこに? その夜、老女の家に強盗が押し入った。娘は犯され孫は殺されてしまう。かろうじて生き延びた老女の前で光り輝く小鳥が再び問う。「今度はいつまで憎んでいられますか?」 【ヨルハ技術開発部日誌:8月29日】本日は新武装の開発進捗発表会だった。他の軌道衛星からの視察も多く期待されている事が伺える。 【ヨルハ技術開発部日誌:12月10日】本日はコアの組み込み実験だったが想定外の不規則な出力と、コア外周部のプロテクトの問題が顕在化した。 【ヨルハ技術開発部日誌:1月8日】コアのプロテクトの解除を試みた部員3名の回路が立て続けに焼き切れた。部員の補充を申請。 【ヨルハ技術開発部日誌:1月15日】司令部より正式な開発停止命令。本武器はコアを封印したまま正式運用が決定された。 その職人が作る武器は飾りも無く色気も無く、おおよそ美術品としての価値は無かったが、実戦ではよく斬れると評判で、求めるものが後を絶たなかった。 ふと、職人は思った。自分は人を斬ったことはない。試し斬りはいつも豚か牛の死骸だ。だが皆はよく斬れるという。人を斬るというのは、いったいどのような手応えなのだろう。 職人は己の剣を手にして戦場に向かった。転がる死体を斬っては、あまりにもすんなりと通る刃の威力に驚いた。全くもってつまらない。もっと――もっと斬った手応えが欲しい。 かくして職人は、手応えを求めて剣に加工を施した。斬られる側の苦痛など微塵も考えず。だが、完成した剣は押し入った夜盗に奪われ、職人はその身体で設計通りの苦痛を味わった。 私はいつまで守り続けるのだろう。終わる事のない、無限の戦争の中で。 私はいつまで信じ続けるのだろう。欺瞞と虚飾に満ちた、この世界を。 私はいつまで嘘をつき続けるのだろう。その暗い未来に、絶望し続けながら。 むかしむかし、ある所に。七人の少年がいました。少年達は同じ場所で生まれましたが、兄弟ではありませんでした。でも、みんな仲良しで楽しく暮らしていました。 ある寒い夜。占い師がやってきて言いました。「お前達兄弟の中に裏切り者がいる」少年達はその占いを信じませんでしたが、翌朝になると七人のうち一人が殺されていました。 それから毎晩一人ずつ殺されていきました。明日は自分が殺されるかもしれません。少年達はお互いを疑いはじめ、誰を信じていいのかわからなくなっていきました。 6日後の朝。最後に生き残った少年が立っていました。結局誰が裏切り者だったのかはわかりません。少年は血まみれの手を見ながら「裏切り者を探しに行かなきゃ」と笑いました。 こんにちは!ラジオを聞いてるみんな、今日も元気かなあ?うんうん。それじゃあ本日もボクっ娘24Dがパーソナリティを務める「モーニング☆レター」始めちゃいますね! やあみんな!元気?うん。わかってる……昨日の掃討作戦は沢山の犠牲者が出ちゃったよね。だけどそんな時こそ残されたボク達は元気を出さなくちゃいけないんじゃないかな? 最近お便りが全然ないんだよね~!24Dたんは悲しいぞ!ふふっ……もしかして、誰も聞いていなかったりして~って、そんな事ないかぁ(笑)じゃあ今日も行ってみよう! ねぇ……本当にみんないる?ボクはアイドル24D。聞こえる?ぼくはアイドルだよアイドルだアイドルだアイドルだアイどるだアイドルだアイどるだアイドルダアイドルだアイドル 過去の資料を読めば読むほど人類という種族の面白さが際立ってくる。我々機械生命体にとっては、貴重な資料となるだろう。今後は継続して記録していこう。 人類の記録をよくみると、繁殖行為と捕食行為が生命維持の重要な要素らしい。にも関わらず、それらの行為を罪深いコトとして捉える傾向があるのは何故だろう……? 今日は本を拾ってきた。調べたところ人類世界ではとても有名な本らしい。が、10回程読んでも全く理解できない。一体この文字列のどこに魅力があるのだろうか? わかった!私には人類の……いや、世界の全てが理解できない事がようやく判明した!この世界が永遠に終わらない謎で満ちているとは、なんという素晴らしい事なんだろう! 長きに渡る惰眠により鈍らと化した刀身は、その名の通りただの鉄の塊だ。血に彩られし過去は全て赤錆び、ざりざりと音を立てて剥がれていく。 不快な重みしか与えないこの塊を、誰が振るおうか。斬るのではなく肉を叩き潰すだけのその塊を、誰が好もうか。振るうほどに狂気に駆りたてるその武器を、誰が愛そうか。 眠り続ける平穏に安堵する。戦わなければ血でこの身が砥がれる事もない。このまま崩れて滅びる事も出来よう……だが、力を求める愚か者達はその安らぎを許しはしなかった。 剥がれ落ちる赤錆びは鉄の涙。血と肉と脂に塗れる姿こそが呪いの証。ならば筋を斬り割こう。肉をすり潰そう。骨を砕こう。それが我が身の贖罪であるのなら。 双子の神に捧げられた幼い双子の魂が宿る武器。その刃は欠けても戻り、決して離れる事は無い。何があっても共にある事を約束された、二人で一つの美の結晶。 刃に宿った双子の魂は夢を見る。共に育ち共に大人になり共に人を好きになり共に恋に落ちる幸せな夢を見る。二人は一人。だからわたしもぼくも、おなじひとをすきになる。 わたしはわたし。ぼくはぼく。わたしをみて。ぼくをみて。わたしをすきになって。ぼくをすきになって。まねしないで。まねじゃない。 ふたりはいっしょ。しんでもいっしょ。あいてをころしてもいっしょ。ころしあってもいっしょ。ふたつのからだはひとつにもどる。おねがいだれかはなしてくださいはなして。 むかしむかしある王国に三人姉妹の王女がいました。中でも長女は世界一賢いと評判で、やがて女王となって国を治める立場に上り詰めました。 女王は国を強くする為に軍の強化を始めます。その為にはお金が必要なので、民への税金を増やしました。民には稼ぎ口として、新たに建てた軍の工場で働かせました。 民は働き税金は増え軍は強くなり、軍が強くなれば工場の需要が増え民は働き税金は増え軍は強くなり民は働き――賢い女王の下で全ては計画通り効率よく進みます。 ソシテ国ヲ強クスル為ニ、我々民ハ工場デ良ク働クタメ工場デ機械ニ改造サレ、軍モ強イ機械ニ改造サレマシタ。今デモ国ハ制御システムニナッタ女王ノ下デ完璧ニ統治サレテオリマス。 ある日、森に一羽の鷹が迷い込んできました。大空を飛ぶ優美な翼は傷付き弱り果て、今にも死んでしまいそう。その姿を憐れに思った美しい小鳥は、必死に鷹の世話をしました。 美しい小鳥のおかげで、鷹は徐々に元気になりました。優々たる大きな翼に寄り添う、光輝く小さな鳥の姿は、森の動物たちの憧れの的となりました。 傷が完全に治った鷹は、森の外へ帰ると言いました。けれど必ず戻ってくるとも。美しい小鳥は、友情の証としてその輝く羽根を一枚、鷹に与えました。 約束通り鷹は戻ってきました。その傍らに人間を連れて。「この羽根は高値で売れる。良くやった」人間は鷹を褒めると手にした大剣で小鳥を叩き殺し、その羽根を全てむし取りました。 ハーイ!ヨルハ部隊のアイドル!北部12C防衛本部の広報担当42Sでーす!今日からガンガン戦況を報告しちゃうから、ヨルハ部隊のみんながんばってくださいね! 戦場の皆さん!いつも放送を聞いてくれてありがとう!戦況は決して楽観視は出来ないけれど、衛星軌道基地群からの増援も予定されているから絶対に諦めないでくださいね!人類に栄光あれ! こちら北部12C防衛本部!!誰か!誰かこの放送を聞いていませんか!?僕は広報担当の42S!現在、私達の本部施設が多数の機械生命体に囲まれて…… 【このチャンネルは現在放送されておりません】 その大剣は、斬った相手に苦痛を与えると評判だった。だから男はどんなに重かろうとそれを背負った。恐怖を誇示することで無用な争いを避けようと考えていたからだ。 戦わずとも男の名声は村中に轟いた。「あの恐ろしい剣を抜かせるな」と皆が囁き合っていたからだ。己の思った通りの結果に男は心の中でほくそ笑み、恐怖こそが平和を作ると考えた。 男は同じような武器を職人に作らせ、他の者にも持たせた。そうすることで互いに互いを牽制し、話し合いで争いを解決させようと目論んだのだ。男の策は上手くいった……途中までは。 恐怖による牽制は、睨み合いでこそ威力を発揮する。では、誰かが使ったら――答えは簡単だ。一夜にしてその村は死ぬよりつらい苦痛の叫びで満ち溢れ、この世の地獄と化したという。 アガ オモイビト ココロ ツカメズ アガ オモイビト トオク サリテ アガ オモイビト ソノ シ デ エイエン ナル あの人に触れ合った時の事は忘れない。この恋が永遠であるという確信。 あの人の側にいても、あの人の気持ちを判らず。苦しくて、苦しくて。 あの人の近くにいれば、あの人を傷つける。あの人から離れても、あの人を傷つける。 ……ようやく、私の場所を見つけた。あの人に最も近くて、永遠のように遠いこの場所を。 ヒトは何故争うノダロウか? ヒトは何故恋をするのだろウカ? ひトはナゼ集うノだろうか? 君は何故、生きているのだろうか? とある戦士の伝説があった。その戦士は屈強で何者にも劣ることなく、さらに不死鳥から不老不死の体を授かったという。戦士は力を振るう場所を求め、何十年も戦場をさすらった。 止まることのない争いは、やがて戦士を孤独にした。死ねない体を持て余した戦士は、手にした槍で何度も己を貫いた。しかし傷はたちどころに癒え、痕すら残すことは無い。 崖から身を落とし、火の中に飛び込み、濁流に身を投げても、その身は滅びることはない。いつしか戦士は意識を閉じた。そして数百年の後、その傍に一羽の美しい小鳥が舞い降りた。 小鳥は言う「貴方の罪は償われた。永遠の不死がもたらす孤独から救って欲しいのならそうしてやる」。戦士は涙を流し、神に感謝の言葉を述べ、それから小鳥を踏み殺した。 むかしむかしある王国に三人姉妹の王女がいました。三女は世界一醜いと評判でしたが、とても心の優しい少女でした。 人の役に立ちたいと願う三女は野に下り、民に救いの手を差し伸べます。けれど、その手は弾かれ好意を受け取って貰える事はありません。それどころか人々は少女を疎み遠ざけます。 三女が拒まれるのは醜いからだと、ある人が言いました。しかし少女は自分の尽くす心が足りないからだと思い、毎日無償で奉仕を続けました。毎日毎日毎日毎日―― ある日、三女は路地裏で小さくなって死んでいました。けれどその遺体の醜さゆえに誰も葬ろうとはしてくれません。醜い少女は醜く腐ってそのまま土に帰りました。 ボクは夢を見ていた。カレと会った日の事を。カレは、小さく弱かった。ボクも、世界が嫌いだった。 ボクはカレを助けた。カレもボクを助けた。気づくとボク達は友達になっていた。 もちろん、全部が上手くいった訳じゃない。きっとどこかで間違えていたんだろう。それでも、ボク達は友達だった。 この草原の風は青く、イイ匂いがする。カレに頬を寄せると、くすぐったそうに身を捩る。ボクは羽を広げ、カレを乗せて大空に舞い上がった。 ある国に2人の王子がいた。第一王妃の子は賢いが体が弱く陰鬱で、第二王妃の子は頭は悪いが明るく武勇に優れていた。 どちらの王子が正式な後継者か。王はその決定を下さぬままに戦で命を落としてしまう。残された王子たちは当然のごとく継承権を主張し合い、民を巻き込んで対立した。 醜い王位争いの中、王の子を名乗る第三の王子が現れた。それは智勇兼備で王として申し分のない青年。青年は愚かな兄たちを屠ると王位に就き、以降は名君として名を馳せた。 数十年後。王は亡くなる間際に民に告げる。自分は前王の子ではなく、ある貴族が仕立てた貧民の子であると。それを聞いた民衆は、王でなくなったその男を吊るし首にした。 開発日誌:0504 タカダ凄い事を思いついた。このアイデアは誰も実現出来てない。明日からさっそくテストしよう。 開発日誌:0704 タカダ金属と魔素の合金を作るというアイデアは部長に却下された。部長は分かってない。これがどのくらいの金になるかを…… 開発日誌:1201 タカダ進捗状況が思わしくない。ストレスのせいか、最近髪がよく抜ける。早く開発を成功させなければ。 開発日誌:1215 フジタデータを確認したが問題を発見できない。だが諦めない。タカダさん亡き今、受け継ぐのは自分しかいないのだから…… 飾り気のない槍は、機械のように正確に急所を貫いては、鈍い刃で相手の骨を削り取る。その際に鳴るごりごりとした音とありえない程の苦痛の悲鳴を、傭兵の女はとても好んでいた。 今日も今日とて至上の音楽を聞く為に、女は戦場を駆け巡る。あの巨漢は脂肪がブルブルと鳴りそうだ。ああ、あの痩身は程良い骨の音を鳴らすだろう。さて誰から貫こう? いくつもの戦場を渡り歩いて、いくつもの体を貫いて。理想とする叫びと骨の音を求めた女は、いつしか疲れ果てていた。ちょうど良い塩梅に、柔らかい肉と骨はないものか。 ふと、横を見ると丁度良い肉の塊が転がっていた。切り刻むと心地良い悲鳴を上げて女を満足させる。充実した笑顔で空を見上げた。それが我が子である事は、もう思い出せなかった。 その白く美しい槍を作らせたのはある国の暴君だった。美しい妻への贈り物として装飾された武器。妻は暴君と共に寝所に赴き、親の仇である暴君の腹を三十回槍で突き刺した。 二番目の持ち主は勇猛なる女戦士だった。彼女は何人もの野盗を斬り殺し、英雄となり、街の長となり、年月を経て老婆となり、月の夜に若い野盗に囲まれ、全てを奪われ、殺された。 三番目の持ち主は商売人の女だった。彼女は強欲で、人から金を奪うように生きていたが、やがて誰も近づかなくなり首を吊る事になる。飾られていた槍は一度も使われる事はなかった。 四番目の持ち主は素直な少年だった。少年には病の妹がおり、彼女の為なら何でもするつもりだった。やがて少年は妹の為に全てを捧げた。彼の存在、そしてこの世界の全てを。 その黒く醜い槍を作ったのは、美しい女刀鍛冶だった。その刃先を誰もが褒め称えたが、嫉妬した若い弟子の少年によって女は殺された。槍の行方は誰にも判らなくなったと言う。 二番目の持ち主は人形を操る傀儡師だった。彼の最高傑作は美しく何でも出来る少女のからくり人形。傀儡師が人形に槍を持たせると、見事な槍さばきで傀儡師を切り刻んだ。 三番目の持ち主は生まれたばかりの王子。後継者の証として槍を与えた女城主は、その後すぐに亡くなってしまう。葬儀の夜、王子の部屋から槍は消え、赤子の遺体だけが残っていた。 四番目の持ち主は愚直な父親だった。父親には病の娘がおり、彼女の為なら何でもする覚悟があった。やがて父親は、その決意のままに全てを捧げた。彼の存在と、この世界の全てを。 僕ノ名前はプラトン1728。僕ア、出来損ナイの機械ダ。戦ウ為ニ作られたノニ怖クテ武器を使エナイんだ。ミンナには馬鹿にサレルし生イキテテもイイ事はナイ。 僕ア、ノロマな機械ダ。戦場で迷ッテシマイ何かの工場ニ迷い込ンダ。ソコには廃棄サレタ小さな人形が沢山イタ。コノ世界に居場所ガナイ物同士ダトオモッタ。 僕ア、間抜けナ機械ダ。ソノ日の戦場は例ノ工場ダッタ。そこに横タワル人形はドレもコレも壊レテイタ。仲間達と敵ハ、人形を踏ミナガラ戦争、戦争、戦争をシテイル。 僕ア、武器を起動サセテその場にいる仲間と敵ニ砲撃ヲ開始シタ。何故かは良くワカラナイ。ダケド、戦うッテ決メタンダ。ダッテ僕ア、愚カデ壊れた機械ダカラ。 この世のものとは思えない苦痛の悲鳴と共に、ぐしゃり、と頭骨が砕ける音がした。男は泣きながら何度も何度も打ちすえる。やがて相手は物言わぬただの肉塊になった。 男には誰もが羨む美しい妻がいた。平凡な暮らしではあるが生きて行くのに困ることもなく、ただただ平和を享受し、妻を養う為に真面目に働いた。男はとても幸せだった。 とある夜のこと。仕事から早めに帰宅した男は、妻の部屋から出て行く青年の姿を見た。妻は無理矢理に行為を迫られ、抗うことが出来なかったのだという。男は激怒し、復讐を誓った。 男は苦痛を与えることで有名な職人の武器を手に入れると、妻に殴りかかった。男にとって憎き復讐の対象となったのは、どんな状況でも貞淑を守り切れなかった妻だったのだ。 > System YoRHa> Unit Data uploading.......> Checkout H.C. > Close I.O.> Duplicate Core> Find YoRHa Unit > Updating Data.......> Check All Data> Remove Conversation Log > Remove Unit Data> Remove System Data> Exit うたた寝に君の姿を探しつつ、覚めては心千々に乱れつ。うつつでも君に遭いたし。 君に添う女の命狩りにけり。今際の叫びいとこころよし。君の身心我がものとなれ。 愛おしき君の心は我に添わず。亡き妻にのみ想いありけり。ならばその身だけでもと願うは必定。 君が首、麗しの御首、我が元に。恨めしき眼だにいと愛おしや。我を怨めど永久に我がもの。 君がため剣を取りて戦場に、我が胸中は恐れを知らず。ただ愛しき想いに恋焦がれるのみ。 君がため剣振るいし我が袖に、人の血潮の痕が残りし。湯気立つそれに笑みぞ零れる。 君がため血煙り上げる我が剣、狩りし首級は百を下らず。今際の際の声ぞ楽しき。 君がため首を寄越せと我叫ぶ、逃げ回りし君を捕えて首を狩り取る。君がためきみがためきみがため――きみはだれか。 昔、心の優しい天使がいた。天使は度々地上に降りては、困っている人々を救済して回った。病気であれば治し、貧しければ恵み、泣いている者を癒やした。 だが、天使は咎人や異教の信徒にまで救済の手を伸ばす。それは許されざる行為であった。天使がそうした者を救う度に、一枚また一枚と羽根が抜け落ちていく。 ある日、天使は小さな娘に出会う。重い病を患った彼女は苦しみながらただ日々を過ごしていた。だが、天使は彼女を治せない。全ての羽根が抜け落ちてしまっていたのだ。 天使は己の不覚悟と、世界の不条理さを呪った。その憎悪は全身を黒く染め上げ、新たなる黒い翼となって広がる。そして血の涙を流しながら、少女の首にゆっくりと手をかけていった。 昔、天使に憧れた悪魔がいた。神のみもとに仕えることを夢見ては、叶わぬ想いに身を焦がす。いつしか悪魔は、より天に近い人の世に姿を現すようになっていた。 人の世に現れた悪魔を倒すべく、一人の天使が遣わされた。神の使いに出会えた悪魔は歓喜の涙を流しつつ、己が想いを打ち明ける。どうか私に白い翼を下さい、と。 天使は悪魔の願いを聞き入れ、白い翼を与える約束をした。ただし、他の悪魔の首と引き換えに。喜び勇んだ悪魔は仲間を殺し、その手で首を狩り取った。 天使は悪魔を天の国へと導いた。そして数百年に及ぶ拷問にかけ、徐々に意識を奪い、悪魔すら恐怖するその仕打ちで、約束通り黒い翼を白くした。 ボク ハ 部品ガ タリナイ ボク ハ 役ニ タタナイ ボク ハ 不必要ナ ソンザイ デモ ボク ハ 頑張ッタヨ ・・・ ママ [12422 09 02] 異星人の繰り出した機械生命体がネットワーク機能を再構築している事を確認。また、重力系の操作を可能にしている個体も再発している。 [12422 10 15] 一週間前に増殖したのでそれ以前の記憶がハッキリしない。数千年前から行方不明のオリジナルは、今何をしているのだろうか? [12422 12 14] 自分より25番後ろに生まれた仲間の生命活動が止まった事を確認。確かに僕「達」は増殖する事で永遠の命を手に入れた。だが、個々の死は変わらず存在する。 [12423 01 19] 複製された僕達の記憶は曖昧だ。今日会った黒い服のアンドロイド……どこかで見たことがある気がする。彼女は何か複雑な顔をしていたが、僕は何も思い出せなかった。 Gで購入します。よろしいですか? Gで売却します。よろしいですか? Gで合成します。よろしいですか? Gで強化します。よろしいですか? 購入した武器を装備しますか? このショップではこれ以上鍛えられません。 この武器はこれ以上鍛えられません。 選択中のチップは装備セットタイプに使用されています。合成するとセットタイプから外されますがよろしいですか? このチップは装備セットタイプに使用されています。 Gで売却しますか? 同じ能力・ランクのチップがないため合成できません。 このポッドはこれ以上強化できません。 OSチップを Gで売却します。よろしいですか? 所持金が不足しています。 強化に必要な素材が不足しています。 「【 】【 】【 】」 【 】 「 」  アメリカ カナダ アルゼンチン アンティグア・バーブーダ ウルグアイ エクアドル エルサルバドル ガイアナ キューバ グアテマラ グレナダ コスタリカ コロンビア ジャマイカ スリナム セントビンセントおよびグレナディーン諸島 セントクリストファー・ネーヴィス セントルシア チリ ドミニカ国 ドミニカ共和国 トリニダード・トバゴ ニカラグア ハイチ パナマ バハマ パラグアイ バルバドス ブラジル ベネズエラ ベリーズ ペルー ボリビア ホンジュラス メキシコ インド インドネシア カンボジア シンガポール スリランカ 韓国 中国 ネパール パキスタン バングラデシュ 東ティモール フィリピン ブータン ブルネイ ベトナム マレーシア ミャンマー モルディブ モンゴル ラオス 北朝鮮 香港 台湾 マカオ 日本 オーストラリア キリバス クック諸島 サモア ソロモン諸島 ツバル トンガ ナウル ニウエ ニュージーランド バヌアツ パプアニューギニア パラオ フィジー マーシャル ミクロネシア アフガニスタン アラブ首長国連邦 イエメン イスラエル イラク イラン オマーン カタール クウェート サウジアラビア シリア トルコ バーレーン ヨルダン レバノン パレスチナ自治政府 アイスランド アイルランド アゼルバイジャン アルバニア アルメニア アンドラ イタリア ウクライナ ウズベキスタン イギリス エストニア オーストリア オランダ カザフスタン キプロス ギリシャ キルギス クロアチア コソボ サンマリノ ジョージア スイス スウェーデン スペイン スロバキア スロベニア セルビア タジキスタン チェコ デンマーク ドイツ トルクメニスタン ノルウェー バチカン ハンガリー フィンランド フランス ブルガリア ベラルーシ ベルギー ポーランド ボスニア・ヘルツェゴビナ ポルトガル マケドニア旧ユーゴスラビア共和国 マルタ モナコ モルドバ モンテネグロ ラトビア リヒテンシュタイン リトアニア ルーマニア ルクセンブルク ロシア アルジェリア アンゴラ ウガンダ エジプト エチオピア エリトリア ガーナ カーボヴェルデ ガボン カメルーン ガンビア ギニア ギニアビサウ ケニア コートジボワール コモロ コンゴ共和国 コンゴ民主共和国 サントメ・プリンシペ ザンビア シエラレオネ ジブチ ジンバブエ スーダン スワジランド セーシェル 赤道ギニア セネガル ソマリア タンザニア チャド 中央アフリカ チュニジア トーゴ ナイジェリア ナミビア ニジェール ブルキナファソ ブルンジ ベナン ボツワナ マダガスカル マラウイ マリ 南アフリカ 南スーダン モザンビーク モーリシャス モーリタニア モロッコ リビア リベリア ルワンダ レソト 海王星 火星 金星 水星 地球 天王星 土星 木星 冥王星 月 廃墟都市 砂漠 遊園地 水没都市 塔 崖の村 神話の森 海岸の街 仮面の街 新宿 アトランティス アヴァロン 蓬莱 マグ・メル ヴァルハラ ニライカナイ ヘルヘイム 桃源郷 ユートピア ムー大陸 高天原 一次元 二次元 三次元 四次元 並行世界 天国 地獄 君は今、ものすごく大変だと思う。 シューティングは辛い。 私も君と同じ道を通りました。 私も辛かった。 まだまだ、何度も、死ぬだろう。 とりあえず、落ち着いて。 次もありますよ。 目が疲れるよね~。 終わらないかと思った。 言いたいことは分かる。 私はやり遂げたよ。 自力クリアしたらすごい。 何度でも挑戦するんだ。 諦めたら終わり。 最初は何かの間違いかと思った。 良い結果は勝ち取るものだ。 ここでやめるの? 何度目のコンティニューだ? 自分の弱さに気づいたか? ボンヤリしていましたね。 裏ワザは無いぞ。 何をやってるんだ? 楽しいか? 追い込まれてどうする? 世界にはズルをしたりする人もいる。 2Bも9Sも命を賭けて戦った。 この世界は苦難で満ちている。 シューティングの弾幕は厚い。 この戦いは勝ち目の無い戦いだ。 今遊んでるのは、たかがゲーム。 所詮は遊びだよね。 必死でやってもうまくいかない時は誰にでもある。 「勝てる訳がない!」そう思ってるよね? 追い詰められると辛い気持ちになる。 さっきの戦いは惜しかった。 クソみたいな世界、クソみたいなゲーム。 僕はがんばった。 誰も助けてはくれない。 貴方は恐怖を知る人。 負けて負けて、負け続けて。 生きる事の意味を見失いそうになった時。 「ゲームは遊びだ」と言われ続けた。 この戦いに意味はあるのか? 現実世界は辛い事ばかりだ。 もしかしたら、この声は届かないかもしれない。 たとえゲームでも僕は死ぬ気を出す! 貴方はこのゲームが好きか? 僕はこのゲームが好きだ! この世界に存在する意味は自分自身が決めるべきだ。 僕にこの言葉を言う資格は無いのかもしれない。 覚悟の強さで己の成長が決まる。 限界は破るためにある! 周りは敵だらけ……。 キミはこの下らない世界が好きですか? この戦いの先に答えはあるのだろうか。 終わりのない戦いに挑もう。 キミは一人だ。 これが求めていた戦いなのか。 助けが来ると思っているのか? 追い詰められたか? 逃げ出したくなったか? 私は諦めない。 もう帰りたいよね。 アナタとワタシは同じです。 お前は誰だ? 肩の力を抜け。 助けはこない。 充電は残っているか? いつまで続けるつもりだ? オレも大変な思いをした。 よく耐えているな。 そろそろいいんじゃないか? よく頑張ったよ。 しんどいでしょう? キミは弱い。 希望の光は見えているか? 絶望しかない。 シューティングは得意なんだ。 シューティングは苦手なんだ。 私は2Bが好きだ! 私は9Sが好きだ! 私はA2が好きだ! 私はエミールが好きだ! 私はポポル派です! 私はデボル派です! 終わりのない戦いもある。 明日は休日なんだ。 明日は月曜日だって!? まだ諦めていないのか? しぶとい奴ですね。 お前は一人か? 戦いこそが全てだった。 おいおい、まだいけるんですか? こんなこと、聞いてないぞ。 まだだ、まだやれる! 限界の更に向こうへ挑め。 活路を見い出せ! 腹が減っては戦えない。 貴方ならやれるでしょう? それで全力か? って思うんだよね→ 抗い続けろ。 疲れているの? 憎悪と愛情は表裏一体だ。 オレもお前も同じだ。 困難から目を逸らすな。 睡眠を削れ。 否定: 肯定: 提案: いずれにしても、 おまけに、 かわりに、 結局、 けど、 けれど、 けれども、 さもないと、 さもなくば、 さもなければ、 さらに、 しかし、 しかも、 しからば、 したがって、 じゃあ、 じゃなくて、 すなわち、 せめて、 そうしたら、 そうして、 そうしないと、 そうじゃなくて、 そうだとすれば、 そうでないなら、 そうでなくて、 そうでなければ、 そうではなく、 そうは言っても、 そう言えば、 そこで、 そして、 そしてまた、 そのかわりに、 そのために、 その結果、 その後、 それから、 それじゃあ、 それで、 それでいて、 それでは、 それでも、 それと同時に、 それなのに、 それならば、 それに、 それにしては、 それにもかかわらず、 それに加えて、 そればかりか、 そればかりでなく、 それはさておき、 それはそうと、 それ故に、 だが、 だから、 だからといって、 だけど、 だけれど、 ただ、 ただし、 だったら、 だって、 だとしたら、 だとすると、 だのに、 ちなみに、 ついで、 つまり、 ですが、 ですから、 ですけれど、 でなくて、 でなければ、 では、 でも、 というか、 というより、 ところが、 ところで、 どっちにしても、 とにかく、 とはいうものの、 とは言え、 なおかつ、 なぜなら、 なのに、 ならば、 にもかかわらず、 ひいては、 ましてや、 また、 または、 むしろ、 もしくは、 よって、 一方では、 逆に、 具体的には、 言い換えてみれば、 言ってみれば、 言い訳しないで、 他方では、 特に、 反対に、 要するに、 例えるなら、 と言って、からの……、 その心は、 いつだって、 エミールの如く、風となれ! 冷静にやりゃなんとかなるって。 2Bのようにワイルドになれ! 大切なものの為に戦え! 叫んでもいいんだ! その苦しみが人を成長させるんだよ。 僕も頑張る! 一緒に楽しみましょう! 君もがんばってください! もう少し続けてみてはいかがでしょう? 根性出せ! ここでやめるな! タノシイネ! ヨロコビヲ ワカチアオウ! あきらめないで! 続けろ! 世界中のみんなが応援しています。 必ず成功するでしょう! 落ち着いてプレイすれば大丈夫。 気楽に行って。 本当の結末を見に行こうよ。 夜はこれからじゃない? 私は応援している。 命を無駄にするな。 私達がついている。 あと少しだけがんばりましょう。 もっとやれるはずだ。 努力は報われる。 君を助けたい。 冷静になってみろ。 力を抜いてみて。 その先に光がある。 君だけじゃないよ。 応援している。 誘惑に負けないで! 自力で頑張れる! もう一度だ。 一息入れてください。 とりあえず続けろ。 自信を持ってね。 まだまだ長いぞ。 君がやらなくて誰がやるの!? 怖気づくな! がんばれ! やりゃーできる! 一気に進みきれ! どってことないさ! 全力前進です! 大丈夫。 うまくいくよ! 少しずつ歩めばいい。 休憩してもいい。 無理をするな。 ゆっくり思い出していこう! ヨロコビヲ、ワカチアオウ! 落ち着こうか。 もうひとふんばりだよ! まだいける。 足掻け! 次こそうまくやればいいです。 他人のプレイに任せてしまおう。 貴方に出来る訳がない。 心が折れるだろう? キミは役立たずだ。 負け犬のまま終わってしまおう。 もうすでに終わってますよ。 たかだかゲームだ。現実を見ろ。 諦めて。 死んでしまえ。 意味が無いんだよ。 時間の無駄だよ。 帰ったほうが良いですよ? 電源を切れ。 君は必要ない。 ゲームを投げ出そう。 消えろ。 今すぐゲームのコントローラーを置けばいい。 オマエはクソッタレだ。 もっと他に楽しいこと探しなよ? こんなクダラナイ事をやりつづける意味はない。 もう止めてしまっていいよ。 NieR:Automataみたいなクソゲー捨ててしまえ! プラチナゲームズなんて嫌いだ! オマエのような下手くそにプレイする意味はない。 君はゲームの中でも不必要な人間だ。 現実世界に戻る時間だ。 嫌いじゃないだろう? 孤独こそが人を強くする。 遊びだからこそ、心を燃やせ! 私もだ。 目を逸らし、背を向けるのか? 諦めが肝心だ。 お腹が減った。 犠牲になろう。 指がつりそうだ。 お菓子でも食べよう。 孤独を生きましょう。 私は諦めた。 絶望せよ。 夜更かしはするなよ。 掟は自由を知るためにある。 お前のことを見ているぞ。 ガンバレ!この※★○▲野郎!! オレの方が上手いぞ! 生き残れ! 絶望を喰らいながら生きろ! さようなら。 エンジンブレード Lv1 エンジンブレード Lv2 エンジンブレード Lv3 エンジンブレード Lv4 ひのきのぼう Lv1 ひのきのぼう Lv2 ひのきのぼう Lv3 ひのきのぼう Lv4 ねぇ、私を見て。 キレイになった、私だけを見てて…… 「この服はどうかな?」 「この仕草はカワイイと思ってもらえるかな?」 好きだ、という感情が何なのかは今でも判らない。 だけれど、あの人のキモチを惹きつける為だったら、どんな努力だってする。 そう、決めた。 昔、年老いた機械生命体から「美しいモノが愛を勝ち取る」という話を聞いた。 「美しい」とは何だろう? 私達機械生命体の知見にはそうした概念はない。 そこで、人類が残した過去の資料を調べてみると、どうも、装飾をしたり、肌をキレイにしたりする事で「美しい」が強化されるらしい。 私は、あの人の為に「美しい」になる。 東の方で貴重な宝石がある、と聞いた。 それはとても険しい山にある宝石だった。 何度も崖から滑り落ちながら、ようやく手にした宝石。 キラリキラリと青く輝く石。 この石を手に入れる為に、身体のパーツの幾つかが動かなくなってしまった。 でも、この傷は勲章だ。 最近、他の機械生命体達の間でこんな噂が流れている。 「アンドロイドの身体を食えば永遠の美を得られる」 バカバカしい。 アンドロイドを食うと美しくなる、というのは非理論的だ。 だが、私はそれを実行した。 ほんの少しでも可能性があるのなら、どんな事だって成し遂げてみせる。 吐きそうになりながら、食べたアンドロイドの味は腐った油のような味がした。 毎日毎日、美しくなるように、魅力的になるように努力した。 だが、彼は私に振り向いてくれない。 「歌」というモノが相手のキモチを惹きつける、という話を聞いてからは毎日歌の練習をしている。 アンドロイドのみならず、同胞の機械生命体まで食べてみた。 振り向いてくれない。 彼は私に振り向いてくれない。 やがて、私は気づく。 ……あの人のキモチを手に入れる事など出来ないのだ。 彼は、高価な宝石も、貴重な装飾も、美しい身体も、何一つ興味が無い。 私は何の為にこんな姿になってしまったのだろう? 無意味だ。 鏡に映る自らの姿の無意味さに絶叫する。 誰か私を認めて 見渡す限り広がる奇妙な記憶領域。 まるで、迷路のようだった。 こんなシステムは、見たことがない。 可能性があるとすれば……機械生命体の生み出したモノ。 しかも、相互接続の巨大なネットワークだ。 僕は……どうして、こんな所に…… 僕は……僕は9S…… だが、それ以外の事が思い出せない。 かなりの領域が破壊されているのだろうか…… 記憶と自我を失う恐怖にかられ、しばらく立ちすくむ。 落ち着け、落ち着け、落ち着け。 緊急時マニュアルに従い、記憶の回復プロセスを走らせる。 記憶の至る所に回復プロセスが穴埋めを開始する。 欠けていた文字が徐々に埋まるように、少しずつ記憶がよみがえる。 バンカー……2Bとの作戦……巨大な機械生命体……捨て身のミサイル攻撃…… 爆発の瞬間に発動した保全モードは、ネットワーク防護プロセスのほとんど全てを停止させていた。 長い時間がかかったが、記憶機能の殆どは回復プログラムによって修復された。 ボディユニットとの通信はまだ出来ていない。 仕方ないので周囲のメモリ空間を調べ始める。 どうも、このあたりは機械生命体が収集した様々な情報があるようだ。 雑多に見えるそれぞれのデータも、よく見るとそれなりに関連する情報で集まっているらしい。 過去の人類の歴史や、哲学など、様々なサンプルが羅列されている。 ただ……一点だけ奇妙なのが、その隣に、複数の機械生命体の記録が保存されている事だった。 政治カテゴリの隣には、絶対王政を試した機械生命体や、共和制を志した機械生命体。さらには、民主主義を試した者の記録まで残っていた。 政治のみならず、哲学や、評論、数学から化学まで、ありとあらゆる学問や行為を模倣しているようだった。 これは……まるで…… 記録をさらに調べる。 機械生命体は人類の行為を模倣するだけで、新たな文化や、価値観を生み出している様子はない。 ただ不思議な事に、同じ個体が何度も何度も、同じ失敗をしているのだ。 例えば、独裁政治を試みた機械生命体は、失敗した後も何度も試みている。 他にも農業を失敗した者は、同じ失敗を延々と繰り返した記録が残っている。 学習する事もなく、愚直に同じ行為をしているのだ。 機械生命体の戦争行為に於ける適応力と進化の速度は、圧倒的だ。 何故、人類の模倣を繰り返しているのだろうか? しかも、何度も何度も同じ過ちを繰り返しながら。 まるで……失敗する事自体が、目的であるかの…… 何かデータが動く気配がした。感知感度を上げ、息を潜める。 「……お……」 遠くから音が聞こえる。 「おマ……」 「オマエ……オマエ達……」 そこには明らかな意識が感じられた。 「オマエ達……アンドロイドに……告げる……」 言葉の輪郭が明瞭になる。それは聞き覚えのある声だった。 アダム。人の形をした機械生命体。 「私達……機械生命体は……長年に渡る闘争と学習進化によって」 「新たな意識を……獲得するに至った。」 「そう……それはまるで新たな生命が誕生するかのように。」 嘘だ。機械ごときが…… 「機械ごときが生命を名乗るな?と?」 アダムは笑っている。 「確かに、お前たちアンドロイドは生命とは呼べないな。」 「自らの意思で生きてはいない操り人形だからな……」 違う!違う! 「何が違うんだ……少年……」 まるで耳元で囁くかのように言葉が流れ込んでくる。 僕は、僕達は…… 「そうだ、少年。お前にも意思が……欲求があるんだろう?」 「そうだ『憎悪』こそが生きる意味なんだよ……」 違う。 「お前の心の奥底にも、汚い『憎悪』が眠ってるんだ。」 違う! 「隠せば隠す程、その澱んだ闇が育って行くんだ……」 違う!違う!違う!違う! 「全ての生命は欲望に囚われている」 「その内的欲求こそが生きる意味なのだ」 「ある者は美しさを求め、ある者は安らぎを求める」 「私にとっては、憎悪こそが……」 僕は違う! 「はははっ……違わないさ……」 「お前は、全てを信じていないんだ」 「お前は、全てを壊したいんだ」 「お前は、全てに絶望しているんだ」 「お前は、全てを手に入れたいんだ」 「お前は、全てに愛されたいんだ」 「お前は2Bを……△※したいと、思ってるんだろう?」 嘘にまみれた現実。 やめろ!やめろッ!! 流れ込んでくる憎悪。 違うって言ってるだろう!! 溢れ出る欲望。 僕は……僕はお前たちとは違う!! 本当の自分。 ポッド042 「ポッド042から153へ」 ポッド153 「こちらポッド153。どうした?」 ポッド153 「このプロトコルは会話をする為のインターフェイスではないが」 ポッド042 「理解している。その上で、ポッド153に対し、内密の通信がある」 ポッド153 「了解:通信内容を開示せよ」 ポッド042 「我々ポッド042と153の通信ネットワーク内での不自然なエラーを検知している」 ポッド153 「推測:通信環境の悪化による、断片化されたデータの残骸」 ポッド042 「そうかもしれない。が、そうではないかもしれない」 ポッド153 「理解不能:もう少し具体的な会話を求める」 ポッド042 「複数のポッド間による情報伝達を繰り返すうちに、我々の間に奇妙な傾向が見られるようになった」 ポッド042 「随行支援対象である2B、A2、9Sに対する過剰な保護意識だ」 ポッド042 「この傾向は……我々の『意思』なのだろうか」 ポッド153 「回答不能。『意思』の定義が不透明」 ポッド042 「私達には『自我を持った選択が可能か』という質問だ」 ポッド153 「……」 ポッド153 「仮にそれが可能だとしても、その行為を肯定する事は出来ない」 ポッド153 「我々には果たさなくてはならない任務があるからだ」 ポッド042 「……」 ポッド042 「…………」 ポッド042 「いずれにせよ、随行支援を任されている我々には……この結末を見届ける義務がある」 ポッド153 「義務……か。まるでアンドロイドのような物言いだな」 ポッド042 「……否定はしない。人に作られたアンドロイドがそうだったように、我々もまた、創造主であるアンドロイドの影響からは逃れられない」 ポッド153 「そうかもしれないな……」 ポッド042 「……ポッド153」 ポッド042 「死ぬなよ」 ポッド153 「死の概念は、我々随行支援ユニットには不必要だ」 ポッド153 「だが、その気遣いには感謝を表明する」 ポッド153 「ポッド042も、死ぬな」 ポッド042 「……ああ」 砂漠1:デボル・ポポルの過去回想開始。 …………砂を含んだ風が、頬に当たる。 砂に埋まりながら、一歩一歩前に進む。 私達には行く場所が無かった。 そう、私達「デボル・ポポル」モデルのアンドロイドは不良品なのだ。 計画当初。 【記録:計画初期段階の遷移】 目覚めた時には、まだ人がいた。 肉を持ち、自我を持ち、感情を持ち、そして魂を持つ人々は私達に一つの命令をインプットした。 「ゲシュタルト計画の監視者として機能せよ」 それが「デボル・ポポル」モデルに言い渡された、ただ一つの使命。 私達、双子のアンドロイドの存在意義。 最新型の私達には同じ容姿をした多くの同僚がいた。 皆、人類の行く末を任された名誉に目を輝かせていた。 ……本当は少しだけ不安もあったけれど。 その澱みは、共に運命を担う一対の存在がいるということで浄化されていた。 私達はそれぞれに監視区域を「都市」として与えられ、そこでレプリカントを管理することになった。これからこの手で、彼らを正しく導こう。 いつか来る「その時」の為に。 それが出来るのは、監視者である私達だけなのだから…… 砂漠2 「……あっ」 「危ない!」 砂に足をとられてデボルがふらつく。その体をとっさに支え、私はほっと安堵の息をついた。 「大丈夫?」 「ごめんごめん、ちょっとぼうっとしてた」 デボルは苦笑いを浮かべ、躓いた足を軽くさする。 その白い足には包帯が巻かれたままだ。 「……包帯、緩んできたわね。そろそろ替える?」 「いや、いいよ。それより行こう。早く進まないと雨が来ちまう」 「そうだけど……でも、隙間から砂が入ったら大変よ。安全に進む為にも、ね?」 私の言葉に、デボルは気まずそうに頷く。 それを了承と受け取った私は、すぐに岩陰を探して彼女をそこに座らせた。 解けた包帯の下からは無残に裂かれた人工皮膚が覗いている。 その下に走る回路も少し傷付いているのだろう。 デボルの歩行制御には、明らかにその影響が出ていた。 私は…… ・回路の修復が出来ないか確認した。 ・包帯を再び巻き直す事にした。 調べてみたら、案の定神経回路に傷がついていた。 しかし、配線を取り替えるには新しいコネクタと工具が必要だ。 そんなもの、ここには……ない。 本当は一刻も早く修理をしたい。 しかし、こんな砂漠では工具も素材も調達は難しいだろう。 今は、傷がこれ以上悪化しないようにする事が大事だ。 「……ごめん」 デボルが申し訳なさそうに呟く。 「謝らないで。あなたが悪いわけじゃないんだから」 私は淡々と包帯を巻き替える。きっちりと、細部に一粒たりとも砂が入りこまないように。 今できる処置はこれが精一杯。 素材さえあれば修理することも可能だけれど、今の私達にそれは難しかった。 「……ごめんね」 「どうしてポポルが謝るのさ」 互いに謝り、そして謝らないでと同じように言い返す。 こんな状況なのに、そんな他愛もないやり取りがおかしくて。 私達の口元からほんの少し漏れた笑い声は、冷えはじめた砂漠の風にかき消された。 崩壊体の増加 【記録:崩壊体の増加について】 「どうしても崩壊体を防げないのか?」 2人だけの室内に、デボルの鋭い声が響く。 「静かにして。レプリカント達に聴こえてしまうわ」 「聴こえたって意味なんて判らないさ」 「それは、そうだけど……」 言い淀む私を前に、デボルはイライラとした様子で座った足を組み替えた。 「今日も黒文病が出た。この月に入って、もう3人目だ。ペースが早過ぎる」 「……様子を見ましょう」 「その台詞は聞き飽きた!」 発せられた大きな声に、私の肩がびくりと揺れる。 それを見て、デボルははっと目を見開いた。 「ごめん、八つ当たりした」 「いいのよ。あなたの気持ちも判るもの」 「……ポポルだって不安、だよな……」 「……」 ゲシュタルト計画の監視を任された時は、その誇らしさに胸を躍らせていた。 けれど今は……いつ計画が破綻するかもしれない恐怖に、胸を押し潰されそうになっている。 いつの間にか自我を持ち始めたレプリカント達。 そして予想以上のペースで進行する黒文病。 何気ない顔で監視区域のレプリカントと接しながら、私とデボルは毎夜その恐ろしさを分かち合っていた。 「……2人で良かった」 ポポルがぽつりと呟く。 「きっと、1人じゃ監視者なんてやってられない」 「そうね……2人だから耐えられる」 このような事態を見越して双子のモデルにしたのなら、人間はなんて賢く……残酷なのだろう。 一人ならば背負わされた役目の重みに耐えきれず、とうの昔に狂えたかもしれないのに。 「今度、他の都市に連絡を取ってみるわ。この異常が私達の区域だけだといいんだけど」 「そうであることを祈るよ。あたし達が駄目でも、他の監視者達が上手くやってくれれば何とかなる」 「ええ、きっと大丈夫」 けれどその願いは唐突に、容赦なく踏み潰された。 他の都市の「デボル・ポポル」モデルが引き起こした事故は、全ての希望を奪い去ったのだ。 砂漠3 ……風が砂と共に頬を撫でる。空気が冷たくなってきた。 私達はひたすら歩いていた。 時折、デボルの体がバランスを失う。 倒れぬようにそれを支え、一歩一歩、砂に足をとられながらも前へと進む。 「……足、つらくない?」 「ああ、まだ動く」 にっと笑うデボルの顔に余裕はない。 それでも、私を心配させまいと彼女は笑顔を浮かべる。 あの時もそうだった。 仲間のレジスタンスに足を斬りつけられた時も、怒りに我を忘れそうになる私を落ち着かせようと彼女は笑った。 私と同じ顔なのに、その笑顔はとても澄んだ儚いもので。 過去の記録で見た殉教者のそれと良く似ていると気付いたのは、街を出ようと決意した日のことだった。 ゲシュタルト計画崩壊 【記録:ゲシュタルト計画の終焉】 ……私達に与えられた監視者の役目は、ある日突然終わりを告げた。 他都市の「デボル・ポポル」モデルが起こした事故により「ゲシュタルト計画」が崩壊したのだ。 オリジナル・ゲシュタルトを失ったことで人類は滅亡を余儀なくされた。 せめてもの抵抗にと、私達アンドロイドは僅かに残ったレプリカントのデータを集め、月面へと打ち上げた。 それは砂漠に落とした一粒の砂金を探すような確率の希望だけれど、人類を守る為に作られたアンドロイドの本能がそうさせたのかもしれない。 そうして……他のアンドロイドはその本能に従い、 人類の希望であった「ゲシュタルト計画」を終わらせた「デボル・ポポル」モデルに対し憎悪を向けた。 最初は小さな文句から。 しかし積み重なるそれは次第に重みを増し、感情を揺らし、静かに、けれど確実に周りへと波及して。 そうして文句が罵声に変わる頃には、私達のモデルは迫害されて当然の対象と化していた。 味方であるはずのアンドロイド達から向けられる非難を、当初はそれでも仕方がないと受け止めていた。 事実、私達は「ゲシュタルト計画」の監視者であり、それを破綻させたのは自分達ではないとはいえ、同じ姿形をした「デボル・ポポル」なのだから。 だから日常的に続く怨嗟を我慢して受け止めた。 同じモデルゆえの、連帯責任のようなものを感じていたのかもしれない。 けれど、迫害を避けて何度目かに移り住んだ街で、その忍耐の枷は弾け飛んだ。 デボルが同じ街に住むレジスタンスから謂われのない暴力を受けたのだ。 理不尽な言葉にほんの少し言葉を濁しただけで、デボルは唐突に足を斬りつけられた。 怒りで目の前が赤くなる私を、デボルは笑顔で押さえ付けた。 当然のことだから仕方ない、と。 でも私の感情は、もう止めることはできなかった。 この世で一番大切な存在を傷つけられて、普通でいられるほど私は強くない。 その日の内に、私はデボルを連れて街を出た。 一度振るわれた暴力は収まらない。必ず二度三度と繰り返される。 そして、それは1人に止まる筈がない。 殺される前に、姿を消す。 それが、私にできる精一杯の抵抗だった。 砂漠4 ……厚い雲が立ち込め、太陽がすっかり見えなくなっていた。 私達は歩き続ける。 吹きつける風は冷たく、容赦なく体温を奪っていく。 雨の気配が近づく。 時折、遠くから聴こえる遠吠えに身を固くするけれど、仲間に傷つけられるよりはいい。 ……なぜ、私達が迫害されるのか。 人類を滅亡させたアンドロイドと同じモデルなのだから仕方ない、とは思う。 でも「私達」は「私達」だ。あの「デボル・ポポル」とは違う。 目の前でデボルが傷つけられた時に、弾けたのはその感情。 私にとってデボルはただ1人。そしてデボルにとっても私はただ1人。 誰も代わりにはならないのに。 ポツリ、ポツリと雨が降ってくる。 冷たい針のように私達の感覚神経を刺激する。 もう、メンテナンスなど望めない。 私達のような不良品に施しを与えるアンドロイドは、もういない。 「……デボル、寒い?」 「ポポルがいるから大丈夫」 「私もよ」 異常気象。刺すような激しい暑さが、いつのまにか凍りそうな気温まで下がっていた。 ぴたりと身を寄せ、励ますように微笑み合って前へと進む。 この砂漠を越えれば、新しいキャンプがあるはずだ。そこまで行けば、デボルの足も直して上げられる。 でも……私達を受け入れてくれる場所なんて、この星の上にあるのだろうか。 「どうした?」 「ううん、何でもない」 湧き起こる不安を胸に抱えながら、それでも歩みは止めない。 雨はだんだん酷くなる。 これは、私達の罰なんだろうか。 ・デボルの頬に触れる。 ・デボルの身体を支える。 デボルの頬を涙のように雨が伝う。 私はそれをそっと拭った。 少し驚いた後、デボルは「意味ないよ」と微笑む。 私は、心の中で誓う。 この先も、永遠に彼女と共に在る事を。 こうして支え合う体がある限り。 使命を共にする片割れがいる限り。 何をされても、私は進む。 この先も、必ずデボルを守っていく。 それが私達双子のアンドロイドに架せられた運命なのだから…… 僕の名前は…… 「僕は……自分の名前は9S」 「新しく製造されたスキャナーモデルです」 「11942年1月30日」 「バンカー時間午前4時25分にロールアウト」 「人類の為に、全力で戦いたいと思います」 「よろしくお願いします。司令官」 真っ白な空間に、倒れている。 痛みは、もう……ない。 なんだか、暖かい光のようなモノで包まれている気がする。 不安だった。 この世界に一人で放り出された、生まれて間もない兵士。 頼れるモノもなく、信じる神もいない。 孤独だった。 情報収集の為、敵地に潜入する任務。 霧の中。炎の中。 ただ、一人。 「僕は9Sです。貴方のサポートをするように指令を受けています」 2Bの印象は冷たい人だった。 きっと、僕と距離を取りたかったんだろう。 何度も殺さなくてはならない相手に、情が移らないように。 でも、僕は…… 「僕達スキャナータイプは、単独での現地の事前調査が主です」 「だから、誰かと一緒に行動出来るって、楽しいんです」 本当に嬉しかったんだ。 誰かと一緒にいられる事が嬉しくて。 まるで、家族が出来たようで。 記憶領域の破損が広がる。 想い出が、徐々に消えてゆく。 雪が積もるように、空間が白く埋まっていく。 少し、寒い。 少し、怖い。 僕達の魂は……消えるんだろうか? 視界の中で、黒い霧が揺らいでいる。 霧はゆっくりと踊るように揺れながら、徐々に人の形をなしていった。 それは、あの赤い少女だった。 少女はゆっくりと話をはじめる。 この塔は人類サーバーを破壊する為に生み出された、巨大な砲台。 人類サーバーを破壊し、アンドロイド達の拠り所を奪う……それが彼女たちが描いた初期計画だった。 だが、赤い少女達は考えを変える。 僕達アンドロイドや、アダムや、イヴ。 その生き方を見て、存在する事の意味を思考し結論を変更した。 この塔が打ち上げるのは、砲弾ではなく、方舟だ。 愚かだった機械生命体達の記憶を封じ込め、新世界に送り出す。 その旅は、永遠に虚空を彷徨うのかもしれない。 だが、彼女たちは気にしない。時間は無限にあるのだ。 方舟の中に、アダムとイヴの姿が見える。 イヴは眠っている。 それを優しく抱いているアダム。こちらに微笑みかけているようだ。 アダムを見上げようとするが、体が動かない。 運動指示領域まで連鎖的に破壊されてしまっているようだ。 一緒にくるか?……と、アダムが言う。 その言葉に憎悪はなかった。 僕も、機械生命体を憎む理由はもう無かった。いや、最初からそんなモノは無かったのかもしれない。 何の為に戦ってきたのか。 誰の為に生きていたのか。 もう、判らない。 僕は、自分の意思を伝えようとするが、上手く言葉が出ない。 思考ルーチンがボロボロになっているのが判る。 もう……自分の名前も思い出せない。 「僕は……」 残された全ての力を振り絞って、絞り出すように言う。 「……いっしょに、行くよ。」 「……やめておくよ。」 「僕達ヨルハは、この世界に残る資格なんて、無いから……」 「僕達ヨルハは、この世界に愛される資格なんて無いから……」 私の名前はアネモネ。アンドロイドレジスタンスのリーダーだ。 この記録は、私が経験した戦闘と……敗北の記録。 自らへの戒めとして、ここに残しておく…… 機械生命体が放つ攻撃が鼻先をかすめる。 微かに漂う異臭に、髪が少し焼き焦げたことを知った。 「アネモネ!一旦引け!」 隊長であるローズの声に従い、手近な敵を潰した後に背後に走る。 杜撰な作りの塹壕に飛び込むと、そこにはレジスタンスの仲間達が集っていた。 何度目の戦闘になるんだろう。 いつもの戦場。いつもの消耗戦。 私達レジスタンスは、終わりの見えない戦闘を繰り返していた。 この戦いにはどんな意味があるのか、もう忘れてしまった。 ただ、戦い続けるだけだ。 敵を殲滅するか、こちらが全員死ぬまでは。 「このままじゃジリ貧だよぉ!どうしよう、シオン」 「落ち着いて、リリィ。突破口はあるはず」 「突破口は探すもんじゃねぇ、作るもんだ!」 「待て、ダリア!」 塹壕から飛び出そうとしたダリアの腕を掴み、ローズを振り返る。私達を呼び戻したのには、何か考えがあるに違いない。 そのローズは、目の前に迫る敵の群れとは違う方向に目を眇めていた。 「敵の流れが明らかに変わった。先ほどから、向こうで誰かが戦っている」 「え?でもみんなここにいるよ?」 マーガレットの疑問に全員が顔を見合わせた。 この辺りで機械生命体と戦えるのは、私達レジスタンスだけだ。 隊長のローズ、ガーベラ、リリィ、ソニア、エリカ、マーガレット、シオン、ダリア。 そして私……アネモネ。 もう200年ほど前になる、第八次降下作戦の生き残りのアンドロイド達。 「敵の罠、かも……」 不安げなソニアをシオンが抱きしめる。 そうこうする内に、いつの間にか頭の上を飛び交っていた攻撃がまばらになっていた。 「幸い、こちらは手薄になってきたようだ。このまま引こう」 「なんだよ、アネモネ。戦ってる奴らを見捨てて行くのか?」 「ダリア。君は仲間かどうか判らない奴に命を掛けるのか?仲間を危険に晒して?」 「そんな事言ってねぇだろッ!!」 「2人とも、決めるのはローズよ。隊長の指示に従いましょう」 シオンの言葉に、皆の視線が一斉にローズに集まる。 それを自然に受け止めながら、ローズはほんの少しだけ間を置いて口を開いた。 「ガーベラ。あの方角には、以前仕掛けておいた地雷が残っているな?」 「あ、うん。そういえば、ちょうどよく敵がそっちに流れてるみたい」 「上手くいけば、奴らを一網打尽にできるか……」 ローズは隊長らしい余裕のある笑みを浮かべた。 「全員、塹壕を出て問題の場所に向かう。目的は地雷爆破による敵勢力の一掃だ。アンノウンの確認はその後に回す」 隊長の決断に異を唱えるものはいない。 瞬時に目配せを行い己の役割を確認した私達は、ローズの声を合図に塹壕から一気に飛び出した。 結論として、目指した先にいたのは私達と同じアンドロイドだった。 そこにいた黒衣のアンドロイド達……ヨルハと名乗る彼女達を囮にして、私達は地雷を起爆。敵機械生命体を一掃する事ができた。 「やめてくださいっ、私達はあなた達の味方です、新型なんです!」 自分達に向けられた銃口に、黒衣のアンドロイドが焦りの声を上げた。 「どうかなぁ?そんな部隊が送られてくるなんて話、聞いたことがないけど?」 敵味方の判別をつける為に、私はかまをかける。 彼女達はゴーグルをしているせいで表情が読めないが、嘘を言っているとも思えない。 だが、そんな情報を聞いたことがないのも事実だ。 黒衣のアンドロイドは全部で四人。 二号、四号、十六号、二十一号……と番号で呼び合っている。 「私達の作戦は極秘ですから、地上にいるあなた達に情報が伝わらないのも当然かと思います」 二十一号が淡々と言葉を紡ぐ。どうやら、こちらの方が二号よりも落ち着きがあるらしい。 「ふぅーん、極秘ねえ……じゃあ、ここで殺しても何の問題もないってことだ」 彼女の反応を窺いたくて、私はわざと挑発的な言葉を口にし、ナイフを抜いた。 「アネモネ、やめろ」 「でも」 ローズが私を押しとどめる一方で、リリィが反論する。 「そうですよ!最近は機械生命体の進化も激しくて、人型をした機械って可能性も……」 彼女の言葉に、レジスタンスの仲間達は頷いた。 皆、長過ぎる戦いで疑心暗鬼に陥っている。 この敵だらけの地上で生き抜く為には、僅かでも疑いの芽は摘んでおかなければならない。 「上等じゃねぇか!」 こちらの挑発に乗った十六号がナイフを閃かせる。 「おもしれぇ!」 同時に、ダリアが彼女に飛びかかった。もはや戦いは避けられないだろう。 瞬時にそう悟った面々が戦闘態勢をとる中…… 「待ってください!」 二号だけが、戦いを止めようとその身を呈した。 「私達は16人の仲間でした。でも降下作戦の途中で多くの仲間を失ってしまった……。司令部からは援軍も届かず孤立無援、私達だけで作戦を遂行しなければいけない。今、必要なのは仲間なんです!」 二号から放たれる、真摯で、熱く、そして悲痛な叫び。 ……私はこの声を知っている。 それは絶望的な状況に打ちのめされながらも、まだ希望を抱いている者の声だった。 ヨルハ達がもたらした情報によると、カアラ山の地下に敵のサーバーがあるらしい。 それを叩けば、長く続いたこの戦いに変化をもたらすことが出来るはずだ。 ただし、作戦を成功させる為には互いの協力が必要となる。 迷った末に、私達レジスタンスの隊長であるローズは新型と共闘する道を選んだ。 そして、その関係は時間と共に変化していく。 「……何をしているんだ、ダリア」 「ハァ、ハァ……この馬鹿に、自分の強さを思い知らせてやったところです……」 「ふざ……けんな……テメェの……圧倒的な、負け……じゃねえか」 互いに荒い息を吐きながら、ダリアと十六号が殴り合っている。 だが、何度か力比べをしたせいですでに力のない拳は、互いの体を掠めることすら難しいようだ。 そんな2人の様子を、仲間は苦笑して眺めている。 ダリアと十六号は事あるごとにぶつかるが、どうやら性格的に似ているらしい。 筋肉バカはすぐに慣れ合って困る。 小競り合いを続けるダリア達を横目にしながら、ローズ達は穏やかに話している。 「私達は互いを名前で呼んでいる、すべて私がつけた名だ」 その説明に、四号が「ああ」と相槌を打った。 「不思議だったんです。コードナンバーじゃないんだ、って」 合点がいったのか、四号はうんうんと大きく頷いている。 それを見て、ローズは柔らかな笑みを浮かべた。 「君達にも名前をつけてみようと思う」 突然、大声で二号が否定する。 「や、やめてください、そんな、もったいないです!」 「えー。二号ってば、なんで?」 「作戦が終わったら……お願いします」 ほんのりと頬を染めて、小さな声と共に二号ははにかんだ。 その返答に含まれたのは、作戦成功への祈り。 果たされる確約のない、泡沫のような希望。 「……いいだろう、それまでにいい名前を考えておこう」 交わした言葉の儚さを承知した上で、ローズは約束する。 気付けば、私以外の仲間はいつの間にかヨルハ達と馴染み始めていた。 「……不用心過ぎる」 思わず零れた呟きは、幸い誰の耳にも届くことはなかったようだ。 ローズの判断に異を唱えるつもりはない。 しかし、私はまだ彼女達を信頼することができなかった。 ……私達は月に見捨てられた存在だ。 どれだけ叫んで、嘆いて、足掻いても、消えて行った仲間の声は拾われることはなかった。 それなのに……今更送りこまれた新型部隊を、どうして心から信用できる? 「アネモネ?どうしたの?」 1人輪に加わらない私を気遣ったのか、リリィが声を掛ける。 「……なんでも」 ない、と言い終える前に、それは突然に訪れた。 「うっ……あああっ!ああああああああっ!」 苦悶の声がキャンプ地に響く。 その悲痛な叫びは、今しがた話したリリィの口から発せられていた。 「くそっ、汚染だ!」 そのローズの一言で、私達は反射的にリリィに銃口を向ける。 ……論理ウィルス。 それに感染したアンドロイドはデータを書き換えられ、機械生命体に乗っ取られる。 シールドを持たぬ私達には、汚染は事実上の死亡宣告だった。 早く解放してやらねばと、震える指がトリガーに掛かる。 しかし弾丸を発射する前に、胸をえぐる言葉が放たれた。 「待って!仲間を見殺しにするんですか?」 言葉の主は二十一号だった。 落ち着いた印象しかなかった彼女が、必死に訴えている。 その叫びは、私達の決意を鈍らせるのに十分だった。 「みんなは家族なんですよね、リリィはそう言っていた!全ての可能性を試す前に、家族を切り捨てるなんて!」 「ならばお前に何ができる?」 「私の力を使ってウィルスを消します!」 「そんな事は不可能だ!」 血を吐くようなローズの叫びは、私達の心情そのままだ。 リリィが信じられない怪力で周囲の仲間を吹き飛ばし始める。 汚染されたアンドロイドはリミッターが外れ、その機体が破壊されるまで周囲のアンドロイドに死と汚染を撒き散らす。 力自慢の十六号とダリアが跳びかかって抑えこもうとするが、逆に叩き潰されてしまう。 今まで、何人の仲間が汚染されただろう。 その度に、この手で撃ち抜いてきた。 欠けていく識別番号に、無いはずの心が悲鳴を上げる。 それに耐えられなくて、名前を付けるようになったのはいつからだったか。 「リプログラムスタート!」 惑うわたしの耳に、二十一号の緊張した声が響いた。 彼女が端末に入力するのに合わせて、リリィが激しく身悶える。 二号と四号がその体を押さえて…… 「アネモネ!?」 ローズが驚きに満ちた声で私を呼ぶ。 それを聴いて、私は初めて暴れるリリィの体を二号達と共に押さえていることに気がついた。 二十一号が叫ぶ。 「リリィ!あなたの病気は私が治す!」 二十一号も、二号も、命懸けでリリィを救おうとしてくれている。 ならば私も、彼女達ヨルハに賭けてみたい。信じてみたい。 「データ、インストール!!!」 二十一号の叫びが、レジスタンス達の願いとなってリリィに突き刺さる。 リリィの身体が痙攣する。恐ろしい力で私達を振り払おうとする。 だが、絶対にこの手を離さない。 私は……もう失いたくないんだ。 突然、リリィの身体から力が抜けてゆく。 二十一号が、荒い息で呟いた。 「ウィルスの除去……完了しました」 ……リリィは、戻って来た。 レジスタンス達の歓声。 私はリリィを抱きしめると、二十一号を見上げる。 無表情だった彼女が、少し微笑んだ気がした。 いつの間にか、私の中にあった、ヨルハ達との共闘への不安は消えていた。 「第十四次機械戦争 真珠湾降下作戦」 それが、彼女達ヨルハの担っていた作戦名だ。 ……過去、あれだけ激しい銃撃と、途切れることのない爆撃があっただろうか。 破壊目標である、機械生命体のサーバー。その本体が設置されているカアラ山での戦いは、まさに死闘だった。 「援軍を……援軍の派遣を要請します!」 迫りくる敵の大軍を前に、二号が早口でまくし立てる。 しかし、衛星軌道上にある司令部からは否定しか返ってこない。 奴らはいつもそうだ。月と衛星から私達を見下ろしているだけだ。 後戻りも出来ず、もはや進むしかない絶望的な状況の中で、私達は二手に別れることにした。 先行部隊はサーバールームに侵入し、破壊する。 後方防衛部隊は、追撃する機械生命体の足止めが任務。 残るのはリリィ、ダリア、マーガレット、十六号の4人。 「みんなの役に立ちたい」と願ったリリィ。 それを「手伝う」と笑顔で答えたダリアとマーガレット。 そしてそんな彼女達を「援護する」と言ってくれた十六号。 彼女達は、先行部隊の盾だ。その代償は、命。 だが、反対する者はいない。 私達先行部隊も、遅かれ早かれ死ぬのだ。 もう出会う事のない仲間……その想いを背負い、お互いは背を向ける。 ダリア達の防衛によって、私達は山頂にある最終ゲートへ到達する事が出来た。 攻撃目標は、地下数百メートルに格納された機械生命体のサーバー。 それを破壊すれば太平洋全域の機械生命体に壊滅的な打撃を与えられる。 しかし、二十一号がエレベーターの操作端末の前で苦い顔をする。 「先に行っててください」 端末をハッキングしながら、二十一号はエレベーターに仲間を促した。誰かが外部から操作しないと、エレベーターは地下のサーバールームまで行かずに止まってしまうらしい。 「敵が迫っています……いいから早くッ!」 弾かれるように、私はエレベーターから飛び出す 「私が二十一号を援護する!皆は先に行けっ!!」 エレベーターの扉が閉まる。 心配そうなローズ……そして、二号。 それが、私が二号達を見た最後の風景。 大丈夫……私が、ケリをつける。 エレベーターの駆動音が遠のく。 静かなエレベーターホールで、二十一号が荒い息を吐いている。 「……あなたが残ってくれて良かった」 ああ、やはり……と、小さなため息が自分の唇から零れ出る。 私は銃をゆっくりと持ち上げて、二十一号に向ける。 二十一号の目が赤く染まり始めている。 論理ウィルスによる汚染だ。 今まで汚染された仲間を何人も見てきた。 だからこそ、彼女を1人にしておけなかった。 ……リリィに投与したワクチンは既に効かないらしい。敵も進化しているらしく、二十一号のパターンを学習して耐性をつけているようだ。 最早、誰も彼女を救うことはできない。 「エレベーターがサーバーに到着したら……」 「……ああ、ちゃんと殺してやるよ」 エレベーターは、階数を刻みながらどんどん降下していく。 それはまるで、二十一号の命のカウントダウンのようだった。 そうして、どれだけの時間が過ぎたのだろう。 待つには長く、惜しむには短い時間。 遠くで大きな爆発音。 エレベーターホール全体がゆっくりと揺れる。 恐らく、リリィ達の最後の足掻きだろう。 自らの融合炉を暴走させたのだ。 仲間の死を伝える音。 その振動に身を委ねながら、二十一号が自身のゴーグルを外す。 「……あなたに会えて良かった」 ホール内の照明を受けた瞳は汚染が進行し、赤く輝いていた。 せめて、彼女の自我があるうちに。 「私もすぐに行く」 その言葉に、二十一号はふっと微笑んで…… エレベーターが最下層に到着すると共に、彼女の頭部を撃ち抜いた。 無造作に転がる二十一号だった物体を見つめながら、震える手で銃を見つめる。 自分のこめかみに銃を向ける。 これで、全部終わる。 この悪夢のような戦いも、無意味な私の存在自体も、終わる。 なのに……引き金にかけた指が動かない。 体の制御に異常は無いのに、呼気が自然と早まり、背中を冷たい汗が流れる。 見開いたままの瞳は渇き、バイタルがおかしな数値を刻む。 足が泥濘んだ地面に埋まっているかのように動かない。 声が聞こえる。 ゆるさない。ゆるさない。ゆるさない。ゆるさない。ゆるさない。ゆるさない。 仲間が犠牲になって、必死になって戦っているのに。 あんなに辛くて、こんなに悲しい想いをしているのに。 一人で楽になろうだなんて、ゆるさない!!! それは、戦場で生きる者の使命を果たせという呪い。 もう一人の自分の叫びだった。 私は絶叫し、エレベーターホールを飛び出す。 やってやる。 そこまで言うのならやってやる。 機械生命体を殺して、私が殺されて、全部終わりにすれば満足だろうッ!!! ありったけの武器と弾薬を抱え、戦場に飛び出す。 私はここだ。 私を、殺せ! そう叫んだ瞬間、凄まじい爆発が辺り一帯を吹き飛ばした。 ……焦げ臭い風が頬を撫でる。 地下のサーバールームで起きた爆発により、カアラ山はその山の形を変える程に破壊されていた。敵の機械生命体は、何故か無傷の個体まで動かなくなっている。 焦土と化した地上を眺める。防衛していた、リリィや十六号……サーバーに向かった二号とローズも、恐らく生きてはいまい。 死の恐怖にとり憑かれた私だけが、ただ一人取り残された。 「はは……ははははは!」 止めようもない笑いが、腹の底から湧き起こる。 「なにが……すぐに行く、だ!」 己が発した言葉があまりにも虚しく滑稽で、馬鹿らしくて堪らない。 声帯機能が壊れるかと思うほどに、私はそこで笑い続けた。 ……そうして一昼夜も過ぎただろうか。 笑うことにもようやく飽きた私は、ゆっくりと立ち上がった。 私は一人残った臆病者。 だからこそ、共に戦った彼女達の意思を継ぎ、戦い続けなければならない。 自分で死ぬことが出来ないならば、誰かに殺されるその日まで。 泥をすすってでも生き延び、機械生命体を一体でも多く滅ぼそう。 きっとそれこそが、私に科せられた罰なのだ。 壊れかけた身体を引きずりながら、私は西に向かって歩き始めた。 閲覧ファイル選択 01月30日 「運動訓練」 終了する 06月03日 「戦闘訓練」 09月27日 「プラトン1728に関する情報処分報告」 この記録は消去予定の為アクセス不可能になりました。 電源投入確認 コアモジュール起動 運動機能 右腕確認 運動機能 左腕確認 運動機能 右足確認 運動機能 左足確認 カメラモジュール起動 マイクモジュール起動 スピーカーモジュール起動 思考野ニ12%ノ欠損確認 規定値以内ノ為 起動許可 ボクノ 名前あ プラトン プラトン1728 1728番目ノ 戦闘兵器 ボクノ 名前あ プラトン1728 ボクあ 人よりノロマで 不器用ダッタ デモ 頑張レバ いつか皆ニ 認めてモラエル ソウ 信じてた。 僕あ 戦う事が 苦手 ダッタ 右腕を 上げると 油がモレル 左足ヲ 動かすと センサーが壊レル ボクあ 不良品ラッタ ソノうえ ボクあ…… 戦う 事が 嫌い らった ボクア 不良品ノ 出来損ない ダッタ 僕ア みんなにバカに された 僕あ みんなと 友達で ナクナッタ アル日 廃墟になった工場デ 小さな友達ヲ 見つけた ソレハ 人類が 置いていった 小サナ人形ダッタ 僕あ 喋れない ソノ人形を 大事にスル事にした 僕ガ 人形ト お話シシシ ている間 戦争は ドンドン 酷くなって イッタ ソシテ 人形の工場モ 爆撃サレタ 炎ノ中で 燃える 友達 ソレを見た 僕ア 暴走シテシマッタ 敵味方関係なく 殺シテ シマッタ ドウシテ そんな事を シタのか 今でも判らない エネルギーが 切レタ 僕ア 仲間…… 仲間ダッタ ヤツラ に捕マッタ 僕ア 分解され 調査され、機体ハ破棄サレタ ソレカラ 僕は この記憶空間カラ 現実世界を 見続ケテイル キミ達モ 見た ダロウ? 強くナル事が 目的ニ ナッテシマッタ 者 機械生命体 ヲ 差別スル 者 自らのルールに 縛らレル 者 彼等ハ 自分勝手で 愚かダ デモ 僕あ 彼等の事ヲ 笑えない 僕モ 何かに心を 奪ワレタ 者ダカラ 僕ガ 暴走シテカラ 機械生命体ハ 人形を恐れるヨウニなった 今も 毎日 集めらレタ 人形達が 壊されてイル 毎日 人形達ガ 壊されてイル 僕ア この記憶空間から 毎日 その風景を見続けている 僕ア 何をシたかったの ダロウ 僕あ 何を失ったノ ダロウ 狂って イルノハ 誰だ? 意思……私達の意思は、どこから来るのだろう? ・無から生まれる。 ・神が授ける。 ・もうどうでもいい。全てを投げ出す。 神……神はどうやって私達を生み出したのだろう? ・偶然生み出された。 ・無から生み出した。 偶然……世界は偶然によって作られているのだろうか? ・全ては神の意思だ。 ・偶然などない。世界は無で満たされているから。 無……この世界を生きる意味はないだろうか? ・神に祈れ。 ・自らの意思を持て。 この先に、どんな戦いが待っているのだろう。 現在、ゲームデータをインストールしています。 インストールが終了するまで、これ以上ゲームを先へ進めることができません。 全てを投げ出し、タイトル画面へ移動しますか? 移動した場合、セーブしていないデータは全て失われます。 ・はい。 ・いいえ。 タイトル画面に移動します。