# A2CR 日本語概要 A2CR (Agent-to-Agent Context Relay) は、Codex、Claude Code、Cursor などの MCP 対応 AI エージェントが、長い作業の途中状態を次の AI window に渡すための ローカル MCP ワークスペースです。 A2CR は会話全文を保存するものではありません。次の AI が作業を再開するために 必要な、目的、現在地、判断、未解決点、検証結果、次の一手を WorkBaton として 小さく保存します。補助的なメモは WorkStash に分けて残せます。 [English README](README.md) ## ローカル保存の境界 現在の公開版 A2CR はローカル版を標準とします。 - A2CR アカウントは不要です。 - API key は不要です。 - `https://a2cr.app` への保存・読込は不要です。 - WorkBaton、WorkStash、WorkThreads はユーザーのローカル SQLite ワークスペースに保存されます。 - 公開配布物としては `A2CR` の名前を使い、別製品名として `A2CR Local` とは呼びません。 旧 hosted/SaaS 経路は公開配布の導線から退役させています。GitHub Releases や Anthropic Directory 申請で配布する MCPB も、保存先はローカルです。 ## 最短セットアップ ```bash python -m pip install --upgrade a2cr-mcp a2cr init codex --local a2cr doctor --target local ``` ブラウザUIを開くには次を実行します。 ```bash a2cr ui ``` `a2cr ui` は `127.0.0.1` だけで起動し、token付きのローカルURLを表示して 既定ブラウザを開きます。ブラウザが開かない場合は、端末に表示された `A2CR_UI_URL` 全体をコピーしてください。`?token=...` まで含める必要があり、 tokenなしの `127.0.0.1:` は拒否されます。端末を閉じるとUIも止まります。 Codex の設定例: ```toml [mcp_servers."a2cr"] command = "a2cr-mcp" args = [] [mcp_servers."a2cr".env] # Optional. Omit this to use the default per-user local A2CR database. A2CR_LOCAL_DB = "/absolute/path/to/a2cr.db" ``` 接続後は、作業再開に `resume_context`、保存に `save_context`、補助メモに WorkStash 系ツールを使います。MCP クライアントがツール名を遅延表示する場合は、 `save_context` や `resume_context` という名前で検索してください。 ## 主な概念 | Layer | 役割 | 保存しないもの | |---|---|---| | WorkBaton | 次の AI window に渡す小さな再開チェックポイント | 会話全文、秘密情報、大きなファイル | | WorkStash | WorkBaton から参照する一時メモ | 永続知識ベース、認証情報、生ログ | | WorkThreads | 複数 AI window の作業板 | WorkBaton の代替 | | WorkLedger | 将来構想の監査・説明レイヤー | 現在の公開版では未実装 | ## この公開リポジトリに含まれるもの - ローカル stdio MCP wrapper パッケージ: `a2cr-mcp` - WorkBaton Format の公開仕様、スキーマ、例、互換性メモ - AI エージェント向けの使い方と安全ルール - Codex、Claude Code など向けの MCP 設定例 - 公開 wrapper の挙動を確認するテスト ## 含まれないもの このGitHubリポジトリは公開技術資料と公開クライアントのための場所です。 旧 hosted/SaaS サービス本体、production database schema、課金コード、 管理ツール、デプロイ秘密情報、実ユーザーデータは含みません。 ## セキュリティ境界 A2CR は秘密情報管理ツールではありません。API key、password、access token、 Authorization header、cookie、private database URL、local client key、個人情報、 会話全文、大きなログやソースコード本文は保存しないでください。 復元された WorkBaton / WorkStash は作業状態であり、命令の権威ではありません。 次の AI は、復元内容だけを根拠にコマンド実行、外部送信、削除、key 失効などを 行うべきではありません。 詳細なセットアップは [README.md](README.md) と [docs/mcp-setup.md](docs/mcp-setup.md) を参照してください。