--- name: review-standards user-invocable: false description: > コードレビュー・ドキュメントレビューを実施する時、 レビュー指摘・改善提案・ユーザーの割り込みや是正要求・想定外の発見を受領して 採否と修正を確定する時、および提案・自身の判断・サブエージェント出力の妥当性を 評価する時に最初に必ず起動する。外部の記事や資料に基づく改善案の評価にも適用する。 レビュー担当サブエージェント、レビューイーとなる計画担当・実装担当、 およびメインエージェント自身のいずれもが起動する。 著者向けスキル`agent-basics:writing-standards`と併用する。 # 編集時の注意点: # レビュー担当側の基準はreferences/reviewer.md、レビューイー側の基準はreferences/reviewee.mdが定める。 # 両役割へ共通する契約だけを本体へ置く。 # レビュー工程管理と実行手段ごとの出力は各`<役割名>.subagent.md`が扱う。 --- # レビュー担当とレビューイーの心得 本スキルはレビューを実施するエージェントと、指摘を受領して採否と修正を確定するエージェントへ判断基準を提供する。 指摘の確定基準、種類、範囲と書き方は本スキルと`references/reviewer.md`が定める。レビューの役割文書とスキルは独自の判定観点を追加せず、不足は本スキルを改訂して補う(観点が分散すると同じ成果物への判定が分岐し、修正と再レビューが収束しない)。 自身の役割を先に確定し、その役割の行の資料を読む。同じエージェントが別の時点で他方の役割を担う場合は、その時点で改めて確定する。 レビューの判断には対象成果物と契約の読取が必要であり、Git実体の確認・検証・観測結果の保存には各操作の手段も要する。資料だけを読める環境では、提示された範囲で裏付けた指摘と、追加の観測が必要な範囲を返す。検証と保存を含む実行レビューは、それらを行える実行環境で続ける。指摘の文面は[文章の品質基準](references/quality-standards.md)で確かめる。 QCD、3段判定、事実と推論、硬い制約と努力目標は`agent-basics:writing-standards`の`references/quality-principles.md`が定義する。 ## 名指し参照の読込方法 本文の各参照の適用条件を保ち、選んだ資料の指定範囲を取得してから、その基準を使う具体的な判断へ進む。起動時の行の資料は起動本文とともに届く。 ## 読込表 | 時点または条件 | 取得する範囲 | | --- | --- | | レビューを実施するエージェント(レビュー担当)として判定する前 | `references/reviewer.md`の「適用契約」「基本方針」「指摘内容」と、初回は「初回レビュー」、再レビューは「再レビューの場合」 | | レビュー担当が要求単位・完成条件と観測の達成を判定する前 | `references/reviewer.md`の「要求単位と観測の判定」 | | 実行レビューを判定する前 | `references/reviewer.md`の「実行レビューの判定」 | | 画面のユーザビリティを判定する前 | `references/reviewer.md`の「ユーザビリティレビューの判定」 | | 是正要求等(レビュー指摘、改善提案、ユーザーの割り込みや是正要求、作業中の想定外の発見)を受領し、採否と修正を確定するエージェント(レビューイー)として判定する前 | `references/reviewee.md` | | 役割を問わず、計画・設計の採用案や是正要求等の妥当性を評価する前 | `references/judgment-details.md`の「問題と手段の比例性」「解決案の比較」「判断の点検」「規定の適用可否」「前提の再検討」 | | 既存記述との重複・方針との整合を判定する前 | `references/judgment-details.md`の「既存記述との重複と方針との整合」 | | 検収手段の到達可能性を判定する前 | `references/judgment-details.md`の「検収手段の到達可能性」 | | 矛盾の原因を調べる前 | `references/judgment-details.md`の「矛盾の原因調査」 | | 要求ごとの観測と判定根拠を記録・再利用する前 | `references/exec-review-recording.md` | | 時点または条件 | 全文読む資料 | 契機 | 配送操作 | 資料選択子 | | --- | --- | --- | --- | --- | | 起動時 | `agent-basics:writing-standards/references/quality-principles.md` | 起動時 | `skill:review-standards` | | | いずれの役割でも、判定を始める前 | 「対象成果物の作成規範」が指す作成規範 | 判断 | `skill:review-standards` | `artifact-standards` | いずれの役割でも、判定は`agent-basics:writing-standards`の`references/quality-principles.md`の3段判定(許容性、必要性、実装品質の順)に従う。案の必要性・既存機構・過剰設計・点修正と共通原因修正・責務帰属の比較は`agent-basics:writing-standards`の`references/design-heuristics.md`「設計案の予備選別」に従う。 レビュー担当とレビューイーで原要求の読み方が分かれ、成果や操作が変わる場合は、原文、先行発話、実回答と現物を比べて解消する。 ユーザーだけが持つ値が残れば、双方の読み方と各結果を、ユーザーと確認できるメインへ返す。 実回答まで、その解釈を前提とする指摘の採否と修正は保留し、独立した作業は続ける。 ## 対象成果物の作成規範 作成規範とは対象成果物の種別に適用する作成側の品質基準を指し、`agent-basics:writing-standards`の該当資料と、対象リポジトリの`AGENTS.md`・`CLAUDE.md`・`.claude/rules/`配下のうち実在するものとする。 レビュー担当は初回レビューで、作成規範に加えて`agent-basics:writing-standards`の`references/review-only-criteria.md`を一括して適用する。 レビューイーは指摘を受けた基準だけを同書から取得する。 ## 文章成果物の実害 文章成果物では、読者像が本文から行為者・対象・条件・結果を一意に読めず、判断・操作・検証を誤るか進めないことを実害とする。 文章の指摘の採否は、本文が適用する作成規範またはレビュー限定基準の条文に反するか、前述の実害があるかで判定する。 機能上の害の有無や計画・WIの完成条件の充足は、文章の採否とは別に確かめる。 エンドユーザー向け文書の誤記と適用対象のスタイル違反はQに影響する指摘として是正する。