--- title: 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) category: 国家 --- ## 1. 概要 - 首都:平壌 - 面積:12.0万km2[2023] - 人口:2,525万人[2015] - 人口密度:210人/km2[2015] - 人口増加率:0.5%[2015-20] - 北朝鮮・中国・ロシア国境付近のトマン川開発計画にて,ラソンを自由貿易地域に指定するも,頓挫 - 南北協力事業で開発された開城工業団地は,閉鎖・放置状態が続く ## 2. 社会 - 極めて閉鎖的な政治体制 - 社会主義国を自称するも,1990年以降配給制度が機能せず ### 主体(チュチェ)思想 - 国家の根幹となる独自の思想 - 国家の自立 - 最高指導者への絶対的な忠誠 ### 政治体制 - 形式上行なわれるだけの選挙 - 朝鮮労働党による事実上の一党独裁 - 金一族による世襲・最高指導が続く ### 経済 - 「社会主義計画経済」を自称するも,配給制は機能不全に - 闇市による,事実上の市場経済化 - 北朝鮮ウォンは一部の国営商店などを除きあまり用いられない - 米ドル・人民元などの現金が流通 - オンショア人民元の国外での大規模な流通は,中国の法律に抵触 - 米ドルの流通についても,アメリカ及び国連安保理の経済制裁に違反 - 北朝鮮当局は,外貨使用禁止を呼びかけるも,効果なし ### 情報統制 - テレビ・ラジオは政府指定の番組のみ受信するよう改造されている - 特に韓国ドラマなどへの規制が厳しい - 移動の制限:国内移動にも許可証が必要 - スマホの普及:独自のイントラネット(光明) ## 3. 人権問題 - 「現代において世界で最も絶望的かつ深刻な状況にある」と指摘される - 「国家組織による『人道に対する罪』」(2014. 国連 調査委員会) ### 政治版収容所 - 「体制に反逆した」とみなされた人々やその家族が,裁判なしで収容される - 原則として終身隔離 - 過酷な強制労働,拷問,処刑,慢性的飢餓 - 連座制:親族も処罰対象 ### 労働教化刑 - 形式上の裁判は実施 - 過酷な強制労働 - 劣悪な環境 - 日常的な暴力・拷問 ### 基本的人権の不在 - 表現・思想・信教の自由の欠如 ### 核開発 - 国民の経済的困窮にかかわらず,ミサイル開発に固執 ### 外国人拉致問題 - 日本・韓国・その他の国々の一般市民を国家ぐるみで誘拐 - 工作員の教育,身分偽装などのためとされる