--- name: explainer-book description: "1 本の速習資料では収まらない、章立ての学習資料(topic-book/01-quickstart.md, 02-….md …)を、読み手のペルソナに合わせて設計・執筆・検証する。章ごとの学習目標と理解度チェックの対応、概念を導入より前に使わない順序、章の読了時間の予算、「未完成なら落ち、答えなら通る」演習、book.json から生成する章の依存図を、verify-book.mjs で検査し、各章の出力・図・HTML は explainer の verify-doc.mjs で検査する。Use when the user asks for a book, a tutorial series, a course, \"学習資料\", \"チュートリアル\", \"ハンズオン\", \"本にまとめて\", \"章立てで\", \"01-quickstart から\", or when an explainer crash course would exceed ~20 minutes or needs exercises." --- # explainer-book `explainer` の本版。 1 本の速習資料(20 分以内・例 1 つずつ)で足りないとき、章に分けて、**手を動かして身につける**資料にする。 ペルソナ・図・検証の仕組みは `explainer` をそのまま使う。先に `../explainer/SKILL.md` を読むこと。 このスキルが足すのは、本全体の設計と検査。 スクリプトは、このスキルのディレクトリ(以下 ``)の `scripts/` にあります。 `verify-book.mjs` は、隣の `explainer` スキルの `scripts/verify-doc.mjs` を呼びます。2 つのスキルは同じ場所に入れてください。 依存の入れ方は `explainer` の「準備」と同じです。 ## いつ本にするか 次のどれかに当てはまったら本にする。1 つも当てはまらなければ、`explainer` の 1 本で書く。 - 読了が 20 分を超える - 読み手が手を動かす演習が要る(読むだけでは「判定できる」ようにならない) - 概念に順序がある(A を知らないと B が読めない) ## 構成 ``` -book/ README.md 目次:想定読者、章ごとの「読み終えたらできること」、章の依存図、再現方法 book.json 章の順序・学習目標・導入する概念・演習(references/book-json.md) 01-quickstart.md 最初の章は必ず quickstart:理論の前に、動く結果に着く 02-….md concept:1 章 1 つの判定を身につける 03-….md practice:演習が中心 checks.json 本文の出力と演習の答えを再生成するコマンド(explainer と同じ形式) examples/ 章で使うコード・モデル。演習の出発点と答えを別ファイルにする figures/ book-map.*(生成)と各章の図 ``` ## 手順 ``` 1. ペルソナ explainer と同じ。「怪しいところ」から、本全体の問いを 1 つ決める 2. 目標を並べる 問いに答えるために読み手ができるべき判定を 3〜6 個。1 章に 1〜2 個 3. 概念の順序 各判定に要る概念を書き出し、どの章で導入するかを決める(book.json introduces / requires) 4. 実物を先に 各章の例と演習を作り、走らせる。演習は「出発点で落ちる」「答えで通る」を両方確かめる 5. 章を書く explainer の writing.md の型。章の冒頭に所要時間とゴール、末尾に理解度チェック 6. 検証 node /scripts/verify-book.mjs [--write] 7. 読ませる first-reader で、少なくとも 01-quickstart と演習の章を、ペルソナ本人に読ませる(explainer の手順 8) 8. 渡す dist/index.html と、各章の 1 行要約。未検証の点を明記 ``` ### 2. 学習目標 目標は「読み終えたら、何を判定できるか」で書く。「〜を理解する」は検査できないので書かない。 - 悪い例:「CTI を理解する」 - 良い例:「CTI が出たとき、条件が弱すぎるだけか、性質が本当に破れるかを TLC で判定できる」 各目標には、理解度チェックの問いを 1 つ以上付ける(``)。 ### 3. 概念の順序 - ペルソナが既に知っている概念は `assumed` に書く。説明しない。 - それ以外の概念は、ちょうど 1 つの章が `introduces` する。その章より前の章の本文に出てきたら、検証が落ちる。 - 章が前提にする概念は `requires` に書く。依存図の矢印になる。 ### 4. 演習 演習の答えも実行して確かめる。答えが間違った演習は、間違いを教える。 | kind | 例 | 検査 | |---|---|---| | `write` | 条件・関数・設定を書かせる | `starter`:出発点のまま実行すると**落ちる**ことを確かめる check。`answer`:答えで**通る**ことを確かめる check | | `check` | 道具を回して判定させる | `answer`:判定の根拠になる出力を再生成する check | - 答えは、演習と同じ節の `
` に入れる。 - 演習の前に `` を置く。 ### 5. 章を書く `explainer` の文体に加えて、次を守る。 - 冒頭の引用ブロックに、所要時間・ゴール(その章の目標)・前提(前の章)を書く。 - 末尾で次の章へリンクする(`→ [02 …](02-….md)`)。HTML では前後の章と目次へのナビが付く。 - 前の章の結果を使うときは、章番号で参照する(「1 章の 3 つの check」)。同じ説明を繰り返さない。 - 手で推論した結果(「この状態には着けない」「この順序で起きる」)は、道具の出力に置き換える。推論は外れる。 ### 6. 検証 ``` node /scripts/verify-book.mjs # 検査 node /scripts/verify-book.mjs --write # 依存図と SVG を作り直す ``` 本全体の検査: | 検査 | 落ちる条件 | |---|---| | chapters | 章ファイルがない。`NN-` の番号が book.json の順と違う。1 章が quickstart でない | | objectives | quiz が付いていない目標がある。quiz が他の章の目標を名指ししている | | concepts | 概念を導入より前の章で使っている。`requires` が導入されていない。`introduces` と宣言したのに本文に出てこない | | budget | 本文の推定読了時間(500 字/分 + コード 15 行/分)が `minutes` を超える | | exercises | 印がない。答えが `
` にない。check が checks.json にない。`write` 演習に落ちる starter がない | | map | `figures/book-map.*` が book.json と一致しない。README に図がない | そのあと、README と全章を `verify-doc.mjs --pages` に渡す。出力の引用、図、ページ間リンク、各ページの vlmkit ゲートを検査する。 `book verdict: VERIFIED` になるまで直す。 ## やってはいけないこと - **章を増やして薄める。** 1 章に目標がない、または理解度チェックが目標を問わないなら、その章は要らない。 - **演習の答えを走らせない。** - **前の章の説明を繰り返す。** 章番号で参照する。 - **検証を通すために言い換える。** 概念の検査に落ちたら、定義を前の章に移すか、章の順序を見直す。同義語に置き換えて逃げない。 ## ファイル | パス | 内容 | |---|---| | `references/book-json.md` | book.json の全フィールド | | `scripts/verify-book.mjs` | 本全体の検査 → verify-doc.mjs | | `../explainer/scripts/build-html.mjs` | 複数ページを HTML に(目次・前後の章へのナビつき) |