# はじめに Frost は、自分のサーバーやドライブからクラウドプロバイダーまで、選んだストレージにフォルダをバックアップするツールです。保存の前に、すべてをお使いのコンピュータ上で暗号化します。このページでは、Frost のインストールから最初のバックアップまでを説明します。 ## 必要なもの - 64 ビットの Intel、AMD、ARM プロセッサを搭載した Mac、Linux、Windows のコンピュータ。 - バックアップの保存先。SSH で接続できるサーバー、ドライブ、[Permafrost](#permafrost) のアクセスキー、S3 互換のバケットのいずれかを用意します。比較は[ストレージの選び方](#choosing-storage)にあります。 - 全画面のセットアップ用に、幅 56 列、高さ 18 行以上のターミナルウィンドウ。 Node.js などを事前にインストールする必要はありません。Frost には専用のランタイムが付属しています。 ## 1. Frost をインストールする macOS や Linux では、ターミナルで次のコマンドを実行します。 ```sh curl -fsSL https://getfro.st/install.sh | sh ``` Windows では、PowerShell で次のコマンドを実行します。 ```powershell irm https://getfro.st/install.ps1 | iex ``` インストーラは、何かをインストールする前にリリースの署名を確認します。npm や pnpm でのインストール、手動でのインストール、インストーラのオプションについては、[Frost のインストール](#installing)を参照してください。 ## 2. 設定する ```sh frost init ``` セットアップでは、1 つの画面で 1 つのことだけを尋ねます。 1. **ストレージ。** バックアップの保存先です。Permafrost、S3 互換サービス、自分のサーバー、ドライブのいずれかを選び、質問に答えます。 2. **フォルダ。** バックアップするフォルダです。たとえば `~/Documents` などです。 3. **除外。** バックアップしないファイルやフォルダです。`node_modules` など、よくあるものはあらかじめ入っています。 4. **スケジュール。** Frost が自動でバックアップする頻度です。オフにもできます。 5. **リカバリーフレーズ。** バックアップの鍵を開ける 24 個の単語です。必ず書き留めてください。 6. **確認。** すべてを見直してから `[s]` を押して保存します。 > このコンピュータをなくした場合、バックアップを読む方法はリカバリーフレーズしかありません。バックアップを保管している人も Frost の作者も、代わりに復旧することはできません。 各画面の詳細は[Frost の設定](#setting-up)で説明しています。 ## 3. バックアップする まず、最初のバックアップで何がアップロードされるかを確認します。 ```sh frost backup --dry-run ``` 続いて実行します。 ```sh frost backup ``` 最初のバックアップではすべてをアップロードします。2 回目以降は変更された部分だけをアップロードします。スケジュールをオンにした場合は、これ以降 Frost が自動でバックアップするので、何も実行する必要はありません。 ## 4. 状態を確認する ```sh frost status ``` `status` には、前回のバックアップ、次回のバックアップの予定、最新のチェック結果、最近のスナップショットが表示されます。 ## ファイルを取り戻す スナップショットブラウザを開き、必要なものを探して `[space]` で選択し、`[r]` を押します。 ```sh frost browse ``` コマンドラインから復元することもできます。次のコマンドは、元のファイルの隣に作る新しいフォルダにファイルのコピーを置きます。 ```sh frost restore latest ~/Documents/report.pdf --beside ``` どちらの方法も[ファイルの復元](#restoring)で説明しています。 ## 次のステップ - [Frost のしくみ](#how-it-works)では、スナップショット、暗号化、アップロードされる内容を説明しています。 - [自動バックアップ](#scheduling)では、スケジュールについて説明しています。 - [リカバリーフレーズ](#recovery-phrase)では、キーを安全に保管する方法を説明しています。