
DAGと徴候的読解を組み合わせ、多元的なナラティブを掘り起こす、人文・社会科学研究に特化したAIエージェント・アーキテクチャ。
現前より大切なのは不在なんだから!ってミサカはミサカはあなたの頭をこつんと叩いてみたり。
MISAKAでは、コーディネーターの**Last Order**と一緒に問いを分解して研究計画を練り上げ、各分野の調査を、報告・連絡・相談を得意とする**Sisters**に割り振ります。専門家の調査報告を集約して読み込み、執筆し、審査員の前で答弁を行い、結論が扱いきれない方向を新たな研究へとつなげます。研究ブランチからなるグラフはグラフ理論のアルゴリズムで管理され、最終報告は研究論文としてプロジェクトフォルダに保存されます。すべての引用は出典までたどれます。
| スキルのように専門家を呼び出す | Last OrderはSisterを、スキルを呼び出すのと同じように呼び出します。スキルはHermesと同様に段階的に読み込まれ、システムプロンプトには各スキルの名前と概要だけが載り、SKILL.md本文と参考資料は必要になった時点で読み込まれます。Sisterも同じ段階で公開されます。DESCRIBE.mdはスキルの概要に相当し、Last Orderは普段その説明と冒頭部分だけを参照し、研究を計画する際に紹介文の全体とそのSisterのスキル一覧を読み込みます。SOUL.mdと各スキルの本文はそのSister自身のセッションでのみ読み込まれ、Last Orderのコンテキストを消費しません。 |
| 手段と目的の分業 | 各Sisterは独自の専門分野、スキル、モデル(Claude、GPT、Gemini、ローカルモデル)を持ち、担当分野の検索と精読を行います。Claude CodeやCodexもメンバーとしてタスクを担当できます。検索やツール操作は主に専門家が担うため、Last Orderはコンテキストを提出された資料の精読に集中させられます。手段を思わずして、目的に専心する。 |
| 徴候的読解 | レッドチームは事実と推論を検証するだけでなく、Last Orderの推論過程を読み、結論が明言しないまま論証を支えている箇所を指摘します。続く分岐レビューでは、こうした不在を二種類に分けます。研究ラインが自ら補える見落としはそのノード内で補い、前提によって覆い隠された方向はLast Orderに委ねられます。Last Orderはそれを新しい研究として開くか、開かない理由を記録します。これは、アルチュセールが徴候的読解で区別した二つの不可視性、すなわち見落とされたものと、問題構成が見ることを許さないものに対応します。 |
| 可能性の有向非巡回グラフ | 新しい方向はそれぞれLast Orderのセッションから分岐し、それまでの推論をすべて引き継いで、専用のチームとレッドチームを持つノードになります。グラフは層ごとに展開し、同じ可能性は一度だけ開かれ、複数のラインが提起した問いは一度だけ研究されます。同じ地点に至ったラインは合流点で突き合わせ、統合できるものは統合し、調停できないものは対立点を明確にします。 |
| 問いの解消 | ある問いが概念の混同やイデオロギー的な前提の上に成り立っており、そのままでは成立しないと研究が論証した場合、それ自体を正当な結論として扱います。あなたの問いを変更することになる場合、Last Orderは事前に同意を求めます。 |
| ドクサの外へ | 一度の問答で得られる答えは、多くの場合、モデルが最も頻繁に出力する見解、つまり広く受け入れられながら検証されていないドクサにとどまります。すべての研究計画にはカバレッジ表が付き、空欄はあらかじめ宣言された欠落として扱われます。カバレッジマップは各分野が自らの文献分類に用いる体系をもとに作成されており、その空白は、その分野がこれまで問いとして扱ってこなかった方向を示します。文献スキャンでは、問いが研究史のどこに位置するかを特定できます。 |
| トレーサビリティ | 引用はページと文字位置まで、コンテキストは元の対話までたどれます。仕組みは後述の「人文・社会科学研究のためのコンテキストと資料の管理」を参照してください。 |
| 監査可能な研究プロセス | 計画、タスクカード、結論の各バージョン、批評、出典一覧はすべてMarkdownファイルとしてプロジェクトに保存され、プロジェクト自体がgitリポジトリになります。MISAKAはあなたの指示があり、ファイルを確認したうえでのみコミットするため、批判を受けて論証がどう変化したかが履歴に残ります。 |
| 主導権はあなたに | すべての計画はあなたの同意を得てから実行され、同意は通常の会話で伝えられます。各ブランチはパネル上に専用のタブを持ち、各エージェントはいつでも入れるペインで動作します。研究は中断・再開できます。 |
以上、ミサカネットワークより通信を終わります、ってミサカはミサカは締めくくってみたり。