スーパーロボット大戦64 —— 1999 年に発売された N64 用ゲームのネイティブ再コンパイル版。
マーチウィンド64 は『スーパーロボット大戦64』の非公式ネイティブ再コンパイルプロジェクトです。 Windows・macOS・Linux・Steam Deck・Android・Nintendo Switch でネイティブに動作し、英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語の 全文翻訳とワイド画面に対応し、別配布の HD アートパックも利用できます。 韓国語訳と韓国語タイトルロゴ:[테오(jung5441)](https://github.com/jung5441)、CC BY 4.0。 > **日本版の ROM(Rev 0)をご用意ください。** このリポジトリにもダウンロードにもゲームのデータは含まれていません。 > 詳しくは [ROM について](https://srw64.dreamquest.club/ja/faq/#rom)。 | ネイティブ動作 | 日・英・簡・繁・韓 | HD とワイド | 原作のバグ修正 | | --- | --- | --- | --- | | インストールして ROM を追加すればプレイ可能 | 全文翻訳に対応、ゲーム中に切り替え可能 | オリジナルと HD のグラフィックをいつでも切り替え | 初期設定はオン、項目ごとに切り替え可能 | ## オリジナルと HD の比較 | オリジナル · 4:3 | MARCHWIND 64 · HD ワイド | | --- | --- | |  |  | 左はオリジナル版の 4:3 画面で、顔グラフィックとマップは N64 の解像度です。右は HD パックを導入したマーチウィンド64。 描き直した顔グラフィックとワールドマップを 16:9 で表示しています。ゲーム中いつでもオリジナルと HD のグラフィックを 切り替えられ、セーブデータは共通です。 ## 画面と操作の改良 N64 の原作をもとに、画面の刷新、全文翻訳、操作の改良を加え、バグ修正を項目ごとに選べるようにしました。 以下はすべてゲーム内のスクリーンショットです。 ### 会話の表示と読み返し | | | | --- | --- | |  |  | すべてのセリフを高解像度フォントで組み直しました。セリフは一続きに組み、文字サイズに合わせて改行・改ページするので、 文の途中でページが切れにくくなっています。読んだセリフはいつでも読み返せ、オート再生・早送り・スキップにはそれぞれ 専用の操作があり、画面下に現在のモードと操作が表示されます。 - 直近 256 件のセリフを、話者ごとに色分けして読み返せます - オート再生は 4 段階、文字サイズは 10〜18 - 早送りとスキップは最近のスパロボと同じ感覚で使えます。押している間だけ早送りし、離せば止まります。 スキップは場面をまとめて飛ばし、次の選択や戦闘の手前で止まります。結果は一行ずつ読んだ場合と同じです - 言語の切り替えや日本語原文との読み比べはいつでも。表示中のセリフもすぐに組み直されます - セリフはテキストファイルで保存されており、自分で書き換えられます ### 最近のスパロボ風の画面と操作 | | | | --- | --- | |  |  | 戦闘前の確認画面を最近のスパロボのスタイルで作り直しました。双方のダメージ・命中率・クリティカル率とシールド防御や バリアの効果を並べて表示し、精神コマンド、武器の変更、戦闘アニメの切り替えは下にまとめています。戦術マップにも、 最近の作品でおなじみの便利な操作を加えました。 - 移動先を選ぶとき、移動範囲のいちばん外側のマスへ一気に移れます - L1/R1 で味方、L2/R2 で敵のユニットを順に切り替えて確認できます - 戦闘アニメは途中で終了でき、戦闘結果は通常どおり反映されます - 設定ではオリジナルの画面も選べます ### MOD:音楽・数値・名前・アイコン  .srw64mod ファイルをゲームウィンドウにドロップするとインストールされます。Android では「ファイル」の Marchwind64 フォルダーにある mods/ に置きます。パッケージに入るのはデータだけでプログラムは含まず、セーブにはゲーム本来の内容が残るので、いつでも無効化・削除できます。 - 音楽:49 曲のうち好きな曲を Ogg ファイルで差し替え、キャラクターやユニットごとに戦闘曲も指定可能 - 数値:ユニット・パイロット・武器の能力、地形適応、技能、精神コマンド - 名前と顔グラフィック:主人公・パートナー・部隊の名前、任意のキャラクター・ユニット・武器の名前と顔グラフィック - マップアイコンと戦闘ボイス:画像 1 枚でユニットのマップアイコンを差し替え、戦闘のセリフに合わせてボイスを再生 - [公式サイト](https://srw64.dreamquest.club/ja/mods/)に 5 つの制作ツールがあり、ブラウザーだけで完結。ファイルはアップロードされません ### 最大 4 倍速 | | | | --- | --- | |  |  | 倍速キーで等速・2 倍・3 倍・4 倍速を順に切り替えます。キーボードは Tab、Steam Deck は背面の R4、スマートフォンには倍速ボタンがあり、 「オプション → 一般」でも直接選べます。速くなるのはマップ上のイベント、敵フェイズ、ユニットの移動、戦闘アニメ、ワールドマップで、 自軍のメニュー・カーソル・インターミッションは元の速さのまま、音楽の音程も変わりません。 - 3 倍速と 4 倍速には毎秒 90・120 フレームの描画が必要です。追いつかない端末では描画を間引き、ゲームの処理は毎フレーム行います - カラオケ、タイトルデモ、バトルビューアーは常に等速 ### リンクバトラー連動:GB カートリッジ不要  インターミッションの「リンク」で作品にチェックを入れると、F91・ゴーショーグン・ザンボット3 が元のリンクステージで参戦します。 64GB パックも GB カートリッジも不要です。 - 最初から最後まで動作確認済み - 3 作品は自由に組み合わせ可能 ### ゲーム内の設定  プレイ中に言語、オリジナル/HD のグラフィック、画面比率、フルスクリーン、UI サイズを変更できます。 ルール修正の個別設定や、キーボードとコントローラーの割り当て変更にも対応しています。 - ゲーム中いつでも開け、タイトル画面右下からも開けます - UI サイズは標準・大・特大の 3 段階 ### RetroArch のフィルターとベゼル  RetroArch の slang シェーダープリセット(.slangp)をそのまま使い、CRT の走査線や NTSC の色合いなどを加えられます。 4:3 なら RetroArch のベゼルも重ねられ、透明部分は自動でゲーム画面に合わせます。設定は「オプション → 一般」から。 - crt-lottes、crt-geom、zfast-crt(携帯機向け)、ntsc-adaptive、xbrz-freescale など 9 種のプリセットを同梱 - インストール済みの RetroArch の slang シェーダーを自動で検出。自分のプリセットやベゼルはデータフォルダに置くだけ - オリジナルの 240 ライン(CRT にいちばん近い)、480、960 ライン、またはウィンドウの解像度で処理 - フィルターはゲーム画面と会話だけにかかり、オプション画面・通知・ベゼルはくっきりしたまま - フィルターは Windows・macOS・Linux/Steam Deck・Android に対応。Switch 版はまだ非対応 ベゼルは RetroArch 付属の tv-integer(libretro/common-overlays、CC BY 4.0)、フィルターは crt-lottes(480 ライン)。ゲームにベゼルは同梱していません。 ### 図鑑:ユニット 353 体、キャラクター 293 人  作品ごとに、ユニットの能力値、地形適応、武器とフル改造時の攻撃力、改造上限、パイロットの成長・精神コマンド・ 特殊技能を収録しています。データはすべてゲームから直接読み込んでいます。 - タイトル画面からもゲーム中からも開けます - 同じ[図鑑](https://srw64.dreamquest.club/ja/library/)を公式サイトでも公開しています ### バトルビューアー  攻撃側と防御側のユニット・パイロットを選び、武器、防御行動、ダメージ、背景を設定して、戦闘アニメを最後まで再生できます。 - 全ユニットの武器演出を鑑賞できます - BGM は原作と同じく、攻撃側のテーマを再生します ## HD の戦闘画面 ユニット・カットイン・顔グラフィック・背景に高解像度の素材を使い、演出のタイミングとカメラワークは原作を引き継いでいます。 | | | | --- | --- | |  |  | |  |  | ## 原作のバグ修正と選べるルール 各項目を個別に切り替えられ、変更はすぐに反映されます。セーブ形式は共通です。「すべてオフ」で原作のルールを使用できます。 **原作のバグ修正**(初期設定でオン):原作の数値計算の誤りや計算漏れを修正。 - 超能力:命中・回避に実際のレベルを反映(原作では常に 64 として計算) - 聖戦士:回避に実際のレベルを反映(原作では常に 32 として計算) - 限界:命中・回避に運動性を加えた値を、それぞれ限界で制限 - 底力:HP の段階を修正し、HP 満タンでは補正なし - 底力:命中・回避の補正を半分に(クリティカルはそのまま) - 乗り換え:テーブルに未登録だった 3 つの武器も改造を引き継ぐ - 聖戦士:ハイパーオーラ斬りの威力がレベルで上がる **快適性と難易度**(初期設定でオフ):改造・資金・戦闘の難易度を、必要に応じて調整できます。 - 改造上限突破:全ユニット 15 段階まで改造可能 - 離脱返金:シナリオでユニットが離脱すると改造資金を返却 - パーツ引き継ぎ:乗り換え時に強化パーツも新しい機体へ - ボスの身代わり:回数を半分にするか、無効化 - 周回引き継ぎ:前の周回で達成した隠し要素は、本来加入するステージの後にそのまま加入 **画面とインターフェース**(新旧を選択):画面ごとに新版とオリジナルを選択できます。 - 戦闘前の確認:新版・HD オリジナル・オリジナルから選択 - インターミッション・主人公選択・タイトルメニュー:新版またはオリジナル - アート:HD またはオリジナル、いつでも切り替え - 画面比率:画面全体に表示、または 4:3 を維持 - 武器改造:一括(ユニットの武器をまとめて同じ段階に、費用は同じ)または個別(オリジナル) - 戦闘アニメ・自動セーブ:それぞれオン/オフを設定 ## そのほかの機能 - **ネイティブ動作。** N64 のプログラムをネイティブコードに再コンパイルし、RT64 で描画します。インストール後、 案内に沿って ROM を追加するとプレイできます。 - **全文 5 言語対応。** 日本語原文に加え、ゲーム全文の英語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語訳を収録しています。 韓国語訳は 테오(jung5441)によるもので、CC BY 4.0 で提供されています。キャラクター名・ユニット名・武器名には各言語で 一般的な表記を採用し、繁体字中国語は台湾での表記に合わせています。 - **セーブ枠の追加と自動セーブ。** 原作よりセーブ枠を増やし、要所で自動セーブを行います。カートリッジのセーブデータは、 ares・Project64・RetroArch などで使える形式で書き出せます。 - **引き伸ばさないワイド表示。** 4:3 から 16:9 までの画面比率に対応。オリジナルの表示範囲を中央に置き、左右に背景を 広げることで、比率を保ったまま黒帯のない表示にします。 - **携帯機・スマホ・コントローラー。** Steam Deck を自動認識し、対応するボタン配置と大きめの UI を初期設定にします。 Android では、現在の画面で使うタッチボタンだけを「決定」「早送り」「次の味方」などの機能名付きで表示します。 - **追加の HD アートパック。** HD アートパックは別配布で、パソコンと Android で共通、Switch には専用のものがあります。未導入時はオリジナルの ドット絵で表示され、導入後はゲーム中いつでも切り替えられます。 ## 動作環境 Windows、Steam Deck、Android、Switch 版は試験的です。パソコンのグラフィックスの条件は [RT64](https://github.com/rt64/rt64) で描画するほかのリコンパイル作品と同じで、これより古いハードウェアは未確認です。 ### Windows(試験的) | 項目 | 条件 | | --- | --- | | OS | Windows 10 / 11(64 ビット) | | グラフィックス | Direct3D 12(Shader Model 6.0)または Vulkan 1.2 | | NVIDIA | GeForce GT 630(Kepler)以降 | | AMD | Radeon HD 7750 以降 | | Intel | Intel HD Graphics 510(第 6 世代 Core)以降 | | CPU | x86-64-v2 対応のプロセッサー(第 1 世代 Intel Core i、AMD FX 以降) | | ドライバー | 最新のグラフィックスドライバー | ### macOS | 項目 | 条件 | | --- | --- | | OS | macOS 14 以降 | | プロセッサー | Apple シリコン(M1 以降)。Intel Mac には非対応 | | グラフィックス | Metal | ### Linux | 項目 | 条件 | | --- | --- | | OS | 64 ビット、glibc 2.35 以降(Ubuntu 22.04、Debian 12 など) | | グラフィックス | Vulkan 1.2 | | GPU・CPU | Windows と同じ | | ドライバー | 最新の Mesa または NVIDIA ドライバー | ### Steam Deck(試験的) LCD 版・OLED 版、最新の SteamOS。Linux 版のパッケージを使い、スクリプトで Steam に追加してゲームモードで起動します。 ### Android(試験的) | 項目 | 条件 | | --- | --- | | OS | Android 9 以降 | | プロセッサー | arm64(64 ビット) | | グラフィックス | Vulkan 1.1 | | 推奨 | Snapdragon 865、Dimensity 1080、Exynos 1380、Tensor G2 以降で約 30 FPS | | エントリー向け | Dimensity 6100+、Dimensity 700 など(Mali-G57)は約 10〜14 FPS で動作 | ### Nintendo Switch(試験的) | 項目 | 条件 | | --- | --- | | 本体 | Atmosphère(カスタムファームウェア)が動く Switch(初代モデルで確認) | | システム | Atmosphère と hbmenu、アプリケーションモード(R を押しながら任意のゲームを起動) | | 容量 | SD カードに約 110 MB、Switch 版 HD パックは別に約 1.6 GB | SD カードのルートに展開し、ROM を `rom.z64` という名前で `/switch/Marchwind64/` に置きます。初回起動時に本体で ROM から 読み込み、30 秒ほどかかります。配布は NRO 形式の自作プログラムのみで NSP はありません。パソコン版の HD パックは Switch では使えません。 ゲーム本体は約 165 MB、HD アートパックを入れる場合はさらに約 700 MB 必要です。起動直後に落ちる、止まるときは、まずグラフィックスドライバーを更新してください。プラットフォームごとの手順は公式サイトの[インストールページ](https://srw64.dreamquest.club/ja/install/)をご覧ください。 ## シナリオ・図鑑・攻略 公式サイトには[全シナリオ](https://srw64.dreamquest.club/ja/story/)を話数順に収録し、日本語原文と英語・中国語訳を 一行ずつ読み比べられます。図鑑ではキャラクターやユニットのデータ、攻略では分岐や隠し要素を確認できます。 不具合の報告は [GitHub Issues](https://github.com/dyzz/srw64-recomp/issues) へお願いします。 ## ソースからのビルド リポジトリには ROM、セーブデータ、抽出したゲームデータ、生成したゲームコード、HD アート、ビルド済みのアプリは 含まれていません。お手持ちの日本版 Rev 0 ROM を `rom.z64` としてリポジトリのルートに置いてください (照合用のハッシュは[出典記録](docs/guide/provenance.md)にあります)。 macOS(Apple シリコン)で、Python 3.11 以降と Xcode コマンドラインツールを用意したうえで: ```sh brew install python cmake ninja sdl2 freetype harfbuzz icu4c make # ツールチェーン、生成コード、ホストプログラム scripts/Play\ SRW64\ Native.command --language ja # プレイ ``` - [開発ガイド](docs/guide/native-development.md):ビルド手順、チェック、モジュールの境界 - [Linux と Steam Deck のビルド](docs/guide/linux-build.md) · [リリース手順](docs/guide/release.md) - [デバッグインターフェースと MCP](docs/guide/debug-interface.md):コマンドラインや AI エージェントからゲームを操作 - [技術ドキュメント一覧](docs/README.md)(主に中国語) · [コントリビューション](CONTRIBUTING.md) ## クレジット [N64Recomp](https://github.com/N64Recomp/N64Recomp)、 [N64ModernRuntime](https://github.com/N64Recomp/N64ModernRuntime)、[RT64](https://github.com/rt64/rt64) を基にしています。 そのほかの出典と固定したリビジョンは[出典記録](docs/guide/provenance.md)にあります。UI とセリフには HarmonyOS Sans フォントをライセンスに従い改変せずに同梱し(`content/fonts`)、ボタンアイコンは Yukari “Shinmera” Hafner の PromptFont を SIL Open Font License に従って改変したものです。 韓国語訳と韓国語タイトルロゴは [테오(jung5441)](https://github.com/jung5441) によるもので、[CC BY 4.0](https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/) で提供されています。 韓国語の文字には Droid Sans Fallback(Apache License 2.0)と、Nanum Brush Script・Gmarket Sans のサブセット(SIL Open Font License、SRW64 Brush KO・SRW64 Banner KO に改名)を使用しています。 本プロジェクトは非公式のファン作品です。スーパーロボット大戦および関連するキャラクター・メカ・商標は、それぞれの権利者に帰属します。 ## ライセンス 本プロジェクト独自のソースコードとツールは [GNU General Public License v3.0](LICENSE)(またはそれ以降の任意のバージョン)で 提供します。対象は本プロジェクトが書いた部分だけです。『スーパーロボット大戦64』本体、その ROM、そこから取り出した・ 派生したもの(ゲームコード、テキスト、データ、画像、音楽)、権利者のキャラクター・メカ・商標は対象外です。 `content/fonts` のフォント、HD 画像パック(同梱の NOTICE を参照)、サードパーティのコンポーネントはそれぞれの条件に従います。