Oryxis
Rust だけで作られたモダンな SSH クライアント。高速、暗号化、ネイティブ。
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> このドキュメントは v0.11.0 以降の英語版 README の翻訳です(2026-07-25 同期)。
> 詳細ドキュメント([機能ツアー](docs/FEATURES.md)、[アーキテクチャ](docs/ARCHITECTURE.md))は英語です。
## Oryxis とは?
Oryxis は [Termius](https://termius.com/) のオープンソース代替です。
モダンな UI、認証情報を保存するローカル暗号化ボールトを備えたデスク
トップ SSH クライアントで、クラウドアカウントは一切登場しません。
Electron なし、webview なし、ベンダーサーバーなし。単一のネイティブ
バイナリだけです。
| | Oryxis | Termius | PuTTY | Tabby |
|--|--------|---------|-------|-------|
| UI スタック | ネイティブ Rust(iced + wgpu) | Electron | ネイティブ | Electron |
| ライセンス | AGPL-3.0、オープンソース | プロプライエタリ | MIT | MIT |
| 認証情報の保存 | ローカル暗号化ボールト | ベンダーのクラウドアカウント | なし | ローカル設定ファイル |
| デバイス同期 | P2P・E2E 暗号化、セルフホスト中継も可 | ベンダークラウド(サブスク) | なし | Tabby Web 経由 |
| SFTP GUI | デュアルペイン内蔵 | 有料プラン | CLI のみ | 簡易パネル |
| 価格 | 無料 | 無料枠 + サブスク | 無料 | 無料 |
## インストール
**Windows**
[](https://apps.microsoft.com/detail/9NTKPPSHBTG2)
またはターミナルから:
```powershell
winget install WilsonGlasser.Oryxis
```
**Arch Linux (AUR)**
```bash
yay -S oryxis-bin
```
**直接ダウンロード**:[最新リリース](https://github.com/wilsonglasser/oryxis/releases/latest)から、
Linux(`.tar.gz` / `.deb` / `.AppImage`、x86_64 と ARM64)、
macOS(Apple Silicon `.dmg`)、Windows(システム / ユーザー単位の
インストーラーとポータブル `.zip`、x86_64 と ARM64)を提供しています。
Windows バイナリは Authenticode 署名済みです。
### フォントとエンコーディング
UI 言語を日本語に切り替えると、Noto Sans JP フォントが自動でダウン
ロードされます(オンデマンド方式なのでインストーラーのサイズには
影響しません)。ネットワーク機器などのレガシーな装置に接続する場合
は、ホストごとに Shift_JIS や EUC-JP といったエンコーディングを選択
できます。
## ハイライト
- **ネイティブで高速。** 純 Rust、GPU アクセラレーションの
[iced](https://iced.rs) UI、単一バイナリ。Electron も webview も
ありません。
- **ローカル暗号化ボールト。** Argon2id + ChaCha20-Poly1305 による
フィールド単位の暗号化、任意のマスターパスワード、生体認証
アンロック(Windows Hello / Touch ID / Linux キーリング)、
アイドル時自動ロック、2FA ホスト向け TOTP 自動入力。
- **フルの SSH パイプライン。** 自動認証、多段ジャンプホスト、
SOCKS / HTTP / コマンドプロキシ、エージェント転送、独立した
`-L`/`-R`/`-D` ポートフォワード、`~/.ssh/config` のワンクリック
インポート。
- **SSH だけではなく。** Telnet とシリアルコンソール、ZMODEM 転送、
ローカルシェル、SSH トンネル経由のワンクリック RDP/VNC。
- **本物のターミナル。** alacritty ベースのエミュレーター、分割
ペイン、セッショングループ、ホストごとのテーマ、同梱 Nerd Fonts、
長時間コマンドを知らせるスマートタブ、ホストごとのコマンド履歴。
- **ファイルはどこでも。** ドラッグ&ドロップ、その場編集、サーバー間
コピーに対応したデュアルペイン SFTP。各 SSH タブにはシェルの作業
ディレクトリに追従する Files サイドバーもあります。
- **セッション録画。** 保存時に暗号化。asciinema `.cast`(テーマ
埋め込み)またはプレーンテキストにエクスポート。設計上、出力のみ
を記録します。
- **クラウドアカウント。** AWS、Google Cloud、Azure、Kubernetes の
リソース検出と接続(EC2、SSM、ECS Exec、GKE、AKS、`kubectl`)。
署名付きプラグインとしてオンデマンド配布。
- **仕事場に AI を。** タブごとのアシスタント(API キー持ち込み:
Anthropic、OpenAI、Gemini、互換 API)、多層の自動実行セーフティ、
さらに [MCP サーバー](docs/FEATURES.md#mcp-server)で Claude Code
などの AI クライアントにホストを公開できます。
- **P2P 同期、クラウドなし。** QUIC 上のエンドツーエンド暗号化
(X25519 + XChaCha20-Poly1305)。LAN 内は mDNS、ネットワークを
跨ぐ場合は[セルフホスト](SELF_HOSTING.md)のシグナリング / リレー。
アカウントもベンダーサーバーも不要です。
- **キーボードファースト。** `user@host` クイック接続(Ctrl+K)、
MRU タブ切り替え、最後のトグルまで届くフルキーボードナビゲー
ション、全ホットキーの再割り当て。
- **プライバシーバイデザイン。** テレメトリは一切なし、プライバシー
モードのマスキング、貼り付け内容を確認するペーストガード、完全な
RTL 対応を含む [23 言語](docs/FEATURES.md#themes--internationalization):
English、Português、Español、Français、Deutsch、Italiano、简体中文、
繁體中文、日本語、Русский、فارسی、العربية、עברית、한국어、Polski、
Türkçe、Bahasa Indonesia、Tiếng Việt、Українська、ไทย、हिन्दी、
Čeština、Ελληνικά。
全機能の一覧は英語版の[機能ツアー](docs/FEATURES.md)にあります。
## クイックスタート
1. **初回起動:** マスターパスワードを設定するか、後回しにできます
(生体認証アンロックとあわせて、あとから設定で有効化できます)。
2. **ホスト追加:** `+ HOST` をクリック、または `user@host` を入力
(Ctrl+K)して保存せずに接続。`~/.ssh/config` はワンクリックで
インポートできます。
3. **接続:** ホストカードをクリック。分割ペイン、Files サイドバー、
SFTP、スニペットはキー一つの距離にあります。
4. **オプション:** AI チャット(設定 > AI)、MCP サーバー
(設定 > セキュリティ)、デバイス間 P2P 同期(設定 > 同期)。
質問があれば [FAQ](https://github.com/wilsonglasser/oryxis/discussions/66)
を見るか、[Discussion](https://github.com/wilsonglasser/oryxis/discussions)
を立ててください。
## セキュリティ
すべての機密データはフィールド単位で暗号化して保存され
(Argon2id + ChaCha20-Poly1305)、ホスト鍵は TOFU でピン留め、同期
ペイロードはエンドツーエンド暗号化、プラグインは実行前に Ed25519
署名を検証します。テレメトリは一切ありません。
セキュリティモデルの全体像と脆弱性報告ポリシーは
[SECURITY.md](SECURITY.md) にあります。脆弱性は非公開の経路で報告
してください。
## ロードマップ
Oryxis はおよそ週次で小さくリリースし、機能は準備ができ次第出荷
されます。最新の安定版は **v0.11.0**。履歴は
[CHANGELOG.md](CHANGELOG.md)、インタラクティブなロードマップは
[ロードマップ Discussion](https://github.com/wilsonglasser/oryxis/discussions/67)
にあります。進行中の方向性:ネイティブ FIDO2(USB / NFC でセキュ
リティキーと直接通信)、ターミナル強化(トリガーアクション付きの
キーワードハイライト、ウィンドウ不透明度)、ネイティブ Mosh クラ
イアント、設定インポーター(PuTTY / WinSCP / mRemoteNG / Termius)、
ホスト監視の GPU ゲージとマルチホストダッシュボード、東アジアの
曖昧幅(ambiguous width)オプションとターミナル背景画像。
## コントリビュート
コントリビューション歓迎です。日本語での issue や Discussion も
構いません(メンテナーは翻訳を使って読みます)。コード、コミット
メッセージ、コメントは英語でお願いします。開発環境、品質ゲート、
プロジェクトの規約は [CONTRIBUTING.md](CONTRIBUTING.md) を参照して
ください。
## ライセンス
Copyright (C) 2026 Wilson Glasser。
[AGPL-3.0-or-later](LICENSE) でライセンスされています。誰でも
Oryxis を使用、改変、再配布できますが、改変版をネットワーク越しに
提供する場合は、同じライセンスでソースコードを公開する必要があり
ます。詳細は [NOTICE](NOTICE) を参照してください。
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ターミナルに住む人のために、Rust で作られています。